JP5962895B2 - 発振器及び電子機器 - Google Patents

発振器及び電子機器 Download PDF

Info

Publication number
JP5962895B2
JP5962895B2 JP2012062244A JP2012062244A JP5962895B2 JP 5962895 B2 JP5962895 B2 JP 5962895B2 JP 2012062244 A JP2012062244 A JP 2012062244A JP 2012062244 A JP2012062244 A JP 2012062244A JP 5962895 B2 JP5962895 B2 JP 5962895B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
oscillation
circuit
oscillator
power supply
vcc
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2012062244A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013197835A5 (ja
JP2013197835A (ja
Inventor
好明 松本
好明 松本
公司 保坂
公司 保坂
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP2012062244A priority Critical patent/JP5962895B2/ja
Publication of JP2013197835A publication Critical patent/JP2013197835A/ja
Publication of JP2013197835A5 publication Critical patent/JP2013197835A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5962895B2 publication Critical patent/JP5962895B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Oscillators With Electromechanical Resonators (AREA)
  • Inductance-Capacitance Distribution Constants And Capacitance-Resistance Oscillators (AREA)

Description

本発明は、発振器及び電子機器に関する。
制御電圧に応じて発振周波数を変化させることができる電圧制御型発振器(VCO:Voltage Controlled Oscillator)が広く知られており、様々な用途に使用されている。その中でも、周波数安定度の高い水晶振動子を用いた電圧制御型水晶発振器(VCXO:Voltage Controlled X’tal Oscillator)や弾性表面波(SAW:S urface Acoustic Wave)共振子を用いた電圧制御型SAW発振器(VCSO:Voltage Controlled SAW Oscillator)等が様々な用途に使用されている。VCXOは周波数安定度が高く、VCSOは高い発振周波数が得られるため、用途に応じてこれらの発振器が使い分けられている。これらの発振器では、水晶振動子やSAW共振子等の発振素子の一端に可変容量素子を接続することで、発振素子の共振周波数と反共振周波数の間で可変容量素子の容量値に応じた周波数で発振させることができる。共振周波数と反共振周波数の差が小さい場合、即ち、VCOとしての周波数可変範囲が狭い場合、周波数可変範囲を広げる目的で、発振素子に直列にインダクタンス素子(伸長コイル)を挿入する場合がある。ところが、伸長コイルを挿入することで、本来の発振モード以外に、伸長コイルのインダクタンスLと発振素子の並列容量CによるLC発振モードも存在することになり、発振起動時の様々な条件によってはLC発振が選択されてしまい、本来の周波数で発振しない場合がある。特に、発振回路に供給される電源電圧が急峻に立ち上がった場合に異常発振(LC発振)が起きやすいことが知られている。
そこで、特許文献1では、出力CMOSインバーターに供給される主電源電圧を抵抗とコンデンサーによるローパスフィルターを介して発振回路に供給することで水晶振動子の励振電力を低減し、これにより異常発振を防止する手法が提案されている。この手法によれば、発振回路にローパスフィルターを介して電圧を供給することで、電源起動後、発振回路に供給される電圧を徐々に上昇させることができるので、電源起動時の異常発振を防止することが可能である。
特開平3−167908号公報
異なる周波数で発振する2つの発振回路の発振信号を切り替えて出力可能な発振器(2周波切り替え機能付きの発振器)においても、上述した電源起動時の異常発振(LC発振)の問題があるため、特許文献1の手法を適用し、図12に示すように、スイッチ回路の前段にローパスフィルターを接続することが考えられる。ところが、2周波切り替え機能付きの発振器では、2つの発振回路が同時に動作すると干渉が起こり出力される発振信号にスプリアスが発生する等の問題が生じるため、スイッチ回路を用いて一方の発振回路にのみ電源電圧が供給されるようになっており、周波数を切り替える際に異常発振(LC発振)が起こるおそれがある。
また、特許文献1の手法では、ローパスフィルターを構成する抵抗を流れる電流により電圧降下が生じるため、発振回路の負荷の大きさに応じて、発振回路に供給される電圧が変化する。そのため、発振回路の負荷が大きい、あるいは、発振周波数を高くするために電流を増やすと、発振回路に十分な電圧が供給されなくなるため、電源電圧の低電圧化が難しいという問題がある。
本発明は、以上のような問題点に鑑みてなされたものであり、本発明のいくつかの態様によれば、発振回路に一定電圧を供給するとともに、電源起動時だけでなく周波数の切り替え時にも異常発振を抑制することが可能な発振器及び電子機器を提供することができる。
本発明は前述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の態様または適用例として実現することが可能である。
[適用例1]
本適用例に係る発振器は、複数の発振回路と、前記複数の発振回路の各々に供給される電源電圧を互いに排他的に生成する複数のレギュレーターと、選択信号に応じて、前記複数の発振回路の発振信号から、前記電源電圧が供給されている発振回路の発振信号を選択する選択回路と、を含む。
本適用例に係る発振器では、一般に、レギュレーターの出力電圧が緩やかに立ち上がる性質を利用し、複数のレギュレーターの出力電圧を複数の発振回路の各々に排他的に供給する。従って、本適用例に係る発振器によれば、電源起動時も周波数切り替え時も、発振動作を行う発振回路の電源電圧が緩やかに立ち上がるので、異常発振を抑制することができる。
また、本適用例に係る発振器によれば、各レギュレーターが各発振回路の電源電圧を排他的に生成することで、各発振回路が排他的に動作するので、出力信号に干渉によるスプリアスが発生しないようにできるとともに、低電力化にも有利である。
