JP2015226242A - 電子デバイス、電子機器および移動体 - Google Patents

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Abstract

【課題】振動片の振動特性の低下が抑制され、かつ小型化が図られた電子デバイス、ならびに、かかる電子デバイスを備えた電子機器および移動体を提供すること。
【解決手段】振動子(電子デバイス)1は、振動腕28、29、30を備える振動片2と、振動片2を支持し平面視で矩形をなすベース部3と、振動片2のベース部3とは反対側に設けられた蓋体7と、を有し、ベース部3の長辺302および短辺303が延びる方向と、振動腕28、29、30が延びる方向と、が交わっている。振動腕28、29、30とY軸方向とがなす角度をθとしたとき、角度θが0°超90°未満になっている。
【選択図】図2

Description

本発明は、電子デバイス、電子機器および移動体に関するものである。
発振器、ジャイロセンサー等の電子デバイスとしては、複数の振動腕を備える音叉型の振動子を備えるものが知られている。
例えば、特許文献1に記載の振動子は、振動腕が形成された単結晶シリコン基板と、基準電極と、圧電体と、駆動電極と、検出電極と、を備えている。この振動子において、基準電極と駆動電極との間に電圧が印加されることにより、圧電体を伸縮させ、振動腕を単結晶シリコン基板の厚さ方向に振動させる。このような状態において振動腕の長手方向に角速度が加わると、振動腕の振動方向に垂直な方向にコリオリ力が発生する。このコリオリ力によって圧電体に発生する電荷を検出電極から信号として出力させることにより、加わった角速度を検出することができる。
このような電子デバイスに対しては、近年、小型化の要請が強くなっている。しかしながら、小型化が進むと、振動子の振動特性が劣化することが懸念されている。
特開2005−241382号公報
本発明は、振動片の振動特性の低下が抑制され、かつ小型化が図られた電子デバイス、ならびに、かかる電子デバイスを備えた電子機器および移動体を提供することを目的とする。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の適用例として実現することが可能である。
[適用例1]
本適用例の電子デバイスは、振動腕を備える振動片と、
前記振動片を支持するベース部と、
を有し、
平面視で、前記ベース部の辺が延びる方向と、前記振動腕が延びる方向と、が交わっていることを特徴とする。
これにより、振動片の振動特性の低下が抑制され、かつ小型化が図られた電子デバイスが得られる。
[適用例2]
本適用例の電子デバイスでは、前記振動腕は、その一方の端部で前記ベース部に支持されていることが好ましい。
これにより、振動腕を確実に支持することができるので、振動腕に励起される振動が不安定になるのを抑制することができる。
[適用例3]
本適用例の電子デバイスでは、前記振動腕は、その厚さ方向に屈曲振動することが好ましい。
これにより、安定した振動を実現することができる。
[適用例4]
本適用例の電子デバイスでは、前記振動片は、3本の前記振動腕を備えることが好ましい。
これにより、隣り合う2本の振動腕を互いに反対方向に屈曲振動させることにより、隣り合う2本の振動腕からなる2組から生じる漏れ振動を互いに相殺することができる。その結果、振動漏れを防止して、周波数精度の高い信号を出力し得る電子デバイスが得られる。
[適用例5]
本適用例の電子デバイスでは、前記振動腕の構成材料は、シリコンを含むことが好ましい。
これにより、振動特性に優れた振動腕を、比較的安価に実現することができる。
[適用例6]
本適用例の電子デバイスでは、前記ベース部の構成材料は、シリコンを含むことが好ましい。
これにより、エッチングにより高い寸法精度でベース部を形成することができる。
[適用例7]
本適用例の電子デバイスでは、前記ベース部の構成材料は、単結晶シリコンを含んでおり、
前記ベース部は、その辺が延びる方向が、前記単結晶シリコンの結晶方位<110>に沿っていて、かつ、前記振動腕が延びる方向が、前記単結晶シリコンの結晶方位<100>に沿っていることが好ましい。
これにより、ベース部の辺が延びる方向と振動腕が延びる方向とが交わっている状態を、単結晶シリコンのエッチング異方性を利用して簡単かつ正確に作り出すことができる。このため、各部の寸法精度が高く、振動特性が設計値に十分に近い電子デバイスを得ることができる。その結果、小型でかつ信頼性の高い電子デバイスが得られる。
[適用例8]
本適用例の電子デバイスでは、平面視において、前記振動片と並んでいる端子部を有することが好ましい。
これにより、実装性の高い電子デバイスが得られる。
[適用例9]
本適用例の電子デバイスでは、前記振動片を覆って前記ベース部に接続されている蓋体部を有することが好ましい。
これにより、振動片を保護することができる。
[適用例10]
本適用例の電子機器は、上記適用例の電子デバイスを備えていることを特徴とする。
これにより、信頼性の高い電子機器が得られる。
[適用例11]
本適用例の移動体は、上記適用例の電子デバイスを備えていることを特徴とする。
これにより、信頼性の高い移動体が得られる。
