JP4153869B2 - キャスタの旋回規制構造 - Google Patents

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Description

この発明は、搬送用機器類や各種運搬車などの底部に取り付けて使用されるキャスタの旋回規制構造に関するものである。
従来のキャスタの旋回規制構造では、その操作レバーが搬送用機器類や各種運搬車などの底部に入り込んでしまい、何れの方向に向いているの分からなくなり、操作レバーを操作しようとした場合に、非常に操作し難い場合がある。
そこで、特開2001−55005では、車輪を軸支した車輪用フレームを台座の下方に旋回自在に取り付け、この台座の一端にカム部材を軸止した操作レバーを台座より突出させて装着すると共に、前記カム部材に連動する係止部材を装着したものとし、前記操作レバーの操作に応じて、操作レバー側に引き下がったり、車輪用フレーム側に突出するようにした係止部を前記係止部材に設け、さらに車輪用フレームに前記係止部が係脱する係止溝を形成し、前記操作レバーの操作により、前記係止部を係止溝に係止させることによって、車輪用フレームの車輪の旋回を規制する構成が提案されている。
しかし、この種のキャスタでは、レバー状の係止部材が、前記カム部材の枢動と連動して枢動するので、係止部材の係止部が車輪用フレームの係止溝に対して上から下向き(または下から上向き)に突入して係合させる必要があり、一方、車輪フレームには、コ字状に切欠かれた係止溝を形成する必要があった。
また、車輪フレームは、車輪と共に自在に旋回するので、先端に形成された切欠部分に外的衝撃が加わると損傷や変形する虞れがあり、係止部材を係止することができなくなるという不具合があった。
また、上記構成では、カム部材と係止部材は、いずれもそれぞれが操作レバーの枢軸と係止ピンの2軸によって個別に枢動し、係止部材が最下位置となるため係止部材が障害物にぶつかって損傷する虞れもある。
特開2001−55005
本発明の解決しようとする課題は、係止突部を設けた摺動体をなるべく外部に露出せずに旋回規制位置ないし規制解除位置に変位させて、支持ヨークに設けた貫通孔に前記係止突部を略水平に出没自在として、外的衝撃や、障害物に対しても安全なキャスタの旋回規制構造を提供することにある。
本発明は、上記課題を解決するために、
請求項1の発明では、
取付台盤に車輪を軸支した支持ヨークを旋回可能に取り付けたキャスタの旋回規制構造において、
取付台盤に固定されて支持ヨークに向かって前後に延びると共に少なくとも前方に開口を設けた略筒状のガイドフレームと、
該ガイドフレーム内に嵌合し前後に摺動自在な摺動体と、
該摺動体の前端に形成されて、摺動体の前進により支持ヨークに形成された係合孔に突入して旋回を規制し、摺動体の後退により係合孔から脱抜して規制を解除する係合突部と、
前記摺動体を前記係合突部が係合孔に突入する方向に付勢する付勢手段と、
前記ガイドフレームに軸支された枢軸に固着されると共に、端部が前記摺動体に形成された受面部に接しており、枢軸を支点とした枢動により前記摺動体をガイドフレーム内で前後に進動させる作動片と、
前記作動片を旋回規制姿勢および規制解除姿勢でロックするロック手段と、
前記枢軸または作動片に一体的に取り付けられた操作レバーとを有しており、
該ロック手段が、前記ガイドフレームに設けられて、作動片に形成されたカム面に掛止められる掛止構造からなって、前記ガイドフレームの底板を中途位置で切欠いた衝合端部を有し、
前記作動片が旋回規制姿勢になると、作動片の前面側に形成された段部が前記衝合端部に掛け止められ、付勢手段の付勢力と相俟ってロックされる構成と、
作動片が規制解除姿勢になると、前記受面部と接する作動片の端部が操作レバーの軸心と同一水平線上に配置されてロックされる構成とからなることを特徴とする。
また、請求項2の発明では、
