JP2015165565A - 帯電粒子マルチビーム露光ツールにおける欠陥ビームレットの補償 - Google Patents

帯電粒子マルチビーム露光ツールにおける欠陥ビームレットの補償 Download PDF

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Abstract

【課題】欠陥数を有する粒子−光学リソグラフィ装置内のブランキング・アパーチャ・アレイにより、対象物上に所望パターンを露光する技術を提供する。【解決手段】所望パターンから、欠陥ブランキング・アパーチャを無視する画像要素上のラスタ・グラフィックスとして名目上の露光パターンを計算する。欠陥ブランキング・アパーチャのアパーチャ画像によって露光される損傷画像要素1105を決定する。各損傷要素1105に関して、一組の隣接する画像要素を補正要素1104として選択する。各損傷要素に関して、補正要素のための補正線量値を計算することであって、前記補正線量値は、それぞれの線量値が許容線量内にあるという制限下で、名目上の線量分布からの欠陥を含む線量分布の偏移の誤差関数を最少にする。及び、補正要素における名目上の線量値を補正線量値に置き換えることによって、補正露光パターン1103を生成する。【選択図】図11

Description

本発明は、粒子ビーム露光ツール内で対象物表面上に所望パターンを露光するための露光パターン計算方法、並びに計算方法を組み込むことにより対象物表面上へ所望パターンを形成する方法に関し、この計算方法は、露光ツール内、即ち露光ツール内で使用してパターンを画定するブランキング・アパーチャ・アレイ内に存在することがある特定の欠陥を考慮に入れるように設計される。
特定の適用例では、本発明は、荷電粒子によって形成されるエネルギー照射ビームで対象物を照射する方法であって、
・前記照射に対して透過的な複数のアパーチャを有するパターン画定手段を準備するステップ、
・前記アパーチャを通りパターン画定手段を横断する照光幅広ビームにより前記パターン画定手段を照光し、こうして対応する複数のビームレットからなるパターン化ビームを形成するステップ、
・対象物の場所上で前記パターン化ビームをパターン画像にするステップであって、パターン画像は、対象物上のいくつかの画像要素を覆う複数のアパーチャの少なくとも一部分の画像を含み、画像要素の場所は、アパーチャ画像の名目上の(中心)位置に対応する、及び
・前記対象物とパターン画定手段との間に相対移動を発生させ、ビーム露光が実施される領域上の経路に沿って、対象物上の前記パターン画像の移動をもたらすステップであって、前記領域は、複数の画像要素から構成されるステップ、
を含む方法に適用される。
本発明による方法の実施に適した荷電粒子マルチビーム処理装置は、本出願人の特許文献1に開示されており、関連従来技術として本明細書によって本開示に組み込まれる。該文献は、荷電粒子リソグラフィ及びその処理方法並びにPML2(「投射マスクレス・リソグラフィ」(Projection Mask−Less Lithography)の略)と呼ばれる装置を記載しており、本出願人の刊行物は、eMET(「電子マルチビーム・マスク露光ツール」(electron multi−beam Mask Exposure Tool)の略)を記載しており、両方とも、マルチビーム書込み概念を実現し、パターン画定(PD、pattern definition)デバイスとしてプログラム可能アパーチャ・プレート・システム(APS)を使用しており、このパターン画定デバイスは、荷電粒子の単一供給源から抽出される粒子ビームを構造化するためのものである。図1は、PDデバイス102を有するeMET型マルチビーム処理装置を示し、このマルチビーム処理装置において、ビームレットは、アパーチャ・アレイ・プレート201のアパーチャ20により形成され、偏光アレイ・プレート(DAP)202のより大きな開口を貫通する。DAP202で偏光されたビームレットは、帯電粒子投射光学装置103の第2の交差部c2に又はその付近に位置する停止プレート17でフィルタ除去される。このことは、DAP内に末端プレートを必要とせず、DAP内のビーム・ブランキングの達成が極めてより小さな偏光角度で十分であるという利点を有する。
荷電粒子マルチビーム・リソグラフィ及びその処理は、シリコン・ウェハ基板上へのマルチビーム・マスク書込み処理用及びマスクレス・マルチビーム直接書込み処理用等、ナノリソグラフィ及びナノパターニング用途で関心を高く集めているものである。本発明に関して、用語「対象物」及び「基板」は、意味の差がなく使用される。
特に、電子マルチビーム書込みは、193nm液浸リソグラフィに必要なフォトマスク、極端紫外線リソグラフィ(EUVL)用EUVマスク、及びナノインプリント・リソグラフィ用、特にサブ10nm技術ノードまでの拡張性を有するサブ20nm半導体技術ノード用テンプレート(1×マスク)の、将来の産業的生産に向けた有望な概念である。マルチビーム・マスク・ライタに関して、本出願人は、頭文字eMETを作出している(上記を参照)。マルチカラムPML2構成におけるシリコン・ウェハに対するマルチ電子ビーム直接書込み(MEBDW)処理の構成は、本出願人の特許文献2及び特許文献3に記載される。
PDデバイスは、好ましくはプログラム可能マルチアパーチャ・デバイスである。プログラム可能マルチアパーチャ・プレートに基づく帯電粒子マルチビーム投射光学システムの実装は、合焦単一スポット・ビーム・システム並びに可変成形ビーム(VSB)システムと比較して達成可能な生産性の著しい改良を可能にする。生産性が改良される理由は、第1に、複数のビームを使用する処理の並行性であり、第2に、同じ解像度で基板に画像化できる(並行する全てのビームレット書込みの)電流の増大である。単一電子ビーム・システムと比較して、電子マルチビーム書込み装置の対象物における電流密度は、VSBシステムと比較すると(A/cmの大きさで)約2桁低く、したがって、単一ビーム・システムを使用するときに避けられない、高い(>100A/cm)電流密度による瞬間的な加熱の影響を低減する。
レイアウト・データは、通常、多角形構造で生成される。マスクレス・パターン書込みツールによるレジスト画像の露光に関して、レイアウト・データは、画素画像データに変換される(ラスター化)。したがって、マスクレス・ツールのための技術には、データの準備に特有の方法を必要とする。マスクレス・ツール概念の1つの特徴は、各画素が、露光の有無とは無関係に同じ時間量を必要とすることである。
規格チップの大きさで十分に良好な特徴の解像度を得るのに必要な画素数は、非常に高く、依然として難しい作業である。したがって、完成したラスター化画像データの保存は、可能ではない。代わりに、レイアウト・データは、短いランタイムしか必要としない単純なアルゴリズムを用いるオンライン・ラスター化で処理する。PML2及びeMETマルチビーム直接書込み概念は、単一ビーム書込みと比較して書込み速度の多大な向上を可能にする。このことは、必要な電流密度が低減すること、大きな断面により空間電荷の重要さが減少すること、並行書込み方策によりデータ転送速度が向上すること、及び複数のビームの使用により高度の冗長性が可能であることにより生じる。
本出願人の特許文献4は、少なくとも1つのアパーチャ・プレート及びブランキング手段を備える、粒子ビーム処理のためのパターン画定手段を開示している。アパーチャ・プレート内のアパーチャは、「噛合い(interlocking)格子」内に配置され、この噛合い格子において、アパーチャは、基本の格子が互いにオフセットされる正方形又は長方形の群で配置される。
このことは、走査方向に直角及び/又は平行な方向に対して取られるアパーチャの位置が、前記方向に沿ったアパーチャの実効幅の整数倍だけ互いにオフセットするだけではなく、前記実効幅の整数分の1の整数倍だけ互いにオフセットすることも意味する。この文脈において、「走査方向」とは、露光工程中、対象物表面上に帯電粒子ビームにより形成されるアパーチャ画像が対象物表面上を移動する主な方向を示す。
露光画素に対する線量制御と組み合わせた、「噛合い格子」解決策は、個々のアパーチャの各画素により形成される個々のスポットの大きさは低減しないにもかかわらず、対象物表面上へ構造又はパターンを位置決めするための、より微細な解像度を可能にする。分数オフセットの特定値は、アパーチャの実効幅の1/2倍の整数倍であり、但し、Kは正の整数である。その結果、露光画素のための書込み又は配置格子は、対象物領域を完全に覆うのに必要な以上に微細にすることができる(オーバーサンプリング)。
更に、特許文献4は、一列に位置する複数のアパーチャによって対象物上の1つの画素を次に露光することによりグレー・スケールを生成することを記載している。したがって、シフト・レジスタ手法は、グレー・スケール・パターン、即ち最小露光線量(「ブラック」)と最大露光線量(「ホワイト」)との間に内挿される露光レベルをもたらすのに効果的に適用できる。
最新のPML2概念は、基板を連続的に移動させ、構造化ビームの投射画像が、一列に位置するアパーチャを次に露光することによって全てのグレー画素を生成する方策である。グレー・レベルを実現するために、一列のアパーチャの合計量を群に細分でき、群の数は、所望のグレー・レベルの数に対応する。本出願人による特許文献5に記載の最近の変形形態では、各画素に対して、(機械的)走査方向に沿った1回又は数回のビームを使用してグレー画素の組全体を生成する、いわゆる「トロット(trotting)・モード」書込み方策が提案されている。本出願人による特許文献6では、グレー画素は、露光されるアパーチャ画像の露光時間を制御することによって実現される。ここでは、単一露光アパーチャ画像のみが1つのグレー画素を生成するのに必要であり、したがってCMOS及びデータ管理の複雑さを更に低減する。同時に、PDデバイスは、規則的な長方形格子に従ってアパーチャを配置するように簡略化される一方で、アパーチャ画像間の空間は、画像を偏光させることによって必要に応じて配置格子に到達する。アパーチャ画像を配置格子上に移動させる時間的シーケンス、配置格子シーケンスは、自由に選択できる。
この開示において、用語「画像要素」(image element)−IELと省略する−は、現在の配置格子に従って、ある露光インターバルでのアパーチャの画像化から得られたパターン領域内の対象物への露光線量を示すために使用される。したがって、IELは、対象物上の画素と概ね同様である。投射システムの画像化特性のために、IELは、通常、その隣接するIELと有限の重複部を有することになる。
