JP2016023099A - 単結晶の製造方法及び製造装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】浮遊帯域溶融法における絞り工程を自動化し、コーン部育成工程移行後に単結晶の有転位化の発生頻度を低減することが可能な単結晶製造方法の提供。
【解決手段】浮遊帯域溶融法による単結晶の製造方法は、原料ロッド1の先端部を加熱して溶融させた後、結晶送り機構に取り付けた種結晶2に融着させる融着工程と、無転位化されるように単結晶3の直径を絞る絞り工程と、直径を拡大させながら単結晶3を成長させるコーン部形成工程と、直径を一定に保ったまま単結晶3を成長させる直胴部形成工程とを備え、絞り工程は、誘導加熱コイル15に供給する高周波電流を操作して単結晶3の絞り直径をPID制御する絞り直径制御工程と、単結晶の降下速度を操作して単結晶の絞り位置をPID制御する絞り位置制御工程とを含む。
【選択図】図5

Description

本発明は、単結晶の製造方法及び製造装置に関し、特に、浮遊帯域溶融法(フローティングゾーン法、FZ法)における単結晶の絞り制御に関するものである。
シリコンなどの単結晶を育成する方法の一つとしてFZ法が知られている。FZ法では、多結晶の原料ロッドの一部を加熱して溶融帯域を作り、溶融帯域の上方及び下方にそれぞれ位置する原料ロッド及び単結晶をゆっくりと引き下げることにより、単結晶を徐々に成長させる。特に、単結晶育成の初期段階では、原料ロッドの先端部を溶融してこの溶融部を種結晶に融着させた後、無転位化のため直径を細く絞りながら単結晶を一定の長さまで成長させる絞り工程が実施される。その後、単結晶の直径を徐々に拡大させてコーン部を形成し、直径を一定に保ったまま単結晶をさらに成長させて直胴部を形成する。
単結晶の絞り工程は、熟練した作業員の手動操作で行われることが多い。作業員はその経験と勘を頼りに作業を行うが、絞り直径を目視にて直接観察するため、適切な状態の判断や操作量が作業員間で異なり、同じ作業員でもバッチごとに判断が異なる。そのため、毎バッチで絞り工程を安定して行うことができず、コーン部の育成工程に移行した後の単結晶の有転位化の発生頻度を減らすことができない状況となっている。
このような状況を改善するため、特許文献1では、4台のテレビカメラを用いて溶融帯域を監視することにより、溶融帯域のゾーン長を正確に検出すると共に、絞り工程の自動化を可能にする方法が提案されている。この方法では、誘導加熱コイルへの供給電力を操作することで溶融帯域のゾーン長が制御され、原料ロッド(溶出側材料棒)の下降速度を操作することで絞り直径(晶出直径)が制御される。
特許第4016363号公報
しかしながら、従来の方法では、原料ロッドの降下速度を操作することで融液量を調整し、融液量を調整することにより絞り直径を制御しているので、絞り直径が間接的に制御され、制御応答性が良くないという問題がある。また、従来の方法は、単結晶ウェーハの面内抵抗分布の安定化のため溶融帯域のゾーン長を制御しているが、絞り工程において面内抵抗分布の安定化は重要でない。むしろ、絞り工程で重要な単結晶の有転位化の抑制が十分でなく、さらなる改善が望まれている。
したがって、本発明の目的は、絞り工程を自動化し、コーン部育成工程移行後に単結晶の有転位化が発生する頻度を低減することが可能な単結晶の製造方法を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明による単結晶の製造方法は、原料ロッドを降下させる原料送り機構と、前記原料送り機構と同軸上に配設され溶融した原料を用いて育成された単結晶を降下させる結晶送り機構と、前記原料ロッドの下端部を加熱して溶融させる誘導加熱コイルとを備えた単結晶製造装置を用いた浮遊帯域溶融法による単結晶の製造方法であって、前記原料ロッドの先端部を加熱して溶融させた後、結晶送り機構に取り付けた種結晶に融着させる融着工程と、無転位化されるように単結晶の直径を絞る絞り工程と、前記直径を拡大させながら前記単結晶を成長させるコーン部形成工程と、前記直径を一定に保ったまま前記単結晶を成長させる直胴部形成工程とを備え、前記絞り工程は、前記誘導加熱コイルに供給する高周波電流を操作して前記単結晶の絞り直径をPID制御する絞り直径制御工程と、前記単結晶の降下速度を操作して前記単結晶の絞り位置をPID制御する絞り位置制御工程とを含むことを特徴とする。
