JP3056387B2 - 冷凍車用荷箱 - Google Patents

冷凍車用荷箱

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JP3056387B2
JP3056387B2 JP30174694A JP30174694A JP3056387B2 JP 3056387 B2 JP3056387 B2 JP 3056387B2 JP 30174694 A JP30174694 A JP 30174694A JP 30174694 A JP30174694 A JP 30174694A JP 3056387 B2 JP3056387 B2 JP 3056387B2
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孝充 坂井
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  • Cold Air Circulating Systems And Constructional Details In Refrigerators (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、バントラック、バント
レーラ等貨物自動車の冷凍物運搬用荷箱の構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】冷凍食品やチルド食品は、冷凍物運搬用
荷箱を備えたバントラックあるいはバントレーラ等貨物
自動車によて運搬される。冷凍物運搬用の荷箱は、例え
ば実開平4ー46682号公報に示されているように、
断熱材により構成された壁面、床面、天井により囲まれ
た荷箱の内部にエバポレータを配設するとともに、荷箱
の外部に冷凍用コンデンサユニットを配設し、該冷凍用
コンデンサユニットにより冷却された冷媒をエバポレー
タに送り込み、ここで蒸発する冷媒が荷箱内の熱を奪っ
て荷箱内の温度を下げるような仕組となっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記公開公報に示され
ている冷凍物運搬用の荷箱は、荷箱内の容積利用率を高
めるためにエバポレータを庫内の前壁に沿わせるように
設けている。このような構造を採れば庫内を立方形状と
して利用できるため、段ボール箱のような積み荷に対し
ては容積利用率を向上させることができる。しかしなが
ら、依然としてエバポレータが荷箱内に存在するため、
該エバポレータの存在する分だけ荷箱内の容積が減るこ
とになる。このような不都合を避けるため、上記公開公
報の第9図或いは実開平4ー43778号公報に示され
ているように、エバポレータを荷箱の前壁上端から突出
させた小室内に収納するような試みもなされているが、
このような方法では、前壁部分から突出する特殊な小部
屋を設けなければならないため、荷箱の製造費が嵩むな
どの不都合を生じる。また、後壁面に荷役用の扉を有す
るものでは、荷役中に扉を開け放した時、庫内の冷気が
外部に逃げ去るという不都合もある。
【0004】本発明は、上記のような技術的な不都合を
解消しようとするものであり、その目的は、バントラッ
ク、バントレーラ等貨物自動車の冷凍物運搬用荷箱の構
造において、エバポレータを荷箱の内部に設けても荷箱
内の容積利用率が低下しないような冷凍車用荷箱を提供
することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述の本願発明の目的を
達成するために、本願の請求項1に係る発明では、周囲
の六面を断熱構造からなる壁面により囲繞した車両搭載
の冷凍用荷箱において、前記周囲六面の内少なくとも天
井、前壁、側壁の壁面は、外側の金属板の内側に合成樹
脂発泡材からなる断熱層を設け、該断熱層の内側に板部
材を設けた三層構造を有し、該断熱層には外側の金属板
との間に合成樹脂発泡材を残して窪みを形成し、該窪み
面は前記板部材から延びる板材が貼着され、該窪みに冷
凍設備用のエバポレータを配設して該エバポレータの外
面が壁面とほぼ同一平面から突出しない位置に配置する
とともに、該壁面には、該窪みと連通する空気流通用の
溝を形成したことを特徴とする冷凍車用荷箱。を提供す
る。本願の請求項2に係る発明では、請求項1に係る発
明において、前記壁面は、荷箱の前壁部分であることを
特徴とする冷凍車用荷箱を提供する。本願の請求項3に
