JP2002022916A - 再帰反射性物品 - Google Patents

再帰反射性物品

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JP2002022916A
JP2002022916A JP2000199990A JP2000199990A JP2002022916A JP 2002022916 A JP2002022916 A JP 2002022916A JP 2000199990 A JP2000199990 A JP 2000199990A JP 2000199990 A JP2000199990 A JP 2000199990A JP 2002022916 A JP2002022916 A JP 2002022916A
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retroreflective
light
substrate
mica
glass beads
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JP2000199990A
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English (en)
Inventor
Hiroaki Matsuura
宏明 松浦
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Komatsu Seiren Co Ltd
Original Assignee
Komatsu Seiren Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 再帰反射面が汚れにくい再帰反射性物品を提
供する。 【解決手段】 基材とその表面に形成されたガラスビー
ズ層とを備え、前記基材ガラスビーズ層形成側の面が
再帰反射側の面となっていて、この再帰反射側の面上に
印刷技法により形成された点状および/または線状の接
着剤を介して透明フィルムが積層されてなる、再帰反
射性物品である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、再帰反射性物品に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、夜間の歩行者や自転車運転者の安
全性を高めたり、夜間の広告効果を高めたりするため
に、衣服、宣伝旗(または幟)、靴、鞄などの布帛表面
に、夜間遠方からの視認性を高めた再帰反射性の図柄
(パターン)が設けられている。再帰反射性の図柄は昼
間における視認性にも優れている。しかし、上記再帰反
射性物品は、屋外で使用されることが多いと言うこと
と、その再帰反射面が敷き並べられたガラスビーズの表
面により形成される凹凸面となっていることもあって、
ゴミ、ホコリ、雨水等が付着しやすく、そのため、再帰
反射性能が低下しやすいと言う問題を有する。そこで、
ゴミ、ホコリ、雨水等がビーズの表面に付着しないよう
にするため、再帰反射面をフィルムで被覆して保護する
ことが行われている。
【0003】保護フィルムの積層は、特開平6−347
624号公報や特開平11−6909号公報に記載され
ているように、再帰反射面に保護フィルムを重ね、金型
の点状および/または線状の凸部で保護フィルムを部分
的に熱圧着して、再帰反射面に点状および/または線状
の部分的な熱融着を施すことにより行う。点状および/
または線状に部分的な熱融着を行うのは、再帰反射面を
出来るだけ多く露出させるためである。このようにし
て、再帰反射面上には、上記点状および/または線状の
融着部で閉ざされたセル構造がハニカム形状等の形状て
多数得られており、各セル内が薄い空気層となってい
て、この薄い空気層により優れた再帰反射性を発揮し、
再帰反射面を視認性に優れたものとしている。
【0004】しかし、金型を使用する、このような保護
フィルム接合方法は、金型コストが嵩むので任意のパタ
ーンで点状および/または線状の融着部を設けることが
できない、金型を用いる接合に要する時間が長いと言う
問題点を有するため、生産コストの面で、また生産性の
面で大いに改善が望まれていた。従来のこの再帰反射性
物品はさらに、金型の前記点状および/または線状の凸
部の熱圧着により、再帰反射面が部分的に熱変形して金
型跡が生じ、この金型跡は凹凸状となっているため、外
観品位が悪く、風合いが硬く、上記凹凸部分で再帰反射
性が損なわれていると言う問題も生じていて、やはり、
その改善が望まれていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明は、上
