JP2015154515A - モータおよび樹脂ケーシングの成型方法 - Google Patents

モータおよび樹脂ケーシングの成型方法 Download PDF

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Abstract

【課題】インシュレータの径方向内側における樹脂の剥離を抑制できるモータおよび樹脂ケーシングの成型方法を提供する。【解決手段】モータのインシュレータは、コイルの径方向内側に壁部52Aを有する。ティースの径方向内側の端部は、壁部の径方向内側の面よりも、径方向内側へ突出する。樹脂ケーシング23Aは、壁部よりも径方向内側に位置する環状の内側樹脂部60Aを有する。内側樹脂部は、少なくともティースよりも軸方向一方側に、複数の凸部61Aと、凸部に隣接する複数の凹部62Aと、を有する。そして、複数の凸部は、それぞれ壁部と径方向に重なる。【選択図】図1

Description

本発明は、モータおよびモータのステータを少なくとも部分的に覆う樹脂ケーシングの成型方法に関する。
従来、ステータが内部に埋め込まれた樹脂製のハウジングを有し、当該ハウジングの内側にロータを配置した、いわゆるモールドモータが知られている。モールドモータは、ステータの防水性や、モータ駆動時の防振性・防音性に優れている。
従来のモールドモータについては、例えば、特開2001−268862号公報に記載されている。特開2001−268862号公報には、モールド金型中芯に段差を設けることによりコアを保持して、モールド成型を行うことが記載されている(段落0004,図3)。
特開2001−268862号公報
特開2001−268862号公報の図3では、ティースの内端面が、インシュレータよりも内側に突き出している。そして、ティースのインシュレータよりも内側に突き出した部分を、金型中芯の段差面に載置している。また、金型に対するステータの挿入を容易とするために、金型中芯の段差よりも下側の外周面とインシュレータとの間に、僅かな隙間が設けられている。
しかしながら、このような構造では、金型中芯とインシュレータとの間に、薄肉状の樹脂部が成型される。薄肉状となった樹脂部は、インシュレータから剥離しやすくなる。また、インシュレータから樹脂が剥離すると、剥離した樹脂がロータに接触し、騒音や故障の原因となり得る。
本発明の目的は、インシュレータの径方向内側における樹脂の剥離を抑制できるモータおよび樹脂ケーシングの成型方法を提供することである。
本願の例示的な第1発明は、ステータと、前記ステータを少なくとも部分的に覆う樹脂ケーシングと、を有し、前記ステータは、中心軸を取り囲む環状のコアバックおよび前記コアバックから径方向内側へ向けて延びる複数のティースをもつステータコアと、少なくとも前記ティースに取り付けられたインシュレータと、前記インシュレータに巻かれた導線からなるコイルと、を有し、前記インシュレータは、前記コイルよりも径方向内側に位置する壁部を有し、前記壁部は、前記ティースの周囲において少なくとも軸方向一方側へ延び、前記ティースの径方向内側の端部は、前記壁部の径方向内側の面よりも、径方向内側へ突出し、前記樹脂ケーシングは、前記壁部よりも径方向内側に位置する環状の内側樹脂部を有し、前記内側樹脂部は、少なくとも前記ティースよりも軸方向一方側に、前記壁部と径方向に重なる複数の凸部と、前記凸部と周方向に隣接する複数の凹部と、を有し、前記ティースの軸方向一方側の面の一部分が、周方向に隣り合う前記凸部の間かつ前記凹部の径方向内側の空間に露出し、前記内側樹脂部は、前記壁部よりも径方向外側に位置する外側樹脂部と繋がっている、モータである。
本願の例示的な第2発明は、モータのステータを少なくとも部分的に覆う樹脂ケーシングの成型方法であって、a)互いに組み合わせることで内部に空洞が生じる第1金型および第2金型を用意する工程と、b)前記第1金型内に前記ステータを配置する工程と、c)前記第1金型と前記第2金型とを組み合わせ、前記空洞内に前記ステータが収容された状態とする工程と、d)前記空洞内に流動状態の樹脂を流し込む工程と、e)前記流動状態の樹脂を硬化させて前記樹脂ケーシングを得る工程と、f)前記第1金型と前記第2金型とを分離する工程と、g)前記第1金型から、前記ステータおよび前記樹脂ケーシングを取り出す工程と、を有し、前記ステータは、中心軸を取り囲む環状のコアバックおよび前記コアバックから径方向内側へ向けて延びる複数のティースをもつステータコアと、少なくとも前記ティースに取り付けられたインシュレータと、前記インシュレータに巻かれた導線からなるコイルと、を有し、前記インシュレータは、前記コイルよりも径方向内側に位置する壁部を有し、前記壁部は、前記ティースの周囲において少なくとも軸方向一方側へ延び、前記ティースの径方向内側の端部は、前記壁部の径方向内側の面よりも、径方向内側へ突出し、前記第1金型は、周方向に配列され、前記工程b)において、各々が前記ティースの前記壁部よりも径方向内側へ突出した部分の軸方向一方側の端面に接触する複数の段差面と、前記段差面の径方向外側の端縁から軸方向一方側へ延び、前記工程b)において、前記壁部の径方向内側の面と部分的に対向する複数の第1対向面と、前記第1対向面と周方向に隣接し、前記第1対向面よりも径方向内側に位置する複数の第2対向面と、を有し、前記工程b)において、前記第2対向面と前記壁部とが径方向に重なる、成型方法である。
本願の例示的な第1発明によれば、壁部の径方向内側に凸部が配置される。これにより、壁部の径方向内側における樹脂の径方向の厚みが増し、樹脂の剥離が抑制される。
本願の例示的な第2発明によれば、壁部の径方向内側に第2対向面が配置される。これにより、壁部の径方向内側における樹脂の径方向の厚みが増す。その結果、成型後の樹脂の剥離が抑制される。
