JP2016025553A - 信号出力回路、電子機器及び移動体 - Google Patents

信号出力回路、電子機器及び移動体 Download PDF

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Masao Nomura
昌生 野村
中田 章
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章 中田
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    • H03KPULSE TECHNIQUE
    • H03K7/00Modulating pulses with a continuously-variable modulating signal
    • H03K7/08Duration or width modulation ; Duty cycle modulation

Abstract

【課題】簡易な構成でデューティー比を改善できる、信号出力回路、電子機器及び移動体を提供すること。【解決手段】信号出力回路1は、クロック信号が入力され、前記クロック信号を補正して出力する信号補正回路10と、信号補正回路10からの信号を整形する波形整形回路と、を含み、前記クロック信号は、時間軸上でパルス幅τを持つパルスが周期Tで周期的に配列されているとともに、パルス幅τと周期Tとがτ/T≠0.5の関係を満足し、信号補正回路10は、周期Tに基づく第1周波数の信号よりも、パルス幅τ、及び、T−τのうち少なくとも一方の時間幅に基づく第2周波数の信号を減衰させる。【選択図】図1

Description

本発明は、信号出力回路、電子機器及び移動体に関する。
発振回路が出力する発振信号から生成されるクロック信号が、様々な製品に用いられている。また、用途によっては、クロック信号のデューティー比についても高い精度が要求される。
特許文献1には、クロック信号のデューティー比を改善するために、デューティー検出回路、デューティー調整信号生成回路及びデューティー調整回路を備えたデューティー補正回路が開示されている。
特許文献2には、出力端子側に、基本波の周波数成分を除去し、逓倍周波数を抽出して出力する帯域フィルターを備えた逓倍器が開示されている。
特開2010−127632号公報 特開平5−102728号公報
特許文献1のデューティー補正回路では、デューティー検出回路でデューティー比を検出し、デューティー調整信号生成回路で調整信号を生成してデューティー調整回路にフィードバックする構成が必要になるため、構成が複雑になるおそれがあった。また、特許文献2の逓倍器では、出力信号のデューティー比を改善することは難しかった。
本発明は、以上のような技術的課題に鑑みてなされたものである。本発明のいくつかの態様によれば、簡易な構成でデューティー比を改善できる、信号出力回路、電子機器及び移動体を提供することができる。
本発明は前述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の態様又は適用例として実現することが可能である。
[適用例1]
本適用例に係る信号出力回路は、クロック信号が入力され、前記クロック信号を補正して出力する信号補正回路と、前記信号補正回路からの信号を整形する波形整形回路と、を含み、前記クロック信号は、時間軸上でパルス幅τを持つパルスが周期Tで周期的に配列されているとともに、前記パルス幅τと前記周期Tとがτ/T≠0.5を満足し、前記信号補正回路は、前記周期Tに基づく第1周波数の信号よりも、前記パルス幅τ、及び、T−τのうち少なくとも一方の時間幅に基づく第2周波数の信号を減衰させる、信号出力回路である。
周期Tに基づく第1周波数の信号は、1/Tを第1周波数とする信号である。パルス幅τの時間幅に基づく第2周波数の信号は、1/(2×τ)を第2周波数とする信号である。T−τの時間幅に基づく第2周波数の信号は、1/(2×(T−τ))を第2周波数と
する信号である。
本適用例によれば、不要な周波数成分である第2周波数の成分が減衰されるので、τ/T≠0.5であるデューティー比が理想的な値(0.5)からずれたクロック信号が入力された場合において、デューティー比が改善された第1周波数の出力信号(クロック信号)を得ることができる。したがって、簡易な構成でデューティー比を改善できる、信号出力回路を実現できる。
[適用例2]
上述の適用例において、前記信号補正回路は、前記第1周波数の信号を通過させるとともに、前記第2周波数の信号を減衰させるフィルター回路を含んでもよい。
