JP2016017693A - 加熱調理用セットおよび加熱調理器 - Google Patents

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Abstract

【課題】加熱調理の自由度が広がると共に利便性を向上できる加熱調理用セットおよびその加熱調理用セットを備えた加熱調理器を提供する。【解決手段】矩形状のトレイ(80)と、矩形状のトレイ(80)内の領域を複数に分割する分割領域に対して載置可能な複数の調理網(90)とを備える。上記トレイ(80)は、複数の調理網(90)を夫々位置決めする位置決め部を有する。【選択図】図8

Description

この発明は、加熱調理用セットおよび加熱調理器に関する。
従来、加熱調理器としては、矩形状のトレイや調理網を備えた加熱調理用セットを加熱室内に収容可能なオーブンレンジがある(例えば、特開2012−249966号公報(特許文献1)参照)。
このような加熱調理器では、トレイ上に調理網を載せた状態で調理網に被加熱物を載置して、ヒータ加熱や蒸気を用いた加熱調理を行うことができる。
特開2012−249966号公報
ところで、上記加熱調理器の加熱調理用セットでは、トレイ上に載せる調理網が1枚しか備えられていないため、2つのトレイを上下2段に加熱室内に配置して加熱調理するときに、調理網を用いた調理が2段のうちの1段しかできないという問題があった。また、上記加熱調理用セットでは、調理網がトレイ上に載せる大きなサイズであるため、手洗いするときに扱いにくかったり、食洗機で洗おうとしても食洗機自体に入りにくかったりして、使い勝手が悪いという問題があった。
そこで、この発明の課題は、加熱調理の自由度が広がると共に利便性を向上できる加熱調理用セットおよびその加熱調理用セットを備えた加熱調理器を提供することにある。
上記課題を解決するため、この発明の加熱調理用セットは、
矩形状のトレイと、
上記トレイ内の領域を複数に分割する分割領域に対して載置可能な複数の調理網と
を備え、
上記トレイは、上記複数の調理網を夫々位置決めする位置決め部を有することを特徴とする。
また、一実施形態の加熱調理用セットでは、
上記複数の調理網は、上下に重ね合わせ可能な形状をしている。
また、一実施形態の加熱調理用セットでは、
上記複数の調理網は、長方形状の上記トレイの長手方向に並んで載置されている。
また、一実施形態の加熱調理用セットでは、
上記複数の調理網は、上記トレイ内の領域を略二等分する分割領域に対して載置可能な大きさが略同じ2つの調理網であって、
上記2つの調理網を上記トレイに載置する第1の配置パターンと、上記2つの調理網のうちの1つを上記トレイ内の上記分割領域の一方に載置する第2の配置パターンと、上記2つの調理網のうちの1つを上記トレイ内の中央部に載置する第3の配置パターンが可能なように、上記位置決め部を上記トレイに設けている。
また、一実施形態の加熱調理用セットでは、
上記複数の調理網の夫々は、網本体部と、上記網本体部から下方に延びた脚部とを有し、
上記トレイの上記位置決め部は、上記トレイ内の底部に設けられ、上記各調理網の上記脚部の下端をそれぞれ位置決めする溝または凹部である。
また、一実施形態の加熱調理用セットでは、
上記複数の調理網の夫々は、網本体部と、上記網本体部から下方に延びた脚部とを有すると共に、
上記トレイは、矩形状の底部と、上記底部の外周を囲むように立設された周壁部と、上記周壁部の上端側から外側に延在するフランジ部とを有し、
上記トレイの上記位置決め部は、上記フランジ部に設けられ、上記各調理網の上記脚部の下端をそれぞれ位置決めするスリットである。
また、この発明の加熱調理器では、
上記のいずれか1つの加熱調理用セットと、
上記加熱調理用セットが収容可能な加熱室と
を備えたことを特徴とする。
また、一実施形態の加熱調理器では、
上記加熱調理用セットのトレイが上記加熱室内において上下2段に配置可能であって、
上記加熱室内に上下2段に配置された上記トレイの夫々に、上記加熱調理用セットの調理網を載置した状態で加熱調理を行う。
また、一実施形態の加熱調理器では、
上記加熱室内に熱媒体を吹き出す吹出口が上記加熱室の側壁面に設けられ、
上記加熱調理用セットのトレイに載置された調理網の網本体部が、上記トレイの周壁部の上端側から外側に延在するフランジ部よりも高くなっており、
上記調理網が載置された上記トレイが上記加熱室内に収容された状態で、上記調理網の網本体部と上記トレイのフランジ部との間に、上記吹出口からの上記熱媒体が吹き込むように構成されている。
以上より明らかなように、この発明によれば、矩形状のトレイと、その矩形状のトレイに載置可能な複数の調理網とを備え、トレイの位置決め部により複数の調理網が夫々位置決めされることによって、加熱調理の自由度が広がると共に利便性を向上できる加熱調理用セットおよびその加熱調理用セットを備えた加熱調理器を実現することができる。
