JP2009271052A - キャパシタンス変調によるmemsジャイロスコープのパラメトリック増幅 - Google Patents

キャパシタンス変調によるmemsジャイロスコープのパラメトリック増幅 Download PDF

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Abstract

【課題】キャパシタンス変調によるMEMSジャイロスコープのパラメトリック増幅を提供する。
【解決手段】微小電気機械システム(MEMS)センサは、プルーフマスコームフィンガ408をもつプルーフマス426、プルーフマスコームフィンガから間隙410だけ離隔された感知電極コームフィンガ404をもつ感知電極、時間的に変化する電気出力を出力するように動作可能な電気出力を含む。プルーフマスコームフィンガは、プルーフマスコームフィンガ端部部分422とプルーフマスコームフィンガ端部部分をプルーフマスに結合するプルーフマスコームフィンガ取付け部分とを含み、前記間隙はプルーフマスコームフィンガと感知電極コームフィンガとの間の可変容量結合を確定し、感知電極コームフィンガは、感知電極コームフィンガ端部部分418と、感知電極コームフィンガ端部部分をアンカー416に結合する感知電極コームフィンガ取付け部分420を含む。
【選択図】図4

Description

優先権主張
内容がその全体を参照により本明細書に組み込まれる、2007年12月12日に出願され、「Parametric Amplification of a MEMS Gyroscope by Capacitance Modulation」という名称の同時係属米国特許仮出願第61/013041号の優先権を本特許出願は主張するものである。
政府の権利
本発明は、米国陸軍によって授与された契約番号W15P7T−05−C−P6009および/またはW15P7T−07−C−P609の下で米国政府の支援によりなされた。米国政府は本発明において一定の権利を有する。
微小電気機械システム(MEMS)ジャイロスコープセンサは、可撓性サスペンションによって、互いにおよび1つまたは複数の基板に接続された1つまたは複数の移動可能なプルーフマスからなる。一般に、プルーフマスおよびサスペンションは多量にドープされたシリコンをエッチングすることによって製作され、そのシリコンは1つまたは複数の上部および/または下部のガラスまたはシリコンの基板に接合される。
プルーフマスは、「モータ」モードの共振周波数で静電気的に駆動される。センサが回転を受けるとき、モータモード運動の速度によりプルーフマスはモータ速度および回転軸に垂直なコリオリの力を受ける。コリオリの力によって生成されたプルーフマス運動は感知電極によって容量的に感知され、電気出力信号を生成する。
様々なMEMSジャイロスコープでは、モータモードは、基板と平行で2つのプルーフマスの中心を接続する線に沿って等しいが反対の速度で移動する2つのプルーフマスからなる。モータモード共振周波数は10kHz〜20kHzの範囲とすることができる。MEMSジャイロスコープセンサは、基板と平行または垂直のいずれかの回転を感知するように設計することができる。コリオリの力はシリコン機構の「感知」共振モードを駆動し、シリコン機構は、回転軸が基板に垂直であるかまたは平行であるかに応じて基板に平行または垂直に反対の方向に移動する2つのプルーフマスからなる。基板に平行な軸の周りの回転を感知するように設計されたセンサは面内ジャイロスコープ(IPG)と呼ばれ、基板に垂直な軸の周りの回転を感知するように設計されたセンサはz軸ジャイロスコープまたは面外ジャイロスコープ(OPG)と呼ばれる。
MEMSジャイロスコープでは、感知モードの共振周波数は、一般にモータモードの共振周波数の5%から10%低く、したがって、コリオリの力は感知モードオフ共振を駆動する。他のMEMSジャイロスコープは倍率を最大にするためにモータ共振周波数にできるだけ近い感知共振周波数で作動することがある。しかし、そのようなセンサの帯域幅は非常に制限され、それらは安定性の問題を有することがある。
他のMEMSジャイロスコープは、前述の2つのプルーフマスの構成と全く異なることがある。しかし、それらは全てその共振周波数で駆動されるモータモードを有し、それらは全て回転の間コリオリの力を受け、コリオリの力が感知アノードを駆動し、感知アノードの運動が容量的に検出される。
MEMSジャイロスコープ中のセンサ出力信号はモータ共振周波数のAC信号である。一般的なMEMSジャイロスコープは、コリオリの力によって生成される出力信号と位相が90度ずれている「直角位相」と呼ばれる大きい出力誤差信号を有する。位相敏感検出は、非常に大きい直角位相信号の存在下でコリオリ速度信号を検出できるようにする。しかし、エレクトロニクスおよびセンサにおける位相シフトにより、直角位相信号がコリオリ位相信号に誤差を生成することがある。
感知電極に印加されたAC電圧からなるポンプ信号を使用するMEMSジャイロスコープのパラメトリック増幅が、参照によりその全体が本明細書に組み込まれる米国特許第6715353号(Burgess R.Johnson、2004年4月6日に発行)に以前に記載されている。ACポンプ電圧は、センサの機械利得(入力された力からセンサ機構変位までの伝達関数)ならびにセンサの電気利得(センサ機構変位から出力電気信号までの伝達関数)を増加させることができる。さらに、センサの機械利得および電気利得は位相依存になり、その結果、コリオリ速度信号は増幅され得るが、好ましくない直角位相信号は減衰される。
