JP4700788B2 - イメージ表示シート及びイメージ表示シートの製造方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、イメージ表示シート及びイメージ表示シートの製造方法に関し、さらに詳しくは、建物や、車両、航空機等の乗り物の、窓ガラスの様な透明な被着体の表面または裏面に、透明な接着フィルムを介して接着し、被着体の裏面側(たとえば、室外や車外)からはイメージ表示シートのイメージを視認でき、被着体の表面側(たとえば、室内や車内)からはイメージ表示シートを通して被着体裏面側の様子(風景等)を視認できる、イメージ表示シートの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
前述の様に、窓ガラス等の透明な被着体に接着され、室外や車外からはイメージが視認でき、室内や車内からは風景等の窓ガラス外側の様子が視認できる、イメージ表示シートが知られている。イメージ表示シートは、通常、図案、文字、記号等を含み、装飾(Decoration)や広告等を目的として、被着体に接着して使用される。上記の様に、被着体は、通常、建物や乗り物の窓ガラスであるので、室内や車内からは、外の様子が見える様にするのが好ましい。したがって、この様なイメージ表示シートの隠蔽フィルムとイメージ形成層(上記図案等の視認可能なイメージを形成する層)には、複数の貫通孔が設けられており、この貫通孔を通して被着体裏面側の様子を視認することができる。この様なイメージ表示シートの市販のものとしては、たとえば、住友スリーエム(株)社(日本)から入手可能な「商標:Oneway Vision(ワンウェイビジョン)」や、凸版印刷(株)社(日本)から入手可能な「商標:コントラヴィジョン」を、具体的に挙げることができる。また、従来のイメージ表示シートの構造や製造方法は、たとえば、特公平5−3721号公報、特許第2617393号公報等に開示されている。
【0003】
ここで、従来公知のイメージ表示シートにいて説明する。
従来のイメージ表示シートは、(A)複数の貫通孔を有するイメージ層と、(B)第1面(表面)において前記イメージ層と互いに固定され、第2面(裏面)において前記イメージ層を透明な被着体に接着するための透明な接着層とを備える。前記イメージ層は、(I−1)暗色の第1隠蔽層と、(I−2)第1面において前記第1隠蔽層の第2面に固定された白色の第2隠蔽層と有する隠蔽フィルム(「ブロックアウトフィルム」とも呼ばれる。)と、(II)第1面において前記第2隠蔽層の第2面に固定されたイメージ形成層とを含む。後述する様に、通常、イメージ層に貫通孔を設ける際、イメージ層と接着層とは一体化されるので、接着層も貫通孔を有し、その貫通孔は前記イメージ層の貫通孔と連通する。
この様なイメージ表示シートは、前記接着層を介して、窓ガラス等の被着体に接着されるが、通常、イメージ表示シートは、室内や車内において、窓ガラス等の被着体の内側面に接着される。なお、特に断らない限り、今後、本明細書において、窓ガラスを被着体として説明する場合、窓ガラスの室内または車内側の面を第1面(表面)、外に面する面を第2面(裏面)と呼ぶこともある。
【0004】
一方、イメージ表示シートに含まれる隠蔽フィルムは、暗色の第1隠蔽層と、第1面において前記第1隠蔽層の第2面に固定された白色の第2隠蔽層とを含む。この隠蔽フィルムの作用により、被着体表面側(窓ガラスの場合、室内や車内側)からの観察ではイメージが実質的に視認されない。一方、被着体裏面側(窓ガラスの場合、室外や車外側)からの観察においては、イメージの視認性(発色性や明るさ等)を高める必要がある。したがって、隠蔽フィルムの隠蔽性を高めると同時に、被着体裏面から観察されるイメージの下地となる第2隠蔽層では、第1隠蔽層の暗色の影響を受けずに明るい色に見える様に、白色度を効果的に高められるのが良い。このためには、第1隠蔽層の厚さを可及的に厚くし、かつ第2隠蔽層の厚さも可及的に厚くする必要がある。なお、従来公知のイメージ表示シートでは、隠蔽フィルム全体の厚さはせいぜい10〜15μmである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、各隠蔽層を可及的に厚くすると、従来公知の製造方法では次の様な問題が生じる。従来法では、通常、隠蔽フィルム前駆体としての透明フィルムと、接着層と、接着層を保護するライナーとを含んでなる積層体を準備し、その積層体を穿孔し、貫通孔が設けられた積層体を用意する。穿孔後、透明フィルム(隠蔽フィルム前駆体)の第1面に、シルク印刷等の印刷手段により第1及び第2隠蔽層を設け、貫通孔を有する接着層付き隠蔽フィルムを形成する。続いて、その隠蔽フィルム上に印刷手段により、イメ−ジを視認させる(表示する)イメージ形成層を設ける。各隠蔽層及びイメージ形成層を設ける際、上記貫通孔を閉塞しない様にする必要があるので、塗料を塗布する方法の様な、比較的厚い塗布層を形成する方法が利用できない。したがって、この様な方法で隠蔽フィルムを可及的に厚くしつつ、貫通孔を閉塞しない様にすることは困難であった。
【0006】
一方、隠蔽層を厚く設けて上記積層体を形成した後、穿孔を施すことも考えられる。ところが、上記の様な積層体は、接着層を被覆するライナーを含む。したがって、隠蔽層が厚くなると、ライナーを薄くしない限り積層体全体が厚くなり、穿孔操作が困難になるおそれがある。また、接着層の接着剤としては、通常、粘着剤の様な流動性の比較的高いものが使用される。したがって、穿孔操作の際に、粘着剤が流れて貫通孔内に侵入したり、貫通孔を通り過ぎて粘着剤が積層体表面にはみ出たりするおそれがあった。この様な理由から、接着層とライナーとを必ず含む積層体の穿孔操作には、特別な配慮をしなければならない場合もあった。
したがって、本発明の目的は、隠蔽フィルムの第1及び第2の隠蔽層を容易に厚くすることができ、隠蔽フィルムの隠蔽性を効果的に高めると同時に、第2隠蔽層の白色度を効果的に高めることが可能なイメージ表示シート、及びイメージ表示シートの製造方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明は、(1)複数の貫通孔を有するイメージ層と、