取付台盤に車輪を軸支した支持ヨークを旋回可能に取り付けたキャスタの旋回規制構造において、
取付台盤に固定されて支持ヨークに向かって前後に延びると共に少なくとも前方に開口を設けた略筒状のガイドフレームと、
該ガイドフレーム内に嵌合し前後に摺動自在な摺動体と、
該摺動体の前端に形成されて、摺動体の前進により支持ヨークに形成された係合孔に突入して旋回を規制し、摺動体の後退により係合孔から脱抜して規制を解除する係合突部と、
前記摺動体を前記係合突部が係合孔に突入する方向に付勢する付勢手段と、
前記ガイドフレームに軸支された枢軸に固着されると共に、端部が前記摺動体に形成された受面部に接しており、枢軸を支点とした枢動により前記摺動体をガイドフレーム内で前後に進動させる作動片と、
前記作動片を旋回規制姿勢および規制解除姿勢でロックするロック手段と、
前記枢軸または作動片に一体的に取り付けられた操作レバーとを有しており、
前記ロック手段が、前記ガイドフレームに設けられて、作動片に形成されたカム面に掛止められる掛止構造からなって、操作レバーの枢軸の前方に設けられた固定ピンを有し、
前記作動片が旋回規制姿勢になると、作動片の前面側に形成されたカム面の一方の凹部が前記固定ピンに掛け止められ、付勢手段の付勢力と相俟ってロックされる構成と、
作動片が規制解除姿勢になると、前記カム面の他方の凹部が前記固定ピンに掛け止められると共に、前記受面部と接する作動片の端部が操作レバーの軸心と同一水平線上に配置されてロックされる構成とからなることを特徴とする。
更に、請求項3の発明では、
前記ガイドフレームの上壁面に貫通孔を設けると共に、摺動体の上壁面に、該摺動体の旋回規制位置で上記貫通孔と整合する個所と、該摺動体の規制解除位置で上記貫通孔と整合する個所とにそれぞれ識別可能な表示部を設けて、外から旋回規制か規制解除かを識別しうるようにしたことを特徴とする。
更に、請求項3の発明では、
また、請求項4の発明では、
前記受面部が、摺動体の後壁面に形成されており、該受面部に突部を設け、該突部は、作動片の後端部が上記突部を乗り越えて規制解除姿勢に変位しうる位置に設定されており、作動片の規制解除姿勢のロックが振動により解除されないようにしたことを特徴とする。
更に、請求項5の発明では、
前記受面部と接する作動片の端部が、規制解除姿勢になると、受面部と面接触しうるように形成されていることを特徴とする。

係止突部を設けた摺動体を角運動させず前後に摺動させることで、摺動体の動きを安定して行えるようにし、係止突部は前後に水平移動して、係止孔に出没させることで、係脱を確実に行うことができるようにした安定性、信頼性の高いキャスタの旋回規制構造を提供することにある。
以下に、この発明のキャスタの旋回規制構造の好適な実施例について図面を参照ながら説明する。
図1から図5に示すキャスタの旋回規制構造は、車輪1を軸支した支持ヨーク2を取付台盤3に旋回可能に取り付けた構成からなっている。
支持ヨーク2のキャスタ走行時に後方(図1中、左方向)となる側には、後面がアングル状に折り曲げられて平面略半円形状に形成された係止受部用フレーム20が外嵌し固着されている(図1、図2参照)。
この係止受部用フレーム20の垂下する押圧ガイド面部20aの中央には、係合孔21が貫通形成されている。
取付台盤3には略筒状のガイドフレーム4の基部に設けた取付部4Aが固定されており、該ガイドフレーム4は、支持ヨーク2に向かって延びると共に、前後に開口を設けた略筒状に形成されている。
上記ガイドフレーム4内には、前後に摺動自在な摺動体5が嵌合している。
該摺動体5は、下面が開放された略ボックス状に形成されており、前壁面5aが中途位置で前方へ略水平に折り曲げられて係合突部6が形成されており、後壁面5bが下方に延出して受面部7が形成されている。
そして、前記ガイドフレーム4内で前記摺動体5が前進することにより係合突部6が支持ヨーク2に設けられた係合孔21に突入して支持ヨーク2の旋回を規制し、摺動体5の後退により係合孔21から係合突部5が脱抜して前記支持ヨーク2の規制を解除する。
