JP2020126560A - 配送システム及び配送方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】物品を適切な温度で受け渡す。【解決手段】所定の温度の範囲で温度変更可能な格納庫を備え、格納庫に格納された物品を配送先へ配送する車両と、物品の配送先への到着予定時間と現在時刻との関係を取得することと、物品の前記配送先への到着予定時間と現在時刻との関係に応じて、物品が配送依頼時の第1の温度の状態から受け渡し時には第2の温度の状態となるように、格納庫の温度を制御することと、を実行する制御部と、を備える配送システムである。【選択図】図1

Description

本発明は、配送システム及び配送方法に関する。
自動運転車両が、荷物を配送先の宅配ボックスまで配送することが提案されている(例えば、特許文献1)。また、荷物が食品である場合には、冷蔵のまま、又は、冷凍のまま配送することが行われている。
特開2018−177439号公報
開示の態様の一つは、物品を適切な温度の状態で受渡し可能な配送システム及び配送方法を提供することを課題とする。
本発明の態様の一つは、
所定の温度の範囲で温度変更可能な格納庫を備え、前記格納庫に格納された物品を配送先へ配送する車両と、
前記物品の前記配送先への到着予定時間と現在時刻との関係を取得することと、
前記物品の前記配送先への到着予定時間と現在時刻との関係に応じて、前記物品が配送依頼時の第1の温度の状態から受け渡し時には第2の温度の状態となるように、前記格納庫の温度を制御することと、
を実行する制御部と、
を備える配送システムである。
本発明の他の態様の一つは、
夫々異なる温度の複数の格納領域と、前記格納領域間で物品を移動させる移動装置と、を備え、前記物品を配送先へ配送する車両と、
前記物品の前記配送先への到着予定時間と現在時刻との関係を取得することと、
前記物品の配送先への到着予定時間と現在時刻との関係に応じて、前記物品が配送依頼時の第1の温度の状態から受け渡し時には第2の温度の状態となるように、前記物品を位置させる格納領域を決定することと、
を実行する制御部と、
を備える配送システムである。
本発明の他の態様の一つは、
所定の温度の範囲で温度変更可能な格納庫を備える車両によって前記格納庫に格納されて配送先へ配送される物品の前記配送先への到着予定時間と現在時刻との関係を取得することと、
前記物品の前記配送先への到着予定時間と現在時刻との関係に応じて、前記物品が配送依頼時の第1の温度の状態から受け渡し時には第2の温度の状態となるように、前記格納庫の温度を制御することと、
を実行する配送方法である。
本発明の他の態様の一つは、
夫々異なる温度の複数の格納領域と、前記格納領域間で物品を移動させる移動装置と、を備える車両によって配送先へ配送される前記物品の前記配送先への到着予定時間と現在時刻との関係を取得することと、
前記物品の配送先への到着予定時間と現在時刻との関係に応じて、前記物品が配送依頼時の第1の温度の状態から受け渡し時には第2の温度の状態となるように、前記物品を位置させる格納領域を決定することと、
を実行する配送方法である。
開示の配送システム及び配送方法によれば、物品を適切な温度で受け渡すことができる。
図1は、第1実施形態に係る温度管理配送システムのシステム構成の一例を示す図である。 図2は、車両のハードウェア構成の一例を示す図である。 図3は、センタサーバのハードウェア構成を例示する図である。 図4は、車両の機能構成の一例を示す図である。 図5は、配送情報管理テーブルの一例である。 図6は、荷物情報管理テーブルの一例である。 図7は、車両の温度制御処理のフローチャートの一例である。 図8は、第2実施形態に係る車両の温度管理の一例を示す図である。
例えば、通信販売等で購入されたゆでカニなどは、冷凍された状態のまま配送されることがある。この場合、冷凍されたままの商品を受け取ってもすぐに食べることはできない。本発明では、例えば、冷凍された状態の食品を車両内で配送中に解凍して受取人に受け渡す。
本発明の態様の一つは、所定の温度の範囲で温度変更可能な格納庫を備え、当該格納庫に格納された物品を配送先へ配送する車両と、物品の配送先への到着予定時間と現在時刻との関係を取得することと、物品の配送先への到着予定時間と現在時刻との関係に応じて、物品が配送依頼時の第1の温度の状態から受け渡し時には第2の温度の状態となるように、当該格納庫の温度を制御することと、を実行する制御部と、を備える配送システムである。
本発明の態様の一つにおいて、制御部は、配送先への到着予定時間までの残り時間が所定の閾値未満となる場合に、当該格納庫の温度を第1の温度から第2の温度に変化させるようにしてもよい。
制御部は、車両に備えられていてもよいし、車両とは異なる装置であってもよい。物品は、例えば、食品である。格納庫が変更可能な温度の範囲は、例えば、−10℃〜70℃である。ただし、これに限定されない。第1の温度の状態と第2の温度の状態とは異なる温度の状態である。第1の温度の状態、第2の温度の状態は、例えば、冷凍、冷蔵、常温、温蔵のいずれかの状態であってもよい。冷凍の状態は、例えば、−20℃〜−10℃の状態である。冷蔵の状態は、例えば、0℃〜10℃の状態である。常温の状態は、例えば、夏季は20℃〜25℃、冬季は15℃〜20℃の状態である。
本発明の態様の一つによれば、車両で配送中に、第1の温度の状態である物品を第2の
温度の状態にして、当該物品を受取人に届けることができる。例えば、物品が食品である場合には、受取人は、当該食品をすぐに食べたり、調理したりすることができる。また、配送に係る時間を効率良く用いることができる。
本発明の他の態様の一つは、夫々異なる温度の複数の格納領域と、格納領域間で物品を移動させる移動装置と、を備え、物品を配送先へ配送する車両と、物品の配送先への到着予定時間と現在時刻との関係を取得することと、物品の配送先への到着予定時間と現在時刻との関係に応じて、物品が配送依頼時の第1の温度の状態から受け渡し時には第2の温度の状態となるように、物品を位置させる格納領域を決定することと、を実行する制御部と、を備える配送システムである。