解決すべき一般的な問題は、PDデバイスが全体的には理想的ではないことであり、このことは、いくつかの(小)数のアパーチャが設計したように作動しないことを意味する。不良アパーチャは、物理的に閉塞される(したがって常時閉鎖される)ことがあり、切り替える(したがって常時開放する)ことができない場合があるか、又は対象物上の不正確な位置に向かってビームレットを送出することがある(例えば位置の誤差)。一般的な救済策として、該当するアパーチャは、可能なときは必ずオフに切り替えることになる。所与のPDシステムに対して、そのような欠陥アパーチャの場所は判断できる。
配置格子シーケンスの選択が自由であるために、欠陥アパーチャによって書き込まれたアパーチャ画像を含むIELを、他の非欠陥アパーチャによって書き込まれたIELによって常に囲むことを保証できる。
噛合い格子手法は、アパーチャ誤差の重大さを既に低下させている。というのは露光画像において、どのIELも、多数の他の非欠陥アパーチャにより作製されたIELと重複するからであり、このようにして単一アパーチャ画像の重要性は低下する。多くの場合、特に欠陥アパーチャの画像が透明化線量(DTC、Dose−To−Clear)輪郭線から離れて発生する場合、この補正方策は十分である。しかし、欠陥アパーチャがDTC線に直接位置する、又はDTC線の近傍に位置する場合、十分ではない。というのは、DTC線に著しい乱れが生じる場合があるためであり、これまで利用不可能な、より複雑な補正方法を必要とする。
米国特許第6,768,125号 米国特許第7,214,951号 米国特許第8,183,543号 米国特許第7,276,714号 米国特許第7,777,201号 米国特許第8,222,621号 米国特許第7,781,748号 米国特許第7,687,783号 米国特許第8,198,601号 米国特許第6,858,118号
本発明の目的は、欠陥アパーチャにより導入される、DTC線内の誤差を補正することである。この文脈において、「欠陥アパーチャ」とは、固定露光レベル、例えば100%(常時オン誤差)、0%(常時オフ誤差)でのアパーチャ、又は欠陥アパーチャが画像化されるIEL(「欠陥IEL」)のためにプログラムされたレベルとは異なる露光をもたらす任意の他の露光レベルでのアパーチャを指す。
欠陥アパーチャ補正(DAC、defective aperture correction)は、全体的な線量分布に対する欠陥IELの影響を最小にするように、欠陥IELの近傍にあるIELの露光レベルを修正する(以下では補正IELと呼ぶ)。欠陥アパーチャ補正は、誤差を著しく低下させる。欠陥アパーチャ補正は、個々のIELの線量分布及びオーバーサンプリングにより異なるIELの重複部により可能になる。
ラスター化画像データの作製後、欠陥アパーチャは、それらのIELに関連付けられる。こうした欠陥IELのそれぞれに対して、DAC処理を実行し、今度はラスター化画像データを補正IELのために修正する。
この作業は、あらゆる単一欠陥IELを解決する最適化問題として定式化される。このことは、補正IELの露光レベルがラスター化工程により既に設定されているために必要であり、可能な露光レベルの上限値及び下限値のみが一定レベルの変更を可能にする。各補正IELの露光レベルの可能な最小及び最大変更は、欠陥IELの近傍のラスター化画像により異なるので、全ての欠陥IELで異なる。
最適化アルゴリズムの目標は、全IELの和によって与えられる理想的な線量分布と、欠陥IEL、補正IEL及び全ての他のIELの和によって与えられる補正線量分布との間の差異の最小化である。DTC線位置の補正は、その最小化に含まれる。したがって、DACは、最初のベクトル形状を使用せず、ラスター化画像データのみを使用する。ベクトル形状の複雑さは、補正の実施と無関係であり、また、DACは、ラスター化アルゴリズムの具体的な実装とも無関係であり、これにより著しい自由度を有する。
いくつかの状況では、補正IELとして、欠陥IELに直に隣接するIELのみの使用だけでなく、より遠いIELの使用も必要になる。このことは、直に近接するIELがそれらの最少又は最大露光レベルに既にある又はその近くにある場合、補正の質を劇的に増大させる。アルゴリズムは、露光レベル変更可能性の「利用可能性」に従って特定の補正IELを選択する。補正可能IELの選択された組は、補正ランタイムに著しく影響を与える、即ちランタイムは、補正可能IELの数及び得られた補正の質に伴って増大する。
補正は、数桁の差で書込み工程よりも迅速に計算され、リアルタイム補正として実装される。このことは、補正されるデータを、リアルタイムで生成、更に処理し、線形問題として最適化問題を定式化し、今度は低次元線形代数学演算の形態で定式化することによって到達させるために必要である。補正されるデータは、例えば、ラスター化の後、同じ機械上のNVIDIA GPU上に直接実装されており、ラスター化工程と比較すると更なるハードウェアを必要としない。中核となる最適化アルゴリズムは、Lawson−Hanson NNLSアルゴリズムの修正、最適化版であり、これは、非負制約だけでなく、ボックス制約にも対処できる。アルゴリズム作業データは、プロセッサ・レジスタ内に適合するほどに小さい。そのメモリは、欠陥ビームレットの読出し及び補正ビームレット係数の書込みにアクセスされるだけである。
DACのリアルタイム性のために、システム・パラメータ(例えば欠陥アパーチャの組又は書込みシーケンス)はいつでも変更できる。アパーチャをオフに切り替えできることで、本方法が、(常時オン及び常時オフ誤差に制限されない)あらゆる性質のアパーチャ誤差を対処可能になる。一般的な欠陥を有するアパーチャは、ユーザがオフに切り替えることができ、常時オフ誤差として対処されることになる。
個々のIELの線量分布(点広がり関数)は、IEL間の重複部に寄与するので、入力値である。様々な点広がり関数、即ちアパーチャ・プレートにわたる空間のばらつきを有する関数を対処可能である。
アルゴリズムは、そのリアルタイム能力及びIELの基礎をなす有限重複部のために、噛合いを有するマルチビーム・ライタで働くように特別に設計されている。
常時オン・アパーチャは、「露光時間」ウインドウ外側の材料さえ露光する。このことは、常時オン誤差と常時オフ誤差との間に非対称をもたらす。
言い換えれば、本発明は、ブランキング・アパーチャ・アレイ内の有限の欠陥数を考慮に入れる粒子−光学リソグラフィ装置内の前記ブランキング・アパーチャ・アレイにより、対象物上に所望パターンを露光するための露光パターンを計算する方法であって、前記所望パターンは、対象物上の画像領域内の多数の画像要素から構成され、
ブランキング・アパーチャ・アレイは、複数のブランキング・アパーチャを備え、複数のブランキング・アパーチャは、ブランキング・アパーチャの相互位置を画定する所定の構成でブランキング・アレイ領域内に配置され、各ブランキング・アパーチャは、それぞれの露光インターバル中、それぞれのブランキング・アパーチャを通り対象物上の対応するアパーチャ画像上に露光される線量値に対して選択的に調節可能であり、前記線量値は、最小値から最大値の間の共通線量インターバル内の値を取り、有限数の欠陥ブランキング・アパーチャを除いて、各欠陥ブランキング・アパーチャは、露光インターバル中、それぞれの一定線量値、又は共通線量インターバルに適合しない線量インターバルのいずれかを対象物上の対応するアパーチャ画像上に露光し、
書込み工程中、露光インターバル・シーケンスが行われ、各露光インターバルでは、ブランキング・アパーチャは、対象物上に画像化され、こうして対応する複数のアパーチャ画像を生成し、アパーチャ画像の位置は、露光インターバル中、対象物に対して固定したままにされ、画像要素の位置と一致するが、露光インターバル間では、アパーチャ画像の位置は、対象物に対して変位され、このようにして、対象物上の前記画像領域内の全ての画像要素を覆うように複数のアパーチャ画像を露光し(一般に、複数のアパーチャ画像が1つの画像要素に寄与することに留意されたい)、
本方法は:
(a)欠陥ブランキング・アパーチャの一覧を準備することであって、前記一覧は、一覧に列挙される各欠陥ブランキング・アパーチャに関する情報を含み、それぞれの欠陥ブランキング・アパーチャの位置及び一定線量値又は不適合線量インターバルのいずれかを指定する、準備をすること、
(b)所望パターンを準備し、欠陥ブランキング・アパーチャを無視する多数の画像要素上に画定したラスタ・グラフィックスとして名目上の露光パターンを計算することであって、前記名目上の露光パターンは、所望パターンの輪郭線を実現する対象物上に名目上の線量分布をもたらすのに適し、対象物の各画像要素のためのそれぞれの名目上の線量値を含む、準備、計算をすること、
(c)欠陥ブランキング・アパーチャのアパーチャ画像によって露光される画像要素(「損傷要素」と呼ばれる)を決定すること、
(d)各損傷要素に対して、一組の画像要素(「補正要素」と呼ばれる)を選択することであって、前記補正要素は、対象物上の画像領域内のそれぞれの損傷要素の近傍内に位置するが、それぞれの損傷要素とは異なる、選択をすること、
(e)各損傷要素に対して、補正要素のための補正線量値を計算することであって、前記補正線量値は、補正線量値のそれぞれが共通線量インターバル内にあるという制約下で、前記補正線量値で計算した対象物上の線量分布からの名目上の線量分布の偏移の誤差関数を最少にする、計算をすること;
(f)それぞれの補正要素において名目上の線量値を補正線量値に置き換えることによって、書込み工程による所望パターンの露光に適した補正露光パターンを名目上の露光パターンから生成すること
を含む方法を提案する。
この解決策により、上述した目標は驚くほど効率的に達成される。更なる利点は、本発明の詳細な説明において以下で説明する。
本発明による方法の計算量を低減するために、ステップ(e)では、全ての損傷要素に対して一様である事前計算係数を使用することが有利である。特に、それぞれが、損傷要素と、補正要素の関係する組のそれぞれの補正要素との間で統合された重複部を表す事前計算係数の第1の群(ベクトルb、以下を参照)と、及びそれぞれが、一組の補正要素内の2つの補正要素間で統合された相互の重複部を記述する事前計算係数の第2の群(マトリックスS)がある。
ステップ(d)で述べた隣接とは、常に、それぞれの損傷要素の場所の周囲の有限の範囲である。特に、ステップ(d)では、補正要素は、それぞれの損傷要素に最も隣接する補正要素の組、又はそれぞれの損傷要素に所定の最大距離まで隣接する補正要素の組から選択でき、但し、距離は、適切な距離関数、ユークリッド距離、直線距離又はp−ノルム距離等を使用して測定される。
常時オン欠陥を補償する更なる措置として、欠陥ブランキング・アパーチャがそれぞれの一定値を露光する場合の欠陥(即ち常時オン欠陥)を有する欠陥ブランキング・アパーチャにより生じた欠陥要素に関して、ステップ(e)の前に、アパーチャ画像が画像要素上に置かれたままになった期間に対する1回の露光インターバル期間の比率に対応する係数との増倍だけそれぞれの線量値を更に増大させることが有利であり得る。
