JP2015516595A - オープンタイプのビーズ製造方式を利用した印刷反射シート - Google Patents

オープンタイプのビーズ製造方式を利用した印刷反射シート Download PDF

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Abstract

オープンタイプのビーズ製造方式を利用した印刷反射シートであって、基材シートと、前記基材シート上に形成された接着層と、前記接着層の上に形成され、反射ビーズが突出した構造で埋め込まれた反射フィルムと、前記反射フィルム上に形成され、前記反射ビーズが突出した面に形成されたインク定着層と、前記インク定着層の上に形成された印刷層と、前記印刷層の上に形成された透明保護層とを備え、前記インク定着層、印刷層及び透明保護層が、前記反射ビーズの突出構造に対応する屈曲構造で形成されることを特徴とする。これによると、オープンタイプとして高い反射輝度を持つのは勿論のこと、印刷されたイメージの識別力に優れる。【選択図】図2

Description

本発明は、オープンタイプのビーズ製造方式を利用した印刷反射シートに関するものであって、詳細には、印刷層を含むが、表面屈曲構造のオープンタイプによって反射輝度は勿論のこと印刷されたイメージの識別に優れた印刷反射シートに関する。
反射シートは、入射した光を正反射させ視認性を向上させる。これによって反射シートは、識別用、安全用及び広告用等の多様な目的に用いられる。例えば、反射シートは、衣類、靴、カバン、道路の表示板及び各種広告物等に接着剤や裁縫等の方法で付着している。反射シートは、特に清掃員、消防隊員及び建設現場の労働者等のような道路や危険な場所等で作業する人達の衣服に付着している場合には、着用者の位置が確認できるため、着用者の保護及び安全にとても効果的である。
反射シートは、通常ビーズ型とプリズム型に分けられる。ビーズ型は反射体として主にガラス等の透明微球体を使用する。また、プリズム型は反射体として主に三角錐の形状の構造を持つ。このようなビーズ型とプリズム型は、入射した光を同じ方向に再帰反射させるため視認性に有利である。
図1は、従来の一般的技術による反射シートの一例を示す断面図であり、これはビーズ型である。
図1を参照しながら説明すると、反射シートは一般的に基材シート(1)、前記基材シート(1)上に形成された接着層(2)及び前記接着層(2)の上に形成された反射フィルムを含む。また、前記反射フィルムは、アルミニューム(Al)等の金属が蒸着し形成された反射層(3)、前記反射層(3)の上に形成されたバインダー層(4)及び前記バインダー層(4)に埋め込まれた多数の反射ビーズ(5)を含む。このような積層構造の反射シートを衣類や靴等の被着体に付着する際には、通常前記基材シート(1)を剥離除去した後、熱加圧を通して前記接着層(2)を被着体に熱融着させ付着する。
また、前記反射ビーズ(5)には、高屈折率のガラスビーズ(glass bead)が主に用いられる。そして、反射ビーズ(5)は、高い反射輝度を持たせるために直径のおよそ半分ほどが突出した構造でバインダー層(4)に埋め込まれている。このようなオープンタイプ(open type)の構造、すなわち図1で示したように、反射ビーズ(5)がバインダー層(4)に完全に埋め込まれているのではなく、直径の半分程度だけが埋め込まれ、ビーズ(5)の表面が外部に突出している構造は反射輝度が高い。
最近、前記のような反射シートに多様な色や模様等のイメージを具現するための印刷層が形成されている。印刷層を形成する場合、広告等の用途で有用に使うことができる。
本発明では、前記のように印刷層が形成された反射シートを「印刷反射シート」と呼ぶ。この時、反射シートに印刷層を形成するにあたって、反射ビーズ(5)上に直接形成することは難しい。このため、通常的には反射ビーズ(5)の下部、すなわち図1にようにバインダー層(4)に印刷層を形成している。
例えば、特許文献1には、昇華転写を通して反射ビーズ(5)の下部に印刷層を形成した技術が提示されている。また、特許文献2〜3には、オフセット印刷を通して反射ビーズ(5)と反射層(3)の間に多色印刷層を形成した技術が提示されている。
しかし、印刷層を形成するにあたって、上述のように反射ビーズ(5)の下部に、すなわち反射ビーズ(5)と反射層(3)の間に印刷層を形成する場合、印刷されたイメージの識別力が劣る。例えば、1m以内の近距離では印刷されたイメージをある程度識別できるが、距離が遠くなるほど印刷されたイメージが消え識別力が著しく劣る。このため、遠距離では反射力だけが感じられ、印刷されたイメージの識別が難しいため、印刷層形成の目的(効果)が失われ商業的価値も落ちてしまう。
また、特許文献4には、印刷層を反射ビーズ(5)の下部に形成し、反射シートの厚さの方向から観察する際に、前記反射ビーズ(5)と印刷層が重複しないように配置した反射シートが提示されている。すなわち、反射ビーズ(5)の間と間に印刷イメージを位置させた。しかし、この場合にも反射ビーズ(5)の影響で印刷されたイメージの識別力は劣る。
