JP2015155244A - 箱型荷台 - Google Patents

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Akihiko Sugawara
昭彦 菅原
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Abstract

【課題】荷室内に冷凍室及び冷蔵室を設けた場合であっても貨物の収容効率が低下するのを回避し、作業者が冷凍貨物及び温度管理を要しないその他の貨物を取り出す際の作業効率が良好であり、冷凍室及び冷蔵室の冷却効率が良好である、荷台構造を提供する。【解決手段】箱型荷台2の荷室の床部材14から天面パネル12まで延出する後部仕切パネル22と側部仕切パネル24を設けて箱型荷台の前方角部に直方体空間26を形成し、かかる直方体空間を中間仕切パネル28で仕切ることで分割し、上方の空間を冷凍室、下方の空間を冷蔵室とし、冷凍室の側方仕切パネルに、荷室内と連通するドア44を設置する。【選択図】図3

Description

本発明は、荷室内の一部を仕切パネルにより仕切ることで冷蔵室及び冷凍室を装備した直方体形状をなす車両用の箱型荷台に関する。
貨物輸送用の車両であるトラックの荷台として、屋根を備え周囲が密閉された直方体形状の箱型荷台が広く普及している。箱型荷台は通常、天井面及び床面、左右の側壁及び前後面からなる6面体であって、荷台後部には観音開き式の後部ドアが設置され、貨物の積み下ろしは後部ドアを開放して行われる。箱型荷台には、風雨等による貨物の損傷を防止でき、梱包を簡易化できると共に荷崩れの防止も容易である、という利点がある。
また、トラック等による貨物輸送の分野では、温度管理を必要としない通常の貨物の輸送だけでなく、近年の消費生活の多様化に伴って、野菜、魚介類等の生鮮食料品或いは冷凍食品など、傷みやすい貨物の輸送についても需要が増加している。生鮮食料品又は冷凍食品等の輸送には、断熱パネルにより囲まれた密閉式の箱型荷台を搭載し、その荷室内の温度を、冷凍装置等を用いて一定温度に保つ定温輸送車が使用されている。
最近では、小口配達などの利便性追求の観点から、箱型荷台に冷凍装置を装備させ、荷室内に仕切パネルを配置して複数の部屋に分割し、温度管理をしない常温の荷室(以下ではドライ室と言うこともある)と、冷蔵品を保管するのに適した常温より低い室温の冷蔵室と、冷凍品を保管するのに適した冷蔵室より低い室温の冷凍室と、を設けて、通常の貨物と共に冷凍品及び冷蔵品を同時に輸送することができる箱型荷台も一般的に使用されている。このような箱型荷台は、一例として特許第5260451号公報に示されている。
この公報の荷台の構造を図6に示す。車両に架装された箱型荷台102には、床部材114から高さ方向略中間部まで垂直に延びる後部仕切パネル122−1と、床部材114から高さ方向中間部より上方であって天面パネル112より幾分下方の位置まで垂直に延びる後部仕切パネル122−2が設けられる。更に、後部仕切パネル122−1の上端から前面パネル104まで床部材114と平行に延びる上部仕切パネル123−1と、後部仕切パネル122−2の上端から前面パネル104まで床部材114と平行に延びる上部仕切パネル123−2が設けられる。更にまた、上部仕切パネル123−2の進行方向左端縁から床部材114まで垂直に延びる中間仕切パネル128が設けられており、前面パネル104の一部と左側面パネル108の一部と右側面パネル110の一部と共に車両前方部分に空間126が形成されている。そして、中間仕切パネル128より車両進行方向左側部分に冷凍室130、中間仕切パネル128より車両進行方向右側部分に冷蔵室132が形成される。このように箱型荷台の前方部に冷蔵室と冷凍室とが左右に並んで配置され、それ以外の部分がドライ室となっている。
箱型荷台102の後部には観音開き式の後部ドア106を備えており、後部ドア106を開放することで荷室外から荷室内に作業者が進入することができる。上部仕切パネル123−1にはドア144があり、作業者は荷室内(即ちドライ室146)から冷凍室130内に保管された冷凍品を取り出すことができる。また、左側面パネル108にはドア116があり、作業者は荷室外からであっても冷凍室130内の冷凍品を取り出すことができる。