(2)第1面において前記イメージ層と互いに固定され、第2面において前記イメージ層を透明な被着体に接着するための透明な接着フィルムとを備え、
前記イメージ層は、
(a−1)第1面および第2面を有する暗色の第1隠蔽層と、
(a−2)第1面において前記第1隠蔽層の第2面に固定された白色の第2隠蔽層とを有する隠蔽フィルムと、
(b)第1面において前記第2隠蔽層の第2面に固定されたイメージ形成層とを含んでなる、イメージ表示シートにおいて、
前記第1隠蔽層の厚さが15〜100μmの範囲であり、前記第2隠蔽層の厚さが20〜100μmの範囲であり、
前記接着フィルムは、<1>透明な基材と、<2>その基材の第1面に固着され、前記イメージ層に接着された透明な第1接着層と、<3>その基材の第2面に固着され、前記イメージ層を被着体に接着するための透明な第2接着層とを含んでなる両面接着フィルムであり、かつ
前記接着フィルムは、少なくとも前記イメージ層の貫通孔と連通する貫通孔を持たないことを特徴とする、イメージ表示シート
並びに
上記本発明のイメージ表示シートの製造方法であって、
(i)第1隠蔽層前駆体を用意し、その第1隠蔽層前駆体の上に第2隠蔽層前駆体を積層して隠蔽フィルム前駆体を形成し、
(ii)その隠蔽フィルム前駆体を穿孔して貫通孔を設けて隠蔽フィルムを形成し、
(iii)前記隠蔽フィルムの前記第2隠蔽層の第2面に、前記貫通孔を閉塞しない様にして着色材を付着させて前記イメージ形成層を形成して、前記イメージ層を用意し、
(iv)一方、<1>透明な基材と、<2>その基材の第1面に固着された透明な第1接着層と、<3>その基材の第2面に固着された透明な第2接着層とを含んでなる両面接着フィルムを別途用意して前記イメージ層とその接着フィルムとを互いに固定し、イメージ表示シートを形成する、
各ステップを含む、製造方法を提供する。
【0008】
【発明の実施の形態】
[作用]
本発明によれば、隠蔽フィルムの穿孔操作の際に、接着層及びライナーを予め積層しておく必要が無いので、第1及び第2の隠蔽層を、所定の厚さを有する比較的厚い塗布層や着色樹脂フィルムから容易に形成できる。したがって、隠蔽フィルムの隠蔽性を効果的に高めると同時に、被着体裏面から観察される第2隠蔽層が、第1隠蔽層の暗色の影響を受けずに明るい色に見える様に、第2隠蔽層の白色度を効果的に高めることが可能である。
本発明のイメージ表示シートでは、隠蔽フィルムとイメージ形成層とを含んでなるイメージ層に、厚さ方向に沿って全体を貫通する貫通孔を設けておき、別途用意した接着フィルムを従来の接着層に代えて使用し、イメージ層と接着フィルムとを互いに固定して形成できる。また、隠蔽フィルムにのみ穿孔操作(貫通孔を形成する操作)を施すことも可能である。したがって、隠蔽フィルム全体の厚さを厚くし、隠蔽性を高めることが特に容易である。
【0009】
接着フィルムは、比較的高い剛直性(スティフネス、stiffness)を有する必要がある。これは次のような理由による。
本発明のイメージ表示シートには、従来のイメージ表示シートの構造とは異なり、イメージ層を被着体に接着する接着層として機能する接着フィルムには、少なくとも前記イメージ層の貫通孔と連通する貫通孔が存在しない。また、被着体への接着は、イメージ表示シートを被着体の被着面上に置き、通常、イメージ層の上から被着面に向かって圧力をかけて行う。この様な場合、貫通孔の無い部分では接着フィルムが被着面に向かって十分な力で圧着されるが、貫通孔のある部分では、接着フィルムが十分に圧着されず、接着面における接着力が不均一になるおそれがある。この様な接着力の不均一は、イメージ表示シートを被着体に強固に接着することを困難にする。接着フィルムが適切な剛直性を有しておれば、接着性フィルムを被着面に向かって十分圧着できるように作用し、イメージ表示シートを被着体に強固に接着することが容易になる。
上記の様な接着フィルムの効果は、単層構造の接着層ではなく、複数の接着層と層間界面とを含む接着フィルムを用いた場合にも得ることができる。層間界面があると、貫通孔のある部分でも、接着フィルムを被着面に向かって十分に圧着できる様に作用し、イメージ表示シートを被着体に強固に接着することが容易になる。この様な層間界面の作用の詳細については明らかでは無いが、上記の様な接着操作において、イメージ層にかけられた圧力を層間界面に沿って分散し、接着面における接着力を効果的に均一にすることができるためと思われる。
【0010】
上記の様に、接着フィルムは、前記イメージ層に接着された透明な第1接着層と、前記イメージ層を被着体に接着する透明な第2接着層との、2つの接着層を含むのが好ましい。
本発明において使用される接着フィルムは、<1>透明の基材を含み、<2>その基材の第1面に固着され前記第1接着層と、<3>上記基材の第2面に固着された前記第2接着層とを含んでなる、両面接着フィルムである。イメージ表示シートの接着が容易になる観点からも、この両面接着フィルムが好適である。また、耐熱性や耐久性を高めるには、前記第1接着層が、架橋された粘着性ポリマーを含有する感熱性接着剤を含んでなるのが好ましい。なお、接着フィルムについては、詳細に後述する。
【0011】
また、詳細には後述するが、本発明のイメージ表示シート及びイメージ表示シートの製造方法では、透明な素材(被着体、接着層、基材、被覆層等)が使用される。本明細書において「透明」と言う用語は、本発明の効果を奏する様に光透過性であることを意味する。通常、光透過率が通常75%以上、好適には80%以上、特に好適には85%以上であることを意味する。本明細書における光透過率は、分光光度計を用いて測定した拡散透過率である。
【0012】
(イメージ表示シート)
本発明のイメージ表示シートの好適な1例について、図1に沿って説明する。なお、図示の例は、被着体である窓ガラス(9)の第1面(91)に接着された状態のイメージ表示シート(10)を示す。
図1において、イメージ表示シート(10)は、複数の貫通孔(3)を有するイメージ層(2)と、第1面(11)においてイメージ層(2)と互いに固定され、第2面(12)においてイメージ層(2)を被着体である窓ガラス(9)に接着する透明な接着フィルム(1)とを備えている。
