JPH0966703A - 台車の首振り防止装置 - Google Patents

台車の首振り防止装置

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JPH0966703A
JPH0966703A JP7247046A JP24704695A JPH0966703A JP H0966703 A JPH0966703 A JP H0966703A JP 7247046 A JP7247046 A JP 7247046A JP 24704695 A JP24704695 A JP 24704695A JP H0966703 A JPH0966703 A JP H0966703A
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JP
Japan
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swinging
connecting portion
truck
carriage
wheels
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JP7247046A
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English (en)
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Norikuni Miyaoka
伯州 宮岡
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Japan Tobacco Inc
Original Assignee
Japan Tobacco Inc
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Publication date
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Priority to US08/704,075 priority patent/US5842708A/en
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    • B60B33/02Castors in general; Anti-clogging castors with disengageable swivel action, i.e. comprising a swivel locking mechanism
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 方向変換自在な車輪を備えた台車を改良する
ことなく、首振り規制部材により後輪側の方向変換を規
制し、複数の台車を連結して牽引する場合に、所定のコ
ースに沿って台車を追従可能とするために、連結部を備
えた着脱自在な首振り規制部材により後輪側の方向変換
を規制する台車の首振り防止装置を提供する。 【解決手段】 台車2は、方向変換自在な一対の前輪2
5および一対の後輪26を底部に備えており、台車2に
は一対の後輪26にそれぞれ係合して、この後輪26の
方向変換を規制する着脱自在な首振り防止装置1が固定
されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は方向変換自在な前輪
および後輪を底部に有する台車の首振り走行防止装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】方向変換自在な前輪および後輪を底部に
有する台車は、工場内の物品の移動、仕分け作業などで
広く使用されている。このような台車の首振りを規制す
る装置としては、実開昭57−181602号公報に記
載されている装置が知られている。実開昭57−181
602号公報に記載の装置は、車輪支持体に車輪が回転
自在に支持されており、この車輪支持体は台車の底部に
方向変換自在に取り付けられている。台車の底部には挿
入孔を備えた取付板が固定されており、車輪支持体にも
同様な挿入孔が形成されている。そして、台車の首振り
を規制する際には、取付板の挿入孔と車輪支持体の挿入
孔とに着脱自在な棒状体を挿入し、取付板と車輪支持体
との相対的な旋回を規制している。
【0003】一方、複数の車両を相互に連結して牽引可
能な構造とした台車が、例えば、実開平1−17547
2号公報に記載されている。実開平1−175472号
公報に記載の台車は、この台車の底部に固定された車輪
支持体を備えており、車輪支持体には方向変換自在に車
輪が支持されている。具体的には、各台車は連結具によ