本発明の態様の一つにおいて、制御部は、配送先への到着予定時間までの残り時間が所定の閾値未満となる場合に、物品を位置させる格納領域を、第1の温度である第1の格納領域から、第2の温度である第2の格納領域に決定し、移動装置に物品の第2の格納領域への移動を指示するようにしてもよい。
制御部は、車両に備えられていてもよいし、車両とは異なる装置であってもよい。物品は、例えば、食品である。第1の温度の状態と第2の温度の状態とは異なる温度の状態である。第1の温度の状態、第2の温度の状態は、例えば、冷凍、冷蔵、常温、温蔵のいずれかの状態であってもよい。格納領域は、例えば、格納領域間で温度が均一にならないように、壁、カーテン、格納庫で他の格納領域と区切られるようにして形成されてもよい。移動装置は、例えば、格納領域間を通過するベルトコンベア、ロボット、物品の把持機構を有するクレーン等であってもよい。
本発明の態様の一つによれば、車両で配送中に、第1の温度の状態である物品を第2の温度の状態にして、当該物品を受取人に届けることができる。
本発明の態様を、配送方法の側面から捉えることもできる。配送方法は、所定の温度の範囲で温度変更可能な格納庫を備える車両によって当該格納庫に格納されて配送先へ配送される物品の配送先への到着予定時間と現在時刻との関係を取得することと、物品の配送先への到着予定時間と現在時刻との関係に応じて、物品が配送依頼時の第1の温度の状態から受け渡し時には第2の温度の状態となるように、当該格納庫の温度を制御することと、を含む。また、他の態様の配送方法は、夫々異なる温度の複数の格納領域と、格納領域間で物品を移動させる移動装置と、を備える車両によって配送先へ配送される物品の配送先への到着予定時間と現在時刻との関係を取得することと、物品の配送先への到着予定時間と現在時刻との関係に応じて、物品が配送依頼時の第1の温度の状態から受け渡し時には第2の温度の状態となるように、物品を位置させる格納領域を決定することとを含む。なお、上述までの配送システムに関して開示された技術的思想は、技術的な齟齬が生じない範囲で当該配送方法にも適用できる。
以下、図面に基づいて、本発明の実施の形態を説明する。以下の実施形態の構成は例示であり、本発明は実施形態の構成に限定されない。
<第1実施形態>
<システム概要>
図1は、第1実施形態に係る温度管理配送システム100のシステム構成の一例を示す図である。温度管理配送システム100は、例えば、配送する車両内で、配送中に、冷凍された食品を解凍したり、常温の食品を温めたりして、すぐに食べられたり調理できたりする状態で受け渡すシステムである。配送中に車両内で冷凍された状態から解凍された状態にされる食品には、例えば、ゆでカニ、肉、魚の柵、ケーキ等がある。常温の状態から
配送中に車両内で温められた状態にされる食品には、例えば、ホット対応のペットボトル又は缶の飲み物、お弁当等がある。温度管理配送システム100は、センタサーバ1、車両2を含む。温度管理配送システム100は、「配送システム」の一例である。
車両2は、例えば、自動運転走行及び無人運転走行可能な車両である。第1実施形態では、車両2は、所定の配送先に荷物を配送する車両である。車両2は、所定の範囲で温度を変更可能な格納庫217を備えており、当該格納庫217に荷物を格納することで、配送中に当該荷物の周囲の温度を変化させ、例えば、冷凍された食品を解凍した状態で届けることを可能とする。第1実施形態では、格納庫217に格納されて配送される物品は、食品であることを前提とする。
車両2は、例えば、無線通信網を介してインターネットに接続し、インターネットを通じて、センタサーバ1と接続されている。車両2及びは、それぞれ、例えば、3G(3rd generation)、LTE(Long Term Evolution)、LTE−Advanced、5G(5th
generation)等の移動体通信、WiFi等の無線LANの規格に従った無線通信を行う
車両2は、センタサーバ1から運行指令を受けて、運行計画を作成し、運行計画に従って目的地まで自律走行を行う。車両2は、位置情報の取得手段を備えており、所定の周期で、位置情報を取得し、センタサーバ1に送信する。
第1実施形態では、車両2は、センタサーバ1からの配送依頼を受けて、荷物の配送を行う。車両2は、荷物について、例えば、解凍等の温度管理の依頼がなされている場合には、格納庫217の温度を制御する。例えば、荷物が冷凍された食品であり、解凍が指定されている場合には、配送予定時刻までの残り時間が解凍に要する時間よりも長い間は、車両2は、格納庫217の温度を荷物が冷凍された状態を維持可能な温度に設定する。次に、配送予定時刻までの残り時間が解凍に要する時間未満となった場合には、車両2は、格納庫217の温度を荷物が解凍された状態になる温度に設定する。
荷物が冷凍された状態を維持可能な温度は、例えば、一般的な冷凍庫と同じマイナス18℃以下である。荷物が解凍された状態になる温度は、例えば、一般的な冷蔵庫と同じ0℃〜10℃の間の温度である。解凍時の温度を何度とするかは、例えば、物品の種類に応じて、予め設定されてもよいし、車両2の格納庫217にセンサを搭載させ、当該センサの判別機能によって判別された荷物の種類に応じて車両2が決定してもよい。
さらに、例えば、荷物である食品をすぐによりおいしく食せるように、配送予定時刻の30分〜1時間前から格納庫217の温度を常温に設定してもよい。常温は、例えば、夏季は25℃、冬季は15℃である。ただし、これに限定されず、格納庫217を常温に設定する場合には、例えば、格納庫217の扉を開放して、外気(車両2内の空気)を取り入れるようにしてもよい。
このように、車両2による配送中に、格納庫217の温度を制御することによって、例えば、届いてすぐに食したり調理したりすることができる、より適切な温度で荷物を受け渡すことができ、配送に対する利便性が向上する。
図2は、車両2のハードウェア構成の一例を示す図である。図2は、車両2が自律走行可能な車両であるとして説明される。なお、図2では、制御系に係るハードウェアが抽出して示されている。
車両2は、制御部20、外部記憶装置204、通信部205、ディスプレイ206、タ
