JP2015151792A - ドア開制御システム - Google Patents

ドア開制御システム Download PDF

Info

Publication number
JP2015151792A
JP2015151792A JP2014027493A JP2014027493A JP2015151792A JP 2015151792 A JP2015151792 A JP 2015151792A JP 2014027493 A JP2014027493 A JP 2014027493A JP 2014027493 A JP2014027493 A JP 2014027493A JP 2015151792 A JP2015151792 A JP 2015151792A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
door
electronic key
vehicle
control system
smartphone
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2014027493A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6148189B2 (ja
Inventor
貴之 安立
Takayuki Adachi
貴之 安立
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokai Rika Co Ltd
Original Assignee
Tokai Rika Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokai Rika Co Ltd filed Critical Tokai Rika Co Ltd
Priority to JP2014027493A priority Critical patent/JP6148189B2/ja
Publication of JP2015151792A publication Critical patent/JP2015151792A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6148189B2 publication Critical patent/JP6148189B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Abstract

【課題】利便性を向上することが可能なドア開制御システムを提供すること。
【解決手段】電子キー3とスマートフォン6を所持した運転手(ユーザ本人)が、スマートフォン7を所持した同乗者と共に車両2に乗車する場合を想定する。前提として、ユーザ本人のスマートフォン6には、同乗者のスマートフォン7が登録されている。また、車両2には、電子キー3のIDに対してスマートフォン7の端末情報が関連付けされて記憶されている。車両2のセキュリティECUは、電子キー3によるドアのアンロックを許可したとき、ユーザ本人が電子キー3と共に所有するスマートフォン6に登録されたスマートフォン7の位置を特定し、解錠センサによって運転席ドアのアンロックが検出されたことを契機に、スマートフォン7が近接するサイドドアを開ける。
【選択図】図2

