JP2000025515A - 保冷、保温配送車 - Google Patents
保冷、保温配送車Info
- Publication number
- JP2000025515A JP2000025515A JP10211927A JP21192798A JP2000025515A JP 2000025515 A JP2000025515 A JP 2000025515A JP 10211927 A JP10211927 A JP 10211927A JP 21192798 A JP21192798 A JP 21192798A JP 2000025515 A JP2000025515 A JP 2000025515A
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- JP
- Japan
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- heat
- container
- cold
- foods
- delivery
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- Freezing, Cooling And Drying Of Foods (AREA)
- Devices For Warming Or Keeping Food Or Tableware Hot (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 1台の配送車で保冷食品等と保温食品等を適
温を確保しながら同時に配送できるようにする。 【解決手段】 コンテナ状に形成された荷台Aを保冷庫
1と保温庫2とに断熱壁3で区画し、該保冷庫1と保温
庫2に食品等を収納するコンテナ9、11の積み降ろし
を容易にするガイドレール10、12を備えるととも
に、庫内に積載されたコンテナ9、11を保持バンド1
4、18で移動しないように保持して適切な配送を可能
とする。
温を確保しながら同時に配送できるようにする。 【解決手段】 コンテナ状に形成された荷台Aを保冷庫
1と保温庫2とに断熱壁3で区画し、該保冷庫1と保温
庫2に食品等を収納するコンテナ9、11の積み降ろし
を容易にするガイドレール10、12を備えるととも
に、庫内に積載されたコンテナ9、11を保持バンド1
4、18で移動しないように保持して適切な配送を可能
とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、保冷、保温配送
車に関し、詳しくは、1台の貨物輸送自動車で保冷食品
等と保温食品等とを適温を確保しながら同時に配送で
き、特に、学校給食の配送等に利用して効果的な保冷、
保温配送車に関する。
車に関し、詳しくは、1台の貨物輸送自動車で保冷食品
等と保温食品等とを適温を確保しながら同時に配送で
き、特に、学校給食の配送等に利用して効果的な保冷、
保温配送車に関する。
【0002】
【従来の技術】最近、食品等の品質向上の目的から配送
時における温度管理の重要性が指摘されているが、特
に、学校給食においては給食センターからの配送時に保
冷食品等は+10℃以下、保温食品等は+65℃以上の
温度管理が義務づけられ、衛生管理の上からもコンテナ
輸送しているが、大都市の都心部とか、人口が3万人〜
5万人程度の都市にあってはその都心部の学校は未だし
も郊外の学校になると、少子化の影響もあって生徒数が
減少しているにもかかわらず、従来は保冷食品等のコン
テナを保冷専用の配送車で配送し、保温食品等のコンテ
ナは保温専用の配送車で各々の学校に配送している。し
たがって、1つの学校に2台の配送車で配送する必要が
あるから、配送車の台数が必要以上に増加し、また、運
転者の人数も多くなって人件費も嵩むことから、その省
力化が望まれている現状である。
時における温度管理の重要性が指摘されているが、特
に、学校給食においては給食センターからの配送時に保
冷食品等は+10℃以下、保温食品等は+65℃以上の
温度管理が義務づけられ、衛生管理の上からもコンテナ
輸送しているが、大都市の都心部とか、人口が3万人〜
5万人程度の都市にあってはその都心部の学校は未だし
も郊外の学校になると、少子化の影響もあって生徒数が
減少しているにもかかわらず、従来は保冷食品等のコン
テナを保冷専用の配送車で配送し、保温食品等のコンテ
