JP2015213862A - 細断ユニット及びこれを用いたシュレッダ、シート状物処理装置 - Google Patents

細断ユニット及びこれを用いたシュレッダ、シート状物処理装置 Download PDF

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Abstract

【課題】シート状物を細断するに当たり、細断機構での細断片の詰まりを未然に防止し、細断機構による細断性能を長期に亘って維持する。
【解決手段】細断機構3としての対構成のカッタ要素4を清掃する清掃機構10は、対構成のカッタ要素4の噛み合い領域Mとは異なる領域にて各カッタ要素4のスペーサ部6の周囲を覆うように多段配置され、対構成のカッタ要素4の噛み合い領域Mで細断された細断片1aを各カッタ要素4の凹部7内から取り除くように仕切られる第1の仕切り部材11と、対構成のカッタ要素4の噛み合い領域Mとは異なる領域にて各カッタ要素4のカッタ部5の周囲を覆うように多段配置され、対構成のカッタ要素4の噛み合い領域Mで細断された細断片1aが第1の仕切り部材11間に入り込む隙間を塞ぐように仕切られる第2の仕切り部材12と、を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、シート状物を細断する細断ユニット及びこれを用いたシュレッダ、シート状物処理装置に関する。
従来におけるシュレッダとしては例えば特許文献1,2に記載のものが既に知られている。
特許文献1には、回転刃板間に介設固定され、回転刃板間から排出される細断片が回転軸の外面部に沿って巻き込むあるいは巻き上がることを防止する巻き込み防止ガイド体を設け、このガイド体を回転刃板間に介設する前は、広狭変形用切欠部を介して包囲内縁の先端間の対向距離が大きくこの包囲内縁が開いた変形状態となっていることで、この先端間から回転軸の外側よりガイド体を回転刃板間に挿入し、その後クランプすることで広狭変形用切欠部を介して包囲内縁の先端間の距離を狭め閉じた状態として、包囲内縁を外面部の少なくとも半円領域以上の外周範囲に沿って被嵌状態にして包囲状態に配設したシュレッダが開示されている。
特許文献2には、カッターディスクとスペーサーとを交互に積層した一対のローラーカッターを形成し、一方のカッターディスクが他方のカッターディスク間に互いに噛み合うように両者を平行に組み合わせ、かつ、各カッターディスクとスペーサーの外周面にこれより径方向に突出するエッジ部を形成すると共に、それらの噛合部で、一方のカッターディスクのエッジ部と他方のスペーサーのエッジ部同士が互いに摺接するようにし、これによって、縦切りされた紙葉類がその噛合部でエッジ部によって上下に引き千切られるように切断されるシュレッダが開示されている。
特開2000−354784号公報(実施例,図6) 特開2009−131750号公報(発明を実施するための最良の形態,図1)
しかしながら、この種のシュレッダにおいては、ユーザの要請に沿ったセキュリティレベルでシート状物に対する細断サイズを決め、それに合う細断機構を採用するようにしている。
近年、ドイツの規格協会が制定したDIN規格(DIN66399/制定日2012年9月)によれば、細断寸法に応じて7段階あり、最もセキュリティレベルの高いのがレベル7(細断寸法:面積5.0mm以下)とされているが、細断片の細断サイズのセキュリティレベルが高くなるに伴って細断機構のカッタ要素(例えば特許文献2記載の一対のローラーカッターのカッターディスク)間の間隔を狭くせざるを得ない。
このような状況において、シュレッダは細断機構で細断された細断片がカッタ要素に巻き込まれないように例えば特許文献1記載のガイド体を具備しているが、細断機構にて細断された細断片が小サイズになるに伴って、小サイズの細断片がガイド体間の隙間に入り込み易くなり、これが堆積すると、細断機構のカッタ要素の回転動作に支障をきたす懸念がある。
このような事態を回避するには、例えば細断機構のカッタ要素に定期的に給油し、カッタ要素の周囲においてカッタ要素と細断片との間の摩擦抵抗を低減させるという手法が挙げられる。
しかしながら、この種の手法にあっては、給油手段が必要不可欠になるばかりか、カッタ要素から離間した状態でガイド体間の狭い隙間に入り込んだ細断片が堆積する事態が生ずる懸念は残る。
本発明が解決しようとする技術的課題は、シート状物を細断するに当たり、細断機構での細断片の詰まりを未然に防止し、細断機構による細断性能を長期に亘って維持する細断ユニット及びこれを用いたシュレッダ、シート状物処理装置を提供することにある。
請求項1に係る発明は、シート状物を細断する細断ユニットであって、互いに噛み合うように配置される対構成のカッタ要素を有し、当該対構成のカッタ要素の噛み合い領域に搬入されるシート状物を細断する細断機構と、前記対構成のカッタ要素の噛み合い領域で細断された細断片を各カッタ要素から取り除くように各カッタ要素を清掃する清掃機構と、を備え、前記細断機構は、対構成のカッタ要素として、いずれも周囲に所定のピッチ間隔で切断刃が形成された断面円状のカッタ部を予め決められた間隔の断面円状のスペーサ部を介して多段配置し、前記カッタ部の切断刃が前記スペーサ部よりも周囲に突出するように前記カッタ部間に凹部を具備し、一方のカッタ要素の凹部に他方のカッタ要素のカッタ部の切断刃が食い込むように噛み合わせたものであり、前記清掃機構は、前記対構成のカッタ要素の噛み合い領域とは異なる領域にて各カッタ要素のスペーサ部の周囲を覆うように多段配置され、対構成のカッタ要素の噛み合い領域で細断された細断片を各カッタ要素の凹部内から取り除くように仕切られる第1の仕切り部材と、前記対構成のカッタ要素の噛み合い領域とは異なる領域にて各カッタ要素のカッタ部の周囲を覆うように多段配置され、対構成のカッタ要素の噛み合い領域で細断された細断片が前記第1の仕切り部材間に入り込む隙間を塞ぐように仕切られる第2の仕切り部材と、を有することを特徴とする細断ユニットである。
請求項2に係る発明は、請求項1に係る細断ユニットにおいて、前記細断機構は、対構成のカッタ要素として、回転するドラム本体の周囲に前記カッタ部をドラム本体の回転軸方向に沿って予め決められた間隔の凹部を介して一体的に切り出し加工する刃付ドラムを用いたことを特徴とする細断ユニットである。
請求項3に係る発明は、請求項1又は2に係る細断ユニットにおいて、前記清掃機構の第1及び第2の仕切り部材は、前記細断機構の対構成のカッタ要素のスペーサ部及びカッタ部に対し交互に積み上げるように多段配置され、位置決め部材にて位置決めされることを特徴とする細断ユニットである。
請求項4に係る発明は、請求項1乃至3のいずれかに係る細断ユニットにおいて、前記清掃機構のうち第1の仕切り部材は、対構成のカッタ要素のスペーサ部の周面形状に沿った円弧状のエッジ面を有し、第2の仕切り部材は、対構成のカッタ要素のカッタ部の切断刃の外周縁に沿った円弧状のエッジ面を有することを特徴とする細断ユニットである。
請求項5に係る発明は、請求項1乃至4のいずれかに係る細断ユニットにおいて、前記清掃機構を構成する第1及び第2の仕切り部材は、前記細断機構の対構成のカッタ要素のうち噛み合い領域の中心位置を境とする一方の半分領域と他方の半分領域とに跨がる板材にて構成されていることを特徴とする細断ユニットである。
請求項6に係る発明は、請求項1乃至5のいずれかに係る細断ユニットにおいて、前記清掃機構を構成する第1及び第2の仕切り部材は、共通の位置決め部材にて位置決めされることを特徴とする細断ユニットである。
請求項7に係る発明は、請求項1乃至6のいずれかに係る細断ユニットにおいて、前記清掃機構を構成する第1及び第2の仕切り部材は、揺動支点となる被位置決め部と、揺動支点から離間した位置に設けられる被位置決め部との2点で位置決めされることを特徴とする細断ユニットである。
請求項8に係る発明は、請求項1乃至7のいずれかに係る細断ユニットにおいて、前記清掃機構の第1の仕切り部材は、前記対構成のカッタ要素のスペーサ部の周囲を覆う部分の下端縁に下方に延びる1若しくは複数の案内片を有していることを特徴とする細断ユニットである。
