JP2015110352A - シート用ワイヤハーネスの配索構造 - Google Patents

シート用ワイヤハーネスの配索構造 Download PDF

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Abstract

【課題】車両に搭載され、前後移動および回転自在なシートに配線するワイヤハーネスの配索装置を提供する。【解決手段】シートの底面下方に固定される電線余長吸収ケースを備え、該電線余長吸収ケースの外壁に、円弧状スライド溝と前後方向の直線状スライド溝を設け、前記円弧状スライド溝に摺動自在に筒形状の第1スライダを取り付け、該第1スライダの外部突出部を前記シートに固定すると共に、該第1スライダに前記シートに固定するワイヤハーネスを貫通して前記電線余長吸収ケース内にワイヤハーネスを挿入し、前記直線状スライド溝に摺動自在に筒形状の第2スライダを取り付け、前記第1スライダを通して該電線余長吸収ケース内を迂回して挿通する前記ワイヤハーネスを前記第2スライダを通してフロア側に引き出している。【選択図】図3

Description

本発明はシート用ワイヤハーネスの配索構造に関し、特に、自動車等の車両に搭載され、前後方向にスライドすると共に回転するシートに装着する電装品に給電するためのワイヤハーネスの配索構造に関するものである。
車両に搭載されるシートは前後方向にスライド可能とされおり、さらに、特殊車両ではシートを回転可能とし、昇降時に出口側に回転させて乗員の昇降を容易する場合、大型車やキャンピング車では並列状態から向かい合わせの状態に移動可能する場合がある。例えば、特開2002−114065号公報で提供されている車両シートの回動装置では、図10(A)(B)に示すように、フロアに固定されるガイドレール101にスライドベース102が前後方向にスライド自在に取り付けられ、該スイドベース102上に回転盤103が回転自在に搭載され、該回転盤103上にシート100が支持されている。
前記スライドと回転との両方ができる車両用シートに電装品を装着する場合、該電装品に給電するワイヤハーネスをフロアハーネスと接続して配索する必要があるが、スライドと回転の両方の動作に追従させる必要があるため、該ワイヤハーネスの配索装置は複雑となる。
特開2002−114065号公報
前記のように、自動車等の車両に搭載するシートを前後方向の移動と回転との両方ができる構成とすると、該シートに装着する電装品に接続するワイヤハーネスは前後移動に追従させる機構と回転方向に追従させる機構の両方が必要となる。具体的には、該ワイヤハーネスの長さを前後移動に追従できる余長およびスライド余長吸収機構が必要になると共に、回転方向に追従できる余長および回転余長吸収機能が必要となる。このように、ワイヤハーネスの前後方向の余長吸収と回転方向の余長吸収の両立させる必要があるため、ワイヤハーネスの配索装置は複雑となる。
前記のように、ワイヤハーネスの配索装置は複雑となるため、従来は前後移動と回転の両方ができるシートには電装品を装備されておれず、ワイヤハーネスが配索されていない。しかしながら、この種の前後移動と回転の両方ができるシートにおいても、電動リクライニング機構等を含む電装品を装着することが要望されている
本発明は前記要望を満たすために、前後移動と回転の両方ができる車両用のシートにおいて、該シートに電装品を装着し、該電装品に接続する給電用のワイヤハーネスの配索装置を提供することを課題としている。
前記課題を解決するため、本発明は、前後移動および回転自在とされるシートに装着する電装品に給電するワイヤハーネスの配索装置であって、
前記シートの底面下方の車両床材に固定される電線余長吸収ケースを備え、
前記電線余長吸収ケースの外壁に円弧状スライド溝と前後方向の直線状スライド溝を設け、
前記円弧状スライド溝に筒形状の第1スライダを摺動自在に取り付けると共に該第1スライダの外部突出部を前記シートに固定し、該電線余長吸収ケース内に移動自在に挿通させる前記ワイヤハーネスを前記第1スライダを通して前記シート側へ引き出し、該シート内のワイヤハーネスと接続または連続させ、
前記直線状スライド溝に筒形状の第2スライダを摺動自在に取り付け、前記第1スライダを通して該電線余長吸収ケース内を挿通している前記ワイヤハーネスを前記第2スライダを通してフロア側に引き出していることを特徴とするシート用ワイヤハーネスの配索構造を提供している。
前記電線余長吸収ケースは、略U字状で、一側壁を短辺壁とすると共に他側壁を長辺壁とした形状で、該形状の浅底の本体に前記ワイヤハーネスを貫通して閉鎖する蓋を備え、 前記蓋と本体のいずれか一方の前記短辺壁の突出側に前記円弧状スライド溝を設け、前記蓋と本体のいずれか他方の前記長辺壁に沿って前後方向の直線状スライド溝を設けていることが好ましい。
前記電線余長吸収ケースの好ましい形状は、U形状の一方側辺に三角形の直線辺を連続させて組み合わせた形状とし、前記蓋の他方側辺の短辺壁に沿った部分に90度〜180度円弧の前記円弧状スライド溝を設ける一方、前記本体の長辺壁の突出端から他端円弧部まで延在する前記前後方向の直線状スライド溝を設けている形状である。
なお、前記円弧状スライド溝で回転吸収および直線状スライド溝で前後スライド吸収を行う電線余長吸収ケースの具体的な形状は限定されない。
前記円弧状スライド溝に摺動させる前記第1スライダは、前記シートに固定する上部縦部材に対して前記電線余長吸収ケース内に配置する下部横部材を回転自在に連結した形状とする一方、
前記直線状スライド溝に摺動させる前記第2スライダは、前記電線余長吸収ケース内に配置する上部横部材に対して、上記直線状スライド溝を通して外部に突出する下部縦部材をL形状に連続していることが好ましい。
前記のように、シート内のシートハーネスと接続または連続させるワイヤハーネスを前記円弧状スライド溝を摺動する第1スライダを通して電線余長吸収ケース内に挿入し、該電線余長吸収ケース内でのワイヤハーネスの迂回量を変えて、直線状スライド溝を摺動する第2スライダを通してフロア側に引き出している。
該構成とすることで、シート回転時に連動する第1スライダが円弧状スライド溝に沿って回転し、該第1スライダを貫通したワイヤハーネスをシートの回転に追従させることができる。また、シートの前後移動に連動して第2スライダが直線状スライド溝を前後移動し、シートの前後移動にワイヤハーネスを追従させることができる。
前記第1スライダ、電線余長吸収ケース、第2スライダを貫通させる前記ワイヤハーネスは、シート内に配索するシートハーネスとフロアに配索するフロアハーネスとに両端をコネクタ接続する中継ハーネスとしてもよい。あるいは、フロアハーネスの幹線から分岐する枝線を前記第2スライダ、電線余長吸収ケース、第1スライダを貫通させてシート側へ引き出し、先端のコネクタをシートハーネスとコネクタ接続してもよい。さらに、シートハーネスを延在させて前記第1スライダ、電線余長吸収ケース、第2スライダを貫通させてフロア側へ引き出し、フロアハーネスの枝線とコネクタ接続してもよい。
シートの前後スライド機構および回転機構は特定されず、例えば、シートレールに回転自在に嵌合する左右車輪の支軸を支持板の下面から突出し、該支持板の上面にシートを回転自在に搭載している。あるいは、シートレールの一部を分離すると共に該分離部を回転板上に設置し、該回転板を所定位置に戻すとシートレールが連続し、該回転板上にシートを固定している。
前記第1、第2スライダの間で前記電線余長吸収ケース内で挿通しているワイヤハーネスはキャタピラ型の外装材で外装することが好ましい。該ワイヤハーネスの電線群を囲む外装材は帯状の平板に長さ方向に延在すると共に幅方向に間隔をあけてもうけた複数本の折曲ラインを折り曲げて四角筒にすると共に、長さ方向に間隔をあけて幅方向に設けて切り込みにより筒型の一方側を分離すると共に他方側を連続させ、一方側は屈曲するが他方側は屈曲しない状態で連続させている。
前記のように、本発明の回転と前後移動の両方を行うシートに接続するワイヤハーネスの配索構造では、電線余長吸収ケースに、シート側に上部を固定する第1スライダが摺動する円弧状スライド溝を設けているため、シートの回転にワイヤハーネスを追従できる。かつ、該電線余長吸収ケースに第2スライダが摺動する前後直線状スライド溝を設けているため、シートの前後方向のスライドにワイヤハーネスを追従させることができる。
かつ、1つの電線余長吸収ケースをスライド吸収用の前後方向の直線状スライド溝と回転吸収用の円弧状ガイド溝を設けるだけでよいため、ワイヤハーネスの配索装置の簡素化、小型化および低コスト化を図ることができる。
