JP2003140595A - 画像表示方法及びその装置 - Google Patents

画像表示方法及びその装置

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JP2003140595A
JP2003140595A JP2001337900A JP2001337900A JP2003140595A JP 2003140595 A JP2003140595 A JP 2003140595A JP 2001337900 A JP2001337900 A JP 2001337900A JP 2001337900 A JP2001337900 A JP 2001337900A JP 2003140595 A JP2003140595 A JP 2003140595A
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lens
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JP2001337900A
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English (en)
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Kazunobu Shima
和伸 志摩
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Noritsu Koki Co Ltd
Original Assignee
Noritsu Koki Co Ltd
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  • Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)
  • Control Of Indicators Other Than Cathode Ray Tubes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 表示器の表示面から異なる角度方向に対して
異なる画像を映すようにして、異なる角度位置から個別
の画像を同時に見ることを可能にした。 【解決手段】 レンチキュラーレンズ22が貼付された
表示器の表示面に第1の画像Aと第2の画像Bとをそれ
ぞれレンズピッチの1/2寸法ずつレンズピッチと位置
を合わせて交互に表示する。このため、表示面からの角
度方向に応じて第1の画像Aあるいは第2の画像Bが映
される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、写真店のカウンタ
等に設置される写真受付機の表示器やカーナビゲーショ
ンシステムの表示器、その他の表示器に画像表示を行う
画像表示方法及びその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、写真店には、顧客が持参した記録
媒体からディジタル写真を読み出して表示器に表示し、
表示された画像の中から所望する画像の写真焼き付けを
注文する写真受付機が配置されている。この種の写真受
付機は、例えばポストカードなどの特殊プリントを注文
する場合、表示器に仕上がり状態をイメージ的に表示
し、表示された画像を見ながら所望する画像を必要枚数
だけ注文することができるものである。ところで、店舗
によっては、顧客毎の情報をデータベース化し、この顧
客情報を表示器に表示することで顧客からの注文依頼に
対する応対乃至は受付業務をスムーズに進めることの支
援に供している。
【0003】また、カーナビゲーションシステムは表示
器に地図情報の他、テレビ放送画像を受信して表示可能
にしたものが知られており、停車中にテレビ放送を見る
ことができるように利便性を図っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、写真店の所
有する顧客情報の中には、店員にとっては有用であって
も顧客にそのまま提示することが好ましくない情報や、
表示中の写真画像に対して却って煩雑化し、顧客の注文
に対する判断をいたずらに混乱させる虞のある情報も含
まれる可能性があることから、このような好ましくない
情報は仕上がり画像のイメージを参照させる表示画面内
には含めないようにしたものもあるが、この場合には、
店員にとって応対乃至は注文受付業務が必ずしもスムー
ズに行えないという問題がある。この場合、表示器を店
員用と顧客用の2台設け、店員用の表示器には受付作業
をスムーズに行うために必要な情報も含めて表示する一
方、顧客用の表示器には仕上がりイメージなど顧客が注
文し易いようにした画像を表示することも考えられる
が、表示器が2台必要となってコスト高を招来すると共
に、余分な設置スペースを確保しなければならないとい
う問題があった。
【0005】また、カーナビゲーションシステムにおい
ては、車両走行に対する危険防止の点から走行中はテレ
ビの放送画像の表示を強制的に禁止する手段が講じられ
ているが、助手席や後部座席の搭乗者も同様にテレビ放
送が見られないといった不便さがあった。
