JPH11189486A - Fz法による半導体単結晶の製造方法 - Google Patents
Fz法による半導体単結晶の製造方法Info
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- JPH11189486A JPH11189486A JP9367044A JP36704497A JPH11189486A JP H11189486 A JPH11189486 A JP H11189486A JP 9367044 A JP9367044 A JP 9367044A JP 36704497 A JP36704497 A JP 36704497A JP H11189486 A JPH11189486 A JP H11189486A
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Abstract
導体成長方法を提供する。 【解決手段】 FZ法により半導体単結晶を製造する方
法において、半導体原料棒の溶出界面と溶融帯の形状と
半導体単結晶の晶出界面とを自動制御のために検出する
際に、前記絞り部分の無転位化工程及び前記円錐状移行
部分の形成初期工程では半導体原料棒と扁平誘導加熱コ
イルとの間隙を通して斜めから検出し、その後の円錐状
移行部分及び直胴部分の形成工程では扁平誘導加熱コイ
ルに対して真横の位置から検出することを特徴とする。
Description
ゾーン法又は浮遊帯域溶融法)により半導体単結晶を成
長させる方法に関する。さらに詳しくは、FZ法による
半導体単結晶の製造を自動化する方法に関する。
る場合は、半導体多結晶からなる原料棒の一端部を誘導
加熱コイルからなる加熱装置により溶融して、目的結晶
方位を有する種結晶に融着した後、種絞りしつつ無転位
化しながら種結晶と一体化し、原料棒を加熱装置に対し
て相対的に回転させながら軸線方向に相対移動させると
同時に、溶融部を融着部から原料棒の他端部に向けて徐
々に移動させることにより単結晶化して、棒状の半導体
単結晶を得る。
(種付け)してから絞り代形成、種絞り、コーン部形
成、そして目的直径の単結晶(直胴部)形成に至るまで
の工程の一例を示す。以下、各工程の概要を説明する。
料棒10の先端部を誘導加熱コイル14により加熱溶融
して溶融帯11を形成し(図6(a))、種結晶16と
融着する(図6(b))。次に、種絞りをするための絞
り代24を原料棒10側に形成し(図6(c))、その
後、直径約3mmの無転位化を行うための絞り部分13
を形成する(図6(d))。続いて、原料棒10を徐々
に下方に移動させながら、直径を徐々に拡大して単結晶
化したコーン部12の形成を開始する(図7(e))。
そして、コーン部12の直径をさらに拡大し(図7
(f))、その最大直径部分が目的直径に達したら、そ
の直径を維持しながらさらに単結晶27の成長を続け、
目的長さを有する単結晶棒を形成する(図7(g))。
にコーン部の最大直径が30mm程度になるまでの工程
においては、溶融帯の様子を肉眼で観察しながら、手動
で原料棒の移動速度や誘導加熱コイルの加熱出力を調節
する手動制御が行われ、コーン部の最大直径が30mm
程度に達した後のコーン部形成工程及び直胴部成長工程
では、テレビカメラ等の監視器による監視をしながら、
その画像データに基づいて原料棒の移動速度や誘導加熱
コイルの加熱出力を自動制御していた。
の工程についての自動化がなされていない理由は、コー
ン部の直径が30mmに満たない状態では小さな溶融帯
が誘導加熱コイルの陰に隠れてしまい、水平方向からの
監視ができないためである。従って、この間の工程は、
作業者が斜め上方から溶融部を観察し、その形状等から
判断して原料棒の移動速度や誘導加熱コイルの加熱出力
を手動で調節していた。しかし、斜め上方から溶融部を
観察する場合は、水平方向からの観察に比べて位置関係
にズレが生じるので、その調節をうまく行うことができ
るようになるまでには多くの経験を要していた。
融部と原料棒又は単結晶棒との界面が水平方向からテレ
ビカメラ等の監視器により観察可能になるので、自動制
御に切り替えることができた。
け、種絞り、さらにコーン部の最大直径が30mm程度
になるまでの工程は、手動制御により行われていたの