また、本発明による単結晶製造装置は、原料ロッドを降下させる原料送り機構と、前記原料ロッドと同軸上に配設され溶融した原料を用いて育成された単結晶を降下させる結晶送り機構と、前記原料ロッドの下端部を加熱して溶融させる誘導加熱コイルと、前記原料ロッドと前記単結晶との間の溶融帯域を撮影するCCDカメラと、前記CCDカメラが撮影した画像データを処理する画像処理部と、前記画像データに基づいて前記原料送り機構、前記結晶送り機構及び前記誘導加熱コイルへの高周波電流を制御する制御部とを備え、前記制御部は、無転位化されるように単結晶の直径を絞る絞り工程において、前記誘導加熱コイルに供給する高周波電流を操作して前記単結晶の絞り直径をPID制御する絞り直径制御部と、前記絞り工程において、前記単結晶の降下速度を操作して前記単結晶の絞り位置をPID制御する絞り位置制御部とを含むことを特徴とする。
本発明によれば、誘導加熱コイルに供給する高周波電流を操作して絞り直径が適切な直径となるように制御し、且つ、単結晶の降下速度を操作して単結晶の絞り位置が適切な位置となるように制御することにより、絞り工程において単結晶の無転位化を確実に行うことができ、コーン部育成工程移行後に発生する単結晶の有転位化の頻度を低減することができる。
本発明において、前記単結晶が所定の長さまでに成長する前記絞り工程の初期段階では、前記絞り直径及び前記絞り位置をPID制御するための各操作項目の各ゲインを相対的に小さくし、前記初期段階以降では、前記絞り直径及び前記絞り位置をPID制御するための各操作項目の各ゲインを前記初期段階のときよりも大きくすることが好ましい。これによれば、初期段階において絞り直径と絞り位置の制御量を小さくすることができ、絞り直径が過度に小さくなったり、絞り位置が過度に変化したりする事態を防止することができる。また、初期段階以降において絞り直径と絞り位置の制御量を大きくすることができ、絞り直径と絞り位置を適切な値に保つことができる。
本発明において、前記所定の長さは少なくとも10mmであることが好ましい。絞り開始位置から少なくとも10mmまでの範囲において絞り直径と絞り位置の過度の変化を抑制すれば、絞り開始時における不具合の発生を十分に抑えることができる。
本発明によれば、絞り工程を自動化し、コーン部育成工程移行後に単結晶の有転位化が発生する頻度を低減することが可能な単結晶の製造方法を提供することができる。
図1は、本発明の好ましい実施の形態によるFZ法による単結晶製造装置10の構成を示す模式図である。 図2は、FZ法による単結晶の製造工程を概略的に示すフローチャートである。 図3は、単結晶製造装置10により製造される単結晶インゴットの形状を示す略側面図である。 図4は、単結晶を育成する前の原料ロッド1と種結晶2とを原料送り機構12及び結晶送り機構14にそれぞれセットした状態を示す略側面図である。 図5は、絞り工程の制御ブロック図である。 図6は、絞り直径の制御について説明するための模式図である。 図7は、PID制御の各ゲインの設定ステップを示すフローチャートである。 図8は、絞り工程の制御結果を示すグラフであって(a)は3つのサンプルに対して自動制御を行った結果、(b)は2つのサンプルに対して手動制御を行った結果をそれぞれ示している。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の好ましい実施の形態について詳細に説明する。
図1は、本発明の好ましい実施の形態によるFZ法による単結晶製造装置10の構成を示す模式図である。
図1に示すように、単結晶製造装置10は、上軸11の下端に取り付けられた原料ロッド1を回転させながら降下させる原料送り機構12と、下軸13の上端に取り付けられた種結晶2の上部に晶出した単結晶3を回転させながら降下させる結晶送り機構14と、原料ロッド1を加熱するための誘導加熱コイル15(ワークコイル)と、誘導加熱コイル15に接続された発振器16と、原料ロッド1と単結晶3との間の溶融帯域を撮影するCCDカメラ17と、CCDカメラ17が撮影した画像データを処理する画像処理部18と、画像データに基づいて原料送り機構12、結晶送り機構14及び誘導加熱コイル15を制御する制御部19とを有している。
