JP2014197756A - 逓倍回路、発振器、電子機器及び移動体 - Google Patents

逓倍回路、発振器、電子機器及び移動体 Download PDF

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Abstract

【課題】多様な周波数に対応できる逓倍回路、発振器、電子機器及び移動体を提供すること。【解決手段】逓倍回路1は、第1同調回路100を有する増幅回路10と、制御データを記憶する記憶部20と、制御データに基づいて、第1同調回路100の同調周波数を制御する制御部30と、を含む。この逓倍回路1において、第1同調回路100は、例えば、第1インダクター回路部110と第1コンデンサー回路部120との並列回路である。【選択図】図1

Description

本発明は、逓倍回路、発振器、電子機器及び移動体に関する。
逓倍回路は、発振回路の出力信号から所望の高調波信号を同調回路によって選択して増幅する機能を有する。特許文献1には、このような逓倍回路を用いた逓倍型の水晶発振器が開示されている。
特開2006−41781号公報
特許文献1に開示されている逓倍回路においては、発振回路の発振周波数が異なる場合や、必要な逓倍数が異なる場合には、同調回路での同調周波数を変えるために、逓倍回路を再設計する必要があった。このため、設計工数の増大や、多品種の逓倍回路を管理するための費用の増大を招いていた。
本発明は、以上のような技術的課題に鑑みてなされたものである。本発明のいくつかの態様によれば、多様な周波数に対応できる逓倍回路、発振器、電子機器及び移動体を提供することができる。
[適用例1]
本適用例に係る逓倍回路は、第1同調回路を有する増幅回路と、制御データを記憶する記憶部と、前記制御データに基づいて、前記第1同調回路の同調周波数を制御する制御部と、を含む、逓倍回路である。
本適用例によれば、記憶部に記憶された制御データに基づいて、制御部が第1同調回路の同調周波数を制御するので、第1同調回路の同調周波数を容易に変更できる。したがって、多様な周波数に対応できる逓倍回路を実現できる。
[適用例2]
上述の逓倍回路において、前記第1同調回路は、第1インダクター回路部と第1コンデンサー回路部との並列回路であることが好ましい。
これによって、簡易な構成で第1同調回路を構成できる。
[適用例3]
上述の逓倍回路において、前記増幅回路の出力端子に一方の端子が接続された第2コンデンサー回路部と、前記第2コンデンサー回路部の他方の端子と接地電位との間に設けられた第2同調回路と、をさらに含み、前記制御部は、前記制御データに基づいて、前記第2同調回路の同調周波数を制御することが好ましい。
これによって、第2同調回路をバンドパスフィルターとして機能させることができる。したがって、所望の高調波信号を精度よく取り出すことができる逓倍回路を実現できる。
[適用例4]
上述の逓倍回路において、前記第2同調回路は、第2インダクター回路部と第3コンデンサー回路部との並列回路であることが好ましい。
これによって、簡易な構成で第2同調回路を構成できる。
[適用例5]
上述の逓倍回路において、前記第1コンデンサー回路部、前記第2コンデンサー回路部及び前記第3コンデンサー回路部の少なくとも1つは、可変容量回路であり、前記制御部は、前記可変容量回路の容量を制御することが好ましい。
これによって、第1同調回路の同調周波数、第2同調回路の同調周波数及び第3コンデンサー回路部の容量を容易に制御できる逓倍回路を実現できる。
[適用例6]
上述の逓倍回路において、前記可変容量回路は、容量アレイ回路を含むことが好ましい。
これによって、可変容量回路の容量を容易に制御できる逓倍回路を実現できる。
[適用例7]
上述の逓倍回路において、前記可変容量回路は、可変容量素子を含むことが好ましい。
これによって、可変容量回路の容量を容易に制御できる逓倍回路を実現できる。
[適用例8]
上述の逓倍回路において、前記第1インダクター回路部及び前記第2インダクター回路部の少なくとも1つは、可変インダクタンス回路であり、前記制御部は、前記可変インダクタンス回路のインダクタンスを制御することが好ましい。
これによって、第1同調回路の同調周波数及び第2同調回路の同調周波数を容易に制御できる逓倍回路を実現できる。
[適用例9]
上述の逓倍回路において、前記可変インダクタンス回路は、インダクターアレイ回路を含むことが好ましい。