本発明の電子デバイスの実施形態を適用した振動子を示す斜視図である。 図1に示す振動子の透過上面図である。 図2中のA−A線断面図である。 図2中のB−B線断面図である。 図1等に示す振動子の製造方法を説明するための断面図である。 図1等に示す振動子の製造方法を説明するための断面図である。 図1等に示す振動子の製造方法を説明するための断面図である。 本発明の電子デバイスを備える電子機器を適用したモバイル型(またはノート型)のパーソナルコンピューターの構成を示す斜視図である。 本発明の電子デバイスを備える電子機器を適用した携帯電話機(PHSも含む)の構成を示す斜視図である。 本発明の電子デバイスを備える電子機器を適用したディジタルスチルカメラの構成を示す斜視図である。 本発明の移動体の一例としての自動車を概略的に示す斜視図である。
以下、本発明の電子デバイス、電子機器および移動体を添付図面に示す実施形態に基づいて詳細に説明する。
[振動子]
まず、本発明の電子デバイスの実施形態を適用した振動子について説明する。
図1は、本発明の電子デバイスの実施形態を適用した振動子を示す斜視図である。図2は、図1に示す振動子の透過上面図である。図3は、図2中のA−A線断面図である。図4は、図2中のB−B線断面図である。
なお、各図では、説明の便宜上、互いに直交する3つの軸として、X軸、Y軸およびZ軸を図示している。また、以下では、X軸に平行な方向をX軸方向、Y軸に平行な方向をY軸方向、Z軸に平行な方向をZ軸方向という。また、以下の説明では、説明の便宜上、図3中の上側を「上」、下側を「下」、右側を「右」、左側を「左」という。また、図3では、説明の便宜上、振動子に含まれる部位の一部について、図示を省略している。
図1に示す振動子(電子デバイス)1は、振動片2と、振動片2の下方に設けられたベース部3と、振動片2とベース部3との間に設けられた中間層6と、振動片2の上方に設けられた蓋体7と、を有している。
以下、振動子1を構成する各部を順次詳細に説明する。
(振動片)
図2に示す振動基板21は、Z軸方向を厚さ方向とする略板状をなしており、基部27と、3つの振動腕28、29、30と、枠部26と、を備えている。
振動片2は、図2に示すような3脚音叉型の振動片である。この振動片2は、振動基板21上に設けられた圧電体22、23、24および端子部41、42と、質量部51、52、53と、を備えている。
振動基板21の構成材料としては、所望の振動特性を発揮することができるものであれば、特に限定されず、各種圧電体材料および各種非圧電体材料を用いることができる。
例えば、かかる圧電体材料としては、水晶、タンタル酸リチウム、ニオブ酸リチウム、ホウ酸リチウム、チタン酸バリウム等が挙げられる。特に、振動基板21を構成する圧電体材料としては水晶(Xカット板、ATカット板、Zカット板等)が好ましい。水晶で振動基板21を構成すると、振動基板21の振動特性(特に周波数温度特性)を優れたものとすることができる。また、エッチングにより高い寸法精度で振動基板21を形成することができる。
また、かかる非圧電体材料としては、例えば、シリコン、セラミックス、ガラス等が挙げられる。特に、振動基板21を構成する非圧電体材料としては単結晶シリコン、多結晶シリコン、アモルファスシリコン等の各種シリコンが好ましい。シリコンで振動基板21を構成すると、振動特性に優れた振動基板21を比較的安価に実現することができる。また、基部27に集積回路を形成するなどして、振動片2と他の回路素子との一体化も容易である。また、特に単結晶シリコンによれば、エッチングにより高い寸法精度で振動基板21を形成することができる。
(ベース部)
ベース部3は、Z軸方向を厚さ方向とする略板状をなしており、+Z側に開口する凹部31を備えている。具体的には、ベース部3は、平板状の板体32と、板体32の上面の外周部に設けられた枠体33と、を備えており、枠体33の内側の空間が凹部31に対応している。また、枠体33の外形は、振動基板21の外形と異なっていてもよいが、本実施形態では互いに一致している。
ベース部3の構成材料としては、振動基板21を支持するのに必要な機械的強度を有するものであれば、特に限定されないが、例えば各種シリコン材料、各種セラミックス材料、各種ガラス材料等を用いることができる。
このうち、特にシリコンが好ましく用いられ、単結晶シリコンがより好ましく用いられる。シリコンによれば、エッチングにより高い寸法精度で効率よくベース部3を形成することができる。
本実施形態に係るベース部3は、単結晶シリコンで構成されている。ベース部3は、平面視において矩形(長方形)をなしており、その長軸はY軸方向に平行であり、短軸はX軸方向に平行である。また、ベース部3を構成している単結晶シリコンの結晶方位<110>は、X軸方向およびY軸方向のそれぞれと平行である。すなわち、ベース部3の長辺302および短辺303は、それぞれベース部3を構成している単結晶シリコンの結晶方位<110>と平行である。なお、結晶方位<110>は、結晶方位[110]およびそれと等価な結晶方位をまとめて表現したものである。
なお、ベース部3は、平面視において矩形であればよい。矩形には、長方形の他に、正方形、長方形や正方形に準じた形状等も含まれる。長方形や正方形に準じた形状とは、内角が90°からずれた四角形(例えば内角が90±5°程度の範囲内でずれた四角形)や、角部が面取りされたり丸みを付けられたりした四角形等のことをいう。
また、凹部31は、振動基板21の枠部26の内側の領域に対応して設けられている。すなわち、凹部31は、Z軸に平行な方向からの平面視において、基部27および振動腕28、29、30を包含するように設けられている。これにより、振動腕28、29、30は、凹部31の分だけ、図3の下方に変位可能になる。
(蓋体)
蓋体7(蓋体部)は、Z軸方向を厚さ方向とする略板状をなしており、−Z側に開口する凹部71を備えている。具体的には、蓋体7は、平板状の板体72と、板体72の下面の外周部に設けられた枠体73と、を備えており、枠体73の内側の空間が凹部71に対応している。
蓋体7の構成材料としては、振動片2を保護するのに必要な機械的強度を有するものであれば、特に限定されないが、例えば各種シリコン材料、各種セラミックス材料、各種ガラス材料、各種金属材料等を用いることができる。
このうち、特に単結晶シリコンが好ましく用いられる。単結晶シリコンによれば、エッチングにより高い寸法精度で効率よく蓋体7を形成することができる。
また、凹部71は、振動基板21の枠部26の内側の領域に対応して設けられている。すなわち、凹部71は、Z軸に平行な方向からの平面視において、凹部31に対応するように設けられている。これにより、振動腕28、29、30は、凹部71の分だけ、図3の上方にも変位可能になる。
なお、蓋体7は、図2に示すように、平面視にて六角形をなしている。また、蓋体7は、振動基板21やベース部3よりも小さくなるように構成されており、振動子1を上方から見たとき、蓋体7から振動基板21の一部がはみ出ている。このはみ出た部分に端子部41、42が設けられている。
(中間層)
中間層6は、振動基板21とベース部3との間に設けられている。そして、中間層6により、振動基板21の枠部26とベース部3とを接合している。これにより、振動基板21の枠部26とベース部3とが気密封止されている。
また、蓋体7は、振動基板21の枠部26に対して接合されている。これにより、振動基板21の枠部26と蓋体7とが気密封止されている。蓋体7と振動基板21との接合方法は、特に限定されないが、例えば直接接合、陽極接合、ろう材やはんだ等を用いた金属接合、溶接、かしめ等が挙げられる。
このようにしてベース部3、振動基板21および蓋体7が接合されることにより、凹部31と凹部71と枠部26とで画成される空間Sが外部から隔離される。なお、中間層6と振動基板21との接合および振動基板21とベース部3との接合を、それぞれ減圧下または不活性ガス雰囲気下で行うことにより、空間S内を減圧状態または不活性ガス封入状態に保持することができる。
(振動基板)
ここで、振動基板21は、Z軸方向を厚さ方向とする略板状をなしている。また、基部27からは、互いに同一の方向に振動腕28、29、30が延出している。
振動腕28、29、30が延びる方向は、ベース部3の長辺302が延びる方向と交わっている。本実施形態の場合、振動腕28、29、30が延びる方向とY軸方向とがなす角度をθとしたとき、角度θが0°超90°未満になっている。このような条件を満足するように振動腕28、29、30が延びる方向とベース部3の長辺302が延びる方向とを設定することにより、ベース部3の外形サイズを大きくすることなく、振動腕28、29、30の長さを比較的長く確保することができる。換言すれば、ベース部3の対角線は、長辺302よりも長いため、その方向に沿って振動腕28、29、30を延出させることにより、振動腕28、29、30の長さを短くすることなく、ベース部3の小型化を図ることができる。その結果、クリスタルインピーダンス(CI値)の上昇や共振尖鋭度(Q値)の低下といった振動特性の悪化を抑えつつ、小型の振動子1を実現することができる。
振動腕28、29、30が延びる方向とY軸方向とがなす角度θは、前述したように0°超90°未満であればよいが、好ましくは40°以上50°以下とされ、より好ましくは44°30′以上45°30′以下とされる。角度θを前記範囲内に設定することで、ベース部3の外形サイズを大きくすることなく、振動腕28、29、30の長さを十分に長く確保することができるので、振動特性の悪化の抑制と振動子1の小型化とをより高度に両立させることができる。
なお、上記説明では、振動腕28、29、30が延びる方向とY軸方向とがなす角度をθとしてその範囲を規定しているが、この角度θは、振動腕28、29、30が延びる方向とX軸方向とがなす角度であってもよい。この場合でも、角度θは、前記範囲内であることが好ましい。
また、本実施形態では、振動腕28、29、30が延びる方向は、ベース部3を構成する単結晶シリコンの結晶方位<100>と平行である。なお、結晶方位<100>は、結晶方位[100]およびそれと等価な結晶方位(例えば[010]や[001])をまとめて表現したものである。
したがって、本実施形態では、振動腕28、29、30が延びる方向とY軸方向とがなす角度θは、ベース部3を構成する単結晶シリコンの結晶方位<110>と結晶方位<100>とがなす角度に等しいといえる。このように、ベース部3の長辺302および短辺303が延びる方向を、ベース部3を構成する単結晶シリコンの結晶方位<110>と平行にし、かつ、振動腕28、29、30が延びる方向を、ベース部3を構成する単結晶シリコンの結晶方位<100>と平行にすることで、前者の方向と後者の方向とが交わる状態を、単結晶シリコンのエッチング異方性を利用して簡単かつ正確に作り出すことができる。このため、本実施形態に係る振動子1では、各部の寸法精度が高くなり、振動特性を設計値に近づけ易くなる。その結果、小型で信頼性の高い振動子1を実現することができる。
