JP6021698B2 - 情報処理システム、情報処理方法、車載システム、制御装置、車両制御装置、車両制御システム、携帯端末、及び、プログラム - Google Patents

情報処理システム、情報処理方法、車載システム、制御装置、車両制御装置、車両制御システム、携帯端末、及び、プログラム Download PDF

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本発明は、情報処理システム、情報処理方法、車載システム、制御装置、車両制御装置、車両制御システム、携帯端末、及び、プログラムに関し、特に、充電装置への携帯端末の置き忘れを防止するようにした情報処理システム、情報処理方法、車載システム、制御装置、車両制御装置、車両制御システム、携帯端末、及び、プログラムに関する。
従来、車内に非接触式の充電装置を設け、車内において携帯電話機やスマートフォン等の携帯端末を非接触で充電することが提案されている(例えば、特許文献1参照)。また、特許文献1では、携帯端末を車内の充電装置に置き忘れないように、携帯端末を充電装置に設置したままの状態で車両のドアが開いた場合、車両のブザー、LED、ランプ等で注意喚起の警報を行うことが提案されている。
特開2009−296780号公報
特許文献1に記載の発明では、ユーザが車両の外に出て、車両から離れてしまうと、ユーザに警報が届かなくなる。従って、車両から降りるときに確実にユーザに警報が伝わるようにするには、警報音を大きくする等なるべく目立つように警報を行う必要がある。一方、充電装置に携帯端末が設置されている場合、ドアが開く度に警報が行われるので、ごく短い時間だけ車両を離れる場合など携帯端末を置いたままでよい場合に、ユーザに煩わしさを感じさせてしまう。また、車両の周囲の人に充電装置が設置されたままであることを知られることになり、携帯端末の盗難につながる危険性もある。
本発明は、ユーザに煩わしさを感じさせずに、充電装置への携帯端末の置き忘れを防止できるようにするものである。
本発明の第1の側面の情報処理システムは、出入口を備える所定の空間内に設けられる充電装置と、出入口の施錠又は開錠の少なくとも一方の制御を行う制御装置とを備える情報処理システムにおいて、充電装置は、充電可能な範囲にある携帯端末の非接触充電を行う充電部を備え、制御装置は、出入口の施錠又は開錠の少なくとも一方に用いる携帯機と無線通信が可能な無線通信部と、無線通信部の制御を行う通信制御部と、携帯機の位置検出を行う位置検出部と、無線通信部で受信した携帯機からの信号に基づいて出入口の施錠又は開錠の少なくとも一方の制御を行う出入口制御部とを備え、充電装置又は制御装置の少なくとも一方が、充電可能な範囲内の携帯端末の有無を検出可能な機器検出部を備え、通信制御部は、機器検出部により充電可能な範囲内に携帯端末が検出されている場合に、位置検出部により携帯機が空間の内部を含む所定の範囲内に存在しないことが検出されたとき、無線通信部から携帯機に所定の信号を送信するように制御する。
本発明の第1の側面においては、充電可能な範囲内に携帯端末が検出されている場合に、携帯機が空間の内部を含む所定の範囲内に存在しないことが検出されたとき、携帯機に所定の信号が送信される。
従って、ユーザに煩わしさを感じさせずに、充電装置への携帯端末の置き忘れを防止することができる。
この充電装置は、例えば、非接触式の充電器により構成される。この制御装置は、例えば、マイクロコンピュータ、ECU等により構成される。この充電部は、例えば、電力源を備える電力供給装置、又は、外部からの電力の供給を制御する制御装置により構成される。この機器検出部は、例えば、CPU等のプロセッサ、又は、各種のセンサ等により構成される。この無線通信部は、例えば、LF帯や、UHF帯の315MHz帯又は900MHz帯の無線通信を行う通信機器により構成される。この通信制御部、位置検出部、出入口制御部は、例えば、CPU等のプロセッサにより構成される。この携帯機は、例えば、小型の無線通信機器、ICカード、ICタグ、電子キー、車両用のキーフォブ等により構成される。この携帯端末は、例えば、携帯電話機、スマートフォン、タブレット型コンピュータ、ノート型コンピュータ、PDA、携帯動画プレーヤ、携帯音楽プレーヤ、デジタルカメラ、ICカード等により構成される。
この通信制御部には、所定の信号として、携帯端末を置き忘れたことを携帯機の通知部に通知させるための信号を携帯機に送信するように制御させることができる。
これにより、携帯端末の置き忘れを確実に通知することができる。
この充電装置には、携帯端末と近接無線通信が可能な近接無線通信部をさらに設け、この機器検出部には、近接無線通信部と携帯端末との間の通信状態により充電可能な範囲内の携帯端末の有無を検出させることができる。
これにより、携帯端末の置き忘れを確実に検出することができる。
この近接無線通信部は、例えば、NFC等の近接無線通信を行う通信機器により構成される。
この通信制御部には、近接無線通信部により受信した指令に基づいて所定の信号の送信機能を停止させることができる。
これにより、ユーザに不必要な通知がなされることを防止することができる。
この位置検出部には、定期的に、又は、携帯機が空間の外に出る又は出た可能性があるイベントが発生したとき、携帯機の位置検出を行わせることができる。
これにより、適切なタイミングで携帯機の位置を検出することができ、その結果、携帯端末の置き忘れを確実に検出することができる。
この位置検出部には、携帯機と制御装置との間の無線通信の状態に基づいて、携帯機の位置検出を行わせることができる。
これにより、携帯機の位置を正確に検出することができ、その結果、携帯端末の置き忘れを確実に検出することができる。
この通信制御部には、携帯機からの指令に基づいて所定の信号の送信機能を停止させることができる。
これにより、ユーザに不必要な通知がなされることを防止することができる。
この空間を、車両の室内とし、この出入口を、車両のドアとすることができる。
これにより、車内の充電装置への携帯端末の置き忘れを防止することができる。
本発明の第2の側面の情報処理方法は、出入口を備える所定の空間内において携帯端末の非接触充電を行う充電装置、又は、無線通信を行う携帯機からの信号に基づいて出入口の施錠又は開錠の少なくとも一方の制御を行う制御装置の少なくとも一方が、充電可能な範囲内の携帯端末の有無の検出を行い、制御装置が、携帯機の位置検出を行い、制御装置が、充電可能な範囲内に携帯端末が存在する場合に、携帯機が空間の内部を含む所定の範囲内に存在しないことを検出したとき、携帯機に携帯端末の置き忘れを示す信号を送信するように制御する。
本発明の第2の側面においては、充電可能な範囲内の携帯端末の有無の検出が行われ、携帯機の位置検出が行われ、充電可能な範囲内に携帯端末が存在する場合に、携帯機が空間の内部を含む所定の範囲内に存在しないことが検出されたとき、携帯機に携帯端末の置き忘れを示す信号が送信される。
従って、ユーザに煩わしさを感じさせずに、充電装置への携帯端末の置き忘れを防止することができる。
この充電装置は、例えば、非接触式の充電器により構成される。この制御装置は、例えば、マイクロコンピュータ、ECU等により構成される。この携帯機は、例えば、小型の無線通信機器、ICカード、ICタグ、電子キー、車両用のキーフォブ等により構成される。この携帯端末は、例えば、携帯電話機、スマートフォン、タブレット型コンピュータ、ノート型コンピュータ、PDA、携帯動画プレーヤ、携帯音楽プレーヤ、デジタルカメラ、ICカード等により構成される。
本発明の第3の側面の車載システムは、車両内に設けられる充電装置と、車両のドアの施錠及び開錠の制御を行う車両制御装置とを備える車載システムにおいて、充電装置は、充電可能な範囲にある携帯端末の非接触充電を行う充電部を備え、車両制御装置は、ドアの施錠及び開錠に用いる携帯機と無線通信が可能な無線通信部と、無線通信部の制御を行う通信制御部と、携帯機の位置検出を行う位置検出部と、無線通信部で受信した携帯機からの信号に基づいてドアの施錠及び開錠の制御を行う車両制御部とを備え、充電装置又は車両制御装置の少なくとも一方が、充電可能な範囲内の携帯端末の有無を検出可能な機器検出部を備え、通信制御部は、機器検出部により充電可能な範囲内に携帯端末が検出されている場合に、位置検出部により携帯機が車両の室内を含む所定の範囲内に存在しないことが検出されたとき、無線通信部から携帯機に携帯端末の置き忘れを示す信号を送信するように制御する。
本発明の第3の側面においては、充電可能な範囲内に携帯端末が検出されている場合に、携帯機が車両の室内を含む所定の範囲内に存在しないことが検出されたとき、携帯機に携帯端末の置き忘れを示す信号が送信される。
従って、ユーザに煩わしさを感じさせずに、車内の充電装置への携帯端末の置き忘れを防止することができる。
この充電装置は、例えば、非接触式の充電器により構成される。この車両制御装置は、例えば、ECUにより構成される。この充電部は、例えば、電力源を備える電力供給装置、又は、外部からの電力の供給を制御する制御装置により構成される。この機器検出部は、例えば、CPU等のプロセッサ、又は、各種のセンサ等により構成される。この無線通信部は、例えば、LF帯や、UHF帯の315MHz帯又は900MHz帯の無線通信を行う通信機器により構成される。この通信制御部、位置検出部、車両制御部は、例えば、CPU等のプロセッサにより構成される。この携帯機は、例えば、車両用のキーフォブ等により構成される。この携帯端末は、例えば、携帯電話機、スマートフォン、タブレット型コンピュータ、ノート型コンピュータ、PDA、携帯動画プレーヤ、携帯音楽プレーヤ、デジタルカメラ、ICカード等により構成される。
本発明の第4の側面の制御装置は、所定の空間に備えられた出入口の施錠又は開錠の少なくとも一方の制御を行う制御装置において、出入口の施錠又は開錠の少なくとも一方に用いる携帯機と無線通信が可能な無線通信部と、無線通信部の制御を行う通信制御部と、携帯機の位置検出を行う位置検出部と、携帯機からの信号に基づいて出入口の施錠又は開錠の少なくとも一方の制御を行う出入口制御部とを備え、通信制御部は、空間内において携帯端末の非接触充電を行う充電装置の充電可能な範囲内に携帯端末が検出されている場合に、位置検出部により携帯機が空間の内部を含む所定の範囲内に存在しないことが検出されたとき、無線通信部から携帯機に携帯端末の置き忘れを示す信号を送信するように制御する。
本発明の第4の側面においては、空間内において携帯端末の非接触充電を行う充電装置の充電可能な範囲内に携帯端末が検出されている場合に、携帯機が空間の内部を含む所定の範囲内に存在しないことが検出されたとき、携帯機に携帯端末の置き忘れを示す信号が送信される。
従って、ユーザに煩わしさを感じさせずに、充電装置への携帯端末の置き忘れを防止することができる。
この無線通信部は、例えば、LF帯や、UHF帯の315MHz帯又は900MHz帯の無線通信を行う通信機器により構成される。この通信制御部、位置検出部、車両制御部は、例えば、CPU等のプロセッサにより構成される。この充電装置は、例えば、非接触式の充電器により構成される。この携帯機は、例えば、車両用のキーフォブ等により構成される。この携帯端末は、例えば、携帯電話機、スマートフォン、タブレット型コンピュータ、ノート型コンピュータ、PDA、携帯動画プレーヤ、携帯音楽プレーヤ、デジタルカメラ、ICカード等により構成される。
本発明の第5の側面の車両制御装置は、車両のドアの施錠及び開錠の制御を行う車両制御装置において、ドアの施錠及び開錠に用いる携帯機と無線通信が可能な無線通信部と、無線通信部の制御を行う通信制御部と、携帯機の位置検出を行う位置検出部と、携帯機からの信号に基づいてドアの施錠及び開錠の制御を行う車両制御部とを備え、通信制御部は、車両内において携帯端末の非接触充電を行う充電装置の充電可能な範囲内に携帯端末が検出されている場合に、位置検出部により携帯機が車両の室内を含む所定の範囲内に存在しないことが検出されたとき、無線通信部から携帯機に携帯端末の置き忘れを示す信号を送信するように制御する。
本発明の第5の側面においては、車両内において携帯端末の非接触充電を行う充電装置の充電可能な範囲内に携帯端末が検出されている場合に、携帯機が車両の室内を含む所定の範囲内に存在しないことが検出されたとき、携帯機に携帯端末の置き忘れを示す信号が送信される。
従って、ユーザに煩わしさを感じさせずに、車内の充電装置への携帯端末の置き忘れを防止することができる。
この無線通信部は、例えば、LF帯や、UHF帯の315MHz帯又は900MHz帯の無線通信を行う通信機器により構成される。この通信制御部、位置検出部、車両制御部は、例えば、CPU等のプロセッサにより構成される。この充電装置は、例えば、非接触式の充電器により構成される。この携帯機は、例えば、車両用のキーフォブ等により構成される。この携帯端末は、例えば、携帯電話機、スマートフォン、タブレット型コンピュータ、ノート型コンピュータ、PDA、携帯動画プレーヤ、携帯音楽プレーヤ、デジタルカメラ、ICカード等により構成される。
本発明の第6の側面の情報処理システムは、出入口を備える所定の空間内に設けられる充電装置と、出入口の施錠又は開錠の少なくとも一方に用いる携帯機と、携帯機と無線通信が可能な携帯端末とを備える情報処理システムにおいて、携帯端末は、携帯機との無線通信を行う第1の無線通信部と、第1の無線通信部の制御を行う第1の通信制御部と、充電装置の充電可能な範囲内に携帯端末が存在するか否かを検出可能な状態検出部と、携帯機との間の無線通信の状態に基づいて、携帯機の位置検出を行う第1の位置検出部とを備え、充電装置は、充電可能な範囲にある携帯端末の非接触充電を行う充電部を備え、第1の通信制御部は、状態検出部により充電可能な範囲内に携帯端末が存在することが検出されている場合に、第1の位置検出部により携帯機が空間の内部を含む所定の第1の範囲内に存在しないことが検出されたとき、第1の無線通信部から携帯機に携帯端末の置き忘れを示す第1の信号を送信するように制御する。
