JP5495058B2 - 車両用操舵装置及びその製造方法 - Google Patents

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本発明は、車両用操舵装置及びその製造方法に関する。
振動、騒音を防止するために、転舵軸に設けられたねじ軸の雄ねじのリードと、ボールナットの雌ねじのリードとを互いに異ならせた電動パワーステアリング装置が提案されている(例えば特許文献1を参照)。
また、ハウジングの内周に保持された筒体内に、転舵軸を遊嵌した電動パワーステアリング装置が提案されている(例えば特許文献2を参照)。この電動パワーステアリング装置では、路面反力等により転舵軸に撓みが生じたときに、転舵軸の外周部が筒体の内周に接触し、転舵軸の撓み量を制限する。
また、ボール非循環型のボールねじにおいて、軸方向荷重に対する剛性を大きくするために、ボールが所定の接触角でアンギュラコンタクトするようにしたボールねじが提案されている(例えば特許文献3を参照)。
また、電動モータによって平行軸歯車機構を介してボールナットを回転駆動し、その回転をねじ軸の軸方向移動に変換する電動パワーステアリング装置が提案されている(例えば特許文献4を参照)。
特許第3856606号公報(図2、図3、第33〜第34段落) 特開2004−352050号公報(図3、図4、第17段落) 特許第3856482号公報(図3、第16段落) 特開平7−237549号公報(要約書、図9)
ところで、ボールねじ機構を用いて転舵を行う車両用操舵装置では、路面反力によって、ねじ軸の端部(タイロッドとの結合部)がラジアル荷重を受けるため、ねじ軸が曲げ変形する。このため、ねじ軸とボールナットとのボール嵌合部にもラジアル荷重が負荷される。
その結果、各ボールにかかる負荷が不均一となり、部分的に高負荷となるおそれがある。これに対処するため、ボールねじ機構の強度を強くする必要がある。したがって、ボールねじ機構が大型化し、また製造コストが高くなる。
一方、特許文献2では、筒状のハウジングが軸受を介してボールナットを支持している。このため、ボールナットおよびハウジングの位置関係(径方向に関する位置関係)は、両者の間に介在する軸受のラジアル隙間の影響で、ばらつく。このようにボールナットに対して位置のばらつきのあるハウジングの内周に、ブッシュを保持しているので、ボールナットとブッシュとの位置関係、ひいては、ブッシュとねじ軸の位置関係もばらつく。その結果、ブッシュが転舵軸の撓みを制限する前に、ボール嵌合部に多大なラジアル荷重が負荷されてしまうおそれがあり、その場合、耐久性が低下する。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、小型、安価で耐久性に優れた車両用操舵装置を提供することである。
上記目的を達成するため、本発明は、軸方向(X1)に移動可能な転舵軸(6)の一部に設けられたねじ軸(32)と、ボール(34)を介して上記ねじ軸と螺合するボールナット(33)と、上記ボールナットを回転駆動する電動モータ(21,22)と、を備え、上記電動モータは、ロータ(26)を含み、上記ロータは上記ボールナットとは上記軸方向に同伴移動可能なロータコア(27)を有し、上記ロータコアの内周面(27b)に、上記ねじ軸を遊嵌した円筒状のブッシュ(38,39)と、上記ボールナットとが、同伴回転可能に保持され、上記ブッシュおよび上記ねじ軸の間の第1のラジアル隙間(S1)が、上記ボールおよび上記ねじ軸のねじ溝(36)の間の第2のラジアル隙間(S2)よりも小さくされている車両用操舵装置(1)を提供する(請求項1)。
本発明では、ボールナットおよびブッシュがともにロータの内周に保持されているので、ボールナットとブッシュの位置関係を精度良く設定することができる。したがって、ブッシュおよびねじ軸の間の第1のラジアル隙間を、ボールおよびねじ溝の間の第2のラジアル隙間よりも小さくすることが実質的に可能となる。その結果、路面入力等でねじ軸に負荷されるラジアル荷重をブッシュによって確実に受けることができる。これにより、ボール嵌合部へのラジアル負荷を格段に低減することができ、その結果、ボールの軌道面のフレッチング摩耗等を防止でき、耐久性を向上することができる。また、ブッシュを追加するのみでよいので、小型、安価である。
