JP2015202826A - 後輪転舵装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ばね下荷重を増加させず、左右の後輪を独立して転舵することが可能な後輪転舵装置を提供する。【解決手段】一方の後輪3Lに接続される第1のロッド16Lと、第1のロッド16Lを軸方向に移動させる第1駆動部17Lと、他方の後輪3Rに接続される第2のロッド16Rと、第2のロッド16Rを軸方向に移動させる第2駆動部17Rと、第1のロッド16Lと第1駆動部17Lと第2のロッド16Rと第2駆動部17Rとを共通して支持する1つのハウジング18とを備えた構成を後輪転舵装置に採用する。【選択図】図2

Description

この発明は、自動車等の車両に用いられる後輪転舵装置に関する。
自動車の直進時あるいは旋回時の走行安定性を高めるために、前輪を転舵する機構に加えて後輪を転舵する機構も備えた自動車や、車両の走行状態に応じて後輪のトー角を変化させる機構を備えた自動車が実用化されつつある。
例えば、特許文献1には、運転者がステアリングを操舵したときに、前輪の転舵角に応じて後輪を転舵する後輪転舵装置が開示されている。この後輪転舵装置は、左右の後輪それぞれに直動アクチュエータを設け、この直動アクチュエータで左右の後輪を独立して転舵することを可能としている。そして、この後輪転舵装置は、車両が旋回するときの走行安定性を高めるために前輪の転舵角に対して後輪を同位相又は逆位相に転舵したり、あるいは車両が直進するときの走行安定性を高めるために左右の後輪の転舵角をずらしてトー角を調整したりする。
また、特許文献2には、左右の後輪を一体に転舵する後輪転舵装置が開示されている。この後輪転舵装置は、車体に固定された転舵ハウジングと、その転舵ハウジングで軸方向に移動可能に支持された1つの後輪転舵軸と、その1つの後輪転舵軸の両端に連結された一対のタイロッドと、その各タイロッドに連結されたナックルアームとを備えており、1つの後輪転舵軸を軸方向に移動させることで、左右それぞれの後輪の転舵角を一体に変化させ、前輪の転舵角に対して後輪を同位相又は逆位相に転舵するものである。
特開2009−173192号公報 特開2013−159131号公報
特許文献1の後輪転舵装置では、左右の後輪を転舵する直動アクチュエータを、ばね下(すなわち、サスペンションを介して支持される車体の側ではなく、サスペンションを介して車体を支持する車輪の側)に設けているため、後輪転舵装置の重量によってばね下の荷重が増加し、車両の乗り心地が低下する恐れがある。
特許文献2の後輪転舵装置では、転舵ハウジングが車体の側に固定されているので、後輪転舵装置の重量によってばね下荷重が増加する問題は生じないが、左右の後輪をトーイン、トーアウトなどのように左右独立に転舵することができない。
そこで、この発明は、ばね下荷重を増加させず、左右の後輪を独立して転舵することが可能な後輪転舵装置を提供することを課題とする。
上記の課題を解決するため、この発明においては、以下の構成を後輪転舵装置に採用した。
軸方向に移動可能に支持され、その軸方向の移動に応じて左右一対の後輪のうち一方の後輪の向きが変化するように前記一方の後輪に接続される第1のロッドと、
その第1のロッドを軸方向に移動させる第1駆動部と、
前記第1のロッドとは独立して軸方向に移動可能に支持され、その軸方向の移動に応じて左右一対の後輪のうち他方の後輪の向きが変化するように前記他方の後輪に接続される第2のロッドと、
その第2のロッドを軸方向に移動させる第2駆動部と、
前記第1のロッドと前記第1駆動部と前記第2のロッドと前記第2駆動部とを共通して支持する1つのハウジングとを備える後輪転舵装置。
このようにすると、第1のロッドと第2のロッドとをそれぞれ独立して軸方向に移動させることで、左右の後輪を独立して転舵することが可能である。また、後輪転舵装置のハウジングを、サスペンションを介して支持される車体の側に固定することで、後輪転舵装置の重量によってばね下荷重が増加するのを防止することができる。
この後輪転舵装置は、次の構成を加えることができる。
前記第1駆動部が、第1の電動モータと、その第1の電動モータの回転を減速して伝達する第1の減速機と、その第1の減速機で減速された回転を前記第1のロッドの軸方向移動に変換する第1の運動変換機構とを備え、
