JP4540330B2 - 再帰反射媒体中間体の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、衣料、バッグ、シューズなどのアパレルのワンポイントなどの装飾や、標識用の旗、垂れ幕、安全服、保安用ベストなどの保安衣料、ウィンドブレーカー、トレーニングウェアー、Tシャツなどのスポーツ衣料、安全標識、規制標識、道路標識、自動車、原付自転車などの自動車標識に用いることができる再帰反射媒体中間体の製造方法に関する。
従来から、交通標識などの表示用として、特に夜間の視認性を高めるため、透明微小球を単層に付設した光再帰性反射媒体が広く用いられている。近年、交通標識以外にも、警察、消防、土建工事関係者、海難器具など夜間に作業する人々の安全の安全確保の観点から、安全服、保安ベスト、たすき、腕章などの安全衣料に使用されてきた。さらに一般の安全意識の高揚から夜間の歩行者、ジョッガー、老人、子供、障害者などに対する交通事故防止対策として、ウィンドブレーカー、トレーニングウェアー、Tシャツ、スポーツシューズ、水着などのスポーツアパレル、さらにはバッグやスーツケースなどに対する装飾用を兼ねた用途にも幅広く使用されてきた。
このように安全に関連する用途ゆえに、再帰性反射性能は単純に反射率が高いばかりでなく、反射材に対して光が入射する方向による依存性の少ないものが望まれてきた。視認性では蛍光色を含む着色素材、また衣料用途では、風合いがソフトで、使用中の耐久性、たとえば洗濯耐久性などに優れた媒体が求められている。これらの用途にクローズタイプ、カプセルタイプ、オープンタイプと呼ばれる再帰性反射媒体が広く用いられるようになってきた。クローズタイプは入射光と再帰反射してゆく光の方向における透明微小球の表面に樹脂層が存在する。カプセルタイプは入射光と再帰反射してゆく光の方向における透明微小球の表面空間があり、その空間の上に樹脂層が存在する。また、オープンタイプでは入射光と再帰反射してゆく光の方向における透明微小球の表面には樹脂層が存在しない。そして、それぞれの特徴を生かした使用がなされている。即ち、クローズタイプ、カプセルタイプは主として標識の用途、オープンタイプは主として衣料用途に利用されている。
しかしながら、従来の透明微小球を使用した再帰性反射媒体の反射特性は、まだまだ改良の余地があり、特に入射角度による依存性の改良された反射材は未だ得られていない。特に反射率に代表される特性は安全性を高めるため非常に重要な因子であるにもかかわらず実現されていない。従来の反射材では入射角が反射材に垂直に近い角度で入射する際の再帰反射率は、反射材に斜めに入射する際のそれに比べ、大幅に高いものであった。また、着色品の色性能なども再帰反射率同様、光の入射角度で色が変わって見えるなど実用的にも問題のあるケースがあった。ここでいう入射角度とは反射輝度測定法;JIS9177(1984)に定めてあるように、被測定材表面中心に法線を引き、光源と被測定材中心とを結ぶ線(照射軸)と法線とのなす角をいう。通常入射角が大きくなるに従って反射輝度が低下する。このように従来の再帰性反射媒体には再帰性反射材の基本性能にかかわる問題があった。
従来のオープンタイプの再帰性反射媒体は光反射層にアルミニウムなど、金属の蒸着により形成されているものが非常に多い。このため、再帰性反射の色は銀白色しか得られないと言う欠点がある。安全のみを主眼とする用途ではこれでも良かったが、最近のアパレル用途などではファッション性も重要視されてきている。そのため、アルミニウム蒸着のような金属蒸着膜を使用せず、反射性微粒子を含有する樹脂層をスクリーン印刷することにより、再帰反射性は低いが、見栄えは良好なものが使用される。
さらに近年、ガラス微小球のみで光を反射させるものや、特許文献1に開示されているように樹脂製微小球や、これらを染色したものを使用した例もある。この場合でもファッション性は優れるが、再帰反射輝度が低く視認性の限定したものしか得られない。