これによって、可変インダクタンス回路のインダクタンスを容易に制御できる逓倍回路を実現できる。
[適用例10]
本適用例に係る発振器は、上述のいずれかの逓倍回路と、共振子と、前記共振子の振動に基づいて前記逓倍回路に発振信号を出力する発振回路と、を含む、発振器である。
[適用例11]
本適用例に係る電子機器は、上述のいずれかの逓倍回路を含む、電子機器である。
[適用例12]
本適用例に係る移動体は、上述のいずれかの逓倍回路を含む、移動体である。
これらの適用例に係る発振器、電子機器及び移動体によれば、多様な周波数に対応できる逓倍回路を含んでいるので、設計変更が容易な発振器、電子機器及び移動体を実現できる。
第1実施形態に係る逓倍回路1の回路図である。 第2コンデンサー回路部40の容量と、所望波及び不要波の出力レベルとの関係の一例を示すグラフである。 容量アレイ回路の一例を示す回路図である。 第2実施形態に係る逓倍回路2の回路図である。 インダクターアレイ回路の一例を示す回路図である。 本実施形態に係る発振器200の回路図である。 本実施形態に係る電子機器300の機能ブロック図である。 電子機器300の一例であるスマートフォンの外観の一例を示す図である。 本実施形態に係る移動体400の一例を示す図(上面図)である。
以下、本発明の好適な実施例について図面を用いて詳細に説明する。用いる図面は説明の便宜上のものである。なお、以下に説明する実施例は、特許請求の範囲に記載された本発明の内容を不当に限定するものではない。また以下で説明される構成の全てが本発明の必須構成要件であるとは限らない。
1.第1実施形態
図1は、第1実施形態に係る逓倍回路1の回路図である。
第1実施形態に係る逓倍回路1は、第1同調回路100を有する増幅回路10と、制御データを記憶する記憶部20と、記憶部20に記憶された制御データに基づいて、第1同調回路100の同調周波数を制御する制御部30と、を含む。
増幅回路10は、第1同調回路100、トランジスター11、抵抗12、抵抗13及び抵抗14を含んで構成されている。トランジスター11のコレクターと電源電位Vccとの間に第1同調回路100が設けられている。トランジスター11のベースは、入力端子INに接続され、電源電位Vccと接地電位GNDとの間に直列に接続された抵抗12と抵抗13との接続点に接続されている。トランジスター11のエミッターと接地電位GNDとの間に抵抗14が設けられている。
図1に示される例では、第1同調回路100は、第1インダクター回路部110と第1コンデンサー回路部120との並列回路で構成されている。第1インダクター回路部110は、インダクター素子を含み、全体としてインダクターとして機能する。第1コンデンサー回路部120は、コンデンサー素子を含み、全体としてコンデンサーとして機能する。このような構成によって、簡易な構成で第1同調回路100を構成できる。
このように構成された第1同調回路100は、同調周波数においてインピーダンスが最大となり、同調周波数から離れた周波数においてインピーダンスがほぼ0となる。したがって、増幅回路10は、理想的には、同調周波数の信号のみを増幅し、他の周波数の信号は増幅しない機能を有する。
記憶部20は、制御部30が第1同調回路100の同調周波数を制御するための制御データを記憶する。記憶部20としては、例えば、ROM(Read Only Memory)や不揮発性
メモリーなど、種々の公知のメモリーを採用できる。制御データとしては、例えば、第1インダクター回路部110のインダクタンス値に関する情報、第1コンデンサー回路部120の容量値に関する情報、第1同調回路100の同調周波数に関する情報、後述される第2コンデンサー回路部40の容量値に関する情報、後述される第3コンデンサー回路部52の容量値に関する情報、後述される第1インダクター回路部110aのインダクタンス値に関する情報、後述される第2インダクター回路部51aのインダクタンス値に関する情報、後述される第2同調回路50の同調周波数に関する情報、後述される第2同調回路50aの同調周波数に関する情報などが記憶部20に記憶されていてもよい。
制御部30は、記憶部20に記憶されている制御データに基づいて、第1同調回路100の同調周波数を制御する。制御部30は、外部信号Sの入力を受け付けて、外部信号Sに含まれる情報に基づいて、制御に必要となる制御データを記憶部20から読み出し、読み出した制御データに基づいて制御信号S1を第1同調回路100に出力して、第1同調回路100の同調周波数を制御してもよい。