他の種類の欠陥は、補償に異なる手法を必要とすることになる。例えば、欠陥ブランキング・アパーチャがそれぞれの一定線量値、又は共通線量インターバルに適合しない線量インターバルのいずれかを露光する場合の欠陥とは異なる欠陥を有する欠陥ブランキング・アパーチャにより生じた欠陥要素に関して、常時オフ欠陥として欠陥を処理することが適切である場合があり、次に、それぞれのブランキング・アパーチャは、最小値の線量インターバルで作動される。
ステップ(e)の誤差関数の適切な実装形態の一例として、偏移の最小二乗誤差関数があり、その場合、補正線量値を計算することは、ボックス制約最小二乗アルゴリズムを使用して最小の前記誤差関数について解くことを含むことができる。典型的及び好ましくは、次元性は、それぞれの組内の補正要素の数に等しい。一般に、補正要素の補正線量値だけでなく、損傷要素の修正線量値も(関連する補正要素との重複部のために)誤差関数内に入ることを指摘することは注目に値し得る。
手順を単純化するために、しばしば、それぞれの損傷要素の位置に対して、補正要素の組の一様な形状を使用してステップ(d)を実施することが有利である。
更なる態様では、ブランキング・アパーチャに個別の増倍係数によってそれぞれのブランキング・アパーチャに割り当てた値とは異なる線量値の露光を引き起こす相対線量欠陥を補償する1つの適切な手法は、以下の通りとすることができる:そのような相対的線量欠陥を有する欠陥ブランキング・アパーチャにより生じた欠陥要素に関し、ステップ(e)の前に、欠陥ブランキング・アパーチャの線量値を前記定数係数の逆数で乗算し、且つこうして得られた線量値が共通線量インターバルの最大値を超える場合、それぞれの欠陥ブランキング・アパーチャを常時オン欠陥を有するものとして処理する。
本発明の別の発展形態では、露光インターバル間では、アパーチャ画像の位置を配置格子シーケンスに従って対象物に対して変位させる配置格子手法を使用する。この場合、ステップ(d)において、配置格子シーケンスは、それぞれの損傷要素の位置に対する補正要素の組の形状に関して選択されることが適切であり得、前記配置格子シーケンス及び前記形状は、あらゆる損傷要素に関して、それぞれの組が欠陥ブランキング・アパーチャによって露光される画像要素を含まないことを保証する。
本発明は、ブランキング・アパーチャ・アレイ内の有限数の欠陥を考慮に入れる粒子−光学リソグラフィ装置内の前記ブランキング・アパーチャ・アレイにより、所望パターンを対象物上に露光する方法であって、前記所望パターンは、対象物上の画像領域内の多数の画像要素から構成され、
ブランキング・アパーチャ・アレイは、荷電粒子ビームにより照光され、ブランキング・アパーチャ・アレイは、複数のブランキング・アパーチャを備え、複数のブランキング・アパーチャは、ブランキング・アパーチャの相互位置を画定する所定の構成でブランキング・アレイ領域内に配置され、前記ブランキング・アパーチャの少なくとも一部の画像は、対象物上の画像領域上に画像化され、
各ブランキング・アパーチャは、それぞれの露光インターバル中、それぞれのブランキング・アパーチャを通して対象物上の対応するアパーチャ画像上に露光される線量値に関して選択的に調節可能であり、前記線量値は、最小値から最大値の間の共通線量インターバル内の値を取り、有限数の欠陥ブランキング・アパーチャを除いて、各欠陥ブランキング・アパーチャは、露光インターバル中、それぞれの一定線量値を対象物上の対応するアパーチャ画像上に露光し、
書込み工程中、露光インターバル・シーケンスが行われ、各露光インターバルでは、ブランキング・アパーチャは、対象物上に画像化され、こうして対応する複数のアパーチャ画像を生成し、アパーチャ画像の位置は、露光インターバル中、対象物に対して固定したままにされ、画像要素の位置と一致するが、露光インターバル間では、アパーチャ画像の位置は、対象物に対して変位され、このようにして、対象物上の画像領域内の全ての画像要素を覆うように複数のアパーチャ画像を露光し、
前記書込み工程によって対象物上に所望パターンを露光する露光パターンであって、各露光インターバルの間、ブランキング・アパーチャのための線量値を含む前記露光パターンは、本発明による方法によって計算される、方法を含む。
以下において、本発明及び更なる発展形態をPML2/eMET機構及び添付の図面に基づく実施形態の一例と共に記載し、例示する。しかし、本発明は、以下に記載する特定の例に限定されないことを理解されたい。
本発明に適した粒子ビーム露光装置の概略的縦断面図である。 図1の装置に使用するPDデバイスの断面詳細図である。 ストライプを使用する、対象物に対する基本書込み方策を示す図である。 本発明で使用できるアパーチャの構成を示す図である。 露光される例示的パターンの画素マップの一例を示す図である。 配置格子を使用する、画素の露光方式を示す図である。 =2,M=2,N=2,N=2を有するアパーチャの更なる構成を示す図である。 図5Aと比較するとアパーチャの画像の大きさよりも微細な画素配置格子(オーバーサンプリング)の一例を示す図である。 配置格子の一例を示す図である。 図5で使用される配置格子シーケンスを有する詳細図である。 従来技術で示唆される常時オフ誤差のためのDTC線補正を示す図である。 補正IELの異なる組を示す図である。 完全線量における補正IELの状況での最適化を示す図である。 補正アルゴリズムを示す図である。 2重噛合い及び4重噛合い用の単一IELの補正を示す図である。 2重噛合い用に4つの補正IELを使用する補正を示す図である。 4重噛合い用に12個の補正IELを使用する補正を示す図である。 リアルタイム・データ経路の流れ図である。 常時オフ誤差のための欠陥アパーチャ補正方法のステップを示す図である。 4重噛合い用に4つの補正IELを使用する補正を示す図である。
以下で説明する本発明の好ましい実施形態は、本出願人の特許文献1及び特許文献7に開示したパターン画定(PD)システムを有し、且つ大規模縮小投射システムを有するPML2及びeMET型粒子ビーム露光装置からの発展形態である。以下では、最初に、装置の技術的背景を−本発明に関連する限りで−説明し、次に、本発明を詳細に提示する。
本発明は、PDシステムの以下の実施形態又は特定のレイアウトに制限されず、これらは、本発明の可能な適用例の1つを表すにすぎず、本発明は、対象物露光用マルチビーム機構を使用する他の種類の処理システムに適していることを了解されたい。
荷電粒子マルチビームシステム
本発明を用いる荷電粒子マルチビーム・マスク露光ツール(マスク・ライタ)概略的な概要を図1に示す。以下では、これらの細部のみを本発明の開示の必要に応じて示す。明快にするために、構成要素は、図1に縮尺通りに示さず、特に、粒子ビームの横幅を強調する。eMETと同様であるのは、PML2システムの原理である。より詳細には、読者は、特許文献1及び特許文献7を参照されたい。粒子ビーム装置及びPD手段の全体的レイアウトに関するこれらの教示は、参照により本明細書とともに含まれる。
電子ビームの発生に適した供給源をeMETシステムで使用する。変形形態では、ビームは、他の荷電粒子、特に、適切なイオン供給源を使用して正電荷イオンで実現できる。粒子−光学照光システムは、ビームを幅広ビームにし、この幅広ビームは、対象物表面上に投射されるビーム・パターンを画定するために、規則的なアパーチャ・アレイを有するPDデバイスを照光する。各アパーチャでは、小ビーム(「ビームレット」とも呼ぶ)が画定され、アパーチャを通る各ビームレットの通過は、アパーチャ及び/若しくは後続の縮小帯電粒子投射光学装置を通って対象物に向かうビーム粒子の通過を可能にする(「オンに切り替える」)又は事実上無効にする(「オフに切り替える」)ように制御できる。アパーチャ・アレイを横断するビームレットは、アパーチャの空間構成を表すパターン化粒子ビームを形成し、個々のビームレットに関するオン−オフ定義の情報を含む。次に、パターン化ビームは、縮小帯電粒子光学投射システムにより対象物(例えばマスク・ブランク又は半導体ウェハ基板)上に投射され、ここで、対応するビームが偏光されないアパーチャの画像が、こうして、対象物の照射部分を露光又は改変するために形成される。基板に投射されたビームレットにより形成した画像は、「パターン画像」を形成し、このパターン画像は、機械的に一方向に移動する基板上に直線経路(「ストライプ」)に沿って露光される。基板の(大規模な)運動は、通常、対象物ステージの連続運動によって、可能性としては同時に投射システムの微調節を伴って達成される。ステージに対する画像の移動方向も、(主要)走査方向と呼ばれる。主要走査方向に対して直角な方向へのビームの更なる走査は、わずかな横方向範囲内でのみ行われ、例えば走査ステージの横方向進行運動誤差を補償する及び/又はいくつかの(限定)数の平行画素列を含めるようにし、これらは、以下で図5を参照して、並びに参照により本明細書と共に含まれる本出願人の特許文献6においてもより詳細に説明される。
装置100の主要構成要素は、−図1のこの例では垂直下方に進むビームlb、pbの方向の順で−照光システム101、PDシステム102、投射システム103、及び対象物又は基板14を有する対象物ステーション104である。帯電粒子光学システム101、103は、静電レンズ及び/又は電磁レンズを使用して実現される。装置100の帯電粒子光学部品101、102、103は、装置の光学軸に沿ったビームlb、pbの障害のない伝搬を保証するために、高真空で保持される真空ハウジング(図示せず)内に収容される。
照光システム101は、例えば電子又はイオン供給源11、仮想供給源の場所を画定する抽出器構成、一般的なブランカ12(図1には示さず)、及び粒子光学集光レンズシステム13によって実現される照光帯電粒子光学装置を備え、ブランカ12は、イオン・ビームを使用する場合は粒子フィルタとしても使用できる。図示する実施形態では、粒子供給源11は、適切な運動エネルギー、例えば5keV等のエネルギー電子を放出し、他の実装形態では、他の荷電粒子、主に特定の種のイオン等、水素又はAr+イオン等を使用でき、これらは、典型的には数keV(例えばPDシステム102では5keV)の規定された(運動)エネルギーを例えばΔE=1eVの比較的小さいエネルギーの広がりで有する。速度/エネルギーによって異なるフィルタ(図示せず)は、供給源11でも作製されることがある他の不要な粒子種をフィルタ除去するように設けることができる。フィルタは、ビームレットを再位置決めする間、ビーム全体をブランク・アウトするように使用できる。集光レンズ13により、供給源11から放出される帯電粒子は、広域で実質的にテレセントリックなビーム(「照光ビーム」)lbになる。
