JP2016215779A - ユーザ特定システム - Google Patents

ユーザ特定システム Download PDF

Info

Publication number
JP2016215779A
JP2016215779A JP2015101887A JP2015101887A JP2016215779A JP 2016215779 A JP2016215779 A JP 2016215779A JP 2015101887 A JP2015101887 A JP 2015101887A JP 2015101887 A JP2015101887 A JP 2015101887A JP 2016215779 A JP2016215779 A JP 2016215779A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
key
electronic key
user
personal information
vehicle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2015101887A
Other languages
English (en)
Inventor
雄一 稲波
Yuichi Inami
雄一 稲波
誠 河津
Makoto Kawazu
誠 河津
太田 孝之
Takayuki Ota
孝之 太田
由起子 古澤
Yukiko Furusawa
由起子 古澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Tokai Rika Co Ltd
Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
Denso Corp
Tokai Rika Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Aisin Seiki Co Ltd, Denso Corp, Tokai Rika Co Ltd filed Critical Aisin Seiki Co Ltd
Priority to JP2015101887A priority Critical patent/JP2016215779A/ja
Publication of JP2016215779A publication Critical patent/JP2016215779A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

【課題】電子キーのみでユーザを特定することができるユーザ特定システムを提供する。
【解決手段】建物21には、ユーザごとに用意された操作部31を有するキー置き場30が設けられる。キー置き場30に電子キー2を載置させ、操作部31が操作されると、建物側キー照合システム22は、その操作部31に応じた個人情報Dpを電子キー2に書き込む。そして、その電子キー2を所持して車両1を運転するとき、車両1と電子キー2とがスマート照合の通信を行うにあたって、電子キー2内の個人情報Dpが照合ECU4により読み取られ、その個人情報Dpに基づきユーザが特定される。
【選択図】図1

Description

本発明は、電子キーを使用するユーザを特定するユーザ特定システムに関する。
従来、車両において電子キーの使用ユーザを特定することが可能なユーザ特定システムが周知である(特許文献1等参照)。ユーザ特定システムの使用ニーズは、例えば1台の車両を複数の家人で共用する場合、いま車両を運転しようとしているユーザを特定して、そのユーザに対応した運転環境(シート位置、ハンドル位置、ミラー角度など)を設定する態様が想定される。こうすれば、車両に乗車したとき、各ユーザに合った運転環境が自動で設定され、利便性を確保するのに有利となる。
特開2009−274557号公報
ところで、この種のユーザ特定システムとしては、例えばユーザに専用のRFIDタグ(Radio Frequency Identificationタグ)を所持させ、RFIDタグから受信する個人情報を基にユーザを識別する方式が検討されている。また、ユーザが所持する免許証からNFC通信等を通じて個人情報を取得し、これを基にユーザを識別する方式も検討されている。しかし、RFIDタグの場合は、タグを常時携帯する必要があり、不便である問題があった。また、免許証の場合は、免許証を車両にかざす必要があり、この操作が面倒である問題があった。