記問題点に鑑みて、優れた再帰反射性を有するばかりで
なく、ゴミ、ホコリなどの汚れが付きにくく、任意の接
合部パターンで保護フィルムの積層が行われていて意匠
性に優れ、しかも、生産コストや生産性に優れ、金型跡
を有しないため外観品位や風合いにも優れた再帰反射性
物品を提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】したがって、本発明にか
かる再帰反射性物品は、基材とその表面に形成されたガ
ラスビーズ層とを備え、前記基材のガラスビーズ層形成
側の面が再帰反射側の面となっていて、この再帰反射側
の面上に印刷技法により点状および/または線状に形成
された接着剤層を介して透明フィルムが積層されてな
る。本発明にかかる再帰反射性物品は、何回でも繰り返
し使用できるようにするために、前記基材の裏面に再剥
離性接着剤層が形成されているか、または、剥離可能な
面状ファスナーが積層されていることが、好ましい。
【0007】
【発明の実施の形態】図1は、本発明にかかる再帰反射
性物品の1例を示す。基材1の表面には屈折率が1.5
〜2.5のガラスビーズの層2が形成されていて、この
ガラスビーズ層形成側の面が再帰反射側の面となってい
る。図中、Aは、このガラスビーズ層2を基材1の表面
に持つ再帰反射性素材を表す。この実施例では、ガラス
ビーズ層2が「工事中」なる文字を表している。この再
帰反射性素材Aの再帰反射側の表面上には印刷技法によ
り枡目状に形成された接着剤層3を介して透明フィルム
4が積層されている。図中、5は再帰反射性素材Aと透
明フィルム4の間に存在する空気層である。
【0008】本発明において、再帰反射性を発揮するガ
ラスビーズ層2によって再帰反射性素材Aの再帰反射側
の面に表現される図柄は、文字のみでなく、図形であっ
ても良い。また、文字や図形でなく、無模様すなわち
「ベタ柄」であっても良い。再帰反射性物品における必
要な図柄の表現は、透明フィルム4上に行うことも出来
るのであるが、本発明では、透明フィルム4上に行うこ
とはなく、上述のように、再帰反射性素材Aの再帰反射
側の面上に行う。再帰反射性物品には、必要に応じて、
図(b) に見るように、基材1の裏面側に再剥離性接着剤
層6が形成されて、その粘着面が離型紙7で保護されて
いても良い。再剥離性接着剤の素材としては、アクリル
系、酢ビ系、エチレン酢ビ系、ウレタン系、ゴム系、こ
れらの配合系などの粘着性樹脂が使用される。
【0009】基材1の裏面側には、再剥離可能な面状フ
ァスナー(図示省略)が積層されて、何回も使用可能に
なっていても良い。面状ファスナーは雄型であっても雌
型であっても良いが、雄型であると、本発明の再帰反射
性物品を取り付ける被着体がニット生地などである場合
にそのままで容易に貼り付けることが出来る。基材1の
裏面側に上記のような剥離性接着剤層や面状ファスナー
を設けておくことにより、本発明の再帰反射性物品を必
要時のみ、被着体に貼り付けておくことができる。ま
た、再帰反射性物品が汚れたときには被着体から外して
汚れを洗い落とすことも出来る。
【0010】本発明にかかる再帰反射性物品は、上に見
たように、表面が再帰反射をする面となっているので、
この面に光が当たると、この光を反射させる。そのた
め、視認性が高い。この再帰反射面が着色していると、
再帰反射面に当たって跳ね返る(反射する)光が充分に
色のついている光となるので、再帰反射光の識別性は、
昼間より夜間の方が良いし、目立つことになる。そのた
め、夜間、散歩したりジョギングしたりする人、ペット
等の散歩に出る人、塾通いの子供等に対する安全性、特
に交通事故の防止には効果がある。自転車のスポーク等
に用いることにより、自転車のファッション性や安全性
を向上させる。宣伝・広告分野においては、宣伝旗、広
告看板に応用することにより、夜間の宣伝効果が期待で
きる。ファッション衣料、子供向けキャラクター商品、
バッグ、リボン等雑貨に対し、ファッショナブル化への
展開が期待される。さらに、夜間の又はトンネル内での
通路工事者の安全や工事箇所等の表示に効果がある。
【0011】先にも述べたように、再帰反射性物品は、
屋外で使用されることが多く、そのため、表面にホコ
リ、ゴミ、泥、砂などが付着しやすいが、本発明にかか
る再帰反射性物品は、その再帰反射側の面が透明フィル
ムで覆われているので、これらホコリ等が再帰反射面に
直接付着することがない。再帰反射面はガラスビーズを
含み、凹凸面となっているので、ホコリ等が付着しやす
く、しかも、一旦付着したホコリ等は水洗いなどで落と
しにくい。その点、透明フィルムは、ホコリ等が付着し
にくく、しかも、汚れ落としも簡単である。上記本発明
にかかる再帰反射性物品の具体的な構成とその製造方法