また、本適用例に係る発振器によれば、複数の発振回路の各々に、レギュレーターが発生させる一定電圧が供給されるので、発振器の低電圧化にさらに有利である。
[適用例2]
上記適用例に係る発振器において、前記複数のレギュレーターの各々は、前記選択信号のデコード信号の各々を入力電圧として前記電源電圧を生成するようにしてもよい。
本適用例に係る発振器によれば、選択信号のデコード信号は排他的にハイレベルになるので、このデコード信号を各レギュレーターの入力電圧とすることで、各レギュレーターを排他的に動作させることができる。また、一般に、デコード信号のハイレベルは、電源電圧に対してほとんど電圧降下がないので、各レギュレーターに電源電圧とほぼ等しい電圧を供給することができる。
[適用例3]
上記適用例に係る発振器は、前記複数のレギュレーターから前記選択信号に応じて1つのレギュレーターを選択し、選択したレギュレーターに前記電源電圧の生成を許可するイネーブル信号を供給するスイッチ回路を含むようにしてもよい。
本適用例に係る発振器によれば、スイッチ回路により、動作しているレギュレーターにのみイネーブル信号が供給されるので、動作していないレギュレーターの消費電流を低減することができる。従って、本適用例に係る発振器は、低消費電力化に有利である。
[適用例4]
上記適用例に係る発振器は、前記複数のレギュレーターから前記選択信号に応じて1つのレギュレーターを選択し、選択したレギュレーターに入力電圧を供給するスイッチ回路を含むようにしてもよい。
本適用例に係る発振器によれば、スイッチ回路により、1つのレギュレーターを選択して入力電圧を供給するので、各レギュレーターを排他的に動作させることができる。
[適用例5]
本適用例に係る電子機器は、上記のいずれかの適用例に係る発振器を含む。
第1実施形態の発振器の構成例を示す図。 第1実施形態における電源起動時の信号波形の一例を示す図。 第1実施形態における周波数切り替え時の信号波形の一例を示す図。 第2実施形態の発振器の構成例を示す図。 第2実施形態における電源起動時の信号波形の一例を示す図。 第2実施形態における周波数切り替え時の信号波形の一例を示す図。 第3実施形態の発振器の構成例を示す図。 第3実施形態における電源起動時の信号波形の一例を示す図。 第3実施形態における周波数切り替え時の信号波形の一例を示す図。 本実施形態の電子機器の機能ブロック図。 本実施形態の電子機器の外観の一例を示す図。 従来手法を適用して異常発振を抑制した場合の2周波切り替え機能付きの発振器の構成例を示す図。
以下、本発明の好適な実施形態について図面を用いて詳細に説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、特許請求の範囲に記載された本発明の内容を不当に限定するものではない。また以下で説明される構成の全てが本発明の必須構成要件であるとは限らない。
1.発振器
1−1.第1実施形態
図1は、第1実施形態の発振器の構成例を示す図である。図1に示すように、本実施形態の発振器1は、発振回路10、発振回路20、選択回路30、レギュレーター40、レギュレーター50、スイッチ回路60を含んで構成されている。ただし、本実施形態の発振器1は、これらの要素の一部を省略又は変更したり、他の要素を追加した構成としてもよい。
スイッチ回路60は、選択信号SELの電圧レベル(ローレベルかハイレベルか)に応じて、外部から供給される電源電圧Vccを2つの出力のいずれか一方にのみ伝搬させる回路である。本実施形態では、選択信号SELがローレベルであれば、出力電圧Vcc1が電源電圧Vccになるとともに出力電圧Vcc2がグランド電位(0V)になる。一方、選択信号SELがハイレベルであれば、出力電圧Vcc1がグランド電位(0V)になるとともに出力電圧Vcc2が電源電圧Vccになる。
レギュレーター40は、電源電圧Vccをイネーブル信号として動作し、電源電圧(入力電圧)Vcc1が供給される(Vcc2が0VからVccになる)と、Vcc1を低電圧化して一定電圧Vreg1を発生させる。
同様に、レギュレーター50は、電源電圧Vccをイネーブル信号として動作し、電源電圧(入力電圧)Vcc2が供給される(Vcc2が0VからVccになる)と、Vcc2を低電圧化して一定電圧Vreg2を発生させる。
発振回路10は、発振素子(水晶振動子等)と、当該発振素子の一端から他端に至る発振ループ(帰還経路)上に増幅素子とが設けられた任意のタイプの発振回路であり、レギュレーター40が生成する電源電圧Vreg1が供給される(Vreg1が0Vから所定の一定電圧になる)と、発振動作を開始し、所定の周波数で発振する。
同様に、発振回路20は、発振素子(水晶振動子等)と、当該発振素子の一端から他端に至る発振ループ(帰還経路)上に増幅素子とが設けられた任意のタイプの発振回路であり、レギュレーター50が生成する電源電圧Vreg2が供給される(Vreg2が0Vから所定の一定電圧になる)と、発振動作を開始し、発振回路10の発振周波数と異なる所定の周波数で発振する。
選択回路30は、選択信号SELの電圧レベル(ローレベルかハイレベルか)に応じて、発振回路10の発振信号Vosc1又は発振回路20の発振信号Vosc2を選択し、選択した発振信号Voscを出力する。本実施形態では、選択信号SELがローレベルであれば発振信号Voscとして発振回路10の発振信号Vosc1が選択され、選択信号SELがハイレベルであれば発振信号Voscとして発振回路20の発振信号Vosc2が選択される。
図2は、電源起動時の信号波形の一例を示す図である。図2に示すように、時刻tにおいて、電源電圧Vccが立ち上がると、選択信号SELがローレベルなので、スイッチ回路60により、Vcc1が立ち上がる(0VからVccになる)。一方、Vcc2は0Vのままである。
Vcc1が立ち上がると、レギュレーター40が動作し、時刻t〜tにかけてVreg1が緩やかに立ち上がる(0VからVccになる)。一方、Vcc2は立ち上がっていないため、レギュレーター50は動作せず、Vreg2は0Vのままである。
時刻tにおいて、Vreg1が立ち上がると、発振回路10が発振動作を開始し、Vosc1の振幅が徐々に大きくなり一定振幅に到達する。一方、Vreg2は立ち上がっていないため、発振回路20は発振動作を行わず、Vosc2は0Vのままである。
そして、選択信号SELがローレベルなので、選択回路30により、出力信号Voscとして発振信号Vosc1が選択される。
その後、電源電圧Vccが立ち下がり、時刻tにおいて、再び電源電圧Vccが立ち上がるとともに選択信号SELがハイレベルになると、スイッチ回路60により、Vcc2が立ち上がる(0VからVccになる)。一方、Vcc1は0Vのままである。
Vcc2が立ち上がると、レギュレーター50が動作し、時刻t〜tにかけてVreg2が緩やかに立ち上がる(0VからVccになる)。一方、Vcc1は立ち上がっていないため、レギュレーター40は動作せず、Vreg1は0Vのままである。
時刻tにおいて、Vreg2が立ち上がると、発振回路20が発振動作を開始し、Vosc2の振幅が徐々に大きくなり一定振幅に到達する。一方、Vreg1は立ち上がっていないため、発振回路10は発振動作を行わず、Vosc1は0Vのままである。
