JP5998560B2 - トナー回収装置および画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、トナー回収装置および画像形成装置に関する。
例えば特許文献1には、クリーニングブレードと、クリーニングブレードに対して感光体ドラム回転方向の上流側に位置するクリーニングローラと、ハウジングの感光体ドラムに対応した開口部の長手方向両端部に設けられたシール部材とを備えたクリーニング装置において、クリーニングローラとシール部材との間においてローラ回転軸と同軸に構成され、クリーニングトナーをクリーニングローラに向かって搬送する感光体ドラムとは非接触の搬送部材を有することが開示されている。
また特許文献2には、転写ローラに付着したトナーを除去するクリーニングブレードと、転写ローラから除去したトナーを収容する廃トナー容器とを有するクリーニング装置であって、転写ローラの軸方向中央に位置し容器内のトナーの蓄積レベルを検出する廃トナー検出装置と、容器内において転写ローラの軸方向両端から中央に向かってトナーを搬送する第一のスクリューと、転写ローラの軸方向中央から外側に向かってトナーを搬送する第二のスクリューとを有する廃トナー搬送手段とを有することが開示されている。
特許第3451063号公報 特許第4154432号公報
本発明は、回転部を支持する領域に像保持体から除去したトナーが固着することを抑制する。
請求項1に記載の発明は、トナー像を保持する像保持体から除去したトナーを受け付ける受付部と、前記受付部が受け付けたトナーを収容する収容部と、駆動を受け回転するクランク軸と、前記クランク軸から偏心した位置に設けられるクランクピンと、前記クランク軸と前記クランクピンとを接続するロッドと、前記クランクピンにより駆動を受け前記クランク軸の周囲を回転しながら前記受付部が受け付けたトナーを前記収容部へ搬送する搬送部と、前記クランク軸を支持する支持部と、前記クランク軸の軸方向において前記支持部と前記ロッドとの間でかつ当該クランク軸の周囲に設けられる円板部と、前記クランク軸の軸方向において前記円板部と前記ロッドとの間で当該クランク軸の周囲に設けられる螺旋部とを備え、前記収容部は、前記クランク軸よりも前記トナーの搬送方向上流側において、当該クランク軸の軸方向における幅が狭くなる向きに突出する突出面を有し、前記螺旋部は、前記クランク軸の軸方向において前記突出面よりも前記円板部に近い位置から当該突出面よりも突出する位置にわたって形成されていることを特徴とするトナー回収装置である。
請求項2に記載の発明は、前記螺旋部が、前記トナーの搬送方向と交差する方向において前記支持部から前記搬送部に向けてトナーを移動させることを特徴とする請求項1記載のトナー回収装置である。
請求項3に記載の発明は、前記円板部は、前記ロッドが回転することにより通過する領域よりも外径が大きいことを特徴とする請求項1または2記載のトナー回収装置である。
請求項4に記載の発明は、前記螺旋部は、前記円板部よりも外径が小さいことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項記載のトナー回収装置である。
請求項5に記載の発明は、トナー像を保持する像保持体と、前記像保持体から除去したトナーを受け付ける受付部と、前記受付部が受け付けたトナーを収容する収容部と、駆動を受け回転するクランク軸と、前記クランク軸から偏心した位置に設けられるクランクピンと、前記クランク軸と前記クランクピンとを接続するロッドと、前記クランクピンにより駆動を受け前記クランク軸の周囲を回転しながら前記受付部が受け付けたトナーを前記収容部へ搬送する搬送部と、前記クランク軸を支持する支持部と、前記クランク軸の軸方向において前記支持部と前記ロッドとの間でかつ当該クランク軸の周囲に設けられる円板部と、前記クランク軸の軸方向において前記円板部と前記ロッドとの間で当該クランク軸の周囲に設けられる螺旋部とを備え、前記収容部は、前記クランク軸よりも前記トナーの搬送方向上流側において、当該クランク軸の軸方向における幅が狭くなる向きに突出する突出面を有し、前記螺旋部は、前記クランク軸の軸方向において前記突出面よりも前記円板部に近い位置から当該突出面よりも突出する位置にわたって形成されていることを特徴とする画像形成装置である。
請求項1の発明によれば、本構成を有しない場合と比較して、回転部を支持する領域に像保持体から除去したトナーが固着することを抑制することができる。
請求項2の発明によれば、移動部が移動させたトナーを収容部に収容させることができる。
請求項3の発明によれば、本構成を有しない場合と比較して、クランク軸を支持する領域に像保持体から除去したトナーが固着することを抑制することができる。
請求項4の発明によれば、本構成を有しない場合と比較して、クランク軸を支持する領域に像保持体から除去したトナーが固着することを抑制することができる。
請求項5の発明によれば、本構成を有しない場合と比較して、回転部を支持する領域に像保持体から除去したトナーが固着することを抑制することができる。
