JP4704090B2 - 紫外線により励起して発色する情報表示領域を含む再帰反射シート - Google Patents

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Description

本発明は、新規な構造をもつ再帰反射シートに関し、詳しくは、該再帰反射シートの一部に紫外線により発光する情報表示領域を設けたことを特徴とする再帰反射シートに関する。
より詳しくは、情報表示領域を含む再帰反射シートにおいて、該情報表示領域が紫外線により励起して発色する着色剤組成物から形成される紫外線励起発色層を含み、該紫外線励起発色領域をD65光源を用いてL表色系で測定した表色値(L 、a 、b )と、該紫外線励起発色領域をD65光源及び付加紫外光を用いて測定した表色値(L 、a 、b )とした時に下記式(1)で表される色相差指数△Sが14以上であることを特徴とする再帰反射シートに関する。
△S=((a −a +(b −b 1/2・・・・(1)
本発明の再帰反射シートは、道路標識、工事標識等の標識類、自動車やオートバイ等の車両のナンバープレート類、衣料、救命具等の安全資材類、看板等のマーキング、各種の認証ステッカー類や反射板等において有用である。
従来より、入射した光を光源に向かって反射する再帰反射シートはよく知られており、該再帰反射シートは、その再帰反射性を利用して、上述したような分野で広く利用されており、特に、再帰反射シートを各種のナンバープレート類や認証ステッカー類に採用することが近年増加してきている。
上記の再帰反射シートとしては、鏡面反射層が設置された微小ガラス球を用いた封入レンズ型再帰反射シートやカプセルレンズ型再帰反射シート及びプリズムを利用したキューブコーナー型再帰反射シートがよく知られている。
封入レンズ型再帰反射シートの例としては、ベリスレの特開昭59−71848号公報(特許文献1、対応米国特許第4,721,694号明細書および米国特許第4,725,494号明細書)に詳しく開示されており、ここでは、この文献の引用をもって、この具体的記述に代える。
カプセルレンズ型再帰反射シートの例としては、マッケンジーの特公昭40−7870号公報(特許文献2、対応米国特許第3,190,178号明細書)、マックグラスの特開昭52−110592号公報(特許文献3、対応米国特許4.025,159号明細書)およびベイリーらの特開昭62−121043号公報(特許文献4、対応米国特許第5,064,272号明細書)に詳しく開示されており、ここでは、これらの文献の引用をもって、この具体的記述に代える。
三角錐型キューブコーナー再帰反射シートは、シュルツの米国特許第3,417,959号明細書(特許文献5)三村の特開2001−26452号(特許文献6、対応米国特許第6,318,866号)等に記載されており、ここではこれらの文献の引用をもってそれらの具体的記述に代える。
また、紫外線によって発光する着色剤を用いた再帰反射シートは、特開2003−107225号(特許文献7)に記載されている。
しかしながら、特開2003−107225号に記載されている再帰反射シートは、可視光下、反射光下、紫外線光下での色相を合わせようとするものであり、情報表示がはっきりと視認できるものではなかった。
また、ロウランドの特開昭50−47591号(特許文献8)には、昼光(道路の安全標識から無限に遠く離れた光源から発する可視的電磁放射線を指すもので、その放射線は分散性で紫外線帯内に実質的な要素を持っている)と夜光(逆反射面に比較的近く可視者と列んだ光源から発する可視電磁放射線を指すものであるから、その放射線は柱状で紫外線帯中に実質的要素をもたない)で異なる色彩をあたえる逆反射表示器が記載されている。
しかしながら、特開昭50−47591号の発明は、フルオロール7GAが室内でこはく黄色が戸外で紫外光線を含むところで見る時は輝かしく眼を牽く黄緑色に蛍光を発するものやローダミン6DGNが室内で赤−橙色のものが戸外で橙色になるもので、これらは昼光の可視光線を吸収して可視光を発しているのであって、本願のように付加紫外光を吸収して別な色を発光しているものではない。
特開昭59−71848号公報 特公昭40−7870号公報 特開昭52−110592号公報 特開昭62−121043号公報 米国特許第3,417,959号 特開2001−26452号 特開2003−107225号 特開昭50−047591号
本発明者等は前記提案の紫外線によって発光する着色剤を用いた再帰反射シートについてさらに改良研究を継続してきた結果、情報表示領域を含む再帰反射シートにおいて、該情報表示領域が紫外線により励起して発色する着色剤組成物から形成される紫外線発光層を含み、該紫外線励起発色領域をD65光源を用いてL表色系で測定した表色値(L 、a 、b )と、該紫外線励起発色領域をD65光源及び付加紫外光を用いて測定した表色値(L 、a 、b )とした時に下記式(1)で表される色相差指数△Sが14以上であることを特徴とする再帰反射シートとすることでD65光源及び付加紫外線光下で情報表示をはっきり視認することのできる再帰反射シートを完成した。
△S=((a −a +(b −b 1/2・・・・(1)
さらに、本発明者等は、該再帰反射シートの情報表示がされていない領域(以下、非情報表示領域という)をD65光源を用いて測定した表色値(L 、a 、b )とした時に下記式(2)で表される色差△E 、または紫外線励起発色領域以外の情報表示領域を65光源を用いて測定した表色値(L 、a 、b )とした時に下記式(3)で表される色差△E が5以下であることを特徴とする請求項1記載の再帰反射シートとすることで、D65光源下では情報表示が視認困難で、D65光源及び付加紫外線光下で情報表示をはっきり視認することのできる再帰反射シートを完成した。
△E =((L −L +(a −a +(b −b 1/2・・・・(2)
△E =((L −L +(a −a +(b −b 1/2・・・・
(3)
かくして本発明によれば、情報表示領域を含む再帰反射シートにおいて、該情報表示領域が紫外線により励起して発色する着色剤組成物から形成される紫外線励起発色層を含み、該紫外線励起発色領域をD65光源を用いてL表色系で測定した表色値(L 、a 、b )と、該紫外線励起発色領域をD65光源及び付加紫外光を用いて測定した表色値(L 、a 、b )とした時に下記式(1)で表される色相差指数ΔSが14以上であることを特徴とする再帰反射シートが提供される。
△S=((a −a +(b −b 1/2・・・・(1)
本発明の再帰反射シートは、D65光源下で視認困難な情報表示領域を有し、D65光源及び付加紫外線光下で、該情報表示領域をはっきり視認することができ、再帰反射性のみならず偽造防止性にも優れている。
以下、本発明の再帰反射シートについてさらに詳細に説明する。 本発明において情報表示領域を有する再帰反射シートとしては、オープンレンズ型再帰反射シートや封入レンズ型再帰反射シートやカプセルレンズ型再帰反射シートやキューブコーナー型再帰反射シート等を用いることができる。
以下、本発明を詳細に説明するが、先ずキューブコーナー型再帰反射シートの内、代表的な態様である三角錐型キューブコーナー再帰反射シートについて、図面を参照しながら説明する
図1は三角錐型キューブコーナー再帰反射シートの断面図である。
(4)は本発明の三角錐型反射素子が最密充填状に配置された反射素子層であり、(3)は該反射素子を保持する保持体層であり、(40)は光の入射方向である。反射素子層(4)および保持体層(3)は一体(5)であるのが普通であるが、別々の層を積層しても良い。本発明における再帰反射シートの使用目的、使用環境に応じて表面保護層(1)、色相を調節する着色のための印刷層(2)、反射素子層(4)の裏面に水分が侵入するのを防止するための封入密封構造を達成するための結合剤層(7)、結合剤層(7)を支持するための支持体層(8)および、該再帰反射シートを他の構造体に貼りつけするために用いる接着剤層(9)と剥離基材層(10)を設けることができる。
印刷層(2)は、通常、表面保護層(1)と保持体層(3)の間、あるいは、表面保護層(1)の上や反射素子層(4)の反射面上、または表面保護層上に設置することができ、表面保護層(1)が2層以上の場合には、表面保護層間に設置することもできる。
印刷層(2)は通常、グラビア印刷、スクリーン印刷およびインクジェット印刷などの手段により設置することができる。
上記反射素子層(4)および保持体層(3)を構成する材料としては、本発明の一つの目的である柔軟性を満足するものであれば特に限定されるものではないが、光学的透明性、均一性のあるものが好ましい。
本発明において反射素子層(4)に使用しうる材料の例としては、ポリカーボネート樹脂、塩化ビニル樹脂、(メタ)アクリル樹脂、エポキシ樹脂、スチレン樹脂、ポリエステル樹脂、フッ素樹脂、ポリエチレン樹脂やポリプロピレン樹脂などのオレフィン樹脂、セルロース系樹脂及びウレタン樹脂などを例示できる。また、耐候性を向上する目的で紫外線吸収剤、光安定剤及び酸化防止剤などをそれぞれ単独あるいは組み合わせて用いることができる。さらに着色剤として各種の有機顔料、無機顔料、蛍光顔料、染料および蛍光染料などを含有させることができる。
表面保護層(1)には反射素子層(4)に用いたのと同じ樹脂を用いることができるが、特に耐候性、耐溶剤性、印刷性等に優れた塩化ビニル樹脂、(メタ)アクリル樹脂が好ましい。
表面保護層(1)にも、耐候性を向上する目的で紫外線吸収剤、光安定剤及び酸化防止剤などをそれぞれ単独あるいは組み合わせて用いることができる。さらに着色剤として各種の有機顔料、無機顔料、蛍光顔料、染料および蛍光染料などを含有させることができる。
表面保護層(1)に印刷する場合、印刷特性を良好にするため、表面張力が32ダイン/cm以上となるように調整するのが好ましい。該印刷層(2)用インキは、樹脂成分及び着色剤の他に、必要に応じて、可塑剤、消泡剤、レベリング剤、紫外線吸収剤、光安定剤、熱安定剤、架橋剤等の各種添加剤を配合しても良く、粘度調整等のために溶剤を配合しても良い。
該インキに用いられる樹脂成分としては、特に限定されるものではないが、着色剤の分散性とその安定性、溶剤に対する溶解性、耐候性、印刷適性、フィルムとの密着性等の優れるメラミン樹脂、エポキシ樹脂、ウレタン樹脂、ビニル樹脂、ポリエステル樹脂、アルキッド樹脂などが好ましく、これらを単独または、2種以上組み合わせて共重合したものを使用できる。
本発明の紫外線励起発色層は、該再帰反射シートの何れかの層に設ければよいが、印刷層と同じく、表面保護層(1)と保持体層(3)の間、あるいは、表面保護層(1)の上や反射素子層(4)の反射面上、または表面保護層上に設置することができ、表面保護層(1)が2層以上の場合には、表面保護層間に設置することが製造が容易である点で好ましい。
本発明の紫外線励起発色層に用いられる紫外線により励起して発色する着色剤組成物を光透過性とすることで、該情報表示領域に再帰反射性能を持たせることができ情報表示領域の視認性を向上させることができるので好ましい。
本発明の紫外線励起発色層に用いられる着色剤は、紫外線により励起して発色する着色剤である。このような着色剤は、リンテック株式会社よりオーロレインボー(商品名)として販売されており、本発明で好適に用いることができる。
本発明では、情報表示領域をD65光源を用いてL表色系で測定した表色値とD65光源及び付加紫外光を用いてL表色系で測定した表色値との色相差指数△Sが14以上であるものである。色相差指数△Sが14以上であれば、D65光源及び付加紫外光をあてた時に該情報表示領域が目立つので、視認しやすく好ましい。
また、D65光源下では、該紫外線励起発色領域を視認困難とするのが偽造防止の点で好ましい。
該紫外線励起発色領域をD65光源下で視認困難とするには、表面保護層に含有させることのできる各種の有機顔料、無機顔料、蛍光顔料、染料および蛍光染料や印刷に用いられる上記の着色剤等で該紫外線励起発色領域と非情報表示領域および/または非紫外線励起発色領域とを似た色、好ましくは同色とすることで達成できる。
反射素子層(4)は内部全反射条件を満足する臨界角度を大きくする目的で三角錐型キューブコーナー再帰反射素子背面に空気層(6)を設置するのが一般的である。使用条件下において水分の侵入による臨界角の低下などの不具合を防止するために反射素子層(4)と支持体層(8)とは結合剤層(7)によって密封封入されるのが好ましい。
この密封封入の方法としては、米国特許第3,190,178号、第4,025,159号、実開昭50−28669号公報等に示されている方法が採用できる。
結合層(7)に用いる樹脂としては(メタ)アクリル樹脂、ポリエステル樹脂、アルキッド樹脂、エポキシ樹脂などがあげられ、接合の方法としては公知の熱融着性樹脂接合法、熱硬化性樹脂接合法、紫外線硬化性樹脂接合法、電子線硬化性樹脂接合法などが適宜採用可能である。
本発明に用いる結合剤層(7)は支持体層(8)の全面にわたって塗布しうるし、再帰反射素子層(4)との接合部分に印刷法などの方法により選択的に設置することも可能である。
本発明の紫外線により励起して発色する着色剤組成物で結合剤層を形成すると、密封封入構造を作成した際に結合部のみが情報表示領域となる。
また、本発明の紫外線励起発色情報表示層を結合剤層上に形成した場合も同様に密封封入構造を作成した際に結合部のみが情報表示領域となる。
これら、結合部のみを情報表示領域とする態様では、表示される情報が部分的に非表示となるので、表示部分の一部が欠けても情報の内容が認識できる程度に表示部分が大きいことが好ましい。
支持体層(8)を構成する材料の例としては再帰反射素子層(4)を構成する樹脂や一般のフィルム成形可能な樹脂、繊維、布、ステンレスやアルミニウムなどの金属箔または板をそれぞれ単独又は複合して用いることができる。
本発明の再帰反射シートを金属板、木板、ガラス板、プラスチック板、などに貼付するために用いる接着剤層(9)および該接着剤層(9)のための剥離基材層(10)は、適宜、公知のものを選択することができる。接着剤としては、感圧型接着剤、感熱型接着剤、架橋型接着剤などを適宜選択できる。感圧接着剤としてはブチルアクリレート、2−エチルヘキシルアクリレート、イソオクチルアクリレート、ノニルアクリレートなどアクリル酸エステルをアクリル酸、酢酸ビニルなどと共重合して得られるポリアクリル酸エステル粘着剤やシリコン樹脂系粘着剤、ゴム系粘着剤などを用いることができる。感熱型接着剤としてはアクリル系、ポリエステル系、エポキシ系樹脂などを用いることができる。
本発明に用いられる紫外線発光着色剤組成物は、紫外光により励起して発色するものであるが、中心波長が352nmのブラックライトを当てた時に効果的に発色が得られるものであり、中心波長が368nmのブラックライトを当てた時には効果的な発色が得られないものである
このような凡そ360nm以下の波長を吸収して励起し、可視光を発色する着色剤としては、リンテック株式会社製着色剤、商品名、オーロレインボウ等を例示できる。
本発明の再帰反射シートには、耐候性を向上する目的で紫外線吸収剤、光安定剤及び酸化防止剤などをそれぞれ単独あるいは組み合わせて用いることが好ましい。
また、本発明の再帰反射シートの更に光入射側に光透過性のカバーフィルム及び/又は粘着剤層に紫外線吸収剤を含有しているオーバーレイを設けることも更なる耐候性の向上のために好ましい。
これらの紫外線吸収剤を含有している紫外線吸収層を本発明の紫外線励起発色層又は紫外線励起発色層の光入射側に設けるときは、本発明の紫外線励起発色層が充分に発光するように、紫外線吸収層の波長360nmにおける紫外線吸収率が75%以下であることが好ましく、50%以下であることが更に好ましい。
このような紫外線吸収剤としては、例えば、p−t−ブチルフェニルサリシレートなどのサリシレート系紫外線吸収剤や二酸化チタン等が挙げられる。
このような紫外線吸収剤は、紫外線吸収波長端が360nm以下であり、励起発色層の発色を妨げるものではないので、耐候性を考慮して、紫外線吸収層の厚みや添加量を決めることができる。
また、上記以外の紫外線吸収剤でも、添加部数を調節することで、波長360nmにおける紫外線吸収率が75%以下、好ましくは50%以下に調節できる。
このような紫外線吸収剤としては、例えば、2−〔2−ヒドロキシ−3,5−ビス(α、α−ジメチルベンジル)フェニル〕−2H−ベンゾトリアゾールなどのベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤や、2−ヒドロキシ−4−h−ドデシルベンゾフェノンなどのベンゾフェノン系紫外線吸収剤、2−エチルヘキシル−2−シアノ−3,3−ジフェニルシアノアクリレートなどのシアノアクリレート系紫外線吸収剤、2,(4,6−ジフェニル−1,3,5トリアジン−2−イル)−5〔(ヘキシル)オキシ〕−フェノールなどのトリアジン系紫外線吸収剤、酸化亜鉛等を挙げることができ、励起発色層の発色を妨げず、良好な耐候性が得られるように紫外線吸収層の厚みや添加量を決めることができる。
本発明の情報表示領域は、2色以上であっても良く、その場合少なくとも1色は、紫外線により励起して発色する着色剤組成物から形成され、△Sが14以上であるが、他の色は、紫外線によって励起して発色するものであっても、紫外線によって励起しないものでもよく、励起して発色するものであっても△Sが14未満のものであっても良い。
また、情報表示領域を2色以上で形成する場合、それぞれの色の△Eが5以下であることが好ましい。このようにすることで、D65光源下では視認困難で、D65光源及び付加紫外光下では、はっきり視認できるので好ましい。
また、情報表示領域の色相・明度・彩度を階調的に変化させる方法(グラデーション)としては、例えばドット印刷とし、ドットの径およびドット間の間隔を規則的に変化させることを挙げることができる。このように色相・明度・彩度を階調的に変化させることで偽造が困難になり、偽造防止の点で好ましい。
次に、本発明キューブコーナー型再帰反射シートの別の好ましい態様である蒸着型三角錐型キューブコーナー再帰反射シートの一例を断面図を参照しながら説明する。
図2において蒸着型三角錐型キューブコーナー再帰反射シートの表面保護層(1)、印刷層(2)、保持体層(3)、反射素子層(4)、(3)と(4)を一体にしたもの(5)、情報表示領域(図示せず)、接着剤層(9)および剥離基材層(10)には、前述の三角錐型キューブコーナー再帰反射シートと同じものを用いることができる。
本発明の蒸着型三角錐型キューブコーナー再帰反射シートにおいても前述の三角錐型キューブコーナー再帰反射シートで用いたものと同じ紫外線発光着色剤組成物を用いることができる。
蒸着型三角錐型キューブコーナー再帰反射シートにおいては、該紫外線発光情報表示層を鏡面反射層の光入射側のいずれかの層に設けることでD65光及び付加紫外光下で視認性が良好な紫外線発光領域を得ることができる。
蒸着型三角錐型キューブコーナー再帰反射シートの反射素子層(4)の素子の表面には金属の鏡面反射層(11)が設置されており、さらに接着剤層(9)が鏡面反射層(11)に直接接触されて積層されている。この態様における蒸着型三角錐型キューブコーナー型再帰反射シートは鏡面反射原理で再帰反射するために空気層を必要とせず、したがって、結合剤層と支持体層を必要としない。
本発明の三角錐型キューブコーナー型再帰反射シートは、反射素子層(4)の表面上に、真空蒸着、化学メッキ、スパッタリングなどの手段を用いて、アルミニウム、銅、銀、ニッケルなどの金属からなる鏡面反射層(11)を設けることができる。鏡面反射層(11)を設ける方法の内、アルミニウムを用いた真空蒸着法が、蒸着温度を低くすることができるため、蒸着工程における再帰反射素子(4)の熱変形を最小に抑えることができ、また、得られる鏡面反射層(11)の色調も明るくなるので好ましい。
上記アルミニウム鏡面反射層(11)連続蒸着処理装置は、真空度が7×10−4〜9×10−4mmHg程度に維持できる真空容器、その中に設置された基体シート及びその光入射側表面上に積層された表面保護層からなるプリズム原反シートを繰り出す巻き出し装置、蒸着処理されたプリズム原反シートを巻き取る巻き取り装置、並びにそれらの間にあって、黒鉛坩堝中で電熱ヒーターでアルミニウムを溶融させることが可能な加熱装置よりなっている。黒鉛坩堝中には純度が99.99重量%以上の純アルミニウムペレットが投入され、例えば、交流電圧350〜360V、電流が115〜120A、処理速度が30〜70m/分の条件で、溶融され蒸気化されたアルミニウム原子によって再帰反射素子の表面に鏡面反射層(11)を例えば800〜2000オングストロームの厚さで蒸着処理することができる。
本発明に用いられる蒸着型三角錐型キューブコーナー再帰反射シートにおいても、前述の三角錐型キューブコーナー再帰反射シートに用いたのと同様な紫外線により励起して発色する着色剤組成物を用いることができる。
また、オーバーレイについても前述の三角錐型キューブコーナー再帰反射シートに用いたのと同様なオーバーレイを用いることができ、耐候性向上のためには用いることが好ましい。
図3は本発明に用いられるカプセルレンズ型再帰反射シートの態様である。
図3において、ガラス微小球(23)の一部に鏡面反射層(27)を有するマイクロレンズ型反射素子であり、多数の再帰反射素子(23)がほぼ最密充填状に配置され、結合剤層(24)にそのガラス微小球の鏡面反射層(27)側が埋まるように埋設支持されて、再帰反射素子層を形成する。この再帰反射素子層は、該再帰反射素子(23)及び結合剤層(24)、表面保護層(21)並びに、これらの層を連続網目状に結合する結合部(25)により形成される、カプセル中に空気の層(28)が封入されている。
カプセルレンズ型再帰反射シートにおいては、このように反射素子(23)表面に空気層(28)を保持することにより、はじめて再帰反射性を発揮することができる。結合部(25)は空気層(28)を保持すると共に、再帰反射素子層の表面に水などが侵入するのを防止する。反射素子層の表面が水などで覆われてしまうと、光屈折率の関係で再帰反射素子(23)に入射した光が該素子の鏡面反射層(27)上で焦点を結ばなくなり、再帰反射性が損なわれる。
本発明のカプセルレンズ型再帰反射シートにおいても前述の三角錐型キューブコーナー再帰反射シートで用いたものと同じ紫外線により励起して発色する着色剤組成物を用いることができる。
本発明のカプセルレンズ型再帰反射シートにおいては、該紫外線励起発色層を再帰反射シートのいずれの層に設けても視認可能であるが、表面保護層の表面及び又は表面保護層の裏面に設けるのが、D65光及び付加紫外光下で鮮明な紫外線励起発色領域を得ることができて好ましい。
カプセルレンズ型再帰反射シートにおける再帰反射素子(23)及び該反射素子層と空気層(28)を含むカプセルは、概略次のようにして形成される:
(イ)表面にポリエチレンなどの熱軟化層を有する仮止めシート上にガラス微小球をできるだけ均一に散布して、加熱により該微小球の下部を該熱軟化層中に埋設し、
(ロ)(イ)で得られたガラス微小球仮止めシートを金属蒸着装置に導いて、ガラス微小球の露出表面に金属の層〔鏡面反射層(27)〕を蒸着させ、
(ハ)(ロ)で得られた露出表面に鏡面反射層(27)を有するガラス微小球を埋設したシートに、結合剤層(24)となる熱軟化性樹脂のシート又は、必要に応じて、この熱軟化性樹脂に支持体層(26)となる支持体用の樹脂シートを積層したものの熱軟化性樹脂側を、熱時押し当ててガラス微小球の鏡面反射層(27)形成部分を熱軟化性樹脂層中に埋没させた後、仮止めシートを剥離して鏡面反射層(27)を有するガラス微小球を熱軟化性樹脂層に転写し、
(ニ)(ハ)で得られたシートのガラス微小球側の表面に、表面保護層(21)となる樹脂シートを重ね、次いで結合剤層(24)のその背後〔光入射(40)側の反対側〕から、加熱エンボスなどの手段を用いて結合剤層(24)を部分的に変形させ、表面保護層(21)に熱融着させることにより結合部(25)を形成するか、
又は(ニ’)(ハ)で得られたシートのガラス微小球側の表面に、適宜の樹脂を用いて結合部(25)となる網目形状を印刷し、その上に表面保護層(21)を載せて接着することにより形成し、
(ホ)これにより、表面保護層(21)、結合剤層(24)及び結合部(25)により囲まれ、中に再帰反射素子層及び空気層(28)を有するカプセルを形成する。
再帰反射シートは、さらにその使用目的、使用環境などに応じて、観測者に情報を伝達したりシートを着色したりするための印刷層、結合剤層を支持補強する支持体(26)、該再帰反射シートを他の構造体に貼付するための接着剤層(9)と剥離材層(10)などを設けることができる。
印刷層(22)や情報表示領域は、上述したキューブコーナー型再帰反射シートと同様に、表面保護層(21)の表面(光入射側表面)もしくは裏面、又は再帰反射素子層の表面に設けることができるし、着色剤も同様なものを使用できる。
再帰反射素子層の形成に用いられるガラス微小球(23)には、特に光屈折率の高いガラスで作られたものが使用される。
また、このカプセルレンズ型再帰反射シートの各層を構成する材料としては、キューブコーナー型再帰反射シートの対応する各層について前述したと同様のものを使用することができる。
これらの層のうち、必要に応じて設けられる支持体層(26)には、通常、結合剤層(24)に用いられる材料よりも強靱で可撓性のある樹脂が使用され、必要に応じて、公知の手段、例えば架橋剤としてイソシアネートを用いて架橋したり、放射線架橋したりすることもできる。
また、上記構成からなるカプセルレンズ型再帰反射シートにおいて、封入空気層(18)よりも入射光側(図3において矢印40で示される側)に近い少なくとも1つの層、すなわち図3において表面保護層(1)及び/又は形成されてもよい印刷層に、キューブコーナー型再帰反射シートの場合と同様にして、紫外線吸収剤及び/又は光安定剤と共に配合され、それによって、耐候性に優れたカプセルレンズ型再帰反射シートを得ることができる。
本発明に用いられるカプセルレンズ型再帰反射シートにおいても、前述の三角錐型キューブコーナー再帰反射シートに用いたのと同様な紫外線により励起して発色する着色剤組成物を用いることができる。
また、オーバーレイについても前述の三角錐型キューブコーナー再帰反射シートに用いたのと同様なオーバーレイを用いることができ、耐候性向上のためには用いることが好ましい。
次に、本発明の他の好適な構造の一態様である封入レンズ型再帰反射シートについて、その断面図である図4を参照しながら説明する。
図4に示される様に、透明マイクロ硝子球などの高屈折率透明微小球(33)を多数埋設するようにして支持する透明樹脂からなる表面層(31)、ビーズ結合層(34)に直径のほぼ1/2を埋設する様にして設置された該透明微小球の層、ビーズ結合層(34)より突出した該透明微小球(33)の層の曲面に沿って形成され、その表面に形成される鏡面反射層(36)が該透明微小球(33)のほぼ光学的焦点位置に来るように一定厚さで形成された焦点調節層(35)よりなる。高屈折率透明微小球(33)と焦点調節層(35)と鏡面反射層(36)は、光学的に光の再帰反射条件を満たすような位置関係にほぼ配置されており、封入レンズ型再帰反射要素を形成している。
印刷層(32)や情報表示領域は、上述したキューブコーナー型再帰反射シートやカプセルレンズ型再帰反射シートと同様に、表面保護層(31)の表面(光入射側表面)もしくは裏面、又は再帰反射素子層の表面に設けることができるし、着色剤も同様なものを使用できる。
この封入レンズ型再帰反射シートの各層を構成する材料としては、キューブコーナー型再帰反射シートの対応する各層について前述したと同様のものを使用することができる。
また、上記構成からなる封入レンズ型再帰反射シートにおいて、表面層、反射層に、キューブコーナー型再帰反射シートの場合と同様にして、紫外線吸収剤及び/又は光安定剤と共に配合され、それによって、耐候性に優れた封入型再帰反射シートを得ることができる。
なお図4に示される封入レンズ型再帰反射シートのうち、従来技術により製造されたもの、すなわち蒸着により鏡面反射層が形成されたもの及びその製造方法については、前記特許文献1に詳細に記載されており、ここではこの文献の引用をもってその具体的記述に代えるものとする。
本発明に用いられる封入レンズ型再帰反射シートにおいても、前述の三角錐型キューブコーナー再帰反射シートに用いたのと同様な紫外線発光着色剤組成物を用いることができる。
また、オーバーレイについても前述の三角錐型キューブコーナー再帰反射シートに用いたのと同様なオーバーレイを用いることができ、耐候性向上のためには用いることが好ましい。
本発明の再帰反射シートは、ナンバープレートに好適に用いることができる。
本発明でいうナンバープレートは、アルミニウム、鋼板等の金属板に再帰反射シートを積層したものや、透明の樹脂板に接着剤を介して反射シートの光入射側を積層した構造を持つものである。
例えば、検問等の時に警察官がナンバープレートにブラックライトを当てて、可視光下では認識のできない、紫外線の照射により励起して発色する情報を読み取ることが出来るものである。
以下実施例及び比較例を挙げて、本発明を更に詳細に説明する。
本実施例及び比較例について説明する前に、これらに対して行った、D65光源及び付加紫外光を含んだD65光源を用いた測色値の測定方法について説明する。
<D65光源を用いた測色方法>
測定試料を暗室に置き、5cm角空けた不透明な黒色フィルムでい、垂直に固定した。
D65蛍光ランプ〔東芝ライテック(株)製 「FL20S・D−EDL−D65」〕を試料面の法線45°上方から照射した。この時、照度計〔横河(株)製 「3281A」〕を用い、試料面の照度が1000lxになるように位置を調整した。色相は分光放射輝度計〔コニカミノルタ(株)製 「CS−1000A」〕を用い、試料面の法線上に試料から1mの位置に置いて測定し、光源色の三刺激値XYZを得た。試料は5箇所測定し、平均値をとった。
分光反射率が既知の標準白色板を分光放射輝度計で測定し、分光スペクトルを得た。分光スペクトルを分光反射率で除した結果をJIS Z 8701に従って計算し、完全拡散反射面の光源色三刺激値XnYnZnを求め、測定試料の三刺激値XYZと完全拡散反射面の三刺激値XnYnZnからJIS Z 8729に従ってL測色系の色度値を計算した。
<付加紫外線を含んだD65光源を用いた測色方法>
D65光源を用いた測色方法において、D65蛍光ランプに加え、ブラックライト〔東芝ライテック(株)製 「FL20SBLB」〕を試料面の法線45°下方から照射し、この時紫外線強度計〔コニカミノルタ(株)製「UM−10」、受光器「UM−360」〕を用い、試料面強度が1mW/cmになるように位置を調整する以外はD65光源を用いた測色方法と同様にしてL測色系の色度値を計算した。
実施例1
リンテック株式会社製の緑色紫外線励起発色顔料(商品名 オーロレインボー A160)34重量部、日本カーバイド工業株式会社製のアクリル系樹脂溶液(商品名 ニッカライト N−3612)100重量部、日本カーバイド工業株式会社製のイソシアネート系硬化剤(商品名 ニッカライト N−3631)8重量部を混合攪拌して固形分約52重量%の紫外線励起発色塗料1を得た。
次に、紫外線励起発色塗料1を180メッシュのスクリーンを用いて、日本カーバイド工業株式会社製の白色封入型再帰反射シート(商品名 ニッカライト EG 8112)上にスクリーン印刷し、紫外線励起発色情報表示領域を含む再帰反射シートを得た。
実施例2
実施例1において、緑色紫外線励起発色顔料の代わりにリンテック株式会社製の青色紫外線励起発色顔料(商品名 オーロレインボー A180)34重量部を用いて紫外線励起発色塗料2を得た以外は実施例1と同様にして紫外線励起発色情報表示領域を含む再帰反射シートを得た。
実施例3
リンテック株式会社製の緑色紫外線励起発色顔料(商品名 オーロレインボー A160)34重量部、日本カーバイド工業株式会社製のアクリル系樹脂溶液(商品名 ニッカライト N−3612)100重量部、日本カーバイド工業株式会社製の赤色着色顔料塗料(商品名 ニッカライト N−3625)10.4重量部 日本カーバイド工業株式会社製のイソシアネート系硬化剤(商品名 ニッカライト N−3631)8重量部を混合攪拌して固形分約52重量%の紫外線励起発色塗料3を得た。
次に、紫外線励起発色塗料3を180メッシュのスクリーンを用いて、日本カーバイド工業株式会社製の白色封入型再帰反射シート(商品名 ニッカライト EG 8112)上にスクリーン印刷し、紫外線励起発色情報表示領域を含む再帰反射シートを得た。
実施例4
キャリヤーフィルムとして帝人株式会社製の厚さ75μmの透明なポリエチレンテレフタレートフィルム(商品名、帝人テトロンフィルムS−75)を用い、その上に、ヴイテック株式会社製の塩化ビニル樹脂(商品名、MT−1100)を80重量部に、三井・デュポン ポリケミカル株式会社製のエチレン酢酸ビニル樹脂(商品名、エルバロイ742)を16重量部に、根上工業株式会社製のアクリル樹脂(商品名、ハイパールAFR)を4重量部に、イーストマン ケミカル株式会社製のセルロース誘導体(商品名、CAB)11.7重量部に、旭電化工業株式会社製のアジピン酸系ポリエステル可塑剤(商品名、アデカサイザー PN−400)を7重量部に、勝田化工株式会社製の熱安定剤(商品名、BZ−182LJ)を3重量部に、旭電化工業株式会社製の抗酸化剤(商品名、MG−1500)を0.5重量部に、チバ・スペシャルティ・ケミカルズ株式会社製の抗酸化剤(商品名、イルガノックス1010)を0.5重量部に、ビーエーエスエフ アクチエンゲゼルシャフト株式会社製の紫外線吸収剤(商品名 ユビナール3039)を1.3重量部にチバ・スペシャリティ・ケミカルズ株式会社製の紫外線吸収剤(商品名 チヌビン320)を0.3重量部に、チバ・スペシャリティー・ケミカルズ株式会社製の光安定剤(商品名 チヌビン770)を0.5重量部に、溶剤としてTHFを加えて、全体の固形分が22.5%にしたものを攪拌混合した後、塗布乾燥して厚さ55μmのフィルム−1を形成した。
また、剥離紙として、リンテック株式会社製 剥離紙(商品名 E2P−LPE(P))を用い、その上に、総研株式会社 アクリル系粘着剤(商品名、SKダイン1309X)100重量部に、三菱ガス化学株式会社製 エポキシ系架橋剤(商品名、Tetrad−X)を0.012重量部に、溶剤として酢酸エチルを20重量部を加えて、攪拌混合したものを塗布乾燥して、厚さ38μmの粘着剤層を形成した。
先に形成したフィルム−1と、この粘着剤層を貼り合わせてオーバーレイ用フィルム−1を作成した。
実施例1で作成した紫外線励起発色情報表示領域を含む再帰反射シートに上記オーバーレイ用フィルム−1を貼り合わせた後、オーバーレイ用フィルムの−1のキャリヤーフィルムであるS−75を剥離して、紫外線励起発色情報表示領域を含む再帰反射シートを得た。
実施例5
キャリヤーフィルムとしてポリエチレンテレフタレートフィルムを用い、その上に、特殊色料株式会社製アクリル樹脂溶液(商品名、ST−100)を100重量部に、株式会社三和ケミカル製のメチル化メラミン樹脂溶液(商品名、ニカラックMS−11)を15重量部に、特殊色料株式会社製消泡剤(商品名、2570デフォーマー)を0.5重量部に、特殊色料株式会社製セルロース誘導体(商品名、CAB)5重量部に、シプロ化成株式会社製系紫外線吸収剤(商品名:シーソーブ704) 0.35重量部、チバ・スペシャリティ・ケミカルズ株式会社製光安定剤(商品名:チヌビン622LD)0.3重量部を加え、大日本インキ化学工業株式会社製 触媒 商品名(ベッカミン P−198)を0.2重量部に、溶剤としてMIBK/トルエン/IPA=71/22/7の比になるように13.7重量部を加えて、攪拌混合したものを塗布乾燥して厚さ30μmのフィルム−2を形成した。
さらに、フィルム−2の上に、特殊色料株式会社製アクリル樹脂溶液(ST−3105)86重量部に、住友バイエルウレタン株式会社製 イソシアネート系架橋剤(商品名、スミジュールN−75)を12重量部に、溶剤としてMIBKを43.8重量部を加えて、攪拌混合したものを塗布乾燥して、フィルム−2と合わせて厚さ55μmのフィルム−3を形成した。
また、剥離紙として、リンテック株式会社製 剥離紙(商品名 E2P−LPE(P))を用い、その上に、総研株式会社 アクリル系粘着剤(商品名、SKダイン1309X)100重量部に、三菱ガス化学株式会社製 エポキシ系架橋剤(商品名、Tetrad−X)をTetrad−Xを0.012重量部に、溶剤として酢酸エチルを20重量部を加えて、攪拌混合したものを塗布乾燥して、厚さ38μmの粘着剤層を形成した。
先に形成したフィルム−3と、この粘着剤層を貼り合わせてオーバーレイ用フィルム−2を作成した。
実施例4で用いたオーバーレイ用フィルム−1の代わりにオーバーレイ用フィルム−2を用いた以外は実施例4と同様にして、紫外線励起発色情報表示領域を含む再帰反射シートを得た。
実施例6
キャリヤーフィルムとしてポリエチレンテレフタレートフィルムを用い、その上に、三井化学株式会社製ポリエステル樹脂溶液(商品名、アルマテックスHMP−90S)を50重量部に、三井化学株式会社製ポリエステル樹脂溶液(商品名、アルマテックスP−110)を10重量部に、三井化学株式会社製ポリエステル樹脂溶液(商品名、オレスターQ−203)を40重量部に、三和ケミカル株式会社製のメチル化メラミン樹脂溶液(商品名、ニカラックMS−11)を11重量部に、三井化学株式会社製アクリル樹脂(商品名、レジミックスRL−4)0.2重量部に、東芝シリコン製ブロッキング防止剤(商品名、TSF4445)を0.005重量部に、特殊色料株式会社製セルロース誘導体(商品名、CAB)6重量部に、チバ・スペシャリティ・ケミカルズ株式会社製紫外線吸収剤(商品名 チヌビン213)を0.6重量部に、大日本インキ化学工業株式会社製 触媒 商品名(ベッカミン P−198)を0.1重量部に、溶剤としてMIBK/トルエン/IPA=66/32/2の比になるように25重量部を加えて、攪拌混合したものを塗布乾燥して厚さ32μmのフィルム−4を形成した。
更に、フィルム−4上に、特殊色料株式会社製アクリル樹脂溶液(商品名N−3512)100重量部にリンテック株式会社製緑色紫外線励起発色顔料〔商品名 オーロレインボウ A160〕34重量部に、特殊色料株式会社製赤色着色剤(商品名:N−3525)10.4重量部に、溶剤として、MIBKを83重量部を加えて攪拌混合したものをグラビア印刷機にて印刷し、紫外線励起発色情報表示領域を形成した。
さらに、紫外線励起発色情報表示領域を形成したフィルム−4の上に、MMA/EA/2HEMA共重合体(重量比:MMA/EA/2HEMA=21/65/14)のトルエン/MIBK(1/1)溶液(固形分=40%)100重量部に、住友バイエルウレタン株式会社製 イソシアネート系架橋剤(商品名、スミジュールN−75)を8重量部に、溶剤としてMIBK/トルエン/高沸点溶剤(新日本石油化学株式会社製、商品名スーパーゾール1500)=39/16/45の比になるよう35.8重量部を加えて、攪拌混合したものを塗布乾燥して、フィルム−4と合わせて厚さ63μmのフィルム−5を形成した。
更に、フィルム−5の上にユニオンビーズ株式会社製ガラスビーズ(商品名:ユニビーズN−34S)を散布した後、乾燥硬化させた。
更に、ビーズの上にMMA/BA/AA共重合体(重量比:MMA/BA/AA=35/50/15)のトルエン/キシレン/酢酸エチル/n−ブタノール(11/45/29/15)溶液(固形分=30%)100重量部に、三和ケミカル株式会社製メチル化メラミン樹脂溶液(商品名、ニカラックMS−11)を5.5重量部に、溶剤としてMIBK/トルエン=2/3の比になるよう39.3重量部を加えて、攪拌混合したものを塗布乾燥して、フィルム−6を形成した。
更に、フィルム−6の上からアルミニウムを真空蒸着させ、フィルム−7を形成した。
また、剥離紙として、リンテック株式会社製 剥離紙(商品名 E2AP−LK−BL(P))を用い、その上に、BA/AA共重合体(重量比:BA/AA=90/10)の酢酸エチル/トルエン(1/1)溶液(固形分=34%)100重量部に、特殊色料株式会社製白色着色剤(商品名:AR−9127W)9重量部に、日本ポリウレタン工業株式会社製イソシアネート系架橋剤(商品名、コロネートL)を1重量部に、溶剤として酢酸エチルを17.8重量部を加えて、攪拌混合したものを塗布乾燥して、厚さ40μmの粘着剤層を形成した。