そして、選択信号SELがハイレベルなので、選択回路30により、出力信号Voscとして発振信号Vosc2が選択される。
このように、電源電圧Vccが立ち上がる時、選択信号SELがローレベルであれば、発振回路10のみが動作し、その電源電圧Vreg1は緩やかに立ち上がるので、発振回路10は異常発振を起こしにくい。また、電源電圧Vccが立ち上がる時、選択信号SELがハイレベルであれば、発振回路20のみが動作し、その電源電圧Vreg2は緩やかに立ち上がるので、発振回路20は異常発振を起こしにくい。
図3は、周波数切り替え時の信号波形の一例を示す図である。図3に示すように、時刻tまでは選択信号SELがローレベルであり、発振回路10のみが発振動作を行っており、発振信号Vosc1のみが発生している。そして、選択信号SELがローレベルなので、選択回路30により、出力信号Voscとして発振信号Vosc1が選択されている。
時刻tにおいて、周波数の切り替え操作が行われ、選択信号SELがローレベルからハイレベルに変化すると、スイッチ回路60により、Vcc1が立ち下がる(Vccから0Vになる)とともに、Vcc2が立ち上がる(0VからVccになる)。
Vcc1が立ち下がると、レギュレーター40の動作が停止し、時刻t〜tにかけてVreg1が緩やかに立ち下がる(Vccから0Vになる)。また、Vcc2が立ち上がると、レギュレーター50が動作し、時刻t〜tにかけてVreg2が緩やかに立ち上がる(0VからVccになる)。
時刻tにおいて、Vreg1が立ち下がると、発振回路10が発振動作を停止し、Vosc1が0Vになる。また、Vreg2が立ち上がると、発振回路20が発振動作を開始し、Vosc2の振幅が徐々に大きくなり一定振幅に到達する。
そして、時刻t〜tでは、選択信号SELがハイレベルなので、選択回路30により、出力信号Voscとして発振信号Vosc2が選択される。
時刻tにおいて、再び周波数の切り替え操作が行われ、選択信号SELがハイレベルからローレベルに変化すると、スイッチ回路60により、Vcc2が立ち下がる(Vccから0Vになる)とともに、Vcc1が立ち上がる(0VからVccになる)。
Vcc2が立ち下がると、レギュレーター50の動作が停止し、時刻t〜tにかけてVreg2が緩やかに立ち下がる(Vccから0Vになる)。また、Vcc1が立ち上がると、レギュレーター40が動作し、時刻t〜tにかけてVreg1が緩やかに立ち上がる(0VからVccになる)。
時刻tにおいて、Vreg2が立ち下がると、発振回路20が発振動作を停止し、Vosc2が0Vになる。また、Vreg1が立ち上がると、発振回路10が発振動作を開始し、Vosc1の振幅が徐々に大きくなり一定振幅に到達する。
そして、時刻t以降は、選択信号SELがローレベルなので、選択回路30により、出力信号Voscとして発振信号Vosc1が選択される。
このように、周波数の切り替え操作により選択信号SELがローレベルからハイレベルに変化すると、発振回路10が発振動作を停止するとともに発振回路20が発振動作を開始する。この時、発振回路20の電源電圧Vreg2は緩やかに立ち上がるので、発振回路20は異常発振を起こしにくい。一方、周波数の切り替え操作により選択信号SELがハイレベルからローレベルに変化すると、発振回路20が発振動作を停止するとともに発振回路10が発振動作を開始する。この時、発振回路10の電源電圧Vreg1は緩やかに立ち上がるので、発振回路10は異常発振を起こしにくい。
以上に説明したように、第1実施形態の発振器によれば、電源起動時も周波数切り替え時も、発振動作を行う発振回路10又は発振回路20の電源電圧が緩やかに立ち上がるので、異常発振を抑制することができる。特に、発振回路10や発振回路20が、伸長コイルを有する電圧制御型の圧電発振回路の場合、伸長コイルのLと圧電発振素子(水晶振動子等)の並列容量CによるLC発振が起こりやすいので、特に有効である。
また、実施形態の発振器によれば、発振回路10と発振回路20が排他的に動作するので、出力される発振信号に干渉によるスプリアスが発生しないようにできるとともに、低電力化にも有利である。
また、本実施形態の発振器によれば、発振回路10と発振回路20の前段にそれぞれ(2つのRC回路ではなく)レギュレーター40とレギュレーター50を設けたことで、発振回路10と発振回路20に一定の電源電圧を供給することができる。従って、発振回路10と発振回路20の前段に2つのRC回路を設けた場合と比較して電源電圧Vccの低電圧化に有利である。また、発振器1をディスクリートに組んで構成した場合、発振回路10と発振回路20の前段に2つのRC回路を設けた場合と比較して、部品点数を削減することができる。
1−2.第2実施形態
第1実施形態では、電源電圧Vccは、スイッチ回路60を介してレギュレーター40の入力電圧Vcc1又はレギュレーター50の入力電圧Vcc2に伝搬する。従って、スイッチ回路60をアナログスイッチで構成する等、スイッチ回路60の構成によっては、その抵抗値により電圧降下が生じ、Vcc1やVcc2がVccよりも低い電圧になる場合がある。そのため、電源電圧Vccの低電圧化に不利になる場合もある。そこで、第2実施形態では、レギュレーター40の入力電圧及びレギュレーター50の入力電圧がVccになるような構成とする。
図4は、第2実施形態の発振器の構成例を示す図である。図4において、図1と同じ構成要素には同じ符号を付している。図4に示すように、第2実施形態の発振器1は、発振回路10、発振回路20、選択回路30、レギュレーター40、レギュレーター50、デコード回路70を含んで構成されている。ただし、本実施形態の発振器1は、これらの要素の一部を省略又は変更したり、他の要素を追加した構成としてもよい。
デコード回路70は、選択信号SELをデコードし、2つのデコード信号を生成する回路である。本実施形態では、デコード回路70は、電源電圧Vccで動作するCMOSインバーター72とCMOSバッファー74を含む。従って、選択信号SELがローレベルであればデコード信号SEL1とSEL2がそれぞれVccとグランド電位(0V)になり、選択信号SELがハイレベルであればデコード信号SEL1とSEL2がそれぞれグランド電位(0V)とVccになる。
レギュレーター40は、デコード信号SEL1を入力電圧、電源電圧Vccをイネーブル信号として動作する。すなわち、電源電圧Vccが立ち上がっている状態でデコード信号SEL1の電圧が0VからVccになると、Vccを低電圧化して一定電圧Vreg1を発生させる。
同様に、レギュレーター50は、デコード信号SEL2を入力電圧、電源電圧Vccをイネーブル信号として動作する。すなわち、電源電圧Vccが立ち上がっている状態でデコード信号SEL2の電圧が0VからVccになると、Vccを低電圧化して一定電圧Vreg2を発生させる。
第2実施形態の発振器における以降の構成(発振回路10、発振回路20、選択回路30の各構成及び接続関係)は、第1実施形態と同様であるので、その説明を省略する。
図5は、第2実施形態における電源起動時の信号波形の一例を示す図である。図5に示すように、時刻tにおいて、電源電圧Vccが立ち上がると、選択信号SELがローレベルなので、デコード回路70により、SEL1がローレベル(0V)からハイレベル(Vcc)に変化する。一方、SEL2はローレベル(0V)のままである。
