JPWO2007046157A1 - 反射材 - Google Patents

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Abstract

全体として薄型であって軽量で、柔軟性に富み、容易に様々な対象物に貼付可能な反射材を提供する。結合樹脂層(1)と、その上に積層される光反射膜(2)とから構成されている光反射層(3)の光反射膜(2)上に着色パターン部分(5)が形成され、前記光反射膜(2)上の、前記着色パターン部分(5)以外に多数個の透明微小球(6)が配設されている。

Description

本発明は、高い反射輝度と着色による意匠性を有し、容易に様々な態様で貼付可能な反射材に関するものである。
反射材表面への意匠装飾に関しては従来、再帰反射材の表面に印刷し、印刷面を保護するために表面に保護フィルムを貼ったものや、再帰反射材の表面に易接着処理を施したポリエステルフィルムを貼ってその上にスクリーン印刷する方法、あるいは再帰反射材表面に貼ったポリエステルフィルムやアクリルフィルムなどの上にインク受理剤をコーティングしてプリンターでの印刷を可能にする方法などが公知である。また、再帰反射材表面に貼られたフィルム上に着色剤、例えば蓄光顔料や蛍光顔料を含有する透明樹脂をスクリーン印刷もしくはグラビア印刷することにより再帰反射性と蓄光発光性、あるいは再帰反射性と蛍光発色性を併せ持たせ、蓄光発光性や蛍光発色性を有する文字、絵柄などを再帰反射材上に顕現させた表示板、広告板などが公知である。例えば再帰反射性と蓄光発光性との組み合わせによる製品については、日本国の特許第3552763号公報においてカプセルタイプの蓄光性蛍光発色再帰反射シートが記載されている。また、日本国の特許第3529928号公報には再帰性反射層の上に蓄光性樹脂を所定のパターンで印刷する夜光性シート状物が記載されている。さらに、日本国の特表平10−500230号公報には一面に配設されたガラス微小球の層に部分的に金属蒸着層を持たせ、ガラス微小球の面に着色層を積層し、金属蒸着層以外の部分はこの着色層の色が見えるようにして意匠性を持たせる再帰反射製品が記載されている。
上記特許第3552763号公報に記載の蓄光性蛍光発色再帰反射シートにあっては、蓄光発光性の層は透明微小球の上に設けたカプセルタイプとなるため、再帰反射シートとして全体の厚みが大きくなり、柔軟性に欠けるシートとなって、貼付する対象が限られるという問題がある。
また、上記特許第3529928号公報に記載の夜光性シート状物にあっては、再帰反射材の上に蓄光発光剤層を直接印刷する構造で、かつトップ樹脂層が付随しており、印刷による意匠の自由度はあるものの、このものにおいても全体としての厚みが大きく、柔軟性に欠けるシートとなって、貼付する対象が限られるという問題がある。
さらに、上記特表平10−500230号公報に記載の再帰反射製品にあっては、ガラス微小球への蒸着パターンを選ぶことにより意匠性を持たせることはできるが、全面にガラス微小球が存在するので全体として重量が大きく、また着色層がバインダー層として全面に存在するため、この技術は意匠装飾性のある反射材を製造する方法として無駄な材料を浪費することになる。
本発明の目的は、このような課題を解決するものであり、全体として薄型であって軽量で、柔軟性に富み、容易に様々な対象物に貼付可能な反射材を提供することにある。
上記課題を解決するために本発明は、光反射層上に着色パターン部分が形成され、前記光反射層上の、前記着色パターン部分以外に多数個の透明微小球が配設されていることを特徴とする。
このような構成の反射材はオープンタイプの反射材であって、高輝度を実現でき、全面に透明微小球が分布していないことにより使用する透明微小球の量が少なく、全体として薄型であって軽量で、柔軟性に富む反射材を安価に提供することができる。