原料送り機構12は、原料ロッド1の降下速度Vpを制御する送り制御部12aと、原料ロッド1の回転速度Rpを制御する回転制御部12bとを含んでいる。結晶送り機構14は、単結晶3の降下速度Vsを制御する送り制御部14aと、単結晶3の回転速度Rsを制御する回転制御部14bとを含んでいる。制御部19は、画像データから絞り直径を算出する絞り直径算出部19aと、画像データから絞り位置を算出する絞り位置算出部19bとを含んでいる。
誘導加熱コイル15は原料ロッド1の周囲を取り囲むループ導体であり、発振器16は誘導加熱コイル15に高周波電流を供給する。本実施形態において、CCDカメラ17は複数台設けられていてもよい。マルチカメラシステムを採用した場合には、単結晶の絞り直径、絞り位置及び溶融帯域のゾーン長をより正確に測定することが可能となる。
図2は、FZ法による単結晶の製造工程を概略的に示すフローチャートである。
図2に示すように、FZ法による単結晶の育成では、原料ロッド1の先端部を溶融して種結晶2に融着させる融着工程S1、無転位化のため単結晶を細く絞る絞り工程S2、単結晶の直径を目標の直径まで徐々に拡大させてコーン部を育成するコーン部育成工程S3、単結晶の直径を一定に維持して直胴部を育成する直胴部育成工程S4、単結晶の直径を縮小させたボトム部を育成するボトム部育成工程S5、及び単結晶の育成を終了して冷却する冷却工程S6が順に実施される。
図3は、単結晶製造装置10により製造される単結晶インゴットの形状を示す略側面図である。
図3に示すように、単結晶インゴット3は、無転位化のため直径が細く絞られた絞り部3aと、絞り部3aの上端から直径が徐々に拡大するコーン部3bと、一定の直径を有する直胴部3cと、直径が縮小するボトム部3dとを有している。FZ法では、単結晶インゴット3が絞り部3a、コーン部3b、直胴部3c、ボトム部3dの順に育成され、直胴部3cが実際に製品として提供される部分である。なお、図1の単結晶3は直胴部3cがその途中まで育成された状態である。単結晶インゴット3の長さは原料ロッド1の量に依存する。
図4は、単結晶の育成を開始する前の原料ロッド1及び種結晶2であって、原料送り機構12及び結晶送り機構14にそれぞれセットされた状態を示す略側面図である。
図4に示すように、原料ロッド1は、先端部1aから直径が徐々に拡大するコーン部1bと、一定の直径を有する直胴部1cとを有している。例えばシリコン単結晶の場合、原料ロッド1はモノシラン等を原料とする高純度多結晶シリコンから精製される。種結晶2は所定の結晶方位を有する円柱状又は角柱状の単結晶からなる。
融着工程では、上軸11の下端に取り付けられた原料ロッド1を降下させて誘導加熱コイル15の内側に配置し、原料ロッド1の先端部1aを加熱して溶融状態とし、下軸13の上端に取り付けた種結晶2に融液部を融着させる。その後、種結晶2をゆっくり降下させて誘導加熱コイル15から遠ざけることにより、種結晶2と融液との固液界面には単結晶が晶出し、単結晶が徐々に成長する。さらに、原料ロッド1の降下速度と単結晶3の降下速度を適切に制御することにより、絞り部3a、コーン部3b、直胴部3c及びボトム部3dを形成し、図3に示した単結晶インゴット3が完成する。
絞り工程では、上軸11及び下軸13をそれぞれ一定方向に一定の回転数で回転させながら所望の速度で降下させて、直径が数mm程度まで細く絞られた単結晶を所定の長さ(例えば60mm程度)まで成長させる。コーン部3bの育成を開始する前に単結晶の直径を絞ることにより、単結晶の無転位化を図ることができる。
図5は、絞り工程の制御ブロック図である。
図5に示すように、絞り工程では、単結晶3の絞り直径Dと絞り位置HがPID制御される。「絞り直径」とは、単結晶3と溶融帯域4との間の固液界面付近の直径であり、「絞り位置」とは、当該固液界面付近の上下方向の位置である。特に、絞り位置Hは誘導加熱コイル15又は他の固定部材に対する相対的な位置として求められる。