本適用例によれば、第1周波数の信号を通過させるとともに、第2周波数の信号を減衰させるフィルター回路を有しているので、デューティー比が改善された第1周波数の出力信号を得ることができる。したがって、簡易な構成でデューティー比を改善できる、信号出力回路を実現できる。
[適用例3]
上述の適用例において、前記信号補正回路は、前記クロック信号が伝達される信号線と基準電位との間に接続された、インダクター及び第1静電容量回路が直列接続されている直列回路を含んでもよい。
本適用例によれば、例えば、直列回路の直列共振周波数を第2周波数とすることによって、第2周波数の信号を減衰させることができるので、デューティー比が改善された第1周波数の出力信号を得ることができる。したがって、簡易な構成でデューティー比を改善できる、信号出力回路を実現できる。
[適用例4]
上述の適用例において、前記第1静電容量回路は、可変容量素子を含んでもよい。
本適用例によれば、減衰させることができる周波数を調整できるので、信号補正回路の周波数特性を、例えば、クロック信号のデューティー比のずれに応じて変更することができる。したがって、簡易な構成でデューティー比を改善できる、信号出力回路を実現できる。
[適用例5]
上述の適用例において、前記パルス幅τ及び周期Tの少なくとも一方に基づく第1制御信号を生成する第1補正信号生成回路をさらに含み、前記第1静電容量回路は、前記第1制御信号に基づいて容量値が制御されてもよい。
本適用例によれば、信号補正回路の周波数特性を、クロック信号のデューティー比のずれに応じて変更することができる。したがって、簡易な構成でデューティー比を改善できる、信号出力回路を実現できる。
[適用例6]
上述の適用例において、前記信号補正回路は、前記直列回路と並列に接続された第2静電容量回路をさらに含んでもよい。
本適用例によれば、例えば、直列回路のインダクターと第2静電容量回路との並列共振周波数を第1周波数とすることによって、第1周波数の信号を通過させることができるの
で、デューティー比が改善された第1周波数の出力信号を得ることができる。したがって、簡易な構成でデューティー比を改善できる、信号出力回路を実現できる。
[適用例7]
上述の適用例において、前記第2静電容量回路は、可変容量素子を含んでもよい。
本適用例によれば、通過させることができる周波数を調整できるので、信号補正回路の周波数特性を、例えば、クロック信号の周波数に応じて変更することができる。したがって、簡易な構成でデューティー比を改善できる、信号出力回路を実現できる。
[適用例8]
上述の適用例において、前記パルス幅τに基づく第2制御信号を生成する第2補正信号生成回路をさらに含み、前記第2静電容量回路は、前記第2制御信号に基づいて容量値が制御されてもよい。
本適用例によれば、信号補正回路の周波数特性を、クロック信号の周波数に応じて変更することができる。したがって、簡易な構成でデューティー比を改善できる、信号出力回路を実現できる。
[適用例9]
本適用例に係る電子機器は、上述のいずれかの信号出力回路を含む、電子機器である。
[適用例10]
本適用例に係る移動体は、上述のいずれかの信号出力回路を含む、移動体である。
これらの電子機器及び移動体によれば、簡易な構成でデューティー比を改善できる信号出力回路を含んでいるので、簡易な構成でクロック信号の精度をよくできるため、精度の良いクロック信号を用いた信頼性の高い電子機器及び移動体、又は、精度よく動作できる電子機器及び移動体を実現できる。
第1実施形態に係る信号出力回路の回路図である。 クロック信号の例を模式的に示すグラフである。 信号補正回路の伝達特性を示すグラフである。 第1実施形態における波形例を示すグラフである。 第2実施形態に係る信号出力回路の回路図である。 第3実施形態に係る信号出力回路の回路図である。 本実施形態に係る電子機器の機能ブロック図である。 電子機器の一例であるスマートフォンの外観の一例を示す図である。 本実施形態に係る移動体の一例を示す図(上面図)である。
以下、本発明の好適な実施形態について図面を用いて詳細に説明する。用いる図面は説明の便宜上のものである。なお、以下に説明する実施形態は、特許請求の範囲に記載された本発明の内容を不当に限定するものではない。また以下で説明される構成の全てが本発明の必須構成要件であるとは限らない。
1.信号出力回路
1−1.第1実施形態
図1は、第1実施形態に係る信号出力回路1の回路図である。
本実施形態に係る信号出力回路1は、信号補正回路10と、波形整形回路20と、を含む。
