JPH0758604A - クロック生成回路 - Google Patents
クロック生成回路Info
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- JPH0758604A JPH0758604A JP5198646A JP19864693A JPH0758604A JP H0758604 A JPH0758604 A JP H0758604A JP 5198646 A JP5198646 A JP 5198646A JP 19864693 A JP19864693 A JP 19864693A JP H0758604 A JPH0758604 A JP H0758604A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 クロック生成回路において、出力電圧の波形
が歪み、そのデューティー比が50%よりずれるという
問題点を解決し、より高い周波数で、かつデューティー
比が改善されたクロック信号を生成する。 【構成】 パルスアンプ27の出力電圧から、フィード
バック用オペアンプ33で制御信号S34を作る。その
制御信号S34をパルスアンプ23の制御信号の入力端
子に入力することによって、パルスアンプ27の出力電
圧の波形のデューティー比が50%になるように、その
パルスアンプ23の論理閾値が制御される。
が歪み、そのデューティー比が50%よりずれるという
問題点を解決し、より高い周波数で、かつデューティー
比が改善されたクロック信号を生成する。 【構成】 パルスアンプ27の出力電圧から、フィード
バック用オペアンプ33で制御信号S34を作る。その
制御信号S34をパルスアンプ23の制御信号の入力端
子に入力することによって、パルスアンプ27の出力電
圧の波形のデューティー比が50%になるように、その
パルスアンプ23の論理閾値が制御される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、デジタル信号の伝送シ
ステムにおける中継機及び受信機等に使用され、クロッ
ク信号の逓倍あるいは抽出を行うクロック生成回路に関
するものである。
ステムにおける中継機及び受信機等に使用され、クロッ
ク信号の逓倍あるいは抽出を行うクロック生成回路に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、このような分野の技術としては、
例えば次のような文献に記載されるものがあった。 文献;1992年電子情報通信学会春季大会講演論文
集、分冊4(1992)佃・坂本・川上・秋山著「2.
4Gb/s タイミング抽出回路モジュール」P.4−
135 図2は、従来のクロック生成回路の一構成例を示す図で
ある。このクロック生成回路は、例えば、Gb/s帯光
伝送システムに設けられ、低速のクロック信号Φiを入
力する入力端子11を有している。入力端子11は、直
流成分除去用のコンデンサ12及びノードN12を介し
て第1のパルスアンプ13の入力端子に接続されてい
る。この第1のパルスアンプ13は一定の論理閾値に基
づき、信号の波形整形を行う回路であり、インバータ等
で構成されている。第1のパルスアンプ13の反転出力
端子側のノードN13bは、遅延線14の入力端子に接
続されている。第1のパルスアンプ13の非反転出力端
子側のノードN13aは、一致/不一致の検出を行う2
入力のイクスクルーシブオアゲート(以下、ExORと
記す)15の一方の入力端子に接続されている。遅延線
14の出力端子は、ExOR15の他方の入力端子に接
続されている。ExOR15の出力端子側のノードN1
5は、特定の周波数帯域の信号を通過させる帯域ろ波器
16の入力端子に接続されている。帯域ろ波器16の出
力端子側のノードN16は、第1のパルスアンプ13と
同一構成の第2のパルスアンプ17の入力端子に接続さ
れている。第2のパルスアンプ17の非反転出力端子
は、非反転出力信号Φaを出力する第1の出力端子18
に接続されている。第2のパルスアンプ17の反転出力
端子は、反転出力信号Φbを出力する第2の出力端子1
9に接続されている。
例えば次のような文献に記載されるものがあった。 文献;1992年電子情報通信学会春季大会講演論文
集、分冊4(1992)佃・坂本・川上・秋山著「2.
4Gb/s タイミング抽出回路モジュール」P.4−
135 図2は、従来のクロック生成回路の一構成例を示す図で
ある。このクロック生成回路は、例えば、Gb/s帯光
伝送システムに設けられ、低速のクロック信号Φiを入
力する入力端子11を有している。入力端子11は、直
流成分除去用のコンデンサ12及びノードN12を介し
て第1のパルスアンプ13の入力端子に接続されてい
る。この第1のパルスアンプ13は一定の論理閾値に基
づき、信号の波形整形を行う回路であり、インバータ等
で構成されている。第1のパルスアンプ13の反転出力
端子側のノードN13bは、遅延線14の入力端子に接
続されている。第1のパルスアンプ13の非反転出力端
子側のノードN13aは、一致/不一致の検出を行う2
入力のイクスクルーシブオアゲート(以下、ExORと
記す)15の一方の入力端子に接続されている。遅延線
14の出力端子は、ExOR15の他方の入力端子に接
続されている。ExOR15の出力端子側のノードN1
5は、特定の周波数帯域の信号を通過させる帯域ろ波器
16の入力端子に接続されている。帯域ろ波器16の出
力端子側のノードN16は、第1のパルスアンプ13と
同一構成の第2のパルスアンプ17の入力端子に接続さ
れている。第2のパルスアンプ17の非反転出力端子
は、非反転出力信号Φaを出力する第1の出力端子18
に接続されている。第2のパルスアンプ17の反転出力
端子は、反転出力信号Φbを出力する第2の出力端子1
9に接続されている。
【0003】図3は、図2の動作を説明するための電圧
波形図であり、横軸に時間、縦軸に電圧がとられてい
る。この図を参照しつつ、図2の動作を説明する。入力
端子11に入力されたクロック信号Φiは、コンデンサ
12及びノードN12を通り、第1のパルスアンプ13
によって増幅された信号とその反転信号が出力される。
反転信号は、クロック周期Tの1/8の遅延線14を通
ることにより、ノードN14では、ノードN13bより
T/8だけ遅れた信号となる。ノードN13aとノード
N14のクロック信号がExOR15に入力されると、
