JP2007331136A - 化粧シート - Google Patents

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Yutaka Takasaki
裕 高崎
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Abstract

【課題】貼り付けたセロファンテープを剥がしても壊れず、かつ触感が人肌に似て指紋などが残ることのない化粧シートを提供すること。
【解決手段】合成樹脂からなる表面保護層を有する化粧シートにおいて、前記表面保護層に天然有機物からなる絹プロテイン粒子を含有してなること、また記絹プロテイン粒子の表面に露出する面積比が1〜10%であること、また前記絹プロテイン粒子が絹フィブロインからなること特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、床材、テレビ台、キッチン什器の扉、造作材等の内装材や建具、家具什器類、住設機器や家電製品の外装、自動車等の車両内装に使用するための化粧シートに関し、特には合成樹脂からなる表面保護層を有する化粧シートに関する。
組み立て式家具などの表面に合成樹脂からなる表面保護層を有する化粧シートを設けた場合、表面にポスターや張り紙等をセロファンテープで貼った後で剥がそうとすると、表面保護層や化粧シートの基材ごと剥離することがあった。これを防止するために表面保護層にシリコーン樹脂やポリエチレンワックスなどを添加する方法が検討されていたが、表面の触感がプラスチックに近いものとなり、家具としての温かみに欠けるという問題点があった。また、指紋などの汚れがはっきりと見えるほど付いて残りやすかった。
特開平5−278171号公報
本発明は前記問題点を解決するためになされたものであり、その課題とするところは、貼り付けたセロファンテープを剥がしても壊れず、かつ触感が人肌に似て指紋などが残ることのない化粧シートを提供することにある。
本発明は前記課題を解決するためになされたものであり、その請求項1記載の発明は、合成樹脂からなる表面保護層を有する化粧シートにおいて、前記表面保護層に天然有機物からなる絹プロテイン粒子を含有してなることを特徴とする化粧シートである。
またその請求項2記載の発明は、前記絹プロテイン粒子の表面に露出する面積比が1〜10%であること特徴とする請求項1記載の化粧シートである。
その請求項3記載の発明は、前記絹プロテイン粒子が絹フィブロインからなること特徴とする請求項1または2のいずれかに記載の化粧シートである。
請求項1記載の発明により、天然有機物からなる絹プロテインにより、人肌に近い感覚が得られる。また粒子として含有することにより、貼り付けたセロファンテープを剥がしても壊れず、指紋などの汚れが残らない化粧シートとすることが可能となる。
請求項2記載の発明により、絹プロテイン粒子による効果を得る程度に添加量を保つことができ、かつ表面保護層としての耐候性、耐傷性、耐汚染性等の諸物性を損なわないという効果がある。
請求項3記載の前記表面保護層に添加する絹プロテイン粒子が絹のフィブロインからなることによりセロファンテープが容易に剥がせて、指紋の付きにくい化粧シートを得ることができるという効果を得ることができるという効果がある。
以下に本発明の化粧シートを図面に基づき詳細に説明する。
化粧シートの基材1に、適宜絵柄層2接着剤層3透明樹脂層4などを設け、表面に合成樹脂からなる表面保護層5を設けてなる。
基材1としては、その材料はとくに限定するものではなく、各種紙の他着色または透明の樹脂からなるフィルムなどが挙げられる。
適宜設ける絵柄層はインキを印刷したものや塗料を全面に塗布したものなどの一方あるいは両方であってよい。顔料やインキまたはバインダなどは基材との層間接着性、印刷適性などを考慮して適宜選択すれば良い。絵柄層を施す方法は、グラビア印刷が好適であるが、スクリーン印刷、オフセット印刷、グラビアオフセット印刷、フレキソ印刷、熱転写、インキジェット法など特に限定するものではない。
あるいは、後述する透明樹脂層の基材側に絵柄層を設け、接着剤を介して基材と接着してもよい。その場合は、基材、接着剤層、絵柄層、透明樹脂層、表面保護層の順に積層されることとなる。
接着剤層に用いる接着剤としては、それぞれ接着する層に用いている樹脂や構成材料の接着性を考慮して適宜選択すればよく、特に限定するものではない。
