JP5998560B2 - トナー回収装置および画像形成装置 - Google Patents
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Description
また特許文献2には、転写ローラに付着したトナーを除去するクリーニングブレードと、転写ローラから除去したトナーを収容する廃トナー容器とを有するクリーニング装置であって、転写ローラの軸方向中央に位置し容器内のトナーの蓄積レベルを検出する廃トナー検出装置と、容器内において転写ローラの軸方向両端から中央に向かってトナーを搬送する第一のスクリューと、転写ローラの軸方向中央から外側に向かってトナーを搬送する第二のスクリューとを有する廃トナー搬送手段とを有することが開示されている。
請求項2に記載の発明は、前記螺旋部が、前記トナーの搬送方向と交差する方向において前記支持部から前記搬送部に向けてトナーを移動させることを特徴とする請求項1記載のトナー回収装置である。
請求項3に記載の発明は、前記円板部は、前記ロッドが回転することにより通過する領域よりも外径が大きいことを特徴とする請求項1または2記載のトナー回収装置である。
請求項5に記載の発明は、トナー像を保持する像保持体と、前記像保持体から除去したトナーを受け付ける受付部と、前記受付部が受け付けたトナーを収容する収容部と、駆動を受け回転するクランク軸と、前記クランク軸から偏心した位置に設けられるクランクピンと、前記クランク軸と前記クランクピンとを接続するロッドと、前記クランクピンにより駆動を受け前記クランク軸の周囲を回転しながら前記受付部が受け付けたトナーを前記収容部へ搬送する搬送部と、前記クランク軸を支持する支持部と、前記クランク軸の軸方向において前記支持部と前記ロッドとの間でかつ当該クランク軸の周囲に設けられる円板部と、前記クランク軸の軸方向において前記円板部と前記ロッドとの間で当該クランク軸の周囲に設けられる螺旋部とを備え、前記収容部は、前記クランク軸よりも前記トナーの搬送方向上流側において、当該クランク軸の軸方向における幅が狭くなる向きに突出する突出面を有し、前記螺旋部は、前記クランク軸の軸方向において前記突出面よりも前記円板部に近い位置から当該突出面よりも突出する位置にわたって形成されていることを特徴とする画像形成装置である。
請求項2の発明によれば、移動部が移動させたトナーを収容部に収容させることができる。
請求項3の発明によれば、本構成を有しない場合と比較して、クランク軸を支持する領域に像保持体から除去したトナーが固着することを抑制することができる。
請求項5の発明によれば、本構成を有しない場合と比較して、回転部を支持する領域に像保持体から除去したトナーが固着することを抑制することができる。
<画像形成装置1の構成>
まず、図1を参照しながら、本実施の形態における画像形成装置1の構成について説明をする。なお、図1は、本実施の形態における画像形成装置1の全体構成を示した図である。
画像形成装置1は、用紙Pに対してトナー像を形成する画像形成部10と、画像形成部10により用紙Pに形成されたトナー像を定着する定着部20と、画像形成部10に用紙Pを供給する用紙搬送系30とを有している。
また、画像形成装置1は、画像形成部10にトナーを搬送するトナー搬送部40と、トナー搬送部40に設けられて画像形成部10に供給するトナーを収容するトナーカートリッジ50と、画像形成部10の感光体ドラム11の残留トナー(後述)を回収するトナー回収装置60とを備えている。
なお、以下の説明において、図1に示す画像形成装置1の左右方向を単に「左右方向H」とよび、図1に示す画像形成装置1の上下方向を単に「上下方向V」とよぶ。さらに、画像形成装置1に設けられる感光体ドラム11(後述)の回転軸方向を単に「軸方向」とよぶ。
本実施形態では、クリーニング部材16は、上下方向において感光体ドラム11の上端側(天井位置)に設けられる。そして、クリーニング部材16は、感光体ドラム11の回転方向下流側であって、感光体ドラム11の接線方向に沿うように感光体ドラム11の表面に接触して取り付けられる。