図1はこの発明の第1実施形態の加熱調理用セットを備えた加熱調理器の扉閉鎖時の概略正面図である。 図2は上記加熱調理器の扉開放時の概略正面図である。 図3は上記加熱調理器の主要部の構成を説明するための模式図である。 図4は上記加熱調理器に用いられるトレイの上面図である。 図5は上記加熱調理器に用いられる調理網の斜視図である。 図6は上記調理網の上面図である。 図7は上記調理網の側面図である。 図8は上記トレイに2つの調理網が載置された状態を示す斜視図である。 図9は上記トレイに2つの調理網が載置された状態を示す上面図である。 図10は上記トレイの中央部に1つの調理網が載置された状態を示す斜視図である。 図11は上記トレイの中央部に1つの調理網が載置された状態を示す上面図である。 図12は上記調理網を重ね合わせた状態を示す斜視図である。 図13は上記調理網を重ね合わせた状態を示す斜視図である。 図14はこの発明の第2実施形態の加熱調理用セットを備えた加熱調理器に用いられるトレイの上面図である。 図15は上記加熱調理器に用いられる調理網の斜視図である。 図16は上記調理網の上面図である。 図17は上記調理網の側面図である。 図18は上記トレイに2つの調理網が載置された状態を示す斜視図である。 図19は上記トレイに2つの調理網が載置された状態を示す上面図である。 図20は上記トレイの中央部に1つの調理網が載置された状態を示す斜視図である。 図21は上記トレイの中央部に1つの調理網が載置された状態を示す上面図である。 図22は上記調理網を重ね合わせた状態を示す斜視図である。 図23は上記調理網を重ね合わせた状態を示す斜視図である。 図24はこの発明の第3実施形態の加熱調理器の主要部の構成を説明するための模式図である。
以下、この発明の加熱調理用セットおよび加熱調理器を図示の実施の形態により詳細に説明する。
〔第1実施形態〕
図1はこの発明の第1実施形態の加熱調理用セットを備えた加熱調理器の扉閉鎖時の概略正面図を示し、図2は上記加熱調理器の扉開放時の概略正面図を示している。
この第1実施形態の加熱調理器は、図1,図2に示すように、直方体形状の本体ケーシング1と、この本体ケーシング1内に設けられ、前側に開口部2aを有する加熱室2と、加熱室2の開口部2aを開閉する扉3と、被加熱物15が収容される加熱室2内にマイクロ波を供給するマグネトロン(図示せず)とを備えている。
上記本体ケーシング1の上面の後部に排気ダクト5を設けている。また、本体ケーシング1の前面の下部に露受容器6を着脱可能に取り付けている。この露受容器6は、扉3の下側に位置し、扉3の後面(加熱室2側の表面)や本体ケーシング1の前板60からの水滴を受けることができるようになっている。また、本体ケーシング1の前面の下部には、後述する給水タンク26も着脱可能に取り付けられている。
上記扉3は、本体ケーシング1の前面側に下側の辺を軸に回動可能に取り付けられている。この扉3の前面(加熱室2とは反対側の表面)には、耐熱性を有する透明な外ガラス7が設けられている。また、扉3は、外ガラス7の上側に位置するハンドル8と、外ガラス7の右側に設けられた操作パネル9とを有している。
上記操作パネル9は、カラー液晶表示部10およびボタン群11を有している。このボタン群11は、途中で加熱を止めるときなどに押す取り消しキー12と、加熱を開始するときに押すあたためスタートキー13とを含んでいる。また、操作パネル9には、スマートフォンなどからの赤外線を受ける赤外線受光部14が設けられている。
上記加熱室2内には被加熱物15が収容される。また、加熱室2内への金属製のトレイ80,80(図3に示す)の出し入れが可能になっている。加熱室2の左側部2b,右側部2cの内面には、上段側のトレイ80を支持する上棚受け16A,16Bが設けられている。また、加熱室2の右側部2c,左側部2bの内面には、上棚受け16A,16Bよりも下側に位置するように、下段側のトレイ80を支持する下棚受け17A,17Bが設けられている。
図3は、上記加熱調理器の主要部の構成を説明するための模式図である。この図3では、加熱室2は左側から見た状態が示されている。なお、図3において、図1,図2と同一構成部には、同一参照番号を付している。
上記加熱調理器は、循環ダクト18と、循環ファン19と、上ヒータ20と、中ヒータ21と、下ヒータ22と、循環ダンパ23と、チューブポンプ25と、給水タンク26および蒸気発生装置100を備えている。この上ヒータ20、中ヒータ21および下ヒータ22は、それぞれ、例えばシーズヒータから成っている。なお、チューブポンプ25はポンプの一例であり、チューブポンプに限らず、駆動方向によって給水動作と排水動作とを切り替え可能なポンプであればよい。
上記加熱室2の上部2eは、水平方向に対して傾斜する傾斜部2fを介して加熱室2の後部2dと連なっている。この傾斜部2fに、循環ファン19と対向するように複数の吸込口27を設けている(図2参照)。また、加熱室2の上部2eに上吹出口28を複数設けている。また、加熱室2の後部2dに、第1後吹出口29、第2後吹出口30および第3後吹出口31を、それぞれ、複数設けている(図2参照)。なお、加熱室2の後部2dの内壁面は、側壁面の一例であり、第1後吹出口29と第2後吹出口30は吹出口の一例である。また、吸込口27は3個だけ図3で示している。また、第1後吹出口29、第2後吹出口30および第3後吹出口31は各1個だけ図3で示している。
上記循環ダクト18は、吸込口27、上吹出口28および第1〜第3後吹出口29〜31を介して加熱室2内と連通している。この循環ダクト18は、加熱室2の上側から後側にわたって設けられて、逆L字形状を呈するように延在している。また、循環ダクト18の左右方向の幅は、加熱室2の左右方向の幅より狭く設定されている。
