JP5956355B2 - 電子キーシステム - Google Patents
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上記課題を解決するために、ユーザに所持される電子キーと、前記電子キーとの間での無線通信を通じて開閉対象の開閉を許可する制御装置とを備えた電子キーシステムにおいて、前記電子キーの動きを通じてユーザの歩行及び停止を検出するユーザ動作検出部を備え、前記制御装置は、前記ユーザ動作検出部の検出結果に基づきユーザが前記開閉対象の周辺で停止、歩行及び停止を順に行った旨判断したとき前記開閉対象の開放を許可する。
この構成によれば、加速度センサの検出結果に基づきユーザが立ち止まったこと(停止)及び歩行が検出される。これにより、ユーザの動作を直接的に監視することが可能となるため、より正確にユーザの動作を判断することができる。
電子キー及び開閉対象間の距離が近くなるほどレスポンス信号又はリクエスト信号の受信信号強度が強くなる。このため、信号強度検出部の検出結果に基づきユーザの停止及び歩行を検出することができる。この場合、簡易な構成にてユーザの動作を検出することができる。
以下、電子キーシステムの第1の実施形態について図1〜図4を参照しつつ説明する。
図1に示すように、車両には、ユーザによって所持される電子キー10と車両に搭載される車載装置20との間で自動での双方向無線通信を通じて車両の遠隔制御を可能とする電子キーシステムが搭載されている。以下、電子キー10及び車載装置20の構成について説明する。
図1に示すように、電子キー10は、電子キー制御部11と、LF受信部12と、UHF送信部13と、ロックスイッチ17と、アンロックスイッチ16と、加速度センサ18とを備える。
<車載装置20>
図1に示すように、車載装置20は、車載制御部21と、LF送信部23と、UHF受信部22と、を備えている。また、車載制御部21には、ドアスイッチ32と、ドア制御装置33と、スライドドア装置34と、ハザードランプ36と、が電気的に接続されている。
車載制御部21は通信エリア50に周期的にリクエスト信号Sreqを送信する(S101)。電子キー制御部11はリクエスト信号Sreqを受信するとレスポンス信号Sresを送信する(S102)。車載制御部21は、受信したレスポンス信号SresについてID照合(車外照合)が成立した旨判断する(S103)。
電子キー10を所持するユーザは、例えば両手に荷物を持った状態で通信エリア50内に進入する。そして、ユーザは通信エリア50内で一度立ち止まった後に歩行して再び立ち止まる。これにより、自動で車両ドアが解錠された後にスライドドア34aが開く。よって、ユーザは両手に荷物を持った状態であっても電子キー10等を操作することなく乗車することができる。よって、利便性が高い。
以上、説明した実施形態によれば、以下の効果を奏することができる。
以下、電子キーシステムの第2の実施形態について図5を参照しつつ説明する。この実施形態においては、リクエスト信号SreqのRSSI(Received Signal Strength Indicator)を通じてユーザの停止及び歩行を判断する点が上記第1の実施形態と異なっている。以下、第1の実施形態との相違点を中心に説明する。
以上、説明した実施形態によれば、特に以下の効果を奏することができる。
・上記両実施形態においては、ユーザが通信エリア50内で最初に停止するとハザードランプ36の点滅を通じてアンサーバックが行われる。このアンサーバックの方法は、ハザードランプ36の点滅に限らない。例えば、車両からの音声を通じてアンサーバックを行ってもよい。また、ハザードランプ36の点滅及び音声の両方でアンサーバックを行ってもよい。
・上記両実施形態においては、さらに電子キー10にスライドドア開スイッチを設けてもよい。電子キー制御部11は、スライドドア開スイッチが長押し操作されたことを操作信号の入力を通じて認識すると、メモリ11aに記憶されるIDコードを含むドア開要求信号SopをUHF送信部13を通じて無線送信する。この場合、スライドドア開スイッチの操作及びユーザの停止、歩行及び停止の動作の何れかを通じてスライドドア34aの開放が可能となる。
・上記両実施形態における電子キーシステムでは車両ドアの施解錠及びスライドドアの開放が可能に構成されていたが、制御内容はこれに限らずユーザの停止、歩行及び停止の動作を通じて車両のトランク開閉装置を通じてトランクの開放又は住宅用のドア装置を通じてドアの解錠及び開放を可能としてもよい。
・第1の実施形態においては、電子キー制御部11が加速度センサ18の検出結果に基づきユーザの動作の判断を行っていた。しかし、電子キー制御部11は加速度センサ18の検出結果をレスポンス信号Sresに含ませて、若しくは単独の加速度情報信号として無線送信し、車載制御部21は受信したレスポンス信号Sres若しくは加速度情報信号に含まれる加速度センサ18の検出結果に基づきユーザの動作を判断してもよい。本構成によれば、より高い携帯性が要求される電子キー10をより簡易に構成することができる。
(イ)前記制御装置は車載されるものであって、前記開閉対象はスライドドアであることを特徴とする電子キーシステム。
Claims (5)
- ユーザに所持される電子キーと、前記電子キーとの間での無線通信を通じて開閉対象の開閉を許可する制御装置とを備えた電子キーシステムにおいて、
前記電子キーの動きを通じてユーザの歩行及び停止を検出するユーザ動作検出部を備え、
前記制御装置は、前記ユーザ動作検出部の検出結果に基づきユーザが前記開閉対象の周辺で停止、歩行及び停止を順に行った旨判断したとき前記開閉対象の開放を許可する
ことを特徴とする電子キーシステム。 - 請求項1に記載の電子キーシステムにおいて、
ユーザが前記開閉対象の周辺で最初に停止したとき、以後、歩行及び停止の動作を通じて前記開閉対象の開放が可能である旨をユーザに通知するアンサーバック部を備えた
ことを特徴とする電子キーシステム。 - 請求項1又は2に記載の電子キーシステムにおいて、
前記電子キーはリクエスト信号を受信するとレスポンス信号を送信し、
前記制御装置は前記リクエスト信号を前記開閉対象の周辺に送信するとともに、前記レスポンス信号を受信すると前記開閉対象の開閉を許可し、
前記ユーザ動作検出部は、前記電子キーが前記リクエスト信号を受信したとき起動する
ことを特徴とする電子キーシステム。 - 請求項3に記載の電子キーシステムにおいて、
前記ユーザ動作検出部は、ユーザの歩行に応じて前記電子キーに加わる加速度を検出する加速度センサである
ことを特徴とする電子キーシステム。 - 請求項3に記載の電子キーシステムにおいて、
前記ユーザ動作検出部は前記レスポンス信号又は前記リクエスト信号の受信信号強度を検出する受信信号強度検出部である
ことを特徴とする電子キーシステム。
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