JPH01148778A - 浮遊帯域制御方法 - Google Patents

浮遊帯域制御方法

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JPH01148778A
JPH01148778A JP62308277A JP30827787A JPH01148778A JP H01148778 A JPH01148778 A JP H01148778A JP 62308277 A JP62308277 A JP 62308277A JP 30827787 A JP30827787 A JP 30827787A JP H01148778 A JPH01148778 A JP H01148778A
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田口 謙一
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    • C30CRYSTAL GROWTH
    • C30BSINGLE-CRYSTAL GROWTH; UNIDIRECTIONAL SOLIDIFICATION OF EUTECTIC MATERIAL OR UNIDIRECTIONAL DEMIXING OF EUTECTOID MATERIAL; REFINING BY ZONE-MELTING OF MATERIAL; PRODUCTION OF A HOMOGENEOUS POLYCRYSTALLINE MATERIAL WITH DEFINED STRUCTURE; SINGLE CRYSTALS OR HOMOGENEOUS POLYCRYSTALLINE MATERIAL WITH DEFINED STRUCTURE; AFTER-TREATMENT OF SINGLE CRYSTALS OR A HOMOGENEOUS POLYCRYSTALLINE MATERIAL WITH DEFINED STRUCTURE; APPARATUS THEREFOR
    • C30B13/00Single-crystal growth by zone-melting; Refining by zone-melting
    • C30B13/28Controlling or regulating
    • C30B13/30Stabilisation or shape controlling of the molten zone, e.g. by concentrators, by electromagnetic fields; Controlling the section of the crystal
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T117/00Single-crystal, oriented-crystal, and epitaxy growth processes; non-coating apparatus therefor
    • Y10T117/10Apparatus
    • Y10T117/1004Apparatus with means for measuring, testing, or sensing
    • Y10T117/1008Apparatus with means for measuring, testing, or sensing with responsive control means

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  • Crystals, And After-Treatments Of Crystals (AREA)
  • Liquid Deposition Of Substances Of Which Semiconductor Devices Are Composed (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はFZ法による結晶製造装置に適用され、浮遊帯
域の軸方向長及び品出結晶径を制御する浮遊帯域制御方
法に関する。
[従来の技術及びその問題点] この種の制御では、特に晶出結晶直径の制御が重要にな
る。品出結晶直径の制御の連応性および安定性が悪いと
、育成結晶に乱れが発生して不良品となる。また、不良