で、この間の工程は作業者の熟練に頼る外はなく、作業
効率も低かった。また、この間の工程を自動化するには
テレビカメラ等による観察が不可欠であるが、小さな溶
融帯が誘導加熱コイルの陰に隠れて水平方向からの観察
が困難であるため、テレビカメラ等の画像を通しての自
動制御を行うことができず、生産性の向上を阻む要因と
なっていた。
りからコーン部形成工程に至るまでの一連の工程にまで
進め、効率的に結晶成長を行うことができる、FZ法に
よる半導体単結晶の製造方法を提供することを目的とす
る。
の一端部を加熱溶融して種結晶に融着した後に、扁平誘
導加熱コイルの一面側で半導体原料棒を狭小域で加熱溶
融しつつ、前記扁平誘導加熱コイルの他面側で溶融帯を
徐々に冷却して、結晶を無転位化するための小径の絞り
部分と、結晶の直径を徐々に拡大するための円錐状移行
部分と、結晶の直径を一定に維持した直胴部分とを順次
形成することにより半導体単結晶を製造する方法におい
て、半導体原料棒の溶出界面と溶融帯の形状と半導体単
結晶の晶出界面とを自動制御のために検出する際に、前
記絞り部分の無転位化工程及び前記円錐状移行部分の形
成初期工程では半導体原料棒と扁平誘導加熱コイルとの
間隙を通して斜めから検出し、その後の円錐状移行部分
及び直胴部分の形成工程では扁平誘導加熱コイルに対し
て真横の位置から検出するようにしたものである。
前記晶出界面から溶融帯側に内寄せした位置の直径に基
づいて半導体原料棒の供給速度を調節し、溶融帯の高さ
に基づいて扁平誘導加熱コイルの加熱出力を調節するこ
とが好ましい。
においては、溶融帯の略中間位置の溶融帯直径に基づい
て半導体原料棒の供給速度を調節し、前記半導体単結晶
の晶出界面位置に基づいて扁平誘導加熱コイルの加熱出
力を調節することが好ましい。
晶棒であり、前記半導体単結晶はシリコン単結晶であ
る。
部を加熱溶融して種結晶に融着した後に、扁平誘導加熱
コイルの一面側でシリコン多結晶棒を狭小域で加熱溶融
しつつ、前記扁平誘導加熱コイルの他面側で溶融帯を徐
々に冷却して、結晶を無転位化するための小径の絞り部
分と、結晶の直径を徐々に拡大するための円錐状移行部
分と、結晶の直径を一定に維持した直胴部分とを順次形
成することによりシリコン単結晶を製造する方法におい
て、シリコン多結晶棒の溶出界面と溶融帯の形状とシリ
コン単結晶の晶出界面とを自動制御のために検出する際
に、前記絞り部分の無転位化工程及び前記円錐状移行部
分の形成初期工程ではシリコン多結晶棒と扁平誘導加熱
コイルとの間隙を通して斜めから検出し、その後の円錐
状移行部分及び直胴部分の形成工程では扁平誘導加熱コ
イルに対して真横の位置から検出し、前記絞り部分の無
転位化工程においては、前記晶出界面から溶融帯側に内
寄せした位置の直径に基づいてシリコン多結晶棒の供給
速度を調節し、溶融帯の高さに基づいて扁平誘導加熱コ
イルの加熱出力を調節し、前記円錐状移行部分の形成初
期工程においては、溶融帯の略中間位置の溶融帯直径に
基づいてシリコン多結晶棒の供給速度を調節し、前記シ
リコン単結晶の晶出界面位置に基づいて扁平誘導加熱コ
イルの加熱出力を調節するようにしたものである。
状移行部分の形成初期工程においては、前記シリコン多
結晶棒の溶出界面と前記溶融帯の形状とシリコン単結晶
の晶出界面とを、水平面より斜め上方5°〜60°から
検出することが好ましい。
結晶棒の一部を断面が楔形の扁平誘導加熱コイルにより
加熱溶融して溶融帯を形成した後、該溶融帯に種結晶を
融着し、該種結晶と前記溶融帯との間に小径の絞り部分
を形成して無転位化しつつ種絞りを行った後、前記シリ
コン多結晶棒を扁平誘導加熱コイルに対し縦軸方向に相
対的に移動させて前記溶融帯を前記絞り部分直上部から
上方へ徐々に移動させ、前記絞り部分に引き続いて直径
を徐々に拡大しつつ単結晶を成長させて円錐状移行部分
を形成し、さらに該円錐状移行部分の最大直径が目的直
径に達した後は該目的直径を維持しながらシリコン単結
晶を形成するFZ法による半導体単結晶の製造方法にお
いて、前記絞り部分の無転位化工程及び直径が少なくと
も30mmに達するまでの前記円錐状移行部分の形成初
期においては前記溶融帯付近の形状を45°斜め上方か
ら監視器により検出し、前記絞り部分の無転位化工程に