前記第1の運動変換機構は、前記第1の減速機で減速した回転が入力され、回転可能かつ軸方向に移動不能に支持された第1の回転部材と、前記第1のロッドを軸方向に移動可能な状態で回り止めする回り止め機構と、前記第1の回転部材の回転に応じて前記第1のロッドが軸方向に移動するように第1の回転部材と第1のロッドをねじ係合させる雄ねじ部および雌ねじ部とを備えたものであり、
前記第2駆動部が、前記第1の電動モータとは別個に設けられた第2の電動モータと、その第2の電動モータの回転を減速して伝達する第2の減速機と、その第2の減速機で減速された回転を前記第2のロッドの軸方向移動に変換する第2の運動変換機構とを備え、
前記第2の運動変換機構は、前記第2の減速機で減速した回転が入力され、回転可能かつ軸方向に移動不能に支持された第2の回転部材と、前記第2のロッドを軸方向に移動可能な状態で回り止めする回り止め機構と、前記第2の回転部材の回転に応じて前記第2のロッドが軸方向に移動するように第2の回転部材と第2のロッドをねじ係合させる雄ねじ部および雌ねじ部とを備えたものである。
このようにすると、個別に設けられた第1の電動モータおよび第2の電動モータで、左右一対の後輪の向きを独立して制御することができる。
前記第1駆動部と前記第2駆動部は、前記1つのハウジングの中央に対し略対称に構成することができる。このようにすると、第1駆動部の構成部品と第2駆動部の構成部品を共通化することが可能となる。
また、上記の後輪転舵装置は、次の構成を加えることができる。
前記第1の回転部材の軸方向移動を拘束するように前記第1の回転部材を回転可能に軸方向に支持する一対の第1スラスト転がり軸受と、
前記第2の回転部材の軸方向移動を拘束するように前記第2の回転部材を回転可能に軸方向に支持する一対の第2スラスト転がり軸受とを更に有する。
このようにすると、第1の回転部材に作用する軸方向荷重を一対の第1スラスト転がり軸受で支持するとともに、第2の回転部材に作用する軸方向荷重を一対の第2スラスト転がり軸受で支持するので、左右一対の後輪から第1のロッドまたは第2のロッドを介して第1の回転部材または第2の回転部材に入力される軸方向荷重を、高い剛性をもってかつ低トルクで転がり支持することができる。
更に、上記の後輪転舵装置は、次の構成を加えることができる。
前記一対の第1スラスト転がり軸受を収容するように前記第1の回転部材に設けられた内径部と、前記一対の第1スラスト転がり軸受で両側から挟まれた第1フランジと、前記第1フランジを前記ハウジングに移動不能に連結する第1連結軸と、前記一対の第1スラスト転がり軸受を前記内径部内に押さえ込む第1押さえ板と、
前記一対の第2スラスト転がり軸受を収容するように前記第2の回転部材に設けられた内径部と、前記一対の第2スラスト転がり軸受で両側から挟まれた第2フランジと、前記第2フランジを前記ハウジングに移動不能に連結する第2連結軸と、前記一対の第2スラスト転がり軸受を前記内径部内に押さえ込む第2押さえ板とを更に有する。
更に、上記の後輪転舵装置は、次の構成を加えることができる。
前記1つのハウジングは、前記第1駆動部と前記第2駆動部の間に隔壁を有し、
前記第1連結軸と前記第2連結軸が、前記隔壁を介して結合されている。
また、上記の後輪転舵装置は、次の構成を加えることができる。
前記第1の回転部材を半径方向に支持する第1ラジアル軸受と、
前記第2の回転部材を半径方向に支持する第2ラジアル軸受とを更に有する。
このようにすると、前記第1の回転部材および第2の回転部材の軸線方向に対する振れが防止されるので、雄ねじ部と雌ねじ部の相対回転が円滑となる。
また、上記の後輪転舵装置は、次の構成を加えることができる。
前記第1の電動モータは、前記第1のロッドを囲むように同軸に設けられた中空のロータと、そのロータに回転力を付与するステータとからなり、
前記第2の電動モータは、前記第2のロッドを囲むように同軸に設けられた中空のロータと、そのロータに回転力を付与するステータとからなる。
このようにすると、第1の電動モータと第1のロッドが同軸配置となり、第2の電動モータと第2のロッドも同軸配置となる。そのため、後輪転舵装置の軸方向長さが抑えられ、極めてコンパクトな後輪転舵装置を得ることが可能となる。