また、本発明の好ましい実施の形態によると、光反射層は結合樹脂層と、その上に積層される光反射膜とから構成されていることにより、光反射膜が結合樹脂層により保護され、そしてこの結合樹脂層に接着層を積層することによって布地、鞄、靴、壁など様々な対象物に貼り付けることができる。
また、本発明の好ましい実施の形態によると、光反射層は光反射機能を有する着色剤が含有された結合樹脂層により構成されていることにより、光反射膜が不要となり、コストダウンを図ることができる。
また、本発明の好ましい実施の形態によると、着色パターン部分に使用される着色剤は蓄光顔料であることにより、可視光や紫外光などの各種光を励起源として吸収し、エネルギーとして蓄え、励起源の吸収が停止した後、前記エネルギーにより暗所で発光することになる。この発光は暗所でのみ視認できるものであり、光の吸収と発光を繰り返すことができる。
また、本発明の好ましい実施の形態によると、光反射層と着色パターン部分との間に光隠蔽層を設けたことにより、着色パターン部分に使用される着色剤が蓄光顔料の場合はより一層蓄光性を際立たせることができる。
さらに、本発明の好ましい実施の形態によると、着色パターン部分の表面突出高さより透明微小球の突出高さを大きくしたことにより、着色パターン部分の周囲を透明微小球で保護し、着色パターン部分の角に異物が接触しにくくなり、着色パターン部分の傷付きを防止できる。また、着色パターン部分の表面突出高さより透明微小球の突出高さを大きくしたことにより、透明微小球と着色パターン部分の境界が明確となり、立体感が得られる。
本発明の実施の形態1における反射材の拡大断面図 本発明の実施の形態1における反射材の拡大平面図 本発明の実施の形態2における反射材の拡大断面図 (A)〜(H)は本発明の反射材の製造工程を示す拡大断面図
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
先ず、図1に示す実施の形態1における反射材は、結合樹脂層1の上に金属蒸着による光反射膜2が積層された光反射層3の表面にスクリーン印刷もしくはグラビア印刷により規則的に光隠蔽層4を形成し、この光隠蔽層4の上に、透明樹脂の中に粒子状の着色剤を混入させたものを用いてスクリーン印刷もしくはグラビア印刷により装飾用の着色パターン部分5が規則的に形成され、この着色パターン部分5以外の光反射膜2の表面に透明微小球6が散布により1層状態で配設されている。ところで、図面からも明らかなように、着色パターン部分5の表面突出高さより透明微小球6の突出高さが大きくなるように形成されている。なお、前記結合樹脂層1の裏面に接着層7が積層されて設けられている。この実施の形態1の反射材において、前記着色パターン部分5は図2に示すように碁盤の目の中に交互に位置するように配設され(斜線部で示す)、白抜き部分に前記透明微小球6が配設されている。
図3に示す実施の形態2における反射材は、結合樹脂層1として着色剤の粒子が混入された透明樹脂を用いて形成し、この結合樹脂層1の上に透明蒸着による光反射膜2が積層されて光反射層3が形成される以外は実施の形態1と同様に光隠蔽層4、着色パターン部分5、透明微小球6、接着層7を設けた。
次に、図4に基づき本発明の実施の形態1における反射材の製造手順について説明する。
先ず、図4(A)に示すポリエチレンテレフタレートフィルムや紙などの耐熱性シート8上にポリエチレンフィルムなどの熱軟化性樹脂基材9を積層接合してなる工程フィルム10の熱軟化性樹脂基材9の上に、図4(B)に示すように熱軟化温度(JIS K7121に従ってDSCで測定した融解開始温度もしくはガラス転移点開始温度)が前記熱軟化性樹脂基材9より20℃以上高い透明樹脂に着色剤を含有させてなる材料を用いて着色パターン部分5を印刷により形成した後、前記熱軟化性樹脂基材9の熱軟化温度以上、かつ着色パターン部分5を形成する透明樹脂の熱軟化温度以下の温度で加熱して熱軟化性樹脂基材9を軟化させた状態で図4(C)に示すように熱軟化性樹脂基材9に対し透明微小球6を散布し、熱軟化性樹脂基材9中に透明微小球6を埋設させた後、水洗などの手段で前記着色パターン部分5の表面上の透明微小球を除去し、着色パターン部分5の上に光隠蔽層4を印刷により形成する。