JP5939181B2 - スライドシート用のワイヤハーネス配索装置 - Google Patents
スライドシート用のワイヤハーネス配索装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5939181B2 JP5939181B2 JP2013054334A JP2013054334A JP5939181B2 JP 5939181 B2 JP5939181 B2 JP 5939181B2 JP 2013054334 A JP2013054334 A JP 2013054334A JP 2013054334 A JP2013054334 A JP 2013054334A JP 5939181 B2 JP5939181 B2 JP 5939181B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- slider
- harness
- rail
- slide
- seat
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Description
スライドシート100に配線されるワイヤハーネスW/Hは、フロアハーネスから分岐され、コルゲートチューブで外装された状態で電線余長収容ケース110内に挿通され、該電線余長収容ケース110からワイヤハーネス用レール102内に挿通され、前記スライダ105を経てスライドシート100に配線されている。
スライドシート用のシートレールの側面に沿って前後方向に延在させるハーネスレールを備え、該ハーネスレールの前後長さ方向に設けるスライダ摺動溝にスライダの本体を移動自在に嵌合すると共に、前記スライダの本体から突出させた外方突出部を前記スライドシートに連結し、該スライドシートの前後移動に前記スライダを連動させると共に該スライダを通してワイヤハーネスをスライドシートへ配線するスライドシート用のワイヤハーネス配索装置において、
前記ハーネスレールのスライダ摺動溝の底面と前記スライダの本体の底面との間に集塵用空間が設けられ、
前記スライダ摺動溝の底面から長さ方向に間隔をあけて支持突起を突出させ、前記集塵用空間の上部に配置されるスライダの底面と摺動させている構造であることを特徴とするスライドシート用のワイヤハーネス配索装置を提供している。
また、第2の発明として、
スライドシート用のシートレールの側面に沿って前後方向に延在させるハーネスレールを備え、該ハーネスレールの前後長さ方向に設けるスライダ摺動溝にスライダの本体を移動自在に嵌合すると共に、前記スライダの本体から突出させた外方突出部を前記スライドシートに連結し、該スライドシートの前後移動に前記スライダを連動させると共に該スライダを通してワイヤハーネスをスライドシートへ配線するスライドシート用のワイヤハーネス配索装置において、
前記ハーネスレールのスライダ摺動溝の底面と前記スライダの本体の底面との間に集塵用空間が設けられ、かつ、
前記スライダの外方突出部の外面から鍔部が突設し、該鍔部は前記ハーネスレールのスライダ摺動溝の上面開口を挟む上壁に摺動自在に設置されている構造であることを特徴とするスライドシート用のワイヤハーネス配索装置を提供している。
前記支持突起は前記上面開口の直下ではなく上壁の下方に設け且つ山形状の突起とし、頂部に埃等が溜まらないようにすることが好ましい。
前記構成とすると、電線の余長吸収寸法を大とでき、ロングスライドシートに好適に用いられる。また、ハーネスレールから余長収容ケース内にワイヤハーネスを直線状に保持したまま引き込むことができ、該余長収容ケースの前端側で湾曲させて後方へとターンさせて、余長収容ケースの後端に設けた開口から引き出している。
前記ハーネスレールと前記余長収容ケースとを樹脂で一体成形すると、部品点数の削減によりコスト低下が図れると共に車両への取付作業手数も低減できる。
一方、ハーネスレールと前記余長収容ケースとを別体とすると、ハーネスレールの成形樹脂を余長収容ケースの成形樹脂よりも剛性を高めることができ、用途に応じた樹脂材を用いて形成することができる。かつ、ハーネスレールの設置位置はシートレールの側面に沿った位置に固定されるが、余長収容ケースは水平姿勢、垂直姿勢、傾斜姿勢等と設置場所に応じて任意の姿勢で設置することができる。
前記プロテクタは、帯状の平板に長さ方向に延在すると共に幅方向に間隔をあけて設けた複数本の折曲ラインを折り曲げて筒状とすると共に、長さ方向に間隔をあけて幅方向に切り込みを入れて一辺を連続させると共に他辺を分離し、一方側には屈曲するが他方側には屈曲しない状態で連結している。
前記四角筒状のキャタピラ型のプロテクタは、帯状の平板に長さ方向に延在する4本の折曲ラインを幅方向の中間部に間隔をあけて設け、かつ、該幅方向の両側縁の一方側に係止突片を突設すると共に他方側に前記係止突片を挿入係止する係止穴を設け、前記折曲ラインに沿って折り曲げて四角筒形状とすると共に係止突片を係止穴に挿入係止して四角筒状を保持し、さらに、前記4本の折曲ラインを結ぶ幅方向の切込ラインを長さ方向に間隔をあけて設けて四角筒の3辺を分離して折り曲げ自在に連結された形状としていることが好ましい。
図1乃至図6に本発明の参考実施形態を示す。
図1に示すように、自動車に搭載する助手席側のスライドシート1を400mm〜1200mm程度スライドできるロングスライドシートとしており、該スライドシート1に装着した電装品(図示せず)に給電するために、フロアパネル2からスライドシート1へワイヤハーネス5を配線している。
ハーネスレールの長さ(L2)は、シートレール6の全長と同等としてもよいが、全長に設けずに、シートレール6の前端から全長の40〜80%の地点までの長さとするのが好ましい。
余長収容ケース8内では、両側の開口8d、8eに出入するシートハーネス5は中央閉鎖部8cの両側とケースの外周壁8fの内面との間で直線状方向に経路を規制され、シートハーネス5がケース外周面に沿うようにガイドしている。該構成として、ハーネスレール7から余長収容ケース8内を迂回して外方へ引き出すシートハーネス5を、余長収容ケース8の前端でUターンさせ、ハーネスレール7を含めて全体としてJ字状に配線している。