請求項9に係る発明は、シュレッダ筐体と、シュレッダ筐体に設けられてシート状物を搬入する搬入経路と、この搬入経路の途中に設けられ、搬入されたシート状物を細断する細断ユニットと、を備え、前記細断ユニットとして請求項1乃至8のいずれかに係る細断ユニットを用いたことを特徴とするシュレッダである。
請求項10に係る発明は、シート状物を処理する処理部と、この処理部による処理が適正になされないシート状物を細断する請求項9に係るシュレッダと、を備えていることを特徴とするシート状物処理装置である。
請求項1に係る発明によれば、シート状物を細断するに当たり、細断機構での細断片の詰まりを未然に防止し、細断機構による細断性能を長期に亘って維持することができる。
請求項2に係る発明によれば、本構成を有さない態様に比べて、シート状物を細断するに当たり、細断サイズを再現不可能なレベルまで極小にすることができる。
請求項3に係る発明によれば、細断機構に対し第1及び第2の仕切り部材を含む清掃機構を容易に組み込むことができる。
請求項4に係る発明によれば、本構成を有さない態様に比べて、清掃機構による細断片の除去作用及び細断片の堆積防止作用を広範囲に亘って働かせることができる。
請求項5に係る発明によれば、本構成を有さない態様に比べて、清掃機構による清掃性能を高めることができる。
請求項6に係る発明によれば、本構成を有さない態様に比べて、細断機構に対する清掃機構の位置決めを正確に実現することができる。
請求項7に係る発明によれば、本構成を有さない態様に比べて、細断機構に対する清掃機構の相対位置関係を正確に保つことができる。
請求項8に係る発明によれば、本構成を有さない態様に比べて、清掃機構による細断片の取り除き作用をより確実にすることができる。
請求項9に係る発明によれば、シート状物を細断するに当たり、細断機構での細断片の詰まりを未然に防止し、細断機構による細断性能を長期に亘って維持することが可能な細断ユニットを含むシュレッダを提供することができる。
請求項10に係る発明によれば、シート状物を細断するに当たり、細断機構での細断片の詰まりを未然に防止し、細断機構による細断性能を長期に亘って維持することが可能なシュレッダを含むシート状物処理装置を提供することができる。
(a)は本発明が適用されたシュレッダの実施の形態の概要を示す説明図、(b)は実施の形態で用いられる細断ユニットの要部を示す説明図、(c)は(b)中C−C線に沿う切断説明図である。 (a)は細断ユニットにおける細断機構の噛み合い領域でのシート状物の細断挙動を模式的に示す説明図、(b)は実施の形態で用いられる細断ユニットの清掃機構による細断片の清掃原理を示す説明図、(c)は比較の形態で用いられる細断ユニットの清掃機構による細断片の清掃原理を示す説明図である。 実施の形態1に係るシュレッダの全体構成を示す説明図である。 (a)は実施の形態1に係るシュレッダの要部を示す説明図、(b)は細断ユニットにおける細断機構の駆動装置の一例を示す説明図である。 (a)は実施の形態1で用いられる細断ユニットの詳細を示す説明図、(b)は対構成の刃付ドラムの噛み合い領域の詳細を示す説明図である。 (a)は細断ユニットの各要素の位置関係を模式的に示す説明図、(b)は対構成の刃付ドラムの要部を示す説明図、(c)は対構成の刃付ドラムの噛み合い領域での相対位置関係を示す説明図である。 (a)は清掃機構における第1の仕切り部材の構成例を示す説明図、(b)は(a)のB部詳細図である。 (a)は清掃機構における第1の仕切り部材の構成例を示す説明図、(b)は清掃機構における第2の仕切り部材の構成例を示す説明図である。 (a)は細断機構における刃付ドラムと清掃機構における第1の仕切り部材との配置関係を示す説明図、(b)は細断機構における刃付ドラムと清掃機構における第2の仕切り部材との配置関係を示す説明図である。 (a)〜(c)は細断ユニットの組立過程を示す説明図である。 (a)は実施の形態1における細断ユニットの要部を模式的に示す斜視説明図、(b)はその断面説明図である。 (a)は比較の形態1における細断ユニットの要部を模式的に示す斜視説明図、(b)はその断面説明図である。 実施の形態1で用いられる制御装置の細断制御処理の内容を示すフローチャートである。 (a)は駆動源としてのモータ電流と投入用紙枚数との関係を示すグラフ図、(b)はシュレッダの使用初期段階と細断機構の紙詰まり段階における駆動開始時のモータ電流の時間変化を示す説明図、(c)はシュレッダの使用初期段階と細断機構の紙詰まり段階における細断終了後のモータ電流の時間変化を示す説明図である。 実施の形態1で用いられる清掃モードの動作例を示すグラフ図である。 (a)は変形の形態1に係る細断ユニットの要部を示す説明図、(b)は変形の形態2に係る細断ユニットの要部を示す説明図である。 実施の形態2に係るシート状物処理装置としての画像形成装置の要部を示す説明図である。
◎実施の形態の概要
図1(a)は本発明が適用されたシュレッダの実施の形態の概要を示す。
同図において、シュレッダは、シュレッダ筐体15と、シュレッダ筐体15に設けられてシート状物1を搬入する搬入経路16と、この搬入経路16の途中に設けられ、搬入されたシート状物1を細断する細断ユニット2と、を備えている。
そして、細断ユニット2は、図1(a)〜(c)に示すように、互いに噛み合うように配置される対構成のカッタ要素4を有し、当該対構成のカッタ要素4の噛み合い領域Mに搬入されるシート状物1を細断する細断機構3と、対構成のカッタ要素4の噛み合い領域Mで細断された細断片1aを各カッタ要素4から取り除くように各カッタ要素4を清掃する清掃機構10と、を備え、細断機構3は、対構成のカッタ要素4として、いずれも周囲に所定のピッチ間隔で切断刃5aが形成された断面円状のカッタ部5を予め決められた間隔の断面円状のスペーサ部6を介して多段配置し、カッタ部5の切断刃5aがスペーサ部6よりも周囲に突出するようにカッタ部5間に凹部7(図1(c)参照)を具備し、一方のカッタ要素4の凹部7に他方のカッタ要素4のカッタ部5の切断刃5aが食い込むように噛み合わせたものであり、清掃機構10は、対構成のカッタ要素4の噛み合い領域Mとは異なる領域にて各カッタ要素4のスペーサ部6の周囲を覆うように多段配置され、対構成のカッタ要素4の噛み合い領域Mで細断された細断片1aを各カッタ要素4の凹部7内から取り除くように仕切られる第1の仕切り部材11と、対構成のカッタ要素4の噛み合い領域Mとは異なる領域にて各カッタ要素4のカッタ部5の周囲を覆うように多段配置され、対構成のカッタ要素4の噛み合い領域Mで細断された細断片1aが第1の仕切り部材11間に入り込む隙間を塞ぐように仕切られる第2の仕切り部材12と、を有するものである。
このような技術的手段において、細断機構3である対構成のカッタ要素4は、カッタ部5をスペーサ部6を介して多段配置し、カッタ部5の切断刃5aとスペーサ部6とで凹部7を具備するようにしたものであればよい。そして、両者のカッタ要素4は一方の凹部7に他方のカッタ部5の切断刃5aが食い込むように噛み合せたものであればよい。また、この対構成のカッタ要素4はカッタ部5としてのカッタ板とスペーサ部6としてのスペーサ板とを回転軸に対して交互に積み上げて構成したものでもよいし、刃付きドラムとしてカッタ部5とスペーサ部6とを一体成形するようにしてもよい。
更に、清掃機構10である第1の仕切り部材11はカッタ要素4のスペーサ部6の周囲を覆い、かつ、凹部7(スペーサ部6の周面)内から細断片1aを取り除くものであれば、任意の形状で差し支えない。
また、第2の仕切り部材12はカッタ要素4のカッタ部5の周囲を覆い、かつ、細断片1aが第1の仕切り部材11間に入り込む隙間を塞ぐものであれば、任意の形状で差し支えない。
ここで、細断サイズを小さくする場合にはカッタ部5、スペーサ部6の間隔が狭くなることから、第1、第2の仕切り部材11,12の厚みを薄くせざるを得ないので、各仕切り部材11,12の形状としては板状として面剛性を確保することが好ましい。
本実施の形態では、清掃機構10を工夫することで、細断機構3の周辺に細断片1aが堆積することを阻止する構成であるから、細断機構3による細断性能を保つことが可能である。このため、細断機構3の細断性能を維持するために給油システムを採用してもよいが、給油する必要性は極めて少ない。