Description

本発明は、ドアを開ける制御を行うドア開制御システムに関する。
特許文献1には、車両からのリクエスト信号を受けて携帯機からドア開指示情報を含む応答信号が送信され、その応答信号が車両で取得された場合に、サイドドアやバックドアを自動で開けるスマート連動のドア開制御システムが開示されている。
また、特許文献2には、携帯機のボタン操作を受けてサイドドアやバックドアを自動で開けるワイヤレス連動のドア開制御システムが開示されている。
スマート連動或いはワイヤレス連動のドア開制御システムの適用された車両では、当該車両に適合する携帯機の所有者であるユーザ本人が携帯機を所持することで、サイドドアやバックドアを自動で開けることができる。したがって、同乗者はサイドドアから容易に乗車できるとともに、また、バックドアから容易に荷物を積み込むことができ、同乗者がいる場合の利便性が高まる。
特開2009−209659号公報 特開2008−207795号公報
しかしながら、スマート連動のドア開制御システムでは、ユーザ本人がサイドドアやバックドアに近づく必要がある。また、ワイヤレス連動のドア開制御システムでは、ユーザ本人によるボタン操作が必要である。つまり、同乗者がいる場合、ユーザ本人はいずれかのアクションが必要であり、煩わしい。
本発明は、このような問題点に着目してなされたものであって、その目的は、利便性を向上することが可能なドア開制御システムを提供することにある。
上記課題を解決するドア開制御システムは、ドア側の基準識別情報と照合一致する識別情報を取得したことを条件に、その識別情報を持つ電子キーによるドアのアンロックを許可するドア制御手段を備える電子キーシステムに連動され、ドアを開ける制御を行うドア開制御システムにおいて、前記ドア制御手段は、前記電子キーによるドアのアンロックを許可したとき、その電子キーの所有者が当該電子キーと共に所有する携帯端末に登録された別の携帯端末の位置を特定し、当該別の携帯端末が近接するドアを開けることをその要旨としている。
この構成によれば、車両又は建物からのリクエスト信号を受けて電子キーから識別情報が送信され、或いは、電子キーの操作手段が操作されて当該電子キーから識別情報が送信され、その識別情報がドア側の基準識別情報と照合一致すると、当該識別情報を持つ電子キーによるドアのアンロックが許可される。このとき、上記電子キーを所持したユーザ本人の携帯端末に登録された別の携帯端末を所持した同乗者がサイドドア近傍にいる場合、そのサイドドアが自動で開く。したがって、スマート連動或いはワイヤレス連動のドア開制御システムにおいて必要となっていたアクションが必要でなくなるため、利便性を向上することができる。
尚、ユーザ本人は電子キーを所持している必要はあるものの、携帯端末は必ずしも所持している必要はない。つまり、ユーザ本人が所有して自宅等に保管してある携帯端末に上記別の携帯端末が登録されていれば足りる。これにより所有と所持は区別される。
上記ドア開制御システムについて、前記ドア制御手段によってアンロックの許可されたドアがアンロックされたことを検出する解錠検出手段を備え、前記ドア制御手段は、前記解錠検出手段によってドアのアンロックが検出されたことを契機に、前記別の携帯端末が近接するドアを開けることとしてもよい。
この構成によれば、ドアのアンロックが検出されたとき、ユーザ本人による乗車又は入室の意思をうかがい知ることができる。したがって、同伴者がいる場合において適切なタイミングでドアを開けることができる。車両を対象とする場合、「同乗者」を同伴者と同義で用いるとともに、車両と建物の双方を対象とする場合、より上位概念化された「同伴者」を用いる。
尚、電子キーによるドアのアンロックが許可されたところで、必ずしも乗車に至るとは限らず、例えば、車両近くで単に立ち話をするだけに過ぎない状況も考えられる。もし仮に、上記状況の中でサイドドアを開けてしまうとユーザの意図にそぐわないことになる。本構成によれば、それが解消される。
上記ドア開制御システムについて、前記別の携帯端末の基地局から当該別の携帯端末の位置情報を取得する間接的位置取得手段を備え、前記ドア制御手段は、前記間接的位置取得手段によって取得された位置情報をもとに、前記別の携帯端末の位置を特定し、その位置から開ける対象の候補となるドアを選択することとしてもよい。
この構成によれば、別の携帯端末との間で直接の通信機能を持たない車両又は建物であれ、基地局からの情報を取得できる機能さえ備わっていれば、別の携帯端末の位置を特定でき、その位置から開ける対象の候補となるドアを選択できる。
尚、開ける対象の候補となるドアを選択することには、開けるに至らないドアを選択することも含まれる。つまり、複数のドアの中から上記特定した位置に最も近いドアを開ける対象の候補となるドアとして選択して当該ドアを開けることの他、最も近いドアですら別の携帯端末までの距離が閾値を超える場合にはいずれのドアも開けないことも含まれる。
本発明によれば、利便性を向上することができる。
ドア開制御システムの構成を示すブロック図。 システム内容とドア開制御のフローチャートを示す図。
以下、ドア開制御システムの一実施の形態について説明する。
図1に示すように、ドア開制御システム1は、制御対象となるサイドドアを備える車両2に適用される。車両2は、ユーザが車両キーとして所持する電子キー3と共に電子キーシステム4を構成する。電子キーシステム4は、車両2と電子キー3との間で双方向の無線通信が可能であるとともに、電子キー3を送信側とする単方向の無線通信が可能である。双方向の無線通信には、LF(low frequency )帯の電波とUHF(ultrahigh frequency )帯の電波が用いられ、単方向の無線通信には、UHF帯の電波が用いられる。