その出力側のノードN15には、遅延線14の信号遅延
時間T/8だけ“L”信号が出力される。ノードN15
上の信号“L”が、通過周波数領域4/Tの帯域ろ波器
16に入力されると、その帯域ろ波器16では、ノード
N15上の信号成分のうち、T/4の周期の信号成分の
みを通過させ、ノードN16に出力する。ノードN15
に出力される信号の波形はT/4の周期波形ではなく、
又、帯域ろ波器16を信号が通過する際の電力の損失も
あるため、ノードN16に出力される信号の出力振幅
は、ノードN15に出力される信号の出力振幅より数d
B以上小さくなっている。そのため、第2のパルスアン
プ17により増幅及び波形整形を行い、第1の出力端子
18に、入力端子11に入力したクロック信号の4倍の
周波数の非反転型クロック信号を出力し、または、第2
のパルスアンプ17により増幅、反転及び波形整形を行
って第2の出力端子19に反転クロック信号を出力す
る。
波形図であり、横軸に時間、縦軸に電圧がとられてい
る。この図を参照しつつ、図2の動作を説明する。入力
端子11に入力されたクロック信号Φiは、コンデンサ
12及びノードN12を通り、第1のパルスアンプ13
によって増幅された信号とその反転信号が出力される。
反転信号は、クロック周期Tの1/8の遅延線14を通
ることにより、ノードN14では、ノードN13bより
T/8だけ遅れた信号となる。ノードN13aとノード
N14のクロック信号がExOR15に入力されると、
その出力側のノードN15には、遅延線14の信号遅延
時間T/8だけ“L”信号が出力される。ノードN15
上の信号“L”が、通過周波数領域4/Tの帯域ろ波器
16に入力されると、その帯域ろ波器16では、ノード
N15上の信号成分のうち、T/4の周期の信号成分の
みを通過させ、ノードN16に出力する。ノードN15
に出力される信号の波形はT/4の周期波形ではなく、
又、帯域ろ波器16を信号が通過する際の電力の損失も
あるため、ノードN16に出力される信号の出力振幅
は、ノードN15に出力される信号の出力振幅より数d
B以上小さくなっている。そのため、第2のパルスアン
プ17により増幅及び波形整形を行い、第1の出力端子
18に、入力端子11に入力したクロック信号の4倍の
周波数の非反転型クロック信号を出力し、または、第2
のパルスアンプ17により増幅、反転及び波形整形を行
って第2の出力端子19に反転クロック信号を出力す
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来に
おいては、次のような課題があった。クロック生成回路
では、内部回路の動作速度が、取り扱うクロックの速度
に対して十分余裕がないと、出力端子18,19の出力
波形が歪み、そのデューティー比が50%から大幅にず
れるという問題点があった。例えば、入力するクロック
の周波数が600MHzであり、その繰り返し周期が
1.67ns(=1670ps)の場合に、パルスアン
プ13,17及びExOR15にGaAs集積回路を用
い、帯域ろ波器16には表面弾性波(Surface
Acoustic Wave,以下、SAWと記す)フ
ィルタを用いた場合について説明する。パルスアンプ1
3から出力した信号のノードN13a,N13b,N1
4における立ち上がり時間は150ps、立ち下がり時
間は100psであり、両者に差がある。そのため、E
xOR15にノードN13a,N14の2信号を入力し
た場合、ノードN13aの信号電位が“L”から“H”
になるまでの時間は、遅延線14を通ったノードN14
におけるノードN13bからの遅延209ps(=16
70ps/8)より大きく、340ps程度となる。ノ
ードN15における信号の振幅は0.7Vpp程度であ
り、ノードN15のローレベルの時間が209psの場
合、この信号を2.4GHzを通過域とする帯域ろ波器
16に入力すると、挿入損失が約12dBある。更に、
ノードN15の信号が2.4GHzの繰り返し周波数で
はないので、ノードN16における出力は、振幅0.1
V程度の2.4GHzの正弦波となる。ノードN15に
おける信号の“L”になっている時間が340psとな
ると、この信号の中に含まれる2.4GHzの周波数成
分は更に少なくなるので、ノードN16における信号の
振幅は0.08V程度となる。このような通常デジタル
回路で扱われる信号振幅の1/10程度の信号振幅にな
ると、パルスアンプ17の出力波形のデューティー比
は、50%とはならず、42%程度もしくは58%程度
になるという問題点があった。本発明は、前記従来技術
が持っていた課題として、出力波形のデューテイー比が
50%よりずれるという問題点について解決したクロッ
ク生成回路を提供するものである。
おいては、次のような課題があった。クロック生成回路
では、内部回路の動作速度が、取り扱うクロックの速度
に対して十分余裕がないと、出力端子18,19の出力
波形が歪み、そのデューティー比が50%から大幅にず
れるという問題点があった。例えば、入力するクロック
の周波数が600MHzであり、その繰り返し周期が
1.67ns(=1670ps)の場合に、パルスアン
プ13,17及びExOR15にGaAs集積回路を用
い、帯域ろ波器16には表面弾性波(Surface
Acoustic Wave,以下、SAWと記す)フ
ィルタを用いた場合について説明する。パルスアンプ1
3から出力した信号のノードN13a,N13b,N1
4における立ち上がり時間は150ps、立ち下がり時
間は100psであり、両者に差がある。そのため、E
xOR15にノードN13a,N14の2信号を入力し
た場合、ノードN13aの信号電位が“L”から“H”
になるまでの時間は、遅延線14を通ったノードN14
におけるノードN13bからの遅延209ps(=16
70ps/8)より大きく、340ps程度となる。ノ
ードN15における信号の振幅は0.7Vpp程度であ
り、ノードN15のローレベルの時間が209psの場
合、この信号を2.4GHzを通過域とする帯域ろ波器
16に入力すると、挿入損失が約12dBある。更に、
ノードN15の信号が2.4GHzの繰り返し周波数で
はないので、ノードN16における出力は、振幅0.1
V程度の2.4GHzの正弦波となる。ノードN15に
おける信号の“L”になっている時間が340psとな
ると、この信号の中に含まれる2.4GHzの周波数成
分は更に少なくなるので、ノードN16における信号の
振幅は0.08V程度となる。このような通常デジタル