大韓民国特許登録第10−0337981号 大韓民国実用新案登録第20−0320016号 大韓民国実用新案登録第20−0265242号 日本公開特許2005−165302号
本発明は、反射ビーズの上部に印刷層を位置させながらも、反射シートの表面を反射ビーズに対応する屈曲構造のオープンタイプに形成することによって、反射輝度は勿論のこと印刷されたイメージの識別力に優れた印刷反射シートを提供することを課題とする。
前記課題を達成するために、本発明では、基材シートと、前記基材シート上に形成された接着層と、前記接着層の上に形成され、反射ビーズが突出した構造で埋め込まれた反射フィルムと、前記反射フィルム上に形成され、前記反射ビーズが突出した面に形成されたインク定着層と、前記インク定着層の上に形成された印刷層と、前記印刷層の上に形成された透明保護層とを備え、前記インク定着層、印刷層及び透明保護層が、前記反射ビーズの突出構造に対応する屈曲構造で形成されることを特徴とする印刷反射シートを提供する。
さらに、本発明による印刷反射シートは、前記透明保護層の上に粘着された剥離部材をさらに含むことができる。
望ましい具現例に従って、本発明による印刷反射シートは、以下の数学式を満たすことが好ましい。より好ましくは、少なくともインク定着層の場合は、以下の式を満たすことが好ましい。
(数1)
T≦1/2H
ただし、T=インク定着層の厚さ、印刷層の厚さ及び透明保護層の厚さから選択された一つ以上であり、H=反射フィルムの表面に突出した反射ビーズの高さである)。
本発明によると、高い反射輝度を持つことは勿論のこと、印刷されたイメージの識別力に優れた効果を持つ。
従来技術による反射シートの断面図 本発明の第1形態による印刷反射シートの断面図及び製造工程図 本発明の第2形態による印刷反射シートの断面図及び使用状態図
以下、添付された図面を参照しながら、本発明について詳細に説明する。添付された図2及び図3は、本発明の例示的形態を図示したものであり、これは本発明への理解を促すために提供するだけであって、これによって本発明の技術的範囲は限定されない。
まず、図2を参照しながら説明すると、本発明による印刷反射シート(100)は、基材シート(60);前記基材シート(60)上に形成された接着層(10);前記接着層(10)の上に形成された反射フィルム(20);及び前記反射フィルム(20)上に形成されたインク定着層(30);前記インク定着層(30)の上に形成された印刷層(40);及び前記印刷層(40)の上に形成された透明保護層(50)を含む。そして、オープンタイプ(open type)の表面構造を持つ。具体的には、前記反射フィルム(20)には通常のように突出した構造に多数の反射ビーズ(22a)が埋め込まれているが、このような反射ビーズ(22a)の突出構造に対応する表面屈曲構造(100a)(100b)を持つ。
本発明でのオープンタイプとは、図2に図示したように、反射ビーズ(22a)の上に定着層(30)、印刷層(40)及び透明保護層(50)が順次的に積層形成され、これら(30)(40)(50)が反射ビーズ(22a)に対応する屈曲構造で形成され、反射ビーズ(22a)がオープンしているように見えることを意味する。本発明によると、このようなオープンタイプの構造、すなわち反射ビーズ(22a)と対応する表面屈曲構造(100a)(100b)によって反射ビーズ(22a)の上部に印刷層(40)が形成されているにも関わらず反射輝度が劣ることはない。そして、印刷層(40)に形成されたイメージは優れた識別力を持つ。すなわち、良好な反射輝度を持ちながら遠距離でも印刷層(40)の識別が可能である。以下、各構成要素の例示的形態について説明する。
前記基材シート(60)は、支持力を持つものであれば制限されない。基材シート(60)は印刷層(40)の形成過程(印刷過程)で寸法の安全性等の機械的物性を持たせることが好ましい。基材シート(60)は、例えば、紙材、合成樹脂材及び繊維材等から選ぶことができる。
具体的な例をあげると、前記の基材シート(60)は、ポリエステル系、ポリオレフィン系、ポリウレタン系、ポリ塩化ビニル系、ポリイミド系及びアクリル系等から選択された一つ以上の樹脂を含む合成樹脂フィルムを使用することができる。より具体的な例をあげると、基材シート(60)は、 ポリエチレンテレフタレート(PET)、 ポリブチレンテレフタレート(PBT)、ポリエチレンナフタレート(PEN)、ポリブチレンナフタレート(PBN)、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、ポリウレタン(PU)、ポリ塩化ビニル(PVC)、ポリイミド(PI)、ポリカーボネート(PC)、ポリアクリル(PA)、エチレンビニルアセテート(EVA)及びこれらの共重合体等からなされた群の中から選択された一つ以上の樹脂を含む合成樹脂フィルムを使用することができる。基材シート(60)は、他の例をあげると、綿繊維、ポリエステル繊維、ナイロン繊維及びこれらの混紡繊維等から形成された職布(woven)や不織布(non−woven)等の繊維シート、そして紙シート等を使用することができる。
