JP2015198339A - 発振回路、発振器、電子機器、移動体及び発振器の制御方法 - Google Patents

発振回路、発振器、電子機器、移動体及び発振器の制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】低電圧でも発振動作を行える、発振回路、発振器、電子機器、移動体及び発振器の制御方法を提供すること。【解決手段】発振回路1は、パルス信号Vpの供給を受けて作動する昇圧回路11を有し、入力される基準電圧Vrefを昇圧して生成したバイアス電圧Vbを、振動子100に向けて出力する電圧生成部10と、クロックパルス信号Vcpを生成して出力するクロックパルス信号生成部20と、昇圧回路11に入力されるパルス信号Vpを、クロックパルス信号Vcpとする第1状態と、振動子100から発振される信号Voscとする第2状態との間で切り替えるスイッチ部30と、を有して構成されている。【選択図】図1

Description

本発明は、発振回路、発振器、電子機器、移動体及び発振器の制御方法に関する。
MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)振動子などの静電容量型の振動子を用いた発振器が開発されている。MEMS振動子の一例として、固定電極及び可動電極を有し、両電極間に発生する静電力により可動電極を駆動させるMEMS振動子がある。このような振動子を発振器に用いる場合には、通常は両電極間にバイアス電圧を印加して用いる。
特許文献1には、振動子にバイアス電圧を印加するための昇圧回路を、振動子を発振源とするクロックパルスによって動作させる発振器が開示されている。
特開2010−232792号公報
特許文献1の発振器においては、昇圧回路が昇圧動作をする前に振動子及び発振回路が発振条件を満たし、発振する必要がある。しかしながら、例えば、発振器への供給電圧を低くすると、発振条件を満たすことが難しくなる。このため、振動子の製造バラツキなどによって発振条件を満たせない場合には、所望の発振動作を行えない可能性がある。
本発明は、以上のような技術的課題に鑑みてなされたものである。本発明のいくつかの態様によれば、低電圧でも発振動作を行える、発振回路、発振器、電子機器、移動体及び発振器の制御方法を提供することができる。
本発明は前述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の態様又は適用例として実現することが可能である。
[適用例1]
本適用例に係る発振回路は、パルス信号の供給を受けて作動する昇圧回路を有し、入力される基準電圧を昇圧して生成したバイアス電圧を、振動子に向けて出力する電圧生成部と、クロックパルス信号を生成して出力するクロックパルス信号生成部と、前記昇圧回路に入力される前記パルス信号を、前記クロックパルス信号とする第1状態と、前記振動子から発振される信号とする第2状態との間で切り替えるスイッチ部と、を有する、発振回路である。
本適用例によれば、第1状態ではクロックパルス信号で昇圧回路を動作させるので、低電圧でも昇圧回路を動作させてバイアス電圧を生成することができる。したがって、低電圧でも発振動作を行える発振回路を実現できる。また、第2状態では振動子から発振される信号で昇圧回路を動作させるので、相互変調歪みによる出力信号の劣化を抑制できる。
[適用例2]
上述の発振回路において、前記クロックパルス信号生成部は、前記スイッチ部が前記第
2状態である場合に、前記クロックパルス信号の出力を停止してもよい。
これによって、相互変調歪みによる出力信号の劣化をさらに抑制できる。
[適用例3]
上述の発振回路において、前記スイッチ部は、前記第1状態から前記第2状態へと切り替えてもよい。
これによって、クロックパルス信号で昇圧回路を動作させて発振動作を行った後に、振動子を発振源とする発振信号で昇圧回路を動作させるので、相互変調歪みによる出力信号の劣化を抑制できる。
[適用例4]
上述の発振回路において、前記スイッチ部は、初期通電時には前記第1状態であってもよい。
これによって、初期通電時にはクロックパルス信号で昇圧回路を動作させて発振動作を行える。したがって、低電圧でも発振動作を行える発振回路を実現できる。
[適用例5]
上述の発振回路において、前記スイッチ部は、前記発振信号の電圧振幅が基準値以上となった場合に、前記第1状態から前記第2状態へと切り替えてもよい。
これによって、適切な発振動作を行った後に第1状態から第2状態へと切り替えることができる。
[適用例6]
上述の発振回路において、前記スイッチ部は、初期通電時からの経過時間が基準時間以上となった場合に、前記第1状態から前記第2状態へと切り替えてもよい。
これによって、適切な発振動作を行った後に第1状態から第2状態へと切り替えることができる。
[適用例7]
上述の発振回路において、前記振動子を発振源とする信号を分周して前記発振信号を出力する分周回路を有してもよい。
これによって、昇圧回路の動作に適した周波数の発振信号を生成することが容易となる。
