JP6682117B2 - 麺類の茹で装置 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば、日本そば、うどん、中華そば或いはパスタなどの麺類を茹でるのに適した装置に関するものである。
従来より、飲食店などの厨房で使用される麺類の茹で装置が知られている。麺類の茹で装置は、麺類を入れた茹で篭を湯槽に入れ、加熱装置で湯槽を加熱することで麺類を茹でる装置である。特許文献1の茹で装置は、開口が丸い小型の茹で篭が6つ配置されている。また、特許文献2の茹で装置は、開口が四角い大型の茹で篭が2つ配置されている。
特開2001−17320号公報 特開平11−313629号公報
多くの飲食店では、茹で時間や1食分の量が異なる2種類以上の麺を提供している。例えば、茹で時間2分で1食分150gのラーメンと、茹で時間12分で1食分300gのつけ麺を提供する場合がある。この場合、特許文献1の茹で装置では、ラーメンは1つの茹で篭で茹でることができるが、つけ麺は量が多いので2つの茹で篭に分けて茹でることがある。すると、ラーメンは1時間に最高で180食分茹でることができるのに対し、つけ麺は最高でも1時間に15食分しか茹でることができないので、2種類以上の麺を効率よく提供することが難しい。
一方、特許文献2の茹で装置では、複数食分のつけ麺を一度に多く茹でることができるので、つけ麺を茹でた後、冷水で洗い1食分ごとに取り分けることで、つけ麺を効率よく提供することができる。しかし、ラーメンは茹でた麺を熱いうちに素早く提供したいので、大きな茹で釜でまとめて茹でてしまうと、茹でた後に1食分ごとに取り分けることが容易ではなく、効率よく提供することが難しい。
つまり、1つの茹で装置では、茹で時間や1食分の量が異なる2種類以上の麺を効率的に茹でることが難しいという問題点があった。
そこで、本発明は、1つの茹で装置で、茹で時間や1食分の量が異なる麺類を効率的に茹でることを目的とする。
前記した目的を達成するため、本発明の茹で装置は、湯を貯留する湯槽と、湯槽の下に配置された加熱装置と、円形の開口を有する第1篭を湯槽内の所定位置に保持する保持部を複数有する保持枠と、湯槽内に少なくとも1つ配置された第2篭であって、開口の面積が第1篭の開口の面積より大きい矩形の開口を有する第2篭と、噴流板と、を備える。噴流板は、保持部に保持される前記第1篭の下に位置する第1噴流口と、前記第2篭の下に位置する第2噴流口と、を有する。
このように構成された茹で装置によれば、少量の麺を茹でるのに適した第1篭と、多量の麺類を茹でるのに適した第2篭を備えているため、例えば、第1篭によって茹で時間が短く1食分の量の少ない麺類を茹でるのと同時に、第2篭によって茹で時間が長く1食分の量の多い麺類を茹でることで、1つの茹で装置で茹で時間や1食分の量が異なる麺類を効率的に茹でることができる。
また、噴流板の第1噴流口が第1篭の下に位置することで、第1噴流口から噴出した噴流によって第1篭内の麺がほぐされるので、麺をムラなく茹でることができる。同様に、噴流板の第2噴流口が第2篭の下に位置することで、第2噴流口から噴出した噴流によって第2篭内の麺がほぐされるので、麺をムラなく茹でることができる。
また、前記した構成において、第2篭の開口の辺のうち少なくとも1つの辺は、第1篭の開口の直径より大きいことが望ましい。
また、前記した構成において、湯槽は、矩形の開口を有し、複数の保持部は、湯槽の開口を構成する対向する一対の辺のうち一方の辺に寄って配置されていてもよい。
これによれば、複数の第1篭が片側にまとまって配置されるので、第1篭を保持する保持枠をコンパクトにすることができる。
また、前記した構成において、第2篭は、第1篭と第2篭が並ぶ方向における湯槽の一対の辺の中央にある仮想の線と上から見て重なっていてもよい。
また、前記した構成において、第1篭と第2篭が並ぶ方向において、第2噴流口は、第2篭の開口の中央より第1篭から離れて位置していてもよい。
これによれば、第2篭内の麺は、第2噴流口から噴出した噴流によって上方へ持ち上げられ、第1篭側から下方に降りてくる。このため、麺が第2篭内で連続的に対流するので、茹で装置は麺をほぐしながら、ムラなく茹でることができる。