【0006】本発明はかかる課題を解決するためになさ
れたものであり、表示器の表示面から異なる角度方向に
対して異なる画像を映すようにして、異なる角度位置か
ら個別の画像を同時に見ることを可能にした画像表示方
法及びその装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
表示器の表示面上に所定のレンズピッチを有するレンチ
キュラーレンズを貼付し、この表示器に異なる第1、第
2の画像を出力して画面上に表示する画像表示装置であ
って、1画面分の画像を出力可能に記憶するバッファ
と、第1の画像をレンズピッチの1/2寸法置きで表示
器に表示するべく前記バッファに取り込む処理と、第2
の画像をレンズピッチの1/2寸法置きであって前記第
1の画像の表示と交互の関係になるように表示器に表示
するべく前記バッファに取り込む処理を交互に実行する
画像取込手段とを備えたことを特徴とする画像表示装置
である。
【0008】請求項4記載の発明は、表面にレンチキュ
ラーレンズが貼付された表示器に異なる画像を画面上に
表示する画像表示方法であって、第1の画像と第2の画
像とを作成する第1のステップと、前記第1の画像をレ
ンズピッチの1/2寸法置きで表示器に表示する第2の
ステップと、前記第2の画像をレンズピッチの1/2寸
法置きであって、前記第1の画像に続いて表示する第3
のステップとを備え、前記第2のステップと前記第3の
ステップとを繰り返し行うことを特徴とする画像表示方
法である。
【0009】これらの発明によれば、レンチキュラーレ
ンズが貼付された表示器上に第1の画像と第2の画像と
がレンズピッチの1/2寸法おきに交互に表示(描画)さ
れる。レンチキュラーレンズの各レンズ表面の光の屈折
作用により表示器の表示面からの角度方向に応じて第1
または第2の画像が映される。このため、表示器を見る
角度位置に応じていずれか一方の画像が見ることが可能
となる。
【0010】請求項2記載の発明は、表示器の表示面上
に所定のレンズピッチを有するレンチキュラーレンズを
貼付し、この表示器に同一あるいは異なる種類からなる
第1〜第Nの画像を出力して画面上に表示する画像表示
装置であって、1画面分の画像を出力可能に記憶するバ
ッファと、前記第1〜第Nの画像のそれぞれをレンズピ
ッチの1/N寸法置きで表示器に表示するべく前記バッ
ファに取り込む処理を繰り返し行う画像取込手段とを備
えたことを特徴とする画像表示装置である。
【0011】請求項5記載の発明は、表面にレンチキュ
ラーレンズが貼付された表示器に異なる画像を画面上に
表示する画像表示方法であって、第1〜第Nの画像を作
成する第1のステップと、前記第1〜第Nの画像のそれ
ぞれをレンズピッチの1/Nの寸法置きで表示器に表示
する第2のステップと、前記第2のステップを繰り返し
行う第3のステップとを備えたことを特徴とする画像表
示方法である。
【0012】これらの発明によれば、同一あるいは複数
種類からなる第1〜第Nの画像レンズピッチの1/N寸
法置きに第1〜第Nの画像がレンチキュラーレンズの1
ピッチと位置を合わせて繰り返し表示される。レンチキ
ュラーレンズのレンズ表面の光の屈折作用により表示器
の表示面からの角度方向に対して第1〜第Nの画像のう
ちいずれか1の画像が映される。このため、表示器を見
る角度位置に応じてN種類の画像のうちいずれか1の画
像を見ることが可能となる。
【0013】請求項3記載の発明は、請求項1又は2記
載の画像表示装置において、レンチキュラーレンズのピ
ッチ方向が表示画像の左右方向と平行であることを特徴
とする。この発明によれば、レンズピッチ方向が表示画
像の左右方向と平行となるようにレンチキュラーレンズ
を貼付したため、表示器の表示面の左側からの角度方向
と右側からの角度方向のそれぞれに対して異なる画像が
映される。
【0014】
【発明の実施の形態】図1は、本発明に係る画像表示装
置が適用される写真受付機の一例を示す外観構成図で、
(a)は正面図、(b)は側面図である。図1におい
て、本写真受付機は、表示面が斜め上方に向けてある液
晶ディスプレイ(LCD)などの表示器2と、CD−
R、MO、Zip、メモリカード、コンパクトフラッシ
ュ(登録商標)等の各種の記録媒体11から画像データ
を読み取る再生装置3A、3B、3C、3Dで構成され
る画像データ読出部3と、表示器2のモニタ画面上に表
示されたカーソルを移動させたり、各種の入力操作を行
うためのマウスや操作キーなどで構成される操作部4
と、顧客に対して領収書や引換証などを発行するための
印字装置などから構成される印字部5とから構成されて
いる。なお、本写真受付機には表示器2に所望する画像
を表示するための駆動部(CRTでは走査制御部)等が
内蔵されている。
【0015】図2は、表示器2の表示面2a部分の拡大
横断図で、表示面2aの構造と表示される画像との関係
及び左右2人の観測者EaとEbへ投影される画像との
関係が示されている。図2において、レンチキュラーレ
ンズ22は長尺の各レンズ221が縦方向(ピッチ方向
が横(水平)方向)となるように向けて表示器2の表示
面2aに貼付されている。レンチキュラーレンズ22を
構成するレンズ221は所定の幅寸法例えば0.5mm、
すなわち本実施形態では所定のレンズピッチとして0.
5mmに設定されている。レンチキュラーレンズ22の
ピッチと表示器2の表示面2aに表示される画像とは関
連している。
【0016】図2に示すように、表示面2aには2種類
の画像である第1の画像A及び第2の画像Bがそれぞれ
0.25mm(=0.5mm/2)の幅分を有して交互に、
かつ後述するようにレンズ22と位置合わせされて表示
される。本実施形態に使用される表示器2の表示面サイ
ズの場合、0.25mmに対応する画素数は6個である。
同一種類の画像を表示するための画素数は、レンズピッ
チ、表示面のサイズ及びピクセル寸法に対応して設定可
能である。
【0017】第1の画像Aが表示される領域である各レ
ンズ221の左半部からの光束はレンズ境界面で屈折さ
れ、La方向に位置する観測者Eaに届き、観測者Ea
は各レンズの左半部に表示された画像すなわち第1の画
像Aを見る。また、第2の画像Bが表示される領域であ
る各レンズ221の右半部からの光束はレンズ境界面で
屈折され、Lb方向に位置する観測者Ebに届き、観測
者Ebは各レンズ221の右半部に表示された画像すな
わち第2の画像Bを見る。観測者Eaは店員であり、観
測者Ebは顧客である。
【0018】図3は、本写真受付機の画像表示装置部分
の一実施形態であるブロック構成図を示している。この
画像表示装置は、装置全体の動作を統括的に制御する制
御部10と、第1の画像Aの画像データを画素単位で記
憶する第1の画像メモリ20と、第2の画像Bの画像デ
ータを画素単位で記憶する第2の画像メモリ30と、第
1の画像A及び第2の画像Bから1画面に合成された合
成画像Pを記憶するバッファメモリ50と、第1の画像
メモリ20と第2の画像メモリ30とを選択的に切り替
えてバッファメモリ50に接続するスイッチ40とを備
え、バッファメモリ50から合成画像Pを表示器2に周
期的に読み出す制御部10内の図略の読出回路、及び読
み出した画像を水平垂直方向に走査表示する図略の駆動
部を備える。第1の画像メモリ20、第2の画像メモリ
30はバッファメモリ50のアドレス数で1/2であ
る。
【0019】第1の画像Aの画像データは、制御部10
からの水平走査に同期した読み出しアドレス信号に従っ
て第1の画像メモリ20から1画素ずつ(本実施形態で
は6アドレス分ずつ)読み出され、スイッチ40を介し
てバッファメモリ50に出力され、対応するアドレスに
書き込まれる。第2の画像Bの画像データは、制御部1
0からの水平走査に同期した読み出しアドレス信号に従
って第2の画像メモリ30から1画素ずつ読み出され、
スイッチ40を介してバッファメモリ50に出力され、
対応するアドレス(第1の画像Aに隣接した6アドレス
分)に書き込まれる。なお、動作の詳細は後述する。
【0020】店員用の第1の画像Aとしては、例えば店
員が本写真受付機を操作する場合に初期画面からポスト
カードなどの仕上がり画像を表示した画面に至るまでの
各種画像、また仕上がり画像に対する注文受付のための
指定ボタン等の付加画像、現在の現像処理待ち人数であ
るバックオーダ情報を示す画像、さらには各顧客に関連
する処遇情報に関する画像などが含まれる。顧客用の第
2の画像Bとしては、例えばポストカードなどの仕上が
り画像のみを表示したような画像が含まれる。
【0021】応対中に表示する顧客情報としては、例え
ば属性情報としての住所、氏名、年齢などの情報、現像
された写真の引き取りが遅れ気味等の情報、客毎の割り
引き情報(例えば、客がある会社に勤務しており、その
会社と写真店側との契約により、その会社に勤務してい
る社員に対して、写真店は、写真現像代を通常の価格か
ら割引きする場合がある。)などが含まれている。この
ような顧客情報のうちには顧客本人への提示が必ずしも