第1実施形態に係る逓倍回路1によれば、記憶部20に記憶された制御データに基づいて、制御部30が第1同調回路100の同調周波数を制御するので、第1同調回路100の同調周波数を容易に変更できる。したがって、多様な周波数に対応できる逓倍回路1を実現できる。
逓倍回路1は、増幅回路10の出力端子に直列に設けられた第2コンデンサー回路部40と、第2コンデンサー回路部40の出力端子と接地電位GNDとの間に設けられた第2同調回路50と、をさらに含み、制御部30は、記憶部20に記憶された制御データに基づいて、第2同調回路50の同調周波数を制御してもよい。
第2コンデンサー回路部40は、コンデンサー素子を含み、全体としてコンデンサーとして機能する。第2コンデンサー回路部40の第1端子は、トランジスター11のコレクターに接続され、第2コンデンサー回路部40の第2端子は、出力端子OUTに接続されている。
図1に示される例では、第2同調回路50は、第2インダクター回路部51と第3コンデンサー回路部52との並列回路で構成されている。第2インダクター回路部51は、インダクター素子を含み、全体としてインダクターとして機能する。第3コンデンサー回路部52は、コンデンサー素子を含み、全体としてコンデンサーとして機能する。このような構成によって、簡易な構成で第2同調回路50を構成できる。
このように構成された第2同調回路50は、同調周波数においてインピーダンスが最大となり、同調周波数から離れた周波数においてインピーダンスがほぼ0となる。したがって、増幅回路10は、理想的には、同調周波数の信号のみを出力端子OUTに通過させ、他の周波数の信号は通過させないバンドパスフィルターとしての機能を有する。
制御部30は、記憶部20に記憶されている制御データに基づいて、第2同調回路50の同調周波数を制御する。制御部30は、外部信号Sの入力を受け付けて、外部信号Sに含まれる情報に基づいて、制御に必要となる制御データを記憶部20から読み出し、読み出した制御データに基づいて制御信号S2を第2同調回路50に出力して、第2同調回路50の同調周波数を制御してもよい。
第1実施形態に係る逓倍回路1によれば、第2同調回路50をバンドパスフィルターとして機能させることができる。したがって、所望の高調波信号を精度よく取り出すことができる逓倍回路1を実現できる。
第1実施形態に係る逓倍回路1において、第1コンデンサー回路部120、第2コンデンサー回路部40及び第3コンデンサー回路部52の少なくとも1つは、可変容量回路であり、制御部30は、可変容量回路の容量を制御してもよい。図1に示される例では、第1コンデンサー回路部120、第2コンデンサー回路部40及び第3コンデンサー回路部52はいずれも可変容量回路である。制御部30は、第1コンデンサー回路部120に制御信号S1を出力することによって第1コンデンサー回路部120の容量を制御する。また、制御部30は、第2コンデンサー回路部40に制御信号S3を出力することによって第2コンデンサー回路部40の容量を制御する。また、制御部30は、第3コンデンサー回路部52に制御信号S2を出力することによって第3コンデンサー回路部52の容量を制御する。
第1コンデンサー回路部120の容量が変化すると、第1同調回路100の同調周波数が変化する。また、第3コンデンサー回路部52の容量が変化すると、第2同調回路50の同調周波数が変化する。したがって、第1実施形態に係る逓倍回路1によれば、第1同調回路100の同調周波数、第2同調回路50の同調周波数及び第2コンデンサー回路部40の容量を容易に制御できる逓倍回路1を実現できる。
ここで、第2コンデンサー回路部40の容量を変更する意義について簡単に説明する。図2は、第2コンデンサー回路部40の容量と、所望波及び不要波の出力レベルとの関係の一例を示すグラフである。横軸は第2コンデンサー回路部40の容量(右に行くほど大)、縦軸は所望波及び不要波の出力レベル(上に行くほど大)を表す。
図2に示されるように、第2コンデンサー回路部40の容量を変化させると、所望波(例えば、3倍波)の出力レベルに変化がないにも関わらず、不要波(例えば、基本波)の出力レベルが最小となるような第2コンデンサー回路部40の容量が存在することが実験的に確かめられた。したがって、第2コンデンサー回路部40の容量を制御部30が制御することによって、所望の高調波信号を精度よく取り出すことができる逓倍回路1を実現できる。