本発明の実施形態のシートを示す斜視図である。 前記シートの下部に取り付ける電線余長吸収ケースを示す概略図である。 前記電線余長吸収ケースを示し、(A)は全体説明図、(B)は本体の底面図、(C)は蓋の平面図、(D)は(A)のE−E線断面図、(E)は(A)のD−D線断面図である。 第1スライダを示し、(A)は電線余長吸収ケースの円弧状スライド溝に取り付けた状態の断面図、(B)は斜視図である。 第2スライダを示し、(A)は電線余長吸収ケースの直線状スライド溝に取り付けた状態の断面図、(B)は斜視図である。 (A)はワイヤハーネスを外装材で外装した状態の斜視図、(B)は外装材の展開図である。 (A)(B)はシートが前向き姿勢時の前後位置におけるワイヤハーネスの動作を示す説明図である。 (A)(B)はシートが後向き姿勢時の前後位置におけるワイヤハーネスの動作を示す説明図である。 (A)(B)はシートが横向き姿勢時の前後位置におけるワイヤハーネスの動作を示す説明図である。 (A)(B)は従来例を示す図面である。
以下、本発明の実施形態を図1乃至図9を参照して説明する。
図1に示すように、シート1は自動車のフロア上に前後方向Xにスライド自在で、矢印Y方向に回転自在に搭載されている。該スライドおよび回転を行うための機構は限定されず、例えば、シート1の底面から突出した支軸を回転基台上に回転自在に取り付け、該回転基台の左右下面から車輪の支持軸を突出し、車輪を左右に敷設するシートレール2にスライド自在に嵌合している。
前記シート1に電装品を搭載し、該電装品に給電するワイヤハーネスを図2に示すようにシートハーネス3としてシート1の内部に配線し、該シートハーネス3の端末に接続したコネクタ3Cをシート1の底面に配置している。該シートハーネス3にフロア側から配索するワイヤハーネス5の一端に接続したコネクタ5Aを嵌合接続している。該ワイヤハーネス5はフロアハーネス6の幹線6aから分岐した枝線で構成している。
なお、フロアハーネス6の枝線と前記ワイヤハーネスを分離してコネクタ接続してもよい。この場合、ワイヤハーネス5はシートハーネス3とフロアハーネス6との間に介在させる中継ハーネスとなる。
前記シート1内のシートハーネス3と接続するワイヤハーネス5を挿通する配索装置として、シート1の底面下方の車室床材9に電線余長吸収ケース10を固定している。
該電線余長吸収ケース10は樹脂成形品で図3に示す形状の浅底の本体8と、該本体8にワイヤハーネス5を図6に示す外装材40で外装した状態した挿通した後に閉鎖する蓋9とからなる。
図3(C)に示すように、電線余長吸収ケース10はU形状部10aの一方側辺10a1に三角形状部10bの直線辺10b1を連続させて組み合わせ、全体として略U字状部で、一側壁を短辺壁10cとしている。他端側で前記一方側辺10a1と直線辺10b1とが連続する壁を長辺壁10dとしている。前記短辺壁10cと長辺壁10dとをU形状部10aの円弧壁10eで連続させた形状としている。
図3(A)(C)に示すように、前記蓋9の短辺壁10cに180度の円弧状スライド溝12を設けている。該円弧状スライド溝12の先端は短辺壁10cの先端側に位置し、他端は円弧壁10eとの略境界位置に配置している。
また、図3(A)(B)に示すように、本体8の長辺壁10dに沿って、突出側から円弧壁10eとの略境界まで延在する前後方向の直線状スライド溝14を設けている。
前記円弧状スライド溝12には、図4(A)(B)に示す第1スライダ16を摺動自在に取り付けている。該第1スライダ16は上部縦部材16aと、該上部縦部材16aの下部に下部横部材16bを回転自在に嵌合した形状で、縦横部材16a、16bの嵌合部は円筒部16a1、16b1とし、上部縦部材16aは円筒部16a1の上部に角筒部を設け、下部横部材16bも円筒部16b1に連続して角筒部を設けている。上部縦部材16aの上部にシート取付板16dを突出してシート1の底面に固定すると共に、その下部外周に凹部16cを設けている。該凹部16cを円弧状スライド溝12の両側縁に摺動自在に嵌合して取り付け、回転自在に連結する下部横部材16bを電線余長吸収ケース10内に収容している。
前記第1スライダ16の上部縦部材16aの上端の開口16fから引き出すワイヤハーネス5の先端に前記コネクタ5Aを接続し、シートハーネス3のコネクタ3Cと嵌合して接続するようにしている。