本発明の第6の側面においては、充電可能な範囲内に携帯端末が存在することが検出されている場合に、携帯機が空間の内部を含む所定の第1の範囲内に存在しないことが検出されたとき、携帯機に携帯端末の置き忘れを示す第1の信号が送信される。
従って、ユーザに煩わしさを感じさせずに、車内の充電装置への携帯端末の置き忘れを防止することができる。
この充電装置は、例えば、非接触式の充電器により構成される。この携帯機は、例えば、小型の無線通信機器、ICカード、ICタグ、電子キー、車両用のキーフォブ等により構成される。この携帯端末は、例えば、携帯電話機、スマートフォン、タブレット型コンピュータ、ノート型コンピュータ、PDA、携帯動画プレーヤ、携帯音楽プレーヤ、デジタルカメラ、ICカード等により構成される。この第1の無線通信部は、例えば、BLE等の近距離無線通信を行う通信機器により構成される。この第1の通信制御部、第1の位置検出部は、例えば、CPU等のプロセッサにより構成される。この状態検出部は、例えば、CPU等のプロセッサ、又は、各種のセンサ等により構成される。この充電部は、例えば、電力源を備える電力供給装置、又は、外部からの電力の供給を制御する制御装置により構成される。
この携帯端末には、充電装置と近接無線通信が可能な第1の近接無線通信部をさらに設け、この充電装置には、携帯端末と近接無線通信が可能な第2の近接無線通信部をさらに設け、この状態検出部には、第1の近接無線通信部と第2の近接無線通信部との間の通信状態により充電可能な範囲内に携帯端末が存在するか否かを検出させることができる。
これにより、携帯端末の置き忘れを確実に検出することができる。
この第1の近接無線通信部、第2の近接無線通信部は、例えば、NFC等の近接無線通信を行う通信機器により構成される。
この情報処理システムには、出入口の施錠又は開錠の少なくとも一方の制御を行う制御装置をさらに設け、この制御装置には、携帯機との無線通信を行う第2の無線通信部と、第2の無線通信部の制御を行う第2の通信制御部と、携帯機の位置検出を行う第2の位置検出部とを設け、この第2の通信制御部には、充電装置と通信が可能であり、第1の近接無線通信部と第2の近接無線通信部との間の通信状態により充電可能な範囲内に携帯端末が検出されている場合に、第2の位置検出部により携帯機が空間の内部を含む所定の第2の範囲内に存在しないことが検出されたとき、第2の無線通信部から携帯機に携帯端末の置き忘れを示す第2の信号を送信するように制御させることができる。
これにより、より確実に携帯端末の置き忘れを検出し、ユーザに通知することができる。
この制御装置は、例えば、マイクロコンピュータ、ECU等により構成される。この第2の無線通信部は、例えば、LF帯や、UHF帯の315MHz帯又は900MHz帯の無線通信を行う通信機器により構成される。この第2の通信制御部、第2の位置検出部は、例えば、CPU等のプロセッサにより構成される。
この携帯機には、第1の信号を受信したとき、所定の方法によりユーザへの通知を行う通知部をさらに設けることができる。
これにより、携帯端末の置き忘れを確実にユーザに通知することができる。
この通知部は、例えば、表示装置、ブザー等の音声出力装置、LED等のランプ、又は、バイブレータ等により構成される。
この空間を、車両の室内とし、この出入口を、車両のドアとすることができる。
これにより、車内の充電装置への携帯端末の置き忘れを防止することができる。
本発明の第7の側面の車両制御システムは、車両に設けられる充電装置と、車両のドアの施錠及び開錠の制御を行う車両制御装置と、ドアの施錠及び開錠に用いる携帯機と、携帯機と無線通信が可能な携帯端末とを備える車両制御システムにおいて、携帯端末は、携帯機と無線通信が可能な第1の無線通信部と、第1の無線通信部の制御を行う通信制御部と、空間内において携帯端末の非接触充電を行う充電装置の充電可能な範囲内に携帯端末が存在するか否かを検出可能な状態検出部と、携帯機との間の無線通信の状態に基づいて、携帯機の位置検出を行う位置検出部とを備え、携帯機は、携帯端末と無線通信が可能な第2の無線通信部と、第2の無線通信部と異なる方式により車両制御装置と無線通信が可能な第3の無線通信部とを備え、充電装置は、非接触充電を行う充電部を備え、車両制御装置は、携帯機と無線通信が可能な第4の無線通信部と、携帯機からの信号に基づいてドアの施錠及び開錠の制御を行う車両制御部とを備え、通信制御部は、状態検出部により充電可能な範囲内に携帯端末が存在することが検出されている場合に、位置検出部により携帯機が車両の室内を含む所定の範囲内に存在しないことが検出されたとき、第1の無線通信部から携帯機に携帯端末の置き忘れを示す信号を送信するように制御する。
本発明の第7の側面においては、充電可能な範囲内に携帯端末が存在することが検出されている場合に、携帯機が車両の室内を含む所定の範囲内に存在しないことが検出されたとき、携帯機に携帯端末の置き忘れを示す信号が送信される。
従って、ユーザに煩わしさを感じさせずに、車内の充電装置への携帯端末の置き忘れを防止することができる。
この充電装置は、例えば、非接触式の充電器により構成される。この車両制御装置は、例えば、ECUにより構成される。この携帯機は、例えば、車両用のキーフォブ等により構成される。この携帯端末は、例えば、携帯電話機、スマートフォン、タブレット型コンピュータ、ノート型コンピュータ、PDA、携帯動画プレーヤ、携帯音楽プレーヤ、デジタルカメラ、ICカード等により構成される。この第1の無線通信部、第2の無線通信部は、例えば、BLE等の近距離無線通信を行う通信機器により構成される。この通信制御部、位置検出部、車両制御部は、例えば、CPU等のプロセッサにより構成される。この状態検出部は、例えば、CPU等のプロセッサ、又は、各種のセンサ等により構成される。この第3の無線通信部、第4の無線通信部は、例えば、LF帯や、UHF帯の315MHz帯又は900MHz帯の無線通信を行う通信機器により構成される。この充電部は、例えば、電力源を備える電力供給装置、又は、外部からの電力の供給を制御する制御装置により構成される。
本発明の第8の側面の情報処理方法は、所定の空間に備えられている出入口の施錠又は開錠の少なくとも一方に用いる携帯機と無線通信が可能な携帯端末が、空間内において携帯端末の非接触充電を行う充電装置の充電可能な範囲内に携帯端末が存在するか否かを検出し、充電可能な範囲内に携帯端末が存在する場合に、携帯機が空間の内部を含む所定の範囲内に存在しないことを検出したとき、携帯機に携帯端末の置き忘れを示す信号を送信するように制御するステップを含む。
本発明の第8の側面のプログラムは、所定の空間に備えられている出入口の施錠又は開錠の少なくとも一方に用いる携帯機と無線通信が可能な携帯端末のコンピュータに、
空間内において携帯端末の非接触充電を行う充電装置の充電可能な範囲内に携帯端末が存在するか否かを検出し、充電可能な範囲内に携帯端末が存在する場合に、携帯機が空間の内部を含む所定の範囲内に存在しないことを検出したとき、携帯機に携帯端末の置き忘れを示す信号を送信するように制御するステップを含む処理を実行させる。
本発明の第8の側面においては、充電可能な範囲内に携帯端末が存在する場合に、携帯機が空間の内部を含む所定の範囲内に存在しないことを検出したとき、携帯機に携帯端末の置き忘れを示す信号が送信される。
従って、ユーザに煩わしさを感じさせずに、車内の充電装置への携帯端末の置き忘れを防止することができる。
この携帯機は、例えば、車両用のキーフォブ等により構成される。この携帯端末は、例えば、携帯電話機、スマートフォン、タブレット型コンピュータ、ノート型コンピュータ、PDA、携帯動画プレーヤ、携帯音楽プレーヤ、デジタルカメラ、ICカード等により構成される。この充電装置は、例えば、非接触式の充電器により構成される。
本発明の第1の側面乃至第8の側面によれば、ユーザに煩わしさを感じさせずに、充電装置への携帯端末の置き忘れを防止することができる。
本発明を適用した情報処理システムの一実施の形態を示す図である。 情報処理部の機能の構成例を示すブロック図である。 携帯機の機能の構成例を示すブロック図である。 携帯端末の機能の構成例を示すブロック図である。 携帯端末による置き忘れ検出処理の第1の実施の形態を説明するためのフローチャートである。 携帯端末による置き忘れ検出処理の第2の実施の形態を説明するためのフローチャートである。 携帯端末による置き忘れ検出処理の第3の実施の形態を説明するためのフローチャートである。 情報処理部による置き忘れ検出処理の第1の実施の形態を説明するためのフローチャートである。 情報処理部による置き忘れ検出処理の第2の実施の形態を説明するためのフローチャートである。 本発明を適用した車両制御システムの一実施の形態を示す図である。 車載システムの機能の構成例を示すブロック図である。 携帯機の機能の構成例を示すブロック図である。 携帯端末の機能の構成例を示すブロック図である。 携帯端末による置き忘れ検出処理の第1の実施の形態を説明するためのフローチャートである。 携帯端末による置き忘れ検出処理の第2の実施の形態を説明するためのフローチャートである。 携帯端末による置き忘れ検出処理の第3の実施の形態を説明するためのフローチャートである。 車載システムによる置き忘れ検出処理の第1の実施の形態を説明するためのフローチャートである。 車載システムによる置き忘れ検出処理の第2の実施の形態を説明するためのフローチャートである。
以下、本発明を実施するための形態(以下、実施の形態という)について説明する。なお、説明は以下の順序で行う。
1.第1の実施の形態(一般的な実施の形態)
2.第2の実施の形態(車両に適用した場合の実施の形態)
3.変形例
<1.第1の実施の形態>
まず、図1乃至図9を参照して、本発明の第1の実施の形態について説明する。
[情報処理システム101の構成例]
図1は、本発明の第1の実施の形態である情報処理システム101の構成例を示すブロック図である。
情報処理システム101は、空間102の管理等を行うシステムである。例えば、情報処理システム101は、携帯機112を用いた無線通信により空間102の出入口103の施錠又は開錠等を行う処理の制御(以下、出入口制御と称する)を行う。また、例えば、情報処理システム101は、空間102内に設置されている機器又は空間102に対する処理を行う機器(以下、空間機器と称する)の制御を行う。さらに、例えば、情報処理システム101は、空間102内の状態、空間機器の状態、空間機器が提供する情報等の空間102に関する情報(以下、空間情報と称する)を収集し、携帯機112や携帯端末113等に提供する。また、情報処理システム101は、後述するように、充電パッド122への携帯端末113の置き忘れを検出し、携帯機112に通知する処理を行う。
空間102は、例えば、出入口103が備えられ、出入口103を介して出入りすることが可能な所定の範囲の空間である。例えば、空間102は、居宅、店舗、ビル、工場、施設、倉庫等の各種の建造物、建造物内の部屋、車両等の乗り物の室内等の、境界が設けられた独立した空間により構成される。なお、空間102は必ずしも閉空間である必要はなく、一部(例えば、天井等)が開放されていてもよい。また、空間102を複数の独立した空間(例えば、隣接する複数の部屋等)により構成してもよい。
出入口103は、空間102への出入りが可能で、情報処理システム101により施錠又は開錠の少なくとも一方が制御可能なものであればよく、例えば、ドア、門、窓等により構成される。
なお、図1では、空間102に出入口103を1つのみ設けた例を示しているが、出入口103を2つ以上設けることも可能である。
情報処理システム101は、情報処理部111、携帯機112及び携帯端末113を含むように構成される。また、情報処理部111は、制御装置121及び充電パッド122を含むように構成される。
制御装置121は、空間102の管理等を行う。例えば、制御装置121は、出入口制御や空間機器の制御を行ったり、空間情報の収集及び提供を行ったりする。また、情報処理システム101は、後述するように、充電パッド122への携帯端末113の置き忘れを検出し、携帯機112に通知する処理を行う。さらに、制御装置121は、携帯機112と無線通信を行う。また、制御装置121は、充電パッド122の近接無線通信の制御を行う。
充電パッド122は、空間102内の所定の位置に設置される。充電パッド122は、例えば、電磁誘導等を用いたワイヤレス給電を行う非接触式の充電器により構成され、例えば、携帯端末113を置くだけで、携帯端末113のバッテリを非接触で充電することができる。さらに、充電パッド122は、制御装置121の制御の下に、携帯端末113等の他の機器とNFC(Near Field Communication)による近接無線通信を行う。
携帯機112は、例えば、小型の無線通信機器、ICカード、ICタグ、電子キー、車両用のキーフォブ等により構成される。携帯機112は、上述したように、制御装置121と無線通信を直接行う。また、携帯機112は、携帯端末113等の他の機器と、従来のBluetooth(登録商標)より消費電力の少ないBLE(Bluetooth Low Energy)による近距離無線通信を行う。さらに、携帯機112は、例えば、携帯端末113及び充電パッド122を介して、制御装置121と通信を行うこともできる。
そして、携帯機112は、例えば、制御装置121と無線通信を行うことにより、物理的な鍵を用いずに、出入口103の施錠又は開錠を行う機能を実現するために用いられる。ここで、携帯機112を用いた出入口103の施錠又は開錠方法の例について説明する。
