JP6895217B2 - 路面用装飾シート - Google Patents

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Description

本発明は、路面用装飾シートに関する。
従来、色や模様や文字を施した装飾シートを路面に貼り付けることが行われている。当該分野において参考となる文献としては、例えば以下の特許文献1及び2が挙げられる。
特許文献1には、透明なウレタン樹脂シート層、所定の透明なプライマー層、所定の透明なゴム系粘着剤層、透明な合成樹脂フィルム層及び所定の透明なゴム系粘着剤層の順で積層貼合されてなる透明な床面貼着用シートが開示されている。特許文献2には、透明の軟質シート層の表面に透明なハードコート層が形成され、且つ該ハードコート層側からエンボス加工が施され凹凸部が形成されていることを特徴とする表示用貼付けシートが開示されている。
特開2010−261227号公報 特開2007−47511号公報
上述したような装飾シートにおいては、例えば自動車等の車両が装飾シート上でハンドルを切る、すなわちタイヤの向きを変える(以下「据え切り」ともいう。)場合に、装飾シートの損傷や剥がれが生じ、装飾が歪むおそれがある。特に、夏季には、路面温度が50℃を超える場合があり、このような高温環境下(例えば50℃以上)において、車両の据え切りによる装飾の歪みが特に生じやすい。
本発明は、一態様として、凹凸状の主表面を有する表面層と、意匠層と、基材層と、意匠層と基材層との間に配置された接着剤層とを有し、接着剤層の65℃における弾性率が0.3MPa以上である、路面用装飾シートを提供する。
本発明によれば、高温環境下(例えば50℃以上)で装飾シートを使用した場合であっても、車両の据え切りによる装飾の歪みを抑制することができる。
路面用装飾シートの一実施形態を示す模式断面図である。 路面用装飾シートの他の実施形態を示す模式断面図である。
以下、図面を参照しながら、本発明に係る路面用である装飾シートの実施形態について説明する。
本実施形態の路面用装飾シートは、凹凸状の主表面を有する表面層と、意匠層と、基材層と、意匠層と基材層との間に配置された接着剤層とを有し、接着剤層の65℃における弾性率が0.3MPa以上であることを特徴とする。すなわち、本実施形態の路面用装飾シートは、接着剤層として、高温で比較的高い弾性率を有するものを使用することにより、夏季の路面など高温環境下での車両の据え切り等に対する耐久性を改善できる。
ここで、「路面用装飾シート」とは、人や車両が通行する道路、広場、駐車場等、及びビル、倉庫、駅構内等のアスファルト、コンクリート、石材等で舗装された面上に貼り、標識、文字、図形等、マーキング、広告、色彩等を施す目的で使用されるシートをいうものとする。
「表面層」とは、少なくとも、使用時に、表面に露出する面を有する層をいい、通常この表面上を人や車両が通過する。また、「意匠層」とは、装飾シートに色彩(透明を含む)、模様、文字、図形等の意匠を付与することを主な目的とする層であり、印刷層を含むが、必ずしも印刷層を含む必要はない。
図1は、装飾シートの一実施形態を示す模式断面図である。図1に示すように、装飾シート1は、表面層2、意匠層3、接着剤層4及び基材層5をこの順に備えている。なお、構成される層の数には限定はなく、例えば、装飾シートが、表面層2と意匠層3との間、あるいは意匠層3と接着剤層4との間に他の層を備えていてもよい。
表面層2は、凹凸状の主表面2aを有する。主表面2aは、装飾シート1の最表面に位置している。換言すれば、表面層2の主表面2aと対向する面側に、意匠層3、接着剤層4及び基材層5が配置されている。
表面層2に形成される凹凸は、防滑性を付与できるものであれば、形状や構造は限定されない。例えば、ビーズを用いることで表面層2に凹凸を形成することができる。具体的には、表面層2は、例えば図1に示すように、意匠層3側から、第1のビーズ層6と第2のビーズ層7とをこの順で備えている。第1のビーズ層6及び第2のビーズ層7は、それぞれ樹脂8(8a,8b)と粒子9(9a,9b)とを含む。第1のビーズ層6及び第2のビーズ層7にそれぞれ含まれる樹脂8a及び樹脂8b、並びに、粒子9a及び粒子9bは、互いに同じであってもよく、異なっていてもよい。
