JP2586241Y2 - 車輌搭載用組合せ搬送庫 - Google Patents

車輌搭載用組合せ搬送庫

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JP2586241Y2
JP2586241Y2 JP1992048964U JP4896492U JP2586241Y2 JP 2586241 Y2 JP2586241 Y2 JP 2586241Y2 JP 1992048964 U JP1992048964 U JP 1992048964U JP 4896492 U JP4896492 U JP 4896492U JP 2586241 Y2 JP2586241 Y2 JP 2586241Y2
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vehicle
cabin
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JP1992048964U
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JPH0595895U (ja
Inventor
千鶴子 大滝
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千鶴子 大滝
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本願考案は,車輌搭載用組合せ搬
送庫に関し,更に具体的には,保冷又は保温下での搬送
庫として,車輌の荷台あるいは車室の大きさ,又は,積
み込む荷物の多寡等に応じて組合せ可能なカセットパッ
ケージの構成に関する。
【0002】
【従来の技術】現今の物流,流通業界において,消費者
ニーズの多様化並びに直接配達などのために,取り扱い
商品が多様になる一方で,個々の配送量が少量化する傾
向にある。
【0003】ところで,従来,生鮮食品あるいは半加工
食品などの運搬に用いられている保冷車では,少量化し
た商品を運ぶには,収納容量の1/3程度あるいはそれ
以下を使用するのみで,そのために,無駄が多く搬送経
費が高くつく傾向にある。しかも,搬送中の保管状態も
多様化するにあっては,例えばコールド(冷凍),チル
ド(冷蔵)あるいはホット(温蔵)などのいくつかの異
なる保管状態が要求され,これに対処するには各種機会
能力別の各専用車を用意しなげればならず,極めて不便
であった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】そこで,本考案は,こ
の問題点の解決のために,収納容量が小さく,しかも,
その容量の加減ができて,かつ,搬送中の保管状態に合
せて能力の異なる機械能力を備えた簡便な搬送庫を提供
することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】しかして,本考案は,冷
凍・冷蔵・温蔵のための各熱交換器を備えた各機能別機
器を選択的に組付けた機械室本体と,荷物を収納する各
筒型のカセットパッケージと,該カセットパッケージと
並列側の面が同型の各筒からなる調整用キャビン及び扉
付き後壁とを夫々分離して構成し,かつ,これ等を順列
並列下に一体に接続して,車室あるいは荷台に積載可能
に構成することを第1の特徴とする。
【0006】更に,前記カセットパッケージ及び調整用
キャビンの側壁の一部に開き扉を設けてなることを第2
の特徴とする。
【0007】
【作 用】本考案において,他と分離独立して構成され
た機械室本体には,冷凍,冷蔵あるいは保温のための各
機能別機器の内の一つまたは幾つかを選択的に予め組付
けておく。この選択は使用者の必要に応じて決定され
る。更に,所定の規格の大きさに構成したカセットパッ
ケージを先の機械室本体に並列配置して,車輌の荷台又
は車室に積載して,後壁と合せて,これ等を一体に接合
する。
【0008】これによって,一方の端に機械室を備えた
密閉された搬送庫が出来上がる。そして,これは運送時
等の庫内に荷物を納めた状態で,これ等荷物の保管目的
に合せて,機械室の組付け機能別機器の内の一つを作動
させることによって,保冷庫又は温蔵庫として機能す
る。この機能はその時々の搬送時ごとに,荷物の保管状
態に合せた組込み機器の切換作動により発揮出来る。
【0009】また,規格化された大きさの機械室本体及
びカセットパッケージの組付け大きさ(荷物収容容積)
が不足しているとき,荷台又は車室に載置スペースに余
裕がある範囲内で,調整用キャビンを補足接続すること
によって,容積を補うことが出来る。
【0010】そして,この搬送庫への荷物の出し入れ
は,通常,後壁に設けた扉の開放によって行うが,本考
案においては,小口の出し入れをカセットパッケージ及
び調整用キャビンの側壁に設けた開き扉から行うことが
出来るので,作業能率の向上と庫内保管状態の安定を計
る上で有効である。
【0011】
【実施例】図1は本考案の一実施例を示す分解斜視図
で,箱型の四周側を囲い,前後壁が開放された機械室本
体1には,保冷用熱交換器,冷蔵用熱交換器あるいは保
温用熱交換器の内の任意の一つ又は数種を必要に応じて