第1コンデンサー回路部120、第2コンデンサー回路部40及び第3コンデンサー回路部52を構成する可変容量回路は、容量アレイ回路を含んで構成されていてもよい。図3は、容量アレイ回路の一例を示す回路図である。
図3に示される容量アレイ回路は、互いに並列に接続されたコンデンサーC1、コンデンサーC2、コンデンサーC3及びコンデンサーC4と、コンデンサーC1と直列に接続されたスイッチSW1、コンデンサーC2と直列に接続されたスイッチSW2、コンデンサーC3と直列に接続されたスイッチSW3、及び、コンデンサーC4と直列に接続されたスイッチSW4を含んで構成されている。コンデンサーC1、コンデンサーC2、コンデンサーC3及びコンデンサーC4の容量は、それぞれ異なっていてもよい。このように構成された容量アレイ回路は、スイッチSW1〜SW4をオン状態にする組み合わせを変えることで、容量アレイ回路の全体としての容量を変更できる。
したがって、第1コンデンサー回路部120、第2コンデンサー回路部40及び第3コンデンサー回路部52として図3に示されるような容量アレイ回路を用いると、制御部30は、スイッチSW1〜SW4のオン/オフを制御することで容量を容易に制御できる。したがって、可変容量回路の容量を容易に制御できる逓倍回路1を実現できる。
第1コンデンサー回路部120、第2コンデンサー回路部40及び第3コンデンサー回路部52を構成する可変容量回路は、可変容量素子を含んで構成されていてもよい。可変
容量素子は、例えば、MOS(Metal Oxide Semiconductor)型可変容量素子のような電圧制御型の可変容量素子であってもよい。
第1コンデンサー回路部120、第2コンデンサー回路部40及び第3コンデンサー回路部52として可変容量素子を用いると、制御部30は、可変容量素子に制御信号(制御信号S1〜S3など)を出力することで、容量を容易に制御できる。したがって、可変容量回路の容量を容易に制御できる逓倍回路1を実現できる。
2.第2実施形態
図4は、第2実施形態に係る逓倍回路2の回路図である。なお、第1実施形態に係る逓倍回路1と同様の構成には同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。
図4に示される例では、第1同調回路100aは、第1インダクター回路部110aと第1コンデンサー回路部120との並列回路で構成されている。第1インダクター回路部110aは、インダクター素子を含み、全体としてインダクターとして機能する。
また、図4に示される例では、第2同調回路50aは、第2インダクター回路部51aと第3コンデンサー回路部52との並列回路で構成されている。第2インダクター回路部51aは、インダクター素子を含み、全体としてインダクターとして機能する。
第2実施形態に係る逓倍回路2において、第1インダクター回路部110a及び第2インダクター回路部51aの少なくとも1つは、可変インダクタンス回路であり、制御部30は、可変インダクタンス回路のインダクタンスを制御してもよい。図4に示される例では、第1インダクター回路部110a及び第2インダクター回路部51aは、いずれも可変インダクタンス回路である。
第1インダクター回路部110aのインダクタンスが変化すると、第1同調回路100の同調周波数が変化する。また、第2インダクター回路部51aのインダクタンスが変化すると、第2同調回路50の同調周波数が変化する。したがって、第2実施形態に係る逓倍回路2によれば、第1同調回路100の同調周波数及び第2同調回路50の同調周波数を容易に制御できる逓倍回路2を実現できる。
第1インダクター回路部110a及び第2インダクター回路部51aを構成する可変インダクタンス回路は、インダクターアレイ回路を含んで構成されていてもよい。図5は、インダクターアレイ回路の一例を示す回路図である。
図5に示されるインダクターアレイ回路は、互いに並列に接続されたインダクターL1、インダクターL2、インダクターL3及びインダクターL4と、インダクターL1と直列に接続されたスイッチSW11、インダクターL2と直列に接続されたスイッチSW12、インダクターL3と直列に接続されたスイッチSW13、及び、インダクターL4と直列に接続されたスイッチSW14を含んで構成されている。インダクターL1、インダクターL2、インダクターL3及びインダクターL4のインダクタンスは、それぞれ異なっていてもよい。このように構成されたインダクターアレイ回路は、スイッチSW11〜SW14をオン状態にする組み合わせを変えることで、インダクターアレイ回路の全体としてのインダクタンスを変更できる。