さらに、上記の後輪転舵装置は、次の構成を加えることができる。
前記第1の減速機は、前記ロータの一端部の外周に設けられた太陽歯車と、前記ハウジングに固定された内歯車と、前記太陽歯車と前記内歯車の両者に噛み合うように設けられた遊星歯車と、前記遊星歯車を自転可能かつ公転可能に支持する遊星キャリヤとを有し、
前記第1の減速機の前記遊星キャリヤが、前記第1の回転部材と一体に回転するように前記第1の回転部材に連結されており、
前記第2の減速機は、前記ロータの一端部の外周に設けられた太陽歯車と、前記ハウジングに固定された内歯車と、前記太陽歯車と前記内歯車の両者に噛み合うように設けられた遊星歯車と、前記遊星歯車を自転可能かつ公転可能に支持する遊星キャリヤとを有し、
前記第2の減速機の前記遊星キャリヤが、前記第2の回転部材と一体に回転するように前記第2の回転部材に連結されている。
このようにすると、前記第1のロッドを囲むように設けられた第1の電動モータのロータの回転を効率的に減速して第1の回転部材に伝達することができる。同様に、前記第2のロッドを囲むように設けられた第2の電動モータのロータの回転も効率的に減速して第2の回転部材に伝達することができる。
この発明の後輪転舵装置は、第1のロッドと第2のロッドとをそれぞれ独立して軸方向に移動させることで、左右の後輪を独立して転舵することが可能である。また、後輪転舵装置のハウジングを、サスペンションを介して支持される車体の側に固定することで、後輪転舵装置の重量によってばね下荷重が増加するのを防止することができる。
この発明の実施形態に係る後輪転舵装置を搭載した車両を示す概略図 図1に示す後輪転舵装置の断面図 図2に示す後輪転舵装置の第1駆動部の近傍の拡大断面図 図2に示す後輪転舵装置の第1の減速機と第2の減速機の近傍の拡大断面図 図4のV−V線に沿った断面図
図1に、この発明に係る後輪転舵装置を搭載した車両の概略構成図を示す。この車両1は自動車であり、左右一対の前輪2L,2Rと左右一対の後輪3L,3Rとを有する。
前輪2L,2Rは、ステアリングホイール4の操舵角に応じて前輪転舵機構5のステアリングロッド6が移動することで転舵される。すなわち、運転者がステアリングホイール4を操舵したとき、ステアリングホイール4の回転がステアリングコラム7を介して前輪転舵機構5に伝達し、これにより前輪転舵機構5のステアリングロッド6が軸方向に移動し、この直線移動がタイロッド60を介して伝わることで、前輪2L,2Rの向きが一体に変化するようになっている。ステアリングホイール4と一体に回転するステアリングコラム7には、舵角センサ8が設けられている。舵角センサ8、車速センサ9、ヨーレートセンサ10の出力は、電子制御ユニット(ECU)11に入力される。
後輪3L,3Rは、後輪転舵装置12で転舵される。ここで後輪転舵装置12は、図示しないサスペンションを介して車体13を支持する後輪3L,3Rの側ではなく、サスペンションを介して支持される車体13の側に取り付けられている。後輪3L,3Rの転舵角は、舵角センサ8、車速センサ9、ヨーレートセンサ10等、車両1の走行情報を元に、電子制御ユニット11からの指令を受けて後輪転舵制御装置14で制御される。また後輪3L,3Rの転舵角は、左右で独立して制御される。
図2〜図5に、後輪転舵装置12の構成を示す。
図2に示すように、後輪転舵装置12は、左側の後輪3Lを転舵する第1転舵部15Lと、右側の後輪3Rを転舵する第2転舵部15Rから構成される。第1転舵部15Lと第2転舵部15Rは、後輪転舵装置12の中央に対して左右対称の同じ構成とされるため、これ以降、第1転舵部15Lの構造を説明し、第2転舵部15Rの構造は説明を省略する。なお、第1転舵部15Lの各部品の符号にL、第2転舵部15Rの各部品の符号にRを付けることにするが、区別する必要がない場合にはR、Lを省略する。
第1転舵部15Lは、軸方向に移動可能に支持された第1のロッド16Lと、第1のロッド16Lを軸方向に移動させる第1駆動部17Lとを備えている。同様に、第2転舵部15Rは、軸方向に移動可能に支持された第2のロッド16Rと、第2のロッド16Rを軸方向に移動させる第2駆動部17Rとを備えている。