図1は、第1実施形態に係る樹脂ケーシングの成型時の様子を示す部分断面図である。 図2は、第2実施形態に係るモータの側面図である。 図3は、第2実施形態に係るモータの縦断面図である。 図4は、第2実施形態に係るステータの一部分を、径方向内側かつ軸方向下側から視た斜視図である。 図5は、第2実施形態に係る樹脂ケーシングの下面図である。 図6は、第2実施形態に係る樹脂ケーシングを斜め下側から見た斜視図である。 図7は、第2実施形態に係る樹脂ケーシングの内周面の一部分を、径方向内側から見た図である。 図8は、第2実施形態に係る樹脂ケーシングの成型手順を示したフローチャートである。 図9は、第2実施形態に係るインサート成型時の様子を示した断面図である。 図10は、第2実施形態に係る中心金型、複数の第1補助金型、および複数の第2補助金型の下面図である。 図11は、第2実施形態に係るインサート成型時の様子を示した断面図である。 図12は、第2実施形態に係るインサート成型時の様子を示した断面図である。 図13は、第2実施形態に係るインサート成型時の様子を示した断面図である。 図14は、変形例に係る第1金型、ステータ、および樹脂ケーシングの、成型時における部分断面図である。
以下、本発明の例示的な実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、本願では、モータの中心軸と平行な方向を「軸方向」、モータの中心軸に直交する方向を「径方向」、モータの中心軸を中心とする円弧に沿う方向を「周方向」、とそれぞれ称する。
<1.第1実施形態>
図1は、第1実施形態に係る樹脂ケーシング23Aの成型時の様子を示す部分断面図である。図1に示すように、このモータは、ステータ21Aと、ステータ21Aを少なくとも部分的に覆う樹脂ケーシング23Aと、を有する。
ステータ21Aは、ステータコア211Aと、インシュレータ212Aと、コイル213Aとを有する。ステータコア211Aは、中心軸9Aを取り囲む環状のコアバック41Aと、複数のティース42Aとを有する。複数のティース42Aは、それぞれ、コアバック41Aから径方向内側へ向けて延びる。インシュレータ212Aは、ステータコア211Aのうち少なくとも複数のティース42Aに取り付けられる。コイル213Aは、インシュレータ212Aに巻かれた導線からなる。
図1に示すように、インシュレータ212Aは、壁部52Aを有する。壁部52Aは、コイル213Aよりも径方向内側に位置する。また、壁部52Aは、ティース42Aの周囲において、少なくとも軸方向一方側へ延びる。ティース42Aの径方向内側の端部は、壁部52Aの径方向内側の面よりも、径方向内側へ突出する。
樹脂ケーシング23Aは、壁部52Aよりも径方向内側に、環状の内側樹脂部60Aを有する。内側樹脂部60Aは、複数の凸部61Aと複数の凹部62Aとを有する。複数の凸部61Aおよび複数の凹部62Aは、少なくともティース42Aよりも軸方向一方側に配置される。複数の凸部61Aは、それぞれ、壁部52Aと径方向に重なる。複数の凹部62Aは、それぞれ、凸部61Aと周方向に隣接する。
ティース42Aの軸方向一方側の面の一部分は、周方向に隣り合う凸部61Aの間かつ凹部62Aの径方向内側の空間に露出する。また、内側樹脂部60Aは、壁部52Aよりも径方向外側に位置する外側樹脂部70Aと繋がっている。
樹脂ケーシング23Aを成型するときには、まず、射出成型用の第1金型81Aおよび第2金型82Aを用意する。そして、第1金型81A内にステータ21Aを配置する。続いて、第1金型81Aと第2金型82Aとを組み合わせる。第1金型81Aと第2金型82Aとを互いに組み合わせると、内部に空洞83Aが生じる。ステータ21Aは、当該空洞83A内に収容された状態となる。
次に、空洞83A内に流動状態の樹脂を流し込む。そして、流動状態の樹脂を空洞83A内に行き渡らせた後、加熱または冷却により、樹脂を硬化させる。これにより、樹脂ケーシング23Aが得られる。その後、第1金型81Aと第2金型82Aとを分離する。そして、第1金型81Aから、ステータ21Aおよび樹脂ケーシング23Aを取り出す。
図1に示すように、本実施形態では、第1金型81Aが、複数の段差面92A、複数の第1対向面93A、および複数の第2対向面94Aを有する。第1金型内81Aにステータ21Aを配置すると、複数の段差面92Aの各々が、ティース42Aの壁部52Aよりも径方向内側へ突出した部分の軸方向一方側の端面に接触する。これにより、第1金型81Aに対するステータ21Aの軸方向の位置が定められる。
複数の第1対向面93Aは、段差面92Aの径方向外側の端縁から軸方向一方側へ延びる。第1金型81A内にステータ21Aを配置すると、壁部52Aの径方向内側の面と第1対向面93Aとが、部分的に対向する。第1対向面93Aと壁部52Aとの間に入り込んだ樹脂は、硬化後に上述した凹部62Aとなる。
複数の第2対向面94Aは、第1対向面93Aと周方向に隣接する。第2対向面94Aは、第1対向面93Aよりも径方向内側に位置する。第1金型81A内にステータ21Aを配置すると、第2対向面94Aと壁部52Aとが径方向に重なる。第2対向面94Aと壁部52Aとの間に入り込んだ樹脂は、硬化後に上述した凸部61Aとなる。
このように、本実施形態では、樹脂ケーシング23Aの成型時に、壁部52Aの径方向内側に第2対向面94Aを配置する。これにより、壁部52Aの径方向内側に凸部61Aを成型する。そうすると、壁部52Aの径方向内側における樹脂の径方向の厚みが増す。その結果、成型後の樹脂の剥離が抑制される。
<2.第2実施形態>
<2−1.モータの全体構成>
続いて、本発明の第2実施形態について、説明する。以下では、軸方向を上下方向とし、ロータ32に対して樹脂ケーシング23の天板部232側を上として、各部の形状や位置関係を説明する。なお、以下の説明における「軸方向下側」は、本発明における「軸方向一方側」に相当する。ただし、この上下方向の定義により、本発明に係るモータの製造時および使用時の向きを限定する意図はない。