[適用例8]
上述の発振回路において、前記電圧生成部は、前記昇圧回路の入力電圧又は出力電圧を所与の大きさの電圧に変換して出力する電圧調整回路を有してもよい。
これによって、振動子の動作に適したバイアス電圧を生成することが容易となる。
[適用例9]
上述の発振回路において、前記振動子が静電容量型のMEMS振動子であってもよい。
これによって、静電容量型のMEMS振動子の駆動に適した発振回路を実現できる。
[適用例10]
本適用例に係る発振器は、上述のいずれかの発振回路と、前記振動子と、を有する、発振器である。
[適用例11]
本適用例に係る電子機器は、上述のいずれかの発振回路を有する、電子機器である。
[適用例12]
本適用例に係る移動体は、上述のいずれかの発振回路を有する、移動体である。
これらの発振器、電子機器及び移動体によれば、低電圧でも発振動作を行える発振回路を有しているので、低電圧でも適切な動作を行える発振器、電子機器及び移動体を実現できる。
[適用例13]
本適用例に係る発振器の制御方法は、クロックパルス信号の供給を受けて、入力される基準電圧を昇圧して生成したバイアス電圧を、振動子に向けて出力する第1工程と、前記振動子から発振される信号の供給を受けて、前記基準電圧を昇圧して前記振動子に前記バイアス電圧を生成して出力する第2工程と、を含む、発振器の制御方法である。
本適用例によれば、第1工程ではクロックパルス信号で基準電圧を昇圧してバイアス電圧を生成できるので、低電圧でも発振動作を行える発振器の制御方法を実現できる。また、第2工程では振動子を発振源とする発振信号で基準電圧を昇圧してバイアス電圧を生成できるので、相互変調歪みによる出力信号の劣化を抑制できる。
第1実施形態に係る発振回路1の回路図である。 電圧生成部10の回路図である。 能動部50の回路図である。 制御部40の回路図である。 第2実施形態に係る発振回路1aの回路図である。 第3実施形態における電圧生成部10aの回路図である。 第4実施形態における電圧生成部10bの回路図である。 本実施形態に係る発振器1000の回路図である。 振動子100の構成例を模式的に示す平面図である。 振動子100の構成例を模式的に示す断面図である。 本実施形態に係る発振器の制御方法を示すフローチャートである。 本実施形態に係る電子機器300の機能ブロック図である。 図13(A)は、電子機器300の一例であるスマートフォンの外観の一例を示す図、図13(B)は、電子機器300の一例としての腕装着型の携帯機器である。 本実施形態に係る移動体400の一例を示す図(上面図)である。
以下、本発明の好適な実施形態について図面を用いて詳細に説明する。用いる図面は説明の便宜上のものである。なお、以下に説明する実施形態は、特許請求の範囲に記載された本発明の内容を不当に限定するものではない。また以下で説明される構成の全てが本発明の必須構成要件であるとは限らない。
1.発振回路
1−1.第1実施形態
図1は、第1実施形態に係る発振回路1の回路図である。
本実施形態に係る発振回路1は、パルス信号Vpの供給を受けて作動する昇圧回路11を有し、入力される基準電圧Vrefを昇圧して生成したバイアス電圧Vbを、振動子100に向けて出力する電圧生成部10と、クロックパルス信号Vcpを生成して出力するクロックパルス信号生成部20と、昇圧回路11に入力されるパルス信号Vpを、クロックパルス信号Vcpとする第1状態と、振動子100から発振される信号(振動子100を発振源とする発振信号)Voscとする第2状態との間で切り替えるスイッチ部30と、を有して構成されている。
図2は、電圧生成部10の回路図である。電圧生成部10は、振動子100を発振源として動作させるために必要となるバイアス電圧Vbを生成する。図2に示される例では、電圧生成部10は、昇圧回路11、抵抗R11及び抵抗R12を有して構成されている。
昇圧回路11は、いわゆるDicksonチャージポンプ回路で構成されている。図2に示される例では、昇圧回路11は、クロック発生回路12、スイッチ素子MD1、スイッチ素子MD2、スイッチ素子MD3、スイッチ素子MD4、スイッチ素子MD5、コンデンサーC11、コンデンサーC12、コンデンサーC13、コンデンサーC14及びコンデンサーCoを有して構成されている。
クロック発生回路12は、パルス信号Vpを用い、周波数及び位相がパルス信号Vpと同一の正相クロックパルスP1と、位相がパルス信号Vpと反転した以外は正相クロックパルスP1と同一の逆相クロックパルスP2とを生成する。
昇圧回路11は、クロック発生回路12で生成された正相クロックパルスP1及び逆相クロックパルスP2を利用して、入力された基準電圧Vrefを昇圧して、基準電圧Vrefより大きいバイアス電圧Vbを出力する。