このような振動腕28、29、30は、その延びる方向が互いに平行であるとともに、振動腕28、29、30が延びる方向に直交する方向に並んでいる。このうち、振動腕30は、振動腕28と振動腕29との間に位置している。
これらの振動腕28、29、30は、基部27側の端部(基端部)が固定端となり、基部27と反対側の端部(先端部)が自由端となる。また、基部27のうち、振動腕28、29、30とは反対側の端部が、枠部26に接続されている。枠部26は、平面視において枠状をなしており、その内部に基部27や振動腕28、29、30が配置されている。また、枠部26、基部27および振動腕28、29、30は、一体的に形成されている。前述したように、枠部26は、ベース部3と蓋体7とで挟み込まれるように支持されていることから、振動腕28、29、30の基端部は、基部27や枠部26を介してベース部3に支持されることとなる。これにより、振動腕28、29、30を確実に支持することができるので、振動腕28、29、30に励起される振動が不安定になるのを抑制することができる。
また、各振動腕28、29、30は、長手方向での全域にわたって幅が一定となっている。なお、各振動腕28、29、30は、幅の異なる部分を有していてもよい。
また、振動腕28、29、30は、互いに同じ長さとなるように形成されている。なお、振動腕28、29、30の長さは、各振動腕28、29、30の幅、厚さ等に応じて設定されるものであり、互いに異なっていてもよい。
なお、振動腕28、29、30の各先端部には、必要に応じて、基端部よりも横断面積が大きい質量部(ハンマーヘッド)を設けてもよい。この場合、振動片2をより小型なものとしたり、振動腕28、29、30の屈曲振動の周波数をより低めたりすることができる。
(質量部)
図2、3に示すように、このような振動腕28の上面281上には、質量部51が設けられている。この質量部51は、例えば、エネルギー線の照射により一部または全部が除去されることにより質量を減少させて、振動腕28の共振周波数を調整するためのものである。同様に、振動腕29の上面291上には、質量部52が設けられ、また、振動腕30の上面301上には質量部53が設けられている。
(圧電素子)
また、図2〜4に示すように、このような振動腕28上には、圧電体22が設けられ、また、振動腕29上には、圧電体23が設けられ、さらに、振動腕30上には、圧電体24が設けられている。これにより、振動腕28、29、30自体が圧電性を有していない場合や、振動腕28、29、30が圧電性を有しているものの、その分極軸や結晶軸の方向がZ軸方向での屈曲振動に適していなかったりする場合でも、比較的簡単かつ効率的に、各振動腕28、29、30をZ軸方向に屈曲振動させることができる。これにより、安定した振動を実現することができる。また、振動腕28、29、30の圧電性の有無、分極軸や結晶軸の方向を問わないので、各振動腕28、29、30の材料の選択の幅が広がる。そのため、所望の振動特性を有する振動片2を比較的簡単に実現することができる。
圧電体22は、通電により伸縮して振動腕28をZ軸方向に屈曲振動させる機能を有する。また、圧電体23は、通電により伸縮して振動腕29をZ軸方向に屈曲振動させる機能を有する。また、圧電体24は、通電により伸縮して振動腕30をZ軸方向に屈曲振動させる機能を有する。
このような圧電体22は、図4に示すように、振動腕28上に、絶縁体層221、第1の電極層222、圧電体層(圧電薄膜)223、第2の電極層224がこの順で積層されて構成されている。同様に、圧電体23は、振動腕29上に、絶縁体層231、第1の電極層232、圧電体層(圧電薄膜)233、第2の電極層234がこの順で積層されて構成されている。また、圧電体24は、振動腕30上に、絶縁体層241、第1の電極層242、圧電体層(圧電薄膜)243、第2の電極層244がこの順で積層されて構成されている。
以下、圧電体22を構成する各層を順次詳細に説明する。なお、圧電体23、24の各層の構成については、圧電体22と同様であるため、その説明を省略する。
(第1の電極層)
第1の電極層222は、基部27上から振動腕28上にかけて、振動腕28の延出方向に沿って設けられている。
本実施形態では、振動腕28上において、第1の電極層222の長さは、振動腕28の長さよりも短くなっている。
このような第1の電極層222は、金(Au)、金合金、白金(Pt)、アルミニウム(Al)、アルミニウム合金、銀(Ag)、銀合金、クロム(Cr)、クロム合金、銅(Cu)、モリブデン(Mo)、ニオブ(Nb)、タングステン(W)、鉄(Fe)、チタン(Ti)、チタンナイトライド(TiN)、コバルト(Co)、亜鉛(Zn)、ジルコニウム(Zr)等の金属材料やITO、ZnO等の透明電極材料により形成することができる。
また、第1の電極層222の平均厚さは、特に限定されないが、例えば、1nm以上300nm以下程度であるのが好ましく、10nm以上200nm以下程度であるのがより好ましい。これにより、第1の電極層222が圧電体22の駆動特性や振動腕28の振動特性に悪影響を与えるのを防止しつつ、前述したような第1の電極層222の導電性を優れたものとすることができる。
(絶縁体層)