SEL1がハイレベル(Vcc)になると、レギュレーター40が動作し、時刻t〜tにかけてVreg1が緩やかに立ち上がる(0VからVccになる)。一方、SEL2はローレベル(0V)なので、レギュレーター50は動作せず、Vreg2は0Vのままである。
時刻tにおいて、Vreg1が立ち上がると、発振回路10が発振動作を開始し、Vosc1の振幅が徐々に大きくなり一定振幅に到達する。一方、Vreg2は立ち上がっていないため、発振回路20は発振動作を行わず、Vosc2は0Vのままである。
そして、選択信号SELがローレベルなので、選択回路30により、出力信号Voscとして発振信号Vosc1が選択される。
その後、電源電圧Vccが立ち下がり、時刻tにおいて、再び電源電圧Vccが立ち上がるとともに選択信号SELがハイレベルになると、デコード回路70により、SEL2がローレベル(0V)からハイレベル(Vcc)に変化する。一方、SEL1はローレベル(0V)のままである。
SEL2がハイレベル(Vcc)になると、レギュレーター50が動作し、時刻t〜tにかけてVreg2が緩やかに立ち上がる(0VからVccになる)。一方、SEL1はローレベル(0V)なので、レギュレーター40は動作せず、Vreg1は0Vのままである。
時刻tにおいて、Vreg2が立ち上がると、発振回路20が発振動作を開始し、Vosc2の振幅が徐々に大きくなり一定振幅に到達する。一方、Vreg1は立ち上がっていないため、発振回路10は発振動作を行わず、Vosc1は0Vのままである。
そして、選択信号SELがハイレベルなので、選択回路30により、出力信号Voscとして発振信号Vosc2が選択される。
このように、電源電圧Vccが立ち上がる時、選択信号SELがローレベルであれば、発振回路10のみが動作し、その電源電圧Vreg1は緩やかに立ち上がるので、発振回路10は異常発振を起こしにくい。また、電源電圧Vccが立ち上がる時、選択信号SELがハイレベルであれば、発振回路20のみが動作し、その電源電圧Vreg2は緩やかに立ち上がるので、発振回路20は異常発振を起こしにくい。
図6は、第2実施形態における周波数切り替え時の信号波形の一例を示す図である。図6に示すように、時刻tまでは選択信号SELがローレベルであり、発振回路10のみが発振動作を行っており、発振信号Vosc1のみが発生している。そして、選択信号SELがローレベルなので、選択回路30により、出力信号Voscとして発振信号Vosc1が選択されている。
時刻tにおいて、周波数の切り替え操作が行われ、選択信号SELがローレベルからハイレベルに変化すると、デコード回路70により、SEL1がハイレベル(Vcc)からローレベル(0V)に変化するとともに、SEL2がローレベル(0V)からハイレベル(Vcc)に変化する。
SEL1がローレベル(0V)になると、レギュレーター40の動作が停止し、時刻t〜tにかけてVreg1が緩やかに立ち下がる(Vccから0Vになる)。また、SEL2がハイレベル(Vcc)になると、レギュレーター50が動作し、時刻t〜tにかけてVreg2が緩やかに立ち上がる(0VからVccになる)。
時刻tにおいて、Vreg1が立ち下がると、発振回路10が発振動作を停止し、Vosc1が0Vになる。また、Vreg2が立ち上がると、発振回路20が発振動作を開始し、Vosc2の振幅が徐々に大きくなり一定振幅に到達する。
そして、時刻t〜tでは、選択信号SELがハイレベルなので、選択回路30により、出力信号Voscとして発振信号Vosc2が選択される。
時刻tにおいて、再び周波数の切り替え操作が行われ、選択信号SELがハイレベルからローレベルに変化すると、デコード回路70により、SEL2がハイレベル(Vcc)からローレベル(0V)に変化するとともに、SEL1がローレベル(0V)からハイレベル(Vcc)に変化する。
SEL2がローレベル(0V)になると、レギュレーター50の動作が停止し、時刻t〜tにかけてVreg2が緩やかに立ち下がる(Vccから0Vになる)。また、SEL1がハイレベル(Vcc)になると、レギュレーター40が動作し、時刻t〜tにかけてVreg1が緩やかに立ち上がる(0VからVccになる)。
時刻tにおいて、Vreg2が立ち下がると、発振回路20が発振動作を停止し、Vosc2が0Vになる。また、Vreg1が立ち上がると、発振回路10が発振動作を開始し、Vosc1の振幅が徐々に大きくなり一定振幅に到達する。
そして、時刻t以降は、選択信号SELがローレベルなので、選択回路30により、出力信号Voscとして発振信号Vosc1が選択される。
このように、周波数の切り替え操作により選択信号SELがローレベルからハイレベルに変化すると、発振回路10が発振動作を停止するとともに発振回路20が発振動作を開始する。この時、発振回路20の電源電圧Vreg2は緩やかに立ち上がるので、発振回路20は異常発振を起こしにくい。一方、周波数の切り替え操作により選択信号SELがハイレベルからローレベルに変化すると、発振回路20が発振動作を停止するとともに発振回路10が発振動作を開始する。この時、発振回路10の電源電圧Vreg1は緩やかに立ち上がるので、発振回路10は異常発振を起こしにくい。
以上に説明した第2実施形態の発振器によれば、第1実施形態の発振器と同様の効果を奏することができる。
さらに、第2実施形態の発振器によれば、デコード回路70により、レギュレーター40の入力電圧及びレギュレーター50の入力電圧が電圧降下することなく電源電圧Vccになるので、第1実施形態よりも電源電圧Vccの低電圧化に有利である。
1−3.第3実施形態
第2実施形態では、レギュレーター40とレギュレーター50は排他的に動作するが、イネーブル端子には常に電源電圧Vccが供給されている。そのため、動作していないレギュレーターでも、イネーブル端子からグランドに流れる電流が発生する場合もあり、低消費電力化に不利である。そこで、第3実施形態では、動作していないレギュレーターのイネーブル信号が0Vになる構成とする。
図7は、第3実施形態の発振器の構成例を示す図である。図7において、図4と同じ構成要素には同じ符号を付している。図7に示すように、第3実施形態の発振器1は、発振回路10、発振回路20、選択回路30、レギュレーター40、レギュレーター50、スイッチ回路60、デコード回路70を含んで構成されている。ただし、本実施形態の発振器1は、これらの要素の一部を省略又は変更したり、他の要素を追加した構成としてもよい。
スイッチ回路60は、選択信号SELがローレベルであれば、出力電圧Ven1が電源電圧Vccになるとともに出力電圧Ven2がグランド電位(0V)になる。一方、選択信号SELがハイレベルであれば、出力電圧Ven1がグランド電位(0V)になるとともに出力電圧Ven2が電源電圧Vccになる。
デコード回路70は、第2実施形態と同様の構成であり、選択信号SELがローレベルであればデコード信号SEL1とSEL2がそれぞれVccとグランド電位(0V)になり、選択信号SELがハイレベルであればデコード信号SEL1とSEL2がそれぞれグランド電位(0V)とVccになる。
レギュレーター40は、デコード信号SEL1を入力電圧、Ven1をイネーブル信号として動作する。すなわち、Ven1がVccの状態でデコード信号SEL1の電圧が0VからVccになると、Vccを低電圧化して一定電圧Vreg1を発生させる。