昇圧回路11は、直列接続された5つのスイッチ素子MD1、スイッチ素子MD2、スイッチ素子MD3、スイッチ素子MD4及びスイッチ素子MD5と、これらのスイッチ素子MD1〜スイッチ素子MD5の各接続点に一端側が接続される4つのコンデンサーC11、コンデンサーC12、コンデンサーC13及びコンデンサーC14と、これらのスイッチ素子MD1〜スイッチ素子MD5のうち終段のスイッチ素子MD5の出力側に一端側が接続されるコンデンサーCoと、を備える。スイッチ素子MD1〜スイッチ素子MD5は、ダイオード接続されたNMOSトランジスターで構成されている。また、コンデンサーC11及びコンデンサーC13の他端側には、正相クロックパルスP1が入力されるようにクロック発生回路12と接続されており、コンデンサーC12及びコンデンサーC14の他端側には、逆相クロックパルスP2が入力されるようにクロック発生回路12と接続されている。
電圧生成部10は、振動子100の第1端子と電子的に接続されるノードAと接地電位GNDとを抵抗R11を介して接続する。また、昇圧回路11で昇圧される基準電圧Vrefは、スイッチ素子MD1の一端側(入力側)から入力され、昇圧されたバイアス電圧Vbは、スイッチ素子MD5の他端側(出力側)から抵抗R12を介して、振動子100の第2端子と電気的に接続されるノードBに出力される。
昇圧回路11において、正相クロックパルスP1がローレベル、逆相クロックパルスP2がハイレベルレベルのときには、コンデンサーC11及びコンデンサーC13の他端側
電位がローレベル、コンデンサーC12及びコンデンサーC14の他端側電位がハイレベルになるので、スイッチ素子MD1、スイッチ素子MD3及びスイッチ素子MD5が導通状態となるとともにスイッチ素子MD2及びスイッチ素子MD4が遮断状態となる。
また、昇圧回路11において、正相クロックパルスP1がハイレベル、逆相クロックパルスP2がローレベルのときには、コンデンサーC12及びコンデンサーC14の他端側電位がローレベル、コンデンサーC11及びコンデンサーC13の他端側電位がハイレベルになるので、スイッチ素子MD2及びスイッチ素子MD4が導通状態となるとともにスイッチ素子MD1、スイッチ素子MD3及びスイッチ素子MD5が遮断状態となる。
このようなスイッチ素子MD1〜スイッチ素子MD5によるスイッチ動作とコンデンサーC11〜コンデンサーC14及びコンデンサーCoutによる充放電動作とにより、終段のコンデンサーCoutには基準電圧Vrefから各スイッチ素子MDのしきい値電圧Vthを差し引いた、5×(Vref−Vth)の電圧が充電される。これにより、電圧生成部10は、ノードAとノードBとの間に、5×(Vref−Vth)のバイアス電圧Vbを出力する。
図1に戻り、クロックパルス信号生成部20は、クロックパルス信号Vcpを生成してスイッチ部30に出力する。クロックパルス信号生成部20は、例えば、CR発振回路などの種々の公知の発振回路を有して構成されていてもよい。また、クロックパルス信号生成部20は、例えば、CR発振回路の出力信号を分周する分周回路をさらに有して構成されていてもよい。
図3は、能動部50の回路図である。能動部50は、振動子100を発振源とする発振信号Vo1を生成して出力する。能動部50は、いわゆるインバーター型の発振回路で構成されている。図3に示される例では、能動部50は、増幅回路51、抵抗52、抵抗53、コンデンサーC51及びコンデンサーC52を有して構成されている。
増幅回路51は、反転増幅回路であり、入力側がコンデンサーC1を介してノードA(振動子100の第1端子側)と接続され、出力側が抵抗53及びコンデンサーC2を介してノードB(振動子100の第2端子側)と接続されている。また、増幅回路51の入力側と出力側とは、抵抗52を介して接続されている。また、増幅回路51の入力側は、コンデンサーC51を介して接地電位GNDに接続されている。また、増幅回路51の入力側は、抵抗53及びコンデンサーC52を介して接地電位GNDに接続されている。増幅回路51は、振動子100を発振源とする発振信号Vo1を出力側から出力する。
図1に戻り、発振回路1は、緩衝回路61及び緩衝回路62を有して構成されている。緩衝回路61及び緩衝回路62は、バッファーアンプで構成されている。緩衝回路61は、能動部50が出力する発振信号Vo1を入力し、振動子100を発振源とする発振信号Voscをスイッチ部30に出力する。緩衝回路62は、能動部50が出力する発振信号Vo1を入力し、振動子100を発振源とする出力信号Voを出力端子63に出力する。
スイッチ部30は、昇圧回路11に入力されるパルス信号Vpを、クロックパルス信号Vcpとする第1状態と、振動子100を発振源とする発振信号Voscとする第2状態との間で切り替える。スイッチ部30は、クロックパルス信号Vcp及び発振信号Voscのいずれかを選択して、パルス信号Vpとして電圧生成部10に出力する。スイッチ部30は、トランジスターなどの種々の公知のスイッチ素子を有して構成されていてもよい。
本実施形態に係る発振回路1によれば、第1状態ではクロックパルス信号Vcpで昇圧