を以下に詳しく説明する。
【0012】透明フィルム4は、無色であることが好ま
しいが、必要に応じて着色しても良い。厚みは、強度が
弱くならない限り特に限定しないが、10μm以上が好
ましく、50μm以上がより好ましい。透明フィルムの
素材としては、ポリエステル系、ポリオレフィン系、ア
クリル系、ウレタン系、酢ビ系、塩ビ系、セルロース系
などがあるが、基材が織物、編物、紙や不織布のよう
に、伸びたり曲げたりすることが容易である素材である
場合は、その柔軟性を損なわないようにするため、透明
フィルムの素材はウレタンのような柔軟性に富む材料で
あることが好ましい。
【0013】基材1の種類としては、たとえば、織物、
編物、不織布、紙、フィルム、シート、板、片などが挙
げられ、その素材としては、ポリエステル、ナイロン、
ポリウレタン、ポリ塩化ビニル、ビニロン、アクリル樹
脂や、羊毛、絹、綿、レーヨン等の天然有機繊維素材の
ほかに、鉄、アルミニウム等の金属やこれらの合金、ガ
ラス、石(セラミックスを含む)、木などが挙げられ
る。本発明にかかる再帰反射性物品では、可撓性のある
ガラスビーズ層2を基材1の表面に形成するので、基材
1として織物、編物、不織布、紙、プラスチックフィル
ムなどの可撓性のあるものを用いる場合であっても、そ
の可撓性が損なわれないのである。
【0014】基材1に対する再帰反射性の付与は後述の
ようにしてなされるが、このようにして得られる再帰反
射性素材Aと透明フィルム4の積層を行うときは、両者
を接合させる接着剤を再帰反射性素材Aの表面(再帰反
射側の面)か、透明フィルム4のこの再帰反射側の面に
向かい合う面かのいずれかに予め塗工しておき、再帰反
射性素材Aと透明フィルム4を重ね合わせて、すなわち
積層して圧着する。接着剤の塗工はスクリーン印刷やグ
ラビア印刷などの印刷技法により行う。そのため、この
再帰反射性素材Aの再帰反射側の面には従来のごとき金
型等による型跡が生じていない。
【0015】積層接合用接着剤がホットメルト接着剤で
あるときは、上記積層圧着は加熱と同時に行う。上記積
層接合の場合に、ガラスビーズの全表面に積層接合用接
着剤が付着すると、ガラスビーズの屈折率が変化し、場
合によっては再帰反射しなくなる。そこで、接着剤の上
記塗工は、点状および/または線状に行うようにし、か
つ、再帰反射性素材A表面のプリント模様(文字や図形
などの図柄)にかからないようにするか、プリント模様
にかかるとしても出来るだけプリント模様を損なわない
ようにする。積層接合用接着剤を線状に塗工する場合の
塗工形状としては、四角格子状、三角格子状、六角格子
(ハニカム模様)状などがある。この点状および/また
は線状の塗工は、互いの間隔が例えば5〜20mm程
度、点の大きさが例えば直径0.5〜2mm程度と小さ
く、線幅が例えば0.5〜2mm程度と細いことから、
プリント模様の全体像を殆ど損なわず、再帰反射性が維
持される。しかし、反対に、例えば再帰反射性素材Aの
再帰反射側の面をベタ柄の再帰反射面にしておいて、そ
の上に直径や幅が2mm以上のやや大きめ(太め)の点
状および/または線状の接着剤塗工を行うことにより、
塗工された接着剤層2でベタ柄の再帰反射性を低下させ
て、必要な図柄を表現することも出来る。
【0016】積層接合用接着剤の種類としては、ウレタ
ン系、ゴム系、酢ビ系、塩ビ系、シリコーン系、エポキ
シ系、ナイロン系、アクリル系、ポリエステル系などの
溶剤タイプ、水性タイプ、ホットメルトタイプがある。
以下に、再帰反射性の付与方法を詳しく述べる。ガラス
ビーズ層2に再帰反射性を発揮させる方法としては、例
えば、ガラスビーズに対し通常の方法で再帰反射性を付
与する方法、すなわち、一部を樹脂層に埋没させている
ガラスビーズの埋没側の球面にアルミニウム蒸着などで
反射構造を付与しておく方法がある。具体的には、板体
の表面に粘着剤を塗布してその表面にガラスビーズを散
布し、必要に応じてガラスビーズ散布層を上から押圧す
ることにより、ガラスビーズのほぼ半分を粘着剤層に埋
没させてから、その上にアルミニウム蒸着を施し、さら
に接着樹脂層を形成しておいて、この接着樹脂層の上に
基材を貼り付け、この基材を接着樹脂層と一緒に前記粘
着剤層から剥がすと、ガラスビーズがこの接着樹脂層に
移った状態でこの剥離が行われ、前記ガラスビーズが再
帰反射性を発揮するようになる。この方法はベタ柄の再
帰反射を得る場合に適している。
【0017】再帰反射性を発揮するガラスビーズ層2で
文字や図柄を表現させる場合は、ガラスビーズと接着用
樹脂を含む再帰反射性印刷用インキ組成物(以下では、
単に「インキ組成物」と言う)を用いてプリント加工に
より、基材1の必要な面にのみ、再帰反射性ガラスビー