さらに、着色反射できる例として、特許文献2に開示されているように、ガラスビーズの後部埋設側に直接金属反射層を設け、ガラスビーズの前部露出部分に露出面を覆うように同心楕円半球殻状で厚さ0.01〜5μmの着色透明樹脂の被膜を形成してなることを特徴とする光再帰反射器が提案されているが、光の入射角により色調が変わったり、使用部位によっては初期の色が表面樹脂の摩擦摩耗により変わってしまう欠点があった。
装飾的にワンポイントとして再帰反射材を利用する場合、従来の被着体への貼り付け方法は、再帰性反射媒体をカッターなどで切り取り、被着体に糸で縫い付ける方法や、接着剤で貼り付ける方法が用いられている。これらの方法によれば比較的単純な形状の再帰性反射媒体の接着は可能である。また、より進んだ方法として、コンピューターで複雑な形状を再帰性反射媒体と接着剤をともに切り取り、不要な部分を人手で除き、被着体に熱転写でくっ付ける方法もある。この方法でも、不要な部分の除去作業を人手で行なうため、細かくて複雑な形状の不要部分の除去は限界があった。
また、特許文献3にも開示されているように、支持シートに支えられた熱軟化性樹脂の中に微小ガラス球を一部埋没させ、微小ガラス球の非埋設部分の球面に金属蒸着を施し反射面とする。この金属反射面にさらに加圧接着剤で塗布部と、加圧接着剤のない非塗布部とからなる図柄を形成し、被着体に重ね、その上から熱圧着することにより前記図柄部分を接着させ、しかる後前記接着剤を塗布していない図柄を剥離して再帰性反射部を目的の図柄通りに被着体に貼り付ける方法を提案している。この方法によっても被着図柄が反射部と非反射部が交互に配置した模様や、着色反射はできないなどの制約があった。
特開2000−75116号 特公平4−11002号 特公平6−99887号
前記特許文献1に開示されているものは、ファッション性には優れるが、再帰反射輝度が低く視認性の限定した物しか得られないという問題があった。
また、特許文献2に開示されているものは、入射角度によって色調が変化するという問題や、使用部位によっては表面着色樹脂層の摩擦摩耗により色が変わるという問題があった。
さらに、特許文献3に開示されているものは、被着図柄が反射部と非反射部が交互に配置された連続模様の制約や、着色反射はできないなどの限界があった。
本発明の目的は、これらの課題を達成するものであり、前記したような限界をさらに超え、入射角が高くなっても再帰反射性能を高く維持し、見栄えのする色調の光反射を実現させる。また、きわめて容易に接着剤のパターン通りに反射材部分を目的素材に転写できる方法を可能とする。本発明によれば、再帰性反射性能は平均的に高いばかりでなく、光の方向による依存性の少ない。視認性では蛍光色を含む着色素材、また衣料用途では、風合いがソフトで、使用中の耐久性、たとえば洗濯耐久性などに優れた媒体を提供できる。また、着色化性能なども入射角度で色が変わって見えたが、この現象も極小となる。さらに被着体から不要な部分を剥ぎ取る際の端切れ性も透明樹脂層が10μm以下と極めて薄くなり、従来のそれに比べ格段の向上が実現できる。即ち、従来、透明微小球の側に直接透明樹脂層を塗工するため、透明微小球と透明微小球との間に存在する間隙に塗工液が落ち込みこの部分の膜厚みは平均膜厚を大きく上回るため、従来法で製造されたものは、端切れ性は悪いという問題があるが、本発明では、透明樹脂層が10μm以下の均一な厚みで形成されるため、そのような問題がない。また、本発明では、カラーシートを貼り合わせるだけであるので、反射材にコート法で着色する従来法に比べ、着色化が容易である。そのため少量多品種の生産には好適である。本発明は前記したような視認性を持つ反射材の課題を解決するもので、オープンタイプの再帰反射性能を可能な限り高く保持し、かつ見栄えのする色調の光反射を実現し、視認角度を変えてもほとんど色調の変わらない、かつ衣料などを代表とする被着体に容易に熱転写もできる再帰反射媒体中間体の製造方法を提供することを目的とするものである。
