JP2003105281A - タックシート - Google Patents

タックシート

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JP2003105281A
JP2003105281A JP2001301774A JP2001301774A JP2003105281A JP 2003105281 A JP2003105281 A JP 2003105281A JP 2001301774 A JP2001301774 A JP 2001301774A JP 2001301774 A JP2001301774 A JP 2001301774A JP 2003105281 A JP2003105281 A JP 2003105281A
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tack sheet
layer
sheet
tack
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JP2001301774A
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Takuro Yamamoto
卓郎 山本
Osamu Tanaka
修 田中
Kunihiro Takao
邦浩 高尾
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Nippon Carbide Industries Co Inc
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Nippon Carbide Industries Co Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】標識板や看板に貼り付けて様々な表示部分を形
成するタックシートであって、貼付け直後には貼り付け
部分のみを簡単に移動、修正可能で、かつ貼り付け後は
良好な接着性を示すことができるタックシートを提供す
ること。 【解決手段】基体フィルム層と、接着剤層とからなるタ
ックシートで、20℃における初期接着力の異なる2種
類以上の樹脂組成物から形成される凹凸のない接着面を
有し、20℃における初期接着力が500gfから15
00gfの高接着力部分と、該高接着力部分との初期接
着力の比が20:1から2:1である低接着力部分とか
らなり、接着剤層の被着体側表面全面積に対して、高接
着力部分の占める面積比率が20〜80%であるタック
シート。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は道路標識、工事標識等の
標識類、車両装飾、宣伝用等のビヒクルマーキング類、
あるいは広告、宣伝看板類等において有用な再帰反射シ
ート、及び各種基材のカルシート等のタックシートに関
する。
【0002】
【従来の技術】従来より光を光源に向けて再帰反射させ
る再帰反射シートはよく知られており、その再帰反射性
能に基づく夜間の優れた視認性を利用して、例えば、標
識の視認者である車両の運転者に対し優れた視認性を提
供し、明確な情報を伝達するという優れた特性を有して
おり、該シートは上記のごとき分野で広く利用されてい
る。
【0003】このような再帰反射シートにおける情報伝
達のための文字や模様の形式は、反射シート上に直接そ
の文字や模様をスクリーン印刷したり、又はその文字や
模様のフィルムを反射シート上に切り貼りすることによ
り行われている。
【0004】例えば、日本の警戒標識は、白地の再帰反
射シートに直接文字や模様をスクリーン印刷することに
より形成されている。また、日本の高速道路標識は緑色
の反射シートを、一般道路標識は青色の反射シートを、
それぞれアルミ板等の基板上全面に貼付して反射基板を
作製し、該反射基板上に白の反射シートの切り文字や模
様を貼付することにより形成されている。
【0005】また、宣伝用の各種看板には、白色の反射
基板上に透明着色アクリル系カルシートの切り文字や模
様を貼付することにより形成されるものや、着色された
塩ビ系カルシートで基板を作製し、異なる色の塩ビ系カ
ルシートの切り文字や模様を貼付することにより形成さ
れるものがある。
【0006】近年、これら標識類、看板類のサイズは大
きくなり、伝達するべき情報の内容は多岐に渡り、その
内容量も増加している。
【0007】このように多くの情報を満載する標識類、
看板類を形成する際、せっかく形成した文字や模様を反
射基材上に貼り付ける際に、スジ、シワが入ってしまっ
た場合や、又貼付する場所を間違えた場合にその文字や
