JP6146287B2 - シート用ワイヤハーネスの配索構造 - Google Patents
シート用ワイヤハーネスの配索構造 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6146287B2 JP6146287B2 JP2013252702A JP2013252702A JP6146287B2 JP 6146287 B2 JP6146287 B2 JP 6146287B2 JP 2013252702 A JP2013252702 A JP 2013252702A JP 2013252702 A JP2013252702 A JP 2013252702A JP 6146287 B2 JP6146287 B2 JP 6146287B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- slider
- wire
- seat
- slide groove
- wire harness
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Seats For Vehicles (AREA)
Description
前記シートの底面下方の車両床材に固定される電線余長吸収ケースを備え、
前記電線余長吸収ケースは浅底の本体と該本体に前記ワイヤハーネスを貫通して閉鎖する蓋とからなり、該電線余長吸収ケースの外壁に円弧状スライド溝と前後方向の直線状スライド溝を設け、
前記円弧状スライド溝に筒形状の第1スライダを摺動自在に取り付けると共に該第1スライダの外部突出部を前記シートに固定し、該電線余長吸収ケース内に移動自在に挿通させる前記ワイヤハーネスを前記第1スライダを通して前記シート側へ引き出し、該シート内のワイヤハーネスと接続または連続させ、
前記直線状スライド溝に筒形状の第2スライダを摺動自在に取り付け、前記第1スライダを通して該電線余長吸収ケース内を挿通している前記ワイヤハーネスを前記第2スライダを通してフロア側に引き出していることを特徴とするシート用ワイヤハーネスの配索構造を提供している。
前記電線余長吸収ケースの好ましい形状は、U形状の一方側辺に三角形の直線辺を連続させて組み合わせた形状とし、前記蓋の他方側辺の短辺壁に沿った部分に90度〜180度円弧の前記円弧状スライド溝を設ける一方、前記本体の長辺壁の突出端から他端円弧部まで延在する前記前後方向の直線状スライド溝を設けている形状である。
なお、前記円弧状スライド溝で回転吸収および直線状スライド溝で前後スライド吸収を行う電線余長吸収ケースの具体的な形状は限定されない。
前記直線状スライド溝に摺動させる前記第2スライダは、前記電線余長吸収ケース内に配置する上部横部材に対して、上記直線状スライド溝を通して外部に突出する下部縦部材をL形状に連続していることが好ましい。
該構成とすることで、シート回転時に連動する第1スライダが円弧状スライド溝に沿って回転し、該第1スライダを貫通したワイヤハーネスをシートの回転に追従させることができる。また、シートの前後移動に連動して第2スライダが直線状スライド溝を前後移動し、シートの前後移動にワイヤハーネスを追従させることができる。
かつ、1つの電線余長吸収ケースをスライド吸収用の前後方向の直線状スライド溝と回転吸収用の円弧状ガイド溝を設けるだけでよいため、ワイヤハーネスの配索装置の簡素化、小型化および低コスト化を図ることができる。
図1に示すように、シート1は自動車のフロア上に前後方向Xにスライド自在で、矢印Y方向に回転自在に搭載されている。該スライドおよび回転を行うための機構は限定されず、例えば、シート1の底面から突出した支軸を回転基台上に回転自在に取り付け、該回転基台の左右下面から車輪の支持軸を突出し、車輪を左右に敷設するシートレール2にスライド自在に嵌合している。
なお、フロアハーネス6の枝線と前記ワイヤハーネスを分離してコネクタ接続してもよい。この場合、ワイヤハーネス5はシートハーネス3とフロアハーネス6との間に介在させる中継ハーネスとなる。
該電線余長吸収ケース10は樹脂成形品で図3に示す形状の浅底の本体8と、該本体8にワイヤハーネス5を図6に示す外装材40で外装した状態した挿通した後に閉鎖する蓋9とからなる。
また、図3(A)(B)に示すように、本体8の長辺壁10dに沿って、突出側から円弧壁10eとの略境界まで延在する前後方向の直線状スライド溝14を設けている。
該第1スライダ16はシート取付板16dでシート1に固定しているため、シート1の回転に第1スライダ16は連動して回転し、第1スライダ16は円弧状スライド溝12に沿って摺動することになる。シート1内のシートハーネス3とコネクタ接続するワイヤハーネス5は、第1スライダ16内を貫通させて横部材16bの先端の開口16gから電線余長吸収ケース10内に挿通させ、U字形状部10a内を迂回させて他辺側の直線状スライド溝14側へ延在させている。
該第2スライダ18の下部縦部材18bの外周に凹部18cを設け、該凹部18cを直線状スライド溝14の両側縁に摺動自在に嵌合して取り付け、下端部を本体8の底面からフロア側の外方に突出させている。この外方に突出した下端の開口18hからワイヤハーネス5をフロア側へ引き出し、該ワイヤハーネス5を前記のようにフロアハーネス6の幹線6aに連続させている。
該外装材40は本出願人の先願に係わる特願2012−278727号公報に記載のキャタピラ型の組立式のプロテクタからなる。該外装材40は図6(B)に示すように、帯状の平板に長さ方向に延在すると共に幅方向に間隔をあけて設けた4本の折曲ライン40aを折り曲げている。この状態で、幅方向の一端側に突設した係止片40dを他端側に設けた係止穴40nに挿入係止して4角筒型に組み立てている。この組み立てた状態で、長さ方向に間隔をあけて幅方向に設けている切り込み40bにより筒型の外周側を分離し、内周側を連続させ、外周側は屈曲するが内周側は屈曲しない状態で連続している。
ワイヤハーネス5を前記外装材40で外装した状態で電線余長吸収ケース10に移動自在に収容すると、該外装材40の対向する上下面が本体8と蓋9の内面に接触させて移動するようにし、安定姿勢でワイヤハーネス5を保持すると共にガタツキなく移動できるようにしている。
まず、ワイヤハーネス組立工場で、フロアハーネス6の幹線から分岐する枝線からなるワイヤハーネス5に外装材40、第1スライダ16、第2スライダ18を取り付ける。該ワイヤハーネスを電線余長吸収ケース10内に挿通すると共に、第1スライダ16を円弧状スライド溝12に取り付け、第2スライダ18を直線状スライド溝14に取り付けておく。
その後、第1スライダ16の上端のシート取付板16dをシート1の下面にボルト・ナットで締結固定し、第1スライダ16および該第1スライダ16を貫通させるワイヤハーネス5をシート1の回転および前後移動に追従させるようにする。
シート1が回転動作する時は、シート1に固定している第1スライダ16は連動し、フロア側に固定している電線余長吸収ケース10の円弧状スライド溝12に沿って回転する。その際、シート1の回転が90度であれば第1スライダ16も90度回転し、シート1の回転が180度であれば第1スライダ16も180度回転する。
また、前記ワイヤハーネスに外装材40で外装せずに、ワイヤハーネス5をコルゲートチューブで外装し、あるいはテープ巻きして電線余長吸収ケース内に挿通してもよい。
2 シートレール
3 シートハーネス
5 ワイヤハーネス
6 フロアハーネス
10 電線余長吸収ケース
12 円弧状スライド溝
14 直線状スライド溝
16 第1スライダ
18 第2スライダ
40 外装材
Claims (3)
- 前後移動および回転自在とされるシートに装着する電装品に給電するワイヤハーネスの配索装置であって、
前記シートの底面下方の車両床材に固定される電線余長吸収ケースを備え、
前記電線余長吸収ケースは浅底の本体と該本体に前記ワイヤハーネスを貫通して閉鎖する蓋とからなり、該電線余長吸収ケースの外壁に円弧状スライド溝と前後方向の直線状スライド溝を設け、
前記円弧状スライド溝に筒形状の第1スライダを摺動自在に取り付けると共に該第1スライダの外部突出部を前記シートに固定し、該電線余長吸収ケース内に移動自在に挿通させる前記ワイヤハーネスを前記第1スライダを通して前記シート側へ引き出し、該シート内のワイヤハーネスと接続または連続させ、
前記直線状スライド溝に筒形状の第2スライダを摺動自在に取り付け、前記第1スライダを通して該電線余長吸収ケース内を挿通している前記ワイヤハーネスを前記第2スライダを通してフロア側に引き出していることを特徴とするシート用ワイヤハーネスの配索構造。 - 前記電線余長吸収ケースは、略U字状で、一側壁を短辺壁とすると共に他側壁を長辺壁とした形状で、該形状の前記本体に前記蓋を備え、
前記蓋と本体のいずれか一方の前記短辺壁に前記円弧状スライド溝を設け、前記蓋と本体のいずれか他方の前記長辺壁に沿って前後方向の直線状スライド溝を設けている請求項1に記載のシート用ワイヤハーネスの配索構造。 - 前記円弧状スライド溝に摺動させる前記第1スライダは、前記シートに固定する上部縦部材に対して前記電線余長吸収ケース内に配置する下部横部材を回転自在に連結した形状とする一方、
前記直線状スライド溝に摺動させる前記第2スライダは、前記電線余長吸収ケース内に配置する上部横部材に対して、前記直線状スライド溝を通して外部に突出する下部縦部材をL形状に連続している請求項1または請求項2に記載のシート用ワイヤハーネスの配索構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013252702A JP6146287B2 (ja) | 2013-12-06 | 2013-12-06 | シート用ワイヤハーネスの配索構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013252702A JP6146287B2 (ja) | 2013-12-06 | 2013-12-06 | シート用ワイヤハーネスの配索構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015110352A JP2015110352A (ja) | 2015-06-18 |
JP6146287B2 true JP6146287B2 (ja) | 2017-06-14 |
Family
ID=53525636
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013252702A Expired - Fee Related JP6146287B2 (ja) | 2013-12-06 | 2013-12-06 | シート用ワイヤハーネスの配索構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6146287B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6780624B2 (ja) * | 2017-10-26 | 2020-11-04 | 株式会社オートネットワーク技術研究所 | 給電装置 |