回路で扱われる信号振幅の1/10程度の信号振幅にな
ると、パルスアンプ17の出力波形のデューティー比
は、50%とはならず、42%程度もしくは58%程度
になるという問題点があった。本発明は、前記従来技術
が持っていた課題として、出力波形のデューテイー比が
50%よりずれるという問題点について解決したクロッ
ク生成回路を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、前記課題
を解決するために、デジタル信号を入力してその信号の
波形整形を行う第1の波形整形手段と、前記第1の波形
整形手段の出力信号を、基本繰り返し周期の1/2
n(但し、nは整数)に相当する遅延時間だけ遅らせる
遅延手段と、前記第1の波形整形手段の出力信号と前記
遅延手段の出力信号との一致/不一致検出手段と、前記
一致/不一致検出手段の出力信号に対して特定の周波数
帯域の信号を通過させる帯域通過フィルタと、前記帯域
通過フィルタの出力信号の波形整形を行う第2の波形整
形手段とを、備えたクロック生成回路において、次のよ
うな手段を講じている。即ち、前記第1の波形整形手段
は、制御信号によって変化する論理閾値に基づき、前記
デジタル信号の波形整形を行う構成にし、かつフィード
バック用のオペアンプを設けている。オペアンプの入力
側は、前記第2の波形整形手段の出力側に接続され、該
オペアンプの出力側は、前記第1の波形整形手段の制御
信号の入力端子に接続されている。第2の発明では、第
1の発明と同様のクロック生成回路において、前記一致
/不一致検出手段は、制御信号によって変化する論理閾
値に基づき、前記デジタル信号の波形整形を行う構成に
し、かつフィードバック用のオペアンプを設けている。
該オペアンプの入力側は、前記第2の波形整形手段の出
力側に接続され、該オペアンプの出力側は、前記一致/
不一致検出手段の制御信号の入力端子に接続されてい
る。第3の発明は、第1の発明と同様のクロック生成回
路において、前記第1の波形整形手段は、制御信号によ
って変化する論理閾値に基づき、前記デジタル信号の波
形整形を行う構成にし、かつフィードバック用の第1の
オペアンプを設けている。該第1のオペアンプの入力側
は、前記第1の波形整形手段の出力側に接続され、該第
1のオペアンプの出力側は、前記第1の波形整形手段の
制御信号の入力端子に接続されている。前記第2の波形
整形手段も、制御信号によって変化する論理閾値に基づ
き、前記デジタル信号の波形整形を行う構成にし、かつ
フィードバック用の第2のオペアンプを設けている。該
第2のオペアンプの入力側は、前記第2の波形整形手段
の出力側に接続され、該第2のオペアンプの出力側が、
前記第2の波形整形手段の制御信号の入力端子に接続さ
れている。
を解決するために、デジタル信号を入力してその信号の
波形整形を行う第1の波形整形手段と、前記第1の波形
整形手段の出力信号を、基本繰り返し周期の1/2
n(但し、nは整数)に相当する遅延時間だけ遅らせる
遅延手段と、前記第1の波形整形手段の出力信号と前記
遅延手段の出力信号との一致/不一致検出手段と、前記
一致/不一致検出手段の出力信号に対して特定の周波数
帯域の信号を通過させる帯域通過フィルタと、前記帯域
通過フィルタの出力信号の波形整形を行う第2の波形整
形手段とを、備えたクロック生成回路において、次のよ
うな手段を講じている。即ち、前記第1の波形整形手段
は、制御信号によって変化する論理閾値に基づき、前記
デジタル信号の波形整形を行う構成にし、かつフィード
バック用のオペアンプを設けている。オペアンプの入力
側は、前記第2の波形整形手段の出力側に接続され、該
オペアンプの出力側は、前記第1の波形整形手段の制御
信号の入力端子に接続されている。第2の発明では、第
1の発明と同様のクロック生成回路において、前記一致
/不一致検出手段は、制御信号によって変化する論理閾
値に基づき、前記デジタル信号の波形整形を行う構成に
し、かつフィードバック用のオペアンプを設けている。
該オペアンプの入力側は、前記第2の波形整形手段の出
力側に接続され、該オペアンプの出力側は、前記一致/
不一致検出手段の制御信号の入力端子に接続されてい
る。第3の発明は、第1の発明と同様のクロック生成回
路において、前記第1の波形整形手段は、制御信号によ
って変化する論理閾値に基づき、前記デジタル信号の波
形整形を行う構成にし、かつフィードバック用の第1の
オペアンプを設けている。該第1のオペアンプの入力側
は、前記第1の波形整形手段の出力側に接続され、該第
1のオペアンプの出力側は、前記第1の波形整形手段の
制御信号の入力端子に接続されている。前記第2の波形
整形手段も、制御信号によって変化する論理閾値に基づ
き、前記デジタル信号の波形整形を行う構成にし、かつ
フィードバック用の第2のオペアンプを設けている。該
第2のオペアンプの入力側は、前記第2の波形整形手段
の出力側に接続され、該第2のオペアンプの出力側が、
前記第2の波形整形手段の制御信号の入力端子に接続さ
れている。
【0006】
【作用】第1の発明によれば、以上のようにクロック生
成回路を構成したので、フィードバック手段は、第2の
波形整形手段の出力信号のデューティー比を検出し、そ
のデューティー比の例えば50%からのずれを直流電圧
に変換する。この直流電圧によって第1の波形整形手段
の論理閾値が制御され、第2の波形整形手段の出力信号
のデューティー比が、例えば、50%に制御される。第
2の発明によれば、フィードバック手段は、第2の波形
整形手段の出力信号のデューティー比を検出し、そのデ
ューティー比の例えば50%からのずれを直流電圧に変
換する。この直流電圧によって一致/不一致検出手段の
論理閾値が制御され、第2の波形整形手段の出力信号の
デューティー比が、例えば、50%に制御される。第3
の発明によれば、第1のフィードバック手段は、第1の
波形整形手段の出力信号のデューティー比を検出し、そ
のデューティー比の例えば50%からのずれを直流電圧
に変換する。この直流電圧によって第1の波形整形手段
の論理閾値が制御され、該第1の波形整形手段の出力信
号のデューティー比が例えば50%に制御される。ま
た、第2のフィードバック手段は第2の波形整形手段の
出力信号のデューティー比を検出し、そのデューティー
比の例えば50%からのずれを直流電圧に変換する。そ
の直流電圧によって第2の波形整形手段の論理閾値が制
御され、該第2の波形整形手段の出力信号のデューティ