模様のみを剥離して、貼付し直す等、不良部分のみを簡
単に修正することができなかった。
【0008】この問題を解決するため、接着剤層に突起
を設けて初期の接着力を下げ位置決めや張り替えを容易
とする提案もなされている。たとえば、実用新案登録2
587198号では粘着加工シートを被着体に接着する
際、接着剤層に四角錐台状の小突部を設けることが提案
されている。
【0009】しかしながら、接着剤層表面に凹凸をつけ
る方法は、接着の際の作業性は向上するものの、圧着後
の厚みが不均一になり、基板に貼り合わされた各種基材
シートに貼り合わせた際、基板表面と接着剤層との界面
に空気を巻き込み易くなり、安定した接着性、安定した
屋外耐候性等を得られないという問題があった。
【発明が解決しようとする課題】
【0010】本発明は前記問題を解決すべくなされたも
のであり、本発明の課題は、標識類、看板類を形成する
際、貼付した文字や模様に発生した不良部分のみを簡単
に修正可能とすることにより、標識類、看板類の加工性
を向上させ、かつ貼り付け後は良好な接着性を示すこと
ができるタックシートを得ることである。
【0011】本発明者等は、タックシートの接着剤層に
ついて種々検討した結果、20℃における初期接着力の
異なる2種類以上の樹脂組成物を平面状に形成すること
によって、優れた再位置決め性、及び再剥離性を示し、
さらに、熱と圧力で押圧することにより、十分な剥離強
度に到達するタックシートを見いだし、本発明を完成す
るに至った。
【課題を解決するための手段】
【0012】かくして、本発明によれば、表層となる基
体フィルム層と、該基体フィルム層に積層された接着剤
層とからなるタックシートにおいて、該接着剤層が、2
0℃における初期接着力の異なる2種類以上の樹脂組成
物から形成される接着面を有し、該接着面が平面である
ことを特徴とするタックシートを提供するものである。
【発明の実施の形態】
【0013】以下、本発明のタックシートについて、さ
らに詳細に説明する。本発明のタックシートは、表層と
なる基体フィルム層と、該基体フィルム層に積層された
接着剤層からなる構造を有しており、該接着剤層が、2
0℃における初期接着力の異なる2種類以上の樹脂組成
物からなる接着面を有し、該接着面が平面をであること
を特徴とするものである。
【0014】本発明のタックシートにおいて、接着剤層
を構成する2種類以上の樹脂組成物は、20℃における
初期接着力が500gfから1500gfの高接着力部
分と、該高接着力部分とそれぞれの初期接着力の比が2
0:1未満2:1以上である低接着力部分からなること
が必要であり、初期接着力の比が10:1以上、特には
15:1以上であることが好ましい。
【0015】該接着力の比が2:1以下では、優れた再
位置決め性、優れた再剥離性が得られなず、また20:
1以上では、貼り付け作業中に仮置きした文字や模様の
ズレや脱落が発生するため好ましくない。
【0016】本発明のタックシートは、接着剤層の被着
体側表面全面積に対して、初期接着力の高い高接着力部
分の占める面積比率を20〜80%の範囲に制御する必
要があり、該面積比率が30〜70%、特には40〜6
0%の範囲であることが好ましい。
【0017】本発明のタックシートの再位置決め性、優
れた再剥離性は主として、高接着力部分の面積が重要で
ある。
【0018】前記面積比率の上限値を超えると、優れた
再位置決め性、優れた再剥離性が得られない。また、該
面積比率の下限値以下では、再位置決め性、再剥離性は
得られるが、タックシート全体としての初期接着力が不
足するため良好な接着ができず、最終的に屋外で使用で
きる程安定した接着性を得られ難い。
【0019】本発明に用いられるタックシートの表層と
なるフィルム基体層としては、単層あるいは多層のフィ
ルムが必要に応じて使用できる。フィルムを構成する樹
脂は、特に限定されるものではなく、塩ビ系フィルム、
ポリエチレン系フィルム、ポリプロピレン系フィルム、
アクリル系フィルム、フッ素系フィルム、各種積層フィ
ルム、再帰反射フィルム等の中から適宜選択すればよ
い。
【0020】再帰反射フィルムを用いる場合は、例え
ば、オープンレンズ型再帰反射フィルム、封入レンズ型
再帰反射フィルム、カプセルレンズ型再帰反射フィル
ム、カプセルキューブコーナー型再帰反射フィルム、キ
ューブコーナー型再帰反射フィルム、メタライズドキュ
ーブコーナー型再帰反射フィルム等を用いることができ
るが、中でも再帰反射性能に優れ、加工性にも優れるカ
プセルレンズ型再帰反射フィルムに好適に用いられる。
カプセル型再帰反射フィルムは、その構造上、重く、柔
軟性が制限されているため、看板等に貼り付ける場合、
位置決めがし易く且つ接着性のよい本発明の接着剤層は
極めて好適に使用される。