【0013】
イメージ層(2)は、
(a)暗色の第1隠蔽層(23)と、第1面(241)において第1隠蔽層(23)の第2面(232)に固定された白色の第2隠蔽層(24)と有する隠蔽フィルム(29)と、
(b)第1面(251)において、第2隠蔽層(24)の第2面(242)に固定されたイメージ形成層(25)とを含む。
一方、前記接着フィルム(1)は、前記イメージ層(2)に接着された透明な第1接着層(13)と、前記イメージ層(2)を被着体(9)に接着する透明な第2接着層(14)とを含む。また、接着フィルム(1)は、少なくともイメージ層の貫通孔(3)と連通する貫通孔を持たないことを特徴とする。また、図示の例では、接着フィルム(1)は透明な基材(15)を含み、いわゆる前掲の両面接着フィルム型の接着フィルムである。
【0014】
図1の例では、内側、すなわち、窓ガラスの表面(91)にイメージ表示シート(10)を接着している。この様な場合を、室内貼り(または屋内貼り)と呼ぶことがある。一方、図2に示される例では、イメージ表示シート(100)を、外側、すなわち、窓ガラスの裏面(92)に接着している。この様な場合を、室外貼り(または屋外貼り)と呼ぶことがある。
室内貼りタイプのイメージ表示シート(10)と、室外貼りタイプのイメージ表示シート(100)とは、次の点を除けば実質的に同じである。すなわち、室内貼りタイプ(10)では、接着フィルム(1)は、イメージ層(2)のイメージ形成層(25)と接着され、互いに固定(固着)される。一方、室外貼りタイプ(100)では、接着フィルム(1)は、イメージ層(2)の第1隠蔽層(23)と接着され、互いに固定(固着)される。
【0015】
また、室外貼りの場合、接着フィルムの接着層の耐熱性や耐久性を高めるのが好ましい。この様な観点からは、少なくともイメージ層と接着フィルムとの固定に用いられる接着層は、架橋された粘着性ポリマーを含有する感熱性接着剤を含んでなるのが好ましい。
さらに、室外貼りタイプ(100)の場合、被覆層(4)をさらに備えるのが好ましい。この様な被覆層が無い場合、貫通孔(3)が外部と連通し、埃等の異物が第1接着層(13)第1面(11)に付着し、貫通孔(3)を閉塞するおそれがある。したがって、被覆層(4)は、本発明のイメージ表示シートの場合に、特には、室外貼りの場合に有用である。
【0016】
室外貼りタイプ(100)の場合、被覆層(4)は、前記イメージ層(2)の前記接着フィルム(1)との固定面の反対面、すなわち、イメージ形成層(25)の第2面(252)に固定され、前記貫通孔(3)を遮蔽する透明な層である。被覆層(4)は、通常、透明なフィルム(41)を含む。図2の例では、透明なフィルム(41)は、透明な接着層(42)を介して、イメージ層(2)に固定されている。
なお、室内貼りタイプのイメージ表示シート(10)が、この様な被覆層(4)を含んでも良い。
被覆層(4)は、通常、フィルム(41)と接着層(42)とを含んでなる透明な接着剤付き被覆フィルムとして用意し、別途作製したイメージ層またはイメージ表示シートに固着する。この際、被着体にイメージ表示シートを接着する前、または接着後に固着することができる。
【0017】
フィルム(41)には、通常、ポリマーフィルム、たとえば、塩化ビニル系ポリマー(ホモポリマー及び共重合体を包含する。)、ポリエステル、アイオノマー、アクリル系ポリマー、ポリウレタン、ポリオレフィン系ポリマー等のポリマーから形成されたフィルムが使用できる。
また、接着層(42)の接着剤には、感圧接着剤や感熱接着剤が使用できる。
フィルム(41)の厚さは、通常5〜600μm、好ましくは10〜500μmであり、接着層(42)の厚さは、通常10〜500μm、好ましくは15〜400μmである。
【0018】
室外貼りタイプのイメージ表示シートでは、イメージ形成層を、ガラスを通さずに観察できる。したがって、ガラス表面でのハレーションが強い視認条件でも、視認性の低下が生じない。この様な観点からは、室外貼りタイプは、室内貼りタイプよりも好ましい。
【0019】
(隠蔽フィルム)
隠蔽フィルムの第1隠蔽層は、黒色顔料等の黒色着色材を含有する塗料の塗膜、または、黒色着色材を含有する樹脂フィルムから形成できる。
一方、第2隠蔽層は、白色顔料等の白色着色材を含有する塗料の塗膜、または、白色着色材を含有する樹脂フィルムから形成できる。また、第2隠蔽層は、本発明の効果を損なわない限り、白色着色材以外の着色材を、白色着色材の質量よりも少ない質量で含むこともできる。さらに、第2隠蔽層は、本発明の効果を損なわない限り、白色顔料以外の顔料、たとえば、金属光沢顔料等を、白色顔料の質量よりも少ない質量で含むこともできる。
【0020】
前述の様に、被着体表面(室内や車内)側からの観察ではイメージが実質的に視認されず、かつ、被着体裏面(室外や車外)側からの観察でのイメージ視認性を高める必要がある。したがって、隠蔽フィルムの隠蔽性を効果的に高めると同時に、第2隠蔽層の白色度を効果的に高める必要がある。この様な観点から、通常、第1隠蔽層の厚さを15〜100μmの範囲とし、第2隠蔽層の厚さを20〜100μmの範囲とするのが好ましい。
第1隠蔽層の厚さが薄すぎると、隠蔽フィルムの隠蔽性が効果的に高められないおそれがある。反対に厚すぎると、隠蔽フィルムの穿孔操作を容易にすることができないおそれがある。また、第2隠蔽層の厚さにもよるが、第2隠蔽層の白色度を効果的に高められないおそれがある。
一方、第2隠蔽層の厚さが薄すぎると、第1隠蔽層の暗色の影響を受け、第2隠蔽層の白色度が効果的に高められないおそれがあり、また、隠蔽フィルム全体の隠蔽性が効果的に高められないおそれがある。反対に厚すぎると、隠蔽フィルムの穿孔操作を容易にすることができないおそれがある。
以上の様な観点から、第1隠蔽層の厚さは、好適には20〜80μm、特に好適には25〜60μmであり、第2隠蔽層の厚さは、好適には30〜90μm、特に好適には40〜80μmである。また、隠蔽フィルム全体の厚さは、通常35〜200μm、好適には50〜170μm、特に好適には70〜140μmである。
【0021】