ー比が、例えば、50%に制御される。
成回路を構成したので、フィードバック手段は、第2の
波形整形手段の出力信号のデューティー比を検出し、そ
のデューティー比の例えば50%からのずれを直流電圧
に変換する。この直流電圧によって第1の波形整形手段
の論理閾値が制御され、第2の波形整形手段の出力信号
のデューティー比が、例えば、50%に制御される。第
2の発明によれば、フィードバック手段は、第2の波形
整形手段の出力信号のデューティー比を検出し、そのデ
ューティー比の例えば50%からのずれを直流電圧に変
換する。この直流電圧によって一致/不一致検出手段の
論理閾値が制御され、第2の波形整形手段の出力信号の
デューティー比が、例えば、50%に制御される。第3
の発明によれば、第1のフィードバック手段は、第1の
波形整形手段の出力信号のデューティー比を検出し、そ
のデューティー比の例えば50%からのずれを直流電圧
に変換する。この直流電圧によって第1の波形整形手段
の論理閾値が制御され、該第1の波形整形手段の出力信
号のデューティー比が例えば50%に制御される。ま
た、第2のフィードバック手段は第2の波形整形手段の
出力信号のデューティー比を検出し、そのデューティー
比の例えば50%からのずれを直流電圧に変換する。そ
の直流電圧によって第2の波形整形手段の論理閾値が制
御され、該第2の波形整形手段の出力信号のデューティ
ー比が、例えば、50%に制御される。
【0007】
【実施例】第1の実施例 図1は、本発明の第1の実施例を示すクロック生成回路
の回路図である。このクロック生成回路は、入力端子2
1がコンデンサ22を介してノードN22に接続され、
ノードN22から第1の波形整形回路(例えば、パルス
アンプ)23の入力端子に接続されている。第1のパル
スアンプ23は、制御信号によって変化する論理閾値に
基づき、入力デジタル信号の波形整形を行う回路であ
る。この第1のパルスアンプ23の反転出力端子が、ノ
ードN23bを介して遅延線24の入力端子に接続され
ている。第1のパルスアンプ23の非反転出力端子は、
ノードN23aを介して2入力ExOR25の一方の入
力端子に接続され、遅延線24の出力端子は、ExOR
25の他方の入力端子に接続されている。ExOR25
の出力端子は、ノードN25を介して帯域ろ波器26の
入力端子に接続されている。帯域ろ波器26の出力端子
は、ノードN26を介して、第1のパルスアンプと同一
構成の第2のパルスアンプ27の入力端子に接続されて
いる。第2のパルスアンプ27の非反転出力端子は、第
1の出力端子28に接続され、該第2のパルスアンプ2
7の反転出力端子が、第2の出力端子29に接続されて
いる。フィードバック用のオペアンプ33の入力側は、
前記第2のパルスアンプ27の出力側に抵抗31,32
を介して接続され、該オペアンプ33の出力端子が、抵
抗34を介して第1のパルスアンプ23の制御信号の入
力端子に接続されている。第1のパルスアンプ23の制
御信号の入力端子は、並列接続された抵抗35とコンデ
ンサ36を介してグランドに接続されている。
の回路図である。このクロック生成回路は、入力端子2
1がコンデンサ22を介してノードN22に接続され、
ノードN22から第1の波形整形回路(例えば、パルス
アンプ)23の入力端子に接続されている。第1のパル
スアンプ23は、制御信号によって変化する論理閾値に
基づき、入力デジタル信号の波形整形を行う回路であ
る。この第1のパルスアンプ23の反転出力端子が、ノ
ードN23bを介して遅延線24の入力端子に接続され
ている。第1のパルスアンプ23の非反転出力端子は、
ノードN23aを介して2入力ExOR25の一方の入
力端子に接続され、遅延線24の出力端子は、ExOR
25の他方の入力端子に接続されている。ExOR25
の出力端子は、ノードN25を介して帯域ろ波器26の
入力端子に接続されている。帯域ろ波器26の出力端子
は、ノードN26を介して、第1のパルスアンプと同一
構成の第2のパルスアンプ27の入力端子に接続されて
いる。第2のパルスアンプ27の非反転出力端子は、第
1の出力端子28に接続され、該第2のパルスアンプ2
7の反転出力端子が、第2の出力端子29に接続されて
いる。フィードバック用のオペアンプ33の入力側は、
前記第2のパルスアンプ27の出力側に抵抗31,32
を介して接続され、該オペアンプ33の出力端子が、抵
抗34を介して第1のパルスアンプ23の制御信号の入
力端子に接続されている。第1のパルスアンプ23の制
御信号の入力端子は、並列接続された抵抗35とコンデ
ンサ36を介してグランドに接続されている。
【0008】図4は、図1中のパルスアンプ23の回路
図である。このパルスアンプ23は、図1のノードN2
2が接続される入力端子41と、制御信号S34が入力
される入力端子42とを有し、入力端子41と入力端子
42とが抵抗43を介して接続されている。入力端子4
2はコンデンサ44を介してグランドに接続されてい
る。この端子42の印加電圧を変化させることにより、
論理閾値が変わる構成になっている。nチャネルのデプ
レッション型ショットキーゲート電界効果トランジスタ
(以下、DMESと記す)45a、nチャネルのエンハ
ンスメント型ショットキーゲート電界効果トランジスタ
(以下、EMESと記す)45bは、信号入力用のイン
バータ45を構成しており、電源Vddとグランドとの
間に接続されている。DMES46aとEMES46b
は、ダミーゲート46を構成しており、電源Vddとグ
ランドとの間に接続されている。その入力端子42と出
力端子が短絡されているために、制御信号の入力端子4
2の電位は、論理閾値になっている。インバータ45を
構成しているDMES45aとEMES45bの大きさ
は、それぞれ、DMES46a及びEMES46bと同
一である。インバータ45の出力はDMES47とEM
ES48によるインバータを介して、インバータアレイ
50の入力部に接続されている。インバータアレイ50
の内部は、複数のインバータを有し、インバータ51
a,51b,51c,51dが直列接続されている。イ
ンバータ51dの非反転出力にインバータ51e,51
f,51gが直列接続され、インバータ51dの反転出
力にインバータ51h,51iが直列接続されている。
インバータ51hの出力端子はコンデンサ52を介して
グランドに接続されている。インバータ51gの出力は
出力端子53に接続され、インバータ51iの出力は出