おいては、前記シリコン多結晶棒側の溶出界面(以下
「上界面」と言う。)位置hH及び前記シリコン単結晶
側の晶出界面(以下「下界面」と言う。)位置hLを前
記監視器の画像より求め、両界面位置の距離で規定され
る溶融帯の縦軸方向長さが設定値を保つように扁平誘導
加熱コイルの加熱出力を調節するとともに、前記下界面
位置hLにおける前記絞り部分の直径DLを前記監視器の
画像より求め、前記下界面位置hLよりDL×0.2だけ
溶融帯側に内寄せした位置hSDにおける直径(以下「シ
ングルダイア」と言う。)DSDを設定し、該シングルダ
イアDSDが設定値を保つように前記シリコン多結晶棒の
移動速度を調節し、円錐状移行部分の形成初期において
は、前記下界面位置hLを前記監視器の画像より求め、
該下界面位置hLが設定値を保つように扁平誘導加熱コ
イルの加熱能力を調節するとともに、前記下界面位置h
Lにおける前記絞り部分の直径DLを測定し、前記下界面
位置hLよりDL×0.47だけ上方位置hMDにおける直
径(以下「メルトダイア」と言う。)DMDを測定し、該
メルトダイアDMDが設定値を保つように前記シリコン多
結晶棒の移動速度を調節するようにしたものである。
ルの陰に隠れてテレビカメラ等の監視器による水平観察
が困難であった、種絞り工程時及び最大直径が30mm
以下の円錐状移行部分(以下、「コーン部」と言うこと
がある。)形成工程時に、原料棒と扁平誘導加熱コイル
との間隙を通して溶融帯付近を5°〜60°斜めからテ
レビカメラ等の監視器により観察することにより、監視
器の画像に基づく自動制御を可能にした。
面より45°斜め上方から観察すると、下界面位置hL
における見かけの絞り直径DLあるいは溶融帯の直径
は、水平方向から観察した場合よりも下方位置で観察さ
れることになり、これらの値をそのまま用いて自動制御
を行うことはできない。本発明では、溶融帯付近を斜め
から観察することにより生じる位置関係のズレを補正し
た位置で測定し、これらの値に基づいて自動制御を行う
ようにした。
帯付近を水平面より45°斜め上方から観察する場合、
観察した下界面位置hLにおける直径DLを測定した後、
この位置よりDL×0.2だけ上方の位置hSDにおける
直径(シングルダイア)DSDを測定する。このシングル
ダイアDSDは、水平方向から観察した下界面位置hLに
おける絞り部分直径とよく符合する。また、ゾーン長L
は、観察した上界面位置hHと下界面位置hLとの距離で
把握される。この値は水平方向から観察した結果よりも
短くなるが、これは定数を掛けることにより容易に補正
することができる。
水平面より45°斜め上方から観察する場合、観察した
下界面位置hLにおける直径DLを測定した後、この位置
よりDL×0.47だけ上方の位置hMDにおける直径
(メルトダイア)DMDを測定する。このメルトダイアD
MDは、水平方向から観察した下界面位置hLにおける絞
り直径とよく符合する。
mのシリコン単結晶を製造する場合について、図面に基
づいて説明する。
ある。図において、既に示した図6及び図7と同一符合
で示した部分は同一又は相当部分を示すのでその説明を
省略する。本実施例においては、テレビカメラ17は原
料棒10と扁平誘導加熱コイル14との間隙を通して溶
融帯11付近を水平面より45°斜め上方からテレビカ
メラにより観察できる位置に設置されている。このテレ
ビカメラ17により観察された溶融帯11付近の画像か
ら各種長さが測定される。
平面より斜め上方5°〜60°の範囲で調節可能であ
る。テレビカメラ17の傾け角度を5°より小さくする
と、断面が楔形の扁平誘導加熱コイル14の一面14a
により視界が遮られてしまうので、好ましくない。一
方、テレビカメラ17の傾け角度を60°より大きくす
ると、シリコン多結晶棒10の先細り部10aにより視
界が遮られてしまい、やはり好ましくない。
ルトダイアDMDは後述の方法により求められ、それぞれ
の測定結果に対応した信号が差動増幅器20及び21に
入力され、設定値と比較・増幅されて、それの結果がP
ID演算器22及び23に入力される。PID演算器2
2の出力はモータ15に供給され、原料棒10の軸方向
への移動速度を制御する。PID演算器23の出力は発
振器18に入力され、発振器の陽極電圧を調節すること