振動基板21の構成材料によっては、第1の電極層222と振動基板21との間を電気的に絶縁する必要がある。そのため、本実施形態のように、振動基板21を半導体であるシリコンで構成した場合、第1の電極層222と振動基板21との間に絶縁体層221を設けるのが好ましい。
絶縁体層221は、例えば、酸化ケイ素、窒化ケイ素、窒化アルミ等で構成される。
また、絶縁体層221の平均厚さは、第1の電極層222と振動基板21との間を電気的に絶縁し得る厚さであれば、特に限定されないが、例えば、1nm以上10μm以下程度であるのが好ましい。かかる厚さが前記下限値未満であると、絶縁体層221の構成材料によっては、短絡を防止する効果が小さくなるおそれがあり、一方、かかる厚さが前記上限値を超えると、絶縁体層221の構成材料によっては、圧電体22の特性に悪影響を及ぼすおそれがある。
(圧電体層)
圧電体層223は、第1の電極層222上に振動腕28の延出方向に沿って設けられている。また、振動腕28の延出方向における圧電体層223の長さは、同方向における第1の電極層222の長さにほぼ等しいのが好ましい。これにより、振動腕28の長手方向において圧電体層223の均質化を図ることができる。
また、圧電体層223の基部27側の端部(すなわち圧電体層223の基端部)は、振動腕28と基部27との境界部を跨ぐように設けられている。これにより、圧電体22の駆動力を振動腕28に効率的に伝達させることができる。また、振動腕28と基部27との境界部における剛性の急激な変化を緩和することができる。そのため、振動片2のQ値を高めることができる。
このような圧電体層223の構成材料(圧電体材料)としては、例えば、酸化亜鉛(ZnO)、窒化アルミニウム(AlN)、タンタル酸リチウム(LiTaO)、ニオブ酸リチウム(LiNbO)、ニオブ酸カリウム(KNbO)、四ホウ酸リチウム(Li)、チタン酸バリウム(BaTiO)、PZT(チタン酸ジルコン酸鉛)等が挙げられるが、AlN、ZnOを用いるのが好ましい。
中でも、圧電体層223の構成材料としては、ZnO、AlNを用いるのが好ましい。ZnO(酸化亜鉛)や窒化アルミニウム(AlN)は、c軸配向性に優れている。そのため、圧電体層223をZnOを主材料として構成することにより、振動片2のCI値を低減することができる。また、これらの材料は、例えば反応性スパッタリング法により成膜することができる。
また、圧電体層223の平均厚さは、50nm以上3000nm以下程度であるのが好ましく、200nm以上2000nm以下程度であるのがより好ましい。これにより、圧電体層223が振動腕28の振動特性に悪影響を与えるのを防止しつつ、圧電体22の駆動特性を優れたものとすることができる。
(第2の電極層)
第2の電極層224は、振動腕28の延出方向に沿って設けられている。
また、振動腕28の延出方向における第2の電極層224の長さは、圧電体層223の長さに略等しい。これにより、第2の電極層224と前述した第1の電極層222との間に生じる電界により、振動腕28の延出方向において圧電体層223の全域を伸縮させることができる。そのため、振動効率を高めることができる。
このような第2の電極層224は、第1の電極層222の構成材料として挙げられたものから適宜選択した材料により形成することができる。
また、第2の電極層224の平均厚さは、特に限定されないが、例えば、1nm以上300nm以下程度であるのが好ましく、10nm以上200nm以下程度であるのがより好ましい。これにより、第2の電極層224が圧電体22の駆動特性や振動腕28の振動特性に悪影響を与えるのを防止しつつ、第2の電極層224の導電性を優れたものとすることができる。
(端子部)
また、端子部41、42および接続配線43、44等は、前述した第1の電極層222の構成材料として挙げられたものから適宜選択した材料により形成することができる。また、これらは、第1の電極層222、232、242または第2の電極層224、234、244と同時に一括形成することができる。
なお、本実施形態では、平面視においてベース部3が矩形をなしている一方、蓋体7は六角形をなしている。蓋体7は、空間Sを覆うことができればよいので、その外形をベース部3に合わせる必要はなく、ベース部3よりも小さくすることで、端子部41、42を上面に露出される領域を確保することができる。換言すれば、振動子1を透視しつつ平面視したとき、2つの端子部41、42と振動片2とが並ぶように配置されている。その結果、振動子1では、その上面に端子部41、42を配置することができるので、実装性を高めることができる。また、端子部41と端子部42との距離を自ずと確保することができるので、端子部41と端子部42との短絡を防止し易くなるとともに、端子部41、42に図示しない配線等を接続する作業を容易に行うことができる。
このような構成の振動片2においては、端子部41と端子部42との間に電圧(各振動腕28、29、30を振動させるための電圧)が印加されると、第1の電極層222、232および第2の電極層244と、第1の電極層242および第2の電極層224、234とが逆極性となるようにして、前述した圧電体層223、233、243にそれぞれZ軸方向の電圧が印加される。これにより、圧電体材料の逆圧電効果により、ある一定の周波数(共振周波数)で各振動腕28、29、30を屈曲振動させることができる。このとき、振動腕28、29は、互いに同方向に屈曲振動し、振動腕30は、振動腕28、29とは反対方向に屈曲振動する。