ッチパネル付ディスプレイ207、カメラ208、障害物センサ209、車輪エンコーダ210、操舵用モータ211、駆動用モータ212、マイクロフォン213、スピーカ214、操舵角エンコーダ215、GPS(Global Positioning System)受信部216、
格納庫217を備える。
制御部20は、Electronic Control Unit(ECU)とも呼ばれる。制御部20は、C
PU 201と、メモリ202と、画像処理部203とインタフェースIF1とを有する。インタフェースIF1には、外部記憶装置204、通信部205、ディスプレイ206、タッチパネル付ディスプレイ207、カメラ208、障害物センサ209、車輪エンコーダ210、操舵用モータ211、駆動用モータ212、マイクロフォン213、スピーカ214、操舵角エンコーダ215、GPS受信部216、格納庫217が接続される。制御部20は、「制御部」の一例である。
障害物センサ209は、超音波センサ、レーダ等である。障害物センサ209は、検出対象方向に超音波、電磁波等を発し、反射波を基に検出対象方向での障害物の存在、位置、相対速度等を検出する。障害物には、例えば、歩行者、自転車、構造物、建築物などが含まれる。例えば、車両2が箱型のボディを有する場合に、障害物センサ209は複数備えられ、複数の障害物センサ209は、それぞれ、車両2の前後左右の4つの角部に近い位置に備えられている。なお、車両2の前後左右は、例えば、進行方向に応じて決定される。
カメラ208は、Charged-Coupled Devices(CCD)、Metal-Oxide-Semiconductor(MOS)あるいはComplementary Metal-Oxide-Semiconductor(CMOS)等のイメージ
センサによる撮影装置である。カメラ208は、フレーム周期と呼ばれる所定時間間隔で画像を取得し、制御部20内のフレームバッファに格納する。カメラ208は車両2に複数備えられ、複数のカメラ208は、例えば、車両2の前後左右の各側面に車外に向けて設置されている。ただし、これに限定されず、カメラ208には、車両の内部に向けて設置されているものが含まれてもよい。
操舵用モータ211は、制御部20からの指示信号にしたがって、車輪の回転面と水平面とが交差する交差線の方向、つまり車輪の回転による進行方向となる角度を制御する。駆動用モータ212は、制御部20からの指示信号にしたがって、例えば、車両2に備えられる4つの各車輪を駆動し、回転させる。ただし、駆動用モータ212は、前後の二対の車輪のうちのいずれか一対の車輪を駆動してもよい。
操舵角エンコーダ215は、車輪の走行方向である操舵角を所定の検出時間間隔で検出し、制御部20のレジスタに格納する。操舵角は、車輪の回転軸の水平面内での角度である。例えば、車両2の進行方向に対して、車輪の回転軸が直交する方向に角度の原点が設定される。また、車輪エンコーダ210は、車輪の回転角を所定の検出時間間隔で取得し、制御部20のレジスタに格納する。
通信部205は、例えば、WiFiのアクセスポイント又は携帯電話基地局に接続し、それらに接続される公衆通信回線網を通じて、ネットワーク上の各種サーバ等と通信するための通信部である。通信部205は、所定の無線通信規格に従った無線信号及び無線通信方式で無線通信を行う。
GPS受信部216は、地球の周囲を周回する複数の人工衛星(Global Positioning Satellite)から時刻信号の電波を受信し、制御部20のレジスタに格納する。マイクロフォン213は、音声を検出して、ディジタル信号に変換し、制御部20のレジスタに格納する。スピーカ214は、制御部20または信号処理部に接続されるD/A変換器および
増幅器により駆動され、音および音声を含む音響を再生する。マイクロフォン213及びスピーカ214には、車両2の内部に向けて備えられるものと、車両2の外部に向けて備えられるものとが含まれてもよい。
例えば、車両2のボディの各側面には、車両2の外部に向けて、ディスプレイ206が備えられている。ディスプレイ206は、例えば、液晶ディスプレイ、エレクトロルミネッセンスパネル等である。タッチパネル付ディスプレイ207は、ユーザからの指示の入力装置であって、例えば、車両2の内部に向けて設置されている。ただし、これに限られず、タッチパネル付ディスプレイ207は、例えば、車両2のドア付近に外部に向けて設置されていてもよい。
制御部20のCPU 201は、メモリ202に実行可能に展開されたコンピュータプログラムを実行し、制御部20としての処理を実行する。メモリ202は、CPU 201が実行するコンピュータプログラム、CPU 201が処理するデータ等を格納する。メモリ202は、例えば、Dynamic Random Access Memory(DRAM)、Static Random Access Memory(SRAM)、Read Only Memory(ROM)等である。画像処理部203
は、CPU 201と連携し、カメラ208から所定のフレーム周期ごとに得られるフレームバッファのデータを処理する。画像処理部203は、例えば、GPUとフレームバッファとなる画像メモリを有する。外部記憶装置204は、不揮発性の記憶装置であり、例えば、Solid State Drive(SSD)、ハードディスクドライブ等である。
例えば、制御部20は、インタフェースIF1を介して、車両2の各部のセンサから検出信号を取得する。また、制御部20は、GPS受信部216からの検出信号により、地球上の位置である緯度と経度を計算する。さらに、制御部20は、外部記憶装置204に格納される地図情報データベースから地図データを取得し、計算した緯度と経度を地図データの上の位置とを照合し、現在地を決定する。また、制御部20は、地図データ上で現在地から目的地に至る経路を取得する。また、制御部20は、障害物センサ209、カメラ208等からの信号に基づき、車両2の周囲の障害物を検知し、障害物を回避するように、進行方向を決定し、操舵角を制御する。