により誘導加熱コイル14の加熱出力を制御する。
成、種絞り及びコーン部形成までの工程を説明する。種
付け及び絞り代形成工程は、従来と同様に手動で行わ
れ、図6(a)〜(c)で既に示したように、原料棒1
0の先端を誘導加熱コイル14により加熱溶融して溶融
部11を形成し、種結晶16と融着した後、種絞りの絞
り代24を原料棒10側に形成する。
る。図2は種絞り工程時のテレビカメラ17による画像
を示し、図3は各制御のブロックダイヤグラムを示す。
前述のようにテレビカメラ17は45°上方から溶融帯
11付近を観察するので、各部分の見かけの寸法は水平
方向から観察した場合と必ずしも一致しない。例えば、
下界面位置hL(下界面26との水平接線上)は、実際
に水平方向から見た下界面26よりも下方の位置を示す
ものである。これを補正するために、図3のブロックダ
イヤグラムに従って補正制御される。
ルダイアDSDの制御を行うために、まず下界面位置hL
をテレビカメラ17の画像から検出し、下界面位置hL
における直径DLを測定する。次に、下界面位置hLより
DL×0.2だけ上方の位置hSDを求め、この位置にお
ける溶融帯11と絞り部13との界面領域の直径として
定義されるシングルダイアDSDを測定する。
れた係数0.2は、テレビカメラ17の傾け角度が45
°の時に用いられる。この係数は、テレビカメラ17の
傾け角度が小さい時には0.2より小さい値が用いら
れ、傾け角度が大きくなるに従い大きな係数を設定して
いく。ただし、この係数の変化率は、テレビカメラ17
の傾け角度が大きくなるにつれてしだいに小さくしてい
くと良い。
増幅器20に入力する。差動増幅器20は、設定値出力
部19から出力されるシングルダイア設定信号32を入
力し、シングルダイア設定信号32と測定信号30との
差を増幅してPID演算器22を介してモータ15へ回
転数制御信号34を出力し、モータ15の回転数が調節
される。シングルダイアDSDが設定値より小さい場合は
モータ15の回転数が大きくなるように制御し、この結
果、原料棒10の下降移動速度が大きくなり、シングル
ダイアDSDが大きくなる。シングルダイアDSDが設定値
より大きい場合は逆の制御を行う。
Lの制御については、テレビカメラ17の画像から上界
面25位置hHと下界面26位置hLとの距離を測定して
ゾーン長Lを求める。テレビカメラ17の映像上の両者
の距離は実際の垂直距離の1/√2となるが、この関係
は一定であるので補正処理を行うことにより制御を行う
ことができる。ゾーン長Lの値は測定信号31として差
動増幅器21に入力され、設定値出力部19から出力さ
れるゾーン長設定信号33との差が増幅され、PID演
算器23を介して発振器18へ加熱出力制御信号35が
出力され、これにより誘導加熱コイル14へ供給される
高周波電流の大きさが制御されて誘導加熱コイル14の
加熱能力が調節される。ゾーン長Lが設定値より小さい
場合は高周波電流が大きくなるよう制御し、この結果誘
導加熱コイル14の加熱出力が増加してゾーン長Lが大
きくなる。ゾーン長Lが設定値より大きい場合は逆の制
御を行う。
下)形成工程時のテレビカメラ17の画像を示し、図5
は各制御のブロックダイヤグラムを示す。
下界面位置hLをテレビカメラ17の画像から検出し、
下界面位置hLにおける直径DLを測定する。次に、下界
面位置hLよりDL×0.47だけ上方の位置hMDを求
め、この位置における直径として定義されるメルトダイ
アDMDを測定し、この値を測定信号30として差動増幅
器20に入力する。
た係数0.47は、テレビカメラ17の傾け角度が45
°の時に用いられる。この係数は、テレビカメラ17の
傾け角度が小さい時には0.47より小さい値が用いら
れ、傾け角度が大きくなるに従い大きな係数を設定して
いく。ただし、この係数の変化率は、テレビカメラ17
の傾け角度が大きくなるにつれてしだいに小さくしてい
くと良い。
出力されるメルトダイア設定信号32を入力し、メルト
ダイア設定信号32と測定信号30との差を増幅してP
ID演算器22を介してモータ15へ回転数制御信号3
4を出力することによりモータ15の回転数が調節され
る。メルトダイアDMDが設定値より小さい場合はモータ
15の回転数が大きくなるよう制御し、この結果原料棒