また、前記基材シート(60)は、製品に適用する際に剥離、除去されることがある。 本発明による印刷反射シート(100)は、例えば衣類などの被着体(P、図3を参照)に付着する際、前記被着体(P)と接着層(10)の間に付着力を図るため、前記基材シート(60)は接着層(10)から剥離、除去されることがある。このため基材シート(60)は異形性(剥離性)を持つことができる。例えば、基材シート(60)は少なくとも一面は異形処理することができる。より具体的には、基材シート(60)は図2に図示したようにシートベース(62)と前記シートベース(62)の少なくとも一面にコーティングされた異形層(64)を含むことができる。 この時、シートベース(62)は前記したように紙材、合成樹脂材及び繊維材等から選択することができる。そして、前記異形層(64)は接着層(10)に接着され、これは例えば、異形層から遊離したシリコン造成物等から構成することができる。
前記接着層(10)は、接着性を持つものならば制限されることはない。接着層(10)は、例えば基材シート(60)と反射フィルム(20)の間の接着力を提供するものが好ましい。接着層(10)は天然樹脂及び合成樹脂等から選択した接着剤を含むことができ、具体的な例をあげるとポリエチレン系(LDPE等)、ポリウレタン系、アクリル系、エポキシ系、エチレンビニルアセテート(EVA)系及びポリ塩化ビニル系等から選択された一つ以上の接着剤を含むことができる。
同時に、接着層(10)は上述したように基材シート(60)の剥離、除去後に被着体(P)に付着することができる。また、接着層(10)は熱加圧を通して被着体(P)に熱融着することができる。接着層(10)は、例えば高周波方式や高熱プレス方式で衣類等の被着体(P)に付着できる。この時、接着層(10)は衣類等の繊維製品の特性と洗濯後の原型維持性等を考慮し、弾力性(伸縮性)の良好なポリウレタン系のホットメルト(hot melt)接着剤を使用することが好ましい。
前記反射フィルム(20)は通常のように多数の反射ビーズ(22a)を含む。具体的には、反射フィルム(20)は支持層(24)と前記支持層(24)の上部に形成された反射ビーズ層(22)を含む。 そして、前記反射ビーズ層(22)は整然に配列された多数の反射ビーズ(22a)を含む。
前記反射ビーズ(22a)は、再帰反射のための光屈折率を持つものであれば制限されない。反射ビーズ(22a)は透明であって、例えばガラスビーズ(glass bead);非ガラス質セラミックビーズ(ceramic bead)及びアクリル系等の透明合成樹脂材ビーズ等から選択することができる。反射ビーズ(22a)は、好ましくは高屈折率を持つガラスビーズが良い。また、反射ビーズ(22a)は球形または楕円形等の形状を持つことができ、好ましくは球形である。このような反射ビーズ(22a)の大きさ(直径)は制限されない。適用される製品や目的によって異なる場合もあるが、反射ビーズ(22a)は球形であることが好ましく、この時、例えば、1.0μm(マイクロメータ)〜 2.0mの直径(D)を持つことができる。反射ビーズ(22a)は、好ましくは10μm 〜 1,000μm、より好ましくは20μm 〜 40μmの直径(D)を持つことができる。
また、前記支持層(24)は、上のような反射ビーズ(22a)を埋め込み、支持(固定)する結合力を持つことが好ましい。支持層(24)は、望ましくは結合力と共に反射特性を持つとさらに好ましい。
前記支持層(24)は、第1具現例にしたがって、反射特性を持たせるために金属ペースト(paste)が固着(硬化)され形成することができる。この時、前記金属ペーストは金属粒子とバインダー(binder)を含む。前記金属粒子は反射特性のためのものであって、これは例えばアルミニューム(Al)、ニッケル(Ni)、亜鉛(Zn)、錫(Sn)、またはこれらの合金等から選択することができるが、これによって限定されるわけではない。金属粒子は、望ましくはアルミニューム(Al)またはこの合金が好ましい。同時に、前記バインダーは金属粒子を相互に結合させながら前記反射ビーズ(22a)を埋め込み、支持(固定)するものであり、これは接着性を持つものであれば好ましい。バインダーは、例えば天然樹脂及び合成樹脂から選択することができ、具体的な例をあげると、アクリル系、ウレタン系、エポキシ系、ポリ塩化ビニル系、ポリエチレン系及びポリエステル系等から選択された一つ以上の接着性樹脂を使用することができる。
また、前記支持層(24)は、第2具現例にしたがって、少なくとも二つ以上の層を含む積層構造を持つことができる。支持層(24)は、具体的に反射特性のための金属反射層と、前記金属反射層の上に形成されたバインダー層を含むことができる。この時、前記バインダー層には反射ビーズ(22a)が埋め込まれ、支持(固定)される。このようなバインダー層を構成するバインダーの種類は、前記金属ペーストで説明したような接着性樹脂を使用することができる。 前記金属反射層は、バインダー層の下部に金属が蒸着し形成され、このような金属反射層を構成する金属の種類は、前記金属粒子で説明したような金属を例としてあげることができる。この時、前記金属反射層は、例えばスパッタリング(sputtering)、電子−ビーム蒸着(E−beam Evaporation)、 化学気相蒸着(CVD;Chemical Vapor Deposition)または物理気相蒸着(PVD;Physical Vapor Deposition) 等の薄膜蒸着方法で形成することができる。