第1のロッド16Lと第1駆動部17Lと第2のロッド16Rと第2駆動部17Rは1つのハウジング18で共通して支持されている。ここで、ハウジング18は、左側ハウジング部18Lと中央ハウジング部18Cと右側ハウジング部18Rとを結合して1つのハウジング18とされている。また、第1駆動部17Lと第2駆動部17Rは、ハウジング18の中央に対し略対称に構成されている。ハウジング18は、図示しないボルトで車体13(図1参照)に固定される。
第1のロッド16Lは、図1に示すように、その軸方向の移動に応じて後輪3Lの向きが変化するように後輪3Lに接続されている。具体的には、第1のロッド16Lの端部にボールジョイント61を介してタイロッド62の一端が連結され、そのタイロッド62の他端がボールジョイント19を介してナックルアーム20に連結され、第1のロッド16Lが軸方向に移動すると、これに連動してナックルアーム20が支点21を中心に揺動し、後輪3Lの向きが変化するようになっている。同様に、第2のロッド16Rは、その軸方向の移動に応じて後輪3Rの向きが変化するように後輪3Rに接続されている。
図2に示すように、第1駆動部17Lは、第1の電動モータ22Lと、その第1の電動モータ22Lの回転を減速して伝達する第1の減速機23Lと、その第1の減速機23Lで減速された回転を第1のロッド16Lの軸方向移動に変換する第1の運動変換機構24Lとを備えている。
図3に示すように、第1の電動モータ22Lは、第1のロッド16Lを囲むように同軸に設けられた中空のロータ25と、そのロータ25に回転力を付与するステータ26とからなる。ロータ25は、左側ハウジング部18Lの内周に装着した左右一対の転がり軸受27で回転可能に支持された中空のロータ軸28と、ロータ軸28の外周に固定されたロータコア29とを有する。ロータコア29は、例えば周方向に沿ってN極とS極が交互にあらわれるように設けられた永久磁石である。ステータ26は、左側ハウジング部18Lの内周に固定されたステータコア30と、ステータコア30に巻回された電磁コイル31とで構成されている。電磁コイル31に通電すると、ステータコア30とロータコア29の間に働く電磁力によってロータコア29に回転力が発生し、ロータコア29と一体にロータ軸28が回転する。
図4に示すように、第1の減速機23Lは、ロータ25の一端部の外周に設けられた太陽歯車32と、中央ハウジング部18Cの内周に固定して設けられた内歯車33と、太陽歯車32と内歯車33の両者に噛み合うように設けられた遊星歯車34と、遊星歯車34を自転可能かつ公転可能に支持する遊星キャリヤ35とを有する。
図5に示すように、内歯車33は、太陽歯車32の外径側に対向するようにリング状に形成されている。遊星歯車34は、太陽歯車32と内歯車33の間の環状空間に周方向に間隔をおいて複数配置されている。太陽歯車32が回転すると、各遊星歯車34は、遊星歯車34の中心に設けられたピン36を中心に回転(自転)しながら、太陽歯車32を中心に回転(公転)する。
図3に示すように、第1の運動変換機構24Lは、第1の減速機23Lで減速した回転が入力される第1のシャフト37Lと、第1のロッド16Lを軸方向に移動可能な状態で回り止めする回り止め機構38と、第1のシャフト37Lの回転に応じて第1のロッド16Lが軸方向に移動するように第1のシャフト37Lと第1のロッド16Lをねじ係合させる雄ねじ部39および雌ねじ部40とを備えている。第1のシャフト37Lは、遊星キャリヤ35と一体に回転するように遊星キャリヤ35に連結されている。
雌ねじ部40は、第1のロッド16Lの端部に開口するように形成された穴の内周に設けられている。雄ねじ部39は、第1のシャフト37Lの端部外周に設けられている。雄ねじ部39と雌ねじ部40は、例えば台形ねじである。
第1のシャフト37Lは、一対の第1スラスト転がり軸受41Lで回転可能に軸方向に支持されている。この一対の第1スラスト転がり軸受41Lは、第1のシャフト37Lの回転を許容しながら、第1のシャフト37Lの軸方向の両方向の移動を拘束している。