JP6939696B2 (ja) * | 2018-05-16 | 2021-09-22 | 株式会社オートネットワーク技術研究所 | ワイヤハーネス配索装置 |
JP7259602B2 (ja) * | 2019-07-08 | 2023-04-18 | 株式会社オートネットワーク技術研究所 | ワイヤーハーネス配索装置 |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002114065A (ja) * | 2000-08-03 | 2002-04-16 | Araco Corp | 車両シートの回動装置 |
JP3908992B2 (ja) * | 2002-07-25 | 2007-04-25 | 矢崎総業株式会社 | 給電装置とそれを用いたハーネス配索構造 |
JP2006042566A (ja) * | 2004-07-30 | 2006-02-09 | Yazaki Corp | 給電装置 |
JP5755858B2 (ja) * | 2010-09-02 | 2015-07-29 | 矢崎総業株式会社 | ワイヤハーネス配索構造 |
-
2013
- 2013-12-06 JP JP2013252702A patent/JP6146287B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2015110352A (ja) | 2015-06-18 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6160469B2 (ja) | スライドシート用ワイヤハーネスの配索装置 | |
JP6032125B2 (ja) | スライドシート用のワイヤハーネス配索装置 | |
JP6146287B2 (ja) | シート用ワイヤハーネスの配索構造 | |
JP6052148B2 (ja) | シート用ワイヤハーネスの配索装置 | |
JP5979052B2 (ja) | スライドシート用のワイヤハーネス配索装置 | |
JP5853811B2 (ja) | スライドシート用のワイヤハーネス配索装置 | |
JP2016208799A (ja) | ワイヤハーネスの配索装置 | |
JP6056732B2 (ja) | スライドシート用ワイヤハーネスの配索装置 | |
JP5929845B2 (ja) | スライドシート用のワイヤハーネス配索装置 | |
JP5958419B2 (ja) | 余長収容ケースへのワイヤハーネスの保護材の固定構造 | |
JP5915287B2 (ja) | スライドシート用のワイヤハーネス配索構造 | |
JP5954244B2 (ja) | スライダ | |
JP5929841B2 (ja) | スライドシート用のワイヤハーネス配索装置 | |
JP2014121930A (ja) | スライドシート用のワイヤハーネス配索装置 | |
JP5939181B2 (ja) | スライドシート用のワイヤハーネス配索装置 | |
JP6015558B2 (ja) | スライドシート用のワイヤハーネス配索構造 | |
JP6052003B2 (ja) | スライドシート用のワイヤハーネス配索装置 | |
JP5979053B2 (ja) | スライドシート用のワイヤハーネス配索装置 | |
JP6015506B2 (ja) | スライドシート用のワイヤハーネス配索装置 | |
JP5939182B2 (ja) | スライドシート用のワイヤハーネス配索構造 | |
JP6225936B2 (ja) | スライドシート用のワイヤハーネス配索装置 | |
JP6015512B2 (ja) | スライドシート用のワイヤハーネス配索装置 | |
JP6052064B2 (ja) | スライドシート用のワイヤハーネス配索構造 | |
JP2016172515A (ja) | ワイヤハーネスの配索装置 | |
JP2007230495A (ja) | 給電装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20160127 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20161021 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20161101 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20161226 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20170418 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20170501 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6146287 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |