JP4800302B2 - 印刷像が設置されている再帰反射シート - Google Patents

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Description

本発明は、目の錯覚を利用して虚像を再帰反射シートに現出させるものであり、その虚像を利用して、再帰反射シートを利用した標識やナンバープレート等の偽造防止に関するものである。
詳しくは、少なくとも、印刷像が設けられた再帰反射シートと、少なくとも一定箇所において、光透過性を有する多数の光学素子が規則的に配置されている光学素子アレーシートとから成る再帰反射シートであり、該光学素子アレーシートを通して印刷像を見た際に、光学素子アレーシートと再帰反射シートの相対的な位置によって変化する可変像を発現することを特徴とする再帰反射シート、又は、該光学素子アレーシートが該再帰反射シートの上部に積層されており、光学素子アレーシートと再帰反射シートの相対的な位置によって変化する可変像を発現していることを特徴とする再帰反射シートに関するものである。
さらに詳しくは、印刷像が設置された再帰反射シートにおいて、該印刷像が少なくとも1種類の潜在像を含んでおり、光学素子アレーシートとしてレンチキュラーレンズシートを用い、再帰反射シートに設けられている潜在像が、立体画像の作成に用いる画像を該レンチキュラーレンズのレンズピッチと同じピッチで画像分解による製版を行ない、該製版を基に網点印刷された模様であることを特徴とする印刷像が設置された再帰反射シートに関するものである。
また、他の態様として、光学素子アレーシートとして凸レンズアレーシートを用い、再帰反射シートに設けられている模様が、網点印刷であって、網点印刷部の線数(c)と凸レンズアレーシートの線数(d)が、
c=B×d
ただし、Bは、0.5ないし1.5の範囲の正の数値である、
の関係を有する印刷像が設置された再帰反射シートに関するものである。
杉山らの特開2004−329355号公報(特許文献1)には、ジグソーパズルのピースが厚み0.2〜3.0mmでレンズピッチ20〜150線/インチのレンチキュラーレンズにて形成され、該ビーズを、前記レンチキュラーレンズのレンズピッチに合わせて画像分解された絵柄が形成されている台紙ケースの表面に嵌め込んで立体・可変画像を形作ることを特徴とする立体・可変印刷ジグソーパズル及びその製法が開示されている。
また、特開2004−329355号(特許文献1)には、ジグソーパズルのピースがドッドレンズシートにて形成され、該ピースを、網点印刷部を設けた絵柄が形成されている台紙ケースの表面に嵌め込んで立体・可変画像を形作るジグソーパズルであって、網点印刷部の線数(m)とドッドレンズシートの線数(n)が、
n=50〜150、m=(1/2〜3/2)×n、m≠n
の関係を有することを特徴とする立体・可変印刷ジグソーパズル及びその製法が開示されている。
しかしながら、特許文献1には、光を再帰反射する再帰反射シートに立体視像を設けることに関する記載はなく、特許文献2のジグソーパズルは、視覚的効果及び意匠性が高く、組み合わせて完成した達成感、満足感が得られ、娯楽性が増すこと、組み合わされたジグソーパズルは、装飾効果が高いことが記載されているが、その虚像が偽造防止に用いられることは記載されていない。
特開平10−035083号公報(特許文献2)には、透明基板の表面に半球状又は円弧状の平凸レンズ状集光素を一定の微細なピッチで規則正しい状態に印刷すると共に該透明基板の裏面に平凸レンズ状集光素と同形状で同配列状態又は異形状で同配列状態の画素を、表面の平凸レンズ状集光素に対して交差角をずらして印刷するか、または、当該透明基板と別体の基板に平凸レンズ状集光素と同形状で同配列状態又は異形状で同配列状態の着色画素を印刷し、該基板を交差角をずらして張り合わせてなるモアレ現象を利用した点描画模様の装飾体が開示されている。
しかしながら、特許文献2には、光を再帰反射する再帰反射シートに立体視像を設けることに関する記載はなく、また、特許文献2の装飾体は興味をもって見られることから表示板や印刷物等に利用できることは記載されているが、その虚像が偽造防止に用いられることは記載されていない。
また、従来より、入射した光を光源に向かって反射する再帰反射シートはよく知られており、該再帰反射シートは、その再帰反射性を利用して、道路標識、工事標識等の標識類、自動車やオートバイ等の車両のナンバープレート類、衣料、救命具等の安全資材類、看板等のマーキング、各種の認証ステッカー類や反射板等のような分野で広く利用されており、特に、再帰反射シートを各種のナンバープレート類や認証ステッカー類に採用することが近年増加してきている。
これら反射シートとしては、内部全反射型キューブコーナー再帰反射シート、鏡面反射型キューブコーナー再帰反射シート、カプセルレンズ型再帰反射シート、封入レンズ型再帰反射シート、オープンレズ型再帰反射シートが良く知られている。
内部全反射型キューブコーナー再帰反射シートは、シュルツの米国特許第3,417,959号明細書(特許文献3)三村の特開2001−026452号(特許文献4、対応米国特許第6,318,866号)等に記載されている。
鏡面反射型キューブコーナー再帰反射シートとしては、ローランドの特表平8−510415号公報(特許文献5、対応米国特許第5,376,431号明細書)、三村らのWO01/057560号公報(特許文献6、対応米国特許第6,817,724号明細書)等に記載されている。
カプセルレンズ型再帰反射シートの例としては、マッケンジーの特公昭40−007870号公報(特許文献7、対応米国特許第3,190,178号明細書)、マックグラスの特開昭52−110592号公報(特許文献8、対応米国特許4.025,159号明細書)およびベイリーらの特開昭62−121043号公報(特許文献9、対応米国特許第5,064,272号明細書)等に記載されている。
封入レンズ型再帰反射シートの例としては、ベリスレの特開昭59−071848号公報(特許文献10、対応米国特許第4,721,694号明細書および米国特許第4,725,494号明細書)に記載されている。
しかしながら、これら再帰反射シートの特許には、再帰反射シートに印刷像を設けることに関する記載はなく、得られる立体視像が偽造防止に用いられることも記載されていない。
特開2004−329355号公報 特開平10−035083号公報 米国特許第3,417,959号公報 特開2001−026452号公報 特表平8−510415号公報 国際公開WO01/057560号公報 特公昭40−007870号公報 特開昭52−110592号公報 特開昭62−121043号公報 特開昭59−071848号公報
本発明者らは、光を再帰反射する再帰反射シートに、立体視像を設け、その立体視像を偽造防止に用いることについて鋭意研究した。
本発明者らの研究開発の結果、光透過性を有する光学素子アレーシートと、該光学素子アレーシートに合わせて特定の網点印刷からなる潜在像を設けた再帰反射シートを接合することにより、再帰反射シートに立体視像が得られることを見出し、さらに研究を継続して本発明を完成した。
従って、本発明によれば、光学素子アレーシートとしてレンチキュラーレンズシートを用い、再帰反射シートに設けられている潜在像が、立体画像用の原稿を該レンチキュラーレンズのレンズピッチと同じ線数で画像分解による製版を行ない、該製版を基に印刷された模様であることを特徴とする印刷像が設置された再帰反射シートを提供できる。
また、本発明によれば、光学素子アレーシートとして凸レンズアレーシートを用い、再帰反射シートに設けられている潜在像が、網点印刷によって形成されたものであって、網点印刷部の線数(c)と凸レンズアレーシートの線数(d)が、
c=B×d
ただし、Bは、0.5ないし1.5の範囲の正の数値である、
の関係を有することを特徴とする印刷像が設置された再帰反射シートを提供できる。
本発明の印刷像が設置された再帰反射シートは、普通の状態、即ち光学素子アレーシートが積層されていない状態では、潜在像は普通の印刷のように視認されるので、潜在像を偽造するのは困難である。その結果、このような潜在像を有する再帰反射シートや、このような再帰反射シートを用いた、例えば車両用ナンバープレートや認証ステッカーの偽造も困難となり、偽造防止効果が得られる。
図1は、カプセル型三角錐キューブコーナー再帰反射シートの断面図である。
図2は、鏡面反射型三角錐型キューブコーナー再帰反射シートの断面図である。
図3は、カプセルレンズ型再帰反射シートの断面図である。
図4は、封入レンズ型再帰反射シートの断面図である。
符号の説明
1 表面保護層
2 印刷層
3 保持体層
4 再帰反射素子層
5 保持体層+再帰反射素子層一体
6 空気層
7 結合剤層
8 支持体層
9 接着剤層
10 剥離基材層
11 鏡面反射層
21 表面保護層
22 印刷層
23 再帰反射素子
24 結合剤層
25 結合部
26 支持体層
27 鏡面反射層
28 空気層
31 表面保護層
32 印刷層
33 透明微小球
34 ビーズ結合層
35 焦点調節層
36 鏡面反射層
40 光の入射方向
本発明に用いられる再帰反射シートは、公知のものを利用でき、内部全反射型キューブコーナー再帰反射シート、鏡面反射型キューブコーナー再帰反射シート、カプセルレンズ型再帰反射シート、封入レンズ型再帰反射シート、オープンレンズ型再帰反射シート等を好適に用いることができる。
内部全反射型キューブコーナー再帰反射シートは、例えば、シュルツの米国特許第3,417,959号明細書(特許文献3)三村の特開2001−026452号(特許文献4、対応米国特許第6,318,866号)等に記載されており、このような再帰反射シートを本発明に好適に用いることができる。ここでは、公報の引用で記載に代える。
鏡面反射型キューブコーナー再帰反射シートとしては、例えば、ローランドの特表平8−510415号公報(特許文献5、対応米国特許第5,376,431号明細書)、三村らのWO01/057560号公報(特許文献6、対応米国特許第6,817,724号明細書)等に記載されており、このような再帰反射シートを本発明に好適に用いることができる。ここでは、公報の引用で記載に代える。
カプセルレンズ型再帰反射シートの例としては、例えば、マッケンジーの特公昭40−007870号公報(特許文献7、対応米国特許第3,190,178号明細書)、マックグラスの特開昭52−110592号公報(特許文献8、対応米国特許4.025,159号明細書)およびベイリーらの特開昭62−121043号公報(特許文献9、対応米国特許第5,064,272号明細書)等に記載されており、このような再帰反射シートを本発明に好適に用いることができる。ここでは、公報の引用で記載に代える。
封入レンズ型再帰反射シートの例としては、例えば、ベリスレの特開昭59−071848号公報(特許文献10、対応米国特許第4,721,694号明細書および米国特許第4,725,494号明細書)に記載されており、このような再帰反射シートを本発明に好適に用いることができる。ここでは、公報の引用で記載に代える。
本発明に用いられるレンチキュラーレンズは、厚み0.2〜3.0mmで、レンズピッチ20〜150線/インチのものであれば、特にその製造方法を限定するものではなく、プレス加工や印刷によって作成することができる。
レンチキュラーレンズをエンボス加工等のプレス加工で作成する際には、その厚みは、表面の突起と再帰反射シートに設けた印刷像の相対位置関係が変化しうる厚みを有していればよく、0.2〜3.0mmが好ましい。
また、その材質としては、光を透過する透明なものであれば良く、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、ナイロン、ウレタン、ポリ塩化ビニル、アクリルなどの汎用の合成樹脂シートが用いられ、耐候性の面からはアクリルシート、柔軟性の面からは軟質塩化ビニルシートが好適に用いられる。
このような合成樹脂シートを例えばエンボスロールを用いてプレス加工することで、本発明に好適に用いられるレンチキュラーレンズシートを得ることが出来る。
レンチキュラーレンズシートを印刷によって作成する際には、規則的な凹凸模様を、凹面部が1〜50μm幅の平滑部を有するように、シルクスクリーン印刷で20〜150線/インチで形作るのが好ましい。
その場合に用いる透明シート材料としては、ポリ塩化ビニル、ポリカーボネート、ポリエステル、アクリル樹脂、ポリスチレン、ポリプロピレン、ポリエチレン、ABS樹脂、生分解性樹脂などからなるシート、透明あるいは半透明の合成紙等が好ましい。
規則的な凹凸模様は、上記透明シート材料の表面にレンチキュラーレンズ層を形成するためのものであり、凸面部は通常通りの凸状円弧面であるのに対し、凹面部にはその底面に1〜50μm幅の平滑部を有するように形作る。このように平滑部を形成することで、絵柄が鮮明で、ズレ、カスミ、ボケなどを大幅に減少でき、優れた意匠性が得られる。
該シルクスクリーンに用いるインキとしては、透明度が高く、型押し等の加工を行なうことなく凹凸模様を形成するものであれば特に限定するものではなく、例えば点字用インキ等を好適に用いることができる。市販品としては、帝国インキ株式会社製UV POT−50209 点字用クリヤーを挙げることができる。
立体画像用の原稿をレンチキュラーレンズシートのレンズピッチと同じ線数で画像分解するためのコンピューターソフトは市販されているので、これを用いて製版すれば良く、150〜700線/インチの網点密度で印刷されることが好ましく、オンデマンド印刷等の手段で、油性、UVオフセット印刷、シルク印刷、グラビア印刷、フレキソ印刷等直接印刷を行なう方法や、或いは先に例示した印刷方法を用いて、予め転写紙などに印刷を施し、それを転写する方法にて行うことが出来る。
また、網点印刷部に対して、凸レンズアレーシートの凸レンズのパターンを制御する、或いは凸レンズアレーシートの凸レンズのパターンに対して、模様の網点印刷部の網点を制御することにより、部分的に強調された模様とすることが可能である。特に凸レンズのパターンに対して模様の網点を制御する方が容易であり好ましい。
網点印刷部が形成された模様は、見かけ上単色のベタ印刷に見えるものであっても、部分的に異なる網点線数の部分を組み合わせて作成し、これに凸レンズアレーシートを接合すると、部分的に大きさが異なる網点が異なる立体視感覚を与える事が出来る。
網点と背色との色彩関係を適宜に選択することで、恰も隠し模様が表出するように見せることも出来る。
さらに、模様を2色以上の多色印刷とし、その1色以上を網点印刷とした場合、例えば5色の多色印刷物とし、その内3色の模様について網点印刷とし、残りの2色を通常の平坦印刷部として、凸レンズアレーシートを接合すると、2色の模様を構成する平坦印刷部では平坦状に視覚され、3色の模様を構成する網点印刷部では、深みを有する立体視像となる。
本発明では、網点印刷部の線数(c)と凸レンズアレーシートの線数(d)が、
c=B×d
ただし、Bは、0.5ないし1.5の範囲の正の数値である、
の関係を有し、該cが該dと等しくない時に立体視像が発現するものである。上記の範囲外では、立体視像が現れなかったり、極めて不鮮明にぼけた状態となり、視覚的興趣に富んだものとならない。
また、本発明では該cと該dが等しい場合であっても、凸レンズアレーシートの配列パターンと該網点印刷の配列パターンの交差角(θ)を0度<θ<45度とし、接合することで、立体視像を発現させることができる。
本発明においては、光学素子アレーシートを再帰反射シートの印刷像に接合する際には、光学素子アレーシートの光学素子が上向きになるように接合しても、下向きになるように接合しても、立体視像を得ることができる。
以下、本発明の再帰反射シートについてさらに詳細に説明する。本発明において印刷像が設置された再帰反射シートとしては、内部全反射型キューブコーナー再帰反射シート、鏡面反射型キューブコーナー再帰反射シート、カプセルレンズ型再帰反射シート、封入レンズ型再帰反射シート、オープンレンズ型再帰反射シート等を用いることができる。
以下、本発明を詳細に説明するが、先ず内部全反射型キューブコーナー型再帰反射シートの内、代表的な態様である三角錐型キューブコーナー再帰反射シートについて、図面を参照しながら説明する
図1は三角錐型キューブコーナー再帰反射シートの断面図である。
(4)は本発明の三角錐型反射素子が最密充填状に配置された反射素子層であり、(3)は該反射素子を保持する保持体層であり、(40)は光の入射方向である。
反射素子層(4)および保持体層(3)は一体(5)であるのが普通であるが、別々の層を積層しても良い。本発明における再帰反射シートの使用目的、使用環境に応じて表面保護層(1)、印刷層(2)、反射素子層(4)の裏面に水分が侵入するのを防止するための封入密封構造を達成するための結合剤層(7)、結合剤層(7)を支持するための支持体層(8)および、該再帰反射シートを他の構造体に貼りつけするために用いる接着剤層(9)と剥離基材層(10)を設けることができる。
印刷層(2)は、通常、表面保護層(1)と保持体層(3)の間、あるいは、表面保護層(1)の上や反射素子層(4)の反射面上に設置することができ、表面保護層(1)が2層以上の場合には、表面保護層間に設置することもできる。
潜在像は、印刷層と同じ層に設けても良いし、上記の印刷層を形成する層の中から印刷層と違う層に形成しても良いが、表面保護層の表面又は裏面(光入射側を表面という)に形成するのが、より鮮明な立体視像を得る上で好ましく、セキュリティの面から裏面に設けるのが更に好ましい。
印刷層(2)は通常、グラビア印刷、スクリーン印刷、オフセット印刷、フレキソ印刷、インクジェット印刷およびレーザー印刷などの手段により設置することができる。
潜在像を形成する網点印刷は、グラビア印刷、スクリーン印刷、オフセット印刷、フレキソ印刷、インクジェット印刷およびレーザー印刷などの手段により設置することができる。
上記反射素子層(4)および保持体層(3)を構成する材料としては、本発明の一つの目的である柔軟性を満足するものであれば特に限定されるものではないが、光学的透明性、均一性のあるものが好ましい。
本発明において反射素子層(4)に使用しうる材料の例としては、ポリカーボネート樹脂、塩化ビニル樹脂、(メタ)アクリル樹脂、エポキシ樹脂、スチレン樹脂、ポリエステル樹脂、フッ素樹脂、ポリエチレン樹脂やポリプロピレン樹脂などのオレフィン樹脂、セルロース系樹脂及びウレタン樹脂などを例示できる。また、耐候性を向上する目的で紫外線吸収剤、光安定剤及び酸化防止剤などをそれぞれ単独あるいは組み合わせて用いることができる。さらに着色剤として各種の有機顔料、無機顔料、蛍光顔料、染料および蛍光染料などを含有させることができる。