図2は、第2実施形態に係るモータ1の側面図である。図3は、当該モータ1の縦断面図である。本実施形態のモータ1は、空調機等の家電製品に使用される。ただし、本発明のモータは、家電製品以外の用途に使用されるものであってもよい。例えば、本発明のモータは、自動車や鉄道等の輸送機器、OA機器、医療機器、工具、産業用の大型設備等に搭載されて、種々の駆動力を発生させるものであってもよい。
図2および図3に示すように、モータ1は、静止部2と回転部3とを有する。静止部2は、家電製品の枠体に固定される。回転部3は、静止部2に対して回転可能に支持される。
本実施形態の静止部2は、ステータ21、回路基板22、樹脂ケーシング23、下軸受部24、および上軸受部25を有する。
ステータ21は、駆動電流に応じて磁束を発生させる電機子である。ステータ21は、ステータコア211、インシュレータ212、および複数のコイル213を有する。ステータコア211は、電磁鋼板が軸方向に積層された積層鋼板からなる。ステータコア211は、円環状のコアバック41と、複数のティース42とを有する。コアバック41は、中心軸9を取り囲み、中心軸9と略同軸に配置される。
本実施形態のステータコア211は、いわゆる分割コアである。すなわち、ステータコア211のコアバック41は、周方向に配列された複数のコアピースを含む。複数のティース42は、各コアピースから径方向内側へ向けて延びる。また、複数のティース42は、周方向に略等間隔に配列される。ただし、分割コアに代えて、単一の環状のステータコアが使用されていてもよい。
インシュレータ212は、ステータコア211に取り付けられる。インシュレータ212の材料には、絶縁体である樹脂が用いられる。インシュレータ212は、少なくとも、各ティース42の軸方向の両端面および周方向の両面を覆うティース絶縁部51を有する。コイル213は、ティース絶縁部51に巻かれた導線により構成される。
図4は、ステータ21の一部分を、径方向内側かつ軸方向下側から視た斜視図である。図4では、樹脂ケーシング23の図示が省略されている。図3および図4に示すように、インシュレータ212は、コイル213の径方向内側に、壁部52を有する。壁部52は、ティース絶縁部51の径方向内側の端部から、軸方向下側および軸方向上側へ向けて広がる。壁部52は、コイル213の巻き崩れを抑制し、コイル213を構成する導線が径方向内側へはみ出すことを防止する。
また、図3および図4に示すように、ティース42の径方向内側の端部は、壁部52の径方向内側の面よりも、径方向内側へ突出する。したがって、ティース42の軸方向下側の面のうち、径方向内側の一部分は、壁部52の径方向内側の面よりも、径方向内側に位置する。
回路基板22は、ステータ21の軸方向上側に位置し、中心軸9に対して略垂直に配置される。回路基板22は、インシュレータ212の壁部52の上端部に、例えば溶着により固定される。回路基板22には、コイル213に駆動電流を供給するための電気回路が搭載される。コイル213を構成する導線の端部は、回路基板22上の電気回路と電気的に接続される。外部電源から供給される電流は、回路基板22を介してコイル213へ流れる。
樹脂ケーシング23は、ステータ21および回路基板22を保持する樹脂製の部材である。樹脂ケーシング23は、ステータ21および回路基板22が収容された金型内の空洞に、樹脂を流し込むことにより得られる。すなわち、樹脂ケーシング23は、ステータ21および回路基板22をインサート部品とする樹脂成型品である。したがって、ステータ21および回路基板22は、少なくとも部分的に、樹脂ケーシング23に覆われる。
本実施形態の樹脂ケーシング23は、円筒部231および天板部232を有する。円筒部231は、軸方向に略円筒状に延びる。ステータ21の少なくともコアバック41は、円筒部231を構成する樹脂に覆われる。また、円筒部231の径方向内側には、後述するロータ32が配置される。天板部232は、ステータコア211およびロータ32よりも軸方向上側において、円筒部231から径方向内側へ広がる。天板部232の中央には、後述するシャフト31を通すための円孔233が設けられている。
下軸受部24は、ロータ32よりも軸方向下側において、シャフト31を回転可能に支持する。上軸受部25は、ロータ32よりも軸方向上側において、シャフト31を回転可能に支持する。本実施形態の下軸受部24および上軸受部25には、球体を介して内輪を回転させるボールベアリングが、使用される。下軸受部24の外輪は、金属製の下カバー部材241を介して、樹脂ケーシング23の円筒部231に固定される。上軸受部25の外輪は、金属製の上カバー部材251を介して、樹脂ケーシング23の天板部232に固定される。ただし、ボールベアリングに代えて、すべり軸受や流体軸受等の他方式の軸受が、使用されていてもよい。
本実施形態の回転部3は、シャフト31およびロータ32を有する。
シャフト31は、軸方向に延びる円柱状の部材である。シャフト31は、下軸受部24および上軸受部25に支持され、中心軸9を中心として回転する。シャフト31の上端部は、樹脂ケーシング23の上面よりも軸方向上側へ突出する。シャフト31の上端部には、例えば、空調機用のファンが取り付けられる。ただし、シャフト31は、ギア等の動力伝達機構を介して、ファン以外の駆動部に連結されるものであってもよい。
なお、本実施形態のシャフト31は、樹脂ケーシング23の軸方向上側へ突出しているが、本発明はこの限りではない。シャフト31は、樹脂ケーシング23の軸方向下側へ突出し、その下端部が駆動部と連結されるようになっていてもよい。また、シャフト31は、樹脂ケーシング23の軸方向上側および軸方向下側の双方に突出し、その上端部および下端部の双方が、それぞれ駆動部に連結されるようになっていてもよい。