本実施の形態における画像形成装置の全体構成を示した図である。 本実施の形態におけるトナー回収装置の全体図である。 図2に示す矢印III方向からみたトナー回収装置の上面図である。 図3に示すトナー回収装置のIV−IV断面図である。 図5は、トナー搬送部材の全体図である。 本実施の形態における第1クランクの説明図である。 本実施の形態における第2クランクの説明図である。 本実施の形態におけるトナー回収装置の動作を説明するための図である。 本実施の形態におけるトナー回収装置内における残留トナーの動きを説明するための図である。 本実施の形態の変形例を説明するための図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施形態について詳細に説明する。
<画像形成装置1の構成>
まず、図1を参照しながら、本実施の形態における画像形成装置1の構成について説明をする。なお、図1は、本実施の形態における画像形成装置1の全体構成を示した図である。
画像形成装置1は、用紙Pに対してトナー像を形成する画像形成部10と、画像形成部10により用紙Pに形成されたトナー像を定着する定着部20と、画像形成部10に用紙Pを供給する用紙搬送系30とを有している。
また、画像形成装置1は、画像形成部10にトナーを搬送するトナー搬送部40と、トナー搬送部40に設けられて画像形成部10に供給するトナーを収容するトナーカートリッジ50と、画像形成部10の感光体ドラム11の残留トナー(後述)を回収するトナー回収装置60とを備えている。
さらに、画像形成装置1は、画像形成部10、定着部20、用紙搬送系30、トナー搬送部40、トナーカートリッジ50およびトナー回収装置60の動作全般を制御する制御部100と、表示パネルにより構成されユーザからの指示を受け付けるとともにユーザに対してメッセージ等を表示するユーザインタフェース(UI)200とを備えている。
なお、以下の説明において、図1に示す画像形成装置1の左右方向を単に「左右方向H」とよび、図1に示す画像形成装置1の上下方向を単に「上下方向V」とよぶ。さらに、画像形成装置1に設けられる感光体ドラム11(後述)の回転軸方向を単に「軸方向」とよぶ。
画像形成部10は、感光体ドラム11と、感光体ドラム11を帯電する帯電装置12と、感光体ドラム11を露光する露光装置13と、帯電された感光体ドラム11を現像する現像装置14と、感光体ドラム11に形成されたトナー像を用紙Pに転写する転写装置15と、転写後の感光体ドラム11を清掃するクリーニング部材16とを有している。
感光体ドラム11は、その外周面に感光層(図示せず)を備えており、図1中矢印方向に回転する。帯電装置12は、感光体ドラム11に接触する帯電ロールを有し、感光体ドラム11を予め定められた電位に帯電する。露光装置13は、レーザを感光体ドラム11に照射し帯電装置12により帯電した感光体ドラム11を選択的に露光して感光体ドラム11に静電潜像を形成する。
現像装置14は、例えば負極性に帯電するトナーおよび正極性に帯電するキャリアからなる2成分現像剤を備えている。そして、現像装置14は、感光体ドラム11上に形成された静電潜像をトナーで現像して感光体ドラム11上にトナー像を形成する。転写装置15は、ロール状部材を有し、転写装置15と感光体ドラム11との間(転写部Tp)に電界を形成することにより、感光体ドラム11上のトナー像を用紙Pに転写する。
クリーニング部材16は、例えば熱硬化型ウレタンゴムなどの弾性素材を材料とし、予め定められた厚さを有する板状の部材である。クリーニング部材16は、軸方向に沿って感光体ドラム11の表面に接触して設けられ、トナー像の転写後に感光体ドラム11上に残留するトナー等(以下、残留トナーとよぶ)を除去する。
本実施形態では、クリーニング部材16は、上下方向において感光体ドラム11の上端側(天井位置)に設けられる。そして、クリーニング部材16は、感光体ドラム11の回転方向下流側であって、感光体ドラム11の接線方向に沿うように感光体ドラム11の表面に接触して取り付けられる。
定着部20は、図示しない加圧ロールと加熱ロールとを有している。そして、定着部20は、これらのロールの間にトナー像が転写された用紙Pを通過させることで、熱および圧力による定着処理によってトナー像を用紙P上に定着させる。
用紙搬送系30は、用紙Pを収容する用紙収容部31、用紙収容部31から転写部Tpおよび定着部20を通り、用紙Pを積載する用紙積載部Sまでの用紙Pの搬送経路を形成する用紙搬送経路32と、定着部20を通過した用紙Pの表裏を反転させてこの用紙Pを転写部Tpに再度供給する経路を形成する反転用搬送経路33とを備えている。
そして、用紙搬送系30は、用紙Pを収容する用紙収容部31から用紙Pを取り出して送り出すピックアップロール34と、ピックアップロール34が取り出した用紙Pを一枚ずつに捌いて転写部Tpに向けて用紙Pを送る捌きロール35とを備えている。
また、用紙搬送系30は、回転を停止した状態で用紙Pの搬送を一時的に止め、予め定められたタイミングにて回転を行うことにより、転写部Tpに対してレジストレイション調整を施しながら用紙Pを供給するレジストレイションロール(レジロール)36を有している。
さらに、用紙搬送系30は、反転用搬送経路33に設けられて用紙Pを搬送する搬送ロール37と、用紙搬送経路32および反転用搬送経路33との合流箇所の用紙搬送方向下流側に設けられ、定着後の用紙Pを用紙積載部Sに向けて排出したり、用紙Pの両面に画像形成する際に反転用搬送経路33に向けて用紙Pを送ったりする排出ロール38とを備えている。
トナー搬送部40は、交換可能なトナーカートリッジ50を保持する。そして、トナー搬送部40は、トナーカートリッジ50が供給するトナーを画像形成部10の現像装置14に向けて搬送する。