さらに、制御部20は、画像処理部203と連携し、カメラ208から取得される画像をフレームデータごとに処理し、例えば、画像の差分に基づく変化を検知し、障害物を認識する。なお、制御部20は、カメラ208からの画像のフレームデータおよびマイクロフォン213から得られる音声データを通信部205からネットワーク上のセンタサーバ1に送信してもよい。そして、画像のフレームデータおよび音声データの解析をセンタサーバ1に分担させてもよい。
さらにまた、制御部20は、ディスプレイ206に画像、文字その他の情報を表示させる。また、制御部20は、タッチパネル付ディスプレイ207への操作を検出し、ユーザからの指示を受け付ける。
格納庫217は、所定の範囲で温度を変更可能な温冷蔵庫である。格納庫217は、物品を格納する空間(庫内という)と、庫内の温度を制御する冷却装置又は加熱装置のいずれか一方又は両方を備える。格納庫217は、例えば、制御部20からの指示に従って、庫内が指定された温度になるように、冷却装置又は加熱装置を制御する。格納庫217の変更可能な温度の範囲は、例えば、−20℃〜10℃(冷却装置による)、65℃〜85℃(加熱装置による)である。格納庫217は、車両2に複数備えられてもよい。格納庫217は、例えば、1つの格納領域を有しているものであってもよいし、互いに独立して温度制御可能な複数の格納領域を有しているのであってもよい。
図2では、インタフェースIF1が例示されているが、制御部20と制御対象との間の信号の授受がインタフェースIF1に限定される訳ではない。すなわち、制御部20は、インタフェースIF1以外の複数の信号授受経路を有してもよい。また、図2では、制御部20は、単一のCPU 201を有している。ただし、CPUは、単一のプロセッサに限定される訳ではなく、マルチプロセッサ構成であってもよい。また、単一のソケットで接続される単一のCPUがマルチコア構成を有していても良い。上記各部の少なくとも一部の処理は、CPU以外のプロセッサ、例えば、Digital Signal Processor(DSP)、Graphics Processing Unit(GPU)等の専用プロセッサで行われても良い。また、上記各部の少なくとも一部の処理は、集積回路(IC)、その他のディジタル回路であっても良い。また、上記各部の少なくとも一部にアナログ回路が含まれても良い。
図3は、センタサーバ1のハードウェア構成を例示する図である。センタサーバ1は、CPU 101、メモリ102、インタフェースIF5、外部記憶装置104、および通信部105を有する。CPU 101、メモリ102、インタフェースIF5、および外部記憶装置104の構成および作用は、図2のCPU 201、メモリ202、インタフェースIF1、外部記憶装置204と同様である。
通信部105は、例えば、LANを通じて公衆通信回線網に接続し、公衆通信回線網を通じて、ネットワーク上の各種サーバ及び車両2等と通信する。なお、センタサーバ1のハードウェア構成は、図3に示されるものに限定されず、実施の形態に応じて、適宜、追加又は置換することができる。
図4は、車両2の機能構成の一例を示す図である。車両2は、メモリ上のコンピュータプログラムにより、図4に例示された各部として動作する。車両2は、例えば、機能構成要素として、運行計画制御部21、環境検出部22、走行制御部23、位置情報取得部24、荷物管理部25、配送情報DB 26、荷物情報DB 27を備える。運行計画制御部21、環境検出部22、走行制御部23、位置情報取得部24、荷物管理部25、荷物情報DB 26は、例えば、CPU 201がメモリ202上のプログラムを実行することによって達成される機能構成要素である。
位置情報取得部24は、例えば、GPS受信部216等によって取得される車両2の位置情報を、所定の周期で取得し、センタサーバ1に送信する。車両2の位置情報は、例えば、緯度、経度である。または、車両2の位置情報は、例えば、住所であってもよい。また、位置情報取得部24によって取得される車両2の位置情報は、例えば、運行計画制御部21、走行制御部23にも出力される。
運行計画制御部21は、センタサーバ1からの運行指令を受信する。運行指令とともに配送情報も受信される。センタサーバ1から受信される配送情報には、例えば、配送の識別情報、配送先の情報、配送対象の荷物に関する情報、配送予定時間の情報等が含まれている。配送対象の荷物に関する情報には、例えば、荷物の識別情報、荷物のサイズ、荷物の温度管理に関する情報等が含まれている。配送対象の荷物の温度管理に関する情報には、例えば、温度管理の要否、初期温度、受け渡し時の温度、温度1、温度1目安時間等の情報が含まれている。温度1及び温度1目安時間は、例えば、荷物が配送中に解凍される場合には、解凍温度及び解凍目安時間となる。例えば、荷物が配送中に加熱される場合には、温度1及び温度1目安時間は、加熱温度及び加熱目安時間となる。配送予定時間の情報は、例えば、1時間単位、2時間単位の時間帯で指定されている。運行計画制御部21は、受信した配送情報を、配送情報DB 26及び荷物情報DB 27に格納する。
運行計画制御部21は、配送対象の荷物が複数存在する場合には、例えば、運行指令と配送情報とに基づいて、配送順を決定する。配送順は、例えば、時間帯毎に、配送が予定
されている荷物について配送先の情報に基づいて、決定される。例えば、運行計画制御部21は、例えば、新たに配送依頼を受けた場合や1つの配送予定時間帯の開始時刻から所定時間前の時刻になる場合に、配送予定の荷物の配送先を経由する経路を算出し、運行計画を生成する。
運行計画には、このように算出された車両2が走行する経路に関するデータと、経路の一部または全部において車両2が行うべき処理を規定したデータとが含まれる。車両2が行うべき処理の一例には、例えば、配送先での荷物の受け渡し等がある。運行計画制御部21は、生成した運行計画を走行制御部23に出力する。