次いで図4(D)に示すように前記熱軟化性樹脂基材9に接する面とは反対側の透明微小球6および着色パターン部分5の光隠蔽層4面を覆うように光反射膜2を設け、その後図4(E)に示すようにこの光反射膜2を覆うように結合樹脂層1を設け、この結合樹脂層1の上に図4(F)に示すように接着層7が積層される。その後図4(G)に示すように接着層7の上から布帛11を貼り付け、最後に図4(H)に示すように前記透明微小球6および着色パターン部分5から前記工程フィルム10を剥離することによって反射材が製造される。
なお、図面では示されていないが、図4(D)に示す過程で光反射膜2は透明微小球6の上にのみ形成されていても良い。また、同じく図面では示されていないが、結合樹脂層1中に光反射機能を有する着色剤を含有させることによって結合樹脂層1そのものに光反射性を有せしめ、これにより光反射層を別途設けることを省略することができる。
本発明において、光反射層3の上に設けられる着色パターン部分5は所望の意匠パターンを実現できるようにスクリーン印刷もしくはグラビア印刷により形成される。着色パターン部分5は複数回のスクリーン印刷もしくはグラビア印刷を実施することによって異なった着色剤でのパターンや、多層印刷パターンが実現される。
前記熱軟化性樹脂基材9中に埋設される透明微小球6としては直径が5〜500μm、屈折率が1.6〜2.5のものが使用され、熱軟化性樹脂基材9に対する透明微小球6の埋設深さは透明微小球6の直径の30%〜70%である。そして、図4に示す前記製造手順、特に図4(H)に示すように透明微小球6および着色パターン部分5から工程フィルム10を剥離した完成状態で透明微小球6はその直径の30%〜70%の分だけ着色パターン部分5の表面より高くなり、着色パターン部分5と透明微小球6の境界が明確となり、立体感が得られる。
前記着色パターン部分5に使用される着色剤や前記図2に示す第2の例において結合樹脂層1を形成すべく透明樹脂中に混入される着色剤としては樹脂に混入できるものであれば、通常の染顔料の他、蓄光顔料、蛍光着色剤、光輝性着色剤、集光性着色剤、フォトクロミック性を示す着色剤、感圧着色剤、感温着色剤などを使用することができる。着色パターン部分5は厚さ10〜100μmの範囲で形成される。着色剤が蓄光性や蛍光性の着色剤の場合は着色パターン部分5と光反射膜2との間に光隠蔽層4を積層すると、より一層蓄光性、蛍光性を際立たせることができる。この光隠蔽層4も着色パターン部分5と同じ透明樹脂を使用し、酸化チタンを添加して着色パターン部分5と同じパターンでスクリーン印刷もしくはグラビア印刷により形成される。もちろん、着色パターン部分5と異なる樹脂を使用することも可能である。なお、前記蓄光顔料の具体的な例としては硫化亜鉛、珪酸亜鉛、硫化亜鉛カドミウム、硫化カルシウム、硫化ストロンチウム、タングステン酸カルシウム、アルミン酸塩系蓄光性蛍光体などの無機系粉末、あるいはジアミノスチルベン系染料などの有機系粉末でできたものなどが挙げられる。かかる蓄光顔料は、可視光や紫外光などの各種光を励起源として吸収し、エネルギーとして蓄え、励起源の吸収が停止した後、前記エネルギーにより暗所で発光することになる。ちなみに、この発光は暗所でのみ視認できるものであり、光の吸収と発光を繰り返すことができる。前記蓄光顔料の中でも輝度や残光性の上からアルミン酸塩系蓄光性蛍光体を用いるのが好ましい。また、耐候性や耐薬品性および加工性の上からはストロンチウムアルミン酸塩が好ましい。
また、光反射膜2としては例えばアルミニウムを使用した金属蒸着層、例えば硫化亜鉛を使用した透明蒸着層、多層蒸着層などの中から選択できる。