例えば、制御装置121は、携帯機112が出入口103に接近し、空間102の外であって、出入口103付近の所定のエリア内に携帯機112が存在することを検出し、携帯機112の認証に成功した場合、出入口103を自動的に開錠する。或いは、制御装置121は、ユーザ操作により携帯機112から無線通信により送信される所定の操作信号に基づいて、出入口103の施錠又は開錠を行う。或いは、制御装置121は、出入口103のドアハンドル又はドアノブや、出入口103又はその付近に設けられているボタン等が操作された場合に、出入口103付近の所定のエリア内に正規の携帯機112が存在することが検出されたとき、出入口103の施錠又は開錠を行う。
また、携帯機112は、直接、又は、携帯端末113及び充電パッド122を介して、制御装置121と通信することにより、例えば、空間機器の操作を行ったり、空間情報を収集したりする機能を有する。
さらに、携帯機112は、制御装置121と携帯端末113との間の通信の中継を行うことができる。例えば、携帯機112は、空間情報を制御装置121から受信し、携帯端末113に転送することが可能である。これにより、ユーザは、携帯端末113を用いて空間情報を確認することが可能になる。また、例えば、携帯機112は、ユーザが携帯端末113に入力した操作情報を携帯端末113から受信し、制御装置121に転送することが可能である。これにより、携帯端末113を用いて空間機器の操作を行ったり、空間機器の処理に必要な情報を送信したりすることが可能になる。
なお、以下、携帯機112と制御装置121との間の無線通信を、単に無線通信と称する。また、以下、携帯機112と携帯端末113の間の無線通信(近距離無線通信)を、携帯機112と制御装置121の間の無線通信と区別するために、BLE通信と称する。さらに、以下、携帯端末113と充電パッド122の間の無線通信(近接無線通信)を、携帯機112と制御装置121の間の無線通信と区別するために、NFC通信と称する。
携帯端末113は、NFC通信及びBLE通信が可能であり、充電パッド122により非接触充電が可能な汎用の携帯端末により構成される。例えば、携帯端末113は、携帯電話機、スマートフォン、タブレット型コンピュータ、ノート型コンピュータ、PDA(携帯情報端末)、携帯動画プレーヤ、携帯音楽プレーヤ、デジタルカメラ、ICカード等により構成される。
[情報処理部111の構成例]
図2は、情報処理部111の制御装置121及び充電パッド122の機能の構成例を示すブロック図である。
制御装置121は、制御部201、無線通信部202、アンテナ203及び記憶部204を含むように構成される。
制御部201は、例えば、CPU(Central Processing Unit)等のプロセッサ等により構成される。そして、制御部201が所定の制御プログラムを実行することにより、通信制御部211、位置検出部212、及び、空間制御部213を含む機能が実現される。
通信制御部211は、無線通信部202、及び、充電パッド122のNFC通信部251の制御を行う。また、通信制御部211は、無線通信部202又はNFC通信部251が受信した信号を取得し、信号に含まれる情報等を、必要に応じて、情報処理部111の各部又は空間機器等に供給する。さらに、通信制御部211は、携帯機112に送信する情報等を、制御部201の各部又は空間機器等から取得し、無線通信部202又はNFC通信部251に供給する。また、通信制御部211は、携帯端末113に送信する情報等を、制御部201の各部又は空間機器等から取得し、NFC通信部251に供給する。
位置検出部212は、携帯機112と無線通信部202の間の通信状態に基づいて、携帯機112の位置検出を行う。また、位置検出部212は、必要に応じて、検出結果を情報処理部111の各部又は空間機器等に通知する。
空間制御部213は、携帯機112や携帯端末113からの通信内容に応じて、出入口制御や空間機器の制御を行ったり、空間機器に各種の指令を送信したりする。また、例えば、空間制御部213は、空間機器等から空間情報を収集し、必要に応じて、情報処理部111の各部に供給する。
無線通信部202は、通信制御部211の制御の下に、アンテナ203を介して、携帯機112と所定の方式の無線通信を行う。例えば、無線通信部202から携帯機112への方向の通信には、LF帯又はUHF帯の900MHz帯の無線通信が用いられ、携帯機112から無線通信部202への方向の通信には、UHF帯の315MHz帯又は900MHz帯の無線通信が用いられる。
なお、この図では、アンテナ203を1つのみ図示しているが、例えば、LF帯、UHF帯の315MHz帯、UHF帯の900MHz帯の無線通信用に、それぞれ異なるアンテナを設けるようにしてもよい。また、例えば、空間102内又は空間102の周辺の異なる位置に、それぞれ通信エリアが異なるようにLF帯の通信用のアンテナを複数設けるようにしてもよい。これにより、例えば、位置検出部212は、どのLF帯の通信用のアンテナからの信号を携帯機112が受信できたかに基づいて、携帯機112の位置検出を行うことができる。より具体的には、位置検出部212は、例えば、携帯機112が存在するエリアの検出、アンテナからの距離、携帯機112の内外判定等を行うことができる。ここで、携帯機112の内外判定とは、携帯機112が空間102の内部又は外部のいずれにあるかを判定することである。
また、例えば、携帯機112が、ICカードやICタグ等の近接無線通信を行う機器により構成される場合、無線通信部202の通信方法に近接無線通信を採用することも可能である。そして、例えば、空間102の外側の出入口103付近にアンテナ203を設け、無線通信部202が、アンテナ203を介して、携帯機112と近接無線通信を行うようにしてもよい。
記憶部204は、例えば、制御部201の処理に必要な情報や制御部201が処理を実行するための制御プログラム等を記憶する。また、例えば、記憶部204は、携帯機112や携帯端末113との間の認証処理に用いる認証情報等を記憶する。
充電パッド122は、NFC通信部251、充電部252及び機器検出部253を含むように構成される。
NFC通信部251は、通信制御部211の制御の下に、携帯端末113等の他の機器とNFC通信を行う。
充電部252は、携帯端末113等の他の機器に非接触で充電電力を供給する。
機器検出部253は、携帯端末113等の他の機器の充電パッド122への設置の有無を検出し、検出結果を制御装置121の制御部201に通知する。
なお、機器検出部253の検出方法には、任意の方法を採用することができる。例えば、機器検出部253は、NFC通信部251と他の機器との間の通信状態や、各種のセンサ(不図示)の検出結果を用いて、他の機器の設置の有無を検出することが可能である。
また、充電パッド122への他の機器の設置の有無は、例えば、充電パッド122の充電可能な範囲内における他の機器の有無に基づいて検出される。この場合、他の機器が物理的に充電パッド122に置かれたり、装着されたりしていなくても、充電可能な範囲内にあれば、充電パッド122に設置されていると判定される。一方、他の機器が充電パッド122の充電可能な範囲内から外に出た場合、その機器が充電パッド122から外れたと判定される。
或いは、例えば、充電パッド122への他の機器の設置の有無を、他の機器が物理的に充電パッド122に置かれたり、装着されているか否かに基づいて検出するようにしてもよい。なお、以下、前者の条件に基づいて、充電パッド122への他の機器の設置の有無を検出する場合の例について説明する。
[携帯機112の構成例]
図3は、携帯機112の機能の構成例を示している。携帯機112は、操作部301、制御部302、記憶部303、表示部304、無線通信部305、BLE通信部306、及び、バッテリ307を含むように構成される。
操作部301は、例えば、スイッチやボタン等の操作部材により構成される。操作部301は、操作内容を示す操作情報を制御部302に供給する。
制御部302は、例えば、CPU(Central Processing Unit)等のプロセッサ等により構成される。そして、制御部302が所定の制御プログラムを実行することにより、通信制御部311、空間制御部312、及び、表示制御部313を含む機能が実現される。
通信制御部311は、無線通信部305及びBLE通信部306の制御を行う。また、通信制御部311は、無線通信部305又はBLE通信部306等が受信した信号を取得し、信号に含まれる情報等を、必要に応じて、携帯機112の各部に供給する。さらに、通信制御部311は、制御装置121に送信する情報等を、携帯機112の各部から取得し、無線通信部305又はBLE通信部306に供給する。また、通信制御部311は、携帯端末113に送信する情報等を、携帯機112の各部から取得し、BLE通信部306に供給する。
空間制御部312は、通信制御部311及び無線通信部305を介して、或いは、通信制御部311、BLE通信部306、携帯端末113及び充電パッド122を介して、出入口制御や、空間機器の操作等を行うための信号の送受信を制御装置121との間で行う。
表示制御部313は、表示部304による画面表示を制御する。
記憶部303は、例えば、制御部302の処理に必要な情報や制御部302が処理を実行するための制御プログラム等を記憶する。また、例えば、記憶部303は、制御装置121や携帯端末113との間の認証処理に用いる認証情報や、空間機器の操作に用いる操作情報等を記憶する。
表示部304は、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)、有機ELディスプレイ等の各種の表示装置により構成される。
無線通信部305は、通信制御部311の制御の下に、制御装置121と無線通信を行う。
BLE通信部306は、通信制御部211の制御の下に、携帯端末113とBLE通信を行う。
バッテリ307は、携帯機112の各部に電力を供給する。
[携帯端末113の構成例]
図4は、携帯端末113の機能の構成例を示している。携帯端末113は、操作部351、制御部352、記憶部353、表示部354、BLE通信部355、NFC通信部356、充電制御部357、及び、バッテリ358を含むように構成される。
操作部351は、例えば、タッチパネル、スイッチ、ボタン、キーボード等の操作部材や、音声認識による音声コマンドを入力可能な入力手段等により構成される。操作部351は、操作内容を示す操作情報を制御部352に供給する。
制御部352は、例えば、CPU(Central Processing Unit)等のプロセッサ等により構成される。そして、制御部352が所定の制御プログラムを実行することにより、通信制御部361、空間制御部362、状態検出部363、位置検出部364、及び、表示制御部365を含む機能が実現される。
通信制御部361は、BLE通信部355及びNFC通信部356の制御を行う。また、通信制御部361は、BLE通信部355又はNFC通信部356が受信した信号を取得し、信号に含まれる情報等を、必要に応じて、携帯端末113の各部に供給する。さらに、通信制御部361は、携帯機112又は制御装置121に送信する情報等を、携帯端末113の各部から取得し、BLE通信部355に供給する。また、通信制御部361は、制御装置121に送信する情報等を、携帯端末113の各部から取得し、NFC通信部356に供給する。
空間制御部362は、通信制御部361、BLE通信部355及び携帯機112を介して、或いは、通信制御部361、NFC通信部356及び充電パッド122を介して、例えば、空間機器の操作等を行うための信号の送受信を制御装置121との間で行う。
状態検出部363は、携帯端末113の充電パッド122への設置状態を検出し、必要に応じて、検出結果を携帯端末113の各部に通知する。
なお、状態検出部363の携帯端末113の設置状態の検出方法には、任意の方法を採用することができる。例えば、状態検出部363は、NFC通信部356と充電パッド122との間の通信状態や、各種のセンサ(不図示)の検出結果を用いて、携帯端末113が充電パッド122に設置されているか否かを検出することが可能である。
また、携帯端末113の充電パッド122への設置状態は、例えば、充電パッド122の充電可能な範囲内に携帯端末113が設置されているか否かに基づいて検出される。この場合、携帯端末113が物理的に充電パッド122に置かれたり、装着されたりしていなくても、充電可能な範囲内にあれば、充電パッド122に設置されていると判定される。一方、他の機器が充電パッド122の充電可能な範囲内から外に出た場合、その機器が充電パッド122から外れたと判定される。
或いは、例えば、携帯端末113の充電パッド122への設置状態を、携帯端末113が物理的に充電パッド122に置かれたり、装着されているか否かに基づいて検出するようにしてもよい。なお、以下、前者の条件に基づいて、携帯端末113の充電パッド122への設置状態を検出する場合の例について説明する。
また、状態検出部363は、充電制御部357からの情報に基づいて、バッテリ358の状態(例えば、バッテリ358の残量や充電状態等)を検出する。そして、状態検出部363は、必要に応じて、検出結果を携帯端末113の各部に通知する。
位置検出部364は、携帯機112とBLE通信部355との間の通信状態に基づいて、携帯機112の位置検出を行い、必要に応じて、検出結果を携帯端末113の各部に通知する。
表示制御部365は、表示部354による画面表示を制御する。
記憶部353は、例えば、制御部352の処理に必要な情報や制御部352が処理を実行するための制御プログラム等を記憶する。また、例えば、記憶部303は、制御装置121や携帯機112との間の認証処理に用いる認証情報を記憶する。
表示部354は、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)、有機ELディスプレイ等の各種の表示装置により構成される。
BLE通信部355は、通信制御部361の制御の下に、携帯機112等の他の機器とBLE通信を行う。また、BLE通信部355は、他の機器からの信号の受信強度を測定し、測定結果を制御部352に通知する。