品にならなくても、製品として用いられないコーン部が
長くなり過ぎたり、直胴部表面の軸方向に沿った凹凸が
大きくなって円筒研磨における削りしろが長くなり過ぎ
たりし、ロスが大きくなる。
一方、単に晶出結晶直径のみを制御しても、浮遊帯域の
軸方向長が短くなり過ぎると、浮遊帯域内部における原
料棒の下端面から突出した未溶コーンが結晶棒の下端面
に接近し、該下端面の中央1M≦の温度が周囲部より低
下して結晶が乱れたり、該未溶コーンの下端が原料棒の
」二端面に固着して結晶の育成が不可能になったり、あ
るいはゾーン長が長くなりすぎて浮遊帯域が切断したり
する。
ここで、加熱装置へ供給する電力Pを変化させると晶出
結晶直径り、及びゾーン長L (浮遊帯域の軸方向長に
比例した長さ)が共に変化する。また、原料棒の加熱装
置側への相対速度V3を変化させても、晶出結晶直径り
、S及びゾーン長I7が共に変化する。
以上述べたことから、加熱装置へ供給する電力P及び加
熱装置側への原料棒の相対速度Vpをどのように調節し
たら、連応性及び安定性のあるゾーン長し及び晶出結晶
径Dsの制御を行うことができるかが問題となる。
本発明の目的は、安定性及び連応性にすぐれた、晶出結
晶径及びゾーン長の制御を行うことができる浮遊帯域制
御方法を提供することにある。
[問題点を解決するための手段] この目的を達成するために、本発明では、原料棒を加熱
装置で熔融し、その融液から結晶を析出させて結晶棒を
育成し、原料棒および結晶棒を該加熱装置に対し相対的
に移動させて両棒間の浮遊帯域を軸方向へ移動させ、該
浮遊帯域の幾何学量を撮像装置で測定し、該幾何学量の
測定値が目標値になるよう、該加熱装置に供給する電力
P及び該両棒の加熱装置に対する相対速度を調節する浮
遊帯域制御方法において、 該幾何学量は、該浮遊帯域の軸方向長さに略比例したゾ
ーン長しまたは該浮遊帯域の融液ネック部組Dn、及び
、該浮遊帯域と該結晶棒との界面の径である晶出結晶径
Dmまたは該浮遊帯域の晶出側融液肩部径Dmであり、 ゾーン長しまたは融液ネック部組Dnの測定値をZo、
ゾーン長しまたは融液ネック部組D7の目標値をZo、
晶出結晶径Dmまたは晶出側融液肩部径Dnの測定値を
D11晶出結晶径Dmまたは晶出側融液肩部径Dnの目
標値をDo、 (ZニーZ 0)(D I  D 、)の値をMとした
ときに、M>0の場合にはM<Oの場合よりも該原料棒
の該加熱装置側への相対速度Vpの調節の寄与を小さく
し、M<0の場合にはMhoの場合よりも電力調節の寄
与を小さくすることを特徴とする。
[作用] 原料棒の加熱装置側への相対速度■、の変化に対するD
nの応答速度は、供給電力Pの変化に対するDIの応答
速度よりもはるかに大きい。
(+)7.、>ZoかつDI>Doの場合D1を減少さ
せようとして供給電力p h< ’thli少され、し
たがってZlら減少する。また、Zlを減少させようと
して相対速度■2が増加されるが、相対速度調節の寄与
が小さくなるので、該相対速度Vpの増加(DIの増加
)が抑制され、D、に対する供給電力減少の影響が見掛
上大きくなる。 したがって、速やかにDIIJ<減少
して目標値に収束することになる。
(2)Z、>z、かつDi<Doの場合Z、を減少させ
ようとして相対速度■2が増加(原料供給(+1が増加
)され、D、が速やかに増加する。
また、Lを増加させようとして供給電力Pが増加される
が、電力調節の寄与が小さくなるので、DIの過剰な増
加が抑制される。
したがって、安定かつ速やかにDIが目標値に収束する
ことになる。
(3)ZI<z。かつDI>Doの場合Zlを増加させ
ようとして相対速度■2が減少(原料供給rztが減少
)され、DIが速やかに減少する。
また、D、を減少させようとして供給電力Pが減少され
るが、電力調節の寄与が小さくなるので、供給電力Pの
過剰な減少が抑制される。
したがって、安定かつ速やかにり、が目標値に収束する
ことになる。
(4) z l< z 0かっI)+<Doの場合DI
を増加させようとして供給電力Pが増加され、したがっ
てZlも増加する。また、ZIを増加させようとして相
対速度Vpが減少されるが、相対速度調節の寄与が小さ
くなるので、相対速度Vpの減少(DIの減少)か抑制
され、D、に対する供給電力増加の影響が見掛上大きく
なる。
したがって、速やかにり、が増加して目標値に収束する
ことになる。
[実施例] 図面に基づいて本発明の詳細な説明する。第1図にはF