トナーカートリッジ50は、トナー収容容器51と、記憶媒体52とを有している。トナー収容容器51は、トナーを収容する容器である。記憶媒体52は、EEPROM(Electrically Erasable and Programmable ROM)などにより構成される。記憶媒体52には、トナーカートリッジ50の種類を示す情報や、例えばトナー収容容器51に設けられ回転することでトナーを撹拌する回転部材の回転数などトナーカートリッジ50の使用状況に関する情報が格納される。なお、トナーカートリッジ50は、トナー収容容器51に収容されるトナーの残量がなくなった場合などには、他のトナーカートリッジ50と交換される。
トナー回収装置60は、クリーニング部材16によって転写後の感光体ドラム11から除去された残留トナーを回収して収容する装置である。なお、トナー回収装置60については、後に詳しく説明する。
制御部100は、画像形成装置1にネットワークなどを介して接続する例えばPC(パーソナルコンピュータ)などから、画像形成のための画像データや印刷指示を受け付ける。また、制御部100は、受け付けた画像データに画像処理を施した後に露光装置13に画像データを送る。
なお、本実施形態の制御部100は、不図示のCPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)およびHDD(Hard Disk Drive)を備えて構成されている。CPUでは、処理プログラムが実行される。ROMには、各種プログラム、各種テーブル、パラメータ等が記憶されている。RAMは、CPUによる各種プログラムの実行時におけるワークエリア等として用いられる。
<画像形成装置1の動作>
続いて、本実施の形態における画像形成装置1の画像形成動作について説明する。
不図示のPC等にて形成された画像データが制御部100にて受け付けられると、制御部100では、画像データに対して画像処理を施す。画像処理が施された画像データは、露光装置13に出力される。画像データを取得した露光装置13は、帯電装置12により帯電した感光体ドラム11を選択的に露光することで感光体ドラム11上に静電潜像を形成する。感光体ドラム11に形成された静電潜像は、現像装置14により例えば黒(K)のトナー像として現像される。
一方、用紙搬送系30においては、画像形成のタイミングに合わせてピックアップロール34が回転し、用紙収容部31から用紙Pが供給される。そして、捌きロール35によって一枚ずつに捌かれた用紙Pは、レジロール36まで搬送され、一旦、停止される。その後、感光体ドラム11の回転タイミングに合わせてレジロール36が回転し、用紙Pが転写部Tpに供給される。そして、この転写部Tpにおいて転写装置15により感光体ドラム11に形成されたトナー像が用紙Pに転写される。
その後、トナー像が転写された用紙Pは、定着部20にて定着処理を受け、排出ロール38によって用紙積載部Sへと排出される。
なお、用紙Pの第1面のみならず第2面にも画像が形成(用紙Pの両面に画像が形成)される際には、定着部20を通過した用紙Pは、排出ロール38によって反転用搬送経路33へと供給され、搬送ロール37によって再び転写部Tpに再度供給される。転写部Tpにて、感光体ドラム11に形成されたトナー像が用紙Pの第2面に転写される。第2面にトナー像が転写された用紙Pは、定着部20によって定着処理を受け、排出ロール38によって用紙積載部Sへと排出される。
また、画像形成部10において画像形成を行い、感光体ドラム11のトナー像を用紙Pに転写した後に、感光体ドラム11上に残留トナーが付着している場合がある。この感光体ドラム11上の残留トナーは、クリーニング部材16によって除去される。そして、除去された残留トナーは、本実施形態ではトナー回収装置60によって回収される。
<トナー回収装置60の構成>
次に、本実施の形態におけるトナー回収装置60の構成について説明をする。なお、図2は、本実施の形態におけるトナー回収装置60の全体図である。図3は、図2に示す矢印III方向からみたトナー回収装置60の上面図である。図4は、図3に示すトナー回収装置60のIV−IV断面図である。図5は、トナー搬送部材63の全体図である。
トナー回収装置60は、図2に示すように、残留トナーを収容するトナー収容部61と、クリーニング部材16に沿って設けられクリーニング部材16が除去した残留トナーを受け付けるトナー受付部材62と、トナー受付部材62上の残留トナーをトナー収容部61側に向けて搬送するトナー搬送部材63とを備えている。
また、トナー回収装置60は、トナー搬送部材63に設けられるシャフト64と、シャフト64に接続するクランク機構65(後述)と、クランク機構65に駆動モータMからの駆動力を伝達するギア部材66とを有している。さらに、トナー回収装置60は、トナー搬送部材63を支持する支持部材67を有している。
収容部の一例であるトナー収容部61は、図2に示すように、底部611と、底部611を囲うように設けられる側壁部612と、側壁部612に対して底部611とは逆側に取り付けられる蓋部613とを有している。
また、側壁部612には、開口部61Hと、軸受け部61R,61Sと、突出部61T(図3参照)とが形成される。そして、トナー収容部61は、図2に示すように、感光体ドラム11に沿って設けられるクリーニング部材16に対して、側壁部612の開口部61Hが対向するように設けられる。
また、軸受け部61R,61Sは、側壁部612の軸方向の一端側と他端側とにそれぞれ設けられ、クランク機構65の一部を支持する(後述)。