樹脂8としては、非粘着性の樹脂であればよく、粒子9との濡れ性が良好で膜強度及び耐溶剤性に優れた樹脂を用いることが好ましい。また、樹脂8としては、耐溶剤性の面から架橋型の樹脂を用いることが好ましい。樹脂8としては、具体的には、例えばウレタン樹脂、アクリル樹脂、塩化ビニル樹脂、シリコーン樹脂、エポキシ樹脂、フッ素樹脂、メラミン樹脂、アルキド樹脂、又はそれらの混合物などを挙げることができる。
粒子9としては、例えば無機材料又は有機材料で形成された略球状の粒子であり、非粘着性であることが好ましい。粒子9としては、具体的には、例えばアルミナ、シリカ、ガラス、その他の金属酸化物、ポリエステル樹脂、ポリスチレン樹脂、アクリル樹脂、又はウレタン樹脂で形成された粒子を用いることができる。粒子9として樹脂で形成された粒子を使用する場合は、耐溶剤性の面から当該樹脂が架橋されていることが好ましい。
粒子9の粒子径のメジアンは、例えば、20μm〜60μmとすることができる。メジアンとは、粒子9における粒子径分布の中央値をいう。粒子9a,9bの粒子径のメジアンが互いに異なっている場合は、第1のビーズ層6に含まれる粒子9aの粒子径のメジアンが第2のビーズ層7に含まれる粒子9bの粒子径のメジアンよりも大きくてもよいし、第1のビーズ層6に含まれる粒子9aの粒子径のメジアンが第2のビーズ層7に含まれる粒子9bの粒子径のメジアンよりも小さくてもよい。
ビーズ層6,7中の樹脂8と粒子9との質量比(樹脂8:粒子9)は、例えば8:2〜1:9とすることができる。
第1のビーズ層6は、樹脂8aに粒子9aを添加、混合した後、意匠層3の一面上に、例えばナイフコーティングなどの従来公知の方法により塗布、乾燥して得ることができる。第2のビーズ層7は、樹脂8bに粒子9bを添加、混合した後、あらかじめ作製した第1のビーズ層6の意匠層3と反対側の面上に、例えばナイフコーティングなどの従来公知の方法により塗布、乾燥して得ることができる。第1のビーズ層6及び第2のビーズ層7を塗布する際の塗布重量は、例えば10g/m〜50g/mとすることができる。
ビーズ層6,7の厚さは、例えば、それぞれ10μm〜100μmとすることができ、また、20μm〜80μmとすることもできる。
第1のビーズ層6及び第2のビーズ層のいずれにおいても、粒子9が樹脂8から露出しておらず、粒子9の表面が樹脂8で覆われていることが好ましい。
本実施形態では、表面層2は第1のビーズ層6と第2のビーズ層7の2層から構成されることにより、凹凸形状の主表面2aを有していたが、表面層は、単層のみのビーズ層を有していてもよく、あるいは3層以上のビーズ層を有していてもよい。また、表面層に凹凸を形成する手段は、ビーズを用いる場合に限られず、例えば、樹脂層自身にエンボス加工を施すことで凹凸形状を形成してもよい。なお、表面層として、凹凸形状の主表面にさらに保護層を有する表面層を用いることもできる。この保護層は、例えば、路面への装飾シートの貼り付け施工後に、コーティングにより形成することができる。
意匠層3は、例えば図1に示すように、表面層2側から、透明フィルム層10と、透明フィルム層10の一面上に形成された印刷層11とをこの順で備えている。
透明フィルム層10には、意匠層3の基材としての役割を果たす強度(剛性)を有するフィルムを用いることができる。このようなフィルムとしては、例えばアクリル系ポリマー、ウレタン系ポリマー、ポリエチレンテレフタレート(PET)等のポリエステル、ポリ塩化ビニル、ポリエチレンやポリプロピレン(PP)等のポリオレフィン、又はフッ素系ポリマーからなるフィルムを使用することができる。中でも、印刷性の点からアクリル系ポリマーが好ましく用いられる。透明フィルム層の厚さは、例えば、3μm〜500μmとすることができ、また、5μm〜300μmとすることもできる。
印刷層11は、水性インク、有機溶媒系インク、又はUVインクを用いた各種インクジェット印刷、シルクスクリーン印刷、グラビア印刷、静電印刷、又はオフセット印刷等を用いて透明フィルム層10上に形成することができる。