上記循環ファン19は、遠心ファンであって、循環ファン用モータ56によって駆動される。この循環ファン用モータ56が循環ファン19を駆動すると、加熱室2内の空気や飽和蒸気(以下、「空気など」言う)は、吸込口27から循環ダクト18内に吸い込まれ、循環ファン19の径方向外側へ流される。より詳しくは、循環ファン19の上側では、空気などは、循環ファン19から斜め上方に流れた後、後方から前方に向かって流れる。一方、循環ファン19の下側では、空気などは、循環ファン19から斜め下方に流れた後、上方から下方に向かって流れる。なお、上記空気などは熱媒体の一例である。
上記上ヒータ20は、循環ダクト18内に配置され、加熱室2の上部2eに対向している。この上ヒータ20は、上吹出口28へ流れる空気などを加熱する。
上記中ヒータ21は、環状に形成され、循環ファン19を取り囲んでいる。この中ヒータ21は、循環ファン19から上ヒータ20に向かう空気などを加熱したり、循環ファン19から下ヒータ22に向かう空気などを加熱したりする。
上記下ヒータ22は、循環ダクト18内に配置され、加熱室2の後部2dに対向している。この下ヒータ22は、第2,第3後吹出口30,31へ流れる空気などを加熱する。
上記循環ダンパ23は、循環ダクト18内かつ中ヒータ21と下ヒータ22との間に回動可能に設けられている。この循環ダンパ23の回動は循環ダンパ用モータ(図示せず)によって行われる。
また、蒸気発生装置100は、上側開口を有する金属製の蒸気発生容器101と、その蒸気発生容器101の上側開口を覆う耐熱性樹脂(例えばPPS(ポリフェニレンサルファイド)樹脂)からなる蓋部102と、蒸気発生容器101の底部101aに鋳込まれたシーズヒータから成る蒸気発生用ヒータ103とを有する。この蒸気発生容器101の底部101a上には給水タンク26からの水が溜まり、熱源の一例としての蒸気発生用ヒータ103が蒸気発生容器101を介して上記水を加熱する。そして、蒸気発生用ヒータ103による加熱で発生した飽和蒸気は、樹脂製の蒸気チューブ35と金属製の蒸気管36とを流れて、複数の蒸気供給口37を介して加熱室2内に供給される(図2参照)。なお、図3では、蒸気供給口37は1個だけを示している。
また、上記加熱室2内の飽和蒸気は、循環ファン19により上ヒータ20、中ヒータ21および下ヒータ22に送られ、上ヒータ20、中ヒータ21および下ヒータ22で加熱することにより、100℃以上の過熱蒸気となる。
また、上記蓋部102には、一対の電極棒105a,105bから成る水位センサ105が取り付けられている。この電極棒105a,105bの間が導通状態になったか否かに基づいて、蒸気発生容器101の底部101a上の水位が所定水位になったか否かが判定される。
上記チューブポンプ25は、シリコンゴム等からなる弾性変形可能な給排水チューブ40をローラ(図示せず)でしごいて、そのローラの駆動方向によって、給水タンク26内の水を蒸気発生装置100に流したり、蒸気発生装置100内の水を給水タンク26に流したりする。この給排水チューブ40は、給水経路の一例である。
上記給水タンク26は、給水タンク本体41および連通管42を有する。この連通管42の一端部が給水タンク本体41内に位置する一方、連通管42の他端部が給水タンク26外に位置する。給水タンク26がタンクカバー43内に収容されると、連通管42の他端部がタンクジョイント部44を介して給排水チューブ40に接続される。すなわち、給水タンク本体41内が連通管42などを介して蒸気発生装置100内と連通する。
上記チューブポンプ25と給水タンク26と給排水チューブ40とタンクカバー43とタンクジョイント部44で給水装置を構成している。
図4は上記加熱調理器に用いられるトレイ80の上面図を示している。図4に示すように、トレイ80は、長方形状の底部80aと、底部80aの外周を囲むように立設された周壁部80bと、周壁部80bの上端の全周から外側に延在するフランジ部80cとを有する。トレイ80のフランジ部80cの周縁部は下側に折り曲げられている。
上記トレイ80の底部80aの周壁部80bに沿って、第1溝81A,81Bと、第2溝82,82と、第3溝83A,83A,83B,83Bを設けている。第1溝81Aは、トレイ80の底部80aの図中左側の短辺側およびその短辺の両側のコーナー部に設けられ、第1溝81Bは、トレイ80の底部80aの図中右側の短辺側およびその短辺の両側のコーナー部に設けられている。また、第2溝82,82は、トレイ80の底部80aの対向する長辺の中央に夫々設けられている。
また、第3溝83A,83Aは、トレイ80の底部80aの対向する長辺において、第2溝82,82よりも図中左側に間隔をあけて設けられている。さらに、第3溝83B,83Bは、トレイ80の底部80aの対向する長辺において、第2溝82,82よりも図中右側に間隔をあけて設けられている。この第3溝83A,83A,83B,83Bの長さは、第2溝82,82の長さの略半分である。
第1溝81A,81Bと第2溝82,82と第3溝83A,83A,83B,83Bで、位置決め部を構成している。
図5は加熱調理器に用いられる調理網90の斜視図を示し、図6は調理網90の上面図を示し、図7は調理網90の側面図を示している。図5〜図7に示すように、調理網90は、金属線からなる略長方形状の網本体部91と、その網本体部91の短辺側に夫々設けられた金属線からなる脚部92,92とを有している。