表面保護層(1)には反射素子層(4)に用いたのと同じ樹脂を用いることができるが、特に耐候性、耐溶剤性、印刷性等に優れた塩化ビニル樹脂、(メタ)アクリル樹脂が好ましい。
表面保護層(1)にも、耐候性を向上する目的で紫外線吸収剤、光安定剤及び酸化防止剤などをそれぞれ単独あるいは組み合わせて用いることができる。さらに着色剤として各種の有機顔料、無機顔料、蛍光顔料、染料および蛍光染料などを含有させることができる。
表面保護層(1)に印刷する際に、印刷特性を良好にするため、表面張力が32ダイン/cm以上となるように調整するのが好ましい。該印刷層(2)用インキは、樹脂成分及び着色剤の他に、必要に応じて、可塑剤、消泡剤、レベリング剤、紫外線吸収剤、光安定剤、熱安定剤、架橋剤等の各種添加剤を配合しても良く、粘度調整等のために溶剤を配合しても良い。
該インキに用いられる樹脂成分としては、特に限定されるものではないが、着色剤の分散性とその安定性、溶剤に対する溶解性、耐候性、印刷適性、フィルムとの密着性等の優れるメラミン樹脂、エポキシ樹脂、ウレタン樹脂、ビニル樹脂、ポリエステル樹脂、アルキッド樹脂などが好ましく、これらを単独または、2種以上組み合わせて共重合したものを使用できる。
反射素子層(4)は内部全反射条件を満足する臨界角度を大きくする目的で三角錐型キューブコーナー再帰反射素子背面に空気層(6)を設置するのが一般的である。使用条件下において水分の侵入による臨界角の低下などの不具合を防止するために反射素子層(4)と支持体層(8)とは結合剤層(7)によって密封封入されるのが好ましい。
この密封封入の方法としては、米国特許第3,190,178号、第4,025,159号、実開昭50−28669号公報等に示されている方法が採用できる。
結合層(7)に用いる樹脂としては(メタ)アクリル樹脂、ポリエステル樹脂、アルキッド樹脂、エポキシ樹脂などがあげられ、接合の方法としては公知の熱融着性樹脂接合法、熱硬化性樹脂接合法、紫外線硬化性樹脂接合法、電子線硬化性樹脂接合法などが適宜採用可能である。
本発明に用いる結合剤層(7)は支持体層(8)の全面にわたって塗布しうるし、再帰反射素子層(4)との接合部分に印刷法などの方法により選択的に設置することも可能である。
支持体層(8)を構成する材料の例としては再帰反射素子層(4)を構成する樹脂や一般のフィルム成形可能な樹脂、繊維、布、ステンレスやアルミニウムなどの金属箔または板をそれぞれ単独又は複合して用いることができる。
本発明の再帰反射シートを金属板、木板、ガラス板、プラスチック板、などに貼付するために用いる接着剤層(9)および該接着剤層(9)のための剥離基材層(10)は、適宜、公知のものを選択することができる。接着剤としては、感圧型接着剤、感熱型接着剤、架橋型接着剤などを適宜選択できる。感圧接着剤としてはブチルアクリレート、2−エチルヘキシルアクリレート、イソオクチルアクリレート、ノニルアクリレートなどアクリル酸エステルをアクリル酸、酢酸ビニルなどと共重合して得られるポリアクリル酸エステル粘着剤やシリコン樹脂系粘着剤、ゴム系粘着剤などを用いることができる。感熱型接着剤としてはアクリル系、ポリエステル系、エポキシ系樹脂などを用いることができる。
次に、本発明キューブコーナー型再帰反射シートの別の好ましい態様である鏡面反射型キューブコーナー型再帰反射シートの一例を断面図を参照しながら説明する。
図2において鏡面反射型三角錐型キューブコーナー再帰反射シートの表面保護層(1)、印刷層(2)、保持体層(3)、反射素子層(4)、(3)と(4)を一体にしたもの(5)、接着剤層(9)および剥離基材層(10)には、前述の三角錐型キューブコーナー再帰反射シートと同じものを用いることができる。
印刷層および潜在像については、本態様では反射素子層に金属の鏡面反射層(11)を設けるので、模様の視認性を良好にするために、表面層の表面又は裏面に設けるのが好ましい。
潜在像は、印刷層と同じ層に設けても良いし、上記の印刷層を形成する層の中から印刷層と違う層に形成しても良いが、表面保護層の表面又は裏面(光入射側を表面という)に形成するのが、より鮮明な立体視像を得る上で好ましく、セキュリティの面から裏面に設けるのが更に好ましい。
印刷層(2)は前述の三角錐型再帰反射シートで用いる印刷方法が採用でき、グラビア印刷、スクリーン印刷、オフセット印刷、フレキソ印刷、インクジェット印刷およびレーザー印刷などの手段により設置することができる。
潜在像を形成する網点印刷は、前述の三角錐型再帰反射シートで用いる印刷方が採用でき、グラビア印刷、スクリーン印刷、オフセット印刷、フレキソ印刷、インクジェット印刷およびレーザー印刷などの手段により設置することができる。
表面保護層(1)に印刷する際に、印刷特性を良好にするため、表面張力が32ダイン/cm以上となるように調整するのが好ましい。該印刷層(2)用インキは、樹脂成分及び着色剤の他に、必要に応じて、可塑剤、消泡剤、レベリング剤、紫外線吸収剤、光安定剤、熱安定剤、架橋剤等の各種添加剤を配合しても良く、粘度調整等のために溶剤を配合しても良い。
該インキに用いられる樹脂成分としては、特に限定されるものではないが、着色剤の分散性とその安定性、溶剤に対する溶解性、耐候性、印刷適性、フィルムとの密着性等の優れるメラミン樹脂、エポキシ樹脂、ウレタン樹脂、ビニル樹脂、ポリエステル樹脂、アルキッド樹脂などが好ましく、これらを単独または、2種以上組み合わせて共重合したものを使用できる。
鏡面反射型キューブコーナー再帰反射シートの反射素子層(4)の素子の表面には金属の鏡面反射層(11)が設置されており、さらに接着剤層(9)が鏡面反射層(11)に直接接触されて積層されている。この態様における鏡面反射型三角錐型キューブコーナー型再帰反射シートは鏡面反射原理で再帰反射するために空気層を必要とせず、したがって、結合剤層と支持体層を必要としない。