本発明の目的は、電子キーのみでユーザを特定することができるユーザ特定システムを提供することにある。
前記問題点を解決するユーザ特定システムは、複数のユーザによって共用される電子キーと、車両に設けられた通信マスタとが、無線よるID照合を実行可能であり、これら2者間において、いま当該電子キーを使用しているユーザを特定可能な構成であって、車両外のところで前記電子キーの置き場所となるキー置き場と、前記キー置き場に置かれた前記電子キーに対し、ユーザに応じた個人情報を当該電子キーに書き込む情報書込部と、前記電子キーが前記通信マスタと通信するとき、前記電子キーに書き込まれた前記個人情報に基づき、いま電子キーを使用するユーザを通信マスタ側において特定するユーザ特定部とを備えた。
本構成によれば、キー置き場に電子キーが載置された状態をとるとき、その電子キーに個人情報が書き込まれる。そして、その電子キーを所持して車両を運転するとき、車両の通信マスタと電子キーとが通信を行うにあたって、電子キー内の個人情報が通信マスタにより読み取られ、その個人情報に基づきユーザが特定される。よって、車両においてユーザを特定するにあたっては、電子キーのみでユーザを特定することが可能となる。
前記ユーザ特定システムにおいて、前記キー置き場は、ユーザ指定するときに操作する操作部を備え、前記情報書込部は、操作された前記操作部に応じた前記個人情報を前記電子キーに書き込むことが好ましい。この構成によれば、キー置き場には、ユーザごとに操作部が設けられていて、キー置き場に電子キーが載置された状態において、ユーザごとに割り当てられた操作部が操作されると、その操作部に応じた個人情報が電子キーに書き込まれる。よって、各ユーザに割り当てられた操作部を操作するという分かり易い操作態様により、それぞれ個別の個人情報を電子キーに登録することが可能となる。
前記ユーザ特定システムにおいて、前記ユーザ特定部は、前記車両において前記電子キーの正否を認証する車両側キー照合システムのID照合の通信を通じて、前記電子キーから前記個人情報を取得することが好ましい。この構成によれば、車両側キー照合システムのハードを利用して通信マスタに電子キーの個人情報を取得させることが可能となるので、構成の簡素化に有利となる。
前記ユーザ特定システムにおいて、前記キー置き場は、建物に設置され、前記情報書込部は、前記建物において前記電子キーの正否を認証する建物側キー照合システムのハードを通じて、前記個人情報を前記電子キーに書き込むことが好ましい。この構成によれば、建物側キー照合システムのハードを利用して電子キーに個人情報を書き込むので、構成の簡素化に有利となる。
前記ユーザ特定システムにおいて、前記情報書込部は、前記電子キーに新たな個人情報を上書きすることにより、当該個人情報の書き込みを実行することが好ましい。この構成によれば、電子キーに前の個人情報が残っていたとしても、これを上書きするので、電子キーに登録される個人情報の管理をより正しく行うのに有利となる。
前記ユーザ特定システムにおいて、前記キー置き場は、複数の前記電子キーを置くことが可能となっていることが好ましい。この構成によれば、複数の電子キーが存在する場合であっても、これらをキー置き場にて管理することが可能となる。
前記ユーザ特定システムにおいて、前記キー置き場が設置された建物内に前記電子キーが進入したか否かを監視するキー監視部と、前記電子キーが建物内に進入したにもかかわらず、一定時間内に前記電子キーが前記キー置き場に返却されないことを確認すると、その旨を示す警報を出力する警報実行部とを備えることが好ましい。この構成によれば、電子キーがキー置き場に返却されないときには、その旨が警報実行部により通知されるので、電子キーの返却忘れを生じ難くすることが可能となる。
本発明によれば、電子キーのみでユーザを特定することができる。
一実施形態のユーザ特定システムの構成図。 キー置き場に載置された電子キーに個人情報を書き込むときの作動図。 電子キーの個人情報により個人適応を行うときの作動図。 キー置き場に電子キーを返却したときの作動図。 キー置き場に電子キーを返却し忘れて警報が鳴るときの作動図。
以下、ユーザ特定システムの一実施形態を図1〜図5に従って説明する。