同様に、レギュレーター50は、デコード信号SEL2を入力電圧、Ven2をイネーブル信号として動作する。すなわち、Ven2がVccの状態でデコード信号SEL2の電圧が0VからVccになると、Vccを低電圧化して一定電圧Vreg2を発生させる。
第3実施形態の発振器における以降の構成(発振回路10、発振回路20、選択回路30の各構成及び接続関係)は、第1実施形態及び第2実施形態と同様であるので、その説明を省略する。
図8は、第3実施形態における電源起動時の信号波形の一例を示す図である。図8に示すように、時刻tにおいて、電源電圧Vccが立ち上がると、選択信号SELがローレベルなので、スイッチ回路60によりVen1が立ち上がる(0VからVccになる)とともに、デコード回路70によりSEL1がローレベル(0V)からハイレベル(Vcc)に変化する。一方、Ven2は0Vのままであり、SEL2はローレベル(0V)のままである。
Ven1が立ち上がるとともにSEL1がハイレベル(Vcc)になると、レギュレーター40が動作し、時刻t〜tにかけてVreg1が緩やかに立ち上がる(0VからVccになる)。一方、SEL2はローレベル(0V)なので、レギュレーター50は動作せず、Vreg2は0Vのままである。また、この時、Ven2が0Vなので、レギュレーター50の消費電流はほぼ0である。
時刻tにおいて、Vreg1が立ち上がると、発振回路10が発振動作を開始し、Vosc1の振幅が徐々に大きくなり一定振幅に到達する。一方、Vreg2は立ち上がっていないため、発振回路20は発振動作を行わず、Vosc2は0Vのままである。
そして、選択信号SELがローレベルなので、選択回路30により、出力信号Voscとして発振信号Vosc1が選択される。
その後、電源電圧Vccが立ち下がり、時刻tにおいて、再び電源電圧Vccが立ち上がるとともに選択信号SELがハイレベルになると、スイッチ回路60によりVen2が立ち上がる(0VからVccになる)とともに、デコード回路70によりSEL2がローレベル(0V)からハイレベル(Vcc)に変化する。一方、Ven1は0Vのままであり、SEL1はローレベル(0V)のままである。
Ven2が立ち上がるとともにSEL2がハイレベル(Vcc)になると、レギュレーター50が動作し、時刻t〜tにかけてVreg2が緩やかに立ち上がる(0VからVccになる)。一方、SEL1はローレベル(0V)なので、レギュレーター50は動作せず、Vreg1は0Vのままである。また、この時、Ven1が0Vなので、レギュレーター40の消費電流はほぼ0である。
時刻tにおいて、Vreg2が立ち上がると、発振回路20が発振動作を開始し、Vosc2の振幅が徐々に大きくなり一定振幅に到達する。一方、Vreg1は立ち上がっていないため、発振回路10は発振動作を行わず、Vosc1は0Vのままである。
そして、選択信号SELがハイレベルなので、選択回路30により、出力信号Voscとして発振信号Vosc2が選択される。
このように、電源電圧Vccが立ち上がる時、選択信号SELがローレベルであれば、発振回路10のみが動作し、その電源電圧Vreg1は緩やかに立ち上がるので、発振回路10は異常発振を起こしにくい。また、電源電圧Vccが立ち上がる時、選択信号SELがハイレベルであれば、発振回路20のみが動作し、その電源電圧Vreg2は緩やかに立ち上がるので、発振回路20は異常発振を起こしにくい。
図9は、第3実施形態における周波数切り替え時の信号波形の一例を示す図である。図9に示すように、時刻tまでは選択信号SELがローレベルであり、発振回路10のみが発振動作を行っており、発振信号Vosc1のみが発生している。そして、選択信号SELがローレベルなので、選択回路30により、出力信号Voscとして発振信号Vosc1が選択されている。
時刻tにおいて、周波数の切り替え操作が行われ、選択信号SELがローレベルからハイレベルに変化すると、スイッチ回路60により、Ven1が立ち下がる(Vccから0Vになる)とともに、Ven2が立ち上がる(0VからVccになる)。また、デコード回路70により、SEL1がハイレベル(Vcc)からローレベル(0V)に変化するとともに、SEL2がローレベル(0V)からハイレベル(Vcc)に変化する。
Ven1が立ち下がるとともにSEL1がローレベル(0V)になると、レギュレーター40の動作が停止し、時刻t〜tにかけてVreg1が緩やかに立ち下がる(Vccから0Vになる)。また、Ven2が立ち上がるとともにSEL2がハイレベル(Vcc)になると、レギュレーター50が動作し、時刻t〜tにかけてVreg2が緩やかに立ち上がる(0VからVccになる)。
時刻tにおいて、Vreg1が立ち下がると、発振回路10が発振動作を停止し、Vosc1が0Vになる。また、Vreg2が立ち上がると、発振回路20が発振動作を開始し、Vosc2の振幅が徐々に大きくなり一定振幅に到達する。
そして、時刻t〜tでは、選択信号SELがハイレベルなので、選択回路30により、出力信号Voscとして発振信号Vosc2が選択される。なお、時刻t〜tにおいて、レギュレーター40は動作を停止しているが、この時、Ven1が0Vなので、レギュレーター40の消費電流はほぼ0である。
時刻tにおいて、再び周波数の切り替え操作が行われ、選択信号SELがハイレベルからローレベルに変化すると、スイッチ回路60により、Ven2が立ち下がる(Vccから0Vになる)とともに、Ven1が立ち上がる(0VからVccになる)。また、デコード回路70により、SEL2がハイレベル(Vcc)からローレベル(0V)に変化するとともに、SEL1がローレベル(0V)からハイレベル(Vcc)に変化する。
Ven2が立ち下がるとともにSEL2がローレベル(0V)になると、レギュレーター50の動作が停止し、時刻t〜tにかけてVreg2が緩やかに立ち下がる(Vccから0Vになる)。また、Ven1が立ち上がるとともにSEL1がハイレベル(Vcc)になると、レギュレーター40が動作し、時刻t〜tにかけてVreg1が緩やかに立ち上がる(0VからVccになる)。
時刻tにおいて、Vreg2が立ち下がると、発振回路20が発振動作を停止し、Vosc2が0Vになる。また、Vreg1が立ち上がると、発振回路10が発振動作を開始し、Vosc1の振幅が徐々に大きくなり一定振幅に到達する。
そして、時刻t以降は、選択信号SELがローレベルなので、選択回路30により、出力信号Voscとして発振信号Vosc1が選択される。なお、時刻t以降において、レギュレーター50は動作を停止しているが、この時、Ven2が0Vなので、レギュレーター50の消費電流はほぼ0である。
このように、周波数の切り替え操作により選択信号SELがローレベルからハイレベルに変化すると、発振回路10が発振動作を停止するとともに発振回路20が発振動作を開始する。この時、発振回路20の電源電圧Vreg2は緩やかに立ち上がるので、発振回路20は異常発振を起こしにくい。一方、周波数の切り替え操作により選択信号SELがハイレベルからローレベルに変化すると、発振回路20が発振動作を停止するとともに発振回路10が発振動作を開始する。この時、発振回路10の電源電圧Vreg1は緩やかに立ち上がるので、発振回路10は異常発振を起こしにくい。
以上に説明した第3実施形態の発振器によれば、第2実施形態の発振器と同様の効果を奏することができる。