係る発明では、請求項1に係る発明において、前記壁面
は、荷箱の側壁部分であることを特徴とする冷凍車用荷
箱を提供する。本願の請求項4に係る発明では、請求項
1に係る発明において、前記壁面は、荷箱の天井部分で
あることを特徴とする冷凍車用荷箱を提供する。本願の
請求項5に係る発明では、請求項1または請求項2また
は請求項3または請求項4において、前記窪みとこれに
設けられたエバポレータは壁面の複数箇所に設けられて
いることを特徴とする冷凍車用荷箱を提供する。
【0006】
【作用】エバポレータの外面が壁面とほぼ同一平面から
突出しないかこれより内側の位置に配置されているの
で、荷箱の内面には内方向に突出するものがなく、した
がって、エバポレータを荷箱の内部に設けたにもかかわ
らず、荷箱内の容積利用率が低下しない。
【0007】
【実施例】次に本発明の一実施例を、図面を用いて詳細
に説明する。図1はトラックに冷凍用荷箱を付設したバ
ン型トラックの側面図であり、図2は同上面図であり、
荷箱のみを破断して示している。これら図1および図2
において、1はトラックであり、そのキャビン2の後方
には荷台3が設けられている。荷台3の上部には荷箱4
が付設されている。この荷箱4は、前壁5、後壁6、側
壁7、天井8、床面9を持ち、このうち前壁5および側
壁7はコルゲートを施した薄い金属板の内側に合成樹脂
発泡材からなる断熱層を配し、その内側にアルミニウム
などの金属板、合成樹脂板あるいは木板を張設した構造
を有するもので、従来から知られた構造である。後壁6
には断熱構造の扉が設けられているが、周知の構造であ
るので、図には示されてはいない。床面9は荷台上に配
設された金属板の上に合成樹脂発泡材からなる断熱層を
配しその上に木板あるいは金属板を敷設し、その上に複
数本のレール10を荷箱4の長手方向に、間隔を設けて
配設されている。
【0008】天井8は、必要により荷箱4の長手方向に
コルゲートを施した薄い金属板11の内側に合成樹脂発
泡材からなる断熱層12を配し、その内側に合成樹脂板
あるいは木板13を張設した構造を有する。天井8の前
端部には断熱層12を薄く形成して形成された窪み14
が設けられている。図3は該窪み14部分を拡大して示
した部分断面図である。該窪み14の中には、薄型に形
成されたエバポレータ15が取付けられている。また、
天井8には空気流通用の溝16が複数本必要に応じて設
けられる。
【0009】エバポレータ15は薄い平板状の電動機に
より駆動される薄型の送風機が用いられ、また冷媒の気
化機部分も薄型に形成されていて、実質的な厚みはほぼ
8cm以内に納まる。従って、天井8の厚みを12cm
とすれば、エバポレータ15の上面から天井8の外板で
ある金属板11までの厚みSは4cmとなり、エバポレ
ータ15の下面(外面)はほぼ天井8の内面と同一平面
となり、かつ十分な断熱動作を確保できる。荷箱4の前
壁5の上端にはコンデンサユニット17が取付けられて
いる。また該コンデンサユニット17とエバポレータ1
5間の冷媒の配管および電気配線は天井8の断熱層12
中に埋設されている。
【0010】つぎに上記実施例の動作を述べれば、まず
荷箱4の内部にパレットに収められた荷物19が点線に
示す位置に積載されていたとする。パレットはほぼ立方
体形状であるため、荷箱4内の空間いっぱいに積載され
る。勿論エバポレータ15の下面においても、パレット
に収められた荷物19は天井の下面いっぱいのレベルに
まで効率よく積載される。この状態で冷凍装置を動作さ
せると、コンデンサ17が動作を開始し、冷媒がエバポ
レータ15に送られ、蒸発する。エバポレータ15内の
送風機が動作して、荷箱4内の暖かい空気をエバポレー
タ15内に運び、十分に冷やされた空気が荷物19間の
隙間を通り、矢印方向にエバポレータ15から荷箱4内
に吹き出され、内部を冷却する。
【0011】図5は本発明の次の実施例を示す側面図で
あり、荷箱のみを破断して示してある。なお、図5にお
いて、図1乃至図4と同一部分には同一符号を付し、そ
れらの説明は省略する。
【0012】冷凍物運搬用の荷箱で品物を輸送する場
合、チルド食品と冷凍食品のように庫内温度の異なる品
物を1台の荷箱で輸送する場合がある。図5はこのよう
な場合に使用される実施例を示している。この実施例で
は荷箱4の天井8の前端および後端に2つの窪み14が
設けられており、それら2つの窪み14の中にはそれぞ
れエバポレータ15、15が前記実施例と同様に取付け