電子キー3は、LF受信部31、キー制御部32、UHF送信部33の他、運転席ドアやサイドドアを含む全てのドアのアンロックを指示するアンロックボタン34を備えている。LF受信部31は、車両2からLF帯の電波として送信されたリクエスト信号を受信可能である。LF受信部31は、リクエスト信号を受信すると、その信号を復調する等、電気的に処理して受信信号を生成し、その受信信号をキー制御部32に出力する。
キー制御部32は、不揮発性のキーメモリ35を備えている。キーメモリ35には、電子キー3に固有のID(identification)が記憶されている。このIDは電子キー3に固有の識別情報に相当する。キー制御部32は、LF受信部31から受信信号が入力されると、リクエスト信号に応答するために、上記IDを含む原信号を生成し、その原信号をUHF送信部33に出力する。UHF送信部33は、キー制御部32から入力された原信号を変調する等、電気的に処理して応答信号を生成し、その応答信号をUHF帯の電波として電子キー3の外部へ送信する。つまり、電子キー3はリクエスト信号を受けて応答信号を送信する。
また、キー制御部32は、アンロックボタン34が操作されたとき、全てのドアのアンロックを指示する操作コードと上記IDとを含む原信号を生成し、その原信号をUHF送信部33に出力する。UHF送信部33は、キー制御部32から入力された原信号を変調する等、電気的に処理してワイヤレス信号を生成し、そのワイヤレス信号をUHF帯の電波として電子キー3の外部へ送信する。つまり、電子キー3はアンロックボタン34の操作を受けてワイヤレス信号を送信する。
車両2は、LF発信機21、UHF受信機22、セキュリティECU(electronic control unit )23の他、運転席ドアのアウトサイドハンドルに内蔵されたタッチセンサ24、運転席ドアがアンロックされたことを検出する解錠センサ25を備えている。また、車両2は、GPS(global positioning system )衛星からの電波を受信して車両2の位置情報を取得するGPS受信機26、スマートフォン(多機能携帯電話)の基地局5との通信が可能な通信機27を備えている。LF発信機21は、セキュリティECU23による制御を受けて、車両2の周辺(例えば、運転席ドアから1メートル以内のエリア)にリクエスト信号を送信する。UHF受信機22は、電子キー3からの応答信号やワイヤレス信号を受信可能である。
セキュリティECU23は、不揮発性の車両メモリ28を備えている。車両メモリ28には、車両2に適合する複数本の正規キーのそれぞれのIDが基準IDとして登録されている。基準IDはドア側の基準識別情報に相当する。正規キーのIDのリストがキーリスト28aと規定される。キーリスト28aには電子キー3のIDが含まれる。
セキュリティECU23は、正規キーの接近を監視するために、LF発信機21からリクエスト信号を発信する。セキュリティECU23は、リクエスト信号の発信に伴い、UHF受信機22によって応答信号が受信されると、その信号に含まれたIDについて、上記基準IDとの照合を行う。セキュリティECU23は、IDが照合一致すると、そのIDを持つ正規キーによる全てのドアのアンロックを許可する。セキュリティECU23はドア制御手段に相当する。ドアのアンロックが許可されているとき、タッチセンサ24に触れると全てのドアが実際にアンロックされる。
また、セキュリティECU23は、UHF受信機22によってワイヤレス信号が受信されると、その信号に含まれたIDについて、上記基準IDとの照合を行う。セキュリティECU23は、IDが照合一致すると、そのIDを持つ正規キーによる全てのドアのアンロックを許可し、この場合、さらにワイヤレス信号に含まれた操作コードによる指示を受けて全てのドアを実際にアンロックする。
ところで、ドア開制御システム1には、電子キー3を所有するユーザ本人が当該電子キー3と共に所有するスマートフォン6と、そのスマートフォン6に登録された別のスマートフォン7が規定されている。スマートフォン7は、ユーザ本人と共に車両2に乗車する同乗者の所有物である。スマートフォン6のアドレス帳或いは専用のアプリケーションソフト等に、スマートフォン7の電話番号やメールアドレス等が登録されている。
スマートフォン7は、当該スマートフォン7の統括的な制御を司る端末制御部71に加え、GPS衛星からの電波を受信してスマートフォン7の位置情報を取得するGPS受信部72、基地局5との通信が可能な通信機能部73を備えている。端末制御部71は、不揮発性の端末メモリ74を備えている。端末メモリ74には、スマートフォン7に固有の端末情報が記憶されている。通信機能部73は、端末制御部71による制御を受けて、スマートフォン7の端末情報と位置情報を基地局5に送信する。それぞれの情報は携帯電話会社が管理する基地局5を経由して車両2の通信機27によって受信される。これにより、セキュリティECU23は、スマートフォン7の位置情報を端末情報と共に取得可能となる。通信機27は間接的位置取得手段に相当する。
セキュリティECU23の車両メモリ28には、正規キー毎に、それぞれの正規キーの所有者が自身の正規キーと共に所有する携帯端末に登録された別の携帯端末の端末情報が記憶されている。端末情報のリストが端末リスト28bと規定される。端末リスト28bは正規キー毎に規定される。電子キー3の端末リスト28bにはスマートフォン7の端末情報が含まれる。車両メモリ28は記憶手段に相当する。