また、本実施の形態では、必要に応じて、清掃機構10による清掃性が損なわれる事態の発生を踏まえ、細断機構10の細断片1aの詰まり状態を判定する判定部を制御装置に設ける対策を施すようにしてもよい。
本実施の形態によれば、細断ユニット2の細断機構3は、図2(a)に示すように、対構成のカッタ要素4の噛み合い領域Mにてシート状物1を細断し、細断された細断片1aの多くは下方へと落下して図示外の屑入れに収容される。
このとき、対構成のカッタ要素4の噛み合い領域Mにて細断された細断片1aの一部は、図2(b)に二点鎖線で示すように、カッタ要素4の噛み合い領域Mを通過した後、下方に落下せずにカッタ要素4のカッタ部5やカッタ部5間のスペーサ部6に静電付着する可能性がある。
しかしながら、本実施の形態においては、清掃機構10は、カッタ要素4のスペーサ部6に対応した部位に第1の仕切り部材11が設けられ、カッタ要素4のカッタ部5に対応した部位に第2の仕切り部材12が設けられているため、スペーサ部6に静電付着した細断片1aは第1の仕切り部材11によって掻き取られて下方に落下し、また、カッタ部5に静電付着した細断片1aは第2の仕切り部材12によって掻き取られて下方に落下する。
このため、カッタ要素4の噛み合い領域Mにて細断された細断片1aはカッタ要素4に堆積することなく下方に落下する。
この点、例えば図2(c)に示す比較の形態(第1の仕切り部材11のみを具備し、第2の仕切り部材12を具備しない清掃機構10’を備えた態様)にあっては、カッタ要素4のスペーサ部6に対応した部位に第1の仕切り部材11が設けられているため、スペーサ部6に静電付着した細断片1aは第1の仕切り部材11に掻き取られて下方に落下するが、細断片1aがある程度細かくなると、カッタ部5に静電付着した細断片1aがそのまま残存する可能性がある。
つまり、細断片1aがある程度大きい場合には、カッタ要素4のカッタ部5に静電付着した細断片1aの多くは第1の仕切り部材11に引っ掛かることから、第1の仕切り部材11によって掻き取られて下方に落下する挙動を示すが、細断片1aがある程度細かくなると、カッタ要素4のカッタ部5に静電付着した細断片1aが第1の仕切り部材11に引っ掛からない状況が生じ易くなり、これに伴って、カッタ要素4のカッタ部5の周囲に細断片1aが堆積し易くなる懸念が生ずる。
次に、本実施の形態に係るシュレッダの代表的態様又は好ましい態様について説明する。
先ず、細断機構3の好ましい態様としては、対構成のカッタ要素4として、回転するドラム本体の周囲にカッタ部5をドラム本体の回転軸方向に沿って予め決められた間隔の凹部7を介して一体的に切り出し加工する刃付ドラムを用いた態様が挙げられる。
本例では、刃付ドラムはドラム本体の周囲に切断刃5aが形成されたカッタ部5を凹部7を介して並設したものであるが、極小細断を企図する場合には、カッタ部5が極薄になることから、複数のカッタ板を積層してもその位置精度が出にくい。このため、本態様では、炭素鋼などの強化材料からなるドラム本体の周囲にカッタ部5を一体的に切り出し加工する製法を採用するようにした。このとき、カッタ部5の切断刃5aについては切断性能を十分に確保する上で研磨加工を施すことが好ましい。
また、カッタ部5の切断刃5aは予め決められたピッチで形成すればよいが、このピッチがシート状物1の矩形状細断片の一辺の長さ寸法に相当する。また、カッタ部5間の凹部7の間隔が矩形状細断片の他辺の長さ寸法に相当する。
また、清掃機構10の代表的態様としては、第1及び第2の仕切り部材11,12は、細断機構3の対構成のカッタ要素4のスペーサ部6及びカッタ部5に対し交互に積み上げるように多段配置され、位置決め部材13にて位置決めされる態様が挙げられる。
本態様では、第1及び第2の仕切り部材11,12は積み上げ方式によって多段配置された後に位置決めされる。
更に、清掃機構10の別の代表的態様としては、第1の仕切り部材11は、対構成のカッタ要素4のスペーサ部6の周面形状に沿った円弧状のエッジ面を有し、第2の仕切り部材12は、対構成のカッタ要素4のカッタ部5の切断刃5aの外周縁に沿った円弧状のエッジ面を有する態様が挙げられる。
本態様では、第1の仕切り部材11のエッジ面はカッタ要素4のスペーサ部6の周面形状に沿って円弧状面に形成されることから、スペーサ部6の周面(凹部7の底面に相当)に堆積する細断片1aは第1の仕切り部材11の広いエッジ面に接触してその摩擦抵抗で取り除かれる。
一方、第2の仕切り部材12は、第1の仕切り部材11間の隙間を塞ぐように配置され、そのエッジ面はカッタ要素4のカッタ部5の切断刃5aの外周縁に沿った円弧状面に形成されることから、第1の仕切り部材11によって取り除かれた細断片1aがカッタ要素4のカッタ部5周辺に回り込もうとしても、カッタ部5周辺に入り込む隙間が塞がれており、細断片1aがカッタ部5の周辺に堆積することはない。
また、清掃機構10の好ましい態様としては、例えば以下の4つの態様が挙げられる。
好ましい態様1としては、第1及び第2の仕切り部材11,12は、細断機構3の対構成のカッタ要素4のうち噛み合い領域Mの中心位置を境とする一方の半分領域と他方の半分領域とに跨がる板材にて構成されている態様がある。本態様では、第1及び第2の仕切り部材11,12は、対構成のカッタ要素4の噛み合い領域M以外の領域を広範囲に亘って覆っている。このため、細断片1aがカッタ要素4の周囲に堆積し難い点で好ましい。
好ましい態様2としては、第1及び第2の仕切り部材11,12は、共通の位置決め部材13にて位置決めされる態様がある。本態様では、第1及び第2の仕切り部材11,12は共通の位置決め部材13で位置決めされることから、両者の位置関係が正確に保たれる点で好ましい。
好ましい態様3としては、第1及び第2の仕切り部材11,12は、揺動支点となる被位置決め部(図示せず)と、揺動支点から離間した位置に設けられる被位置決め部(図示せず)との2点で位置決めされる態様がある。本態様では、第1及び第2の仕切り部材11,12は2点で位置決めされることから、両仕切り部材11,12は細断機構3に対して固定的に位置決めされる。このため、1点で位置決めされる態様に比べて、細断機構3と清掃機構10との相対位置関係がより正確になる点で好ましい。
好ましい態様4としては、第1の仕切り部材11は、対構成のカッタ要素4のスペーサ部6の周囲を覆う部分の下端縁に下方に延びる一若しくは複数の案内片(図示せず)を有している態様がある。本態様では、第1の仕切り部材11が一若しくは複数の案内片を有しているため、カッタ要素4のスペーサ部6の周面に堆積した細断片1aは第1の仕切り部材11で取り除かれ、かつ、取り除かれた細断片1aは案内片によって下方へと案内される点で好ましい。
上述したシュレッダは単体で適用されることは勿論であるが、本願は、これに限られるものではなく、シュレッダを組み込んだシート状物処理装置をも対象とする。
この種のシート状物処理装置としては、シート状物1を処理する処理部(図示せず)と、この処理部による処理が適正になされないシート状物1を細断するシュレッダと、を備えた態様が挙げられる。ここでいう処理部としては、シート状物1を処理する機能部であれば適宜選定して差し支えなく、例えばシート状物1が用紙等の記録材である場合には、画像を作成する作像部、あるいは、記録材に対して折り等の後処理を実施する後処理部を指す。
以下、添付図面に示す実施の形態に基づいて本発明を更に詳細に説明する。
◎実施の形態1
図3は実施の形態1に係るシュレッダの全体構成を示す。
−シュレッダの全体構成−
同図において、シュレッダ20は、略直方体形状のシュレッダ筐体21を有し、このシュレッダ筐体21の上面には細断するシート状物としての用紙Sが投入される投入口22を開設し、この投入口22には一対のガイドシュートで区画された搬入経路23を設け、この搬入経路23の途中に細断ユニット24を配設し、シュレッダ筐体21内の細断ユニット24の下方には用紙Sの細断片Saが収容される屑容器27を出し入れ可能に配設したものである。
ここで、細断ユニット24は、用紙Sを細断する細断機構25と、この細断機構25を清掃する清掃機構26とを備えている。