回路11を動作させるので、低電圧でも昇圧回路11を動作させてバイアス電圧Vbを生成することができる。したがって、低電圧でも発振動作を行える発振回路1を実現できる。また、第2状態では振動子100から発振される信号(振動子100を発振源とする発振信号)Voscで昇圧回路11を動作させるので、クロックパルス信号Vcpと発振信号Vosc(及び発振信号Vo1)との相互変調歪みによる出力信号Voの劣化を抑制できる。
上述の発振回路1において、スイッチ部30は、第1状態から第2状態へと切り替えてもよい。すなわち、スイッチ部30は、第1状態の後に第2状態になるように構成されていてもよい。これによって、クロックパルス信号Vcpで昇圧回路11を動作させて発振動作を行った後に、振動子100を発振源とする発振信号Voscで昇圧回路11を動作させるので、クロックパルス信号Vcpと発振信号Vosc(及び発振信号Vo1)との相互変調歪みによる出力信号Voの劣化を抑制できる。
上述の発振回路1において、スイッチ部30は、初期通電時には第1状態であってもよい。これによって、初期通電時にはクロックパルス信号Vcpで昇圧回路11を動作させて発振動作を行える。したがって、低電圧でも発振動作を行える発振回路1を実現できる。
上述の発振回路1において、スイッチ部30は、発振信号Voscの電圧振幅が基準値以上となった場合に、第1状態から第2状態へと切り替えてもよい。また、スイッチ部30は、発振信号Vo1の電圧振幅が基準値以上となった場合に、第1状態から第2状態へと切り替えてもよい。基準値は予め任意に設定できる値である。
図1に示される例では、発振回路1は、スイッチ部30に制御信号S1を出力する制御部40を有して構成されている。
図4は、制御部40の回路図である。図4に示される例では、制御部40は、検波回路41及び比較回路42を有して構成されている。
検波回路41は、発振信号Vo1を入力し、発振信号Vo1の振幅に応じた電圧を比較回路42に出力する。比較回路42は、検波回路41が出力する電圧と基準電圧Vrとを比較した結果を、制御信号S1としてハイレベル又はローレベルの電圧で出力する。
このように、本実施形態に係る発振回路1によれば、振動子100を発振源として適切な発振動作を行った後に第1状態から第2状態へと切り替えることができる。
なお、スイッチ部30は、初期通電時からの経過時間が基準時間以上となった場合に、第1状態から第2状態へと切り替えてもよい。初期通電時から振動子100を発振源として適切な発振動作を行うまでの時間は、概ね決まっているので、このような構成によっても、振動子100を発振源として適切な発振動作を行った後に第1状態から第2状態へと切り替えることができる。
上述の発振回路1において、クロックパルス信号生成部20は、スイッチ部30が第2状態である場合に、クロックパルス信号Vcpの出力を停止してもよい。本実施形態においては、制御部40が制御信号S2をクロックパルス信号生成部20に出力することによって、スイッチ部30と同期してクロックパルス信号生成部20の動作を制御している。これによって、クロックパルス信号Vcpと発振信号Vosc(及び発振信号Vo1)との相互変調歪みによる出力信号Voの劣化をさらに抑制できる。
上述の発振回路1と共に用いられる振動子100は、例えば、静電容量型のMEMS振動子であってもよい。これによって、静電容量型のMEMS振動子の駆動に適した発振回路1を実現できる。
1−2.第2実施形態
図5は、第2実施形態に係る発振回路1aの回路図である。第1実施形態に係る発振回路1と同様の構成には同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。
本実施形態に係る発振回路1aは、振動子100を発振源とする信号Vosc1を分周して発振信号Voscを出力する分周回路80を有して構成されている。図5に示される例では、分周回路80は、緩衝回路61が出力する信号Vosc1を分周して、発振信号Voscをスイッチ部30に出力している。
本実施形態に係る発振回路1aによれば、昇圧回路11の動作に適した周波数の発振信号Voscを生成することが容易となる。
また、本実施形態に係る発振回路1aにおいても、第1実施形態に係る発振回路1と同様の理由により同様の効果を奏する。
1−3.第3実施形態
上述の発振回路1及び発振回路1aにおける電圧生成部10は、種々の変形が可能である。図6は、第3実施形態における電圧生成部10aの回路図である。
図6に示される電圧生成部10aは、昇圧回路11の入力電圧となる基準電圧Vrefを所与の大きさの電圧Vref1に変換して出力する電圧調整回路13を有して構成されている。電圧調整回路13は、例えば、抵抗分圧回路を有して構成されていてもよい。
本実施形態によれば、振動子100の動作に適したバイアス電圧Vbを生成することが容易となる。
1−4.第4実施形態
図7は、第4実施形態における電圧生成部10bの回路図である。
図7に示される電圧生成部10bは、昇圧回路11の出力電圧Vb1を所与の大きさの電圧に変換して出力する電圧調整回路14を有して構成されている。電圧調整回路14は、例えば、抵抗分圧回路を有して構成されていてもよい。