Oropeza−Ramos等は、参照によりその全体が本明細書に組み込まれる、MEMSジャイロスコープの駆動モードの特性を変更するためにパラメトリック共振を使用すること(「Parametric Resonance Amplification in a MEM Gyroscope(MEMSジャイロスコープにおけるパラメトリック共振増幅器)」、L.A.Oropeza−RamosおよびK.L.Turner、Proceedings of the 2005 IEEE Sensors Conference、660〜663頁、2005年10月31日〜11月3日、カリフォルニア州、アーバイン)を説明した。
米国特許仮出願第61/013041号 米国特許第6715353号 「Parametric Resonance Amplification in a MEM Gyroscope」、L.A.Oropeza−Ramos and K.L.Turner、Proceedings of the 2005 IEEE Sensors Conference、660〜663頁、2005年10月31日〜11月3日、カリフォルニア州、アーバイン
米国特許第6715353号で説明されているように、パラメトリック増幅を行うためにACポンプ電圧を使用することに関する問題は、ポンプ電圧の位相がセンサ機構の駆動運動の位相と正確に同期しなければならないということである。これが行われない場合、パラメトリック増幅は、センサ上で、入力された力の位相に対してセンサ出力信号の位相シフトを生成する。その結果、センサ機構の比較的大きい直角位相力がコリオリ速度位相のセンサ出力を生成し、その結果、大きいゼロ速度バイアス誤差をもたらすことがある。
本発明の好ましい実施形態および代替の実施形態が、以下の図を参照しながら詳細に以下で説明される。
図1は例示的な微小電気機械システム(MEMS)キャパシタンス変調デバイス100を示す。MEMSキャパシタンス変調デバイス100の例示的実施形態は、第1の振動マス102、第2の振動マス104、1つまたは複数の左のモータ106、中央上部モータピックオフ108、中央下部モータピックオフ109、1つまたは複数の右のモータ110、左のコーム構造112、第1の中央コーム構造114、第2の中央コーム構造116、右のコーム構造118、左の感知電極120、右の感知電極122、および1つまたは複数のアンカーポイント126に結合された出力電極124を有する。
左のモータ106は、左のコーム構造112を介して第1の振動マス102に容量的に結合される。右のモータ110は、右のコーム構造118を介して第2の振動マス104に容量的に結合される。中央モータピックオフ108、109は、第1の中央コーム構造114を介して第1の振動マス102に容量的に結合される。中央モータピックオフ108、109は、第2の中央コーム構造116を介して第2の振動マス104に容量的に結合される。左のモータ106および右のモータ110は、以下でモータ周波数と呼ばれる既知の周波数の振動運動を第1の振動マス102および第2の振動マス104に与えるための信号で駆動される。中央モータピックオフ108、109はDC電圧でバイアスされ、その結果、x軸に沿ったプルーフマスの運動がAC電流を生成し、そのAC電流はモータコームに加えられた信号を制御するエレクトロニクスに入力される。
感知電極120、122は、複数のコームフィンガ対128によって、それぞれ第1および第2の振動マス102、104に容量的に結合される。各コームフィンガ対128は、振動マスに取り付けられた一方のコームフィンガおよび感知電極に取り付けられた別のコームフィンガを有する。感知電極120、122はアンカー130に結合される。例示的実施形態では、コームフィンガ対128は予め定義された距離だけ他のコームフィンガ対から離隔される。さらに、感知電極120、122のいくつかの実施形態では、コームフィンガ対は、2つの対が図1に示されるモータ軸に関して鏡面対称を有するように各対が対応する対を有するように配置される。コーム構造の他の構成を、MEMSキャパシタンス変調デバイス100の代替の実施形態で使用することができる。
以下でより詳細に説明されるように、MEMSキャパシタンス変調デバイス100の実施形態は、コームフィンガ対128の構造で様々な構成を使用する。コームフィンガ対の構造は、コームフィンガ対128のキャパシタンスがモータ軸に沿った振動マスの変位と共に変化するのを可能にする。
MEMSキャパシタンス変調デバイス100の実施形態は、センサ機構のモータ運動の位相と正確に同期したポンプ力の位相でパラメトリック増幅を生成する。実施形態によっては、これは、モータ運動がモータ周波数の2倍で感知キャパシタンスの変調を生成するように感知電極120、122を設計することによって達成され、その結果、感知モードの静電力の変調によりモータ周波数の2倍のパラメトリックポンプ力がもたらされる。パラメトリックポンプ力の位相は、パラメトリックポンプ力がプルーフマスのモータ運動によって生成されるのでプルーフマスのモータ運動と正確に同期する。
時間およびy軸変位(例えば、感知モード変位)の関数であるキャパシタンスCによって生成されるy軸に沿った時間依存静電力Fは、
Figure 2009271052
の等式(1)によって与えられ、ここで、Vbiasはキャパシタ電極の電圧であり、dC/dyはCのyに関する微分である。VbiasがDC電圧である場合、モータ周波数の2倍でdC/dyを変調すると、力Fはモータ周波数の2倍で変調される。したがって、F(t)は、プルーフマスの機械的応答のパラメトリック増幅を、入力された力(例えばコリオリの力)に与えるポンプ力となることができる。あるいはまたはさらに、F(t)は、応答の抑制を直角位相力に与えるポンプ力となることができる。増幅された機械的応答は、本発明のポンプ力が感知キャパシタンスの変調によって生成されることを除いて、米国特許第6715353号で説明された方法と類似の方法で生成される。米国特許第6715353号で説明されたポンプ力は感知キャパシタンスにAC電圧を印加することによって生成され、その結果、dC/dyが時間と無関係の状態でVbias がモータ周波数の2倍で変調される。