NFC通信部356は、通信制御部361の制御の下に、充電パッド122等の他の機器とNFC通信を行う。
充電制御部357は、例えば、充電回路等により構成される。充電制御部357は、充電パッド122の充電部252から電磁誘導等により供給される電力の受信、及び、受信した電力によるバッテリ358の充電の制御を行う。また、充電制御部357は、バッテリ358の状態や充電状態を示す情報を制御部352に供給する。
バッテリ358は、携帯端末113の各部に電力を供給する。
[情報処理システム101の処理]
次に、図5乃至図9を参照して、情報処理システム101の処理について説明する。
(携帯端末113による置き忘れ検出処理の第1の実施の形態)
まず、図5のフローチャートを参照して、携帯端末113により携帯端末113の充電パッド122への置き忘れを検出する場合の処理の第1の実施の形態について説明する。この処理は、例えば、携帯端末113が充電パッド122の充電可能な範囲内に置かれ、携帯端末113の状態検出部363が、携帯端末113が充電パッド122に設置されたことを検出したとき開始される。
ステップS1において、状態検出部363は、携帯端末113が充電パッド122から外れたか否かを判定する。状態検出部363は、携帯端末113が充電パッド122の充電可能な範囲内に存在する場合、携帯端末113が充電パッド122から外れていないと判定し、処理はステップS2に進む。
ステップS2において、携帯端末113は、携帯機112の位置検出を行う。具体的には、BLE通信部355は、通信制御部361の制御の下に、携帯機112との間でBLE通信を試みる。BLE通信部355は、携帯機112との通信が成功した場合、携帯機112からの信号の受信強度を測定し、通信制御部361を介して、測定結果を位置検出部364に供給する。位置検出部364は、携帯機112からの信号の受信強度に基づいて、携帯機112までの距離を算出する。これにより、携帯端末113が現在設置されている充電パッド122の位置を基準にして、携帯機112が存在する範囲が検出される。
ステップS3において、位置検出部364は、ステップS2の処理の結果に基づいて、携帯機112が所定の範囲内に存在するか否かを判定する。携帯機112が所定の範囲内に存在すると判定された場合、処理はステップS1に戻る。
その後、ステップS1において、携帯端末113が充電パッド122から外れたと判定されるか、ステップS3において、携帯機112が所定の範囲内に存在しないと判定されるまで、ステップS1乃至S3の処理が繰り返し実行される。
一方、ステップS3において、携帯機112が所定の範囲内に存在しないと判定された場合、処理はステップS4に進む。例えば、この所定の範囲が空間102の内部とほぼ同じ範囲に設定されている場合、これは、携帯端末113が空間102内の充電パッド122に設置された状態で、携帯機112が空間102の外に出た状況であると想定される。より具体的には、例えば、携帯機112を所持するユーザが、携帯端末113を充電したまま充電パッド122に置き忘れて、空間102の外に出てしまった状況が想定される。
なお、この所定の範囲は、空間102の内部を含んでいれば、必ずしも空間102の内部と一致している必要はない。すなわち、この所定の範囲は、空間102の内部と一致する範囲でも、或いは、空間102の周辺も含む空間102より広い範囲でもよい。また、空間102の内部であっても、携帯機112が存在する可能性が低い場所を、当該所定の範囲から除外することも可能である。
ステップS4において、携帯端末113は、携帯機112への通知を行い、置き忘れ検出処理は終了する。具体的には、BLE通信部355は、通信制御部361の制御の下に、携帯端末113の充電パッド122への置き忘れを通知するための所定の信号(以下、置き忘れ通知信号Aと称する)を、BLE通信により携帯機112に送信する。
携帯機112の通信制御部311は、BLE通信部306を介して、携帯端末113から置き忘れ通知信号Aを受信する。そして、例えば、表示部304は、表示制御部313の制御の下に、携帯端末113の充電パッド122への置き忘れを通知するための画面を表示する。
これにより、携帯機112を所持するユーザは、携帯端末113を充電パッド122に置き忘れたことを迅速に知ることができ、空間102内に取りに戻る等の対応を速やかに行うことができる。また、携帯機112の表示部304に通知画面が表示されるだけなので、ユーザに煩わしさを感じさせることがない。
さらに、例えば、通知画面を表示したまま保持したり、後で通知内容を見られるようにすることにより、ユーザは、表示直後に気づかなくても、後で通知内容を確認することができる。これにより、ユーザは、携帯端末113を置き忘れた場所を認識することができ、安心感を得ることができる。
なお、このとき、表示以外の通知方法を用いるようしてもよい。例えば、ブザーなどの音声出力装置による音声、LED等の発光部材による光の点灯又は点滅、バイブレーションによる携帯機112の振動等により、通知するようにしてもよい。また、複数の通知方法を組み合わせてもよい。なお、なるべくユーザに煩わしさを感じさせずに、かつ、確実にユーザに気づかせることが可能な通知方法を採用することが望ましい。
一方、ステップS1において、状態検出部363は、携帯端末113が充電パッド122の充電可能な範囲内に存在しない場合、携帯端末113が充電パッド122から外れたと判定し、置き忘れ検出処理は終了する。
(携帯端末113による置き忘れ検出処理の第2の実施の形態)
次に、図6のフローチャートを参照して、携帯端末113により携帯端末113の充電パッド122への置き忘れを検出する場合の処理の第2の実施の形態について説明する。この処理は、例えば、携帯端末113が充電パッド122の充電可能な範囲内に置かれ、携帯端末113の状態検出部363が、携帯端末113が充電パッド122に設置されたことを検出したとき開始される。
なお、この第2の実施の形態では、第1の実施の形態と比較して、携帯端末113が携帯機112の位置検出を行うタイミングが異なる。
具体的には、ステップS31において、図5のステップS1の処理と同様に、携帯端末113が充電パッド122から外れたか否かが判定される。携帯端末113が充電パッド122から外れていないと判定された場合、処理はステップS32に進む。
ステップS32において、位置検出部364は、制御装置121からの情報に基づいて、携帯機112が空間102の外に出る又は出た可能性があるか否かを判定する。具体的には、制御装置121の空間制御部213は、出入口103や空間機器等から携帯機112が空間102の外に出る又は出た可能性があるイベントの発生を示す情報を取得した場合、そのイベントの発生を示す信号(以下、イベント通知信号と称する)を、通信制御部211及び充電パッド122のNFC通信部251を介して携帯端末113に送信する。
なお、携帯機112が空間102の外に出る又は出た可能性があるイベントとしては、例えば、出入口103の開閉、出入口103の施錠又は開錠等が想定される。
そして、携帯端末113の位置検出部364は、そのイベント通知信号を受信していない場合、携帯機112が空間102の外に出る又は出た可能性がないと判定し、処理はステップS31に戻る。
その後、ステップS31において、携帯端末113が充電パッド122から外れたと判定されるか、ステップS32において、携帯機112が空間102の外に出る又は出た可能性があると判定されるまで、ステップS31及びS32の処理が繰り返し実行される。
一方、ステップS32において、位置検出部364は、NFC通信部356及び通信制御部361を介して、充電パッド122からイベント通知信号を受信した場合、携帯機112が空間102の外に出る又は出た可能性があると判定し、処理はステップS33に進む。
ステップS33において、図5のステップS2の処理と同様に、携帯機112の位置検出が行われる。なお、通知されるイベントの種類によっては、携帯機112(を持つユーザ)が空間102から出る前又は出ようとしている最中である場合も想定されるため、位置検出を所定の時間継続して行うようにしてもよい。
ステップS34において、図5のステップS3の処理と同様に、携帯機112が所定の範囲内に存在するか否かが判定される。携帯機が所定の範囲内に存在すると判定された場合、処理はステップS31に戻る。
その後、ステップS31において、携帯端末113が充電パッド122から外れたと判定されるか、ステップS34において、携帯機112が所定の範囲内に存在しないと判定されるまで、ステップS31乃至S34の処理が繰り返し実行される。
一方、ステップS34において、携帯機112が所定の範囲内に存在しないと判定された場合、処理はステップS35に進む。
ステップS35において、図5のステップS4の処理と同様に、携帯機112への通知が行われ、置き忘れ検出処理は終了する。
一方、ステップS31において、携帯端末113が充電パッド122から外れたと判定された場合、置き忘れ検出処理は終了する。
このように、この第2の実施の形態では、携帯機112の位置検出を行うタイミングを、携帯機112が空間102の外に出る又は出た可能性があるタイミングに限定することができ、携帯端末113の消費電力を低減させることができる。
(携帯端末113による置き忘れ検出処理の第3の実施の形態)
次に、図7のフローチャートを参照して、携帯端末113により携帯端末113の充電パッド122への置き忘れを検出する場合の処理の第3の実施の形態について説明する。この処理は、例えば、携帯端末113が充電パッド122の充電可能な範囲内に置かれ、携帯端末113の状態検出部363が、携帯端末113が充電パッド122に設置されたことを検出したとき開始される。
なお、この第3の実施の形態では、第1及び第2の実施の形態と比較して、携帯端末113が、携帯機112の位置検出を行わずに、制御装置121による携帯機112の位置検出の結果を利用する点が異なる。
ステップS61において、図5のステップS1の処理と同様に、携帯端末113が充電パッド122から外れたか否かが判定される。携帯端末113が充電パッド122から外れていないと判定された場合、処理はステップS62に進む。
ステップS62において、通信制御部361は、携帯機112の位置検出の結果が通知されたか否かを判定する。具体的には、制御装置121の位置検出部212は、所定のタイミングで、例えば、図2を参照して上述した方法により携帯機112の位置検出を行う。ここで、所定のタイミングとは、例えば、上述した携帯機112が空間102の外に出る又は出た可能性があるイベントが発生したタイミングである。或いは、位置検出部212が、定期的に携帯機112の位置検出を行うようにしてもよい。
そして、制御装置121の通信制御部211は、位置検出部212により位置検出が行われた場合、検出結果を示す信号(以下、位置検出信号と称する)を、充電パッド122のNFC通信部251を介して、携帯端末113に送信する。
携帯端末113の通信制御部361は、その位置検出信号を受信していない場合、携帯機112の位置検出の結果が通知されていないと判定し、処理はステップS61に戻る。
その後、ステップS61において、携帯端末113が充電パッド122から外れたと判定されるか、ステップS62において、携帯機112の位置検出の結果が通知されたと判定されるまで、ステップS61及びS62の処理が繰り返し実行される。
一方、ステップS62において、通信制御部361は、充電パッド122から位置検出信号を受信した場合、携帯機112の位置検出の結果が通知されたと判定し、処理はステップS63に進む。
ステップS63において、位置検出部212は、携帯端末113による携帯機112の位置検出の結果に基づいて、携帯機112が所定の範囲内に存在するか否かを判定する。携帯機112が所定の範囲内に存在すると判定された場合、処理はステップS61に戻る。
その後、ステップS61において、携帯端末113が充電パッド122から外れたと判定されるか、ステップS63において、携帯機112が所定の範囲内に存在しないと判定されるまで、ステップS61乃至S63の処理が繰り返し実行される。
一方、ステップS63において、携帯機112が所定の範囲内に存在しないと判定された場合、処理はステップS64に進む。
ステップS64において、図5のステップS4の処理と同様に、携帯機112への通知が行われ、置き忘れ検出処理は終了する。
一方、ステップS61において、携帯端末113が充電パッド122から外れたと判定された場合、置き忘れ検出処理は終了する。
これにより、例えば、携帯端末113が、携帯機112の位置検出機能を有していない場合でも、携帯端末113の置き忘れを検出し、携帯機112に通知することが可能になる。
(情報処理部111による置き忘れ検出処理の第1の実施の形態)
次に、図8のフローチャートを参照して、情報処理部111により携帯端末113の充電パッド122への置き忘れを検出する場合の処理の第1の実施の形態について説明する。この処理は、例えば、携帯端末113が充電パッド122の充電可能な範囲内に置かれ、充電パッド122の機器検出部253が、携帯端末113が充電パッド122に設置されたことを検出し、検出結果を制御装置121の制御部201に通知したとき開始される。
ステップS101において、充電パッド122の機器検出部253は、携帯端末113が充電パッド122から外れたか否かを判定する。機器検出部253は、携帯端末113が充電パッド122の充電可能な範囲内に存在する場合、携帯端末113が充電パッド122から外れていないと判定し、処理はステップS102に進む。
ステップS102において、制御装置121の位置検出部212は、例えば、図2を参照して上述した方法により、携帯機112の位置検出を行う。
ステップS103において、位置検出部212は、ステップS102の処理の結果に基づいて、携帯機112が所定の範囲内に存在するか否かを判定する。携帯機112が所定の範囲内に存在すると判定された場合、処理はステップS101に戻る。