また、前記ガイドフレーム4には、左右の壁部を貫通して枢軸P1が軸支されており、該枢軸P1にはレバー形状の作動片8が前方に偏心した位置で固着されている。
この作動片8は、図4に示すように後端部8bが前記摺動体5の後方に形成された受面部7に接しており、前方側にはカム面10が形成されている。
図示例の場合に、カム面10は、ガイドフレーム4の底板4bに沿って接するように形成された湾曲縁部11とこれに連なり、上記底壁面4bの後端に形成された掛止端部4cと衝合する段部12とからなっている。
即ち、前記ガイドフレーム4の底板4bは、ガイドフレーム4の前半の中途位置で切欠かれており、その後端が前記掛止端部4cとなっている。
そして、前記枢軸P1と後壁面5bに付勢手段の一例としてのコイルスプリング9が張設されており、摺動体5と共に係合突部6を前進方向となる旋回規制方向に付勢している(図2参照)。
また、操作部材は、図示例の場合に、枢軸P1と一体に形成されてL状に延びる操作レバー15からなっており、該操作レバー15の起伏動作によって作動片8を枢動しうるようになっている。
そこで、操作レバー15を略水平となる旋回規制操作位置に変位すると、図1に示すように、枢軸P1の図中反時計方向の回転で、作動片8はその後端8bが水平姿勢から受面部7に沿って下降して受面部7の下端近くまで傾動し、これに伴い摺動体5がコイルスプリング9の付勢力でガイドフレーム4に沿って図中右側へ前進し、カム面の段部12がガイドフレーム4の掛止端部4cに掛け止められる位置まで進動する(図4(a)参照)。
そして、摺動体5の先端に設けられた係止突部6は摺動体5と一体となって前方へ突出し、係止受部用フレーム20の押圧ガイド面部20aに接触し、係合孔21に整合すると係合孔21内に突入し、コイルスプリング9の付勢力によって制動規制姿勢にロックされる。
次ぎに、付勢力に抗して操作レバー15を斜め上方に略45度回動する規制解除操作位置にすると、図3に示すように、枢軸P1の図中時計方向の回転で、作動片8はその後端8bが斜め下向きの傾斜姿勢から受面部7に沿って上昇して受面部7の中途位置まで傾動し、これに伴い摺動体5がコイルスプリング9の付勢力に抗してガイドフレーム4に沿って図中左側へ後進し、カム面の段部12がガイドフレーム4の掛止端部4cから外れ、湾曲縁部11を介してそれに続く扁平面部11’がガイドフレーム4の底板4b上に面接触する位置まで進動する(図3、図4(b)参照)。
これにより作動片8は、前記受面部7と接する作動片8の後端部8bが、前記操作レバー15の枢軸P1の軸心と同一水平線上Lに配置される。
そして、摺動体5の先端に設けられた係止突部6は摺動体5と一体となって水平に後退し、係合孔21内から抜け出て規制解除姿勢にロックされる。
なお、本実施例では、受面部7に突部7aを設けており、該突部7aは、作動片8が上記突部7aを乗り越えて上方へ進んで規制解除姿勢となる位置に設定されている。
これにより、作動片8が振動しても、前記後端部8bは突部7aによって規制され下に下降しないので、作動片8の規制解除姿勢の解除を防止することができる。
なお、図中30は、摺動体5の側壁に穿設された長孔であって、摺動体5の前後進時に枢軸P1とぶつからないようにするためのものである。
図6から図11に示す実施例2のキャスタの旋回規制構造では、ガイドフレーム4に軸支された操作レバー15の枢軸P1の前方に固定ピンP2を固設している。
また、付勢手段として、摺動体5の前壁面5aと枢軸P1との間にコイルスプリング9が介設されており、摺動体5を前方(旋回規制方向)へ付勢している。
また、作動片8は、後端8b側は幅狭く、枢軸P1に近い前端8a側が幅広い形からなっており、前端8a側にはカム面10が形成されている。