また、第1のシャフト37Lは、第1ラジアル軸受42Lで半径方向に支持されている。第1ラジアル軸受42Lは、第1のシャフト37Lの端部の円筒状の外周面と中央ハウジング部18Cの内周との間に挿入された転がり軸受(図では外輪付きの針状ころ軸受)である。第1の電動モータ22Lと第1の減速機23Lと雄ねじ部39と雌ねじ部40は、すべて第1のロッド16Lと同軸上に配置されている。
第1のロッド16Lは、左側ハウジング部18Lの開口端部内周に取り付けた滑り軸受43で軸方向に移動可能に支持されている。回り止め機構38は、第1のロッド16Lの外周に形成された軸方向に延びる溝44と、その溝44に先端部が挿入されたストッパ45とからなる。ストッパ45は、第1のロッド16Lの軸方向および周方向のいずれにも移動しないように左側ハウジング部18Lに取り付けられている。溝44は、軸方向の両端が閉じた止まり溝である。
第1のロッド16Lが軸方向に移動したとき、第1のロッド16Lとともにストッパ45と溝44が軸方向に相対移動する。そして、ストッパ45が溝44の端面に当接すると、そこで第1のロッド16Lが停止し、第1のロッド16Lの軸方向移動が制限される。このように、ストッパ45と溝44は、第1のロッド16Lの機械的リミットとしても機能する。
ストッパ45の左側ハウジング部18Lへの接続部には、ストッパ45を回転可能に支持する軸受46が組み込まれている。そのため、第1のロッド16Lが軸方向に移動するときにストッパ45の先端部と溝44の内側面とが接触しても、ストッパ45は軸受46で回転し、ストッパ45および溝44の内面の偏摩耗が抑制される。
第1の電動モータ22Lには、ロータ25の回転角を検出する回転検出器47が取り付けられている。回転検出器47は、例えば、中空のロータ軸28の一端部に固定されたレゾルバロータ47aと、これに対峙するように左側ハウジング部18Lに固定されたレゾルバステータ47bとからなるレゾルバを採用することができる。中空のロータ軸28には第1のロッド16Lが挿入されている。また、中空のロータ軸28の内部に、雄ねじ部39と雌ねじ部40が配置されているため、後輪転舵装置12の軸方向長さを短くすることが可能となっている。
第1の電動モータ22Lが回転すると、その回転が第1の減速機23Lで減速されて伝達し、第1のシャフト37Lの端部に形成された雄ねじ部39が回転し、その回転量に応じて第1のロッド16Lが左右方向に移動し、その第1のロッド16Lが、図1に示すボールジョイント61、タイロッド62、ボールジョイント19を介してナックルアーム20を動かし、後輪3Lのトー角を調整することができる。
第1のロッド16Lには、その軸方向位置を検出する位置検出器48が取り付けられている。この位置検出器48で検出される第1のロッド16Lの軸方向位置(絶対位置)に基づいて、後輪3Lの転舵角を検出することができる。位置検出器48の出力信号は、後輪転舵制御装置14に入力される。位置検出器48としては、例えば、第1のロッド16Lに固定された永久磁石49と、永久磁石49に対向するように左側ハウジング部18Lに固定されたアナログ出力のホールIC50とからなるものを採用することができる。
この位置検出器48は、ホールIC50で検出される磁束密度を位置情報に変換することで第1のロッド16Lの軸方向位置(絶対位置)を検出する。ホールIC50としてプログラム可能なものを用いれば、予め第1のロッド16Lの位置と磁束密度の関係をプログラムすることで絶対位置精度を向上することができる。また、ホールIC50の出力が2系統あるものを選択すれば、片方の系統が故障しても残りの系統で位置検出が可能となり、信頼性が向上する。
なお、位置検出器48としてホールIC50を利用した方式を説明したが、軸方向の移動量を回転に変換して、回転角センサで検出する方式であってもよく、検出方法は限定されない。また、車両1の電源投入時(始動時)に位置検出器48からロッドの絶対位置を検出し、その後は回転検出器47の信号をカウントして、位置を算出する方式であってもよい。
図4を用いて、第1スラスト転がり軸受41Lおよび第2スラスト転がり軸受41Rによる支持機構について説明する。第1のシャフト37Lのハウジング18の中央の側の端面には、円筒状の内周面をもつ内径部51が形成されている。内径部51には、軸方向に間隔をおいて配置された一対の第1スラスト転がり軸受41Lと、その一対の第1スラスト転がり軸受41Lで両側から挟まれるように配置された第1フランジ52Lとが収容されている。第1フランジ52Lは、第1連結軸53Lで中央ハウジング部18Cに移動不能に連結されている。第1フランジ52Lは、第1連結軸53Lの外周に一体に形成されている。第1スラスト転がり軸受41Lは、保持器付き針状ころを一対の軌道輪で挟んだ構造とされている。