力端子54に接続されている。
図である。このパルスアンプ23は、図1のノードN2
2が接続される入力端子41と、制御信号S34が入力
される入力端子42とを有し、入力端子41と入力端子
42とが抵抗43を介して接続されている。入力端子4
2はコンデンサ44を介してグランドに接続されてい
る。この端子42の印加電圧を変化させることにより、
論理閾値が変わる構成になっている。nチャネルのデプ
レッション型ショットキーゲート電界効果トランジスタ
(以下、DMESと記す)45a、nチャネルのエンハ
ンスメント型ショットキーゲート電界効果トランジスタ
(以下、EMESと記す)45bは、信号入力用のイン
バータ45を構成しており、電源Vddとグランドとの
間に接続されている。DMES46aとEMES46b
は、ダミーゲート46を構成しており、電源Vddとグ
ランドとの間に接続されている。その入力端子42と出
力端子が短絡されているために、制御信号の入力端子4
2の電位は、論理閾値になっている。インバータ45を
構成しているDMES45aとEMES45bの大きさ
は、それぞれ、DMES46a及びEMES46bと同
一である。インバータ45の出力はDMES47とEM
ES48によるインバータを介して、インバータアレイ
50の入力部に接続されている。インバータアレイ50
の内部は、複数のインバータを有し、インバータ51
a,51b,51c,51dが直列接続されている。イ
ンバータ51dの非反転出力にインバータ51e,51
f,51gが直列接続され、インバータ51dの反転出
力にインバータ51h,51iが直列接続されている。
インバータ51hの出力端子はコンデンサ52を介して
グランドに接続されている。インバータ51gの出力は
出力端子53に接続され、インバータ51iの出力は出
力端子54に接続されている。
【0009】図5は、図1の動作を説明する電圧波形図
であり、横軸に時間、縦軸に電圧がとられている。図5
において、破線で示したものが、オペアンプ33による
論理閾値の制御をしない場合の波形であり、実線で示し
たものが、オペアンプ33による論理閾値の制御をした
場合の波形である。次に、図5を参照しつつ、図1及び
図4の動作を説明する。図1の入力端子21からクロッ
ク信号Φi1が入力すると、そのクロック信号Φi1が
コンデンサ22で直流分が除去され、ノードN22を介
してパルスアンプ23の入力端子へ送られる。図4のパ
ルスアンプ23において、信号入力端子41から交流信
号が入力した場合、コンデンサ44の静電容量が、この
交流信号の繰り返し周波数に対して十分大きければ、制
御信号の入力端子42の交流電位は接地電位となる。そ
のため、インバータ45の信号入力端子41の直流電位
は、制御信号の入力端子42の電位となり、交流信号が
信号入力端子41に印加されると、信号入力端子41は
制御信号の入力端子42の直流電位を中心として、上記
の交流信号が重畳されることになる。そこで、制御信号
の入力端子42の直流電位をオペアンプ33の出力で制
御することにより、上記の交流信号の直流レベルを変化
させることができる。従って、インバータ45から出力
するパルス信号のデューティー比も補正することが可能
となる。
であり、横軸に時間、縦軸に電圧がとられている。図5
において、破線で示したものが、オペアンプ33による
論理閾値の制御をしない場合の波形であり、実線で示し
たものが、オペアンプ33による論理閾値の制御をした
場合の波形である。次に、図5を参照しつつ、図1及び
図4の動作を説明する。図1の入力端子21からクロッ
ク信号Φi1が入力すると、そのクロック信号Φi1が
コンデンサ22で直流分が除去され、ノードN22を介
してパルスアンプ23の入力端子へ送られる。図4のパ
ルスアンプ23において、信号入力端子41から交流信
号が入力した場合、コンデンサ44の静電容量が、この
交流信号の繰り返し周波数に対して十分大きければ、制
御信号の入力端子42の交流電位は接地電位となる。そ
のため、インバータ45の信号入力端子41の直流電位
は、制御信号の入力端子42の電位となり、交流信号が
信号入力端子41に印加されると、信号入力端子41は
制御信号の入力端子42の直流電位を中心として、上記
の交流信号が重畳されることになる。そこで、制御信号
の入力端子42の直流電位をオペアンプ33の出力で制
御することにより、上記の交流信号の直流レベルを変化
させることができる。従って、インバータ45から出力
するパルス信号のデューティー比も補正することが可能
となる。
【0010】図1において、出力端子28と出力端子2
9の出力信号Φa1及びΦb1は、相互に位相が逆の関
係にあるので、それらのデューティー比が共に50%に
なった場合、オペアンプ33の2つの入力電圧の実効値
がほぼ平衡状態となる。一方、デューティー比が50%
からずれると、オペアンプ33の2つの入力電圧の実効
値も平衡状態からずれた状態になる。これに比例して、
オペアンプ33の出力は、平衡状態の出力の状態からず
れた出力になる。このオペアンプ33の出力電圧を第1
のパルスアンプ23の制御信号の入力端子に印加するこ
とにより、第2のパルスアンプ23の出力電圧の波形を
制御できる。従って、出力端子28と出力端子29の出
力信号のデューティー比を、50%に制御することがで
きる。以上のように、本実施例では、入力信号から帯域
ろ波器を介して一定の周波数のクロックを抽出する回路
において、出力のデューティー比を検知し、前段のパル
スアンプの論理閾値の制御を、大きいフィードバック量
で行うので、簡単な回路構成で論理閾値の制御を行うこ
とができる。
9の出力信号Φa1及びΦb1は、相互に位相が逆の関
係にあるので、それらのデューティー比が共に50%に
なった場合、オペアンプ33の2つの入力電圧の実効値
がほぼ平衡状態となる。一方、デューティー比が50%
からずれると、オペアンプ33の2つの入力電圧の実効
値も平衡状態からずれた状態になる。これに比例して、
オペアンプ33の出力は、平衡状態の出力の状態からず
れた出力になる。このオペアンプ33の出力電圧を第1
のパルスアンプ23の制御信号の入力端子に印加するこ
とにより、第2のパルスアンプ23の出力電圧の波形を
制御できる。従って、出力端子28と出力端子29の出
力信号のデューティー比を、50%に制御することがで
きる。以上のように、本実施例では、入力信号から帯域
ろ波器を介して一定の周波数のクロックを抽出する回路