次に、ビームlbは、ブランキング・デバイスを照射し、このブランキング・デバイスは、その位置を保持するのに必要なデバイス(図示せず)と共にPDデバイス102(図1の左側にも概略的な透視詳細図で示す)を形成する。PDデバイスは、ビームlbの経路内に特定の位置で保持され、したがってビームlbは、複数のアパーチャ20により形成されたアパーチャ・アレイ・パターンを照射する。既に述べたように、アパーチャのそれぞれは、「オン」又は「オフ」に切り替えることができる。「オンに切り替えた」又は「開放」状態では、アパーチャは、ビームレットをそれぞれのアパーチャに貫通させて対象物に到達可能にする。つまり、アパーチャは入射ビームに対して透過性であると言う。或いは、アパーチャは、「オフに切り替えられる」又は「閉鎖され」、この場合、それぞれのビームレットのビーム経路は、ビームレットが対象物に到達する前に吸収或いはビーム経路から除去される方法で(例えば横方向電圧を印加する偏光電子により)影響を受ける。このようにして、アパーチャは、ビームに対して事実上非透過性又は不透過性になる。オンに切り替えたアパーチャのパターンは、基板上に露光されるパターンに従って選択される。というのは、これらのアパーチャは、ビームlbに対して透過的なPDデバイスの唯一の部分であり、このようにしてビームlbは、アパーチャ(即ち図1ではPDシステム102の下)から出現するパターン化ビームpbになる。特にブランキング・プレートに対するPDデバイスの構造及び動作を以下で詳細に説明する。図1では、5本のビームレットのみをパターン化ビームpbで示すが、実際の数のビームレットはかなり多数である、即ち典型的には何千本、更には数百万桁の単位であることは明らかであろう。図示するビームレットのうち、左から一番目のものは、PDデバイス102内で偏光され、停止プレート17上で吸収されるので、オフに切り替えられたことを示し、この停止プレート17は、帯電粒子投射光学装置の第2の交差部c2に又はその付近に位置する。オンに切り替えられた他のビームレットは、プレート17の中心開口を貫通し、こうして対象物上に投射される。
次に、パターン化ビームpbで表されたパターンは、帯電粒子光学投射システム103により基板14(レジスト・コーティングを有する6インチのマスク・ブランク等)に向かって投射される。オフに切り替えられたビームレットは、停止プレート17で吸収されるので、オンに切り替えられたビームレットのみがオンに切り替えたアパーチャの画像を形成することになる。投射システム103は、例えば本出願人が実現する200:1の縮小を実施する。基板14は、例えばeMET型システムの場合、レジスト層で覆った6インチのマスク・ブランク又はナノインプリント1×マスク又はマスタ・テンプレートとすることができ、一方でPML2システムの場合、基板14は、粒子感光性レジスト層で覆ったシリコン・ウェハとすることができる。基板14は、対象物ステーション104の基板ステージ(図示せず)によって保持、位置決めされる。
投射システム103は、例えば交差部c1及びc2をそれぞれ有する2つの連続する帯電粒子光学投射器区分から構成される。投射器を実現するために使用される粒子−光学レンズ30、31(これらは例えば静電多電極加速レンズ30及び2つの電磁レンズ31を備える)は、静電画像化システムの技術的実現形態は従来技術で周知であるので図1に象徴的な形態でのみ示す。本発明の他の実施形態では、磁気レンズ及び/又は電磁レンズも適切なものとして含むことができる。第1の投射器区分は、PDデバイスのアパーチャの平面を中間画像に画像化し、この中間画像を今度は第2の投射器区分により基板表面上に画像化する。両方の区分は、交差部c1、c2を介した縮小画像化を用いる。したがって、中間画像は反転される一方で、基板上に作製される最終画像は正当(非反転)である。縮小係数は、両方のステージに関して約14:1であり、これにより全体の縮小が200:1になる。この程度の縮小が、PDデバイスの小型化の問題を向上させるために、特にリソグラフィ機構で特に適切である。帯電粒子光学レンズは、主に静電電極から構成されるが、磁気レンズを使用することもできる。
帯電粒子光学システムの更なる詳細は、上記で引用した従来技術で見出すことができる。画像にわずかな横方向への変位を導入する、即ち光学軸cxに直角な方向に沿って導入する手段として、偏光手段16が投射器区分の一方又は両方に備えられる。そのような偏光手段は、例えば、特許文献1で説明される多電極システムとして実現できる。更に、軸方向磁気コイルを使用して、必要な場合に基板平面におけるパターンの回転を生成できる。横方向への偏光は、通常、パターン化ビームbp自体の横幅と比較して非常にわずかであり、たいていの場合、単一ビームレットの数個分の幅又は隣接するビームレット間の距離の程度ではあるが、依然として、ビーム幅未満の程度の少なくとも1つの幅はある(この文脈において、ビームレット間の横方向距離はビームbpの全幅よりもかなり小さいことを了解されたい)。
PDデバイス102に形成されたパターンのために、任意のビーム・パターンを生成でき、基板に伝達できる。
図2を参照すると、PDシステム102によって画定されたパターン画像pmが、例えばレジストで覆ったウェハとしてでもよい対象物14上に作製されている。ウェハ表面は、露光される1つ又は複数の領域r1を含むことになる。一般に、対象物上に露光されるパターン画像pmは、通常はパターン化される領域r1の幅よりも十分に小さい有限サイズy0を有する。したがって、対象物上のビームの位置を絶え間なく変更するように、対象物が入射ビーム下を移動する走査ストライプ露光方策を用いる。ビームは、対象物表面上を効果的に走査する。図示する実施形態では、対象物は、(大規模な)移動を行う対象物であり、そのためにビーム走査方策は、大規模な移動を必要としない。本発明の目的では、対象物上のパターン画像pmの相対運動のみが関連することが強調される。
対象物及びビームの相対運動は、パターン画像pmが領域r1上を移動するように実現され、ストライプs1、s2、s3・・・sn(露光ストライプ)のシーケンスを形成するようにする。各ストライプの幅は、走査方向sdに直角なパターン画像pmの幅y0に対応する。完全な組のストライプは、基板表面の全領域を覆う。走査方向sdは、1つのストライプから次のストライプへと交互にできるが、図示される実施形態では、走査方向は、全てのストライプに対して同じ、例えば図2では左から右(この走査方向は対象物の左への対応する運動により生成される)であり、画像は、1つのストライプの端部から(右を目がける)次のストライプの開始部に迅速に再位置決めされる。ストライプ間の再位置決めは、一般に、本出願人の特許文献7に記載のビームの共通ブランク・アウトを使用して行われることになる。
パターン画像pmは複数のパターン画素pxから構成されることは上記から明らかであろう。しかし、有限数のアパーチャのみがPDシステムのアパーチャ・フィールドに存在するため、画素pxの部分組のみが同時に露光されることを了解されたい。同時に露光できる画素を、以下で1次画素p1と呼ぶ(1次画素の1つの可能な空間構成のみを示す図3を参照)。1次画素p1は、(光学システムの縮小のために)異なる規模ではあるが、PDシステム102のアパーチャ手段202内のアパーチャ20の空間構成を複製することは了解されよう。オーバーサンプリングのない単純な場合(図2及び図5Aに示す)では、アパーチャ画像は、1次画素p1に1対1で対応する。しかし、一般に、画素は、アパーチャ画像が画素領域よりも大きな領域を覆うことができるように、可能性としてはより微細な配置格子内のアパーチャ画像の中心の場所を指す。連続画素露光サイクルのシーケンスでは、パターン画像pmは、対象物上の全画素pxを連続的に露光するように対象物上に素早く描画される(このことは、対象物の移動、ビームの移動又は両方の適切な組合せにより達成される)。
図1Aは、1つのアパーチャ・アレイ・プレート201及び1つの偏光アレイ・プレート(DAP)202を有するPDデバイス102を詳細断面図で示し、このPDデバイス102は、本出願人の特許文献1及び特許文献4に基本的に一致する。照光ビーム1bは、プレート201、202をアパーチャ20(図3のアパーチャapに相当する)のアレイを通って横断する。PDシステム102は、積層構成で組み付けられたいくつかのプレート201、202を備え、複合デバイスを実現し、それらの構成要素がそれぞれの特定の機能を果たす。プレートのそれぞれは、好ましくは、その構造が例えば特許文献8及び特許文献9に概説されるマイクロ構造化技法により形成されているシリコン・マイクロシステム技術で実現される。PDシステム内のアパーチャの他の可能な通常の構成は、長方形構成、又は特許文献1に記載の交互に配置された列の構成である。
入射ビーム方向における第1のプレートは、アパーチャ・アレイ・プレート又はショート・アパーチャ・プレート201である。第1のプレートは、衝突した帯電粒子ビームlbの大部分を吸収するが、帯電粒子は、いくつかの画定形状のアパーチャ20を貫通でき、こうして複数のビームレットが形成され、これらのうち、2つのビームレットb1、b2のみをより良好な理解の目的で示す。ビームレットを形成する作業とは別に、アパーチャ・プレート201は、後続のプレート(複数可)を照射による損傷から保護する役割を果たす。局所的な帯電を回避するために、アパーチャ・プレートは、適切な層210、通常は酸化物を生成しない金属層(例えばイリジウム)で被覆できる。イオン・ビームを使用する場合、層210及びその形成方法は、照射粒子がシリコン結晶母材に導入されるのを防止するように適切に選択され、照射粒子がシリコン結晶母材に導入されると、特許文献10に概説するように膜応力を変化させることになる。
アパーチャ・アレイ・プレート201を下流に辿ると、偏光アレイ・プレート202(DAP;装置100の状況における機能を鑑みてブランキング・プレートとも呼ばれる)が設けられる。このプレートは、選択したビームレットを偏光し、したがってビームレットのビーム経路を変更するように働く。DAPは、複数のいわゆるブランキング開口を有し、このブランキング開口はそれぞれ、アパーチャ・アレイ・プレート201のそれぞれのアパーチャに対応する。上記し、図1及び図1Aに示すように、DAPのブランキング開口は、アパーチャ・アレイ・プレートの開口よりも大きい。