透明樹脂層4としては、化粧シートの絵柄に深みをもたせるとともに各種物性を付与するために適宜材料を選択して設けられる。
本発明における合成樹脂からなる表面保護層5としては、2液ウレタン系樹脂やアクリルウレタン樹脂の側鎖にオルガノポリシロキシ基が導入されたシリコーン変性アクリルウレタン樹脂等が挙げられ、塗布量は適宜選定すれば良いが、表面保護に関わる物性の維持やシートの柔軟性の保持の点から、乾燥後塗布量2から15g/mとするのが望ましい。また、紫外線硬化型や電子線硬化型塗料を使っても良い。これらの樹脂へは必要に応じて公知のガラスビーズ(SiO系、平均粒径2〜5μm)や紫外線吸収剤、光安定剤などを添加する。
人肌を表現するような天然有機物としては絹、羊毛、卵殻膜などがあるが、本発明においてはセロファンテープが容易に剥がせるものとして絹プロテイン粒子を添加するものとする。絹プロテイン粒子ではセリシン、フィブロイン、フィブリルがあるが、このなかではフィブロインが指紋など残りにくいなどの点から特に好ましい。粒径は2〜10μmが好適であり、表面にある面積率としては1〜10%の範囲が好適である。
基材1として厚さ70μmの着色ポリプロピレンフィルム(リケンテクノス(株)製「リベスターTPO」)を用い、この表面に印刷層2としてグラビアインキ(東洋インキ製造(株)製「ラミスター」)で木目柄をグラビア印刷機により印刷した。
印刷層2上に接着剤層3としてポリエステルポリオールとイソホロンジイソシアネートの2液ウレタン樹脂系接着剤を乾燥後の塗布量が1g/mになるように塗工した。
この接着剤層3の面に、透明樹脂層4として、ホモポリプロピレン50部、ランダムポリプロピレン50部の混合物に紫外線吸収剤0.5部、ヒンダードアミン系光安定剤0.5部、熱安定剤0.2部を添加してマレイン酸変成したポリプロピレン系樹脂を乾燥後の厚みが80μmとなるようにして、溶融押出してラミネートした。
冷却乾燥後、この透明樹脂層4の表面に表面保護層5として、アクリルポリオール樹脂(東洋インキ製造(株)製「URV」)100重量部に対して蚕の繭の廃材から平均粒径3〜5μmに粉砕した絹プロテイン粒子を3重量部添加し適宜希釈しつつ攪拌させた後、硬化剤としてイソシアネート(日本ポリウレタン(株)製「HARDNER」)を7重量部添加し、これを乾燥後の塗布量が1g/mになるように塗布し、化粧シートを得た。表面にあるプロテインの面積率は1%となった。
前記プロテイン粒子の添加量を30重量部とした以外は実施例1と同様にして化粧シートを得た。表面にあるプロテインの面積率は10%となった。
<比較例1>
前記プロテイン粒子の添加量を2重量部とした以外は実施例1と同様にして化粧シートを得た。表面にあるプロテインの面積率は0.5%となった。
<比較例2>
前記プロテイン粒子の添加量を45重量部とした以外は実施例1と同様にして化粧シートを得た。表面にあるプロテインの面積率は15%となった。
<比較例3>
プロテインを添加しなかった以外は実施例1と同様にして化粧シートを得た。
<性能評価>
以上の実施例比較例の化粧シートを評価した。触感が人肌に近いものは〇、よりプラスチック近似の触感のものは×とした。セロファンテープが簡単にはがれるものは○、貼りつくものは×とした。耐汚染性や耐傷性はプロテインを添加した表面保護層樹脂の従来の性能と比較して大差の無いものは○、明らかに劣るものを×とした。結果を表1に示す。
Figure 2007331136
本発明の化粧シートの一実施例の断面の構造を示す説明図である。
符号の説明
1…基材
2…絵柄層
3…接着剤層
4…透明樹脂層
5…表面保護層

Claims (4)

  1. 合成樹脂からなる表面保護層を有する化粧シートにおいて、前記表面保護層に天然有機物からなる絹プロテイン粒子を含有してなることを特徴とする化粧シート。
  2. 前記絹プロテイン粒子の表面に露出する面積比が1〜10%であること特徴とする請求項1記載の化粧シート。
  3. 前記絹プロテイン粒子が絹フィブロインからなること特徴とする請求項1または2のいずれかに記載の化粧シート。
  4. 前記絹プロテイン粒子が、絹フィブロインからなることを特徴とする、請求項1または2のいずれかに記載の化粧シート。
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