ズ層2を形成するようにすることが、好ましい。このイ
ンキ組成物は、表現したい文字や図柄の一部または全部
をスクリーン印刷法等で基材(例えば、織物、編物、不
織布などの布帛)上に塗工され、その接着用樹脂によっ
てガラスビーズを所定の位置関係に配置し、さらに、こ
れらと、必要に応じて配合されるその他の成分(後述す
る色素や無着色アルミニウム粒子など)を相互に固着さ
せるとともに、基材に接着させる。
【0018】このようなインキ組成物としては、本出願
人が先に開発し、特許出願した(特願平11−1153
95号)ものもある。この新規開発にかかるインキ組成
物は、印刷物にカラー再帰反射機能を生産性よく、かつ
効率良く付与して、夜間においても遠方からの視認性を
高めて防犯または安全に寄与すると共に、カラー化によ
りファッション性をも付与して商品価値を大いに高め得
る。以下に、本出願人が開発したインキ組成物につい
て、詳しく述べる。この新規なインキ組成物は、ガラス
ビーズのほかに、マイカおよび/または着色アルミニウ
ム粒子を含む。そして、マイカおよび/または着色アル
ミニウム粒子の粒子径がガラスビーズの粒子径よりも小
さい。
【0019】色光としての再帰反射光(カラー再帰反射
光)を得るためには、印刷物に塗工されたインキの乾燥
塗膜がガラスビーズのほかに反射鏡となる粒子をも含ん
でいて再帰反射を起こせるようになっていることと、反
射光を着色するために反射鏡となる粒子とガラスビーズ
の間に色素が存在することとが必要であることは勿論で
あるが、着色の効率を挙げるためには、塗膜に含まれる
色素が反射鏡となる粒子の陰になっていても色光を生み
出せることが必要である。そこで、上記特許出願にかか
る発明が完成される過程では、この反射鏡となる粒子に
ついて種々検討され、その結果、透光性および光沢を有
するマイカを配合することが考えられた。また、反射光
を効率良く着色するためには、反射鏡となる粒子とガラ
スビーズの間に濃度の高い色素層を存在させても良いこ
とが見いだされ、その結果、着色アルミニウム粒子を配
合することが考えられたのである。
【0020】着色の面について述べれば、インキ組成物
においては、反射鏡となる粒子がマイカである場合、ガ
ラスビーズを透過した光は、前述の従来インキ組成物と
同様、一部がこのマイカで反射され、マイカ上側の色素
で着色されて色光となるが、マイカが透光性であるの
で、反射されなかった部分がこのマイカを透過してマイ
カ下側の色素にまで到達することが出来る。そのため、
この透過光が下側色素でさらに着色されたのち、その下
側に存在するマイカの表面で反射されて色光として働く
ようになり、着色が効率的となるのである。反射鏡とな
る粒子が着色アルミニウム粒子である場合、粒子本体表
面で反射された光が粒子表面の濃度の高い着色層で着色
されて効率的に色光となることができる。着色アルミニ
ウム粒子を配合する場合において、色素がさらに配合さ
れているときは、粒子本体表面で反射された光が着色ア
ルミニウム粒子上側の色素でさらに着色される。
【0021】ガラスビーズは、入射光を、ビーズ内で屈
折させてビーズ球面に焦点を結ばせ、反射光となって再
帰させるという働きを持っている。このため、ガラスビ
ーズは、1.5〜2.5の屈折率を有することが好まし
く、1.9〜2.3の屈折率を有することがより好まし
い。ガラスビーズの屈折率が1.5未満であると屈折率
が低いため、入射光に対する焦点の位置がビーズの底面
から大幅にずれて視認性が著しく低下するおそれがあ
り、2.5超であるときも、入射光に対する焦点の位置
がビーズの底面からずれて視認性が低下するおそれがあ
る。ガラスビーズの配合割合は、インキ組成物全体の固
形分100重量部に対して、30〜85重量部であるこ
とが好ましく、50〜75重量部であることがより好ま
しい。30重量部未満であると反射光量が少なくなって
視認性が低下するおそれがあり、85重量部超であると
マイカおよび/または着色アルミニウム粒子の相対割合
と接着用樹脂の相対割合が低くなって印刷物の物性が著
しく低下するおそれがある。
【0022】マイカは、いわゆる雲母であり、薄板状の
粒子である。マイカは、天然品および合成品のいずれで
あっても使用できる。好ましくは、薄板状雲母粒子の表
面を酸化チタンや酸化鉄等で被覆した合成品であり、合
成品のうちでも酸化チタン被覆したものがより好まし
い。マイカの粒子は、層状構造を形成し、しかも、一部
の光を反射し一部の光を透過させるために、光の多重層
反射を起こさせることが出来る。マイカを透過した光
は、前述のように下側色素で反射して着色されるほか、
基材表面で反射して基材色(下地色)に着色されること
もある。マイカの配合割合は、インキ組成物全体の固形