請求項1に記載の再帰反射媒体中間体の製造方法は、支持シートと一体になった15〜70μmの熱軟化性樹脂層に屈折率1.6〜2.5で、500μm以下の直径の透明微小球を50%以上の埋設率で埋設し、非埋設側の透明微小球表面側に、透明微小球間を含め、均一な10μm以下の厚みで透明樹脂層を設け、さらにその外側に金属反射層を設け、光源からの光線の入射角度5〜50度領域での反射輝度の変化が60%以下である再帰反射媒体中間体の製造方法であって、透明樹脂層を透明微小球表面に設けるに際し、透明樹脂層を前記支持シートとは別の支持シートに積層し、この支持シートを前記支持シート上の15〜70μmの熱軟化性樹脂層に埋設した透明微小球に対して転写することを特徴とする。
請求項2に記載の再帰反射媒体中間体の製造方法は、支持シートと一体になった15〜70μmの熱軟化性樹脂層に屈折率1.6〜2.5で、500μm以下の直径の透明微小球を50%以上の埋設率で埋設し、非埋設側の透明微小球表面側に、透明微小球間を含め、均一な10μm以下の厚みで透明樹脂層を設け、さらにその外側に金属反射層を設け、光源からの光線の入射角度5〜50度領域での反射輝度の変化が60%以下であり、透明樹脂層の端切れ強度が100g(50mm幅当たりの端切れ力)以下である再帰反射媒体中間体の製造方法であって、透明樹脂層を透明微小球表面に設けるに際し、透明樹脂層を前記支持シートとは別の支持シートに積層し、この支持シートを前記支持シート上の15〜70μmの熱軟化性樹脂層に埋設した透明微小球に対して転写することを特徴とする。
請求項3に記載の再帰反射媒体中間体の製造方法は、支持シートと一体になった15〜70μmの熱軟化性樹脂層に屈折率1.6〜2.5で、500μm以下の直径の透明微小球を50%以上の埋設率で埋設し、非埋設側の透明微小球表面側に、透明微小球間を含め、均一な10μm以下の厚みで透明樹脂層を設け、さらにその外側に金属反射層を設け、光源からの光線の入射角度5〜50度領域での反射輝度の変化が60%以下であり、透明樹脂層が着色されている再帰反射媒体中間体の製造方法であって、透明樹脂層を透明微小球表面に設けるに際し、透明樹脂層を前記支持シートとは別の支持シートに積層し、この支持シートを前記支持シート上の15〜70μmの熱軟化性樹脂層に埋設した透明微小球に対して転写することを特徴とする。
以上のように、本発明によれば、オープンタイプの再帰反射性能を可能な限り高く保持し、かつ見栄えのする色調の光反射を実現し、視認角度を変えてもほとんど色調の変わらない、かつ見栄えのする色調の光反射を実現し、視認角度を変えてもほとんど色調の変わらない、かつ衣料などを代表とする被着体に容易に熱転写もできる再帰反射媒体中間体の製造方法を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態を、図1〜図5を用いて具体的に説明する。
図1は本発明の熱転写用再帰反射媒体中間体の形成途中の状態を示す。図1において、支持シート1に熱軟化性樹脂層2が積層されている。その熱軟化性樹脂層2の中に透明微小球3が一部埋没した形で設けられている。図2に示すようにこの透明微小球3の上に前記熱軟化性樹脂層2よりも高い軟化温度を有するか、あるいは明確な熱軟化性を示さない架橋樹脂からなる透明樹脂層4が設けられる。透明樹脂層4は、前記透明微小球3を埋没させたと類似のシートに積層されていて、図2に示すように図1に示すフィルムの透明微小球3側に熱圧着させる。図2において、1aは前記支持シート1と同様の支持シート、2aは熱軟化性樹脂層である。この際、透明微小球3との接着、もしくは次の積層体である金属反射層5との接着を高める処理をされることがある。即ち、透明微小球3との接着のため、透明微小球3側にプライマー処理(あるいはカップリング剤処理など)をしてプライマー層4aを形成した後、透明樹脂層4を積層する。そして図3に示すように、その透明樹脂層4の外側に前記金属反射層5を設けるのである。このような再帰反射媒体中間体に図4に示すような熱転写用接着層6を所望の図柄にスクリーン印刷、グラビア印刷などで印刷し、図5に示すように熱ロールや熱プレス、アイロンなどの加熱手段で被着体7に転写する。