第1のシャフト37Lの端面には、第1のシャフト37Lの端面から一部がはみ出した状態で内径部51に挿入される環状のスペーサ54と、そのスペーサ54を介して第1スラスト転がり軸受41Lを内径部51内に押さえ込む環状の第1押さえ板55Lが配置されている。第1押さえ板55Lは、ボルト56で軸方向に位置調整可能となっており、このボルト56の締め込みによりスペーサ54を内径部51に向けて押圧し、このスペーサ54を介して第1スラスト転がり軸受41Lに予圧を付与する。ボルト56は、第1のシャフト37Lの内径部51の外径側に周方向に間隔をおいて複数形成された軸方向の貫通孔57に差し込まれ、その貫通孔57からの突出部分が第1押さえ板55Lに設けたねじ孔58にねじ込まれている。このように第1のシャフト37Lの内径部51に第1スラスト転がり軸受41Lを組み込むことで、後輪転舵装置12の軸方向長さを短くすることが可能となっている。
中央ハウジング部18Cは、第1駆動部17Lと第2駆動部17Rの間に隔壁59を有する。隔壁59には、第1連結軸53Lと第2連結軸53Rが固定されている。ここでは、第1連結軸53Lの一端面に形成したねじ孔60と、第2連結軸53Rに形成したねじ軸61とを、中央ハウジング部18Cの隔壁59に形成された貫通孔62を介して螺合結合し、第1連結軸53Lと第2連結軸53Rとで隔壁59を締め付けることで、第1連結軸53Lと第2連結軸53Rとを中央ハウジング部18Cに固定している。
上記の後輪転舵装置12は、第1のロッド16Lと第2のロッド16Rとをそれぞれ独立して軸方向に移動させることで、左右の後輪3L,3Rを独立して転舵することが可能である。すなわち、第1の電動モータ22Lを駆動することで、第1のロッド16Lが第2のロッド16Rとは独立して左右方向に移動し、第1のロッド16Lに接続された左側の後輪3Lが転舵され、その転舵角およびトー角を調整することができる。同様に、第2の電動モータ22Rを駆動することで、第2のロッド16Rが第1のロッド16Lとは独立して左右方向に移動し、第2のロッド16Rに接続された右側の後輪3Rが転舵され、その転舵角およびトー角を調整することができる。このように、後輪転舵装置12は、車体13に固定される方式でありながら、左右の後輪3L,3Rを左右独立に転舵することができる。第1の電動モータ22Lと第2の電動モータ22Rを同時に駆動することで、左右それぞれの後輪3L,3Rの転舵角を一体に変化させることも可能である。
また、上記の後輪転舵装置12は、第1のロッド16Lと第1駆動部17Lと第2のロッド16Rと第2駆動部17Rとが1つのハウジング18内に収容して共通して支持されている。そして、このハウジング18が、サスペンションを介して車体13を支持する車輪の側ではなく、サスペンションを介して支持される車体13の側に固定されるので、後輪転舵装置12の重量によってばね下荷重が増加するのを防止することができる。そのため、車両1の乗り心地を確保することが可能である。
また、上記の後輪転舵装置12は、第1駆動部17Lと第2駆動部17Rをハウジング18の中央に対し略対称に構成しているので、第1転舵部15Lの構成部品と第2転舵部15Rの構成部品を共通化することが可能であり、低コストである。
また、上記の後輪転舵装置12は、第1のシャフト37Lに作用する軸方向荷重を一対の第1スラスト転がり軸受41Lで支持するとともに、第2のシャフト37Rに作用する軸方向荷重を一対の第2スラスト転がり軸受41Rで支持するので、左右一対の後輪3L,3Rから第1のロッド16Lまたは第2のロッド16Rを介して第1のシャフト37Lまたは第2のシャフト37Rに入力される軸方向荷重を、高い剛性をもってかつ低トルクで転がり支持することができる。また、第1連結軸53Lと第2連結軸53Rとがハウジング18の隔壁59を介して螺合締結されているため、第1のシャフト37Lと第2のシャフト37Rに加わる負荷がハウジング18の隔壁59に均等に印加され、左右後輪3L,3Rのバランスを確保することが可能となっている。