【0021】再帰反射性能を具備しないフィルムとして
は、塩ビ系フィルム、ポリエチレン系フィルム、ポリプ
ロピレン系フィルム、アクリル系フィルム、フッ素系フ
ィルム等を用いることができるが、中でも色数の豊富
さ、加工性にも優れる点から塩ビ系フィルムが好適に用
いられる。
【0022】これら再帰反射性能を具備しないフィルム
の厚みは、特に制限されるものではなく、所望の用途に
合わせて適宜選択できるが、加工性、価格等を考慮すれ
ば、20〜200μmの範囲内であるのが好ましく、3
0〜150μmであればより好ましく、40〜100μ
mであればさらに好ましい。また、これらフィルムは、
着色顔料、着色染料等で所望の色に着色されていてもよ
く、さらにフィルム物性に影響を及ぼさない範囲で紫外
線吸収剤、光安定剤、酸化防止剤等の各種安定剤を含ま
せることができる。
【0023】本発明のタックシートにおいて、接着剤層
を形成する2種類以上の樹脂の種類は、特に限定される
ものではなく、通常の接着剤用樹脂として用いられる樹
脂を使用すればよいが、初期接着力が小さくて加熱後の
接着力の大きい感熱型接着剤を低接着力部分に用いるの
が好ましく、その組み合わせにおいて、感圧接着剤と感
熱接着剤との組み合わせが好ましい。
【0024】本発明のタックシートは被着体上に仮止め
し、位置決めした後、加熱及び加圧することによって、
基体フィルム表面に接着される。加熱、加圧条件は、使
用される接着剤によって異なるが、加熱条件として40
℃〜100℃、加圧条件として1kgf/cm2〜6kgf/cm2
の範囲内に調整するのが好ましく、50℃〜90℃、
1.5kgf/cm2〜5kgf/cm2の範囲内であればより好ま
しく、60℃〜80℃、2kgf/cm2〜4kgf/cm2の範囲
内であればさらに好ましい。加熱、加圧の条件が上限値
以上では、タックシートにシワが発生する等の不具合が
起こり易く、下限値以下では、基体フィルムと接着層と
の接着不良、感熱接着剤の活性化が不十分であることに
よる接着不良等の問題が起こり易く、好ましくない。
【0025】これら接着剤層を形成するそれぞれの樹脂
の厚みは、特に制限されるものではなく、所望の用途に
合わせて適宜選択できるが、10〜100μmの範囲内
であるのが好ましく、20〜70μmであればより好ま
しく、30〜60μmであればさらに好ましい。
【0026】これら接着剤層を形成する樹脂は、それぞ
れ同じ厚みになるように形成し、接着剤層全体として平
面を形成する必要がある。それぞれの厚みが異なり接着
剤層に凹凸があると、基板に貼り合わされた各種基材シ
ートに貼り合わせた際、基板表面と接着剤層との界面に
空気を巻き込み易くなり、安定した接着性、安定した屋
外耐候性等を得られがたく好ましくない。
【0027】上記条件を考慮すれば、本発明のタックシ
ートに用いる接着剤層形成用樹脂としては、例えば、ゴ
ム系樹脂、アクリル系樹脂、シリコーン系樹脂、フェノ
ール系樹脂、ウレタン系樹脂等があげられ、所望する用
途に合わせて、この中から少なくとも1種類を選択すれ
ばよいが、中でも接着性、屋外耐候性に優れ、価格的に
も有利なアクリル系樹脂、フェノール系樹脂が好まし
い。
【0028】図1〜2には、本発明のタックシートにか
かわる様態を示す模式図を示した。
【0029】また、本発明のタックシートの異なった使
用方法としては、特開2000−249817に記載さ
れるような、予め各種基材シート全面に本発明のタック
シートを貼り合わせておき、使用する際、コンピュータ
カッティングマシン等を使用して、所望の形状にタック
シートのみをカットした後、不要部分を取り除き、標識
類、看板類等の形成効率を向上させるシステムに使用す
ることもできる。
【0030】
【実施例】以下に、実施例、及び比較例を挙げて、本発
明を具体的に説明する。なお、実施例、及び比較例にお
いて用いた測定方法は、以下のとおりである。
【0031】初期接着力 25mmX150mmの試料を3枚作製し、280番の
研磨紙で磨いたSUS板に自重2kgのローラーで貼り
合わせ、20℃雰囲気に30分間放置後、300mm/
分の速度で90°方向に試料を引き剥がし、得られた接
着力の平均値を求めた。
【0032】熱と圧力により押圧した後の接着力 25mmX150mmの試料を3枚作製し、280番の
研磨紙で磨いたSUS板に、温度が85℃で、貼り合わ
せ圧力が4kgf/cm2に設定した熱プレスロールを
用い、貼り合わせスピード0.3m/分の条件で貼り合
わせ、20℃雰囲気に60分放置後、300mm/分の
速度で90°方向に試料を引き剥がし、得られた接着力
の平均値を求めた。
【0033】再位置決め性、再剥離性の評価 予め300mmX300mm、厚さ2mmのアルミ板全