図1に示すように、車両1は、電子キー2と無線によるID照合を行う電子キーシステムの一種として車両側キー照合システム3を備える。本例の車両側キー照合システム3は、車両1からの通信を契機に狭域無線(通信距離が数m)によってID照合を実行するキー操作フリーシステムである。なお、以降は、キー操作フリーシステムによるID照合を「スマート照合」と記し、その通信を「スマート通信」と記す。
車両1は、ID照合(スマート照合)を行う照合ECU(Electronic Control Unit)4と、車載電装品7の電源や駆動を管理するボディECU5と、エンジン8を制御するエンジンECU6とを備える。これらECUは、車内の通信線9を通じて接続されている。通信線9は、例えばCAN(Controller Area Network)やLIN(Local Interconnect Network)からなる。照合ECU4のメモリ10には、車両1に登録された電子キー2の電子キーIDが書き込み保存されている。
車両1は、車外に電波を送信する車外送信機11と、車内に電波を送信する車内送信機12と、車両1において電波を受信する車両受信機13とを備える。車外送信機11及び車内送信機12は、例えばLF(Low Frequency)帯の電波を送信する。車両受信機13は、例えばUHF(Ultra High Frequency)帯の電波を受信する。
車両1は、車両電源を切り替えるときに操作するエンジンスイッチ14を備える。エンジンスイッチ14は、例えばプッシュモーメンタリ式のスイッチからなる。車両電源は、エンジンスイッチ14を操作することにより、IGオフ、ACCオン、IGオフ、エンジンスタートのいずれかの状態に遷移可能となっている。
電子キー2は、電子キー2の動作を制御するキー制御部15と、電子キー2において電波を受信する受信部16と、電子キー2において電波を送信する送信部17とを備える。キー制御部15のメモリ18には、電子キー2が有する固有のIDである電子キーIDが書き込み保存されている。受信部16は、例えばLF電波を受信する。送信部17は、例えばUHF電波を送信する。
電子キー2が車外送信機11の通信エリアに進入して車両1及び電子キー2の間で通信(車外スマート通信)が確立すると、LF−UHFの双方向通信によるスマート照合(車外スマート照合)が開始される。スマート照合には、車両1が持つ固有の車両コードを認証する車両コード照合と、暗号鍵を使用したチャレンジレスポンス認証と、電子キーIDを認証する電子キーID照合とが含まれる。照合ECU4は、車外に位置する電子キー2との間で、これら照合や認証の全てが成立することを確認すると、車外スマート照合を成立とみなし、例えば車両ドアの施解錠を許可又は実行する。
照合ECU4は、電子キー2が車内送信機12の通信エリアに進入して通信(車内スマート通信)が確立すると、車外のときと同様のスマート照合(車内スマート照合)を実行する。照合ECU4は、車内スマート照合が成立することを確認すると、エンジンスイッチ14の操作による車両電源の遷移を許可する。
建物21は、電子キー2と無線によるID照合を行う電子キーシステムの一種として建物側キー照合システム22を備える。本例の建物側キー照合システム22は、車両側キー照合システム3と同様のキー操作フリーシステムからなる。
建物21は、建物21において電子キー2とID照合(スマート照合)を行う照合ECU23と、例えば電気錠からなるドア錠24と、建物21において電波を送信する電波送信機25と、建物21において電波を受信する電波受信機26とを備える。照合ECU23のメモリ27には、建物21に登録された電子キー2の電子キーIDが書き込み保存されている。電波送信機25は、例えば建物21の室内に配置されていて、LF電波を送信する。電波受信機26は、例えばUHF電波を送信する。
電子キー2が電波送信機25の電波が届く通信エリア内に入って建物21及び電子キー2の間で通信(建物スマート通信)が確立すると、LF−UHFの双方向通信によるスマート照合(建物スマート照合)が開始される。建物スマート照合は、車外スマート照合や車内スマート照合と同様の通信シーケンスをとる。照合ECU23は、建物21において電子キー2との間で建物スマート照合が成立することを確認すると、ドア錠24の作動(施錠や解錠)を許可又は実行する。