同時に、前記支持層(24)は、第3具現例にしたがって、白色顔料及びパール(pearl)の中から選択した一つ以上を含むことができる。具体的には、支持層(24)は天然樹脂及び合成樹脂から選択されたバインダーと白色の色彩具現のための白色顔料、及び/または反射力を付けるためのパールを含むことができる。この時、バインダーは上述したように、例えばアクリル系、ウレタン系、エポクシ系、ポリ塩化ビニル系、ポリエチレン系及びポリエステル系等から選択された一つ以上の接着性樹脂を使用することができる。そして、前記白色顔料は白色ならば制限はない。支持層(24)が上のように白色顔料を含む場合、白地を提供することでより鮮明な印刷イメージが具現され識別が容易になる。
前記反射ビーズ(22a)は、図面に示したように反射フィルム(20)に突出した構造で埋め込まれている。反射ビーズ(22a)は、具体的にその直径(D)の一部だけが支持層(24)に埋め込まれ、残りは支持層(24)の表面に突出(露出)する。この時、反射ビーズ(22a)は、直径(D)の1/3ないし2/3程度が突出するのが好ましい。具体的には、反射フィルム(20)の表面、すなわち支持層(24)の表面に突出した反射ビーズ(22a)の高さ(H)は直径(D)の1/3ないし2/3程度が好ましい。以下、反射フィルム(20)の表面に突出した反射ビーズ(22a)の高さ(H)を「突出の高さ」と略称する。例えば、反射ビーズ(22a)の直径(D)を 90μmだと仮定すると、前記突出の高さ(H)は30μm 〜 60μmであることが好ましい。このような範囲の突出の高さ(H)を持つ場合、良好な反射輝度と共に結合力を具現することができる。具体的には、前記突出の高さ(H)が直径(D)の1/3未満である場合、良好な反射輝度を図ることは難しい。そして、突出の高さ(H)が直径(D)の2/3を超過する場合、支持層(24)との結合力が弱くなり反射ビーズ(22a)が離脱することがある。このような点を考慮すると、突出の高さ(H)は直径(D)の1/2であることがより好ましい。すなわち、反射ビーズ(22a)はその直径の半分が支持層(24)に埋め込まれ、残りの半分は支持層(24)の上に突出していることがより好ましい。
また、上のような反射フィルム(20)は多様な方法で製造することができる。反射フィルム(20)は通常と同じ方法で製造することができる。例えば、反射フィルム(20)はキャリアフィルム上に樹脂を塗布して分離層を形成した後、前記分離層の上に反射ビーズ(22a)を適正の深さで埋め込んだ後、反射ビーズ(22a)上に支持層(24)を形成し、以後、前記キャリアフィルムと分離層を反射ビーズ(22a)から分離させることで製造できる。
前記インク定着層(30)は印刷層(40)を形成(印刷)するためのものであって、これは前記反射ビーズ(22a)の上部に形成される。インク定着層(30)は、具体的には反射フィルム(20)の上に形成されるが、図2で図示したように反射ビーズ(22a)が突出した面にコーティングされ形成される。このようなインク定着層(30)の表面には印刷層(40)が形成される時、すなわち印刷時にインクが安着する。
前記インク定着層(30)は、これの表面に印刷が可能であれば好ましい。インク定着層(30)は反射ビーズ(22a)との結合力が良く、インクが最適の状態で定着するようにできるならばより好ましい。インク定着層(30)は接着性樹脂を含む造成物をコーティングし形成することができ、これは例えばシリコン樹脂、ポリウレタン(PU)、メラミン樹脂、ポリ塩化ビニル(PVC)、ポリビニルアルコール(PVA)及びアクリル(acrylic)樹脂等から選択された一つ以上の樹脂を含む造成物をコーティングし形成することができる。
前記インク定着層(30)は、好ましくは前記羅列した樹脂をベース樹脂にし、ここにインクプライマー(primer)がさらに含まれたインク定着用造成物をコーティングし形成することができる。この時、前記インクプライマーはインクを良好に定着させるためのものであって、これは好ましくは印刷層(40)を形成するためのインクに含まれた成分から選択することができる。インクプライマーは特別に限定しているわけではないが、通常のインク造成に含まれているものであり、湿潤剤及び界面活性剤等から選択された一つ以上を含むことができる。