信号補正回路10は、クロック信号が入力され、クロック信号を補正して出力する。図1に示される例では、入力端子INから入力されるクロック信号が、容量素子Cdc1を介して信号補正回路10に入力される。信号補正回路10は、補正された信号を、容量素子Cdc2を介して波形整形回路20に出力する。容量素子Cdc1及び容量素子Cdc2は、直流成分を除去するDCカット容量として機能する。
図1に示される例では、信号補正回路10は、クロック信号が伝達される信号線と基準電位との間に接続された、インダクターL及び第1静電容量回路C1が直列接続されている直列回路11を含んでいる。直列回路11は、直列共振周波数を持つ直列共振回路である。また、直列回路11は、第1静電容量回路C1と並列に接続された抵抗Rをさらに含んでいる。本実施形態における基準電位は、接地電位GNDである。なお、第1静電容量回路C1は、一定の静電容量値を持つ1つ以上の静電容量素子や、可変の静電容量を持つ1つ以上の可変容量素子で構成されていても、それらを組み合わせて構成されていてもよい。
図1に示される例では、信号補正回路10は、直列回路11と並列に接続された第2静電容量回路C2をさらに含んでいる。直列回路11のインダクターLと第2静電容量回路C2とは、並列共振周波数を持つ並列共振回路を構成する。なお、第2静電容量回路C2は、一定の静電容量値を持つ1つ以上の静電容量素子や、可変の静電容量を持つ1つ以上の可変容量素子で構成されていても、それらを組み合わせて構成されていてもよい。
波形整形回路20は、信号補正回路10からの信号を矩形波に整形する。図1に示される例では、波形整形回路20は、直列に接続されたインバーターInv1及びインバーターInv2を含んでいる。波形整形回路20には、信号補正回路10の出力信号が容量素子Cdc2を介して入力され、整形された信号を出力端子OUTに出力する。
図2は、クロック信号の例を模式的に示すグラフである。図2の横軸は時間、縦軸は電圧を表す。
クロック信号は、時間軸上でパルス幅τを持つパルスが周期Tで周期的に配列されている。図2に示される例では、例えば、信号の立ち上がりタイミングである時刻t1から次の立ち上がりタイミングである時刻t3までが1周期である。パルス幅τは、ハイレベルの電圧となる期間の長さである。図2に示される例では、例えば、信号の立ち上がりタイミングである時刻t1から次の立ち下がりタイミングである時刻t2までの時間がパルス幅τである。クロック信号のデューティー比D1は、1周期あたりのパルス幅τの割合であり、以下の式で表される。
D1=τ/T
信号補正回路10は、周期Tに基づく第1周波数の信号よりも、パルス幅τ、及び、T−τのうち少なくとも一方の時間幅に基づく第2周波数の信号を減衰させる。信号補正回路10の周波数特性(伝達特性)は、帯域通過特性でも帯域除去特性でもよい。また、入力されているクロック信号のデューティー比D1は、D1≠0.5である。
周期Tに基づく第1周波数の信号は、1/Tを第1周波数とする信号である。パルス幅
τの時間幅に基づく第2周波数の信号は、1/(2×τ)を第2周波数とする信号である。T−τの時間幅に基づく第2周波数の信号は、1/(2×(T−τ))を第2周波数とする信号である。
図3は、信号補正回路10の伝達特性を示すグラフである。図3の横軸は周波数、縦軸は電圧増幅率(S21)を表す。図3に示される例では、信号補正回路10の電圧増幅率は、周波数f1で極大値をとり、周波数f2で極小値をとる。周波数f1は、直列回路11のインダクターLと第2静電容量回路C2とが並列に接続された並列共振回路の並列共振周波数に相当する周波数である。周波数f2は、直列回路11の直列共振周波数に相当する周波数である。
本実施形態においては、周波数f1を1/Tに相当する第1周波数とし、周波数f2を1/(2×(T−τ))に相当する第2周波数とする。すなわち、第1周波数f1よりも第2周波数f2が低くなる例である。
図4は、本実施形態における波形例を示すグラフである。図4の上から順に、入力端子INの波形、信号補正回路10の出力ノードであるノードAの波形、出力端子OUTの波形を表す。図4の各グラフにおいて、横軸は時間、縦軸は電圧を表す。
図4に示される例では、入力端子INには、デューティー比が0.5よりも小さいクロック信号が入力されている。すなわち、周期Tからパルス幅τを引いた値であるT−τは、T−τ>0.5×Tとなるので、第1周波数1/Tよりも、第2周波数1/(2×(T−τ))の方が低くなっている。ノードAには、第2周波数の成分が減衰されて、第1周波数の正弦波に近い信号が現れる。波形整形回路20がノードAの信号を整形することで、入力端子INの波形よりもデューティー比が0.5に近い波形が出力端子OUTに現れる。なお、上記の例では、第2周波数f2が第1周波数f1よりも低い周波数であるとしているが、これに限らず、第2周波数f2が第1周波数f1よりも高い周波数であるとしても、例えば、第2周波数を1/(2×τ)として第2周波数の成分を減衰させることで同様の効果を得ることができる。