本発明によれば、1つの茹で麺装置で茹で時間の異なる麺類を効率的に茹でることができる。
本発明の一実施形態に係る茹で装置を示す断面図である。 茹で装置(a)、第1篭(b)、第2篭(c)の平面図である。 噴流板を示す斜視図である。 湯槽内を対流する湯の様子を示す図である。 第1変形例における茹で装置の断面図(a)と、平面図(b)である。 第2変形例における茹で装置の平面図である。 第3変形例における茹で装置の平面図である。
次に、本発明の一実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。
図1に示すように、茹で装置1は、本体フレーム2と、本体フレーム2の内部に配置され、本体フレーム2に支持された湯槽3と、湯槽3の下に配置された加熱装置4と、保持枠5と、噴流板6と、第1篭10と、第2篭20と、を主に備えている。
湯槽3は、上方に開口する矩形の開口を有する箱型の槽である。湯槽3は、底面部32と、底面部32から上方に延びる4つの側面部33と、を有している。湯槽3は内部に湯が貯留されている。加熱装置4は、例えば、ガスバーナーからなり、湯槽3内に貯留された水(湯)を加熱する。
保持枠5は、湯槽3の上部に配置され、湯槽3に支持されている。保持枠5は、板状の本体部50と、保持部の一例としての第1保持部51と、第2保持部52と、係合部53と、を有している。
図2(a)に示すように、第1保持部51は、本体部50に形成された円形の孔であり、湯槽3内の所定位置に3つの第1篭10を保持するように3つ並んで配置されている。第1保持部51のすべては、湯槽3の開口を構成する対向する一対の辺のうち一方の辺(図2における左側の辺)に寄って一列に配置されている。
第2保持部52は、本体部50に形成された矩形の孔であり、湯槽3内の所定位置に2つの第2篭20を保持するように2つ並んで配置されている。第2保持部52のすべては、湯槽3の開口を構成する対向する一対の辺のうち他方の辺(図2における右側の辺)に寄って一列に配置されている。
係合部53は、本体部50の端部に設けられたフック形状の部分である。係合部53が湯槽3の側面部33の上端に引っ掛かることで、保持枠5は、湯槽3に支持されている。
図2(b)に示すように、第1篭10は、麺を入れるための篭である。第1篭10は、湯槽3内に3つ配置され、それぞれ第1保持部51に保持される。第1篭10は、円枠部11と、円枠部11から下方に延び、底部で麺を保持する有底円筒状の第1メッシュ部12と、円枠部11から上方に延びる第1把手部13と、を有している(図1参照)。
円枠部11は、円形の開口11Aを有している。第1メッシュ部12は、第1保持部51を通過可能な大きさとなっている。円枠部11が第1保持部51の縁に引っ掛かることで、第1篭10は第1保持部51に保持されている。
図2(c)に示すように、第2篭20は、麺を入れるための篭である。第2篭20は、湯槽3内に2つ配置され、それぞれ第2保持部52に保持されている。第2篭20は、第1篭10と第2篭20が並ぶ方向(図2の左右方向であり、以下の説明では、単に「並び方向」という。)における湯槽3の一対の辺の中央にある仮想の線Lと上から見て重なっている。
第2篭20は、矩形の矩形枠部21と、第2メッシュ部22と、ユーザが保持するための第2把手部23と、フランジ部24を有している。矩形枠部21は、開口の面積がいずれの第1篭10の開口11Aの面積よりも大きい矩形の開口21Aを有している。そして、矩形枠部21の開口21Aの短辺の寸法D2と長辺の寸法D3は両方とも第1篭10の直径D1より大きい。
図1に示すように、第2メッシュ部22は、上方が開口した箱状に形成されている。第2メッシュ部22は、第2保持部52を通過可能な大きさとなっている。第2メッシュ部22の上下方向の寸法H2は、第1メッシュ部12の上下方向の寸法H1より大きい。