本発明の鏡面反射型キューブコーナー型再帰反射シートは、反射素子層(4)の表面上に、真空蒸着、化学メッキ、スパッタリングなどの手段を用いて、アルミニウム、銅、銀、ニッケルなどの金属からなる鏡面反射層(11)を設けることができる。鏡面反射層(11)を設ける方法の内、アルミニウムを用いた真空蒸着法が、蒸着温度を低くすることができるため、蒸着工程における再帰反射素子(4)の熱変形を最小に抑えることができ、また、得られる鏡面反射層(11)の色調も明るくなるので好ましい。
上記アルミニウム鏡面反射層(11)連続蒸着処理装置は、真空度が7×10−4〜9×10−4mmHg程度に維持できる真空容器、その中に設置された基体シート及びその光入射側表面上に積層された表面保護層からなるプリズム原反シートを繰り出す巻き出し装置、蒸着処理されたプリズム原反シートを巻き取る巻き取り装置、並びにそれらの間にあって、黒鉛坩堝中で電熱ヒーターでアルミニウムを溶融させることが可能な加熱装置よりなっている。黒鉛坩堝中には純度が99.99重量%以上の純アルミニウムペレットが投入され、例えば、交流電圧350〜360V、電流が115〜120A、処理速度が30〜70m/分の条件で、溶融され蒸気化されたアルミニウム原子によって再帰反射素子の表面に鏡面反射層(11)を例えば800〜2000オングストロームの厚さで蒸着処理することができる。
図3は本発明に用いられるカプセルレンズ型再帰反射シートの態様である。
図3において、ガラス微小球(23)の一部に鏡面反射層(27)を有するマイクロレンズ型反射素子であり、多数の再帰反射素子(23)がほぼ最密充填状に配置され、結合剤層(24)にそのガラス微小球の鏡面反射層(27)側が埋まるように埋設支持されて、再帰反射素子層を形成する。この再帰反射素子層は、該再帰反射素子(23)及び結合剤層(24)、表面保護層(21)並びに、これらの層を連続網目状に結合する結合部(25)により形成される、カプセル中に空気の層(28)が封入されている。
カプセルレンズ型再帰反射シートにおいては、このように反射素子(23)表面に空気層(28)を保持することにより、はじめて再帰反射性を発揮することができる。結合部(25)は空気層(28)を保持すると共に、再帰反射素子層の表面に水などが侵入するのを防止する。反射素子層の表面が水などで覆われてしまうと、光屈折率の関係で再帰反射素子(23)に入射した光が該素子の鏡面反射層(27)上で焦点を結ばなくなり、再帰反射性が損なわれる。
カプセルレンズ型再帰反射シートにおける再帰反射素子(23)及び該反射素子層と空気層(28)を含むカプセルは、概略次のようにして形成される:
(イ)表面にポリエチレンなどの熱軟化層を有する仮止めシート上にガラス微小球をできるだけ均一に散布して、加熱により該微小球の下部を該熱軟化層中に埋設し、
(ロ)(イ)で得られたガラス微小球仮止めシートを金属蒸着装置に導いて、ガラス微小球の露出表面に金属の層〔鏡面反射層(27)〕を蒸着させ、
(ハ)(ロ)で得られた露出表面に鏡面反射層(27)を有するガラス微小球を埋設したシートに、結合剤層(24)となる熱軟化性樹脂のシート又は、必要に応じて、この熱軟化性樹脂に支持体層(26)となる支持体用の樹脂シートを積層したものの熱軟化性樹脂側を、熱時押し当ててガラス微小球の鏡面反射層(27)形成部分を熱軟化性樹脂層中に埋没させた後、仮止めシートを剥離して鏡面反射層(27)を有するガラス微小球を熱軟化性樹脂層に転写し、
(ニ)(ハ)で得られたシートのガラス微小球側の表面に、表面保護層(21)となる樹脂シートを重ね、次いで結合剤層(24)のその背後〔光入射(40)側の反対側〕から、加熱エンボスなどの手段を用いて結合剤層(24)を部分的に変形させ、表面保護層(21)に熱融着させることにより結合部(25)を形成するか、
又は(ニ’)(ハ)で得られたシートのガラス微小球側の表面に、適宜の樹脂を用いて結合部(25)となる網目形状を印刷し、その上に表面保護層(21)を載せて接着することにより形成し、
(ホ)これにより、表面保護層(21)、結合剤層(24)及び結合部(25)により囲まれ、中に再帰反射素子層及び空気層(28)を有するカプセルを形成する。
再帰反射シートは、さらにその使用目的、使用環境などに応じて、観測者に情報を伝達したりシートを着色したりするための印刷層、結合剤層を支持補強する支持体(26)、該再帰反射シートを他の構造体に貼付するための接着剤層(9)と剥離材層(10)などを設けることができる。
印刷層および潜在像については、本態様では表面層の表面又は裏面や結合剤層上に設けることができるが、模様の視認性を良好にするために、表面層の表面又は裏面に設けるのが好ましい。
潜在像は、印刷層と同じ層に設けても良いし、上記の印刷層を形成する層の中から印刷層と違う層に形成しても良いが、表面保護層の表面又は裏面(光入射側を表面という)に形成するのが、より鮮明な立体視像を得る上で好ましく、セキュリティの面から裏面に設けるのが更に好ましい。
印刷層(2)は前述の三角錐型再帰反射シートで用いる印刷方法が採用でき、グラビア印刷、スクリーン印刷、オフセット印刷、フレキソ印刷、インクジェット印刷およびレーザー印刷などの手段により設置することができる。
潜在像を形成する網点印刷は、前述の三角錐型再帰反射シートで用いる印刷方が採用でき、グラビア印刷、スクリーン印刷、オフセット印刷、フレキソ印刷、インクジェット印刷およびレーザー印刷などの手段により設置することができる。
表面保護層(1)に印刷する際に、印刷特性を良好にするため、表面張力が32ダイン/cm以上となるように調整するのが好ましい。該印刷層(2)用インキは、樹脂成分及び着色剤の他に、必要に応じて、可塑剤、消泡剤、レベリング剤、紫外線吸収剤、光安定剤、熱安定剤、架橋剤等の各種添加剤を配合しても良く、粘度調整等のために溶剤を配合しても良い。
該インキに用いられる樹脂成分としては、特に限定されるものではないが、着色剤の分散性とその安定性、溶剤に対する溶解性、耐候性、印刷適性、フィルムとの密着性等の優れるメラミン樹脂、エポキシ樹脂、ウレタン樹脂、ビニル樹脂、ポリエステル樹脂、アルキッド樹脂などが好ましく、これらを単独または、2種以上組み合わせて共重合したものを使用できる。
再帰反射素子層の形成に用いられるガラス微小球(23)には、特に光屈折率の高いガラスで作られたものが使用される。