り連結されており、先頭の台車には通孔が形成されてい
る。そして、この通孔には牽引車の牽引棒の軸部が挿入
可能であり、牽引車の移動方向に追従して台車を移動可
能としている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、実開
昭57−181602号公報に記載されている台車は、
方向変換を規制するために、車輪支持体の構造と取付板
の構造とを改良していた。しかしながら、車輪の旋回を
規制するために車輪支持体と取付板とに着脱自在な棒状
体を挿入可能な挿入孔を形成するのは、改良すべき台車
がかなりの数におよぶ場合にはかなりの作業負担とな
る。
【0005】また、このような方向変換自在な車輪を備
えた台車は、前進後進に限らず横行斜行など走行方向を
任意に定めることができる自由度がある。したがって、
このような台車を、例えば、無人搬送車のような牽引車
により相互に連結して複数台牽引する場合には、直線方
向に牽引すると、各台車は牽引車に追従して移動する
が、牽引車が曲線区間を移動する場合にはあらかじめ定
められた曲線経路に沿って移動することができない問題
点がある。
【0006】より詳しく説明すると、台車の各車輪は水
平面内において自由に旋回可能であるために、牽引車が
曲線区間に入るとそのまま直線状態を維持しようとし、
牽引車の曲線経路に沿った移動方向から大きく逸脱し、
台車が大きく首振り走行をする傾向がある。また、直線
区間を移動している場合でも、台車に積載された物品が
均一に積載されておらず、一部の車輪にのみ荷重がかか
るような積み方がされていると、同じく台車が首振り走
行をしコースから逸脱するおそれがある。更に、路面に
凹凸がある場合には、この凹凸部に車輪が達すると直進
状態を維持していた車輪が水平面内で旋回し、同様な問
題を生じるおそれがある。
【0007】一方、実開平1−175472号公報に記
載の台車においては、車輪を回転自在に支持する車輪支
持体が台車の底部に固定されているために、車輪は任意
の方向に方向変換することはできない。したがって、直
線区間内を移動する場合には、コースから逸脱するおそ
れは少ないが、曲線区間に達すると前後輪ともに水平面
内での旋回ができないので、各台車を曲線路に沿って牽
引させようとすると、各台車の車輪や牽引棒などに水平
方向の力が加わり、各部材に過大な荷重が加わることに
なる。また、前後輪すべての車輪が直進方向に規制され
ているので、曲線路の半径が小さい区間を通過すること
は極めて困難である。
【0008】本発明はこのような従来技術の課題を解決
するためになされたものであり、第1に、方向変換自在
な車輪を備えた台車を改良することなく、首振り規制部
材により後輪側の方向変換を規制する台車の首振り防止
装置を提供することを目的とする。第2に、複数の台車
を連結して牽引する場合に、所定のコースに沿って台車
を追従可能とするために、連結部を備えた着脱自在な首
振り規制部材により後輪側の方向変換を規制する台車の
首振り防止装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明にかかる台車の首振り防止装置は、方向変換
自在な前輪および後輪を底部に有する台車の首振り防止
装置であって、前記後輪に係合して該後輪の方向変換を
規制する、前記台車に着脱自在に固定される首振り規制
部材を備えたことを特徴とする。したがって、方向変換
自在な車輪を備えた台車に、着脱自在な首振り規制部材
を取り付けるだけで、後輪側の方向変換を規制すること
ができる。また、既存の台車の構造を改良することな
く、牽引に必要な台車にのみ首振り規制部材を取り付け
ることができ、この首振り規制部材は同種類の構造の台
車に着脱自在に固定することができるので、牽引に必要
な台車数分だけ首振り規制部材を準備し、繰り返し使用
が可能である。
【0010】請求項2の発明にあっては、前記後輪を方
向変換自在な一対の側板間で支持するとともに、前記首
振り規制部材が、前記台車に着脱自在に固定される部材
本体と、該部材本体に形成した係合溝とを有し、前記側
板に前記係合溝を係合することにより後輪の方向変換を
規制するようにしたことを特徴とする。したがって、一
対の側板間で後輪を支持し、台車に着脱自在に固定され
る首振り規制部材の部材本体に形成された係合溝によ
り、前記側板を係合するようにしたので、後輪の方向変
換を確実に規制することができる。
【0011】請求項3の発明にあっては、前記首振り規
制部材には第1連結部が設けられており、前記台車の進
行方向側には該台車に着脱自在に固定される、前記第1
連結部と連結可能な第2連結部が設けられており、前記
第1連結部と前記第2連結部との連結により複数の前記
台車を牽引可能としたことを特徴とする。したがって、
首振り規制部材には第1連結部が設けられており、この