また、妨げ部の一例である突出部61Tは、図3に示すように、側壁部612の軸方向の一端側と他端側とから、それぞれトナー収容部61の内部に向けて突出するように設けられる。この突出部61Tは、互いに対向する位置に設けられている。そして、軸方向において、突出部61Tの間を幅狭部61Nとすると、この幅狭部61Nの軸方向における長さD1は、軸受け部61R,61S(後述)が設けられる側壁部612間の軸方向における長さD2より短い。なお、この突出部61Tには、例えばトナー受付部材62を支持する支持部(図示せず)が設けられている。
受付部の一例であるトナー受付部材62は、L字形状の断面を有し(図4参照)、軸方向に沿って長く延びた部材である。そして、トナー受付部材62は、トナー収容部61の開口部61Hに設けられる。
トナー受付部材62は、クリーニング部材16が除去した残留トナーを受け付ける受付面62Pと、受付面62Pに溜まった残留トナーが掻き取られてトナー収容部61へと搬送される際に底部611側へと導く側面部62Wとを有している。
そして、図4に示すように、トナー受付部材62は、受付面62Pがクリーニング部材16に重なるようにしてクリーニング部材16に接続する。これによって、トナー受付部材62は、クリーニング部材16が感光体ドラム11から除去した残留トナーを受け付ける。トナー受付部材62の受付面62Pにおいては、クリーニング部材16から順次押し寄せられる残留トナーが堆積する。
搬送部の一例であるトナー搬送部材63は、図3に示すように、トナー収容部61の内側に設けられる枠状の部材である。そして、トナー搬送部材63は、トナー収容部61を形成する側壁部612内に収容される大きさで形成される。このトナー搬送部材63は、図4に示すように、トナー収容部61(図3参照)の側壁部612側からクリーニング部材16に向けて左右方向Hに沿って延びて設けられる。そして、トナー搬送部材63は、掻き取り部631側がトナー受付部材62に対向し、押さえ部632側が支持部材67によって支持される。また、トナー搬送部材63は、トナー受付部材62側と支持部材67側との間にてクランク機構65によって駆動される。
トナー搬送部材63は、トナー受付部材62の受付面62Pに対向するように設けられて受付面62P上に堆積する残留トナーを掻き取る掻き取り部631と、トナー収容部61側(以下、後端側とよぶ)に形成される押さえ部632とを備えている。さらに、トナー搬送部材63は、クランク機構65の一部を保持する図5に示すクランク保持部633と、支持部材67に支持される被支持部634とを有している。
また、掻き取り部631は、図5に示すように、掻き取り部631の周囲を形成する枠部631Fと、枠部631Fに形成されるリブ631Rとを有している。
枠部631Fは、トナー受付部材62の受付面62Pよりも一回り小さい形状を有している(図3参照)。そして、枠部631Fは、掻き取り部631の外縁を形成する。図示の例における枠部631Fは、後端側における軸方向中央部が切り欠かれて形成されている。
リブ631Rは、トナー搬送部材63の軸方向に延びる横リブR1と、トナー搬送部材63の軸方向と交差する方向に沿って延びる縦リブR2とを複数備え、枠部631Fを補強する。
ここで、図3に示すように、図示の例のトナー搬送部材63の軸方向の幅は、他の部材などとのレイアウトの都合上、感光体ドラム11の軸方向の幅よりも小さくなっている。また、掻き取り部631の感光体ドラム11側の先端部の幅が広がるようなテーパ形状に形成されている。このことにより、感光体ドラム11からの残留トナーを引き込み易くし、トナー収容部61に向けて残留トナーを効率良く搬送する。
クランク保持部633は、図5に示すように、押さえ部632において、それぞれクランクピン651S,652S(後述)を回転可能に保持するよう軸方向に沿って複数箇所に形成される。
被支持部634は、押さえ部632の後端側に設けられる。被支持部634は、トナー搬送部材63の移動に伴う支持部材67との接触部を形成する。図示の例においては、被支持部634は、枠部631Fから軸方向に沿って延びる円柱部材である。
シャフト64は、一方向に長く延びた円柱状の部材である。シャフト64は、感光体ドラム11の軸方向に延びて設けられる。このシャフト64は、一端部と他端部とにそれぞれクランク機構65が接続される。
ギア部材66は、図3に示すように、トナー収容部61の外側において取り付けられる。そして、ギア部材66は、第1クランク651(後述)に接続される。また、ギア部材66は、駆動モータMに連結している。そして、ギア部材66は、駆動モータMの回転駆動力を第1クランク651に伝達する。
支持部材67は、図4に示すように、底部611に設けられ蓋部613側に向けて突出する下側支持部671と、蓋部613に設けられて底部611側に向けて突出する上側支持部672とを備えている。そして、トナー収容部61(図3参照)に蓋部613を取り付けた状態で、下側支持部671の先端部と上側支持部672の先端部とは隙間を有して対向する。この隙間の間隔は、トナー搬送部材63における被支持部634の直径より若干大きく設定されている。そして、支持部材67は、下側支持部671と上側支持部672とによって、トナー搬送部材63を支持する支持部Spを形成する。