本実施形態では、意匠層3は透明フィルム層10と印刷層11とから構成されていたが、意匠層は、例えば、プラスチックを着色した着色フィルム一層又は二層以上から構成されていてもよい。
基材層5は、装飾シート1が路面に貼付された際に、路面を構成するアスファルト等の成分を浸透させないような化学的安定性を有していることが好ましい。また、基材層5は、装飾シート1を路面に貼付した際に、路面の凹凸に追従できる延性を有していることが好ましい。このような基材層5としては、例えば、アルミニウム、又はアルミニウム合金等の金属フィルムを用いることができる。基材層5の厚さは、例えば20μm〜200μmとすることができる。
接着剤層4は、65℃における弾性率が0.3MPa以上となるように構成されている。接着剤層4の65℃における弾性率が0.3MPa以上であると、高温環境下(例えば50℃以上)において装飾シート1を使用した場合でも、車両の据え切りによる装飾の歪みを抑制することができる。同様の観点から、接着剤層4の65℃における弾性率は、0.35MPa以上、あるいは0.4MPa以上とすることもできる。一方、加工性の観点から、接着剤層4の65℃における弾性率は、好ましくは10GPa以下、より好ましくは5GPa以下、更に好ましくは1GPa以下である。ここで、「弾性率」とは、昇温速度5℃/秒で測定した貯蔵弾性率(G’)を意味する。
このような接着剤層4は、例えばポリウレタン系接着剤、ポリエステル系接着剤、オレフィン系接着剤、アクリル系接着剤、塩化ビニル系接着剤などの感熱接着剤から形成される感熱接着剤層とすることができる。これらの接着剤の中でも、耐候性と色味の観点から、アクリル系接着剤が好ましく、特に感熱接着剤であることが望ましい。より具体的には、接着剤層4は、例えば、20℃においては粘着性を殆ど示さず、一方、100℃以上において粘着性を示す感熱接着剤層であることが望ましい。このような接着剤層4には、例えば、0℃以上のTgを有する第1のアクリルポリマーと、0℃未満のTgを有する第2のアクリルポリマーとを含有し、第1のアクリルポリマー100重量部に対し、第2アクリルポリマーを100重量部〜230重量部含有する接着剤を使用することが好ましい。さらに、接着剤は、65℃で固形であり、融点が80℃以上の粘着付与剤を含んでもよい。このような粘着付与剤としては、例えば、ロジンエステル、テルペンフェノール等を使用できる。なお、接着剤は、架橋剤を含まないことが好ましい。
接着剤層4は、隠蔽性を向上させる(装飾シート1の表面層2側から基材層5が見えないようにする)観点から、上記の接着剤に加えて顔料、染料等を更に含有していてもよい。接着剤層4は、意匠性を向上させる観点から、酸化チタン等の白色顔料を更に含有することが好ましい。酸化チタンの含有量は、特に限定はないが、接着剤層4中に15重量%以上、より好ましくは20重量%以上含むことで、良好な隠蔽性を付与することができる。なお、酸化チタンの含有量は、分散性、接着性を維持するためには、接着剤層4中に50重量%以下であることが好ましい。
なお、路面用装飾シートにおける高温での車両の据え切り耐性をより確実なものとするためには、装飾シート1は、65℃における弾性率が0.3MPa未満であるような接着剤層、例えば粘着剤層を含まないことが好ましい。すなわち、路面用装飾シートで用いられる接着剤層が複数層ある場合は、全ての接着剤層において、65℃における弾性率が0.3MPa以上であることが望ましい。さらに、より好ましくは、接着剤層のみならず、装飾シート1を構成する全ての層において、65℃における弾性率が0.3MPa以上であることが望ましい。
図2は、装飾シートの他の実施形態を示す模式断面図である。図2に示すように、装飾シート21は、装飾シート1の構成に加えて、基材層5の接着剤層4に対向する面とは反対の面に、基材層5と路面12とを接合する路面接合層13を更に備えている。
路面接合層13は、65℃における弾性率が0.3MPa以上となるように構成されている。路面接合層13の65℃における弾性率が0.3MPa以上であると、高温環境下(例えば50℃以上)において装飾シート21を使用した場合でも、車両の据え切りによる装飾の歪みを抑制することができる。同様の観点から、路面接合層13の65℃における弾性率は、好ましくは0.5MPa以上、より好ましくは0.8MPa以上、更に好ましくは1MPa以上である。また、路面接合層13の65℃における弾性率は、例えば10GPa以下とすることができる。