このように隣り合う2つの振動腕を互いに反対方向に屈曲振動させることにより、隣り合う2つの振動腕28、30および29、30により生じる漏れ振動を互いに相殺することができる。その結果、振動漏れを防止することができ、周波数精度の高い信号を出力し得る振動子1が得られる。
また、各振動腕28、29、30が屈曲振動すると、端子部41、42間には、圧電体材料の圧電効果により、ある一定の周波数で電圧が発生する。これらの性質を利用して、振動片2は、共振周波数で振動する電気信号を発生させることができる。
[振動子の製造方法]
次に、図1等に示す振動子の製造方法について説明する。
図5〜7は、それぞれ図1等に示す振動子1の製造方法を説明するための断面図である。なお、以下の説明では、説明の便宜上、図5、6の上方を「上」といい、下方を「下」という。また、図5〜7では、図が煩雑になるのを防ぐため、電極や配線、端子部等の図示を省略している。
振動子1の製造方法は、[A]振動基板21を形成する工程と、[B]ベース部3を形成するための基板にエッチング加工を施し、ベース部3を得る工程と、[C]蓋体7と振動基板21とを接合する工程と、を有する。以下、各工程について説明する。
[A]
まず、振動基板21を形成するための基板を用意し、この基板をエッチングすることにより振動基板21を形成する。
ここでは、SOI(Silicon On Insulator)基板を用いることにより、振動基板21を形成するための基板とベース部3を形成するための基板とが中間層を介して接合されてなる積層基板を簡単に用意することができる。
図5(a)に示すSOI基板9は、第1のSi層(ハンドル層)91と、SiO層(ボックス層)92と、第2のSi層(デバイス層)93とがこの順に積層した基板である。本実施形態では、第1のSi層91からベース部3を形成し、SiO層92から中間層6を形成し、第2のSi層93から振動基板21を形成する。この手順について以下に説明する。
まず、SOI基板9上に圧電体22、23、24を形成する。なお、図5では、絶縁体層の図示を省略している。
次いで、SOI基板9の第2のSi層93に対し、エッチング加工により振動腕28、29、30等を形成する。このエッチング加工は、ウエットエッチングによる加工でもよいが、好ましくはドライエッチングによる加工が用いられる。これにより、第2のSi層93にウエットエッチングを施す際のエッチング異方性の影響を受けないでエッチング加工を施すことができるので、高い寸法精度の振動腕28、29、30等を形成することができる。また、このエッチング加工では、図5(b)に示すように、第2のSi層93のうち、振動腕28、29、30等の周囲の領域921を掘り込む。
なお、SOI基板9に対してエッチング加工を施すときには、フォトリソグラフィー技術が併用される。フォトリソグラフィー技術においては、ステッパー、スキャナー等の投影露光装置を用い、加工パターンに応じたパターンに露光処理がなされる。本実施形態の場合、投影露光装置において露光用マスクパターンを<110>と平行に走査することで、1枚のシリコンウエハーから複数個の振動基板21を作製する場合(多数個取り)に必要な分割露光処理を効率よく行うことができる。すなわち、一般的な投影露光装置で分割露光処理を行う場合、露光用マスクパターンの走査方向はシリコンウエハーの結晶方位と平行または垂直な方向に限定される場合が多い。このため、本実施形態に係る振動子1の製造方法は、一般的な投影露光装置を用いた場合でも効率よく分割露光処理を行い得る方法として有用である。
次いで、SOI基板9に対して酸化膜形成を施す。これにより、第2のSi層93の表面や領域921のSiO層92上には、図5(c)に示すような酸化膜931が形成される。この酸化膜931は、後述するエッチング工程において第2のSi層93を保護する保護膜として機能する。
酸化膜形成には、例えばスパッタリング法が用いられる。
次いで、領域921の酸化膜931およびSiO層92に対して部分的にエッチング加工を施す。これにより、図6(d)に示すように、領域921の酸化膜931およびSiO層92が部分的に除去される。
このエッチング加工には、例えば、領域921以外の領域をマスキングした上で、ドライエッチング法、ウエットエッチング法が用いられる。
[B]
次に、酸化処理を施したSOI基板9の第1のSi層91に対してエッチング加工を施す。このエッチング加工は、第2のSi層93およびSiO層92をマスクとして行う。換言すれば、第1のSi層91のうち、領域921に対応する部分にエッチング加工を施す。そして、エッチング加工の条件を適宜調整することにより、第2のSi層93およびSiO層92の下方にも回り込むように加工することができる。その結果、図6(e)に示す凹部31を形成することができる。
本実施形態に係る振動子1では、図7に示すように、ベース部3の長辺302および短辺303は、それぞれベース部3を構成する単結晶シリコンの結晶方位<110>と平行である。一方、振動腕28、29、30が延びる方向は、それぞれベース部3を構成する単結晶シリコンの結晶方位<100>と平行である。
ここで、異方性ウエットエッチングの場合、Siの結晶面{111}のエッチング速度は、結晶面{100}や結晶面{110}のエッチング速度よりも非常に遅い。このため、異方性ウエットエッチングによるエッチング加工では、結晶面{111}が現れると、その時点でエッチング加工が実質的に停止する。