特許第5260451号公報
しかしながら、上記特許文献1に開示されている箱型荷台においては、以下のような問題がある。
第一に、荷室内における冷凍室及び冷蔵室の上方がデッドスペースとなり貨物の収容効率が低い。特に荷室内において冷凍室の上面にドアが設置されていることに起因して実質的に冷凍室の上面には貨物をおくことができない。第二に、作業者が冷凍室から冷凍貨物を取り出す際には、作業者が運転席から降車した後に運転席と反対側面に移動するか、或いは、作業者が運転席から降車した後に荷台の後部ドアまで移動することが必要であり、冷凍貨物の積み降ろし作業にかかる作業効率が悪い。同様に、温度管理を要しないその他の貨物を取り出す際にも、作業者は運転席から降車した後に荷台の後方扉まで移動する必要であり、温度管理を要しないその他の貨物の積み下ろし作業にかかる作業効率も悪い。
さらに、冷凍装置を用いて冷凍室及び冷蔵室を温度管理するには、構造上、所謂エバポレータを冷凍室及び冷蔵室の室内に各々設置して冷凍室及び冷蔵室を所望の室温にコントロールするか、又はエバポレータを冷凍室に設置すると共に冷凍室から冷蔵室に冷却空気横方向に送出することで冷凍室及び冷蔵室を所望の室温にコントロールする、こととなる。しかしながら、前者の場合であっては、冷凍装置の冷凍能力を実施的に分割することに起因して相対的に冷凍能力が低下してしまう、後者の場合であっては、冷凍室から冷蔵室へ横方向に冷却空気を移動させるための冷却空気循環手段を要し、何れの場合も冷却効率が低い。
本発明は上記事実に鑑みてなされたものであって、その技術的課題は、荷室内に冷凍室及び冷蔵室を設けた場合であっても貨物の収容効率が低下することを回避し、作業者が冷凍貨物及び温度管理を要しないその他の貨物を取り出す際の作業効率が良好であり、冷凍室及び冷蔵室の冷却効率も良好となる荷台構造を提供することである。
上記の課題に鑑み、本発明は、箱型荷台の荷室の床面から天井面まで延出する後部仕切パネルと側部仕切パネルを設けて箱型荷台の前方角部に直方体空間を形成し、かかる直方体空間を中間仕切パネルで仕切ることで分割し、上方の空間を冷凍室、下方の空間を冷蔵室とし、冷凍室の側部仕切パネルに荷室内と連通するドアを設置するものである。
即ち、本発明によれば、荷室内の一部に冷蔵室及び冷凍室を装備し直方体形状をなす車両用の箱型荷台であって、
該箱型荷台の荷室内には、床面から天井面まで延出し該箱型荷台の前面と平行に置かれた後部仕切パネルと、床面から天井面まで延出し該箱型荷台の側面と平行に置かれた側部仕切パネルとを設けて、該箱型荷台の前方角部に直方体空間を形成し、且つ、
該直方体空間を該箱型荷台の床面と平行に置かれた中間仕切パネルにより上下に分割して、上方の空間を該冷凍室、下方の空間を該冷蔵室とすると共に、
該冷凍室の該側部仕切パネルに該荷室内と連通するドアを設置した、
ことを特徴とする箱型荷台が提供される。
本発明においては、次のような実施態様を採ることが可能である。
該側部仕切パネルの該ドアと対向する該箱型荷台の側壁には、該荷室と連通するドアが設置されているのが好ましい。該冷蔵室には該荷室の外部と連通するドアを設置することができる。更にまた、該冷凍室の該側部仕切パネルに設置された該ドアは該荷室に観音開き式であってもよい。該荷室内において該冷蔵室及び該冷凍室を除く領域には、荷物棚を設置することができる。該中間仕切パネルには冷却空気循環手段を設置することが好ましい。
本発明の箱型荷台においては、床面から天井面まで延出する後部仕切パネルと、床面から天井面まで延出する側部仕切パネルとを設けて箱型荷台の前方角部に直方体空間が形成される。この直方体空間を中間仕切パネルにより上下に分割して、上方の空間を冷凍室、下方の空間を冷蔵室とする。つまり、本発明では、箱型荷台の前方角部に床面から天井面まで延びる直方体空間内に冷凍室及び冷蔵室を画成することにより、冷凍室及び冷蔵室の上方にデッドスペースが生じることなく貨物を効率的に収容することができる。