そして、用紙搬送系30は、用紙Pを収容する用紙収容部31から用紙Pを取り出して送り出すピックアップロール34と、ピックアップロール34が取り出した用紙Pを一枚ずつに捌いて転写部Tpに向けて用紙Pを送る捌きロール35とを備えている。
さらに、用紙搬送系30は、反転用搬送経路33に設けられて用紙Pを搬送する搬送ロール37と、用紙搬送経路32および反転用搬送経路33との合流箇所の用紙搬送方向下流側に設けられ、定着後の用紙Pを用紙積載部Sに向けて排出したり、用紙Pの両面に画像形成する際に反転用搬送経路33に向けて用紙Pを送ったりする排出ロール38とを備えている。
続いて、本実施の形態における画像形成装置1の画像形成動作について説明する。
不図示のPC等にて形成された画像データが制御部100にて受け付けられると、制御部100では、画像データに対して画像処理を施す。画像処理が施された画像データは、露光装置13に出力される。画像データを取得した露光装置13は、帯電装置12により帯電した感光体ドラム11を選択的に露光することで感光体ドラム11上に静電潜像を形成する。感光体ドラム11に形成された静電潜像は、現像装置14により例えば黒(K)のトナー像として現像される。
その後、トナー像が転写された用紙Pは、定着部20にて定着処理を受け、排出ロール38によって用紙積載部Sへと排出される。
次に、本実施の形態におけるトナー回収装置60の構成について説明をする。なお、図2は、本実施の形態におけるトナー回収装置60の全体図である。図3は、図2に示す矢印III方向からみたトナー回収装置60の上面図である。図4は、図3に示すトナー回収装置60のIV−IV断面図である。図5は、トナー搬送部材63の全体図である。
また、トナー回収装置60は、トナー搬送部材63に設けられるシャフト64と、シャフト64に接続するクランク機構65(後述)と、クランク機構65に駆動モータMからの駆動力を伝達するギア部材66とを有している。さらに、トナー回収装置60は、トナー搬送部材63を支持する支持部材67を有している。
また、側壁部612には、開口部61Hと、軸受け部61R,61Sと、突出部61T(図3参照)とが形成される。そして、トナー収容部61は、図2に示すように、感光体ドラム11に沿って設けられるクリーニング部材16に対して、側壁部612の開口部61Hが対向するように設けられる。
また、軸受け部61R,61Sは、側壁部612の軸方向の一端側と他端側とにそれぞれ設けられ、クランク機構65の一部を支持する(後述)。
トナー受付部材62は、クリーニング部材16が除去した残留トナーを受け付ける受付面62Pと、受付面62Pに溜まった残留トナーが掻き取られてトナー収容部61へと搬送される際に底部611側へと導く側面部62Wとを有している。
そして、図4に示すように、トナー受付部材62は、受付面62Pがクリーニング部材16に重なるようにしてクリーニング部材16に接続する。これによって、トナー受付部材62は、クリーニング部材16が感光体ドラム11から除去した残留トナーを受け付ける。トナー受付部材62の受付面62Pにおいては、クリーニング部材16から順次押し寄せられる残留トナーが堆積する。
枠部631Fは、トナー受付部材62の受付面62Pよりも一回り小さい形状を有している(図3参照)。そして、枠部631Fは、掻き取り部631の外縁を形成する。図示の例における枠部631Fは、後端側における軸方向中央部が切り欠かれて形成されている。
リブ631Rは、トナー搬送部材63の軸方向に延びる横リブR1と、トナー搬送部材63の軸方向と交差する方向に沿って延びる縦リブR2とを複数備え、枠部631Fを補強する。
被支持部634は、押さえ部632の後端側に設けられる。被支持部634は、トナー搬送部材63の移動に伴う支持部材67との接触部を形成する。図示の例においては、被支持部634は、枠部631Fから軸方向に沿って延びる円柱部材である。
次に図3、図6、および図7を参照しながらクランク機構65およびその周辺の構成について説明をする。なお、図6は、本実施の形態における第1クランク651の説明図である。具体的には、図6(a)は、第1クランク651の斜視図であり、図6(b)は、図6(a)示す矢印VIB方向からみた第1クランク651の上面図である。また、図7は、本実施の形態における第2クランク652の説明図である。具体的には、図7(a)は、第2クランク652の斜視図であり、図7(b)は、図7(a)示す矢印VIIB方向からみた第2クランク652の上面図である。