第1隠蔽層の光透過率は、通常15%以下、好適には12%以下、特に好適には10%以下であり、第2隠蔽層の光透過率は、通常25%以下、好適には20%以下、特に好適には15%以下である。
【0022】
各隠蔽層は、顔料等の着色材と、ポリマーと、溶剤とを含有する塗料を調製し、それを塗膜化して形成するのが良い。ポリマーとしては、通常の熱可塑性ポリマー、たとえば、塩化ビニル系ポリマー(ホモポリマー及び共重合体を包含する。)、ポリエステル、アイオノマー、アクリル系ポリマー、ポリウレタン、ポリオレフィン系ポリマー等が使用できる。溶剤は、有機溶剤や水性溶剤が使用できる。
【0023】
上記の様な塗料は、通常の着色塗料の形成方法にしたがって調製でき、また、通常の塗布方法により塗膜化できる。塗布手段としては、たとえば、ナイフコーター、ロールコーター、ダイコーター、バーコーター等の公知の機器が使用できる。塗膜を形成する際の乾燥は、通常60〜180℃の温度にて行われる。また、上記塗料には、可塑剤、硬化剤、紫外線安定剤、熱安定剤等の添加剤を加えることもできる。
【0024】
2つの隠蔽層を含む積層体(隠蔽フィルム前駆体)は、軽剥離面を有する仮担持体の上に一方の塗膜を形成した後、一方の塗膜の上に他方の塗膜を積層して形成することができる。たとえば、仮担持体の上に第1隠蔽層の塗料を塗布、乾燥し、第1隠蔽層を形成した後、第1隠蔽層の上に第2隠蔽層の塗料を塗布、乾燥し、第1隠蔽層の上に第2隠蔽層を積層する。この場合、仮担持体を除去しないまま、イメージ形成層を、第2隠蔽層の上に形成することができる。また、別々に各隠蔽層を形成した後、2つの隠蔽層を互いに加熱ラミネートし、隠蔽フィルム前駆体を作製することもできる。
【0025】
イメージ層の貫通孔の直径は、通常0.5〜8mm、好ましくは1〜5mmである。なお、イメージ層の複数の貫通孔は、従来公知の穿孔方法で形成することができる。たとえば、機械的な穿孔(パンチ)装置を用いて行うことができる。イメージ層の表面積に占める貫通孔の割合は、従来のものと同様に適宜決定でき、通常20〜60%、好適には40〜55%である。
【0026】
(イメージ形成層)
イメージ形成層は、通常、印刷手段によって形成された印刷層からなる。印刷層は、たとえば、静電印刷、シルク印刷等の通常の方法により形成できる。静電印刷の場合、たとえば、3M社(米国)製の静電印刷システム「スコッチプリントシステム」(登録商標)を用いた、静電印刷−転写法を用いることができる。この方法では、トランスファーメディアと呼ばれる仮担持体上に、着色材としての印刷トナーを用いて印刷層からなる画像を形成し、第2隠蔽層上に、加熱、加圧により、その印刷層の一部を転写して付着させ、イメージ形成層を形成する。仮担持体上には、隠蔽フィルムの貫通孔に対応した印刷層の部分が残され、第2隠蔽層と接触した印刷層の一部が転写される。
【0027】
また、この様な転写法を用いる場合、隠蔽フィルムの第2隠蔽層は、印刷トナーの転写を容易にするために、上記加熱温度において熱可塑性を有する樹脂を含むのが好ましい。熱可塑性樹脂は、通常、塩化ビニル系ポリマー(ホモポリマー及び共重合体を包含する。)、ポリエステル、アイオノマー、アクリル系ポリマー、ポリウレタン、ポリオレフィン系ポリマー等が使用できる。また、印刷トナーは、バインダ樹脂(通常、塩酢ビ系共重合体/アクリル樹脂の混合物)と、そのバインダ樹脂中に分散された顔料とを含んでなる。
【0028】
一方、イメージ形成層をシルク印刷等の印刷手段により形成することもできる。この場合、隠蔽フィルムの第1隠蔽層の第1面に、前述の様にして設けた貫通孔を遮蔽する工程基材を配置した後、印刷装置に基材付き隠蔽フィルムをセットするのが良い。工程基材は、通常、印刷完了後イメージ表示シートを使用するまでに除去する。また、工程基材に換えて、前述の被覆フィルムを使用しても良い。
なお、イメージ形成層の厚さは、従来のイメージ表示シートのそれと同じで良く、通常0.1〜100μmである。
【0029】
(接着フィルム)
接着フィルムは、少なくとも前記イメージ層の貫通孔と連通する貫通孔を持たない。また、接着フィルムは、<1>透明な基材と、<2>その基材の第1面に固着され、前記イメージ層に接着された透明な第1接着層と、<3>上記基材の第2面に固着され、前記イメージ層を被着体に接着するための透明な第2接着層、とを含んでなるのが好ましい。第2接着層は、イメージ表示シートを加熱せずに常温(約25℃)で被着体に向かって押圧して接着可能な、感圧接着性の層(感圧接着層)であるのが良い。これにより、イメージ表示シートの被着体への接着操作が容易になる。
【0030】
基材としては、ポリマーフィルムや、スクリム等のメッシュシートなどが使用できる。基材の厚さは、通常1〜1,000μmである。ポリマーとしては、たとえば、塩化ビニル系ポリマー、ポリエステル、アイオノマー、アクリル系ポリマー、ポリウレタン、ポリオレフィン系ポリマー等が使用できる。
【0031】
第1接着層の厚みは、通常5〜100μm、好適には8〜50μm、特に好適には10〜30μmである。
接着層の厚さが薄すぎると接着性が低下するおそれがある。一方、反対に厚すぎると、接着剤の光透過率にもよるが、接着フィルムの透明性が低下するおそれがある。接着フィルムの透明性の低下は、たとえば、室内貼りの場合、接着フィルムを通して観察されるイメージ形成層の視認性を低下させる。一方、室外貼りの場合、第1隠蔽層の色は、黒色もしくは暗い色である方が、室外(被着体裏面側)の様子(風景等)が視認しやすい。したがって、接着フィルムの透明性を低下させず、第1隠蔽層の暗色の度合いが低下しない様にし、室外の様子を視認しやすくするのが好ましい。
また、同様の観点から、第2接着層の厚みも、通常5〜100μm、好適には8〜50μm、特に好適には10〜30μmである。
なお、接着層が、後述する様に粘着性ポリマーと熱可塑性ポリマーとを含有する場合、透明性が低下しやすいので、その厚さは通常5〜30μm、好適には10〜20μmが良い。
【0032】
(接着剤)
第1接着層に用いられる接着剤として、たとえば、感熱接着剤や感圧接着剤が利用できる。