第2メッシュ部22は、底面部22Aと、底面部22Aから第1篭10側の側部に向かって上方に傾斜する傾斜面部22Bとを有している。傾斜面部22Bの傾斜角は、水平方向に対し、45°以上となっている。傾斜面部22Bと底面部22Aが接続する辺Pは、並び方向において、第2篭20の開口21Aの中央C(第2篭20を上から見た中央の点C)より第1篭10側に位置している。すなわち、第2篭20の底面部22Aは、第2篭20の開口21Aの大きさの半分以上を占め、上から見て開口21Aの中央Cを含むように形成されている。また、傾斜面部22Bと第2篭20の側面部22Cが接続する辺Qは、第1篭10の下端より下に位置している。
フランジ部24は、矩形枠部21から外側に突出しており、フランジ部24が第2保持部52の縁に引っ掛かることで、第2篭20が第2保持部52に保持されている。
各第2篭20の容積は、いずれの第1篭10の容積よりも大きい。また、複数の第2篭20の容積を合わせた総容積は、複数の第1篭10の容積を合わせた総容積よりも大きい。なお、本明細書において、篭の容積は、メッシュの部分の容積をいうこととする。
図1に示すように、噴流板6は、湯槽3の底面部32の付近に配置されている。例えば、噴流板6は、湯槽3の底面部32に固定されている。噴流板6は、噴流板6の上側を構成する第1領域61および第2領域62と、噴流板6の側面を構成する4つの側面部63と、を有している。なお、噴流板6は、底板を有していない。
図3に示すように、第1領域61は、第1篭10の下に位置する領域である。第1領域6Aは、上下方向に直交する第1面部61Aと、第1面部61Aの第2篭20側の辺から斜め下に延びる第2面部61Bと、第1面部61Aの第2篭20と反対側の辺から斜め下に延びる第3面部61Cと、を有している。第1面部61Aは、丸形の第1噴流口64を3つ有している。並び方向において、第2面部61Bは、第2面部61Bと同じ寸法で同じ傾斜角となっている。
各第1噴流口64は、各第1篭10の下に位置している。詳しくは、上から見て、各第1噴流口64は、各第1篭10の底面の中央(各第1保持部51の中央)に位置している(図2(a)参照)。
第2領域62は、第2篭20の下に位置する領域である。第1領域61は、第1篭10が配置された領域に対応し、第2領域62は、第2篭20が配置された領域に対応しているので、第2領域62は、第1領域61よりも大きい。第2領域62は、上下方向に直交する第4面部62Aと、第4面部62Aの第1篭10側の辺から斜め下に延びる第5面部62Bと、第4面部62Aの第1篭10と反対側の辺から斜め下に延びる第6面部62Cと、を有している。第4面部62Aは、第2噴流口65を2つ有している。並び方向において、第5面部62Bの寸法は、第6面部62Cの寸法より大きく、緩やかな傾斜角度となっている。具体的には、並び方向において、第5面部62Bの寸法は、第6面部62Cの寸法の3倍以上となっている。
図1、図2に示すように、各第2噴流口65は、各第2篭20の下に位置している。詳しくは、第2噴流口65は、並び方向において、第2篭20の中央Cより第1篭10から離れて位置している。第2噴流口65は、並び方向に直交する方向に長く延びる矩形をしている。各第2噴流口65の面積は、各第1噴流口64の面積より大きい。また、第2噴流口65の総面積は、第1噴流口64の総面積より大きい。
第1領域6Aと第2領域6Bの境界の谷部Rは、並び方向において、第1篭10と第2篭20の間に位置している。
図3に示すように、噴流板6の4つの側面部63のうち、並び方向に沿う2つの側面部63には、吸込口66が配置されている。吸込口66は、並び方向に沿って長く延びる矩形をしている。
以上のような本実施形態の茹で装置1によれば、以下のような作用効果を得ることができる。
加熱装置4を点火すると、湯槽3内の水が熱せられる。すると、図4に示すように、噴流板6内の水(湯)の温度が高くなり、第1領域61内で沸騰して第1噴流口64から噴き上がるとともに、第2領域62内で沸騰して第2噴流口65から噴き上がる。このとき、第2領域62は、第1領域61よりも大きいので、第2噴流口65から噴き上がる熱水は、第1噴流口64から噴き上がる熱水より多い。なお、噴流板6内には、第1噴流口64および第2噴流口65から噴流した分だけ吸込口66から湯が入り込んでくる。