また、上記の後輪転舵装置12は、第1のシャフト37Lおよび第2のシャフト37Rを、それぞれ第1ラジアル軸受42Lおよび第2ラジアル軸受42Rで半径方向に支持しているので、第1のシャフト37Lおよび第2のシャフト37Rの軸線方向に対する振れが防止され、雄ねじ部39と雌ねじ部40の相対回転が円滑である。
また、上記の後輪転舵装置12は、第1の電動モータ22Lと第1のロッド16Lが同軸配置とされ、第2の電動モータ22Rと第2のロッド16Rも同軸配置とされているので、電動モータ22L,22Rとロッド16L,16Rとが軸直角方向に重なる分、後輪転舵装置12の軸方向長さが抑えられ、後輪転舵装置12が極めてコンパクトとなっている。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
3L,3R 後輪
16L 第1のロッド
16R 第2のロッド
17L 第1駆動部
17R 第2駆動部
18 ハウジング
22L 第1の電動モータ
22R 第2の電動モータ
23L 第1の減速機
23R 第2の減速機
24L 第1の運動変換機構
24R 第2の運動変換機構
25 ロータ
26 ステータ
32 太陽歯車
33 内歯車
34 遊星歯車
35 遊星キャリヤ
37L 第1のシャフト
37R 第2のシャフト
38 回り止め機構
39 雄ねじ部
40 雌ねじ部
41L 第1スラスト転がり軸受
41R 第2スラスト転がり軸受
42L 第1ラジアル軸受
42R 第2ラジアル軸受
51 内径部
52L 第1フランジ
52R 第2フランジ
53L 第1連結軸
53R 第2連結軸
55L 第1押さえ板
55R 第2押さえ板
59 隔壁

Claims (9)

  1. 軸方向に移動可能に支持され、その軸方向の移動に応じて左右一対の後輪(3L,3R)のうち一方の後輪(3L)の向きが変化するように前記一方の後輪(3L)に接続される第1のロッド(16L)と、
    その第1のロッド(16L)を軸方向に移動させる第1駆動部(17L)と、
    前記第1のロッド(16L)とは独立して軸方向に移動可能に支持され、その軸方向の移動に応じて左右一対の後輪(3L,3R)のうち他方の後輪(3R)の向きが変化するように前記他方の後輪(3R)に接続される第2のロッド(16R)と、
    その第2のロッド(16R)を軸方向に移動させる第2駆動部(17R)と、
    前記第1のロッド(16L)と前記第1駆動部(17L)と前記第2のロッド(16R)と前記第2駆動部(17R)とを共通して支持する1つのハウジング(18)とを備える後輪転舵装置。
  2. 前記第1駆動部(17L)が、第1の電動モータ(22L)と、その第1の電動モータ(22L)の回転を減速して伝達する第1の減速機(23L)と、その第1の減速機(23L)で減速された回転を前記第1のロッド(16L)の軸方向移動に変換する第1の運動変換機構(24L)とを備え、
    前記第1の運動変換機構(24L)は、前記第1の減速機(23L)で減速した回転が入力され、回転可能かつ軸方向に移動不能に支持された第1の回転部材(37L)と、前記第1のロッド(16L)を軸方向に移動可能な状態で回り止めする回り止め機構(38)と、前記第1の回転部材(37L)の回転に応じて前記第1のロッド(16L)が軸方向に移動するように第1の回転部材(37L)と第1のロッド(16L)をねじ係合させる雄ねじ部(39)および雌ねじ部(40)とを備えたものであり、
    前記第2駆動部(17R)が、前記第1の電動モータ(22L)とは別個に設けられた第2の電動モータ(22R)と、その第2の電動モータ(22R)の回転を減速して伝達する第2の減速機(23R)と、その第2の減速機(23R)で減速された回転を前記第2のロッド(16R)の軸方向移動に変換する第2の運動変換機構(24R)とを備え、