ここで支持シート1としては透明微小球3を埋設する際に、熱軟化性樹脂層2が軟化温度以上の温度においても十分な安定性を保つシートが要求されている。このような物として、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレートなどのポリエステルフィルムや紙などが好ましく用いられる。その厚さは30μm以上好ましくは50μm以上である。厚さが薄いと熱軟化性樹脂層2が軟化したとき積層体の形態保持性が無くなり好ましくない。
透明微小球3を埋設し、保持する熱軟化性樹脂層2としては前記支持シート1より軟化温度の低い樹脂が要求され、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−酢酸ビニール共重合体、ポリビニールアルコール、アクリル系樹脂、ウレタン系樹脂、エステル系樹脂などが好ましく用いられる。中でも、ポリエチレン、ポリプロピレンが好ましい。その厚みは15〜70μm好ましくは20〜40μmである。
また、支持シート1と熱軟化性樹脂層2とは接着層を介して、あるいは介さずに強固に接着されていることが好ましい。両者の接着が弱いと熱軟化性樹脂層2を軟化させ、透明微小球3を埋没させる際に剥離が生じ、透明微小球3が不完全な埋設となる。
本発明に使用する透明微小球3は屈折率1.6〜2.5、好ましくは1.9〜2.3である。また透明微小球3の平均粒径は20〜200μmである。平均粒径が500μmを越えると転写後の装飾体の柔軟性が無く、アパレル関連用途として汎用性に欠ける物となる。また、透明微小球3の材質は屈折率が前記範囲に入るものなら特に制約しないが、ガラス微小球が透明性、耐薬品性、耐洗濯性、耐候性にも優れ好ましい。
また、透明微小球3の熱軟化性樹脂層2への埋設率は透明微小球3の直径の20〜60%が好ましい。特に、35〜50%前後が透明微小球3の保持性や転写性の点から好ましい。埋設率が20%未満では熱軟化性樹脂層2による透明微小球3の固着が悪く、蒸着工程など、金属反射層形成工程で透明微小球3の脱落が生じる。また、埋設率が60%を越えると熱転写の際、熱軟化樹脂層に残存し転写性が悪くなる。
本発明の透明微小球3に設けられる透明樹脂層4としては、後で設けられる熱転写用接着層6より高い軟化温度を有するものである。好ましくは、熱転写する温度において軟化せず、流動を起こさないものである。さらに好ましくは透明微小球3あるいは、その表面のプライマー層4aとの接着性の優れたものが好ましいことはいうまでもない。ここで用いられる樹脂としては、ウレタン系樹脂、エステル系樹脂、アクリル系樹脂、エポキシ系樹脂、エチレン−酢酸ビニール系樹脂などがあり、それらの1種または2種以上を主体としたものが使用できる。また、それらの2種以上の共重合物も好ましく用いられる。特に好ましいのはウレタン系樹脂、エステル系樹脂、エチレン−酢酸ビニール系樹脂である。さらに好ましくはイソシアネート系化合物、メラミン系化合物、エポキシ系化合物、シラン系化合物などの架橋剤を適当量配合して、架橋硬化させることにより、明確な軟化温度を示さなくなり、高温における熱転写にも対応でき、透明微小球3との密着性も向上し、耐久性の高いものが得られる。また、プライマー層4aは前記透明樹脂層4と同系の樹脂を用いて構成することができる。
透明樹脂層4とプライマー層4aとの合計厚みは10μm以下で、好ましくは5μm以下である。透明樹脂層4とプライマー層4aとの合計厚みが10μmを越えると、最終的に被着体7側に再帰性反射媒体を所望する図柄やパターンなどの部分を剥がす際、端切れ性が悪くなり、くっきりとしたパターンを被着体7に形成できない。これは透明樹脂層4が接着部分と非接着部分の境界で引き裂かれる際、透明樹脂層4の引き裂き強度よりも被着体7との剥離に要する強さが低くなり、不要部分と被着部分間の引き裂き分離がうまくなされないからと想定される。なお、本発明の実施形態では透明樹脂層4とプライマー層4aが設けられているが、透明微小球3の接着表面に厚みが10μm以下の透明な透明樹脂層を設けるだけであっても良い。また、着色反射させる場合は透明樹脂に透明着色剤を含ませて構成する。