セキュリティECU23は、通信機27によって携帯端末の端末情報と位置情報が取得されたとき、その端末情報が端末リスト28bに含まれた端末情報であるか否かを判定し、肯定判断したとき、当該端末情報と共に取得された位置情報をもとに、当該携帯端末の位置を特定する。詳しくは、GPS受信機26によって取得された車両2の位置情報と通信機27によって取得された携帯端末の位置情報の双方をもとに、車両2の位置に対する携帯端末の位置を特定する。尚、セキュリティECU23は、常に携帯端末の位置を監視してもよいが、本例では、制御負担を軽減するために、正規キーによるドアのアンロックを許可した場合に限り、一定期間に亘り携帯端末の位置を監視する。GPS受信機26は基準位置取得手段に相当し、通信機27は端末位置取得手段に相当する。
車両2の位置情報から各ドアの位置が定まることを前提に、車両2の位置に対する携帯端末の位置が特定されれば、各ドアと携帯端末の位置関係が定まる。これにより、セキュリティECU23は、当該携帯端末に最も近いドアを「開ける対象の候補となるドア」として選択する。そして、セキュリティECU23は、その選択したドアがサイドドアであり、且つ、サイドドアから当該携帯端末までの距離が閾値以下のとき、解錠センサ25によって運転席ドアのアンロックが検出されたことを契機に、当該携帯端末が近接するサイドドアを自動で開ける。解錠センサ25は解錠検出手段に相当する。
次に、ドア開制御システム1の作用について説明する。
図2に示すように、電子キー3とスマートフォン6を所持した運転手(ユーザ本人)が、スマートフォン7を所持した同乗者と共に車両2に乗車する場合を想定する。前提として、ユーザ本人のスマートフォン6には、同乗者のスマートフォン7が登録されている。また、車両2には、電子キー3のIDに対してスマートフォン7の端末情報が関連付けされて記憶されている。
二人が車両2に乗車するにあたり、電子キー3を所持したユーザ本人が運転席ドアに向かうとともに、スマートフォン7を所持した同乗者がサイドドアに向かう。車両2の周辺にはリクエスト信号が送信されており、そのリクエスト信号の及ぶエリアに電子キー3を所持したユーザ本人が進入すると、電子キー3から応答信号が送信され、その応答信号に含まれた電子キー3のIDが車両2の基準IDと照合一致すると、全てのドアのアンロックが許可される。そして、ユーザ本人が運転席ドアのアウトサイドハンドルに内蔵されたタッチセンサ24に触れると、全てのドアが実際にアンロックされる。
その一方で、同乗者が所持しているスマートフォン7からは当該スマートフォン7の端末情報と位置情報が送信されており、それぞれの情報が基地局5を経由して車両2によって受信される。そして、上記の通り、電子キー3によるドアのアンロックが許可されると、その電子キー3に関連付けされたスマートフォン7を対象に、当該スマートフォン7の位置が特定される。このとき、スマートフォン7を所持した同乗者がサイドドア近傍にいる場合には、運転席ドアのアンロックが検出されたことを契機に、サイドドアが自動で開く。
以上説明したように、本実施の形態によれば、以下の効果を奏することができる。
(1)電子キー3を所持したユーザ本人のスマートフォン6に登録された別のスマートフォン7を所持した同乗者がサイドドア近傍にいる場合、そのサイドドアが自動で開く。したがって、スマート連動或いはワイヤレス連動のドア開制御システムにおいて必要となっていたアクションが必要でなくなるため、利便性を向上することができる。
(2)運転席ドアのアンロックが検出されたとき、ユーザ本人による乗車の意思をうかがい知ることができる。したがって、同乗者がいる場合において適切なタイミングでサイドドアを開けることができる。
(3)電子キー3によるドアのアンロックが許可されたところで、必ずしも乗車に至るとは限らず、例えば、車両2の近くで単に立ち話をするだけに過ぎない状況も考えられる。もし仮に、上記状況の中でサイドドアを開けてしまうとユーザの意図にそぐわないことになる。本構成によれば、それが解消される。
(4)スマートフォン7との間で直接の通信機能を持たない車両2であれ、基地局5からの情報を取得できる機能(通信機27)さえ備わっていれば、スマートフォン7の位置を特定でき、その位置から「開ける対象の候補となるドア」を選択できる。
(5)車両2の位置情報から各ドアの位置が定まることを前提に、車両2の位置に対するスマートフォン7の位置が特定されれば、各ドアとスマートフォン7の位置関係が定まる。したがって、「開ける対象の候補となるドア」の選択が容易となる。
尚、上記実施の形態は、次のように変更して具体化することも可能である。
・上記実施の形態では、解錠センサ25によって運転席ドアのアンロックが検出されたことを契機に、スマートフォン7が近接するサイドドアを開けることとした。これに代えて、電子キー3によるドアのアンロックが許可されたとき、解錠センサ25によって運転席ドアのアンロックが検出されたか否かにかかわらず、スマートフォン7が近接するサイドドアを開けるようにしてもよい。
この構成によれば、電子キー3によるドアのアンロックが許可されたということは、例えばリクエスト信号の送信エリアに電子キー3を所持したユーザ本人がいることになる。かかる前提のもと、スマートフォン7を所持した同乗者に近いサイドドアを開けたとしても、セキュリティ性は確保される。したがって、利便性とセキュリティ性を両立できる。