更に、冷凍室が冷蔵室の上方に位置するため、冷凍室と冷蔵室とが自然対流により冷凍室及び冷蔵室を良好な冷却効率で温度管理することができる。
そして、本発明では、冷凍室の側部仕切パネルに荷室内と連通するドアを設置したことにより、冷凍室から冷凍貨物を取り出す際には直射日光の当たらない荷室内で行うこととなり、冷凍貨物が直射日光を受けて品質の劣化を来たすのを回避することができる。
側部仕切パネルのドアと対向する箱型荷台の側壁に荷室と連通するドアを設置した場合には、作業者は冷凍室の側部仕切パネルに設置されたドアと対向する箱型荷台の側壁に設置されたドアから荷室内に進入することができるようになり、貨物の積み降ろし作業において良好な作業効率で冷凍貨物及び温度管理をしないその他の貨物を取り出すことができる。
本発明の箱型荷台を備えた車両を左側前方から見た概要を示す斜視図。 図1に図示する車両を右側後方から見た概要を示す斜視図。 本発明の箱型荷台の好適実施形態を示す平面断面図。 図4に図示する箱型荷台の側面断面図。 図5に図示する箱型荷台の正面断面図。 冷凍室と冷蔵室とドライ室とを有する従来の箱型荷台の一例を示す図。
以下、本発明に従って構成された箱型荷台の好適実施形態を図示している添付図面を参照して、更に詳細に説明する。
まず、本発明の箱型荷台を備えた車両を図示している図1及び図2を参照して説明すると、全体を番号2で示す箱型荷台はトラック等の貨物搬送用車両の後部に載架される。
図1及び図2と共に図3乃至図5を参照して説明を続けると、箱型荷台2は、前面パネル4と、後面ドア6と、左側面パネル8と、右側面パネル10と、天面パネル12と、床部材14と、からなる直方体形状として構成される。後面ドア6は、後部フレームに嵌め込まれた2枚のドア板からなり、各々のドア板は、その外側縁が後部フレームの左右の柱部と適宜のヒンジ手段により接続されていて、箱型荷台2の外側に向かって水平方向に開く観音開き式のドア構造である。
図1及び図2より明確に理解されるとおり、左側面パネル8における前方下部には後述する冷蔵室へ連通する比較的小さいスライドドア16が設置されていると共に、右側面パネル10における前方には荷室内に連通する比較的大きいスライドドア18が設置されている。スライドドア16及びスライドドア18はいずれも周知のスライドドアであってよく、本明細書においてはその詳細についての記載を省略する。図1と共に図3並びに図4より明確に理解されるとおり、前面パネル4の外側上端部には、後述するエバポレータと協働して冷凍装置を構成するコンデンサ20が設置されている。
図3及び図4に示すとおり、本発明では、箱型荷台2の荷室内には、床面から天井面まで延出し箱型荷台2の前面と平行に置かれた後部仕切パネル22と、床面から天井面まで延出し箱型荷台2の側面と平行に置かれた側部仕切パネル24と、を設けて箱型荷台2の前方角部に直方体空間26が形成されている。図示の実施形態においては、後部仕切パネル22及び側部仕切パネル24は共に断熱パネルである。図3と共に図4より明確に理解されるとおり、後部仕切パネル22は、平面図において左側面パネル8の長手方向略中間部から前面パネル2と平行に、右側面パネル10から所定距離だけ手前まで延出している。図3と共に図5より明確に理解されるとおり、側部仕切パネル24は、平面図において前面パネル4の長手方向略中間部より幾分右側面パネル10側の位置から右側面パネル10と平行に、右側面パネル10の長手方向中間部まで延出している。つまり、直方体空間26は前面パネル4の一部と左側面パネル8の一部と床部材14の一部と天面パネル12の一部と後部仕切パネル22と側部仕切パネル24とで囲まれている。そしてまた、直方体空間26は右側面パネル10から作業者が通行することができる程度に離隔している。
本発明では、直方体空間26を箱型荷台2の床面と平行に置かれた中間仕切パネル28により上下に分割して、上方の空間を冷凍室30、下方の空間を冷蔵室32とする。図示の実施形態においては、断熱パネルである中間仕切パネル28が直方体空間26内において床部材14と平行に、図示しない着脱可能な固定具により上下方向に移動自在に設置されており、中間仕切パネル26より上方の空間に冷凍室30、下方の空間に冷蔵室32が各々画成されている。これにより、冷凍室30及び冷蔵室32の上方にデッドスペースが生じることなく貨物を効率的に収容することができる。更に、冷凍室30と冷蔵室32に保管する貨物の割合に応じて適宜中間仕切パネル26を上下に移動することで、冷凍室30及び冷蔵室32の容量を変えることができる。