10の下降移動速度が大きくなり、メルトダイアDMDが
大きくなる。メルトダイアDMDが設定値より大きい場合
は逆の制御を行う。
界面位置hLをテレビカメラ17の画像から検出する。
この値は測定信号31として差動増幅器21に入力さ
れ、設定値出力部19から出力される下界面位置設定信
号33との差が増幅され、PID演算器23を介して発
振器18へ加熱出力制御信号35が出力され、これによ
り誘導加熱コイル14へ供給される高周波電流の大きさ
が制御されて誘導加熱コイル14の加熱出力が調節され
る。ゾーン長Lが設定値より小さい場合は高周波電流が
大きくなるよう制御し、この結果誘導加熱コイル14の
加熱出力が増加してゾーン長Lが大きくなる。ゾーン長
Lが設定値より大きい場合は逆の制御を行う。
置)直径が30mmを超えたら、溶融帯11の水平方向
に設置された図示しないテレビカメラにより観察を行
い、従来から行われている方法により制御を行う。
Z半導体成長方法における自動化工程をさらに種絞りか
らコーン部形成工程に至るまでの一連の工程にまで進
め、効率的な結晶成長を行うことができる。
融帯11付近を示す概略図である。
示す。
時の溶融帯11付近を示す概略図である。
ラムを示す。
Claims (7)
- 【請求項1】 半導体原料棒の一端部を加熱溶融して種
結晶に融着した後に、扁平誘導加熱コイルの一面側で半
導体原料棒を狭小域で加熱溶融しつつ、前記扁平誘導加
熱コイルの他面側で溶融帯を徐々に冷却して、結晶を無
転位化するための小径の絞り部分と、結晶の直径を徐々
に拡大するための円錐状移行部分と、結晶の直径を一定
に維持した直胴部分とを順次形成することにより半導体
単結晶を製造する方法において、 半導体原料棒の溶出界面と溶融帯の形状と半導体単結晶
の晶出界面とを自動制御のために検出する際に、前記絞
り部分の無転位化工程及び前記円錐状移行部分の形成初
期工程では半導体原料棒と扁平誘導加熱コイルとの間隙
を通して斜めから検出し、その後の円錐状移行部分及び
直胴部分の形成工程では扁平誘導加熱コイルに対して真
横の位置から検出することを特徴とするFZ法による半
導体単結晶の製造方法。 - 【請求項2】 前記絞り部分の無転位化工程において
は、前記晶出界面から溶融帯側に内寄せした位置の直径
に基づいて半導体原料棒の供給速度を調節し、溶融帯の
高さに基づいて扁平誘導加熱コイルの加熱出力を調節す
ることを特徴とする請求項1に記載のFZ法による半導
体単結晶の製造方法。 - 【請求項3】 前記円錐状移行部分の形成初期工程にお
いては、溶融帯の略中間位置の溶融帯直径に基づいて半
導体原料棒の供給速度を調節し、前記半導体単結晶の晶
出界面位置に基づいて扁平誘導加熱コイルの加熱出力を
調節することを特徴とする請求項1に記載のFZ法によ
る半導体単結晶の製造方法。 - 【請求項4】 前記半導体原料棒はシリコン多結晶棒で
あり、前記半導体単結晶はシリコン単結晶であることを
特徴とする請求項1ないし3に記載のFZ法による半導
体単結晶の製造方法。 - 【請求項5】 シリコン多結晶棒の一端部を加熱溶融し
て種結晶に融着した後に、扁平誘導加熱コイルの一面側
でシリコン多結晶棒を狭小域で加熱溶融しつつ、前記扁
平誘導加熱コイルの他面側で溶融帯を徐々に冷却して、
結晶を無転位化するための小径の絞り部分と、結晶の直
径を徐々に拡大するための円錐状移行部分と、結晶の直
径を一定に維持した直胴部分とを順次形成することによ
りシリコン単結晶を製造する方法において、 シリコン多結晶棒の溶出界面と溶融帯の形状とシリコン
単結晶の晶出界面とを自動制御のために検出する際に、
前記絞り部分の無転位化工程及び前記円錐状移行部分の
形成初期工程ではシリコン多結晶棒と扁平誘導加熱コイ
ルとの間隙を通して斜めから検出し、その後の円錐状移
行部分及び直胴部分の形成工程では扁平誘導加熱コイル
に対して真横の位置から検出し、 前記絞り部分の無転位化工程においては、前記晶出界面
から溶融帯側に内寄せした位置の直径に基づいてシリコ
ン多結晶棒の供給速度を調節し、溶融帯の高さに基づい
て扁平誘導加熱コイルの加熱出力を調節し、 前記円錐状移行部分の形成初期工程においては、溶融帯
の略中間位置の溶融帯直径に基づいてシリコン多結晶棒
の供給速度を調節し、前記シリコン単結晶の晶出界面位