車両1及び建物21の間には、いま電子キー2を使用しているユーザを特定することが可能なユーザ特定システム28が設けられている。ユーザ特定システム28は、電子キー2と、その通信相手である通信マスタ29(本例は照合ECU4)とが、無線による通信を行うにあたって、現在の電子キー2の使用ユーザを特定するものとなっている。ユーザ特定システム28は、例えばスマート照合(一例は車内スマート照合)の通信課程において、電子キー2の使用ユーザを特定するとよい。
ユーザ特定システム28は、車両1外のところで電子キー2の置き場所となるキー置き場30を備える。キー置き場30は、例えば建物21に配置されている。キー置き場30は、電子キー2をユーザ指定するときに操作される複数の操作部31を備える。操作部31は、例えばプッシュボタンであるとよく、家人ごとに設けられることが好ましい。キー置き場30は、照合ECU23と有線又は無線により電気接続され、操作部31が操作されたときの操作信号S1が照合ECU23に出力される。キー置き場30には、複数の電子キー2を置くことが可能となっている。
キー置き場30は、キー置き場30に電子キー2が載置されたか否かを検知するキー載置検知部30aを備える。キー載置検知部30aは、例えばスイッチ、センサのいずれでもよい。キー載置検知部30aは、キー置き場30に電子キー2が載置されたことを検知すると、例えばオン信号等からなるキー載置検出信号S2を照合ECU23に出力する。照合ECU23は、キー載置検知部30aから入力するキー載置検出信号S2を基に、キー置き場30に電子キー2が返却されたか否かを監視する。
ユーザ特定システム28は、ユーザに応じた個人情報Dpを電子キー2に書き込み可能な情報書込部32を備える。情報書込部32は、建物21の照合ECU23に設けられる。情報書込部32は、キー置き場30に置かれた電子キー2に対し、ユーザに応じた個人情報Dp、すなわち操作された操作部31に応じた個人情報Dpを、電子キー2のメモリ18に書き込む。個人情報Dpは、例えば免許証情報のようなユーザ固有の情報からなり、氏名、年齢、住所、運転特性などの情報群からなる。個人情報Dpは、例えば照合ECU23のメモリ27に予め書き込まれていて、書き込み時にメモリ27から取り込む。情報書込部32は、建物側キー照合システム22のハードを通じて、無線により個人情報Dpを電子キー2に書き込む。また、情報書込部32は、個人情報Dpの書き込みがある電子キー2に対して新たな個人情報Dpを書き込むとき、メモリ18に新たな個人情報Dpを上書きする。
ユーザ特定システム28は、いま電子キー2を使用するユーザを通信マスタ29側(本例は車両1の照合ECU4側)において特定するユーザ特定部33を備える。ユーザ特定部33は、車両1の照合ECU4に設けられる。ユーザ特定部33は、電子キー2が通信マスタ29と通信するとき、すなわち車両側キー照合システム3のID照合(スマート照合)の通信を通じて、電子キー2から個人情報Dpを取得し、この個人情報Dpに基づき、いま電子キー2を使用するユーザを特定する。
ユーザ特定システム28は、建物21内に電子キー2が進入したか否かを監視するキー監視部34を備える。キー監視部34は、建物21の照合ECU23に設けられる。本例のキー監視部34は、例えば建物21のドアの開閉を検出する開閉検知部(センサやスイッチ)の出力や、ドア周囲の人の有無を検知する人検知センサの出力や、建物側キー照合システム22のスマート照合の照合結果などに基づき、電子キー2を所持したユーザが建物21内に入室したか(ユーザが帰宅したか)否かを監視する。
ユーザ特定システム28は、キー置き場30に電子キー2が返却されていない旨の警報を出力する警報実行部35を備える。警報実行部35は、建物21の照合ECU23に設けられている。警報実行部35は、電子キー2を所持したユーザが建物21内に進入したと判定されたにもかかわらず、一定時間内に電子キー2がキー置き場30に返却されないことを確認すると、その旨を示す警報を、建物21に設けられた警報出力部36から出力する。キー置き場30に電子キー2が返却されたか否かは、例えばキー置き場30に設けられたセンサやスイッチ等により検出するとよい。
次に、図2〜図5を用いて、ユーザ特定システム28の動作を説明する。