本実施形態によれば、不要な周波数成分である第2周波数の成分が減衰されるので、デューティー比が改善された第1周波数の出力信号を得ることができる。したがって、簡易な構成でデューティー比を改善できる、信号出力回路1を実現できる。なお、デューティー比が0.5よりも大きいクロック信号が入力された場合には、周波数f2を1/(2×τ)に相当する第2周波数とすれば、同様の効果を得ることができる。
本実施形態によれば、例えば、直列回路11の直列共振周波数を第2周波数とすることによって、第2周波数の信号を減衰させることができるので、デューティー比が改善された第1周波数の出力信号を得ることができる。したがって、簡易な構成でデューティー比を改善できる、信号出力回路1を実現できる。
本実施形態によれば、例えば、直列回路11のインダクターLと第2静電容量回路C2との並列共振周波数を第1周波数とすることによって、第1周波数の信号を通過させることができるので、デューティー比が改善された第1周波数の出力信号を得ることができる。したがって、簡易な構成でデューティー比を改善できる、信号出力回路1を実現できる。
1−2.第2実施形態
図5は、第2実施形態に係る信号出力回路1aの回路図である。図1に示される構成と同様の構成には同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。
本実施形態に係る信号出力回路1aは、信号補正回路10aと、第1補正信号生成回路30と、第2補正信号生成回路40と、を含んでいる。信号補正回路10aは、直列回路11aを含んでいる。
本実施形態に係る信号出力回路1aの第1静電容量回路C1は、容量値が可変な可変容量回路で構成されている。図5に示される例では、第1静電容量回路C1は、可変容量素子を含んで構成されている。第1静電容量回路C1は、容量値が可変な容量アレイ回路で構成されていてもよい。
本実施形態例によれば、減衰させることができる周波数(第2周波数)を調整できるので、信号補正回路10aの周波数特性(伝達特性)を、例えば、クロック信号のデューティー比のずれに応じて変更することができる。すなわち、入力されたクロック信号のデューティー比が変化した場合でも、減衰させることができる周波数を、例えば、周期Tおよびパルス幅τに基づく周波数(第2周波数)に容易に調整することができる。したがって、簡易な構成でデューティー比を改善できる、信号出力回路1aを実現できる。
本実施形態に係る信号出力回路1aの第2静電容量回路C2は、容量値が可変な可変容量回路で構成されている。図5に示される例では、第2静電容量回路C2は、可変容量素子を含んで構成されている。第2静電容量回路C2は、容量値が可変な容量アレイ回路で構成されていてもよい。
本実施形態によれば、通過させることができる周波数(第1周波数)を調整できるので、信号補正回路10aの周波数特性(伝達特性)を、例えば、クロック信号の周波数に応じて変更することができる。すなわち、入力されたクロック信号の周波数が変化した場合でも、通過させることができる周波数を、例えば、周期Tに基づく周波数(第1周波数)に容易に調整することができる。したがって、簡易な構成でデューティー比を改善できる、信号出力回路1aを実現できる。
第1補正信号生成回路30は、パルス幅τ及び周期Tの少なくとも一方に基づく第1制御信号S1を生成する。第1静電容量回路C1は、第1制御信号S1に基づいて容量値が制御される。
図5に示される例では、第1補正信号生成回路30には、入力端子INからのクロック信号が入力され、直列回路11の直列共振周波数がパルス幅τ、及び、T−τのうち少なくとも一方の時間幅に基づく周波数に近くなるように第1制御信号S1を第1静電容量回路C1の制御端子に出力する。
本実施形態によれば、信号補正回路10aの周波数特性(伝達特性)を、クロック信号のデューティー比のずれに応じて変更することができる。すなわち、入力されたクロック信号のデューティー比が変化した場合でも、減衰させることができる周波数を、例えば、周期Tおよびパルス幅τに基づく周波数(第2周波数)に容易に調整することができる。したがって、簡易な構成でデューティー比を改善できる、信号出力回路1aを実現できる。
第2補正信号生成回路40は、周期Tに基づく第2制御信号S2を生成する。第2静電容量回路C2は、第2制御信号S2に基づいて容量値が制御される。