なお、この所定の範囲は、例えば、図8のステップS3の処理における所定の範囲と同様の範囲に設定される。ただし、必ずしもステップS3の処理における所定の範囲と完全に一致する必要はない。
その後、ステップS101において、携帯端末113が充電パッド122から外れたと判定されるか、ステップS103において、携帯機112が所定の範囲内に存在しないと判定されるまで、ステップS101乃至S103の処理が繰り返し実行される。
一方、ステップS103において、携帯機112が所定の範囲内に存在しないと判定された場合、処理はステップS104に進む。
ステップS104において、制御装置121は、携帯機112への通知を行い、置き忘れ検出処理は終了する。具体的には、制御装置121の無線通信部202は、通信制御部211の制御の下に、携帯端末113の充電パッド122への置き忘れを通知するための所定の信号(以下、置き忘れ通知信号Bと称する)を携帯機112に送信する。なお、このとき、例えば、UHF帯の900MHz帯の無線通信を用いることにより、携帯機112の置き忘れを通知できる範囲を広げることができる。
携帯機112の通信制御部311は、無線通信部305を介して、制御装置121から置き忘れ通知信号Bを受信する。そして、上述したように、携帯機112は、所定の通知方法により、携帯端末113の置き忘れのおそれがあることを通知する。
一方、ステップS101において、機器検出部253は、携帯端末113が充電パッド122の充電可能な範囲内に存在しない場合、携帯端末113が充電パッド122から外れたと判定し、置き忘れ検出処理は終了する。
このように、制御装置121から携帯機112に携帯端末113の置き忘れを通知することにより、携帯端末113から通知する場合と比較して、通知可能な範囲を広げることができる。また、携帯端末113の消費電力を低減することができる。
(情報処理部111による置き忘れ検出処理の第2の実施の形態)
次に、図9のフローチャートを参照して、情報処理部111により携帯端末113の充電パッド122への置き忘れを検出する場合の処理の第2の実施の形態について説明する。この処理は、例えば、携帯端末113が充電パッド122の充電可能な範囲内に置かれ、充電パッド122の機器検出部253が、携帯端末113が充電パッド122に設置されたことを検出し、検出結果を制御装置121の制御部201に通知したとき開始される。
なお、この第2の実施の形態では、第1の実施の形態と比較して、制御装置121が携帯機112の位置検出を行うタイミングが異なる。
ステップS131において、図8のステップS101の処理と同様に、携帯端末113が充電パッド122から外れたか否かが判定される。携帯端末113が充電パッド122から外れていないと判定された場合、処理はステップS132に進む。
ステップS132において、空間制御部213は、携帯機112が空間102の外に出る又は出た可能性があるか否かを判定する。空間制御部213は、出入口103や空間機器等から携帯機112が空間102の外に出る又は出た可能性があるイベントの発生を示す情報を取得していない場合、携帯機112が空間102の外に出る又は出た可能性がないと判定し、処理はステップS131に戻る。なお、携帯機112が空間102の外に出る又は出た可能性があるイベントの例は、図5のステップS32の処理の説明で示したとおりである。
その後、ステップS131において、携帯端末113が充電パッド122から外れたと判定されるか、ステップS132において、携帯機112が空間102の外に出る又は出た可能性があると判定されるまで、ステップS131及びS132の処理が繰り返し実行される。
一方、ステップS132において、空間制御部213は、出入口103や空間機器等から携帯機112が空間102の外に出る又は出た可能性があるイベントの発生を示す情報を取得した場合、携帯機112が空間102の外に出る又は出た可能性があると判定し、処理はステップS133に進む。
ステップS133において、図8のステップS102の処理と同様に、携帯機112の位置検出が行われる。
ステップS134において、図8のステップS103の処理と同様に、携帯機112が所定の範囲内に存在するか否かが判定される。携帯機112が所定の範囲内に存在すると判定された場合、処理はステップS131に戻る。
その後、ステップS131において、携帯端末113が充電パッド122から外れたと判定されるか、ステップS134において、携帯機112が所定の範囲内に存在しないと判定されるまで、ステップS131乃至S134の処理が繰り返し実行される。
一方、ステップS134において、携帯機112が所定の範囲内に存在しないと判定された場合、処理はステップS135に進む。
ステップS135において、図8のステップS104の処理と同様に、携帯機112への通知が行われ、置き忘れ検出処理は終了する。
一方、ステップS131において、携帯端末113が充電パッド122から外れたと判定された場合、置き忘れ検出処理は終了する。
このように、この第2の実施の形態では、携帯機112の位置検出を携帯機112が空間102の外に出る又は出た可能性があるタイミングに限定することができ、制御装置121の消費電力を低減させることができる。
<2.第2の実施の形態>
次に、図10乃至図18を参照して、本発明の第2の実施の形態について説明する。この第2の実施の形態は、上述した第1の実施の形態を車両に適用した場合の例を示している。
[車両制御システム101の構成例]
図10は、本発明の第2の実施の形態である車両制御システム401の構成例を示すブロック図である。
車両制御システム401は、車両402の始動の可不可を制御するイモビライザやドアの施開錠等の制御を行うシステムである。車両制御システム401は、車載システム411、操作部412、携帯機413、及び、携帯端末414を含むように構成される。
車載システム411は、車両402に設けられるシステムである。車載システム411は、ECU(Electronic Control Unit)421、アンテナ422−1乃至422−n、アンテナ423、アンテナ424、及び、充電パッド425を含むように構成される。
ECU421は、車両402のイモビライザやドアの施開錠等の制御を行う。また、ECU421は、アンテナ422−1乃至422−n、アンテナ423、及び、アンテナ424を介して、携帯機413と無線通信を行う。さらに、ECU421は、充電パッド425と専用線により接続され、充電パッド425の充電処理及び近接無線通信の制御を行う。
アンテナ422−1乃至422−nは、LF帯の信号の送信に用いられる。アンテナ422−1乃至422−nは、例えば、運転席と助手席の間、後部座席の中央、ドアハンドル、サイドミラー、ピラー、荷物室等の車両402の異なる位置にそれぞれ設けられ、通信エリアがそれぞれ異なる。そして、ECU421は、例えば、アンテナ422−1乃至422−nのうちどのアンテナからの信号を携帯機413が受信できたかを検出することにより、携帯機413の位置検出を行う。より具体的には、例えば、ECU421は、車内検出のアンテナから送信した信号を携帯機413が受信し、受信信号を返してきた場合には携帯機413が存在するエリアの検出、アンテナ422−1乃至422−nからの距離、携帯機413の内外判定等を行う。ここで、携帯機413の内外判定とは、携帯機413が車両402の内部又は外部のいずれにあるかを判定することである。
なお、アンテナ422−1乃至422−nの数は、1以上の任意の数に設定することができる。また、以下、アンテナ422−1乃至422−nを個々に区別する必要がない場合、単にアンテナ422と称する。
アンテナ423は、UHF帯の315MHz帯の信号の受信に用いられ、車両402の所定の位置に設けられる。なお、アンテナ423の数は1つに限定されるものではなく、2つ以上設けることも可能である。
アンテナ424は、UHF帯の900MHz帯の信号の送受信(双方向通信)に用いられ、車両402の所定の位置に設けられる。アンテナ424は、例えば、携帯機413がアンテナ422又はアンテナ423の通信エリアの外にある場合に、携帯機413と通信を行うときに用いられる。なお、アンテナ424の数は1つに限定されるものではなく、2つ以上設けることも可能である。
操作部412は、車両402の各種の操作を行う操作部材により構成される。例えば、操作部412は、車両402のドアハンドル又はドア付近に設けられているボタンや、車両402の始動に用いる始動スイッチ等を含む。操作部412は、操作内容を示す操作情報をECU421に供給する。
充電パッド425は、車両402の室内の所定の位置、例えば、運転席と助手席の間のアームレスト又はドリンクホルダ等に設置される。また、充電パッド425は、例えば、電磁誘導等を用いたワイヤレス給電を行う非接触式の充電器により構成され、例えば、携帯端末414を置くだけで、携帯端末414のバッテリを非接触で充電することができる。さらに、充電パッド425は、ECU421の制御の下に、携帯端末414等の他の機器とNFC(Near Field Communication)による近接無線通信を行う。
携帯機413は、例えば、車両402に搭載された機器の操作に用いる専用のキーフォブ等により構成される。携帯機413は、上述したように、直接ECU421と無線通信を行う。また、携帯機413は、携帯端末414等の他の機器と、従来のBluetooth(登録商標)より消費電力の少ないBLE(Bluetooth Low Energy)による近距離無線通信を行うことができる。さらに、携帯機413は、例えば、携帯端末414及び充電パッド425を介して、ECU421と通信を行うこともできる。
そして、携帯機413は、直接、又は、携帯端末414及び充電パッド425を介して、ECU421と通信することにより、キーレスエントリ、パッシブエントリ、プッシュスタート等の車両402の所定の機能を実行させる。
ここで、キーレスエントリとは、物理的な鍵を用いたり、ドアの操作を行うことなく、携帯機413を操作することにより、車両402のドアの施錠又は開錠の遠隔操作を行う機能である。また、パッシブエントリとは、車両402のドアハンドル又はドア付近のボタン等を操作した場合にドア付近に携帯機413が検出されたとき、ドアの施錠又は開錠を行う機能である。さらに、プッシュスタートとは、車内の始動スイッチ等を押下した場合に車内に携帯機413が検出されたとき、イモビライザによる車両402の始動制限を解除し、車両402の始動を可能にする機能である。
また、携帯機413は、ECU421と携帯端末414との間の通信の中継を行うことができる。例えば、携帯機413は、車両402に関する車両情報をECU421から受信し、携帯端末414に転送することが可能である。これにより、携帯端末414を用いて車両情報を確認することが可能になる。なお、車両情報には、例えば、車両402の故障診断情報や燃費情報等が含まれる。
また、例えば、携帯機413は、ユーザが携帯端末414に入力した車両402の操作情報を携帯端末414から受信し、ECU421に転送することが可能である。これにより、携帯端末414を用いて車両402の所定の操作(例えば、キーレスエントリ等)を行うことが可能になる。さらに、例えば、携帯機413は、車両402で使用する情報(例えば、音楽情報やカーナビゲーションシステムの更新用の地図情報等)を携帯端末414から受信し、ECU421に転送することが可能である。
なお、以下、携帯機413とECU421との間の無線通信を、単に無線通信と称する。また、以下、携帯機413と携帯端末414の間の無線通信(近距離無線通信)を、携帯機413とECU421の間の無線通信と区別するために、BLE通信と称する。さらに、以下、携帯端末414と充電パッド425の間の無線通信(近接無線通信)を、携帯機413とECU421の間の無線通信と区別するために、NFC通信と称する。
携帯端末414は、NFC通信及びBLE通信が可能であり、充電パッド425により非接触充電が可能な汎用の携帯端末により構成される。例えば、携帯端末414は、携帯電話機、スマートフォン、タブレット型コンピュータ、ノート型コンピュータ、PDA(携帯情報端末)、携帯動画プレーヤ、携帯音楽プレーヤ、デジタルカメラ、ICカード等により構成される。
[車載システム411の構成例]
図11は、車載システム411のECU421及び充電パッド425の機能の構成例を示すブロック図である。
ECU421は、制御部501、無線通信部502及び記憶部503を含むように構成される。
制御部501は、例えば、CPU(Central Processing Unit)等のプロセッサ等により構成される。そして、制御部501が所定の制御プログラムを実行することにより、通信制御部511、充電制御部512、位置検出部513、及び、車両制御部514を含む機能が実現される。
通信制御部511は、無線通信部502、及び、充電パッド425のNFC通信部551の制御を行う。また、通信制御部511は、無線通信部502又はNFC通信部551が受信した信号を取得し、信号に含まれる情報等を、必要に応じて、車載システム411の各部又は車両402の各部に供給する。さらに、通信制御部511は、携帯機413に送信する情報等を、制御部501又は車両402の各部から取得し、無線通信部502又はNFC通信部551に供給する。さらに、通信制御部511は、携帯端末414に送信する情報等を、制御部501又は車両402の各部から取得し、NFC通信部551に供給する。
充電制御部512は、充電パッド425の充電部552の制御を行う。
位置検出部513は、携帯機413と無線通信部502の間の通信状態、又は、携帯機413と携帯端末414との間の通信状態に基づいて、携帯機413の位置検出を行う。また、位置検出部513は、必要に応じて、検出結果を車載システム411の各部又は車両402の各部に通知する。