図2は、従来の先行技術のMEMSジャイロスコープの一部である2対の感知コームフィンガを含み、各対の一方の部材が振動プルーフマス202に取り付けられているアセンブリ200を示す。2つのコームフィンガ対の全キャパシタンスは、x軸に沿った振動マス202の変位距離に依存しない。アセンブリ200はプルーフマス202、左の感知電極コームフィンガ204、および右の感知電極コームフィンガ206を有する。左の感知電極コームフィンガ204および右の感知電極コームフィンガ206はそれぞれの感知電極208に取り付けられる。感知電極208は基板に取り付けられたアンカー(図示せず)に固定される。さらに、左の感知電極コームフィンガ204および右の感知電極コームフィンガ206はそれぞれプルーフマス202のコームフィンガ210、212に容量的に結合される。x軸に沿ってプルーフマス202に誘起されたモータ運動は、感知電極コームフィンガ204、206とプルーフマス202のコームフィンガ210、212との間のキャパシタンスの変化を引き起こさない。
図3は先行技術のアセンブリ200のモータ変位距離(δx)の関数としてキャパシタンスを示す。プルーフマスモータ運動はx軸に沿っている。モータ運動は、感知電極コームフィンガ204、206とコームフィンガ210、212との左のキャパシタンスおよび右のキャパシタンスについて等しいが反対の変化を生成する。したがって、全キャパシタンスはモータ運動と無関係である。
図4は、感知キャパシタンスの変調を行う感知コームフィンガ対128の例示的実施形態の2つの例を含むアセンブリ400を示す。アセンブリ400はMEMSジャイロスコープの一部とすることができる。アセンブリ400はプルーフマス402、左の感知電極コームフィンガ404、および右の感知電極コームフィンガ406を有する。プルーフマス402は、対応する感知電極コームフィンガ404と間隙410で容量結合する左のプルーフマスコームフィンガ408を有する。プルーフマス402は、対応する感知電極コームフィンガ406と間隙414で容量結合する右のプルーフマスコームフィンガ412を有する。感知電極コームフィンガ404および406はそれぞれの感知電極416に取り付けられる。感知電極416は基板に取り付けられたアンカー(図示せず)に固定される。
感知電極コームフィンガ404、406は、端部部分418と、感知電極コームフィンガ404、406をそれぞれの感知電極416に固定する取付け部分420とによって画定される。プルーフマスコームフィンガ408、412は、端部部分422と、プルーフマスコームフィンガ408、412をプルーフマス本体426に固定する取付け部分424とによって画定される。
プルーフマスコームフィンガ408、412と感知電極コームフィンガ404、406との間の離間はそれぞれ間隙410、414を画定する。間隙410、414は、感知電極コームフィンガ404、406とプルーフマスコームフィンガ408、412との間の容量結合(キャパシタンス)を確定する。
図4では、コームフィンガ端部部分418はコームフィンガ取付け部分420の幅よりも大きい幅を有する。随意に、プルーフマスコームフィンガ408、412は、プルーフマス402の本体426に取り付けられた部分424よりも広い端部部分422を有する。(さらなる別の実施形態では、コームフィンガ部分418および420は同じ幅であるが、コームフィンガ端部部分422はコームフィンガ部分424よりも広い。)コームフィンガ部分418および420および/またはコームフィンガ部分422および424の幅の違いは、モータ運動がプルーフマス402に誘起されるとき間隙410、414の変化を引き起こす。例示的実施形態では、感知電極コームフィンガ404、406は、モータ周波数の2倍で変調されるキャパシタンスを有する。
図示のx軸に沿ってモータ変位距離(δx)をもたらす、プルーフマス402に誘起されたモータ運動は、間隙410、414が変化するとき感知電極416とプルーフマス402との間のキャパシタンスの検出可能な変化を引き起こす。前記キャパシタンスの図示のy軸に沿った変位に関する微分もモータ変位δxと共に変化する。その結果、DCバイアス電圧が感知電極416とプルーフマス402との間に印加されるとき、等式1により与えられる図示のy軸に沿った静電力がプルーフマスのx軸変位と共に変化する。キャパシタンスは、図5によれば、正および負のモータ変位距離(δx)と共に減少するように構成される。正のδxでは、コームフィンガ406とコームフィンガ412との間の平均間隙離間はδx=0に対して減少し、コームフィンガ404とコームフィンガ408との間の平均間隙離間は一定である。したがって、全キャパシタンスはδx=0のときの値に対して減少する。アセンブリ400の鏡面対称のために、δxの負の値もキャパシタンスの減少を引き起こす。
図6は、感知キャパシタンスの変調を行う感知コームフィンガ対128の例示的実施形態の2つの例を含むアセンブリ600を示す。アセンブリ600はMEMSジャイロスコープの一部とすることができる。アセンブリ600はプルーフマス602、左の感知電極コームフィンガ604、および右の感知電極コームフィンガ606を有する。プルーフマス602は、左の感知電極コームフィンガ604と間隙610で容量結合する左のコームフィンガ608を有する。プルーフマス602は、右の感知電極コームフィンガ606と間隙614で容量結合する右のコームフィンガ612を有する。感知電極コームフィンガ604および606はそれぞれの感知電極616に取り付けられる。感知電極616は基板に取り付けられたアンカー(図示せず)に固定される。