図2に示すように、外出時に車両1に乗車するにあたっては、電子キー2が置かれているキー置き場30の複数の操作部31のうち、自身に対応する操作部31を操作する。キー置き場30は、操作された操作部31に応じた操作信号S1を照合ECU23に出力する。このとき、情報書込部32は、キー置き場30から操作信号S1を入力すると、操作された操作部31に対応するユーザの個人情報Dpを電波送信機25からLF送信する。なお、個人情報Dpは、例えばスマート照合の通信を通じて電子キー2に書き込まれるとよい。
キー置き場30に載置された電子キー2は、電波送信機25から送信された個人情報Dpを受信部16で受信すると、これをメモリ18に書き込む(上書きする)。これにより、電子キー2のメモリ18には、いま電子キー2を使用しようとしているユーザに関する個人情報Dpが登録されたことになる。そして、ユーザは、電子キー2をキー置き場30から持ち出し、建物21から外出する。
図3に示すように、電子キー2を所持したユーザが外出し、車両1に乗車したとする。このとき、電子キー2が車内送信機12の通信エリアに進入すると、電子キー2と車両1との間でLF−UHFの双方向通信による車内スマート照合が実行される。なお、ここで実行されるスマート照合は、室内スマート照合に限らず、室外スマート照合としてもよい。電子キー2は、スマート照合の通信課程において、メモリ18に書き込まれている個人情報Dpを送信部17からUHF送信する。なお、個人情報Dpは、スマート通信の通信課程であれば、どのタイミングで車両1に送信されてもよい。
ユーザ特定部33は、電子キー2から送信された個人情報Dpを車両受信機13で受信すると、受信した個人情報Dpに基づき、いま電子キー2を使用しているユーザを特定する。照合ECU4は、ユーザの特定が済むと、そのユーザに対応した個人適応を実行する。具体的には、ハンドル位置、シート位置、ミラー角度等を、電子キー2を所持したユーザに対応した位置に調整する。これにより、車内の運転環境がユーザに適した状態に自動で調整されるので、ユーザにとっての利便性が確保される。
図4に示すように、運転終了後、ユーザが電子キー2を所持して建物21に帰宅したとする。このとき、キー監視部34は、建物21のドアに設けられた開閉検知部(スイッチやセンサ)の出力、建物側キー照合システム22のスマート照合の照合結果、建物21の設けた人検知センサの出力などを基に、ユーザが帰宅したことを確認すると、キー載置検知部30aの出力を基に電子キー2がキー置き場30に載置されるか否かを監視する。電子キー2がキー置き場30に置かれると、キー載置検知部30aは、キー載置検出信号S2を照合ECU23に出力する。これにより、キー監視部34は、キー載置検出信号S2の入力を契機に、キー置き場30に電子キー2が戻されたと判断し、警報出力部36によるキー返却忘れ警報を実施させない。
一方、図5に示すように、ユーザが帰宅しても電子キー2がキー置き場30に載置されない状態が続いたとする。警報実行部35は、ユーザが帰宅したことを確認すると、例えばタイマをセットするなどして、ユーザが入室してからの経過時間を計測する。警報実行部35は、タイマがタイムアップしても、キー載置検知部30aからキー載置検出信号S2を入力することができないと、警報出力部36によるキー返却忘れ警報を実行する。これにより、ユーザの帰宅時、電子キー2をキー置き場30に返却し忘れてしまうことを生じ難くすることが可能となる。
本実施形態の構成によれば、以下に記載の効果を得ることができる。
(1)キー置き場30に電子キー2が載置された状態において、ユーザごとに割り当てられた操作部31が操作されると、その操作部31に応じた個人情報Dpが電子キー2に書き込まれる。そして、その電子キー2を所持して車両1を運転するとき、車両1の通信マスタ29と電子キー2とがID照合(スマート照合)の通信を行うにあたって、電子キー2内の個人情報Dpが通信マスタ29(照合ECU4)により読み取られ、その個人情報Dpに基づきユーザが特定される。よって、車両1においてユーザを特定するにあたっては、電子キー2のみでユーザを特定することができる。これにより、ユーザの荷物を減らすことができる。
(2)キー置き場30には、ユーザごとに操作部31が設けられていて、ユーザに対応する各操作部31を操作することにより、操作部31に応じた個人情報Dpが電子キー2に書き込まれる。よって、ユーザごとに割り当てられた操作部31を操作するという分かり易い操作態様により、それぞれ個別の個人情報Dpを電子キー2に登録することができる。