また、透明樹脂層4および/またはプライマー層4aの合計厚みの下限は実用上0.3μmで、この厚み未満では光干渉による着色現象が顕著となったり、着色層とする際は色剤の量を多くしないと希望する色とならず、この厚さで無理に実施すると着色層がもろくなったりして使用に耐えない。
本発明の再帰反射媒体中間体あるいは被着体7に熱転写温度が160℃以下となる熱転写接着剤をスクリーン印刷やグラビア印刷などにより印刷し両者を重ね、160℃以下の温度で加熱すると同時に加圧する。冷却後、余分な再帰反射材を被着体7から剥ぎ取ることにより、所望の図柄が被着体7に熱転写される。
本発明の熱転写用接着層6はできるだけ低温で溶融し、衣料などの被着体7に接着するのが好ましいが、その温度は熱転写までの反射材の保存条件や、使用中の耐久性、洗濯耐久性などで制約される。熱転写用接着層6の材料としては通常、熱転写温度160℃以下の熱溶融型接着剤を使用する。より好ましくは100℃から150℃の熱溶融型接着剤を使用する。熱転写温度が100℃未満では使用中の耐久性が悪く、160℃を越えると熱圧着温度が高いため、熱軟化性樹脂2の流動が発生し溶出により被着体7への悪影響がある。また、被着体7が高温のため、黄変したり、焦げたり、被着体7の融点が低い材料なら熔けたりする悪影響もある。この熱転写用接着層6の厚みは20〜100μmで、好ましくは20μm〜70μmである。熱転写用接着層6の厚みが20μm以下の場合、被着体7が織物などの場合、特に接着力不足となりやすい。また、熱転写用接着層6の厚みが100μmを越えると接着層の厚さが大きくなりすぎて風合いが悪くなる。本発明の熱転用接着層6の樹脂としてはアクリル系樹脂、ビニール系樹脂、ウレタン系樹脂、エステル系樹脂、エポキシ系樹脂、アミド系樹脂、ゴム系樹脂を主成分として用いることができる。また、それらの2種以上の混合物であっても良い。また、金属反射層5と被着体7との密着性、接着性が高く使用中の揉み、摩擦、薬品などのアタックに耐える物が使用される。また、場合によっては柔軟性などの点も加味されて選ばれる。また、この熱転写用接着層6に各種添加剤を配合し、見かけの軟化温度を上げたり、熱転写の圧力下での流動性を改良したり、耐候性や耐酸化性能などを向上することもできる。
以下、実施例で本発明を説明する。
反射輝度測定法&色度座標測定;JISZ9117(1984)により測定。
剥離強度測定法;JISK6772(1994)に準じて幅50mmで端切れ強度測定
実施例1、比較例1
実施例1として厚み75μmのポリエチレンテレフタレートフィルムに仮埋設層として厚み35μmのポリエチレンテレフタレートフィルムをラミネートした支持シート上にポリエチレンフィルムを接合させ、このポリエチレンフィルムを、120℃3分で加熱して溶融させ、このポリエチレンフィルムに対し平均粒子径50μm、屈折率1.92の透明ガラス球をほぼ一面に散布し透明微小球を図1に示すごとく埋設させる。その後、透明微小球の露出面側にエチレン−酢ビ系樹脂を平均厚さ0.6μmでコートした(シートA)。
一方、上記した支持シートと同様のシートにポリエチレンフィルムを接合させ、このポリエチレンフィルム側に無着色のエステルウレタン樹脂からなる平均厚さ1μmのコートフィルムを設けた(シートB)。
次いで、図2に示すようにシートAのエチレン−酢ビ樹脂層とシートBのエステルウレタン樹脂層とを165℃の熱ロールで熱圧着させる。次いで、シートBのエステルウレタン樹脂層以外のフィルムを剥離してシートCとする。
このシートCのエステルウレタン樹脂層側にアルミ蒸着で800Åの金属反射層を図3に示すように形成する。次いで、軟化温度120℃の飽和エステル系樹脂を用いて40μmの厚さでUのロゴ図形をスクリーン印刷し熱転写用再帰反射媒体とした。その後、この媒体をポリエステル−綿タフタ(目付100g/m)に熱プレスを用いて150℃で熱転写した。表1に初期の反射性能(角度特性)を比較例1とともに記した。