DAPの各ブランキング開口は、電極220、221、220’、221’により形成されるビームレット偏光手段を備え、このことにより、開口を通って越える帯電粒子を個々に偏光することが可能になり、こうして開口を横断するビームレットをその経路からそらす。例えば、ビームレットb1は、パターン画定システム102の後続のより大きな開口を偏光されずに越える。というのは、ビームレット偏光電極のそれぞれの組が形成するビームレット偏光手段が通電されていないためであり、このことは、ここで、能動電極221と、それに関連する接地電極220との間に電圧が印加されていないことを意味する。このことは、アパーチャの「オンに切り替えた」状態に相当する。ビームレットb1は、パターン画定システム102を影響を受けずに通過し、粒子−光学システムにより交差部を通して合焦され、帯電粒子投射光学装置により誘起される縮小を伴って対象物上に画像化される。例えば、本出願人が実装するシステムでは、200:1の大きさの縮小率が実現された。対照的に、ビームレットb2で示すように、「オフに切り替えた」状態は、このアパーチャのビームレット偏光手段を通電することにより、即ち、対応する接地電極に関する能動電極221’に電圧を印加することにより実現される。この状態では、電極220’、221’により形成されたビームレット偏光手段は、対応するビームレットb2の経路にわたり局所的な電界を生成し、こうしてビームレットb2をその垂直経路p0から外し偏光方向に偏光する。その結果、ビームレットは、帯電粒子光学システムを通過する途中で、変更経路p1に従い、対象物に到達するのではなく光学システムに備えられた吸収手段に吸収されることになる。このようにして、ビームレットb2をブランキングする。ビーム偏光角度は、図1では大きく強調されているが、一般には非常に小さく、典型的には数千分の0.2から1ラジアンである。
オンに切り替えたアパーチャのパターンは、基板上に露光されるパターンに従って選択される。したがって、全ての画素を最大線量で露光するとは限らないが一部の画素を実際のパターンに従って「オフに切り替える」実際のパターンでは、任意の画素に関して(又は同等に、画素を覆う全てのビームレットに関して)、露光線量は、対象物上に露光又は構造化されるパターンに応じて、画素を「オンに切り替え」ようと「オフに切り替え」ようと、1つの画素露光サイクルから次の画素サイクルまで変化し得る。
グレー・シェード又は露光線量レベル
基板14を連続的に移動させる間、対象物上の同じパターンの画素pxは、同じ走査移動中、アパーチャ・シーケンスの画像によって何回も覆うことができる。同時に、PDシステム内のパターンは、PDシステムのアパーチャを通じて1段ずつ変位する。したがって、対象物上のある場所で1つの画素を考慮すると、全てのアパーチャがその画素を覆うときにオンに切り替えられた場合、このことは、最大露光線量レベル:100%に相当する「ホワイト」シェードをもたらすことになる。「ホワイト」シェードに加えて、より低い線量レベル(「グレー・シェード」とも呼ばれる)に従って対象物の画素を露光することが可能であり、これは、最小露光線量レベル(「ブラック」)と最大露光線量レベル(「ホワイト」)との間に内挿されることになる。グレー・シェードは、例えば、1つの画素の書込みに関与できるアパーチャの部分組上でのみオンに切り替えることによって実現でき、例えば32個のアパーチャのうち8個が、25%のグレー・レベルを与えることになる。より最近の、及び本発明の状況において有利な手法は、関与するアパーチャの非ブランキング露光持続時間を低減することである。したがって、1つのアパーチャ画像の露光持続時間を制御する信号は、グレー・スケール符号、例えばnビットの2進数として符号化した整数によって調整される。したがって、露光されるアパーチャ画像は、ゼロ及び最大の露光持続時間及び線量レベルに相当する、所与の数のグレー・シェードのうち1つを示すことができる。
図4は、10×18=180画素の大きさを有する画像化パターン15の単純な例を示し、ここでは、露光領域の一部の画素p100を100%のグレー・レベル401に露光し、他の画素p50を完全グレー・レベルの50%のみのグレー・レベル402に露光する。残りの画素を0%線量403に露光する(全く露光しない)。当然、本発明の現実の適用では、標準画像の画素数は、はるかにより多いと思われる。しかし、図4では、画素数は、より良好な明快さのためにわずか180画素である。また、一般に、はるかにより多いグレー・レベルを0%から100%までのスケール内で使用することになる。
オーバーサンプリング
図3は、1次画素p1の構成、即ち基本レイアウトに従って対象物上で一度に露光可能なIELを示し、以下で使用するいくつかの数量及び略語も示す。示されるのは、対象物上に投射され、1次画素p1を形成し、ダーク・シェードで示すアパーチャ画像の構成である。主軸x及びyは、対象物運動の前進方向及びその直角方向のそれぞれに対応する。各アパーチャは、x及びy方向のそれぞれに沿った幅a及びaをそれぞれ有する。アパーチャは、M及びMアパーチャのそれぞれを有する行及び列のそれぞれに沿って配置され、N及びNのそれぞれである行及び列の隣接するアパーチャの間でオフセットを伴う。その結果、各アパーチャは、Nの領域を有する概念的セルC1に属し、アパーチャ構成は、長方形に配置されたMセルを含む。以下、これらのセルC1を「露光セル」と呼ぶ。対象物上に投射される、完成したアパーチャ構成は、x=M×y=Mの寸法を有する。以下の説明において、全ての更なる説明に関して、一般性を制限することなく、長方形格子の特殊なケースとして正方形の格子を仮定し、a=a=a、N=N=N、及びMは整数であるM=M=Mを設定する。したがって、「露光セル」は、対象物基板上にNa×Naの大きさを有する。2つの隣接する露光位置間(即ち画素間)の距離は、以下でeと示す。一般に、距離eは、アパーチャ画像の幅aとは異なることがある。その最も簡単なケースでは、2×2露光セルC3の構成例に関して図6Aに示すa=eであり、1つのアパーチャ画像ai0(又は「1次画素」p1)は、1つの画素(の名目上の位置)を覆う。図6Bに示す(及び特許文献6及び特許文献4の教示と一致する)別の興味深いケースでは、eは、アパーチャ画像の幅aの分数a/oとすることができ、o>1は、オーバーサンプリング係数とも呼ぶ整数である。この場合、アパーチャ画像は、様々な露光の過程で、空間的に重複することになり、現像されるパターン配置のより高い解像度を可能にする。その結果として、アパーチャの各画像が一度に多数の画素、即ちo画素を覆い、対象物に画像化されるアパーチャ・フィールドの領域全体が(NMo)画素を含むということになる。アパーチャ画像配置の観点からすれば、このオーバーサンプリングは、対象領域を単に覆う必要のあるものとは異なる(というのは、オーバーサンプリングの間隔はより微細であるので)いわゆる配置格子に相当する。図6Bは、配置格子の一例、特に露光セルC4が(図6Aのような)パラメータN=2及びM=2、並びにo=2のオーバーサンプリングを有するアパーチャ・アレイの画像を示す。4つのアパーチャ画像ai1(破線)は、x及びy方向の両方にピッチeを有する規則的な格子上の名目上の場所からオフセットした名目上の場所上に印刷される。アパーチャ画像の大きさは、依然として同じ値aであるが、配置格子のピッチeは、現在a/o=a/2である。以前の名目上の場所に対するオフセット(配置格子のオフセット)も、大きさがa/2である。同時に、各画素の線量及び/又はグレー・シェードは、それぞれの画素を覆うアパーチャ画像に適切なグレー値を選択することによって適合(低減)できる。したがって、大きさaの領域が、より微細な配置格子のために、配置の正確さがより向上した状態で印刷される。図6Bと図6Aとを直接比較すると、アパーチャ画像の場所は、配置格子上にちょうど以前よりも2倍微細に配置されることを示す(アパーチャ画像自体は重複するにもかかわらず)。露光セルC4は、現在、書込み工程中に対処すべき(No)の場所(即ち「画素」)を含み、したがってo倍で以前よりより多くの画素を含む。それに応じて、アパーチャ画像a×aの大きさを有する領域ai1は、図6Bのo=2の場合のオーバーサンプリングの場合はo=4画素に関連付けられる。したがって、本発明の以下の説明は、任意の格子オフセットを有する配置格子の一般的な場合に関し、配置格子のピッチは、アパーチャ画像aの大きさ以下である。
配置格子
次に、用語「配置格子」について詳述する。これに関して、最初に、PDシステムのアパーチャ・アレイによって画定した規則的なアレイを形成する、対象物上のビームレットの位置に注目する。ビームレット位置のアレイは、対象物上のダイ領域全体上に延在するように全ての側に延在する。このことは、画素位置の組に対応する、位置の規則的なアレイを与え、画素位置の組は、ビームレットのアレイがビームレットの規則的なアレイに対応する格子ベクトルにのみよって移動可能になる条件下で達成できる。「配置格子」は、全IELの組であり、その相対的位置は、そのようなアレイに対応する。以上のことから、(No)個の配置格子(噛合い(mesh)点の組)があることは明らかである。パターン化ビームpbの境界内にある対象物上の任意の領域内で、PDシステムのビームレットによって所与の配置格子のIELを同時に露光することが可能である。
個々の配置格子(又は同等に、セル内の個々の画素位置)は、1からgmax=(No)の値を取る指数gによって標示される。指数gの各値は、1つのそれぞれの配置格子に対応し、指数gにより計数することによって、様々な配置格子のシーケンス(「配置格子シーケンス」)を通じて循環できる。選択される、(No)!の様々な配置格子シーケンスがある。
図7は、単純なケースN=2及びo=1の配置格子の一例を示す。各セルには、配置格子G1、G2、G3、G4のそれぞれの1つに関連するgmax=4画素位置がある。
図5は、本発明による画素の露光方式を示す。示されるのは、上部(より早い時間)から底部(より後の時間)まで時間が増加する枠のシーケンスである。この図のパラメータ値は、o=1、N=2であり、また、長方形ビーム・アレイは、M=8及びM=6を取る。対象物は、左に連続的に移動する一方で、ビーム偏光は、図の左側に示す前後運動機能により制御される。長さT1の各時間インターバル中、ビーム画像は、対象物上の位置に固定されたままでいる。したがって、ビーム画像は、配置格子シーケンスP1、P2、P3、P4、P5を通過することがわかる。位置P1からP4は、配置格子G1からG4それぞれの適切な位置に対応し(図8も参照されたい)、位置P5は、格子G1内であるが更なる長手方向のオフセットLを有する新たなサイクルの開始を表す。
既に述べたように、配置格子の1つのサイクルは、時間インターバルL/v=NMa/v内で露光される。したがって、各配置格子は、その時間インターバルの1/gmaxを取る。この時間は、対象物の運動のために、「露光長さ」と呼ぶ長さ、L=vT=L/(No)=aM/(No)に対応する。