図5に示される例では、第2補正信号生成回路40には、入力端子INからのクロック信号が入力され、直列回路11のインダクターLと第2静電容量回路C2との並列共振回
路の並列共振周波数が周期Tの時間幅に基づく周波数に近くなるように第2制御信号S2を第2静電容量回路C2の制御端子に出力する。
本実施形態によれば、信号補正回路10aの周波数特性を、クロック信号の周波数に応じて変更することができる。すなわち、入力されたクロック信号の周波数が変化した場合でも、通過させることができる周波数を、例えば、周期Tに基づく周波数(第1周波数)に容易に調整することができる。したがって、簡易な構成でデューティー比を改善できる、信号出力回路1aを実現できる。
また、第2実施形態においても、第1実施形態と同様の理由により同様の効果を奏する。
1−3.第3実施形態
図6は、第3実施形態に係る信号出力回路1bの回路図である。図1に示される構成と同様の構成には同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。
本実施形態に係る信号出力回路1bは、信号補正回路10bを含んでいる。信号補正回路10bは、第1周波数の信号を通過させるとともに、第2周波数の信号を減衰させるフィルター回路12を含んでいる。フィルター回路12の周波数特性(伝達特性)は、帯域通過特性でも帯域除去特性でもよい。なお、フィルター回路12は、上述の構成に限定されず、例えば、SAW共振子を用いたSAWフィルター、トランスバーサル型のSAWフィルター、水晶振動子を用いた水晶フィルター、セラミック振動子を用いたセラミックフィルターや、MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)共振子を用いたMEMSフィルター等を用いてもよい。
図6に示される例では、フィルター回路12は、クロック信号が伝達される信号経路内に接続された、インダクターLa及び第1静電容量回路C1aの直列共振回路を含んでいる。インダクターLaと第1静電容量回路C1aとは、直列共振周波数を持つ直列共振回路を構成する。また、フィルター回路12は、第1静電容量回路C1aと並列に接続された抵抗Raをさらに含んでいる。また、フィルター回路12は、上述の直列共振回路と並列に接続された第2静電容量回路C2aをさらに含んでいる。インダクターLaと第2静電容量回路C2aとは、並列共振周波数を持つ並列共振回路を構成する。第1静電容量回路C1a及び第2静電容量回路C2aは、容量が可変な可変容量回路で構成されていてもよい。
本実施形態によれば、例えば、フィルター回路12の並列共振周波数を第2周波数とすることによって、第2周波数の信号を減衰させることができるので、デューティー比が改善された第1周波数の出力信号を得ることができる。したがって、簡易な構成でデューティー比を改善できる、信号出力回路1bを実現できる。
本実施形態によれば、例えば、フィルター回路12の直列共振周波数を第1周波数とすることによって、第1周波数の信号を通過させることができるので、デューティー比が改善された第1周波数の出力信号を得ることができる。したがって、簡易な構成でデューティー比を改善できる、信号出力回路1bを実現できる。
また、第1実施形態においても、第1実施形態及び第2実施形態と同様の理由により同様の効果を奏する。
2.電子機器
図7は、本実施形態に係る電子機器300の機能ブロック図である。なお、上述された
各実施形態と同様の構成には同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。
本実施形態に係る電子機器300は、信号出力回路1、信号出力回路1a又は信号出力回路1bを含む電子機器300である。図6に示される例では、電子機器300は、信号出力回路1、発振回路100、振動子110、逓倍回路310、CPU(Central Processing Unit)320、操作部330、ROM(Read Only Memory)340、RAM(Random Access Memory)350、通信部360、表示部370、音出力部380を含んで構成されている。なお、本実施形態に係る電子機器300は、図6に示される構成要素(各部)の一部を省略又は変更してもよいし、他の構成要素を付加した構成としてもよい。
発振回路100と振動子110とは、発振信号を生成する。発振回路100は、発振信号を逓倍回路310に供給する。