また、上記ねじ軸の外周面は、螺旋状に繋がる円筒面状のランド部(40)を含む場合がある(請求項2)。この場合、円筒面状のランド部によってブッシュに対する接触面積を確保することができ、ラジアル荷重を確実に受けることができる。また、ねじ軸がブッシュに対してスムーズに摺動することができる。
また、上記ブッシュは、当該ブッシュの内周面が上記ねじ軸の上記ランド部の少なくとも2周に対向可能な軸方向長さ(L1)を有している場合がある(請求項3)。この場合、ランド部とブッシュとの間に十分な接触面積を確保することがてきる。
また、上記ブッシュの少なくとも内周面が、低摩擦部材により形成されている場合がある(請求項4)。この場合、ブッシュがねじ軸に対して格段にスムーズに摺動回転することができる。
また、本発明は、上記の車両用操舵装置の製造方法であって、上記ブッシュを上記ロータコアに嵌合した後、上記ロータコアの外周面(27a)を基準として上記ブッシュの上記内周面を仕上げ加工する車両用操舵装置の製造方法を提供する(請求項5)。この製造方法によれば、ロータコアに嵌合した状態のブッシュの内周面を、ロータコアの外周面を基準として加工するので、ロータコアに保持されるボールナットとブッシュの内周面との位置関係を精度良く設定することができる。ひいては、ブッシュおよびねじ軸の間の第1のラジアル隙間を、ボールおよびねじ溝の間の第2のラジアル隙間よりも小さい隙間に精度良く設定することができる。
なお、上記において、括弧内の数字等は、後述する実施形態における対応構成要素の参照符号を表すものであるが、これらの参照符号により特許請求の範囲を限定する趣旨ではない。
本発明の一実施の形態にかかる車両用操舵装置の概略構成を示す模式図である。 転舵軸と転舵軸を駆動する機構の概略断面図である。 転舵軸を駆動する機構の要部の拡大図である。 ボール嵌合部の拡大図である。 転舵軸を駆動する機構の要部の拡大図であり、転舵軸にラジアル荷重が負荷された状態を示している。 ブッシュの内周面を加工する工程を示す概略工程図である。
本発明の好ましい実施の形態を添付図面を参照しつつ説明する。
図1は本発明の一実施の形態の車両用操舵装置の概略構成を示す模式図である。図1を参照して、本車両用操舵装置1は、ステアリングホイール等の操舵部材2と転舵輪3との機械的な結合が解除された、いわゆるステアバイワイヤシステムを構成している。
操舵部材2の回転操作に応じて駆動される、例えばブラシレスの電動モータを含む転舵用アクチュエータ4の動作を、ハウジング5に支持された転舵軸6の車幅方向の直線運動に変換し、この転舵軸6の直線運動を舵取り用の左右の転舵輪3の転舵運動に変換することにより転舵が達成される。
転舵用アクチュエータ4の駆動力(出力軸の回転力)は、転舵軸6に関連して設けられた運動変換機構(たとえば、ボールねじ機構)により、転舵軸6の軸方向X1(車幅方向)の直線運動に変換される。この転舵軸6の直線運動は、転舵軸6の両端から突出して設けられたタイロッド7に伝達され、ナックルアーム8の回動を引き起こす。これにより、ナックルアーム8に支持された転舵輪3の転舵が達成される。
転舵軸6、タイロッド7およびナックルアーム8などにより、転舵輪3を転舵するための転舵機構50が構成されている。転舵軸6を支持するハウジング5は、図示しないブラケット等を介して車体に固定されている。
操舵部材2は、車体に対して回転可能に支持された回転シャフト9に連結されている。この回転シャフト9には、操舵部材2に操作反力を与えるための反力用アクチュエータ10が付設されている。反力用アクチュエータ10は、回転シャフト9と一体の出力シャフトを有するブラシレスモータ等の電動モータを含む。