また、このカプセルレンズ型再帰反射シートの各層を構成する材料としては、キューブコーナー型再帰反射シートの対応する各層について前述したと同様のものを使用することができる。
これらの層のうち、必要に応じて設けられる支持体層(26)には、通常、結合剤層(24)に用いられる材料よりも強靱で可撓性のある樹脂が使用され、必要に応じて、公知の手段、例えば架橋剤としてイソシアネートを用いて架橋したり、放射線架橋したりすることもできる。
また、上記構成からなるカプセルレンズ型再帰反射シートにおいて、封入空気層(18)よりも入射光側(図3において矢印40で示される側)に近い少なくとも1つの層、すなわち図3において表面保護層(1)及び/又は印刷層に、キューブコーナー型再帰反射シートの場合と同様にして、紫外線吸収剤及び/又は光安定剤と共に配合され、それによって、耐候性に優れたカプセルレンズ型再帰反射シートを得ることができる。
次に、本発明の他の好適な構造の一態様である封入レンズ型再帰反射シートについて、その断面図である図4を参照しながら説明する。
図4に示される様に、透明マイクロ硝子球などの高屈折率透明微小球(33)を多数埋設するようにして支持する透明樹脂からなる表面層(31)、ビーズ結合層(34)に直径のほぼ1/2を埋設する様にして設置された該透明微小球の層、ビーズ結合層(34)より突出した該透明微小球(33)の層の曲面に沿って形成され、その表面に形成される鏡面反射層(36)が該透明微小球(33)のほぼ光学的焦点位置に来るように一定厚さで形成された焦点調節層(35)よりなる。高屈折率透明微小球(33)と焦点調節層(35)と鏡面反射層(36)は、光学的に光の再帰反射条件を満たすような位置関係にほぼ配置されており、封入レンズ型再帰反射要素を形成している。
印刷層および潜在像については、本態様では表面層の表面又は裏面や結合剤層上に設けることができるが、模様の視認性を良好にするために、表面層の表面又は裏面に設けるのが好ましい。
潜在像は、印刷層と同じ層に設けても良いし、上記の印刷層を形成する層の中から印刷層と違う層に形成しても良いが、表面保護層の表面又は裏面(光入射側を表面という)に形成するのが、より鮮明な立体視像を得る上で好ましく、セキュリティの面から裏面に設けるのが更に好ましい。
印刷層(2)の形成には前述の三角錐型再帰反射シートで用いる印刷方法が採用でき、グラビア印刷、スクリーン印刷、オフセット印刷、フレキソ印刷、インクジェット印刷およびレーザー印刷などの手段により設置することができる。
潜在像を形成する網点印刷は、前述の三角錐型再帰反射シートで用いる印刷方が採用でき、グラビア印刷、スクリーン印刷、オフセット印刷、フレキソ印刷、インクジェット印刷およびレーザー印刷などの手段により設置することができる。
表面保護層(1)に印刷する際に、印刷特性を良好にするため、表面張力が32ダイン/cm以上となるように調整するのが好ましい。該印刷層(2)用インキは、樹脂成分及び着色剤の他に、必要に応じて、可塑剤、消泡剤、レベリング剤、紫外線吸収剤、光安定剤、熱安定剤、架橋剤等の各種添加剤を配合しても良く、粘度調整等のために溶剤を配合しても良い。
該インキに用いられる樹脂成分としては、特に限定されるものではないが、着色剤の分散性とその安定性、溶剤に対する溶解性、耐候性、印刷適性、フィルムとの密着性等の優れるメラミン樹脂、エポキシ樹脂、ウレタン樹脂、ビニル樹脂、ポリエステル樹脂、アルキッド樹脂などが好ましく、これらを単独または、2種以上組み合わせて共重合したものを使用できる。
印刷像や潜在像は、上述したキューブコーナー型再帰反射シートやカプセルレンズ型再帰反射シートと同様に、表面保護層(31)の表面(光入射側表面)もしくは裏面、又は再帰反射素子層の表面に設けることができるし、着色剤も同様なものを使用できる。
この封入レンズ型再帰反射シートの各層を構成する材料としては、キューブコーナー型再帰反射シートの対応する各層について前述したと同様のものを使用することができる。
また、上記構成からなる封入レンズ型再帰反射シートにおいて、表面層、反射層に、キューブコーナー型再帰反射シートの場合と同様にして、紫外線吸収剤及び/又は光安定剤と共に配合され、それによって、耐候性に優れた封入型再帰反射シートを得ることができる。
本発明の再帰反射シートは、印刷像が設けられた再帰反射シートと、少なくとも一定箇所において、光透過性を有する多数の光学素子が規則的に配置されている光学素子アレーシートから成るものであるが、光学素子アレーシートと再帰反射シートが別々に存在しており、再帰反射シートを光学素子アレーシートを通して見ても良いし、光学素子アレーシートを再帰反射シートの上に積層して、再帰反射シートに対する相対的な位置を回転或いは移動することによって像を変化させることも出来る。
本発明の再帰反射シートは、光学素子アレーシートと再帰反射シートの相対的な位置によって変化する可変像を有している。可変像は平面的な2次元の像であっても、立体的な3次元像であっても良い。
本発明の再帰反射シートは、ナンバープレートに好適に用いることができる。
本発明でいうナンバープレートは、アルミニウム、鋼板等の金属板に再帰反射シートを積層したものや、透明の樹脂板に接着剤を介して反射シートの光入射側を積層した構造を持つものである。
例えば、検問等の時に警察官がナンバープレートに光学素子アレーシートを接合させて、立体視像を発現させることができる。
また、本発明の再帰反射シートは、認証プレートに好適に用いることができる。
例えば、検査官が認証プレートに光学素子アレーシートを接合させて、立体視像を発現させることができる。
[実施例1]透明シート材料として厚み0.8mmのポリエステルフィルムを用い、その表面側に80線/インチのピッチで凹面部の平滑部分が5μm巾を有する規則的な凹凸模様を点字用インキ(帝国インキ株式会社製 商品名UV POT−50209点字用クリヤー)を用い、シルクスクリーン印刷でレンチキュラーレンズ−1を作った。
