JPH07101492A - 荷受け用ロッカー装置 - Google Patents

荷受け用ロッカー装置

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JPH07101492A
JPH07101492A JP27497493A JP27497493A JPH07101492A JP H07101492 A JPH07101492 A JP H07101492A JP 27497493 A JP27497493 A JP 27497493A JP 27497493 A JP27497493 A JP 27497493A JP H07101492 A JPH07101492 A JP H07101492A
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JP
Japan
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locker
cooling
heat
lockers
box
Prior art date
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Application number
JP27497493A
Other languages
English (en)
Inventor
Koji Okamoto
弘司 岡本
Osamu Yokota
修 横田
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Hokoku Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Hokoku Kogyo Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 所望の荷受け用ロッカーを、必要な数だけ冷
蔵又は冷凍機能を有するロッカーにする。 【構成】 隔壁 2によって複数の荷受け用ロッカー 1を
形成する。各荷受け用ロッカー 1に開閉自在な扉12とロ
ック機構を設け、ロック機構の解除等を制御するコント
ロール部 3を設けた。この荷受け用ロッカー装置に、吸
気口15と、隣接する荷受け用ロッカーに連通する通気部
16と、排気口17とを設ける。熱交換器32と放熱手段33と
の間に冷却素子34を介在させた冷却装置22を、断熱性を
有する箱体21に設けて冷却ボックス20を構成する。この
冷却ボックス20を荷受け用ロッカー1のいずれかに収容
した。冷却素子34は、少なくとも一対の異なる種類の半
導体42を互いに電気的に絶縁状態で並列に配置すると共
に該半導体42の一端部を相接続し、他端部を直流電源に
接続して直列に接続した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、荷受人宅が不在の際に
荷物を預けて保管しておく荷受け用ロッカーを集合ユニ
ットにした荷受け用ロッカー装置に関し、特に荷受け用
ロッカー装置を設置した後に所望の荷受け用ロッカーを
個別に冷蔵・冷凍ロッカーにするものである。
【0002】
【従来の技術】近年、小口の荷物を個人宅に配送する所
謂宅配便がよく利用されるようになっている。しかしな
がら荷受人宅が不在の際には荷物を受け取ることができ
ないため、宅配便の配送業者は荷受人が在宅のときに再
度配達しなければならず、配送業者にとって荷受人との
連絡をとっての再配達は担当の負担となっていた。ま
た、配送業者が荷物を持ち帰った際は、荷受人は都合の
良い日を配送業者に指定するのであるが、配達の正確な
時間までは指定することができないため荷受人は配送業
者が配達に来るのを待っていなければならず、時間を無
駄にするという問題があった。
【0003】このような背景から、最近ではマンション
等の集合住宅に宅配便荷受け用ロッカー装置が設置され
つつある。宅配便荷受け用ロッカー装置は、宅配便の配
達業者が荷物を荷受人宅に配達に訪れて不在のときに、
荷物を荷受け用ロッカーに預けると共に伝票を荷受人宅
の郵便受け等に入れ、荷受人が帰宅して郵便受け等に入
れられた伝票から不在のときに荷物を配送されたことを
知ってロッカー内の荷物を受け取るものである。
【0004】一方、デパート等の食品売り場において
は、生鮮食品等を買った後に更に他の買い物がある客の
便宜を図るため、買った生鮮食品を一時的に預けておく