したがって、第1インダクター回路部110a及び第2インダクター回路部51aとして図5に示されるようなインダクターアレイ回路を用いると、制御部30は、スイッチSW11〜SW14のオン/オフを制御することでインダクタンスを容易に制御できる。したがって、可変インダクタンス回路のインダクタンスを容易に制御できる逓倍回路2を実
現できる。
3.発振器
図6は、本実施形態に係る発振器200の回路図である。なお、第1実施形態に係る逓倍回路1と同様の構成には同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。
本実施形態に係る発振器200は、第1実施形態に係る逓倍回路1と、共振子60と、共振子60の振動に基づいて逓倍回路1に発振信号を出力する発振回路70と、を含んで構成されている。
共振子60としては、水晶振動子やMEMS(Micro Electro Mechanical Systems)振動子など、種々の公知の共振子を採用できる。本実施形態においては、共振子60は、水晶振動子である。
発振回路70は、共振子60の振動に基づいて逓倍回路1に発振信号を出力する。図6に示される例では、発振回路70は、発振信号を逓倍回路1の入力端子INに出力する。発振回路70としては、コルピッツ型発振回路、インバーター型発振回路、クラップ型発振回路、ハートレー型発振回路など、種々の公知の発振回路を採用できる。本実施形態においては、発振回路70は、コルピッツ型発振回路である。
本実施形態に係る発振器200によれば、多様な周波数に対応できる逓倍回路1を含んでいるので、設計変更が容易な発振器200を実現できる。
なお、発振器200において、逓倍回路1に代えて、第2実施形態に係る逓倍回路2を用いても、同様の理由によって同様の効果を奏する。
4.電子機器
図7は、本実施形態に係る電子機器300の機能ブロック図である。なお、上述された各実施形態と同様の構成には同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。
本実施形態に係る電子機器300は、第1実施形態に係る逓倍回路1を含む電子機器300である。図7に示される例では、電子機器300は、共振子60、発振回路70、CPU(Central Processing Unit)320、操作部330、ROM(Read Only Memory)340、RAM(Random Access Memory)350、通信部360、表示部370、音出力部380を含んで構成されている。なお、本実施形態に係る電子機器300は、図7に示される構成要素(各部)の一部を省略又は変更してもよいし、他の構成要素を付加した構成としてもよい。
逓倍回路1は、クロックパルスをCPU320だけでなく各部に供給する(図示は省略)。クロックパルスは、例えば共振子60と接続された発振回路70からの発振信号から所望の高調波信号を逓倍回路1で取り出した信号であってもよい。なお、電子機器300は、逓倍回路1そのものではなく、逓倍回路1を含む発振器200(必要な回路、部品とともにパッケージングされた発振器200)を含んでもよい。
CPU320は、ROM340等に記憶されているプログラムに従い、逓倍回路1が出力するクロックパルスを用いて各種の計算処理や制御処理を行う。具体的には、CPU320は、操作部330からの操作信号に応じた各種の処理、外部とデータ通信を行うために通信部360を制御する処理、表示部370に各種の情報を表示させるための表示信号を送信する処理、音出力部380に各種の音を出力させる処理等を行う。
操作部330は、操作キーやボタンスイッチ等により構成される入力装置であり、ユーザーによる操作に応じた操作信号をCPU320に出力する。
ROM340は、CPU320が各種の計算処理や制御処理を行うためのプログラムやデータ等を記憶している。
RAM350は、CPU320の作業領域として用いられ、ROM340から読み出されたプログラムやデータ、操作部330から入力されたデータ、CPU320が各種プログラムに従って実行した演算結果等を一時的に記憶する。