ここで、支持部材67は、図2に示すように、軸方向に離れた2箇所に設けられる。本実施形態では、これら2つの支持部材67によって、トナー搬送部材63を摺動可能に支持する。また、支持部材67の下側支持部671と上側支持部672はそれぞれ突起形状を有している。そのため、支持部材67は、トナー搬送部材63が支持部Spを支点として上下方向Vに角度を有して傾くことができるように、トナー搬送部材63を支持する。
<クランク機構65の構成>
次に図3、図6、および図7を参照しながらクランク機構65およびその周辺の構成について説明をする。なお、図6は、本実施の形態における第1クランク651の説明図である。具体的には、図6(a)は、第1クランク651の斜視図であり、図6(b)は、図6(a)示す矢印VIB方向からみた第1クランク651の上面図である。また、図7は、本実施の形態における第2クランク652の説明図である。具体的には、図7(a)は、第2クランク652の斜視図であり、図7(b)は、図7(a)示す矢印VIIB方向からみた第2クランク652の上面図である。
クランク機構65は、図3に示すように、シャフト64の一方の端部でありギア部材66が設けられる側に第1クランク651を有し、シャフト64の他方の端部でありギア部材66が設けられる側とは反対側に第2クランク652を有する。
まず、第1クランク651について説明をする。
図6(a)に示すように、第1クランク651は、シャフト64から距離G1だけ偏心しシャフト64の回転軸の周囲を回転するクランクピン651Sと、このクランクピン651Sに対してシャフト64とは逆側に接続されるとともにシャフト64と同軸に設けられる支持軸651Tとを有する。また、第1クランク651は、シャフト64とクランクピン651Sとをつなぐ内側ロッド651Iと、クランクピン651Sと支持軸651Tとをつなぐ外側ロッド651Oとを有する。これら第1クランク651を構成するクランクピン651S等は、樹脂により一体として成形されている。
クランクピン651Sの周囲をトナー搬送部材63のクランク保持部633が接触しながら相対運動することにより、第1クランク651は回転可能とされている。図示の例においては、クランクピン651Sは、トナー搬送部材63のクランク保持部633の内部に配置される。
回転部およびクランク軸の一例である支持軸651Tは、図示の例においては、軸方向中央部側の大径部651Mと、軸方向端部側の小径部651Nとを有する。また、支持軸651Tは、大径部651Mの外周に設けられ大径部651Mから半径方向外側に突出する部材である遮蔽板651Vと、大径部651Mの外周に螺旋状に取り付けられた羽根部651Wとを有する。
大径部651Mは、トナー収容部61の内側であって、側壁部612とトナー搬送部材63との間に設けられる。それに対して、小径部651Nは、トナー収容部61の内側からトナー収容部61の外側に延びるように設けられる。小径部651Nには、トナー収容部61の外側においてギア部材66が設けられる。
この小径部651Nは、側壁部612に設けられた支持部の一例である軸受け部61Rによって支持される。ここで、図6(b)に示す例における軸受け部61Rは、側壁部612に設けられた内径D11の貫通孔である。図示は省略するが、貫通穴である軸受け部61Rと小径部651Nの間にはオイルシール等のシール部材を設け、貫通穴と小径部651Nとの間から残留トナーが流出することを抑制する。この軸受け部61Rの内径D11は、小径部651Nの外径D10よりも大きく、大径部651Mの外径D12よりも小さい。
円板の一例である遮蔽板651Vは、図示の例においては、大径部651Mの周囲に設けられた円板状の部材である。この遮蔽板651Vは、側壁部612との接触を抑制するよう側壁部612から離間し、かつ側壁部612との間に残留トナーが進入することを抑制する距離に設けられる。例えば、遮蔽板651Vと側壁部612との間隙である間隙W10が遮蔽板651Vの厚みW11よりも小さくなるよう、間隙W10を厚みW11の半分以下として配置される。
この遮蔽板651Vの外径D13は、軸受け部61Rの内径D11よりも大きい。
また、遮蔽板651Vの外径D13は、外側ロッド651Oが回転することにより通過する領域の外径D14よりも大きいことが好ましい。外側ロッド651Oが回転することにより移動させられた残留トナーが、軸受け部61Rに向かうことが抑制される。
この遮蔽板651Vは、大径部651Mと一体として形成してもよく、あるいは大径部651Mと別体として設けられた円板状の部材を大径部651Mに嵌めこみ大径部651Mと同軸とすることによって形成してもよい。
螺旋部の一例である羽根部(スパイラル)651Wは、遮蔽板651Vよりも軸方向中央部側でかつ外側ロッド651Oよりも軸方向端部側であって、大径部651Mの周囲に設けられる。この羽根部651Wは、大径部651Mが回転することに伴い、軸方向に沿って端部側から中央部側(矢印A1参照)へ残留トナーを搬送する(後述)。羽根部651Wは、例えば大径部651Mと一体として形成される。この羽根部651Wの外径D15は、遮蔽板651Vの外径D13よりも小さく、また外側ロッド651Oが回転することにより通過する領域の外径D14よりも小さい。なお、遮蔽板651Vと羽根部651Wとを移動部の一例として捉えることができる。
次に、第2クランク652について説明をする。
図7(a)に示すように、第2クランク652は、第1クランク651と同様に、シャフト64から距離G2(=G1)だけ偏心しシャフト64の回転軸の周囲を回転するクランクピン652Sと、シャフト64と同軸に設けられる支持軸652Tと、シャフト64とクランクピン652Sとをつなぐ内側ロッド652Iと、クランクピン652Sと支持軸652Tとをつなぐ外側ロッド652Oとを有する。さらに、支持軸652Tは、大径部652Mの外周に遮蔽板652Vと羽根部652Wとを有する。