このような路面接合層13には、例えば上述した接着剤層4を形成する接着剤を用いることができる。また、路面接合層13には、上記の接着剤以外にも、エポキシ系接着剤、ゴム系接着剤、クロロプレン系接着剤等を用いてもよい。
接着剤層4と路面接合層13とは、互いに同じ接着剤から形成されていてもよく、異なる接着剤から形成されていてもよい。高温環境下(例えば50℃以上)での車両の据え切りによる装飾の歪みをより抑制する観点から、路面接合層13の65℃における弾性率は、接着剤層4の65℃における弾性率に対して、好ましくは1.5倍以上であり、より好ましくは2倍以上である。
装飾シート1,21は、従来公知の方法を適宜選択することにより製造することができる。以下に製造法の一例を示す。
ポリエステルフィルム等のプラスチックフィルムライナーに、透明フィルム層10を構成する樹脂をナイフコート等により塗布、乾燥して透明フィルム層10を形成する。得られた透明フィルム層10のライナーと反対側の面に、第1のビーズ層6を構成する樹脂8a及び粒子9aを含有する溶液を塗布、乾燥して第1のビーズ層6を形成する。続いて、第2のビーズ層7を構成する樹脂8b及び粒子9bを含有する溶液を塗布、乾燥して第2のビーズ層7を形成する。これにより、表面層2が形成される。
透明フィルム層10からライナーを剥がし、その面にインクジェットプリンターなどにより、印刷を施して印刷層11を形成することにより意匠層3を形成する。続いて、意匠層3に、一面に接着剤層4が配置された基材層5を貼り合わせて装飾シート1を得る。
そして、装飾シート1の基材層5に路面接合層13を形成して装飾シート21を形成し、装飾シート21の路面接合層13を路面12と接合する。
本実施形態に係る装飾シートは、屋内外の床面、道路、駐車場等の路面に貼りつけて、広告宣伝、方向指示、交通標識、道案内等の情報を表示して使用することができる。
以下、実施例に基づいて本発明をより具体的に説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
実施例では、表1及び2に示す材料を用いた。
Figure 0006895217
なお、表1中の略称は、以下の化合物を意味する。
MMA:methyl meth−acrylate
BMA:butyl meth−acrylate
DMAEMA:di−methyl amino−ethyl meth−acrylate
BA:n−butyl acrylate
AA:acrylic acid
MEK:methyl ethyl ketone
Figure 0006895217
<実施例1>
[ビーズ付き透明フィルムの作製]
ビーズ付き透明フィルムを次のステップによって作製した。
ステップ1:透明アクリルフィルム層の塗布(インクジェット画像受容層)
透明フィルム層用樹脂溶液として、P1、P2及びCL1をミキサー(特殊機化工業株式会社製T.K.オートホモミクサー)で混合した。P1、P2及びCL1の固形分における質量比は100:75:0.15であった。得られた樹脂溶液を剥離処理付き50μmポリエステルフィルム上にナイフコーターで塗布した。塗布層を95℃で5分間、155℃で2分間乾燥させた。乾燥後、50μmの透明アクリルフィルムを得た。
ステップ2:第1のビーズ層のコーティング
PU1、CL2、Beads1及びFA1を、ミキサー(特殊機化工業株式会社製T.K.オートホモミクサー)で混合した。PU1、CL2、Beads1、FA1の固形分における質量比は30:5:35:0.69であった。得られた溶液をステップ1で得た透明アクリルフィルム上にナイフコーターで塗布し、65℃で2分間、90℃で3分間、155℃で2分間乾燥させた。乾燥後の第1のビーズ層の塗布量は、37g/mであった。
ステップ3:第2のビーズ層のコーティング