ロータ32は、シャフト31に固定されて、シャフト31とともに回転する。ロータ32は、ロータコア321および複数のマグネット322を有する。ロータコア321は、電磁鋼板が軸方向に積層された積層鋼板からなる。複数のマグネット322は、ロータコア321の外周面に配置される。各マグネット322の径方向外側の面は、ティース42の径方向内側の端面と径方向に対向する磁極面となる。複数のマグネット322は、N極の磁極面とS極の磁極面とが交互に並ぶように、周方向に等間隔に配列される。
なお、複数のマグネット322に代えて、単一の円環状のマグネットが使用されていてもよい。円環状のマグネットを使用する場合には、マグネットの外周面に、N極とS極とが、周方向に交互に着磁されていればよい。また、マグネットは、ロータコアの内部に埋め込まれていてもよい。また、マグネットは、磁性体粉を配合した樹脂で成型され、シャフト31に連結されていてもよい。
モータ1の駆動時には、回路基板22を介してコイル43に駆動電流が供給される。そうすると、ステータコア211の複数のティース42に、磁束が生じる。そして、ティース42とマグネット322との間の磁束が及ぼす作用により、周方向のトルクが発生する。その結果、中心軸9を中心として回転部3が回転する。
<2−2.壁部付近における樹脂ケーシングの形状について>
続いて、壁部52付近における樹脂ケーシング23の形状について、より詳細に説明する。図5は、樹脂ケーシング23の下面図である。図6は、樹脂ケーシング23を斜め下側から見た斜視図である。図7は、樹脂ケーシング23の内周面の一部分を、径方向内側から見た図である。なお、図3中の樹脂ケーシング23の断面は、図5におけるA−A断面に相当する。
図3および図5〜図7に示すように、樹脂ケーシング23は、内側樹脂部60と外側樹脂部70とを有する。内側樹脂部60は、樹脂ケーシング23のうち、壁部52よりも径方向内側に位置する環状の部分を指す。外側樹脂部70は、樹脂ケーシング23のうち、壁部52よりも径方向外側に位置する部分全体を指す。内側樹脂部60と外側樹脂部70とは、互いに繋がっている。これにより、内側樹脂部60および外側樹脂部70の全体としての強度が高められ、内側樹脂部60の剥離が抑制されている。
内側樹脂部60は、ティース42よりも軸方向下側に、複数の凸部61と、各凸部61に隣接する複数の凹部62とを有する。凹部62の径方向内側の面は、凸部61の径方向内側の面よりも、径方向外側に位置する。本実施形態では、凸部61と凹部62とが、周方向に交互に配列されている。また、複数の凸部61と、複数の凹部62とは、それぞれ、周方向に略等角度間隔で配置されている。
ティース42の数と、凸部61の数と、凹部62の数とは、互いに同数(本実施形態ではそれぞれ12個)である。複数の凸部61は、それぞれ、インシュレータ212の壁部52と、一対一に対応する。各凸部61の少なくとも一部分は、壁部52と径方向に重なる。ただし、図7に示すように、凸部61の周方向の幅w1は、壁部52の周方向の最大幅w2よりも、小さい。本実施形態では、各壁部52の周方向中央の位置と、各凸部61の周方向中央の位置とが一致する。凸部61と、凸部61の周方向両側に位置する凹部62の一部分とは、壁部52の径方向内側の面を覆う壁被覆部となる。
このように、本実施形態では、各壁部52の径方向内側に、凸部61が配置される。これにより、壁部52の径方向内側における内側樹脂部60の径方向の厚みが増す。その結果、壁部52の径方向内側において、経年劣化等による樹脂の剥離が抑制される。
樹脂の剥離を抑制する観点においては、凸部61の径方向の厚みは、厚いほど好ましい。ただし、凸部61が、ティース42の径方向内側の端面よりも径方向内側へはみ出すと、凸部61とロータ32との接触が懸念される。本実施形態では、図3中の右側の拡大図に示すように、ティース42の径方向内側の端面の径方向位置と、凸部61のティース42に接する上端部における径方向内側の面の径方向位置とを、略同一としている。すなわち、ティース42の径方向内側の端面と、凸部61の径方向内側の端面とは、滑らかに繋がる。これにより、凸部61を径方向に厚くしながら、凸部61とロータ32との接触を防止している。
また、凸部61の周方向中央には、凸部61の径方向内側の面から径方向外側へ向けて凹む金型跡63が設けられている。この金型跡63は、後述する樹脂ケーシング23の成型工程において、第1金型81の支持突起95により形成される。したがって、金型跡63は、樹脂ケーシング23の成型時に、支持突起95を用いて壁部52の径方向内側への傾きを制限していたことを示す証拠となる。本実施形態の金型跡63は、ティース42の後述する露出面421の径方向外側の端縁よりも、径方向外側まで達する。ただし、金型跡63は、少なくともティース42の径方向内側の端面よりも、径方向外側に達していればよい。
複数の凹部62は、それぞれ、隣り合うティース42に跨がる周方向の範囲に配置される。すなわち、図7に示すように、各凹部62の周方向の幅w3は、隣り合うティース42の隙間の周方向の幅w4よりも広い。また、図3および図5〜図7に示すように、ティース42の軸方向下側の端面は、壁部52よりも径方向内側に位置し、かつ、内側樹脂部60から露出した露出面421を含む。露出面421は、周方向に隣り合う凸部61の間、かつ、凹部62の径方向内側の空間に露出する。後述する樹脂ケーシング23の射出成型時には、第1金型81の段差面92が、ティース42の露出面421に接触する。これにより、第1金型81に対するステータ21の軸方向の位置が定められる。