ビームレットは、所与の値の指数gに属する一組の画像要素の露光中、距離Lにわたって対象物と共に移動する。言い換えれば、全てのビームレットは、時間インターバルT1中、基板表面に対して固定位置を維持する。ビームレットを対象物と共に距離Lに沿って移動させた後、ビームレットは、瞬時に(非常に短時間で)再配置され、指標値g+1(より正確には(g+1)mod(No))を有すると思われる次の配置格子の画像要素の露光を開始する。図8を参照すると、再配置は、x方向に沿った第1の成分D(この成分は長さLを有するが反対方向に向けられる)、及び第2の成分D12から構成され、この第2の成分D12は、図示する(図8)配置格子G1及びG2の場合は連続配置格子の位置間で切り替える必要がある。主要成分Dは、距離LによってPDデバイスに対するビームレットの移動を効果的に補償する。第2の成分D12は、セル内の位置の間でオフセットされ、露光位置が指数gの関数としてどのように位置するかに応じてx−y−面内のあらゆる方向を全体的に取り得る。
露光長さLは、一般に上式によって示される。好ましくは、パラメータM、N及びoの値は、Lが画素の名目上の幅aの整数倍であるように選択される。この場合、位置の間でオフセットされる第2の成分D12は、それぞれの配置格子G1、G2の相対位置から簡単な様式で計算され、それ以外には、D=−Lの分数部分を受け持つ更なる補正を考慮に入れるべきである。
配置格子G1・・・G4を通る完全サイクルの後、シーケンスは、新たに開始される。配置格子の完全サイクルを完了した場合、全体の変位は、x方向(走査方向)に対して平行であり、L=gmaxの蓄積された長さを有する一方で、個々のオフセットの直角な成分は、互いに相殺されることは上記及び図4及び図7から明らかであろう。
この方法を使用すると、配置格子を通して反復的に巡回させることによって全画素(IEL)を露光する任意の長さのストライプを書き込むことが可能である。このことは、1からgmax=(No)に行き、できるだけ頻繁に繰り返される指数gの計数に相当する。ストライプの開始及びの終端において、本露光方法は、連続的な覆いをもたらさないことがあり、そのために、完全に埋まっていない長さLの余白mr(図5)がある。
リアルタイム・データ経路
莫大な量の画像データは、リアルタイムで露光される画素データを生成する高速データ経路を必要とする。しかし、露光されるパターンは、典型的にはベクトル形式で、例えば長方形、台形又は一般的な多角形のような形状の集まりとして記述され、これが典型的には、より良好なデータ圧縮を提供し、したがってデータ保存の要件を低減する。したがって、リアルタイム・データ経路は、3つの主要部分、ベクトルに基づく物理的補正工程、ベクトルを画素データに翻訳するラスター化工程、及び書込み工程用の画素データを一時的に保存するバッファからなる。
図16は、露光パターン1601から開始するデータ経路が供給されるフローチャートを示す。
ベクトルに基づく物理的補正(1602):露光されるパターンは、可能性としては形状重複部を有する多数の小データ塊に分割される。PECのようなベクトル・ドメイン内で適用できる補正は、全ての塊に独立して、可能性としては平行して実施でき、得られたデータは、以下のステップの計算速度を改良する様式で保存、符号化される。出力は、全ての塊が形状の集まりを含む塊の集まりである。塊は、ラスター化工程に個別に送信される。
ラスター化(1603):全ての塊の形状は、ビットマップに変換され、ここで画素グレー・レベルは、物理的画素線量を表す。形状の完全な内側にある全ての画素は、多角形の色を割り当てられる一方で、形状の縁部を横切る画素の色は、形状によって覆われる画素の領域の分数によって重み付けする。この方法は、形状の領域とラスター化後の合計線量との間の線形関係を暗示する。線量は、最初に浮動小数点数として計算され、次に、アパーチャが支持する線量値の離散集合に変換される。このディザリング工程1605は、丸め誤差が近接画素にわたって平均化されることを保証する、位置に依存する丸め工程であり、これにより、オーバーサンプリングと相まって、単一アパーチャに利用可能な線量値の離散集合を使用するよりも微細な線量の変更を可能にする。最後に、得られた画素画像は、配置格子シーケンスに従って1606に圧縮、分類され(パッケージ化)、画素バッファに送信される。画素ドメイン内で適用できる補正は、実際の補正(例えば欠陥アパーチャ補正又は帯電粒子供給源の不均質さの補償)に応じてディザリング前又はその後に実施できる。
欠陥アパーチャ補正(1604):この補正は、画素に基づく補正としてラスター化工程内に含めることができる。欠陥アパーチャ補正は、固定線量を有するアパーチャを受け持ち、他の画素の線量を変更することによって補償する。欠陥アパーチャ補正は、画像のディザリング1605及びパッケージ化1606の前又はその後に実施できるが、ディザリング前に行われた場合わずかにより良好な正確さが予期される。
画素バッファ(1607):画素データは、十分な量のデータ、典型的には1ストライプの露光をトリガする少なくとも1ストライプの長さが存在するまでバッファに移される。データは、バッファから取り出され、書込み工程中利用される。
欠陥アパーチャ補正:原理
オーバーサンプリングにより、アパーチャ画像(IEL)の重複がもたらされ、DTC線の位置決め精度が向上する。同時に、重複部により、2つ以上IELが基板上の所与の点に電子を加えるため、明らかな冗長性がもたらされる。この冗長性を使用して、以下で説明するように、アパーチャの常時オン誤差又は常時オフ誤差を補償できる。
トロット・モードの配置格子の強化は、隣接するIELが同じアパーチャによって書き込まれない配置格子シーケンスを実装できる。所与のPDに関して、欠陥アパーチャを決定でき、配置格子シーケンスを欠陥IELが隣接しない方法で選択できる。次に、欠陥IELは、非欠陥IELとだけ重複し、このことが上述の冗長性を保証する。
本方法は、(全配置格子サイクルの全体性を意味する)配置格子シーケンス全体の任意の並べ替えにも働く。というのは、アパーチャとそのIELの位置との関連は変化していないためである。簡単にするために、本発明は、一般性を失うことなく、特許文献6に従った配置格子シーケンスの状況で説明される。
欠陥アパーチャ補正の目標は、欠陥IELにより導入された誤差をできる限り十分に補償するように、欠陥IELの近傍にあるIEL(正確には、欠陥IELとの著しい重複部を有するIEL)の線量を変更することである。
特許文献6において、及び図9を参照して、DTC線に隣接して位置する欠陥アパーチャ904の場合に、常時オフ欠陥IEL904に隣接するIEL905の線量を増大する方法を記載した。この方法は、計算コストが高いベクトル形状の知識及び処理を必要とする。また、この方法は、DTC線上に位置しない欠陥アパーチャ画像の影響を補正せず、この手法は、一般に定量的ではない。
速度は本方法の重要な特徴であることを了解されたい。入力データとしてのベクトル形状を回避し、低次元線形代数学問題の観点から最適化問題を定式化し、アルゴリズムを解することを修正、最適化することにより、リアルタイム補正方法の実装が可能になる。
以下では、主に、欠陥アパーチャにより影響を受けるIELに関して、欠陥IELの補正を説明し、この欠陥アパーチャは、欠陥の主な種類である常時オフ誤差又は常時オン誤差によって損傷する。他の種類の欠陥アパーチャに関する補正の手法は、追加の節で考慮する。
最も重要な制約は、補正に使用するIELへの可能な線量変更の範囲であり、以下で「補正IEL」と呼ぶ。補正IELは、ラスター化工程によって線量を既に割り当てられ、最少及び最大線量は、加える又は減じることができる可能な線量を制限する。
最良の可能な補正を決定するために、線量変更は、所望の(平静な)線量分布と可能な限り同様の全体的な線量分布を得るように選択される。このことは、DTC線の補正を暗示するが、ベクトル形状の明確な知識は必要ではない。ラスター化画像は、平静の線量分布についての情報を伝え、代わりに使用される。したがって、補正アルゴリズムの速度は、ベクトル形状の複雑さとは無関係である。
この方策は、DACがラスター化後に起こることを明らかに要求する。
補正IELの選択
補正IELの選択は、補正の速度及び質を決定する。より大きな組は、その質及び柔軟性を向上する。実用的な選択では、4、8、12又は24個のIELを含む。例示的な例として、図10は、欠陥IEL(斜線の丸1005)の周りに位置するそれぞれ4、8及び12個の補正IEL(白丸1004として示す)の構成1001、1002、1003の3つの例を示す。図10の描写は、簡略化されており、IELは半径aを有し、a/oの距離で格子上に配置され、実際には重複するが、明快さのために例示では図示しないことに留意されたい。
図11は、より大きな組の補正IELの重要性を示す。一部のIELが既に完全線量である場合(黒丸1103)、それらは、欠陥IEL1105の補正に寄与できず、他のIELが(部分的に)補償できる(白丸1104)。最も重要なことは、輪郭線は、線量が完全ではない又はゼロではないIELに常に位置することであり、好ましくは、こうしたIELが、直接隣接しない場合は含められるべきである。
数学定式化
以下では、ラスター化画像の状況における単一欠陥アパーチャの補正を説明する。
全IELの和は、位置に依存する電子線量分布Φ(r)である。IELは、aφ(r)、i=1・・・N;φ(r)=φ(r−r)により記述され、式中φ(r)は所与のIEL分布関数であり、aは、ラスター化工程からの線量値である。IELは、格子の上に配置される。
φ(r)は、光学アレイの(包括的)点広がり関数を有するアパーチャの重畳である。輪郭線(Φ(r)=cを解くベクトルrによって示され、cは材料依存定数である)は、所与のベクトル形状を複製することを目的とする。(非一意の)ラスター化工程は、ベクトル・データを既に述べたIELに関する大きさaに変換し、これにより名目上の線量分布
がもたらされ、cにおけるその輪郭線は、ベクトル形状と(可能な限り良好に)一致する。各IELの最少及び最大線量は、制約0≦a≦1として記述される(一般性を失うことなく、あらゆる他の最少又は最大定数値を代わりに使用できる)。IEL空間分布φ(r)は、正規化すると仮定し、このことは、
を意味する。
各アパーチャjは、大きさaに関連するいくつかのIEL iに関与する。したがって、全ての欠陥アパーチャは、一組の欠陥IELを導入する。
最良の可能な補正線量分布
は、最少のL−Φ(r)までの距離によって定義される(「誤差関数」E):
この誤差関数は、「補正済み」線量分布の偏移の測度を与え、欠陥IEL及び補正IELからの寄与、及び名目上の線量分布Φからの寄与を含む。問題は、合計線量分布Φ(r)を含むが、小さな部分組のIELのみを含める別の定式にマッピングできる:
Cは、補正に関与する全IELの指数の集合であり、dは、欠陥IELの指数であり、Uは補正に関与しない全IELの指数の集合であり、
は、補正される大きさであり、
は、欠陥IELの固定された大きさであり(例えば1又は0であり、欠陥の種類に応じて、間にあるあらゆる他の値も可能である)、