環境検出部22は、車両2に搭載される各種センサによって取得されたデータに基づいて、自律走行に用いられる車両2の周囲の環境情報を検出する。環境検出部22の検出の対象は、例えば、車線の数や位置、自車両の周囲に存在する車両の数や位置、自車両の周囲に存在する障害物(例えば歩行者、自転車、構造物、建築物など)の数や位置、道路の構造、道路標識などの情報である。ただし、これらに限られない。自律的な走行を行うために用いられるものであれば、検出の対象はどのようなものであってもよい。例えば、センサがステレオカメラである場合には、それにより撮像された画像データを画像処理することで車両2の周囲の物体検出が行われる。環境検出部22が検出した、車両2の周囲環境に関するデータは、後述される走行制御部23へ出力される。
走行制御部23は、例えば、運行計画制御部21が生成した運行計画と、環境検出部22が生成した車両2の周囲環境に関するデータ、位置情報取得部24が取得した自車両の位置情報に基づいて、自車両の自律的な走行を制御するための制御指令を生成する。例えば、走行制御部23は、運行計画制御部21から運行計画が入力されると、運行計画によって示される移動方向に障害物が存在するか否かを判定し、移動の安全性を確保する。移動方向に障害物が存在しないことが判定された場合に、走行制御部23は、運行計画に従った経路で自車両を走行させるべく制御指令を生成する。生成された制御指令は、駆動用モータ212へ送信される。車両を自律走行させるための制御指令の生成方法については、公知の方法を採用することができる。
荷物管理部25は、車両2に積載されている配送対象の荷物を管理する。荷物管理部25は、荷物情報DB 27に格納されている情報に基づいて、荷物を格納する格納庫217の温度を制御する。より具体的には、荷物管理部25は、格納庫217に格納されている荷物の配送時間帯の開始時刻までの残り時間と、当該荷物の初期温度とは異なる指定された温度での維持時間との関係に基づいて、格納庫217の温度設定を初期温度から指定された温度へと変更する。荷物管理部25の処理の詳細は後述される。
配送情報DB 26と荷物情報DB 27とは、例えば、車両2の外部記憶装置204の記憶領域に作成される。配送情報DB 26と荷物情報DB 27とは、例えば、リレーショナルデータベースである。配送情報DB 26は、配送に関する情報を格納する。荷物情報DB 27は、荷物の温度管理に関する情報を格納する。
図5は、配送情報管理テーブルの一例である。配送情報管理テーブルは、配送情報DB
26に格納されている。図5に示される配送情報管理テーブルには、配送ID、荷物ID、指定配送時間、配送先、配送順番のフィールドが含まれている。配送IDのフィールドには、配送を識別するための識別情報が格納されている。荷物IDのフィールドには、荷物を識別するための識別情報が格納されている。指定配送時間のフィールドには、当該荷物に指定された配送希望時間帯を示す情報が格納されている。配送に関する時間帯は、例えば、配送の営業時間内で枠が予め決められている。例えば、配送に関する時間帯の枠は、午前中(9時〜12時)、14時〜16時、16時〜18時、18時〜20時、19
時〜21時等である。配送希望時間帯を示す情報は、例えば、各時間帯に対応するコード、フラグ等である。
配送先のフィールドには、当該荷物の配送先の住所が格納されている。配送順番のフィールドには、車両2の当該荷物の配送先への経由順番が格納されている。配送ID、荷物ID、指定配送時間、配送先のフィールドの値は、例えば、センタサーバ1から受信される配送情報に含まれており、当該配送情報から取得される。
ユーザからの配送依頼の受付の際に配送希望時間の指定は任意であり、配送希望時間が指定されていない場合には、センタサーバ1から受信される配送情報に、配送希望時間は含まれていない、又は、配送希望時間が指定されていないことを示す情報が含まれる。センタサーバ1からの配送情報によって配送希望時間が特定されていない場合には、例えば、指定配送時間のフィールドは空となる。
配送順番のフィールドの値は、運行計画制御部21によって、配送順が決定又は変更された場合に、更新される。運行計画制御部21は、配送順の決定処理を、例えば、新たに配送情報が受信されたことを契機に行う。配送順は、例えば、時間帯毎に決定される。例えば、1つの時間帯の枠における配送順は、まず、当該時間帯を配送希望時間として指定する荷物間で決定され、次に、当該荷物の配送先間に配送希望時間の指定がない荷物の配送先が存在する場合には、当該荷物の配送が挿入されるようにして決定される。ただし、荷物の配送順の決定方法は、これに限定されず、周知の方法のいずれが用いられてもよい。また、配送情報管理テーブルの構成は、図5に示されるものに限定されない、配送情報DB 26に格納される情報は、配送情報管理テーブルに限定されない。
図6は、荷物情報管理テーブルの一例である。荷物情報管理テーブルは、荷物情報DB
27に格納されている。荷物情報管理テーブルには、荷物の温度管理に関する情報が格納されている。図6に示される荷物情報管理テーブルには、荷物ID、配送予定時間、格納庫ID、温度変更、初期温度、受渡時温度、温度1、温度1目安時間、温度2、温度2目安時間、のフィールドが含まれている。
荷物IDには、荷物を識別するための識別情報が格納される。配送予定時間のフィールドには、当該荷物の配送希望の時間帯が指定されている場合には、配送希望の時間帯が格納される。当該荷物の配送希望の時間帯が指定されていない場合には、運行計画制御部21によって当該荷物の配送順が決定されることに伴って決定される配送予定時間帯を示す情報が格納される。
格納庫IDのフィールドには、当該荷物が格納されている格納庫217を識別するための識別情報が格納される。荷物がいずれの格納庫217にも格納されていない場合には、格納庫IDのフィールドは空となる。
温度変更のフィールドには、当該荷物を格納する格納庫217の温度の変更が必要か否かを示す情報が格納される。当該荷物を格納する格納庫217の温度の変更が必要か否かを示す情報は、例えば、フラグ又はコードである。ただし、図6に示される例では、便宜上、「要」、「否」の文言が格納されている。
初期温度のフィールドには、当該荷物を格納する格納庫217に設定される初期温度の値が格納される。受渡時温度のフィールドには、受け渡される際の当該荷物の温度の値が格納される。すなわち、受渡時温度のフィールドに格納される温度の値は、格納庫217に格納される1の荷物の配送における格納庫217の最終設定温度である。初期温度に設定される温度は、「第1の温度」の一例である。受渡時温度に設定される温度は、「第2