通信部360は、CPU320と外部装置との間のデータ通信を成立させるための各種制御を行う。
表示部370は、LCD(Liquid Crystal Display)や電気泳動ディスプレイ等により構成される表示装置であり、CPU320から入力される表示信号に基づいて各種の情報を表示する。
そして、音出力部380は、スピーカー等の音を出力する装置である。
本実施形態に係る電子機器300によれば、多様な周波数に対応できる逓倍回路1を含んでいるので、設計変更が容易な電子機器300を実現できる。
なお、電子機器300において、逓倍回路1に代えて、第2実施形態に係る逓倍回路2を用いても、同様の理由によって同様の効果を奏する。
電子機器300としては種々の電子機器が考えられる。例えば、パーソナルコンピューター(例えば、モバイル型パーソナルコンピューター、ラップトップ型パーソナルコンピューター、タブレット型パーソナルコンピューター)、携帯電話機などの移動体端末、ディジタルスチールカメラ、インクジェット式吐出装置(例えば、インクジェットプリンター)、ルーターやスイッチなどのストレージエリアネットワーク機器、ローカルエリアネットワーク機器、テレビ、ビデオカメラ、ビデオレコーダー、カーナビゲーション装置、ページャー、電子手帳(通信機能付も含む)、電子辞書、電卓、電子ゲーム機器、ゲーム用コントローラー、ワードプロセッサー、ワークステーション、テレビ電話、防犯用テレビモニター、電子双眼鏡、POS(point of sale)端末、医療機器(例えば電子体温計、血圧計、血糖計、心電図計測装置、超音波診断装置、電子内視鏡)、魚群探知機、各種測定機器、計器類(例えば、車両、航空機、船舶の計器類)、フライシミュレーター、ヘッドマウントディスプレイ、モーショントレース、モーショントラッキング、モーションコントローラー、PDR(歩行者位置方位計測)等が挙げられる。
図8は、電子機器300の一例であるスマートフォンの外観の一例を示す図である。電子機器300であるスマートフォンは、操作部330としてボタンを、表示部370としてLCDを備えている。そして、電子機器300であるスマートフォンは、逓倍回路1を用いることによって、設計変更が容易な電子機器300を実現できる。
5.移動体
図9は、本実施形態に係る移動体400の一例を示す図(上面図)である。なお、上述された各実施形態と同様の構成には同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。
本実施形態に係る移動体400は、第1実施形態に係る逓倍回路1を含む移動体400である。また、図9に示される例では、移動体400は、エンジンシステム、ブレーキシ
ステム、キーレスエントリーシステム等の各種の制御を行うコントローラー420、コントローラー430、コントローラー440、バッテリー450及びバックアップ用バッテリー460を含んで構成されている。なお、本実施形態に係る移動体400は、図9に示される構成要素(各部)の一部を省略又は変更してもよいし、他の構成要素を付加した構成としてもよい。
移動体400は、逓倍回路1に加えて、共振子60と、共振子60の振動に基づいて逓倍回路1に発振信号を出力する発振回路70と、をさらに含んでいてもよい。なお、移動体400は、逓倍回路1そのものではなく、逓倍回路1を含む発振器200(必要な回路、部品とともにパッケージングされた発振器200)を含んでもよい。
本実施形態に係る移動体400によれば、多様な周波数に対応できる逓倍回路1を含んでいるので、設計変更が容易な移動体400を実現できる。
なお、移動体400において、逓倍回路1に代えて、第2実施形態に係る逓倍回路2を用いても、同様の理由によって同様の効果を奏する。
このような移動体400としては種々の移動体が考えられ、例えば、自動車(電気自動車も含む)、ジェット機やヘリコプター等の航空機、船舶、ロケット、人工衛星等が挙げられる。
6.その他の変形例
逓倍回路1及び逓倍回路2は、例えば電子部品を用いて基板上に構成されてもよいし、IC(Integrated Circuit)化されて半導体集積回路装置として提供されてもよい。逓倍回路1及び逓倍回路2がIC化されて半導体集積回路装置として提供される場合には、逓倍回路1及び逓倍回路2が1チップ化された電子部品となっているため使用者にとって使い勝手がよい。また、逓倍回路1又は逓倍回路2と、共振子60と、発振回路70とが、発振器200としてパッケージングされて1つの電子部品として提供されてもよい。