絞り直径D及び絞り位置HはCCDカメラ17の画像データから求めることができる。CCDカメラ17で撮影された画像データは、画像処理部18で処理された後、絞り直径算出部19a及び絞り位置算出部19bに供給され、絞り直径D及び絞り位置Hがそれぞれ算出される。なお、絞り工程において、原料送り速度、原料回転速度及び結晶回転速度は予め一定値に設定され、フィードバック制御は行われない。
絞り直径算出部19aが算出した絞り直径Doは、移動平均処理部20において移動平均処理され、絞り直径の移動平均値Dmaは、減算器21によって絞り直径プロファイル(目標直径)Dpと比較され、PID補正部22に供給される。なお絞り直径プロファイルDpは絞り直径プロファイル記録部25から提供される。PID補正部22は、予め設定された比例ゲイン、積分ゲイン及び微分ゲインに基づいて絞り直径の補正量を決定する。
絞り直径の補正量は変換部23によって電圧値ΔEに変換され、加算器24によって発振電圧プロファイルEpに加算された後、発振器16に供給される。なお発振電圧プロファイルEpは発振電圧プロファイル記録部26から提供される。発振器16は、入力電圧に比例した高周波電流Iを生成し、高周波電流Iは誘導加熱コイル15に供給される。例えば、測定された絞り直径Doが目標直径Dpよりも大きい場合には、絞り直径Dが小さくなるように高周波電流Iを大きくし、逆に測定された絞り直径Doが目標直径Dpよりも小さい場合には、絞り直径Dが小さくなるように高周波電流Iを小さくする。
図6は、絞り直径の制御について説明するための模式図である。
図6に示すように、誘導加熱コイル15を流れる高周波電流Iによって発生した磁束φは溶融帯域4を貫通しており、この磁束φによって溶融帯域4には渦電流Iが発生している。渦電流Iが発生している融液はローレンツ力Fを受け、ローレンツ力Fの向きは溶融帯域4の平面方向の中心Oに向かう方向である。高周波電流Iの向きが逆になったとしてもローレンツ力Fの向きは常に中心Oに向かう方向である。そのため、溶融帯域4はその中心Oに向かって縮径する方向の力を受ける。高周波電流Iが大きくなればローレンツ力Fも大きくなり、高周波電流Iが小さくなればローレンツ力Fも小さくなる。したがって、発振器16の出力を操作することで絞り直径を制御することができる。
原料ロッドの降下速度を操作して絞り直径を制御する従来の方法では、融液量を制御することで絞り直径を間接的に制御しているので制御応答性が良くない。しかし、本実施形態においては誘導加熱コイル15に供給される電流を操作して絞り直径を制御しているので、絞り直径を直接的に制御することができ、絞り直径の制御応答性を高めることができる。
絞り位置算出部19bが算出した絞り位置Hoは、移動平均処理部30において移動平均処理され、絞り位置の移動平均値Hmaは、減算器31によって絞り位置プロファイル(目標位置)Hpと比較され、PID補正部32に供給される。なお絞り位置プロファイルHpは絞り位置プロファイル記録部35から提供される。PID補正部32は、予め設定された比例ゲイン、積分ゲイン及び微分ゲインに基づいて絞り位置の補正量を決定する。さらに必要に応じて、絞り直径の補正量が加算器38によって絞り位置の補正量に加えられ、絞り直径Dの制御(高周波電流Iの操作)が絞り位置Hの制御に与える影響が補正される。
絞り位置の補正量は変換部33によって降下速度ΔVsに変換され、加算器34によって降下速度プロファイルVspに加算された後、駆動回路28に供給され、昇降用可変速モータ29を介して単結晶の降下速度Vsが調整される。なお降下速度プロファイルVspは降下速度プロファイル記録部36から提供される。例えば、測定された絞り位置Hoが目標位置Hpよりも高い位置にある場合には、絞り位置Hが現在よりも下方に移動するように単結晶の降下速度Vsを大きくし、また、測定された絞り位置Hoが目標位置Hpよりも低い位置にある場合には、絞り位置Hが現在よりも上方に移動するように単結晶の降下速度Vsを小さくする。
絞り工程において絞り位置Hが適切でない場合には、たとえゾーン長Lが適切な長さであったとしても、単結晶の有転位化の発生頻度を減らすことはできない。しかし、本実施形態においては、絞り工程において絞り位置Hが適切な位置となるように制御するので、有転位化の発生頻度を減らすことができる。