回転シャフト9の操作部材2とは反対側の端部には、例えば渦巻きばね等からなる弾性部材11が車体との間に結合されている。この弾性部材11は、反力用アクチュエータ10が操舵部材2にトルクを付加していないときに、その弾性力によって、操舵部材2を直進操舵位置に復帰させる。
操舵部材2の操作入力値を検出するために、回転シャフト9に関連して、操舵部材2の操舵角θh を検出するための操舵角センサ12が設けられている。また、回転シャフト9には、操舵部材2に加えられた操舵トルクTを検出するためのトルクセンサ13が設けられている。一方、転舵軸6に関連して、転舵輪3の転舵角δW (タイヤ角)を検出するための転舵角センサ14が設けられている。
これらのセンサの他にも、車速Vを検出する車速センサ15と、車体60の上下加速度GZ を検出する悪路状態検出センサとしての上下加速度センサ16と、車両の横加速度Gy を検出する横加速度センサ17と、車両のヨーレートγを検出するヨーレートセンサ18とが設けられている。
上記のセンサ類12〜18の各検出信号は、マイクロコンピュータを含む構成の電子制御ユニット(ECU)からなる車両制御手段としての制御装置19に入力されるようになっている。
制御装置19は、操舵角センサ12によって検出された操舵角θh および車速センサ15によって検出された車速Vに基づいて、目標転舵角を設定し、この目標転舵角と転舵角センサ14によって検出された転舵角δW との偏差に基づいて、駆動回路20Aを介し、転舵用アクチュエータ4を駆動制御(転舵制御)する。
一方、制御装置19は、センサ類12〜18が出力する検出信号に基づいて、操舵部材2の操舵方向と逆方向の適当な反力が発生されるように、駆動回路20Bを介して、反力用アクチュエータ10を駆動制御(反力制御)する。
図2を参照して、転舵軸6の途中部は、筒状のハウジング5内に挿入されている。ハウジング5の内周面5aとハウジング5内に挿入された転舵軸6との間に、転舵用アクチュエータとしての第1および第2の電動モータ21,22と、これら電動モータ21,22の出力回転を転舵軸6の軸方向移動に変換する運動変換機構としてのボールねじ機構23とが配置されている。
転舵用アクチュエータ4を構成する第1の電動モータ21および第2の電動モータ22は、ハウジング5内に、軸方向X1に並んで配置されている。第1の電動モータ21は、ハウジング5の内周面5aに固定された第1のステータ24を備えており、第2の電動モータ22は、ハウジング5の内周面5aに固定された第2のステータ25を備えている。第1の電動モータ21および第2の電動モータ22は、転舵軸6の周囲を取り囲む共通の筒状のロータ26を有している。
ロータ26は、転舵軸6の周囲を取り囲む筒状のロータコア27と、ロータコア27の外周面27aに同伴回転可能に嵌合された第1および第2の永久磁石28,29とを有している。第1の永久磁石28および第2の永久磁石29は、軸方向X1に並んで配置されている。第1の永久磁石28は第1のステータ24に対向し、第2の永久磁石29は第2のステータ25に対向している。
ハウジング5は、第1および第2の軸受30,31を介して、ロータ26の軸方向の両端部を回転可能に支持している。具体的には、ロータコア27は軸方向に関して第1および第2の端部271,272を有している。ハウジング5は、第1の軸受30を介して、ロータコア27の第1の端部271を回転可能に支持している。また、ハウジング5は、第2の軸受31を介して、ロータコア27の第2の端部272を回転可能に支持している。第1の軸受30および第2の軸受31の各外輪は、ハウジング5に対する軸方向移動が規制され、また、第1の軸受30および第2の軸受31の各内輪は、ロータコア27に対する軸方向移動が規制されている。これにより、ハウジング5に対するロータコア27の軸方向移動が規制されている。
ボールねじ機構23は、転舵軸6の一部に形成されたねじ軸32と、ねじ軸32の周囲を取り囲み、上記ロータコア27と同伴回転するボールナット33と、列をなす多数のボール34とを備えている。上記ボール34は、ボールナット33の内周に形成された螺旋状のねじ溝35(雌ねじ溝)と、ねじ軸32の外周に形成されたらせん状のねじ溝36(雄ねじ溝)との間に介在している。
ボールナット33は、ロータコア27の内周面27bに同伴回転可能に嵌合されている。また、ボールナット33とロータコア27の軸方向相対移動が規制されている。具体的には、ロータコア27の内周面27bに形成された凹部37(凹部37の底)に、ボールナット33が同伴回転可能に嵌合されている。
図2の拡大図である図3に示すように、ボールナット33の軸方向の第1および第2の端部331,332が、それぞれ、凹部37の第1および第2の内壁面371,372に当接している。これにより、ロータコア27に対するボールナット33の軸方向移動が規制されている。一方、前述したように、ハウジング5に対するロータコア27の軸方向移動が第1および第2の軸受30,31を介して規制されている。したがって、ハウジング5に対するボールナット33の軸方向移動が規制されることになる。
また、ボールナット33を挟んだ両側位置において、ロータコア27の内周面27bには、円筒状の第1および第2のブッシュ38,39が、同伴回転可能に嵌合されている。 ねじ軸32の外周には、螺旋状のねじ溝36が形成され、また、螺旋状に繋がる円筒面状のランド部40が形成されている。各ブッシュ38,39の内周面38a,39aとねじ軸32との間には、より詳細には、各ブッシュ38,39の内周面38a,39aとねじ軸32の外周の円筒状のランド部40との間には、第1のラジアル隙間S1が設けられている。
図4に示すように、ボール34とねじ軸32のねじ溝36との間には、ねじ軸32に対してボールナット33をスムーズに回転させるために、第2のラジアル隙間S2が設けられている。なお、図4では、各ねじ溝35,36の断面形状を2つの円弧で形成されるゴシックアーク形状としているが、これに限定されるものではない。
本実施の形態の特徴とするところは、各ブッシュ38,39およびねじ軸32の円筒状のランド部40間の第1のラジアル隙間S1が、ボール34およびねじ溝36間の第2のラジアル隙間S2(ボール34の遊び量に相当)よりも小さくされていることにある。
すなわち、ボールナット33および各ブッシュ38,39がともにロータ26の内周(ロータコア27の内周面27bに相当)に保持されているので、ボールナット33と各ブッシュ38,39の位置関係を精度良く設定することができる。したがって、各ブッシュ38,39およびねじ軸32の間の第1のラジアル隙間S1を、ボール34およびねじ溝36の間の第2のラジアル隙間S2よりも小さくする(S1<S2)ことが実質的に可能となる。
その結果、路面入力等でねじ軸32に負荷されるラジアル荷重を、図5に示すように、第1および第2のブッシュ38,39の内周面38a,39a(図5では、ブッシュ39のみを示してある)によって確実に受けることができる。これにより、ボール嵌合部に働くラジアル荷重を格段に低減することができ、その結果、ねじ溝35,36内の軌道面のフレッチング摩耗等を防止でき、耐久性を向上することができる。また、第1および第2のブッシュ38,39を追加するのみでよいので、小型、安価な車両用操舵装置1を実現することができる。
また、図3を参照して、各ブッシュ38,39は、各ブッシュ38,39の内周面38a,39aがねじ軸32のランド部40の少なくとも2周に対向可能な軸方向長さL1を有している。これにより、ランド部40と各ブッシュ38,39との間に十分な接触面積を確保することができるる。その結果、各ブッシュ38,39によって、ねじ軸32からのラジアル荷重を確実に受けることができる。
また、各ブッシュ38,39の少なくとも内周面38a,39aが、低摩擦部材により形成されていることが好ましい。すなわち、各ブッシュ38,39として、銅を含む低摩擦部材であるメタルブッシュを用いてもよい。また、低摩擦部材として、例えばPTFEからなる合成樹脂板や合成樹脂被覆層を用いてもよい。低摩擦部材を用いることにより、各ブッシュ38,39をねじ軸32に対して格段にスムーズに摺動回転させることができる。