られている。この実施例も同様、エバポレータ15は薄
型に形成されていて、エバポレータ15の下面はほぼ天
井8の内面と同一平面となり、かつ十分な断熱動作を確
保できる。18は荷箱4の内部を2つの部屋に区切る仕
切り壁である。もちろんこの実施例においてはエバポレ
ータ15、15から吹き出される冷気はそれぞれの部屋
内を循環する。
【0013】上記2つの実施例では、いずれもエバポレ
ータを天井に配置しているが、エバポレータの取付け位
置は天井に限ることなく、壁の厚みさえ確保できれば、
例えば前壁でもよく、また側壁でも良い。
【0014】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本願の請求
項1、2、3、4に係る発明は、周囲の六面を断熱構造
からなる壁面により囲繞した車両搭載の冷凍用荷箱にお
いて、前記周囲六面の内少なくとも天井、前壁、側壁の
壁面は、外側の金属板の内側に合成樹脂発泡材からなる
断熱層を設け、該断熱層の内側に板部材を設けた三層構
造を有し、該断熱層には外側の金属板との間に合成樹脂
発泡材を残して窪みを形成し、該窪み面は前記板部材か
ら延びる板材が貼着され、該窪みに冷凍設備用のエバポ
レータを配設して該エバポレータの外面が壁面とほぼ同
一平面から突出しない位置に配置するとともに、該壁面
には、該窪みと連通する空気流通用の溝を形成したの
で、壁面の外側に何ら突出部分を設けることなく、壁面
内にエバポレータを収納できると共に、その壁面に冷気
を流通させる溝までも構成している。このことは、冷凍
用荷箱の外側容積を大きくすることなく、内部の容積を
十分に活用できるとともに、冷気の流通が良好になるの
で、冷凍むらも生ぜず、効率のよい冷凍用荷箱を得るこ
とができる。を提供する。本願の請求項5に係る発明
は、前記窪みとこれに設けられたエバポレータは壁面の
複数箇所に設けられているので、更に冷凍むらも生ぜ
ず、効率のよい冷凍用荷箱を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】トラックに冷凍用荷箱を付設したバン型トラッ
クの側面図である。
【図2】トラックに冷凍用荷箱を付設したバン型トラッ
クの上面図である。
【図3】窪み14部分を拡大して示した部分断面図であ
る。
【図4】天井の部分断面図である。
【図5】本発明の第2の実施例を示す側面図である。
【符号の説明】
1・・・・・トラック 2・・・・・キャビン 3・・・・・荷台 4・・・・・荷箱 5・・・・・前壁 6・・・・・後壁 7・・・・・側壁 8・・・・・天井 9・・・・・床面 10・・・・・レール 11・・・・・金属板 12・・・・・断熱層 13・・・・・合成樹脂板、木板 14・・・・・窪み 15・・・・・エバポレータ 16・・・・・溝 17・・・・・コンデンサユニット 18・・・・・仕切り壁 19・・・・・荷物

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】周囲の六面を断熱構造からなる壁面により
    囲繞した車両搭載の冷凍用荷箱において、 前記周囲六面の内少なくとも天井、前壁、側壁の壁面
    は、外側の金属板の内側に合成樹脂発泡材からなる断熱
    層を設け、該断熱層の内側に板部材を設けた三層構造を
    有し、該断熱層には外側の金属板との間に合成樹脂発泡
    材を残して窪みを形成し、該窪み面は前記板部材から延
    びる板材が貼着され、該窪みに冷凍設備用のエバポレー
    タを配設して該エバポレータの外面が壁面とほぼ同一平
    面から突出しない位置に配置するとともに、該壁面に
    は、該窪みと連通する空気流通用の溝を形成したことを
    特徴とする冷凍車用荷箱。
  2. 【請求項2】前記壁面は、荷箱の前壁部分であることを
    特徴とする請求項1に記載の冷凍車用荷箱。
  3. 【請求項3】前記壁面は、荷箱の側壁部分であることを
    特徴とする請求項1に記載の冷凍車用荷箱。
  4. 【請求項4】前記壁面は、荷箱の天井部分であることを
    特徴とする請求項1に記載の冷凍車用荷箱。
  5. 【請求項5】前記窪みとこれに設けられたエバポレータ
    は壁面の複数箇所に設けられていることを特徴とする請
    求項1乃至請求項4の何れか1に記載の冷凍車用荷箱。
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