また、結合樹脂層1そのものに光反射性を有せしめるために結合樹脂層1中に含有される光反射機能を有する着色剤としてはアルミニウム粉末や銅粉末などの金属粉末もしくは雲母などの無機鉱物粉末もしくは干渉性フィルムの薄片、金属薄膜の微小片を用いることができる。前記雲母を用いる場合は雲母に二酸化チタンをコーティングするのが好ましい。
また、接着層7としては接着剤を用いるか、あるいはホットメルトフィルムを用いれば良い。
さらに、本発明の反射材において着色パターン部分5と透明微小球6配設部分の表面積の比は1:99〜99:1である。
ところで、本発明の反射材において使用する樹脂として耐水性のあるものを選択でき、これにより衣服などに貼り付けた場合に洗濯に耐えるものを提供できる。
以上のようにして作られた本発明の反射材はオープンタイプの反射材であって、高輝度を実現でき、全面に透明微小球が分布していないことにより使用する透明微小球の量が少なく、全体として薄型であって軽量で、柔軟性に富む反射材を安価に提供することができる。そして結合樹脂層に接着層を積層することによって布地、鞄、靴、壁など様々な対象物に貼り付けることができる。着色パターン部分に使用される着色剤が蓄光顔料の場合は、光反射層と着色パターン部分との間に光隠蔽層を設けることにより、より一層蓄光性、蛍光性を際立たせることができる。本発明で得られる反射材の柔軟性はカトーテック(株)製の自動化純曲げ試験機(KESFB2−AUTO−A)を用いたKES法により測定した曲げモーメントが9.8×10−7N・m〜1.96×10−4N・mの範囲が好ましい。曲げモーメントが9.8×10−7N・m未満であると、柔らかすぎて取り扱いがしにくいという問題があり、曲げモーメントが1.96×10−4N・mを超えると硬すぎて曲がりにくく装着時のフィット性に問題が生じる。
以下、本発明の実施例を具体的に説明する。
実施例1
アクリル樹脂(セイコー電子工業(株)製DSC22を用いJIS K7121に従って測定したガラス転移点の開始点147℃)に、着色剤として平均粒径25μmの蓄光顔料を重量で1:1の比で混合し、厚さ75μmのポリエチレンテレフタレートフィルムに厚さ40μmのポリエチレンフィルムをラミネートして得た工程フィルムのポリエチレンフィルムの表面上に100メッシュスクリーンを使用して80μmの厚さで1辺が約5mmの正方形の市松模様にパターン印刷し、その後150℃で2分間乾燥した。次いで、印刷パターンが形成された工程フィルムを120℃で3分間加熱して、前記ポリエチレンフィルムが溶融した状態で平均粒子径60μm、屈折率1.92のガラス製の透明微小球をほぼ一面に散布した後、140℃で2分間加熱し、透明微小球の直径の約50%を前記ポリエチレンフィルムに仮埋没させた。冷却後、透明微小球の散布面を水洗いした。蓄光顔料を含有したアクリル樹脂はそのガラス転移点の開始点が147℃であるため、140℃の加熱に際してその表面は軟化せず、透明微小球は付着するのみで、水洗いによって印刷パターン部分上の透明微小球は脱落し、ポリエチレンフィルムに仮埋没した透明微小球のみが残留する。次いで、光隠蔽層として前述と同じアクリル樹脂に酸化チタンを2%混入したものを材料とし、前記印刷パターン部分と同じ版を用いて同じパターンでスクリーン印刷し、印刷パターン部分上に10μm厚で積層され、150℃で2分間乾燥した。その後、光隠蔽層および透明微小球の上から厚さ約800オングストロームでアルミニウムを蒸着して光反射膜を形成するとともに、この光反射膜の上にアクリル・ウレタン系樹脂を厚さ60μmで積層して結合樹脂層を形成してこれら光反射膜と結合樹脂層とにより光反射層を形成し、再帰反射材ベースを得た。反射輝度と蓄光発光輝度を評価するために、結合樹脂層に厚さ50μmのホットメルト層を積層して、この上から目付け約103g/mのポリエステル・綿タフタ(65/35)を接着し、前記工程フィルムを剥離して透明微小球および蓄光顔料を含有する印刷パターン部分を露出させ、オープンタイプの再帰反射材を得た。