本例では、細断機構25は、図3に示すように、カッタ要素として対構成の刃付ドラム31,32が用いられるカットクロス方式を採用したもので、対構成の刃付ドラム31,32の噛み合い領域に用紙Sを挿通させることで、用紙Sの搬入方向に沿う方向(縦方向)及びこれに略直交する交差方向(横方向)について縦横同時に細断するようにしたものである。
尚、図3中、符号50は細断機構25を駆動する駆動装置、符号60はシュレッダ20を操作するための操作パネルである。
−駆動装置−
本実施の形態において、駆動装置50は、図3及び図4(a)(b)に示すように、駆動源としての駆動モータ51と、この駆動モータ51からの駆動力を細断機構25の対構成の刃付ドラム31,32に伝達する駆動伝達機構59とを有している。
本例において、駆動伝達機構59としては、例えば駆動モータ51の駆動軸及び第1の刃付ドラム31の回転軸に夫々プーリ59a,59bを固着すると共に、これらプーリ59a,59b間に伝達ベルト59cを掛け渡し、更に、各対構成の刃付ドラム31,32の回転軸には伝達ギア59d,59eを互いに噛合させた状態で固着するようにしたものである。
−制御装置−
更に、本実施の形態では、図4に示すように、細断機構25を駆動する駆動装置50は制御装置100によって制御されるようになっている。
本例において、制御装置100はCPU、RAM、ROM及び入出力ポートを含むマイクロコンピュータシステムからなり、操作パネル60からの操作信号、搬入経路23に用紙Sが搬入されたか否かを検出する位置センサ28からの信号などを入出力ポートを介して受け取り、CPU、RAMによってROM内に予めインストールされている細断制御プログラム(図13参照)を実行し、入出力ポートを介して細断機構25の駆動装置50に対し所定の制御信号を送出するようになっている。
そして、駆動モータ51には当該駆動モータ51に供給される駆動電流を検出する電流検出器120が設けられている。
尚、本例では、操作パネル60は、図4に示すように、シュレッダ20に電源を投入するためのスタートスイッチ61(図中STと表記)と、用紙Sが搬入経路23で紙詰まりした場合に用紙Sを逆転排出する排出モードや、細断機構25に細断片Saが詰まった場合に清掃処理を実施する清掃モードなどを指定するときにオン操作するモード選択スイッチ62(図中MSと表記)と、シュレッダ20の動作状態を表示する表示器63と、を有している。また、位置センサ28は用紙Sが通過したことを検出可能な構成であれば、機械的、光学式センサなど適宜選定して差し支えない。
−細断機構−
本実施の形態では、細断機構は、前述したように、対構成の刃付ドラム31,32にて構成されている。
ここで、第1の刃付ドラム31は、図3、図5及び図6に示すように、例えば炭素鋼等の高強度の材料からなるドラム本体311を有し、図示外の支持枠にドラム本体311を回転軸310を中心に回転可能に支持するようになっている。
そして、ドラム本体311の周面には当該ドラム本体311の回転方向に予め決められたピッチp(例えば3.5mm)の切断刃313を形成したカッタ部312がドラム本体311の回転軸310方向に沿って予め決められた間隔g(例えば0.7mm)の凹部315を介して一体的に切り出し加工されている。尚、カッタ部312間の凹部315底面は断面円形状のスペーサ部314として形成され、カッタ部312の先端エッジ部の幅寸法は凹部315と同程度に設定されている。
本例では、切断刃313は、その先端エッジ部が用紙Sの搬送方向に交差する方向(横方向)を切断する機能部と、先端エッジ部の両側に位置する側方エッジ部が用紙Sの搬送方向に沿う方向(縦方向)を切断する機能部とを有する。そして、切断刃313の先端エッジ部及び側方エッジ部は切断性能を良好に保つように研磨加工が施されている。
また、第2の刃付ドラム32は、図3、図5及び図6に示すように、炭素鋼等の高強度の材料にて第1の刃付ドラム31と略同様に構成されており、ドラム本体321の周面に切断刃323を形成したカッタ部322が凹部325を介して一体的に切り出し加工されている。尚、符号320は、ドラム本体321の回転軸であり、凹部325底面は断面円形状のスペーサ部324として形成されている。
そして、第2の刃付ドラム32は、そのカッタ部322が第1の刃付ドラム31の凹部315に食い込むように、また、その凹部325に第1の刃付ドラム31のカッタ部312を食い込ませるように、第1の刃付ドラム31と噛み合っている。
そして、この対構成の刃付ドラム31,32の噛み合い領域Mでは、図6(a)〜(c)に示すように、凹部315(又は325)の深さをhとすると、カッタ部322(又は312)の切断刃323(又は313)が凹部315(又は325)内に埋まり込む程度の寸法h1で食い込むように噛み合っている。尚、図6(c)中、符号h2は凹部315(又は325)の深さhから切断刃323(又は313)の食い込み寸法h1を差し引いた寸法を示す。
−清掃機構−
<スクレーパの基本構成>
本実施の形態において、清掃機構26は、対構成の刃付ドラム31,32の噛み合い領域Mとは異なる領域に設けられ、刃付ドラム31,32の周囲に付着した細断片Saを掻き取る掻き取り部材としてのスクレーパ41,42を備えている。ここで、スクレーパ41,42としては炭素鋼等の高強度の材料からなる板材が用いられている。
本例では、スクレーパ41は、対構成の刃付ドラム31,32の噛み合い領域Mとは反対側に位置する第1の刃付ドラム31の略右半部の周囲を囲み、第1の刃付ドラム31のカッタ部312間に位置する凹部315に対応して設けられる第1の仕切り部材41aと、第1の仕切り部材41a間に配置され、第1の刃付ドラム31のカッタ部312に対応して設けられる第2の仕切り部材41bとを備えている。
ここで、第1の仕切り部材41aは、図5及び図6に示すように、第1の刃付ドラム31のカッタ部312間に位置する凹部315に食い込むように配置され、対構成の刃付ドラム31,32の噛み合い領域Mで細断された細断片Saのうち凹部315内に堆積した細断片Saを掻き取るようになっている。
また、第2の仕切り部材41bは、図5及び図6に示すように、第1の刃付ドラム31のカッタ部312の周囲を囲むように配置され、対構成の刃付ドラム31,32の噛み合い領域Mで細断された細断片Saのうちカッタ部312の周囲に付着した細断片Saを掻き取るようになっている。
一方、スクレーパ42は、対構成の刃付ドラム31,32の噛み合い領域Mとは反対側に位置する第2の刃付ドラム32の略左半部の周囲を囲み、第2の刃付ドラム32のカッタ部322間に位置する凹部325に対応して設けられる第1の仕切り部材42aと、第1の仕切り部材42a間に配置され、第2の刃付ドラム32のカッタ部322に対応して設けられる第2の仕切り部材42bとを備えている。
ここで、第1の仕切り部材42aは、図5及び図6に示すように、第2の刃付ドラム32のカッタ部322間に位置する凹部325に食い込むように配置され、対構成の刃付ドラム31,32の噛み合い領域Mで細断された細断片Saのうち凹部325内に堆積した細断片Saを掻き取るようになっている。
また、第2の仕切り部材42bは、図5及び図6に示すように、第2の刃付ドラム32のカッタ部322の周囲を囲むように配置され、対構成の刃付ドラム31,32の噛み合い領域Mで細断された細断片Saのうちカッタ部322の周囲に付着した細断片Saを掻き取るようになっている。
<第1の仕切り部材の構成例>
第1の仕切り部材41a(又は42a)は、図5及び図7(a)(b)に示すように、板状の仕切り本体431を有し、この仕切り本体431の刃付ドラム31(又は32)の凹部315(又は325)に対向した部位の底面形状に沿った円弧状のエッジ面(本例では半円状のエッジ面)432を形成し、また、仕切り本体431の用紙Sの搬入側には対構成の刃付ドラム31,32の噛み合い領域Mに用紙Sを案内する案内面433を形成すると共に、仕切り本体431の用紙Sの排出側には対構成の刃付ドラム31,32の噛み合い領域Mにて細断された細断片Saを下方へ案内するための案内片434を形成したものである。
本例では、第1の仕切り部材41a(又は42a)のエッジ面432は、図7(a)及び図9(a)に示すように、刃付ドラム31(又は32)のカッタ部312(又は322)間に位置するスペーサ部314(又は324)の半径をrsとすると、rsより僅かに大きいrs+αの半径の円弧面として形成されている。