面に貼り合わせた各種基材シート上に、25mmX30
0mmの試料を自重2kgのローラーで貼り合わせ、2
0℃雰囲気に30分放置後、試料を手で引き剥がし、試
料の剥離状態を観察し、以下の評価基準により判定し
た。 ○:剥離した試料にダメージはなく、再貼付が可能であ
る。 ×:剥離した試料に部分的な伸び、あるいは破れが発生
し、下地を傷めることなく、試料単独を剥離することが
できない。
【0034】屋外耐候性 予め300mmX300mm、厚さ2mmのアルミ板全
面に貼り合わせた各種基材シート上に、10mmX25
0mmの試料が屋外暴露時水平方向になるように自重2
kgのローラーで一旦貼り合わせ、一度、剥離して、再
位置決めをした後、温度が85℃で、貼り合わせ圧力が
4kgf/cm2に設定した熱プレスロールを用い、貼
り合わせスピード0.3m/分の条件で貼り合わせ、屋
外耐候性用の試験サンプルとした。得られた試験サンプ
ルを3ヶ月間南面45°の条件で屋外に暴露し、その状
態を観察した。
【0035】実施例1 厚さ約20μmのポリエチレン(PE)層を紙にラミネ
ートした仮支持体を約105℃に加熱し、この上に平均
粒径65μm、屈折率約1.91のガラスビーズを均一
に且つ密に単層で分散させた後、ニップロールにより加
圧してガラスビーズをその直径の約1/3だけPE中に
埋め込んだ後、仮支持体のガラスビーズが露呈している
面にアルミニウムを真空蒸着して、ガラスビーズのほぼ
半球面に厚さ約1μmの金属蒸着膜を形成した。
【0036】次に、剥離処理を施した厚さ20μmのポ
リエチレンテレフタレート(PET)工程フィルム上
に、「KP−1876」(商品名:ニッカポリマ(株)
製)100重量部と架橋剤となる「スミジュールN−7
5」(商品名:住化バイエルウレタン(株)製)14.2
重量部の混合溶液を塗布・乾燥して厚さ約40μmの補
強層を形成した。
【0037】さらに、この補強層の上に、「KP−23
70」(商品名:ニッカポリマ(株)製)100重量部と
酸化チタン30重量部の混合溶液を塗布・乾燥して厚さ
約80μmの結合層を形成することにより、補強層/結
合層積層型の基体シートを得た。
【0038】次に、先に作製した仮支持体上の金属蒸着
されたガラスビーズの上に、ベースフィルムの結合剤層
が接するように重ね合わせ、加熱加圧してガラスビーズ
の直径の約1/3を該結合剤層中に埋め込んだ後、35
℃で14日間熟成して補強層の架橋を実質的に完結させ
た。次いでこの仮支持体/ベースフィルム積層物より仮
支持体を引き剥がし、ガラスビーズが露出しているベー
スフィルム上に厚さ約75μmのアクリル系保護フィル
ムアクリプレン(商品名:三菱レイヨン(株)製)を重ね
て置き、線幅0.3mmの網目状凸彫刻を施した表面温
度約190℃の金属ロールと表面温度約60℃のゴムロ
ールとの間を、アクリルフィルム側がゴムロールと接触
するようにして加圧しながら通過させて、結合材層を部
分的に保護フィルムと接着させることにより、カプセル
レンズ型再帰反射基体フィルムを作製した。
【0039】低接着力部分を構成する樹脂として、フェ
ノール樹脂系感熱接着剤「ハイボンSB−2A」(商品
名:日立化成ポリマー(株)製)を用い、100重量部
を、厚さ75μmのPET剥離フィルム上に、図1に示
すような直径2mmの円形状の非塗工部分を持たせるよう
に、ロータリースクリーンの第1コーターで塗工し、乾
燥した。得られた該低接着力部分の厚みは、50μmで
あり、シート面積に対して、非塗工部分である円形部分
の面積割合は40%であった。
【0040】引き続き、高接着力部分を構成する樹脂と
して選択した「KP−1625」(商品名:日本カーバ
イド工業(株)製)100重量部と架橋剤となる「CK−
102」(商品名:ニッカポリマ(株)製)2.5重量部
の混合溶液を、上記の塗工、乾燥工程終了後、連続的に
第2コーターで逆パターンの模様を塗工、乾燥し、接着
剤層を平面になるようにした。得られた該高接着部分の
厚みは、50μmであった。
【0041】前記接着剤層を、85℃の熱ラミロールを
用いて基体フィルム層と貼り合わせ、本発明のタックシ
ートを作製した。得られたタックシートは、表1に示す
ように本発明の目的を十分に満足するものであった。
【0042】実施例2 接着剤層の高接着力部分を構成する樹脂としてアクリル
樹脂系感圧接着剤「KP−1429」(商品名:ニッカ
ポリマ(株)製)100重量部と架橋剤となる「CK−1
02」(商品名:ニッカポリマ(株)製)1.0重量部の
混合溶液を用い、低接着力部分を構成する樹脂として、
アクリル樹脂系感圧接着剤「KP−1405」(商品
名:ニッカポリマ(株)製)100重量部と架橋剤となる
「CK−102」(商品名:ニッカポリマ(株)製)0.