置に基づいて扁平誘導加熱コイルの加熱出力を調節する
ことを特徴とするFZ法による半導体単結晶の製造方
法。 - 【請求項6】 前記絞り部分の無転位化工程及び前記円
錐状移行部分の形成初期工程において、前記シリコン多
結晶棒の溶出界面と前記溶融帯の形状とシリコン単結晶
の晶出界面とを、水平面より斜め上方5°〜60°から
検出することを特徴とする請求項5記載のFZ法による
半導体単結晶の製造方法。 - 【請求項7】 シリコン多結晶棒の一部を断面が楔形の
扁平誘導加熱コイルにより加熱溶融して溶融帯を形成し
た後、該溶融帯に種結晶を融着し、該種結晶と前記溶融
帯との間に小径の絞り部分を形成して無転位化しつつ種
絞りを行った後、前記シリコン多結晶棒を扁平誘導加熱
コイルに対し縦軸方向に相対的に移動させて前記溶融帯
を前記絞り部分直上部から上方へ徐々に移動させ、前記
絞り部分に引き続いて直径を徐々に拡大しつつ単結晶を
成長させて円錐状移行部分を形成し、さらに該円錐状移
行部分の最大直径が目的直径に達した後は該目的直径を
維持しながらシリコン単結晶を形成するFZ法による半
導体単結晶の製造方法において、 前記絞り部分の無転位化工程及び直径が少なくとも30
mmに達するまでの前記円錐状移行部分の形成初期にお
いては前記溶融帯付近の形状を45°斜め上方から監視
器により検出し、 前記絞り部分の無転位化工程においては、前記シリコン
多結晶棒側の溶出界面(以下「上界面」と言う。)位置
hH及び前記シリコン単結晶側の晶出界面(以下「下界
面」と言う。)位置hLを前記監視器の画像より求め、
両界面位置の距離で規定される溶融帯の縦軸方向長さが
設定値を保つように扁平誘導加熱コイルの加熱出力を調
節するとともに、前記下界面位置hLにおける前記絞り
部分の直径DLを前記監視器の画像より求め、前記下界
面位置hLよりDL×0.2だけ溶融帯側に内寄せした位
置hSDにおける直径(以下「シングルダイア」と言
う。)DSDを測定し、該シングルダイアDSDが設定値を
保つように前記シリコン多結晶棒の移動速度を調節し、 円錐状移行部分の形成初期においては、前記下界面位置
hLを前記監視器の画像より求め、該下界面位置hLが設
定値を保つように扁平誘導加熱コイルの加熱能力を調節
するとともに、前記下界面位置hLにおける前記絞り部
分の直径DLを測定し、前記下界面位置hLよりDL×
0.47だけ上方位置hMDにおける直径(以下「メルト
ダイア」と言う。)DMDを測定し、該メルトダイアDMD
が設定値を保つように前記シリコン多結晶棒の移動速度
を調節することを特徴とする、FZ法による半導体単結
晶の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP36704497A JP3601280B2 (ja) | 1997-12-25 | 1997-12-25 | Fz法による半導体単結晶の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP36704497A JP3601280B2 (ja) | 1997-12-25 | 1997-12-25 | Fz法による半導体単結晶の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH11189486A true JPH11189486A (ja) | 1999-07-13 |
JP3601280B2 JP3601280B2 (ja) | 2004-12-15 |
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ID=18488326
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JP36704497A Expired - Fee Related JP3601280B2 (ja) | 1997-12-25 | 1997-12-25 | Fz法による半導体単結晶の製造方法 |
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Cited By (8)
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