Z法による結晶製造装置に用いられる浮遊帯域制御装置
の全体構成が示されている。
本発明と直接関係する部分は、下記(積分感度制御)の
項であるが、これと関係した他の構成を先に説明する。
発振器!0から誘導加熱コイルI2へ高周波電流が供給
されて原料棒16、たとえばシリコン多結晶棒が加熱熔
融され、その融液から結晶が析出して結晶棒18、たと
えばシリコン単結晶棒が育成され、原料棒16と結晶棒
18との間に浮遊帯域20が形成される。
結晶棒18は鉛直に配置されており、昇降用可変速モー
タ22により下方へ速度V8で移動される。また、結晶
棒18は、図示しないモータにより一定速度で回転され
、結晶棒18と浮遊帯域20の界面24の付近の温度分
布が回転対称化される。
一方、原料棒I6も鉛直に配置されており、昇降用可変
速モータ26により下方へ速度Vpで移動される。また
、原料棒16は、図示しないモータにより一定速度で回
転され、原料棒I6と浮遊帯域20との界面28付近の
温度分布が回転対称化される。
浮遊帯域20及びその周辺は、固定された工業用テレビ
カメラ30により監視されており、その複合映像信号が
画像処理回路32へ供給されて、熔出界面28における
直径Dp1誘導加熱コイル12の下面と品出界面24と
の間の長さであるゾーン長l、及び品出側融液急傾斜部
38と晶出界面24との間の晶出側融液肩部34の直径
り、が測定される。
このゾーン長しは浮遊帯域20の軸方向長に略比例する
。したがって、ゾーン長としては、該軸方向長、または
熔出界面28から誘導加熱コイル12までの長さであっ
てもよい。
この融液肩部直径り、、は、晶出界面24から上方へ一
定距離り、離れた位置における晶出側融液肩部34の直
径である。融液肩部直径り、は、距ah、及び結晶棒1
8の下降速度V8が一定であれば、一定時間後(通常、
30〜100秒後)の晶出結晶直径り、と一定の関係に
あり、その相関関係が大きい。
これを概説すれば、例えば、 Da−101mm、 Ds= 100mmで安定してい
るときに、融液ネック部直径り、、を一定に保っておき
、D、をloO+u+からl02tsに増加させた場合
、h 、/V 、経過後には り、=101x102/100=103mmlこなる。
一般にV m= 2.6〜5.0 am/winである
から、この場合、融液肩部直径り、により36〜69 
sec経過後の晶出結晶径り、を予測できることになる
また、晶出界面24よりも晶出側融液肩部34での横断
面の方が、融液の表面張力により、真円に近い。このた
め、晶出結晶直径り、よりも融液肩部直径り、を用いた
方が、より正確な結晶径制御を行うことができる。
したがって、品出結晶直径り、を直接制御するよりも、
融液肩部直径D1を制御ケることにより間接的に品出結
晶直径り、を制御した方が、応答性が速(なり、安定し
た結晶径制御を行うことができる。
ここで、上述の距離Dnの好ましい値は、実験の結果、
晶出結晶直径Dsの値に関係がなく、2〜5mmであり
、その前後の1〜7ffiImの範囲の値であってもあ
る程度の効果が得られる。
これら熔出界面直径Dp及び融液肩部直径り、は、輝度
が基準値より大きい走査線の長さにより測定される。ま
た、熔出界面28、品出界面24及び誘導加熱コイル1
2の下面の位置は、走査線の垂直方向の輝度が急変する
位置として検出される。
さらに、距離り、は、品出界面24に対応した走査線か
ら上方へ一定本数離れた走査線までの距離に対応してい
る。
(原料棒の下降速度制御) 次に、原料棒16の下降速度■2の制御について説明す
る。
第1図において、原料棒下降速度演算器40には、画像
処理回路32から熔出直径り、、、及び融液肩部直径り
、が供給され、結晶棒18の下降速度を検出する下降速
度検出器42から下降速度Vs+が供給される。原料棒
下降速度演算器40は、これらの値を用いてV 、* 
(D −+/ D p+) ’ヲfji’!5 シ、こ
れを目標下降速度VPAとして減算器44へ供給する。
この目標下降速度V、、Aは、浮遊帯域20の体積が一
定である場合の下降速度Vpの目標値である。
浮遊帯域20の体積が時間とともに変化する場合には、
次のような近似的な処理をし、VpBを補正値として減
算器44へ加える。すなわち、減算器48へ画像処理回
路32、ゾーン長設定器46からそれぞれ測定ゾーン長
し+、目標ゾーン長Loが供給され、比較・増幅されて
F’ I D 調節器50へ供給され、P I D 調
節n50の出力信号がVPBとして減算器44へ供給さ