本実施形態によれば、振動子100の動作に適したバイアス電圧Vbを生成することが容易となる。
2.発振器
本実施形態に係る発振器1000は、発振回路1と、振動子100とを有して構成されている。
図8は、本実施形態に係る発振器1000の回路図である。図8に示される例では、発振器1000は、第1実施形態に係る発振回路1と、振動子100とを有して構成されている。
図9は、振動子100の構成例を模式的に示す平面図である。図10は、振動子100の構成例を模式的に示す断面図である。なお、図10は、図9のII−II線断面図であ
る。
なお、本実施形態に係る記載では、「上方」という文言を、例えば、「特定のもの(以下、「A」という)の「上方」に他の特定のもの(以下、「B」という)を形成する」などと用いる場合に、A上に直接Bを形成するような場合と、A上に他のものを介してBを形成するような場合とが含まれるものとして、「上方」という文言を用いている。
図9及び図10に示される例では、振動子100は、静電容量型のMEMS振動子である。図9及び図10に示されるように、振動子100は、基板110の上方に設けられた第1電極120及び第2電極130を有して構成されている。
図10に示されるように、基板110は、支持基板112と、第1下地層114と、第2下地層116とを有することができる。
支持基板112としては、例えば、シリコン基板等の半導体基板を用いることができる。支持基板112として、セラミックス基板、ガラス基板、サファイア基板、ダイヤモンド基板、合成樹脂基板などの各種の基板を用いてもよい。
第1下地層114は、支持基板112の上方に(より具体的には支持基板112上に)形成されている。第1下地層114としては、例えば、トレンチ絶縁層、LOCOS(local oxidation of silicon)絶縁層、セミリセスLOCOS絶縁層を用いることができる。第1下地層114は、振動子100と、支持基板112に形成された他の素子(図示せず)と、を電気的に分離することができる。
第2下地層116は、第1下地層114上に形成されている。第2下地層116の材質としては、例えば、窒化シリコンが挙げられる。
振動子100の第1電極120は、基板110上に形成されている。第1電極120の形状は、例えば、層状又は薄膜状である。
振動子100の第2電極130は、第1電極120と間隔を空けて形成されている。第2電極130は、基板110上に形成された支持部132と、支持部132に支持されており第1電極120の上方に配置された梁部134と、を有する。支持部132は、例えば、第1電極120と空間をあけて対向配置されている。第2電極130は、片持ち梁状に形成されている。
第1電極120及び第2電極130の間に電圧が印加されると、梁部134は、第1電極120と第2電極130との間に発生する静電力により振動することができる。すなわち、図9及び図10に示される振動子100は、静電容量型の振動子である。なお、振動子100は、第1電極120及び第2電極130を減圧状態で気密封止する被覆構造体を有していてもよい。これにより、梁部134の振動時における空気抵抗を減少させることができる。
第1電極120及び第2電極130の材質としては、例えば、所定の不純物をドーピングすることにより導電性が付与された多結晶シリコンが挙げられる。
なお、振動子100としては、上述された構成に限らず、種々の公知の静電容量型の振動子を採用できる。また、電圧生成部10、能動部50、基準電圧生成部70、スイッチ部30などのいずれかが、振動子110が配置されている支持基板112上にあってもよく、すべてが同じ支持基板112上にあってもよい。
本実施形態に係る発振器1000によれば、低電圧でも発振動作を行える発振回路1を有しているので、低電圧でも適切な動作を行える発振器1000を実現できる。なお、発振回路1に代えて、発振回路1aを採用した場合においても、同様の理由により同様の効果を奏する。また、電圧生成部10に代えて、電圧生成部10a又は電圧生成部10bを採用した場合においても、同様の理由により同様の効果を奏する。
3.発振器の制御方法
図11は、本実施形態に係る発振器の制御方法を示すフローチャートである。以下では、上述の発振器1000を制御する場合を例に説明する。
本適用例に係る発振器1000の制御方法は、クロックパルス信号Vcpの供給を受けて、入力される基準電圧Vrefを昇圧して振動子100にバイアス電圧Vbを生成して出力する第1工程(ステップS100)と、振動子100から発振される信号(振動子100を発振源とする発振信号)Voscの供給を受けて、基準電圧Vrefを昇圧して振動子100にバイアス電圧Vbを生成して出力する第2工程(ステップS102)と、を含む。
本実施形態においては、第1工程(ステップS100)において、クロックパルス信号生成部20が生成したクロックパルス信号Vcpの供給を受けて、電圧生成部10が基準電圧Vrefを昇圧して、第1状態のスイッチ部30を介して振動子100にバイアス電圧Vbを生成して出力する。