さらに、第3実施形態の発振器によれば、スイッチ回路60により、動作していないレギュレーターのイネーブル信号が0Vになるので、低消費電力化にさらに有利である。
2.電子機器
図10は、本実施形態の電子機器の機能ブロック図である。また、図11は、本実施形態の電子機器の一例であるスマートフォンの外観の一例を示す図である。
本実施形態の電子機器200は、クロック生成部210、CPU(Central Processing Unit)220、操作部230、ROM(Read Only Memory)240、RAM(Random Access Memory)250、通信部260、表示部270、音出力部280を含んで構成されている。なお、本実施形態の電子機器は、図10の構成要素(各部)の一部を省略又は変更したり、他の構成要素を付加した構成としてもよい。
クロック生成部210は、発振器212の発振信号を原振クロックとして、各種のクロック信号を生成する。発振器212は、例えば、前述した第1〜第3実施形態の発振器1のいずれかである。
CPU220は、ROM240等に記憶されているプログラムに従い、クロック生成部210が生成する各種のクロック信号を用いて各種の計算処理や制御処理を行う。具体的には、CPU220は、操作部230からの操作信号に応じた各種の処理、外部とデータ通信を行うために通信部260を制御する処理、表示部270に各種の情報を表示させるための表示信号を送信する処理、音出力部280に各種の音を出力させる処理等を行う。
操作部230は、操作キーやボタンスイッチ等により構成される入力装置であり、ユーザーによる操作に応じた操作信号をCPU220に出力する。
ROM240は、CPU220が各種の計算処理や制御処理を行うためのプログラムやデータ等を記憶している。
RAM250は、CPU220の作業領域として用いられ、ROM240から読み出されたプログラムやデータ、操作部230から入力されたデータ、CPU220が各種プログラムに従って実行した演算結果等を一時的に記憶する。
通信部260は、CPU220と外部装置との間のデータ通信を成立させるための各種制御を行う。
表示部270は、LCD(Liquid Crystal Display)等により構成される表示装置であり、CPU220から入力される表示信号に基づいて各種の情報を表示する。
音出力部280は、スピーカー等の音を出力する装置である。
発振器212として本実施形態の発振器1を組み込むことにより、より信頼性の高い電子機器を実現することができる。
このような電子機器200としては種々の電子機器が考えられ、例えば、パーソナルコンピューター(例えば、モバイル型パーソナルコンピューター、ラップトップ型パーソナルコンピューター、タブレット型パーソナルコンピューター)、携帯電話機などの移動体端末、ディジタルスチールカメラ、インクジェット式吐出装置(例えば、インクジェットプリンター)、ルーターやスイッチなどのストレージエリアネットワーク機器、ローカルエリアネットワーク機器、テレビ、ビデオカメラ、ビデオテープレコーダー、カーナビゲーション装置、ページャー、電子手帳(通信機能付も含む)、電子辞書、電卓、電子ゲーム機器、ゲーム用コントローラー、ワードプロセッサー、ワークステーション、テレビ電話、防犯用テレビモニター、電子双眼鏡、POS端末、医療機器(例えば電子体温計、血圧計、血糖計、心電図計測装置、超音波診断装置、電子内視鏡)、魚群探知機、各種測定機器、計器類(例えば、車両、航空機、船舶の計器類)、フライトシュミレーター、ヘッドマウントディスプレイ、モーショントレース、モーショントラッキング、モーションコントローラー、PDR(歩行者位置方位計測)等が挙げられる。
3.変形例
本発明は本実施形態に限定されず、本発明の要旨の範囲内で種々の変形実施が可能である。
本発明の発振器は、圧電発振器(水晶発振器等)、SAW発振器、電圧制御型発振器(VCXOやVCSO等)、温度補償型発振器(TCXO等)、恒温型発振器(OCXO等)、シリコン発振器、原子発振器等であってもよい。
発振回路10,20に含まれる発振素子としては、例えば、SAW(Surface Acoustic Wave)共振子、ATカット水晶振動子、SCカット水晶振動子、音叉型水晶振動子、その他の圧電振動子やMEMS(Micro Electro Mechanical Systems)振動子などを用いることができる。
この発振素子の基板材料としては、水晶、タンタル酸リチウム、ニオブ酸リチウム等の圧電単結晶や、ジルコン酸チタン酸鉛等の圧電セラミックス等の圧電材料、又はシリコン半導体材料等を用いることができる。
この発振素子の励振手段としては、圧電効果によるものを用いてもよいし、クーロン力による静電駆動を用いてもよい。
発振回路10,20に含まれる増幅素子としては、バイポーラトランジスター、電界効果トランジスター(FET:Field Effect Transistor)、金属酸化膜型電界効果トランジスター(MOSFET:Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)、サイリスター等を用いることができる。
また、本実施形態では、2周波切り替え機能付きの発振器を例に挙げて説明したが、本発明は、3周波以上の切り替え機能付きの発振器にも適用できる。
また、本実施形態では、イネーブル端子付きのレギュレーター40,50を用いているが、第1実施形態と第2実施形態では、イネーブル端子のないレギュレーター(常にイネーブルのレギュレーター)を用いてもよい。
また、第3実施形態では、スイッチ回路60を用いてレギュレーター40のイネーブル信号Ven1とレギュレーター50のイネーブル信号Ven2を生成しているが、デコード回路70が生成するデコード信号SEL1及びSEL2をそれぞれVen1及びVen2と兼用してもよい。
また、本実施形態の発振器において、レギュレーター40と発振回路10の間にRC回路(ローパスフィルター)をさらに設けてもよい。同様に、レギュレーター50と発振回路20の間にRC回路(ローパスフィルター)をさらに設けてもよい。このようにすれば、発振回路10や発振回路20の電源電圧の立ち上がりがさらに緩やかになるので、異常発振をより確実に抑制することができる。
上述した実施形態および変形例は一例であって、これらに限定されるわけではない。例えば、各実施形態および各変形例を適宜組み合わせることも可能である。
本発明は、実施の形態で説明した構成と実質的に同一の構成(例えば、機能、方法及び結果が同一の構成、あるいは目的及び効果が同一の構成)を含む。また、本発明は、実施の形態で説明した構成の本質的でない部分を置き換えた構成を含む。また、本発明は、実施の形態で説明した構成と同一の作用効果を奏する構成又は同一の目的を達成することができる構成を含む。また、本発明は、実施の形態で説明した構成に公知技術を付加した構成を含む。
1 発振器、10 発振回路、20 発振回路、30 選択回路、40 レギュレーター、50 レギュレーター、60 スイッチ回路、70 デコード回路、72 CMOSインバーター、74 CMOSバッファー、200 電子機器、210 クロック生成部、212 発振器、220 CPU、230 操作部、240 ROM、250 RAM、260 通信部、270 表示部、280 音出力部