図6(a)に示すように、第1クランク651は、シャフト64から距離G1だけ偏心しシャフト64の回転軸の周囲を回転するクランクピン651Sと、このクランクピン651Sに対してシャフト64とは逆側に接続されるとともにシャフト64と同軸に設けられる支持軸651Tとを有する。また、第1クランク651は、シャフト64とクランクピン651Sとをつなぐ内側ロッド651Iと、クランクピン651Sと支持軸651Tとをつなぐ外側ロッド651Oとを有する。これら第1クランク651を構成するクランクピン651S等は、樹脂により一体として成形されている。
この小径部651Nは、側壁部612に設けられた支持部の一例である軸受け部61Rによって支持される。ここで、図6(b)に示す例における軸受け部61Rは、側壁部612に設けられた内径D11の貫通孔である。図示は省略するが、貫通穴である軸受け部61Rと小径部651Nの間にはオイルシール等のシール部材を設け、貫通穴と小径部651Nとの間から残留トナーが流出することを抑制する。この軸受け部61Rの内径D11は、小径部651Nの外径D10よりも大きく、大径部651Mの外径D12よりも小さい。
また、遮蔽板651Vの外径D13は、外側ロッド651Oが回転することにより通過する領域の外径D14よりも大きいことが好ましい。外側ロッド651Oが回転することにより移動させられた残留トナーが、軸受け部61Rに向かうことが抑制される。
この遮蔽板651Vは、大径部651Mと一体として形成してもよく、あるいは大径部651Mと別体として設けられた円板状の部材を大径部651Mに嵌めこみ大径部651Mと同軸とすることによって形成してもよい。
図7(a)に示すように、第2クランク652は、第1クランク651と同様に、シャフト64から距離G2(=G1)だけ偏心しシャフト64の回転軸の周囲を回転するクランクピン652Sと、シャフト64と同軸に設けられる支持軸652Tと、シャフト64とクランクピン652Sとをつなぐ内側ロッド652Iと、クランクピン652Sと支持軸652Tとをつなぐ外側ロッド652Oとを有する。さらに、支持軸652Tは、大径部652Mの外周に遮蔽板652Vと羽根部652Wとを有する。
遮蔽板652Vの外径D23は、軸受け部61Sの間隙D21よりも大きい。さらに、遮蔽板652Vの外径D23は、外側ロッド652Oが回転することにより通過する領域の外径D24よりも大きいことが好ましい。外側ロッド652Oが回転することにより移動させられた残留トナーが、軸受け部61Rに向かうことが抑制される。
次に図8、図9をあわせて参照しながらトナー回収装置60の動作について説明をする。ここで、図8は、本実施の形態におけるトナー回収装置60の動作を説明するための図である。図9は、本実施の形態におけるトナー回収装置60内における残留トナーの動きを説明するための図である。なお、図9においてトナー搬送部材63は図示していない。
まず、図8(a)に示すように、転写後の感光体ドラム11上に残留した残留トナーは、クリーニング部材16によって掻き取られる。クリーニング部材16によって掻き取られた残留トナーは、トナー受付部材62の受付面62Pに堆積する。
一方、駆動モータM(図2参照)によってクランク機構65が動作する。クランク機構65は、第1クランク651を介してトナー搬送部材63に接続するシャフト64に回転力を伝達する。
以上のように、本実施形態のトナー回収装置60では、トナー搬送部材63が楕円軌道を描きながら移動することで、残留トナーをトナー収容部61に向けて残留トナーを搬送する。また、トナー収容部61に搬送された残留トナーは、トナー搬送部材63によって押し固められ、より多くの残留トナーをトナー収容部61内に収容できるようにする。
ここで、例えば溜められた残留トナーの量が増えた場合に、後端側に搬送される残留トナーの一部は、軸方向における両端側に広がりながらトナー収容部61側で押し戻され、掻き取り部631側へと移動する(矢印T2参照)。再び掻き取り部631側へと移動した残留トナーは、突出部61Tの存在により、突出部61Tよりもトナー収容部61側(後端側)の領域(デッドスペース)である滞留領域S1,S2で滞ることがある。そして、この滞留領域S1,S2には、第1クランク651および第2クランク652がそれぞれ配置されている。