網本体部91は、脚部92,92間に互いに平行にかつ間隔をあけて設けられた一対の縦枠91a,91aと、縦枠91a,91aの両端を夫々連結するように、互いに平行に設けられた一対の横枠91b,91bと、横枠91b,91b間を連結するように、互いに平行にかつ間隔をあけて設けられた複数の縦桟91cとを有する。網本体部91の縦枠91a,91aは、脚部92の後述する張り出し部92a,92aに連なる。
脚部92は、網本体部91の短辺の両端から長手方向外側に延び、網本体部91の短辺方向内側に略90度屈曲するL字状の張り出し部92a,92aと、張り出し部92a,92aの夫々の先端から下方に延びて下端が網本体部91の短辺に沿って内側にコの字形状に屈曲する屈曲部92b,92bと、屈曲部92b,92bの先端同士を連結する連結部92cとを有する。
上記調理網90は、網本体部91の短辺と、張り出し部92a,92aを除く脚部92の部分(屈曲部92b,92b,連結部92c)との間に、平面視において隙間A,Aが形成されている(図6参照)。
図8はトレイ80に2つの調理網90,90が載置された状態を示す斜視図であり、図9は上記トレイ80に2つの調理網90,90が載置された状態を示す上面図である。この図8,図9は第1の配置パターンを示している。なお、図8,図9において、図4〜図7と同一の構成部に同一参照番号を付している。
2つの調理網90,90のうち、一方の調理網90は、図4に示す第1溝81Aの一部(トレイ80のコーナー部側)と第2溝82,82の一部(第1溝81A側)に脚部92の下端(4つの92b)が嵌まって、トレイ80に対して位置決めされている。また、他方の調理網90は、図4に示す第1溝81Bの一部(トレイ80のコーナー部側)と第2溝82,82の一部(第1溝81B側)に脚部92の下端(4つの92b)が嵌まって、トレイ80に対して位置決めされている。
このように、トレイ80内の領域を2つに分割する分割領域に対して調理網90,90が載置されている。ここで、分割領域とは、図8,図9に示すトレイ80の長手方向に対して直交する平面でトレイ80内の領域を二等分した領域である。
上記トレイ80と2つの調理網90で加熱調理用セットを構成している。この第1実施形態の加熱調理器は、2つのトレイ80と2つの調理網90を備えている。
また、長方形状のトレイ80の短辺方向(図9の上下方向)が加熱室2(図2,図3に示す)内の前後方向になるように、トレイ80が加熱室2内に収容される。
なお、図8,図9では、トレイ80に2つの調理網90,90が載置された第1の配置パターンを示したが、図8,図9において、2つの調理網90,90のうちの一方を外した場合は、第2の配置パターンとなる。
図10はトレイ80の中央部に1つの調理網90が載置された状態を示す斜視図であり、図11はトレイ80の中央部に1つの調理網90が載置された状態を示す上面図である。この図10,図11は第3の配置パターンを示している。なお、図10,図11において、図4〜図7と同一の構成部に同一参照番号を付している。
図11,図12において、調理網90は、図4に示す第3溝83A,83A,83B,83Bに脚部92の下端(4つの92b)が位置決めされている。
また、図12は調理網90,90を重ね合わせた状態を示しており、図13は調理網90,90を重ね合わせた状態を示している。
図12,図13では、一方の調理網90(図中下側)の網本体部91の短辺側の隙間A,A(図6に示す)に、他方の調理網90(図中上側)の脚部92の屈曲部92b,92b,連結部92cを挿入することにより、調理網90,90の互いの網本体部91と脚部92が干渉することなく、2段に重ね合わせることができる。これにより、従来の2倍の大きさの調理網に比べて、収納が容易になり、利便性が向上する。
なお、この調理網90では、3段以上に重ね合わせることも可能である。
上記構成の加熱調理用セットによれば、長方形状のトレイ80と、その長方形状のトレイ80に載置可能な2つの調理網90,90とを備え、トレイ80の位置決め部(図4に示す第1溝81A,81Bと第2溝82,82と第3溝83A,83A,83B,83B)により2つの調理網90,90を夫々位置決めすることによって、2つの調理網90,90をトレイ80に載置したり、2つの調理網90,90の一方をトレイ80に載置したりすることが可能になる。これにより、上記加熱調理用セットは、トレイ80に載置される調理網90の配置パターンに応じた様々な加熱調理に利用することができる。また、従来の1つのトレイに1つの大きな調理網を載置するものに比べて、調理網90のサイズが小さくなって取り扱いが容易になる。したがって、加熱調理の自由度が広がると共に利便性を向上できる。
また、図12,図13に示すように、2つの調理網90,90を上下に重ね合わせ可能な形状とすることによって、従来の1つのトレイに1つの調理網を載置するものに比べて、複数の調理網90を重ね合わせた状態でコンパクトに収納でき、収納スペースが容易に確保できるので、利便性が向上する。
また、上記2つの調理網90,90をトレイ80の長手方向に並んで載置することによって、トレイ80の短手方向に並んで載置するよりも調理網90の長手方向の長さを短くでき、取り扱いがより容易になる。