分100重量部に対し、5〜25重量部が好ましく、8
〜18重量部であることがより好ましい。5重量部未満
であると鏡の役目をするマイカの量が少なすぎて反射光
が弱くなるおそれがあり、25重量部超であるとガラス
ビーズ、接着用樹脂、色素(色素を配合する場合)の相
対比率が下がり、再帰反射色光が弱くなったり、堅牢性
が悪くなってガラスビーズの剥離等が起こったりするお
それがある。
【0023】インキ組成物においては、着色アルミニウ
ム粒子も反射鏡となる粒子であり得る。着色アルミニウ
ム粒子は、粒子の表面を顔料や化学処理等で着色した粒
子であり、粒子本体表面で反射させた光を粒子本体表面
に形成された着色層で着色する。インキ組成物において
は、再帰反射性を高めるためか、その他の目的で、無着
色のアルミニウム粒子を配合することができる。これら
着色または無着色のアルミニウム粒子としては、ノンリ
ーフィングタイプがアルミニウム粒子の表面酸化が起こ
りにくくアルミニウムの黒変を抑え反射光量を維持する
等の理由で好ましく用いられる。
【0024】着色および/または無着色のアルミニウム
粒子の配合割合は、インキ組成物全体の固形分100重
量部に対し、10重量部以下が好ましく、3〜6重量部
であることがより好ましい。10重量部超であるとアル
ミニウム面によってはね返される光が多くなり、シルバ
ー色(いわゆるアルミニウム色)の反射光となってしま
うおそれがあるからである。着色および/または無着色
のアルミニウム粒子を配合するときは、粉末状であって
もよいが、ペースト状である方が他の材料に対する濡れ
性が良く、均一な配合が得られやすいという理由から好
ましい。色素は、顔料および/または染料であり、イン
キ組成物が溶媒を含む場合、その溶媒に溶解可能(水溶
性または油溶性)であってもよく、溶解しないが分散可
能(水分散性または油分散性)であってもよい。色素
は、再帰反射光やマイカ透過光に有彩色を付けるための
ものであり、その色は特に限定はないが、接着用樹脂と
の相溶性の良好なもの、または、接着用樹脂への分散性
の良好なものが使用される。インキ組成物に色素を配合
した場合には、色素の色や配合量などに応じて、基材の
持つ色、色素の色、またはそれらの合わさった色などの
有彩色を帯びたカラー再帰反射光が得られる。色素の配
合割合は、インキ組成物全体の固形分100重量部に対
し、20重量部以下が好ましく、15重量部以下がより
好ましい。色素配合量が20重量部超であると色が濃す
ぎて反射色光の視認性が逆に劣ったり堅牢性に劣ったり
するようになるおそれがある。
【0025】色素および着色アルミニウムの配合量が0
重量部である場合、インキ組成物は、クリヤタイプとな
り、これをそのまま塗工すれば、基材の持つ有彩色を帯
びたカラー再帰反射光を得る。さらに、色素および着色
アルミニウム配合量0のこのインキ組成物は、粘度およ
び再帰反射光量を低下させることなく色素を配合したイ
ンキ組成物の色素量を低減させる働き、すなわち、有色
インキ組成物の色をよりうすく調整するために用いられ
る。接着用樹脂は、接着性に富み、透明な膜を形成し得
る樹脂であれば良く、水系、有機溶剤系、水・有機溶剤
の混合溶媒系のいずれでも良く、たとえば、アクリル
系、ウレタン系、ビニル系、エポキシ系、シリコーン
系、ポリエステル系、オレフィン系、ゴム系等の接着用
樹脂が使用できるほか、ホットメルト樹脂接着剤が使用
でき、これらのうちから、透明性に優れる樹脂を選択す
る。接着用樹脂の配合割合(固形分基準)は、インキ組
成物100重量部に対し、5〜30重量部が好ましく、
10〜25重量部がより好ましい。5重量部未満である
と他材料を充分に固着・接着させることができず堅牢性
が悪くなるおそれがあり、30重量部超であるとガラス
ビーズとマイカおよび/または着色アルミニウム粒子の
最適混合比率を維持できず反射色光としては弱くなるお
それがある。
【0026】接着用樹脂は、通常、溶剤に溶解、分散
(乳化を含む)している。この場合、溶剤としては、
水、トルエン、キシレン、メチルアルコール等のアルコ
ール類、メチルエチルケトン等のケトン類、酢酸エチル
等のエステル類、ジメチルホルムアミド、ベンゼン等が
使用できる。マイカの粒子径(平均長径を言う)や着色
アルミニウム粒子の粒子径(平均粒子径)は、ガラスビ
ーズの粒子径(平均粒子径)よりも小さいことが必要で
ある。これは、インキ組成物を基材に塗工するときにガ
ラスビーズの大部分またはすべてが表面側に、マイカお
よび/または着色アルミニウム粒子の大部分またはすべ
てがその下側に位置するようにするためである。これら
の位置関係が逆になると、反射光の再帰が起きにくくな
り反射光が弱くなる。
【0027】ガラスビーズとしては、例えば、粒子径2