・上記実施の形態では、スマートフォン7の基地局5から当該スマートフォン7の位置情報を取得する間接的位置取得手段としての通信機27を車両2が備えることとした。これに代えて、スマートフォン7から当該スマートフォン7に固有の端末情報と当該スマートフォン7の位置情報を取得する直接的位置取得手段としての近距離無線通信機を車両2が備えるようにしてもよい。この場合、セキュリティECU23は、近距離無線通信機によってスマートフォン7の端末情報と位置情報が取得されたとき、その端末情報が端末リスト28bに含まれた端末情報であるか否かを判定し、肯定判断したとき、当該端末情報と共に取得された位置情報をもとに、スマートフォン7の位置を特定する。そして、その位置から「開ける対象の候補となるドア」を選択する。
この構成によれば、車両2がスマートフォン7から直接取得した情報をもとに、当該スマートフォン7の位置を特定でき、その位置から「開ける対象の候補となるドア」を選択できる。
・車両2に代えて建物のドアを開ける制御を行うドア開制御システムに具体化してもよい。
・電子キー3を車両2と建物の双方に共通の正規キーとして用いるとともに、その電子キー3の所有者が当該電子キー3と共に所有するスマートフォン6に登録されたスマートフォン7の位置を特定し、当該スマートフォン7が近接する車両2又は建物のドアを開けるドア開制御システムに具体化してもよい。ただし、効力の及ぶエリアが拡がるため、電子キー3を所持したユーザ本人に対する通知機能、つまり、スマートフォン7が近接するドアを開けたことの通知を伴うことが望ましい。尚、開けたことの通知に代えて、開けてもよいか否かの確認メッセージを通知し、ユーザ本人の承認が得られたことを条件に、スマートフォン7が近接するドアを開けるようにしてもよい。
また、スマートフォン6に登録された携帯端末が複数存在し、そのうち携帯端末Aを同伴者Aが所持しているとともに、携帯端末Bを同伴者Bが所持していることを前提に、同伴者AがドアAに近接しているとともに、同伴者BがドアBに近接しているとき、ドアAとドアBの双方を制御対象としてそれぞれを自動で開けるようにしてもよい。
・制御対象となるドアは車両2のサイドドアに限らず、車両2のバックドアであってもよいし、建物の裏口ドア等であってもよい。尚、ドア等の開閉体のうち、乗車又は入室を伴うドアを制御対象とすることが最も望ましく、シャッタもドアと同義として扱って差し支えない。また、後部座席ドアは通常、自動で開ける制御がなされないが、その後部座席ドアのウインドウガラスを自動で開ける制御を行ってもよい。この場合、ドア開制御システム1には、電子キーシステム4に加え、パワーウインドウシステムが連動される。
次に、上記実施の形態及び別例から把握できる技術的思想について記載する。
(イ)ドア開制御システムにおいて、ドア制御手段によってアンロックの許可されたドアがアンロックされたことを検出する解錠検出手段を備え、ドア制御手段は、電子キーによるドアのアンロックを許可したとき、解錠検出手段によってドアのアンロックが検出されたか否かにかかわらず、別の携帯端末が近接するドアを開けること。
この構成によれば、電子キーによるドアのアンロックが許可されたということは、ドア側の基準識別情報と照合一致する識別情報がドア制御手段で取得可能となる程度の近い位置に電子キーを所持したユーザ本人がいることになる。かかる前提のもと、別の携帯端末を所持した同伴者に近いドアを開けたとしても、セキュリティ性は確保される。したがって、利便性とセキュリティ性を両立できる。
(ロ)ドア開制御システムにおいて、電子キーの所有者が当該電子キーと共に所有する携帯端末に登録された別の携帯端末に固有の端末情報のリストを記憶する記憶手段と、別の携帯端末から当該別の携帯端末に固有の端末情報と当該別の携帯端末の位置情報を取得する直接的位置取得手段とを備え、ドア制御手段は、直接的位置取得手段によって別の携帯端末の端末情報と位置情報が取得されたとき、その端末情報が記憶手段に記憶されたリストに含まれた端末情報であるか否かを判定し、肯定判断したとき、当該端末情報と共に取得された位置情報をもとに、別の携帯端末の位置を特定し、その位置から開ける対象の候補となるドアを選択すること。
この構成によれば、車両又は建物が別の携帯端末から直接取得した情報をもとに、当該別の携帯端末の位置を特定でき、その位置から開ける対象の候補となるドアを選択できる。
(ハ)ドア開制御システムにおいて、制御対象となるドアを備える車両又は建物の位置を示す基準位置の情報を取得する基準位置取得手段と、別の携帯端末の位置を示す端末位置の情報を取得する端末位置取得手段とを備え、ドア制御手段は、基準位置取得手段によって取得された基準位置の情報と端末位置取得手段によって取得された端末位置の情報の双方をもとに、基準位置に対する別の携帯端末の位置を特定し、その位置から開ける対象の候補となるドアを選択すること。
この構成によれば、基準位置の情報から各ドアの位置が定まることを前提に、基準位置に対する別の携帯端末の位置が特定されれば、各ドアと別の携帯端末の位置関係が定まる。したがって、開ける対象の候補となるドアの選択が容易となる。
1…ドア開制御システム、2…車両、3…電子キー、4…電子キーシステム、5…基地局、6…スマートフォン(ユーザ本人の携帯端末)、7…スマートフォン(同乗者の携帯端末)、21…LF発信機、22…UHF受信機、23…セキュリティECU(ドア制御手段)、24…タッチセンサ、25…解錠センサ(解錠検出手段)、26…GPS受信機(基準位置取得手段)、27…通信機(間接的位置取得手段、端末位置取得手段)、28…車両メモリ(記憶手段)、28a…キーリスト、28b…端末リスト、31…LF受信部、32…キー制御部、33…UHF送信部、34…アンロックボタン、35…キーメモリ、71…端末制御部、72…GPS受信部、73…通信機能部、74…端末メモリ。