また、本例では、案内片434は、図7(a)(b)に示すように、斜め下方に延びる山型状の2つの案内突起435,436を有しており、用紙Sの通路寄りに位置する案内突起435は例えば鉛直方向に対して所定の角度θ(例えば30〜50°)だけ傾斜した傾斜面437を具備し、先端角部が角度η(例えば20〜40°:本例ではη<θ)で突出した形状に形成されている。また、2つめの案内突起436は例えば先端角度が角度ξ(例えば20〜40°:本例ではξ=η)のV溝438を介して案内突起435に隣接し、先端角度ηで突出した形状に形成されている。
<第2の仕切り部材の構成例>
第2の仕切り部材41b(又は42b)は、図5及び図8(a)(b)に示すように、板状の仕切り本体441を有し、この仕切り本体441の刃付ドラム31(又は32)のカッタ部312(又は322)の先端外周縁に沿った円弧状のエッジ面(本例では円弧角が半円未満、例えば140〜150°のエッジ面)442を形成したものである。
本例では、第2の仕切り部材41b(又は42b)のエッジ面442は、図8(b)及び図9(b)に示すように、刃付ドラム31(又は32)のカッタ部312(又は322)の先端外周縁の半径をrcとすると、rcより僅かに大きいrc+βの半径の円弧面として形成されている。
そして、本例では、第2の仕切り部材41b(又は42b)は、第1の仕切り部材41a(又は42a)と重ね合わせたときに、第1の仕切り部材41a(又は42a)の案内面433に沿った案内面443を有し、第1の仕切り部材41a(又は42a)の仕切り本体431の上辺部、下辺部及びエッジ面432と反対側に位置する側辺部が略合致する形状になっている。
<位置決め機構>
本実施の形態では、清掃機構26は、図5乃至図9に示すように、スクレーパ41(又は42)の第1の仕切り部材41a(又は42a)と第2の仕切り部材41b(又は42b)とが位置決め可能な位置決め機構45を備えている。
本例では、位置決め機構45は、第1の仕切り部材41a(又は42a)の仕切り本体431の任意の位置(本例では刃付ドラム31(又は32)から離れた側の下側隅部)に円形の位置決め孔451を開設すると共に、この位置決め孔451から離れた部位(本例では位置決め孔451の直上に位置する仕切り本体431の上辺部)にU字状の位置決め溝452を形成し、更に、第2の仕切り部材41b(又は42b)の仕切り本体441には、第1の仕切り部材41a(又は42a)の位置決め孔451、位置決め溝452に対応した位置に同様な位置決め孔453、位置決め溝454を形成し、第1の仕切り部材41a(又は42a)と第2の仕切り部材41b(又は42b)とを交互に積み上げた状態で、位置決め孔451,453に第1の位置決めロッド455(図10参照)を挿入すると共に、位置決め溝452,454に第2の位置決めロッド456を挿入することで、スクレーパ41(又は42)の第1の仕切り部材41a(又は42a)と第2の仕切り部材41b(又は42b)とを位置決めするようになっている。
−細断ユニットの組立過程−
本実施の形態における細断ユニット24の組立過程について説明する。
細断ユニット24を組み立てるに際し、細断機構25としての対構成の刃付ドラム31,32に清掃機構26を組み付ける必要がある。
先ず、図10(a)示すように、清掃機構26としてのスクレーパ41(又は42)として、第1の仕切り部材41a(又は42a)と第2の仕切り部材41b(又は42b)とを交互に積み上げ、位置決め孔451,453に第1の位置決めロッド455を挿入する。
この状態では、第1の仕切り部材41a(又は42a)と第2の仕切り部材41b(又は42b)とは第1の位置決めロッド455位置を揺動支点として揺動自在になっている。
この後、図10(b)に示すように、細断機構25としての刃付ドラム31(又は32)に対し、スクレーパ41(又は42)の第1の仕切り部材41a(又は42a)、第2の仕切り部材41b(又は42b)を、刃付ドラム31(又は32)の凹部315(又は325)に対応した部位、刃付ドラム31(又は32)のカッタ部312(又は322)に対応した部位に夫々配置する。
そして、清掃機構26としてのスクレーパ41(又は42)の各仕切り部材41a,41b(又は42a,42b)の配置が完了した段階において、第1の仕切り部材41a(又は42a)及び第2の仕切り部材41b(又は42b)の位置決め溝452,454に第2の位置決めロッド456を挿入するようにすればよい。
この状態において、シュレッダ筐体21の予め決められた位置に各位置決めロッド455,456を位置決めするようにすれば、この位置決めロッド455,456の位置に基づいて各スクレーパ41,42が各刃付ドラム31,32に対して位置決めされることになり、細断ユニット24はシュレッダ筐体21の所定位置に設置される。
−シュレッダの細断制御処理−
次に、本実施の形態に係るシュレッダの細断制御処理を主として図4及び図13に示すフローチャートに従って説明する。
<通常細断処理>
先ず、制御装置100は、操作パネル60のスタートスイッチ61がオン操作されたことを判断した後、駆動装置50の駆動条件(例えば駆動モータ51の駆動速度条件)を予め決められた所定のものに設定する。
この状態において、シュレッダ筐体21の投入口22に用紙Sが投入されると、当該用紙Sは搬入経路23に沿って細断機構25に向かって移動する。このとき、位置センサ28は用紙Sが通過したことを検出すると、位置センサ28による検出信号が制御装置100に取り込まれ、これに連動して、駆動モータ51が所定の駆動条件に従って細断機構25の対構成の刃付ドラム31,32を駆動する。
本例では、用紙Sは対構成の刃付ドラム31,32の噛み合い領域Mを通過することで、縦横同時に細断され、細断された細断片Saは清掃機構26としてのスクレーパ41,42によって刃付ドラム31,32から掻き取られて下方へと落下する。
このような細断処理においては、細断片Saは例えば0.7mm×3.5mm(2.45mm)の極小の細断サイズで細断されることから、仮に、細断処理後の細断片Saを集めて元の用紙情報を再現しようとしても、細断片Saの細断サイズが細かいことから、再現は略不可能である。
そして、用紙Sの後端が位置センサ28を通過して予め決められた時間(細断処理が終了したであろうと推測される時間)が経過すると、制御装置100は細断処理が終了したものと判断し、駆動モータ51の駆動を停止し、一連の細断制御処理を終了する。
<清掃機構による清掃処理>
このような通常細断処理において、対構成の刃付ドラム31,32の噛み合い領域Mで細断された細断片Saの多くは下方に落下して屑容器27に収容される。
しかしながら、細断片Saの一部は刃付ドラム31,32の周囲に静電付着する可能性がある。
しかしながら、本実施の形態の清掃機構26としてのスクレーパ41(又は42)は、図5及び図11(a)(b)に示すように、第1の仕切り部材41a(又は42a)に加えて、第2の仕切り部材41b(又は42b)を備えているため、刃付ドラム31,32のカッタ部312(又は322)間の凹部315(又は325)内の細断片Saを掻き取ることに加えて、カッタ部312(又は322)に付着した細断片Saをも掻き取る。
このため、刃付ドラム31,32の周囲に細断片Saが静電付着したまま堆積する懸念は極めて少ない。
特に、本実施の形態では、第1、第2の仕切り部材41a,41b(又は42a,42b)は広範囲に亘って刃付ドラム31(又は32)の凹部315(又は325)の底面、カッタ部312(又は322)の先端外周縁に近接したエッジ面432,442を形成したため、刃付ドラム31,32の周面に静電付着したまま細断片Saが各仕切り部材41a,42a(又は41b,42b)との微小隙間を通過することはない。
更に、本実施の形態では、第1の仕切り部材41a(又は42a)は、図7(a)(b)に示すような案内片434を有しているため、刃付ドラム31,32の周面に静電付着した細断片Saは案内片434に突き当たった後に下方へと案内される。特に、本例の案内片434は2つの案内突起435,436にて構成され、案内突起435,436間にV溝438が存在することから、仮に、細断片Saが案内片434付近に静電付着したとしても、V溝438付近で落下することから、細断片Saが案内片434付近にそのまま残存する懸念は極めて少ない。