Claims (4)

  1. 2つの発振回路と、
    前記2つの発振回路の各々に供給される電源電圧を互いに排他的に生成する2つのレギュレーターと、
    選択信号に応じて、前記2つの発振回路から出力される発振信号のうち、前記電源電圧が供給されている一方の発振回路の発振信号を選択する選択回路と、を含み、
    前記2つのレギュレーターの各々は、
    前記選択信号のデコード信号の各々を入力電圧として前記電源電圧を生成する、発振器。
  2. 請求項において、
    前記2つのレギュレーターのうち前記選択信号に応じて一方のレギュレーターを選択し、前記一方のレギュレーターに前記電源電圧の生成を許可するイネーブル信号を供給するスイッチ回路を含む、発振器。
  3. 2つの発振回路と、
    前記2つの発振回路の各々に供給される第1の電源電圧を互いに排他的に生成する2つのレギュレーターと、
    選択信号に応じて、前記2つの発振回路から出力される発振信号のうち、前記第1の電源電圧が供給されている一方の発振回路の発振信号を選択する選択回路と、
    前記2つのレギュレーターから前記選択信号に応じて一方のレギュレーターを選択し、前記一方のレギュレーターに入力電圧として第2の電源電圧を供給するスイッチ回路と、を含み、
    前記2つのレギュレーターの各々は、
    前記第2の電源電圧を、前記第1の電源電圧の生成を許可するイネーブル信号として動作する、発振器。
  4. 請求項1乃至のいずれか一項に記載の発振器を含む、電子機器。
JP2012062244A 2012-03-19 2012-03-19 発振器及び電子機器 Active JP5962895B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012062244A JP5962895B2 (ja) 2012-03-19 2012-03-19 発振器及び電子機器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012062244A JP5962895B2 (ja) 2012-03-19 2012-03-19 発振器及び電子機器