図7に示すように、振動腕28、29、30が延びる方向が、それぞれベース部3を構成する単結晶シリコンの結晶方位<100>と平行である場合、振動腕28、29、30等の周囲の領域921を開口とするマスクを介した異方性ウエットエッチング加工が施されることにより、加工痕は領域921の下方に留まらず、結晶面{111}が現れるまで振動腕28、29、30や枠部26の下方にまで回り込むように形成される。その結果、ベース部3に設けられる凹部31は、領域921の下方のみならず、マスクの陰に位置する振動腕28、29、30や枠部26の下方にまで及ぶこととなる。このようにして図6(e)に示す凹部31が形成され、ベース部3が得られる。
このような方法によれば、寸法精度の高いSOI基板を用いつつ、振動腕28、29、30を高い加工精度で形成することができるので、振動特性に優れた振動子1を効率よく製造することができる。
異方性ウエットエッチングに用いるエッチング液としては、例えば、水酸化テトラメチルアンモニウム(TMAH)、水酸化カリウム(KOH)、エチレンジアミン−ピロカテコール−水(EDP)、ヒドラジン等が挙げられる。
次いで、酸化膜931を除去する。
酸化膜931の除去には、例えば、緩衝フッ酸(BHF)等を使用したウエットエッチング法が用いられる。
その後、図示しない配線、端子部等を形成する。
[C]
次に、蓋体7を用意する。そして、蓋体7と振動基板21とを接合する。これにより、図6(f)に示す振動子1が得られる。
以上、振動子1の構成および製造方法について説明したが、振動子1の構成については本実施形態に限定されない。
例えば、振動片2が備える振動腕28、29、30の数は、3本に限定されず、2本でも4本以上であってもよい。
また、振動子1は、加速度や角速度、圧力等の物理量を検出するセンサーデバイスとして用いられるものであってもよい。
また、SOI基板9を用いないで振動子1を製造することもできる。この場合、例えば、ベース部3を形成するための基板としてSi基板を用意し、これに酸化処理を施した酸化膜を形成する。次いで、酸化膜上にSi膜を成膜する。これにより、実質的にSOI基板と同等の基板を製造することができる。Si膜としては、多結晶シリコン膜、アモルファスシリコン膜等が挙げられる。以降、上述したようにして振動子1を製造することができる。
また、振動基板21が枠部26を備えていなくてもよい。例えば、ベース部3と蓋体7とで空間Sが画成され、その内部に振動基板21が封入される構造であってもよい。
また、端子部41、42の位置は、振動基板21の上面に限定されず、例えば、蓋体7の上面やベース部3の下面であってもよい。
[電子機器]
次いで、本発明の電子デバイスを備える電子機器(本発明の電子機器)について、図8〜図10に基づき、詳細に説明する。
図8は、本発明の電子デバイスを備える電子機器を適用したモバイル型(またはノート型)のパーソナルコンピューターの構成を示す斜視図である。この図において、パーソナルコンピューター1100は、キーボード1102を備えた本体部1104と、表示部100を備えた表示ユニット1106とにより構成され、表示ユニット1106は、本体部1104に対しヒンジ構造部を介して回動可能に支持されている。このようなパーソナルコンピューター1100には、フィルター、共振器、基準クロック等として機能する振動子1が内蔵されている。
図9は、本発明の電子デバイスを備える電子機器を適用した携帯電話機(PHSも含む)の構成を示す斜視図である。この図において、携帯電話機1200は、複数の操作ボタン1202、受話口1204および送話口1206を備え、操作ボタン1202と受話口1204との間には、表示部100が配置されている。このような携帯電話機1200には、フィルター、共振器等として機能する振動子1が内蔵されている。
図10は、本発明の電子デバイスを備える電子機器を適用したディジタルスチルカメラの構成を示す斜視図である。なお、この図には、外部機器との接続についても簡易的に示されている。ここで、通常のカメラは、被写体の光像により銀塩写真フィルムを感光するのに対し、ディジタルスチルカメラ1300は、被写体の光像をCCD(Charge Coupled Device)等の撮像素子により光電変換して撮像信号(画像信号)を生成する。
ディジタルスチルカメラ1300におけるケース(ボディー)1302の背面には、表示部100が設けられ、CCDによる撮像信号に基づいて表示を行う構成になっており、表示部100は、被写体を電子画像として表示するファインダーとして機能する。また、ケース1302の正面側(図中裏面側)には、光学レンズ(撮像光学系)やCCDなどを含む受光ユニット1304が設けられている。
撮影者が表示部に表示された被写体像を確認し、シャッターボタン1306を押下すると、その時点におけるCCDの撮像信号が、メモリー1308に転送・格納される。また、このディジタルスチルカメラ1300においては、ケース1302の側面に、ビデオ信号出力端子1312と、データ通信用の入出力端子1314とが設けられている。そして、図示されるように、ビデオ信号出力端子1312にはテレビモニター1430が、デ−タ通信用の入出力端子1314にはパーソナルコンピューター1440が、それぞれ必要に応じて接続される。さらに、所定の操作により、メモリー1308に格納された撮像信号が、テレビモニター1430や、パーソナルコンピューター1440に出力される構成になっている。このようなディジタルスチルカメラ1300には、フィルター、共振器等として機能する振動子1が内蔵されている。