ここで、支持軸652Tは、図示の例においては、軸方向中央部側の大径部652Mと、軸方向端部側の小径部652Nとを有する。そして、大径部652Mは、第1クランク651と同様に、トナー収容部61の内側であって、側壁部612とトナー搬送部材63との間に設けられる。一方、小径部652Nは、第1クランク651とは異なり、トナー収容部61の外側に延びることなくトナー収容部61の内側に設けられる。付言すると、小径部652Nの端部は、トナー収容部61の内側に位置する。また、小径部652Nには、ギア部材66も設けられない。この小径部652Nは、側壁部612からトナー収容部61の内部に向けて突出して設けられた軸受け部61Sによって支持される。
図示の例における軸受け部61Sは、側壁部612に沿って設けられた支持板612Sに形成された切り欠きである。図7(b)に示すように、この切り欠きが小径部652Nを受ける部分の間隙D21は、小径部652Nの外径D20よりも大きく、大径部652Mの外径D22よりも小さい。
また、遮蔽板652Vは、大径部652Mの周囲に設けられた円板状の部材である。この遮蔽板652Vは、支持板612Sとの接触を抑制するよう支持板612Sから離間し、かつ支持板612Sとの間に残留トナーが進入することを抑制する距離に設けられる。例えば、遮蔽板652Vと支持板612Sとの間隙である間隙W20が遮蔽板652Vの厚みW21よりも小さくなるよう、間隙W20を厚みW21の半分以下として配置される。
遮蔽板652Vの外径D23は、軸受け部61Sの間隙D21よりも大きい。さらに、遮蔽板652Vの外径D23は、外側ロッド652Oが回転することにより通過する領域の外径D24よりも大きいことが好ましい。外側ロッド652Oが回転することにより移動させられた残留トナーが、軸受け部61Rに向かうことが抑制される。
また、羽根部652Wは、遮蔽板652Vよりも軸方向中央側でかつ外側ロッド652Oよりも軸方向端部側であって、大径部652Mの周囲に設けられる。この羽根部652Wは、大径部652Mが回転することに伴い、軸方向に沿って端部側から中央部側(矢印B1参照)へ残留トナーを搬送する(後述)。この羽根部652Wの外径D25は、遮蔽板652Vの外径D23よりも小さく、また外側ロッド652Oが回転することにより通過する領域の外径D24よりも小さい。
<トナー回収装置60の動作>
次に図8、図9をあわせて参照しながらトナー回収装置60の動作について説明をする。ここで、図8は、本実施の形態におけるトナー回収装置60の動作を説明するための図である。図9は、本実施の形態におけるトナー回収装置60内における残留トナーの動きを説明するための図である。なお、図9においてトナー搬送部材63は図示していない。
上述のように構成されるトナー回収装置60では、駆動モータM(図2参照)から駆動を受けたギア部材66(図2参照)が、図4に示すように、第1クランク651のクランクピン651Sを図4中矢印IV方向に回転させる。そして、トナー搬送部材63がクランク機構65によって回転駆動力を受けると、後端側において支持部材67によって回転運動が規制される。そのため、トナー搬送部材63の掻き取り部631は、楕円軌道を描きながらトナー受付部材62の受付面62Pに対して移動する。そして、掻き取り部631は、受付面62Pに堆積する残留トナーを搬送する。
ここで、残留トナーの動きについてさらに説明をする。
まず、図8(a)に示すように、転写後の感光体ドラム11上に残留した残留トナーは、クリーニング部材16によって掻き取られる。クリーニング部材16によって掻き取られた残留トナーは、トナー受付部材62の受付面62Pに堆積する。
一方、駆動モータM(図2参照)によってクランク機構65が動作する。クランク機構65は、第1クランク651を介してトナー搬送部材63に接続するシャフト64に回転力を伝達する。
そして、図8(b)に示すように、クランク機構65により回転力を受けるトナー搬送部材63の掻き取り部631が、トナー受付部材62の受付面62Pに向けて移動する(図中矢印参照)。このとき、上述のように、掻き取り部631は、楕円軌道を描きながら移動する。そして、掻き取り部631は、受付面62Pに対して高い位置から受付面62Pに対してほぼ上下方向Vに沿って移動しながら受付面62Pに接近する。
そして、図8(c)に示すように、掻き取り部631に形成されるリブ631R(図5参照)間に残留トナーが保持され、掻き取り部631によって残留トナーがトナー収容部61に向けて移動させられる。
以上のように、本実施形態のトナー回収装置60では、トナー搬送部材63が楕円軌道を描きながら移動することで、残留トナーをトナー収容部61に向けて残留トナーを搬送する。また、トナー収容部61に搬送された残留トナーは、トナー搬送部材63によって押し固められ、より多くの残留トナーをトナー収容部61内に収容できるようにする。
さて、図9に示すように、トナー搬送部材63によってトナー収容部61に向けて搬送された残留トナー(矢印T1参照)は、突出部61T間の幅狭部61Nを通過した後に、トナー収容部61において軸方向の幅がより広い領域(距離D1,D2参照)へと搬送され後端側(図中上側)に溜められる。