0〜300μm(好ましくは50〜110μm)のビー
ズを用い、マイカとしては、例えば、粒子径1〜150
μm(好ましくは5〜60μm、より好ましくは20〜
40μm)のマイカを用い、着色および/または無着色
のアルミニウム粒子としては、例えば、粒子径80μm
以下(好ましくは粒子径20μm以下)のアルミニウム
粒子を用いる。色素の粒子径は、非常に小さく、例え
ば、0.01〜10μm(好ましくは0.05〜10μ
m、より好ましくは0.1〜1.0μm)である。ガラ
スビーズの粒子径が20μm未満であると、マイカより
も小さいガラスビーズの割合が多くなるおそれがあるた
め、ガラスビーズの下側にマイカや色素が位置する構造
の塗膜が形成されにくくなり、反射光が弱くなって視認
性が著しく劣るおそれがあり、300μm超であると、
ガラスビーズ全体の表面積が極端に小さくなって反射光
量が少なくなり、視認性が低下したり接着性能が低下し
たり、スクリーン印刷時に目詰まりを起こしたりするお
それがある。マイカの粒子径が1μmが未満であると、
急激に隠蔽力を増し色素のもつ色光が得られにくくなっ
たり、鏡としての面が小さすぎて光を反射する力が小さ
いため反射光が弱くなったりするおそれがあり、150
μm超であると、マイカよりも小さいガラスビーズの割
合が多くなるため上述と同じ問題が生じるようになるお
それがある。アルミニウム粒子の粒子径が80μm超で
あると、アルミニウム粒子がガラスビーズの上にくるこ
とがあり、反射光が得られなかったり、入射した光がア
ルミニウム表面ではねかえされて色素に到達しなかった
りするので、反射光が弱い色光となるおそれがある。色
素の粒子径が0.01μm未満であると、色素としての
性能は良いが飛躍的に価格が高くなり、インキとしての
実用性にそわなくなるおそれがあり、10μm超である
と、マイカやアルミニウム粒子よりも大きい粒子径を有
する色素が多くなるためマイカやアルミニウム粒子に到
達する光を遮って反射光を弱くするおそれがある。
【0028】インキ組成物には、上記の成分以外にも、
必要に応じて他の成分、たとえば、接着用樹脂のガラス
ビーズとの接着性を良くするためのシランカップリング
剤、基材との接着性を良くするための架橋剤、色素の分
散を助けるための分散剤、接着用樹脂を増粘するための
増粘剤などのうちのいずれか1種または2種以上が配合
され得る。インキ組成物は、粘度がたとえば1,000
〜1,000,000cps、好ましくは10,000
〜30,000cps(B型粘度計、ローターNo.
3、6rpm、15℃での測定)であり、粒子径及び比
重の違う材(ガラスビーズ、マイカ、色素等)が混在し
ていても沈降することなく、均一に配合されたオールイ
ンワンタイプのインキ組成物であり、長時間の保存安定
性に富んでいる。
【0029】本発明において、再帰反射性印刷用インキ
組成物を基材に塗工する方法としては、スクリーンプリ
ント、グラビアプリント、コーティングなど公知の方法
が採用できる。インキ組成物を用いて印刷する時のスク
リーンの目の大きさは、例えば、60〜135メッシュ
が好ましく、80〜100メッシュがより好ましい。6
0メッシュ未満の場合には基材上に必要量以上のインキ
が乗るため細かい柄の表現が難しくなるおそれがあり、
135メッシュを超える場合にはスクリーンの目が細か
過ぎてガラスビーズが通過できないおそれがある。イン
キ組成物の塗工厚みは、ガラスビーズの粒子径が最小厚
みとなるが、印刷物によっては凹凸のある素材もあり、
最適塗膜厚はその用途により適宜決められる。
【0030】インキ組成物を基材に塗工後、接着用樹脂
や溶剤の種類に応じた熱処理により乾燥、必要に応じて
硬化させることにより、基材上に、ガラスビーズ、マイ
カおよび/または着色アルミニウム粒子、および、必要
に応じて配合される色素や無着色アルミニウム粒子など
の成分を含有する塗膜を形成する。熱処理は、乾燥機、
テンターなどにより70〜200℃の温度で0.5〜5
分間熱処理するか、100℃以下の温度で1昼夜エージ
ングするなどの方法で行われる。上記塗工時または熱処
理時には、接着用樹脂が柔らかく流動性を帯びているの
で、ガラスビーズとマイカおよび/または着色アルミニ
ウム粒子が基材の表面になじんで移動可能となるが、ガ
ラスビーズとマイカおよび/または着色アルミニウム粒
子は、ガラスビーズの粒子径>マイカおよび/または着
色アルミニウム粒子の粒子径という大小関係があるの
で、一番大きい粒子のガラスビーズが塗膜の表面側によ
り多く位置し、その下にそれよりも細かな粒子のマイカ
(および/または着色アルミニウム粒子)がより多く位
置するようになる。これらガラスビーズやマイカおよび
/または着色アルミニウム粒子よりも圧倒的に細かい粒