この点、実施の形態1に係る清掃機構26に代えて、図12(a)(b)に示すように、比較の形態1に係る清掃機構26’(第1の仕切り部材41a(又は42a)のみを備えた態様)を使用する場合には、細断片Saが細かくなると、刃付ドラム31(又は32)のカッタ部312(又は322)に静電付着した細断片Saが残存し易く、極端なケースでは、第1の仕切り部材41a(又は42a)間に堆積して刃付ドラム31,32の回転動作に支障をきたす可能性もあり得る。
<メンテナンス判断処理>
本実施の形態では、上述した清掃機構26を備えているため、刃付ドラム31,32の周囲に細断片Saが残存する懸念はほとんどないが、細断片Saの細断サイズが極小であることから、仮に、細断片Saが対構成の刃付ドラム31,32に堆積した場合の懸念を考慮した。
つまり、図14(a)に示すように、シュレッダの使用開始初期の段階では、駆動モータ51の駆動電流は、シュレッダ筐体21の投入口22に投入される用紙Sがない場合にはゼロ付近であり、用紙Sの枚数(投入口22に同時に搬入される用紙Sの枚数)に応じて徐々に増加するというように変化する。
これに対し、シュレッダを経時使用した段階で、例えば対構成の刃付ドラム31,32に細断片Saが堆積して紙詰まりしたような場合には、駆動モータ51の駆動電流は、シュレッダ筐体21の投入口22に投入される用紙Sがない条件でも、予め決められた閾値THを超える所定レベルを示し、用紙Sの枚数に応じて更に増加するというように変化する。これは、対構成の刃付ドラム31,32に細断片Saが詰まったことから、駆動モータ51に負荷がかかっていることが要因になっているものと推測される。
このような状況において、駆動モータ51に過剰な負荷がかかってしまうと、この状態で駆動モータ51を駆動すると、細断機構25が破損する懸念がある。
そこで、本実施の形態では、図13に示すように、シュレッダ筐体21の投入口22に用紙Sが投入されていない条件で、予め決められた時期(例えばシュレッダ起動時、シュレッダ細断終了時、モード選択スイッチ62による人為的な指定時期)にシュレッダのメンテナンスの要否を判定するようにしている。
メンテナンスの要否を判定する場合には、先ず駆動モータ51の駆動を開始し、モータの駆動電流のモニタを開始する。このとき、駆動モータ51の電流変化が予め決められた閾値レベルIa以上か否かを判定する。本例では、この閾値電流Iaは細断機構25に細断片Saが過剰に詰まり、メンテナンスを要する程度に駆動モータ51に負荷がかかっているレベルのものを選定する。
この状態において、例えばシュレッダ起動時には、図14(b)に示すように、駆動モータ51の駆動電流は起動直後に一旦ピークに至り、その後に安定レベルに落ち着くという変化を示すが、安定域に至った駆動電流が許容レベルIsを超えて閾値レベルIa以上になった条件では、細断機構25に細断片Saが過剰に堆積していることが把握される。また、例えば細断終了時には、図14(c)に示すように、駆動モータ51の駆動電流は細断終了後に下降し、その後に安定レベルに落ち着くという変化を示すが、安定域に至った駆動電流が許容レベルIeを超えて閾値レベルIa以上になった条件では、細断機構25に細断片Saが過剰に堆積していることが把握される。
よって、駆動モータ51の駆動電流が閾値レベルIa以上である条件に至った場合には、制御装置100はメンテナンスが必要と判定し、細断機構25の駆動を停止し、メンテナンス要請処理を実施する。
ここでいうメンテナンス要請処理とは、例えば表示器63に「メンテナンス必要」の表示をしてユーザにメンテナンス要請を促したり、例えば通信機能付きのシュレッダなどを利用する場合には、通信機能を利用してメンテナンス要請処理をメンテナンス作業者に通知するなどを意味する。
<清掃モード>
また、本実施の形態では、メンテナンスの要否を判定する過程で、メンテナンスまでは必要ないが、細断機構25に細断片Saが少し堆積しているような状況をも考慮している。
このような場合、これを放置しておくと、いずれメンテナンスを必要とする状況に至るが、本例では清掃モードを実施し、細断機構25に堆積した細断片Saを清掃処理することが行われる。
つまり、図15に示すように、例えば細断終了時には駆動モータ51の駆動電流は降下し、その後に安定レベルに落ち着くという変化を示すが、安定域に至った駆動電流が許容レベルIe(図14(c)参照)より大きく閾値レベルIa未満の閾値レベルIb以上になった条件では、細断機構25に細断片Saが少し堆積していることが把握される。
この場合、制御装置100は清掃モードを実施する。ここでいう清掃モードは、図15に示すように、細断終了後に駆動モータ51を逆転動作させ、更に、必要に応じて、図15に仮想線で示すように、正転動作、逆転動作を予め決められた所定回数繰り返す。
このような駆動モータ51の正逆回転を繰り返すことで、対構成の刃付ドラム31,32を正転、逆転させ、刃付ドラム31,32に堆積している細断片Saを効果的に掻き取り、細断機構25に堆積された細断片Saを清掃することが可能である。
尚、本実施の形態では、清掃モードは駆動モータ51の正逆回転を数回繰り返しているが、少なくとも駆動モータ51の逆転動作を1回含むものであればある程度の清掃効果が得られる。
◎変形の形態
本実施の形態では、細断機構25は対構成の刃付ドラム31,32を採用したものであるが、必ずしもこれに限定されるものではなく、図16(a)(b)に示す細断機構25にも実施の形態1に示す清掃機構26(第1の仕切り部材41a(又は42a)、第2の仕切り部材41b(又は42b)を具備した)スクレーパ41(又は42)を採用することは可能である。
図16(a)に示す変形の形態1に係る細断機構25は、駆動ギア151から駆動伝達される円形又は多角形状の回転軸152にカッタ板153をスペーサ154を介して積み上げ、回転軸152の少なくとも一方の端部にはウェーブワッシャ155を設け、このウェーブワッシャ155の付勢力にて細断機構25の各カッタ板153を押圧保持し、各カッタ板153の位置を規制するようにしたものがある。
また、図16(b)に示す変形の形態2に係る細断機構25は、変形の形態1と略同様であるが、変形の形態1と異なり、ウェーブワッシャ155に代えて、回転軸152の端部に雄ねじ部157を設け、この雄ねじ部157に螺合するナット158を締め付けることで細断機構25の各カッタ板153を押圧保持し、各カッタ板153の位置を規制するようにしたものがある。
尚、図16(a)(b)中、符号160は細断ユニット24を支持する支持枠、符号161は回転軸152を回転支持するベアリングである。
◎実施の形態2
図17は実施の形態2に示す画像形成装置の要部を示す説明図である。
同図において、画像形成装置200は、装置筐体210内にシュレッダ20を組み込んだものである。
本例において、画像形成装置200の基本的構成は、装置筐体210内に例えば電子写真方式の画像が作成可能な作像部220を有し、所定の搬送経路213に沿って、用紙供給トレイ230から供給された用紙Sを作像部220まで搬送した後、作像部220にて作成された画像を用紙Sに転写すると共に、例えば加熱加圧定着方式の定着器240にて用紙S上に画像を定着するようにしたものである。尚、符号250は作像部220による通常の画像形成処理を実施した画像形成済みの用紙Sを収容する用紙収容トレイである。
ここで、作像部220の一例としては、例えば感光体221の周囲に、当該感光体221を帯電する帯電器222、帯電された感光体221上に静電潜像を書き込む露光器223、感光体221上に書き込まれた静電潜像をトナーにて可視像化する現像器224、感光体221上に作成された画像(トナーによる像)を用紙Sに静電転写させる転写器225、及び、感光体221上の転写後の残留物を清掃する清掃器226を配設したものが挙げられる。
そして、本実施の形態では、装置筐体210内にはシュレッダ20が組み込まれており、例えば装置筐体210の側方にはシュレッダ20に用紙Sを案内する用紙案内トレイ280が設けられ、この用紙案内トレイ280からシュレッダ20に細断すべき用紙Sが案内されるようになっている。
