JP3163246B2 - 冷凍冷蔵貨物自動車の荷箱構造 - Google Patents

冷凍冷蔵貨物自動車の荷箱構造

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JP3163246B2 JP03437496A JP3437496A JP3163246B2 JP 3163246 B2 JP3163246 B2 JP 3163246B2 JP 03437496 A JP03437496 A JP 03437496A JP 3437496 A JP3437496 A JP 3437496A JP 3163246 B2 JP3163246 B2 JP 3163246B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、冷凍冷蔵貨物自動車の
貨物を収納する荷箱に関する。
【0002】
【従来の技術】冷凍食品、生鮮食品等の冷却物品は、そ
の物品の鮮度あるいはその物品の形態を保持するために
冷凍、冷蔵あるいは保冷といったそれぞれに適した適正
な温度管理下において輸送される。近年、これらの物品
の輸送に際して、1つの車両にこれら適正温度の異なる
物品を搭載して同時に輸送することが求められ、そのた
めの荷箱構造が種々提案されている。
【0003】例えば、実公平7−32183号公報に
は、荷箱内部に車両の前後方向に移動する移動式仕切壁
を設け、この仕切壁を隔壁として隔絶された複数の収納
室とし、冷却装置を配設して各収納室をそれぞれ適正な
冷凍、冷蔵、保冷の温度に管理可能とした冷凍バン型車
両が開示されている。また、実開平4−90883号公
報には、荷箱本体内に予め一体構造に形成された小容積
の断熱荷箱を車両の側壁に設けた開口から挿入し、内部
に冷却装置を設けて、一般貨物と冷凍食品とを同時に運
搬することができるバン型車両の荷箱構造が開示されて
いる。
【0004】しかしながら、前記荷箱内を移動式仕切壁
により画成された収納室は、その仕切壁の移動のために
は、隔壁の周囲の操作スペースが必要であって、輸送の
途中などでの冷凍食品の積み荷、積み降ろし作業の際の
積み荷容積の変更のための壁の移動は、作業効率が悪く
また、その間、冷却効率が低下し、適正な温度管理が困
難であった。更に、運搬する物品として一般貨物に比較
して冷凍食品等の比率は小さいが、それにもかかわら
ず、このように荷箱を画成すると、仕切壁が大きくな
り、重量が重くてその移動作業がやり難い、あるいは仕
切壁の外周縁と荷箱内壁面との接触面で断熱性を維持し
難かった。
【0005】また、前記実開平4−90883号公報に
開示される、荷箱内に挿入された小型収納室は、その挿
入するための構造から小型収納室外部に突出部を設ける
ことができないが、このため冷却設備を配置すると、エ
バポレータなどの厚さのある部品がその分収容し切れず
に内部壁面から突出するため、積み荷、積み卸しの作業
の障害となって室内を有効に活用できないばかりでな
く、天井の低い小型収納室内部には、車両の片側から作
業者が中に入って作業し難いという問題があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
問題を解消すべく案出されたものであり、種々の適正温
度の異なる冷却物品を出荷先別に、1台の車両で同時に
輸送する小口輸送に適する荷箱構造を提供するものであ
る。特に、最近のように、冷却物品を出荷先別に小分け
して販売店に直送する小売り直送用の小分け機能を有す
る物流施設が設けられ、多頻度小口輸送が盛んになる
と、輸送中の冷却物品の搬入搬出の頻度が高くなり、そ
の都度収納室の温度が上昇すると冷却中の物品の適正温
度管理が困難となる。本発明は、例えば、−18度の冷
凍物品、−5度の冷蔵物品、5度の保冷物品、あるいは
ドライバンの場合は常温保存の一般貨物を一台の荷箱内
を区画してそれぞれの収納室に冷却設備を設けて適正な
温度管理を可能とすると共に、これら小型の収納室内に
おける作業効率の良い荷箱構造を提供する。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、ドライバン型
車両等の後方に搭載する輸送用荷箱の後壁及び左右側壁
前端に開口部を設けた荷箱において、前記左右側壁の開
口部に開口し、断熱構造を施した前隔壁、後隔壁、床部
及び天井部からなる収納室を左右に連通して設けると共
に、該開口部に断熱構造を施した開閉扉を設けて開閉扉
を閉塞した時には外部から断熱された収納室とし、該収
納室の前壁と後壁に設けた案内ガイドに断熱構造を有す
る移動式中仕切壁を懸架して左右空間を隔絶し、それぞ
れの隔絶領域に冷却設備を配設して、荷箱内で異なる温
度に管理された2種類の冷却物品と一般貨物を同時に輸
送可能とする。
【0008】また、冷凍バン型車両において、同様に左
右壁前端に開口部を設けた荷箱の前記左右側壁の開口部
に開口し、断熱構造を施した後隔壁によって荷箱内を区
切ってなる収納室を左右に連通して設けると共に、該開
口部に断熱構造を施した開閉扉を設けて開閉扉を閉塞し
た時には外部から断熱された収納室とし、該収納室の前
壁と後壁に設けた案内ガイドに沿って移動可能な断熱構
造を有する移動式中仕切壁を懸架して左右空間を隔絶
し、それぞれの隔絶領域に冷却設備を配設して、荷箱内
で3種類の異なる温度に管理された冷却物品を同時に輸
送可能とする。
【0009】そして、前記移動式中仕切壁によって左右
空間に隔絶された収納室に配設される冷却設備は、該収
納室を囲繞する壁面の断熱層に凹所を形成し、該凹所内
に冷却設備のエバポレータの外面を壁面と略面一に配設
し、更に、該収納室の天井部に冷却用エバポレータを配
設し、該エバポレータの下側を覆って天井部内面に一定
間隔をおいて平行に仕切板を全面に張設すると共に、該
仕切板の前方と後方にそれぞれ室内冷気の吸入用開口部
と吐出用開口部とを設ける。
【0010】また、前記収納室の左右空間を隔絶する移
動式中仕切壁構造は、前記収納室の左右方向に設けられ
た案内ガイドと、該ガイドに沿って走行自在な走行車
と、該走行車に取りつけられて収納室を左右に隔絶する
断熱構造を有する中仕切壁と、該走行車を固定するブレ
ーキ手段及び該走行車を手動により移動するための把手
とを具備する。
【0011】
【作用】保冷・冷凍貨物自動車の荷箱に設けた収納室
は、左右で独立に、かつ一般貨物室とも別個に温度管理
を行うことが可能であり、冷凍バン型車両に搭載した荷
箱の場合は、冷凍から常温まで3種類の温度管理下に物
品の輸送が一台の車両で可能となる。しかも、異なる温
度管理下で輸送する物品の数量比率に対応することがで
きるため、小口の多種類の物品を扱う物流システムに対
応することができる。そして、移動式中仕切壁は、左右
の開口部から連通するトンネル状収納室を区画する配置
にあるため、その把手とブレーキからなる操作手段は、
左右の開口部から室内に乗り込むことなく操作可能な範
囲にある。したがって、その簡単な操作機構と相俟つて
車外からの操作が可能であり、物品の搬入・搬出も左右
からの手の届く範囲にあるから、物品の配送に当たって
敏速な搬入・搬出作業を必要とする小口の多種類の物品
を扱う物流システムに好適である。
【0012】
【実施例】本発明の荷箱を搭載した冷凍冷蔵自動車によ
り、以下実施例を説明する。本発明の貨物自動車1は、
図1に示すように車両後方に荷箱2を搭載する。この荷
箱は、屋根部3、両側壁部4、床部5、前壁6及び後壁
をなす観音式扉9の6面からなる箱体であって、これを
車両に搭載したものをドライバンという。冷凍バンは、
これら各壁体に張設された外側板材と内側板材の間の空
隙部に硬質発泡ウレタンを充填して気密な断熱構造を施
した荷箱に冷却装置を配設したものであり、これらの構
成は周知のものである。
【0013】図1及び2において、後壁には貨物を積み
降ろしする観音式扉9が設けられ、側壁4にも左右に一
対の開閉扉10が設けられている。この側壁の開閉扉1
0の下方には車両シャシ側から2本のステー11が垂設
され、その両下端部間に踏み板12が渡されて作業ステ
ップが一段形成されている。荷台下に冷却装置のコンデ
ンシングユニット13を配設したアンダーマウント型形
式により圧縮された冷却媒体を荷箱内部の冷却装置に供
給し、荷箱2内に装着されたエバポレータ14と送風フ
ァンからなる冷凍ユニットにより冷却された空気を送風
し、室内空気を循環して冷却するように構成されてい
る。
【0014】図3は、図1の荷箱の縦断面、図4は水平
横断面を示す。図から明らかなように、荷箱内を後隔壁
16及び天井隔壁17で仕切り、荷箱前端部に小型収納
室18を形成している。小型収納室18は、断熱構造を
施した天井隔壁17、内床部19、前隔壁20及び後隔
壁16の4つの面体でトンネル状に形成され、前隔壁2
0を荷箱2の前壁6内面に密接した状態で小型の収納室