感熱接着剤とは、加熱により接着面の粘着性が高められる接着剤であり、熱活性接着剤や熱圧着性接着剤とも呼ばれる。また、感熱接着剤として、感熱接着剤からなるフィルム接着剤を使用することもできる。感熱接着剤は、室温での粘着性が比較的小さいが、加熱した時には高い粘着性を示すので、加熱、圧着操作により高接着力で、イメージ層と接着フィルムとを互いに固定することができる。
感熱接着剤は、通常、熱可塑性ポリマーを含有する組成物からなる。また、透明性を損なわない限り、熱可塑性ポリマーと、粘着性ポリマーとを含有する混合物も使用できる。また、粘着性ポリマーは架橋可能であっても良く、感熱接着剤が架橋剤を含有しても良い。上記熱可塑性ポリマーは、たとえば、ポリエステル、ポリウレタン、ポリアミド、ポリオレフィン等が使用できる。
感熱接着剤として、たとえば、特開2000−119624(P2000−119624A)号公報に開示の熱活性接着剤組成物からなるものが利用できる。
同公報に開示の熱活性接着剤組成物は、熱可塑性ポリマーとしてポリエステルを含有し、粘着性ポリマーとして、分子内に(a)ヒドロキシ基と、(b)フェニル基とを有する粘着性ポリマーを含有する混合物である。また、上記の様な混合物からなる感熱接着剤において、上記粘着性ポリマーが、上記官能基(a)及び(b)に加えて架橋官能基をさらに分子内に有し、架橋可能であるのが好ましい。
【0033】
以下に、この様な感熱接着剤の詳細について説明する。
分子内にヒドロキシ基とフェニル基とを有する粘着性ポリマーは、ポリエステルとの相溶性が高く、接着層の透明性を高めるのに有利である。一方、加熱し、ポリエステルが溶融(または軟化)した時には高い粘着性を示すので、熱圧着操作により高接着力で、イメージ層と接着フィルムとを互いに固定することができる。また、分子内に熱架橋成分と反応する架橋官能基(官能基(c))を含む場合、熱架橋成分を添加することにより、粘着性ポリマーを熱架橋させることができ、耐熱性や耐久性を高めることができる。
粘着性ポリマーの架橋官能基は、上記(a)のヒドロキシ基とは異なる官能基であって、熱架橋成分と反応可能なものであれば良い。好適には、架橋官能基が、カルボキシル基またはエポキシ基の少なくともいずれか一方を含むのが良い。また、両方を同時に含んでいても良い。後者の場合、熱架橋成分が、カルボキシル基とエポキシ基とのいずれか一方と反応する様にする。
この様な場合、好適な熱架橋成分としては、粘着性ポリマーの架橋官能基であるカルボキシル基または/およびエポキシ基と反応可能な、2以上の架橋用官能基を分子内に有する化合物であれば特に限定されない。この様な化合物は、通常モノマー又はオリゴマーである。粘着性ポリマーの架橋官能基と、熱架橋成分との好適な組合せとして、次のものを挙げることができる。
架橋官能基がカルボキシル基の場合、熱架橋成分としては、ビスアミド系架橋剤、エポキシ樹脂が好適である。
架橋官能基がエポキシ基の場合、熱架橋成分としては、分子内にカルボキシル基を有するロジン(カルボキシルロジン)が好適である。
架橋官能基がカルボキシル基およびエポキシ基のいずれの場合も、粘着性ポリマーのヒドロキシ基とフェニル基の持つ、ポリエステルとの相溶化作用を妨げることなく、熱架橋を可能にすることができる。なお、粘着性ポリマーについては、さらに詳細に後述する。
【0034】
感熱接着剤に含まれるポリエステルは、常温(約25℃)で実質的に非粘着性であり、かつ加熱により溶融可能な結晶性を有するものが良い。好適にはポリカプロラクトンである。ポリカプロラクトンとは、(i)カプロラクトンを含有する出発物質を重合して得られるポリエステル、または、(ii)カプロラクトンの開環重合により得られた重合単位(ユニット)を、分子内に含むポリエステルである。
上記粘着性ポリマーとポリカプロラクトンとを含む組成物では、ポリカプロラクトンの結晶化により、常温では粘着性が比較的小さいが、加熱によりポリカプロラクトンが溶融し、強い接着力を発現することができる。
また、上記の分子内にヒドロキシ基とフェニル基とを同時に有する粘着性ポリマーがアクリル系ポリマーである場合、この様なアクリル系ポリマーと、ポリカプロラクトンとの相溶性が特にすぐれる。
【0035】
上記ポリエステルの重量平均分子量は、通常1,000〜100,000、好適には3,000〜50,000、特に好適には4,000〜20,000の範囲である。分子量が低すぎると、接着界面(接着層の接着面と被着物の被着面との界面)に、ポリエステルがブリードするおそれがある。接着界面へポリエステルがブリードした場合、そこで固形化または結晶化し、接着界面を含む接着層の透明性を低下させるおそれがある。一方、分子量が高すぎると、粘着性ポリマーとの相溶性が低下し、接着層の透明性が低下するおそれがある。
【0036】
感熱接着剤全体(総質量)に占める、上記ポリエステルの含有割合は、通常30質量%(Wt%)以下、好適には25質量%以下、特に好適には5〜15質量%である。ポリエステルが多すぎると、接着層の透明性が低下するおそれがあり、また、圧着直後から高い接着力を発揮することができないおそれがある。一方、ポリエステルが少なすぎる場合は特に問題は無いが、感熱性接着剤ではなく、むしろ感圧接着剤として機能する。たとえば、1度接着した被着体からイメージ表示シートを剥離する場合、通常、加熱して剥離操作を行う。この様な熱剥離操作を容易にしたい場合は、適切な量(好適には5質量%以上)のポリエステルを含有させ、感熱性を高めるのが良い。一方、被着体がガラスである場合、適切な量(好適には2〜30質量%)のポリエステルと、上記の様な粘着性ポリマーとを混合して含む接着層は、感圧性接着層として機能する。
【0037】
ここで、上記の様な粘着性ポリマーの詳細について説明する。上記の様な粘着性ポリマーは、出発モノマーとして、分子内にヒドロキシ基を有するモノマーと、分子内にフェニル基を有するモノマーと、分子内に追加必須官能基を有するモノマーとを含む原料を用いて重合して得ることができる。
この様な粘着性ポリマーとして、アクリル系ポリマーを例にとって説明する。