において、出力のデューティー比を検知し、前段のパル
スアンプの論理閾値の制御を、大きいフィードバック量
で行うので、簡単な回路構成で論理閾値の制御を行うこ
とができる。
【0011】第2の実施例 図6は、本発明の第2の実施例を示すクロック生成回路
の回路図であり、第1の実施例を示す図1の要素と共通
の要素には共通の符号が付されている。この実施例のク
ロック生成回路は、図1のパルスアンプ23及び2入力
ExOR25に代えて、構成の異なるパルスアンプ23
A及び2入力ExOR25Aが設けられている点のみ
が、第1の実施例と異なっている。第1のパルスアンプ
23Aは、一定の論理閾値に基づき、コンデンサ22の
出力信号の波形整形を行う構成になっている。2入力E
xOR25Aは、制御信号S34によって変化する論理
閾値に基づき、パルスアンプ23Aの出力信号と遅延線
14の出力信号の一致/不一致を検出する構成になって
いる。このクロック生成回路では、オペアンプ33の出
力端子から出力される制御信号S34をExOR25A
の制御信号の入力端子に印加することにより、第2のパ
ルスアンプ27の出力電圧の波形を制御できる。従っ
て、出力端子28と出力端子29の出力信号のデューテ
ィー比を、50%に制御することができる。これによ
り、第1の実施例とほぼ同様の作用、効果が得られる。
の回路図であり、第1の実施例を示す図1の要素と共通
の要素には共通の符号が付されている。この実施例のク
ロック生成回路は、図1のパルスアンプ23及び2入力
ExOR25に代えて、構成の異なるパルスアンプ23
A及び2入力ExOR25Aが設けられている点のみ
が、第1の実施例と異なっている。第1のパルスアンプ
23Aは、一定の論理閾値に基づき、コンデンサ22の
出力信号の波形整形を行う構成になっている。2入力E
xOR25Aは、制御信号S34によって変化する論理
閾値に基づき、パルスアンプ23Aの出力信号と遅延線
14の出力信号の一致/不一致を検出する構成になって
いる。このクロック生成回路では、オペアンプ33の出
力端子から出力される制御信号S34をExOR25A
の制御信号の入力端子に印加することにより、第2のパ
ルスアンプ27の出力電圧の波形を制御できる。従っ
て、出力端子28と出力端子29の出力信号のデューテ
ィー比を、50%に制御することができる。これによ
り、第1の実施例とほぼ同様の作用、効果が得られる。
【0012】第3の実施例 図7は、本発明の第3の実施例を示すクロック生成回路
の回路図であり、第1の実施例を示す図1の要素と共通
の要素には共通の符号が付されている。この実施例のク
ロック生成回路は、図1の2入力ExORゲート25の
入力側に、抵抗61,62,64,65,第1のオペア
ンプ63、及びコンデンサ66からなるフィードバック
手段が付加されると共に、図1のパルスアンプ27に代
えて構成の異なるパルスアンプ27Aが設けられている
点が第1の実施例と異なっている。即ち、第1のオペア
ンプ63の第1の入力端子は、前記第1のパルスアンプ
23の出力端子に抵抗61を介して接続され、第1のオ
ペアンプ63の第2の入力端子は、前記遅延線24の出
力端子に抵抗62を介して接続されている。第1のオペ
アンプ63の出力端子が、抵抗64を介して前記第1の
パルスアンプ23の制御信号S65の入力端子に接続さ
れている。制御信号S65の入力端子は、並列接続され
た抵抗65とコンデンサ66を介してグランドに接続さ
れている。第2のパルスアンプ27Aは、制御信号によ
って変化する論理閾値に基づき、前記デジタル信号の波
形整形を行う構成にする。該オペアンプ33の出力側
が、抵抗34を介して前記第2のパルスアンプ27Aの
制御信号の入力端子に接続されている。
の回路図であり、第1の実施例を示す図1の要素と共通
の要素には共通の符号が付されている。この実施例のク
ロック生成回路は、図1の2入力ExORゲート25の
入力側に、抵抗61,62,64,65,第1のオペア
ンプ63、及びコンデンサ66からなるフィードバック
手段が付加されると共に、図1のパルスアンプ27に代
えて構成の異なるパルスアンプ27Aが設けられている
点が第1の実施例と異なっている。即ち、第1のオペア
ンプ63の第1の入力端子は、前記第1のパルスアンプ
23の出力端子に抵抗61を介して接続され、第1のオ
ペアンプ63の第2の入力端子は、前記遅延線24の出
力端子に抵抗62を介して接続されている。第1のオペ
アンプ63の出力端子が、抵抗64を介して前記第1の
パルスアンプ23の制御信号S65の入力端子に接続さ
れている。制御信号S65の入力端子は、並列接続され
た抵抗65とコンデンサ66を介してグランドに接続さ
れている。第2のパルスアンプ27Aは、制御信号によ
って変化する論理閾値に基づき、前記デジタル信号の波
形整形を行う構成にする。該オペアンプ33の出力側
が、抵抗34を介して前記第2のパルスアンプ27Aの
制御信号の入力端子に接続されている。
【0013】次に、動作を説明する。図7において、出
力端子28と出力端子29の出力信号は、相互に位相が
逆の関係にあるので、それらのデューティー比が共に5
0%になった場合、第2のオペアンプ33の2つの入力
電圧の実効値がほぼ平衡状態となる。一方、デューティ
ー比が50%からずれると、該オペアンプ33の2つの
入力電圧の実効値も平衡状態からずれた状態になる。こ
れに比例して第2のオペアンプ33の出力信号は、平衡
状態の出力の状態からずれた出力信号になる。この第2
のオペアンプ33から出力される制御信号S34を第2
のパルスアンプ27Aの制御信号入力端子に印加するこ
とにより、第2のパルスアンプ27Aの出力電圧の波形
を制御できる。又、予め、ExOR25に入力する信号
に対しても、同様にデューティー比を検出し、第1のオ
ペアンプ63から出力される制御信号S65によって第
1のパルスアンプ23の論理閾値を制御することによ
り、第1のパルスアンプ23の出力電圧の波形を制御で
きる。従って、帯域ろ波器26の入力端子側ノードN2
5における信号成分のうち、その帯域ろ波器26を通過
する周波数成分が、より大きくなり、第2のパルスアン
プ27Aに入力する入力信号のレベルを、より大きくす
ることができる。以上のように、本実施例では、第1及
び第2の実施例とほぼ同様の利点が得られる上に、第1
のパルスアンプ23と第2のパルスアンプ27Aの各々
で論理閾値が制御されるため、各々のフィードバック量
が少ないので、論理閾値の制御が円滑に行われる。