ここで、例えば溜められた残留トナーの量が増えた場合に、後端側に搬送される残留トナーの一部は、軸方向における両端側に広がりながらトナー収容部61側で押し戻され、掻き取り部631側へと移動する(矢印T2参照)。再び掻き取り部631側へと移動した残留トナーは、突出部61Tの存在により、突出部61Tよりもトナー収容部61側(後端側)の領域(デッドスペース)である滞留領域S1,S2で滞ることがある。そして、この滞留領域S1,S2には、第1クランク651および第2クランク652がそれぞれ配置されている。
また、トナー搬送部材63によってトナー収容部61に向けて搬送された残留トナー(矢印T1参照)の一部は、突出部61T間の幅狭部61Nを通過した後に、軸方向における両端側に広がることにより、トナー収容部61へ向かうことなく、そのまま滞留領域S1,S2に向かう(矢印A2,B2参照)こともある。この場合、上記のトナー収容部61側から矢印T2方向に搬送されてきた残留トナーと合流することにより、滞留領域S1,S2において残留トナーがさらに滞留する状態となる。
ここで、滞留領域S1,S2に滞留した残留トナーが、軸受け部61R,61Sに向かった場合、軸受け部61R,61Sにおいて残留トナーが押し固められ固着(パッキング)することがある。そして、この固着した残留トナーは、第1クランク651および第2クランク652の回転を妨げ、結果としてトナー搬送部材63の駆動を妨げることとなる。
本実施の形態においては、上述のようにクランク機構65に遮蔽板651V,652Vが設けられている。この遮蔽板651V,652Vが、軸受け部61R,61Sに残留トナーが向かう(矢印A2,B2参照)ことを妨げる。さらに説明をすると、遮蔽板651Vが、回転する小径部651Nとこの小径部651Nを支持する軸受け部61Rとの間である摺動部に残留トナーが入ることを抑制する。また、遮蔽板652Vが、回転する小径部652Nとこの小径部652Nを支持する軸受け部61Sとの間である摺動部に残留トナーが入ることを抑制する。このことにより、軸受け部61R,61Sにおいて残留トナーが固着することが抑制される。
また、本実施の形態においては、上述のように遮蔽板651V,652Vの軸方向内側にそれぞれ羽根部651W,652W(図6、7参照)が設けられている。クランク機構65が駆動し、クランク機構65の大径部651M,652Mが回転することに伴い、この羽根部651W,652Wが軸方向に沿って端部側から中央部側(矢印A1,B1参照)へ残留トナーを搬送する。このことにより、滞留領域S1,S2に滞留した残留トナーを、滞留領域S1,S2から排出させる。この滞留領域S1,S2から排出された残留トナーは、トナー搬送部材63によってトナー収容部61に向けて搬送される。
付言すると、滞留領域S1,S2に滞留した残留トナーを軸方向に沿って端部側から中央部側(矢印A1,B1参照)へ残留トナーを搬送することにより、トナー収容部61内で残留トナーが循環するような流れ(フロー)を形成する。また、回収される残留トナーが、軸方向において偏っている場合でも、羽根部651W,652Wが残留トナーを一度中央に寄せた後、トナー搬送部材63により搬送することで、軸方向に均した状態で残留トナーを搬送および蓄積可能である。さらに、トナー回収装置60を画像形成装置1に対して着脱可能に設けた場合に、トナー回収装置60を着脱する際等にトナー回収装置60が傾けられトナー収容部61内の残留トナーに偏りが生じても、残留トナーの分布の均一化ができる。
ここで、上述のように遮蔽板651V,652Vが存在することにより、遮蔽板651V,652Vそれぞれの軸方向における中央側において残留トナーが淀み固着し得る。しかしながら、遮蔽板651V,652Vの軸方向における中央側にそれぞれ設けられる羽根部651W,652Wにより、淀んだ残留トナーが固着することが抑制される。さらに、仮に固着が起こった場合であっても、羽根部651W,652Wが固着した残留トナーを崩すことができる。
さて、上記では説明を省略したが、羽根部651W,652Wが形成されている大径部651M,652Mにおける領域は、突出部61Tよりもトナー収容部61の内側に位置する。さらに説明をすると、側壁部612の面から羽根部651W,652Wのトナー収容部61の内側端部までの距離D3は、側壁部612の面から突出部61Tのトナー収容部61の内側端部までの距離D4よりも長い。このことにより、残留トナーを滞留領域S1,S2から排出させ、トナー搬送部材63が残留トナーを搬送する領域までより確実に移動させることができる。
<変形例>
次に、図6、図7および図10を参照しながら、本実施の形態における変形例について説明をする。なお、図10は、本実施の形態の変形例を説明するための図である。
まず、上述の実施の形態においては、遮蔽板651V,652Vを、円板状の部材として説明をしたがこれに限定されない。軸受け部61R,61Sに残留トナーが向かう(矢印A2,B2参照)ことを妨げる領域を形成するよう、軸中央部側と比較して、軸から外周までの距離が大きければ、遮蔽板651V,652Vの形状は多角形状の部材でもよい。なお、多角形状とし外周面に角部を設けることにより、パッキングを起こした残留トナーを遮蔽板651V,652Vの外周面が削り得る。また、図10(a)に示すように、大径部651Mと遮蔽板651Vの外周面とが傾斜面により連続するように形成してもよい。残留トナーが、大径部651Mから遮蔽板651Vに向けて傾斜面に沿って移動することで回転軸から離れる向きへ移動するため、残留トナーが軸受け部61R,61Sへ向かうことが抑制される。