また、図3乃至図5に示すとおり、直方体空間26内における、左側面パネル8と、天面パネル12と、床面部材14と、の内側には付加断熱パネル34が適宜の固定手段により設置されているとともに、前面パネル4は全体が断熱パネルからなる。これにより、冷凍室30及び冷蔵室32を冷却した場合であっても、断熱パネルでない前面パネル4と、左側面パネル8と、天面パネル12と、床部材14と、から外気温度が冷凍室30及び冷蔵室32に進入してしまい、冷凍室30及び冷蔵室32の室内温度が上昇してしまうことが回避される。所望ならば、前面パネル4を断熱パネルとすることにかえて、前面パネル4を非断熱パネルにするとともに、直方体空間26内における前面パネル4の内側に付加断熱パネル34を適宜の固定手段により設置してもよい。
冷凍室30における、天面パネル12の内側前方左側にはエバポレータ36が設置されている。エバポレータ36は、冷凍室30の前面パネル4に設けられた図示しない開口を通じてコンデンサ20と接続されており、コンデンサ20から供給される冷媒を蒸発させることで冷凍室内の温度を例えば−20度程度まで下げる熱交換器である。かようなコンデンサ及びエバポレータは周知の冷凍装置であってよく本明細書ではその詳細な記載については省略する。
図4及び図5を参照して説明を続けると、中間仕切パネル28には冷却空気循環手段が設置されている。図示の実施形態においては、冷却空気循環手段は、中間仕切パネル28の前方端部にて前面パネル4と平行に延びる冷却空気出口スリット38と、中間仕切パネル28の後方端部にて前面パネル4と平行に延びる戻り口スリット40と、冷却空気出口スリット38の僅かに下方で冷蔵室32の中心を向いた4個のファン42と、により構成されている。エバポレータ36から冷凍室30内に放出された冷却空気は自然対流により、冷凍室30の下方に滞留すると共に、中間仕切パネル28に形成された冷却空気出口スリット38からファン42を介して冷蔵室32内に進入し、冷蔵室32内を冷却する。一方、冷却空気出口スリット38から冷却空気が冷蔵室32に進入したことにより比較的温度の高い冷蔵室32内の空気の一部が戻り口スリット40から冷凍室30内に進入する。従って、ファン42の出力を制御することで冷凍室30から冷蔵室32への冷却空気の流入量を調整することができ、冷凍室30内の温度を例えば−20℃程度、冷蔵室32内の温度を例えば+5℃程度とすることができる。この時、自然対流によりファン42の消費電力は、冷却空気を横方向に移動させる場合と比較して節約することができ、冷却効率を良好にすることができる。
本発明では、冷凍室30の側部仕切パネル24に荷室内と連通するドア44が設置されている。図示の実施形態においては、ドア44は横長矩形形状であって、荷室内側、即ち右側面パネル10側、に水平方向に開く観音開き式ドアであり、側部仕切パネル24の後方上部で右側面パネル10と対向して位置する。所望ならば側部仕切パネル24に設置されるドアはスライド式等他の機構のドアであってもよい。
箱型荷台2の荷室内において冷凍室30及び冷蔵室32を除く領域には、荷物棚が設置されているのが好ましい。図示の実施形態においては、図3乃至図5に図示するとおり、箱型荷台2の荷室内の冷凍室30及び冷蔵室32を除く領域、即ち温度管理をしていないドライ室46、において、前面パネル4の内面に3段、左側面パネル8の内面に3段ずつ3列、右側面パネル10の内面に3段ずつ2列、夫々の壁側に折りたたみ自在である荷物棚48が設置されている。かような荷物棚48は周知の棚であってよく、本明細書においてはその詳細についての記載を省略する。