子である色素は接着用樹脂中にほぼ均一に存在してい
る。
【0031】スクリーン印刷等により形成された図柄
(塗膜)に可視光線(波長400〜700nm)を照射
したとき、反射鏡となる粒子がマイカの場合、ガラスビ
ーズを透過した光の一部がマイカで直ちに反射される
が、マイカを通過した光についても色素や基材の持つ色
の波長部分が色素や基材で反射される。反射鏡となる粒
子が着色アルミニウム粒子の場合は、ガラスビーズを透
過した光は着色アルミニウム粒子の粒子本体で反射され
る。これらの反射色光は、色素の色や基材表面の色や着
色アルミニウム粒子の色が合わさった有彩色を持つ再帰
反射光として観察者の目に入る。
【0032】
【実施例】以下、実施例により本発明を具体的に説明す
る。なお、以下において「部」は重量部を意味する。 −実施例1− ポリエステルオックスフォード(布帛の種類として繊維
業界で知られている一般名)の生地に赤色のインキ組成
物をスクリーン印刷して、図1に見るように、「工事
中」なる文字と「連山状」の絵柄を表現したのち、熱処
理(175℃×3分)した。
【0033】なお、ここで用いた赤色のインキ組成物1
00部は、以下の組成からなる。 水系アクリル樹脂エマルジョン(固形分40%) 40部 ガラスビーズ(屈折率:1.93、粒子径:80〜110μm) 47部 マイカ(隠蔽力:7%、粒子径:15〜25μm) 8部 赤色素(大日本インキ化学工業製、商品名「Ryudye W Red F−3G」、粒子径:0.1〜1.0μm) 5部 得られた再帰反射性素材とポリエステルフィルム(厚み
50μm)を下記の接合方法で積層一体化した。すなわ
ち、積層接合用樹脂として、エチレン酢ビ共重合樹脂
(大日本インキ化学工業社製、商品名「エスバレン41
0−P」)100部にナイロン系ホットメル樹脂(ダイ
セル・ヒュルス社製、商品名「共重合ナイロンX101
7」)40部を混合して粘度が30,000cps程度
になるようにイソプロピルアルコールで調整したものを
使用し、この積層接合用樹脂をスクリーン印刷で太さ
0.7mmのラインで図1に見るような井桁状に塗工
し、130℃×20秒の熱圧着で、両者を貼り合わせた
のである。
【0034】次に、生地の裏面に再剥離性樹脂(根上工
業社製、商品名「パラクロンMF−2000」)を厚み
40μmでコーティングしたのち、溶媒を蒸発させ、離
型紙で塗布面を保護した。このようにして得られた再帰
反射性物品を、営業用トラックの、後輪タイヤによる泥
跳ねが最も頻繁に当たる部分に貼り付けて試験走行する
ことにより、経日変化を調べた。このテストは、激しい
積雪と雪解けが繰り返される屋外で行われた。3ヶ月経
っても、積層接合の剥がれがなく、ゴミ、ホコリ、砂、
水等の混入がなく、トラックから剥がれることもなかっ
た。しかも、ポリエステルフィルム上に付着した汚れは
水洗いで容易に落とすことが出来た。その結果、再帰反
射性能について、3ヶ月後でも、輝度の低下がなく、色
光(この場合は赤い再帰反射光)も変化がなくて、実用
上全く問題がなかった。
【0035】複数の貼付けサンプルのうちの一部は、上
記テスト期間の中間で一旦剥がして状態を確認した後、
再度貼り付けてテストを終えたが、途中で剥がれること
がなく、しっかりと貼り付いていた。 −実施例2− ポリエステルポンジーの生地にインキ組成物で「道路工
事中」の文字標識をスクリーン印刷し、175℃×4分
間熱処理後、これに、厚み100μmのポリエステルフ
ィルムにポリエステル系ホットメルト樹脂(ダイセルヒ
ュルス社製、商品名「ベスタメルト4280」)で太さ
O.6mmのラインでダイヤ状にプリントしたものを貼
り合わせ、熱圧着(160℃×30秒)した。生地裏面
に実施例1と同じ再剥離性樹脂を塗布し、アルミニウム
板に貼り付けて、道路標識として使用した。
【0036】なお、ここで用いた赤色のインキ組成物1
00部は、以下の組成からなる。 水系ウレタン樹脂エマルジョン(固形分40%) 40部 ガラスビーズ(屈折率:1.93、粒子径:80〜110μm) 47部 マイカ(隠蔽力:7%、粒子径:15〜25μm) 7部 赤色素(大日本インキ化学工業製、商品名「Ryudye W Red F−3G」、粒子径:0.1〜1.0μm) 5部 増粘剤(花王石鹸社製、商品名「ビスサーフ 1400」) 1部 夜間、車のヘッドライトで赤色光として再帰反射し、1
00m先からでも表示が確認された。
【0037】屋外放置3ヶ月後、一旦アルミニウム板か
ら剥がし、1日後に再度貼り付けて2ヶ月経過させたが
全く問題なく接着しており、再帰反射性能の低下も見ら
れなかった。 −実施例3− 実施例2で作製した透明フィルム付きプリント生地の裏
面に面状ファスナー(クラレ社製、商品名「マジックテ