車両制御部514は、携帯機413や携帯端末414からの通信内容や操作部412の操作内容に応じて、車両402の各部の制御を行ったり、他のECU等に各種の指令を送信したりする。これにより、例えば、キーレスエントリ、パッシブエントリ、プッシュスタート、イモビライザ等の機能の実行が制御される。
無線通信部502は、通信制御部511の制御の下に、アンテナ422、アンテナ423及びアンテナ424を介して、携帯機413と所定の方式の無線通信を行う。上述したように、無線通信部502から携帯機413への方向の通信には、アンテナ422を介したLF帯の無線通信、又は、アンテナ424を介したUHF帯の900MHz帯の無線通信が用いられる。また、携帯機413から無線通信部502への方向の通信には、アンテナ423を介したUHF帯の315MHz帯の無線通信、又は、アンテナ424を介したUHF帯の900MHz帯の無線通信が用いられる。
記憶部503は、例えば、制御部501の処理に必要な情報や制御部501が処理を実行するための制御プログラム等を記憶する。また、例えば、記憶部503は、携帯機413や携帯端末414との間の認証処理に用いる認証情報等を記憶する。
充電パッド425は、NFC通信部551、充電部552及び機器検出部553を含むように構成される。
NFC通信部551は、通信制御部511の制御の下に、携帯端末414等の他の機器とNFC通信を行う。
充電部552は、充電制御部512の制御の下に、携帯端末414等の他の機器に非接触で充電電力を供給する。
機器検出部553は、図2の充電パッド122の機器検出部253と同様の方法により、携帯端末414等の他の機器の充電パッド425への設置の有無を検出し、検出結果をECU421の制御部501に通知する。
[携帯機413の構成例]
図12は、携帯機413の機能の構成例を示している。なお、図中、図3の携帯機112と対応する部分には、下2桁が同じ符号を付してあり、処理が同じ部分については、その説明は繰り返しになるので適宜省略する。
携帯機413は、携帯機112と比較して、携帯機112の制御部302の空間制御部312の代わりに、制御部602の車両制御部612が設けられている点以外は、携帯機112と同様の構成を有している。
車両制御部612は、通信制御部611及び無線通信部605を介して、或いは、通信制御部611、BLE通信部606、携帯端末414及び充電パッド425を介して、例えば、キーレスエントリ、パッシブエントリ、プッシュスタート等の機能の実行に必要な情報等を含む信号の送受信をECU421との間で行う。
[携帯端末414の構成例]
図13は、携帯端末414の機能の構成例を示している。なお、図中、図4の携帯端末113と対応する部分には、下2桁が同じ符号を付してあり、処理が同じ部分については、その説明は繰り返しになるので適宜省略する。
携帯端末414は、携帯端末113と比較して、携帯端末113の制御部352の空間制御部362の代わりに、制御部652の車両制御部662が設けられている点以外は、携帯端末113と同様の構成を有している。
車両制御部662は、通信制御部661、BLE通信部655及び携帯機413を介して、或いは、通信制御部661、NFC通信部656及び充電パッド425を介して、例えば、キーレスエントリ等の機能の実行に必要な情報等を含む信号の送受信をECU421との間で行う。
[車両制御システム401の処理]
次に、図14乃至図18を参照して、車両制御システム401の処理について説明する。
(携帯端末414による置き忘れ検出処理の第1の実施の形態)
まず、図14のフローチャートを参照して、携帯端末414により携帯端末414の充電パッド425への置き忘れを検出する場合の処理の第1の実施の形態について説明する。この処理は、例えば、携帯端末414が充電パッド425の充電可能な範囲内に置かれ、携帯端末414の状態検出部663が、携帯端末414が充電パッド425に設置されたことを検出したとき開始される。
ステップS201において、図5のステップS1と同様の処理により、携帯端末414が充電パッド425から外れたか否かが判定される。携帯端末414が充電パッド425から外れていないと判定された場合、処理はステップS202に進む。
ステップS202において、図5のステップS2と同様の処理により、携帯機413の位置検出が行われる。そして、携帯端末414が現在設置されている充電パッド425の位置を基準にして、携帯機413が存在する範囲が検出される。
ステップS203において、位置検出部664は、ステップS202の処理の結果に基づいて、携帯機413が所定の範囲内に存在するか否かを判定する。携帯機413が所定の範囲内に存在すると判定された場合、処理はステップS201に戻る。
その後、ステップS201において、携帯端末414が充電パッド425から外れたと判定されるか、ステップS203において、携帯機413が所定の範囲内に存在しないと判定されるまで、ステップS201乃至S203の処理が繰り返し実行される。
一方、ステップS203において、携帯機413が所定の範囲内に存在しないと判定された場合、処理はステップS4に進む。例えば、この所定の範囲が車両402の室内とほぼ同じ範囲に設定されている場合、これは、携帯端末414が車両402内の充電パッド425に設置された状態で、携帯機413が車両402の外に出た状況であると想定される。より具体的には、例えば、携帯機413を所持するユーザが、携帯端末414を充電したまま充電パッド425に置き忘れて、車両402の外に出てしまった状況が想定される。
なお、この所定の範囲は、車両402の室内を含んでいれば、必ずしも車両402の室内と一致している必要はない。すなわち、この所定の範囲は、車両402の室内と一致する範囲でも、或いは、車両402の周辺も含む車両402の室内より広い範囲でもよい。また、車両402の室内であっても、携帯機413が存在する可能性が低い場所を、当該所定の範囲から除外することも可能である。
ステップS204において、図5のステップS4と同様の処理により、携帯機413への通知が行われ、置き忘れ検出処理は終了する。
一方、ステップS201において、携帯端末414が充電パッド425から外れたと判定された場合、置き忘れ検出処理は終了する。
これにより、携帯機413を所持するユーザは、携帯端末414を充電パッド425に置き忘れたことを迅速に知ることができ、車両402に取りに戻る等の対応を速やかに行うことができる。
(携帯端末414による置き忘れ検出処理の第2の実施の形態)
次に、図15のフローチャートを参照して、携帯端末414により携帯端末414の充電パッド425への置き忘れを検出する場合の処理の第2の実施の形態について説明する。この処理は、例えば、携帯端末414が充電パッド425の充電可能な範囲内に置かれ、携帯端末414の状態検出部663が、携帯端末414が充電パッド425に設置されたことを検出したとき開始される。
なお、この第2の実施の形態では、第1の実施の形態と比較して、携帯端末414が携帯機413の位置検出を行うタイミングが異なる。
具体的には、ステップS231において、図5のステップS1の処理と同様に、携帯端末414が充電パッド425から外れたか否かが判定される。携帯端末414が充電パッド425から外れたと判定された場合、処理はステップS232に進む。
ステップS232において、位置検出部664は、ECU421からの情報に基づいて、携帯機413が車外に出る又は出た可能性があるか否かを判定する。具体的には、ECU421の車両制御部514は、車両402に設けられている他のECUや車載機器等から、携帯機413が車外に出る又は出た可能性があるイベントの発生を示す情報を取得した場合、そのイベントの発生を示す信号(以下、イベント通知信号と称する)を、充電パッド425のNFC通信部551を介して携帯端末414に送信する。
なお、携帯機413が車外に出る又は出た可能性があるイベントとしては、例えば、車両402のドアの開閉、車両402のドアの施錠又は開錠、車両402の窓の開閉、車両402のエンジン(エンジン車又はハイブリッドカー等の場合)又はモータ(電気自動車等の場合)の停止、携帯機413からドアの施錠の指令を受信したとき等が想定される。
そして、携帯端末414の位置検出部664は、そのイベント通知信号を受信していない場合、携帯機413が車外に出る又は出た可能性がないと判定し、処理はステップS231に戻る。
その後、ステップS231において、携帯端末414が充電パッド425から外れたと判定されるか、ステップS232において、携帯機413が車外に出る又は出た可能性があると判定されるまで、ステップS231及びS232の処理が繰り返し実行される。
一方、ステップS232において、位置検出部664は、NFC通信部656及び通信制御部661を介して、充電パッド425からイベント通知信号を受信した場合、携帯機413が車外に出る又は出た可能性があると判定し、処理はステップS233に進む。
ステップS233において、図5のステップS2の処理と同様に、携帯機413の位置検出が行われる。なお、通知されるイベントの種類によっては、携帯機413(を持つユーザ)が車両402から出る前又は出ようとしている最中である場合も想定されるため、位置検出を所定の時間継続して行うようにしてもよい。例えば、車両402のエンジン又はモータが停止した後、携帯機413を持つユーザである運転者が車両402から出るまでには、しばらく時間を要するため、位置検出を所定の時間継続して行うようにすることが考えられる。
ステップS234において、図5のステップS3の処理と同様に、携帯機413が所定の範囲内に存在するか否かが判定される。携帯機が所定の範囲内に存在すると判定された場合、処理はステップS231に戻る。
その後、ステップS231において、携帯端末414が充電パッド425から外れたと判定されるか、ステップS234において、携帯機413が所定の範囲内に存在しないと判定されるまで、ステップS231乃至S234の処理が繰り返し実行される。
一方、ステップS234において、携帯機413が所定の範囲内に存在しないと判定された場合、処理はステップS235に進む。
ステップS235において、図5のステップS4の処理と同様に、携帯機413への通知が行われ、置き忘れ検出処理は終了する。
一方、ステップS231において、携帯端末414が充電パッド425から外れたと判定された場合、置き忘れ検出処理は終了する。
このように、この第2の実施の形態では、携帯機413の位置検出を行うタイミングを、携帯機413が車外に出る又は出た可能性があるタイミングに限定することができ、携帯端末414の消費電力を低減させることができる。
(携帯端末414による置き忘れ検出処理の第3の実施の形態)
次に、図16のフローチャートを参照して、携帯端末414により携帯端末414の充電パッド425への置き忘れを検出する場合の処理の第3の実施の形態について説明する。この処理は、例えば、携帯端末414が充電パッド425の充電可能な範囲内に置かれ、携帯端末414の状態検出部663が、携帯端末414が充電パッド425に設置されたことを検出したとき開始される。
なお、この第3の実施の形態では、第1及び第2の実施の形態と比較して、携帯端末414が、携帯機413の位置検出を行わずに、ECU421による携帯機413の位置検出の結果を利用する点が異なる。
ステップS261において、図5のステップS1と同様の処理により、携帯端末414が充電パッド425から外れたか否かが判定される。携帯端末414が充電パッド425から外れていないと判定された場合、処理はステップS262に進む。
ステップS262において、通信制御部661は、携帯機413の位置検出の結果が通知されたか否かを判定する。具体的には、ECU421の位置検出部513は、所定のタイミングで、例えば、図10を参照して上述した方法により携帯機413の位置検出を行う。ここで、所定のタイミングとは、例えば、上述した携帯機413が車外に出る又は出た可能性があるイベントが発生したタイミングである。或いは、位置検出部513が、定期的に携帯機413の位置検出を行うようにしてもよい。
そして、ECU421の通信制御部511は、位置検出部513により位置検出が行われた場合、検出結果を示す信号(以下、位置検出信号と称する)を、充電パッド425のNFC通信部551を介して、携帯端末414に送信する。
携帯端末414の通信制御部661は、その位置検出信号を受信していない場合、携帯機413の位置検出の結果が通知されていないと判定し、処理はステップS261に戻る。
その後、ステップS261において、携帯端末414が充電パッド425から外れたと判定されるか、ステップS262において、携帯機413の位置検出の結果が通知されたと判定されるまで、ステップS261及びS262の処理が繰り返し実行される。
一方、ステップS262において、通信制御部661は、充電パッド425から位置検出信号を受信した場合、携帯機413の位置検出の結果が通知されたと判定し、処理はステップS263に進む。
ステップS263において、図5のステップS3と同様の処理により、携帯機413が所定の範囲内に存在するか否かが判定される。携帯機413が所定の範囲内に存在すると判定された場合、処理はステップS261に戻る。
その後、ステップS261において、携帯端末414が充電パッド425から外れたと判定されるか、ステップS263において、携帯機413が所定の範囲内に存在しないと判定されるまで、ステップS261乃至S263の処理が繰り返し実行される。
一方、ステップS263において、携帯機413が所定の範囲内に存在しないと判定された場合、処理はステップS264に進む。
ステップS264において、図5のステップS4と同様の処理により、携帯機413への通知が行われ、置き忘れ検出処理は終了する。
一方、ステップS261において、携帯端末414が充電パッド425から外れたと判定された場合、置き忘れ検出処理は終了する。