以上、本実施形態あるいは変形例について説明したが、本発明はこれら本実施形態あるいは変形例に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様で実施することが可能である。
本発明は、実施形態で説明した構成と実質的に同一の構成(例えば、機能、方法及び結果が同一の構成、あるいは目的及び効果が同一の構成)を含む。また、本発明は、実施形態で説明した構成の本質的でない部分を置き換えた構成を含む。また、本発明は、実施形態で説明した構成と同一の作用効果を奏する構成又は同一の目的を達成することができる構成を含む。また、本発明は、実施形態で説明した構成に公知技術を付加した構成を含む。
1…逓倍回路、2…逓倍回路、10…増幅回路、11…トランジスター、12…抵抗、13…抵抗、14…抵抗、20…記憶部、30…制御部、40…第2コンデンサー回路部、50…第2同調回路、50a…第2同調回路、51…第2インダクター回路部、51a…第2インダクター回路部、52…第3コンデンサー回路部、60…共振子、70…発振回路、100…第1同調回路、100a…第1同調回路、110…第1インダクター回路部、110a…第1インダクター回路部、120…第1コンデンサー回路部、200…発振器、300…電子機器、320…CPU、330…操作部、340…ROM、350…RAM、360…通信部、370…表示部、380…音声出力部、400…移動体、420…コントローラー、430…コントローラー、440…コントローラー、450…バッテ
リー、460…バックアップ用バッテリー、C1〜C4…コンデンサー、GND…接地電位、IN…入力端子、L1〜L4…インダクター、OUT…出力端子、S…外部信号、S1…制御信号、S2…制御信号、S3…制御信号、SW1〜SW4…スイッチ、SW11〜SW14…スイッチ、Vcc…電源電位

Claims (12)

  1. 第1同調回路を有する増幅回路と、
    制御データを記憶する記憶部と、
    前記制御データに基づいて、前記第1同調回路の同調周波数を制御する制御部と、
    を含む、逓倍回路。
  2. 請求項1に記載の逓倍回路において、
    前記第1同調回路は、第1インダクター回路部と第1コンデンサー回路部との並列回路である、逓倍回路。
  3. 請求項1又は2に記載の逓倍回路において、
    前記増幅回路の出力端子に一方の端子が接続された第2コンデンサー回路部と、
    前記第2コンデンサー回路部の他方の端子と接地電位との間に設けられた第2同調回路と、
    をさらに含み、
    前記制御部は、
    前記制御データに基づいて、前記第2同調回路の同調周波数を制御する、逓倍回路。
  4. 請求項3に記載の逓倍回路において、
    前記第2同調回路は、第2インダクター回路部と第3コンデンサー回路部との並列回路である、逓倍回路。
  5. 請求項4に記載の逓倍回路において、
    前記第1コンデンサー回路部、前記第2コンデンサー回路部及び前記第3コンデンサー回路部の少なくとも1つは、可変容量回路であり、
    前記制御部は、前記可変容量回路の容量を制御する、逓倍回路。
  6. 請求項5に記載の逓倍回路において、
    前記可変容量回路は、容量アレイ回路を含む、逓倍回路。
  7. 請求項5に記載の逓倍回路において、
    前記可変容量回路は、可変容量素子を含む、逓倍回路。
  8. 請求項4ないし7のいずれか1項に記載の逓倍回路において、
    前記第1インダクター回路部及び前記第2インダクター回路部の少なくとも1つは、可変インダクタンス回路であり、
    前記制御部は、前記可変インダクタンス回路のインダクタンスを制御する、逓倍回路。
  9. 請求項8に記載の逓倍回路において、
    前記可変インダクタンス回路は、インダクターアレイ回路を含む、逓倍回路。
  10. 請求項1ないし9のいずれか1項に記載の逓倍回路と、
    共振子と、
    前記共振子の振動に基づいて前記逓倍回路に発振信号を出力する発振回路と、
    を含む、発振器。
  11. 請求項1ないし9のいずれか1項に記載の逓倍回路を含む、電子機器。
  12. 請求項1ないし9のいずれか1項に記載の逓倍回路を含む、移動体。
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