Claims (3)

  1. ドア側の基準識別情報と照合一致する識別情報を取得したことを条件に、その識別情報を持つ電子キーによるドアのアンロックを許可するドア制御手段を備える電子キーシステムに連動され、ドアを開ける制御を行うドア開制御システムにおいて、
    前記ドア制御手段は、前記電子キーによるドアのアンロックを許可したとき、その電子キーの所有者が当該電子キーと共に所有する携帯端末に登録された別の携帯端末の位置を特定し、当該別の携帯端末が近接するドアを開ける
    ことを特徴とするドア開制御システム。
  2. 請求項1に記載のドア開制御システムにおいて、
    前記ドア制御手段によってアンロックの許可されたドアがアンロックされたことを検出する解錠検出手段を備え、
    前記ドア制御手段は、前記解錠検出手段によってドアのアンロックが検出されたことを契機に、前記別の携帯端末が近接するドアを開ける
    ことを特徴とするドア開制御システム。
  3. 請求項1又は2に記載のドア開制御システムにおいて、
    前記別の携帯端末の基地局から当該別の携帯端末の位置情報を取得する間接的位置取得手段を備え、
    前記ドア制御手段は、前記間接的位置取得手段によって取得された位置情報をもとに、前記別の携帯端末の位置を特定し、その位置から開ける対象の候補となるドアを選択する
    ことを特徴とするドア開制御システム。
JP2014027493A 2014-02-17 2014-02-17 ドア開制御システム Active JP6148189B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014027493A JP6148189B2 (ja) 2014-02-17 2014-02-17 ドア開制御システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014027493A JP6148189B2 (ja) 2014-02-17 2014-02-17 ドア開制御システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015151792A true JP2015151792A (ja) 2015-08-24
JP6148189B2 JP6148189B2 (ja) 2017-06-14