スライドシート1の前後方向のスライドに連動して、ハーネスレール7のスライダ摺動溝70に嵌合したスライダ9が、シートレール6の上壁6fに沿って前後移動する。該スライダ9に連結したシートハーネス5に外装しているプロテクタ30がハーネスレール7のスライダ摺動溝70内を前後移動し、該前後移動に応じて余長収容ケース8内にシートハーネス5が出入する。これにより、スライドシート1のスライド動作にシートハーネス5を滑らかに追従させている。
一方、スライドシート1が後方から前方へスライドすると、余長収容ケース8内のU形状の屈曲部が前方へ移動すると共に、ハーネスレール7のスライダ摺動溝70に挿通されていたシートハーネス5が開口8dから余長収容ケース8内へと引き込まれ余長部として収容される。
該第1実施形態では、ハーネスレール7のスライダ摺動溝70内に設ける集塵用空間75に設けられてスライダを摺動自在に支持する構造を、図4(B)に示す支持部の構造と変えている。ハーネスレール7の他の構造、スライダ9、余長収容ケース8、プロテクタ30の構造は図1〜図6に示す参考実施形態の構造と同様である。
第1実施形態では、ハーネスレール7と余長収容ケース8を別体で形成し、ハーネスレール7の前端に余長収容ケース8の後端の一側部を当接させて連結している。
ハーネスレール7のスライダ摺動溝70内には、その底壁7aとスライダの本体9aの底面全面との間に集塵用空間75を設け、ハーネスレール7の全長に沿って延在するスライダ摺動溝70の底壁7aより図7(B)(C)に示す山形状の支持突起76を長さ方向に間隔をあけて突設している。これら支持突起76がスライダの本体9aの底面およびプロテクタ30の下面を摺動自在に支持している。
他の構成および作用は前記参考実施形態と同様であるため、同一符号を付して説明を省略する。
第2実施形態では、前記参考実施形態および第1実施形態と同様にハーネスレール7のスライダ摺動溝70の底部全面に集塵用空間75を設け、スライダ9の本体9aの全体をスライダ摺動溝70内に吊り下げている。スライダ9の外方突出部の縦枠部9bの外周に鍔部90を突設し、該鍔部90をハーネスレール7のスライダ摺動溝70の上面開口7dを挟む両側の上壁7f’、7e’上に摺動自在に設置して、スライダ9を安定姿勢で移動できるようにしている。
該第2実施形態においても、他の構成および作用は前記参考実施形態と同様であるため、同一符号を付して説明を省略する。
さらに、本発明の要旨を越えない範囲で種々に変更することができる。
2 フロアパネル
3 シート脚部
5 ワイヤハーネス(シートハーネス)
6 シートレール
7 ハーネスレール
70 スライダ摺動溝
75 集塵用空間
8 余長収容ケース
9 スライダ
9a 本体
30 キャタピラ型のプロテクタ
Claims (4)
- スライドシート用のシートレールの側面に沿って前後方向に延在させるハーネスレールを備え、該ハーネスレールの前後長さ方向に設けるスライダ摺動溝にスライダの本体を移動自在に嵌合すると共に、前記スライダの本体から突出させた外方突出部を前記スライドシートに連結し、該スライドシートの前後移動に前記スライダを連動させると共に該スライダを通してワイヤハーネスをスライドシートへ配線するスライドシート用のワイヤハーネス配索装置において、
前記ハーネスレールのスライダ摺動溝の底面と前記スライダの本体の底面との間に集塵用空間が設けられ、
前記スライダ摺動溝の底面から長さ方向に間隔をあけて支持突起を突出させ、前記集塵用空間の上部に配置されるスライダの底面と摺動させている構造であることを特徴とするスライドシート用のワイヤハーネス配索装置。 - スライドシート用のシートレールの側面に沿って前後方向に延在させるハーネスレールを備え、該ハーネスレールの前後長さ方向に設けるスライダ摺動溝にスライダの本体を移動自在に嵌合すると共に、前記スライダの本体から突出させた外方突出部を前記スライドシートに連結し、該スライドシートの前後移動に前記スライダを連動させると共に該スライダを通してワイヤハーネスをスライドシートへ配線するスライドシート用のワイヤハーネス配索装置において、
前記ハーネスレールのスライダ摺動溝の底面と前記スライダの本体の底面との間に集塵用空間が設けられ、かつ、
前記スライダの外方突出部の外面から鍔部が突設し、該鍔部は前記ハーネスレールのスライダ摺動溝の上面開口を挟む上壁に摺動自在に設置されている構造であることを特徴とするスライドシート用のワイヤハーネス配索装置。 - 前記ハーネスレールのスライダ摺動溝内に挿通するワイヤハーネスにはキャタピラ型のプロテクタを外装しており、
前記プロテクタは、帯状の平板に長さ方向に延在すると共に幅方向に間隔をあけて設けた複数本の折曲ラインを折り曲げて筒状とすると共に、長さ方向に間隔をあけて幅方向に切り込みを入れて一辺を連続させると共に他辺を分離し、一方側には屈曲するが他方側には屈曲しない状態で連結している請求項1または請求項2に記載のスライドシート用のワイヤハーネス配索装置。 - 前記ハーネスレールの前端に余長収容ケースが連続配置されている請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のスライドシート用のワイヤハーネス配索装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013054334A JP5939181B2 (ja) | 2013-03-15 | 2013-03-15 | スライドシート用のワイヤハーネス配索装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013054334A JP5939181B2 (ja) | 2013-03-15 | 2013-03-15 | スライドシート用のワイヤハーネス配索装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014180189A JP2014180189A (ja) | 2014-09-25 |