該第1スライダ16はシート取付板16dでシート1に固定しているため、シート1の回転に第1スライダ16は連動して回転し、第1スライダ16は円弧状スライド溝12に沿って摺動することになる。シート1内のシートハーネス3とコネクタ接続するワイヤハーネス5は、第1スライダ16内を貫通させて横部材16bの先端の開口16gから電線余長吸収ケース10内に挿通させ、U字形状部10a内を迂回させて他辺側の直線状スライド溝14側へ延在させている。
前記直線状スライド溝14には、図5(A)(B)に示す第2スライダ18を摺動自在に取り付けている。該第2スライダ18は上部横部材18aと、該上部部材18aの一側より下向きに突出する下部縦部材18bとからなるL形状である。
該第2スライダ18の下部縦部材18bの外周に凹部18cを設け、該凹部18cを直線状スライド溝14の両側縁に摺動自在に嵌合して取り付け、下端部を本体8の底面からフロア側の外方に突出させている。この外方に突出した下端の開口18hからワイヤハーネス5をフロア側へ引き出し、該ワイヤハーネス5を前記のようにフロアハーネス6の幹線6aに連続させている。
前記電線余長吸収ケース10内において、第1スライダ16と第2スライダ18との間のワイヤハーネス5は図6(A)(B)に示す外装材40で外装している。
該外装材40は本出願人の先願に係わる特願2012−278727号公報に記載のキャタピラ型の組立式のプロテクタからなる。該外装材40は図6(B)に示すように、帯状の平板に長さ方向に延在すると共に幅方向に間隔をあけて設けた4本の折曲ライン40aを折り曲げている。この状態で、幅方向の一端側に突設した係止片40dを他端側に設けた係止穴40nに挿入係止して4角筒型に組み立てている。この組み立てた状態で、長さ方向に間隔をあけて幅方向に設けている切り込み40bにより筒型の外周側を分離し、内周側を連続させ、外周側は屈曲するが内周側は屈曲しない状態で連続している。
ワイヤハーネス5を前記外装材40で外装した状態で電線余長吸収ケース10に移動自在に収容すると、該外装材40の対向する上下面が本体8と蓋9の内面に接触させて移動するようにし、安定姿勢でワイヤハーネス5を保持すると共にガタツキなく移動できるようにしている。
前記ワイヤハーネス5の組み立て及び自動車に搭載するシート1への組み付け方法を説明する。
まず、ワイヤハーネス組立工場で、フロアハーネス6の幹線から分岐する枝線からなるワイヤハーネス5に外装材40、第1スライダ16、第2スライダ18を取り付ける。該ワイヤハーネスを電線余長吸収ケース10内に挿通すると共に、第1スライダ16を円弧状スライド溝12に取り付け、第2スライダ18を直線状スライド溝14に取り付けておく。
前記のように、ワイヤハーネス5に電線余長吸収ケース10等を組みつけた状態で自動車組立工場に搬送し、フロアハーネス6をフロアに配索すると共に、電線余長吸収ケース10を車両フロアの車室床材9の下面に固定する。
その後、第1スライダ16の上端のシート取付板16dをシート1の下面にボルト・ナットで締結固定し、第1スライダ16および該第1スライダ16を貫通させるワイヤハーネス5をシート1の回転および前後移動に追従させるようにする。
前記のように、自動車のシート1とフロアとの間に取り付けたワイヤハーネス5は、シート1の前後移動および回転に、以下のように動作して追従する。
シート1が回転動作する時は、シート1に固定している第1スライダ16は連動し、フロア側に固定している電線余長吸収ケース10の円弧状スライド溝12に沿って回転する。その際、シート1の回転が90度であれば第1スライダ16も90度回転し、シート1の回転が180度であれば第1スライダ16も180度回転する。
前記のように、シート1の回転に連動する第1スライダ16の上部縦部材16aは円弧状スライド溝12に沿って移動し、該上部縦部材16aに回転自在に嵌合する下部横部材16bの先端の開口16gは任意の向きに回転し、図7、図8、図9に示すワイヤハーネス5の配線方向に向くように作動する。
図7(A)(B)はシート1が前向き姿勢を示し、第1スライダ16が円弧状スライド溝12の先端P1に位置している。この前向き姿勢で、シート1が前進位置であると、図7(A)に示す状態となり、第2スライダ18は直線状スライド溝14の前端に位置し、電線余長吸収ケース10内でワイヤハーネス5は迂回せずに直線状になる。図7(B)はシート1が後端位置であり、電線余長吸収ケース10内でワイヤハーネス5は円弧状に迂回する。