ナは保温専用の配送車で各々の学校に配送している。し
たがって、1つの学校に2台の配送車で配送する必要が
あるから、配送車の台数が必要以上に増加し、また、運
転者の人数も多くなって人件費も嵩むことから、その省
力化が望まれている現状である。
【0003】そこで、従来のこの種の貨物輸送自動車と
しては、たとえば、実開昭62−482号に示されてい
るように、コンテナ状の貨物室の側壁の一部に開口部を
設け、この開口部を塞ぐ状態で貨物室内の一部に保温、
保冷ボックスを設置して保温、保冷を必要とする貨物と
一般貨物との混載を可能としたものはある。
しては、たとえば、実開昭62−482号に示されてい
るように、コンテナ状の貨物室の側壁の一部に開口部を
設け、この開口部を塞ぐ状態で貨物室内の一部に保温、
保冷ボックスを設置して保温、保冷を必要とする貨物と
一般貨物との混載を可能としたものはある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、こうし
た貨物輸送自動車では少量の要保温、保冷貨物の輸送が
できるにすぎないから、たとえば、大量の食品等をコン
テナ輸送する学校給食用の配送車等には利用できないと
いう問題点があった。
た貨物輸送自動車では少量の要保温、保冷貨物の輸送が
できるにすぎないから、たとえば、大量の食品等をコン
テナ輸送する学校給食用の配送車等には利用できないと
いう問題点があった。
【0005】この発明の保冷、保温配送車は上記課題を
解決し、コンテナ状に形成された荷台を2つに分割区画
して一方を保冷専用庫に、他方は保温専用庫とすること
により学校給食等の配送の省力化を図った保冷、保温配
送車の提供を目的としている。
解決し、コンテナ状に形成された荷台を2つに分割区画
して一方を保冷専用庫に、他方は保温専用庫とすること
により学校給食等の配送の省力化を図った保冷、保温配
送車の提供を目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するこの
発明の請求項1記載の保冷、保温配送車は、貨物輸送自
動車の荷台を保冷庫と保温庫とに区画したコンテナ状に
形成し、上記保冷庫はクーラ装置で配送すべき食品等を
適温に保つ温度に冷却し、保温庫はヒータ装置で配送す
べき食品等を適温に保つ温度に保温するように設けて、
1台の貨物輸送自動車で保冷食品等と保温食品等とが適
温を確保しながら同時に配送できるようにしたことを要
旨とする。
発明の請求項1記載の保冷、保温配送車は、貨物輸送自
動車の荷台を保冷庫と保温庫とに区画したコンテナ状に
形成し、上記保冷庫はクーラ装置で配送すべき食品等を
適温に保つ温度に冷却し、保温庫はヒータ装置で配送す
べき食品等を適温に保つ温度に保温するように設けて、
1台の貨物輸送自動車で保冷食品等と保温食品等とが適
温を確保しながら同時に配送できるようにしたことを要
旨とする。
【0007】上記課題を解決するこの発明の請求項2記
載の保冷、保温配送車は、上記請求項1の保冷、保温配
送車において、上記保冷庫と保温庫は相互の庫内に影響
を与えることのない断熱壁で区画され、各々の庫内には
食品等を収納するコンテナを積み降ろしする際のガイド
レールと庫内に積載されたコンテナの各個を移動しない
ように保持する保持手段とを備えたことを要旨とする。
載の保冷、保温配送車は、上記請求項1の保冷、保温配
送車において、上記保冷庫と保温庫は相互の庫内に影響
を与えることのない断熱壁で区画され、各々の庫内には
食品等を収納するコンテナを積み降ろしする際のガイド
レールと庫内に積載されたコンテナの各個を移動しない
ように保持する保持手段とを備えたことを要旨とする。
【0008】上記構成を有するこの発明の請求項1の保
冷、保温配送車は、コンテナ状に形成された荷台を2つ
に分割区画して一方を保冷専用庫に、他方は保温専用庫
としたから、たとえば、学校給食センターから各々の学
校への配送に際し1台の配送車で保冷食品等と保温食品
等とが適温を確保しながら同時に配送できる。この結
果、従来必要であった配送車の台数及び運転者の人数が
半減できる。
冷、保温配送車は、コンテナ状に形成された荷台を2つ
に分割区画して一方を保冷専用庫に、他方は保温専用庫
としたから、たとえば、学校給食センターから各々の学
校への配送に際し1台の配送車で保冷食品等と保温食品
等とが適温を確保しながら同時に配送できる。この結
果、従来必要であった配送車の台数及び運転者の人数が
半減できる。
【0009】上記構成を有するこの発明の請求項2の保
冷、保温配送車は、保冷庫と保温庫とは断熱壁で仕切ら
れているから、相互の庫内にドレン等が発生することは
ない。この結果、庫内相互は完全に独立し同時に配送さ
れる食品等に影響を与えることはない。また、食品等を
収納したコンテナはガイドレールに沿って直線的に移動
するから、コンテナの積み降ろし、積載時の位置決めが
容易にでき、庫内に積載されたコンテナの各個は保持手
段で縦方向(前後方向)へ移動しないように保持され
る。この結果、走行中に不慮の急ブレーキ、急発進があ
ってもコンテナは移動せず、内部の食品等が傷められる
ことはない。
冷、保温配送車は、保冷庫と保温庫とは断熱壁で仕切ら
れているから、相互の庫内にドレン等が発生することは
ない。この結果、庫内相互は完全に独立し同時に配送さ
れる食品等に影響を与えることはない。また、食品等を
収納したコンテナはガイドレールに沿って直線的に移動
するから、コンテナの積み降ろし、積載時の位置決めが
容易にでき、庫内に積載されたコンテナの各個は保持手
段で縦方向(前後方向)へ移動しないように保持され
る。この結果、走行中に不慮の急ブレーキ、急発進があ
ってもコンテナは移動せず、内部の食品等が傷められる
ことはない。
【0010】
【発明の実施の形態】以上説明したこの発明の構成、作
用を一層明らかにするために、以下にこの発明の保冷、
保温配送車の好適な実施の形態の一例について図面を参
照して詳細に説明する。
用を一層明らかにするために、以下にこの発明の保冷、
保温配送車の好適な実施の形態の一例について図面を参
照して詳細に説明する。
【0011】図面において、Aはコンテナ状に形成され
た貨物輸送自動車の荷台で、該荷台Aは保冷庫1と保温
庫2とに断熱壁3で縦方向(長手方向)に区画され、上
記保冷庫1と保温庫2の後面開口部には片開き状の扉
4、5が備えられ、この扉4、5は片方ずつ開閉でき、
密閉状に閉止できるようになっている。なお、上記荷台
Aは中心に断熱壁3を設けて2つ割に区画し保冷庫1と
保温庫2とを同一容積に形成するのが望ましいが、積載
物によって異なる容積とすることは自由である。
た貨物輸送自動車の荷台で、該荷台Aは保冷庫1と保温
庫2とに断熱壁3で縦方向(長手方向)に区画され、上
記保冷庫1と保温庫2の後面開口部には片開き状の扉
4、5が備えられ、この扉4、5は片方ずつ開閉でき、
密閉状に閉止できるようになっている。なお、上記荷台
Aは中心に断熱壁3を設けて2つ割に区画し保冷庫1と
保温庫2とを同一容積に形成するのが望ましいが、積載
物によって異なる容積とすることは自由である。
【0012】上記保冷庫1には冷凍器(コンデンサーユ
ニット)6と配管接続された冷風吹出器(エバボレータ
ーユニット)7とからなるクーラ装置が設置されてい
る。冷凍器6は荷台Aの下部一側の前面寄りに備えら
れ、冷風吹出器7は保冷庫1に積載されるコンテナ等に
支障のない庫内前面上部に後向きに備えられている。な
お、冷凍器6のコンプレッサーの動力源にはエンジンに
よる駆動源を用いるのが望ましいが、専用の発電器を駆
動源に用いてもよい。
ニット)6と配管接続された冷風吹出器(エバボレータ
ーユニット)7とからなるクーラ装置が設置されてい
る。冷凍器6は荷台Aの下部一側の前面寄りに備えら
れ、冷風吹出器7は保冷庫1に積載されるコンテナ等に
支障のない庫内前面上部に後向きに備えられている。な
お、冷凍器6のコンプレッサーの動力源にはエンジンに
よる駆動源を用いるのが望ましいが、専用の発電器を駆
動源に用いてもよい。
【0013】また、上記保温庫2にはエンジンルームか
らの温水循環配管(図示せず)と接続された熱交換器を
有する温風吹出器(ヒータユニット)8とからなるヒー
タ装置が設置され、温風吹出器8は保温庫2に積載され
るコンテナ等に支障のない庫内前面上部に後向きに備え
られている。なお、ヒータ装置には上記エンジンルーム
からの温水循環によるもののほか、専用の電熱ヒータを
用いてもよい。
らの温水循環配管(図示せず)と接続された熱交換器を
有する温風吹出器(ヒータユニット)8とからなるヒー
タ装置が設置され、温風吹出器8は保温庫2に積載され
るコンテナ等に支障のない庫内前面上部に後向きに備え
られている。なお、ヒータ装置には上記エンジンルーム
からの温水循環によるもののほか、専用の電熱ヒータを
用いてもよい。
【0014】上記構成において、保冷庫1は冷風吹出器
7から後方に向けて吹き出される冷風が庫内を対流して
庫内全体を所望温度(たとえば、+10℃以下)に冷却
し、また、保温庫2は温風吹出器8から後方に向けて吹
き出される温風が庫内を対流して庫内全体を所望温度
(たとえば、+65℃以上)に保温し、配送すべき食品
等を適温に保って目的地まで配送することができるもの
である。
7から後方に向けて吹き出される冷風が庫内を対流して
庫内全体を所望温度(たとえば、+10℃以下)に冷却
し、また、保温庫2は温風吹出器8から後方に向けて吹
き出される温風が庫内を対流して庫内全体を所望温度
(たとえば、+65℃以上)に保温し、配送すべき食品
等を適温に保って目的地まで配送することができるもの
である。
【0015】上記保冷庫1の下部両側には保冷食品等を
収納する複数のコンテナ9を積み降ろしする際のガイド
レール10が備えられ、また、上記保温庫2の下部両側
にも同様に保温食品等を収納する複数のコンテナ11を
積み降ろしする際のガイドレール12が備えられてい
る。なお、上記ガイドレール10、12は積載されたコ
ンテナ9、11の横方向の保持を兼備している。
収納する複数のコンテナ9を積み降ろしする際のガイド
レール10が備えられ、また、上記保温庫2の下部両側
にも同様に保温食品等を収納する複数のコンテナ11を
積み降ろしする際のガイドレール12が備えられてい
る。なお、上記ガイドレール10、12は積載されたコ
ンテナ9、11の横方向の保持を兼備している。
【0016】上記保冷庫1の略中間部には庫内に積載さ
れたコンテナ9の縦方向(前後方向)への移動を各別に
阻止する保持手段が備えられている。この保持手段とし
ては、たとえば、一端に固定金具(図示せず)を有し、
他端には係脱金具13を備え、しかも、その長さの調節
が自由に行える保持バンド14を設け、この保持バンド
14の一端の固定金具は保冷庫1の断熱壁3に取付けら
れた固定杆15に嵌めつけ固定し、他端の係脱金具13
を保冷庫1の上記固定杆15の対向位置に取付けられて
いる係脱杆16に係脱することにより保持バンド14で
各個のコンテナ9の縦方向への保持ができるようになっ
ている。
れたコンテナ9の縦方向(前後方向)への移動を各別に
阻止する保持手段が備えられている。この保持手段とし
ては、たとえば、一端に固定金具(図示せず)を有し、
他端には係脱金具13を備え、しかも、その長さの調節
が自由に行える保持バンド14を設け、この保持バンド
14の一端の固定金具は保冷庫1の断熱壁3に取付けら
れた固定杆15に嵌めつけ固定し、他端の係脱金具13
を保冷庫1の上記固定杆15の対向位置に取付けられて
いる係脱杆16に係脱することにより保持バンド14で
各個のコンテナ9の縦方向への保持ができるようになっ
ている。
【0017】また、上記保温庫2の略中間部にも庫内に
積載されたコンテナ11の縦方向(前後方向)への移動
を各別に阻止する同様の保持手段が備えられている。こ
の保持手段としては、たとえば、一端に固定金具(図示
せず)を有し、他端には係脱金具17を備え、しかも、
その長さの調節が自由に行える保持バンド18を設け、
この保持バンド18の一端の固定金具は保温庫2の断熱
壁3に取付けられた固定杆19に嵌めつけ固定し、他端
の係脱金具17を保温庫2の上記固定杆19の対向位置
に取付けられている係脱杆20に係脱することにより保
持バンド18で各個のコンテナ11の縦方向への保持が
できるようになっている。
積載されたコンテナ11の縦方向(前後方向)への移動
を各別に阻止する同様の保持手段が備えられている。こ
の保持手段としては、たとえば、一端に固定金具(図示
せず)を有し、他端には係脱金具17を備え、しかも、
その長さの調節が自由に行える保持バンド18を設け、
この保持バンド18の一端の固定金具は保温庫2の断熱
壁3に取付けられた固定杆19に嵌めつけ固定し、他端
の係脱金具17を保温庫2の上記固定杆19の対向位置
に取付けられている係脱杆20に係脱することにより保
持バンド18で各個のコンテナ11の縦方向への保持が
できるようになっている。
【0018】上記構成において、保冷庫1と保温庫2に
積載された各個のコンテナ9、11は、保持バンド1
4、18によりその縦方向への移動が阻止されるため、
ガイドレール10、12による横方向への移動の阻止と
相まって強固に保持される。また、保持バンド14、1
8による保持作業も係脱金具13、17を係脱杆16、
20に係脱するだけであるから簡単に行え、この保持バ
ンド14、18は衝撃に対する緩衝作用をも行いうるも
のである。
積載された各個のコンテナ9、11は、保持バンド1
4、18によりその縦方向への移動が阻止されるため、
ガイドレール10、12による横方向への移動の阻止と
相まって強固に保持される。また、保持バンド14、1
8による保持作業も係脱金具13、17を係脱杆16、
20に係脱するだけであるから簡単に行え、この保持バ
ンド14、18は衝撃に対する緩衝作用をも行いうるも
のである。
【0019】なお、保冷食品を収納するコンテナ9及び
保温食品を収納するコンテナ11は、それ自体でも保
冷、保温効果をもつように密閉可能となっており、その
積み降ろし時に内部の食品等が外気に触れることのない
ようにして食品等の温度を可能な限り一定に保つことが
できる構造となっている。また、コンテナ9、11はキ
ャリア付きのもので移動が容易に行え(図3及び図5参
照)、荷台Aの保冷庫1及び保温庫2への積み降ろしも
その詳細な説明は省略するが、荷台Aの後部に備えたリ
フト装置Bにより簡易に行えるようになっている(図1
参照)。図中21は貨物輸送自動車の運転台、22、2
3は後部扉4、5のロック金具、24は前輪、25は後
輪である。
保温食品を収納するコンテナ11は、それ自体でも保
冷、保温効果をもつように密閉可能となっており、その
積み降ろし時に内部の食品等が外気に触れることのない
ようにして食品等の温度を可能な限り一定に保つことが
できる構造となっている。また、コンテナ9、11はキ
ャリア付きのもので移動が容易に行え(図3及び図5参
照)、荷台Aの保冷庫1及び保温庫2への積み降ろしも
その詳細な説明は省略するが、荷台Aの後部に備えたリ
フト装置Bにより簡易に行えるようになっている(図1
参照)。図中21は貨物輸送自動車の運転台、22、2
3は後部扉4、5のロック金具、24は前輪、25は後
輪である。
【0020】以上この発明の保冷、保温配送車の実施の
形態の一例について説明したが、この発明はこうした実
施の形態に何等限定されるものではなく、この発明の要
旨を逸脱しない範囲において種々なる形態で実施し得る
ことは勿論である。
形態の一例について説明したが、この発明はこうした実
施の形態に何等限定されるものではなく、この発明の要
旨を逸脱しない範囲において種々なる形態で実施し得る
ことは勿論である。
【0021】
【発明の効果】この発明の保冷、保温配送車は以上説明
したような形態で実施され、以下に記載されるような効
果を奏する。
したような形態で実施され、以下に記載されるような効
果を奏する。
【0022】この発明の請求項1記載の保冷、保温配送
車によれば、コンテナ状に形成された荷台を2つに分割
区画して一方を保冷専用庫に、他方は保温専用庫とし
て、たとえば、学校給食センターから比較的生徒数の少
ない各々の学校への配送を1台の配送車で保冷食品等と
保温食品等とが適温を確保しながら同時に配送できるか
ら、従来必要であった配送車の台数及び運転者の人数が
半減し省力化が実現できる。すなわち、学校給食の場
合、3トンの貨物輸送自動車で600人〜1000人分
の給食が配送できるから、殆どの学校へは1台の配送車
で配送可能である。
車によれば、コンテナ状に形成された荷台を2つに分割
区画して一方を保冷専用庫に、他方は保温専用庫とし
て、たとえば、学校給食センターから比較的生徒数の少
ない各々の学校への配送を1台の配送車で保冷食品等と
保温食品等とが適温を確保しながら同時に配送できるか
ら、従来必要であった配送車の台数及び運転者の人数が
半減し省力化が実現できる。すなわち、学校給食の場
合、3トンの貨物輸送自動車で600人〜1000人分
の給食が配送できるから、殆どの学校へは1台の配送車
で配送可能である。
【0023】この発明の請求項2記載の保冷、保温配送
車によれば、保冷庫と保温庫とは断熱壁で区画され庫内
相互は完全に独立しているから、庫内相互にドレンの発
生等の影響はなく適切な食品配送が行いうる。また、食
品等を収納したコンテナはガイドレールに沿って移動し
て積み降ろしでき、庫内に積載されたコンテナは保持手
段で強固に保持されるから、コンテナの積み降ろしは軽