次に、上述したとおりの箱型荷台2の使用態様について説明する。コンデンサ20及びエバポレータ36を作動して、冷凍室30の室内温度を−20℃程度、冷蔵室32の室内温度を+5℃程度に設定する。かかる状態にして、輸送すべき貨物のうち、冷凍貨物は冷凍室30の室内に、冷蔵貨物は冷蔵室32の室内に、温度管理を必要としないその他の貨物は荷室内に、夫々保管する。
輸送先で作業者が運転席から冷凍貨物を取り出す際には、作業者は運転席のドア、即ち車両前方右側に形成されているドア、より車外に一旦出た後に車両右側を後方に移動すると共に、箱型荷台2の右側面パネル10に形成されたスライドドア18をスライドして開け、荷室に進入する。しかる後に側部仕切パネル24に設置されたドア44を手前、即ち右側側面パネル10側、に開けることで、冷凍室30内に冷凍状態で保管されている冷凍貨物を取り出すことができる。
このように、冷凍貨物の積み下ろしは右側面パネル10と直方体空間26との間、即ちドライ室46内、で行われるために、直射日光が冷凍貨物に当たって温度が上昇することが確実に回避され、冷凍食品等の品質維持にも資することとなる。また、スライドドア18を設置することによって作業者は後面ドア6まで迂回する必要がなくなり作業効率が改善される。
輸送先で作業者が運転席から冷蔵貨物を取り出す際には、作業者は運転席のドア、即ち車両前方右側に形成されているドア、より車外に一旦出た後に車両左側に移動すると共に、箱型荷台2の左側面パネル8に形成されたスライドドア18をスライドして開けることで、冷蔵室32内に冷蔵状態で保管されている冷蔵貨物を取り出すことができる。
輸送先で作業者が運転席から温度管理を必要としないその他の貨物を取り出す際には、作業者は運転席のドア、即ち車両前方右側に形成されているドア、より車外に一旦出た後に車両右側を後方に移動すると共に、箱型荷台2の右側面パネル10に形成されたスライドドア16をスライドして開け、荷室(ドライ室46)に進入することで、荷物棚48に保管された温度管理を必要としないその他の貨物に到達することができる。この時、取りだす貨物が比較的小さい場合には作業者は貨物をスライドドア18から持ち出すことができるため、後面ドア6から貨物の積み下ろしを行う場合に比べて作業効率が大幅に改善されることとなる。
以上、本発明に従って構成された箱型荷台の好適実施形態について添付図面を参照して詳細に説明したが、本発明に従って構成された箱型荷台はこれに限定されるものではなく、実施例に対し種々の変形が可能であることは明らかである。例えば、上述した本発明においては直方体空間26を車両前方左側角部に形成せしめたが、これを車両前方右側角部に形成させてもよい。
2:箱型荷台
22:後部仕切パネル
24:側部仕切パネル
26:直方体空間
28:中間仕切パネル
30:冷凍室
32:冷蔵室

Claims (6)

  1. 荷室内の一部に冷蔵室及び冷凍室を装備し直方体形状をなす車両用の箱型荷台であって、
    該箱型荷台の荷室内には、床面から天井面まで延出し該箱型荷台の前面と平行に置かれた後部仕切りパネルと、床面から天井面まで延出し該箱型荷台の側面と平行に置かれた側部仕切りパネルとを設けて、該箱型荷台の前方角部に直方体空間を形成し、且つ、
    該直方体空間を該箱型荷台の床面と平行に置かれた中間仕切りパネルにより上下に分割して、上方の空間を該冷凍室、下方の空間を該冷蔵室とすると共に、
    該冷凍室の該側部仕切りパネルに該荷室内と連通するドアを設置した、
    ことを特徴とする箱型荷台。
  2. 該側部仕切パネルの該ドアと対向する該箱型荷台の側壁には、該荷室と連通するドアが設置されている、請求項1に記載の箱型荷台。
  3. 該冷蔵室には該荷室の外部と連通するドアが設置されている、請求項1又は2に記載の箱型荷台。
  4. 該冷凍室の該側部仕切パネルに設置された該ドアは該荷室に観音開き式である、請求項1乃至3のいずれかに記載の箱型荷台。
  5. 該荷室内において該冷蔵室及び該冷凍室を除く領域には、荷物棚が設置されている、請求項1乃至4のいずれかに記載の箱型荷台。
  6. 該中間仕切りパネルには冷却空気循環手段が設置されている、請求項1乃至5のいずれかに記載の箱型荷台。
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