JP2003174323A - 半導体集積回路 - Google Patents

半導体集積回路

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JP2003174323A
JP2003174323A JP2001371556A JP2001371556A JP2003174323A JP 2003174323 A JP2003174323 A JP 2003174323A JP 2001371556 A JP2001371556 A JP 2001371556A JP 2001371556 A JP2001371556 A JP 2001371556A JP 2003174323 A JP2003174323 A JP 2003174323A
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circuit
type inverter
oscillation
clock
inverter drive
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JP2001371556A
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English (en)
Inventor
Kazuhisa Kida
和久 来田
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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  • Oscillators With Electromechanical Resonators (AREA)
  • Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 低電圧でも動作を開始させることが可能な半
導体集積回路を提供する。 【解決手段】 動作クロックに従って昇圧動作を行い、
動作停止時には入力された電圧をそのまま出力する昇圧
回路12を設け、昇圧回路12の出力電圧を電源電圧と
して動作し、クロックを昇圧回路12へ供給するCMO
S型インバータ2による発振回路を設ける。また、外部
電源端子から入力される外部電源電圧を電源電圧として
動作し、CMOS型インバータ2による発振が安定する
まで昇圧回路12を正常動作させるために昇圧回路12
へ動作クロックとして供給する抵抗負荷型インバータ1
0による発振回路を設ける。さらに、CMOS型インバ
ータ2による発振が安定するのを待ち、CMOS型イン
バータ2による発振動作が安定した後に抵抗負荷型イン
バータ10の動作を停止させる発振安定待ち回路13を
設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、抵抗負荷型インバ
ータ駆動の発振回路と昇圧回路とCMOS型インバータ
駆動の発振回路を内蔵したワンチップマイクロコンピュ
ータ等の半導体集積回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年では、機器の小型化・軽量化や環境
保護を理由に、電源として用いる電池の使用本数を削減
したり、蓄電池であるNi−Cd(1.1V〜1.6
V)電池等を用いたりする動きがある。
【0003】また、電池使用本数の削減分、あるいは電
源としてNi−Cd電池を使用した場合でも、電池の長
寿命化が叫ばれている。これらを受けて半導体集積回路
やマイクロコンピュータは、低電圧化、低消費電流化が
要求されている。
【0004】図10は、MOS−ICを用いた従来の半
導体集積回路の一例を示す概略回路図である。図10に
おいて、1は電源電圧などの定まった電圧、2はCMO
S型インバータ、3は帰還抵抗、4はクロック入力端
子、5はクロック出力端子(内部の動作クロックの供給
端にもなっている)、6はチップ外に設けられる振動
子、7A,7Bはチップ外に設けられる外部発振容量、
8はCMOS型インバータ2の正電源(後述の昇圧回路
の出力電圧)、9は電源、12は昇圧回路である。
【0005】この回路は、基本的にコルピッツ発振回路
であり、CMOS型インバータ2は、帰還抵抗3によ
り、その動作点は発振しないときに、最も利得の大き
い、オンでもオフでもない状態となる。この半導体集積
回路は、周波数が低い場合、図10のA点(CMOS型
インバータ2の入力端)の電圧とB点(CMOS型イン
バータ2の出力端)の電圧は逆位相であり、発振回路全
体としては、正帰還(0゜または360×K°)した周
波数で発振する。Kは任意の整数である。
【0006】図10の半導体集積回路の動作を図11の
波形図を参照しながら説明する。図11(a)は昇圧回
路12の出力電圧(C点の電圧)を示し、図11(b)
はCMOS型インバータ2の出力端(B点の電圧)を示
し、図11(c)はCMOS型インバータ2の入力端
(A点の電圧)を示している。
【0007】具体的には、図10に示すように、発振用
の外部発振容量7A,7Bと振動子6とを接続した状態
で、電源(電圧VDD)9を投入すると、図10のA点
およびB点の電圧が、図11の時刻t0(電源投入時)
と時刻t1の間(昇圧回路停止、発振停止状態)でフロ
ーティングレベル(約VDD/2)に固定される。
【0008】また、図11の発振開始時刻t2までは、
図10の昇圧回路12に安定な昇圧用クロック(B点)
が供給されないため、昇圧動作を開始しない。したがっ
て、図10の昇圧回路12の出力電圧(C点)は、図1
1の時刻t0と時刻t2の間で、図10の電源9の電源
電圧(VDD)となる。
【0009】なお、図10のA点およびB点は、図11
の時刻t1と時刻t2間で発振動作状態ではあるが、こ
の期間はまだ昇圧回路12に対して安定な昇圧用クロッ
クが供給されていないので、CMOS型インバータ2に
よる発振が安定し、安定な昇圧用クロックが供給される
時刻t2をもって発振開始時刻とする。発振開始時刻t
2は、昇圧用クロックのピーク間電圧Vpが0.9×V
DDに達した時点であり、この時刻t2から以後、発振
状態が安定し、昇圧回路12が昇圧動作を開始する。し
たがって、時刻t2は発振開始時刻であるとともに昇圧
開始時刻でもある。
【0010】その結果、昇圧回路12の出力電圧(図1
0のC点)が図11の時刻t2で、VDDから3/2×
VDDとなる。
【0011】なお、時刻t0〜t2は発振安定待ち時間
と呼ばれる。
【0012】その後、昇圧回路12の昇圧動作が安定に
向かうにつれて、図10のC点の電圧が図11の時刻t
2と時刻t3の間で段階的に上昇し、最終的に2×VD
Dで安定する。それに合わせて図10のA点,B点の電
圧が図11の時刻t2と時刻t3の間で発振の高い方の
レベルが上昇しつつ発振を維持し、図10のC点のピー
ク間電圧が図11の時刻t3(昇圧安定状態となる昇圧
安定時刻)で2×VDDとなり、時刻t3以降一定値と
なると同時に、図10のA点,B点の電圧も図11の時
刻t3以降で安定し、2×VDDとVSS間で安定した
発振クロックを図10のB点から出力する。時刻t2〜
t3は昇圧安定待ち時間と呼ばれる。
【0013】この昇圧回路12は、極性反転を利用した
2倍昇圧(N=2)の昇圧回路をイメージしている。し
たがって、昇圧回路に昇圧用クロックが1周期分与えら
れると、(2/2+1/2)*VDD=(3/2)*V
DDとなり、次のクロックを1周期分与えると、(3/
2+1/4)*VDD=(7/4)*VDDとなる。さ
らに進むと(15/8)*VDD、‥‥‥、2*VDD
(無負荷時の理想昇圧回路出力値)となる。一般的に極
性反転を用いたN倍昇圧は、昇圧開始直後、昇圧回路出
力が急激に立ち上がる。一方、極性反転を利用しない場
合は、電圧が徐々に立ち上がる。
【0014】また、この安定した発振クロック出力を集
積回路内部の動作クロックとして用いることにより、安
定したクロックを集積回路における内部回路に供給でき
る。
【0015】図10に示した昇圧回路12は、極性反転
を利用した2倍昇圧回路であるが、他の昇圧方法でも原
理は同じである。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】上記構成の半導体集積
回路において、初期状態が昇圧出力=電源電圧の場合、
電源電圧が2.0V付近では問題なく発振するが、1.