また、トレイ80に2つの調理網90が載置された状態で加熱室2から出し入れするときに、トレイ80の短手方向すなわち前後方向の調理網90の移動が規制されるので、トレイ80上の調理網90の位置が安定し、安全性を向上できる。さらに、トレイ80の長手方向を加熱調理器の左右方向としてトレイ80を加熱室2内に収容するので、トレイ80に2つの調理網90,90のうちの一方を左右方向のいずれかの位置に載置した状態で様々な加熱調理が可能となる。
また、上記2つの調理網90,90をトレイ80に載置する第1の配置パターン(図8,図9参照)としたり、2つの調理網90,90のうちの1つをトレイ80の長手方向の一方に載置する第2の配置パターンとしたり、2つの調理網90,90のうちの1つをトレイ80の中央部に載置する第3の配置パターン(図10,図11参照)としたりすることによって、調理網90,90の配置パターンに応じた様々な加熱調理に対応することができ、加熱調理の自由度が広がる。
また、上記トレイ80内の底部80aに設けられた溝(図4に示す第1溝81A,81Bと第2溝82,82と第3溝83A,83A,83B,83B)によって、各調理網90,90の脚部92の下端をそれぞれ位置決めするので、簡単な構成でトレイ80に対する調理網90,90の位置決めが可能となる。
なお、トレイ80に対して調理網90の脚部92を位置決めする位置決め部は、トレイ内の底部に設けた凹部であってもよく、調理網の脚部とトレイとを係止する係止構造としてもよい。
また、上記構成の加熱調理器によれば、加熱調理の自由度が広がると共に利便性が向上した加熱調理器を実現できる。
また、上記加熱室2内に上下2段に配置されたトレイ80,80の夫々に、加熱調理用セットの調理網90を1つ載置した状態(例えば図10,図11に示す)で加熱調理を行うことによって、上下2段で調理網90を用いた調理が同時にできる。
上記第1実施形態の加熱調理器では、長方形状のトレイ80の長手方向に対して直交する平面でトレイ80内の領域を二等分した分割領域に対して調理網90,90を載置したが、長方形状のトレイの短手方向に対して直交する平面でトレイ内の領域を二等分した領域に対して調理網90,90を載置してもよい。
上記第1実施形態では、長方形状のトレイ80内の領域を二等分した分割領域に対して調理網90,90を載置したが、長方形状のトレイの短手方向に対して直交する平面でトレイ内の領域を三分割した領域に対して調理網90,90を載置してもよく、トレイの大きさによっては、四以上に分割した分割領域に対して調理網を載置してもよい。
〔第2実施形態〕
図14はこの発明の第2実施形態の加熱調理用セットを備えた加熱調理器に用いられるトレイ180の上面図を示している。この発明の第2実施形態の加熱調理器は、トレイ180と調理網190を除いて第1実施形態の加熱調理器と同一の構成をしており、図1〜図3を援用する。
図14に示すように、トレイ180は、長方形状の底部180aと、底部180aの外周を囲むように立設された周壁部180bと、周壁部180bの上端の全周から外側に延在するフランジ部180cとを有する。
上記トレイ180のフランジ部180cの対向する長辺側に、スリット181A,182A,181B,182Bを夫々設けている。このスリット181A,182A,181B,182Bは、等間隔に配置されている。スリット181A,181A、スリット182A,182A、スリット181B,181B、スリット182B,182Bが夫々対向している。
図15は加熱調理器に用いられる調理網190の斜視図を示し、図16は調理網190の上面図を示し、図17は調理網190の側面図を示している。図15〜図17に示すように、調理網190は、金属線からなる略長方形状の網本体部191と、その網本体部191の短辺側に夫々設けられた金属線からなる脚部192,192とを有している。
網本体部191は、脚部192,192間に互いに平行にかつ間隔をあけて設けられた一対の縦枠191a,191aと、縦枠191a,191aの両端を夫々連結するように、互いに平行に設けられた一対の横枠191b,191bと、横枠191b,191b間を連結するように、互いに平行にかつ間隔をあけて設けられた複数の縦桟191cとを有する。網本体部191の縦枠191a,191aは、脚部192の後述する張り出し部192a,192aに連なる。
脚部192は、網本体部191の短辺の両端から長手方向外側に延び、網本体部191の短辺方向内側に略90度屈曲するL字状の張り出し部192a,192aと、張り出し部192a,192aの夫々の先端から斜め下方に延びて、等脚台形の上底と両斜辺を呈する形状とは上下が逆の形状に屈曲する屈曲部192b,192bと、屈曲部192b,192bの先端同士を連結する連結部192cとを有する。
上記調理網190は、網本体部191の短辺と、張り出し部192a,192aを除く脚部192の部分(屈曲部192b,192b,連結部192c)との間に、平面視において隙間B,Bが形成されている(図16参照)。
図18は上記トレイ180に2つの調理網190,190が載置された状態を示す斜視図であり、図19は上記トレイ180に2つの調理網190,190が載置された状態を示す上面図である。なお、図18,図19において、図14〜図17と同一の構成部に同一参照番号を付している。