(3)ユーザ特定部33は、車両側キー照合システムのID照合の通信(スマート通信)を通じて、電子キー2から個人情報Dpを取得する。よって、車両側キー照合システム3のハードを利用して照合ECU4(通信マスタ29)に個人情報Dpを取得させることが可能となるので、ユーザ特定システム28の構成の簡素化に有利となる。
(4)車両側キー照合システム3は狭域無線通信であるので、電子キー2の個人情報Dpを車両1に取得させるにあたって、電子キー2を車両1のアンテナにかざすなどの特別な操作を必要としない。よって、ユーザの利便性確保に一層有利となる。
(5)情報書込部32は、建物側キー照合システム22のハードを利用して電子キー2に個人情報Dpを書き込む。このため、ユーザ特定システム28の構成の簡素化に一層有利となる。
(6)情報書込部32は、電子キー2に新たな個人情報Dpを上書きすることにより、個人情報Dpの書き込みを実行する。よって、仮に電子キー2に前の個人情報Dpが残っていたとしても、これを上書きするので、電子キー2に登録される個人情報Dpの管理をより正しく行うのに有利となる。
(7)キー置き場30は、複数の電子キー2を置くことが可能となっている。よって、家人の間で複数の電子キー2が使い回しされる場合であっても、これらをキー置き場30にて管理することができる。
(8)電子キー2が建物21内に進入したにもかかわらず、一定時間内に電子キー2がキー置き場30に返却されないことを確認すると、その旨を警報出力部36により通知する。よって、電子キー2をキー置き場30に返却し忘れる状況を生じ難くすることができる。
(9)電子キー2をキー置き場30から持ち出すときには、操作部31を操作して電子キー2に個人情報Dpを書き込む動作をとるので、建物21側において、いま電子キー2を所持しているユーザを特定することも可能である。よって、いま電子キー2を使用している家人が誰であるかをユーザはいつでも知ることができる。
なお、実施形態はこれまでに述べた構成に限らず、以下の態様に変更してもよい。
・電子キー2に書き込まれる個人情報Dpに使用制限を持たせてもよい。具体的には、個人情報Dpの使用期間、使用回数などに有限値を設け、これを超えると個人情報Dpを使用不可とする。こうすれば、車両1の盗難防止に有効であり、かつ個人情報Dpのセキュリティ性も確保することができる。
・キー置き場30は、載置された電子キー2を充電可能(無線、有線は問わない)としてもよい。この場合、キー置き場30に電子キー2を返却しつつ、電子キー2の電池を充電することも可能となるので、利便性がよくなる。
・建物21の電波送信機25は、室外に配置されてもよいし、建物21のドアに取り付けられてもよい。
・キー置き場30にアンテナを設け、このアンテナから個人情報Dpを電子キー2に無線送信することにより、個人情報Dpを電子キー2に書き込んでもよい。
・キー置き場30は、電子キー2を置いて保管する場所に限定されず、例えば電子キー2を吊すなど、電子キー2がセット可能な態様であればよい。
・キー置き場30は、電子キー2が1つのみセット可能であってもよい。
・キー置き場30の操作部31を押して電子キー2に各々の個人情報Dpが書き込まれる形式に限定されず、例えばキー置き場30のタッチパネルやテンキーが設けられていれば、これらを操作することにより、ユーザ入力を行うようにしてもよい。
・キー載置検知部30aは、例えば無線によって電子キー2の有無を監視してもよい。この一例としては、例えばRFIDやNFC(Near Field Communication)などがある。
・電子キー2への個人情報Dpの書き込みは、無線又は有線のどちらでもよい。
・電子キー2に個人情報を書き込むとき、前回と同じ個人情報Dpの履歴が残っていれば、それを継続使用するようにしてもよい。
・電子キー2がキー置き場30に載置されたとき、電子キー2の個人情報Dpを自動で消去してもよい。
・電子キー2に個人情報Dpを書き込むにあたり、これは上書きによって行われることに限らず、電子キー2のメモリ18の空き領域に順に書き込む方式をとってもよい。
・電子キー2からの通信を契機に車両1(車両ドアの施解錠)を作動させるワイヤレスキーシステムの通信において、個人情報Dpを車両1に送信してもよい。