ことのできる冷蔵または冷凍機能を有するロッカー装置
を設置している場合がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、配送さ
れる宅配便の荷物中には食品等が冷蔵または冷凍された
状態で送られる所謂クール便と呼ばれるものが増加して
おり、荷物がこのクール便の品物の場合、これまでの荷
受け用ロッカー装置では品物の冷凍又は低温状態を長時
間維持することができず、時には加温する結果となる場
合があり、荷受人が不在のときには、従来と同じよう
に、宅配業者は荷物を持ち帰り、再度配達するしかなか
った。また、配達日を変えて再度配達する場合には、温
度管理が困難で、鮮度が落ちるという問題があった。
【0006】また、上記の冷蔵または冷凍機能を有する
ロッカー装置は、保冷ロッカーの集合ユニット全体を冷
蔵または冷凍するので、所望のロッカーを必要な数だけ
冷却することができず、荷物が収納されていない冷蔵ロ
ッカーまでもが冷却されて、無駄であった。
【0007】本発明は、上述した問題を解決するために
なされたもので、その目的とするところは、所望のロッ
カーを、必要な数だけ冷蔵または冷凍機能を有するロッ
カーとすることのできる荷受け用ロッカー装置を提供し
ようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明における荷受け用ロッカー装置は、複数の荷
受け用ロッカーのそれぞれに開閉自在な扉とロック機構
を設けると共に必要に応じて所定のロック機構を解除さ
せるコントロール部を設けた荷受け用ロッカー装置にお
いて、ロッカー装置に吸気口と、隣接する荷受け用ロッ
カーに連通する通気部と、排気口とを設け、断熱性を有
する箱体に冷却手段を設けた冷却ボックスを、複数の荷
受け用ロッカーのいずれかに収容したことを特徴とする
ものである。
【0009】上記冷却ボックスの冷却手段は、少なくと
も一対の異なる種類の半導体を互いに電気的に絶縁状態
で並列に配置すると共に該半導体の一端部を相接続し他
端部を直流電源に接続して冷却素子を構成し、該冷却素
子を箱体内部に位置させた熱交換器と箱体外部に位置さ
せた放熱手段との間に冷却素子を介在してなるものであ
ることが好ましい。
【0010】
【作用】以上のように構成された本願発明に係る荷受け
用ロッカー装置は、所望するロッカーに冷蔵ボックスを
収納する。冷蔵ボックスを収納した荷受け用ロッカーは
コントロール部に記憶される。配送業者がクール便の品
物を配達に来て荷受人が不在のときには、荷受人の部屋
番号等と共に品物がクール便であることをコントロール
部に入力する。コントロール部は、冷蔵ボックスが収容
されている荷受け用ロッカーの中から空いている荷受け
用ロッカーを選択して品物を収納すべきロッカーを指定
し、そのロッカーのロック機構を解除し、扉を開放可能
な状態にする。
【0011】冷蔵ボックスの冷却手段は、コントロール
部からの出力信号によって駆動される。冷却手段の冷却
素子は、熱交換器を介して冷蔵ボックス内を冷却し、冷
却素子の発熱は、放熱手段を介して放散される。空気が
吸気口から吸気され、通気路を通って放熱手段に導入さ
れ、冷却素子の発熱を吸収する。熱を吸収した空気は、
排気口から排出される。
【0012】
【実施例】本発明の一実施例を図に基づいて説明する。
図1は、本発明に係る荷受け用ロッカー装置の全体を示
す正面図であって、隔壁 2によって適宜区画して大きさ
の異なる荷受用ロッカー1a,1b,1c,1d,1eを組合せる
ようにユニット化したものである。このロッカー装置に
は、コントロール部 3が設けられている。このコントロ
ール部 3は、各荷受け用ロッカー 1のロック機構(図示
を省略した)を制御し、荷受人を確認したり空きロッカ
ーを判別するための制御部(図示を省略した)を有し、
その前面にはカードの挿入口や操作キー等の入力部 5
と、操作手順等を表示する表示部 6と、配送日時等を打
刻するプリンタ 7とが配置された操作盤8が設けられて
いる。
【0013】図2は、荷受け用ロッカー 1を3段に区画
した場合の荷受け用ロッカー装置の縦断側面図であっ
て、各荷受け用ロッカー 1とこの荷受け用ロッカー 1に
隣接する荷受け用ロッカー1'との間は、隔壁 2によって
区画されている。ロッカー装置の背面には背面板10が設
けられ、隔壁 2と背面板10とによって、荷受け用ロッカ
ーの箱体が形成されている。
【0014】各荷受け用ロッカー 1の前面には扉12がヒ