三角錐型キューブコーナー再帰反射シート(日本カーバイド工業株式会社製 クリスタルグレード 商品名92802)の表面に立体画像用原稿を80線/インチのピッチに合わせ、コンピューターソフト(レンチキュラーディベロップメント社製 商品名 レンチキュラーF/X)を用い画像分解を行なった製版を基にUVオフセット印刷を行ない、網点印刷の印刷像を得た。
再帰反射シートに設置した印刷像の上に、先に作成したレンチキュラーレンズを表面側を上にして接合したところ、鮮明な立体視像が得られた。
[実施例2]厚み0.47mmで、レンズピッチ72線/インチであるレンチキュラーレンズをプレス加工で作成し、レンチキュラーレンズ−2を作成した。
実施例1で用いた再帰反射シートの表面にオンデマンド印刷で300線/インチの網点密度でUVオフセット印刷を行い印刷像を得た。
再帰反射シートに設置した印刷像の上に、先に作成したレンチキュラーレンズ−2の表面側を上にして接合したところ、鮮明な立体視像が得られた。
[実施例3]カプセルレンズ型再帰反射シート(日本カーバイド工業株式会社製ULSグレード 商品名F812)の表面に120〜140線のオフセット印刷で網点印刷の印刷像を得た。
再帰反射シートに設置した印刷像の上に、凸レンズアレーシート(明和グラビア社製 ポリエステル樹脂製 厚み0.3mm 130線/インチ)を接合したところ、鮮明な立体視像が得られた。
[実施例4]凸レンズアレーシートの裏側を上にして、再帰反射シートに設置した印刷像の上に接合する以外は実施例3と同様にして、接合したところ、鮮明な立体視像が得られた。
[実施例5]再帰反射シートを封入レンズ型再帰反射シート(日本カーバイド工業製 ライセンスプレートグレードELG 商品名48012)とする以外は実施例3と同様にして、網点印刷の印刷像を得た。
実施例3と同様にして再帰反射シートに設置された印刷像の上に、凸レンズアレーシートを接合したところ、鮮明な立体視像が得られた。
[実施例6]再帰反射シートに印刷像を得るのに、網点印刷を130線/インチとした以外は、実施例5と同様にして、印刷像を得た。
実施例3と同様にして再帰反射シートに設置された印刷像の上に凸レンズシートを重ねても立体視像は得られなかったが、印刷像の上で凸レンズシートを回転したところ、回転に合わせて立体視像が変化し、鮮明に見えるところもあった。
[実施例7]印刷像を得る網点印刷の線数を300とした以外は、実施例5と同様にして印刷像を得た。
実施例3と同様に再帰反射シートに設置した印刷像の上に凸レンズシートを接合したところ、立体視像は得られたが、鮮明なものではなかった。
[実施例8]キャリヤーフィルムとしてポリエチレンテレフタレートフィルムを用い、その上に、三井化学株式会社製ポリエステル樹脂溶液(商品名、アルマテックスHMP−90S)を50重量部に、三井化学株式会社製ポリエステル樹脂溶液(商品名、アルマテックスP−110)を10重量部に、三井化学株式会社製ポリエステル樹脂溶液(商品名、オレスターQ−203)を40重量部に、三和ケミカル株式会社製のメチル化メラミン樹脂溶液(商品名、ニカラックMS−11)を11重量部に、三井化学株式会社製アクリル樹脂(商品名、レジミックスRL−4)0.2重量部に、東芝シリコン製ブロッキング防止剤(商品名、TSF4445)を0.005重量部に、特殊色料株式会社製セルロース誘導体(商品名、CAB)6重量部に、チバ・スペシャリティ・ケミカルズ株式会社製紫外線吸収剤(商品名 チヌビン213)を0.6重量部に、大日本インキ化学工業株式会社製 触媒 商品名(ベッカミン P−198)を0.1重量部に、溶剤としてMIBK/トルエン/IPA=66/32/2の比になるように25重量部を加えて、攪拌混合したものを塗布乾燥して厚さ32μmのフィルム−1を形成した。
更に、フィルム−1上に、透明青色インキ(特殊色料株式会社製 商品名N−3506)を120〜140線でオフセット印刷し、網点印刷の印刷像を得た。
更に、印刷像を形成したフィルム−1の上に、MMA/EA/2HEMA共重合体(重量比:MMA/EA/2HEMA=21/65/14)のトルエン/MIBK(1/1)溶液(固形分=40%)100重量部に、住友バイエルウレタン株式会社製 イソシアネート系架橋剤(商品名、スミジュールN−75)を8重量部に、溶剤としてMIBK/トルエン/高沸点溶剤(新日本石油化学株式会社製、商品名スーパーゾール1500)=39/16/45の比になるよう35.8重量部を加えて、攪拌混合したものを塗布乾燥して、フィルム−1と合わせて厚さ63μmのフィルム−2を形成した。
更に、フィルム−2の上にユニオンビーズ株式会社製ガラスビーズ(商品名:ユニビーズN−34S)を散布した後、乾燥硬化させた。
更に、ビーズの上にMMA/BA/AA共重合体(重量比:MMA/BA/AA=35/50/15)のトルエン/キシレン/酢酸エチル/n−ブタノール(11/45/29/15)溶液(固形分=30%)100重量部に、三和ケミカル株式会社製メチル化メラミン樹脂溶液(商品名、ニカラックMS−11)を5.5重量部に、溶剤としてMIBK/トルエン=2/3の比になるよう39.3重量部を加えて、攪拌混合したものを塗布乾燥して、フィルム−3を形成した。
更に、フィルム−3の上からアルミニウムを真空蒸着させ、フィルム−4を形成した。
また、剥離紙として、リンテック株式会社製 剥離紙(商品名 E2AP−LK−BL(P))を用い、その上に、BA/AA共重合体(重量比:BA/AA=90/10)の酢酸エチル/トルエン(1/1)溶液(固形分=34%)100重量部に、日本ポリウレタン工業株式会社製イソシアネート系架橋剤(商品名、コロネートL)を1重量部に、溶剤として酢酸エチルを17.8重量部を加えて、攪拌混合したものを塗布乾燥して、厚さ40μmの粘着剤層を形成した。
先に形成したフィルム−4と、この粘着剤層を貼り合わせた後、キャリヤーフィルムを剥がし、印刷像が内部印刷された再帰反射シートを得た。
実施例3と同様にして再帰反射シートに設置した印刷像の上に凸レンズシートを接合したところ、鮮明な立体視像が得られた。
[実施例9]実施例5で用いた再帰反射シートの表面に120〜140線でオフセット多色印刷で印刷像を得た。この時3色は網点印刷で、2色は平坦印刷とした。
実施例3と同様にして再帰反射シートに設置した印刷像の上に凸レンズシートを接合したところ、3色の網点印刷部は鮮明な立体視像が得られたが、平坦印刷部からは立体視像が得られなかった。