2つの調理網190,190のうち、一方の調理網190は、図14に示すスリット181A,181Aとスリット182A,182Aに脚部192の下端(4つの192b)が挿入されて、トレイ180に対して位置決めされている。また、他方の調理網190は、図14に示すスリット181B,181Bとスリット182B,182Bに脚部192の下端(4つの192b)が挿入されて、トレイ180に対して位置決めされている。
このように、トレイ180内の領域を2つに分割する分割領域に対して調理網190,190が載置されている。ここで、分割領域とは、図18,図19に示すトレイ180の長手方向に対して直交する平面でトレイ180内の領域を二等分した領域である。
上記トレイ180と2つの調理網190で加熱調理用セットを構成している。この第2実施形態の加熱調理器は、2つのトレイ180と2つの調理網190を備えている。
また、長方形状のトレイ180の短辺方向(図19の上下方向)が加熱室2(図2,図3に示す)内の前後方向になるように、トレイ80が加熱室2内に収容される。
図20はトレイ180の中央部に1つの調理網190が載置された状態を示す斜視図であり、図21はトレイ180の中央部に1つの調理網190が載置された状態を示す上面図である。なお、図18,図19において、図14〜図17と同一の構成部に同一参照番号を付している。
調理網190は、図14に示すスリット182A,182Aとスリット182B,182Bに脚部192の下端(4つの192b)が位置決めされている。
図22は調理網190,190を重ね合わせた状態を示しており、図23は調理網190,190を重ね合わせた状態を示している。
図22,図23では、一方の調理網190(図中下側)の網本体部191の短辺側の隙間B,B(図16に示す)に、他方の調理網190(図中上側)の脚部192の屈曲部192b, 192b,連結部192cを挿入することにより、調理網190,190の互いの網本体部191と脚部192が干渉することなく、2段に重ね合わせることができる。これにより、従来の2倍の大きさの調理網に比べて、収納が容易になり、利便性が向上する。
なお、この調理網190では、3段以上に重ね合わせることも可能である。
上記構成の加熱調理用セットによれば、トレイ180のフランジ部180cに設けられたスリット181A,182A,181B,182Bによって、各調理網190の脚部192の下端をそれぞれ位置決めするので、簡単な構成でトレイ180に対する調理網190の位置決めが可能となる。
また、上記加熱調理用セットでは、調理網190の脚部192を含む高さが第1実施形態の調理網90よりも低くできるので、収納がよりし易くなると共に、食洗機に入れる場合も他の食器類との干渉が少なくなって入れやすくなる。
なお、トレイ180に対して調理網190の脚部192を位置決めする手段は、調理網の脚部とトレイとを係止する係止構造としてもよい。
また、上記第2実施形態の加熱調理用セットおよびそれを備えた加熱調理器は、第1実施形態の加熱調理用セットおよびそれを備えた加熱調理器と同様の効果を有する。
〔第3実施形態〕
図24はこの発明の第3実施形態の加熱調理器の主要部の構成を説明するための模式図を示している。この第3実施形態の加熱調理器は、第1実施形態の加熱調理器と同一の構成をしており、図1〜図3を援用する。また、この第3実施形態の加熱調理器では、第1実施形態のトレイ80と調理網90を備えた加熱調理用セットを用いている。
この第3実施形態の加熱調理器によれば、加熱調理用セットのトレイ80に載置された調理網90の網本体部91が、トレイ80の周壁部80bの上端側から外側に延在するフランジ部80cよりも高くなっている。
これにより、調理網90が載置されたトレイ80が加熱室2内の上段に配置された状態で、調理網90の網本体部91とトレイ80のフランジ部80cとの間に、第1後吹出口29から熱媒体が吹き込むことによって、調理網90の網本体部91とトレイ80のフランジ部80cが第1後吹出口29からの熱媒体を妨げることなく、網本体部91の下側空間に吹き込むので、加熱効率が向上する。
なお、調理網90が載置されたトレイ80を加熱室2内の下段に配置してもよく、この場合、調理網90の網本体部91とトレイ80のフランジ部80cとの間に、第2後吹出口30から熱媒体が吹き込む。
この第3実施形態の加熱調理器では、第1実施形態の加熱調理器と同様の効果を有する。
上記第1〜第3実施形態では、長方形状のトレイ80と、その長方形状のトレイ80に載置可能な2つの調理網90,90とを備えた加熱調理用セットを用いた加熱調理器について説明したが、トレイ1つあたりに3以上の調理網を備えた加熱調理用セットでもよい。
また、上記第1〜第3実施形態では、2つの長方形状のトレイ80(180)と2つの調理網90,90(190,190)とを備えた加熱調理用セットを用いた加熱調理器について説明したが、トレイは1つまたは3以上でもよく、トレイ1つあたりに複数の調理網が載置される加熱調理用セットであればよい。
また、上記第1〜第3実施形態では、長方形状のトレイ80(180)を備えた加熱調理用セットについて説明したが、トレイの形状は長方形状に限らず、正方形を含む矩形状であればよい。
この発明の具体的な実施の形態について説明したが、この発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、この発明の範囲内で種々変更して実施することができる。
この発明および実施形態をまとめると、次のようになる。