本実施形態においては、第2工程(ステップS102)において、振動子100を発振源とする発振信号Voscの供給を受けて、電圧生成部10が基準電圧Vrefを昇圧して、第2状態のスイッチ部30を介して振動子100にバイアス電圧Vbを生成して出力する。
また、本実施形態においては、制御部40がスイッチ部30を制御することによって、第1工程(ステップS100)の後に、第2工程(ステップS102)を行う。
本実施形態に係る発振器1000の制御方法によれば、第1工程(ステップS100)ではクロックパルス信号Vcpで基準電圧Vrefを昇圧してバイアス電圧Vbを生成できるので、低電圧でも発振動作を行える発振器1000の制御方法を実現できる。また、第2工程(ステップS102)では振動子100から発振される信号(振動子100を発振源とする発振信号)Voscで基準電圧Vrefを昇圧してバイアス電圧Vbを生成できるので、相互変調歪みによる出力信号の劣化を抑制できる。クロックパルス信号Vcpと発振信号Vosc(及び発振信号Vo1)との相互変調歪みによる出力信号Voの劣化を抑制できる。
第2工程(ステップS102)において、クロックパルス信号生成部20は、クロックパルス信号Vcpの出力を停止してもよい。本実施形態においては、制御部40が制御信号S2をクロックパルス信号生成部20に出力することによって、スイッチ部30と同期してクロックパルス信号生成部20の動作を制御している。これによって、クロックパルス信号Vcpと発振信号Vosc(及び発振信号Vo1)との相互変調歪みによる出力信号Voの劣化をさらに抑制できる。
4.電子機器
図12は、本実施形態に係る電子機器300の機能ブロック図である。なお、上述された各実施形態と同様の構成には同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。
本実施形態に係る電子機器300は、発振回路1又は発振回路1aを含む電子機器300である。図12に示される例では、電子機器300は、発振回路1を有して構成されている発振器1000、演算処理装置310、操作部330、ROM(Read Only Memory)340、RAM(Random Access Memory)350、通信部360、表示部370、音出力部380を有して構成されている。なお、本実施形態に係る電子機器300は、図12に示される構成要素(各部)の一部を省略又は変更してもよいし、他の構成要素を付加した構成としてもよい。
演算処理装置310は、ROM340等に記憶されているプログラムに従い、各種の計算処理や制御処理を行う。具体的には、演算処理装置310は、発振器1000の出力信号をクロック信号として、操作部330からの操作信号に応じた各種の処理、外部とデータ通信を行うために通信部360を制御する処理、表示部370に各種の情報を表示させるための表示信号を送信する処理、音出力部380に各種の音を出力させる処理等を行う。
操作部330は、操作キーやボタンスイッチ等により構成される入力装置であり、ユーザーによる操作に応じた操作信号を演算処理装置310に出力する。
ROM340は、演算処理装置310が各種の計算処理や制御処理を行うためのプログラムやデータ等を記憶している。
RAM350は、演算処理装置310の作業領域として用いられ、ROM340から読み出されたプログラムやデータ、操作部330から入力されたデータ、演算処理装置310が各種プログラムにしたがって実行した演算結果等を一時的に記憶する。
通信部360は、演算処理装置310と外部装置との間のデータ通信を成立させるための各種制御を行う。
表示部370は、LCD(Liquid Crystal Display)や電気泳動ディスプレイ等により構成される表示装置であり、演算処理装置310から入力される表示信号に基づいて各種の情報を表示する。
そして、音出力部380は、スピーカー等の音を出力する装置である。
本実施形態に係る電子機器300によれば、低電圧でも発振動作を行える発振回路1を有して構成されているので、低電圧でも適切な動作を行える電子機器300を実現できる。なお、電子機器300が、発振回路1に代えて、発振回路1aを有して構成されている場合にも同様の効果を奏する。
電子機器300としては種々の電子機器が考えられる。例えば、パーソナルコンピューター(例えば、モバイル型パーソナルコンピューター、ラップトップ型パーソナルコンピューター、タブレット型パーソナルコンピューター)、携帯電話機などの移動体端末、ディジタルスチールカメラ、インクジェット式吐出装置(例えば、インクジェットプリンター)、ルーターやスイッチなどのストレージエリアネットワーク機器、ローカルエリアネットワーク機器、移動体端末基地局用機器、テレビ、ビデオカメラ、ビデオレコーダー、カーナビゲーション装置、ページャー、電子手帳(通信機能付も含む)、電子辞書、電卓、電子ゲーム機器、ゲーム用コントローラー、ワードプロセッサー、ワークステーション、テレビ電話、防犯用テレビモニター、電子双眼鏡、POS(point of sale)端末、医療機器(例えば電子体温計、血圧計、血糖計、心電図計測装置、超音波診断装置、電子内視鏡)、魚群探知機、各種測定機器、計器類(例えば、車両、航空機、船舶の計器類)、フライトシミュレーター、ヘッドマウントディスプレイ、モーショントレース、モーショントラッキング、モーションコントローラー、PDR(歩行者位置方位計測)等が挙げられる。