感知電極コームフィンガ604、606は、端部部分618と、感知電極コームフィンガ604、606をそれぞれの感知電極616に固定する取付け部分620とによって画定される。プルーフマスコームフィンガ608、612は、端部部分622と、プルーフマスコームフィンガ608、612をプルーフマス本体626に固定する取付け部分624とによって画定される。
プルーフマスコームフィンガ608、612と感知電極コームフィンガ604、606との間の離間はそれぞれ間隙610、614を画定する。間隙610、614は、感知電極コームフィンガ604、606とプルーフマスコームフィンガ608、612との間の容量結合(キャパシタンス)を確定する。
図6では、端部部分618の幅は部分620の幅よりも小さい。随意に、プルーフマスコームフィンガ608、612は、プルーフマス602の本体626に取り付けられた部分624の幅よりも小さい幅をもつ端部部分622を有する。(さらなる別の実施形態では、部分618および620は同じ幅であるが、端部部分622は部分624よりも小さい幅を有する。)部分618および620および/または部分622および624の幅の違いは、モータ運動がプルーフマス602に誘起されるとき間隙610、614のキャパシタンスの変化を引き起こす。例示的実施形態では、コームフィンガ604、606は、モータ周波数の2倍で変調されるキャパシタンスを有する。したがって、キャパシタンスはモータ変位と共に増加する。キャパシタンスは、図7にモータ変位の関数として示される。
図示のx軸に沿ってモータ変位距離(δx)をもたらす、プルーフマス602に誘起されたモータ運動は、間隙610、614が変化するとき感知電極616とプルーフマス602との間のキャパシタンスの検出可能な変化を引き起こす。前記キャパシタンスの図示のy軸に沿った変位に関する微分もモータ変位δxと共に変化する。その結果、DCバイアス電圧が感知電極616とプルーフマス602との間に印加されるとき、等式1により与えられる図示のy軸に沿った静電力がプルーフマスのx軸変位と共に変化する。キャパシタンスは、図7によれば、正および負のモータ変位距離(δx)と共に増加するように構成される。正のδxでは、コームフィンガ606とコームフィンガ612との間の平均間隙離間はδx=0に対して減少し、コームフィンガ604とコームフィンガ608との間の平均間隙離間は一定である。したがって、全キャパシタンスはδx=0のときの値に対して増加する。アセンブリ600の鏡面対称のために、δxの負の値もキャパシタンスの増加を引き起こす。
図8は、感知キャパシタンスの変調を行う感知コームフィンガ対128の例示的実施形態の2つの例を含むアセンブリ800を示す。アセンブリ800はMEMSジャイロスコープの一部とすることができる。アセンブリ800はプルーフマス802、左の感知電極コームフィンガ804、および右の感知電極コームフィンガ806を有する。プルーフマス802は、左の感知電極コームフィンガ804と間隙810で容量結合する左のコームフィンガ808を有する。プルーフマス802は、右の感知電極コームフィンガ806と間隙814で容量結合する右のコームフィンガ812を有する。感知電極コームフィンガ804および806はそれぞれの感知電極816に取り付けられる。感知電極816は基板に取り付けられたアンカー(図示せず)に固定される。
感知電極コームフィンガ804、806は、端部部分818と、感知電極コームフィンガ804、806をそれぞれの感知電極816に固定する取付け部分820とによって画定される。プルーフマスコームフィンガ808、812は、端部部分822と、プルーフマスコームフィンガ808、812をプルーフマス本体826に固定する取付け部分824とによって画定される。プルーフマスコームフィンガ808、812とコームフィンガ804、806との間の離間はそれぞれ間隙810、814を画定する。間隙810、814は、感知電極コームフィンガ804、806とプルーフマスコームフィンガ808、812との間の容量結合(キャパシタンス)を確定する。
図8では、感知電極コームフィンガ804、806は波形の端部部分818および非波形の取付け部分820を有する。随意に、プルーフマスコームフィンガ808、812は、波形をつけられた端部部分822および非波形の取付け部分824を有する。(さらなる別の実施形態では、端部部分822は波形をつけられているが、部分818は波形をつけられていない。)部分818および/または部分822の波形は、モータ運動がプルーフマス802に誘起されるときキャパシタンス間隙810、814の変化を引き起こす。例示的実施形態では、感知電極816はモータ周波数の2倍で変調されるキャパシタンスを有する。したがって、キャパシタンスはモータ変位と共に増加する。キャパシタンスは、図9にモータ変位の関数として示される。
図示の方向(x軸)に沿ってモータ変位距離(δx)をもたらす、プルーフマス802に誘起されたモータ運動は、間隙810、814が変化するとき感知電極816とプルーフマス802との間のキャパシタンスの検出可能な変化を引き起こす。キャパシタンスの図示のy軸に沿った変位に関する微分もモータ変位δxと共に変化する。その結果、DCバイアス電圧が感知電極816とプルーフマス802との間に印加されるとき、等式1により与えられる図示のy軸に沿った静電力がプルーフマスのx軸変位と共に変化する。キャパシタンスは、図9によれば、正および負のモータ変位距離(δx)と共に増加するように構成される。正および負のδxについて、間隙810、814の間隙離間の逆数の平均がδx=0に対して増加する。したがって、全キャパシタンスはδx=0のときの値に対して増加する。アセンブリ800の鏡面対称のために、δxの負の値はδxの正の値と同じキャパシタンスの増加を生成する。