0V付近ではMOSトランジスタのしきい値(以降Vt
と記述する:Pchトランジスタのしきい値VtpとN
chトランジスタのしきい値Vtn)が高い(Vtpと
Vtnの総和が高い)ため、CMOS型インバータ2が
動作せず、昇圧用クロックが供給されない。したがっ
て、昇圧回路12が停止したままとなり、CMOS型イ
ンバータ2の正電源である昇圧回路12の出力電圧が正
常に供給されないため、CMOS型インバータ2を用い
た半導体集積回路は、発振することができない。
【0017】そこで、1.0V付近でCMOSインバー
タ型駆動の半導体集積回路を安定動作させる必要がある
が、これを実現するには、Vtを下げる必要がある。し
かし、Vtを下げると、オフリーク(貫通電流)電流が
指数関数的に増大するという問題が発生する。
【0018】また、Vtを下げると、Vtオフリーク電
流の値のプロセスばらつきも増大するとともに、遅延ば
らつきも増大し、回路のタイミング設計をも困難とする
ため、単純にVtを下げるのには限界がある。スケーリ
ング則に沿った動作スピードを維持しつつ動作下限電源
電圧を下げるためには、Vtを制御するだけでは不可能
になってきている。
【0019】特に、内部動作クロックを内蔵の精度の高
いCMOS型インバータ駆動の半導体集積回路で作って
いる場合で、かつ1.0V付近で動作させる場合、CM
OS型インバータ駆動の半導体集積回路の動作下限電源
電圧で、回路全体の動作下限電源電圧が決まってしまう
という問題が発生する。
【0020】本発明は、上記問題を解決し、低電圧でも
動作を開始させることが可能な半導体集積回路を提供す
ることを目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
半導体集積回路は、動作クロックに従って昇圧動作を行
うことにより定まった電圧をN倍(Nは任意の値)に昇
圧して出力し、動作停止時には入力された電圧を昇圧せ
ずに出力する昇圧回路と、昇圧回路の出力電圧を電源電
圧として動作することによりクロックを発生するととも
に、このクロックを昇圧回路へ動作クロックとして供給
するCMOS型インバータ駆動発振回路と、外部電源端
子から入力される外部電源電圧を電源電圧として動作す
ることによりクロックを発生するとともに、CMOS型
インバータによる発振が安定するまで昇圧回路を正常動
作させるためにこのクロックを昇圧回路へ動作クロック
として供給する抵抗負荷型インバータ駆動発振回路と、
CMOS型インバータ駆動発振回路の発振が安定するの
を待ち、CMOS型インバータ駆動発振回路の発振動作
が安定した後に抵抗負荷型インバータ駆動発振回路の動
作を停止させる発振安定待ち回路とを備えている。
【0022】この構成によれば、CMOS型インバータ
駆動発振回路の発振が安定するまで昇圧回路を正常動作
させるために、抵抗負荷型インバータ駆動発振回路のク
ロックを昇圧回路に供給しているので、低電圧(1.0
V付近)動作が実現できる。また、CMOS型インバー
タ駆動発振回路による発振が安定後、抵抗負荷型インバ
ータ駆動発振回路の動作を停止させることにより、安定
でかつ低電圧・低消費電流化が実現できる。
【0023】本発明の請求項2記載の半導体集積回路
は、請求項1記載の半導体集積回路において、CMOS
型インバータ駆動発振回路は、CMOS型インバータ
と、このCMOS型インバータ駆動発振回路の入力端子
および出力端子間に接続された帰還抵抗、外部振動子お
よび外部容量からなる帰還回路とで構成され、抵抗負荷
型インバータ駆動発振回路は、抵抗負荷型インバータ
と、CMOS型インバータ駆動発振回路と共用の帰還回
路とで構成されている。
【0024】この構成によれば、請求項1記載の半導体
集積回路と同様の作用を有する他、帰還回路を共用して
いるので、抵抗負荷型インバータを追加するだけの少な
い部品点数で抵抗負荷型インバータ駆動発振回路を構成
できる。
【0025】本発明の請求項3記載の半導体集積回路
は、動作クロックに従って昇圧動作を行うことにより定
まった電圧をN倍(Nは任意の値)に昇圧して出力し、
動作停止時には入力された電圧を昇圧せずに出力する昇
圧回路と、昇圧回路の出力電圧を電源電圧として動作す
ることによりクロックを発生するとともに、このクロッ
クを昇圧回路へ動作クロックとして供給するCMOS型
インバータ駆動発振回路と、外部電源端子から入力され
る外部電源電圧を電源電圧として動作することによりク
ロックを発生するとともに、CMOS型インバータによ
る発振が安定するまで昇圧回路を正常動作させるために
このクロックを昇圧回路へ動作クロックとして供給する
抵抗負荷型インバータ駆動発振回路と、CMOS型イン
バータ駆動発振回路の発振が安定するのを待ち、CMO
S型インバータ駆動発振回路の発振動作が安定した後に
抵抗負荷型インバータ駆動発振回路の動作を停止させる
発振安定待ち回路と、昇圧回路の動作と抵抗負荷型イン
バータ駆動発振回路の動作を一時的に停止させる動作テ
スト手段と、CMOS型インバータ駆動発振回路の自励
発振を検出する自励発振用テスト端子と、昇圧回路と抵
抗負荷型インバータ駆動発振回路の動作を制御する制御
信号を昇圧回路と抵抗負荷型インバータ駆動発振回路に
与える制御信号用端子とを備えている。
【0026】この構成によれば、CMOS型インバータ
駆動発振回路の動作下限電源電圧の自励発振による選別
を、動作テストにて実施することができる。また、この
テスト結果をもとに、CMOS型インバータ駆動発振回
路が昇圧を必要としないチップを選別し、選別したチッ
プについて後工程にて昇圧回路の動作停止や抵抗負荷型
インバータ駆動発振回路の動作停止のために、金線等に
よるワイヤーリング(導通)やレーザーカッター等を用
いてカット(絶縁)する。これによって発振回路系の低
電圧・低消費電流化が実現できる。
【0027】本発明の請求項4記載の半導体集積回路
は、請求項3記載の半導体集積回路において、昇圧回路
の動作と抵抗負荷型インバータ駆動発振回路の動作を継
続的に停止させる状態に制御信号用端子の電位を固定す
る配線接続を制御信号用端子に対して行い、動作テスト
手段を昇圧回路と抵抗負荷型インバータ駆動発振回路か
ら切断する配線切断を行い、抵抗負荷型インバータ駆動
発振回路の主電流経路を開放する配線切断を行ってい
る。
【0028】この構成によれば、請求項3記載の半導体
集積回路と同様の作用を有する。
【0029】本発明の請求項5記載の半導体集積回路
は、請求項3または4記載の半導体集積回路において、
CMOS型インバータ駆動発振回路は、CMOS型イン
バータと、このCMOS型インバータ駆動発振回路の入
力端子および出力端子間に接続された帰還抵抗、外部振
動子および外部容量からなる帰還回路とで構成され、抵
抗負荷型インバータ駆動発振回路は、抵抗負荷型インバ
ータと、CMOS型インバータ駆動発振回路と共用の帰
還回路とで構成されている。
【0030】この構成によれば、請求項3または4記載
の半導体集積回路と同様の作用を有する他、帰還回路を
共用しているので、抵抗負荷型インバータを追加するだ
けの少ない部品点数で抵抗負荷型インバータ駆動発振回
路を構成できる。
【0031】本発明の請求項6記載の半導体集積回路
は、動作クロックに従って昇圧動作を行うことにより定
まった電圧をN倍(Nは任意の値)に昇圧して出力し、
動作停止時には入力された電圧を昇圧せずに出力し、電
源投入初期は動作クロックの入力にかかわらず動作を停
止している昇圧回路と、昇圧回路の出力電圧を電源電圧
として動作することによりクロックを発生するCMOS
型インバータ駆動発振回路と、外部電源端子から入力さ
れる外部電源電圧を電源電圧として動作することにより
クロックを発生する抵抗負荷型インバータ駆動発振回路
と、CMOS型インバータ駆動発振回路のクロックと抵
抗負荷型インバータ駆動発振回路のクロックを選択的に
昇圧回路へ動作クロックとして供給し、電源投入初期は
抵抗負荷型インバータ駆動発振回路のクロックを選択し
ているクロック選択回路と、電源投入初期の昇圧回路の
動作停止中にCMOS型インバータ駆動発振回路が正常
動作したことを判別し、判別結果に基づいて抵抗負荷型
インバータ駆動発振回路の動作およびクロック選択回路
の動作を制御する発振制御部と、電源投入後所定時間経
過して昇圧回路を起動させ、かつ昇圧回路の動作停止中
の発振制御部からの出力信号に基づいて昇圧回路の起動
を禁止する昇圧制御部とを備えている。
【0032】そして、発振制御部が昇圧回路の動作停止
中にCMOS型インバータ駆動発振回路が正常動作をし
ていると判別できたときに、発振制御部はクロック選択
回路が抵抗負荷型インバータ駆動発振回路のクロックを
選択する状態からCMOS型インバータ駆動発振回路の
クロックを選択する状態に切り替えるとともに、抵抗負
荷型インバータ駆動発振回路の動作を停止させ、昇圧制
御回路は発振制御部からの出力信号に基づいて昇圧回路
の起動を禁止する。
【0033】また、発振制御部が昇圧回路の動作停止中
にCMOS型インバータ駆動発振回路が正常動作をして
いることを判別できないときに、昇圧制御回路は電源投
入後所定時間経過して昇圧回路を起動させ、発振制御部
は抵抗負荷型インバータ駆動発振回路が動作した状態を
保持させるとともに、クロック選択回路の選択状態を抵
抗負荷型インバータ駆動発振回路のクロックを選択した
状態を保持させ、CMOS型インバータ駆動発振回路の
安定動作を待ってクロック選択回路が抵抗負荷型インバ
ータ駆動発振回路のクロックを選択する状態からCMO
S型インバータ駆動発振回路のクロックを選択する状態
に切り替えるとともに、抵抗負荷型インバータ駆動発振
回路の動作を停止させる。
【0034】この構成によれば、少数の回路ブロックを
追加するだけで、昇圧回路を動作させなくてもCMOS
型インバータ駆動発振回路が動作するかを自動的に判定
し、肯定的な結果の場合、自動的に昇圧回路の動作を禁
止するとともに、抵抗負荷型インバータ駆動発振回路の
動作を停止させるので、チップ製造後にテストを行い、
テスト結果に従って配線接続処理や配線切断処理等の配
線加工処理を行うことが不要となり、テストコストの削
減を図ることができる、上記した後処理が不要となり、
後工程の加工にかかる分の開発期間を短縮できるともに
コスト的にも有利になる。
【0035】本発明の請求項7記載の半導体集積回路
は、請求項6記載の半導体集積回路において、CMOS
型インバータ駆動発振回路は、CMOS型インバータ
と、このCMOS型インバータ駆動発振回路の入力端子
および出力端子間に接続された帰還抵抗、外部振動子お
よび外部容量からなる帰還回路とで構成され、抵抗負荷
型インバータ駆動発振回路は、抵抗負荷型インバータ
と、CMOS型インバータ駆動発振回路と共用の帰還回
路とで構成されている。
【0036】この構成によれば、請求項6記載の半導体
集積回路と同様の作用を有する他、帰還回路を共用して
いるので、抵抗負荷型インバータを追加するだけの少な
い部品点数で抵抗負荷型インバータ駆動発振回路を構成
できる。
【0037】
【発明の実施の形態】(第1の実施の形態)以下本発明
の第1の実施の形態について、図1と図2を用いて説明
する。
【0038】図1に本発明の第1の実施の形態の半導体
集積回路の回路図を示す。図1において、1は定まった
電圧(定まった電圧,電源の電源電圧,外部からの基準
電圧,電源の電源電圧に対して一定の電圧を出力する定
電圧回路の出力電圧)である。2はCMOS型インバー
タである。3は帰還抵抗である。4はクロック入力端
子、5はクロック出力端子(内部の動作クロックの供給
端にもなっている)である。6はチップ外に設けられる
振動子、7A,7Bはチップ外に設けられる外部発振容
量である。8はCMOS型インバータ2の正電源(後述
の昇圧回路の出力電圧)、9は電源である。10は抵抗
負荷型インバータである。11A,11BはCMOS型
インバータ2の動作を制御するCMOS型インバータ制
御トランジスタ、11Cは抵抗負荷型インバータ10の
動作を制御する抵抗負荷型インバータ制御トランジスタ
である。12は動作クロックに従って昇圧動作を行うこ
とにより定まった電圧をN倍(Nは任意の値)に昇圧し
て出力し、動作停止時には入力された電圧を昇圧せずに
出力する昇圧回路である。13は例えばフリップフロッ
プ回路を数段縦続接続した構成を有する発振安定待ち回
路である。14AはCMOS型インバータ制御トランジ
スタ11Aのオンオフを制御する制御信号、14BはC
MOS型インバータ制御トランジスタ11Bおよび抵抗
負荷型インバータ制御トランジスタ11Cのオンオフを
制御する制御信号である。
【0039】上記のCMOS型インバータ2は、帰還回
路を構成する帰還抵抗3、振動子6および外部発振容量
7A,7Bとともに、昇圧回路12の出力電圧を電源電
圧として動作することによりクロックを発生するととも
に、このクロックを昇圧回路12へ動作クロックとして
供給するCMOS型インバータ駆動発振回路を構成して
いる。
【0040】また、抵抗負荷型インバータ10は、CM
OS型インバータ2と共用の帰還回路を構成する帰還抵
抗3、振動子6および外部発振容量7A,7Bととも
に、外部電源端子から入力される外部電源電圧を電源電
圧として動作することによりクロックを発生するととも
に、CMOS型インバータ2による発振が安定するまで
昇圧回路12を正常動作させるためにこのクロックを昇
圧回路12へ動作クロックとして供給する抵抗負荷型イ
ンバータ駆動発振回路を構成している。
【0041】また、上記の発振安定待ち回路13は、C
MOS型インバータ駆動発振回路の発振が安定するのを
待ち、CMOS型インバータ駆動発振回路の発振動作が
安定した後に抵抗負荷型インバータ駆動発振回路の動作
を停止させる機能を有する。
【0042】図1の半導体集積回路では、CMOS型イ
ンバータ2が昇圧回路12の出力端子(正電源8)と接
地端子との間に接続され、CMOS型インバータ2の入
力端がクロック入力端子4に接続され、出力端がクロッ
ク出力端子5に接続され、CMOS型インバータ2の入
力端と出力端との間に帰還抵抗3が接続されている。昇
圧回路12の出力端子とCMOS型インバータ2の間に
は、CMOS型インバータ制御トランジスタ11Aが挿
入接続され、CMOS型インバータ2と接地端子との間
にはCMOS型インバータ制御トランジスタ11Bが接
続されている。
【0043】また、抵抗負荷型インバータ10が電源9
と接地端子と間に接続され、抵抗負荷型インバータ10
の入力端子がクロック入力端子4に接続され、出力端が
クロック出力端子5に接続され、電源9と抵抗負荷型イ
ンバータ10の間には抵抗負荷型インバータ制御トラン
ジスタ11Cが接続されている。
【0044】そして、CMOS型インバータ制御トラン
ジスタ11A,11Bおよび抵抗負荷型トランジスタ1
1Cは、制御信号14A,14Bによってオンオフが制
御される。
【0045】クロック入力端子4とクロック出力端子5
との間には、振動子6および外部発振容量7A,7Bが
接続されている。
【0046】この回路は、基本的にコルピッツ発振回路
であり、CMOS型インバータ2および抵抗負荷型イン
バータ10は、帰還抵抗3により、その動作点は発振し
ないときに、最も利得の大きい、オンでもオフでもない
状態となる。この半導体集積回路は、周波数が低い場
合、図1のA点(CMOS型インバータ2および抵抗負
荷型インバータ10の入力端)の電圧とB点(CMOS
型インバータ2および抵抗負荷型インバータ10の出力
端)の電圧は逆位相であり、発振回路全体としては、正
帰還(0゜または360×K°)した周波数で発振す
る。Kは任意の整数である。
【0047】図1の半導体集積回路の動作を図2の波形
図を参照しながら説明する。図2(a)は昇圧回路12
の出力電圧(C点の電圧)を示し、図2(b)はCMO
S型インバータ2および抵抗負荷型インバータ10の出
力端(B点の電圧)を示し、図2(c)はCMOS型イ
ンバータ2および抵抗負荷型インバータ10の入力端
(A点の電圧)を示している。
【0048】具体的には、図1に示すように、発振用の
外部発振容量7A,7Bと振動子6とを接続した状態
で、電源(電圧VDD)9を投入すると、図1のA点お
よびB点の電圧が、図2の時刻t0(電源投入時)と時
刻t1の間(昇圧回路停止、発振停止状態)でフローテ
ィングレベル(約VDD/2)に固定される。このと
き、発振安定待ち回路13より出力される制御信号14
A,14Bにより、抵抗負荷型インバータ制御トランジ
スタ11Cがオンとなるとともに、CMOS型インバー
タ制御トランジスタ11A,11Bがオフとなってい
て、抵抗負荷型インバータ10は発振動作が可能な状態
となっており、CMOS型インバータ2は発振動作が不
能な状態となっている。
【0049】また、図2の発振開始時刻t2までは、図
1の昇圧回路12に安定な昇圧用クロック(B点)が供
給されないため、発振動作を開始しない。したがって、
図10の昇圧回路12の出力電圧(C点)は、図2の時
刻t0と時刻t2の間で、図1の電源9の電源電圧VD
Dとなる。
【0050】なお、図1のA点およびB点は、図2の時
刻t1と時刻t2間で発振動作状態ではあるが、この期
間はまだ昇圧回路12に対して安定な昇圧用クロックが
供給されていないので、CMOS型インバータ2による
発振が安定し、安定な昇圧用クロックが供給される時刻
t2をもって発振開始時刻とする。発振開始時刻t2
は、昇圧用クロックのピーク間電圧Vpが0.9×VD
Dに達した時点であり、この時刻t2から以後、発振状
態が安定し、昇圧回路12が昇圧動作を開始する。した
がって、時刻t2は発振開始時刻であるとともに昇圧開
始時刻でもある。
【0051】その結果、昇圧回路12の出力電圧(図1
のC点)が図2の時刻t2で、VDDから3/2×VD
Dとなる。
【0052】なお、時刻t0〜t2は発振安定待ち時間
と呼ばれる。
【0053】その後、昇圧回路12の昇圧動作が安定に
向かうにつれて、図1のC点の電圧が図2の時刻t2と
時刻t3の間で段階的に上昇し、時刻t3で2×VDD
に達し、安定する。このときは、抵抗負荷型インバータ
10が動作し、CMOS型インバータ2は動作していな
いので、A点およびB点の電圧は、図2の時刻t2と時
刻t3の間でピーク間電圧がVDDとなり、この状態で
安定する。
【0054】その後の時刻t4で、発振安定待ち回路1
3の制御信号が反転し、抵抗負荷型インバータ制御トラ
ンジスタ11Cがオフとなるとともに、CMOS型イン
バータ制御トランジスタ11A,11Bがオンとなり、
抵抗負荷型インバータ10は発振動作が停止し、これと
同時にCMOS型インバータ2は発振動作を開始する。
【0055】その結果、図1のA点,B点の電圧が図2
の時刻t4以降発振の高い方のレベルが上昇しつつ発振
を維持し、図1のC点のピーク間電圧が図2の時刻t4
以降2×VDDとなって安定し、2×VDDとVSS間
で安定した発振クロックを図1のB点から出力する。時
刻t2〜t3は昇圧安定待ち時間と呼ばれる。
【0056】また、この安定した発振クロック出力を集
積回路内部の動作クロックとして用いることにより、安
定したクロックを集積回路における内部回路に供給でき
る。この点は以下の実施の形態でも同様である。
【0057】図1に示した昇圧回路12は、極性反転を
利用した2倍昇圧回路であるが、他の昇圧方法でも原理
は同じである。
【0058】この構成によれば、CMOS型インバータ
2による発振が安定するまで昇圧回路12を正常動作さ
せるために、抵抗負荷型インバータ10による発振によ
って動作クロックを昇圧回路12に供給しているので、
低電圧(1.0V付近)動作が実現できる。また、CM
OS型インバータ2による発振が安定後、抵抗負荷型イ
ンバータ10の動作を停止させることにより、安定でか
つ低電圧・低消費電流化が実現できる。
【0059】(第2の実施の形態)以下、本発明の第2
の実施の形態について、図3と図4と図5と図6を用い
て説明する。
【0060】図3、図1の構成に、昇圧回路12の出力
電圧(正電源8)と抵抗負荷型インバータ制御トランジ
スタ11CとCMOS型インバータ制御トランジスタ1
1A,11Bを制御する制御信号15を発振安定待ち回
路13に与える動作テスト手段(図示せず)を半導体集
積回路内に設け、発振回路を構成するCMOS型インバ
ータ2の自励発振を検出する自励発振用テスト端子16
を外部接続端子として設け、昇圧回路12と抵抗負荷型
インバータ10の動作を制御する制御信号18を昇圧回
路12と抵抗負荷型インバータ10に動作テスト手段と
は別に与える制御信号用端子18Aを半導体集積回路の
内部パッドとして設け、さらに制御信号用端子18Aに
隣接して電源端子17を半導体集積回路の内部パッドと
して設けたもので、その他の構成は図1のものと同様で
ある。なお、自励発振用テスト端子16については、ク
ロック出力端子5で代用することもできる。
【0061】上記の動作テスト手段は昇圧回路12の動
作と抵抗負荷型インバータ10の動作を一時的に停止さ
せる機能を有する。また、動作テストは、昇圧回路10
および抵抗負荷型インバータ10の動作が停止している
状態で、自励発振用テスト端子16に現れる電圧波形を
外部の測定機器で観測することにより、CMOS型イン
バータ2による自励発振が起こっているかどうかを判定
する。なお、昇圧回路12が停止している状態では、昇
圧回路12の出力は例えば、入力された電源電圧と同じ
値になっている。
【0062】動作テスト時には、動作テスト手段を起動
させ、図3の昇圧回路12の出力(正電源8)を制御
し、抵抗負荷型インバータ制御トランジスタ11CとC
MOS型インバータ制御トランジスタ11A,11Bを
発振安定待ち回路13を介して制御する制御信号15に
より、図3の昇圧回路12の出力電圧(C点)を、図4
(a)に示すように、時刻t0からと時刻t3までの
間、図3の電源9の電源電圧=VDDとする。さらに、
図3の発振安定待ち回路13も制御して、図3の抵抗負
荷型インバータ10を停止させる。そして、この期間に
動作テストを実施する。
【0063】この状態で、図3の電源9の電源電圧を印
加するとCMOS型インバータ2による自励発振開始・
維持電圧が確認できる。具体的には、図3の自励発振用
テスト端子(D点)の電圧波形(図4(b))を時刻t
2〜t3の間に測定し、その波形を、動作時の期待値で
ある、期待周波数の方形波と比較することにより、CM
OS型インバータ2による自励発振が確認できる。
【0064】ここで、動作テストの詳細について説明す
る。テスト時に信号18により、昇圧回路出力8(C
点)から信号1(テスト時は電源電圧を印加)を出力さ
せ、CMOS型インバータ装置601の正電源として供
給する。同時に、信号18により、発振安定待ち回路1
3を制御し、抵抗負荷型インバータ装置600のみを停
止させる。このとき、信号1は電源電圧としているた
め、この値が高ければ、CMOS型インバータ装置60
1と帰還抵抗3と振動子6と外部発振容量7とにより、
自励発振を開始する。この発振開始を、自励発振用テス
ト端子16をテスタ等によりモニタリングすることで確
認できる。
【0065】上記の測定条件を満足している状態で、電
源電圧を1.0Vと設定することにより、動作下限電源
電圧を確認できる。このときのモニタリング結果をもと
に、動作していればPASS、停止していればFAIL
と判断する。これにより、選別できる。停止時は、図5
のインキングのステップを実行する。なお、1.0Vの
電圧は一例であり、値の設定は仕様により異なる。
【0066】図4において、時刻t0は電源投入時(昇
圧停止、昇圧回路電圧=電源電圧VDD)であり、時刻
t1は発振開始時であり、時間t0〜t2は発振安定待
ち時間であり、時刻t2〜t3はクロックをモニタして
動作を確認するテスト期間である。時刻t3でテストが
終了する。
【0067】なお、動作テストでは、昇圧回路12およ
び抵抗負荷型インバータ10を動作させた状態でも上記
と同様の自励発振用テスト端子(D点)の電圧波形観測
による動作テストを行う。
【0068】上記の測定結果をもとに、図5のテストフ
ローで半導体集積回路のチップを選別する。図5におい
て、CMOS型インバータ駆動発振回路が電源電圧1.
0Vでかつ昇圧停止時に動作したかどうかを判定し(ス
テップS1)、動作したとき(テストフロー19)とき
には、条件付PASSとして、インクなしとする(ステ
ップS3)。その後、昇圧回路12と抵抗負荷型インバ
ータ10を停止させ、CMOS型インバータ駆動発振回
路のみが動作するように、後工程にて図6に示すような
配線加工を実施する(ステップS6)。
【0069】CMOS型インバータ駆動発振回路が電源
電圧1.0Vでかつ昇圧停止時に動作したかどうかを判
定し(ステップS1)、動作しなかったとき(テストフ
ロー20)ときには、さらにCMOS型インバータ駆動
発振回路が電源電圧1.0Vでかつ昇圧動作時に動作し
たかどうかを判定し(ステップS2)、動作したとき
(テストフロー21)には、PASSとして、インクな
しとする(ステップS4)。
【0070】CMOS型インバータ駆動発振回路が電源
電圧1.0Vでかつ昇圧動作時に動作したかどうかを判
定し(ステップS2)、動作しなかったとき(テストフ
ロー22)には、Failとして、インクありとする
(ステップS5)。
【0071】なお、上記の説明において、「インクあ
り」のはウエハ上でFAILチップに液状インクを塗布
することであり、「インクなし」はウエハ上のPASS
チップまたは条件付PASSチップにインクを塗布しな
いことを意味する。インク塗布ありのチップは、組立工
程で組み立てをしない。
【0072】図6は、後工程における加工方法を示して
いる。この加工方法では、昇圧回路12の出力電圧(正
電源8)と抵抗負荷型インバータ制御トランジスタ11
CとCMOS型インバータ制御トランジスタ11A,1
1Bを制御する制御信号15を入力する動作テスト手段
の出力線をレーザーカッター等でカット(配線切断)
し、さらに抵抗負荷型インバータ10の主電流経路もカ
ット(配線切断)する。また、昇圧回路出力8と抵抗負
荷型インバータ制御トランジスタ11とCMOS型イン
バータ制御トランジスタ11を制御する制御信号18を
入力する制御信号用端子(パッド)18Aと電源端子
(PAD)17とを、金線によるワイヤーボンド(配線
接続)で導通させ、これによって制御信号18を電源電
圧レベルに固定し、これによって昇圧回路12の動作を
停止させ、かつ抵抗負荷型インバータ10の動作を停止
させる。
【0073】これにより、発振安定待ち回路13と昇圧
回路12を制御し、テスト時と同じ動作条件にすること
でき、昇圧回路停止・抵抗負荷型インバータ停止・CM
OS型インバータのみ動作の半導体集積回路を実現でき
る。したがって、低電圧・低消費電流化のチップをピッ
クアップできる。
【0074】以上説明したように、この実施の形態によ
れば、CMOS型インバータ2の動作下限電源電圧の自
励発振による選別を、動作テストにて実施することがで
きる。また、このテスト結果をもとに、CMOS型イン
バータ2が昇圧を必要としないチップを選別し、選別し
たチップについて後工程にて昇圧回路12の動作停止や
抵抗負荷型インバータ10の動作停止のために、金線等
によるワイヤーリング(導通)やレーザーカッター等を
用いてカット(絶縁)する。これによって発振回路系の
低電圧・低消費電流化が実現できる。
【0075】(第3の実施の形態)以下本発明の第3の
実施の形態について、図7と図8と図9を用いて説明す
る。
【0076】この実施の形態は、第1の実施の形態の回
路構成に、発振制御部41と昇圧制御部42とクロック
選択回路25を追加したものである。本構成では、CM
OS型インバータにより、低電圧(1.0V付近での動
作マージンを含む)で動作している場合、CMOS型イ
ンバータのみで動作させ、そうでない場合は、抵抗負荷
型インバータと昇圧回路とCMOS型インバータで動作
するように、自動で選択できる。なお、図7では、CM
OS型インバータと帰還回路とをまとめてCMOS型イ
ンバータ駆動発振回路23と表し、抵抗負荷型インバー
タと帰還回路とをまとめて抵抗負荷型インバータ駆動発
振回路24と表している。なお、上記の帰還回路につい
ては、CMOS型インバータ駆動発振回路23と抵抗負
荷型インバータ駆動発振回路24とで共用しても、また
別々に設けてよい。
【0077】昇圧回路12は、動作クロックに従って昇
圧動作を行うことにより定まった電圧をN倍(Nは任意
の値)に昇圧して出力し、動作停止時には入力された電
圧を昇圧せずに出力し、電源投入初期は動作クロックの
入力にかかわらず動作を停止している。
【0078】CMOS型インバータ駆動発振回路23
は、昇圧回路12の出力電圧を電源電圧として動作する
ことによりクロックを発生する。
【0079】抵抗負荷型インバータ駆動発振回路24
は、外部電源端子から入力される外部電源電圧を電源電
圧として動作することによりクロックを発生する。
【0080】クロック選択回路25は、CMOS型イン
バータ駆動発振回路23のクロックと抵抗負荷型インバ
ータ駆動発振回路24のクロックを選択的に昇圧回路1
2へ動作クロックとして供給し、電源投入初期は抵抗負
荷型インバータ駆動発振回路24のクロックを選択して
いる。
【0081】発振制御部41は、電源投入初期の昇圧回
路12の動作停止中にCMOS型インバータ駆動発振回
路23が正常動作したことを判別し、判別結果に基づい
て抵抗負荷型インバータ駆動発振回路24の動作および
クロック選択回路25の動作を制御する。
【0082】昇圧制御部42は、電源投入後所定時間経
過して昇圧回路12を起動させ、かつ昇圧回路12の動
作停止中の発振制御部41からの出力信号に基づいて昇
圧回路12の起動を禁止する。
【0083】そして、発振制御部41が昇圧回路12の
動作停止中にCMOS型インバータ駆動発振回路23が
正常動作をしていると判別できたときに、発振制御部4
1はクロック選択回路25が抵抗負荷型インバータ駆動
発振回路24のクロックを選択する状態からCMOS型
インバータ駆動発振回路23のクロックを選択する状態
に切り替えるとともに、抵抗負荷型インバータ駆動発振
回路24の動作を停止させ、昇圧制御回路42は発振制
御部41からの出力信号に基づいて昇圧回路12の起動
を禁止する。
【0084】また、発振制御部41が昇圧回路12の動
作停止中にCMOS型インバータ駆動発振回路23が正
常動作をしていることを判別できないときに、昇圧制御
回路42は抵抗負荷型インバータ駆動発振回路24のク
ロックを基準クロックとしてカウントすることにより電
源投入後所定時間経過して昇圧回路12を起動させ、発
振制御部41は抵抗負荷型インバータ駆動発振回路24
が動作した状態を保持させるとともに、クロック選択回
路25の選択状態を抵抗負荷型インバータ駆動発振回路
24のクロックを選択した状態を保持させ、CMOS型
インバータ駆動発振回路23の安定動作を待ってクロッ
ク選択回路25が抵抗負荷型インバータ駆動発振回路2
4のクロックを選択する状態からCMOS型インバータ
駆動発振回路23のクロックを選択する状態に切り替え
るとともに、抵抗負荷型インバータ駆動発振回路24の
動作を停止させる。
【0085】上記の発振制御部41は、発振制御回路2
5と、CMOS型インバータ駆動発振回路23の出力ク
ロックをカウントするカウンタ回路(N段)28と、カ
ウンタ回路28の出力が所定の状態になったときに出力
を発生するNAND回路35A,35Bから構成されて
いる。
【0086】クロック選択回路25はNAND回路35
Aの出力に応じてCMOS型インバータ駆動発振回路2
3のクロックと抵抗負荷型インバータ駆動インバータ2
4のクロックを選択する。発振制御回路26はNAND
回路35Bの出力を入力として抵抗負荷型インバータ駆
動発振回路24の動作を制御する。
【0087】また、昇圧制御部42は、昇圧制御回路2
7と、抵抗負荷型インバータ駆動発振回路24の出力ク
ロックをカウントするカウンタ回路(M段)29と、カ
ウンタ回路29の出力が所定の状態になったときに出力
を発生するNAND回路39とで構成されている。昇圧
制御回路27は、発振制御回路26の出力とNAND回
路39の出力を入力として昇圧回路12の動作を制御す
る。
【0088】クロック選択回路25、発振制御回路2
6、昇圧制御回路27、カウンタ回路28、カウンタ回
路29はいずれもリセット信号30によって初期状態に
リセットされる。
【0089】以下、この回路の動作を図8および図9を
参照しながら説明する。図8は電圧1.0VでCMOS
型インバータ駆動発振回路23が動作するときのタイミ
ングチャートを示し、図9は電圧1.0VでCMOS型
インバータ駆動発振回路23が動作しないときのタイミ
ングチャートを示している。
【0090】また、上記両図において、(a)は抵抗負
荷型インバータ駆動発振回路24の出力電圧波形、つま
りA点の電圧波形を示している。また、(b)はCMO
S型インバータ駆動発振回路23の出力電圧波形、つま
りB点の電圧波形を示している。また、(c)は昇圧回
路12の出力電圧波形、つまりC点の電圧波形を示して
いる。また、(d)はクロック選択回路25を制御する
制御信号波形、つまりD点(NAND回路35Aの出力
端)の電圧波形を示している。また、(e)は発振制御
回路26の制御信号波形、つまりE点(NAND回路3
5Bの出力端)の電圧波形を示している。(f)は抵抗
負荷型インバータ駆動発振回路24および昇圧制御回路
27の制御信号波形、つまりF点(発振制御回路26の
出力端)の電圧波形を示している。また、(g)は昇圧
制御回路27の制御信号波形、つまりG点(NAND回
路39の出力端)の電圧波形を示している。また、
(h)はクロック選択回路25の出力電圧波形、つまり
H点の電圧波形を示している。また、(i)は昇圧回路
12の制御信号波形、つまりJ点(昇圧制御回路27の
出力端)の電圧波形を示している。
【0091】図7において電源9が投入された状態で
は、リセット後の動作は以下の通りになる。必ず抵抗負
荷型インバータ駆動発振回路24が、先に動作していな
ければならない。ただし、カウンタ回路28およびカウ
ンタ回路29のフリップフロップの段数を変更すること
により、時間調整ができるため、動作の後先の問題は回
避できる。この場合、カウンタ回路(M段)29の段数
よりも、カウンタ回路(N段)28の段数を数段あるい
数十段(フリップフロップ回路)を多くすることにより
上記の動作を実現させることができる。
【0092】また、図8と図9の時刻t0での初期値は
以下の通りである。抵抗負荷型インバータ駆動発振回路
24の出力電圧(A点電圧)とCMOS型インバータ駆
動発振回路23の出力電圧(B点電圧)は、フローティ
ング(約1/2VDD)となる。クロック選択回路25
の出力電圧(H点電圧)は、出力がCMOS型インバー
タ駆動発振回路23の出力を選択するまで、抵抗負荷型
インバータ駆動発振回路24の出力電圧となる。昇圧回
路12の出力電圧(C点電圧)とクロック選択回路25
の制御信号(D点電圧)と発振制御回路26の制御信号
(E点電圧)と昇圧回路12の制御信号(G点電圧)
は、図7の電源9の電源電圧VDDとなる。抵抗負荷型
インバータ発振回路24と昇圧制御回路27の制御信号
(F点電圧)と昇圧回路12の制御信号(J点電圧)
は、接地電圧VSS(GND)となる。
【0093】CMOS型インバータ駆動発振回路23が
1.0Vで動作する場合は、次のような動作になる。図
7の各抵抗負荷型インバータ駆動発振回路24およびC
MOS型インバータ駆動発振回路23の出力電圧(A点
電圧およびB点電圧)が図8の時刻t1で、ともに発振
を開始(発振開始電圧=0.9×VDD)する。このと
き、図7のクロック選択回路25の出力電圧(H点電
圧)はA点電圧波形をセレクトする。図7の抵抗負荷型
インバータ駆動発振回路24の出力電圧(A点電圧)
は、低電圧でも動作する抵抗負荷型インバータ駆動発振
回路24の出力のため、基準クロックとする。
【0094】図7のクロック選択回路25の制御信号
(D点電圧)が図8の時刻t2で、“H”から“L”に
なり、図7のクロック選択回路25の出力電圧(H点電
圧)はB点電圧波形をセレクトする。つまり、CMOS
型インバータ駆動発振回路23の出力をセレクトする。
【0095】図7の発振制御回路26の制御信号(E点
電圧)が図8の時刻t3で、“H”から“L”になり、
図7の抵抗負荷型インバータ駆動発振回路24の動作を
停止させると同時に、図8の抵抗負荷型インバータ駆動
発振回路24と昇圧制御回路27の制御信号(F点電
圧)を“L”から“H”にし、そのデータをラッチす
る。これにより、リセットがかからない限り、図7のク
ロック選択回路25の出力電圧(H点電圧)はB点電圧
波形をセレクトし続ける。つまり、CMOS型インバー
タ駆動発振回路23の出力をセレクトし続ける。また、
この時よりリセットがかかるまで、図7の抵抗負荷型イ
ンバータ駆動発振回路24は、停止し続ける。
【0096】図7の昇圧制御回路27の制御信号(G点
電圧)が図8の時刻t4で、“H”から“L”になり、
図7の昇圧制御回路27を、図8の抵抗負荷型インバー
タ駆動発振回路24と昇圧制御回路27の制御信号(F
点電圧)(時刻t4ではこの時F点電圧は“H”)とと
もに制御し、昇圧回路12の制御信号(J点電圧)を
“L”のままにして、図7の昇圧動作を停止したままに
する(初期値=“L”)。これにより、図7の昇圧回路
12の出力電圧(C点電圧)は、昇圧動作が停止したま
まとなるので、図8では常に図7の電源9の電源電圧V
DDとなる。図8の時刻t4以降は、全て時刻t4の値
を、リセットがかかるまで保持する。図8のD点電圧波
形およびE点電圧波形は図7のカウンタ回路28でカウ
ントし、図8のG点電圧波形は図7のカウンタ回路29
でカウントすることにより得ている。
【0097】CMOS型インバータ駆動発振回路23が
1.0Vで動作しないで停止している場合は、次のよう
な動作になる。図7の抵抗負荷型インバータ駆動発振回
路24の出力電圧(A点電圧)のみが図9の時刻t1
で、発振を開始(発振開始電圧=0.9×VDD)し、
図7のクロック選択回路25の出力電圧(H点電圧)は
A点電圧波形をセレクトする。図7の抵抗負荷型インバ
ータ駆動発振回路24は、低電圧でも動作するので、基
準クロックとしてセレクトする。
【0098】図7の昇圧制御回路27の制御信号(G点
電圧)が図7のカウンタ回路29により、図9の時刻t
2で“H”から“L”になり、図7の昇圧回路12は昇
圧動作を開始する。この時、図7の 昇圧制御回路27
の制御信号(F点電圧)が図8の時刻t2で“L”であ
るので、図7の昇圧回路12の制御信号(J点電圧)が
図9の時刻t2で“L”から“H”になり、さらに図7
の昇圧制御回路27により、データがラッチされるた
め、以降はリセットがかからない限り、データが保持さ
れる。これにより、リセットがかかるまで、図7の昇圧
回路12が昇圧動作を継続する。
【0099】図7の昇圧回路12の出力電圧(C点電
圧)が、図9の時刻t3と時刻t4の間で、昇圧を安定
させ、図7のCMOS型インバータ駆動発振回路23の
出力電圧(B点電圧)が図9の時刻t4で、昇圧安定時
の昇圧回路12の出力電圧(C点電圧)を、正電源とし
たCMOS型インバータ駆動発振回路23が、発振を開
始する。このとき、カウンタ回路28がカウントを開始
する。
【0100】図7のCMOS型インバータ駆動発振回路
23が動作を開始したため、図7のクロック選択回路2
5の制御信号(D点電圧)が図9の時刻t5で、“H”
から“L”になり、図7のクロック選択回路25の出力
電圧(H点電圧)はB点電圧をセレクトする。つまり、
CMOS型インバータ駆動発振回路23の出力をセレク
トし、電位2×VDDと電位VSSの間で振動する。
【0101】図7の発振制御回路26の制御信号(E点
電圧)が図9の時刻t6で、“H”から“L”になり、
図7の抵抗負荷型インバータ駆動発振回路24の動作を
停止させる。昇圧制御回路27の制御信号(G点電圧)
は抵抗負荷型インバータ発振回路24の停止により、
“H”固定される。つまり、図7の発振制御回路26が
抵抗負荷型インバータ駆動発振回路24の動作を停止さ
せることで、昇圧制御回路27の制御信号(G点電圧)
を“H”固定するように制御し、昇圧動作が停止しない
ようにしている。
【0102】また、図7の抵抗負荷型インバータ駆動発
振回路24の動作を停止させると同時に、図9の抵抗負
荷型インバータ駆動発振回路24と昇圧制御回路27の
制御信号(F点電圧)を“L”から“H”にし、そのデ
ータをラッチする。これにより、リセットがかからない
限り、図7のクロック選択回路25の出力電圧(H点電
圧)はB点電圧波形をセレクトし続ける。つまり、CM
OS型インバータ駆動発振回路23の出力をセレクトし
続け、電位2×VDDと電位VSSの間で振動し続け
る。
【0103】また、この時よりリセットがかかるまで抵
抗負荷型インバータ駆動発振回路24は、停止し続け
る。図9の時刻t6以降は、全て時刻t6の値を、リセ
ットがかかるまで保持する。
【0104】上記記述の内容より、CMOS型インバー
タ駆動発振回路23の動作に合わせて、CMOS型イン
バータ駆動発振回路23のみの回路構成と、抵抗負荷型
インバータ駆動発振回路24と昇圧回路12とCMOS
型インバータ駆動発振回路23の回路構成を、少数の回
路ブロックを追加することで、自動的に選択できる。
【0105】以上説明したように、この構成によれば、
少数の回路ブロックを追加するだけで、昇圧回路12を
動作させなくてもCMOS型インバータ駆動発振回路2
3が動作するかを自動的に判定し、肯定的な結果の場
合、自動的に昇圧回路12の動作を禁止するとともに、
抵抗負荷型インバータ駆動発振回路24の動作を停止さ
せるので、チップ製造後にテストを行い、テスト結果に
従って配線接続処理や配線切断処理等の配線加工処理を
行うことが不要となり、テストコストの削減を図ること
ができる、上記した後処理が不要となり、後工程の加工
にかかる分の開発期間を短縮できるともにコスト的にも
有利になる。
【0106】また、発振を維持できる電圧を確保してお
くだけでよいので、N倍昇圧で昇圧された電圧を降圧回
路にて降圧して、無駄な電力をCMOSインバータ型発
振回路に供給しないようにすることにより、さらなる低
消費電力化を図ることができる。この場合、発振維持電
圧にマージンを適切にとりつつ、降圧回路出力を決定す
る。
【0107】
【発明の効果】本発明の半導体集積回路によれば、電源
の電源電圧が、1.0V付近の低電圧でも十分マージン
を持って動作する抵抗負荷型インバータ駆動発振回路の
クロックで昇圧回路を動作させ、昇圧回路の出力電圧を
電源とすることで、CMOS型インバータ駆動発振回路
等は、電源電圧より高い電圧で動作させることができ
る。これにより、半導体集積回路の低電圧化が実現でき
る。また、昇圧回路出力が安定することにより、CMO
S型インバータ駆動発振回路の発振が安定した後、抵抗
負荷型インバータ駆動発振回路の発振動作を停止させる
ことにより、低消費電流化が実現できる。
【0108】また、CMOS型インバータ駆動発振回路
の動作下限電源電圧に合わせて昇圧させ、あるいは必要
に応じて定電圧回路等を用い、昇圧回路や定電圧回路を
使用する必要がない場合にはそれらを使用しないことに
より、さらなる低消費電流化も実現できる。
【0109】また、発振を維持できる電圧を確保してお
くだけでよいので、N倍昇圧で昇圧された電圧を降圧回
路にて降圧して、無駄な電力をCMOSインバータ型発
振回路に供給しないようにすることにより、さらなる低
消費電力化を図ることができる。この場合、発振維持電
圧にマージンを適切にとりつつ、降圧回路出力を決定す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態における半導体集積
回路の具体的な構成を示す回路図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態における半導体集積
回路の動作を示すタイミングチャートである。
【図3】本発明の第2の実施の形態における半導体集積
回路の具体的な構成を示す回路図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態における半導体集積
回路の動作を示すタイミングチャートである。
【図5】本発明の第2の実施の形態におけるテストフロ
ーをフローチャートである。
【図6】本発明の第2の実施の形態における半導体集積
回路の配線加工処理の様子を示す回路図である。
【図7】本発明の第3の実施の形態における半導体集積
回路の具体的な構成を示す回路図である。
【図8】本発明の第3の実施の形態における半導体集積
回路の動作を示すタイミングチャートである。
【図9】本発明の第3の実施の形態における半導体集積
回路の動作を示すタイミングチャートである。
【図10】従来の半導体集積回路の具体的な構成を示す
回路図である。
【図11】従来の半導体集積回路の動作を示すタイミン
グチャートである。
【符号の説明】
1 定まった電圧(昇圧回路にて昇圧する電圧) 2 CMOS型インバータ 3 帰還抵抗 4 クロック入力端子 5 クロック出力端子 6 振動子 7 外部発振容量 8 CMOS型インバータの正電源 9 電源 10 抵抗負荷型インバータ 11A,11B CMOS型インバータ制御トランジ
スタ 11C 抵抗負荷型インバータ制御トランジスタ 12 昇圧回路 13 発振安定待ち回路 14A,14B 制御信号 15 制御信号 16 自励発振用テスト端子 17 電源端子 18 制御信号 18A 制御信号用端子 23 CMOS型インバータ駆動発振回路 24 抵抗負荷型インバータ駆動発振回路 25 クロック選択回路 26 発振制御回路 27 昇圧制御回路 28 カウンタ回路 29 カウンタ回路 30 リセット信号 35A NAND回路 35B NAND回路 39 NAND回路 41 発振制御部 42 昇圧制御部
フロントページの続き Fターム(参考) 5J043 AA00 BB01 CC03 DD02 DD13 EE01 5J056 AA03 BB18 CC14 CC16 CC17 CC29 DD13 DD29 EE03 EE11 FF06 GG07 KK00 KK01 5J079 AA04 BA24 BA42 EA03 EA06 EA20 FA05 FA14 FA21 FB04 FB11 FB32 FB34 GA09 KA01 5J106 AA01 CC01 CC19 DD43 DD46 EE17 EE18 GG01 GG03 KK28

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 動作クロックに従って昇圧動作を行うこ
    とにより定まった電圧をN倍(Nは任意の値)に昇圧し
    て出力し、動作停止時には入力された電圧を昇圧せずに
    出力する昇圧回路と、 前記昇圧回路の出力電圧を電源電圧として動作すること
    によりクロックを発生するとともに、このクロックを前