ンジを介して開閉自在に設けられ、扉12を必要なとき以
外に開放しないようロックすることができるように、電
磁式ロック機構(図示を省略した)が設けられている。
【0015】ロッカー装置は、図2及び図3に示すよう
に、その下部と背面板10に吸気口15が設けられ、各荷受
け用ロッカー 1の上下方向を区画する隔壁 2の後方には
通気部16が設けられて上下に隣接する荷受け用ロッカー
1が連通され、さらに各扉12の上方には排気口17が設け
られている。
【0016】このように構成された荷受け用ロッカー装
置の荷受け用ロッカー 1には、必要に応じて冷蔵ボック
ス20が収納される。この冷蔵ボックス20は、概略各荷受
け用ロッカー 1に収納することのできる大きさを有する
箱体21と、冷却手段22から構成されてなるものである。
なお、本発明における冷蔵ボックスは、その内部を所定
の温度に冷却することのできるものを云い、必要なとき
には0℃以下の冷凍状態を保持することのできるものも
包含している。
【0017】箱体21は、外箱25と、荷物を収納する内箱
26と、これらの箱の間に充填される断熱材27とによって
構成され、その前面には扉28が開閉自在に取付けられて
いる。また、箱体21の後方と荷受け用ロッカー 1の背面
板10との間には通気路29が形成される。
【0018】冷却手段22は、箱体21の上部に位置し、図
4及び図6に示すように、箱体21内に位置される熱交換
器32と放熱手段33との間に冷却素子34を介在させてなる
ものである。
【0019】熱交換器32は、箱体21内に位置し、図6に
示すように、吸熱効果を高めるために、多数の吸熱フィ
ンを有するヒートシンクを用いている。また、図3中に
示しているように、ヒートシンクの近傍に送風ファン37
を設け、このヒートシンクが伝導する冷気を箱体21内に
対流させることが望ましい。
【0020】放熱手段33は、通気路29と排気口17の間に
わたって位置し、通風路38と、送風ファン39と、通風路
38内に位置するヒートシンク40とによって構成されてい
る。ヒートシンク40は、熱交換器32のヒートシンクと同
様に、放熱効果を高めるために、多数の放熱フィンを有
している。送風ファン39は、通気路29に臨んで位置し、
吸気口15から通気部16を通って吸気された通気路29の空
気を吸引してヒートシンク40に吹き付ける。
【0021】冷却素子34は、図7に示すように、P形と
N形の相異なる少なくとも一対の半導体42A ,42B を小
間隔あけて並べ、夫々の半導体42A ,42B の一端に扁平
な電導体43を貼着し、他端では両者に亘って電導体44を
貼着して構成されたもので、各電導体に直流電源を接続
して直流電流を流すと熱を発生または吸収するペルチェ
効果を利用したものである。電導体42A ,42B は、夫々
電気絶縁性を有する伝熱ブロック45が貼着される。ペル
チェ効果を利用した冷却素子34には、図6に示すよう
に、交流電源を直流に変換する直流電源アダプタ46が接
続されている。
【0022】このペルチェ効果を利用した冷却素子34
は、直流電流を流すと電流に比例してP形とN形の半導
体42A ,42B の箱体21側の接点a において箱体21内の熱
をヒートシンク36を介して吸収すると共に、通風路38側
の接点b においては発熱し、この熱をヒートシンク40を
介して送風ファン39から送られる冷却用空気によって効
率よく放散すると、箱体21内の熱は連続的に箱体21外へ
伝導される。冷却素子34は、これに流す電流に比例して
吸収する熱量が変化するので、設定した温度となるよう
に電流を調節する。なお、冷却素子34は、図8に示すよ
うに、P形の半導体1AとN形の半導体1Bを小間隔あけて
交互に並べ、両端の半導体42A ,42B の一端に扁平な電
導体43を貼着し、他端ではその他の隣接した半導体42A
,42B の端部に亘って電導体44を夫々に貼着して直列
に接続されるように構成してもよい。
【0023】なお、この実施例においてはペルチェ効果
を利用した冷却素子を使用した例で説明したが、これに
限定されることなく、冷却素子に換えて例えば熱交換器
として蒸発器を、また放熱器として凝縮器を用い、これ
らに冷媒を充填すると共にコンプレッサと膨張弁を介し
て接続してなるヒートポンプを使用してもよい。
【0024】以上のように構成された本願発明に係る荷
受け用ロッカー装置は、所望する荷受け用ロッカー 1に
冷蔵ボックス20を収納する。冷蔵ボックス20を収納した