れる。このゾーン長設定器46は、プログラム設定器で
あり、画像処理回路32から供給される融液肩部直径り
、に応答して、たとえば第2図に示すような融液肩部直
径Dnの関数である目標ゾーン長L0を出力する。
目標ゾーン長L0の値は、直胴部では一定であるが、コ
ーン部では一定でない。一定にしない理由は、コーン部
においては、晶出結晶直径D□より融液肩部直径D1を
大きくする必要があり、融液滴下が発生し易いので、特
に融液滴下が発生し易い部分で目標ゾーン長L0を長く
して、融液滴下の発生を防止し、また、結晶に転位が生
じるのを避けるためである。ただし、ゾーン長りをあま
り長くすると、融液部が保持されず切断したり、また、
誘導加熱コイル12と浮遊帯域20の両端部との電磁結
合の低下が起きるなど種々の問題が生じるので、適当な
値にする必要がある。
さて、減算器44は、原料棒下降速度演算器401PI
D調節器50からの目標下降速度■、と補正値VpBの
差を原料棒目標下降速度V、。として差動増幅器54へ
供給する。差動増幅器54は、下降速度検出器52によ
り検出される原料棒16の下降速度■、1と、減算器4
4からの原料棒目標F降速度■、。を比較・増幅し、動
作信号として、速度調節器56へ供給する。これにより
、駆動回路58を介して、昇降用可変速モータ26によ
る原料棒16の下降速度vPが制御される。
(結晶棒の下降速度制御) 次に、結晶棒18の下降速度■、の制御について説明す
る。
下降速度検出器42により検出された結晶棒18の下降
速度v、Iと、下降速度設定器60からの結晶棒目標下
降速度V noとが、差動増幅7!j、62に供給され
て比較・増幅され、動作信号として速度14節器64へ
供給され、その出力信号が駆動回路66へ供給されて、
昇降用可変速モーター22による結晶棒18の下降速度
V、が制御される。この下降速度設定器60は、プログ
ラム設定器であり、画像処理回路32からの融液肩部直
径D1に応答して、融液肩部直径D1の関数である結晶
棒目標下降速度■、。出力する。
(晶出結晶直径制御) 次に、晶出結晶直径Dnの制御について説明する。
結晶棒下降速度v1は、積分器68により積分され、積
分棒長YAとして減算器70へ供給される。この積分棒
長YAは、Ll−0の場合の結晶棒18の長さであり、
画像処理回路32からのゾーン長Llによって補正され
る。すなわち、減算器70は、積分棒長YAとゾーン長
LIとの差を結晶棒長Yとして、基本供給電力設定器7
2へ供給する。基本供給電力設定器72は、プログラム
設定器であり、結晶棒長Yの関数である基本供給電力値
を、加算器78を介し発信器IOの電力制御入力端子へ
供給して、発信器10から誘導加熱コイル■2へ供給さ
れる電力を調節する。この基本供給電力値により、融液
肩部測定直径D1をほぼ融液肩部目標直径り、。に近付
けることができる。
一方、結晶棒長Yは、融液肩部直径設定器80にも供給
される。この融液肩部直径設定器80は、プログラム設
定器であり、結晶棒長Yの値に応答して、例えば第3図
に示すような結晶棒長Yの関数である融液肩部目標直径
り、。を差動増幅器82へ供給する。差動増幅器82は
、融液肩部直径設定器80から供給される融液肩部目標
直径り、。と画像処理回路32から供給される融液肩部
測定直径D1との差を動作信号として、PIDR節器8
4へ供給し、その出力を加算器78へ加えて基本供給電
力値を補正する。
ここで、PID動作の各ゲインを小さくして、ハンチン
グの幅を押さえることにより、融液滴下の発生を防止す
る必要がある。しか11、該ゲインを小さくすれば、P
IDjlF!節器84の出力では補正が不充分となる。
そこで、本実施例では、I′調節器86を用いている。
この■t?Ij4節486は、入力値(D、。−D、I
)を時間積分したものをさらに時間積分し、これを定数
倍して加算器78へ供給し、基本供給電力値を補正する
このような補正を行ったところ、誘導加熱コイルI2を
取り替えて異なる特性の誘導加熱コイルI2を用いたり
、結晶棒I8の直径が異なる場合等であっても、基本供
給電力設定器72に書き込まれる基本パターン(プログ
ラム設定パターン)を変更する必要がなくなった。
(積分感度制御) 次に、本発明に直接関係した積分感度制御について説明
する。
この制御は、マイクロコンピュータを用いた積分感度コ
ントローラ86により行われる。積分感度コントローラ
86には、画像処理回路32からの測定ゾーン長I7.
