JP2015220000A - コネクタと端子金具の接続構造 - Google Patents

コネクタと端子金具の接続構造 Download PDF

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Abstract

【課題】係止突部の成形作業が容易になり、成形コストの低減化を図り得るコネクタと端子金具の接続構造を提供する。
【解決手段】雌端子金具2の底壁部9の長手方向の所定位置に、コネクタハウジング1の端子収容孔3の内部に形成されたランス部4の係止溝4cが弾性的に係入する係止孔12が形成されていると共に、該係止孔の前端側の孔縁部12aに、係止孔に係入された抜け止め部の先端縁部が軸方向から突き当り係止する係止突部14が一体に設けられており、この係止突部は、前端側の頂点部Pから係止孔の孔縁部側の後端部まで漸次拡径状の円錐部14aと、該円錐部の後端縁に一体に形成された円筒部14bとを備え、頂点部から円錐部の先端部側の一部を切り欠いた切欠部14dが形成されている。
【選択図】図5

Description

本発明は、例えば自動車内に配設されたワイヤーハーネスなどの接続に用いられるコネクタと端子金具の接続構造に関する。
従来のコネクタと該コネクタ内に電気的に接続される端子金具の接続構造としては、以下の特許文献1に記載されているものが知られている。
概略を説明すれば、前記コネクタは、ボックス状のコネクタハウジングの内部に複数の端子収容孔が貫通形成されていると共に、前記各端子収容孔のそれぞれの内部の軸方向の所定位置に、内外へ弾性変形可能なランス部が設けられている。
前記端子金具は、プレス成形によって一体に形成されており、ほぼ箱型に形成された本体と、該本体の長手方向の一端部に一体に結合されて、電線の端末に圧着接続可能なバレル部と、を備えている。前記本体は、前後に延出した底壁と、一対の側壁と、天井壁と、該天井壁の外側に重ね合わされる外壁と、を備えている。
前記外壁の前部における幅方向に沿った後端縁部のほぼ中央には、前記ランス部に係止可能な係止突部が外側に膨出するように形成されている。
この係止突部は、前端を頂点とするほぼ角錐状に形成されて、前端側にかけて幅寸法及び高さ寸法が減少する先細り状に形成されていると共に、3つの斜面により構成される角錐部と、幅寸法及び高さ寸法が一定にされているとともに3つの外面により構成される角筒部とから構成されている。また、この係止突部は、前端の頂点と、後端縁における一対の突出基端と、外側への突出先端とを結んで構成される仮想三角錐よりも外側に張り出すような形状に形成されている。
これによって、係止突部の内部容積が前記仮想三角錐と比較すると大きくなっており、したがって、ランス部との係止時において、係止突部の内側に進入することが許容される前記ランス部の抜け止め部の肉量が多くなる。このため、抜け止め部を係止突部に食い込ませながら端子金具を後方へ引っ張ることから、この端子金具の抜け止め力が大きくなるようになっている。
特開2004−14304号公報
しかしながら、前記従来の技術は、前記係止突部を形成するには、外壁の先端部を延設し、この延設部にプレス成形などによって膨出状の係止突部を形成した後に、前記延設部を下方へ折り返し状に折曲形成するようになっている。このため、係止突部の成形作業が煩雑になって、この成形作業能率の低下と成形コストの高騰を招いている。
本発明は、前記従来の技術的課題に鑑みて案出されたもので、係止突部の成形作業が容易になり、成形コストの低減化を図り得るコネクタと端子金具の接続構造を提供することを目的としている。
請求項1に記載の発明は、コネクタハウジングに形成された端子収容孔に長手方向の一端開口から挿入されて、前記端子収容孔の内壁に形成された抜け止め部に係止して接続されるコネクタと端子金具の接続構造において、
前記端子金具の外壁の長手方向の所定位置に、前記抜け止め部が弾性的に係入するランス孔が形成されていると共に、前記ランス孔の前端側の孔縁部に、該ランス孔に係入された前記抜け止め部の先端縁部が軸方向から突き当り係止する係止突部が一体に設けられており、前記係止突部は、前端側の頂点部から前記ランス孔の孔縁部側の後端部まで漸次拡径状のほぼ錐状に形成されていると共に、前記頂点部から後端部側の一部を切り欠いた切欠部が形成されていることを特徴としている。
請求項1に記載の発明によれば、端子本体の外壁を折り返すことなく、単に平坦な部分に係止突起を設けるようにしたため、該係止突部の成形作業が容易になり、成形作業能率の向上が図れると共に、成形コストの低減化が図れる。
本発明のコネクタと端子金具の接続構造の第1実施形態に供されるコネクタハウジングを示す斜視図である。 同コネクタハウジングの正面図である。 同2のA−A線断面図である。 本実施形態に供される雌端子金具の上方からみた斜視図である。 Aは同雌端子金具の下方からみた斜視図、BはAのB部拡大図である。 同雌端子金具の正面図である。 図6のC−C線断面図である。 コネクタハウジングの端子収容孔に雌端子金具が正常に挿入接続された状態を示す縦断面図である。 本実施形態における接触ビードを示す拡大断面図である。 本実施形態の係止突部の先端部を切り欠かなかった場合の接触ビードの長さを比較して示す拡大断面図である。 本実施形態の端子収容孔に雄端子金具を誤って挿入した場合を示す縦断面図である。 図11のD部拡大図である。 本発明の第2実施形態を示す要部拡大図である。
以下、本発明に係るコネクタと端子金具の接続構造の実施形態を図面に基づいて説明する。この実施形態は、自動車の電気機器類に接続されるワイヤーハーネスを接続するコネクタと端子金具に適用したものである。
具体的に説明すれば、コネクタは、図1及び図2に示すように、内部に複数の端子収容孔(キャビティ)3を有するボックス状のコネクタハウジング1を備えている。一方、前記端子金具は、前記コネクタハウジング1の端子収容孔3の軸方向の一方側から内部に挿通固定される複数の雌型の端子金具2によって構成されている。
前記コネクタハウジング1は、図1〜図3に示すように、合成樹脂材によって一体に形成され、平坦状の底壁1aと、該底壁1aの両側縁から一体に立ち上がった両側壁1b、1bと、該両側壁1b、1bの上端縁に一体に設けられた比較的肉厚な上壁1cと、前記底壁1aと上壁1cとの間に形成された中間壁1dと、前記底壁1aと上壁1c及び中間壁1dを上下方向で結合する5つの隔壁1eと、を有している。そして、コネクタハウジング1の内部に、前記各壁1a〜1eによって隔成された上下2段でかつ合計12個の前記端子収容孔3が軸方向に沿って貫通形成されている。
前記各端子収容孔3は、それぞれ横断面ほぼ矩形状に形成されて、図3に示すように、一端開口3aから内部軸方向のほぼ1/3までの第1収容孔部3bと、該第1収容孔部3bの先端側から内部軸方向のほぼ中央位置までの第2収容孔部3cと、該第2収容孔部3cの先端側から先端部付近までの第3収容孔部3dと、から構成されている。
前記第1収容孔部3bは、その断面積が前記上壁1cと中間壁1dの各天井壁面を切り欠いて比較的大きな断面積に形成されている。前記第2収容孔部3cは、該第1収容孔部3bの先端縁から軸方向ほぼ中央位置までの前記上壁1cと中間壁1dの各天井壁面3eが端子収容孔3の先端部方向に向かって下り傾斜状のテーパ面に形成されている。第3収容孔部3dは、その断面積が前記雌端子金具2の後述する端子本体6の断面積よりも僅かに大きく形成されて、該端子本体6を安定的に挿入可能になっている。
また、前記端子収容孔3の先端部、つまり第3収容孔部3dの先端部には、後述する雄端子金具の雄端子16が挿通可能な挿通孔3fが軸方向へ貫通形成されている。
さらに、前記底壁1aと中間壁1dの前記第3収容孔部3cに位置するそれぞれの部位には、抜け止め部であるランス部4がそれぞれ一体に形成されている。
この各ランス部4は、コネクタハウジング1を樹脂成形する際に一体に形成されたもので、図3及び図8に示すように、前記底壁1aや中間壁1dの先端側の下部に形成された空間部5から上方へ傾斜状に切り起こされた形になっていると共に、前記空間部5を介して上下方向へ弾性変形可能に形成されている。つまり、各ランス部4は、基端部4aが前記第2収容孔部3cの先端部付近に位置し、先端部4bが前記基端部4aから前記挿通孔3fに向かって立ち上がり傾斜状に形成されて、この先端部4bが基端部4aを支点として前記切欠空間部5を介して上下方向へ弾性変形するようになっている。
前記先端部4bは、先端縁が図中ほぼ逆L字形状に切り欠かれた段差状に形成されて、この段差状の係止溝4cに後述する係止突部14の先端部が係止されるようになっている。
前記雌端子金具2は、図4〜図7に示すように、導電材である銅や銅合金などの金属プレートをプレス成形によって折り曲げ加工等を加えて一体に形成されており、ほぼ箱型に形成された先端側の端子本体6と、該端子本体6の後端側に接続部7を介して一体に結合されて電線の端末に圧着して接続するバレル部8と、から構成されている。
前記端子本体6は、前記金属プレートを横断面ほぼ矩形状に折り曲げて形成されていると共に、前後方向に長い角筒状に形成されており、前後に延出された底壁部9と、該底壁部9の両側縁からほぼ垂直に立ち上げられた一対の側壁部10,10と、該両側壁部10,10の上端縁に設けられた上壁部11と、を備え、これらの各壁部9〜11全体が外壁を構成している。
また、端子本体6は、各壁部9〜11で隔成された先端部に雄端子金具の雄端子16が挿通する開口部6aが形成されている。
前記底壁部9は、平坦状に形成され、長手方向の後端部側に前記コネクタハウジング1のランス部4の先端部4bが係入する矩形状のランス孔12が形成されていると共に、前端部には、前記開口部6aから内部に挿入される後述する雄端子金具の雄端子16が接触する左右一対の接触ビード13a、13bが長手方向に沿って細長くかつ平行に形成されている。この接触ビード13a、13bは、底壁部9の外側からプレス機によって外側から内側へ押圧して形成されていると共に、横断面がほぼ円弧状に形成されている。
また、この底壁部9の前記ランス孔12の前端側の孔縁部12a側には、前記ランス部4の係止溝4cに前後方向から係止する係止突部14が一体に形成されている。
この係止突部14は、図5A、Bに示すように、前記底壁部9の係止孔12の幅方向のほぼ中央位置に形成されて、係止孔12の孔縁部12aをプレス機によって内側から押圧して外方(下方)へ膨出変形させることにより形成されていると共に、前端側の頂点部(仮想点P)から前記係止孔12の孔縁部12a付近まで漸次拡径状に形成された半円錐部14aと、該半円錐部14aの端縁からさらに後端部まで同一径状に形成された半円筒部14bとから構成されている。
前記半円筒部14bは、先端縁14cが係止孔12の孔縁部12aの端縁とほぼ同一平面上に形成されて、この先端縁14cが前記ランス部4の係止溝4cに係止するようになっている。
前記半円錐部14aは、前記頂点部Pから半円筒部14b方向に向かって所定角度で漸次拡径状に形成されているが、前記頂点部P側の一部の部位が切り欠き形成されている。この切欠部14dは、半円錐部14aの頂点部Pから約1/4程度の位置まで切り欠かれて、その切断面14eが底壁部9の外底面に対してほぼ直角に形成されている。
前記上壁部11は、図7にも示すように、前記底壁部9と平行に形成されて、下面(天井面)には、前記両接触ビード13a、13bと協働して前記雄端子金具の雄端子16を弾性的に挟持する接点ばね15が一体的に設けられている。
この接点ばね15は、細長い板ばね状に形成されて、基部15aが上壁部11の天井面に接合されていると共に、先端部15bが雄端子金具の雄端子16の良好な挿入性を確保するために湾曲状に形成されている。また、この接点ばね15は、上壁部11の下面に突設された突部11aに前記基部15aと先端部15bとの間の上面が弾接して基部15aから先端部15bに掛けて下り傾斜状に弾性変形していると共に、先端部15bが前記突部11aを支点として上下変形可能になっている。
また、上壁部11は、先端部に雄端部金具の雄端子16を前記開口部6aから内部に挿通案内可能な案内突片11bが一体に設けられている。
上壁部11の前記案内突片11bよりも内部側には、前記接点ばね15の先端部15bが突部11aを支点として上壁部11方向へ弾性変形した際に、この最大変形を吸収する吸収用孔11cが貫通形成されている。
前記バレル部8は、前後に一対のU字形状のかしめ片8a、8bを有し、後側のかしめ片8aが図外の電線の芯線部分をかしめ固定するのに対して、前側のかしめ片8bが電線の被覆部分をかしめ固定するようになっている。
前記前側のかしめ片8bは、内面に電線の被覆部分との摩擦力を大きくする複数の溝孔部8cが一体に設けられている。
〔本実施形態の作用〕
前記コネクタハウジング1の各端子収容孔3に、各雌端子金具2を挿入して接続するには、雌端子金具2を持って端子本体6の先端部を、前記端子収容孔3の一端開口3aから第1収容孔部3b内に挿入してそのまま押し込む。そうすると、前記端子本体6が、第2収容孔部3bから第3収容孔部3c内を摺動しながら挿入されると共に、端子本体6の底壁部9の係止突部14の下端縁が、ランス部4の弾性力に抗して該ランス部4の傾斜状の上面に沿って押圧しながら摺動すると、該ランス部4がランス孔12を介して下方へ弾性変形しつつ前記空間部5内に吸収される。その後、前記係止突部14が、ランス部4の係止溝4cに到達すると、ランス部4が自身の上方への弾性復帰力によって前記係止孔12に係入すると同時に、係止突部14の先端部14cに係止溝4cが係止する(図8参照)。
これによって、端子金具2は、端子収容孔3内に強固に接続固定されることから、端子収容孔3からの抜け出し方向への力が作用しても不用意に抜け出すことがない。
なお、図8ではバレル部8の各かしめ片8a、8bに電線の芯材や被覆部分をかしめによって接続された状態にはなっていないが、実際には、予め前記バレル部8にかしめられた状態で端子金具2が端子収容孔3に挿入固定されるものである。
また、前記各端子金具2が各端子収容孔3に挿入固定された後には、図8に示すように、前記雄端子金具の雄端子16を、端子収容孔3の先端開口3fから雌端子金具2の先端開口6aを介して端子本体6内に挿入して、接点ばね15の先端部15bの弾性反力に抗して内部に押し込むと、雄端子16の上下面が前記先端部15bの下面と前記底壁部9の2つの接触ビード13a、13bとの間に弾性力によって挟持状態に保持されることになる。
このように、本実施形態では、前記係止突部14は、従来のように端子本体6の底壁部9の先端部を折り返して形成するのではなく、前記係止孔12の前端孔縁部をプレス機によって単に押圧して形成するだけであるから、この成形作業が容易であり、斯かる成形作業能率の向上とコストの低減化が図れる。
しかも、前記係止突部14は、円錐部14aの先端部側の切欠部14dによって軸方向に短くなっていることから、前記各接触ビード13a、13bの軸方向の長さを、前記円錐部14aが短くなった分だけ軸方向に長く形成することが可能になる。
すなわち、前記係止突部14の円錐部14aが、図10に示すように、頂点部Pまで軸方向に長く形成されている場合には、この分だけ接触ビード13a、13bの長さLが短くなってしまうが、図9に示す本実施形態のように、係止突部14の円錐部14aの先端部側の一部を切除した場合は、この分だけ接触ビード13a、13bの形成スペースが大きくなることから、該接触ビード13a、13bの軸方向の長さL1をLよりも長くすることが可能になる。
この結果、接触ビード13a、13bの上面と前記雄端子16の下面との接触面積が大きくなるため、この摩擦抵抗によって雄端子16をさらに保持することが可能になると共に、雌端子金具2と雄端子金具との導通性が向上する。
また、本実施形態によれば、前述した端子収容孔3内に雌端子金具2を挿入する際に、雌端子金具2を誤って上下逆さまにした挿入した場合には、図11及び図12に示すように、端子本体6は、その先端部が開口面積の大きな一端開口3aと第1収容孔部3bは通過するものの、前記第2収容孔部3c内のテーパ状の天井壁面3eに前記係止突部14の円錐部14aの上端縁が摺接しながら第3収容孔部3dに入ろうとすると、前記天井壁面3eの先端部(第3収容孔部3d近傍)に前記円錐部14aの上端縁が当接してそれ以上の挿入を規制する。