作業となり、走行中の不慮の急ブレーキ、急発進にも対
処し得て配送食品等を傷めることはない。
車によれば、保冷庫と保温庫とは断熱壁で区画され庫内
相互は完全に独立しているから、庫内相互にドレンの発
生等の影響はなく適切な食品配送が行いうる。また、食
品等を収納したコンテナはガイドレールに沿って移動し
て積み降ろしでき、庫内に積載されたコンテナは保持手
段で強固に保持されるから、コンテナの積み降ろしは軽
作業となり、走行中の不慮の急ブレーキ、急発進にも対
処し得て配送食品等を傷めることはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の保冷、保温配送車の一例を示した一
部切欠側面図である。
部切欠側面図である。
【図2】その荷台部分だけを横断した平面図である。
【図3】その荷台部分だけを縦断した側面図である。
【図4】その荷台部分の背面図である。
【図5】その荷台部分だけを縦断した背面図である。
A…荷台 1…保冷庫 2…保温庫 3…断熱壁 9、11…コンテナ 10、12…ガイドレール 14、18…保持バンド
Claims (2)
- 【請求項1】 貨物輸送自動車の荷台を保冷庫と保温庫
とに区画したコンテナ状に形成し、 上記保冷庫はクーラ装置で配送すべき食品等を適温に保
つ温度に冷却し、保温庫はヒータ装置で配送すべき食品
等を適温に保つ温度に保温するように設けて、 1台の貨物輸送自動車で保冷食品等と保温食品等とが適
温を確保しながら同時に配送できるようにしたことを特
徴とする保冷、保温配送車。 - 【請求項2】 上記保冷庫と保温庫は相互の庫内に影響
を与えることのない断熱壁で区画され、各々の庫内には
食品等を収納するコンテナを積み降ろしする際のガイド
レールと庫内に積載されたコンテナの各個を移動しない
ように保持する保持手段とを備えたことを特徴とする請
求項1記載の保冷、保温配送車。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10211927A JP2000025515A (ja) | 1998-07-10 | 1998-07-10 | 保冷、保温配送車 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10211927A JP2000025515A (ja) | 1998-07-10 | 1998-07-10 | 保冷、保温配送車 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000025515A true JP2000025515A (ja) | 2000-01-25 |
Family
ID=16613987
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10211927A Pending JP2000025515A (ja) | 1998-07-10 | 1998-07-10 | 保冷、保温配送車 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000025515A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006335081A (ja) * | 2005-05-31 | 2006-12-14 | Nippon Fruehauf Co Ltd | 輸送用荷箱の中仕切構造 |
CN102848967A (zh) * | 2012-09-13 | 2013-01-02 | 北京市邮政公司汽车运输局 | 邮政折叠式集装箱车厢内配套固定机械装置 |
CN109230128A (zh) * | 2018-08-23 | 2019-01-18 | 浙江睿璞智能汽车股份有限公司 | 一种用于电动物流车的智能分区货柜 |
JP2020126560A (ja) * | 2019-02-06 | 2020-08-20 | トヨタ自動車株式会社 | 配送システム及び配送方法 |
-
1998
- 1998-07-10 JP JP10211927A patent/JP2000025515A/ja active Pending
Cited By (6)
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