図13(A)は、電子機器300の一例であるスマートフォンの外観の一例を示す図、図13(B)は、電子機器300の一例としての腕装着型の携帯機器である。図13(A)に示される電子機器300であるスマートフォンは、操作部330としてボタンを、表示部370としてLCDを備えている。図13(B)に示される電子機器300である腕装着型の携帯機器は、操作部330としてボタン及び竜頭を、表示部370としてLCDを備えている。これらの電子機器300は、低電圧でも発振動作を行える発振回路1又は発振回路1aを有して構成されているので、低電圧でも適切な動作を行える電子機器300を実現できる。
5.移動体
図14は、本実施形態に係る移動体400の一例を示す図(上面図)である。なお、上述された各実施形態と同様の構成には同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。
本実施形態に係る移動体400は、発振回路1又は発振回路1aを含む移動体400である。図14には、発振回路1を有して構成されている発振器1000を有して構成されている移動体400が示されている。また、図14に示される例では、移動体400は、エンジンシステム、ブレーキシステム、キーレスエントリーシステム等の各種の制御を行うコントローラー420、コントローラー430、コントローラー440、バッテリー450及びバックアップ用バッテリー460を有して構成されている。なお、本実施形態に係る移動体400は、図14に示される構成要素(各部)の一部を省略又は変更してもよいし、他の構成要素を付加した構成としてもよい。
本実施形態に係る移動体400によれば、低電圧でも発振動作を行える発振回路1を有して構成されているので、低電圧でも適切な動作を行える移動体400を実現できる。なお、移動体400が、発振回路1に代えて、発振回路1aを有して構成されている場合にも同様の効果を奏する。
このような移動体400としては種々の移動体が考えられ、例えば、自動車(電気自動車も含む)、ジェット機やヘリコプター等の航空機、船舶、ロケット、人工衛星等が挙げられる。
以上、本実施形態あるいは変形例について説明したが、本発明はこれら本実施形態あるいは変形例に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様で実施することが可能である。
本発明は、実施形態で説明した構成と実質的に同一の構成(例えば、機能、方法及び結果が同一の構成、あるいは目的及び効果が同一の構成)を含む。また、本発明は、実施形態で説明した構成の本質的でない部分を置き換えた構成を含む。また、本発明は、実施形態で説明した構成と同一の作用効果を奏する構成又は同一の目的を達成することができる構成を含む。また、本発明は、実施形態で説明した構成に公知技術を付加した構成を含む。
1,1a…発振回路、10,10a,10b…電圧生成部、11…昇圧回路、12…クロック発生回路、13…電圧調整回路、14…電圧調整回路、20…クロックパルス信号生
成部、30…スイッチ部、40…制御部、41…検波回路、42…比較回路、50…能動部、51…増幅回路、52,53…抵抗、61…緩衝回路、62…緩衝回路、63…出力端子、70…基準電圧生成部、80…分周回路、100…振動子、110…基板、112…支持基板、114…第1下地層、116…第2下地層、120…第1電極、130…第2電極、132…支持部、134…梁部、300…電子機器、310…演算処理装置、330…操作部、340…ROM、350…RAM、360…通信部、370…表示部、380…音声出力部、400…移動体、420…コントローラー、430…コントローラー、440…コントローラー、450…バッテリー、460…バックアップ用バッテリー、1000…発振器、C1,C2,C11,C12,C13,C14,C51,C52,Co…コンデンサー、MD1,MD2,MD3,MD4,MD5…スイッチ素子、R11,R12…抵抗
特開2010−232791号公報
昇圧回路11において、正相クロックパルスP1がローレベル、逆相クロックパルスP2がハイレベルのときには、コンデンサーC11及びコンデンサーC13の他端側電位がローレベル、コンデンサーC12及びコンデンサーC14の他端側電位がハイレベルになるので、スイッチ素子MD1、スイッチ素子MD3及びスイッチ素子MD5が導通状態となるとともにスイッチ素子MD2及びスイッチ素子MD4が遮断状態となる。
このようなスイッチ素子MD1〜スイッチ素子MD5によるスイッチ動作とコンデンサーC11〜コンデンサーC14及びコンデンサーCoによる充放電動作とにより、終段のコンデンサーCoには基準電圧Vrefから各スイッチ素子MDのしきい値電圧Vthを差し引いた、5×(Vref−Vth)の電圧が充電される。これにより、電圧生成部10は、ノードAとノードBとの間に、5×(Vref−Vth)のバイアス電圧Vbを出力する。