逓倍回路310は、クロック信号を信号出力回路1に供給する。クロック信号は、例えば振動子110と接続された発振回路100からの発振信号から所望の高調波信号を逓倍回路310で取り出した信号であってもよいし、発振回路100からの発振信号を、PLLシンセサイザーを有する逓倍回路310で逓倍した信号であってもよい(図示は省略)し、振動子110と接続された発振回路100から出力された発振信号(クロック信号)を、逓倍回路310を介さずに信号出力回路1に供給してもよい(図示は省略)。
信号出力回路1は、出力信号をCPU320だけでなく各部に供給する(図示は省略)。
CPU320は、ROM340等に記憶されているプログラムに従い、信号出力回路1の出力信号をクロックパルスとして用いて各種の計算処理や制御処理を行う。具体的には、CPU320は、操作部330からの操作信号に応じた各種の処理、外部とデータ通信を行うために通信部360を制御する処理、表示部370に各種の情報を表示させるための表示信号を送信する処理、音出力部380に各種の音を出力させる処理等を行う。
操作部330は、操作キーやボタンスイッチ等により構成される入力装置であり、ユーザーによる操作に応じた操作信号をCPU320に出力する。
ROM340は、CPU320が各種の計算処理や制御処理を行うためのプログラムやデータ等を記憶している。
RAM350は、CPU320の作業領域として用いられ、ROM340から読み出されたプログラムやデータ、操作部330から入力されたデータ、CPU320が各種プログラムに従って実行した演算結果等を一時的に記憶する。
通信部360は、CPU320と外部装置との間のデータ通信を成立させるための各種制御を行う。
表示部370は、LCD(Liquid Crystal Display)や電気泳動ディスプレイ等により構成される表示装置であり、CPU320から入力される表示信号に基づいて各種の情報を表示する。
そして、音出力部380は、スピーカー等の音を出力する装置である。
本実施形態に係る電子機器300によれば、簡易な構成でデューティー比を改善できる信号出力回路1、信号出力回路1a又は信号出力回路1bを含んでいるので、簡易な構成
でクロック信号の精度をよくできるため、精度の良いクロック信号を用いた信頼性の高い電子機器300、又は精度よく動作できる電子機器300を実現できる。
電子機器300としては種々の電子機器が考えられる。例えば、パーソナルコンピューター(例えば、モバイル型パーソナルコンピューター、ラップトップ型パーソナルコンピューター、タブレット型パーソナルコンピューター)、携帯電話機などの移動体端末、ディジタルスチールカメラ、インクジェット式吐出装置(例えば、インクジェットプリンター)、ルーターやスイッチなどのストレージエリアネットワーク機器、ローカルエリアネットワーク機器、移動体端末基地局用機器、テレビ、ビデオカメラ、ビデオレコーダー、カーナビゲーション装置、ページャー、リアルタイムクロック装置、電子手帳(通信機能付も含む)、電子辞書、電卓、電子ゲーム機器、ゲーム用コントローラー、ワードプロセッサー、ワークステーション、テレビ電話、防犯用テレビモニター、電子双眼鏡、POS(point of sale)端末、医療機器(例えば電子体温計、血圧計、血糖計、心電図計測装置、超音波診断装置、電子内視鏡)、魚群探知機、各種測定機器、計器類(例えば、車両、航空機、船舶の計器類)、フライトシミュレーター、ヘッドマウントディスプレイ、モーショントレース、モーショントラッキング、モーションコントローラー、PDR(歩行者位置方位計測)、発振器等が挙げられる。
図8は、電子機器300の一例であるスマートフォンの外観の一例を示す図である。電子機器300であるスマートフォンは、操作部330としてボタンを、表示部370としてLCDを備えている。そして、電子機器300であるスマートフォンは、簡易な構成でデューティー比を改善できる信号出力回路1、信号出力回路1a又は信号出力回路1bを含んでいるので、簡易な構成でクロック信号の精度をよくできるため、精度の良いクロック信号を用いた信頼性の高い電子機器300、又は精度よく動作できる電子機器300を実現できる。
4.移動体
図9は、本実施形態に係る移動体400の一例を示す図(上面図)である。なお、上述された各実施形態と同様の構成には同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。
本実施形態に係る移動体400は、信号出力回路1、信号出力回路1a又は信号出力回路1bを含む移動体400である。図9には、発振回路100が出力するクロック信号に基づいて、各構成に出力信号を出力する信号出力回路1を含んで構成されている移動体400が示されている。また、図9に示される例では、移動体400は、エンジンシステム、ブレーキシステム、キーレスエントリーシステム等の各種の制御を行うコントローラー420、コントローラー430、コントローラー440、バッテリー450及びバックアップ用バッテリー460を含んで構成されている。なお、本実施形態に係る移動体400は、図9に示される構成要素(各部)の一部を省略又は変更してもよいし、他の構成要素を付加した構成としてもよい。