力端子28と出力端子29の出力信号は、相互に位相が
逆の関係にあるので、それらのデューティー比が共に5
0%になった場合、第2のオペアンプ33の2つの入力
電圧の実効値がほぼ平衡状態となる。一方、デューティ
ー比が50%からずれると、該オペアンプ33の2つの
入力電圧の実効値も平衡状態からずれた状態になる。こ
れに比例して第2のオペアンプ33の出力信号は、平衡
状態の出力の状態からずれた出力信号になる。この第2
のオペアンプ33から出力される制御信号S34を第2
のパルスアンプ27Aの制御信号入力端子に印加するこ
とにより、第2のパルスアンプ27Aの出力電圧の波形
を制御できる。又、予め、ExOR25に入力する信号
に対しても、同様にデューティー比を検出し、第1のオ
ペアンプ63から出力される制御信号S65によって第
1のパルスアンプ23の論理閾値を制御することによ
り、第1のパルスアンプ23の出力電圧の波形を制御で
きる。従って、帯域ろ波器26の入力端子側ノードN2
5における信号成分のうち、その帯域ろ波器26を通過
する周波数成分が、より大きくなり、第2のパルスアン
プ27Aに入力する入力信号のレベルを、より大きくす
ることができる。以上のように、本実施例では、第1及
び第2の実施例とほぼ同様の利点が得られる上に、第1
のパルスアンプ23と第2のパルスアンプ27Aの各々
で論理閾値が制御されるため、各々のフィードバック量
が少ないので、論理閾値の制御が円滑に行われる。
【0014】なお、本発明は、上記実施例に限定されず
種々の変形が可能である。その変形例としては、例えば
次のようなものがある。 (1)遅延線14の入力端子側のノードN23bは、ノ
ードN23aに接続してもよい。 (2)ExOR25,25Aは、イクスクルーシブノア
ゲート等の他の一致/不一致検出手段でもよい。 (3)パルスアンプ23,23A,27,27Aは高速
コンパレータ等の他の波形整形回路でもよい。 (4)パルスアンプ23,23A,27,27Aの出力
端子は、それに接続されるフィードバック手段の回路構
成によっては1個でもよい。 (5)パルスアンプ23の制御信号入力端子に接続する
フィードバック手段は他の構成、例えば抵抗やコンデン
サ等でもよく,又そのフィードバック手段の入力端子
は、ExOR25の出力端子に接続してもよい。
種々の変形が可能である。その変形例としては、例えば
次のようなものがある。 (1)遅延線14の入力端子側のノードN23bは、ノ
ードN23aに接続してもよい。 (2)ExOR25,25Aは、イクスクルーシブノア
ゲート等の他の一致/不一致検出手段でもよい。 (3)パルスアンプ23,23A,27,27Aは高速
コンパレータ等の他の波形整形回路でもよい。 (4)パルスアンプ23,23A,27,27Aの出力
端子は、それに接続されるフィードバック手段の回路構
成によっては1個でもよい。 (5)パルスアンプ23の制御信号入力端子に接続する
フィードバック手段は他の構成、例えば抵抗やコンデン
サ等でもよく,又そのフィードバック手段の入力端子
は、ExOR25の出力端子に接続してもよい。
【0015】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、第1の発明
によれば、クロック信号から、帯域ろ波器を通して一定
の周波数のクロックを生成する回路において、出力のデ
ューティー比を検知し、その前方の波形整形回路の入力
の論理閾値の制御を行うフィードバック手段を設けたの
で、同一の回路構成の波形整形回路を用いて、より高い
周波数においてクロック逓倍、或いは、クロック抽出が
可能となる。第2の発明によれば、クロック信号から、
帯域ろ波器を通して一定の周波数のクロックを生成する
回路において、出力のデューティー比を検知し、その前
方のExORの入力の論理閾値の制御を行うフィードバ
ック手段を設けたので、同一の回路構成の波形整形回路
を用いて、より高い周波数においてクロック逓倍、或い
は、クロック生成が可能となる。第3の発明によれば、
クロック信号から、帯域ろ波器を通して一定の周波数の
クロックを生成する回路において、ExORの入力のデ
ューティー比を検知し、その前段の第1の波形整形回路
の入力の論理閾値の制御を行うフィードバック手段を設
け、かつ第2の波形整形回路の出力のデューティー比を
検知し、その第2の波形整形回路の入力の論理閾値の制
御を行うフィードバック手段を設けたので、同一の回路
構成の波形整形回路を用いて、より高い周波数において
クロック逓倍、或いは、クロック生成が可能となる。更
に、第1の波形整形回路と第2の波形整形回路の各々で
論理閾値が制御されるため、各々のフィードバック量が
少ないので、論理閾値の制御が円滑に行われる。
によれば、クロック信号から、帯域ろ波器を通して一定
の周波数のクロックを生成する回路において、出力のデ
ューティー比を検知し、その前方の波形整形回路の入力
の論理閾値の制御を行うフィードバック手段を設けたの
で、同一の回路構成の波形整形回路を用いて、より高い
周波数においてクロック逓倍、或いは、クロック抽出が
可能となる。第2の発明によれば、クロック信号から、
帯域ろ波器を通して一定の周波数のクロックを生成する
回路において、出力のデューティー比を検知し、その前
方のExORの入力の論理閾値の制御を行うフィードバ
ック手段を設けたので、同一の回路構成の波形整形回路
を用いて、より高い周波数においてクロック逓倍、或い
は、クロック生成が可能となる。第3の発明によれば、
クロック信号から、帯域ろ波器を通して一定の周波数の
クロックを生成する回路において、ExORの入力のデ
ューティー比を検知し、その前段の第1の波形整形回路
の入力の論理閾値の制御を行うフィードバック手段を設
け、かつ第2の波形整形回路の出力のデューティー比を
検知し、その第2の波形整形回路の入力の論理閾値の制
御を行うフィードバック手段を設けたので、同一の回路
構成の波形整形回路を用いて、より高い周波数において
クロック逓倍、或いは、クロック生成が可能となる。更
に、第1の波形整形回路と第2の波形整形回路の各々で
論理閾値が制御されるため、各々のフィードバック量が
少ないので、論理閾値の制御が円滑に行われる。
【図1】本発明の第1の実施例を示すクロック生成回路
の回路図である。
の回路図である。
【図2】従来のクロック生成回路の回路図である。
【図3】図2の動作を説明するための電圧波形図であ
る。
る。