ープ」)の雄型を縫い合わせておいて、ニット製品に圧
着すると、容易に取り付けることが出来た。これを着用
して夜間歩行をした時、ヘッドライトにより50m先か
らでもはっきりと歩行者が視認された。
【0038】
【発明の効果】本発明にかかる再帰反射製物品は、優れ
た再帰反射性を有するばかりでなく、ゴミ、ホコリなど
の汚れが付きにくく、かつ、汚れの除去が容易であり、
しかも、任意の接合部パターンで保護フィルムの積層が
行われていて意匠性に優れ、しかも、生産コストや生産
性に優れ、金型跡を有しないため外観品位や風合いにも
優れている。本発明にかかる再帰反射製物品は、裏面に
再剥離性を付与しておくと、誰でもいつでも簡単に粘着
でき便利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる再帰反射性物品の一例を表す、
要部分解斜視図(a) と部分的断面図(b) である。
【符号の説明】
1 基材 2 ガラスビーズ層 3 接着剤層 4 透明フィルム 6 再剥離性接着剤層 A 基材1とガラスビーズ層2からなる再帰反射性素材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G09F 13/16 G09F 13/16 F Fターム(参考) 2D064 AA15 AA22 BA03 CA03 CA04 CA05 CA07 CA08 CA09 DA05 DA06 EA02 EA03 EB22 EB26 HA01 HA11 2H042 EA07 EA13 EA14 EA15 2H113 AA06 BA10 BB02 BB06 BB22 BC09 CA15 CA33 DA15 FA08 FA36 4F100 AB10B AC04B AG00B AK01D AK25 AK41 AK41D AK48G AK68G AL05G AS00E AT00A BA04 BA05 BA07 BA10B BA10D BA10E DE01B DG10A DG12A DG13A DG15A EH46 EH462 GB90 HB00B JL02 JL06 JL10B JM01 JN01D JN06 JN06C YY00G 5C096 AA01 AA17 AA24 AA25 AA27 AA29 BB25 BB29 BB34 BB39 BC20 CA02 CA05 CA12 CA15 CA29 CA32 CB07 CE03 CE12 CE16 CE22 CE26 CE27 CE29 DA03 EA01 EA04 EA08 EB02 EB14 EB15 EB16 EB18 FA01 FA03 FA07 FA14

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基材とその表面に形成されたガラスビーズ
    層とを備え、前記基材のガラスビーズ層形成側の面が再
    帰反射側の面となっていて、この再帰反射側の面上に印
    刷技法により点状および/または線状に形成された接着
    剤層を介して透明フィルムが積層されてなる、再帰反射
    性物品。
  2. 【請求項2】前記ガラスビーズ層がガラスビーズの粒子
    径よりも小さいマイカおよび/または着色アルミニウム
    粒子をも含む請求項1に記載の再帰反射性物品。
  3. 【請求項3】前記基材が、織物、編物、紙、不織布から
    なる群から選ばれる少なくとも1つである、請求項1ま
    たは2に記載の再帰反射性物品。
  4. 【請求項4】前記基材の裏面に再剥離性接着剤層が形成
    されている、請求項1から3までのいずれかに記載の再
    帰反射性物品。
  5. 【請求項5】前記基材の裏面に剥離可能な面状ファスナ
    ーが積層されている、請求項1から3までのいずれかに
    記載の再帰反射性物品。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015152849A (ja) * 2014-02-18 2015-08-24 ムラキ株式会社 のぼり旗
JP2018003197A (ja) * 2016-07-01 2018-01-11 皓士 大田 水素発生機能付き布帛及びその製造方法

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JP2015152849A (ja) * 2014-02-18 2015-08-24 ムラキ株式会社 のぼり旗
JP2018003197A (ja) * 2016-07-01 2018-01-11 皓士 大田 水素発生機能付き布帛及びその製造方法

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