先に形成したフィルム−7と、この粘着剤層を貼り合わせた後、キャリヤーフィルムを剥がし、紫外線励起発色情報表示領域を含む再帰反射シートを得た。
実施例7
リンテック株式会社製の緑色紫外線励起発色顔料(商品名 オーロレインボー A160)2重量部、日本カーバイド工業株式会社製のアクリル系樹脂溶液(商品名 ニッカライト N−3612)100重量部、日本カーバイド工業株式会社製のイソシアネート系硬化剤(商品名 ニッカライト N−3631)8重量部を混合攪拌して固形分約38重量%の紫外線励起発色塗料4を得た。
次に、紫外線励起発色塗料4を180メッシュのスクリーンを用いて、日本カーバイド工業株式会社製の青色封入型再帰反射シート(商品名 ニッカライト EG 8106)上にスクリーン印刷し、紫外線励起発色情報表示領域を含む再帰反射シートを得た。
実施例8
実施例1において、青色封入型再帰反射シートの代わりに日本カーバイド工業株式会社製の赤色封入型再帰反射シート(商品名 ニッカライト EG 8105)を用いて紫外線励起発色再帰反射シートを得た以外は実施例1と同様にして紫外線励起発色情報表示領域を含む再帰反射シートを得た。
実施例9
リンテック株式会社製の青色紫外線励起発色顔料(商品名 オーロレインボー A180)2重量部、日本カーバイド工業株式会社製のアクリル系樹脂溶液(商品名 ニッカライト N−3612)100重量部、日本カーバイド工業株式会社製のイソシアネート系硬化剤(商品名 ニッカライト N−3631)8重量部を混合攪拌して固形分約38重量%の紫外線励起発色塗料5を得た。
次に、紫外線励起発色塗料5を180メッシュのスクリーンを用いて、日本カーバイド工業株式会社製の黄色封入型再帰反射シート(商品名 ニッカライト EG 8104)上にスクリーン印刷し、紫外線励起発色情報表示領域を含む再帰反射シートを得た。
実施例10
リンテック株式会社製の緑色紫外線励起発色顔料(商品名 オーロレインボー A160)34重量部、日本カーバイド工業株式会社製のアクリル系樹脂溶液(商品名 ニッカライト N−3612)100重量部、日本カーバイド工業株式会社製の赤色着色顔料塗料(商品名 ニッカライト N−3625)10.4重量部 日本カーバイド工業株式会社製のイソシアネート系硬化剤(商品名 ニッカライト N−3631)8重量部を混合攪拌して固形分約52重量%の紫外線励起発色塗料6を得た。
次に、紫外線励起発色塗料6を180メッシュのスクリーンを用いて、日本カーバイド工業株式会社製の白色封入型再帰反射シート(商品名 ニッカライト EG 8112)上にスクリーン印刷し、紫外線励起発色再帰反射シートを得た。
更に、日本カーバイド工業株式会社製白色着色顔料(商品名 ニッカライト N−3601)100重量部、日本カーバイド工業株式会社製赤色着色顔料塗料(商品名 ニッカライト N−3625)15.6重量部、日本カーバイド工業株式会社製イソシアネート系硬化剤(商品名:ニッカライト N−3631)8重量部を混合攪拌して、固形分約48重量%の赤色塗料1を得た。
得られた赤色塗料1を180メッシュのスクリーンを用いて、紫外線発光再帰反射シートの非情報表示領域部に印刷し、紫外線励起発色情報表示領域を含む多色再帰反射シートを得た。
比較例1
紫外線励起発色塗料を塗布しない日本カーバイド工業株式会社製封入型再帰反射シート(商品名 ニッカライト EG 8112)を評価した。
比較例2
日本カーバイド工業(株)製白色着色顔料塗料(商品名 ニッカライト N−3601)100重量部、日本カーバイド工業株式会社製イソシアネート系硬化剤(商品名 ニッカライト N−3631)8重量部を混合攪拌して、固形分約50重量%の白色塗料1を得た。
得られた白色塗料1を180メッシュのスクリーンを用いて、日本カーバイド工業株式会社製封入型再帰反射シート(商品名 ニッカライト EG 8112)上にスクリーン印刷し、情報表示領域を含む再帰反射シートを得た。
比較例3
日本カーバイド工業(株)製白色着色顔料塗料(商品名 ニッカライト N−3601)100重量部、日本カーバイド工業(株)製赤色着色顔料塗料(商品名 ニッカライト N−3625)7.4重量部、日本カーバイド工業株式会社製イソシアネート系硬化剤(商品名 ニッカライト N−3631)8重量部を混合攪拌して、固形分約49重量%の赤色塗料2を得た。
得られた赤色塗料2を180メッシュのスクリーンを用いて、日本カーバイド工業株式会社製封入型再帰反射シート(商品名 ニッカライト EG 8112)上にスクリーン印刷し、情報表示領域を含む再帰反射シートを得た。
比較例4
比較例2において、白色顔料塗料の代わりに日本カーバイド工業(株)製赤色着色顔料塗料(商品名 ニッカライト N−3625)100重量部を用いた他は比較例2と同様にして情報領域を含む再帰反射シートを得た。
比較例5
比較例2において、白色顔料塗料の代わりに日本カーバイド工業(株)製青色着色顔料塗料(商品名 ニッカライト N−3616)100重量部を用いた他は比較例2と同様にして情報領域を含む再帰反射シートを得た。
比較例6
比較例2において、白色顔料塗料の代わりに日本カーバイド工業(株)製緑色着色顔料塗料(商品名 ニッカライト N−3608)100重量部を用いた他は比較例2と同様にして情報領域を含む再帰反射シートを得た。
比較例7
市販されている日本カーバイド工業株式会社製封入型蛍光再帰反射シート(商品名 ニッカライト MPG F4394)を評価した。
比較例8
市販されている日本カーバイド工業株式会社製封入型蛍光再帰反射シート(商品名 ニッカライト SEG 15947)を評価した。
比較例9
市販されている日本カーバイド工業株式会社製プリズム型蛍光再帰反射シート(商品名 ニッカライト CRG 92844)を評価した。
比較例10
市販されている日本カーバイド工業株式会社製プリズム型蛍光再帰反射シート(商品名 ニッカライト CRG 92847)を評価した。
比較例11
日本カーバイド工業(株)製白色着色顔料塗料(商品名 ニッカライト N−3601)1重量部、日本カーバイド工業(株)製アクリル系樹脂溶液(商品名 ニッカライト N−3612)100重量部、日本カーバイド工業株式会社製イソシアネート系硬化剤(商品名 ニッカライト N−3631)8重量部を混合攪拌して、固形分約37重量%の白色塗料2を得た。
次に、白色塗料2を180メッシュのスクリーンを用いて、日本カーバイド工業株式会社製封入型黄色再帰反射シート(商品名 ニッカライト EG 8104)上にスクリーン印刷し、情報表示領域を含む再帰反射シートを得た。
比較例12
日本カーバイド工業(株)製黄色着色顔料塗料(商品名 ニッカライト AR−2019)75重量部、日本カーバイド工業(株)製緑色着色顔料塗料(商品名 ニッカライト AR−2001)25重量部、日本カーバイド工業(株)製白色着色顔料塗料(商品名 ニッカライト N−3601)10重量部、日本カーバイド工業株式会社製イソシアネート系硬化剤(商品名 ニッカライト N−3631)8重量部を混合攪拌して、固形分約37重量%の黄色塗料1を得た。