の温度」の一例である。
温度1及び温度1目安時間のフィールドには、1段階目の温度変更における格納庫217の設定温度及び当該温度を維持する目安時間が格納される。温度2及び温度2目安時間のフィールドには、2段階目の温度変更における格納庫217の設定温度及当該温度を維持する目安時間が格納される。
いずれの格納庫217にいずれの荷物が格納されたかは、例えば、車両2への荷物の積載を行うスタッフ等によって車両2に備えられる入力装置又は通信によって、登録される。
荷物ID、配送予定時間、温度変更、初期温度、受渡時温度、温度1、温度1目安時間、温度2、温度2目安時間のフィールドの値は、例えば、センタサーバ1から受信される配送情報に基づいて取得される。ただし、格納庫217の温度変更を要しない場合には、温度1、温度1目安時間、温度2、温度2目安時間のフィールドの値は空である。格納庫217の温度変更を要する場合でも、温度変更が1段階である場合には、温度2、温度2目安時間のフィールドは空である。また、温度変更が3段階以上である場合には、温度3、温度3目安時間、…のフィールドが追加されてもよい。
例えば、冷凍されている食品を解凍し、なおかつ常温に戻して届ける場合には、初期温度のフィールドに格納される値は、冷凍状態を維持可能な温度である−18℃となる。受渡時温度のフィールドに格納される値は、常温状態である15℃となる。温度1のフィールドに格納される値は、当該食品の解凍に用いられる温度である5℃となる。温度1目安時間のフィールドに格納される値は、当該食品の解凍で定められている時間となる。この場合の食品の冷凍されている状態は、「第1の温度の状態」の一例であり、食品が解凍された状態は、「第2の温度の状態」の一例である。
なお、初期温度、受渡温度、温度1、温度2のフィールドには、具体的な値ではなく、例えば、「冷蔵」、「冷凍」、「常温」、「温蔵」のような、所定の温度の範囲に対応するコード又はフラグが格納されてもよい。「冷蔵」の場合には、例えば、格納庫217は0℃から10℃の間の「冷蔵」の温度として予め定められている温度に設定される。「冷凍」の場合には、例えば、格納庫217は−20℃から−10℃の間の「冷凍」の温度として予め定められている温度に設定される。「常温」の場合には、例えば、格納庫217は、夏季なら20℃から30℃、冬季なら10℃から20℃の間の「冷蔵」の温度として予め定められている温度に設定される。又は、「常温」の場合には、格納庫217の扉を開放し車両2内の気温と格納庫217内の温度が同じになるようにしてもよい。「温蔵」の場合には、例えば、格納庫217は60℃から70℃の間の「温蔵」の温度として予め定められている温度に設定される。
なお、荷物情報管理テーブルの構成は、図6に示されるものに限定されない。また、荷物情報DB 27に格納される情報は、荷物情報管理テーブルに限定されない。
<処理の流れ>
図7は、車両2の温度制御処理のフローチャートの一例である。図7の処理は、例えば、格納庫217に格納されている荷物であって、温度変更「要」に設定されている荷物1つ1つについて行われる。また、図7に示される処理は、所定の周期で繰り返し実行される。また、図7に示される処理の実行主体は、車両2の制御部20であるが、便宜上、機能構成要素を主体として説明する。また、図7では、処理対象の荷物に温度1、温度2の設定がある場合の処理が示される。
OP100では、荷物管理部25は、処理対象の荷物の配送予定時間帯の開始時刻までの残り時間を取得する。
OP101では、荷物管理部25は、処理対象の荷物の配送予定時間帯の開始時刻までの残り時間が温度1目安時間と温度2目安時間の合計値以上であるか否かを判定する。なお、処理対象の荷物に、温度3、温度4…が設定されている場合には、温度1目安時間、温度2目安時間、温度3目安時間、温度4目安時間…の合計値と残り時間との比較となる。温度1しか設定されていない場合には、温度1目安時間と残り時間との比較となる。
処理対象の荷物の配送予定時間帯の開始時刻までの残り時間が温度1目安時間と温度2目安時間の合計値以上である場合には(OP101:YES)、処理がOP102に進む。処理対象の荷物の配送予定時間帯の開始時刻までの残り時間が温度1目安時間と温度2目安時間の合計値未満である場合には(OP101:NO)、処理がOP103に進む。
OP102では、荷物管理部25は、処理対象の荷物を格納している格納庫217の設定温度を初期温度に決定する。格納庫217の設定温度が初期温度でない場合には、格納庫217の設定温度が初期温度に変更される。その後、図7に示される処理が終了する。
OP103では、荷物管理部25は、処理対象の荷物の配送予定時間帯の開始時刻までの残り時間が温度2目安時間以上温度1目安時間と温度2目安時間の合計値未満であるか否かを判定する。なお、処理対象の荷物に、温度3…が設定されている場合には、残り時間が、温度2目安時間と温度3目安時間の合計値以上温度1目安時間〜温度3目安時間の合計値未満であるか否かの判定となる。温度1しか設定されていない場合には、OP101では、温度1目安時間と残り時間との比較となる。この場合、OP103の処理は行われず、OP101で肯定判定の場合には、処理がOP104に進む。
処理対象の荷物の配送予定時間帯の開始時刻までの残り時間が温度2目安時間以上温度1目安時間と温度2目安時間の合計値未満である場合には(OP103:YES)、処理がOP104に進む。処理対象の荷物の配送予定時間帯の開始時刻までの残り時間が温度2目安時間未満である場合には(OP103:NO)、処理がOP105に進む。
OP104では、荷物管理部25は、処理対象の荷物を格納している格納庫217の設定温度を温度1に決定する。格納庫217の設定温度が温度1でない場合には、格納庫217の設定温度が温度1に変更される。その後、図7に示される処理が終了する。