この発明の加熱調理用セットは、
矩形状のトレイ80,180と、
上記トレイ80,180内の領域を複数に分割する分割領域に対して載置可能な複数の調理網90,190と
を備え、
上記トレイ80,180は、上記複数の調理網90,190を夫々位置決めする位置決め部81A,81B,82,83A,83B,181A,182A,181B,182Bを有することを特徴とする。
上記構成によれば、矩形状のトレイ80,180と、その矩形状のトレイ80,180内の領域を複数に分割する分割領域に対して載置可能な複数の調理網90,190とを備え、トレイ80,180の位置決め部81A,81B,82,83A,83B,181A,182A,181B,182Bにより複数の調理網90,190が夫々位置決めされることによって、複数の調理網90,190の全部をトレイ80,180に載置したり、複数の調理網90,190の一部をトレイ80,180の所定の位置に載置したりすることが可能になる。これにより、調理網90,190の配置パターンに応じた様々な加熱調理に利用することができる。また、従来の1つのトレイに1つの大きな調理網を載置するものに比べて、調理網90,190のサイズが小さくなって取り扱いが容易になる。したがって、加熱調理の自由度が広がると共に利便性を向上できる。
また、一実施形態の加熱調理用セットでは、
上記複数の調理網90,190は、上下に重ね合わせ可能な形状をしている。
上記実施形態によれば、複数の調理網90,190を上下に重ね合わせ可能な形状とすることによって、従来の1つのトレイに1つの調理網を載置するものに比べて、複数の調理網90,190を重ね合わせた状態でコンパクトに収納でき、収納スペースが容易に確保できるので、利便性が向上する。
また、一実施形態の加熱調理用セットでは、
上記複数の調理網90,190は、長方形状の上記トレイ80,180の長手方向に並んで載置されている。
上記実施形態によれば、複数の調理網90,190をトレイ80,180の長手方向に並んで載置されることによって、トレイ80,180の短手方向に並んで載置するよりも調理網90,190の長手方向の長さを短くでき、取り扱いがより容易になる。
また、例えば、トレイ80,180の長手方向を加熱調理器の左右方向としてトレイ80,180を加熱室2内に収容する場合、トレイ80,180に複数の調理網90,190が載置された状態で加熱室2から出し入れするときに、トレイ80,180の短手方向すなわち前後方向の調理網90,190の移動が規制されるので、トレイ80,180上の調理網90,190の位置が安定し、調理時の安全性を向上できる。さらに、トレイ80,180に複数の調理網90,190のうちの一部を左右方向のいずれかの位置に載置した状態で、調理網90,190を利用した網焼き調理や、トレイ80,180上に載置した食品のオーブン調理などの様々な加熱調理が可能となる。
また、一実施形態の加熱調理用セットでは、
上記複数の調理網90,190は、上記トレイ80,180内の領域を略二等分する分割領域に対して載置可能な大きさが略同じ2つの調理網90,190であって、
上記2つの調理網90,190を上記トレイ80,180に載置する第1の配置パターンと、上記2つの調理網90,190のうちの1つを上記トレイ80,180内の上記分割領域の一方に載置する第2の配置パターンと、上記2つの調理網90,190のうちの1つを上記トレイ80,180内の中央部に載置する第3の配置パターンが可能なように、上記位置決め部81A,81B,82,83A,83B,181A,182A,181B,182Bを上記トレイ80,180に設けている。
上記実施形態によれば、2つの調理網90,190をトレイ80,180に載置する第1の配置パターンとしたり、2つの調理網90,190のうちの1つをトレイ80,180内の上記分割領域の一方に載置する第2の配置パターンとしたり、2つの調理網90,190のうちの1つをトレイ80,180の中央部に載置する第3の配置パターンとしたりすることによって、調理網90,190の配置パターンに応じた様々な加熱調理に対応することができ、加熱調理の自由度が広がる。
また、一実施形態の加熱調理用セットでは、
上記複数の調理網90の夫々は、網本体部91と、上記網本体部91から下方に延びた脚部92とを有し、
上記トレイ80の上記位置決め部は、上記トレイ80内の底部80aに設けられ、上記各調理網90の上記脚部92の下端をそれぞれ位置決めする溝81A,81B,82,83A,83Bまたは凹部である。
上記実施形態によれば、トレイ80内の底部80aに設けられた溝81A,81B,82,83A,83Bまたは凹部によって、各調理網90の脚部92の下端をそれぞれ位置決めするので、簡単な構成でトレイ80に対する調理網90の位置決めが可能となる。
また、一実施形態の加熱調理用セットでは、
上記複数の調理網190の夫々は、網本体部191と、上記網本体部191から下方に延びた脚部192とを有すると共に、
上記トレイ180は、矩形状の底部180aと、上記底部180aの外周を囲むように立設された周壁部180bと、上記周壁部180bの上端側から外側に延在するフランジ部180cとを有し、
上記トレイ180の上記位置決め部は、上記フランジ部180cに設けられ、上記各調理網190の上記脚部192の下端をそれぞれ位置決めするスリット181A,182A,181B,182Bである。