図10は、感知キャパシタンスの変調を行う感知コームフィンガ対128の例示的実施形態の2つの例を含むアセンブリ1000を示す。アセンブリ1000はMEMSジャイロスコープの一部とすることができる。アセンブリ1000はプルーフマス1002、左の感知電極コームフィンガ1004、および右の感知電極コームフィンガ1006を有する。プルーフマス1002は、左の感知電極コームフィンガ1004と間隙1010で容量結合する左のコームフィンガ1008を有する。プルーフマス1002は、右の感知電極コームフィンガ1006と間隙1014で容量結合する右のコームフィンガ1012を有する。感知電極コームフィンガ1004および1006はそれぞれの感知電極1016に取り付けられる。感知電極1016は基板に取り付けられたアンカー(図示せず)に固定される。
感知電極コームフィンガ1004、1006は、端部部分1018と、感知電極コームフィンガ1004、1006をそれぞれの感知電極1016に固定する取付け部分1020とによって画定される。プルーフマスコームフィンガ1008、1012は、端部部分1022と、プルーフマスコームフィンガ1008、1012をプルーフマス本体1026に固定する取付け部分1024とによって画定される。プルーフマスコームフィンガ1008、1012とコームフィンガ1004、1006との間の離間はそれぞれ間隙1010、1014を画定する。間隙1010、1014は、感知電極コームフィンガ1004、1006とプルーフマスコームフィンガ1008、1012との間の容量結合(キャパシタンス)を確定する。
図10では、感知電極コームフィンガ1004、1006は波形の端部部分1018および非波形の取付け部分1020を有する。この実施形態では、コームフィンガ1004の波形はコームフィンガ1008の波形と対置し、コームフィンガ1006の波形はコームフィンガ1012の波形と対置する。
部分1018および部分1022の波形は、モータ運動がプルーフマス1002に誘起されるときキャパシタンス間隙1010、1014の変化を引き起こす。例示的実施形態では、感知電極1016は、モータ周波数の2倍で変調されるキャパシタンスを有する。したがって、キャパシタンスはモータ変位と共に減少する。キャパシタンスは、図11にモータ変位の関数として示される。
図示の方向(x軸)に沿ってモータ変位距離(δx)をもたらす、プルーフマス1002に誘起されたモータ運動は、間隙1010、1014が変化するとき感知電極1016とプルーフマス1002との間のキャパシタンスの検出可能な変化を引き起こす。前記キャパシタンスの図示のy軸に沿った変位に関する微分もモータ変位δxと共に変化する。その結果、DCバイアス電圧が感知電極1016とプルーフマス1002との間に印加されるとき、等式1により与えられる図示のy軸に沿った静電力がプルーフマスのx軸変位と共に変化する。キャパシタンスは、図11によれば、正および負のモータ変位距離(δx)と共に減少するように構成される。正および負のδxについて、間隙1010、1014の間隙離間の逆数の平均がδx=0に対して減少する。したがって、全キャパシタンスはδx=0のときの値に対して減少する。アセンブリ1000の鏡面対称のために、δxの負の値はδxの正の値と同じキャパシタンスの減少を生成する。
図12は、感知キャパシタンスの変調を行う感知コームフィンガ対128の例示的実施形態の2つの例を含むアセンブリ1200を示す。アセンブリ1200はMEMSジャイロスコープの一部とすることができる。アセンブリ1200はプルーフマス1202、左の感知電極コームフィンガ1204、および右の感知電極コームフィンガ1206を有する。プルーフマス1202は、左の感知電極コームフィンガ1204と間隙1210で容量結合する左のコームフィンガ1208を有する。プルーフマス1202は、右の感知電極コームフィンガ1206と間隙1214で容量結合する右のコームフィンガ1212を有する。感知電極コームフィンガ1204および1206はそれぞれの感知電極1216に取り付けられる。感知電極1216は基板に取り付けられたアンカー(図示せず)に固定される。
感知電極コームフィンガ1204、1206は、端部部分1218と、感知電極コームフィンガ1204、1206をそれぞれの感知電極1216に固定する取付け部分1220とによって画定される。プルーフマスコームフィンガ1208、1212は、端部部分1222と、プルーフマスコームフィンガ1208、1212をプルーフマス本体1226に固定する取付け部分1224とによって画定される。
プルーフマスコームフィンガ1208、1212と感知電極コームフィンガ1204、1206との間の離間はそれぞれ間隙1210、1214を画定する。間隙1210、1214は、感知電極コームフィンガ1204、1206とプルーフマスコームフィンガ1208、1212との間の容量結合(キャパシタンス)を確定する。
図12は、感知電極コームフィンガ1204、1206のx軸運動がキャパシタンス間隙1210、1214の変調を行うことを示す。感知電極コームフィンガ1204、1206およびプルーフマスコームフィンガ1208、1212はx軸に対して浅い角度で傾けられ、その結果、x軸に沿ったプルーフマス1202のモータ運動により、キャパシタンス間隙1210、1214が非線形的にプルーフマス1202の一方の側で増加し、他方の側で減少する。キャパシタンスは間隙に反比例するので、全キャパシタンスはx軸変位によって増加する。例示的実施形態では、間隙1210、1214へのキャパシタンスの非線形依存により、図11に図示されるように、傾斜感知電極は、モータ変位へのキャパシタンスのほぼ放物線依存をもつキャパシタンス変調を行う。