PU1、CL2、Beads2及びFA1を,ミキサー(特殊機化工業株式会社製T.K.オートホモミクサー)で混合した。PU1、CL2、Beads2、FA1の固形分における質量比は30:5:35:0.69であった。得られた溶液をステップ2で得たフィルムの第1のビーズ層の上にナイフコーターで塗布し、65℃で2分間、90℃で3分間、155℃で2分間乾燥させた。乾燥後の第2のビーズ層の塗布量は、28g/mであった。その後、ステップ1で使用したポリエステルフィルムを剥離することで、ビーズ層付き透明アクリルフィルムを得た。
[印刷層の形成]
ビーズ層付き透明アクリルフィルムの裏面(透明アクリルフィルムのビーズ層と反対側の面)にUVインクジェットプリンターUJF3042(株式会社ミマキエンジニアリング製)及びInk1を使用して印刷を施し、裏面印刷されたビーズ層付き透明アクリルフィルムが得られた。
[感熱接着剤1(TSA1)の作製]
Pigment1、P1及びメチルイソブチルケトン(MIBK)からなる白色顔料分散溶液を準備した。Pigment1、P1の固形分における質量比は5:1であった。白色顔料分散溶液の固形分は約66質量%であった。続いて、白色顔料分散溶液、P1及びP3からなる白色接着剤溶液を準備した。P1、P3の固形分における質量比は100質量部、120質量部であった。固形分において、P1及びP3の合計100質量部に対してPigment1は40質量部であった。得られた白色接着剤溶液をシリコーン処理付き50μmポリエステルフィルム上にナイフコーターで塗布した。塗布層を95℃で2分間、155℃で3分間乾燥させた。乾燥後、得られた40μm白色接着剤の層の上に、さらに白色接着剤溶液を塗布し、95℃で2分間、155℃で3分間乾燥させた。乾燥後、厚さ80μmのTSA1が得られた。TSA1は、20℃では粘着性を示さず、粘弾性の測定から、90℃以上で粘着性を示すことを確認できた。
[アルミニウム層の貼合せ]
得られたTSA1のシリコーン処理付きポリエステルフィルム面と反対側の面を、50μmのアルミニウム箔と重ね合わせ、90℃に加熱したローラーにて熱圧着した。熱圧着後、アルミニウム箔とTSA1とは互いに接合されていた。その後、シリコーン処理付きポリエステルフィルムを剥離し、TSA1のアルミニウム箔と反対側の面と、裏面印刷されたビーズ層付き透明アクリルフィルムの印刷面とを、90℃に加熱したローラーにて熱圧着した。最後に155℃に加熱したローラーにて両者を圧着し、すべての層が接合された装飾シートが得られた。
[コンクリートへの接着]
TPA1を、混合ノズルを用いてコンクリート(路面)の300mm×300mmのエリアに塗布した。その後、平滑な板で塗布面を均一化した。TPA1の塗布厚みは、約100μmであった。得られた装飾シートを塗布されたTPA1の上からコンクリートに貼りつけ、プラスチックスキージを使用して空気の入らないように装飾シートとコンクリートとを密着させた。その後、サンプルを室温で24時間、65℃で1時間養生した。
<実施例2>
TSA1の代わりに以下に示す手順で得られたTSA2を用いたこと以外は、実施例1と同様に装飾シートを作製した。
[TSA2の作製]
TSA1と同様に白色顔料分散溶液を準備した。白色顔料分散溶液、P1、P3及びTF1からなる白色接着剤溶液を準備した。P1、P3の固形分における質量比は100質量部、120質量部であった。固形分において、P1及びP3の合計100質量部に対しすてPigment1は20質量部であった。さらに、固形分においてP1及びP3の合計100質量部に対してTF1を10質量部添加した。白色接着剤溶液を、シリコーン処理付き50μmポリエステルフィルム上にナイフコーターで塗布した。TSA2の塗布層を95℃で2分間、155℃で3分間乾燥させた。乾燥後、得られた40μm白色接着剤の層の上に、さらに白色接着剤溶液を塗布し、95℃で2分間、155℃で3分間乾燥された。乾燥後、厚さ80μmのTSA2が得られた。TSA2は、20℃では粘着性を示さず、粘弾性の測定から、90℃以上で粘着性を示すことを確認できた。
<実施例3>
TSA1の代わりにTPA1を用いたこと以外は、実施例1と同様に装飾シートを作製した。TPA1を用いた装飾シートの作製方法は次の手順であった。
TPA1をミキシングノズルで混ぜた後、アルミニウム箔にナイフコートで60μmの厚みでTPA1をコーティングしたものに、裏面印刷されたビーズ層付き透明アクリルフィルムを貼り合わせ、プラスチックスキージで気泡抜きした。24時間後、TPA1は硬化し、装飾シートが得られた。