及び融液肩部測定直径り18、ゾーン長設定器46から
の目標ゾーン長し。、並びに融液肩部直径設定器80か
らの融液肩部目標直径D−,が供給されている。積分感
度コントローラ86は、これらの入力データに基づいて
PIDFI節器50及びPID8節器84の積分感度を
制御する。
その制御の手順は第4図に示されている。
図中、KrpはPIDFI節器84の積分感度であり、
人力値の時間積分値にこの積分感度Krpを乗じた値が
■成分の出力値になる。また、K+VはPID調節器5
0の積分感度であり、入力値の時間積分値にこの積分感
度Krvを乗じた値が!成分の出力値になる。また、α
及びβは定数である。試験の結果、このα、βの値に好
ましい範囲は広く、最適値の±50%の範囲であっても
問題がないことが分かった。
最初に、ステップ96において積分感度K +pをαに
初期設定し、積分感度Krvをβに初期設定する。
次に、ステップ98において、Δをり、。に比し充分小
さな値としたときに、 IL I−L 、1<Δかっ1D=I−D、。1〈Δす
なわち、L、がLoに略等しく、かつ、D wa lが
り、、。
に略等しい場合には、制御条件を変えないで現状を維持
する。
次に、ILI  Lol>ΔまたはID1 D−0(〉
Δとなったときの処理を以下の4つの場合に分けて説明
する。
(1)Ll>Loかつり、l>D、、。の場合この場合
、PIDrA節器50は測定ゾーン長L+を減少(原料
棒!6の下降速度VpIを増加)させるように出力し、
PID調節器84は融液肩部測定直径D1を減少(誘導
加熱コイル12への供給電力Pを減少)させるように出
力する。
ステップtoo、+02を通ってステップ104へ進み
、積分感度に1pがαに設定され、積分感度KIνがλ
βに設定される。ここにλは定数であり、効果が得られ
るその範囲はα及びβの値のとり方にもよるが、好まし
くはO〜0.2であることが分かった。これにより、測
定ゾーン長り、を減少(D−、を増大)させようとする
P I DFI節器50の出力が押さえられるが、融液
肩部測定直径D□を減少させようとするP I D D
4節4s4の出力は押さえられない。
したがって、原料棒16の下降速度V piの増加が抑
制され、これによって融液肩部測定直径D□の増加が速
やかに抑制される。
ここで、Vplの変化に対するDnの応答速度は、供給
電力Pの変化に対するD□の応答速度よりもはるかに大
きい。
このため、D□に対する、PIDrA節器84節用84
基づく供給電力減少の影響が見掛上極めて大きくなり、
速やかに融液肩部測定直径D1が融液肩部目標直径D1
゜に収束する。
次にステップ+06において、融液肩部測定直径D1の
値が未だ曲回の読込値以上であればステップ+08へ進
み、一定時間るのを待ち、ステップ98へ戻る。この待
時間はステップ98〜+08の1サイクル時間により、
零であってもよい(以下、同様)。
供給電力減少により融液肩部測定直径DwlがΔλ少に
転じたときには、ステップ106から110へ進み、積
分感度KIPの値をしαに減少させ、融液肩部測定直径
り、が過剰に減少するのを防止する。これは、供給電力
Pの変化に対するD□の応答速度が比較的遅いためであ
る。これにより、安定に融液肩部測定直径D1が融液肩
部目標直径り、、。
に収束する。前記νは定数であり、結果が得られるその
範囲はα及びβの値のとり方にもよるが、0〜0.5、
好ましくは0.1〜0.3である。
(2)Ll>LoかつD□〈DIIoの場合この場合、
P I D調節器50は測定ゾーン長Ltを減少(原料
棒16の下降速度Vp+を増加)させるように出力し、
PIDu節器84は融液肩部測定直径り、を増加(誘導