絞り直径D及び絞り位置HのPID制御の各ゲインは、絞り工程の開始位置からの単結晶の長さに応じて調整される。絞り直径のPID制御の各ゲインの設定及び切り替えはゲイン設定部27により行われ、絞り位置のPID制御の各ゲインの設定及び切り替えはゲイン設定部37により行われる。
図7は、PID制御の各ゲインの設定ステップを示すフローチャートである。
図7に示すように、単結晶が所定の長さ(例えば10mm)に成長するまでの絞り工程の初期段階では、絞り直径D及び絞り位置Hに対するPID制御の各ゲインを相対的に小さくして制御量を少なくする(ステップS7、ステップS8N)。このようにすることで、絞り直径Dの過度な変化よる溶融帯域の分断や絞り位置Hの過度な変化による有転位化の発生を抑制することができる。
また、初期段階以降(例えば10〜60mm)では、絞り直径D及び絞り位置Hに対するPID制御の各ゲインを初期段階のときよりも相対的に大きくして制御量を多くする(ステップS8Y、ステップS9)。このようにすることで、絞り直径Dと絞り位置Hを適切な値に保つことができ、絞り工程の安定化を図ることができる。
以上説明したように、本実施形態による単結晶の製造方法は、絞り工程の自動制御においてその制御対象を絞り直径D及び絞り位置Hとし、絞り直径DをPID制御するための操作項目を誘導加熱コイル15に供給する高周波電流Iとし、絞り位置HをPID制御するための操作項目を単結晶の降下速度Vsとするので、絞り直径D及び絞り位置Hを直接かつ安定的に制御することができる。したがって、コーン部育成工程移行後に単結晶の有転位化が発生する頻度を低減することができる。
また、本実施形態による単結晶の製造方法は、絞り工程の初期段階とそれ以降とで絞り直径D及び絞り位置HのPID制御の各ゲインを変えているので、絞り工程の全区間にわたって安定した制御が可能である。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は、上記の実施形態に限定されることなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることはいうまでもない。
例えば、上記実施形態においては、単結晶としてシリコンを挙げたが、本発明はシリコンに限定されず、ゲルマニウム、ヒ化ガリウム、リン化ガリウム、リン化インジウムその他の材料を対象としてもよい。
図1に示した単結晶製造装置を用い、また図5に示した制御ブロックに従って、シリコン単結晶の絞り工程を自動制御により行った。絞り工程の自動制御では、CCDカメラで撮影した画像データから絞り直径及び絞り位置を算出し、この結果をもとに高周波電流を操作して絞り直径をPID制御し、また結晶送り速度を操作して絞り位置をPID制御した。以上の絞り工程を3回実施し、3本の単結晶サンプルを得た。
一方、比較例として、シリコン単結晶の絞り工程を手動制御により行った。絞り工程の手動制御では、作業員がチャンバー内の単結晶の絞り直径及び絞り位置を目視で直接観察しながら発振器の出力(高周波電流)及び結晶送り速度を操作して絞り直径及び絞り位置を制御した。手動制御による絞り工程は、手動制御を行う点以外は実施例と同じ条件にて実施した。以上の絞り工程を2回実施し、2本の単結晶サンプルを得た。
図8(a)、(b)は、絞り工程の制御結果を示すグラフであって、特に図8(a)は3つのサンプルに対して自動制御を行った結果、(b)は2つのサンプルに対して手動制御を行った結果をそれぞれ示している。グラフの横軸は単結晶(絞り部)の長さ、左側の縦軸は絞り直径(相対値)、右側の縦軸は絞り位置(相対値)を示している。さらに、図8(a)、(b)のグラフ枠内の上方に描かれた一群のグラフが絞り位置の変化を示しており、下方に描かれた一群のグラフが絞り直径の変化を示している。
図8(a)に示すように、絞り工程を本発明の方法で自動制御した場合、2つのサンプルの絞り位置は時間の経過と共にハンチングすることなく安定的に変化した。絞り直径についても同様に、時間の経過と共に±0.25mmの範囲内でハンチングすることなく安定的に変化した。
これに対し、図8(b)に示すように、絞り工程を手動制御した場合、2つのサンプルのうち一方のサンプルの絞り位置は時間の経過と共に大きくハンチングし、他方のサンプルの絞り位置は絞り部の後半でハンチングが発生しており、いずれも絞り位置の制御が不安定となった。絞り直径についても同様に、±0.5mmの範囲でハンチングし、絞り直径の制御が不安定となった。