より具体的な例をあげると、前記インク定着用の造成物は、前記羅列した樹脂、すなわちシリコン樹脂、ポリウレタン(PU)、メラミン樹脂、ポリ塩化ビニル(PVC)、ポリビニルアルコール(PVA)及びアクリル(acrylic)樹脂等から選択された一つ以上のベース樹脂;インクプライマー;及び溶媒を含むが、前記ベース樹脂100重量部に対して、インクプライマー0.1〜50重量部及び溶媒30〜150重量部を含むことができる。そして、前記インクプライマーは湿潤剤及び界面活性剤を含むが、前記ベース樹脂100重量部に対して湿潤剤は0.05〜30重量部で、前記界面活性剤は0.05〜20重量部で含むことができる。このような成分及び含有量で造成されたインク定着用の造成物を使用してインク定着層(30)を形成する場合、反射輝度を妨げず最適の状態でインクを定着させることができる。
この時、前記湿潤剤は、例えばグリセリン、エチレングリコール、ディエチレングリコール、トリエチレングリコール、プロピレングリコール、ディプロピレングリコール、ヘクシレングリコール、1,3−ブタンジオール、1,4−ブタンジオール、1,5−ペンタンジオール、2−ブテン−1,4−ジオール及び2−メチル−2−ペンタンジオール等でなされた群から選択された一つ以上を使用することができ、前記界面活性剤は、例えばポリオキシエチレンアルキルエテール、ポリオキシエチレンアルキルペニルエテール、ポリグリセリン脂肪酸エステル及びソルビタン脂肪酸エステル等からなされた群から選択された一つ以上を使用することができる。そして、前記溶媒は、例えば水、エタノール、イソプロパノール、ブタノール及びペタノール等から選択された一つ以上を使用することができる。
また、前記インクプライマーは、湿潤剤及び界面活性剤以外に無機フィラー(filler)をさらに含むことができ、このような無機フィラーは、例えばシリカ、クレイ、タルク、珪藻土、ゼオライト、炭酸カルシウム、アルミナ、酸化亜鉛及び酸化チタン等から選択された一つ以上を例にあげることができる。そして、無機フィラーは前記ベース樹脂100重量部に対して、例えば0.1〜10重量部で含まれることができる。同時に、無機フィラーは微細の大きさが好ましく、これは例えば2.0μm以下、具体的な例をあげると0.01μm〜2.0μmの大きさを持つものを使用することができる。
前記インク接着層(30)の形成方法に制限はなく、これは多様なコーティング(または印刷)方法で形成することができる。インク接着層(30)は、例えば前記のようなインク定着用造成物をスプレー(Spray)コーティング、コンマナイフ(Comma Knife)コーティング、グラビア(Gravure)コーティング及びスロットダイ(Slot Die)コーティングなどの方法と、これを利用したUVコーティング方法の中から選択された一つ以上の方法で1回以上コーティングし形成することができる。そして、望ましくはインク定着用造成物のコーティング後、40〜50℃に維持された熟成室で20時間ないし30時間程度強化、乾燥させるのがインクの安定的な安着に好ましい。
前記印刷層(40)は、上のようなインク定着層(30)の上に印刷方法で形成され、これを構成するインクの造成は制限されない。インクは、例えば通常のようにC(Cyon)、M(Magenta)、Y(Yellow)及びK(Black)の4原色を少なくとも含む造成を有することができ、これ以外に他の色素体(染料や顔料)をさらに含むことができる。インクは、具体的な例をあげると、4原色の色素体;定着用樹脂及びインクプライマーを含むことができる。この時、前記インクプライマーの種類は前記インク定着層(30)で説明したようなものを使用することができる。そして、前記定着用樹脂は、例えばポリウレタン(PU)、シリコン樹脂、メラミン樹脂、ポリ塩化ビニル(PVC)、及びポリビニルアルコール(PVA)等から選択することができる。
より具体的な例をあげると、前記印刷層(40)は通常の4原色の色素体(C、M、Y及びK)、定着用樹脂(例えば、PU)及びインクプライマーを混合した薬剤を得た後、前記薬剤と強化剤を100:8の重量比で混合した混合物を得て、以後トルエンとメチルエチルケトン(MEK)が5:5の重量比で混合された希釈溶剤に前記混合物を希釈したインクを利用し形成することができる。この時、インクは前記混合物60〜70重量%と希釈溶剤30〜40重量%で混合することができる。
前記インクは上のような成分以外にも粘度調節剤として、例えばカルボキシルセルロース等をさらに含むことができる。本発明ではインクの造成に制限はなく、これは印刷分野で通常的に使用される造成を有することができる。
同時に、前記印刷層(40)には多様な色と模様等を通して多様なイメージを具現できる。印刷層(40)に具現されるイメージに制限はなく、これは例えば文字、図形、絵、写真またはこれらの組み合わせで表現することができる。また、印刷層(40)は多様な印刷方法で形成することができる。例えば、印刷層(40)はUVオプセット印刷、UVグラビア印刷、UVシーリング印刷、スクリーン印刷、デジタル実写出力(ソルベント、水性、UV等)、印刷されたイメージの昇華または転写等の方法を通して形成することができるが、これによって限定されるわけではない。