加熱コイル12への供給電力Pを増加)させるように出
力する。
ステップ100.102を通ってステップ112へ進み
、積分感度KIPがμαに設定され、積分感度KrVが
βに設定される。ここにμは定数であり、効果が得られ
るその範囲はα及びβの値のとり方にもよるが、θ〜0
.5、好ましくはθ〜0゜2である。これにより、測定
ゾーン長し、を減少させようとするPID調節器50の
出力は押さえられないが、融液肩部測定直径 Dlを増加させようとするPIDEl’l1節器84の
出力が押さえられる。
したがって、原料棒16の下降速度Vpiの増加により
、融液肩部測定直径D□が速やかに増加するが、供給電
力Pの増加が押さえられるので、融液肩部直径D1の過
剰な増加が押さえられる。これにより、速やかかつ安定
に融液肩部測定直径D1が融液肩部目標直径り、。に収
束する。
次に、ステップ108へ進み、一定時間経過するのを待
ち、ステップ98へ戻る。
(3)Ll<L、かつD□>D−0の場合この場合、P
 I D調節器50は測定ゾーン長L 。
を増加(原料棒16の下降速度V plを減少)させる
ように出力し、PID調節器84は融液肩部測定直径D
1を減少(誘導加熱コイル12への供給電力l]を減少
)させるように出力する。
ステップ100S 1+4を通ってステップ122へ進
み、積分感度K rpがμαに設定され、積分感度KI
Vがβに設定される。これにより、測定ゾーン長L+を
増加させようとするPJD調節器50の出力は押さえら
れないが、融液肩部測定直径D1を減少させようとする
PID!節器84の出力が押さえられる。
したがって、原料棒16の下降速度Vplのllλ少に
より、融液肩部測定直径D□が速やかに減少するが、供
給電力Pの減少が押さえられるので、融液肩部直径Dn
の過剰な減少が押さえられる。これにより、速やかかつ
安定に融液肩部測定直径Dlが融液肩部目標直径り、。
に収束する。
次に、ステップ!08へ進み、一定時間経過するのを待
ち、ステップ98へ戻る。
(4)LL<L。かつD 1< D =。の場合この場
合、PID調節器50は測定ゾーン長り。
を増加(原料棒16の下降速度VPIを減少)させるよ
うに出力し、PID調節器84は融液肩部測定直径D1
を増加(誘導加熱コイル]2への供給電力Pを増加)さ
せるように出力する。
ステップ100.114を通ってステップII6へ進み
、積分感度Krpがαに設定され、積分感度に1vがλ
βに設定される。これにより、測定ゾーン長しlを増加
させようとするry r D 調節器50の出力が押さ
えられるが、融液肩部測定直径D1を増加させようとす
るPIDg節器84の出力は押さえられない。
したがって、原料棒16の下降速度V、、の減少が抑制
され、これによって融液肩部測定直径D1のさらなる減
少が速やかに抑制される。
このため、DIIlに対する、pIDn節器84の出力
に基づく供給電力増加の影響が見掛上極めて大きくなり
、速やかに融液肩部測定直径り、が融液肩部目標直径り
、。に収束する。
次にステップ118において、融液肩部測定直径D1の
値が未だ前回の読込値以下であればステップ+08へ進
み、前回の読込値を超えておればステップ120で積分
感度に+pの値をναに減少させ、融液F4部測定直径
D1が過剰に減少するのを防止した後にステップ108
へ進み、一定時間経過するのを待ち、ステップ98へ戻
る。
以」二の処理により、融液肩部直径D□は速やかかつ安
定に目標値に収束する。測定ゾーン長しlも目標値に追
従するが、ゾーン長しは原料棒16の下降速度の変化に
対する応答速度が極めて速く、しかも、その制御は融液
肩部直径Dnの制御より正確度が低くてもよいので問題