第1連結部と連結可能な第2連結部が台車の進行方向側
に着脱自在に固定されているので、第1連結部と第2連
結部とにより複数の台車を連結し牽引することができ、
後輪は首振り規制部材により方向変換が規制され、台車
の首振りによる走行経路からの逸脱を防止することがで
きる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例について図
面を参照して説明する。図1は本発明の実施例に係る台
車の首振り防止装置の外観を示す斜視図である。図2は
台車の外観を示す正面図である。図3は台車の外観を示
す平面図である。図4は台車の一つの車輪の外観を示す
概略斜視図である。図5は首振り規制部材を台車に取り
付けた状態を示す概略断面図である。図6は首振り規制
部材に設けられた第1連結部と連結する第2連結部の外
観を示す概略正面図である。図7は第2連結部を台車に
取り付けた状態を示す概略断面図である。
【0013】図1に示すように、台車の首振り防止装置
1は、首振り規制部材からなりこの首振り規制部材は、
部材本体11と部材本体11に形成された一対の係合溝
12a、12bとを備えている。部材本体11は、両端
が略直角に折り曲げられており、それぞれ側面部13
a、13bを形成している。部材本体11の下方は傾斜
して折り曲げられており、この傾斜した部材本体11部
分は傾斜部14を形成している。そして、この傾斜部1
4の両端には一対の係合溝12a、12bが形成されて
いる。部材本体11の上部には支持板15の一端が溶
接、ボルト、ネジなどの公知の固着手段により固定され
ており、この支持板15の他端は部材本体11の上方よ
りに突出している。
【0014】この支持板15の上端にはスペーサ17の
一方の表面が水平方向に固着されており、このスペーサ
17の他方の表面には一対の固定板16a、16bが固
着されている。より詳しく説明すると、支持板15と固
定板16a、16bとの間には、スペーサ17の厚さだ
け略平行に所定の間隔を空けて隙間が形成されており、
この隙間部分が係合部19a、19bを構成している。
支持板15のスペーサ17が設けられている側の反対の
表面には、ブラケット18が固着されており、このブラ
ケット18の上部は、水平方向に上部プレート18aを
備えている。上部プレート18aには上方へ向けて第1
連結部を構成する連結軸18bが設けられており、この
連結軸18bの下端は上部プレート18aに固着されて
いる。そして、連結軸18bには、弾性部材18cが外
嵌されている。
【0015】図2および図3に示すように、台車2は支
持フレーム21を備えており、この支持フレーム21は
前面フレーム21a、側面フレーム21b、後面フレー
ム21cにより構成されている。各フレームはそれぞれ
ヒンジ結合されており、通常は互いに図3に示すように
略90度の姿勢を保持している。前面フレーム21aの
両端底部には一対の軸受け22が設けられており、後面
フレーム21cの両端底部にも一対の軸受け24が設け
られている。そして、各軸受け22、24には方向変換
自在な一対の前輪25と一対の後輪26が回転自在に設
けられている。
【0016】各車輪は基本的に同様な構成を有してお
り、以下には1つの後輪26を中心に説明する。軸受け
24には、図4に示すように車輪支持部材27の軸27
aが挿通されており、車輪支持部材27は後面フレーム
21cに対して方向変換自在に回転する。車輪支持部材
27は下方へ向けて二股に分かれており、それぞれ一対
の側板28a、28bを備えている。側板28a、28
bの下端にはそれぞれ挿通孔29が形成されており、一
対の側板28a、28bにより挟まれるように配置され
た車輪30の回転軸30aの両端が、この挿通孔29に
回転自在に挿通されている。
【0017】前面フレーム21a、後面フレーム21c
には各フレームの長手方向に沿ってアングル材20が設
けられており、このアングル材20の上方へ突出した係
合部20aが、図5に示すように、部材本体11に設け
られた係合部19bと係合し、部材本体11は着脱自在
に台車2に固定される。そして、部材本体11に形成さ
れた一対の係合溝12a、12bが、一対の後輪26に
それぞれ形成された側板28a、28bと係合し、一対
の後輪26は方向変換が規制され、直進方向への回転の
みが許容される。
【0018】再び図2および図3に示すように、前面フ
レーム21a、側面フレーム21b、後面フレーム21
cの上面には底板21dが載置されている。この底板2
1dは、側面フレーム21bにヒンジ結合されており、
底板21dを上方へ回動させることで側面フレーム21
bへ向けて折りたたみ、次いで、後面フレーム21cを
側面フレーム21bへ向けて折りたたむことで、台車2
全体を上方から見て略L字状に折りたたむことができ
る。具体的には、底板21dを上方に回動させて折りた
たみ、側面フレーム21bの一端にヒンジ結合されてい
る後面フレーム21cを側面フレーム21bへ向けて、
折りたたまれた底板21dを挟むように折りたたむこと
で、台車2をコンパクトな略L字状にして収納すること
ができる。前面フレーム21a、側面フレーム21b、
後面フレーム21cには所定の間隔で垂直方向に支柱が
複数立設されており、この支柱と交差して水平方向に所
定の間隔で複数のフレームが設けられている。したがっ
て、底板21dの3辺は支柱とフレームとにより格子状
に枠組みされて囲まれており、側面フレーム21bと向
き合う側は開口部を形成し、この開口部から物品を底板
21d上に積載することができる。
【0019】図6に示すように、第2連結部3は連結部
材31を備えており、この連結部材31は平行部31
a、31bとこの平行部31a、31bと連続する湾曲
部31cおよび平行部31aと平行部31bとを連結す
る固定軸31dとからなる。そして、湾曲部31cと固
定軸31dにより囲まれて連結孔32が形成されてお
り、この連結孔32に首振り防止装置1の連結軸18
b、弾性部材18cが挿通する。なお、連結孔32の大
きさは、弾性部材18cの外径よりも大きく形成されて
いるので両者は相互に回動自在であり、また、両者の間
に隙間が形成されているので、第2連結部3と第1連結
部との連結により台車2を牽引する場合に、急発進、急
停車の際の衝撃を、弾性部材18cとともに吸収するこ
とができる。また、このような点を考慮して、弾性部材
18cはゴムにより構成することが好ましい。
【0020】連結部材31の端部33a、33bは、支
持板39に固着されており、連結部材31は支持板39
から突出するように設けられている。連結部材31の平
行部31a、31bは、それぞれ水平方向にブラケット
34a、34bにより支持板39に連結されており、垂
直方向においてもそれぞれブラケット35a、35bに
より支持板39に連結されている。支持板39の連結部
材31が設けられている側と反対側の面の両端には、ス
ペーサ36を介して一対の固定板37a、37bが固着
されている。したがって、図7に示すように、支持板3
9と固定板37a、37bとの間には、スペーサ36の
厚さだけ略平行に所定の間隔を空けて隙間が形成され、
この隙間部分により係合部38a、38bが形成され
る。
【0021】前面フレーム21aには、長手方向に沿っ
てアングル材20が設けられており、このアングル材2
0の上方へ突出した係合部20aが、支持板39と固定
板37a、37bとの間に形成された係合部38a、3
8bと係合し、第2連結部3を台車2の前面フレーム2
1aに着脱自在に固定することができる。
【0022】次に、上述した本発明の実施例に係る台車
の首振り防止装置の使用方法、作用を説明する。図8に
示すように、先ず、各台車2の前面フレーム21aに、
係合部20aと係合部38a、38bとを係合させて、
第2連結部3を装着する。また、後面フレーム21cに
も同様に、係合部20aと係合部19a、19bとを係
合させて、首振り防止装置1を装着する。この際に、首
振り防止装置1に設けられた第1連結部を構成する連結
軸18bを、第2連結部3の連結孔32に挿通し、各台
車2を相互に連結する。
【0023】そして、先頭の台車2の第2連結部3を、
例えば、無人搬送車4などの牽引車に設けられた連結軸
41aに連結する。この連結軸41aは、首振り防止装
置1の連結軸18bと同一の構造であり、連結軸41a
には連結軸18b同様弾性部材41bが外嵌されてい
る。なお、連結軸41a、弾性部材41bは、首振り防
止装置1同様上部プレート42aを備えたブラケット4
2bにより、無人搬送車4の後面に設けられている。
【0024】そして、図9に示すような、多数の直線経
路A、曲線経路B、合流点Cおよび分岐点Gにより構成
されたコース上を走行する。先ず、空の台車2が多数置
かれている、台車置場Dにおいて無人搬送車4に台車2
が連結される。無人搬送車4は、前部に設けられた、例
えば、磁気センサーにより、路面上にあらかじめ貼られ
た、例えば、磁気誘導テープにしたがって走行を開始す
る。そして、直線経路A、曲線経路Bなどを図に示した
矢印方向に進みながら、作業員により各ラック5から物
品が台車2上に積み込まれる。
【0025】台車2の一対の後輪26の側板28a、2
8bは首振り防止装置1の係合溝12a、12bにより
係合され、一対の後輪26の方向変換が規制された状態
となっている。一方、一対の前輪25はそれぞれ方向変
換自在であるので、無人搬送車4が曲線経路Bに進入し
ても、前輪25は直進状態を維持しようとする。しかし
ながら、無人搬送車4の連結軸41aを介して、先頭台