<実施例4>
印刷層を形成しなかったこと以外は、実施例1と同様に装飾シートを作製した。
<実施例5>
印刷層を形成しなかったこと以外は、実施例3と同様に装飾シートを作製した。
<実施例6>
コンクリートへの施工方法以外は、実施例5と同様に装飾シートを作製した。コンクリートのへの施工方法は、以下の手順で行った。
コンクリートの300mm×300mmのエリアに、刷毛長30mmのブラシでCA1を塗布した。同時に用意された装飾シートの裏面(アルミニウム箔の面)にも同様にCA1を塗布し、20分間乾燥させた。乾燥後のCA1の塗布厚みは、それぞれ約60μmであった。その後、2つの塗布面を圧着し、フィルムとコンクリートとを互いに接合させた。
<実施例7>
印刷したプリンター及びインクを変更した以外は、実施例1と同様に装飾シートを作製した。プリンターはヒューレットパッカード製L25500を使用し、インクはInk2を使用した。
<比較例1>
[PSA1の作製]
TSA1と同様に白色顔料分散溶液を準備した。ただし、固形分におけるP1、Pigment1の質量比は、P1が10質量部、Pigment1が50質量部であった。この白色顔料分散溶液に対してTP1を100質量部、CL3を0.2質量部添加し、白色粘着剤溶液を準備した。得られた白色粘着剤溶液を50μmアルミニウム箔上にナイフコーターで塗布した。塗布層を95℃で5分間乾燥させた。乾燥後、厚さ30μmのPSA1が得られた。
[アルミニウム層の貼合せ]
PSA2とCL4をミキサーで混ぜ合わせ、シリコーン処理付きポリエステルフィルム上にナイフコーターでコーティングし95℃で5分間乾燥された。このときPSA2とCL4の質量比は100:1.07であり、得られた粘着剤の厚みは50μmであった。この粘着剤面に上記白色粘着剤付きアルミニウム箔のアルミニウム面を貼りあわせし、両面粘着剤付きアルミニウムフィルムを作製した。
[コンクリートへの接合]
実施例1と同様に用意された、ビーズ層付き透明アクリルフィルム(印刷層なし)と上記両面粘着剤付きアルミニウムフィルムの白色粘着剤面とをローラーにて空気の入らないように貼り合わせ、上記両面粘着剤付きアルミニウムフィルムのもう一方の粘着剤面をコンクリートに圧着した。その後、室温で24時間、65℃で1時間養生した。
<比較例2>
比較例1と同様にアルミニウム箔上にPSA1を準備した。次いで、実施例1と同様に準備されたビーズ層付き透明アクリルフィルムを白色粘着剤層と貼り合わせた。
続いて、PSA3、CL5及びCL6をミキサーで混ぜ合わせ、シリコーン処理付きポリエステルフィルム上にナイフコーターでコーティングし、95℃で5分間乾燥させた。このとき、PSA3、CL5及びCL6の質量比は固形分で100:0.73:0.37であり、得られた粘着剤の厚みは45μmであった。この粘着剤面に上記白色粘着剤付きアルミニウム箔のアルミニウム面を貼りあわせ、両面粘着剤付きアルミニウムフィルムを作製した。
そして、実施例1と同様に用意された、ビーズ層付き透明アクリルフィルム(印刷層なし)と上記両面粘着剤付きアルミニウムフィルムの白色粘着剤面とをローラーにて空気の入らないように貼り合わせ、上記両面粘着剤付きアルミニウムフィルムのもう一方の粘着剤面をコンクリートに圧着した。その後、室温で24時間、65℃で1時間養生した。
<比較例3>
比較例1と同様にアルミニウム箔上にPSA1を準備した。次いで、実施例1と同様に準備されたビーズ層付き透明アクリルフィルムを白色粘着剤層と貼り合わせた。得られたフィルムを、以下の手順でコンクリートに接合した。
コンクリートの300mm×300mmのエリアに刷毛長30mmのブラシでCA2を塗布した。同時に、用意された装飾シートの裏面にも同様にCA2を塗布し、20分間乾燥させた。乾燥後のCA2の塗布厚みは、それぞれ約60μmであった。その後、2つの塗布面を圧着することで、装飾シートがコンクリート上に接合された。その後、室温で24時間、65℃で1時間養生した。
実施例1〜6及び比較例1〜3で得られたサンプル及びその中間材料を、それぞれ以下の手順で評価した。