本例で用いられるシュレッダ20としては実施の形態1に挙げられた態様や変形形態のいずれでも適用することが可能である。
更に、装置筐体210には、画像形成装置200の操作パネル260が設けられ、この操作パネル260には通常の作像処理に対する作像操作部261のほかに、シュレッダ20に対する細断操作部262(例えば実施の形態1の操作パネル60に相当)が設けられ、この操作パネル260による操作に伴って画像形成装置200を制御する制御装置270が設けられている。
次に、本実施の形態に係る画像形成装置の作動について説明する。
同図において、今、操作パネル260の作像操作部261を操作したとすると、制御装置270は、作像モードに従って、作像部220、用紙供給トレイ230、定着器240、用紙Sの搬送系に対して画像形成に必要な制御信号を送出し、一連の画像形成処理を実施する。
一方、操作パネル260の細断操作部262を操作したとすると、用紙案内トレイ280に細断すべき用紙Sをセットしてシュレッダ20に搬入すれば、ユーザの要望に沿って用紙Sの通常の細断処理やメンテナンスの要否に伴う処理あるいは清掃モードに伴う処理が実施される。
本例では、画像形成装置200にシュレッダ20を組み込んだので、例えば作像部220による作像処理が不適正であった用紙Sなどが生じたとしても、直ちにシュレッダ20による細断処理を実施することが可能である点で好ましい。
1…シート状物,1a…細断片,2…細断ユニット,3…細断機構,4…カッタ要素,5…カッタ部,5a…切断刃,6…スペーサ部,7…凹部,10…清掃機構,11…第1の仕切り部材,12…第2の仕切り部材,13…位置決め部材,15…シュレッダ筐体,16…搬入経路,M…噛み合い領域
−清掃機構−
<スクレーパの基本構成>
本実施の形態において、清掃機構26は、対構成の刃付ドラム31,32の噛み合い領域Mとは異なる領域に設けられ、刃付ドラム31,32の周囲に付着した細断片Saを掻き取る掻き取り部材としてのスクレーパ41,42を備えている。ここで、スクレーパ41,42としては炭素鋼等の高強度の材料からなる板材が用いられている。
本例では、スクレーパ41は、対構成の刃付ドラム31,32の噛み合い領域Mとは反対側に位置する第1の刃付ドラム31の略半部の周囲を囲み、第1の刃付ドラム31のカッタ部312間に位置する凹部315に対応して設けられる第1の仕切り部材41aと、第1の仕切り部材41a間に配置され、第1の刃付ドラム31のカッタ部312に対応して設けられる第2の仕切り部材41bとを備えている。
ここで、第1の仕切り部材41aは、図5及び図6に示すように、第1の刃付ドラム31のカッタ部312間に位置する凹部315に食い込むように配置され、対構成の刃付ドラム31,32の噛み合い領域Mで細断された細断片Saのうち凹部315内に堆積した細断片Saを掻き取るようになっている。
また、第2の仕切り部材41bは、図5及び図6に示すように、第1の刃付ドラム31のカッタ部312の周囲を囲むように配置され、対構成の刃付ドラム31,32の噛み合い領域Mで細断された細断片Saのうちカッタ部312の周囲に付着した細断片Saを掻き取るようになっている。
一方、スクレーパ42は、対構成の刃付ドラム31,32の噛み合い領域Mとは反対側に位置する第2の刃付ドラム32の略半部の周囲を囲み、第2の刃付ドラム32のカッタ部322間に位置する凹部325に対応して設けられる第1の仕切り部材42aと、第1の仕切り部材42a間に配置され、第2の刃付ドラム32のカッタ部322に対応して設けられる第2の仕切り部材42bとを備えている。
ここで、第1の仕切り部材42aは、図5及び図6に示すように、第2の刃付ドラム32のカッタ部322間に位置する凹部325に食い込むように配置され、対構成の刃付ドラム31,32の噛み合い領域Mで細断された細断片Saのうち凹部325内に堆積した細断片Saを掻き取るようになっている。
また、第2の仕切り部材42bは、図5及び図6に示すように、第2の刃付ドラム32のカッタ部322の周囲を囲むように配置され、対構成の刃付ドラム31,32の噛み合い領域Mで細断された細断片Saのうちカッタ部322の周囲に付着した細断片Saを掻き取るようになっている。
請求項1に係る発明は、シート状物を細断する細断ユニットであって、互いに噛み合うように配置される対構成のカッタ要素を有し、当該対構成のカッタ要素の噛み合い領域に搬入されるシート状物を細断する細断機構と、前記対構成のカッタ要素の噛み合い領域で細断された細断片を各カッタ要素から取り除くように各カッタ要素を清掃する清掃機構と、を備え、前記細断機構は、対構成のカッタ要素として、いずれも周囲に所定のピッチ間隔で切断刃が形成された断面円状のカッタ部を予め決められた間隔の断面円状のスペーサ部を介して多段配置し、前記カッタ部の切断刃が前記スペーサ部よりも周囲に突出するように前記カッタ部間に凹部を具備し、一方のカッタ要素の凹部に他方のカッタ要素のカッタ部の切断刃が食い込むように噛み合わせたものであり、前記清掃機構は、前記対構成のカッタ要素の噛み合い領域とは異なる領域にて各カッタ要素のスペーサ部の周囲を覆うように多段配置され、対構成のカッタ要素の噛み合い領域で細断された細断片を各カッタ要素の凹部内から取り除くように仕切られる第1の仕切り部材と、前記対構成のカッタ要素の噛み合い領域とは異なる領域にて各カッタ要素のカッタ部の周囲を覆うように多段配置され、対構成のカッタ要素の噛み合い領域で細断された細断片が前記第1の仕切り部材間に入り込む隙間を塞ぐように仕切られる第2の仕切り部材と、前記第1の仕切り部材及び前記第2の仕切り部材を位置決めするにあたり、前記細断機構への組み付け前に各仕切り部材が揺動可能になる状態で位置決めし、前記細断機構のスペーサ部及びカッタ部に対する各仕切り部材の配置が完了した後に揺動不能になる状態で位置決めする位置決め部材と、を有することを特徴とする細断ユニットである。
請求項2に係る発明は、請求項1に係る細断ユニットにおいて、前記細断機構は、対構成のカッタ要素として、回転するドラム本体の周囲に前記カッタ部をドラム本体の回転軸方向に沿って予め決められた間隔の凹部を介して一体的に切り出し加工する刃付ドラムを用いたことを特徴とする細断ユニットである。
請求項3に係る発明は、請求項1又は2に係る細断ユニットにおいて、前記清掃機構の第1及び第2の仕切り部材は、前記細断機構の対構成のカッタ要素のスペーサ部及びカッタ部に対し交互に積み上げるように多段配置され、前記位置決め部材にて位置決めされることを特徴とする細断ユニットである。
請求項4に係る発明は、請求項1乃至3のいずれかに係る細断ユニットにおいて、前記清掃機構のうち第1の仕切り部材は、対構成のカッタ要素のスペーサ部の周面形状に沿った円弧状のエッジ面を有し、第2の仕切り部材は、対構成のカッタ要素のカッタ部の切断刃の外周縁に沿った円弧状のエッジ面を有することを特徴とする細断ユニットである。
請求項5に係る発明は、請求項1乃至4のいずれかに係る細断ユニットにおいて、前記清掃機構を構成する第1及び第2の仕切り部材は、前記細断機構の対構成のカッタ要素のうち噛み合い領域の中心位置を境とする一方の半分領域と他方の半分領域とに跨がる板材にて構成されていることを特徴とする細断ユニットである。
請求項6に係る発明は、請求項1乃至5のいずれかに係る細断ユニットにおいて、前記清掃機構を構成する第1及び第2の仕切り部材は、共通の前記位置決め部材にて位置決めされることを特徴とする細断ユニットである。
請求項7に係る発明は、請求項1乃至6のいずれかに係る細断ユニットにおいて、前記清掃機構を構成する第1及び第2の仕切り部材は、揺動支点となる被位置決め部と、揺動支点から離間した位置に設けられる被位置決め部との2点で前記位置決め部材にて位置決めされることを特徴とする細断ユニットである。
請求項8に係る発明は、請求項1乃至7のいずれかに係る細断ユニットにおいて、前記清掃機構の第1の仕切り部材は、前記対構成のカッタ要素のスペーサ部の周囲を覆う部分の下端縁に下方に延びる若しくは複数の案内片を有していることを特徴とする細断ユニットである。