このカム面10は、湾曲面で連続する2連の凹部13、14からなっており、枢軸P1の反時計方向の回動で前記作動片8が旋回規制姿勢になると、作動片8は水平姿勢から後端8bが受面部7に沿って下降する方向に傾動し、前面側に形成されたカム面の一方の凹部13が前記固定ピンP2に掛け止められる(図9(a)参照)。
そして、摺動体5の先端に設けられた係止突部6は摺動体5と一体となって前方へ突出し、係止受部用フレーム20の押圧ガイド面部20aに接触し、係合孔21に整合すると係合孔21内に突入し、コイルスプリング9の付勢力によって制動規制姿勢にロックされる(図6、図7)。
また、枢軸P1の時計方向の回動で作動片8が規制解除姿勢になると、作動片8の後端8bが受面部7に沿って上昇して水平姿勢に戻る方向に傾動し、前記カム面10の他方の凹部14が前記固定ピンP2に掛け止められる(図9(b)参照)。
そして、摺動体5の先端に設けられた係止突部6は摺動体5と一体となって水平に後退し、係合孔21内から抜け出て規制解除姿勢にロックされる(図8、図10参照)。
なお、本実施例でも、受面部7に突部7aが形成されており、振動で規制解除姿勢のロックが解除されるのを防いでいる。
その他の構成は前記実施例に準じるので、同一構成には同一の符号を付してその説明を省略する。
図12から図14に示す実施例3のキャスタの旋回規制構造では、作動片8が実施例2の形状とは異なる場合を示す。
この作動片8は、前方に設けたカム面10が、湾曲面で連続する2連の凹部13’、14’からなっており、旋回規制姿勢、規制解除姿勢のときにそれぞれ固定ピンP2に掛止められる構成である点は、実施例2と同様である。
一方、摺動体5の後壁面5bは、実施例1や2のように下方に長く延出していない。
そのため、作動片8の後端8bは、枢軸P1の図中反時計方向の回動で旋回規制姿勢の時には受面部7から外れ、その上方の窪み位置で枢軸P1からの距離が後端8bより短く形成された第1面部81が受面部7と面接触しており、摺動体5をコイルスプリング9の付勢力で前進させて旋回規制し、該旋回規制姿勢をロックする(図12参照)。
また、規制解除姿勢の時には、後端8bの下方に連接して枢軸P1からの距離が後端8bとほぼ同じく形成された第2面部82が受面部7と面接触しており、摺動体5をコイルスプリング9の付勢力に抗して後進させて規制解除し、該規制解除姿勢を保持している(図14(b)参照)。
その他の構成は、前記実施例1、2に準じるので、同一構成には同一の符号を付してその説明を省略する。
上記実施例では、枢軸P1に一体にアングル状の操作レバー15を形成した(図12、図13参照)が、この発明では、作動片8に直接に操作ペダルなどの操作部材を固着する構成であってもよい。
図15および図16に示す実施例4のキャスタの旋回規制構造では、実施例3と同様の作動片8の構成からなっており、該作動片8の下部に操作ペダル16が一体に固着されている。
この実施例では、実施例3の作動片8に操作部材の一例としての操作ペダル16を設けた例を示したが、その他の実施例1および2の作動片8にも、図示しないが同様に操作レバーに代えて操作ペダルや操作ハンドルなどの操作部材を作動片8に固着する構成を用いてもよい。
また、この発明において、キャスタが旋回規制されているのか、または規制解除されているのかを識別表示を用いて使用者が外(上方)から見うるようにすることが好ましい。
そこで、実施例1の旋回規制構造を例にして、図17に識別表示の構成について説明する。
この旋回規制構造では、ガイドフレーム4の上壁面4aの後方寄りに貫通孔4dが穿設されている。
一方、摺動体5は、前壁面5aと後壁面5bの上端を繋いで塞ぐ上壁面5cを有しており、該上壁面5cに識別部30が設けられている。
即ち、識別部30は、摺動体5の旋回規制位置(図17(a)参照)で上記貫通孔4dと整合する個所に、特定の色彩、例えば赤色など、または「ON」の文字などの識別子が表示されて旋回規制識別部31となっている。