したがって、挿入作業者は、雌端子金具2の誤組付を認識することができることから、誤組付を未然に防止することが可能になる。
特に、本実施形態では、前記円錐部14aの先端部側が切欠されていることから、端子本体6を挿入すると、前記天井壁面3eの先端部には、図12に示すように、切欠部14dの切断面14eの上端縁が食い込むように係止するため、挿入の規制効果が大きくなって誤組付をさらに明確に認識することができる。
〔第2実施形態〕
図13は第2実施形態を示し、この実施形態では、係止突部14を角錐状に形成したものである。すなわち、係止突部14は、角錐部14aと該角錐部14aの後端縁に一体に形成された角筒部14bとから構成されており、第1実施形態と同じく前記角錐部14aの先端部に切欠部14dが形成され、この分、軸方向の長さが短く形成されている。
他の構成は、第1実施形態と同様であるから、接触ビード13a、13bの軸方向の長さを大きくすることができるなど第1実施形態と同じ作用効果が得られるが、特に、本実施形態では、角筒部14bとして形成することによって、該角筒部14bの先端縁と前記ランス部4の係止溝4cの突き合わせ時の接触面積が大きくなって係止力がさらに大きくなる。
また、前記角錐部14aに形成することによって、該角錐部14aの先端縁14cの横幅の長さが大きくなることから、前記誤組付時における天井壁面3eとの食い込み性が高くなって、誤組付状態をより明確に認識することが可能になる。
本発明は、前記実施形態の構成に限定されるものではなく、コネクタの仕様によっては、雌端子金具2を雄端子金具とすることも可能である。
1…コネクタハウジング
2…雌端子金具
3…端子収容孔
3e…天井壁面
4…ランス部
5…空間部
6…端子本体
8…バレル部
8a、8b…かしめ部
9…底壁部
10…両側壁部
11…上壁部
12…ランス孔
12a…前端側の孔縁
13a、13b…接触ビード
14…係止突部
14a…円錐部(角錐部)
14b…円筒部(角筒部)
14c…先端縁
14d…切欠部
14e…切断面
15…接点ばね
15b…先端部
16…雄端子

Claims (4)

  1. コネクタハウジングに形成された端子収容孔に長手方向の一端開口から挿入されて、前記端子収容孔の内壁に形成された抜け止め部に係止して接続されるコネクタと端子金具の接続構造において、
    前記端子金具の外壁の長手方向の所定位置に、前記抜け止め部が弾性的に係入するランス孔が形成されていると共に、前記ランス孔の前端側の孔縁部に、該ランス孔に係入された前記抜け止め部の先端縁部が軸方向から突き当り係止する係止突部が一体に設けられており、
    前記係止突部は、前端側の頂点部から前記ランス孔の孔縁部側の後端部まで漸次拡径状のほぼ錐状に形成されていると共に、前記頂点部から後端部側の一部を切り欠いた切欠部が形成されていることを特徴とするコネクタと端子金具の接続構造。
  2. 前記外壁の前記係止突部と対向する内面に、接点ばねが設けられていると共に、該接点ばねと対向する前記係止突部側の内面に、前記接点ばねと協働して雄端子を弾性挟持する接触ビードが設けられていることを特徴とする請求項1に記載のコネクタと端子金具の接続構造。
  3. 前記係止突部は、前記頂点部側の切欠部の端縁側の円錐部または角錐部と、該円錐部または角錐部から後端部側の円筒部または角筒部と、によって構成されていることを特徴とする請求項1または2に記載のコネクタと端子金具の接続構造。
  4. 前記端子収容孔は、内壁面の一部が前記一端開口から軸方向のほぼ中央位置に向かって下り傾斜状に形成されていると共に、前記ほぼ中央位置から先端部までの横断面形状が、前記端子金具の横断面形状より僅かに大きな相似形状に形成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載のコネクタと端子金具の接続構造。
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