本実施形態に係る移動体400によれば、簡易な構成でデューティー比を改善できる信号出力回路1、信号出力回路1a又は信号出力回路1bを含んでいるので、簡易な構成でクロック信号の精度をよくできるため、精度の良いクロック信号を用いた信頼性の高い移動体400、又は精度よく動作できる移動体400を実現できる。
このような移動体400としては種々の移動体が考えられ、例えば、自動車(電気自動車も含む)、ジェット機やヘリコプター等の航空機、船舶、ロケット、人工衛星等が挙げられる。
以上、本実施形態あるいは変形例について説明したが、本発明はこれら本実施形態ある
いは変形例に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様で実施することが可能である。
本発明は、実施形態で説明した構成と実質的に同一の構成(例えば、機能、方法及び結果が同一の構成、あるいは目的及び効果が同一の構成)を含む。また、本発明は、実施形態で説明した構成の本質的でない部分を置き換えた構成を含む。また、本発明は、実施形態で説明した構成と同一の作用効果を奏する構成又は同一の目的を達成することができる構成を含む。また、本発明は、実施形態で説明した構成に公知技術を付加した構成を含む。
1,1a,1b…信号出力回路、10,10a,10b…信号補正回路、11,11a…直列回路、12…フィルター回路、20…波形整形回路、30…第1補正信号生成回路、40…第2補正信号生成回路、300…電子機器、310…逓倍回路、320…CPU、330…操作部、340…ROM、350…RAM、360…通信部、370…表示部、380…音声出力部、400…移動体、420…コントローラー、430…コントローラー、440…コントローラー、450…バッテリー、460…バックアップ用バッテリー、A…ノード、Cdc1,Cdc2…容量素子、C1,C1a…第1静電容量回路、C2,C2a…第2静電容量回路、IN…入力端子、Inv1,Inv2…インバーター、L,La…インダクター、OUT…出力端子、R,Ra…抵抗、S1…第1制御信号、S2…第2制御信号

Claims (10)

  1. クロック信号が入力され、前記クロック信号を補正して出力する信号補正回路と、
    前記信号補正回路からの信号を整形する波形整形回路と、
    を含み、
    前記クロック信号は、時間軸上でパルス幅τを持つパルスが周期Tで周期的に配列されているとともに、前記パルス幅τと前記周期Tとがτ/T≠0.5の関係を満足し、
    前記信号補正回路は、前記周期Tに基づく第1周波数の信号よりも、前記パルス幅τ、及び、T−τのうち少なくとも一方の時間幅に基づく第2周波数の信号を減衰させる、信号出力回路。
  2. 前記信号補正回路は、前記第1周波数の信号を通過させるとともに、前記第2周波数の信号を減衰させるフィルター回路を含む、請求項1に記載の信号出力回路。
  3. 前記信号補正回路は、前記クロック信号が伝達される信号線と基準電位との間に接続された、インダクター及び第1静電容量回路が直列接続されている直列回路を含む、請求項1に記載の信号出力回路。
  4. 前記第1静電容量回路は、可変容量素子を含む、請求項3に記載の信号出力回路。
  5. 前記パルス幅τ及び周期Tの少なくとも一方に基づく第1制御信号を生成する第1補正信号生成回路をさらに含み、
    前記第1静電容量回路は、前記第1制御信号に基づいて容量値が制御される、請求項3又は4に記載の信号出力回路。
  6. 前記信号補正回路は、前記直列回路と並列に接続された第2静電容量回路をさらに含む、請求項3ないし5のいずれか1項に記載の信号出力回路。
  7. 前記第2静電容量回路は、可変容量素子を含む、請求項6に記載の信号出力回路。
  8. 前記周期Tに基づく第2制御信号を生成する第2補正信号生成回路をさらに含み、
    前記第2静電容量回路は、前記第2制御信号に基づいて容量値が制御される、請求項6又は7に記載の信号出力回路。
  9. 請求項1ないし8のいずれか1項に記載の信号出力回路を含む、電子機器。
  10. 請求項1ないし8のいずれか1項に記載の信号出力回路を含む、移動体。
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