はない。
本実施例では、融液肩部直径D1の制御の連応性及び安
定性を向上させるために、ゾーン長しの制御の正確度を
多少犠牲にし、全体として好ましい結果を得ている。
したがって、コーン部の製造においては、商品として利
用できないコーン部の長さをできるだけ短くしつつ、浮
遊帯域の融液が滴下するのを防止することが可能となる
。また、直胴部の製造においては、軸方向に沿っての表
面の凹凸を小さくするごとができ、円筒形研磨をすると
きの削りしろを小さくできる。
[融液ネック部直径Dn] に記実施例ではゾーン長りを直接用いる場合を説明した
が、特に直胴部育成時には、このゾーン長I、の代わり
に、第1図に示す融液ネック部直径Dnを用いた方が好
ましい。
この融液ネック部直径Dnは、誘導加熱コイル12の下
面から下方へ一定距離り。離れた位置に於ける晶出側融
液ネック部36の直径である。融液ネ1り部直径り。は
、輝度が基準値より大きい水平走査線の長さに比例した
長さとして測定される。距離り。は、誘導加熱コイルI
2の下面に対応した水平走査線から一定本数離れた水平
走査線までの距離に対応している。
融液ネック部直径Dnは、融液肩部直径り、を−定に制
御した場合には、一定時間後(通常、5〜■0秒後)の
ゾーン長しと一定の関係にあり、その相関関係が大きい
これを概説すれば、D、、が増加するとり、が増加する
ので、D、が増加しないよう誘導加熱コイル12への供
給電力Pを減少させるとゾーン長I7が減少する。この
Dllの増加量ΔD1は一定時間後のI、の減少量Δ!
7に比例する。
また、実験の結果、距Mh、が数mmの場合、ΔL/Δ
Di、の値はlθ程度であり、しよりもり、。
の方が1桁も感度が高い。
さらに、工業用テレビカメラ30で浮遊帯域20及びそ
の周辺を映すと、材料棒16.18の直径が大きい場合
、例えば150mmもある場合には、晶出界面24及び
熔出界面28のラインが湾曲する。しかも、このライン
には晶癖等の存在により、凹凸がある。一方、融液ネブ
ク第36についてはこのような問題がない。したがって
、フィードバック晴としては、LよりもDllを用いた
ほうが好ましい。
これらのことから、特に直胴部の製造においては、ゾー
ン長りを直接制御するよりも、融液ネック部直径り。を
制御することにより間接的にゾーン長りを制御した方が
、安定した制御を行うことができる。
ここで、上述の距離り、、は、ΔL/ΔD、、の(a 
h<大きく、すなわち感度が高く、かつ、測定値が安定
しているという条件のもとに決定される。具体的には、
最小径であるくびれ部分に近い方が好ましく、誘導加熱
コイル12の下面から数11iln以内がよい。
なお、本発明にはほかにも種々の変形例が含まれること
は勿論である。
たとえば、上記実施例ではゾーン長り及び融液肩部直径
Dnの制御偏差に応じて積分感度を変える場合を説明し
たが、比例感度もしくは微分感度を変え、またはこれら
の感度の組合わせを変えるようにしてもよい。
また、制御方式はPI、PIDなどに限定されない。
さらに、品出結晶径に関するraとして融液肩部直径り
、を用いた場合を説明したが、この代わりに晶出結晶直
径り、を用いてもよい。
また、基本供給電力値は、結晶棒長Yの代わりに、融液
肩部直径り、又は品出結晶直径D8の関数であってもよ
い。
[発明の効果] 以上説明した如く、本発明に係る浮遊帯域制御方法によ
れば、ゾーン長制御の正確度か多少犠牲になるものの、
特に問題はなく、より重要な品出結晶径制御の安定性及
び連応性に優れるという効果を奏し、商品として利用で
きないコーン部の長さをできるだけ短くしつつ浮遊帯域
の融液が滴下するのを防止し、また、軸方向に沿っての