そして、第1噴流口64から噴き上がった熱水は、第1篭10の底面部から第1篭10内に入り、第1篭10内の麺を図の矢印のように動かす。また、第2噴流口65から噴き上がった熱水は、第2篭20の底面部22Aから第2篭20内に入り、第2篭20内の麺を図の矢印のように湯槽3の図の右側の側面部33に沿って上に持ち上げ、さらに、第2篭20の上部において湯槽3の側面部33から離れる方向(図の左側)に動かす。そして、熱水と麺は、第2篭20の右側の側面部33から遠い、第1篭10側の側面部22Cに沿って降りていき、傾斜面部22Bに沿って底面部22A側へ案内され、底面部22Aの上に到達すると、再び底面部22Aから新たに入った熱水によって持ち上げられる。
このとき、底面部22Aと傾斜面部22Bを接続する辺Pは、第2篭20の開口21Aの中央Cよりも第1篭10側にあり、底面部22Aが十分な大きさを有しているので、第2噴流口65から噴き上がった熱水が傾斜面部22Bによって第2篭20の下から第1篭10側に逃げることなく、底面部22Aにぶつかって第2篭20内に効率良く入り込むことができる。また、底面部22Aが上から見て第2篭20の開口21Aの中央C含むように形成されているので、第2篭20を湯槽3の外へ出して置いたときに第2篭20が倒れにくい。
第2篭20に入って麺を動かした熱水は、一部が第2篭20内を対流するが、残りは、第2篭20から出ていく。具体的には、第2篭20の上部において第1篭10側へ向かった熱水は、第1篭10側の側面部22Cにぶつかって、一部がこの側面部22Cから出ていく。また、第2篭20内で傾斜面部22Bにぶつかった熱水も一部が傾斜面部22Bから出ていく。
上述の第2篭20から出ていく熱水のうち、第1篭10側の側面部22Cから出た熱水は、第1篭10と第2篭20の間の空間を通って下に降りていく。ここで、図2(a)に示すように、第1篭10と第2篭20の間には、上から見て、図中の破線で示す三角形に近い形で、上下方向に長い空間Kが複数形成されているので、熱水は、空間Kを通って下方へ流れる。すなわち、第1篭10と第2篭20の間にできる空間Kを熱水の通路として利用することで、熱水を湯槽3内でスムーズに対流させることができる。
この茹で装置1を利用して、例えば、ラーメンとつけ麺を同時に茹でる場合、第1篭10は、1食分150gのラーメンを1食分収容することができるので、ラーメンの茹で時間が2分であれば、3つの第1篭10を使用して、ラーメンを1時間に90食分を茹でることができる。これと同時に、第2篭20は、例えば、6食分1800gのつけ麺を収容することができるので、つけ麺の茹で時間が12分であれば、2つの第2篭20を使用して、1時間に60食分を茹でることができる。
このように、本実施形態の茹で装置1によれば、少量の麺類を茹でるのに適した第1篭10と、多量の麺類を茹でるのに適した第2篭20を備えているため、例えば、第1篭10によって茹で時間が短く1食分の量の少ない麺類を茹でるのと同時に、第2篭20によって茹で時間が長く1食分の量の多い麺類を茹でることで、1つの茹で装置で茹で時間や1食分の量の異なる麺類を効率的に茹でることができる。
また、噴流板6の第1噴流口64が第1篭10の下に位置することで、第1噴流口64から噴出した噴流によって第1篭10内の麺がほぐされるので、麺をムラなく茹でることができる。同様に、噴流板6の第2噴流口65が第2篭20の下に位置することで、第2噴流口65から噴出した噴流によって第2篭20内の麺がほぐされるので、麺をムラなく茹でることができる。このとき、第2噴流口65から噴流する熱水の方が第1噴流口64から噴流する熱水より多いので、第2篭20内に収容された多くの麺を効率的にほぐしながらムラなく茹でることができる。
また、茹で装置1は、複数の第1篭10が片側に寄って配置されるので、対応する保持枠5の第1保持部51も片側にまとまって配置される。これにより、第1篭10を保持する保持枠5をコンパクトにすることができる。
また、第2噴流口65は、並び方向において、第2篭20の開口21Aの中央Cより第1篭10から離れて位置しているので、第2篭20内の麺は、第2噴流口65から噴出した噴流によって上方へ持ち上げられ、第1篭10側から下方に降りてくる。このため、麺が第2篭20内で連続的に対流するので、茹で装置1は麺をほぐしながら、ムラなく茹でることができる。