は欠陥IELによって導入された大きさの差異である。
この目的は、誤差関数Eが最小化される
のようにベクトル
を探すことである。
この式は、既存の線量aとは無関係である。しかし、制約
は、
に翻訳される。
以下では、一般性を失うことなく(このことは積分変数rの適切な再定義を通して可能である)、
を仮定し、aを省略する。というのは、aは最小値Eをもたらすベクトルdに影響を及ぼさないからである。上述の式は、
として書き直すことができ、但し、
である。
前述のように、これらの式は、実際の線量aとは無関係であり、事前に計算される。C中のIELの線量(及びこうした線量のみ)が制約に入る。
式2及び4によって与えられる制約最小化問題は、全ての欠陥IELで解く必要がある。最適化の結果、dは、dの上述の定義:
を使用して実際の補正大きさ
に翻訳される。
完全なアルゴリズム
完全なアルゴリズムを図12のフローチャートを参照して説明する。
アルゴリズムは、所与のPD及び補正IELの組のために事前計算される一定部分1222、並びに全てのラスター化画像に実行される可変部分1223からなる。
一定部分1222を以下で説明する。欠陥アパーチャ1201の一覧は、入力として働く。各欠陥アパーチャに関して、欠陥IELの組は、配置格子シーケンス1204を用いて計算され1202(各欠陥アパーチャは、多数の欠陥IELを書き込み、その位置は、配置格子シーケンスによって決定される)、全欠陥IEL1203の一覧に添付される。この一覧は、あらゆる欠陥アパーチャ及び誤差の種類(常時オン、常時オフ、他の固定線量)で書き込まれる全IELを含む。
補正IEL1221の相対座標の一覧は、欠陥IELの補正に関与するIELの相対座標を含む。図10は、座量一覧の例のための3つのグラフ表示を示す。最初の一覧は、座標(x,y)、座標(x+e,y)、(x−e,y)、(x,y+e)及び(x,y−e)における欠陥アパーチャに関する4つの補正アパーチャを含む。第2の一覧は、第1の、即ち(x+e,y+e)、(x+e,y−e)、(x−e,y+e)及び(x−e,y−e)に対する4つの更なる補正アパーチャを含む。第3の一覧は、第2の、即ち(x+2e,y)、(x−2e,y)、(x,y+2e)及び(x,y−2e)に対する4つの更なる補正IELを含む。補正IELの相対座標の一覧は、ステップ1218で使用され、式5及び6に従って重複マトリックスS及び重複ベクトルbを「重複データ」として計算する1220。(式中、一般性を失うことなく、欠陥IELは、格子の離散変換対称性のために、起点(x,y)=(0,0)であるように仮定する)。単一IEL1219の正規化粒子密度分布φ(r)は、式5及び6を評価するための入力値としても必要である。
一定部分の結果は、式5及び6に従った欠陥IEL1203並びに重複データ1220のマトリックスS及びベクトルbの一覧である(一覧の寸法は、補正IELの相対座標の一覧の長さに等しい)。
可変部分1223を以下で説明する。非補正ラスター化IEL線量マップ1206は、ステップ1205で欠陥IELの一覧に従って調節される。欠陥IELに関連する全てのIELは、対応する誤差線量に設定され、それにより誤差1217を有するIEL線量マップがもたらされる。各欠陥IELに関して(ループ1207から1214)、その対応する補正IEL1210は、(補正IELの相対座標の一覧に従って;書込み領域の境界ボックス外側の非既存補正IEL、及び欠陥自体である補正IELは除外しなければならない)決定され、式2及び3で記述されるそれらの相対的な最少u及び最大v1209は、ステップ1208で計算され、最適化アルゴリズム1211は式2及び4の解dを見つけるために使用され、解d 1212は、補正IELの変化分であり、次に、式8を使用して補正IELに対応するラスター化画像1215の画素に追加される1213。記載の工程は、全ての欠陥IELに対して繰り返される1214。得られた補正線量マップ1215は、ステップ1216で画素バッファに中継される。
最適化アルゴリズム1211は、好ましくは、Lawson−Hanson NNLSアルゴリズムの修正、最適化版であり、非負制約だけでなく、ボックス制約もまた処理できる。その速度は、アルゴリズムの重大な特徴である。
図17を参照すると、より大きな画像の細部である6×6画素画像細部(o=4)に関する本発明の手順が示される。左手の図1701のホワイト画素Xは、常時オン誤差によって損傷したIELに対応する。A、B、C及びDと標示される4つの補正IELが使用される。第1の図1701は、誤差のない画素/IEL大きさ(グレー・シェード)及びDTC線(ブラック)を示す。中間の図1702は、誤差のある、無補正画素及びDTC線(無損傷:実線、誤差:破線)。右手の図1703は、補正画素及びDTC線を示し(無損傷:実線、補正:破線)、これらの生成は、以下で詳細に説明する。
簡単にするために、一方で(No)=36配置格子をもたらすN=1.5(6×6細部の場合、各配置格子は1つの画素のみから構成され、それらは、左上から右下に番号付けされる)ことを仮定し、他方では、画素1がアパーチャ1によって書き込まれ(アパーチャのPDに対する形状及び番号付けは、この例では関連しないことに留意されたい)、画素2は、アパーチャ2によって書き込まれる(以下同様)ように、配置格子シーケンスが線形であることを仮定する。画素細部は、36個の画素から構成されるので、全てのアパーチャは、1つの画素を書き込む。
ラスター化画像とは無関係であるこの静的な部分を以下で説明する。図10で最初に示した長さ4の補正IELの相対座標の一覧を選択する。最初に、式5及び6によって示したマトリックスS及びベクトルbを、入力として座標の一覧及びIEL線量分布φ(r)を使用して評価する。次に、配置格子シーケンス及び欠陥アパーチャの一覧を使用して全欠陥IELを見つける。前述のように、欠陥アパーチャは、画素(図17に標示したX)を書き込むだけであり、そのために、一覧は、常時オン欠陥を有する1つの欠陥IEL20のみを有する。
ラスター化画像を入力として必要とする可変部分を以下で説明する。
ラスター化画像は、枠1701の画素の値/グレー・シェードによって示される。欠陥アパーチャの一覧によれば、IEL X(0.5の補正値aを有する)は、常時オフ誤差を有し、その線量
を0に設定する。結果を図の枠1702に示す。このステップ及び以下のステップは、欠陥IEL一覧内の項目ごとに実施されるが、ここでは、図示する1つの欠陥IELに対して1回のみ記述される。
具体的な4つの補正IELは、補正IEL用の相対座標の一覧によれば、図17のIEL A、B、C、D−それらの大きさaは、それぞれ0.5、0、1及び0.5である。最適化問題のための最少制約u及び最大制約vは、式2を使用して計算され、u=(−0.5/0.5,0/0.5,−1/0.5,−0.5/0.5)=(−1,0,−2,−1)及びv=((1−0.5)/0.5,(1−0)/0.5,(1−1)/0.5,(1−0.5)/0.5)=(1,2,0,1)をもたらす。S、b、u及びvは、同時に式3及び4を解く最適化アルゴリズムのための入力である。これは、ベクトルd=(0.5,0.01,0,0.5)をもたらし、式8を通して、図17の枠1703に示される補正線量
(0.5,0.01,0,0.5)0.5+(0.5,1,0,0.5)=(0.75,0.005,1,0.75)
をもたらす。
図13は、補正IELが線量変更で制約されない場合の単一IELの補正を示す2つの枠1301、1302を示す(枠1301の2重噛合いはo=2に対応し、枠1302の4重噛合いはo=4に対応する)。プロットは、欠陥常時オフIEL(実線)、補正(破線)及び補正誤差(点線)の名目上の線量分布を示す。
図14は、2重噛合い用に4つの補正IELを使用する例を示す。左欄は、欠陥IELを有するパターン1401並びに拡大図1403及び1405を示す。点線は、著しい誤差を示す欠陥IELを含む線量分布により生成されるDTCであり、実線のグレー線は、平静版を示し、画素画像は、IEL線量を表す。右欄1402、1404及び1406の画像は、左欄のパターン1401、1403、1405それぞれに対する補正パターンである。画素画像は、IEL線量の変化を示し、点線は、補正線量分布を示す。
図18は、図14と類似する様式であるが、2重噛合いの代わりに4重噛合いのケースのための6つの図1801〜1806を示す。
図15は、(4重噛合いのための)12個の補正IELが、どのようにDTC線から離れた欠陥IELに対して著しく誤差を低下させうるかを示す、別の6つの図1501〜1506を示す。
他の欠陥を有する欠陥アパーチャの補正
アパーチャは、固定線量又は変更線量範囲以外の欠陥によって損傷する場合もあり、例えば、アパーチャ画像が、配置格子上の位置上にない、又はアパーチャ画像の線量分布が不正確である場合である。アパーチャを完全にオフに切り替えることが可能である場合、アパーチャは、常時オフ誤差を有するアパーチャとして処理できる。
本出願人の最近出願された(未公開)出願では、常時オン誤差を有するアパーチャのアパーチャ画像は、フィルタ処理デバイスによって物理的に遮断され、このフィルタ処理デバイスは、PDデバイスに設けられ、そのような常時オン・アパーチャを常時オフ欠陥を有するアパーチャに効果的に変換する。
相対線量誤差を有する欠陥アパーチャの補正
アパーチャは、そのアパーチャによって書き込まれた全IELが相対線量誤差を有するような形で損傷する場合があり、このことは、特定IELの露光レベルがEであるべきことを意味するが、実際にはa×Eである(=欠陥アパーチャに対する特徴である定数係数によってスケーリングされる)。例えば、特定のIELは、E=50%の露光レベルを有することが予期されるが、a=70%を有する相対的線量誤差を有するアパーチャによって書き込まれるため、実際にはa×E=50%×70%=35%の線量を受ける。このことは、予期される露光レベルEをEc=E/aに調節することによって補正できる。書き込まれた露光レベルは、Ec×a=E/a×a=Eになり、そのために、最初に予期した線量が再確立される。100%を超えるEc値は、100%(=IELの最大線量レベル)に切り捨てられることに留意されたい。切り捨てによる線量変更が著しい場合、IELは、予期される線量a=Ec及び固定線量
を有する固定線量誤差を有する欠陥IELとして表明できる。以前の節で説明した、固定線量に対する欠陥アパーチャ補正は、次に、欠陥IELの近傍のIELの線量を増大することにより切り捨て誤差を補償しようとする。
非ゼロ固定線量を有する欠陥アパーチャの更なる補正
非ゼロ固定線量を有するアパーチャ(例えば常時オン誤差)は、露光インターバル外側の材料さえ露光し、常時オン/固定線量と常時オフ誤差との間に反対称性をもたらす。この現象は、2つの部分に分割できる。