この様なアクリル系ポリマーは、たとえば、出発モノマーとして、(A)1または2以上のフェノキシアルキルアクリレートと、(B)ヒドロキシ基を分子内に有するモノマーと、(C)架橋官能基を分子内に有するモノマーと、(D)炭素数3〜10のアルキル基を有するアクリル酸アルキルエステルとを含有する原料を、共重合して得ることができる。重合方法は、たとえば、溶液重合等である。
【0038】
上記(A)成分としては、たとえば、フェノキシエチルアクリレート、フェノキシプロピルアクリレート等が使用できる。また、上記(B)成分としては、たとえば、アクリル酸2−ヒドロキシエチル、アクリル酸2−ヒドロキシプロピル、アクリル酸2−ヒドロキシメチル、メタクリル酸2−ヒドロキシエチル、メタクリル酸2−ヒドロキシプロピル、ヒドロキシ−3−フェノキシプロピルアクリレート等を挙げることができる。上記(C)成分は、たとえば、(メタ)アクリル酸等の不飽和酸、グリシジル(メタ)アクリレート等のエポキシ基含有(メタ)アクリルモノマー等である。さらに、上記(D)成分は、たとえば、アクリル酸n−ブチル、アクリル酸イソブチル、アクリル酸イソオクチル、アクリル酸2−エチルヘキシル等である。
【0039】
粘着性ポリマー全体の重合単位に占める必須官能基を含む単位(すなわち、(A)成分および(B)成分に由来する単位の合計)の割合(質量比)は、通常40〜99.9質量%、好適には50〜95質量%である。また、ポリマー全体の重合単位に占める(B)成分に由来する単位の割合は、通常0.5モル%以上、好適には1〜25モル%である。一方、粘着性ポリマー全体の重合単位に占める上記架橋官能基を含む単位(すなわち、(C)成分に由来する単位の合計)の割合(質量比)は、通常0.1〜15質量%、好適には0.7〜10質量%である。
また、上記必須官能基(ヒドロキシ基及びフェニル基)を含むポリマーに加えて、これらの官能基を持たないポリマーも含むことができる。しかしながら、粘着性ポリマー全体(総質量)に占める、これらの必須官能基を含むポリマーの割合は、通常50質量%以上、好適には60質量%以上である。
粘着性ポリマーの分子量は、所定の接着力が発揮される範囲であれば良く、通常は重量平均分子量で10,000〜1,000,000の範囲である。
【0040】
また、従来の感圧接着剤と同様に、粘着性ポリマーとともに粘着付与剤を使用することもできる。なお、粘着性ポリマーの感熱接着剤全体(総質量)に占める割合は、通常60〜99質量%、好適には70〜98質量%である。
【0041】
上記の様な感熱接着剤は、通常の混合操作により、各原料を均一に混合して調製できる。たとえば、粘着性ポリマー、ポリエステル、溶剤、必要に応じて加えられる架橋剤等の添加剤を、ホモミキサ−、プラネタリーミキサー等の混合装置で混合し、各材料を均一に溶解または分散させ、液体の組成物を調製することができる。
この液体の組成物は、通常、前記粘着性ポリマーを溶解して含む第1溶液と、前記ポリエステルを溶解して含む第2溶液とを混合し、前記粘着性ポリマーと前記ポリエステルとを均一に溶解して含む前駆体溶液として調製できる。この様にして調製された前駆体溶液を、基材上に塗布、乾燥し、感熱接着剤からなる接着層を備える接着フィルムを形成することができる。
塗布手段には、ナイフコーター、ロールコーター、ダイコーター、バーコーター等の公知の手段が使用できる。
接着フィルムを形成する際の乾燥は、通常60〜180℃の温度にて行われる。乾燥時間は、通常、30秒から10分である。
【0042】
接着フィルムの接着層は、感圧接着剤を含有する感圧接着層であっても良い。感圧接着剤は、粘着性ポリマーを主成分として含有する組成物である。感圧接着層は、加熱を特に必要とすることなく、常温(約25℃)でシートを被着体に向かって押圧して接着可能な接着層である。
感圧接着剤の粘着性ポリマーとしては、アクリル系ポリマー、ニトリル−ブタジエン系共重合体(NBR等)、スチレン−ブタジエン系共重合体(SBR等)、ポリウレタン、シリコーン系ポリマー等が利用できる。また、前述の様な、分子内にヒドロキシ基とフェニル基とを有する粘着性ポリマーも利用できる。粘着性ポリマーは、架橋されているのが好ましい。
感圧接着剤の粘着性ポリマーは、上記のポリマー1種単独、または2種以上の混合物から構成することができる。また、感圧接着剤として、複数の弾性微小球、とを含んでなる、いわゆる、マイクロスフェア型粘着剤も使用できる。なお、第2接着層の被着体に対する接着面(第2接着層の第2面)には、微小な凹凸構造を形成することもできる。
【0043】
(イメージ表示シートの製造方法)
本発明のイメージ表示シートは、これまで述べてきた様にして製造できるが、次のようなステップ(i)〜(iv)を含む方法で製造するのが好ましい:
(i)第1隠蔽層前駆体を用意し、その第1隠蔽層前駆体の上に第2隠蔽層前駆体を積層して隠蔽フィルム前駆体を形成し、
(ii)その隠蔽フィルム前駆体を穿孔して貫通孔を設けて前記隠蔽フィルムを形成し、
(iii)前記隠蔽フィルムの前記第2隠蔽層の第2面に、前記貫通孔を閉塞しない様にして着色材を付着させて前記イメージ形成層を形成して、前記イメージ層を用意し、
(iv)一方、前記接着フィルムを別途用意して前記イメージ層とその接着フィルムとを互いに固定し、イメージ表示シートを形成する。
この方法によれば、本発明によるイメージ表示シートの特徴の1つである、比較的厚さが厚く、隠蔽性の高い隠蔽フィルムを備えるイメージ表示シートを、容易かつ効率的にに製造できる。
【0044】
ここで、この様な方法で製造したイメージ表示シートの1例について、図3及び図4を参照しながら説明する。
上記ステップ(i)では、前述の様な仮担持体(5)の軽剥離面上に、隠蔽フィルム前駆体(穿孔前の隠蔽フィルム(2))を設ける。仮担持体(5)は、穿孔が容易に行える様な比較的軟質の基材、たとえば、ポリエステルフィルム等のポリマーフィルムや、剥離紙等が利用できる。仮担持体の厚さは、通常20〜200μm、好適には30〜150μmである。
【0045】
次にステップ(ii)において、複数の貫通孔(3)を設けて、仮担持体付隠蔽フィルム(29)を作製する。さらに、ステップ(iii)において、第2隠蔽層(24)の第2面(242)に、印刷トナーを転写する等の方法によりイメージ形成層(25)を形成し、図4に示される様な、仮担持体付イメージ層(20)を得ることができる。