また、傾斜面部22Bと第2篭20の側面部22Cが接続する辺Qは、第1篭10の下端より下に位置しているため、第2篭20の容積を大きくすることができる。
また、傾斜面部22Bがあることで、第2篭20内で降りてきた麺は傾斜面部22Bによって斜め下に向きを変えた後、底面部22Aに到達するので、麺が第2メッシュ部22に強くぶつかりにくく、傷がつきにくい。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前記実施形態に限定されるものではない。具体的な構成については、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更が可能である。なお、前記実施形態と同様の構成要素については、同一符号を付して、その説明を省略することとする。
[第1変形例]
前記実施形態では、茹で装置が2つの第2篭を有していたが、本発明はこれに限定されるものではない。また、第2篭が傾斜面を有していたが、傾斜面を有していなくともよい。
例えば、図5(a),(b)に示すように、第1変形例における茹で装置1Aは、湯槽3内に、保持枠500と、噴流板600と、3つの第1篭10と、1つの第2篭200を備えている。保持枠500は、3つの第1篭10を保持し、第2篭200を保持していない。第2篭200は、上方が開口した直方体状の箱形をしており、傾斜面部を有していない。噴流板600は、各第1篭10に対応した3つの第1噴流口64と、2つの第2噴流口650を有している。第2噴流口650は、並び方向に長い矩形をしており、並び方向と直交する方向に2つ並んでいる。2つの第2噴流口650の縁には、上方に突出するフランジ部651が形成されている。第2篭200は、各フランジ部651に載ることで支持されている。
この茹で装置1Aによっても、第1篭10と、第2篭200を備えているため、1つの茹で装置1Aで茹で時間や1食分の量の異なる麺類を効率的に茹でることができる。また、噴流板600の第2噴流口650が第2篭200の下に位置することで、第2篭200内に収容された麺を効率的にほぐしながらムラなく茹でることができる。また、第2篭200が噴流板600に支持されるので、保持枠500で第2篭200を保持する必要がないため保持枠500をコンパクトにすることができる。また、第2篭200が第2噴流口650の縁から立ち上がるフランジ部651によって支持されるので、第2噴流口650から噴き上がる熱水は、ほぼすべてが第2篭200内に入り、第2篭200内の麺を対流させるのに利用される。これにより、第2篭200内の麺を効率良く、ムラ無く茹でることができる。
[第2変形例]
前記実施形態では、第1篭10が一直線上に並んで配置されていたが、本発明はこれに限定されない。また、第2篭20の開口が同じ大きさであったが、本発明はこれに限定されない。
例えば、図6に示す第2変形例の茹で装置1Bのように、第1篭10が一直線上に並んでおらず、千鳥状に並んでいてもよい。また、第2篭300は、同じ大きさでなくともよく、第2篭300の開口が互いに異なる大きさであってもよい。このとき、第2篭300の開口の辺のうち少なくとも1つの辺は、第1篭10の開口の直径より大きい構成であることが望ましい。
[第3変形例]
前記実施形態では、湯槽3内に第1篭および第2篭が配置されていたが、本発明はこれに限定されず、第1篭および第2篭の他に食材を収容する部材を配置してもよい。
例えば、図7に示す茹で装置1Cのように、第1篭および第2篭の他に、調味料などを温めるためのトレイ400や、第1篭10より小さな第3篭410などが配置されていてもよい。
前記実施形態では、加熱装置がガスバーナーであったが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、電気ヒータであってもよい。
前記実施形態では、保持枠は、第1保持部を3つ有していたが、本発明はこれに限定されず、2つでもよく、4つ以上であってもよい。
前記実施形態では、噴流板が1つ配置されていたが、本発明はこれに限定されず、複数配置されていてもよい。例えば、第1篭用の噴流板と第2篭用の噴流板が別体であってもよい。
また、本発明の茹で装置に適した麺類は特に限定されず、例えば材料、形状は特に限定されない。