上記実施形態によれば、トレイ180のフランジ部180cに設けられたスリット181A,182A,181B,182Bによって、各調理網190の脚部192の下端をそれぞれ位置決めするので、簡単な構成でトレイ180に対する調理網190の位置決めが可能となる。
また、この発明の加熱調理器では、
上記のいずれか1つの加熱調理用セットと、
上記加熱調理用セットが収容可能な加熱室2と
を備えたことを特徴とする。
上記構成によれば、加熱調理の自由度が広がると共に利便性が向上した加熱調理器を実現できる。
また、一実施形態の加熱調理器では、
上記加熱調理用セットのトレイ80,180が上記加熱室2内において上下2段に配置可能であって、
上記加熱室2内に上下2段に配置された上記トレイ80,180の夫々に、上記加熱調理用セットの調理網90,190を載置した状態で加熱調理を行う。
上記実施形態によれば、加熱室2内に上下2段に配置されたトレイ80,180の夫々に、加熱調理用セットの調理網90,190を載置した状態で加熱調理を行うことによって、上下2段で調理網90,190を用いた調理が同時にできる。
また、一実施形態の加熱調理器では、
上記加熱室2内に熱媒体を吹き出す吹出口29,30が上記加熱室2の側壁面に設けられ、
上記加熱調理用セットのトレイ80に載置された調理網90の網本体部91が、上記トレイ80の周壁部80bの上端側から外側に延在するフランジ部80cよりも高くなっており、
上記調理網90が載置された上記トレイ80が上記加熱室2内に収容された状態で、上記調理網90の網本体部91と上記トレイ80のフランジ部80cとの間に、上記吹出口29,30からの上記熱媒体が吹き込むように構成されている。
上記実施形態によれば、加熱調理用セットのトレイ80に載置された調理網90の網本体部91が、トレイ80の周壁部80bの上端側から外側に延在するフランジ部80cよりも高くなっており、調理網90が載置されたトレイ80が加熱室2内に配置された状態で、調理網90の網本体部91とトレイ80のフランジ部80cとの間に、吹出口29,30から熱媒体が吹き込むことによって、調理網90の網本体部91とトレイ80のフランジ部80cが吹出口29,30からの熱媒体を妨げることなく、網本体部91の下側空間に吹き込むので、加熱効率が向上する。
1…本体ケーシング
2…加熱室
2a…開口部
3…扉
4…マグネトロン
5…排気ダクト
6…露受容器
7…外ガラス
8…ハンドル
9…操作パネル
10…カラー液晶表示部
11…ボタン群
12…取り消しキー
13…スタートキー
14…赤外線受光部
15…被加熱物
16A,16B…上棚受け
17A,17B…下棚受け
18…循環ダクト
19…循環ファン
20…上ヒータ
21…中ヒータ
22…下ヒータ
23…循環ダンパ
25…チューブポンプ
26…給水タンク
27…吸込口
28…上吹出口
29…第1後吹出口
30…第2後吹出口
31…第3後吹出口
35…蒸気チューブ
36…蒸気管
37…蒸気供給口
40…給排水チューブ
41…給水タンク本体
42…連通管
43…タンクカバー
44…タンクジョイント部
48…強制排気口
50…給気口
56…循環ファン用モータ
70…庫内温度センサ
80,180…トレイ
80a,180a…底部
80b,180b…周壁部
80c,180c…フランジ部
90,190…調理網
91,191…網本体部
92,192…脚部
100…蒸気発生装置
101…蒸気発生容器
101a…底部
102…蓋部
103…蒸気発生用ヒータ
105…水位センサ
105a,105b…電極棒

Claims (5)

  1. 矩形状のトレイと、
    上記トレイ内の領域を複数に分割する分割領域に対して載置可能な複数の調理網と
    を備え、
    上記トレイは、上記複数の調理網を夫々位置決めする位置決め部を有することを特徴とする加熱調理用セット。
  2. 請求項1に記載の加熱調理用セットにおいて、
    上記複数の調理網は、上下に重ね合わせ可能な形状をしていることを特徴とする加熱調理用セット。
  3. 請求項1または2に記載の加熱調理用セットにおいて、
    上記複数の調理網は、上記トレイ内の領域を略二等分する分割領域に対して載置可能な大きさが略同じ2つの調理網であって、
    上記2つの調理網を上記トレイに載置する第1の配置パターンと、上記2つの調理網のうちの1つを上記トレイ内の上記分割領域の一方に載置する第2の配置パターンと、上記2つの調理網のうちの1つを上記トレイ内の中央部に載置する第3の配置パターンが可能なように、上記位置決め部を上記トレイに設けていることを特徴とする加熱調理用セット。
  4. 請求項1から3までのいずれか1つに記載の加熱調理用セットにおいて、
    上記複数の調理網の夫々は、網本体部と、上記網本体部から下方に延びた脚部とを有し、
    上記トレイの上記位置決め部は、上記トレイ内の底部に設けられ、上記各調理網の上記脚部の下端をそれぞれ位置決めする溝または凹部であることを特徴とする加熱調理用セット。
  5. 請求項1から4までのいずれか1つに記載の加熱調理用セットと、
    上記加熱調理用セットが収容可能な加熱室と
    を備えたことを特徴とする加熱調理器。
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