OP105では、荷物管理部25は、処理対象の荷物を格納している格納庫217の設定温度を温度2に決定する。格納庫217の設定温度が温度2でない場合には、格納庫217の設定温度が温度2に変更される。処理対象の荷物に温度1と温度2とが設定されている場合には、温度2は受渡時温度と同じである。その後、図7に示される処理が終了する。
図7に示される処理において、処理対象の荷物の配送予定時間帯の開始時刻、初期温度、温度1、温度1目安時間、温度2、温度2目安時間等は、荷物情報管理テーブルから取得される。なお、車両2の温度制御処理は、図7に示される処理に限定されない。
例えば、図6に示される荷物情報管理テーブルの荷物ID「K001」の荷物(以下、荷物K001と称する)についての温度制御処理は、以下の様になる。荷物管理部25は、配送予定時間帯の開始時刻までの残り時間が、温度1目安時間「8時間」と温度2目安時間「30分」との合計値である8.5時間以上である間は(OP101:YES)、格納庫ID「S001」(以下、格納庫S001)の温度を初期温度である−18℃に設定
する(OP102)。すなわち、荷物K001は、配送予定時間帯の開始時刻までの残り時間が8.5時間以上である間は、冷凍された状態が維持される。
次に時間が経過して、配送予定時間帯の開始時刻までの残り時間が、温度2目安時間「30分」以上温度1目安時間「8時間」と温度2目安時間「30分」との合計値である8.5時間未満である間は(OP103:YES)、荷物管理部25は、格納庫S001の温度を温度1である5℃に設定する(OP104)。これによって、配送予定時間帯の開始時刻までの残り時間が8.5時間未満となると、格納庫S001の温度設定が5℃になり、荷物K001の解凍が始まる。格納庫S001の温度設定が5℃になってから温度1目安時間が経過するまでに、荷物K001は解凍が完了する。
次に、時間が経過して、配送予定時間帯の開始時刻までの残り時間が、温度2目安時間「30分」未満となると(OP103:NO)、荷物管理部25は、格納庫S001の温度を温度2である15℃に設定する(OP105)。これによって、配送予定時間帯の開始時刻までの残り時間が30分となると、格納庫S001の温度設定が15℃になり、時間の経過とともに荷物K001の温度も15℃又はそれに近い温度になる。この例では、荷物K001が受け渡される場合には、荷物K001は常温(15℃)に近い温度になっており、受取人は荷物K001の食品を受け取ってすぐに食することができる。
例えば、図6に示される荷物情報管理テーブルの荷物ID「K003」の荷物(以下、荷物K003と称する)についての温度制御処理は、以下の様になる。荷物管理部25は、配送予定時間帯の開始時刻までの残り時間が、温度1目安時間「5時間」以上である間は(OP101:YES)、格納庫ID「S003」(以下、格納庫S003)の温度を初期温度である15℃に設定する(OP102)。すなわち、荷物K003は、配送予定時間帯の開始時刻までの残り時間が5時間以上である間は、常温(15℃)の状態が維持される。
次に時間が経過して、配送予定時間帯の開始時刻までの残り時間が、温度1目安時間「5時間」未満となる場合には(OP101:NO)、荷物管理部25は、格納庫S003の温度を温度1である65℃に設定する(OP104)。これによって、配送予定時間帯の開始時刻までの残り時間が5時間未満となると、格納庫S003の温度設定が65℃になり、荷物K003への加熱が始まる。温度1目安時間が経過する間に、荷物K003は65℃に達することができる。この例では、荷物K003が受け渡される場合には、荷物K003は65℃に近い温度になっている。例えば、荷物K003が店舗(配送先)に陳列されるホット専用飲料である場合、受け渡されてからすぐに客に荷物K003を販売することができる。
<第1実施形態の作用効果>
第1実施形態では、車両2において配送中に荷物を第1の状態から第2の状態へ遷移させるように、当該荷物を格納する格納庫217の温度制御が行われる。例えば、荷物が冷凍された状態の食品である場合には、第1の状態は冷凍された状態、第2の状態は解凍された状態であり、配達予定時間帯から所定時間前になると、格納庫217の温度が冷凍状態の温度から冷蔵の状態の温度に設定変更される。例えば、荷物が常温の飲料である場合には、第1の状態は常温の状態、第2の状態はホット飲料として販売可能な程度に加熱された状態であり、配達予定時間帯から所定時間前になると、格納庫217の温度が常温状態の温度から温蔵の状態の温度に設定変更される。第1実施形態によれば、荷物の受渡し時に、当該荷物である食品をすぐに食べたり販売したりすることができ、配送によって荷物を受け取る受取人の利便性を向上させることができる。
<第2実施形態>
図8は、第2実施形態に係る車両2Aの温度管理の一例を示す図である。第2実施形態では、車両2Aは、内部に、温度の異なる複数の格納領域を有し、格納領域間を移動させることで、荷物の温度管理を行う。
図8に示される例では、車両2Aの内部には、冷凍温度の格納領域A、冷蔵温度の格納領域B、常温の格納領域C、温蔵温度の格納領域Dの4つの領域が備えられている。格納領域は、例えば、壁やカーテン等で区切られていたり、温蔵庫、冷蔵庫、冷凍庫、常温庫等で形成されている。各格納領域間の荷物の移動は、移動装置218によって行われる。移動装置218は、例えば、ベルトコンベア、ロボット、把持機能を有するクレーン等である。なお、車両2A内の格納領域の数、各格納領域の温度設定、格納領域間の荷物の移動方法は、特定のものに限定されない。
車両2Aのハードウェア構成は、格納庫217を有する代わりに、各格納領域を形成する手段(壁、カーテン、温蔵庫、冷蔵庫、冷凍庫、常温庫等)と格納領域間で荷物を移動させる移動装置218とを備えること以外は、第1実施形態と同様である。また、車両2Aの機能構成も、荷物管理部25が格納庫217の温度を制御する代わりに移動装置218を制御すること以外は、第1実施形態と同様である。
車両2Aの温度制御処理も、第1実施形態と同様である。具体的には、以下の通りである。まず、荷物は、車両2Aに積載される際には、初期温度に対応する格納領域に格納される。その後、当該荷物について、図7に示される温度制御処理が実行される。例えば、図7のOP104やOP105において、温度1又は温度2へと温度の変更が判定されると、荷物管理部25は、温度1又は温度2に対応する格納領域へ対象の荷物を移動させることを移動装置218に指示する。
なお、移動装置218を備える代わりに、各格納領域間で荷物の移動を行う人員を車両2Aに配置してもよい。この場合には、荷物管理部25は、車両2A内のディスプレイやスピーカから当該人員に所定の格納領域への荷物の移動の指示を出力するようにしてもよい。
第2実施形態によれば、車両2Aの配送中に、配送される荷物を初期温度の状態から受渡時温度の状態にして、受取人に渡すことができる。
<その他の実施形態>
上記の実施形態はあくまでも一例であって、本発明はその要旨を逸脱しない範囲内で適宜変更して実施しうる。
第1実施形態及び第2実施形態では、車両2又は車両2Aが荷物の温度制御処理を行うが、温度制御処理はセンタサーバ1が行ってもよい。この場合、センタサーバ1は、例えば、荷物情報DB 27を備え、図7に示される温度制御処理を実行し、車両2又は車両2Aに、温度変更の指示を行う。車両2又は車両2Aは、センタサーバ1からの指示に従って、格納庫217の温度の変更又は荷物の格納領域の移動を行う。この場合、センタサーバ1は、「制御部」の一例である。
第1及び第2実施形態では、車両2は自動運転車両であることが想定されているが、車両2は、人による運転によって走行する車両であってもよい。
本開示において説明した処理や手段は、技術的な矛盾が生じない限りにおいて、自由に組み合わせて実施することができる。
また、1つの装置が行うものとして説明した処理が、複数の装置によって分担して実行されてもよい。あるいは、異なる装置が行うものとして説明した処理が、1つの装置によって実行されても構わない。コンピュータシステムにおいて、各機能をどのようなハードウェア構成(サーバ構成)によって実現するかは柔軟に変更可能である。
本発明は、上記の実施形態で説明した機能を実装したコンピュータプログラムをコンピュータに供給し、当該コンピュータが有する1つ以上のプロセッサがプログラムを読み出して実行することによっても実現可能である。このようなコンピュータプログラムは、コンピュータのシステムバスに接続可能な非一時的なコンピュータ可読記憶媒体によってコンピュータに提供されてもよいし、ネットワークを介してコンピュータに提供されてもよい。非一時的なコンピュータ可読記憶媒体は、例えば、磁気ディスク(フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスクドライブ(HDD)等)、光ディスク(CD−ROM、DVDディスク、ブルーレイディスク等)など任意のタイプのディスク、読み込み専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、EPROM、EEPROM、磁気カード、フラッシュメモリ、光学式カード、電子的命令を格納するために適した任意のタイプの媒体を含む。
1 :センタサーバ
2 :車両
20 :制御部
21 :運行計画制御部
22 :環境検出部
23 :走行制御部
24 :位置情報取得部
25 :荷物管理部
100 :温度管理配送システム
102 :メモリ
104 :外部記憶装置
105 :通信部
202 :メモリ
203 :画像処理部
204 :外部記憶装置
205 :通信部
217 :格納庫

Claims (6)

  1. 所定の温度の範囲で温度変更可能な格納庫を備え、前記格納庫に格納された物品を配送先へ配送する車両と、
    前記物品の前記配送先への到着予定時間と現在時刻との関係を取得することと、
    前記物品の前記配送先への到着予定時間と現在時刻との関係に応じて、前記物品が配送依頼時の第1の温度の状態から受け渡し時には第2の温度の状態となるように、前記格納庫の温度を制御することと、
    を実行する制御部と、
    を備える配送システム。
  2. 前記制御部は、前記配送先への到着予定時間までの残り時間が所定の閾値未満となる場合に、前記格納庫の温度を前記第1の温度から前記第2の温度に変化させる、
    請求項1に記載の配送システム。
  3. 夫々異なる温度の複数の格納領域と、前記格納領域間で物品を移動させる移動装置と、を備え、前記物品を配送先へ配送する車両と、
    前記物品の前記配送先への到着予定時間と現在時刻との関係を取得することと、
    前記物品の配送先への到着予定時間と現在時刻との関係に応じて、前記物品が配送依頼時の第1の温度の状態から受け渡し時には第2の温度の状態となるように、前記物品を位置させる格納領域を決定することと、
    を実行する制御部と、
    を備える配送システム。
  4. 前記制御部は、前記配送先への到着予定時間までの残り時間が所定の閾値未満となる場合に、前記物品を位置させる格納領域を、前記第1の温度である第1の格納領域から、前記第2の温度である第2の格納領域に決定し、前記移動装置に前記物品の前記第2の格納領域への移動を指示する、
    請求項3に記載の配送システム。
  5. 所定の温度の範囲で温度変更可能な格納庫を備える車両によって前記格納庫に格納されて配送先へ配送される物品の前記配送先への到着予定時間と現在時刻との関係を取得することと、
    前記物品の前記配送先への到着予定時間と現在時刻との関係に応じて、前記物品が配送依頼時の第1の温度の状態から受け渡し時には第2の温度の状態となるように、前記格納庫の温度を制御することと、
    を実行する配送方法。
  6. 夫々異なる温度の複数の格納領域と、前記格納領域間で物品を移動させる移動装置と、を備える車両によって配送先へ配送される前記物品の前記配送先への到着予定時間と現在時刻との関係を取得することと、
    前記物品の配送先への到着予定時間と現在時刻との関係に応じて、前記物品が配送依頼時の第1の温度の状態から受け渡し時には第2の温度の状態となるように、前記物品を位置させる格納領域を決定することと、
    を実行する配送方法。
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