同様に、摺動体5の規制解除位置(図17(b)参照)で上記貫通孔4dと整合する個所に、特定の色彩、例えば緑色など、または「OFF」の文字などの識別子が表示されて規制解除識別部32となっている。
識別子は、その他、図形や記号など適宜用いることができる。
その他の構成は、前記実施例1と同様であるので、その説明を省略する。
これにより、摺動体5の変位に伴い、貫通孔4dから旋回規制識別部31または規制解除識別部32が見える。図17(c)は、貫通孔4dから規制解除識別部32が見えている状態を示す。
この旋回規制識別部31と規制解除識別部32とは、図示例のように分離して配置されるものでもよいし、連続していてもよい。
この実施例では、前記実施例1の旋回規制構造を例に説明したが、その他の実施例であっても、同様に貫通孔と旋回規制識別部31と規制解除識別部32を設けて、使用者が外部から見うるようにすることができるので説明を省略する。
また、操作レバーや操作ペダル、操作ハンドルなどの構成は、上記実施例に限定されるものではなく、更に操作性を高めるための構成を付加するなど適宜変更しうる。
例えば、図18には、並列に並んだキャスタの操作レバー15を一本化した例を示すもので、直線状に延びる軸部15aを延長して双方のキャスタのガイドフレーム4に軸支し、一方だけを略直角に曲成しており、双方のキャスタの旋回規制構造を連動して旋回規制ないし規制解除しうる。
この場合、軸部15aは、図示しない連結具を介して一体に連結してもよい。
図示例では、実施例1の旋回規制構造を示したが、その他の実施例の構造であってもよいこと勿論である。
その他、要するにこの発明の要旨を変更しない範囲で種々設計変更しうること勿論である。
キャスタの旋回規制構造を示す旋回規制位置の側断面図である。(実施例1) 図1の平面図である。(実施例1) 同規制解除位置の要部を示す側断面図である。(実施例1) (a)は作動片の旋回規制姿勢、(b)は規制解除姿勢を示す図である。(実施例1) 図1の背面図である。(実施例1) キャスタの旋回規制構造を示す旋回規制位置の側断面図である。(実施例2) 図6の平面図である。(実施例2) 同規制解除位置の要部を示す側断面図である。(実施例2) (a)は作動片の旋回規制姿勢、(b)は規制解除姿勢を示す図である。(実施例2) 図8の平面図である(実施例2) 図6の背面図である。(実施例2) キャスタの旋回規制構造を示す旋回規制位置の側断面図である。(実施例3) 同規制解除位置の要部を示す側断面図である。(実施例3) (a)は作動片の旋回規制姿勢、(b)は規制解除姿勢を示す図である。(実施例3) 作動片に操作ペダルを固着した規制解除位置の要部を示す側断面図である。(実施例4) 図15の作動片を示す拡大図である。(実施例4) (a)は貫通孔から旋回規制識別部が見える状態の部分断面図、(b)は貫通孔から規制解除識別部が見える状態の部分断面図、(c)は(b)の平面図である。(実施例5) 操作レバーを一対のキャスタの旋回規制構造に共用した異なる実施例を示す部分平面図である。
符号の説明
1 車輪
2 支持ヨーク
3 取付台盤
4 ガイドフレーム
4a 上壁面
4b 底板
4c 掛止端部
4d 貫通孔
5 摺動体
5a 前壁面
5b 後壁面
6 係合突部
7 受面部
7a 突部
8 作動片
8b 後端
9 コイルスプリング
10 カム面
11 湾曲縁部
12 段部
15 操作レバー
15a 軸部
16 操作ペダル
20 係止受部用フレーム
20a 押圧ガイド面部
21 係合孔
30 識別部
31 旋回規制識別部
32 規制解除識別部
P1 枢軸
P2 固定ピン

Claims (5)

  1. 取付台盤に車輪を軸支した支持ヨークを旋回可能に取り付けたキャスタの旋回規制構造において、
    取付台盤に固定されて支持ヨークに向かって前後に延びると共に少なくとも前方に開口を設けた略筒状のガイドフレームと、
    該ガイドフレーム内に嵌合し前後に摺動自在な摺動体と、