【図4】図1中のパルスアンプの回路図である。
【図5】図1の電圧波形図である。
【図6】本発明の第2の実施例のクロック生成回路の回
路図である。
路図である。
【図7】本発明の第3の実施例を示すクロック生成回路
の回路図である。
の回路図である。
13,23,23A 第1のパルスアンプ 14 遅延線 15,25,25A ExOR 16,26 帯域ろ波器 17,27,27A 第2のパルスアンプ
Claims (3)
- 【請求項1】 デジタル信号を入力してその信号の波形
整形を行う第1の波形整形手段と、 前記第1の波形整形手段の出力信号を、基本繰り返し周
期の1/2n(但し、nは整数)に相当する遅延時間だ
け遅らせる遅延手段と、 前記第1の波形整形手段の出力信号と前記遅延手段の出
力信号との一致/不一致を検出する一致/不一致検出手
段と、 前記一致/不一致検出手段の出力信号に対して特定の周
波数帯域の信号を通過させる帯域ろ波器と、 前記帯域ろ波器の出力信号の波形整形を行う第2の波形
整形手段とを、 備えたクロック生成回路において、 前記第1の波形整形手段は、制御信号によって変化する
論理閾値に基づき、前記デジタル信号の波形整形を行う
構成にし、 かつ前記第2の波形整形手段の出力波形が一定のデュー
ティー比になるように該第2の波形整形手段の出力信号
を検知して制御信号を生成するフィードバック手段を、 設けたことを特徴とするクロック生成回路。 - 【請求項2】 デジタル信号を入力してその信号の波形
整形を行う第1の波形整形手段と、 前記第1の波形整形手段の出力信号を、基本繰り返し周
期の1/2n(但し、nは整数)に相当する遅延時間だ
け遅らせる遅延手段と、 前記第1の波形整形手段の出力信号と前記遅延手段の出
力信号との一致/不一致を検出する一致/不一致検出手
段と、 前記一致/不一致検出手段の出力信号に対して特定の周
波数帯域の信号を通過させる帯域ろ波器と、 前記帯域ろ波器の出力信号の波形整形を行う第2の波形
整形手段とを、 備えたクロック生成回路において、 前記一致/不一致検出手段は、制御信号によって変化す
る論理閾値に基づき、前記第1の波形整形手段の出力信
号と前記遅延手段の出力信号との一致/不一致を検出す
る構成にし、 かつ前記第2の波形整形手段の出力波形が一定のデュー
ティー比になるように該第2の波形整形手段の出力信号
を検知して制御信号を生成するフィードバック手段を、 設けたことを特徴とするクロック生成回路。 - 【請求項3】 デジタル信号を入力してその信号の波形
整形を行う第1の波形整形手段と、 前記第1の波形整形手段の出力信号を、基本繰り返し周
期の1/2n(但し、nは整数)に相当する遅延時間だ
け遅らせる遅延手段と、 前記第1の波形整形手段の出力信号と前記遅延手段の出
力信号との一致/不一致を検出する一致/不一致検出手
段と、 前記一致/不一致検出手段の出力信号に対して特定の周
波数帯域の信号を通過させる帯域ろ波器と、 前記帯域ろ波器の出力信号の波形整形を行う第2の波形
整形手段とを、 備えたクロック生成回路において、 前記第1の波形整形手段は、第1の制御信号によって変
化する論理閾値に基づき、前記デジタル信号の波形整形
を行う構成にし、 前記第2の波形整形手段は、第2の制御信号によって変
化する論理閾値に基づき、帯域ろ波器の出力信号の波形
整形を行う構成にし、 かつ前記第1の波形整形手段又は前記一致/不一致検出
手段の出力波形が一定のデューティー比になるように該
第1の波形整形手段又は該一致/不一致検出手段の出力
信号を検知して前記第1の制御信号を生成する第1のフ
ィードバック手段と、 前記第2の波形整形手段の出力波形が一定のデューティ
ー比になるように該第2の波形整形手段の出力信号を検
知して前記第2の制御信号を生成する第2のフィードバ
ック手段とを、 設けたことを特徴とするクロック生成回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5198646A JPH0758604A (ja) | 1993-08-10 | 1993-08-10 | クロック生成回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5198646A JPH0758604A (ja) | 1993-08-10 | 1993-08-10 | クロック生成回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0758604A true JPH0758604A (ja) | 1995-03-03 |
Family
ID=16394680
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5198646A Pending JPH0758604A (ja) | 1993-08-10 | 1993-08-10 | クロック生成回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0758604A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105306011A (zh) * | 2014-07-23 | 2016-02-03 | 精工爱普生株式会社 | 信号输出电路、电子设备以及移动体 |
JP2016025551A (ja) * | 2014-07-23 | 2016-02-08 | セイコーエプソン株式会社 | 周波数逓倍回路、電子機器及び移動体 |
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1993
- 1993-08-10 JP JP5198646A patent/JPH0758604A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN105306011A (zh) * | 2014-07-23 | 2016-02-03 | 精工爱普生株式会社 | 信号输出电路、电子设备以及移动体 |
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CN105322890A (zh) * | 2014-07-23 | 2016-02-10 | 精工爱普生株式会社 | 倍频电路、电子设备以及移动体 |
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