また、前記した各実施形態及び各変形例の各要素は、任意に組み合わせて実施することが可能である。
1 茹で装置
3 湯槽
4 加熱装置
5 保持枠
6 噴流板
10 第1篭
11A 開口
20 第2篭
21A 開口
64 第1噴流口
65 第2噴流口

Claims (6)

  1. 矩形の開口を有し、湯を貯留する湯槽と、
    前記湯槽の下に配置された加熱装置と、
    円形の開口を有する第1篭を前記湯槽内の所定位置に保持する保持部を複数有する保持枠と、
    前記湯槽内に少なくとも1つ配置された第2篭であって、開口の面積が前記第1篭の開口の面積より大きい矩形の開口を有する第2篭と、
    前記保持部に保持される前記第1篭の下に位置する第1噴流口と、前記第2篭の下に位置する第2噴流口と、を有する噴流板と、を備え、
    前記複数の保持部は、前記湯槽の開口を構成する対向する一対の辺のうち一方の辺に寄って配置され、
    前記第2篭は、前記一方の辺と対向する他方の辺に寄って配置され、
    前記保持枠は、前記第2篭が、前記他方の辺に寄って配置されるように形成され、
    矩形の開口を有する前記第2篭の、下に位置する前記第2噴流口は、前記一方の辺と前記他方の辺が対向する方向において、前記第2篭の開口の中央より前記第1篭から離れて位置していることを特徴とする麺類の茹で装置。
  2. 前記第2篭は、底面部と、前記底面部から前記第1篭側の側部に向かって上方に傾斜する傾斜面部とを有することを特徴とする請求項1に記載の麺類の茹で装置。
  3. 矩形の開口を有し、湯を貯留する湯槽と、
    前記湯槽の下に配置された加熱装置と、
    円形の開口を有する第1篭を前記湯槽内の所定位置に保持する保持部を複数有する保持枠と、
    前記湯槽内に少なくとも1つ配置された第2篭であって、開口の面積が前記第1篭の開口の面積より大きい矩形の開口を有する第2篭と、
    前記保持部に保持される前記第1篭の下に位置する第1噴流口と、前記第2篭の下に位置する第2噴流口と、を有する噴流板と、を備え、
    前記複数の保持部は、前記湯槽の開口を構成する対向する一対の辺のうち一方の辺に寄って配置され、
    前記第2篭は、前記一方の辺と対向する他方の辺に寄って配置され、
    前記保持枠は、前記第2篭が、前記他方の辺に寄って配置されるように形成され、
    矩形の開口を有する前記第2篭の、下に位置する前記第2噴流口は、前記一方の辺と前記他方の辺が対向する方向に交差する方向に長く延びていることを特徴とする麺類の茹で装置。
  4. 矩形の開口を有し、湯を貯留する湯槽と、
    前記湯槽の下に配置された加熱装置と、
    円形の開口を有する第1篭を前記湯槽内の所定位置に保持する保持部を複数有する保持枠と、
    前記湯槽内に少なくとも1つ配置された第2篭であって、開口の面積が前記第1篭の開口の面積より大きい矩形の開口を有する第2篭と、
    前記保持部に保持される前記第1篭の下に位置する第1噴流口と、前記第2篭の下に位置する第2噴流口と、を有する噴流板と、を備え、
    前記複数の保持部は、前記湯槽の開口を構成する対向する一対の辺のうち一方の辺に寄って配置され、
    前記第2篭は、前記一方の辺と対向する他方の辺に寄って配置され、
    前記保持枠は、前記第2篭が、前記他方の辺に寄って配置されるように形成され、
    前記第2篭は、底面部と、前記底面部から前記第1篭側の側部に向かって上方に傾斜する傾斜面部とを有することを特徴とする麺類の茹で装置。
  5. 前記側部と前記傾斜面部とが接続する辺は、前記第1篭の下端より下に位置することを特徴とする請求項2または請求項4に記載の麺類の茹で装置。
  6. 前記第2篭は、前記一方の辺と前記他方の辺が対向する方向の中央にある仮想の線であって、前記一方の辺と前記他方の辺が対向する方向に直交する方向に延びる仮想の線と上から見て重なることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の麺類の茹で装置。
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