なお、本発明の電子デバイスを備える電子機器は、図8のパーソナルコンピューター(モバイル型パーソナルコンピューター)、図9の携帯電話機、図10のディジタルスチルカメラの他にも、例えば、インクジェット式吐出装置(例えばインクジェットプリンター)、ラップトップ型パーソナルコンピューター、テレビ、ビデオカメラ、ビデオテープレコーダー、カーナビゲーション装置、ページャー、電子手帳(通信機能付も含む)、電子辞書、電卓、電子ゲーム機器、ワードプロセッサー、ワークステーション、テレビ電話、防犯用テレビモニター、電子双眼鏡、POS端末、医療機器(例えば電子体温計、血圧計、血糖計、心電図計測装置、超音波診断装置、電子内視鏡)、魚群探知機、各種測定機器、計器類(例えば、車両、航空機、船舶の計器類)、フライトシミュレーター等に適用することができる。
[移動体]
次に、本発明の電子デバイスを備える移動体(本発明の移動体)について説明する。
図11は、本発明の移動体の一例としての自動車を概略的に示す斜視図である。自動車1500には、振動子1が搭載されている。振動子1は、キーレスエントリー、イモビライザー、カーナビゲーションシステム、カーエアコン、アンチロックブレーキシステム(ABS)、エアバック、タイヤ・プレッシャー・モニタリング・システム(TPMS:Tire Pressure Monitoring System)、エンジンコントロール、ハイブリッド自動車や電気自動車の電池モニター、車体姿勢制御システム等の電子制御ユニット(ECU:electronic control unit)に広く適用できる。
以上、本発明について、好適な実施形態に基づいて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、各部の構成は、同様の機能を有する任意の構成のものに置換することができる。
また、本発明においては、上述した実施形態に任意の構成物が付加されていてもよい。
1 振動子
2 振動片
3 ベース部
6 中間層
7 蓋体
9 SOI基板
21 振動基板
22 圧電体
23 圧電体
24 圧電体
26 枠部
27 基部
28 振動腕
29 振動腕
30 振動腕
31 凹部
32 板体
33 枠体
41 端子部
42 端子部
43 接続配線
44 接続配線
51 質量部
52 質量部
53 質量部
71 凹部
72 板体
73 枠体
91 第1のSi層
92 SiO
93 第2のSi層
100 表示部
221 絶縁体層
222 第1の電極層
223 圧電体層
224 第2の電極層
231 絶縁体層
232 第1の電極層
233 圧電体層
234 第2の電極層
241 絶縁体層
242 第1の電極層
243 圧電体層
244 第2の電極層
281 上面
291 上面
301 上面
302 長辺
303 短辺
921 領域
931 酸化膜
1100 パーソナルコンピューター
1102 キーボード
1104 本体部
1106 表示ユニット
1200 携帯電話機
1202 操作ボタン
1204 受話口
1206 送話口
1300 ディジタルスチルカメラ
1302 ケース
1304 受光ユニット
1306 シャッターボタン
1308 メモリー
1312 ビデオ信号出力端子
1314 入出力端子
1430 テレビモニター
1440 パーソナルコンピューター
1500 自動車
S 空間
θ 角度

Claims (11)

  1. 振動腕を備える振動片と、
    前記振動片を支持するベース部と、
    を有し、
    平面視で、前記ベース部の辺が延びる方向と、前記振動腕が延びる方向と、が交わっていることを特徴とする電子デバイス。
  2. 前記振動腕は、その一方の端部で前記ベース部に支持されている請求項1に記載の電子デバイス。
  3. 前記振動腕は、その厚さ方向に屈曲振動する請求項1または2に記載の電子デバイス。
  4. 前記振動片は、3本の前記振動腕を備える請求項1ないし3のいずれか1項に記載の電子デバイス。
  5. 前記振動腕の構成材料は、シリコンを含む請求項1ないし4のいずれか1項に記載の電子デバイス。
  6. 前記ベース部の構成材料は、シリコンを含む請求項1ないし5のいずれか1項に記載の電子デバイス。
  7. 前記ベース部の構成材料は、単結晶シリコンを含んでおり、
    前記ベース部は、その辺が延びる方向が、前記単結晶シリコンの結晶方位<110>に沿っていて、かつ、前記振動腕が延びる方向が、前記単結晶シリコンの結晶方位<100>に沿っている請求項6に記載の電子デバイス。
  8. 平面視において、前記振動片と並んでいる端子部を有する請求項1ないし7のいずれか1項に記載の電子デバイス。
  9. 前記振動片を覆って前記ベース部に接続されている蓋体部を有する請求項1ないし8のいずれか1項に記載の電子デバイス。
  10. 請求項1ないし9のいずれか1項に記載の電子デバイスを備えることを特徴とする電子機器。
  11. 請求項1ないし9のいずれか1項に記載の電子デバイスを備えることを特徴とする移動体。
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