また、樹脂ケーシング23は、上述した内側樹脂部60および外側樹脂部70に加えて、スロット樹脂部71および下端面樹脂部72を有する。スロット樹脂部71は、樹脂ケーシング23のうち、周方向に隣り合う壁部52の間に介在する部分を指す。下端面樹脂部72は、樹脂ケーシング23のうち、壁部52の軸方向下側に位置する環状の部分を指す。内側樹脂部60と外側樹脂部70とは、これらのスロット樹脂部71および下端面樹脂部72を介して繋がる。
特に、本実施形態では、複数の凹部62の各々の径方向外側に、スロット樹脂部71が位置する。したがって、凹部62の一部分と、スロット樹脂部71の一部分と、外側樹脂部70の一部分とが、径方向に繋がる。これにより、凹部62の孤立性が低下し、凹部62における樹脂の剥離が、より抑制される。
また、本実施形態では、複数の凸部61および複数の凹部62の軸方向下側の一部分と、下端面樹脂部72と、外側樹脂部70の軸方向下側の一部分とが、径方向に繋がる。これにより、凸部61および凹部62の孤立性がさらに低下し、凸部61および凹部62における樹脂の剥離が、さらに抑制される。
また、本実施形態の壁部52は、ティース42よりも軸方向下側に、収束部521を有する。収束部521は、図7において破線のハッチングで示した部分である。本実施形態の収束部521は、径方向に視て略台形状となっている。収束部521の周方向の幅は、軸方向下側へ向かうにつれて、徐々に狭まる。このため、ティース42の下面付近から壁部52の下端部まで壁部52の周方向の幅が一定の場合と比べて、壁部52の表面積が狭くなる。また、壁部52のうち、径方向に視て、コイル213からはみ出す部分の面積が狭くなる。したがって、後述するインサート成型時に、壁部52にかかる樹脂の圧力が低減される。また、収束部521を設けることにより、壁部52を形成するための樹脂材料を減らせる。
図7に示すように、本実施形態では、径方向に視て、凸部61の周方向の両端辺と、収束部521の周方向の両端辺とが、互いに交差する。そして、凸部61は、スロット樹脂部71のうち、収束部521の周方向両側に位置する部分を介して、外側樹脂部70と繋がる。これにより、凸部61における樹脂の剥離が、さらに抑制される。
また、図7に示すように、本実施形態では、径方向に視て、凹部62の周方向の両端辺と、収束部521の周方向の両端辺とが、互いに交差する。そして、凹部62は、スロット樹脂部71のうち、収束部521の周方向両側に位置する部分を介して、外側樹脂部70と繋がる。これにより、凹部62における樹脂の剥離が、さらに抑制される。
<2−3.樹脂ケーシングの成型方法について>
続いて、樹脂ケーシング23の成型方法について説明する。図8は、樹脂ケーシング23の成型手順を示したフローチャートである。図9および図11〜図13は、インサート成型時の様子を示した断面図である。
樹脂ケーシング23を成型するときには、まず、射出成型用の第1金型81および第2金型82を用意する(ステップS1)。第1金型81および第2金型82は、互いに組み合わせることで、それらの内部に、樹脂ケーシング23の形状に対応する空洞83が生じるものを用いる。図9に示すように、本実施形態では、第1金型81および第2金型82を、上下に対向するように配置する。ただし、第1金型81および第2金型82は、水平方向に対向するように、配置してもよい。
次に、第1金型81の内部に、ステータ21および回路基板22を配置する(ステップS2)。回路基板22は、予めインシュレータ212の上側に固定されている。ステップS2では、ステータ21および回路基板22からなるユニットを、第1金型81の内部に挿入する。
ここで、第1金型81の構造について、詳細に説明する。図9に示すように、第1金型81は、ベース金型811と、中心金型812と、複数の第1補助金型813と、複数の第2補助金型814と、を有する。ベース金型811は、軸方向上側へ向けて開いた有底略円筒状の金型である。樹脂ケーシング23の軸方向下側の端面および外周面の少なくとも一部は、ベース金型811によって成型される。中心金型812は、ベース金型811の底部の上面側において、中心軸9と略同軸に配置される略円柱状の金型である。複数の第1補助金型813および複数の第2補助金型814は、中心金型812よりも小さい金型であり、中心金型812に取り付けられる。なお、ベース金型811と中心金型812とは、一繋がりの金型であってもよい。
図10は、中心金型812、複数の第1補助金型813、および複数の第2補助金型814の下面図である。図9および図11〜図13中の中心金型812、複数の第1補助金型813、および複数の第2補助金型814の断面は、図10におけるB−B断面に相当する。図10に示すように、第1補助金型813および第2補助金型814は、それぞれ、中心金型812の外周面に設けられた溝に嵌る。本実施形態では、第1補助金型813と第2補助金型814とが、中心金型812の外周面に沿って、周方向に交互に配列される。また、複数の第1補助金型813と、複数の第2補助金型814とは、それぞれ、周方向に略等角度間隔で配置される。
中心金型812、複数の第1補助金型813、および複数の第2補助金型814を組み合わせると、これらの金型群の外周面に、筒状面91、複数の段差面92、複数の第1対向面93、複数の第2対向面94、および支持突起95が生じる。
筒状面91は、ステップS2の完了後に、ティース42の径方向内側の端面に対向する略円筒状の面である。ステップS2では、複数のティース42の径方向内側の端面が、筒状面91に接触する。これにより、第1金型81の内部において、ステータ21が、中心軸9と略同軸に位置決めされる。本実施形態では、中心金型812、複数の第1補助金型813、および複数の第2補助金型814により、周方向に連続する筒状面91が形成される。
複数の段差面92は、筒状面91の下端部から径方向外側へ向けて僅かに突出する面である。複数の段差面92は、周方向に略等角度間隔で配置される。ステップS2では、各ティース42の壁部52よりも径方向内側へ突出した部分の軸方向下側の端面が、複数の段差面92の各々に接触する。これにより、第1金型81に対してステータ21が、軸方向に位置決めされる。
特に、本実施形態では、複数の段差面92が、中心軸9の周囲において均等に配置される。このため、複数の段差面92が中心軸9の周囲のどこかに偏在する場合と比べて、ステータ21の傾きが抑制される。したがって、成型後の内側樹脂部60の厚みが、部分的に薄くなり過ぎることを、より抑制できる。
複数の第1対向面93は、それぞれ、段差面92の径方向外側の端縁から、軸方向下側へ向けて延びる。したがって、第1対向面93は、筒状面91よりも径方向外側に位置する。複数の第1対向面93は、周方向に略等角度間隔で配置される。ステップS2では、壁部52の径方向内側の面と、第1対向面93とが、部分的に径方向に対向する。ステップS2の完了後には、隣り合うティース42に跨がる周方向の範囲に、第1対向面93が配置される。すなわち、各第1対向面93の周方向の幅は、隣り合うティース42の隙間の周方向の幅よりも広い。
複数の第2対向面94は、第1対向面93の周方向両側に、隣接配置される。本実施形態では、第1対向面93と第2対向面94とが、周方向に交互に配列される。各第2対向面94は、第1対向面93よりも径方向内側に位置する。本実施形態では、筒状面91と第2対向面94とが、同一の径方向位置に配置される。ステップS2の完了後には、壁部52の径方向内側の面と、第2対向面94とが、部分的に径方向に重なる。ただし、第2対向面94の周方向の幅は、壁部52の周方向の最大幅よりも、小さい。
支持突起95は、第2対向面94から径方向外側へ突出する。支持突起95は、径方向外側に壁支持面951を有する。壁支持面951は、筒状面91よりも径方向外側に位置する。ステップS2では、壁部52の径方向内側の面と、壁支持面951とを、接触または径方向に対向させる。
図9中の右側の拡大図に示したように、本実施形態では、壁支持面951が、軸方向下側へ向かうにつれて中心軸から離れる方向に傾斜する。このようにすれば、第1金型81にステータ21を挿入するときに、壁支持面951が挿入抵抗の要因となりにくい。また、一部の壁部52の下端部を壁支持面951に沿って下降させることで、壁支持面951と壁部52とを、同軸に位置決めできる。すなわち、第1金型81へのステータ21の挿入作業が、容易となる。また、壁支持面951が傾斜していることにより、後述するステップS7における離型作業も、容易となる。
特に、本実施形態では、壁部52の径方向内側の面にも、傾斜面522が設けられている。壁部52の傾斜面522は、軸方向下側へ向かうにつれて、中心軸9から離れる方向に傾斜する。ステップS2では、支持突起95の壁支持面951と、壁部52の傾斜面522とを、互いに接触または対向させる。このように、壁部52側にも傾斜面522があることによって、ステップS2におけるステータ21の挿入作業およびステップS7における離型作業が、さらに容易となる。
本実施形態では、段差面92および第1対向面93は、中心金型812ではなく、中心金型812よりも小さい第1補助金型813に属する。このため、中心金型812自体に段差面92および第1対向面93を形成する場合よりも、各段差面92および各第1対向面93を、精度よく形成しやすい。また、本実施形態では、壁支持面951を含む支持突起95が、第2補助金型814に属する。このため、中心金型812自体に支持突起95を形成する場合よりも、各支持突起95を精度よく形成しやすい。したがって、これらの部位によって成型される箇所を、より精度よく成型できる。
第1金型81へのステータ21および回路基板22の配置が完了すると、次に、第1金型81と第2金型82とを組み合わせる(ステップS3)。すなわち、第1金型81の軸方向上側から第2金型82を接近させ、第1金型81の上部を第2金型82で閉鎖する。これにより、図9のように、第1金型81と第2金型82との間に空洞83が形成され、当該空洞83内にステータ21および回路基板22が収容された状態となる。
このとき、図9中の右側の拡大図のように、ティース42の軸方向下側の端面と、支持突起95の軸方向上側の端部とは、軸方向に離れている。すなわち、支持突起95がティース42に接触しない。したがって、ティース42の壁部52よりも径方向内側へ突出した部分の軸方向下側の端面は、段差面92のみに接触する。このため、支持突起95との接触によるステータ21の位置ずれは生じない。
続いて、空洞83内に、流動状態の樹脂230を流し込む(ステップS4)。ここでは、図11のように、第1金型81と第2金型82との接触面付近に設けられたゲート84から空洞83内へ、流動状態の樹脂230が流し込まれる。流し込まれた樹脂230は、空洞83内の全体に行き渡る。このとき、壁部52は、樹脂230が流れる勢いにより、径方向内側への圧力を受ける。しかしながら、壁部52のうち、ティース42よりも軸方向下側の部分が、径方向内側へ倒れようとすると、壁部52の傾斜面522が、第1金型81の壁支持面951に接触する。これにより、壁部52の径方向内側への傾斜が抑制される。
ティース42よりも軸方向下側においては、壁部52のうち、樹脂230からの圧力を受けたときに、最も変位の大きい部分は、収束部521の軸方向下側の端縁である。本実施形態では、上述したステップS2の完了後、少なくとも収束部521の軸方向下側の端縁が、壁支持面951と径方向に重なる。これにより、当該端縁の径方向内側への変位が、壁支持面951との接触によって制限される。これにより、壁部52の径方向内側への傾きが、より抑制される。