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2013197835A JP2013197835A (ja) 2013-09-30
JP2013197835A5 JP2013197835A5 (ja) 2015-04-30
JP5962895B2 true JP5962895B2 (ja) 2016-08-03

Family

ID=49396275

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012062244A Active JP5962895B2 (ja) 2012-03-19 2012-03-19 発振器及び電子機器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5962895B2 (ja)

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003216247A (ja) * 2002-01-24 2003-07-31 Ricoh Co Ltd 直流安定化電源装置
JP2004179706A (ja) * 2002-11-25 2004-06-24 Nippon Dempa Kogyo Co Ltd 二周波切替型の水晶発振器
JP5655408B2 (ja) * 2010-07-23 2015-01-21 セイコーエプソン株式会社 集積回路装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2013197835A (ja) 2013-09-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN105827203B (zh) 半导体电路装置、振荡器、电子设备以及移动体
CN105827204B (zh) 半导体电路装置、振荡器、电子设备以及移动体
JP6123983B2 (ja) 発振回路、半導体集積回路装置、振動デバイス、電子機器、および移動体
CN105897165B (zh) 振荡电路、振荡器、电子设备以及移动体
JP2013211654A (ja) 発振器、電子機器及び発振器の温度補償方法
JP6241587B2 (ja) 集積回路、振動デバイス、電子機器、移動体及び集積回路のモード切り替え方法
JP2013207363A (ja) 回路装置、発振装置及び電子機器
JP2013243606A (ja) 温度情報生成回路、発振器、電子機器、温度補償システム及び電子部品の温度補償方法
US9628096B2 (en) Oscillation circuit, oscillator, fractional N-PLL circuit, electronic apparatus, moving object, and determination method of reference frequency of fractional N-PLL circuit
JP6288411B2 (ja) 発振回路、発振器、電子機器および移動体
JP2018191038A (ja) 回路装置、発振器、電子機器及び移動体
CN105471390B (zh) 半导体电路、振荡器、电子设备以及移动体
JP6123982B2 (ja) 発振回路、電子機器、及び移動体
JP2018063568A (ja) 回路装置、発振器、電子機器及び移動体
JP2015126280A (ja) 発振回路、発振器、電子機器及び移動体
US8674776B2 (en) Oscillator circuit, oscillator, electronic apparatus, and activation method oscillator circuit
JP2013197837A (ja) 発振器及び電子機器
JP6004153B2 (ja) 発振回路、発振器、電子機器及び発振回路の起動方法
JP5962895B2 (ja) 発振器及び電子機器
JP2016134735A (ja) 発振器、電子機器及び移動体
JP2013197836A (ja) 発振器及び電子機器
US20160072510A1 (en) Oscillatoin circuit, oscillator, electronic device, moving object, and control method of oscillator
JP2014197750A (ja) 周波数選択回路、発振器、電子機器、移動体及び周波数選択回路の動作方法
JP2015099967A (ja) 発振回路、発振器、電子機器、移動体及び発振器の製造方法
JP2021022853A (ja) 回路装置、発振器、電子機器、及び移動体

Legal Events

Date Code Title Description
RD07 Notification of extinguishment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7427

Effective date: 20140619

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150317

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150317

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160229

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160309

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160506

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160601

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160614

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5962895

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150