【0046】
一方、別途、接着フィルム(1)を用意する。接着フィルム(1)は、たとえば、透明基材(15)の表裏両面に、第1接着層(13)と第2接着層(14)とを積層して作製することができる。この様な接着フィルムの作製は、たとえば、基材(15)と、基材の第2面に固定された第2接着層(14)と、第2接着層(14)の接着面を保護するライナー(6)とを備えてなる、接着フィルム前駆体をまず用意し、その基材(15)の第1面に第1接着層(13)を積層して、ライナー付き接着フィルムを作製するのが良い。
【0047】
最後に、上記の様にして用意されたライナー付き接着フィルム(1)と、上記の様にして得られた仮担持体付きイメージ層(20)とを積層し、図3に示される様な構造の本発明のイメージ表示シート(10)を得る。
図3に示される例では、室内貼りタイプであるので、接着フィルムの第1接着層(13)と、イメージ層のイメージ形成層(25)とが接着されている。前述の様に、室外貼りタイプを製造する場合は、第1接着層(13)とイメージ層の第1隠蔽層(23)とを接着する。この場合、仮担持体(5)を除去した後、第1隠蔽層(23)の第1面に、接着フィルム(1)を積層する。
また、図3に示される例では、仮担持体(5)は除去され、イメージ層の第1隠蔽層(23)の第1面に、被覆層(4)が接着されている。なお、被覆層を使用しない場合、イメージ表示シートの使用前には仮担持体を除去せずに、イメージ表示シートを被着体に接着した後に仮担持体を除去しても良い。
【0048】
上記の様な製造方法において、ステップ(iii)を次の様にすることもできる。すなわち、イメージ形成層を形成するために、静電印刷トナー画像を転写する方法(静電印刷−転写法)を用い、仮担持体/印刷トナー画像/白色層との3層を含んでなる転写用積層体を作成する。上記白色層は、隠蔽フィルムの第2隠蔽層の上に転写されて、第2隠蔽層の白色隠蔽効果を助ける白色隠蔽層として機能する。すなわち、隠蔽フィルムの穿孔操作を容易にするために、隠蔽フィルム前駆体に含まれる第2隠蔽層の厚さを比較的薄くしながら、完成したイメージ層における白色隠蔽効果を容易に高めることができる。
上記の様な転写用積層体は、通常の静電印刷−転写法における仮担持体/印刷トナー画像積層体を作製した後、印刷トナー画像の第1面に、白色層をスクリーン印刷等の印刷法を用いて設けて作製することができる。白色層は第2隠蔽層と同様の材料から形成できる。
【0049】
【実施例】
(実施例1)
前述の製造方法に沿って、本例のイメージ表示シートを作製した。なお、本例で用いたイメージ層及び接着フィルムの詳細については、以下に示すとおりであった。また、各例のイメージ表示シートは、図2に示される様な室外貼りタイプであった。
イメージ層
仮担持体:50μm厚の一方が軽剥離面であるPETフィルム
第1隠蔽層:30μm厚の、塩ビ系ポリマー及び黒色顔料を含有する塗膜
第2隠蔽層:50μm厚の、塩ビ系ポリマー及び白色顔料を含有する塗膜
貫通孔の形成:通常の穿孔装置を使用。
イメージ形成層:前述のスコッチプリントシステム(登録商標)を使用して形成。
接着フィルム
透明基材:50μm厚の塩ビ系ポリマーフィルム
第1接着層:以下に示す組成の感熱性の接着剤を含有する、厚さ17μmの層接着剤の組成;粘着性ポリマー:ポリカプロラクトン:ビスアミド(Bis-amide:架橋剤)=95:5:0.2(不揮発分質量比)。
【0050】
接着剤の調製
まず、粘着性ポリマーを含む溶液(溶媒:酢酸エチル85質量%/メチルエチルケトン15質量%の混合溶媒;不揮発分濃度=30質量%)と、ポリカプロラクトンを含むトルエン溶液(不揮発分濃度=35質量%)と、熱架橋成分を混合し、接着剤溶液を作製した。この接着剤溶液を、基材第1面(表面)に塗布し、95℃オーブン中で5分間乾燥し、基材第1面に17μmの厚さの第1接着層を形成した。
【0051】
粘着性ポリマーの調製
分子内にフェノキシ基を有するモノマー(PEA:フェノキシエチルアクリレート;大阪有機化学工業株式会社製「ビスコート(登録商標)#192」)と、分子内にフェノキシ基とヒドロキシ基とを有するモノマー(HPPA:2−ヒドロキシ−3−フェノキシプロピルアクリレート;東亜合成化学工業株式会社製「アロニクス(登録商標)M−5700」)を必須成分として含有し、以下に示す追加成分を含んでなる出発モノマーを、上記混合溶媒中にて溶液重合して調製した共重合体であった。また、粘着性ポリマーの組成は以下のとおりであった。
粘着性ポリマーの組成
PEA:HPPA:BA:AA=30:15:50:5(質量比)
追加成分
BA:n-ブチルアクリレート(東亜合成化学工業株式会社製)
AA:アクリル酸(和光純薬工業株式会社製)
なお、ポリカプロラクトンは、ダイセル化学株式会社製のポリカプロラクトン(プラクセル(登録商標)H1P;分子量=約10,000)であった。
第2接着層:感圧接着剤からなる接着層。
感圧接着剤は、日本触媒(株)社製「アロセット(登録商標)8142」であった。この接着剤を含む溶液を、基材第2面(裏面)に塗布し、95℃オーブン中で5分間乾燥し、基材第2面に30μmの厚さの感圧接着剤からなる第2接着層を形成した。
【0052】
イメージ層と接着フィルムとの固定操作
積層・固定条件:加熱温度100℃、圧力50psi(約344kPa)
被覆層:
3M(米国)社製の透明粘着フィルム「スコッチカル(Scotchcal:登録商標)フィルム、品番:SP4582」を使用した。この粘着フィルムは、塩化ビニル樹脂からなる透明フィルム(厚さ50μm)と、アクリル系感圧接着剤を含む接着層とを備えていた。
【0053】
(実施例2)
接着フィルムの第1接着層を以下に示すものに換えた以外は、実施例1と同様にして本例のイメージ表示シートを作製した。
第1接着層:ローム&ハース社(米国)製の熱可塑性ポリマー「アクリロイド(登録商標)B82」からなる接着層。厚さは17μm。
【0054】
(実施例3)
接着フィルムの第2接着層も、第1接着層と同じ感熱接着剤の層に換え、被覆層として、3M社製の窓用粘着フィルム「スコッチティント(Scotchtint:登録商標)、品番:SH2CLL」を使用した以外は、実施例1と同様にして本例のイメージ表示シートを作製した。