ポリエステル・綿タフタを除く再帰反射材の厚みはホットメルト層を含んで約200μmとなった。JIS Z9117に示す方法で反射輝度を、またJIS Z9107に示す方法で蓄光発光輝度の経時変化を測定した。その結果を表1に示す。また、カトーテック(株)製の自動化純曲げ試験機(KESFB2−AUTO−A)を用いたKES法により曲げモーメントを、マイクロメーターにより接着層を含む製品厚みを、化学天秤により1m当たりの製品重量を、前記日本国の特許第3552763号公報に基づき作成された(株)ネモト・テクノシステム製の商品名ルミノーバライトの再帰反射シート(比較製品)と比較して測定した。その結果を表2に示す。
実施例2
実施例1におけるアクリル樹脂を水性ポリエステル樹脂(セイコー電子工業(株)製DSC22を用いJIS K7121に従って測定したガラス転移点の開始点165℃)に変え、また実施例1における光反射膜を硫化亜鉛を使用した厚さ約600オングストロームの透明蒸着層とこの透明蒸着層の透明微小球と反対側にパール顔料を10質量%混入した透明ウレタン系樹脂層を積層した2層構造とした以外は実施例1と同様にして再帰反射材を得た。反射輝度と蓄光発光性を評価するために、実施例1と同様に再帰反射材をポリエステル・綿タフタ(65/35)に接着して反射輝度と蓄光発光輝度の経時変化を測定した。その結果を表1に示す。また、カトーテック(株)製の自動化純曲げ試験機(KESFB2−AUTO−A)を用いたKES法により曲げモーメントを、マイクロメーターにより接着層を含む製品厚みを、化学天秤により1m当たりの製品重量を、前記日本国の特許第3552763号公報に基づき作成された(株)ネモト・テクノシステム製の商品名ルミノーバライトの再帰反射シート(比較製品)と比較して測定した。その結果を表2に示す。
実施例3
実施例1における印刷パターン部分に含有する蓄光顔料に変えて黄色蛍光顔料を使用した以外は実施例1と同様にして再帰反射材を得た。反射輝度と蓄光発光性を評価するために、実施例1と同様に再帰反射材をポリエステル・綿タフタ(65/35)に接着して反射輝度と蓄光発光輝度の経時変化を測定した。その結果を表1に示す。また、カトーテック(株)製の自動化純曲げ試験機(KESFB2−AUTO−A)を用いたKES法により曲げモーメントを、マイクロメーターにより接着層を含む製品厚みを、化学天秤により1m当たりの製品重量を、前記日本国の特許第3552763号公報に基づき作成された(株)ネモト・テクノシステム製の商品名ルミノーバライトの再帰反射シート(比較製品)と比較して測定した。その結果を表2に示す。
Figure 2007046157
Figure 2007046157
本発明の反射材は、全体として薄型であって軽量で、柔軟性に富み、容易に様々な対象物に貼付可能な反射材である。

Claims (6)

  1. 光反射層(3)上に着色パターン部分(5)が形成され、前記光反射層(3)上の、前記着色パターン部分(5)以外に多数個の透明微小球(6)が配設されていることを特徴とする反射材。
  2. 光反射層(3)は結合樹脂層(1)と、その上に積層される光反射膜(2)とから構成されていることを特徴とする請求項1記載の反射材。
  3. 光反射層(3)は光反射機能を有する着色剤が含有された結合樹脂層(1)により構成されていることを特徴とする請求項1記載の反射材。
  4. 着色パターン部分(5)に使用される着色剤は蓄光顔料であることを特徴とする請求項1から請求項3までの何れか1項記載の反射材。
  5. 光反射層(3)と着色パターン部分(5)との間に光隠蔽層(4)を設けたことを特徴とする請求項1から請求項4までの何れか1項記載の反射材。
  6. 着色パターン部分(5)の表面突出高さより透明微小球(6)の突出高さを大きくしたことを特徴とする請求項1から請求項5までの何れか1項記載の反射材。
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