図13では、キャパシタンスが図12のアセンブリについてモータ変位の関数として示される。キャパシタンスは図示のx軸に沿ったモータ変位距離(δx)の非線形の関数である。前記キャパシタンスの図示のy軸に沿った変位に関する微分もモータ変位δxと共に変化する。その結果、DCバイアス電圧が感知電極1216とプルーフマス1202との間に印加されるとき、等式1により与えられる図示のy軸に沿った静電力がプルーフマスのx軸変位と共に変化する。
アセンブリ1200のプルーフマス1202のx軸変位の関数としての非線形キャパシタンスは、図4、6、および/または8に示されたアセンブリの電極よりも効果的なパラメトリック増幅を提供することができるが、それは、振動性のモータ変位の振幅が等しい場合、モータ周波数の2倍のキャパシタンス変調の周波数成分は、キャパシタンスがモータ変位の絶対値に比例するときよりもモータ変位のほぼ放物線関数であるときにより大きいからである。しかし、図12に示された傾斜電極はコームフィンガが非常に長い場合、製作するのが非現実的および/または困難である場合があるので、図4、6、および/または8の構成が状況によっては好ましいことがある。
図4、6、8、10、および/または12に示されたコームフィンガ対128の組み合わされたコームフィンガによって生成されたキャパシタンスの変調は、y軸に沿った変位に関するキャパシタンスの1次微分および2次微分の変調も生成する。これらの微分の変調は、様々な実施形態の対象であるパラメトリック増幅効果の源である。
感知キャパシタンスを変調すると、MEMSジャイロセンサの機械利得(入力された力とプルーフマス変位の間の伝達関数)ならびに電気利得(プルーフマス変位と電気出力信号との間の伝達関数)が影響される。機械利得への効果が以下で説明される。
図14a、14b、および14cは、例示的実施形態においてモータ周波数の2倍で変調することができる4つの感知キャパシタンスC+1(x,y)、C−1(x,y)、C+2(x,y)、およびC−2(x,y)をもつMEMSジャイロスコープ1400の様々な実施形態を示す。見やすいように、図14a、14b、および14cは変調に必要な詳細なキャパシタ形状を示していない。図14a、14b、および14cは、MEMSジャイロスコープ1400に感知バイアス電圧を印加する3つの方法、および回転速度に比例する出力電圧を生成するために電荷増幅器を接続する対応する方法を示す。
図14aは、感知板上の2つの極性の感知バイアス電圧、および入力が感知板にAC結合される片端接地電荷増幅器1402を示す。感知キャパシタンスはDCバイアス電圧V(正)およびV(負)でバイアスされ、DCバイアス電圧は実施形態によっては等しい大きさであるが反対の極性とすることができる。図14bは、プルーフマス1404、1406上の単一極性の感知バイアス電圧Vbias、および入力が感知板にDC結合される差動電荷増幅器1408を示す。差動電荷増幅器1408は一般に入力が仮想接地の状態で維持されるように構成される。その結果、感知板上の電圧は仮想接地の状態で維持される。図14cは、感知板上の2つの極性の感知バイアス電圧、および入力がプルーフマスにDC結合される片端接地電荷増幅器1410を示す。感知キャパシタンスはDCバイアス電圧V(正)およびV(負)でバイアスされ、DCバイアス電圧は実施形態によっては等しい大きさであるが反対の極性とすることができる。
2つのプルーフマス1404、1406のx軸変位は、同じ大きさ(図14a、14b、および14cにおいて「x」と標識された)であるが反対方向を有する。モータ軸(x軸)および感知軸(y軸)に直交する軸の周りの回転は、感知軸に沿ったプルーフマスにコリオリの力を生成する。結果として生じるプルーフマス変位は4つの感知キャパシタンスを変化させ、図14a、14b、または14cに示された電荷増幅器への入力である時間的に変化する電荷q(t)およびq(t)を感知キャパシタンス上に生成する。
図14a、14b、および14cに示されたセンサ/電荷増幅器結合型システムの出力は、コリオリの力によって生成された差動感知軸運動のみを感知できるように設計される。等式(2)は、この実施形態のための差動運動を記述し、
Figure 2009271052
ここで、感知モード運動と呼ばれるプルーフマス1404、1406の感知軸差動運動y(t)は、
Figure 2009271052
のような等式(3)によって定義される。y(t)の1次および2次の時間微分は、
Figure 2009271052
および
Figure 2009271052
であり、差動コリオリ位相および直角位相力は、
Figure 2009271052
のような等式(4)によって定義され、ここで、ωはx軸に沿ったモータ運動の駆動周波数であり、Ψは位相因子である。駆動されたモータ運動の位相は、
(5) x(t)=xsin(ωt)
のような等式(5)によって定義される。
等式(2)の他の変数は以下のように定義される。
mは各プルーフマスの質量であり、
γは感知モードの減衰パラメータであり、
ωSMは感知モードの機械共振周波数(電圧が印加されないときの共振周波数)であり、
Vは、図14aおよび14cの実施形態ではVおよびVの大きさ(大きさは同一であると仮定される)であり、図14bの実施形態ではVbiasの大きさである。
等式(2)の右辺の第1項は、感知キャパシタンスによって生成された差動静電力である。変位y(t)およびy(t)は一般に小さい。したがって、キャパシタンスをy(t)およびy(t)のテイラー級数に展開し、2次を超える項を無視するのが有用である。x、yおよびyが0である場合、4つの感知キャパシタンスが全て同一であると仮定すると、等式(2)は以下のように
Figure 2009271052
のような等式(6)になり、ここで、C”+1(x,0)は、y=0で評価された、C+1(x,y)のyに関する2次微分である。
モータ運動は時間の関数としてC”+1(x,0)を変調する。変調は、等式(7)によって定義されるように、モータ周波数ωの2倍の高調波からなるフーリエ級数として表すことができ、