上記粘着フィルムは、PETからなる透明フィルム(厚さ50μm)と、アクリル系感圧接着剤を含む接着層とを備えていた。
【0055】
(実施例4)
第1隠蔽層の厚さを30μmから25μmに変え、隠蔽フィルムの全体の厚さを75μmに変えた以外は、実施例1と同様にして本例のイメージ表示シートを作製した。
【0056】
(実施例5)
第2隠蔽層の厚さを50μmから40μmに変え、隠蔽フィルムの全体の厚さを70μmに変えた以外は、実施例1と同様にして本例のイメージ表示シートを作製した。
【0057】
(比較例1)
この比較例では、従来法によって作製された市販のイメージ表示シートを用いた。このイメージ表示シートの第1隠蔽層の厚さは5μm、第2隠蔽層の厚さは6μmであった。
【0058】
(比較例2)
第1隠蔽層の厚さを30μmから10μmに変え、第2隠蔽層の厚さを50μmから10μmに変え、隠蔽フィルムの全体の厚さを20μmに変えた以外は、実施例1と同様にして本例のイメージ表示シートを作製した。
【0059】
上記各例のイメージ表示シートについて、以下の様にして評価を行った。
[発色性評価]
画像と背景(第2隠蔽層の白色部)のコントラスト、および画像発色性を目視で確認した。画像が良好に視認できた実施例1と比べ、実施例1と同等である場合を○(OK)とし、実施例1に比べて見劣りするものの、実用上問題ないレベルである場合を△(Good)とし、画像が視認しにくいと感じる場合を×(NG)とした。
[隠蔽性評価]
室内側(第1隠蔽層側)から観察して、画像が隠蔽されて、視認されなかった場合を○(OK)、画像が視認できた場合を×(NG)とした。
[感圧接着性]
窓ガラスの被着面に対して、イメージ表示シートを加熱せずに常温(約25℃)で、被着面に向かって押圧しただけで、容易に接着できるかどうかを調べた。容易に接着でき、加熱等の剥離操作を行わない場合は、簡単には剥がせなかった場合を○(OK)、加熱等の剥離操作を行わなくても人の手で簡単には剥がせる場合を×(NG)とした。
結果を表1に示す。
【0060】
【表1】
Figure 0004700788
【0061】
以上の結果から、本発明のイメージ表示シートは、比較例のものに比べて隠蔽性にすぐれ、第2隠蔽層の第2面に形成された画像(イメージ形成層)が、第1隠蔽層の暗色の影響を受けずにきれいに発色することが示された。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の室内貼りタイプイメージ表示シートの好適な1例の側面図である。
【図2】 本発明の室外貼りタイプイメージ表示シートの好適な1例の側面図である。
【図3】 本発明のイメージ表示シートの好適な製造方法において製造されたイメージ表示シートの側面図である。
【図4】 本発明のイメージ表示シートの好適な製造方法において製造される仮担持体付イメージ層の側面図である。
【符号の説明】
10,100:イメージ表示シート、
1:接着フィルム、13:第1接着層、14:第2接着層、15:基材、
2,20:イメージ層、23:第1遮蔽層、24:第2遮蔽層、25:イメージ形成層、29:遮蔽フィルム、
3:貫通孔、
4:被覆層、41:透明フィルム、42:透明接着層、
5:仮担持体、
9:ガラス、

Claims (6)

  1. (1)複数の貫通孔を有するイメージ層と、
    (2)第1面において前記イメージ層と互いに固定され、第2面において前記イメージ層を透明な被着体に接着するための透明な接着フィルムとを備え、
    前記イメージ層は、
    (a−1)第1面および第2面を有する暗色の第1隠蔽層と、
    (a−2)第1面において前記第1隠蔽層の第2面に固定された白色の第2隠蔽層とを有する隠蔽フィルムと、
    (b)第1面において前記第2隠蔽層の第2面に固定されたイメージ形成層とを含んでなる、イメージ表示シートにおいて、
    前記第1隠蔽層の厚さが15〜100μmの範囲であり、前記第2隠蔽層の厚さが20〜100μmの範囲であり、
    前記接着フィルムは、<1>透明な基材と、<2>その基材の第1面に固着され、前記イメージ層に接着された透明な第1接着層と、<3>その基材の第2面に固着され、前記イメージ層を被着体に接着するための透明な第2接着層とを含んでなる両面接着フィルムであり、かつ
    前記接着フィルムは、少なくとも前記イメージ層の貫通孔と連通する貫通孔を持たないことを特徴とする、イメージ表示シート。
  2. 前記第1隠蔽層の厚さが20〜80μmの範囲であり、前記第2隠蔽層の厚さが30〜90μmの範囲である請求項1に記載のイメージ表示シート
  3. 前記接着フィルムが、前記イメージ層の第1隠蔽層と接着され、互いに固定されている、請求項1または2に記載のイメージ表示シート。
  4. 前記イメージ形成層の第2面に固定され、前記貫通孔を遮蔽する透明な被覆層をさらに備えてなる、請求項1〜3のいずれか一項に記載のイメージ表示シート。
  5. 前記第1接着層が、架橋された粘着性ポリマーを含有する感熱性接着剤を含んでなる、請求項1〜4のいずれか一項に記載のイメージ表示シート。
  6. 請求項1〜5のいずれか一項に記載のイメージ表示シートの製造方法であって、
    (i)第1隠蔽層前駆体を用意し、その第1隠蔽層前駆体の上に第2隠蔽層前駆体を積層して隠蔽フィルム前駆体を形成し、
    (ii)その隠蔽フィルム前駆体を穿孔して貫通孔を設けて隠蔽フィルムを形成し、
    (iii)前記隠蔽フィルムの前記第2隠蔽層の第2面に、前記貫通孔を閉塞しない様にして着色材を付着させて前記イメージ形成層を形成して、前記イメージ層を用意し、
    (iv)一方、<1>透明な基材と、<2>その基材の第1面に固着された透明な第1接着層と、<3>その基材の第2面に固着された透明な第2接着層とを含んでなる両面接着フィルムを別途用意して前記イメージ層とその接着フィルムとを互いに固定し、イメージ表示シートを形成する、
    各ステップを含む、製造方法。
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