増幅回路51は、反転増幅回路であり、入力側がコンデンサーC1を介してノードA(振動子100の第1端子側)と接続され、出力側が抵抗53及びコンデンサーC2を介してノードB(振動子100の第2端子側)と接続されている。また、増幅回路51の入力側と出力側とは、抵抗52を介して接続されている。また、増幅回路51の入力側は、コンデンサーC51を介して接地電位GNDに接続されている。また、増幅回路51の出力側は、抵抗53及びコンデンサーC52を介して接地電位GNDに接続されている。増幅回路51は、振動子100を発振源とする発振信号Vo1を出力側から出力する。
なお、振動子100としては、上述された構成に限らず、種々の公知の静電容量型の振動子を採用できる。また、電圧生成部10、能動部50、基準電圧生成部70、スイッチ部30などのいずれかが、振動子100が配置されている支持基板112上にあってもよく、すべてが同じ支持基板112上にあってもよい。
実施形態に係る発振器1000の制御方法は、クロックパルス信号Vcpの供給を受けて、入力される基準電圧Vrefを昇圧して振動子100にバイアス電圧Vbを生成して出力する第1工程(ステップS100)と、振動子100から発振される信号(振動子100を発振源とする発振信号)Voscの供給を受けて、基準電圧Vrefを昇圧して振動子100にバイアス電圧Vbを生成して出力する第2工程(ステップS102)と、を含む。
本実施形態に係る発振器1000の制御方法によれば、第1工程(ステップS100)ではクロックパルス信号Vcpで基準電圧Vrefを昇圧してバイアス電圧Vbを生成できるので、低電圧でも発振動作を行える発振器1000の制御方法を実現できる。また、第2工程(ステップS102)では振動子100から発振される信号(振動子100を発振源とする発振信号)Voscで基準電圧Vrefを昇圧してバイアス電圧Vbを生成できるのでクロックパルス信号Vcpと発振信号Vosc(及び発振信号Vo1)との相互変調歪みによる出力信号Voの劣化を抑制できる。
以上、本実施形態ついて説明したが、本発明はこれら本実施形態あるいは変形例に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様で実施することが可能である。

Claims (13)

  1. パルス信号の供給を受けて作動する昇圧回路を有し、入力される基準電圧を昇圧して生成したバイアス電圧を、振動子に向けて出力する電圧生成部と、
    クロックパルス信号を生成して出力するクロックパルス信号生成部と、
    前記昇圧回路に入力される前記パルス信号を、前記クロックパルス信号とする第1状態と、前記振動子から発振される信号とする第2状態との間で切り替えるスイッチ部と、
    を有する、発振回路。
  2. 前記クロックパルス信号生成部は、前記スイッチ部が前記第2状態である場合に、前記クロックパルス信号の出力を停止する、請求項1に記載の発振回路。
  3. 前記スイッチ部は、前記第1状態から前記第2状態へと切り替える、請求項1又は2に記載の発振回路。
  4. 前記スイッチ部は、初期通電時には前記第1状態である、請求項1ないし3のいずれか1項に記載の発振回路。
  5. 前記スイッチ部は、前記発振信号の電圧振幅が基準値以上となった場合に、前記第1状態から前記第2状態へと切り替える、請求項1ないし4のいずれか1項に記載の発振回路。
  6. 前記スイッチ部は、初期通電時からの経過時間が基準時間以上となった場合に、前記第1状態から前記第2状態へと切り替える、請求項1ないし5のいずれか1項に記載の発振回路。
  7. 前記振動子を発振源とする信号を分周して前記発振信号を出力する分周回路を含む、請求項1ないし6のいずれか1項に記載の発振回路。
  8. 前記電圧生成部は、前記昇圧回路の入力電圧又は出力電圧を所与の大きさの電圧に変換して出力する電圧調整回路を含む、請求項1ないし7のいずれか1項に記載の発振回路。
  9. 前記振動子が静電容量型のMEMS振動子である、請求項1ないし8のいずれか1項に記載の発振回路。
  10. 請求項1ないし9のいずれか1項に記載の発振回路と、
    前記振動子と、
    を有する、発振器。
  11. 請求項1ないし9のいずれか1項に記載の発振回路を有する、電子機器。
  12. 請求項1ないし9のいずれか1項に記載の発振回路を有する、移動体。
  13. クロックパルス信号の供給を受けて、入力される基準電圧を昇圧して生成したバイアス電圧を、振動子に向けて出力する第1工程と、
    前記振動子から発振される信号の供給を受けて、前記基準電圧を昇圧して前記振動子に前記バイアス電圧を生成して出力する第2工程と、
    を含む、発振器の制御方法。
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