選択的に組付けてある。なお,開放された前後壁の内,
前壁側には金網等を施し,後壁側には各熱交換器からの
空気吹き出し口等を配置してある。
【0012】同じく箱型で,特に前後面の形状を前記機
械室本体1のそれと同型に構成してカセットパッケージ
2が,四周側の囲い壁を断熱加工壁によって形成してあ
る。そして,開放された前後壁面の内,後壁面側に取付
ける壁板3を断熱加工壁によって構成してある。そし
て,この壁板3には,観音開き等からなる開放面積の広
い開放扉4(図3参照)を設けてある。
【0013】5は容量調整用のキャビンで,箱型の厚み
幅の異なる前記カセットパッケージ2と同型の構造から
なり,その厚み幅を異にする幾つかの種類が用意され
て,図1に示す如く,該カセットパッケージ2と前記壁
板3との間に並列に介在させて,これ等を前記機械室本
体1と共に一体に連結して,密閉された搬送庫を形成す
るようにしてある。
【0014】そして,この各筐体の連結及び壁板3の取
付けに際しては,必要に応じて連結当接間にゴム帯等の
シール材を介在させて,周知の連結金具を用いて,これ
等と一体に接続するようにしてある。
【0015】このように構成された搬送庫は,図2及び
図3に示すように,ワンボックスカー等の軽あるいは小
型車から中型のバンタイプ車に至るまで載置出来ると共
に。図示してはないが,中型トラックの荷台に幌付き部
分と組合せる等して載置することも可能である。
【0016】ところで,本考案においては,前記カセッ
トパッケージ2及び調整キャビン5の側壁の一部に開き
扉6を設けて,車載時に小口荷物の出し入れを,これに
より行い得るようにしてある。
【0017】このような構成よりなる組合せ搬送庫によ
れば,その機械室本体1内に取扱う荷物の種類(搬送時
の保管状態)に応じて,それ等に必要な種類の機能別機
器の一つ又は数種を組付けて,それ等を切換えて適時作
動可能に組付けてあるので,使用する車輛の車室内の広
さ等に応じて,規格化された大きさのカセットパッケー
ジ2に適宜な大きさの調整用キャビン5を組合せて接続
した状態で,前記の機能別機器の一つを作動させること
によって,搬送庫は保冷庫又は保温庫として機能する。
【0018】
【考案の効果】このように,本考案搬送庫によれば,夫
々分離した機械室本体とカセットパッケージとを並列
(水平の向き)に並べた状態で接続するので,車輛の荷
台あるいは車室のスペースの活用効率が良くて,積み上
げタイプに比べて搬送庫載置のためのデッドスペースを
少なくすることが出来る。また,機械室本体には予め必
要な機能別機器を配置するので,その選択稼働により,
搬送庫に必要な機能を発揮させることが出来ると共に,
水平配置により熱交換のための空気窓(前方側の開放
窓)を広く採ることが出来て,性能並びに能率の向上が
期待出来る。
【0019】更に,荷物容積の拡張などの必要に応じ
て,カセットパッケージと調整用キャビンとの選択組合
せで対応することが出来,その結果,荷物の能率的並び
に経済的な搬送が可能である。
【0020】そして,本考案搬送庫は,その特異な機能
別機器の選択作動と,組合せキャビン構成とによって,
夫々の機能別専用車を必要とすることなく,小型車から
各種車輛まで,比較的簡便に使用することが出来て,そ
の経済効果が極めて顕著である。
【0021】また,カセットパッケージ及び調整用キャ
ビン等の側壁に設けた開き扉によって,庫内の収容貨物
の小口の出し入れが出来て,作業上並びに庫内の保管温
度の安定を計る上で極めて有用である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案搬送庫の一実施例を示す分解斜視図であ
る。
【図2】本考案搬送庫の車輌載置状態を示す側面図であ
る。
【図3】本考案搬送庫の車輌載置状態を示す背面図であ
る。
【符号の説明】
1 機械室本体 2 カセットパッケージ 3 壁板 4 開放扉 5 調整用キャビン 6 開き扉

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷凍・冷蔵・温蔵のための各熱交換器を
    備えた各機能別機器を選択的に組付けた機械室本体と,
    荷物を収納する各箇型のカセットパッケージと,該カセ
    ットパッケージと並列側の面が同型の各筒からなる調整
    用キャビン及び扉付き後壁とを夫々分離して構成し,か
    つ,これ等を順列並列下に一体に接続して,車室あるい
    は荷台に積載可能に構成してなる車輌搭載用組合せ搬送
    庫。
  2. 【請求項2】 前記カセットパッケージ及び調整用キャ
    ビンの側壁の一部に開き扉を設けてなる請求項1記載の
    車輌搭載用組合せ搬送庫。
JP1992048964U 1992-06-03 1992-06-03 車輌搭載用組合せ搬送庫 Expired - Lifetime JP2586241Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPH0595895U JPH0595895U (ja) 1993-12-27
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