これにより、例えば、携帯端末414が、携帯機413の位置検出機能を有していない場合でも、携帯端末414の置き忘れを検出し、携帯機413に通知することが可能になる。
(車載システム411による置き忘れ検出処理の第1の実施の形態)
次に、図17のフローチャートを参照して、車載システム411により携帯端末414の充電パッド425への置き忘れを検出する場合の処理の第1の実施の形態について説明する。この処理は、例えば、携帯端末414が充電パッド425の充電可能な範囲内に置かれ、充電パッド425の機器検出部553が、携帯端末414が充電パッド425に設置されたことを検出し、検出結果をECU421の制御部501に通知したとき開始される。
ステップS301において、図8のステップS101と同様の処理により、携帯端末414が充電パッド425から外れたか否かが判定される。携帯端末414が充電パッド425から外れていないと判定された場合、処理はステップS302に進む。
ステップS302において、ECU421の位置検出部513は、例えば、図10を参照して上述した方法により、携帯機413の位置検出を行う。
ステップS303において、位置検出部513は、ステップS302の処理の結果に基づいて、携帯機413が所定の範囲内に存在するか否かを判定する。携帯機413が所定の範囲内に存在すると判定された場合、処理はステップS301に戻る。
なお、この所定の範囲は、例えば、図14のステップS203の処理における所定の範囲と同様の範囲に設定される。ただし、必ずしもステップS203の処理における所定の範囲と完全に一致する必要はない。
その後、ステップS301において、携帯端末414が充電パッド425から外れたと判定されるか、ステップS303において、携帯機413が所定の範囲内に存在しないと判定されるまで、ステップS301乃至S303の処理が繰り返し実行される。
一方、ステップS303において、携帯機413が所定の範囲内に存在しないと判定された場合、処理はステップS304に進む。
ステップS304において、図8のステップS101と同様の処理により、携帯機413への通知が行われ、置き忘れ検出処理は終了する。なお、このとき、例えば、UHF帯の900MHz帯の無線通信を用いることにより、携帯機413の置き忘れを通知できる範囲を広げることができる。
一方、ステップS301において、携帯端末414が充電パッド425から外れたと判定された場合、置き忘れ検出処理は終了する。
このように、ECU421から携帯機413に携帯端末414の置き忘れを通知することにより、携帯端末414から通知する場合と比較して、通知可能な範囲を広げることができる。また、携帯端末414の消費電力を低減することができる。
(車載システム411による置き忘れ検出処理の第2の実施の形態)
次に、図18のフローチャートを参照して、車載システム411により携帯端末414の充電パッド425への置き忘れを検出する場合の処理の第2の実施の形態について説明する。この処理は、例えば、携帯端末414が充電パッド425の充電可能な範囲内に置かれ、充電パッド425の機器検出部553が、携帯端末414が充電パッド425に設置されたことを検出し、検出結果をECU421の制御部501に通知したとき開始される。
なお、この第2の実施の形態では、第1の実施の形態と比較して、ECU421が携帯機413の位置検出を行うタイミングが異なる。
ステップS331において、図8のステップS101と同様の処理により、携帯端末414が充電パッド425から外れたか否かが判定される。携帯端末414が充電パッド425から外れていないと判定された場合、処理はステップS332に進む。
ステップS332において、車両制御部514は、携帯機413が車外に出る又は出た可能性があるか否かを判定する。車両制御部514は、車両402に設けられている他のECUや車載機器等から、携帯機413が車外に出る又は出た可能性があるイベントの発生を示す情報を取得していない場合、携帯機413が車外に出る又は出た可能性がないと判定し、処理はステップS331に戻る。なお、携帯機413が車外に出る又は出た可能性があるイベントの例は、図15のステップS232の処理の説明で上述したとおりである。
その後、ステップS331において、携帯端末414が充電パッド425から外れたと判定されるか、ステップS332において、携帯機413が車外に出る又は出た可能性があると判定されるまで、ステップS331及びS332の処理が繰り返し実行される。
一方、ステップS332において、車両制御部514は、車両402に設けられている他のECUや車載機器等から、携帯機413が車外に出る又は出た可能性があるイベントの発生を示す情報を取得した場合、携帯機413が車外に出る又は出た可能性があると判定し、処理はステップS333に進む。
ステップS333において、図17のステップS302の処理と同様に、携帯機413の位置検出が行われる。
ステップS334において、図17のステップS303の処理と同様に、携帯機413が所定の範囲内に存在するか否かが判定される。携帯機413が所定の範囲内に存在すると判定された場合、処理はステップS331に戻る。
その後、ステップS331において、携帯端末414が充電パッド425から外れたと判定されるか、ステップS334において、携帯機413が所定の範囲内に存在しないと判定されるまで、ステップS331乃至S334の処理が繰り返し実行される。
一方、ステップS334において、携帯機413が所定の範囲内に存在しないと判定された場合、処理はステップS335に進む。
ステップS335において、図8のステップS101と同様の処理により、携帯機413への通知が行われ、置き忘れ検出処理は終了する。
一方、ステップS331において、携帯端末414が充電パッド425から外れたと判定された場合、置き忘れ検出処理は終了する。
このように、この第2の実施の形態では、携帯機413の位置検出を携帯機413が車両402の外に出る又は出た可能性があるタイミングに限定することができ、ECU421の消費電力を低減させることができる。
<3.変形例>
以下、上述した本発明の実施の形態の変形例について説明する。
[変形例1:置き忘れ検出処理に関する変形例]
例えば、図5乃至図7のいずれかの携帯端末113による置き忘れ検出処理と、図8又は図9の情報処理部111による置き忘れ検出処理を並行して実行するようにしてもよい。すなわち、携帯端末113と情報処理部111(制御装置121)の両方で、携帯端末113の置き忘れを検出し、携帯機112に通知するようにしてもよい。
同様に、例えば、図14乃至図16のいずれかの携帯端末414による置き忘れ検出処理と、図17又は図18の車載システム411による置き忘れ検出処理を並行して実行するようにしてもよい。すなわち、携帯端末414と車載システム411(ECU421)の両方で、携帯端末414の置き忘れを検出し、携帯機413に通知するようにしてもよい。
また、例えば、携帯端末113の置き忘れ検出及び通知が必要ない場合を想定して、ユーザが携帯端末113を操作することにより、携帯端末113の置き忘れ検出機能(例えば、置き忘れ通知信号Aの送信機能等)のオン(開始)又はオフ(停止)を設定できるようにしてもよい。これは、第2の実施の形態の携帯端末414についても同様である。
同様に、例えば、ユーザが制御装置121の置き忘れ検出機能(例えば、置き忘れ通知信号Bの送信機能等)のオン(開始)又はオフ(停止)を設定できるようにしてもよい。この場合、例えば、ユーザが、携帯機112を用いて携帯機112から制御装置121に指令を送信することにより、遠隔操作により当該設定を行えるようにしてもよい。また、例えば、ユーザが携帯端末113の充電中に、携帯端末113を用いて、携帯端末113から充電パッド122を介して制御装置121に指令を送信することにより、遠隔操作により当該設定を行えるようにしてもよい。これは、第2の実施の形態のECU421についても同様である。
[変形例2:充電制御に関する変形例]
例えば、第2の実施の形態において、車両402の状態に基づいて、充電パッド425による携帯端末414の充電の可不可を制御するようにしてもよい。具体的には、例えば、車両402のエンジン又はモータの起動中にのみ、携帯端末414の充電を行うようにしてもよい。また、例えば、車両402の電源の状態(例えば、アクセサリ電源やイグニッション電源のオン又はオフの状態)に基づいて、携帯端末414の充電の可不可を制御するようにしてもよい。さらに、車両402のバッテリ(不図示)の残量が所定の閾値以上の場合のみ携帯端末414の充電を行うようにしてもよい。
[変形例3:充電パッドに関する変形例]
第1の実施の形態の充電パッド122及び第2の実施の形態の充電パッド425は、電力源を内蔵し直接充電電力を供給するようにしてもよいし、外部電源からの電力の供給を制御するようにしてもよい。
また、例えば、第1の実施の形態の充電パッド122について、第2の実施の形態の充電パッド425と同様に、制御装置121の制御部201の制御の下に動作するようにしてもよい。
逆に、例えば、第2の実施の形態の充電パッド425について、CPU等のプロセッサを設け、第1の実施の形態の充電パッド122と同様に、ECU421の制御によらずに、自律的に動作するようにしてもよい。この場合、例えば、充電パッド425とECU421の間の通信には、CAN(Controller Area Network)等の車内のネットワーク通信を採用することができる。
さらに、例えば、図2の充電パッド122の機器検出部253と同様の機能を制御装置121に設けるようにしてもよい。この場合、充電パッド122の機器検出部253を省略するようにしてもよい。
同様に、例えば、図11の充電パッド425の機器検出部553と同様の機能をECU421に設けるようにしてもよい。この場合、充電パッド425の機器検出部553を省略するようにしてもよい。
また、例えば、非接触式の充電パッド122又は充電パッド425の代わりに、接触式の充電器を用いることも可能である。この場合、例えば、充電器の通信方式として、近接無線通信の代わりに、有線による通信方式を採用することも可能である。
[変形例4:通信方式に関する変形例]
以上の説明で示した各装置間の通信方式の例は、その一例であり、通信方式の種類や数は、上述した例に限定されるものではない。
例えば、携帯機112と携帯端末113の間、又は、携帯機413と携帯端末414の間の通信方式に、Bluetooth(登録商標)等の他の方式の近距離無線通信を採用したり、近距離無線通信より通信距離の長い通信方式を採用したりすることが可能である。
また、例えば、携帯端末113と充電パッド122の間、又は、携帯端末414と充電パッド425の間の通信方式に、NFC以外の方式の近接無線通信を採用することも可能である。さらに、例えば、必要に応じて、携帯端末113と充電パッド122の間、又は、携帯端末414と充電パッド425の間の通信機能を省略することも可能である。
[変形例5:その他の変形例]
制御装置121による携帯機112と制御装置121との間の通信状態に基づく携帯機112の位置検出の方法は、上述した方法に限定されるものではなく、他の方法を採用することができる。同様に、第2の実施の形態のECU421による携帯機413とECU421との間の通信状態に基づく携帯機413の位置検出の方法は、上述した方法に限定されるものではなく、他の方法を採用することができる。
また、例えば、制御装置121が、携帯端末113の充電中に、携帯機112と携帯端末113との間の通信状態(例えば、携帯端末113の受信強度等)に基づいて、携帯機112の位置検出を行うようにしてもよい。同様に、例えば、ECU421が、携帯端末414の充電中に、携帯機413と携帯端末414との間の通信状態(例えば、携帯端末414の受信強度等)に基づいて、携帯機413の位置検出を行うようにしてもよい。
さらに、本発明を適用する車両の種類は、携帯端末414を充電可能な充電装置を設置できるものであれば、特に限定されるものではない。
[コンピュータの構成例]
上述した一連の処理は、ハードウエアにより実行することもできるし、ソフトウエアにより実行することもできる。一連の処理をソフトウエアにより実行する場合には、そのソフトウエアを構成するプログラムが、コンピュータにインストールされる。ここで、コンピュータには、専用のハードウエアに組み込まれているコンピュータや、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能な、例えば汎用のパーソナルコンピュータなどが含まれる。
また、コンピュータが実行するプログラムは、例えば、パッケージメディア等としてのリムーバブルメディアに記録して提供することができる。また、プログラムは、ローカルエリアネットワーク、CAN、インターネット、デジタル衛星放送といった、有線又は無線の伝送媒体を介して提供することができる。
その他、プログラムは、例えば、ROMや記憶部に、あらかじめインストールしておくことができる。
なお、コンピュータが実行するプログラムは、本明細書で説明する順序に沿って時系列に処理が行われるプログラムであっても良いし、並列に、あるいは呼び出しが行われたとき等の必要なタイミングで処理が行われるプログラムであっても良い。
また、本明細書において、システムとは、複数の構成要素(装置、モジュール(部品)等)の集合を意味し、すべての構成要素が同一筐体中にあるか否かは問わない。したがって、別個の筐体に収納され、ネットワークを介して接続されている複数の装置、及び、1つの筐体の中に複数のモジュールが収納されている1つの装置は、いずれも、システムである。
さらに、本発明の実施の形態は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。
また、上述のフローチャートで説明した各ステップは、1つの装置で実行する他、複数の装置で分担して実行することができる。
さらに、1つのステップに複数の処理が含まれる場合には、その1つのステップに含まれる複数の処理は、1つの装置で実行する他、複数の装置で分担して実行することができる。