第1に、常時オン・アパーチャのアパーチャ画像は、露光インターバル外側のIELを露光する一方で、アパーチャ画像は、IEL上に依然として位置決めされる。このことは、
露光インターバル
残りのインターバル
を設定することによってモデル化できる。
第2に、常時オン・アパーチャによって生成されたビームレットは、(「配置格子」の節で説明したように)ある配置格子から他の配置格子へのビームの再配置中に基板の他の部分を露光する。全てのビームレットは、再配置中にオフに切り替えられるべきであるが、常時オンのビームレットは、依然として基板を露光し、典型的には、この露光は、配置格子位置間で線の形態である。再配置ベクトルは、走査方向の主要成分、全体方向の小成分を有し、各再配置の個々のオフセットの走査方向に直角な成分は、配置格子の完全サイクルの後、互いを相殺する。したがって、常時オン・アパーチャは、PDデバイス内の同じ列に属するアパーチャによって常時オン・アパーチャとして書き込まれた区分内の対象物のみを露光する。
全ての画素から線量B=N×αを減じることによって補正の単純な方法を提案する。Nは、画素を書き込むアパーチャが属するアパーチャ・アレイ列内の欠陥常時オン・アパーチャ数であり、αは事前計算又は実験的に決定されたスケーリング定数である。
11 供給源
14 基板
16 偏光手段
17 停止プレート
20 アパーチャ
30 光学レンズ
31 光学レンズ
101 照光システム
102 PDデバイス
103 投射システム
104 対象物ステーション
201 アパーチャ・アレイ・プレート
202 偏光アレイ・プレート

Claims (10)

  1. ブランキング・アパーチャ・アレイ内の有限数の欠陥を考慮に入れる粒子−光学リソグラフィ装置内の前記ブランキング・アパーチャ・アレイにより、所望パターンを対象物上に露光するための露光パターンを計算する方法であって、前記所望パターンは、対象物上の画像領域内の多数の画像要素から構成され、
    前記ブランキング・アパーチャ・アレイは、複数のブランキング・アパーチャを備え、前記複数のブランキング・アパーチャは、前記ブランキング・アパーチャの相互位置を画定する所定の構成でブランキング・アレイ領域内に配置され、前記各ブランキング・アパーチャは、それぞれの露光インターバル中、前記それぞれのブランキング・アパーチャを通して前記対象物上の対応するアパーチャ画像上に露光される線量値に対して選択的に調節可能であり、前記線量値は、最小値から最大値の間の共通線量インターバル内の値を取り、有限数の欠陥ブランキング・アパーチャを除いて、前記各欠陥ブランキング・アパーチャは、露光インターバル中、それぞれの一定線量値、又は前記共通線量インターバルに適合しない線量インターバルのいずれかを前記対象物の対応するアパーチャ画像上に露光し、
    書込み工程中、露光インターバル・シーケンスが行われ、前記各露光インターバルにおいて、前記ブランキング・アパーチャは、前記対象物上に画像化され、こうして対応する複数のアパーチャ画像を生成し、前記アパーチャ画像の位置は、前記露光インターバル中、前記対象物に対して固定したままにされ、前記画像要素の位置と一致するが、前記露光インターバル間では、前記アパーチャ画像の前記位置は、前記対象物に対して変位され、このようにして、前記対象物上の前記画像領域内の全ての前記画像要素を覆うように前記複数のアパーチャ画像を露光し、
    前記方法は:
    (a)欠陥ブランキング・アパーチャの一覧を準備することであって、前記一覧は、前記一覧に列挙される各欠陥ブランキング・アパーチャに関する情報を含み、前記それぞれの欠陥ブランキング・アパーチャの位置及び一定線量値又は不適合線量インターバルのいずれかを指定する、準備をすること、
    (b)所望パターンを準備し、前記欠陥ブランキング・アパーチャを無視する多数の画像要素上に画定したラスタ・グラフィックスとして名目上の露光パターンを計算することであって、前記名目上の露光パターンは、前記所望パターンの輪郭線を実現する前記対象物上に名目上の線量分布をもたらすのに適し、前記対象物の前記各画像要素に対してそれぞれの名目上の線量値を含む、準備、計算をすること、
    (c)「損傷要素」と呼ばれる、前記欠陥ブランキング・アパーチャのアパーチャ画像によって露光される画像要素を決定すること、
    (d)前記各損傷要素に対して、「補正要素」と呼ばれる一組の画像要素を選択することであって、前記補正要素は、前記対象物上の前記画像領域内の前記それぞれの損傷要素の近傍内に位置するが、前記それぞれの損傷要素とは異なる、選択すること、
    (e)前記各損傷要素に対して、前記補正要素のための補正線量値を計算することであって、前記補正線量値は、前記補正線量値のそれぞれが前記共通線量インターバル内にあるという制約下で、前記補正線量値で計算した前記対象物上の線量分布からの前記名目上の線量分布の偏移の誤差関数を最少にする、計算をすること;
    (f)前記それぞれの補正要素において前記名目上の線量値を前記補正線量値に置き換えることによって、前記書込み工程による前記所望パターンの露光に適した補正露光パターンを前記名目上の露光パターンから生成すること
    を含む、方法。
  2. 前記ステップ(e)は、全ての前記損傷要素に対して一様である事前計算係数を使用することを含み、第1の群の前記各事前計算係数は、前記損傷要素と前記補正要素に関係する組の前記それぞれの補正要素との間の統合された重複部であり、第2の群の前記各事前計算係数は、一組の補正要素内の2つの補正要素間の統合された相互の重複部である、請求項1に記載の方法。
  3. 前記ステップ(d)では、前記補正要素は、前記それぞれの損傷要素に対し最も隣接する補正要素の組、前記それぞれの損傷要素に所定の最大距離まで隣接する補正要素の組のうちの1つから選択され、前記距離は、ユークリッド距離、直線距離又はp−ノルム距離のうち1つを使用して測定される、請求項1又は2に記載の方法。
  4. 前記欠陥ブランキング・アパーチャがそれぞれの一定値を露光する場合の欠陥を有する前記欠陥ブランキング・アパーチャにより生じた前記欠陥要素に関して、前記ステップ(e)の前に、前記それぞれの線量値は、アパーチャ画像が画像要素上に置かれたままになった期間に対する1回の露光インターバル期間の比率に対応する係数との増倍だけ更に増大される、請求項1から3のいずれか一項に記載の方法。
  5. 前記欠陥ブランキング・アパーチャが前記それぞれの一定線量値又は前記共通線量インターバルに適合しない線量インターバルのいずれかを露光する場合の欠陥とは異なる欠陥を有する前記欠陥ブランキング・アパーチャにより生じた前記欠陥要素に関して、前記欠陥は、常時オフ欠陥として処理され、前記それぞれのブランキング・アパーチャは、前記線量インターバルの最小値で作動される、請求項1から4のうちいずれか一項に記載の方法。
  6. 前記ステップ(e)で使用した前記誤差関数は、前記偏移の最小二乗誤差関数であり、前記補正線量値を計算することは、ボックス制約最小二乗アルゴリズムを使用して最小の前記誤差関数について解くことを含み、好ましくは、次元性は、前記それぞれの組内の前記補正要素の数に等しい、請求項1から5のうちいずれか一項に記載の方法。
  7. 前記ステップ(d)は、前記それぞれの損傷要素の位置に対して一様な形状の前記補正要素の組を使用して実施される、請求項1から6のうちいずれか一項に記載の方法。
  8. 前記ステップ(e)の前に、前記ブランキング・アパーチャに個別である増倍係数によって前記それぞれのブランキング・アパーチャに割り当てた値とは異なる線量値の露光を生じさせる、相対線量欠陥を有する前記欠陥ブランキング・アパーチャにより生じた欠陥要素に関して、前記欠陥ブランキング・アパーチャの前記線量値は、前記定数係数の逆数で乗算され、且つこうして得られた前記線量値が前記共通線量インターバルの最大値を超える場合、前記それぞれの欠陥ブランキング・アパーチャは、常時オン欠陥を有するものとして処理される、請求項1から7のうちいずれか一項に記載の方法。
  9. 露光インターバル間では、前記アパーチャ画像の位置は、配置格子シーケンスに従って前記対象物に対して変位され、前記ステップ(d)では、前記配置格子シーケンスは、前記それぞれの損傷要素の位置に対する前記補正要素の組の形状に関して選択され、前記配置格子シーケンス及び前記形状は、任意の前記損傷要素に関して、前記それぞれの組が前記欠陥ブランキング・アパーチャによって露光される画像要素を含まないことを保証する、請求項1から8のうちいずれか一項に記載の方法。
  10. ブランキング・アパーチャ・アレイ内の有限の欠陥数を考慮に入れる粒子−光学リソグラフィ装置内の前記ブランキング・アパーチャ・アレイにより、対象物上に所望パターンを露光するための方法であって、前記所望パターンは、前記対象物上の画像領域内の多数の画像要素から構成され、
    前記ブランキング・アパーチャ・アレイは、荷電粒子ビームにより照光され、前記ブランキング・アパーチャ・アレイは、複数のブランキング・アパーチャを備え、前記複数のブランキング・アパーチャは、前記ブランキング・アパーチャの相互位置を画定する所定の構成でブランキング・アレイ領域内に配置され、前記ブランキング・アパーチャの少なくとも一部の画像は、前記対象物の前記画像領域上に画像化され、
    前記各ブランキング・アパーチャは、それぞれの露光インターバル中、前記それぞれのブランキング・アパーチャを通して前記対象物の対応するアパーチャ画像上に露光される線量値に対して選択的に調節可能であり、前記線量値は、最小値から最大値の間の共通線量インターバル内の値を取り、有限数の欠陥ブランキング・アパーチャを除いて、前記各欠陥ブランキング・アパーチャは、前記露光インターバル中、それぞれの一定線量値を前記対象物上の対応するアパーチャ画像上に露光し、
    書込み工程中、露光インターバル・シーケンスが行われ、前記各露光インターバルでは、前記ブランキング・アパーチャは、前記対象物上に画像化され、こうして対応する複数のアパーチャ画像を生成し、前記アパーチャ画像の位置は、前記露光インターバル中、前記対象物に対して固定したままにされ、前記画像要素の位置と一致するが、露光インターバル間では、前記アパーチャ画像の前記位置は、前記対象物に対して変位され、このようにして、前記対象物の前記画像領域内の全ての前記画像要素を覆うように前記複数のアパーチャ画像を露光し、
    前記書込み工程によって前記対象物上に前記所望パターンを露光する前記露光パターンであって、前記各露光インターバルの間、前記ブランキング・アパーチャに関する前記線量値を含む前記露光パターンは、請求項1から9のうちいずれか一項に記載の方法によって計算される、方法。
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