    該摺動体の前端に形成されて、摺動体の前進により支持ヨークに形成された係合孔に突入して旋回を規制し、摺動体の後退により係合孔から脱抜して規制を解除する係合突部と、
    前記摺動体を前記係合突部が係合孔に突入する方向に付勢する付勢手段と、
    前記ガイドフレームに軸支された枢軸に固着されると共に、端部が前記摺動体に形成された受面部に接しており、枢軸を支点とした枢動により前記摺動体をガイドフレーム内で前後に進動させる作動片と、
    前記作動片を旋回規制姿勢および規制解除姿勢でロックするロック手段と、
    前記枢軸または作動片に一体的に取り付けられた操作レバーとを有しており、
    前記ロック手段が、前記ガイドフレームに設けられて、作動片に形成されたカム面に掛止められる掛止構造からなって、前記ガイドフレームの底板を中途位置で切欠いた衝合端部を有し、
    前記作動片が旋回規制姿勢になると、作動片の前面側に形成された段部が前記衝合端部に掛け止められ、付勢手段の付勢力と相俟ってロックされる構成と、
    作動片が規制解除姿勢になると、前記受面部と接する作動片の端部が操作レバーの軸心と同一水平線上に配置されてロックされる構成とからなることを特徴とするキャスタの旋回規制構造。
  2. 取付台盤に車輪を軸支した支持ヨークを旋回可能に取り付けたキャスタの旋回規制構造において、
    取付台盤に固定されて支持ヨークに向かって前後に延びると共に少なくとも前方に開口を設けた略筒状のガイドフレームと、
    該ガイドフレーム内に嵌合し前後に摺動自在な摺動体と、
    該摺動体の前端に形成されて、摺動体の前進により支持ヨークに形成された係合孔に突入して旋回を規制し、摺動体の後退により係合孔から脱抜して規制を解除する係合突部と、
    前記摺動体を前記係合突部が係合孔に突入する方向に付勢する付勢手段と、
    前記ガイドフレームに軸支された枢軸に固着されると共に、端部が前記摺動体に形成された受面部に接しており、枢軸を支点とした枢動により前記摺動体をガイドフレーム内で前後に進動させる作動片と、
    前記作動片を旋回規制姿勢および規制解除姿勢でロックするロック手段と、
    前記枢軸または作動片に一体的に取り付けられた操作レバーとを有しており、
    前記ロック手段が、前記ガイドフレームに設けられて、作動片に形成されたカム面に掛止められる掛止構造からなって、操作レバーの枢軸の前方に設けられた固定ピンを有し、
    前記作動片が旋回規制姿勢になると、作動片の前面側に形成されたカム面の一方の凹部が前記固定ピンに掛け止められ、付勢手段の付勢力と相俟ってロックされる構成と、
    作動片が規制解除姿勢になると、前記カム面の他方の凹部が前記固定ピンに掛け止められると共に、前記受面部と接する作動片の端部が操作レバーの軸心と同一水平線上に配置されてロックされる構成とからなることを特徴とするキャスタの旋回規制構造。
  3. ガイドフレームの上壁面に貫通孔を設けると共に、摺動体の上壁面に、該摺動体の旋回規制位置で上記貫通孔と整合する個所と、該摺動体の規制解除位置で上記貫通孔と整合する個所とにそれぞれ識別可能な表示部を設けて、外から旋回規制か規制解除かを識別しうるようにしたことを特徴とする請求項1または2に記載のキャスタの旋回規制構造。
  4. 受面部が、摺動体の後壁面に形成されており、該受面部に突部を設け、該突部は、作動片の後端部が上記突部を乗り越えて規制解除姿勢に変位しうる位置に設定されており、作動片の規制解除姿勢のロックが振動により解除されないようにしたことを特徴とする請求項1または2に記載のキャスタの旋回規制構造。
  5. 受面部と接する作動片の端部が、規制解除姿勢になると、受面部と面接触しうるように形成されていることを特徴とする請求項に記載のキャスタの旋回規制構造。
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