を構成している。
【0015】図4は、前隔壁20及び後隔壁16が荷箱
2の左右側壁4間に幅方向に設けられた断面を示し、左
右両側部は荷箱の左右側壁に設けられた開口部をその開
口部となし、断熱構造を施した開閉扉10、10が設け
られているので、該開閉扉を閉塞すると、該小型収納室
は外部から断熱された状態に維持することができる。天
井隔壁17には左右対称に2台の冷凍設備用エバポレー
タ14を配設すると共に該エバポレータの外面を覆うよ
うに天井隔壁17との間に一定の間隔を置いて平行に仕
切板21を張設し、更に2台のエバポレータ14の間に
も仕切壁を設けて仕切板21によって形成された空隙部
を左右に隔絶している。仕切板21によって該小型収納
室18の天井を平坦に形成すると共に、仕切板21の前
端に2つの空気吸入口23と後端に2つの空気吐出口2
4とを左右対象に穿設して冷凍設備のダクト空間を形成
している。
【0016】中仕切壁22は、このようなトンネル上の
小型収納室18のほぼ中央部、図6中矢印で示すMの範
囲内で幅方向に平行に移動自在に設けられ、また、左右
を2室に隔絶しているので、右側収納室に積載された物
品は右側の開閉扉から、また左側収納室に積載された物
品は左側収納室から積み込み、積み降ろしすることがで
きると共に、左右収納室の積載容積は積載する物品の数
量に応じて容積比を適宜変えることができる。
【0017】次に、図5〜9を参照しながら中仕切壁2
2の移動機構を説明する。図9は、収納室18を左側壁
の開閉扉10を解放した開口から見る斜視図で、中仕切
壁22は、小型収納室18の前後の隔壁の凹部に埋設さ
れた一対の案内レール30に沿って走行する一対の走行
車31に取付金具32により取り付けられて、図中前後
方向に移動可能に構成される。上下一対の走行車31、
31の間には走行方向の前後部の車外から手の届く範囲
に把手33及びブレーキ手段35を操作するラチェット
レバー36が設けられ、ラチェットレバーを操作してブ
レーキを解放し、把手を掴んで前後に移動させ、適宜の
位置で再度ラチェットレバーを操作してブレーキを締め
て移動式仕切壁22を固定する。
【0018】図5は、移動式中仕切壁22を正面より見
た図で、37は、中仕切壁22が移動する際に左右の壁
及び天井と床との間をシールするシール材である。図6
は、小型収納室の前隔壁20及び後隔壁16に設けた案
内レールに中仕切壁22を移動可能に設けた状態を示
す。2点鎖線で示した外枠は小型収納室の横断面の内周
壁を示し、該外枠の左右には開閉扉10、上には天井隔
壁17、下には内床部19がそれぞれ設けられている。
案内レール30、30は、図示のとおり上下一対設け、
走行車31のローラ39の外周の溝にこの案内レールを
走行可能に係合せしめる。43は、案内レールの設けら
れていない領域に設けられたストッパー作用を兼ねるカ
バー材であって、該カバー材43を外すと、案内レール
がないため、走行車を取り出すことができる。この例で
は、中仕切壁22は右側把手33に近い位置に設けられ
ていて、カバー材のストッパー作用により、図の位置よ
り左方向にMの範囲を移動できる。したがって、積み荷
の数量に応じて左右に画成される収納室の積荷容積を変
更すれば、積載効率及び熱効率を高めることができる。
【0019】走行車31の構成を図8を参照して説明す
ると、上下一対の基板38と、基板の裏側の左右に2個
づつ枢着されたローラ39と、基板右方に固着された上
下一対の取付金具32と、該基板の左方に装着され該走
行車31を適宜位置に固定させるためのブレーキ手段3
5、該基板の左右両端部に設けられた把手取付アングル
34、とからなり、中仕切壁22は一対の取付金具32
の間に挟持されて垂直に上下に取り付けられ、案内レー
ルに沿って荷箱幅方向に平行に移動自在に懸架されてい
る。把手33は上下2つの走行車31の取付アングル3
4を介して上下の走行車31の基板を左右両端において
連結しこれと一体の方形の枠体を形成しているので、把
手33を操作して中仕切壁22を移動することができ
る。
【0020】図の例では、取付金具32を走行車31の
基板38の一端側に片寄せて設けて、中仕切壁22を固
定している。基板31の左右両端部に把手取付アングル
34がピン付けされ、左側の把手取付アングル34の右
隣にブレーキ部材のラチェットレバー36が回動可能に
固着されている。該ラチェットレバーと右側の取付アン
グルとの間には右方にローラが2個、左方にローラが2
個、それぞれ回転可能に基板に枢着されている。
【0021】上記実施例においては、走行車31は案内
レールに係合するローラによって走行移動するが、要
は、トンネル状の収納室を左右幅方向に中仕切壁を案内
移動すれば良いのであるから、溝内を走行するローラや
フッ素樹脂加工して摩擦抵抗を小さくした溝状の案内ガ
イド内を滑り移動する構造でも良く、その案内ガイドの
設置位置についても収納室床面と天井部に沿って左右方
向に配置するなど、これら中仕切壁を移動、案内する手
段の構造により適宜選定すれば良い。
【0022】ブレーキ部材の構成は、図7に示すよう
に、ラチェットレバー36の回動部42から基板38を
貫通してシャフト41が直角に突出し、基板38との間
に上下のレール30、30を介在してその突出する先端
部は、案内レールの凹所内に嵌入されたブレーキ片40
に接合されており、ラチェットレバー36を手動により
回動すると該ブレーキ片40は基板38側に引き寄せれ
られると共に、基板38とブレーキ片40の間に上下レ
ール30、30を強く挟着することにより中仕切壁22
を固定する。
【0023】上記実施例のブレーキ手段は、基板とブレ
ーキ片との間に案内レールを挟んでその摩擦により走行
車31を固定するが、走行車31をトンネル状の収納室
の適宜の位置で固定できれば良いのであるから、ブレー
キ手段の構造や方式は上記の例に限定するものではな
い。例えば、前後隔壁に左右方向に孔あるいは鋸歯状ラ
ックを列設し、走行車31側にこれと嵌入あるいは嵌合
して係止する突子を設けて、任意の位置で突子を突出さ
せて固定してもよい。
【0024】また、これらの把手とラチェットレバーと
の関係も、実施例においては、ブレーキ手段を操作する
ラチェットレバーを把手とは別に操作する構造としてい
るが、把手の適宜の位置にブレーキ操作のためのレバー
などを設けた構造とすれば、把手を把持すると同時にレ
バー操作をでき、片手でワンタッチ操作可能となる。こ
れら把手とブレーキ手段の操作機構との関係位置も、こ
れらの作業の便利さや前記した走行車の構造、ブレーキ
手段の構造及びこれらの組み合わせにより適宜に変更し
得るところであって、これらの実施例により限定される
ものではない。
【0025】小型収納室内部の冷気送風構造を図9を参
照して説明する。エバポレータ14は左右の隔絶された
収納室の天井隔壁下面にそれぞれ取り付けられており、
該エバポレータの下面を覆って天井隔壁内面に対して平
行に仕切板を張設し、該仕切板の前端に空気吸入用の開
口部23と後端に吐出用の開口24とを設け、仕切板上
方の空隙を冷気流路としている。側壁にはリブ44が列
設され冷気の垂直循環経路を構成している。内部には室
内灯を設け、床に設置されたすのこ状敷板46には通孔
を穿設して、前後方向に冷気流路が形成されている。
【0026】図10に本発明になるエバポレータ14の
別の取付け構造を示す。天井部には凹所が形成されて、
凹所内にエバポレータ14が取り付けられている。エバ
ポレータは薄い平板状の電動機により駆動される薄型の
送風機が用いられ、冷媒の気化器部分も薄型に形成され
ているので、エバポレータの下面は天井部の内面とほぼ
面一になり、かつ充分な断熱動作を確保できる。このよ
うな取り付け構造では、図3のように特に前記仕切り板
を設ける必要はなく天井部を平坦に形成することができ
る。
【0027】
【発明の効果】本発明の冷凍冷蔵貨物自動車の荷箱は、
適正温度の異なる保冷物品を一台の貨物自動車により、
適正温度管理下に輸送することができ、また、左右の収
納室の積載容積を積載物品の数量に応じて適宜変更でき
るから、多品種、小口輸送のシステムに対応することが
できる。更に、これらの積み込み、積み降ろしの作業に
際して、中仕切壁の移動は開口扉外から敏速に行うこと
ができ、作業効率を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 冷凍冷蔵輸送荷箱を搭載した貨物自動車
【図2】 冷凍冷蔵輸送荷箱を搭載した貨物自動車後面
【図3】 荷箱垂直前後方向断面
【図4】 荷箱水平方向断面
【図5】 中仕切壁正面
【図6】 前後隔壁の案内レールと走行車
【図7】 前後隔壁に設けた案内レールと走行車の断面
【図8】 走行車斜視図
【図9】 荷箱開口より見た収納室
【図10】 天井隔壁断面
【符号の説明】
1:貨物自動車、2:荷箱、3:屋根部、4:側壁、
5:床部、6:前壁、9:観音式扉、10:開閉扉、1
1:ステー、12:踏み板、13:コンデンシングユニ
ット、14:エバポレータ、16:後隔壁、17天井隔
壁、18:小型収納室、19:内床部、20:前隔壁、
21:仕切板、22:中仕切壁、23:空気吸入口、2
3:空気吐出口、30:案内レール、31:走行車、3
2:取付金具、33:把手、34:取付アングル、3
5:ブレーキ手段、36:ラチェットレバー、37:シ
ール材、38:基板、39:ローラ、40:ブレーキ
片、41:シャフト、42:回転部、43:カバー部
材、44:リブ、46:すのこ状敷板、47:断熱層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−193346(JP,A) 実開 平4−90883(JP,U) 実開 平3−64142(JP,U) 実開 平5−26536(JP,U) 実開 平2−85979(JP,U) 実開 平1−157035(JP,U) 実開 昭60−157340(JP,U) 実開 昭62−482(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60P 3/20

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドライバン型車両等の後方に搭載する輸
    送用荷箱の左右側壁に開口部を設け、該左右側壁の開口
    部に開口し、断熱構造を施した前隔壁、後隔壁、床部及
    び天井部からなる収納室を左右に連通して設けると共
    に、該開口部に断熱構造を施した開閉扉を設けて開閉扉
    を閉塞した時には外部から断熱された収納室とし、該収
    納室の左右方向に設けた案内ガイドに沿って移動可能な
    断熱構造を有し、ブレーキ手段及び手動により移動する
    ための把手とを具備する移動式中仕切壁を設けて左右空
    間を隔絶し、それぞれの隔絶領域に冷却設備を配設し
    て、荷箱内に異なる温度に管理された2種類の冷却部品
    と一般貨物を同時に輸送可能としたことを特徴とする貨
    物自動車の荷箱構造。
  2. 【請求項2】 冷凍バン型車両の荷箱の左右側壁に開口
    部を設け、該左右側壁の開口部に開口し、断熱構造を施
    した後隔壁によって荷箱内を区切ってなる収納室を左右
    に連通して設けると共に、該開口部に断熱構造を施した
    開閉扉を設けて開閉扉を閉塞した時には外部から断熱さ
    れた収納室とし、該収納室の左右方向に設けた案内ガイ
    ドに沿って移動可能な断熱構造を有し、ブレーキ手段及
    び手動により移動するための把手とを具備する移動式中
    仕切壁を設けて左右空間を隔絶し、それぞれの隔絶領域
    に冷却設備を配設して、荷箱内に3種類の異なる温度に
    管理された冷却部品を同時に輸送可能としたことを特徴
    とする貨物自動車の荷箱構造。
  3. 【請求項3】 前記移動式中仕切壁によって左右空間に
    隔絶された収納室に配設される冷却設備は、該収納室を
    囲繞する壁面の断熱層に凹所を形成し、該凹所内に冷却
    設備のエバポレータの外面が壁面と略面一に配設するこ
    とを特徴とする請求項1又は2記載の貨物自動車の荷箱
    構造。
  4. 【請求項4】 前記移動式中仕切壁によって左右空間に
    隔絶された収納室に配設される冷却設備は、該収納室の
    天井部に冷却用エバポレータを配設し、該エバポレータ
    の下側を覆って天井部内面に一定間隔をおいて平行に仕
    切板を全面に張設すると共に、該仕切板の前方と後方に
    それぞれ室内冷気の吸入用開口部と吐出用開口部とを設
    けたことを特徴とする請求項1又は2記載の貨物自動車
    の荷箱構造。
  5. 【請求項5】 前記収納室の左右空間を隔絶する移動式
    中仕切壁構造は、前記収納室左右方向に設けられた案内
    ガイドと、該ガイドに沿って走行自在な走行車と、該走
    行車に取り付けられて収納室内を左右に隔絶する断熱構
    造を有する中仕切壁と、該走行車を停止、固定するブレ
    ーキ手段及び該走行車を手動により移動するための把手
    とを具備することを特徴とする請求項1ないし4記載の
    貨物自動車の荷箱構造。
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