好ましいとはいえず、また、応対中の顧客の後方に位置
する待ち状態の他の顧客に見られるおそれがあることか
ら、顧客情報を第1の画像Aとして店員側で見ることが
できるようにし、顧客側には、提示が好ましくない顧客
情報が表示されない第2の画像Bを表示するようにして
いる。
【0022】制御部10は、CPU、本画像表示装置を
稼動させるための所定のプログラムを記憶したROM、
データを一次的に記憶するRAMから構成されると共
に、機能的には、第1の画像メモリ20及び第2の画像
メモリ30からの画素データの読み出しに同期してカウ
ント値Xを1ずつインクリメント(カウントアップ)す
るカウンタ101と、スイッチ40の切替を制御するた
めの状態変数a、bを記憶する状態変数記憶部103
と、状態変数aとbとの排他的論理和を求めるXOR処
理部102と、レンチキュラーレンズ22の1ピッチ当
たりに表示される第1の画像A及び第2の画像Bの画素
数である単位ドット数hを記憶する単位ドット数記憶部
104と、カウント値Xと単位ドット数hとの比較を行
う比較部105と、第1の画像メモリ20、第2の画像
メモリ30に取り込む画像を設定する画像設定部106
とからなる。
【0023】カウンタ101は、カウント値Xを6まで
インクリメントし、X=6の後、値0にリセットされる
ものである。XOR処理部102は、2種類の状態変数
a、bの排他的論理和から求めた状態変数aを次の画素
のためのスイッチ40切替動作用として用いるためのも
のである。すなわち、状態変数記憶部103は、状態変
数a、bの値を記憶しており、XOR処理部102によ
り求められた新たな状態変数aを更新的に記憶すると共
に、比較部105において求められた状態変数bの値を
更新的に記憶する。なお、状態変数a、bは、0、1で
ある。
【0024】単位ドット数記憶部104の記憶する単位
ドット数hは、本実施形態では、前述したとおり、値6
に設定されている。比較部105は、カウント値Xと単
位ドット数hとの大きさを比較し、カウント値Xが単位
ドット数hより小さい(X<h)の場合、状態変数bの
値をb=0と設定し、カウント値Xが単位ドット数hと
等しい(X=h(=6))の場合、状態変数bの値をb=
0に設定する。
【0025】バッファメモリ50は、第1の画像A及び
第2の画像Bの合成画像Pを記憶するもので、そのアド
レスと表示器2の表示面2aのピクセル位置とが対応す
るように駆動部に読み出し及び走査処理が行われる。
【0026】スイッチ40は、状態変数aの値がa=0
の場合、第1の画像メモリ20とバッファメモリ50と
を接続し、状態変数aがa=1の場合、第2の画像メモ
リ30とバッファメモリ50とを接続する。
【0027】次に、図3を参照しながら、合成画像Pが
作成される手順について説明する。画像設定部106に
より、第1の画像A及び第2の画像Bがそれぞれ1枚の
画像データとして第1の画像メモリ20及び第2の画像
メモリ30に取り込まれているものとする。
【0028】先ず、状態変数a=0であるため、スイッ
チ40により第1の画像メモリ20とバッファメモリ5
0とが接続され、第1の画像メモリ20に記憶されてい
る第1の画像Aの1画素目の画素データがバッファメモ
リ50に出力され、列方向のアドレス1に格納される
と、同時にカウンタ101のカウント値Xが1だけカウ
ントアップされて、値2になる。同様にして、第1の画
像メモリ20の第1の画像Aからの2画素目の画素デー
タがバッファメモリ50に出力され、列方向のアドレス
2に格納され、これに同期してカウンタ101の値Xが
カウントアップされ、このようにして、6画素目までの
画素データが出力され、バッファメモリ50の列方向ア
ドレス1〜6に格納される。
【0029】6画素目の画素データが出力されると、比
較部105によりカウント値X=hと判断され、状態変
数bの値がb=1と設定されるとともにカウント値Xが
値1にリセットされる。さらに、XOR処理部102は
状態変数a、bの排他的論理和を演算する。このとき、
状態変数a=0、b=1であるため、状態変数aの値が
a=1に設定される。
【0030】状態変数a=1になると、スイッチ40は
第2の画像メモリ30をバッファメモリ50に接続す
る。このため、第2の画像Bの1画素目の画素データが
バッファメモリ50に出力され、列方向のアドレス7に
格納される。すなわち、第1の画像Aが格納されたアド
レス1〜6に続いて格納される。これは、例えばバッフ
ァメモリ50のアドレス生成部として加算式のカウンタ
を採用し、画素データ入力毎にカウンタ動作を実行し、
その出力をアドレスとするものとしてもよい。第2の画
像メモリ30から6画素目の画素データがバッファメモ
リ50に出力されるまで、その都度、カウンタ101に
よりカウント値Xがカウントアップされる。そして、第
2の画像Bの画像データが6画素目まで順次出力され、
カウント値XがX=h(=6)になると、状態変数bの値
がb=1に設定され、かつXOR処理部102により、
状態変数a(=1)及びb(=1)の排他的論理和が演算さ
れ、状態変数aの値がa=0に設定される。a=0に設
定されると、スイッチ40により、再び、第1の画像メ
モリ20がバッファメモリ50に接続され、第1の画像
Aの7画素目の画素データが出力され、前述と同様にし
て6画素分、すなわち12画素目までの画素データがバ
ッファメモリ50に出力され、そのアドレス13〜18
に格納される。
【0031】このようにして、第1の画像メモリ20及
び第2の画像メモリ30からバッファメモリ50へ、6
画素分ずつ交互に画像データが出力され、バッファメモ
リ50にその合成画像Pが形成される。図略の駆動部
は、バッファメモリ50に記憶されている合成画像Pが
走査方向に従って読み出され、表示器2の表示面2aの
左上のピクセルから走査され、合成画像Pが表示され
る。
【0032】図4は、表示器2への第1の画像A及び第
2の画像Bの表示状態を説明するための図であり、各マ
スは1画素を示している。また、図4中、太線は第1の
画像A及び第2の画像Bが表示される領域の境界線を示
している。第1の画像A及び第2の画像Bは列方向(水
平走査方向)に6画素分単位で交互に表示される。すな
わち、Aで示す1〜6列目、13〜18列目、…の領域
には第1の画像Aが表示され、Bで示す7〜12列目、
19〜24列目、…の領域には第2の画像Bが表示され
る。第1の画像Aが表示される領域と第2の画像Bが表
示される領域とを合わせた領域毎にレンチキュラーレン
ズ22の1ピッチが対応するようにレンチキュラーレン
ズ22を貼付しているので、図4において左方向からの
視線に対しては第2の画像Bが表示され、右方向からの
視線に対しては、第1の画像Aが表示されることとな
る。
【0033】このように本実施形態によれば、表示器2
の表面にレンチキュラーレンズ22を貼付し、第1の画
像A及び第2の画像Bをレンチキュラーレンズ22の1
ピッチに所定画素数分、例えば6画素ずつ表示するた
め、店員Eaに第1の画像Aのみが多少の精細度の低下
を招きながらも表示され、顧客Ebに第2の画像Bのみ
が同様にして表示される。
【0034】(他の実施形態)次に、本発明に係る画像表
示装置をカーナビゲーションシステムの表示器に適用し
た場合について説明する。
【0035】図5は、カーナビゲーションシステムの表
示器2の表示面2a部分の拡大横断面図で、表示面2a