図8(A)(B)はシート1が図7の前向き姿勢より180度回転した後向き姿勢を示し、第1スライダ16は円弧状スライド溝12の後端P2に回転して位置する。この後向き姿勢で、シート1が前端位置であると、図8(A)に示す状態となり、後端位置であると図8(B)に示す状態になる。
図9(A)(B)はシート1が図8の前向き姿勢より90度回転して出口側を向いた横向き姿勢を示し、第1スライダ16が円弧状スライド溝12の中間位置P3へ回転して位置する。この横向き姿勢で、シート1が後端位置であると図9(A)に示す状態となり、前端位置であると図9(B)に示す状態になる。
このように、シート1の回転に連動して第1スライダ16が電線余長吸収ケース10に設けた円弧状スライド溝12に沿って回転して、ワイヤハーネス5をシート1の回転に追従させる。また、シート1の前後移動に応じて、第2スライダ18が電線余長吸収ケース10に設けた直線状スライド溝14に沿って前後移動して、ワイヤハーネス5をシート1の前後移動に追従させる。
前記のように、本発明では、1つの電線余長吸収ケース10にワイヤハーネス5を挿通させ、該ワイヤハーネス5を取り付けた第1スライダ16と第2スライダ18をそれぞれ電線余長吸収ケースに設けた円弧状スライド溝12と直線状スライド溝14に摺動自在に取り付けているだけの簡単な構成で、シート1の回転と前後スライドにワイヤハーネス5を追従させることができる。
本発明は前記実施形態に限定されず、シートが前向きと出口側に向いた横向きの2位置に回転する場合は、電線余長吸収ケースに設ける円弧状スライド溝は90度の円弧状としている。かつ、該電線余長吸収ケースの形状はシートの回転用の円弧状スライド溝と、シートの前後移動用の直線状スライド溝を設けていれば、特に限定されない。
また、前記ワイヤハーネスに外装材40で外装せずに、ワイヤハーネス5をコルゲートチューブで外装し、あるいはテープ巻きして電線余長吸収ケース内に挿通してもよい。
1 シート
2 シートレール
3 シートハーネス
5 ワイヤハーネス
6 フロアハーネス
10 電線余長吸収ケース
12 円弧状スライド溝
14 直線状スライド溝
16 第1スライダ
18 第2スライダ
40 外装材

Claims (3)

  1. 前後移動および回転自在とされるシートに装着する電装品に給電するワイヤハーネスの配索装置であって、
    前記シートの底面下方の車両床材に固定される電線余長吸収ケースを備え、
    前記電線余長吸収ケースの外壁に円弧状スライド溝と前後方向の直線状スライド溝を設け、
    前記円弧状スライド溝に筒形状の第1スライダを摺動自在に取り付けると共に該第1スライダの外部突出部を前記シートに固定し、該電線余長吸収ケース内に移動自在に挿通させる前記ワイヤハーネスを前記第1スライダを通して前記シート側へ引き出し、該シート内のワイヤハーネスと接続または連続させ、
    前記直線状スライド溝に筒形状の第2スライダを摺動自在に取り付け、前記第1スライダを通して該電線余長吸収ケース内を挿通している前記ワイヤハーネスを前記第2スライダを通してフロア側に引き出していることを特徴とするシート用ワイヤハーネスの配索構造。
  2. 前記電線余長吸収ケースは、略U字状で、一側壁を短辺壁とすると共に他側壁を長辺壁とした形状で、該形状の浅底の本体に前記ワイヤハーネスを貫通して閉鎖する蓋を備え、
    前記蓋と本体のいずれか一方の前記短辺壁に前記円弧状スライド溝を設け、前記蓋と本体のいずれか他方の前記長辺壁に沿って前後方向の直線状スライド溝を設けている請求項1に記載のシート用ワイヤハーネスの配索構造。
  3. 前記円弧状スライド溝に摺動させる前記第1スライダは、前記シートに固定する上部縦部材に対して前記電線余長吸収ケース内に配置する下部横部材を回転自在に連結した形状とする一方、
    前記直線状スライド溝に摺動させる前記第2スライダは、前記電線余長吸収ケース内に配置する上部横部材に対して、上記直線状スライド溝を通して外部に突出する下部縦部材をL形状に連続している請求項1または請求項2に記載のシート用ワイヤハーネスの配索構造。
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