[接着剤層の弾性率測定]
レオメトリック・サイエンティフィック社製RSA−IIIにより接着剤層の弾性率を測定した。実施例の接着剤層はフィルム状であり、測定条件は次のとおりであった。モード:引っ張り(Tension mode)
周波数:1.0Hz
温度範囲:20℃〜150℃
温度上昇率(Temperature elevation rate):5.0℃/秒
具体的には、貯蔵弾性率E’、損失弾性率E”、tanδ(E”/E’)を測定した。サンプル条件は次のとおりであった。
フィルム厚:50μm
フィルム幅:10mm
フィルム長:15mm
以上のようにして、65℃での弾性率を記録した。G’とE’の関係はE’=3G’で示される。
[粘着剤の粘弾性測定]
レオメトリック・サイエンティフィック社製ARESにより比較例で用いた粘着剤(PSA1〜PSA3)の弾性率を測定した。測定条件は次のとおりであった。
モード:せん断(Shear mode)
周波数:1.0Hz
温度範囲:−20℃〜150℃
温度上昇率(Temperature elevation rate):5.0℃/秒
具体的には、貯蔵弾性率G’、損失弾性率G”、tanδ=(G”/G’)を測定した。測定条件は次のとおりであった。
形状:円筒状
直径:7.9mm
高さ:3.0mm
以上のようにして、65℃での弾性率を記録した。
[据え切り試験]
コンクリート及びサンプルを加熱し、60℃〜65℃の間で温度を制御した。サンプルの中央に車のタイヤ(ブリジストン製Sneaker 215/65R16/98S)をのせた。サンプルにかかる荷重は5kNであった。タイヤを右回りに40°回転させ、その後中央に戻しこれを1サイクルとした。次にタイヤを左回りに40°回転させ、中央に戻し2サイクルの据え切りとした。これを繰り返し、10サイクル毎にサンプルの状態を目視にて確認した。タイヤと接しているフィルム面積のうち破損している面積が10%以上になった場合を「Poor」とし、「Poor」の状態に至る前までのサイクル数を記録した。150サイクル実施した時点でフィルム破損がタイヤと接しているフィルム面積のうち破損している面積が10%以下の場合を「Good」とした。
各実施例及び比較例の各特性及び据え切り試験の結果を表3に示す。
Figure 0006895217
1,21…装飾シート、2…表面層、2a…主表面、3…意匠層、4…接着剤層、5…基材層、12…路面、13…路面接合層。

Claims (6)

  1. 凹凸状の主表面を有する表面層と、
    意匠層と、
    基材層と、
    前記意匠層と前記基材層との間に配置された接着剤層とを有し、
    前記接着剤層は、感熱接着剤層であり、
    前記接着剤層は、65℃における、モード:引っ張りにより測定される貯蔵弾性率E’を式E’=3G’に基づいて換算したせん断貯蔵弾性率G’0.43MPa以上、且つ、10GPa以下である、路面用装飾シート。
  2. 前記接着剤層が、0℃以上のTgを有する第1のアクリルポリマーと、0℃未満のTgを有する第2のアクリルポリマーとを含有する、請求項1に記載の路面用装飾シート。
  3. 前記接着剤層が、100重量部の前記第1のアクリルポリマーに対し、100重量部〜230重量部の前記第2アクリルポリマーを含有する、請求項2に記載の路面用装飾シート。
  4. 前記基材層の、前記接着剤層に対向する面とは反対の面に、前記基材層と路面とを接合する路面接合層を更に備え、
    前記路面接合層の65℃における、モード:引っ張りにより測定される貯蔵弾性率E’を式E’=3G’に基づいて換算したせん断貯蔵弾性率G’0.43MPa以上、且つ、10GPa以下である、請求項1〜3のいずれか1項に記載の路面用装飾シート。
  5. 前記路面接合層の65℃における前記せん断貯蔵弾性率G’が0.5MPa以上である、請求項4に記載の路面用装飾シート。
  6. 前記接着剤層が、ポリウレタン系接着剤、ポリエステル系接着剤、オレフィン系接着剤、アクリル系接着剤、塩化ビニル系接着剤のいずれかを含む、請求項1に記載の路面用装飾シート。
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