また、各ブッシュ38,39の内周面38a,39aの仕上げ加工は、図6に示すように、当該ブッシュ38,39をロータコア27の内周面27bに嵌合した状態で、ロータコア27の外周面27aを基準として、各ブッシュ38,39の内周面38a,39aを仕上げ加工することが好ましい。 この場合、ロータコア27に嵌合した状態の各ブッシュ38,39の内周面38a,39aを、ロータコア27の外周面27aを基準として加工するので、ともにロータコア27に保持されるボールナット33と各ブッシュ38,39の内周面38a,39aとの位置関係を精度良く設定することができる。ひいては、各ブッシュ38,39およびねじ軸32の間の第1のラジアル隙間S1(図3参照)を、ボール34およびねじ溝36の間の第2のラジアル隙間S2(図4参照)よりも小さい隙間に、精度良く設定することができる。
さらに、図6に示すように、ロータコア27の内周面27bの凹部37にボールナットの製造用中間体330を嵌合した状態で、ロータコア27の外周面27aを基準として、製造用中間体330の内周331に、ねじ溝36を加工することが好ましい。この場合、ボールナット33のねじ溝35(図3参照)と各ブッシュ38,39の内周面38a,39aが、同じ基準面(ロータコア27の外周面27a)を基準として加工されるので、各ブッシュ38,39およびねじ軸32の間の第1のラジアル隙間S1をより精度良く設定することができる。
その他、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、種々の変更を施すことができる。
1…車両用操舵装置、2…操舵部材、3…転舵輪、4…転舵用アクチュエータ、5…ハウジング、5a…(ハウジングの)内周面、6…転舵軸、7…タイロッド、8…ナックルアーム、21…第1の電動モータ、22…第2の電動モータ、23…ボールねじ機構、24…第1のステータ、25…第2のステータ、26…ロータ、27…ロータコア、27a…(ロータコアの)外周面、27b…(ロータコアの)内周面、271…第1の端部、272…第2の端部、28…第1の永久磁石、29…第2の永久磁石、30…第1の軸受、31…第2の軸受、32…ねじ軸、33…ボールナット、34…ボール、35…(ボールナットの)ねじ溝、36…(ねじ軸の)ねじ溝、37…凹部、38…第1のブッシュ、38a…内周面、39…第2のブッシュ、39a…内周面、40…ランド部、330…(ボールナットの)製造用中間体、L1…(ブッシュの)軸方向長さ、X1…軸方向、S1…第1のラジアル隙間、S2…第2のラジアル隙間

Claims (5)

  1. 軸方向に移動可能な転舵軸の一部に設けられたねじ軸と、
    ボールを介して上記ねじ軸と螺合するボールナットと、
    上記ボールナットを回転駆動する電動モータと、を備え、
    上記電動モータは、ロータを含み、
    上記ロータは、上記ボールナットとは上記軸方向に同伴移動可能なロータコアを有し、 上記ロータコアの内周面に、上記ねじ軸を遊嵌した円筒状のブッシュと、上記ボールナットとが、同伴回転可能に保持され、
    上記ブッシュおよび上記ねじ軸の間の第1のラジアル隙間が、上記ボールおよび上記ねじ軸のねじ溝の間の第2のラジアル隙間よりも小さくされている車両用操舵装置。
  2. 請求項1において、上記ねじ軸の外周面は、螺旋状に繋がる円筒面状のランド部を含む車両用操舵装置。
  3. 請求項2において、上記ブッシュは、当該ブッシュの内周面が上記ねじ軸の上記ランド部の少なくとも2周に対向可能な軸方向長さを有している車両用操舵装置。
  4. 請求項1から3の何れか1項において、上記ブッシュの少なくとも内周面が、低摩擦部材により形成されている車両用操舵装置。
  5. 請求項1から4の何れか1項に記載の車両用操舵装置の製造方法であって、上記ブッシュを上記ロータコアに嵌合した後、上記ロータコアの外周面を基準として上記ブッシュの上記内周面を仕上げ加工する車両用操舵装置の製造方法。
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