前記透明保護層(50)は、上のような印刷層(40)を保護する。印刷層(40)は外力によって、例えば水分や衝撃等の外力によって印刷されたイメージが変形したり、剥がれたり壊れたりすることがあるが、透明保護層(50)は印刷層(40)の上に形成され、上記のような現象を防止する。透明保護層(50)は透明性の樹脂がコーティングされ形成される。このような透明保護層(50)を構成する樹脂は、熱硬化型またはUV硬化型を使用することができ、これは長い時間が経過した後で黄変現象が出ないことが好ましい。このような点を考慮し、透明保護層(50)は、例えばシリコン樹脂、ポリウレタン(PU)、アクリル樹脂、エポキシ樹脂、ポリ塩化ビニル(PVC)及びポリエステル等から選択された一つ以上の透明樹脂をコーティングし形成することができる。
前記透明保護層(50)は、望ましくは水分浸透を防止するため防水性を持つものが好ましい。このために、透明保護層(50)は、ベース樹脂として防水性に良好な特性を持つシリコン樹脂及びポリウレタン(PU)の中から選択された一つ以上の非親水性樹脂を含むものが好ましい。
また、前記透明保護層(50)は別途の防水剤をさらに含むことができる。具体的には、透明保護層(50)は前記羅列した透明樹脂をベース樹脂にするが、ここに防水剤がさらに含まれた透明樹脂造成物をコーティングし形成することができる。この時、前記防水剤はベントナイト、シリコン系(オルガノポリシロキサン等)及びウレタン系(ポリウレタン等)等から選択された一つ以上を例にあげることができる。
以上で説明した本発明によると、反射ビーズ(22a)の上部に印刷層(40)が位置した積層構造を持ちながら、上記したように反射ビーズ(22a)の突出構造と対応する表面屈曲構造(100a)(100b)を持つことで、反射輝度は勿論のこと印刷されたイメージの識別力に優れている。
より具体的には、本発明による印刷反射シート(100)は、図2に図示したように反射ビーズ(22a)の上部、すなわち反射ビーズ(22a)が突出した面にインク定着層(30)、印刷層(40)及び透明保護層(50)が順次的に積層形成されているが、前記印刷定着層(30)、印刷層(40)及び透明保護層(50)は反射ビーズ(22a)と対応する屈曲構造で形成される。従って、本発明による印刷反射シート(100)の表面は、すなわち観察者が見る面(光が入射される面)は反射ビーズ(22a)の突出(露出)構造に対応する突出構造であり、凸部(100a)と凹部(100b)で構成された表面屈曲構造(100a)(100b)を持つ。このため、本発明によると、優秀な反射輝度を持ちながら遠距離でも印刷層(40)の識別が可能である。すなわち、オープンタイプで具現される高い反射輝度を持ちながら、同時に印刷されたイメージの識別力に優れている。
この時、前記インク定着層(30)、印刷層(40)及び透明保護層(50)を形成するにあたって、本発明のように屈曲構造で形成せず平面上に形成する場合、印刷されたイメージの識別力は良好であるが、反射シート(100)の主な目的と言える視認性が著しく落ちることになる。すなわち、ビーズの屈折現象を防ぐ平面になり、反射輝度が顕著に低くなる。また、前記印刷層(40)を従来のように反射ビーズ(22a)の下部に形成する場合、上記で説明したように遠距離では印刷されたイメージの識別が難しくなる。
しかし、本発明に従って、上記のように反射ビーズ(22a)上に表面屈曲構造(100a)(100b)で形成する場合、オープンタイプの構造になり高い反射輝度を持つ。すなわち、反射シート(100)の表面が光入射方向に突出した反射ビーズ(22a)の形態、より具体的にはインク定着層(30)、印刷層(40)及び透明保護層(50)がビーズ形態になり高い反射輝度を維持する。そして、インク定着層(30)によってインクが良好に安着し、はっきりとしたイメージが具現され、これと共に印刷層(40)は反射ビーズ(22a)の上部に位置し、遠距離でも印刷されたイメージの識別力に優れている。
この時、望ましい具現例に従って、前記インク定着層(30)は表面屈曲構造(100a)(100b)を通して高い反射輝度を図れるよう、反射フィルム(20)の全体表面上に均一な厚さ(T)を持つことが好ましい。具体的には、図2を参照すると、前記インク定着層(30)は反射フィルム(20)の上部に形成されるが、表面屈曲構造(100a)(100b)を持つように反射フィルム(20)の表面に沿って均一な厚さ(T)(T30)に形成することが好ましい。
また、前記印刷定着層(30)は、以下の数学式1を満たすことが好ましい。
(数2)
T≦1/2H
前記式1において、Tはインク定着層(30)の厚さ(T30)であり、Hは反射フィルム(20)の表面に突出(露出)した反射ビーズ(22a)の高さである。
具体的には、前記インク定着層(30)は、0<T(T30)≦1/2Hであることが好ましく、より好ましくは0<T(T30)≦1/3Hであることが好ましい。また、前記インク定着層(30)は反射ビーズ(22a)の直径(D)によって異なる場合もあるが、前記数学式1を満たし、マイクロメータ(μm)以下の厚さ(T)(T30)を持つことが好ましい。