の構造と表示される画像との関係及び、左、中央、右3
人の観測者Ea、Eb、及びEcへ投影される画像との
関係が示されている。図5は、図2と同様、レンチキュ
ラーレンズ22は長尺のレンズ221が縦方向にとなる
ように向けて表示器2の表示面2aに貼付されている。
図5に示すように、表示面2aには3種類の画像である
第1の画像A、第2の画像B及び第3の画像Cがそれぞ
れレンズ221の幅寸法を3等分した寸法で、かつ、レ
ンズ221と位置合わせされて繰り返し表示されてい
る。
【0036】第1の画像Aが表示される領域である各レ
ンズ221の左1/3部分からの光束はレンズ境界面で
屈折され、La方向に位置する観測者Eaに届き、観測
者Eaは各レンズ221の左1/3の部分に表示された
画像、すなわち第1の画像Aを見る。また、第2の画像
Bが表示される領域である各レンズ221の中央の1/
3の部分からの光束はレンズ境界面で屈折され、Lb方
向に位置する観測者Ebに届き、観測者Ebは各レンズ
221の中央1/3の部分に表示された画像、すなわ
ち、第2の画像Bを見る。また、第3の画像Cが表示さ
れる領域である各レンズ221の右1/3部分からの光
束はレンズ境界面で屈折され、Lc方向に位置する観測
者Ecに届き、観測者Ecは各レンズ221の右1/3
の部分に表示された画像、すなわち、第3の画像Cを見
る。ここで、観測者Eaは運転手であり、観測者Ebは
後部座席204の搭乗者であり、観測者Ecは助手席2
03の搭乗者である。
【0037】走行中には、運転席からは地図画像が見
え、助手席、後部座席は第1、2画像として設定された
画像、すなわちテレビ画像か地図画像を見ることができ
る。一方、停車時は、走行中と同様でもよいし、全てを
テレビ画像となるように選択スイッチを設け、地図画像
を記憶する画像メモリからと、テレビ放映側からの信号
経路の切替を行うことで対処可能となる。
【0038】図6は、本画像表示装置が適用されたカー
ナビゲーションシステムを搭載した自動車の室内を上面
から見た図である。この自動車の室内には、室内前側に
設けられた運転ボックス201の中間地点に表示器2が
立設されており、表示器2は、表示された画像が、運転
席202、助手席203、及び後部座席204から目視
できる位置に取り付けられている。
【0039】このように、走行中でも助手席及び後部座
席からテレビ画像を見ることができるので搭乗者のテレ
ビ鑑賞という要望に応えることができる。
【0040】なお、この実施形態を実現するためには、
図3のブロック構成図において、第3の画像Cを記憶す
るためのメモリを別に用意し、制御部10が第1〜第3
の画像の画像データを6画素ずつバッファメモリ50に
順番に出力されるようにスイッチ40の切替動作を行わ
せればよい。また、画像設定部106は、本カーナビゲ
ーションシステムに装備された図略のテレビ受信部から
のテレビ画像を第1の画像メモリ20に記憶させている
が、画像設定部106は、受信したテレビ画像を合成画
像Pとするために、テレビ画像の1〜6列目、19〜2
4列目、37〜42列目、…のみを取り出して第1の画
像Aとして第1の画像メモリ20に記憶させる。すなわ
ち、画像設定部106は、テレビ画像を7〜18列目、
25〜36列目、…の画像データを間引いて第1の画像
Aとして第1の画像メモリ20に記憶させる。なお、画
像設定部106は、第1の画像Aを作成するにあたっ
て、テレビ画像の水平方向に隣接する3画素の各階調を
平均化して、1の画素の階調を求めることにより水平方
向の幅寸法が1/3に縮小された第1の画像Aを作成し
てもよい。この場合、第1の画像Aを作成するにあたり
テレビ画像を一旦メモリに記憶すればよい。