次に、黄色塗料1を180メッシュのスクリーンを用いて、日本カーバイド工業株式会社製封入型再帰反射シート(商品名 ニッカライト MPG F4312)上にスクリーン印刷し、黄色再帰反射シートを得た。
次に日本カーバイド工業株式会社製封入型蛍光再帰反射シート(商品名 ニッカライト MPG F4394)の離形紙を剥がし、黄色再帰反射シート上にラミネートして、情報領域を含む再帰反射シートを得た。
比較例13
日本カーバイド工業(株)製黄赤色着色顔料塗料(商品名 ニッカライト N−3607)100重量部、日本カーバイド工業(株)製白色着色顔料塗料(商品名 ニッカライト N−3601)4重量部、日本カーバイド工業(株)製イソシアネート系硬化剤(商品名 ニッカライト N−3631)8重量部を混合攪拌して、固形分約37重量%の黄赤色塗料1を得た。
次に、黄赤色塗料1を180メッシュのスクリーンを用いて、日本カーバイド工業株式会社製封入型再帰反射シート(商品名 ニッカライト SEG 18012)上にスクリーン印刷し、黄赤色再帰反射シートを得た。
次に日本カーバイド工業株式会社製封入型蛍光再帰反射シート(商品名 ニッカライト SEG 15947)の離形紙を剥がし、黄赤色再帰反射シート上にラミネートして、情報領域を含む再帰反射シートを得た。
実施例1〜6及び比較例1〜10の再帰反射シートを試験サンプルとして用い、D65光源を用いた測色と付加紫外光を含んだD65光源を用いた色度値を測定した。
結果を表1に示す。
また、実施例1〜6及び比較例1〜10の再帰反射シートを試験サンプルとして用い、D65光源と付加紫外光を含んだD65光源を交互にあてた時の色目の変化と光源の変化による視認性の変化を目視にて評価した。
結果を表2に示す。
実施例7〜10の再帰反射シートを試験サンプルとして用い、D65光源を用いて紫外線励起発色情報表示領域と紫外線励起発色領域以外の情報表示領域、非情報表示領域の測色と色度差を測定した。
結果を表3に示す。
実施例7〜10、比較例11〜13の再帰反射シートを試験サンプルとして用い、D65光源を用いて紫外線励起発色以外の情報表示領域と非情報表示領域の測色を行った。
結果を表4に示す。
また、実施例7〜10、比較例11〜13の再帰反射シートを試験サンプルとして用い、D65光源と付加紫外光を含んだD65光源を交互にあてた時の光源の変化による視認性の変化を目視にて評価した。
結果を表5に示す。
カプセル型三角錐キューブコーナー再帰反射シートの断面図である。 蒸着型三角錐型キューブコーナー再帰反射シートの断面図である。 カプセルレンズ型再帰反射シートの断面図である。 封入レンズ型再帰反射シートの断面図である。
符号の説明
1 表面保護層
2 印刷層
3 保持体層
4 再帰反射素子層
5 保持体層+再帰反射素子層一体
6 空気層
7 結合剤層
8 支持体層
9 接着剤層
10 剥離基材層
11 鏡面反射層
21 表面保護層
22 印刷層
23 再帰反射素子
24 結合剤層
25 結合部
26 支持体層
27 鏡面反射層
28 空気層
31 表面保護層
32 印刷層
33 透明微小球
34 ビーズ結合層
35 焦点調節層
36 鏡面反射層
40 光の入射方向

Claims (10)

  1. 情報表示領域を含む再帰反射シートにおいて、該情報表示領域が紫外線により励起して発色する着色剤組成物から形成される紫外線励起発色層を含み、紫外線励起発色領域をD65光源を用いてL表色系で測定した表色値(L 、a 、b )と、該紫外線励起発色領域をD65光源及び付加紫外光を用いて測定した表色値(L 、a 、b )とした時に下記式(1)で表される色相差指数△Sが14以上であることを特徴とする再帰反射シート。
    △S=((a −a +(b −b 1/2・・・・(1)
  2. 該再帰反射シートの情報表示がされていない領域(以下、非情報表示領域という)をD65光源を用いて測定した表色値(L 、a 、b )とした時に下記式(2)で表される色差△E 、または、紫外線励起発色領域以外の情報表示領域をD65光源を用いて測定した表色値(L 、a 、b )とした時に下記式(3)で表される色差△E が5以下であることを特徴とする請求項1記載の再帰反射シート。
    △E =((L −L +(a −a +(b −b 1/2・・・・(2)
    △E =((L −L +(a −a +(b −b 1/2・・・・(3)
  3. 該△E および/または△E が2以下であることを特徴とする請求項2記載の再帰反射シート。
  4. 該再帰反射シートがオープンレンズ型再帰反射シート、封入レンズ型再帰反射シート、カプセルレンズ型再帰反射シート、キューブコーナー型再帰反射シートのいずれかであることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の再帰反射シート。
  5. 該情報表示領域が再帰反射性を有することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の再帰反射シート。
  6. 該紫外線により励起して発色する着色剤組成物が、中心波長が352nmのブラックライトを当てた時に効果的に発色が得られるものであり、中心波長が368nmのブラックライトを当てた時には効果的な発色が得られないものであることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の再帰反射シート。
  7. 該再帰反射シートの該紫外線励起発色層及び/又は該紫外線励起発色層の光入射側に、紫外線吸収性を有する紫外線吸収層を有し、該紫外線吸収層が波長360nmにおける紫外線吸収率が75%以下であることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の再帰反射シート。
  8. 該情報表示領域が2色以上で形成されていることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の再帰反射シート。
  9. 該情報表示領域の色相・明度・彩度が階調的に異なること(グラデーション)を特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の再帰反射シート。
  10. 請求項1〜9のいずれかに記載の反射シートをアルミニウムや鋼板に積層するか、又は透明な樹脂板に接着剤層を介して再帰反射シートの光入射側を積層したナンバープレート。
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