望ましい具現例に従って、前記インク定着層(30)はマイクロメータ(μm)以下として300μm以下、より具体的には0.1μm〜300μmの厚さ(T)(T30)を持つことが好ましい。この時、インク定着層(30)の厚さ(T)(T30)が0.1μm未満である場合、厚さが薄すぎて印刷層(40)の印刷時ににインクの定着特性が良好でないことがある。同時に、厚さが薄すぎると反射輝度によって印刷されたイメージの識別力が多少低くなることがある。 そして、300μmを超過する場合、厚さが厚すぎて印刷層(40)と透明保護層(50)を表面屈曲構造(100a)(100b)に形成するのが難しくなることがある。同時に、厚さが厚すぎると反射輝度が低くなることがある。このような点を考慮する際、インク定着層(30)は2.0μm〜100μmの厚さ(T)(T30)を持つことがより好ましい。
また、前記印刷層(40)及び透明保護層(50)の場合も、上記のように均一な厚さ(T)で形成されることが好ましい。
具体的には、前記印刷層(40)の場合にも反射フィルム(20)の表面上で均一な厚さ(T)を持つことが好ましい。より具体的には、印刷層(40)はインク定着層(30)の全体表面に沿って均一な厚さ(T)(T40)で形成されることが好ましい。そして、印刷層(40)は以下の式2を満たすことが好ましい。
(数3)
T≦1/2H
前記式において、 Tは印刷層(40)の厚さ(T40)であり、Hは反射フィルム(20)の表面に突出(露出)した反射ビーズ(22a)の高さである。
具体的には、前記印刷層(40)は、0<T(T40)≦1/2Hであることが好ましく、より好ましくは0<T(T40)≦1/3Hであることが好ましい。このような印刷層(40)も反射ビーズ(22a)の直径(D)によって異なる場合もあるが、マイクロメータ(μm)以下の厚さ(T)(T40)として、例えば300μm以下、これはより具体的な例をあげると5.0μm〜300μmの厚さ(T)(T40)を持つことが好ましい。この時、印刷層(40)の厚さ(T)(T40)が5.0μm未満である場合、印刷の厚さが薄すぎてイメージの識別が良好でないことがある。そして、300μmを超過する場合、厚さが厚すぎて透明保護層(50)を表面屈曲構造(100a)(100b)に形成するのが難しいことがある。このような点を考慮する際、印刷層(40)は10.0μm〜150μmの厚さ(T)(T40)を持つことがより好ましい。
同時に、前記透明保護層(50)の場合も反射フィルム(20)の表面上で均一な厚さ(T)を持つことが好ましい。より具体的には、透明保護層(50)は印刷層(40)の表面に沿って均一な厚さ(T)(T50)で形成されることが好ましい。そして、透明保護層(50)は以下の式を満たすことが好ましい。
(数4)
T≦1/2H
前記式において、Tは透明保護層(50)の厚さ(T50)であり、Hは反射フィルム(20)の表面に突出(露出)した反射ビーズ(22a)の高さである。
具体的には、前記透明保護層(50)は、0<T(T50)≦1/2Hであることが好ましく、より好ましくは0<T(T50)≦1/3Hであることが好ましい。このような透明保護層(50)も反射ビーズ(22a)の直径(D)によって異なる場合もあるが、マイクロメータ(μm)以下の厚さ(T)(T50)として、例えば300μm以下、より具体的な例をあげると0.1μm〜300μmの厚さ(T)(T50)を持つことができる。この時、透明保護層(50)の厚さ(T)(T50)が0.1μm未満である場合、厚さが薄すぎて印刷層(40)の保護機能が微々たることがある。そして、300μmを超過する場合、厚さが厚すぎて表面屈曲構造(100a)(100b)の形成に難点を伴う場合があり、反射輝度を低下させることがある。このような点を考慮する際、透明保護層(50)は2.0μm〜100μmの厚さ(T)(T50)を持つことがより好ましい。
一方、本発明による印刷反射シート(100)は、剥離部材(70、図3を参照)をさらに含むことができる。これを図3を参照しながら説明する。図3には、本発明の第2形態による印刷反射シート(100)の断面図と使用状態図が例示されている。
図3を参照すると、前記薄利部材(70)は透明保護層(50)の上に粘着され、これは印刷反射シート(100)を被着体(P)に転写させた後、剥離することができる。上述したように、本発明による印刷反射シート(100)は、高周波や高熱プレスによる熱加圧によって被着体(P)に付着することができるが、この時、剥離フィルム(70)は熱加圧による表面損傷を防止する。
より具体的には、本発明による印刷反射シート(100)は、熱加圧によって被着体(P)に付着することができる。この時、図3で示したように、接着層(10)の下部に形成された基材シート(60)は剥離、除去することができる。そして、このように基材シート(60)を剥離、除去した後、前記接着層(10)を被着体(P)に密着させ、以後、前記剥離部材(70)の上部で熱と圧力を加える。これによって、接着層(10)は熱によって溶融し、被着体(P)との接着力を図る。以後、前記剥離部材(70)を剥離、除去する。 従って、前記剥離部材(70)は熱加圧による表面損傷、すなわち透明保護層(50)と表面屈曲構造(100a)(100b)の熱変形を防止することができる。