以上の結果から、誘導加熱コイルに供給する高周波電流を操作項目として単結晶の絞り直径をPID制御し、単結晶の降下速度を操作項目として単結晶の絞り位置をPID制御することにより、絞り工程を自動化できることが確認できた。また、絞り工程の自動制御を行った場合には、手動制御よりも絞り位置及び絞り直径のばらつきを抑えることができることが確認できた。
1 原料ロッド
1a 原料ロッドの先端部
1b 原料ロッドのコーン部
1c 原料ロッドの直胴部
2 種結晶
3 単結晶インゴット
3a 単結晶の絞り部
3b 単結晶のコーン部
3c 単結晶の直胴部
3d 単結晶のボトム部
4 溶融帯域
10 単結晶製造装置
11 上軸
12 原料送り機構
12a 送り制御部
12b 回転制御部
13 下軸
14 結晶送り機構
14a 送り制御部
14b 回転制御部
15 誘導加熱コイル
16 発振器
17 CCDカメラ
18 画像処理部
19 制御部
19a 直径算出部
19b 位置算出部
20 移動平均処理部
21 減算器
22 補正部
23 変換部
24 加算器
25 絞り直径プロファイル記録部
26 発振電圧プロファイル記録部
27 ゲイン設定部
28 駆動回路
29 昇降用可変速モータ
30 移動平均処理部
31 減算器
32 補正部
33 変換部
34 加算器
35 絞り位置プロファイル記録部
36 降下速度プロファイル記録部
37 ゲイン設定部
38 加算器

Claims (4)

  1. 原料ロッドを降下させる原料送り機構と、
    前記原料送り機構と同軸上に配設され溶融した原料を用いて育成された単結晶を降下させる結晶送り機構と、
    前記原料ロッドの下端部を加熱して溶融させる誘導加熱コイルとを備えた単結晶製造装置を用いた浮遊帯域溶融法による単結晶の製造方法であって、
    前記原料ロッドの先端部を加熱して溶融させた後、結晶送り機構に取り付けた種結晶に融着させる融着工程と、
    無転位化されるように単結晶の直径を絞る絞り工程と、
    前記直径を拡大させながら前記単結晶を成長させるコーン部形成工程と、
    前記直径を一定に保ったまま前記単結晶を成長させる直胴部形成工程とを備え、
    前記絞り工程は、前記誘導加熱コイルに供給する高周波電流を操作して前記単結晶の絞り直径をPID制御する絞り直径制御工程と、前記単結晶の降下速度を操作して前記単結晶の絞り位置をPID制御する絞り位置制御工程とを含むことを特徴とする単結晶の製造方法。
  2. 前記単結晶が所定の長さまでに成長する前記絞り工程の初期段階では、前記絞り直径及び前記絞り位置をPID制御するための各操作項目の各ゲインを相対的に小さくし、
    前記初期段階以降では、前記絞り直径及び前記絞り位置をPID制御するための各操作項目の各ゲインを前記初期段階のときよりも大きくする、請求項1に記載の単結晶の製造方法。
  3. 前記所定の長さは少なくとも10mmである、請求項2に記載の単結晶の製造方法。
  4. 浮遊帯域溶融法による単結晶製造装置であって、
    原料ロッドを降下させる原料送り機構と、
    前記原料ロッドと同軸上に配設され溶融した原料を用いて育成された単結晶を降下させる結晶送り機構と、
    前記原料ロッドの下端部を加熱して溶融させる誘導加熱コイルと、
    前記原料ロッドと前記単結晶との間の溶融帯域を撮影するCCDカメラと、
    前記CCDカメラが撮影した画像データを処理する画像処理部と、
    前記画像データに基づいて前記原料送り機構、前記結晶送り機構及び前記誘導加熱コイルへの高周波電流を制御する制御部とを備え、
    前記制御部は、無転位化されるように単結晶の直径を絞る絞り工程において、前記誘導加熱コイルに供給する高周波電流を操作して前記単結晶の絞り直径をPID制御する絞り直径制御部と、
    前記絞り工程において、前記単結晶の降下速度を操作して前記単結晶の絞り位置をPID制御する絞り位置制御部とを含むことを特徴とする単結晶製造装置。
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