【0041】なお、本実施形態は以下の態様を採ること
ができる。
【0042】(1)上述した2つの実施形態においては、
表示器2にレンチキュラーレンズ22を構成するレンズ
221の長尺方向が縦方向(ピッチ方向が横(水平)方向)
となるようにレンチキュラーレンズ22を貼付したが、
本発明はこれに限定されず、レンチキュラーレンズを構
成するレンズ221の長尺方向が横方向(ピッチ方向が
縦(垂直)方向)となるようにレンチキュラーレンズ22
を貼付してもよい。この場合、第1の画像Aを1/2レ
ンズピッチ寸法に対応する行数で、第2の画像Bを1/
2レンズピッチ寸法に対応する行数で交互に、かつ、レ
ンズピッチと位置を合わせて表示すればよい。また、3
種類の画像を取り扱う場合は、第1の画像Aを1/3レ
ンズピッチ寸法に対応する行数で、第2の画像Bを1/
3レンズピッチ寸法に対応する行数で、第3の画像を1
/3レンズピッチ寸法に対応する行数で繰り返し表示す
ればよい。この場合、制御部10は、バッファメモリ5
0から表示器2に画像データを出力する際に、1行分の
画像データが出力された際に発される水平同期信号をカ
ウントすることにより、同一種類の画像が出力された行
数をカウントしてスイッチ40の接続状態を切り替えれ
ばよい。
【0043】(2)上述した2つの実施形態では、本発明
に係る画像表示装置を写真受付装置及びカーナビゲーシ
ョンシステムに適用したものを示したが、本発明はこれ
に限定されない。
【0044】(3)上述した2つの実施形態においては、
画像の種類毎に別個にメモリを用意したが、これに限定
されず、1個のメモリに全種類の画像を記憶させてもよ
い。この場合、画像の種類数に応じてアドレス領域を分
割し、分割したアドレス領域に各画像を記憶させればよ
い。
【0045】(4)上記第1〜第3の画像は静的な画像で
も、一般的な動画像でもよいことはいうまでもない。動
画像の場合、各画像メモリには必要に応じて、あるいは
周期的に画像が更新書き込みされているものである。
【0046】(5)上記写真受付機の実施形態において、
店員用の画像及び客用の画像は上述した画像に限定され
ず他の画像を含んでもよい。すなわち、写真店側の事情
に応じて、店員用及び客用の画像のそれぞれを自由に設
定すればよい。
【0047】(6)上記カーナビゲーションシステムの実
施形態において、第1の画像A、第2の画像B、及び第
3の画像Cは上述した画像に限定されず、他の画像を含
むものであってもよい。
【0048】(7)上記実施形態は2種類あるいは3種類
の画像を取り扱うものであるが、4種類以上の画像を取
り扱うものであってもよい。
【0049】
【発明の効果】請求項1又は4記載の発明によれば、表
示器を表示器の表示面から異なる角度方向に対して第1
又は第2の画像を映すことができ、このため、表示器を
見る角度位置に応じて2種類の画像のうちいずれか一方
の画像をみることができる。
【0050】請求項2又は5記載の発明によれば、表示
器の表示面から異なる角度方向に対して第1〜第Nの画
像のうちいずれか1の画像を映すことができ、したがっ
て、表示器を見る角度位置に応じてN種類の画像のうち
いずれか1の画像を見ることができる。
【0051】請求項3記載の発明によれば、表示画像の
左方向からの視線と右方向からの視線に対して、それぞ
れ異なる画像を映すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 写真受付機の外観構成を示す図で、(a)は正
面図であり、(b)は側面図である。
【図2】 表示器の水平方向の断面を拡大して示した概
念図である。
【図3】 写真受付装置のブロック構成図である。