車2の連結部材31が無人搬送車4の走行方向に引き寄
せられるので、一対の前輪25は無人搬送車4に追従す
る方向に変換される。ここで、一対の後輪26は前進方
向に規制されているので、前輪25に追従し、無人搬送
車4の走行方向に追従して台車2を走行させることがで
きる。
【0026】物品が積載された台車2を牽引する無人搬
送車4は、路面上の磁気テープに記録された停止信号を
感知して、切離しステーションEで停車する。そして、
台車2は、切離しステーションEにおいて無人搬送車4
から切り離され、台車2から首振り防止装置1と第2連
結部3が外された後に、台車2のみがトラックなどに搬
入され納入先に送り届けられる。納入先では、通常の方
向変換可能な台車として利用される。取り外された首振
り防止装置1と第2連結部3は、無人搬送車4に搭載
し、台車置場Dまで搬送される。そして、台車置場Dに
おいて再び空の台車2に装着されて、上述したように再
使用がされる。なお、1日の作業終了後、台車2を切り
離した無人搬送車4は、単独で走行を開始し、分岐点G
から充電ステーションFへ導かれる。そして、所定の時
間内に充電作業が行われ、順次充電ステーションFから
合流点Cへ向けて送りだされる。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の台車の
首振り防止装置によれば、方向変換自在な車輪を備えた
台車を改良することなく、首振り規制部材により後輪側
の方向変換を簡単に規制することができる。また、既存
の台車の構造を改良することなく、牽引に必要な台車に
のみ首振り規制部材を取り付けることができ、この首振
り規制部材は同種類の構造の台車に着脱自在に固定する
ことができるので、牽引に必要な台車数分だけ首振り規
制部材を準備し、繰り返し使用が可能である。請求項2
の発明では、一対の側板間で後輪を支持し、台車に着脱
自在に固定される首振り規制部材の部材本体に形成され
た係合溝により、前記側板を係合するようにしたので、
後輪の方向変換を確実に規制することができる。請求項
3の発明では、首振り規制部材には第1連結部が設けら
れており、この第1連結部と連結可能な第2連結部が台
車の進行方向側に着脱自在に固定されているので、第1
連結部と第2連結部とにより複数の台車を連結し牽引す
ることができ、後輪は首振り規制部材により方向変換が
規制され、台車の首振りによる走行経路からの逸脱を防
止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る台車の首振り防止装置の
外観を示す斜視図である。
【図2】台車の外観を示す正面図である。
【図3】台車の外観を示す平面図である。
【図4】台車の一つの車輪の外観を示す概略斜視図であ
る。
【図5】首振り規制部材を台車に取り付けた状態を示す
概略断面図である。
【図6】首振り規制部材に設けられた第1連結部と連結
する第2連結部の外観を示す概略正面図である。
【図7】第2連結部を台車に取り付けた状態を示す概略
断面図である。
【図8】複数の台車を無人搬送車に連結した状態を示す
正面図である。
【図9】複数の台車を連結した無人搬送車の走行経路を
示す平面図である。
【符号の説明】
1 首振り防止装置 11 部材本体 12a、12b 係合溝 18b 連結軸(第1連結部) 2 台車 25 前輪 26 後輪 28a、28b 側板 3 第2連結部 4 無人搬送車 A 直線経路 B 曲線経路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 方向変換自在な前輪および後輪を底部に
    有する台車の首振り防止装置であって、前記後輪に係合
    して該後輪の方向変換を規制する、前記台車に着脱自在
    に固定される首振り規制部材を備えたことを特徴とする
    台車の首振り防止装置。
  2. 【請求項2】 前記後輪を方向変換自在な一対の側板間
    で支持するとともに、前記首振り規制部材が、前記台車
    に着脱自在に固定される部材本体と、該部材本体に形成
    した係合溝とを有し、前記側板に前記係合溝を係合する
    ことにより後輪の方向変換を規制するようにしたことを
    特徴とする請求項1記載の台車の首振り防止装置。
  3. 【請求項3】 前記首振り規制部材には第1連結部が設
    けられており、前記台車の進行方向側には該台車に着脱
    自在に固定される、前記第1連結部と連結可能な第2連
    結部が設けられており、前記第1連結部と前記第2連結
    部との連結により複数の前記台車を牽引可能としたこと
    を特徴とする請求項1または2記載の台車の首振り防止
    装置。
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