また、本実施形態では、上面視または下面視において、支持突起95が略矩形状に突出している。このため、壁支持面951と、壁部52の傾斜面522との接触部位は、周方向に広がりをもつ。すなわち、壁支持面951と傾斜面522とが、面接触する。したがって、壁支持面951と傾斜面522との接触面積が大きくなる。これにより、壁部52の径方向内側への傾きが、より抑制される。
図12のように、空洞83内に流動状態の樹脂230が行き渡ると、続いて、空洞83内の樹脂230を硬化させる(ステップS5)。例えば、熱硬化性の樹脂を用いている場合には、空洞83内の当該樹脂を加熱することにより、樹脂を硬化させる。また、熱可塑性の樹脂を用いている場合には、空洞83内の当該樹脂を冷却することにより、樹脂を硬化させる。空洞83内の樹脂230は、硬化することにより樹脂ケーシング23となる。
ティース42の軸方向下側の端面のうち、第1金型81の段差面92と接触した部分は、樹脂230の硬化後に、露出面421となる。また、第1金型81の第1対向面93、第2対向面94、および支持突起95は、それぞれ、樹脂ケーシング23の凹部62、凸部61、および金型跡63を成型する。
このように、本実施形態の成型方法では、第1金型81の壁支持面951が、壁部52の径方向内側への傾斜を抑制する。壁部52の径方向内側への傾斜を抑制すれば、壁部52の内側における樹脂の径方向の厚みを、確保することができる。すなわち、成型後の内側樹脂部60の径方向の厚みが、薄くなることを抑制できる。特に、第1対向面93と壁部52との間に成型される凹部62は、もともと凸部61よりも径方向の厚みが薄いが、当該凹部62の径方向の厚みが、薄くなり過ぎることを抑制できる。その結果、壁部52の径方向内側の面からの成型後の樹脂が剥離することを、より抑制できる。
また、壁部52と第2対向面94との間には、凹部62よりも径方向の厚みが厚い凸部61が成型される。これにより、壁部52の径方向内側の面から成型後の樹脂が剥離することを、さらに抑制できる。
樹脂230の硬化が完了すると、次に、第1金型81と第2金型82とを分離させる(ステップS6)。具体的には、第2金型82を上昇させることによって、第1金型81から第2金型82を引き離し、第1金型81の上部を開放する。その後、図13のように、第1金型81から、ステータ21および回路基板22を覆う樹脂ケーシング23を取り出す(ステップS7)。
なお、ステップS6では、第2金型82から下向きにピンを突出させることによって、第2金型82からの樹脂ケーシング23の離型を促進させてもよい。また、ステップS7では、第1金型81から上向きにピンを突出させることによって、第1金型81からの樹脂ケーシング23の離型を促進させてもよい。
<3.変形例>
以上、本発明の例示的な実施形態について説明したが、本発明は上記の実施形態には限定されない。
図14は、一変形例に係る第1金型81B、ステータ21B、および樹脂ケーシング23Bの、成型時における部分断面図である。図14の例では、第1金型81Bの第2対向面94Bが、軸方向下側へ向かうにつれて、中心軸から離れる方向に傾斜する。したがって、成型後の樹脂ケーシング23Bにおいて、凸部61Bの径方向内側の面は、軸方向下側へ向かうにつれて、中心軸から離れる方向に傾斜する。このように、第2対向面94をテーパ形状とすれば、樹脂の硬化後に、第1金型81Bから樹脂ケーシング23Bを、容易に離型できる。なお、第1対向面も、同様にテーパ形状としてもよい。
また、上記の第2実施形態では、ステータおよび回路基板の双方を、樹脂ケーシングで覆っていた。しかしながら、回路基板は、樹脂ケーシングの外部に配置されていてもよい。例えば、樹脂ケーシングの成型後に、樹脂ケーシングの軸方向上側に、回路基板を固定してもよい。
また、上記の第2実施形態では、第1金型側に筒状面が設けられていた。しかしながら、筒状面は、第2金型側に設けられていてもよく、第1金型および第2金型の双方に設けられていてもよい。すなわち、ティースの径方向内側の端面に接触する筒状面は、第1金型および第2金型の少なくとも一方に設けられていればよい。
また、上記の第2実施形態では、第1金型の位置が固定され、それに対して、第2金型を移動させることにより、金型の開閉を行っていた。しかしながら、第2金型の位置を固定し、それに対して、第1金型を移動させるようにしてもよい。
また、上記の第2実施形態では、内側樹脂部のうち、ティースよりも軸方向下側の部分のみに、複数の凸部、複数の凹部、および金型跡が設けられていた。しかしながら、内側樹脂部のうち、ティースよりも軸方向上側の部分にも、同様の複数の凸部、複数の凹部、および金型跡が設けられていてもよい。
また、各部材の細部の形状については、本願の各図に示された形状と、相違していてもよい。また、上記の実施形態や変形例に登場した各要素を、矛盾が生じない範囲で、適宜に組み合わせてもよい。
本発明は、モータおよびモータのステータを少なくとも部分的に覆う樹脂ケーシングの成型方法に利用できる。
1 モータ
2 静止部
3 回転部
9 中心軸
21,21A,21B ステータ
22 回路基板
23,23A,23B 樹脂ケーシング
24 下軸受部
25 上軸受部
31 シャフト
32 ロータ
41,41A コアバック
42,42A ティース
43 コイル
51 ティース絶縁部
52,52A 壁部
60,60A 内側樹脂部
61,61A,61B 凸部
62,62A 凹部
63 金型跡
70,70A 外側樹脂部
71 スロット樹脂部
72 下端面樹脂部
81,81A,81B 第1金型
82,82A 第2金型
83,83A 空洞
91 筒状面
92,92A 段差面
93,93A 第1対向面
94,94A,94B 第2対向面
95 支持突起
211,211A ステータコア
212,212A インシュレータ
213,213A コイル
230 流動状態の樹脂
321 ロータコア