[実施例10]実施例1で用いた再帰反射シートの表面に、120〜140線のオフセット印刷で、印刷像を得た。
実施例3で用いた凸レンズアレーシートの裏面を実施例8で作成した粘着剤層と貼りあわせ、剥離紙を剥離して、再帰反射シートに設置した印刷像の上から再帰反射シートと貼り合わせたところ、常に立体視像が現れている再帰反射シートが得られた。
[実施例11]実施例6で使用した再帰反射シートに、実施例3で用いた凸レンズアレーシートを交差角が15°になるように貼りあわせたところ、常に立体視像が現れている再帰反射シートが得られた。
[実施例12]実施例1で用いたレンチキュラーレンズシートの裏面に実施例8で作成した粘着剤層を貼りあわせて、剥離紙を剥離し、実施例8で作成した再帰反射シートに設置した印刷像の上から再帰反射シートと貼り合わせたところ、常に立体視像が現れている再帰反射シートが得られた。
[実施例13]透明シート材料として厚み0.8mmのポリエステルフィルムを用い、その表面側に80線/インチのピッチで凹面部の平滑部分が5μm巾を有する規則的な凹凸模様を点字用インキ(帝国インキ株式会社製 商品名UV POT−50209点字用クリヤー)を用い、シルクスクリーン印刷でポリエステルフィルムの約半分の面積に印刷を行い部分的にレンチキュラーレンズ−3を作った。
実施例1で作成した再帰反射シートに設置した印刷像の上に、先に作成したレンチキュラーレンズ−3を表面側を上にして接合したところ、レンズのある部分は鮮明な立体視像が得られ、レンズの無い部分は印刷像そのままであった。
[実施例14]実施例13において、レンチキュラーレンズ−3の裏面側を上にして接合する以外は、実施例13と同様にして再帰反射シートを作成した。レンズのある部分は鮮明な立体視像が得られ、レンズの無い部分は印刷像そのままであった。
[実施例15]実施例2で作成したレンチキュラーレンズー2と実施例1で用いたポリエステルフィルムの横をつなぎ合わせてレンチキュラーレンズー4とした。
実施例13と同様にして像を観察したところ、レンズのある部分は鮮明な立体視像が得られ、レンズの無い部分は印刷像そのままであった。
目の錯覚を利用して虚像を再帰反射シートに現出させるものであり、その虚像を利用して、再帰反射シートを利用した標識やナンバープレート等の偽造防止に役立つ再帰反射シートを提供できる。

Claims (16)

  1. 少なくとも、印刷像が設けられた再帰反射シートと、
    少なくとも一定箇所において、光透過性を有する多数の光学素子が規則的に配置されている光学素子アレーシートと
    から成り、
    前記印刷像は、透明着色剤組成物から形成され、再帰反射性を有すると共に、網点印刷からなる潜在像であり、
    前記光学アレーシートが前記再帰反射シート上に回転或いは移動可能に積層され、前記光学素子アレーシートを通して前記印刷像を見た際に、前記光学素子アレーシートと前記再帰反射シートの相対的な位置によって変化する可変像を発現し、
    前記可変像が立体現像である
    ことを特徴とする印刷像が設置された再帰反射シート。
  2. 光学素子アレーシートがレンチキュラーレンズシートであることを特徴とする請求項1に記載の印刷像が設置された再帰反射シート。
  3. 該レンチキュラーレンズの厚みが0.2〜3.0mmであることを特徴とする請求項に記載の印刷像が設置された再帰反射シート。
  4. 該レンチキュラーレンズのレンズピッチ(a)が20〜150線/インチであることを特徴とする請求項又はに記載の印刷像が設置された再帰反射シート。
  5. 該光学素子アレーシートがレンチキュラーレンズシートであり、該潜在像が、立体画像の作成に用いる画像を該レンチキュラーレンズのレンズピッチと同じピッチで画像分解による製版を行ない、該製版を基に網点印刷された模様であることを特徴とする請求項に記載の印刷像が設置された再帰反射シート。
  6. 該レンチキュラーレンズのレンズピッチ(a)と潜在像を形成する網点印刷の線数(b)が、式(1)
    b=A×a・・・・・(1)
    ただし、Aは、1ないし7.5の範囲の正の数値である。)
    の関係を有する請求項記載の印刷像が設置された再帰反射シート。
  7. 光学素子アレーシートが凸レンズアレーシートであることを特徴とする請求項1に記載の印刷像が設置された再帰反射シート。
  8. 該凸レンズアレーシートの配列パターンと網点印刷の配列パターンが直交配列であることを特徴とする請求項7に記載の印刷像が設置された再帰反射シート。
  9. 凸レンズアレーの線数が10〜150であることを特徴とする請求項又はに記載の印刷像が設置された再帰反射シート。
  10. 網点印刷部の線数(c)と凸レンズアレーの線数(d)が、式(2)
    c=B×d・・・・・(2)
    ただし、Bは、0.5ないし1.5の範囲の正の数値である。
    の関係を有する請求項に記載の印刷像が設置された再帰反射シート。
  11. 式(2)におけるcとdが等しくないことを特徴とする請求項10に記載の印刷像が設置された再帰反射シート。
  12. 該凸レンズアレーシートの配列パターンと該網点印刷の配列パターンの交差角(θ)が0度<θ<45度であることを特徴とする請求項10又は11に記載の印刷像が設置された再帰反射シート。
  13. 式(2)におけるcとdが等しいことを特徴とする請求項10に記載の印刷像が設置された再帰反射シート。
  14. 該再帰反射シートが、内部全反射型キューブコーナー再帰反射シート、鏡面反射型キューブコーナー再帰反射シート、カプセルレンズ型再帰反射シート、封入レンズ型再帰反射シート、オープンレンズ型再帰反射シートのいずれかであることを特徴とする請求項1〜13のいずれかに記載の印刷像が設置された再帰反射シート。
  15. 請求項1〜14のいずれかに記載の印刷像が設置された再帰反射シートを用いたナンバープレート。
  16. 請求項1〜14のいずれかに記載の印刷像が設置された再帰反射シートを用いた認証ステッカー。
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