直胴部表面の凹凸をできるだけ小さくして円筒形研磨の
削りしろを小さくするのに寄与するところが大きい。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第4図は本発明の一実施例に係り、第1図は
浮遊帯域制御装置のブロック図、第2図はゾーン長設定
器46の入出力特性を示す線図、第3図は融液肩部直径
設定器80の人出力特性を示す線図、第4図は積分感度
コントローラ86による制御の手順を示すフローチャー
トである。 I2:誘導加熱コイル  16:原料棒18:結晶棒 
     20:浮遊帯域24:晶出界面     2
8:熔出界面30:工業用テレビカメラ32:画像処理
回路34:品出側融液肩部  46:ソーン長設定器5
0:PID調節器   70:減算器72:基本供給電
力設定器 80:融液肩部直径設定器84 :PID調節器g6:
r’a節器 88:積分感度コントローラ Dl:融液肩部測定直径 り、。:融液肩部目標直径 り、二晶出結晶直径 りや:熔出結晶直径 LI:測定ゾーン長    Lo、目標ゾーン長Y:結
晶棒長

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)原料棒(16)を加熱装置(12)で熔融し、そ
    の融液から結晶を析出させて結晶棒(18を育成し、原
    料棒(16)および結晶棒(18)を該加熱装置(12
    )に対し相対的に移動させて両棒(16、18)間の浮
    遊帯域(20)を軸方向へ移動させ、該浮遊帯域(20
    )の幾何学量を撮像装置(30)で測定し、該幾何学量
    の測定値が目標値になるよう、該加熱装置(12)に供
    給する電力P及び該両棒(16、18)の加熱装置(1
    2)に対する相対速度を調節する浮遊帯域制御方法にお
    いて、 該幾何学量は、該浮遊帯域(20)の軸方向長さに略比
    例したゾーン長Lまたは該浮遊帯域(20)の融液ネッ
    ク部径D_n、及び、該浮遊帯域(20)と該結晶棒(
    18)との界面の径である晶出結晶径D_mまたは該浮
    遊帯域(20)の晶出側融液肩部径D_mであり、 ゾーン長Lまたは融液ネック部径D_nの測定値をZ_
    i、ゾーン長Lまたは融液ネック部径D_nの目標値を
    Z_o、晶出結晶径D_mまたは晶出側融液肩部径D_
    mの測定値をD_i、晶出結晶径D_mまたは晶出側融
    液肩部径D_mの目標値をD_o、 (Z_i−Z_o)(D_i−D_o)の値をMとした
    ときに、 M>0の場合にはM<0の場合よりも該原料
    棒の該加熱装置側への相対速度V_pの調節の寄与を小
    さくし、M<0の場合にはM>0の場合よりも電力調節
    の寄与を小さくすることを特徴とする浮遊帯域制御方法
  2. (2)前記調節及び制御は、前記相対速度V_pを調節
    してゾーン長しまたは融液ネック部径D_nを制御し、
    前記電力Pを調節して晶出結晶径D_mまたは晶出側融
    液肩部径D_mを制御することを特徴とする特許請求の
    範囲第1項に記載の浮遊帯域制御方法。
  3. (3)前記制御はPI制御、PIl^2制御、PID制
    御またはPIl^2D制御であり、積分感度の値を減少
    させることにより前記調節の寄与を比較的小さくするこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第1項または第2項に記
    載の浮遊帯域制御方法。
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