【図4】 表示器への第1の画像及び第2の画像の表示
状態を状態を説明するための図である。
【図5】 カーナビゲーションシステムの表示器の水平
方向の断面図である。
【図6】 本画像表示装置が適用されたカーナビゲーシ
ョンシステムを搭載した自動車の室内を上側から見た図
である。
【符号の説明】
2 表示器 3 画像データ読み出し部 4 操作部 5 印字部 10 制御部 101 カウンタ 102 XOR処理部 103 状態変数記憶部 104 単位列数記憶部 105 比較部 106 画像設定部 20 第1の画像メモリ 30 第2の画像メモリ 40 スイッチ 50 バッファメモリ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G09F 9/40 301 G09F 9/40 301

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表示器の表示面上に所定のレンズピッチ
    を有するレンチキュラーレンズを貼付し、この表示器に
    異なる第1、第2の画像を出力して画面上に表示する画
    像表示装置であって、1画面分の画像を出力可能に記憶
    するバッファと、第1の画像をレンズピッチの1/2寸
    法置きで表示器に表示するべく前記バッファに取り込む
    処理と、第2の画像をレンズピッチの1/2寸法置きで
    あって前記第1の画像の表示と交互の関係になるように
    表示器に表示するべく前記バッファに取り込む処理を交
    互に実行する画像取込手段とを備えたことを特徴とする
    画像表示装置。
  2. 【請求項2】 表示器の表示面上に所定のレンズピッチ
    を有するレンチキュラーレンズを貼付し、この表示器に
    同一あるいは異なる種類からなる第1〜第Nの画像を出
    力して画面上に表示する画像表示装置であって、1画面
    分の画像を出力可能に記憶するバッファと、前記第1〜
    第Nの画像のそれぞれをレンズピッチの1/N寸法置き
    で表示器に表示するべく前記バッファに取り込む処理を
    繰り返し行う画像取込手段とを備えたことを特徴とする
    画像表示装置。
  3. 【請求項3】 レンチキュラーレンズのピッチ方向が表
    示画像の左右方向と平行であることを特徴とする請求項
    1又は2記載の画像表示装置。
  4. 【請求項4】 表面にレンチキュラーレンズが貼付され
    た表示器に異なる画像を画面上に表示する画像表示方法
    であって、第1の画像と第2の画像とを作成する第1の
    ステップと、前記第1の画像をレンズピッチの1/2寸
    法置きで表示器に表示する第2のステップと、前記第2
    の画像をレンズピッチの1/2寸法置きであって、前記
    第1の画像に続いて表示する第3のステップとを備え、
    前記第2のステップと前記第3のステップとを繰り返し
    行うことを特徴とする画像表示方法。
  5. 【請求項5】 表面にレンチキュラーレンズが貼付され
    た表示器に異なる画像を画面上に表示する画像表示方法
    であって、第1〜第Nの画像を作成する第1のステップ
    と、前記第1〜第Nの画像のそれぞれをレンズピッチの
    1/Nの寸法置きで表示器に表示する第2のステップ
    と、前記第2のステップを繰り返し行う第3のステップ
    とを備えたことを特徴とする画像表示方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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