101 情報処理システム
102 空間
103 出入口
111 情報処理部
112 携帯機
113 携帯端末
121 制御装置
122 充電パッド
201 制御部
202 無線通信部
203 アンテナ
211 通信制御部
212 位置検出部
213 空間制御部
251 NFC通信部
252 充電部
253 機器検出部
301 操作部
302 制御部
304 表示部
305 無線通信部
306 BLE通信部
311 通信制御部
312 空間制御部
313 表示制御部
352 制御部
355 BLE通信部
356 NFC通信部
357 充電制御部
358 バッテリ
361 通信制御部
362 空間制御部
363 状態検出部
364 位置検出部

Claims (21)

  1. 出入口を備える所定の空間内に設けられる充電装置と、
    前記出入口の施錠又は開錠の少なくとも一方の制御を行う制御装置と
    を備える情報処理システムにおいて、
    前記充電装置は、
    充電可能な範囲にある携帯端末の非接触充電を行う充電部を
    備え、
    前記制御装置は、
    前記出入口の施錠又は開錠の少なくとも一方に用いる携帯機と無線通信が可能な無線通信部と、
    前記無線通信部の制御を行う通信制御部と、
    前記携帯機の位置検出を行う位置検出部と、
    前記無線通信部で受信した前記携帯機からの信号に基づいて前記出入口の施錠又は開錠の少なくとも一方の制御を行う出入口制御部と
    を備え、
    前記充電装置又は前記制御装置の少なくとも一方が、
    前記充電可能な範囲内の前記携帯端末の有無を検出可能な機器検出部を
    備え、
    前記通信制御部は、前記機器検出部により前記充電可能な範囲内に前記携帯端末が検出されている場合に、前記位置検出部により前記携帯機が前記空間の内部を含む所定の範囲内に存在しないことが検出されたとき、前記無線通信部から前記携帯機に所定の信号を送信するように制御する
    情報処理システム。
  2. 前記通信制御部は、前記所定の信号として、前記携帯端末を置き忘れたことを前記携帯機の通知部に通知させるための信号を前記携帯機に送信するように制御する
    請求項1に記載の情報処理システム。
  3. 前記充電装置は、
    前記携帯端末と近接無線通信が可能な近接無線通信部を
    さらに備え、
    前記機器検出部は、前記近接無線通信部と前記携帯端末との間の通信状態により前記充電可能な範囲内の前記携帯端末の有無を検出する
    請求項2に記載の情報処理システム。
  4. 前記通信制御部は、前記近接無線通信部により受信した指令に基づいて前記所定の信号の送信機能を停止する
    請求項3に記載の情報処理システム。
  5. 前記位置検出部は、定期的に、又は、前記携帯機が前記空間の外に出る又は出た可能性があるイベントが発生したとき、前記携帯機の位置検出を行う
    請求項1乃至4のいずれかに記載の情報処理システム。
  6. 前記位置検出部は、前記携帯機と前記制御装置との間の無線通信の状態に基づいて、前記携帯機の位置検出を行う
    請求項1乃至5のいずれかに記載の情報処理システム。
  7. 前記通信制御部は、前記携帯機からの指令に基づいて前記所定の信号の送信機能を停止する
    請求項1乃至6のいずれかに記載の情報処理システム。
  8. 前記空間は、車両の室内であり、
    前記出入口は、前記車両のドアである
    請求項1乃至7のいずれかに記載の情報処理システム。
  9. 出入口を備える所定の空間内において携帯端末の非接触充電を行う充電装置、又は、無線通信を行う携帯機からの信号に基づいて前記出入口の施錠又は開錠の少なくとも一方の制御を行う制御装置の少なくとも一方が、充電可能な範囲内の前記携帯端末の有無の検出を行い、
    前記制御装置が、前記携帯機の位置検出を行い、
    前記制御装置が、前記充電可能な範囲内に前記携帯端末が存在する場合に、前記携帯機が前記空間の内部を含む所定の範囲内に存在しないことを検出したとき、前記携帯機に前記携帯端末の置き忘れを示す信号を送信するように制御する
    ステップを含む情報処理方法。
  10. 車両内に設けられる充電装置と、
    前記車両のドアの施錠及び開錠の制御を行う車両制御装置と
    を備える車載システムにおいて、
    前記充電装置は、
    充電可能な範囲にある携帯端末の非接触充電を行う充電部を
    備え、
    前記車両制御装置は、
    前記ドアの施錠及び開錠に用いる携帯機と無線通信が可能な無線通信部と、
    前記無線通信部の制御を行う通信制御部と、
    前記携帯機の位置検出を行う位置検出部と、
    前記無線通信部で受信した前記携帯機からの信号に基づいて前記ドアの施錠及び開錠の制御を行う車両制御部と
    を備え、
    前記充電装置又は前記車両制御装置の少なくとも一方が、
    前記充電可能な範囲内の前記携帯端末の有無を検出可能な機器検出部を
    備え、
    前記通信制御部は、前記機器検出部により前記充電可能な範囲内に前記携帯端末が検出されている場合に、前記位置検出部により前記携帯機が前記車両の室内を含む所定の範囲内に存在しないことが検出されたとき、前記無線通信部から前記携帯機に前記携帯端末の置き忘れを示す信号を送信するように制御する
    車載システム。
  11. 所定の空間に備えられた出入口の施錠又は開錠の少なくとも一方の制御を行う制御装置において、
    前記出入口の施錠又は開錠の少なくとも一方に用いる携帯機と無線通信が可能な無線通信部と、
    前記無線通信部の制御を行う通信制御部と、
    前記携帯機の位置検出を行う位置検出部と、
    前記携帯機からの信号に基づいて前記出入口の施錠又は開錠の少なくとも一方の制御を行う出入口制御部と
    を備え、
    前記通信制御部は、前記空間内において携帯端末の非接触充電を行う充電装置の充電可能な範囲内に前記携帯端末が検出されている場合に、前記位置検出部により前記携帯機が前記空間の内部を含む所定の範囲内に存在しないことが検出されたとき、前記無線通信部から前記携帯機に前記携帯端末の置き忘れを示す信号を送信するように制御する
    制御装置。
  12. 車両のドアの施錠及び開錠の制御を行う車両制御装置において、
    前記ドアの施錠及び開錠に用いる携帯機と無線通信が可能な無線通信部と、
    前記無線通信部の制御を行う通信制御部と、
    前記携帯機の位置検出を行う位置検出部と、
    前記携帯機からの信号に基づいて前記ドアの施錠及び開錠の制御を行う車両制御部と
    を備え、
    前記通信制御部は、前記車両内において携帯端末の非接触充電を行う充電装置の充電可能な範囲内に前記携帯端末が検出されている場合に、前記位置検出部により前記携帯機が前記車両の室内を含む所定の範囲内に存在しないことが検出されたとき、前記無線通信部から前記携帯機に前記携帯端末の置き忘れを示す信号を送信するように制御する
    車両制御装置。
  13. 出入口を備える所定の空間内に設けられる充電装置と、
    前記出入口の施錠又は開錠の少なくとも一方に用いる携帯機と、
    前記携帯機と無線通信が可能な携帯端末と
    を備える情報処理システムにおいて、
    前記携帯端末は、
    前記携帯機との無線通信を行う第1の無線通信部と、
    前記第1の無線通信部の制御を行う第1の通信制御部と、
    前記充電装置の充電可能な範囲内に前記携帯端末が存在するか否かを検出可能な状態検出部と、
    前記携帯機との間の無線通信の状態に基づいて、前記携帯機の位置検出を行う第1の位置検出部と
    を備え、
    前記充電装置は、
    前記充電可能な範囲にある前記携帯端末の非接触充電を行う充電部を
    備え、
    前記第1の通信制御部は、前記状態検出部により前記充電可能な範囲内に前記携帯端末が存在することが検出されている場合に、前記第1の位置検出部により前記携帯機が前記空間の内部を含む所定の第1の範囲内に存在しないことが検出されたとき、前記第1の無線通信部から前記携帯機に前記携帯端末の置き忘れを示す第1の信号を送信するように制御する
    情報処理システム。
  14. 前記携帯端末は、
    前記充電装置と近接無線通信が可能な第1の近接無線通信部を
    さらに備え、
    前記充電装置は、
    前記携帯端末と近接無線通信が可能な第2の近接無線通信部を
    さらに備え、
    前記状態検出部は、前記第1の近接無線通信部と前記第2の近接無線通信部との間の通信状態により前記充電可能な範囲内に前記携帯端末が存在するか否かを検出する
    請求項13に記載の情報処理システム。
  15. 前記情報処理システムは、
    前記出入口の施錠又は開錠の少なくとも一方の制御を行う制御装置を
    さらに備え、
    前記制御装置は、
    前記携帯機との無線通信を行う第2の無線通信部と、
    前記第2の無線通信部の制御を行う第2の通信制御部と、
    前記携帯機の位置検出を行う第2の位置検出部と
    を備え、
    前記第2の通信制御部は、前記充電装置と通信が可能であり、前記第1の近接無線通信部と前記第2の近接無線通信部との間の通信状態により前記充電可能な範囲内に前記携帯端末が検出されている場合に、前記第2の位置検出部により前記携帯機が前記空間の内部を含む所定の第2の範囲内に存在しないことが検出されたとき、前記第2の無線通信部から前記携帯機に前記携帯端末の置き忘れを示す第2の信号を送信するように制御する
    請求項14に記載の情報処理システム。
  16. 前記携帯機は、
    前記第1の信号を受信したとき、所定の方法によりユーザへの通知を行う通知部を
    さらに備える請求項13乃至15のいずれかに記載の情報処理システム。
  17. 前記空間は、車両の室内であり、
    前記出入口は、前記車両のドアである
    請求項13乃至16のいずれかに記載の情報処理システム。
  18. 車両に設けられる充電装置と、
    前記車両のドアの施錠及び開錠の制御を行う車両制御装置と、
    前記ドアの施錠及び開錠に用いる携帯機と、
    前記携帯機と無線通信が可能な携帯端末と
    を備える車両制御システムにおいて、
    前記携帯端末は、
    前記携帯機と無線通信が可能な第1の無線通信部と、
    前記第1の無線通信部の制御を行う通信制御部と、
    前記充電装置の充電可能な範囲内に前記携帯端末が存在するか否かを検出可能な状態検出部と、
    前記携帯機との間の無線通信の状態に基づいて、前記携帯機の位置検出を行う位置検出部と
    を備え、
    前記携帯機は、
    前記携帯端末と無線通信が可能な第2の無線通信部と、
    前記第2の無線通信部と異なる方式により前記車両制御装置と無線通信が可能な第3の無線通信部と
    を備え、
    前記充電装置は、
    前記充電可能な範囲にある前記携帯端末への非接触充電を行う充電部を
    備え、
    前記車両制御装置は、
    前記携帯機と無線通信が可能な第4の無線通信部と、
    前記携帯機からの信号に基づいて前記ドアの施錠及び開錠の制御を行う車両制御部と
    を備え、
    前記通信制御部は、前記状態検出部により前記充電可能な範囲内に前記携帯端末が存在することが検出されている場合に、前記位置検出部により前記携帯機が前記車両の室内を含む所定の範囲内に存在しないことが検出されたとき、前記第1の無線通信部から前記携帯機に前記携帯端末の置き忘れを示す信号を送信するように制御する
    車両制御システム。
  19. 所定の空間に備えられた出入口の施錠又は開錠の少なくとも一方に用いる携帯機と無線通信が可能な携帯端末において、
    前記携帯機と無線通信が可能な無線通信部と、
    前記無線通信部の制御を行う通信制御部と、
    前記空間内において前記携帯端末の非接触充電を行う充電装置の充電可能な範囲内に前記携帯端末が存在するか否かを検出可能な状態検出部と、
    前記携帯機との間の無線通信の状態に基づいて、前記携帯機の位置検出を行う位置検出部と
    を備え、
    前記通信制御部は、前記状態検出部により前記充電可能な範囲内に前記携帯端末が存在することが検出されている場合に、前記位置検出部により前記携帯機が前記空間の内部を含む所定の範囲内に存在しないことが検出されたとき、前記無線通信部から前記携帯機に前記携帯端末の置き忘れを示す信号を送信するように制御する
    携帯端末。
  20. 所定の空間に備えられている出入口の施錠又は開錠の少なくとも一方に用いる携帯機と無線通信が可能な携帯端末が、
    前記空間内において前記携帯端末の非接触充電を行う充電装置の充電可能な範囲内に前記携帯端末が存在するか否かを検出し、
    前記充電可能な範囲内に前記携帯端末が存在する場合に、前記携帯機が前記空間の内部を含む所定の範囲内に存在しないことを検出したとき、前記携帯機に前記携帯端末の置き忘れを示す信号を送信するように制御する
    ステップを含む情報処理方法。
  21. 所定の空間に備えられている出入口の施錠又は開錠の少なくとも一方に用いる携帯機と無線通信が可能な携帯端末のコンピュータに、
    前記空間内において前記携帯端末の非接触充電を行う充電装置の充電可能な範囲内に前記携帯端末が存在するか否かを検出し、
    前記充電可能な範囲内に前記携帯端末が存在する場合に、前記携帯機が前記空間の内部を含む所定の範囲内に存在しないことを検出したとき、前記携帯機に前記携帯端末の置き忘れを示す信号を送信するように制御する
    ステップを含む処理を実行させるためのプログラム。
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