JP5939181B2 true JP5939181B2 (ja) | 2016-06-22 |
Family
ID=51699528
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013054334A Expired - Fee Related JP5939181B2 (ja) | 2013-03-15 | 2013-03-15 | スライドシート用のワイヤハーネス配索装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5939181B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6156457B2 (ja) * | 2015-07-31 | 2017-07-05 | 住友電装株式会社 | スライドシート用のワイヤハーネス配索装置 |
JP6854729B2 (ja) * | 2017-07-24 | 2021-04-07 | 矢崎総業株式会社 | 給電装置 |
CN108792830A (zh) * | 2018-08-02 | 2018-11-13 | 双枪科技股份有限公司 | 集线盒及线束收纳方法 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4146400B2 (ja) * | 2004-07-23 | 2008-09-10 | 矢崎総業株式会社 | 直動装置及びこの直動装置を備えたスライド配索装置 |
JP5378826B2 (ja) * | 2009-02-17 | 2013-12-25 | 矢崎総業株式会社 | 電線配索装置 |
JP2013049402A (ja) * | 2011-08-02 | 2013-03-14 | Sumitomo Wiring Syst Ltd | ワイヤハーネス配索構造 |
-
2013
- 2013-03-15 JP JP2013054334A patent/JP5939181B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2014180189A (ja) | 2014-09-25 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6032125B2 (ja) | スライドシート用のワイヤハーネス配索装置 | |
JP5579248B2 (ja) | ハーネス配索装置 | |
WO2010095326A1 (ja) | 電線配索装置 | |
JP5550631B2 (ja) | スライド装置 | |
WO2011010403A1 (ja) | レール装置、該レール装置を有するワイヤハーネス配索装置 | |
JP5939181B2 (ja) | スライドシート用のワイヤハーネス配索装置 | |
JP5853811B2 (ja) | スライドシート用のワイヤハーネス配索装置 | |
JP2011025747A (ja) | ワイヤハーネス配索装置 | |
JP2014187809A (ja) | ワイヤハーネスの外装材およびスライドシート用のワイヤハーネス配索装置 | |
JP5962495B2 (ja) | スライドシート用のワイヤハーネス配索装置 | |
JP5974972B2 (ja) | スライドシート用のワイヤハーネス配索装置 | |
JP5915287B2 (ja) | スライドシート用のワイヤハーネス配索構造 | |
JP5929845B2 (ja) | スライドシート用のワイヤハーネス配索装置 | |
JP5954244B2 (ja) | スライダ | |
JP5275467B2 (ja) | ワイヤハーネス配索装置 | |
JP5929841B2 (ja) | スライドシート用のワイヤハーネス配索装置 | |
JP6015512B2 (ja) | スライドシート用のワイヤハーネス配索装置 | |
JP6015506B2 (ja) | スライドシート用のワイヤハーネス配索装置 | |
JP6052003B2 (ja) | スライドシート用のワイヤハーネス配索装置 | |
JP5939182B2 (ja) | スライドシート用のワイヤハーネス配索構造 | |
JP6011415B2 (ja) | スライドシート用のワイヤハーネス配索装置 | |
JP6052064B2 (ja) | スライドシート用のワイヤハーネス配索構造 | |
JP6052067B2 (ja) | スライドシート用のワイヤハーネス配索装置 | |
JP2014124032A (ja) | スライドシート用のワイヤハーネス配索装置 | |
JP5892096B2 (ja) | スライダ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20150528 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20160114 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20160126 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20160316 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20160419 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20160502 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5939181 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |