JP2016099208A - ジャイロセンサー、電子機器および移動体 - Google Patents

ジャイロセンサー、電子機器および移動体 Download PDF

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誠 古畑
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誠 古畑
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Abstract

【課題】精度良い出力が可能な、ジャイロセンサー、電子機器および移動体等を提供する。
【解決手段】基板と振動体と振動体を振動させる固定駆動電極および可動駆動電極と振動体の振動状態を検出する固定モニター電極160,162および可動モニター電極118と、固定モニター電極160,162および可動モニター電極118の少なくとも一方からの信号に基づいて駆動信号を生成し固定駆動電極および可動駆動電極の少なくとも一方に駆動信号を出力する駆動回路とを含み、可動モニター電極118は、往復運動を行い、往復運動の方向と直交する方向における可動モニター電極118と固定モニター電極160,162との間の距離が、可動モニター電極118が往復運動の中心に位置する場合よりも往復運動の一方の終端である第1終端に位置する場合の方が小さく、前記距離が漸減する。
【選択図】図8

Description

本発明は、ジャイロセンサー、電子機器および移動体等に関する。
近年、例えばシリコンMEMS(Micro Electro Mechanical
System)技術を用いて角速度を検出する角速度センサー(ジャイロセンサー)が開発されている。
特許文献1には、モニター電極からの信号に基づいて駆動信号を生成して駆動電極に供給することによって動作するジャイロセンサーが開示されている。
特開平11−183178号公報
特許文献1に記載のジャイロセンサーでは、モニター電極からの信号に含まれるノイズ(特に位相ノイズ)が、駆動信号の誤差要因となり、その結果、ジャイロセンサーの出力の誤差要因にもなっていた。
本発明は、以上のような技術的課題に鑑みてなされたものである。本発明のいくつかの態様によれば、精度良い出力が可能な、ジャイロセンサー、電子機器および移動体等を提供することができる。
本発明は前述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の態様または適用例として実現することができる。
[適用例1]
本適用例に係るジャイロセンサーは、
基板と、
振動体と、
前記基板上に固定され、前記振動体を振動させる固定駆動電極と、
前記振動体から延出し、前記振動体を振動させる可動駆動電極と、
前記基板上に固定され、前記振動体の振動状態を検出する固定モニター電極と、
前記振動体から延出し、前記振動体の振動状態を検出する可動モニター電極と、
前記固定モニター電極および前記可動モニター電極の少なくとも一方からの信号に基づいて駆動信号を生成し、前記固定駆動電極および前記可動駆動電極の少なくとも一方に前記駆動信号を出力する駆動回路と、
を含み、
前記可動モニター電極は、前記固定モニター電極と対向して設けられ、往復運動を行い、
前記往復運動の方向と直交する方向における前記可動モニター電極と前記固定モニター電極との間の距離が、前記可動モニター電極が前記往復運動の中心に位置する場合よりも、前記往復運動の一方の終端である第1終端に位置する場合の方が小さく、
前記第1終端に向かう少なくとも一部の区間において、前記距離が漸減する、
ことを特徴とする、ジャイロセンサーである。
このようなジャイロセンサーによれば、往復運動の終端(第1終端)で、固定モニター電極と可動モニター電極との間の容量が大きくなるので、インピーダンスが小さくなる。したがって、固定モニター電極および可動モニター電極の少なくとも一方からの電流信号が0近傍(位相0度または180度近傍)における電流波形の傾きが大きくなる。その結果、固定モニター電極および可動モニター電極の少なくとも一方からの信号に含まれる位相ノイズ(位相のズレによるノイズ)を抑制できる。さらに、第1終端に向かう少なくとも一部の区間において、固定モニター電極と可動モニター電極との距離が漸減するので、段差などのように距離が急激に変化する場合に比べて電流波形の変形(ピークが立つなど)を抑制できる。したがって、精度良い出力が可能なジャイロセンサーを実現できる。
[適用例2]
上述のジャイロセンサーにおいて、
前記距離が、前記可動モニター電極が前記往復運動の中心に位置する場合よりも、前記往復運動の他方の終端である第2終端に位置する場合の方が小さく、
前記第2終端に向かう少なくとも一部の区間において、前記距離が漸減してもよい。
このようなジャイロセンサーによれば、往復運動の終端(第1終端および第2終端)で、固定モニター電極と可動モニター電極との間の容量が大きくなるので、インピーダンスが小さくなる。したがって、モニター電極からの電流信号が0近傍(位相0度および180度近傍)における電流波形の傾きが大きくなる。その結果、固定モニター電極および可動モニター電極からの信号に含まれる位相ノイズ(位相のズレによるノイズ)を抑制できる。さらに、第2終端に向かう少なくとも一部の区間において、固定モニター電極と可動モニター電極との距離が漸減するので、段差などのように距離が急激に変化する場合に比べて電流波形の変形(ピークが立つなど)を抑制できる。したがって、精度良い出力が可能なジャイロセンサーを実現できる。
[適用例3]
上述のジャイロセンサーにおいて、
前記固定モニター電極は、前記可動モニター電極の一方側および他方側に設けられ、
前記可動モニター電極は、前記固定モニター電極間で前記往復運動を行ってもよい。
このようなジャイロセンサーによれば、往復運動の終端(第1終端および第2終端)で、固定モニター電極と可動モニター電極との間の容量が大きくなるので、インピーダンスが小さくなる。したがって、モニター電極からの電流信号が0近傍(位相0度および180度近傍)における電流波形の傾きが大きくなる。その結果、固定モニター電極および可動モニター電極からの信号に含まれる位相ノイズ(位相のズレによるノイズ)を抑制できる。したがって、精度良い出力が可能なジャイロセンサーを実現できる。
[適用例4]
上述のジャイロセンサーにおいて、
前記基板上に固定され、前記振動体の振動に応じて変化する信号を検出する固定検出電極と、
前記振動体から延出し、前記振動体の振動に応じて変化する信号を検出する可動検出電極と、
前記固定検出電極および前記可動検出電極の少なくとも一方からの信号を、前記固定モニター電極および前記可動モニター電極の少なくとも一方からの信号に基づいて同期検波する同期検波回路を含む検出回路と、
をさらに含んでもよい。
このようなジャイロセンサーによれば、固定モニター電極および可動モニター電極の少なくとも一方からの信号に含まれる位相ノイズ(位相のズレによるノイズ)を抑制できるので、精度良く同期検波を行うことができる。したがって、精度良い出力が可能なジャイロセンサーを実現できる。
[適用例5]
本適用例に係る電子機器は、
上述のいずれかのジャイロセンサーを含むことを特徴とする電子機器である。
[適用例6]
本適用例に係る移動体は、
上述のいずれかのジャイロセンサーを含むことを特徴とする移動体である。
これらの電子機器および移動体によれば、精度良い出力が可能なジャイロセンサーを含んでいるので、精度良く動作できる電子機器および移動体を実現できる。
本実施形態に係るセンサーデバイスに含まれる機能素子を模式的に示す平面図。 本実施形態に係るセンサーデバイスに含まれる機能素子を模式的に示す断面図である。 本実施形態に係るセンサーデバイスの動作を説明するための図。 本実施形態に係るセンサーデバイスの動作を説明するための図。 本実施形態に係るセンサーデバイスの動作を説明するための図。 本実施形態に係るセンサーデバイスの動作を説明するための図。 本実施形態に係るジャイロセンサーの回路図。 図8(A)〜図8(C)は、第1具体例における固定モニター電極および可動モニター電極の構成を示す平面図。 図9(A)〜図9(C)は、比較例における固定モニター電極および可動モニター電極118の構成を示す平面図。 図10(A)および図10(B)は、可動モニター電極のX座標に対する規格化電流値を示すグラフ。 図11(A)〜図11(C)は、第2具体例における固定モニター電極および可動モニター電極の構成を示す平面図。 図12(A)〜図12(C)は、第3具体例における固定モニター電極および可動モニター電極の構成を示す平面図。 図13(A)〜図13(C)は、第4具体例における固定モニター電極および可動モニター電極の構成を示す平面図。 本実施形態に係る電子機器の機能ブロック図。 図15(A)は、電子機器の一例であるスマートフォンの外観の一例を示す図、図15(B)は、電子機器の一例としての腕装着型の携帯機器の外観の一例を示す図。 本実施形態に係る移動体の一例を示す図(上面図)。
以下、本発明の好適な実施形態について図面を用いて詳細に説明する。用いる図面は説明の便宜上のものである。なお、以下に説明する実施形態は、特許請求の範囲に記載された本発明の内容を不当に限定するものではない。また以下で説明される構成の全てが本発明の必須構成要件であるとは限らない。
1.ジャイロセンサー
1−1.センサーデバイス
まず、本実施形態に係るジャイロセンサー1に含まれるセンサーデバイス100について、図面を参照しながら説明する。図1は、本実施形態に係るセンサーデバイス100に含まれる機能素子102を模式的に示す平面図である。図2は、本実施形態に係るセンサーデバイス100に含まれる機能素子102を模式的に示す断面図である。なお、図1では、互いに直交する3つの軸として、X軸、Y軸、Z軸を図示している。
以下で詳述されるように、本実施形態におけるセンサーデバイス100は、基板10と、振動体112と、固定駆動電極130および固定駆動電極132と、可動駆動電極116と、固定モニター電極160および固定モニター電極162と、可動モニター電極118と、固定検出電極140および固定検出電極142と、可動検出電極126と、を含むことができる。
センサーデバイス100は、図1〜図2に示すように、基板10と、機能素子102と、蓋体60と、を含むことができる。なお、便宜上、図1では、基板10および蓋体60を省略して図示している。
基板10の材質は、例えば、ガラス、シリコンである。基板10は、図2に示すように、第1面11と、第1面11と反対側の第2面12と、を有している。図示の例では、第1面11および第2面12は、XY平面と平行な面である。
機能素子102は、基板10上に(基板10の第1面11に)設けられている。以下では、機能素子102が、Z軸回りの角速度を検出するジャイロセンサー素子(静電容量型MEMSジャイロセンサー素子)である例について説明する。
機能素子102は、図1に示すように、第1構造体106および第2構造体108を有している。第1構造体106および第2構造体108は、X軸に沿って互いに連結されている。第1構造体106は、第2構造体108よりも−X方向側に位置している。構造体106,108は、図1に示すように、例えば、両者の境界線B(Y軸に沿った直線)に対して、対称となる形状を有している。なお、図示はしないが、機能素子102は、第2構造体108を有しておらず、第1構造体106によって構成されていてもよい。
各構造体106,108は、図1に示すように、振動体112と、第1バネ部114と、可動駆動電極116と、変位部122と、第2バネ部124と、固定駆動電極130,132と、可動振動検出電極118,126と、固定振動検出電極140,142,160,162と、固定部150と、を有することができる。可動振動検出電極118,126は、可動モニター電極118と、可動検出電極126と、に分類される。固定振動検出電極140,142,160,162は、固定検出電極140,142と、固定モニター電極160,162と、に分類される。
振動体112,バネ部114,124,可動駆動電極116、可動モニター電極118、変位部122、可動検出電極126、および固定部150は、例えば、基板10に接合されたシリコン基板(図示せず)を加工することにより、一体に形成されている。これにより、シリコン半導体デバイスの製造に用いられる微細な加工技術の適用が可能となり、機能素子102の小型化を図ることができる。機能素子102の材質は、例えば、リン、ボロン等の不純物がドープされることにより導電性が付与されたシリコンである。
振動体112は、例えば、枠状(フレーム状)の形状を有している。振動体112の内
側には、変位部122、可動検出電極126、および固定検出電極140,142が設けられている。
第1バネ部114は、一端が振動体112に接続され、他端が固定部150に接続されている。固定部150は、基板10上に(基板10の第1面11に)固定されている。すなわち、固定部150の下方には、凹部14が設けられていない。振動体112は、第1バネ部114を介して、固定部150により支持されている。図示の例では、第1バネ部114は、第1構造体106および第2構造体108において、4つずつ設けられている。なお、第1構造体106と第2構造体108との境界線B上の固定部150は、設けられていなくてもよい。
第1バネ部114は、X軸方向に振動体112を変位し得るように構成されている。より具体的には、第1バネ部114は、Y軸方向に(Y軸に沿って)往復しながらX軸方向に(X軸に沿って)延出する形状を有している。なお、第1バネ部114は、振動体112をX軸に沿って振動させることができれば、その数は特に限定されない。
可動駆動電極116は、振動体112に接続されている。可動駆動電極116は、振動体112から+Y方向および−Y方向に延出している。可動駆動電極116は、複数設けられ、複数の可動駆動電極116は、X軸方向に配列されていてもよい。可動駆動電極116は、振動体112の振動に伴い、X軸に沿って振動することができる。
固定駆動電極130,132は、基板10上に(基板10の第1面11に)固定され、振動体112の+Y方向側、および振動体112の−Y方向側に設けられている。
固定駆動電極130,132は、可動駆動電極116と対向し、可動駆動電極116を挟んで設けられている。より具体的には、可動駆動電極116を挟む固定駆動電極130,132において、第1構造体106では、可動駆動電極116の−X方向側に固定駆動電極130が設けられ、可動駆動電極116の+X方向側に固定駆動電極132が設けられている。第2構造体108では、可動駆動電極116の+X方向側に固定駆動電極130が設けられ、可動駆動電極116の−X方向側に固定駆動電極132が設けられている。
図1に示す例では、固定駆動電極130,132は、櫛歯状の形状を有しており、可動駆動電極116は、固定駆動電極130,132の櫛歯の間に挿入可能な形状を有している。固定駆動電極130,132は、可動駆動電極116の数に応じて、複数設けられ、X軸方向に配列されていてもよい。固定駆動電極130,132および可動駆動電極116は、振動体112を振動させるための電極である。
可動モニター電極118は、振動体112に接続されている。可動モニター電極118は、振動体112から+Y方向および−Y方向に延出している。図1に示す例では、可動モニター電極118は、第1構造体106の振動体112の+Y方向側、および第2構造体108の振動体112の+Y方向側に、1つずつ設けられ、可動モニター電極118の間に、複数の可動駆動電極116が配列されている。さらに、可動モニター電極118は、第1構造体106の振動体112の−Y方向側、および第2構造体108の振動体112の−Y方向側に、1つずつ設けられ、可動モニター電極118の間に、複数の可動駆動電極116が配列されている。可動モニター電極118の平面形状は、例えば、可動駆動電極116の平面形状と同じである。可動モニター電極118は、振動体112の振動に伴い、X軸に沿って振動する、すなわち、往復運動することができる。
固定モニター電極160,162は、基板10上に(基板10の第1面11に)固定さ
れ、振動体112の+Y方向側、および振動体112の−Y方向側に設けられている。
固定モニター電極160,162は、可動モニター電極118と対向し、可動モニター電極118を挟んで設けられている。より具体的には、可動モニター電極118を挟む固定モニター電極160,162において、第1構造体106では、可動モニター電極118の−X方向側に固定モニター電極160が設けられ、可動モニター電極118の+X方向側に固定モニター電極162が設けられている。第2構造体108では、可動モニター電極118の+X方向側に固定モニター電極160が設けられ、可動モニター電極118の−X方向側に固定モニター電極162が設けられている。
固定モニター電極160,162は、櫛歯状の形状を有しており、可動モニター電極118は、固定モニター電極160,162の櫛歯の間に挿入可能な形状を有している。
固定モニター電極160,162および可動モニター電極118は、振動体112の振動に応じて変化する信号を検出するため電極であり、振動体112の振動状態を検出するための電極である。より具体的には、可動モニター電極118がX軸に沿って変位することにより、可動モニター電極118と固定モニター電極160との間の静電容量、および可動モニター電極118と固定モニター電極162との間の静電容量、が変化する。これにより、固定モニター電極160,162の電流が変化する。この電流の変化を検出することにより、振動体112の振動状態を検出することができる。
なお、固定モニター電極160,162および可動モニター電極118のより詳細な構成例については、「1−3.固定モニター電極および可動モニター電極の構成」の項で後述される。
変位部122は、第2バネ部124を介して、振動体112に接続されている。図示の例では、変位部122の平面形状は、Y軸に沿った長辺を有する長方形である。なお、図示はしないが、変位部122は、振動体112の外側に設けられていてもよい。
第2バネ部124は、Y軸方向に変位部122を変位し得るように構成されている。より具体的には、第2バネ部124は、X軸方向に往復しながらY軸方向に延出する形状を有している。なお、第2バネ部124は、変位部122をY軸に沿って変位させることができれば、その数は特に限定されない。
可動検出電極126は、変位部122に接続されている。可動検出電極126は、例えば、複数設けられている。可動検出電極126は、変位部122から+X方向および−X方向に延出している。
固定検出電極140,142は、基板10上に(基板10の第1面11に)固定されている。より具体的には、固定検出電極140,142は、一端が基板10上に固定され、他端が自由端として変位部122側に延出している。
固定検出電極140,142は、可動検出電極126と対向し、可動検出電極126を挟んで設けられている。より具体的には、可動検出電極126を挟む固定検出電極140,142において、第1構造体106では、可動検出電極126の−Y方向側に固定検出電極140が設けられ、可動検出電極126の+Y方向側に固定検出電極142が設けられている。第2構造体108では、可動検出電極126の+Y方向側に固定検出電極140が設けられ、可動検出電極126の−Y方向側に固定検出電極142が設けられている。
図1に示す例では、固定検出電極140,142は、複数設けられ、Y軸に沿って交互に配列されている。固定検出電極140,142および可動検出電極126は、振動体112の振動に応じて変化する信号(静電容量)を検出するための電極である。
蓋体60は、図2に示すように、基板10上に設けられている。基板10および蓋体60は、パッケージを構成することができる。基板10および蓋体60は、キャビティー62を形成することができ、キャビティー62に機能素子102を収容することができる。キャビティー62は、例えば、真空で密閉されている。蓋体60の材質は、例えば、シリコン、ガラスである。
次に、センサーデバイス100の動作について説明する。図3〜図6は、センサーデバイス100の動作を説明するための図である。なお、図3〜図6では、互いに直交する3つの軸として、X軸、Y軸、Z軸を図示している。また、便宜上、図3〜図6では、機能素子102以外の部材の図示を省略し、さらに、可動駆動電極116、可動モニター電極118、可動検出電極126、固定駆動電極130,132、固定検出電極140,142、および固定モニター電極160,162の図示を省略し、機能素子102を簡略化して図示している。
可動駆動電極116と固定駆動電極130,132との間に、図示しない電源によって、電圧を印加すると、可動駆動電極116と固定駆動電極130,132との間に、静電力を発生させることができる(図1参照)。これにより、図3および図4に示すように、第1バネ部114をX軸に沿って伸縮させることができ、振動体112をX軸に沿って振動させることができる。
より具体的には、固定電位配線40を介して可動駆動電極116に、一定の電位Vrを与える。さらに、駆動配線20を介して固定駆動電極130に、Vrを基準として第1交流電圧を印加する。また、駆動配線21を介して固定駆動電極132に、電位Vrを基準として、第1交流電圧と位相が180度ずれた第2交流電圧を印加する。
ここで、可動駆動電極116を挟む固定駆動電極130,132において、第1構造体106では、可動駆動電極116の−X方向側に固定駆動電極130が設けられ、可動駆動電極116の+X方向側に固定駆動電極132が設けられている(図1参照)。第2構造体108では、可動駆動電極116の+X方向側に固定駆動電極130が設けられ、可動駆動電極116の−X方向側に固定駆動電極132が設けられている(図1参照)。そのため、第1交流電圧および第2交流電圧によって、第1構造体106の振動体112a、および第2構造体108の振動体112bを、互いに逆位相でかつ所定の周波数で、X軸に沿って振動させることができる。図3に示す例では、振動体112aは、α1方向に変位し、振動体112bは、α1方向と反対のα2方向に変位している。図4に示す例では、振動体112aは、α2方向に変位し、振動体112bは、α1方向に変位している。
なお、変位部122は、振動体112の振動に伴い、X軸に沿って変位する。同様に、可動検出電極126(図1参照)は、振動体112の振動に伴い、X軸に沿って変位する。
図5および図6に示すように、振動体112a,112bがX軸に沿って振動を行っている状態で、機能素子102にZ軸回りの角速度ωが加わると、コリオリの力が働き、変位部122は、Y軸に沿って変位する。すなわち、振動体112aに接続された変位部122a、および振動体112bに接続された変位部122bは、Y軸に沿って、互いに反対方向に変位する。図5に示す例では、変位部122aは、β1方向に変位し、変位部1
22bは、β1方向と反対のβ2方向に変位している。図6に示す例では、変位部122aは、β2方向に変位し、第2変位部122bは、β1方向に変位している。
変位部122a,122bがY軸に沿って変位することにより、可動検出電極126と固定検出電極140との間の距離は、変化する(図1参照)。同様に、可動検出電極126と固定検出電極142との間の距離は、変化する(図1参照)。そのため、可動検出電極126と固定検出電極140との間の静電容量は、変化する。同様に、可動検出電極126と固定検出電極142との間の静電容量は、変化する。
センサーデバイス100では、検出配線30および固定電位配線40を介して、可動検出電極126と固定検出電極140との間に電圧を印加することにより、可動検出電極126と固定検出電極140との間の静電容量の変化量を検出することができる(図1参照)。さらに、検出配線31および固定電位配線40を介して、可動検出電極126と固定検出電極142との間に電圧を印加することにより、可動検出電極126と固定検出電極142との間の静電容量の変化量を検出することができる(図1参照)。このようにして、センサーデバイス100は、可動検出電極126と固定検出電極140,142との間の静電容量の変化量により、Z軸回りの角速度ωを求めることができる。
さらに、センサーデバイス100では、振動体112a,112bがX軸に沿って振動することにより、可動モニター電極118と固定モニター電極160との間の距離は、変化する(図1参照)。同様に、可動モニター電極118と固定モニター電極162との間の距離は、変化する(図1参照)。そのため、可動モニター電極118と固定モニター電極160との間の静電容量は、変化する。同様に、可動モニター電極118と固定モニター電極162との間の静電容量は、変化する。これに伴い、固定モニター電極160,162に流れる電流は変化する。この電流の変化によって、振動体112a,112bの振動状態を検出する(モニターする)ことができる。
1−2.駆動回路および検出回路
図7は、本実施形態に係るジャイロセンサー1の回路図である。ジャイロセンサー1は、上述のセンサーデバイス100と、駆動回路200と、検出回路300と、を含んで構成されている。
駆動回路200は、固定モニター電極160,162および可動モニター電極118の少なくとも一方からの信号に基づいて駆動信号を生成し、固定駆動電極130,132および可動駆動電極116の少なくとも一方に駆動信号を出力する。本実施形態においては、駆動回路200は、固定モニター電極160,162からの信号に基づいて駆動信号を生成し、固定駆動電極130,132および可動駆動電極116に駆動信号を出力する。
駆動回路200は、駆動信号を出力してセンサーデバイス100を駆動し、センサーデバイス100からフィードバック信号を受ける。これによりセンサーデバイス100を励振させる。検出回路300は、駆動信号により駆動されるセンサーデバイス100からの検出信号を受け、検出信号からコリオリの力に基づく角速度成分を抽出する。
本実施形態における駆動回路200は、増幅回路202、フィルター回路204、AGC(自動利得制御回路)206および増幅回路208を含んで構成されている。
センサーデバイス100の振動体112が振動すると、容量変化に基づく電流がフィードバック信号として固定モニター電極160,162から出力され、増幅回路202に入力される。増幅回路202は、振動体112の振動周波数と同一の周波数の交流電圧信号を出力する。
増幅回路202から出力された交流電圧信号は、フィルター回路204に入力される。フィルター回路204は、入力される交流電圧信号から不要な周波数成分を除去する。フィルター回路204としては、例えば、バンドパスフィルターを採用できる。
フィルター回路204から出力された交流電圧信号はAGC(自動利得制御回路)204に入力される。AGC204は、入力された交流電圧信号の振幅を一定値に保持するように利得を制御し、利得制御後の交流電圧信号を増幅回路208と検出回路300の同期検波回路306(後述)に出力する。
増幅回路208は、入力される交流電圧信号を増幅して駆動信号を生成し、固定駆動電極130,132に出力する。この固定駆動電極130,132に入力される駆動信号(交流電圧信号)によりセンサーデバイス100が駆動される。
本実施形態における検出回路300は、増幅回路302、移相回路304、同期検波回路306、フィルター回路308および増幅回路310を含んで構成されている。
固定検出電極140,142から出力される信号は、センサーデバイス100に働くコリオリの力に基づく角速度成分と、センサーデバイス100の励振振動に基づく自己振動成分(漏れ信号成分)を含んでいる。検出回路300は、固定検出電極140,142から出力される信号から角速度成分を抽出する。
センサーデバイス100の振動体112が振動すると、容量変化に基づく電流が固定検出電極140,142から出力され、増幅回路302に入力される。増幅回路302は、交流電圧信号を移相回路304に出力する。
移相回路304は、入力される交流電圧信号の位相を90度進ませて、同期検波回路306に出力する。
同期検波回路306は、固定検出電極140,142および可動検出電極126の少なくとも一方からの信号を、固定モニター電極160,162および可動モニター電極118の少なくとも一方からの信号に基づいて同期検波する。本実施形態においては、同期検波回路306は、固定検出電極140,142からの信号を、固定モニター電極160,162からの信号に基づいて同期検波する。図7に示される例では、同期検波回路306は、移相回路304の出力信号をAGC206の出力信号に基づいて同期検波する。同期検波回路306で抽出された角速度成分信号は、フィルター回路308に入力される。
フィルター回路308は、角速度成分信号から高周波成分を除去して直流電圧信号に変換するローパスフィルターで構成されている。フィルター回路308は、出力信号を増幅回路310に出力する。
増幅回路310は、入力される信号を増幅して、角速度に基づく電圧信号出力する。
1−3.固定モニター電極および可動モニター電極の構成
1−3−1.第1具体例
図8(A)〜図8(C)は、第1具体例における固定モニター電極160,162および可動モニター電極118の構成を示す平面図である。
可動モニター電極118は、固定モニター電極160,162と対向して設けられ、往復運動を行う。図8(A)〜図8(C)に示される例では、可動モニター電極118は、
X軸方向に往復運動を行う。
また、本具体例においては、固定モニター電極160,162は、可動モニター電極118の一方側および他方側に設けられ、可動モニター電極118は、固定モニター電極160,162間で往復運動を行う。図8(A)〜図8(Cに示される例では、固定モニター電極160は、可動モニター電極118のX軸の負側に設けられ、固定モニター電極162は、可動モニター電極118のX軸の正側に設けられている。
図8(A)は、可動モニター電極118が往復運動の中心に位置する場合を示している。図8(B)は、可動モニター電極118が往復運動の一方の終端である第1終端に位置する場合を示している。図8(C)は、可動モニター電極118が往復運動の他方の終端である第2終端に位置する場合を示している。
図8(A)および図8(B)に示される例では、可動モニター電極118の往復運動との方向直交する方向(Y軸方向)における可動モニター電極118と固定モニター電極160との間の最短距離が、可動モニター電極118が往復運動の中心に位置する場合よりも、往復運動の一方の終端である第1終端に位置する場合の方が小さい。
図8(A)および図8(B)に示される例では、固定モニター電極160のY軸方向の間隔が、X軸の負側が正側よりも小さくなるように狭窄部160aを有している。そのため、可動モニター電極118の往復運動の方向と直交する方向(Y軸方向)における可動モニター電極118と固定モニター電極160との間の最短距離を、図8(A)ではd0、図8(B)ではd1とすると、d1<d0となっている。
図8(A)および図8(B)に示される例では、第1終端に向かう少なくとも一部の区間において、可動モニター電極118の往復運動の方向と直交する方向(Y軸方向)における可動モニター電極118と固定モニター電極160との間の最短距離が漸減する区間を有する。本具体例においては、固定モニター電極160が、X軸の負側に向かって固定モニター電極160のY軸方向の間隔が漸減する狭窄部160aを有することによって実現されている。
図8(A)および図8(C)に示される例では、可動モニター電極118の往復運動の方向と直交する方向(Y軸方向)における可動モニター電極118と固定モニター電極162との間の最短距離が、可動モニター電極118が往復運動の中心に位置する場合よりも、往復運動の他方の終端である第2終端に位置する場合の方が小さい。
図8(A)および図8(C)に示される例では、固定モニター電極162のY軸方向の間隔が、X軸の正側が負側よりも小さくなるように狭窄部162aを有している。そのため、可動モニター電極118の往復運動の方向と直交する方向(Y軸方向)における可動モニター電極118と固定モニター電極162との間の最短距離を、図8(A)ではd0、図8(C)ではd2とすると、d2<d0となっている。
図8(A)および図8(C)に示される例では、第2終端に向かう少なくとも一部の区間において、可動モニター電極118の往復運動の方向と直交する方向(Y軸方向)における可動モニター電極118と固定モニター電極160との間の最短距離が漸減する区間を有する。本具体例においては、固定モニター電極162が、X軸の正側に向かって固定モニター電極162のY軸方向の間隔が漸減する狭窄部162aを有することによって実現されている。
図9(A)〜図9(C)は、比較例における固定モニター電極160,162および可
動モニター電極118の構成を示す平面図である。
図9(A)は、可動モニター電極118が往復運動の中心に位置する場合を示している。図9(B)は、可動モニター電極118が往復運動の一方の終端である第1終端に位置する場合を示している。図9(C)は、可動モニター電極118が往復運動の他方の終端である第2終端に位置する場合を示している。
図9(A)〜図9(C)に示される比較例は、固定モニター電極160は、段差形状の狭窄部160xを有している。また、固定モニター電極162は、段差形状の狭窄部162xを有している。他の構成は図8(A)〜図8(C)と同様である。
図10(A)および図10(B)は、可動モニター電極118のX座標に対する規格化電流値を示すグラフである。図10(A)および図10(B)の横軸は往復運動の中心からのX方向の変位、縦軸は規格化電流値を表す。規格化電流値は、固定モニター電極160,162から出力されて駆動回路200の増幅回路202に入力される電流信号の電流値を規格化した値である。
図10(A)において、第1具体例の場合が実線で示され、d2=d0の場合(他の比較例の場合)が破線で示されている。図10(A)には、可動モニター電極118が図8(A)に示される状態から図8(C)に示される状態へ遷移する場合が示されている。
図10(B)において、図9(A)〜図9(C)に示される比較例の場合が実線で示され、d2=d0の場合(他の比較例の場合)が破線で示されている。図10(B)には、可動モニター電極118が図9(A)に示される状態から図9(C)に示される状態へ遷移する場合が示されている。
図10(A)および図10(B)に示されるように、本具体例の場合には、第2終端の近傍での電流値の傾きが比較例および他の比較例よりも大きくなっている。なお、図8(B)に示される第1終端の状態においても、第2終端の状態と同様の傾向を示す。
また、図10(B)に示される比較例では、X座標が2の近傍で鋭いピークが立っている。一方、図10(A)に示される本具体例では、鋭いピークが立っていない。
このように、本具体例のジャイロセンサー1によれば、往復運動の終端(第1終端または第2終端)で、固定モニター電極160,162と可動モニター電極118との間の容量が大きくなるので、インピーダンスが小さくなる。したがって、固定モニター電極160,162および可動モニター電極118の少なくとも一方からの電流信号が0近傍(位相0度または180度近傍)における電流波形の傾きが大きくなる。その結果、固定モニター電極160,162および可動モニター電極118の少なくとも一方からの信号に含まれる位相ノイズ(位相のズレによるノイズ)を抑制できる。さらに、第1終端に向かう少なくとも一部の区間において、固定モニター電極と可動モニター電極との距離が漸減するので、段差などのように距離が急激に変化する場合に比べて電流波形の変形(ピークが立つなど)を抑制できる。したがって、精度良い出力が可能なジャイロセンサー1を実現できる。
また、本具体例のジャイロセンサー1によれば、往復運動の終端(第1終端および第2終端)で、固定モニター電極160,162と可動モニター電極118との間の容量が大きくなるので、インピーダンスが小さくなる。したがって、固定モニター電極160,162および可動モニター電極118の少なくとも一方からの電流信号が0近傍(位相0度または180度近傍)における電流波形の傾きが大きくなる。その結果、固定モニター電
極160,162および可動モニター電極118の少なくとも一方からの信号に含まれる位相ノイズ(位相のズレによるノイズ)を抑制できる。さらに、第2終端に向かう少なくとも一部の区間において、固定モニター電極と可動モニター電極との距離が漸減するので、段差などのように距離が急激に変化する場合に比べて電流波形の変形(ピークが立つなど)を抑制できる。したがって、精度良い出力が可能なジャイロセンサー1を実現できる。
また、本具体例のジャイロセンサー1によれば、固定モニター電極160,162および可動モニター電極118の少なくとも一方からの信号に含まれる位相ノイズ(位相のズレによるノイズ)を抑制できるので、同期検波回路306で精度良く同期検波を行うことができる。したがって、精度良い出力が可能なジャイロセンサー1を実現できる。
また、本具体例のジャイロセンサー1によれば、往復運動の中心では固定モニター電極160,162と可動モニター電極118との間隔が広いので、製造が容易である。
1−3−2.第2具体例
図11(A)〜図11(C)は、第2具体例における固定モニター電極160,162および可動モニター電極118の構成を示す平面図である。第2具体例は、可動モニター電極118の形状が第1具体例と異なり、固定モニター電極160,162の形状は第1具体例と同一である。
可動モニター電極118は、固定モニター電極160,162と対向して設けられ、往復運動を行う。図11(A)〜図11(C)に示される例では、可動モニター電極118は、X軸方向に往復運動を行う。
また、本具体例においては、固定モニター電極160,162は、可動モニター電極118の一方側および他方側に設けられ、可動モニター電極118は、固定モニター電極160,162間で往復運動を行う。図11(A)〜図11(C)に示される例では、固定モニター電極160は、可動モニター電極118のX軸の負側に設けられ、固定モニター電極162は、可動モニター電極118のX軸の正側に設けられている。
図11(A)は、可動モニター電極118が往復運動の中心に位置する場合を示している。図11(B)は、可動モニター電極118が往復運動の一方の終端である第1終端に位置する場合を示している。図11(C)は、可動モニター電極118が往復運動の他方の終端である第2終端に位置する場合を示している。
図11(A)および図11(B)に示される例では、可動モニター電極118の往復運動と直交する方向(Y軸方向)における可動モニター電極118と固定モニター電極160との間の最短距離が、可動モニター電極118が往復運動の中心に位置する場合よりも、往復運動の一方の終端である第1終端に位置する場合の方が小さい。
図11(A)および図11(B)に示される例では、固定モニター電極160のY軸方向の間隔が、X軸の負側が正側よりも小さくなるように狭窄部160aを有している。また、可動モニター電極118のX軸方向の負側先端近傍におけるY軸方向の幅が、X軸方向の中心部よりも狭くなるように幅狭部118aを有している。そのため、可動モニター電極118の往復運動と直交する方向(Y軸方向)における可動モニター電極118と固定モニター電極160との間の最短距離を、図11(A)ではd0、図11(B)ではd1とすると、d1<d0となっている。
図11(A)および図11(B)に示される例では、第1終端に向かう少なくとも一部
の区間において、可動モニター電極118の往復運動の方向と直交する方向(Y軸方向)における可動モニター電極118と固定モニター電極160との間の最短距離が漸減する区間を有する。本具体例においては、固定モニター電極160が、X軸の負側に向かって固定モニター電極160のY軸方向の間隔が漸減する狭窄部160aを有することによって実現されている。
図11(A)および図11(C)に示される例では、可動モニター電極118の往復運動の方向と直交する方向(Y軸方向)における可動モニター電極118と固定モニター電極162との間の最短距離が、可動モニター電極118が往復運動の中心に位置する場合よりも往復運動の他方の終端である第2終端に位置する場合の方が小さい。
図11(A)および図11(C)に示される例では、固定モニター電極162のY軸方向の間隔が、X軸の正側が負側よりも小さくなるように狭窄部162aを有している。また、可動モニター電極118のX軸方向の正側先端近傍におけるY軸方向の幅が、X軸方向の中心部よりも狭くなるように幅狭部118bを有している。そのため、可動モニター電極118の往復運動と直交する方向(Y軸方向)における可動モニター電極118と固定モニター電極162との間の最短距離を、図11(A)ではd0、図11(C)ではd2とすると、d2<d0となっている。
図11(A)および図11(C)に示される例では、第2終端に向かう少なくとも一部の区間において、可動モニター電極118の往復運動の方向と直交する方向(Y軸方向)における可動モニター電極118と固定モニター電極160との間の最短距離が漸減する区間を有する。本具体例においては、固定モニター電極162が、X軸の正側に向かって固定モニター電極162のY軸方向の間隔が漸減する狭窄部162aを有することによって実現されている。
本具体例においても、第1具体例と同様の理由により、同様の効果を奏する。また、第1具体例よりもスペースを有効に活用することができる。
1−3−3.第3具体例
図12(A)〜図12(C)は、第3具体例における固定モニター電極160,162および可動モニター電極118の構成を示す平面図である。
可動モニター電極118は、固定モニター電極160,162と対向して設けられ、往復運動を行う。図12(A)〜図12(C)に示される例では、可動モニター電極118は、X軸方向に往復運動を行う。
また、本具体例においては、固定モニター電極160,162は、可動モニター電極118の一方側および他方側に設けられ、可動モニター電極118は、固定モニター電極160,162間で往復運動を行う。図12(A)〜図12(C)に示される例では、固定モニター電極160は、可動モニター電極118のX軸の負側に設けられ、固定モニター電極162は、可動モニター電極118のX軸の正側に設けられている。
図12(A)は、可動モニター電極118が往復運動の中心に位置する場合を示している。図12(B)は、可動モニター電極118が往復運動の一方の終端である第1終端に位置する場合を示している。図12(C)は、可動モニター電極118が往復運動の他方の終端である第2終端に位置する場合を示している。
図12(A)および図12(B)に示される例では、可動モニター電極118の往復運動の方向と直交する方向(Y軸方向)における可動モニター電極118と固定モニター電
極160との間の最短距離が、可動モニター電極118が往復運動の中心に位置する場合よりも、往復運動の一方の終端である第1終端に位置する場合の方が小さい。
図12(A)および図12(B)に示される例では、固定モニター電極160のY軸方向の間隔が、X軸の負側が正側よりも小さくなるように狭窄部160aを有している。また、固定モニター電極160のまた、Y軸方向の間隔が、X軸の負側が正側よりも小さくなるように、往復運動の中心近傍に切り欠き部160bを有している。可動モニター電極118のX軸方向の負側先端近傍におけるY軸方向の幅が、X軸方向の中心部よりも狭くなるように幅狭部118aを有している。また、可動モニター電極118のX軸方向の中心部におけるY軸方向の幅が、X軸方向の負側先端近傍よりも広くなるように幅広部118cを有している。また、そのため、可動モニター電極118の往復運動の方向と直交する方向(Y軸方向)における可動モニター電極118と固定モニター電極160との間の最短距離を、図12(A)ではd0、図12(B)ではd1とすると、d1<d0となっている。
図12(A)および図12(B)に示される例では、第1終端に向かう少なくとも一部の区間において、可動モニター電極118の往復運動の方向と直交する方向(Y軸方向)における可動モニター電極118と固定モニター電極160との間の最短距離が漸減する区間を有する。本具体例においては、固定モニター電極160が、X軸の負側に向かって固定モニター電極160のY軸方向の間隔が漸減する狭窄部160aを有することによって実現されている。
図12(A)および図12(C)に示される例では、可動モニター電極118の往復運動の方向と直交する方向(Y軸方向)における可動モニター電極118と固定モニター電極162との間の最短距離が、可動モニター電極118が往復運動の中心に位置する場合よりも、往復運動の他方の終端である第2終端に位置する場合の方が小さい。
図12(A)および図12(C)に示される例では、固定モニター電極162のY軸方向の間隔が、X軸の正側が負側よりも小さくなるように狭窄部162aを有している。また、固定モニター電極162のまた、Y軸方向の間隔が、X軸の正側が負側よりも小さくなるように、往復運動の中心近傍に切り欠き部162bを有している。また、可動モニター電極118のX軸方向の正側先端近傍におけるY軸方向の幅が、X軸方向の中心部よりも狭くなるように幅狭部118bを有している。また、可動モニター電極118のX軸方向の中心部におけるY軸方向の幅が、X軸方向の正側先端近傍よりも広くなるように幅広部118dを有している。そのため、可動モニター電極118の往復運動の方向と直交する方向(Y軸方向)における可動モニター電極118と固定モニター電極162との間の最短距離を、図12(A)ではd0、図12(C)ではd2とすると、d2<d0となっている。
図12(A)および図12(C)に示される例では、第2終端に向かう少なくとも一部の区間において、可動モニター電極118の往復運動の方向と直交する方向(Y軸方向)における可動モニター電極118と固定モニター電極160との間の最短距離が漸減する区間を有する。本具体例においては、固定モニター電極162が、X軸の正側に向かって固定モニター電極162のY軸方向の間隔が漸減する狭窄部162aを有することによって実現されている。
本具体例においても、第1具体例と同様の理由により、同様の効果を奏する。また、第1具体例よりもスペースを有効に活用することができる。
1−3−4.第4具体例
図13(A)〜図13(C)は、第4具体例における固定モニター電極160および可動モニター電極118の構成を示す平面図である。なお、図13(A)〜図13(C)には固定モニター電極162側の構成は描かれていないが、固定モニター電極160側と同様に構成できる。
図13(A)は、可動モニター電極118が往復運動の中心に位置する場合を示している。図13(B)は、可動モニター電極118が往復運動の一方の終端である第1終端に位置する場合を示している。図13(C)は、可動モニター電極118が往復運動の他方の終端である第2終端に位置する場合を示している。
図13(A)および図13(B)に示される例では、可動モニター電極118の往復運動の方向と直交する方向(Y軸方向)における可動モニター電極118と固定モニター電極160との間の最短距離が、可動モニター電極118が往復運動の中心に位置する場合よりも、往復運動の一方の終端である第1終端に位置する場合の方が小さい。
図13(A)および図13(B)に示される例では、固定モニター電極160のY軸方向の間隔が、X軸の負側の端部と正側の端部において小さくなるように狭窄部160cを有している。また、可動モニター電極118のX軸方向の端部近傍におけるY軸方向の幅が、X軸方向の中心近傍よりも狭くなるように幅狭部118eを有している。そのため、可動モニター電極118の往復運動の方向と直交する方向(Y軸方向)における可動モニター電極118と固定モニター電極160との間の最短距離を、図13(A)ではd0、図13(B)ではd1とすると、d1<d0となっている。
図13(A)および図13(B)に示される例では、第1終端に向かう少なくとも一部の区間において、可動モニター電極118の往復運動の方向と直交する方向(Y軸方向)における可動モニター電極118と固定モニター電極160との間の最短距離が漸減する区間を有する。本具体例においては、固定モニター電極160が、X軸の負側に向かって固定モニター電極160のY軸方向の間隔が漸減する狭窄部160cを有することによって実現されている。
図13(A)および図13(C)に示される例では、可動モニター電極118の往復運動と直交する方向(Y軸方向)における可動モニター電極118と固定モニター電極160との間の最短距離が、可動モニター電極118が往復運動の中心に位置する場合よりも、往復運動の他方の終端である第2終端に位置する場合の方が小さい。
図13(A)および図13(C)に示される例では、固定モニター電極160のY軸方向の間隔が、X軸の負側の端部と正側の端部において小さくなるように狭窄部160dを有している。また、可動モニター電極118のX軸方向の端部におけるY軸方向の幅が、X軸方向の中心近傍よりも狭くなるように幅狭部118fを有している。そのため、可動モニター電極118の往復運動の方向と直交する方向(Y軸方向)における可動モニター電極118と固定モニター電極160との間の最短距離を、図13(A)ではd0、図13(C)ではd2とすると、d2<d0となっている。
図13(A)および図13(C)に示される例では、第2終端に向かう少なくとも一部の区間において、可動モニター電極118の往復運動の方向と直交する方向(Y軸方向)における可動モニター電極118と固定モニター電極160との間の最短距離が漸減する区間を有する。本具体例においては、固定モニター電極160が、X軸の正側に向かって固定モニター電極162のY軸方向の間隔が漸減する狭窄部160dを有することによって実現されている。
本具体例によれば、固定モニター電極160の狭窄部160c,160dを有することによって、第1具体例よりも容量を大きくできる。また、第1具体例と同様の理由により、同様の効果を奏する。
1−3−5.変形例
上述の具体例においては、可動モニター電極118が固定モニター電極160と固定モニター電極162との間を往復運動する構成であったが、固定モニター電極160のみを有する構成でもよい。この場合においても、上述の各具体例と同様の理由により同様の効果を奏する。特に、第4具体例の構成の場合には、往復運動の第1終端と第2終端とで容量変化を対称的に構成することが可能となるのでより好ましい。
上述の具体例においては、固定駆動電極130,132および可動駆動電極116には狭窄部や幅広部を有さない構成である。これは駆動信号の波形は正弦波に近い方が好ましいからである。なお、固定駆動電極130,132および可動駆動電極116に狭窄部や幅広部を有する場合においても、上述の各具体例の効果が阻害されるものではない。
2.電子機器
図14は、本実施形態に係る電子機器500の機能ブロック図である。なお、上述された各実施形態と同様の構成には同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。
本実施形態に係る電子機器500は、ジャイロセンサー1を含む電子機器500である。図14に示される例では、電子機器500は、ジャイロセンサー1、演算処理装置510、操作部530、ROM(Read Only Memory)540、RAM(Random Access Memory)550、通信部560、表示部570、音出力部580を含んで構成されている。なお、本実施形態に係る電子機器500は、図14に示される構成要素(各部)の一部を省略または変更してもよいし、他の構成要素を付加した構成としてもよい。
演算処理装置510は、ROM540等に記憶されているプログラムに従い、各種の計算処理や制御処理を行う。具体的には、演算処理装置510は、ジャイロセンサー1の出力信号や、操作部530からの操作信号に応じた各種の処理、外部とデータ通信を行うために通信部560を制御する処理、表示部570に各種の情報を表示させるための表示信号を送信する処理、音出力部580に各種の音を出力させる処理等を行う。
操作部530は、操作キーやボタンスイッチ等により構成される入力装置であり、ユーザーによる操作に応じた操作信号を演算処理装置510に出力する。
ROM540は、演算処理装置510が各種の計算処理や制御処理を行うためのプログラムやデータ等を記憶している。
RAM550は、演算処理装置510の作業領域として用いられ、ROM540から読み出されたプログラムやデータ、操作部530から入力されたデータ、演算処理装置510が各種プログラムにしたがって実行した演算結果等を一時的に記憶する。
通信部560は、演算処理装置510と外部装置との間のデータ通信を成立させるための各種制御を行う。
表示部570は、LCD(Liquid Crystal Display)や電気泳動ディスプレイ等により構成される表示装置であり、演算処理装置510から入力される表示信号に基づいて各種の情報を表示する。
そして、音出力部580は、スピーカー等の音を出力する装置である。
本実施形態に係る電子機器500によれば、精度良い出力が可能なジャイロセンサー1を含んで構成されているので、動作の精度の高い電子機器500を実現できる。
電子機器500としては種々の電子機器が考えられる。例えば、パーソナルコンピューター(例えば、モバイル型パーソナルコンピューター、ラップトップ型パーソナルコンピューター、タブレット型パーソナルコンピューター)、携帯電話機などの移動体端末、ディジタルスチールカメラ、インクジェット式吐出装置(例えば、インクジェットプリンター)、ルーターやスイッチなどのストレージエリアネットワーク機器、ローカルエリアネットワーク機器、移動体端末基地局用機器、テレビ、ビデオカメラ、ビデオレコーダー、カーナビゲーション装置、ページャー、電子手帳(通信機能付も含む)、電子辞書、電卓、電子ゲーム機器、ゲーム用コントローラー、ワードプロセッサー、ワークステーション、テレビ電話、防犯用テレビモニター、電子双眼鏡、POS(point of sale)端末、医療機器(例えば電子体温計、血圧計、血糖計、心電図計測装置、超音波診断装置、電子内視鏡)、魚群探知機、各種測定機器、計器類(例えば、車両、航空機、船舶の計器類)、フライトシミュレーター、ヘッドマウントディスプレイ、モーショントレース、モーショントラッキング、モーションコントローラー、PDR(歩行者位置方位計測)等が挙げられる。
図15(A)は、電子機器500の一例であるスマートフォンの外観の一例を示す図、図15(B)は、電子機器500の一例としての腕装着型の携帯機器の外観の一例を示す図である。図15(A)に示される電子機器500であるスマートフォンは、操作部530としてボタンを、表示部570としてLCDを備えている。図15(B)に示される電子機器500である腕装着型の携帯機器は、操作部530としてボタンおよび竜頭を、表示部570としてLCDを備えている。これらの電子機器500は、精度良い出力が可能なジャイロセンサー1を含んで構成されているので、動作の精度の高い電子機器500を実現できる。
3.移動体
図16は、本実施形態に係る移動体400の一例を示す図(上面図)である。なお、上述された各実施形態と同様の構成には同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。
本実施形態に係る移動体400は、ジャイロセンサー1を含む移動体400である。図15に示される例では、移動体400は、エンジンシステム、ブレーキシステム、キーレスエントリーシステム等の各種の制御を行うコントローラー420、コントローラー430、コントローラー440、バッテリー450およびバックアップ用バッテリー460を含んで構成されている。なお、本実施形態に係る移動体400は、図16に示される構成要素(各部)の一部を省略または変更してもよいし、他の構成要素を付加した構成としてもよい。
本実施形態に係る移動体400によれば、精度良い出力が可能なジャイロセンサー1を含んでいるので、動作の精度の高い移動体400を実現できる。
このような移動体400としては種々の移動体が考えられ、例えば、自動車(電気自動車も含む)、ジェット機やヘリコプター等の航空機、船舶、ロケット、人工衛星等が挙げられる。
以上、本実施形態あるいは変形例について説明したが、本発明はこれら本実施形態あるいは変形例に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様で実
施することが可能である。
本発明は、実施形態で説明した構成と実質的に同一の構成(例えば、機能、方法および結果が同一の構成、あるいは目的および効果が同一の構成)を含む。また、本発明は、実施形態で説明した構成の本質的でない部分を置き換えた構成を含む。また、本発明は、実施形態で説明した構成と同一の作用効果を奏する構成または同一の目的を達成することができる構成を含む。また、本発明は、実施形態で説明した構成に公知技術を付加した構成を含む。
1…ジャイロセンサー、10…基板、11…第1面、12…第2面、14…凹部、60…蓋体、62…キャビティー、100…センサーデバイス、102…機能素子、106…第1構造体、108…第2構造体、112…振動体、112a…振動体、112b…振動体、114…第1バネ部、116…可動駆動電極、118…可動モニター電極、118a,118b…幅狭部、118c,118d…幅広部、118e,118f…幅狭部、122…変位部、122a…変位部、122b…変位部、124…第2バネ部、126…可動検出電極、130,132…固定駆動電極、140,142…固定検出電極、150…固定部、160,162…固定モニター電極、160a,160c,160d,160x,162a,162x…狭窄部、160b,162b…狭窄部、200…駆動回路、202…増幅回路、204…フィルター回路、206…AGC、208…増幅回路、300…検出回路、302…増幅回路、304…移相回路、306…同期検波回路、308…フィルター回路、310…増幅回路、400…移動体、420…コントローラー、430…コントローラー、440…コントローラー、450…バッテリー、460…バックアップ用バッテリー、500…電子機器、510…演算処理装置、530…操作部、540…ROM、550…RAM、560…通信部、570…表示部、580…音声出力部

Claims (6)

  1. 基板と、
    振動体と、
    前記基板上に固定され、前記振動体を振動させる固定駆動電極と、
    前記振動体から延出し、前記振動体を振動させる可動駆動電極と、
    前記基板上に固定され、前記振動体の振動状態を検出する固定モニター電極と、
    前記振動体から延出し、前記振動体の振動状態を検出する可動モニター電極と、
    前記固定モニター電極および前記可動モニター電極の少なくとも一方からの信号に基づいて駆動信号を生成し、前記固定駆動電極および前記可動駆動電極の少なくとも一方に前記駆動信号を出力する駆動回路と、
    を含み、
    前記可動モニター電極は、前記固定モニター電極と対向して設けられ、往復運動を行い、
    前記往復運動の方向と直交する方向における前記可動モニター電極と前記固定モニター電極との間の距離が、前記可動モニター電極が前記往復運動の中心に位置する場合よりも、前記往復運動の一方の終端である第1終端に位置する場合の方が小さく、
    前記第1終端に向かう少なくとも一部の区間において、前記距離が漸減する、
    ことを特徴とするジャイロセンサー。
  2. 請求項1に記載のジャイロセンサーにおいて、
    前記距離が、前記可動モニター電極が前記往復運動の中心に位置する場合よりも、前記往復運動の他方の終端であり第2終端に位置する場合の方が小さく、
    前記第2終端に向かう少なくとも一部の区間において、前記距離が漸減する、
    ことを特徴とするジャイロセンサー。
  3. 請求項1または2に記載のジャイロセンサーにおいて、
    前記固定モニター電極は、前記可動モニター電極の一方側および他方側に設けられ、
    前記可動モニター電極は、前記固定モニター電極間で前記往復運動を行う、
    ことを特徴とするジャイロセンサー。
  4. 請求項1ないし3のいずれか1項に記載のジャイロセンサーにおいて、
    前記基板上に固定され、前記振動体の振動に応じて変化する信号を検出する固定検出電極と、
    前記振動体から延出し、前記振動体の振動に応じて変化する信号を検出する可動検出電極と、
    前記固定検出電極および前記可動検出電極の少なくとも一方からの信号を、前記固定モニター電極および前記可動モニター電極の少なくとも一方からの信号に基づいて同期検波する同期検波回路を含む検出回路と、
    をさらに含むことを特徴とするジャイロセンサー。
  5. 請求項1ないし4のいずれか1項に記載のジャイロセンサーを含むことを特徴とする電子機器。
  6. 請求項1ないし4のいずれか1項に記載のジャイロセンサーを含むことを特徴とする移動体。
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