5重量部の混合溶液を用いて、厚さ75μmのPET剥
離フィルム上に、約10mmの間隔で、厚さ40μmに
なるように、コンマコーターの樹脂パン内を細かく細分
化したコーターヘッドを用いて、図2に示すようなスト
ライプ状に塗布、乾燥した。シート全面積に対する高接
着部分面積の割合は50%であった。
【0043】次に、基体フィルム層として、厚さ50μ
mの塩ビ樹脂系フィルム「ハイエスペイント5010」
(商品名:日本カーバイド工業(株)製)と貼り合わせ、
本発明のタックシートを作製した。得られたタックシー
トは、表1に示すように本発明の目的を十分に満足する
ものであった。
【0044】比較例1 実施例2で使用した、接着剤層の高接着力部分を構成す
る樹脂の混合溶液を、厚さ75μmのPET剥離フィル
ム上全面に、厚さ40μmになるように、バーコーター
を用いて塗布、乾燥し、実施例1と同様にして作製した
カプセルレンズ型再帰反射基体フィルム層と貼り合わせ
て、タックシートを作製した。得られたタックシート
は、表1に示すように本発明の目的を満足するものでは
なかった。
【0045】比較例2 実施例1と同様に、直径2mmの円形状に高接着力部分
を形成し、シート面積に対する円形部分の面積の割合は
91%とした以外は実施例1と同様にしてタックシート
を作製した。得られたタックシートは、表1に示すよう
に本発明の目的を満足するものではなかった。
【0046】
【表1】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のタックシートの接着剤層において、2
種類の異なった樹脂の1つが円盤状に設けられ、且つ平
面を形成している実施様態を示す。
【図2】本発明のタックシートの接着剤層において、2
種類の異なった樹脂が連続線状に設けられ、且つ平面を
形成している実施様態を示す。
【符号の説明】
1・・・・基体フィルム層 2・・・・高接着力部分 3・・・・低接着力部分
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G09F 3/10 G09F 3/10 B C 13/16 13/16 F Fターム(参考) 4J004 AA07 AA10 AA14 AA15 CA04 CA05 4J040 DC021 DF001 ED001 EF001 JB01 LA07 MA11 MB03 NA05 NA12 NA15 5C096 AA21 AA25 BA03 BB04 CE03 CE12 EA08 FA03

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】表層となる基体フィルム層と、該基体フィ
    ルム層に積層された接着剤層とからなるタックシートに
    おいて、該接着剤層が、20℃における初期接着力の異
    なる2種類以上の樹脂組成物から形成される接着面を有
    し、該接着面が平面であることを特徴とするタックシー
    ト。
  2. 【請求項2】接着剤層が、20℃における初期接着力が
    500gfから1500gfの高接着力部分と、該高接
    着力部分との初期接着力の比が20:1から2:1であ
    る低接着力部分とからなる請求項1記載のタックシー
    ト。
  3. 【請求項3】接着剤層の被着体側表面全面積に対して、
    高接着力部分の占める面積比率が20〜80%である請
    求項1または請求項2いずれかに記載のタックシート。
  4. 【請求項4】接着剤層を形成する樹脂組成物が感圧接着
    剤と感熱接着剤との組み合わせである請求項1〜請求項
    3いずれかに記載のタックシート。
  5. 【請求項5】40℃〜100℃の加熱及び1kgf/cm2
    6kgf/cm2の圧力で押圧した後のタックシートと基材と
    の剥離強度が800gf/25mm以上である請求項1〜
    請求項4いずれかに記載のタックシート。
  6. 【請求項6】タックシートの基体フィルム層が、アクリ
    ル系樹脂、塩ビ系樹脂、ポリエステル系樹脂、ウレタン
    系樹脂の中から選ばれる樹脂からなるフィルムである請
    求項1〜5いずれかに記載のタックシート。
  7. 【請求項7】タックシートの基体フィルム層が、再帰反
    射フィルムである請求項1〜6いずれかに記載のタック
    シート。
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