Figure 2009271052
であり、ここで、α”およびα”は時間と無関係の係数である。x軸に沿った感知キャパシタの反射対称(図4、6、8、10、および12に示されたように)により、sin(2nωt)の係数が感知キャパシタンスのフーリエ級数の中で0であることが必要とされるのみならずモータ周波数の奇数調波が0になる。
n=1より高い等式(7)中の項は、y(t)に有意な効果がなく、したがって、それらは随意に無視することができる。等式(7)を等式(6)に挿入すると等式(8)が与えられ、
Figure 2009271052
ここで、静電気的に和らげられた感知周波数ωが、
Figure 2009271052
のような等式(9)によって定義される。
等式(8)は、よく知られているマチウ(Mathieu)方程式の形態を有する。それは、感知共振周波数が、プルーフマスのモータ運動によるC+1”(x,0)の変調により、モータ周波数の2倍で変調されることを示す。感知周波数のこの変調は実施形態のパラメトリック増幅を生成する。
駆動力F(t)は、機械応答が大きい感知共振周波数ωに近い周波数ωのものであるので、等式(8)を解くことによって与えられる感知モード応答y(t)は主としてモータ周波数ωのものである。他の周波数の項は感知共振周波数から遠く、したがって、それらはy(t)に大きい寄与をモータらさない。これは、等式(8)が2ωよりも高い周波数をもつC”+1(x,0)の項を除外する理由でもある。
等式(8)の解が等式(10)の形態のものであると仮定し、
(10) y(t)≡ycos(ωt+θ)、
減衰項を無視すると、その解は以下の等式(11)のように書くことができる。
Figure 2009271052
位相θが力F(t)の位相Ψと等しい場合、等式(11)の分母の符号はΨ=0(コリオリ)では負であり、Ψ=π/2(直角位相)では正である。等式(11)は、α”の符号がω −ωの符号と同じ場合、コリオリ位相力(Ψ=0)に対するy(t)の応答の振幅はキャパシタンス変調によって増加し、直角位相力に対する応答は振幅が減少することを示す。
センサ電気利得、すなわちプルーフマス感知軸変位から電気出力までの伝達関数がこの節で導かれる。キャパシタンス変調とプルーフマスの感知モード変位との間の非線形混合により、電気利得は位相依存になり、したがって、コリオリ位相信号の電気利得は直角位相信号の電気利得よりも大きくなることができる。
感知キャパシタンス上の電荷qおよびqは、
(12) q±(t)=V±[C+1(x,y)+C±2(x,y)]
のような等式(12)によって定義され、ここで、V±は、図14aおよび14cで定義されるような正極性感知キャパシタンスもしくは負極性感知キャパシタンスのバイアス電圧、または図14bのプルーフマス1404、1406に印加されるバイアス電圧Vbiasである。感知キャパシタンスをyおよびyのテイラー級数に展開し、x、y、およびyが0であるとき4つのキャパシタンス全てが同一であると仮定すると、等式(12)は、小さいyおよびyに対して等式(13)によって定義されるように近似することができる。
(13) q±(t)=2V±[C+1(x,0)±C’+1(x,0)y(t)]
キャパシタンスC+1(x,0)、およびそのyに関する1次微分のC’+1(x,0)は、C”+1(x,0)に対する等式(7)と同様の方法で、
Figure 2009271052
および
Figure 2009271052
のような等式(14)および(15)によって定義されるようなフーリエ級数として書くことができ、ここで、α、α’、α、およびα’は時間と無関係の係数である。等式(14)および(15)を等式(13)に挿入し、等式(10)によって与えられるy(t)の形態を仮定すると、以下の等式(16)に帰着する。
Figure 2009271052
等式(16)において、2ωよりも高い周波数をもつ項は無視される。MEMSジャイロスコープの読出しエレクトロニクスは、所望のモータ周波数ω以外の周波数の信号を阻止するために位相敏感検出を使用し、したがって、センサ出力のモータ周波数成分だけが重要である。さらに、等式(16)の右辺の最初の3つの項はジャイロ出力に寄与しないが、それは、図14a、14b、および14cの実施形態の片端接地電荷増幅器または差動電荷増幅器の選択と組み合わされたバイアス電圧の構成が、これらの項の寄与を電荷増幅器出力においてゼロにするように設計されるからである。
コリオリ位相(θ=0)および直角位相(θ=π/2)の感知モード変位について等式(16)の値を求め、右辺の最初3つの項を無視すると、感知キャパシタンスの電荷は等式(17)および(18)によって定義される。
Figure 2009271052
および
Figure 2009271052
等式(17)および(18)は、感知キャパシタンス電荷の振幅が感知モード変位y(t)の位相に依存することを示す。したがって、センサの電気利得は位相依存であり、したがって、コリオリ位相信号の電気利得は直角位相信号の電気利得よりも大きくなることができる。
感知キャパシタンスを変調することの代替案は、キャパシタンスがモータ運動によって変調される1組の補助電極を設けることである。DCバイアス電圧がこれらの補助電極に印加され、それらのキャパシタンスの感知軸変位に関する2次微分がモータ運動によって変調される場合、これらの電極は感知周波数を変調し、パラメトリック増幅を生成することができる。等式(11)によって示されるように、パラメトリック増幅はセンサの機械利得を変更することによって生成される。電気利得は感知電極によって決定されるので、センサの電気利得は変更されない。したがって、補助電極を使用すると、センサの機械利得および電気利得を独立して設計する際に大きい柔軟性を与えることができる。