請求項1に係る発明によれば、シート状物を細断するに当たり、細断機構での細断片の詰まりを未然に防止し、細断機構による細断性能を長期に亘って維持することができるほか、細断機構に対して清掃機構を簡単且つ正確に組み付けることができる
請求項2に係る発明によれば、本構成を有さない態様に比べて、シート状物を細断するに当たり、細断サイズを再現不可能なレベルまで極小にすることができる。
請求項3に係る発明によれば、細断機構に対し第1及び第2の仕切り部材を含む清掃機構を容易に組み込むことができる。
請求項4に係る発明によれば、本構成を有さない態様に比べて、清掃機構による細断片の除去作用及び細断片の堆積防止作用を広範囲に亘って働かせることができる。
請求項5に係る発明によれば、本構成を有さない態様に比べて、清掃機構による清掃性能を高めることができる。
請求項6に係る発明によれば、本構成を有さない態様に比べて、細断機構に対する清掃機構の位置決めを正確に実現することができる。
請求項7に係る発明によれば、本構成を有さない態様に比べて、細断機構に対する清掃機構の相対位置関係を正確に保つことができる。
請求項8に係る発明によれば、本構成を有さない態様に比べて、清掃機構による細断片の取り除き作用をより確実にすることができる。
請求項9に係る発明によれば、シート状物を細断するに当たり、細断機構での細断片の詰まりを未然に防止し、細断機構による細断性能を長期に亘って維持するほか、細断機構に対して清掃機構を簡単且つ正確に組み付けることが可能な細断ユニットを含むシュレッダを提供することができる。
請求項10に係る発明によれば、シート状物を細断するに当たり、細断機構での細断片の詰まりを未然に防止し、細断機構による細断性能を長期に亘って維持するほか、細断機構に対して清掃機構を簡単且つ正確に組み付けることが可能なシュレッダを含むシート状物処理装置を提供することができる。
◎実施の形態の概要
図1(a)は本発明が適用されたシュレッダの実施の形態の概要を示す。
同図において、シュレッダは、シュレッダ筐体15と、シュレッダ筐体15に設けられてシート状物1を搬入する搬入経路16と、この搬入経路16の途中に設けられ、搬入されたシート状物1を細断する細断ユニット2と、を備えている。
そして、細断ユニット2は、図1(a)〜(c)に示すように、互いに噛み合うように配置される対構成のカッタ要素4を有し、当該対構成のカッタ要素4の噛み合い領域Mに搬入されるシート状物1を細断する細断機構3と、対構成のカッタ要素4の噛み合い領域Mで細断された細断片1aを各カッタ要素4から取り除くように各カッタ要素4を清掃する清掃機構10と、を備え、細断機構3は、対構成のカッタ要素4として、いずれも周囲に所定のピッチ間隔で切断刃5aが形成された断面円状のカッタ部5を予め決められた間隔の断面円状のスペーサ部6を介して多段配置し、カッタ部5の切断刃5aがスペーサ部6よりも周囲に突出するようにカッタ部5間に凹部7(図1(c)参照)を具備し、一方のカッタ要素4の凹部7に他方のカッタ要素4のカッタ部5の切断刃5aが食い込むように噛み合わせたものであり、清掃機構10は、対構成のカッタ要素4の噛み合い領域Mとは異なる領域にて各カッタ要素4のスペーサ部6の周囲を覆うように多段配置され、対構成のカッタ要素4の噛み合い領域Mで細断された細断片1aを各カッタ要素4の凹部7内から取り除くように仕切られる第1の仕切り部材11と、対構成のカッタ要素4の噛み合い領域Mとは異なる領域にて各カッタ要素4のカッタ部5の周囲を覆うように多段配置され、対構成のカッタ要素4の噛み合い領域Mで細断された細断片1aが第1の仕切り部材11間に入り込む隙間を塞ぐように仕切られる第2の仕切り部材12と、第1の仕切り部材11及び第2の仕切り部材12を位置決めするにあたり、細断機構3への組み付け前に各仕切り部材11,12が揺動可能になる状態で位置決めし、細断機構3のスペーサ部6及びカッタ部5に対する各仕切り部材11,12の配置が完了した後に揺動不能になる状態で位置決めする位置決め部材13と、を有するものである。

Claims (10)

  1. シート状物を細断する細断ユニットであって、
    互いに噛み合うように配置される対構成のカッタ要素を有し、当該対構成のカッタ要素の噛み合い領域に搬入されるシート状物を細断する細断機構と、
    前記対構成のカッタ要素の噛み合い領域で細断された細断片を各カッタ要素から取り除くように各カッタ要素を清掃する清掃機構と、を備え、
    前記細断機構は、対構成のカッタ要素として、いずれも周囲に所定のピッチ間隔で切断刃が形成された断面円状のカッタ部を予め決められた間隔の断面円状のスペーサ部を介して多段配置し、前記カッタ部の切断刃が前記スペーサ部よりも周囲に突出するように前記カッタ部間に凹部を具備し、一方のカッタ要素の凹部に他方のカッタ要素のカッタ部の切断刃が食い込むように噛み合わせたものであり、
    前記清掃機構は、前記対構成のカッタ要素の噛み合い領域とは異なる領域にて各カッタ要素のスペーサ部の周囲を覆うように多段配置され、対構成のカッタ要素の噛み合い領域で細断された細断片を各カッタ要素の凹部内から取り除くように仕切られる第1の仕切り部材と、
    前記対構成のカッタ要素の噛み合い領域とは異なる領域にて各カッタ要素のカッタ部の周囲を覆うように多段配置され、対構成のカッタ要素の噛み合い領域で細断された細断片が前記第1の仕切り部材間に入り込む隙間を塞ぐように仕切られる第2の仕切り部材と、
    を有することを特徴とする細断ユニット。
  2. 請求項1記載の細断ユニットにおいて、
    前記細断機構は、対構成のカッタ要素として、回転するドラム本体の周囲に前記カッタ部をドラム本体の回転軸方向に沿って予め決められた間隔の凹部を介して一体的に切り出し加工する刃付ドラムを用いたことを特徴とする細断ユニット。
  3. 請求項1又は2に記載の細断ユニットにおいて、
    前記清掃機構の第1及び第2の仕切り部材は、前記細断機構の対構成のカッタ要素のスペーサ部及びカッタ部に対し交互に積み上げるように多段配置され、位置決め部材にて位置決めされることを特徴とする細断ユニット。
  4. 請求項1乃至3のいずれかに記載の細断ユニットにおいて、
    前記清掃機構のうち第1の仕切り部材は、対構成のカッタ要素のスペーサ部の周面形状に沿った円弧状のエッジ面を有し、第2の仕切り部材は、対構成のカッタ要素のカッタ部の切断刃の外周縁に沿った円弧状のエッジ面を有することを特徴とする細断ユニット。
  5. 請求項1乃至4のいずれかに記載の細断ユニットにおいて、
    前記清掃機構を構成する第1及び第2の仕切り部材は、前記細断機構の対構成のカッタ要素のうち噛み合い領域の中心位置を境とする一方の半分領域と他方の半分領域とに跨がる板材にて構成されていることを特徴とする細断ユニット。
  6. 請求項1乃至5のいずれかに記載の細断ユニットにおいて、
    前記清掃機構を構成する第1及び第2の仕切り部材は、共通の位置決め部材にて位置決めされることを特徴とする細断ユニット。
  7. 請求項1乃至6のいずれかに記載の細断ユニットにおいて、
    前記清掃機構を構成する第1及び第2の仕切り部材は、揺動支点となる被位置決め部と、
    揺動支点から離間した位置に設けられる被位置決め部との2点で位置決めされることを特徴とする細断ユニット。
  8. 請求項1乃至7のいずれかに記載の細断ユニットにおいて、
    前記清掃機構の第1の仕切り部材は、前記対構成のカッタ要素のスペーサ部の周囲を覆う部分の下端縁に下方に延びる1若しくは複数の案内片を有していることを特徴とする細断ユニット。
  9. シュレッダ筐体と、
    シュレッダ筐体に設けられてシート状物を搬入する搬入経路と、
    この搬入経路の途中に設けられ、搬入されたシート状物を細断する細断ユニットと、を備え、
    前記細断ユニットとして請求項1ないし8のいずれかに記載の細断ユニットを用いたことを特徴とするシュレッダ。
  10. シート状物を処理する処理部と、
    この処理部による処理が適正になされないシート状物を細断する請求項9に記載のシュレッダと、を備えていることを特徴とするシート状物処理装置。
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