ここで比較例1はシートAのエチレン−酢ビ系樹脂を平均厚さ0.6μmでコートした上に、エステルウレタン樹脂を平均厚さ7.0μmでコートした。次いで、エステルウレタン樹脂層側にアルミ蒸着で800Åの金属反射層を形成する。次いで、軟化温度120℃の飽和エステル系樹脂を用いて40μmの厚さでUのロゴ図形をスクリーン印刷し熱転写用再帰反射媒体とした。その後、この媒体をポリエステル−綿タフタ(目付100g/m)に熱プレスを用いて150℃で熱転写した。
Figure 0004540330
反射輝度、反射色ともにJISZ9117(1984)に準じて測定した。ここでの反射輝度は再帰反射で、それぞれの入射角に対する反射角から5分ずれた観測角での値、また入射角度は反射輝度測定法;JIS9177(1984)に定めてあるように、被測定材表面中心に法線を引き、光源と被測定材中心とを結ぶ線(照射軸)と法線とのなす角をいう。実施例1は正面反射から高角度の入射に対してほとんど、反射輝度を高い値で維持する。これに対し比較例1は入射光の角度が大きくなると実施例1よりも早く反射輝度が低下する。入射角5〜50度で実施例1は15%の変化((230−200)/230)、比較例1は88%の変化((230−27)/230)をしている。
端切れ性は実用上、実施例1、比較例1も使用できるレベルであるが、実施例1のプライマー層(エチレン−酢ビ系樹脂)および透明樹脂層(エステルウレタン樹脂)の端切れ強度は70g(50mm幅当たり)、比較例1は110g(50mm幅当たり)以上であり、厳密に比較すると実施例1より比較例1の方が悪く、極微小な端切れのカスがロゴの一部に残っていた。
一方、40℃家庭洗濯30洗後の輝度の変化は実施例1、比較例1も洗濯前の値と比較してほとんど変化が無かった。
実施例2、比較例2
実施例2として厚み75μmのポリエチレンテレフタレートフィルムに仮埋設層として厚み35μmのポリエチレンテレフタレートフィルムをラミネートした支持シート上にポリエチレンフィルムを接合させ、このポリエチレンフィルムを、120℃3分で加熱して溶融させ、このポリエチレンフィルムに対し平均粒子径50μm、屈折率1.92の透明ガラス球をほぼ一面に散布し透明微小球を図1に示すごとく埋設させる。その後、透明微小球の露出面側にエチレン−酢ビ系樹脂を平均厚さ0.6μmでコートした(シートA)。
一方、上記した支持シートと同様のシートにポリエチレンフィルムを接合させ、このポリエチレンフィルム側にエステルウレタン樹脂とシアニン系青色顔料からなるインクを用いて厚さ1μmのコートフィルムを設けた(シートB)。
次いで、シートAのエチレン−酢ビ樹脂層とシートBの着色インク層とを165℃の熱ロールで熱圧着させる。次いで、シートBの着色インク層以外のフィルムを剥離してシートCとする。
このシートCの着色インク層側にアルミ蒸着で800Åの金属反射層を形成する。次いで、軟化温度120℃の飽和エステル系樹脂を用いて40μmの厚さでUのロゴ図形をスクリーン印刷し熱転写用再帰反射媒体とした。その後、この媒体をポリエステル−綿タフタ(目付100g/m)に熱プレスを用いて150℃で熱転写した。表2に反射輝度、反射色性能(角度特性)を比較例2とともに記した。
ここで比較例2はシートAのエチレン−酢ビ系樹脂を平均厚さ0.6μmでコートした上に、エステルウレタン樹脂とシアニン系青色顔料からなるインクを平均厚さ7μmでコートした。次いで、着色インク層側にアルミ蒸着で800Åの金属反射層を形成する。次いで、軟化温度120℃の飽和エステル系樹脂を用いて40μmの厚さでUのロゴ図形をスクリーン印刷し熱転写用再帰反射媒体とした。その後、この媒体をポリエステル−綿タフタ(目付100g/m)に熱プレスを用いて150℃で熱転写した。
Figure 0004540330
反射輝度、反射色ともにJISZ9117(1984)に準じて測定した。実施例2は入射角度50度まで高いレベルの反射輝度を示し、かつ反射材にほとんど水平に入射する光にまでその色調をキープする。一方比較例2は反射輝度の変化も実施例2より高い。入射角5〜50度で実施例2は23%の変化((56−43)/56)、比較例2は87%の変化((70−9)/70)をしている。