    記昇圧回路へ動作クロックとして供給するCMOS型イ
    ンバータ駆動発振回路と、 外部電源端子から入力される外部電源電圧を電源電圧と
    して動作することによりクロックを発生するとともに、
    前記CMOS型インバータによる発振が安定するまで前
    記昇圧回路を正常動作させるためにこのクロックを前記
    昇圧回路へ動作クロックとして供給する抵抗負荷型イン
    バータ駆動発振回路と、 前記CMOS型インバータ駆動発振回路の発振が安定す
    るのを待ち、前記CMOS型インバータ駆動発振回路の
    発振動作が安定した後に前記抵抗負荷型インバータ駆動
    発振回路の動作を停止させる発振安定待ち回路とを備え
    た半導体集積回路。
  2. 【請求項2】 CMOS型インバータ駆動発振回路は、
    CMOS型インバータと、このCMOS型インバータ駆
    動発振回路の入力端子および出力端子間に接続された帰
    還抵抗、外部振動子および外部容量からなる帰還回路と
    で構成され、抵抗負荷型インバータ駆動発振回路は、抵
    抗負荷型インバータと、前記CMOS型インバータ駆動
    発振回路と共用の前記帰還回路とで構成されている請求
    項1記載の半導体集積回路。
  3. 【請求項3】 動作クロックに従って昇圧動作を行うこ
    とにより定まった電圧をN倍(Nは任意の値)に昇圧し
    て出力し、動作停止時には入力された電圧を昇圧せずに
    出力する昇圧回路と、 前記昇圧回路の出力電圧を電源電圧として動作すること
    によりクロックを発生するとともに、このクロックを前
    記昇圧回路へ動作クロックとして供給するCMOS型イ
    ンバータ駆動発振回路と、 外部電源端子から入力される外部電源電圧を電源電圧と
    して動作することによりクロックを発生するとともに、
    前記CMOS型インバータによる発振が安定するまで前
    記昇圧回路を正常動作させるためにこのクロックを前記
    昇圧回路へ動作クロックとして供給する抵抗負荷型イン
    バータ駆動発振回路と、 前記CMOS型インバータ駆動発振回路の発振が安定す
    るのを待ち、前記CMOS型インバータ駆動発振回路の
    発振動作が安定した後に前記抵抗負荷型インバータ駆動
    発振回路の動作を停止させる発振安定待ち回路と、 前記昇圧回路の動作と前記抵抗負荷型インバータ駆動発
    振回路の動作を一時的に停止させる動作テスト手段と、 前記CMOS型インバータ駆動発振回路の自励発振を検
    出する自励発振用テスト端子と、 前記昇圧回路と前記抵抗負荷型インバータ駆動発振回路
    の動作を制御する制御信号を前記昇圧回路と前記抵抗負
    荷型インバータ駆動発振回路に与える制御信号用端子と
    を備えた半導体集積回路。
  4. 【請求項4】 前記昇圧回路の動作と前記抵抗負荷型イ
    ンバータ駆動発振回路の動作を継続的に停止させる状態
    に制御信号用端子の電位を固定する配線接続を前記制御
    信号用端子に対して行い、前記動作テスト手段を前記昇
    圧回路と前記抵抗負荷型インバータ駆動発振回路から切
    断する配線切断を行い、抵抗負荷型インバータ駆動発振
    回路の主電流経路を開放する配線切断を行った請求項3
    記載の半導体集積回路。
  5. 【請求項5】 CMOS型インバータ駆動発振回路は、
    CMOS型インバータと、このCMOS型インバータ駆
    動発振回路の入力端子および出力端子間に接続された帰
    還抵抗、外部振動子および外部容量からなる帰還回路と
    で構成され、抵抗負荷型インバータ駆動発振回路は、抵
    抗負荷型インバータと、前記CMOS型インバータ駆動
    発振回路と共用の前記帰還回路とで構成されている請求
    項3または4記載の半導体集積回路。
  6. 【請求項6】 動作クロックに従って昇圧動作を行うこ
    とにより定まった電圧をN倍(Nは任意の値)に昇圧し
    て出力し、動作停止時には入力された電圧を昇圧せずに
    出力し、電源投入初期は前記動作クロックの入力にかか
    わらず動作を停止している昇圧回路と、 前記昇圧回路の出力電圧を電源電圧として動作すること
    によりクロックを発生するCMOS型インバータ駆動発
    振回路と、 外部電源端子から入力される外部電源電圧を電源電圧と
    して動作することによりクロックを発生する抵抗負荷型
    インバータ駆動発振回路と、 前記CMOS型インバータ駆動発振回路のクロックと前
    記抵抗負荷型インバータ駆動発振回路のクロックを選択
    的に前記昇圧回路へ動作クロックとして供給し、電源投
    入初期は前記抵抗負荷型インバータ駆動発振回路のクロ
    ックを選択しているクロック選択回路と、 電源投入初期の前記昇圧回路の動作停止中に前記CMO
    S型インバータ駆動発振回路が正常動作したことを判別
    し、判別結果に基づいて抵抗負荷型インバータ駆動発振
    回路の動作および前記クロック選択回路の動作を制御す
    る発振制御部と、 電源投入後所定時間経過して前記昇圧回路を起動させ、
    かつ前記昇圧回路の動作停止中の前記発振制御部からの
    出力信号に基づいて前記昇圧回路の起動を禁止する昇圧
    制御部とを備え、 前記発振制御部が前記昇圧回路の動作停止中に前記CM
    OS型インバータ駆動発振回路が正常動作をしていると
    判別できたときに、前記発振制御部は前記クロック選択
    回路が前記抵抗負荷型インバータ駆動発振回路のクロッ
    クを選択する状態から前記CMOS型インバータ駆動発
    振回路のクロックを選択する状態に切り替えるととも
    に、前記抵抗負荷型インバータ駆動発振回路の動作を停
    止させ、前記昇圧制御回路は前記発振制御部からの出力
    信号に基づいて前記昇圧回路の起動を禁止し、 前記発振制御部が前記昇圧回路の動作停止中に前記CM
    OS型インバータ駆動発振回路が正常動作をしているこ
    とを判別できないときに、前記昇圧制御回路は電源投入
    後所定時間経過して前記昇圧回路を起動させ、前記発振
    制御部は前記抵抗負荷型インバータ駆動発振回路が動作
    した状態を保持させるとともに、前記クロック選択回路
    の選択状態を前記抵抗負荷型インバータ駆動発振回路の
    クロックを選択した状態を保持させ、前記CMOS型イ
    ンバータ駆動発振回路の安定動作を待って前記クロック
    選択回路が前記抵抗負荷型インバータ駆動発振回路のク
    ロックを選択する状態から前記CMOS型インバータ駆
    動発振回路のクロックを選択する状態に切り替えるとと
    もに、前記抵抗負荷型インバータ駆動発振回路の動作を
    停止させるようにしたことを特徴とする半導体集積回
    路。
  7. 【請求項7】 CMOS型インバータ駆動発振回路は、
    CMOS型インバータと、このCMOS型インバータ駆
    動発振回路の入力端子および出力端子間に接続された帰
    還抵抗、外部振動子および外部容量からなる帰還回路と
    で構成され、抵抗負荷型インバータ駆動発振回路は、抵
    抗負荷型インバータと、前記CMOS型インバータ駆動
    発振回路と共用の前記帰還回路とで構成されている請求
    項6記載の半導体集積回路。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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