前記剥離部材(70)は、例えばベース部材(72)と前記ベース部材(72)の少なくとも一面に形成された粘着層(74)を含むことができる。この時、前記ベース部材(72)は耐熱性を持つものが好ましく、これは例えば、合成樹脂材及び繊維剤等から選択することができる。具体的な例をあげると、ベース部材(72)は織布や不織布等の繊維シートで構成されたり、合成樹脂材の場合は耐熱性に有利なポリエチレンテレプタレート(PET)、ポリブチレンテレプタレート(PBT)、ポリエチレンナフタレート(PEN)及びポリブチレンナフタレート(PBN)等から選択されたポリエステル系フィルムから選択することができる。また、前記粘着層(74)は適切な粘着力と異形力を持つものが好ましく、これは例えば、シリコン系及びアクリル系等から選択された一つ以上の粘着剤をコーティングし形成することができる。
以上で説明した本発明による印刷反射シート(100)は、上記したような構成要素以外に、当分野で通常的に適用される別途の機能性層をさらに含むことができる。例えば、偽造防止のためのホログラム層、そして立体感を出すための発砲層やゴム層などをさらに含むことができる。
また、本発明による印刷反射シート(100)は、多様な分野に適用することができる。例えば、着用者の保護と安全、保安、偽造防止及び広告等の多様な目的で使用することができる。すなわち、本発明で、前記被着体(P)は制限されない。前記被着体(P)は半製品または完成品を含み、これは例えば、衣類、靴、カバン、印刷物、道路の表示板及び各種広告物等から選択することができる。図3には、被着体(P)として衣類(服)を例示し図示した。
上述したように、本発明による印刷反射シート(100)は、高い反射輝度を持ちながら印刷されたイメージの識別力に優れている。これによって、本発明による印刷反射シート(100)は、夜間や暗い場所での識別の目的、そして衣類等の商品価値の向上や広告等の目的で有用に使用することができる。
10:接着層
20:反射フィルム
22:反射ビーズ層
22a:反射ビーズ
24:支持層
30:インク定着層
40:印刷層
50:透明保護層
60:基材シート
70:剥離部材
100:印刷反射シート
D:反射ビーズの直径
T:厚さ
T30:インク定着層の厚さ
T40:印刷層の厚さ
T50:透明保護層の厚さ
P:被着体

Claims (10)

  1. 基材シートと、
    前記基材シート上に形成された接着層と、
    前記接着層の上に形成され、反射ビーズが突出した構造で埋め込まれた反射フィルムと、
    前記反射フィルム上に形成され、前記反射ビーズが突出した面に形成されたインク定着層と、
    前記インク定着層の上に形成された印刷層と、
    前記印刷層の上に形成された透明保護層とを備え、
    前記インク定着層、印刷層及び透明保護層が、前記反射ビーズの突出構造に対応する屈曲構造で形成される
    ことを特徴とする印刷反射シート。
  2. 前記印刷反射シートは、下記の式:
    (数1)
    T≦1/2H
    (ただし、T=インク定着層の厚さ、印刷層の厚さ及び透明保護層の厚さから選択された一つ以上であり、H=反射フィルムの表面に突出した反射ビーズの高さである)
    を満たす
    請求項1に記載の印刷反射シート。
  3. 前記インク定着層は0.1〜300μmの厚さである
    請求項1または2に記載の印刷反射シート。
  4. 前記インク接着層は、ベース樹脂と、湿潤剤及び界面活性剤から選択された一つ以上のインクプライマーを含む
    請求項1または2に記載の印刷反射シート。
  5. 前記ベース樹脂は、シリコン樹脂、ポリウレタン(PU))、メラミン樹脂、ポリ塩化ビニル(PVC)、ポリビニルアルコール(PVA)及びアクリル(acrylic)樹脂から選択された一つ以上の樹脂を含む
    請求項4に記載の印刷反射シート。
  6. 前記透明保護層は、シリコン樹脂及びポリウレタンの中から選択された一つ以上の樹脂を含む
    請求項1または2に記載の印刷反射シート。
  7. 前記透明保護層は、透明樹脂と防水剤を含む
    請求項1または2に記載の印刷反射シート。
  8. 前記印刷反射シートは、透明保護層の上に粘着した剥離部材を含む
    請求項1または2に記載の印刷反射シート。
  9. 前記印刷層は、UVオプセット印刷、UVグラビア印刷、UVシーリング印刷、スクリーン印刷、デジタル実写出力、印刷されたイメージの昇華または転写方法を通して形成される
    請求項1または2に記載の印刷反射シート。
  10. 前記反射フィルムは、支持層と、前記支持層の上に突出した構造で埋め込まれた反射ビーズを含み、前記支持層には、白色顔料及びパールの中から選択された一つ以上を含む
    請求項1または2に記載の印刷反射シート。

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