次に、図6、図7および図10を参照しながら、本実施の形態における変形例について説明をする。なお、図10は、本実施の形態の変形例を説明するための図である。
まず、上述の実施の形態においては、遮蔽板651V,652Vを、円板状の部材として説明をしたがこれに限定されない。軸受け部61R,61Sに残留トナーが向かう(矢印A2,B2参照)ことを妨げる領域を形成するよう、軸中央部側と比較して、軸から外周までの距離が大きければ、遮蔽板651V,652Vの形状は多角形状の部材でもよい。なお、多角形状とし外周面に角部を設けることにより、パッキングを起こした残留トナーを遮蔽板651V,652Vの外周面が削り得る。また、図10(a)に示すように、大径部651Mと遮蔽板651Vの外周面とが傾斜面により連続するように形成してもよい。残留トナーが、大径部651Mから遮蔽板651Vに向けて傾斜面に沿って移動することで回転軸から離れる向きへ移動するため、残留トナーが軸受け部61R,61Sへ向かうことが抑制される。
Claims (5)
- トナー像を保持する像保持体から除去したトナーを受け付ける受付部と、
前記受付部が受け付けたトナーを収容する収容部と、
駆動を受け回転するクランク軸と、
前記クランク軸から偏心した位置に設けられるクランクピンと、
前記クランク軸と前記クランクピンとを接続するロッドと、
前記クランクピンにより駆動を受け前記クランク軸の周囲を回転しながら前記受付部が受け付けたトナーを前記収容部へ搬送する搬送部と、
前記クランク軸を支持する支持部と、
前記クランク軸の軸方向において前記支持部と前記ロッドとの間でかつ当該クランク軸の周囲に設けられる円板部と、
前記クランク軸の軸方向において前記円板部と前記ロッドとの間で当該クランク軸の周囲に設けられる螺旋部と
を備え、
前記収容部は、前記クランク軸よりも前記トナーの搬送方向上流側において、当該クランク軸の軸方向における幅が狭くなる向きに突出する突出面を有し、
前記螺旋部は、前記クランク軸の軸方向において前記突出面よりも前記円板部に近い位置から当該突出面よりも突出する位置にわたって形成されている
ことを特徴とするトナー回収装置。 - 前記螺旋部が、前記トナーの搬送方向と交差する方向において前記支持部から前記搬送部に向けてトナーを移動させることを特徴とする請求項1記載のトナー回収装置。
- 前記円板部は、前記ロッドが回転することにより通過する領域よりも外径が大きいことを特徴とする請求項1または2記載のトナー回収装置。
- 前記螺旋部は、前記円板部よりも外径が小さいことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項記載のトナー回収装置。
- トナー像を保持する像保持体と、
前記像保持体から除去したトナーを受け付ける受付部と、
前記受付部が受け付けたトナーを収容する収容部と、
駆動を受け回転するクランク軸と、
前記クランク軸から偏心した位置に設けられるクランクピンと、
前記クランク軸と前記クランクピンとを接続するロッドと、
前記クランクピンにより駆動を受け前記クランク軸の周囲を回転しながら前記受付部が受け付けたトナーを前記収容部へ搬送する搬送部と、
前記クランク軸を支持する支持部と、
前記クランク軸の軸方向において前記支持部と前記ロッドとの間でかつ当該クランク軸の周囲に設けられる円板部と、
前記クランク軸の軸方向において前記円板部と前記ロッドとの間で当該クランク軸の周囲に設けられる螺旋部と
を備え、
前記収容部は、前記クランク軸よりも前記トナーの搬送方向上流側において、当該クランク軸の軸方向における幅が狭くなる向きに突出する突出面を有し、
前記螺旋部は、前記クランク軸の軸方向において前記突出面よりも前記円板部に近い位置から当該突出面よりも突出する位置にわたって形成されている
ことを特徴とする画像形成装置。
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