コームフィンガ対に関する前述の実施形態は、面外MEMSジャイロスコープとの関連で説明された。実施形態は、さらに、感知型キャパシタンスを生成するように操作されるコーム対を使用する面内MEMSジャイロスコープ、MEMS加速度計、または他のMEMSデバイスで実施することができる。さらに、MEMSキャパシタンス変調デバイス100の代替の実施形態は、感知電極、プルーフマス、および/または違うように構成されたそれらのそれぞれのコームフィンガを有することができ、または本明細書で説明および/または図示された例示的実施形態以上に多かれ少なかれ含むことができる。
本発明の好ましい実施形態が前記のように図示され説明されたが、本発明の趣旨および範囲から逸脱することなく多くの変更を行うことができる。したがって、本発明の範囲は好ましい実施形態の開示によって限定されない。その代りに、本発明は添付の特許請求の範囲を参照することによって完全に決定されるべきである。
微小電気機械システム(MEMS)キャパシタンス変調デバイスの実施形態を示す図である。 時間と無関係の感知キャパシタンスを有する従来のMEMSジャイロスコープの感知電極を示す図である。 図2の先行技術のMEMSジャイロスコープのモータ変位距離(δx)の関数としてキャパシタンスを示す図である。 モータ変位と共に変化する電極間の間隙を示す図である。 図4に示された実施形態のモータ変位距離(δx)の関数としてキャパシタンスを示す図である。 モータ変位と共に変化する電極間の間隙を示す図である。 図6に示された実施形態のモータ変位距離(δx)の関数としてキャパシタンスを示す図である。 モータ変位と共に変化する電極間の間隙を示す図である。 図8に示された実施形態のモータ変位距離(δx)の関数としてキャパシタンスを示す図である。 モータ変位と共に変化する電極間の間隙を示す図である。 図10に示された実施形態のモータ変位距離(δx)の関数としてキャパシタンスを示す図である。 モータ変位と共に変化する電極間の間隙を示す図である。 図12に示された実施形態のモータ変位距離(δx)の関数としてキャパシタンスを示す図である。 4つの感知キャパシタンスをもつMEMSジャイロスコープセンサを示す図である。 4つの感知キャパシタンスをもつMEMSジャイロスコープセンサを示す図である。 4つの感知キャパシタンスをもつMEMSジャイロスコープセンサを示す図である。
符号の説明
100 微小電気機械システム(MEMS)キャパシタンス変調デバイス
102 振動マス
104 振動マス
106 左のモータ
108 中央上部モータピックオフ
109 中央下部モータピックオフ
110 右のモータ
120 左の感知電極
122 右の感知電極
124 出力電極
130 アンカー
200 アセンブリ
202 振動プルーフマス
208 感知電極
400 アセンブリ
402 プルーフマス
416 感知電極
600 アセンブリ
602 プルーフマス
616 感知電極
800 アセンブリ
802 プルーフマス
816 感知電極
826 プルーフマス本体
1000 アセンブリ
1002 プルーフマス
1016 感知電極
1200 アセンブリ
1202 プルーフマス
1216 感知電極
1218 端部部分
1400 MEMSジャイロスコープ
1402 片端接地電荷増幅器
1404 プルーフマス
1406 プルーフマス
1408 差動電荷増幅器
1410 片端接地電荷増幅器

Claims (3)

  1. 少なくとも1つのプルーフマスコームフィンガ(408、608、808、1008、1208)をもつプルーフマス(426、626、826、1026、1226)を含み、前記プルーフマスコームフィンガは、
    プルーフマスコームフィンガ端部部分(422、622、822、1022、1222)と、
    前記プルーフマスコームフィンガ端部部分を前記プルーフマスに結合するプルーフマスコームフィンガ取付け部分とを含み、
    前記プルーフマスコームフィンガから間隙(410、610、810、1010、1210)だけ離隔された少なくとも1つの感知電極コームフィンガ(404、604、804、1004、1204)をもつ感知電極をさらに含み、前記間隙は前記プルーフマスコームフィンガと前記感知電極コームフィンガとの間の可変容量結合を確定し、前記感知電極コームフィンガは、
    感知電極コームフィンガ端部部分(418、618、818、1018、1218)と、
    前記感知電極コームフィンガ端部部分をアンカー(416、616、816、1016、1216)に結合する感知電極コームフィンガ取付け部分(420、620、820、1020、1220)とを含み、
    時間的に変化する電気出力を出力するように動作可能な電気出力をさらに含み、前記時間的に変化する電気出力はプルーフマスの誘導されたモータ運動によって生成された前記可変容量結合の変化によって増幅される、
    微小電気機械システム(MEMS)センサ。
  2. 前記間隙は前記モータ運動の方向に沿った変位の関数として増加し、前記間隙が増加するにつれて前記可変容量結合が減少するように、前記プルーフマスコームフィンガ端部部分および前記感知電極コームフィンガ端部部分の少なくとも一方がそのそれぞれの取付け部分よりも広い、請求項1に記載のMEMSセンサ。
  3. 前記可変容量結合は前記モータ運動の方向に沿った変位の関数として増加するように、前記プルーフマスコームフィンガ端部部分(422、622、822、1022、1222)および前記感知電極コームフィンガ端部部分(418、618、818、1018、1218)の少なくとも一方が波形をつけられる、請求項1に記載のMEMSセンサ。
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