322 マグネット
421 露出面
521 収束部
522 傾斜面
811 ベース金型
812 中心金型
813 第1補助金型
814 第2補助金型
951 壁支持面

Claims (10)

  1. ステータと、
    前記ステータを少なくとも部分的に覆う樹脂ケーシングと、
    を有し、
    前記ステータは、
    中心軸を取り囲む環状のコアバックおよび前記コアバックから径方向内側へ向けて延びる複数のティースをもつステータコアと、
    少なくとも前記ティースに取り付けられたインシュレータと、
    前記インシュレータに巻かれた導線からなるコイルと、
    を有し、
    前記インシュレータは、前記コイルよりも径方向内側に位置する壁部を有し、
    前記壁部は、前記ティースの周囲において少なくとも軸方向一方側へ延び、
    前記ティースの径方向内側の端部は、前記壁部の径方向内側の面よりも、径方向内側へ突出し、
    前記樹脂ケーシングは、前記壁部よりも径方向内側に位置する環状の内側樹脂部を有し、
    前記内側樹脂部は、少なくとも前記ティースよりも軸方向一方側に、
    前記壁部と径方向に重なる複数の凸部と、
    前記凸部と周方向に隣接する複数の凹部と、
    を有し、
    前記ティースの軸方向一方側の面の一部分が、周方向に隣り合う前記凸部の間かつ前記凹部の径方向内側の空間に露出し、
    前記内側樹脂部は、前記壁部よりも径方向外側に位置する外側樹脂部と繋がっている、モータ。
  2. 請求項1に記載のモータにおいて、
    前記樹脂ケーシングは、周方向に隣り合う前記壁部の間に位置するスロット樹脂部をさらに有し、
    前記凹部の周方向の幅は、隣り合う前記ティースの隙間の周方向の幅よりも広く、
    前記凹部の一部分が、前記スロット樹脂部と径方向に繋がる、モータ。
  3. 請求項2に記載のモータにおいて、
    前記壁部は、軸方向一方側へ向かうにつれて周方向の幅が狭まる収束部を有し、
    径方向に視て、前記凹部の周方向両端辺と前記収束部の周方向両端辺とが交差する、モータ。
  4. 請求項3に記載のモータにおいて、
    前記凸部は、前記収束部の周方向両側を介して、前記外側樹脂部と繋がる、モータ。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載のモータにおいて、
    前記樹脂ケーシングは、前記壁部の軸方向一方側に位置する端面樹脂部をさらに有し、
    前記凸部の少なくとも一部分が、前記端面樹脂部と径方向に繋がる、モータ。
  6. 請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載のモータにおいて、
    前記ティースの径方向内側の端面の径方向位置と、前記凸部の前記ティースに接する部分における径方向内側の面の径方向位置とが、略同一である、モータ。
  7. 請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載のモータにおいて、
    前記凸部の径方向内側の面は、軸方向一方側へ向かうにつれて、中心軸から離れる方向に傾斜する、モータ。
  8. 請求項1乃至請求項7のいずれか1項に記載のモータにおいて、
    前記複数の凹部が、周方向に略等角度間隔で配置される、モータ。
  9. モータのステータを少なくとも部分的に覆う樹脂ケーシングの成型方法であって、
    a)互いに組み合わせることで内部に空洞が生じる第1金型および第2金型を用意する工程と、
    b)前記第1金型内に前記ステータを配置する工程と、
    c)前記第1金型と前記第2金型とを組み合わせ、前記空洞内に前記ステータが収容された状態とする工程と、
    d)前記空洞内に流動状態の樹脂を流し込む工程と、
    e)前記流動状態の樹脂を硬化させて前記樹脂ケーシングを得る工程と、
    f)前記第1金型と前記第2金型とを分離する工程と、
    g)前記第1金型から、前記ステータおよび前記樹脂ケーシングを取り出す工程と、
    を有し、
    前記ステータは、
    中心軸を取り囲む環状のコアバックおよび前記コアバックから径方向内側へ向けて延びる複数のティースをもつステータコアと、
    少なくとも前記ティースに取り付けられたインシュレータと、
    前記インシュレータに巻かれた導線からなるコイルと、
    を有し、
    前記インシュレータは、前記コイルよりも径方向内側に位置する壁部を有し、
    前記壁部は、前記ティースの周囲において少なくとも軸方向一方側へ延び、
    前記ティースの径方向内側の端部は、前記壁部の径方向内側の面よりも、径方向内側へ突出し、
    前記第1金型は、
    周方向に配列され、前記工程b)において、各々が前記ティースの前記壁部よりも径方向内側へ突出した部分の軸方向一方側の端面に接触する複数の段差面と、
    前記段差面の径方向外側の端縁から軸方向一方側へ延び、前記工程b)において、前記壁部の径方向内側の面と部分的に対向する複数の第1対向面と、
    前記第1対向面と周方向に隣接し、前記第1対向面よりも径方向内側に位置する複数の第2対向面と、
    を有し、
    前記工程b)において、前記第2対向面と前記壁部とが径方向に重なる、成型方法。
  10. 請求項9に記載の成型方法において、
    前記第1金型は、
    前記中心軸と重なる中心金型と、
    前記中心金型に取り付けられる複数の補助金型と、
    を有し、
    前記段差面および前記第1対向面は、前記補助金型に属する、成型方法。
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