Family

ID=53894348

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014027493A Active JP6148189B2 (ja) 2014-02-17 2014-02-17 ドア開制御システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6148189B2 (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017118485A (ja) * 2015-12-23 2017-06-29 株式会社Soken 乗員情報取得システム
JP2019002262A (ja) * 2017-06-19 2019-01-10 佐藤 順 携帯端末等の位置情報と連動した車両等のシステム
CN110871749A (zh) * 2018-08-29 2020-03-10 现代自动车株式会社 用于控制车辆就座布置的方法和系统
CN112026708A (zh) * 2019-06-04 2020-12-04 U-希恩德国进入系统有限公司 用于机动车的控制系统和用于操控机动车车辆功能的方法
JP2023011658A (ja) * 2015-11-23 2023-01-24 スプリーマ インコーポレイテッド ビーコン信号を用いてドアへの進入を管理する方法およびシステム
US11680437B2 (en) 2019-06-04 2023-06-20 U-Shin Deutschland Zugangssysteme Gmbh Motor vehicle access control method and access control system
US11827177B2 (en) 2019-12-23 2023-11-28 U-Shin Deutschland Zugangssysteme Gmbh Method for calibrating a position detection of a portable key element and access control system

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005226438A (ja) * 2004-01-15 2005-08-25 Mazda Motor Corp キーレスエントリー装置、システム及び方法
JP2006316431A (ja) * 2005-05-10 2006-11-24 Denso Corp 車両ドア制御システム
JP2007031962A (ja) * 2005-07-22 2007-02-08 Nissan Motor Co Ltd 車両用アンロック装置
US20070200670A1 (en) * 2006-02-27 2007-08-30 Denso International America, Inc. Apparatus for automatically changing state of vehicle closure
JP2012172367A (ja) * 2011-02-21 2012-09-10 Denso Corp スマートエントリシステム
JP2013124522A (ja) * 2011-12-15 2013-06-24 Mitsubishi Motors Corp 施錠、開錠及び始動システム