荷受け用ロッカー 1はコントロール部 3に記憶される。
配送業者がクール便を配達に来て荷受人が不在のときに
は、荷受人の部屋番号等と共に荷物がクール便であるこ
とをコントロール部 3に入力する。コントロール部 3
は、冷蔵ボックス20が収容されている荷受け用ロッカー
1の中から空いている荷受け用ロッカー 1を選択して荷
物を収納すべきロッカー 1を指定し、そのロッカーの電
磁式ロック機構を解除し、扉12を開放可能な状態にす
る。
【0025】冷蔵ボックス20の冷却手段22は、コントロ
ール部 3からの出力信号によって駆動される。冷却手段
22の冷却素子34は、ヒートシンク36を介して冷蔵ボック
ス20内を冷却し、冷却素子34の発熱は、通風路内38のヒ
ートシンク40を介して放散される。冷却用の空気は、送
風ファン39によって吸気口15から吸気され、通気路29を
通って通風路38に導入され、通風路38内のヒートシンク
40に吹き付けられ、冷却素子34の発熱を吸収する。熱を
吸収した空気は、排気口17から排出される。
【0026】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように、荷受け
用ロッカーに冷蔵ボックスを収容するように構成されて
いるので、以下に記載されるような効果を奏する。
【0027】冷蔵ボックスを荷受け用ロッカーと別のも
のにしたので、構造が簡単で、容易に製造することがで
きる。
【0028】荷受け用ロッカー装のうちの所望するロッ
カーだけを冷蔵ロッカーとすることができ、通常の荷受
け用ロッカーと冷蔵ロッカーを混在して設けることがで
きる。
【0029】したがって、荷受け用ロッカーを必要な数
に応じて冷蔵ロッカーとすることができる。
【0030】また、荷受け用ロッカー装置を設置した後
に、必要に応じて所望するロッカーを冷蔵ロッカーにす
ることができる。
【0031】荷受け用ロッカー装置に吸気口と通気路と
排気口とを設けたので、冷蔵ボックスの冷却手段の熱を
効率よく放散することができる。
【0032】ペルチェ効果を利用した冷却素子を使用し
た場合にあっては、冷却手段の冷却素子を非常に小型の
ものとすることがでる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明に係る荷受け用ロッカー装置の正面図
である。
【図2】本願発明に係る荷受け用ロッカー装置の縦断側
面図である。
【図3】荷受け用ロッカーの部分拡大断面図である。
【図4】冷蔵ボックスの縦断側面図である。
【図5】荷受け用ロッカーに冷蔵ボックスを収容した状
態を示す縦断側面図である。
【図6】冷却手段の概念図である。
【図7】ペルチェ素子の概念図である。
【図8】ペルチェ素子の別の例を示す概念図である。
【符号の説明】
1 荷受け用ロッカー 2 隔壁 3 コントロール部 12 扉 15 吸気口 16 通気部 17 排気口 20 冷蔵ボックス 21 箱体 22 冷却手段 32 熱交換器 33 放熱手段 34 冷却素子 42 半導体

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の荷受け用ロッカーのそれぞれに開
    閉自在な扉とロック機構を設けると共に必要に応じて所
    定のロック機構を解除させるコントロール部を設けた荷
    受け用ロッカー装置において、 ロッカー装置に吸気口と、隣接する荷受け用ロッカーに
    連通する通気部と、排気口とを設け、 断熱性を有する箱体に冷却手段を設けた冷却ボックス
    を、複数の荷受け用ロッカーのいずれかに収容したこと
    を特徴とする荷受け用ロッカー装置。
  2. 【請求項2】 冷却ボックスの冷却手段は、少なくとも
    一対の異なる種類の半導体を互いに電気的に絶縁状態で
    並列に配置すると共に該半導体の一端部を相接続し他端
    部を直流電源に接続して直列に接続して冷却素子を構成
    し、 該冷却素子を箱体内部に位置させた熱交換器と箱体外部
    に位置させた放熱手段との間に冷却素子を介在してなる
    ものであることを特徴とする請求項1記載の荷受け用ロ
    ッカー装置。
JP27497493A 1993-10-06 1993-10-06 荷受け用ロッカー装置 Pending JPH07101492A (ja)

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