また、上述の実施の形態においては、羽根部651W,652Wをシャフト64の両端にそれぞれ設けることを説明したが、支持軸651T,652Tの外周面に設けられ支持軸651T,652Tの回転にともないシャフト64の端部側から中央部側(矢印A1,B1参照)へ残留トナーを搬送する構成であればよい。例えば、図10(b)に示すように、支持軸651Tの外周面に螺旋状に設けられた溝651Xにより形成されてもよい。
また、上述の実施の形態においては、シャフト64の両端に設けられるクランク機構65のいずれもが、遮蔽板651V,652Vおよび羽根部651W,652Wを形成することを説明したが、シャフト64の片方の端部にだけに形成する構成であってもよい。また、上述の説明においては、シャフト64の両端に遮蔽板651V,652Vおよび羽根部651W,652Wをそれぞれ一つずつ形成することを説明したが、それぞれ複数ずつ形成する構成であってもよい。
さらに、上述の実施の形態においては、シャフト64の端部が軸受け部61R,61Sによって支持されることを説明したが、シャフト64の軸方向中央部においてシャフト64が支持される構成であってもよい。シャフト64の軸方向中央部が支持された場合、シャフト64の周囲であってこの支持部を挟んだ位置にそれぞれ遮蔽板651V,652Vが設けられ、軸受け部61R,61Sに残留トナーが向かうことが抑制される。また、シャフト64の周囲であってそれぞれの遮蔽板651V,652Vに対して支持部とは反対側に、羽根部651W,652Wが設けられる。この羽根部651W,652Wは、それぞれの遮蔽板651V,652Vから離れる方向に残留トナーを移動させる。
また、例えば実施形態1のトナー回収装置60において、トナー受付部材62を介して、クリーニング部材16から残留トナーを回収しているが、これに限定されるものではない。例えば、トナー回収装置60は、トナー搬送部材63を用いてクリーニング部材16上に堆積する残留トナーを直接的に回収する構成であっても良い。
1…画像形成装置、40…トナー搬送部、50…トナーカートリッジ、60…トナー回収装置、65…クランク機構、651V,652V…遮蔽板、651W,652W…羽根部

Claims (5)

  1. トナー像を保持する像保持体から除去したトナーを受け付ける受付部と、
    前記受付部が受け付けたトナーを収容する収容部と、
    駆動を受け回転するクランク軸と、
    前記クランク軸から偏心した位置に設けられるクランクピンと、
    前記クランク軸と前記クランクピンとを接続するロッドと、
    前記クランクピンにより駆動を受け前記クランク軸の周囲を回転しながら前記受付部が受け付けたトナーを前記収容部へ搬送する搬送部と、
    前記クランク軸を支持する支持部と、
    前記クランク軸の軸方向において前記支持部と前記ロッドとの間でかつ当該クランク軸の周囲に設けられる円板部と、
    前記クランク軸の軸方向において前記円板部と前記ロッドとの間で当該クランク軸の周囲に設けられる螺旋部と
    を備え
    前記収容部は、前記クランク軸よりも前記トナーの搬送方向上流側において、当該クランク軸の軸方向における幅が狭くなる向きに突出する突出面を有し、
    前記螺旋部は、前記クランク軸の軸方向において前記突出面よりも前記円板部に近い位置から当該突出面よりも突出する位置にわたって形成されている
    ことを特徴とするトナー回収装置。
  2. 前記螺旋部が、前記トナーの搬送方向と交差する方向において前記支持部から前記搬送部に向けてトナーを移動させることを特徴とする請求項1記載のトナー回収装置。
  3. 前記円板部は、前記ロッドが回転することにより通過する領域よりも外径が大きいことを特徴とする請求項1または2記載のトナー回収装置。
  4. 前記螺旋部は、前記円板部よりも外径が小さいことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項記載のトナー回収装置。
  5. トナー像を保持する像保持体と、
    前記像保持体から除去したトナーを受け付ける受付部と、
    前記受付部が受け付けたトナーを収容する収容部と、
    駆動を受け回転するクランク軸と、
    前記クランク軸から偏心した位置に設けられるクランクピンと、
    前記クランク軸と前記クランクピンとを接続するロッドと、
    前記クランクピンにより駆動を受け前記クランク軸の周囲を回転しながら前記受付部が受け付けたトナーを前記収容部へ搬送する搬送部と、
    前記クランク軸を支持する支持部と、
    前記クランク軸の軸方向において前記支持部と前記ロッドとの間でかつ当該クランク軸の周囲に設けられる円板部と、
    前記クランク軸の軸方向において前記円板部と前記ロッドとの間で当該クランク軸の周囲に設けられる螺旋部と
    を備え、
    前記収容部は、前記クランク軸よりも前記トナーの搬送方向上流側において、当該クランク軸の軸方向における幅が狭くなる向きに突出する突出面を有し、
    前記螺旋部は、前記クランク軸の軸方向において前記突出面よりも前記円板部に近い位置から当該突出面よりも突出する位置にわたって形成されている
    ことを特徴とする画像形成装置。
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