    前記第2の運動変換機構(24R)は、前記第2の減速機(23R)で減速した回転が入力され、回転可能かつ軸方向に移動不能に支持された第2の回転部材(37R)と、前記第2のロッド(16R)を軸方向に移動可能な状態で回り止めする回り止め機構(38)と、前記第2の回転部材(37R)の回転に応じて前記第2のロッド(16R)が軸方向に移動するように第2の回転部材(37R)と第2のロッド(16R)をねじ係合させる雄ねじ部(39)および雌ねじ部(40)とを備えたものである請求項1に記載の後輪転舵装置。
  3. 前記第1駆動部(17L)と前記第2駆動部(17R)が、前記1つのハウジング(18)の中央に対し略対称に構成されている請求項1または2に記載の後輪転舵装置。
  4. 前記第1の回転部材(37L)の軸方向移動を拘束するように前記第1の回転部材(37L)を回転可能に軸方向に支持する一対の第1スラスト転がり軸受(41L)と、
    前記第2の回転部材(37R)の軸方向移動を拘束するように前記第2の回転部材(37R)を回転可能に軸方向に支持する一対の第2スラスト転がり軸受(41R)とを更に有する請求項2または3に記載の後輪転舵装置。
  5. 前記一対の第1スラスト転がり軸受(41L)を収容するように前記第1の回転部材(37L)に設けられた内径部(51)と、前記一対の第1スラスト転がり軸受(41L)で両側から挟まれた第1フランジ(52L)と、前記第1フランジ(52L)を前記ハウジング(18)に移動不能に連結する第1連結軸(53L)と、前記一対の第1スラスト転がり軸受(41L)を前記内径部(51)内に押さえ込む第1押さえ板(55L)と、
    前記一対の第2スラスト転がり軸受(41R)を収容するように前記第2の回転部材(37R)に設けられた内径部(51)と、前記一対の第2スラスト転がり軸受(41R)で両側から挟まれた第2フランジ(52R)と、前記第2フランジ(52R)を前記ハウジング(18)に移動不能に連結する第2連結軸(53R)と、前記一対の第2スラスト転がり軸受(41R)を前記内径部(51)内に押さえ込む第2押さえ板(55R)とを更に有する請求項4に記載の後輪転舵装置。
  6. 前記1つのハウジング(18)は、前記第1駆動部(17L)と前記第2駆動部(17R)の間に隔壁(59)を有し、
    前記第1連結軸(53L)と前記第2連結軸(53R)が、前記隔壁(59)を介して結合されている請求項5に記載の後輪転舵装置。
  7. 前記第1の回転部材(37L)を半径方向に支持する第1ラジアル軸受(42L)と、
    前記第2の回転部材(37R)を半径方向に支持する第2ラジアル軸受(42R)とを更に有する請求項2から6のいずれかに記載の後輪転舵装置。
  8. 前記第1の電動モータ(22L)は、前記第1のロッド(16L)を囲むように同軸に設けられた中空のロータ(25)と、そのロータ(25)に回転力を付与するステータ(26)とからなり、
    前記第2の電動モータ(22R)は、前記第2のロッド(16R)を囲むように同軸に設けられた中空のロータ(25)と、そのロータ(25)に回転力を付与するステータ(26)とからなる請求項2から7のいずれかに記載の後輪転舵装置。
  9. 前記第1の減速機(23L)は、前記ロータ(25)の一端部の外周に設けられた太陽歯車(32)と、前記ハウジング(18)に固定された内歯車(33)と、前記太陽歯車(32)と前記内歯車(33)の両者に噛み合うように設けられた遊星歯車(34)と、前記遊星歯車(34)を自転可能かつ公転可能に支持する遊星キャリヤ(35)とを有し、
    前記第1の減速機(23L)の前記遊星キャリヤ(35)が、前記第1の回転部材(37L)と一体に回転するように前記第1の回転部材(37L)に連結されており、
    前記第2の減速機(23R)は、前記ロータ(25)の一端部の外周に設けられた太陽歯車(32)と、前記ハウジング(18)に固定された内歯車(33)と、前記太陽歯車(32)と前記内歯車(33)の両者に噛み合うように設けられた遊星歯車(34)と、前記遊星歯車(34)を自転可能かつ公転可能に支持する遊星キャリヤ(35)とを有し、
    前記第2の減速機(23R)の前記遊星キャリヤ(35)が、前記第2の回転部材(37R)と一体に回転するように前記第2の回転部材(37R)に連結されている請求項8に記載の後輪転舵装置。
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