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005226438A (ja) * 2004-01-15 2005-08-25 Mazda Motor Corp キーレスエントリー装置、システム及び方法
JP2006316431A (ja) * 2005-05-10 2006-11-24 Denso Corp 車両ドア制御システム
JP2007031962A (ja) * 2005-07-22 2007-02-08 Nissan Motor Co Ltd 車両用アンロック装置
US20070200670A1 (en) * 2006-02-27 2007-08-30 Denso International America, Inc. Apparatus for automatically changing state of vehicle closure
JP2012172367A (ja) * 2011-02-21 2012-09-10 Denso Corp スマートエントリシステム
JP2013124522A (ja) * 2011-12-15 2013-06-24 Mitsubishi Motors Corp 施錠、開錠及び始動システム

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2023011658A (ja) * 2015-11-23 2023-01-24 スプリーマ インコーポレイテッド ビーコン信号を用いてドアへの進入を管理する方法およびシステム
JP2017118485A (ja) * 2015-12-23 2017-06-29 株式会社Soken 乗員情報取得システム
JP2019002262A (ja) * 2017-06-19 2019-01-10 佐藤 順 携帯端末等の位置情報と連動した車両等のシステム
CN110871749A (zh) * 2018-08-29 2020-03-10 现代自动车株式会社 用于控制车辆就座布置的方法和系统
CN110871749B (zh) * 2018-08-29 2023-10-20 现代自动车株式会社 用于控制车辆就座布置的方法和系统
CN112026708A (zh) * 2019-06-04 2020-12-04 U-希恩德国进入系统有限公司 用于机动车的控制系统和用于操控机动车车辆功能的方法
JP2021008808A (ja) * 2019-06-04 2021-01-28 ユーシン ドイチェラント ツーガングスシステメ ゲーエムベーハー 自動車のための制御システムおよび自動車の少なくとも1つの車両機能を制御するための方法
JP7081872B2 (ja) 2019-06-04 2022-06-07 ユーシン ドイチェラント ツーガングスシステメ ゲーエムベーハー 自動車のための制御システムおよび自動車の少なくとも1つの車両機能を制御するための方法
US11680437B2 (en) 2019-06-04 2023-06-20 U-Shin Deutschland Zugangssysteme Gmbh Motor vehicle access control method and access control system
US11827177B2 (en) 2019-12-23 2023-11-28 U-Shin Deutschland Zugangssysteme Gmbh Method for calibrating a position detection of a portable key element and access control system

Also Published As

Publication number Publication date
JP6148189B2 (ja) 2017-06-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6148189B2 (ja) ドア開制御システム
JP2014148842A (ja) 車両扉開閉装置
EP2956914A1 (en) Communication system, in-vehicle device, mobile device, and communication method
US9607460B2 (en) Smart entry system
JP6228386B2 (ja) ハンズフリートランクオープンシステム及びオープン方法
JP5956355B2 (ja) 電子キーシステム
JP2014216718A (ja) 遠隔操作システム
JP2003269023A (ja) ドアロック制御装置
CN109695383B (zh) 钥匙单元、控制系统、控制方法和具有存储在其中的程序的非暂时性计算机可读存储介质
JP2013002111A (ja) 電子キーシステム
JP2019116193A (ja) 配信装置、救助システム、および携帯端末
JP7180618B2 (ja) 機器操作制御装置および機器操作制御方法、ならびにコンピュータプログラム
JP6439377B2 (ja) スマートエントリーシステム
CN109219682B (zh) 电子锁系统和电子锁装置
KR20130118008A (ko) 패시브 키리스 엔트리 스마트 키를 위한 보안 시스템 및 그 방법
JP6414696B2 (ja) キー閉じ込み防止装置
JP6381478B2 (ja) 生体情報認証システム
JP2011094292A (ja) 電気錠システム
JP2010216079A (ja) ドアロック制御装置および方法、並びに携帯情報処理装置
US20210358247A1 (en) Access control system with wireless communication
JP2016215779A (ja) ユーザ特定システム
JP6595380B2 (ja) 通信システム及び電子キー起動方法
JP6148027B2 (ja) 電子キーシステム
JP2016108882A (ja) ドアロックシステム
JP6905814B2 (ja) 車両用ドアロック装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160829

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170413

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170509

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170518

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6148189

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150