反射色の色座標値をみても明らかなように、実施例2は入射角5〜60度まで青く反射するのに対し、比較例2は反射材に対して垂直に入射する光には白く光り着色せず、且つ水平に近い光に対しては赤く反射率も低い。
端切れ性は実用上、実施例2、比較例2も使用できるレベルであるが、実施例2のプライマー層(エチレン−酢ビ系樹脂)および透明樹脂層(エステルウレタン樹脂)の端切れ強度は60g(50mm幅当たり)、比較例2は110g(50mm幅当たり)以上であり、厳密に比較すると実施例2より比較例2の方が悪く、極微小な端切れのカスがロゴの一部に残っていた。
一方、40℃家庭洗濯30洗後の輝度、色合いの変化は実施例2、比較例2も洗濯前の値と比較してほとんど変化が無かった。
なお、上記説明において実施例1、2を含む本発明のプライマー層を含む透明樹脂層の剥離強度は100g(50mm幅当たり)以下であることが必要で、それを超えると端切れ性が低下するという問題がある。
本発明の実施の形態における再帰反射媒体中間体の形成途中の状態を示す拡大断面図である。 同再帰反射媒体中間体の形成途中のさらに進んだ状態を示す拡大断面図である。 同再帰反射媒体中間体の完成状態を示す拡大断面図である。 同再帰反射媒体中間体に熱転写用接着層で所望の図柄に印刷した状態を示す拡大断面図である。 同再帰反射媒体中間体を被着体に加熱圧着している状態を示す拡大断面図である。
符号の説明
1 支持シート
1a 支持シート
2 熱軟化性樹脂層
2a 熱軟化性樹脂層
3 透明微小球
4 透明樹脂層
4a プライマー層
5 金属反射層
6 熱転写用接着層
7 被着体

Claims (3)

  1. 支持シートと一体になった15〜70μmの熱軟化性樹脂層に屈折率1.6〜2.5で、500μm以下の直径の透明微小球を50%以上の埋設率で埋設し、非埋設側の透明微小球表面側に、透明微小球間を含め、均一な10μm以下の厚みで透明樹脂層を設け、さらにその外側に金属反射層を設け、光源からの光線の入射角度5〜50度領域での反射輝度の変化が60%以下である再帰反射媒体中間体の製造方法であって、透明樹脂層を透明微小球表面に設けるに際し、透明樹脂層を前記支持シートとは別の支持シートに積層し、この支持シートを前記支持シート上の15〜70μmの熱軟化性樹脂層に埋設した透明微小球に対して転写することを特徴とする再帰反射媒体中間体の製造方法。
  2. 支持シートと一体になった15〜70μmの熱軟化性樹脂層に屈折率1.6〜2.5で、500μm以下の直径の透明微小球を50%以上の埋設率で埋設し、非埋設側の透明微小球表面側に、透明微小球間を含め、均一な10μm以下の厚みで透明樹脂層を設け、さらにその外側に金属反射層を設け、光源からの光線の入射角度5〜50度領域での反射輝度の変化が60%以下であり、透明樹脂層の端切れ強度が100g(50mm幅当たりの端切れ力)以下である再帰反射媒体中間体の製造方法であって、透明樹脂層を透明微小球表面に設けるに際し、透明樹脂層を前記支持シートとは別の支持シートに積層し、この支持シートを前記支持シート上の15〜70μmの熱軟化性樹脂層に埋設した透明微小球に対して転写することを特徴とする再帰反射媒体中間体の製造方法。
  3. 支持シートと一体になった15〜70μmの熱軟化性樹脂層に屈折率1.6〜2.5で、500μm以下の直径の透明微小球を50%以上の埋設率で埋設し、非埋設側の透明微小球表面側に、透明微小球間を含め、均一な10μm以下の厚みで透明樹脂層を設け、さらにその外側に金属反射層を設け、光源からの光線の入射角度5〜50度領域での反射輝度の変化が60%以下であり、透明樹脂層が着色されている再帰反射媒体中間体の製造方法であって、透明樹脂層を透明微小球表面に設けるに際し、透明樹脂層を前記支持シートとは別の支持シートに積層し、この支持シートを前記支持シート上の15〜70μmの熱軟化性樹脂層に埋設した透明微小球に対して転写することを特徴とする再帰反射媒体中間体の製造方法。
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