・電子キー2への個人情報Dpの書き込みは、建物側キー照合システム22のハードを利用することに限らず、例えば専用の通信システムを設けてもよい。
・電子キー2から個人情報Dpを無線によって読み出すにあたり、スマート通信を利用することに限定されず、電子キー2と車両1との間で実施される無線通信であれば、どのようなものを採用してもよい。
・電子キー2からの個人情報Dpの読み出しは、車両側キー照合システム3のハードを利用することに限らず、例えば専用の通信システムを設けてもよい。
・個人情報Dpは、例えば建物側キー照合システム22のハードや、建物21内の設備環境を用いて、内容を変更可能としてもよい。
・情報書込部32、キー監視部34及び警報実行部35は、照合ECU23に設けられることに限定されず、例えばキー置き場30に設けられるなど、建物21側に配置されていればよい。
・通信マスタ29は、照合ECU4に限らず、電子キー2とID照合が可能なコントローラであればよい。
・車両側キー照合システム3は、LF−UHFの双方向通信の照合システムに限定されず、他の通信方式や周波数を使用したシステムに適宜変更することができる。
・電子キー2は、例えば高機能携帯電話等の携帯端末など、他の端末に適宜変更可能である。
・建物21のドア錠24は、サムターン等によって手動によって施解錠が切り替え可能となっていてもよい。
1…車両、2…電子キー、3…車両側キー照合システム、4…通信マスタの一例である照合ECU、21…建物、22…建物側キー照合システム、28…ユーザ特定システム、29…通信マスタ、30…キー置き場、31…操作部、32…情報書込部、33…ユーザ特定部、34…キー監視部、35…警報実行部、Dp…個人情報。

Claims (7)

  1. 複数のユーザによって共用される電子キーと、車両に設けられた通信マスタとが、無線よるID照合を実行可能であり、これら2者間において、いま当該電子キーを使用しているユーザを特定可能なユーザ特定システムであって、
    車両外のところで前記電子キーの置き場所となるキー置き場と、
    前記キー置き場に置かれた前記電子キーに対し、ユーザに応じた個人情報を当該電子キーに書き込む情報書込部と、
    前記電子キーが前記通信マスタと通信するとき、前記電子キーに書き込まれた前記個人情報に基づき、いま電子キーを使用するユーザを通信マスタ側において特定するユーザ特定部と
    を備えたことを特徴とするユーザ特定システム。
  2. 前記キー置き場は、ユーザ指定するときに操作する操作部を備え、
    前記情報書込部は、操作された前記操作部に応じた前記個人情報を前記電子キーに書き込む
    ことを特徴とする請求項1に記載のユーザ特定システム。
  3. 前記ユーザ特定部は、前記車両において前記電子キーの正否を認証する車両側キー照合システムのID照合の通信を通じて、前記電子キーから前記個人情報を取得する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のユーザ特定システム。
  4. 前記キー置き場は、建物に設置され、
    前記情報書込部は、前記建物において前記電子キーの正否を認証する建物側キー照合システムのハードを通じて、前記個人情報を前記電子キーに書き込む
    ことを特徴とする請求項1〜3のうちいずれか一項に記載のユーザ特定システム。
  5. 前記情報書込部は、前記電子キーに新たな個人情報を上書きすることにより、当該個人情報の書き込みを実行する
    ことを特徴とする請求項1〜4のうちいずれか一項に記載のユーザ特定システム。
  6. 前記キー置き場は、複数の前記電子キーを置くことが可能となっている
    ことを特徴とする請求項1〜5のうちいずれか一項に記載のユーザ特定システム。
  7. 前記キー置き場が設置された建物内に前記電子キーが進入したか否かを監視するキー監視部と、
    前記電子キーが建物内に進入したにもかかわらず、一定時間内に前記電子キーが前記キー置き場に返却されないことを確認すると、その旨を示す警報を出力する警報実行部と
    を備えたことを特徴とする請求項1〜6のうちいずれか一項に記載のユーザ特定システム。
JP2015101887A 2015-05-19 2015-05-19 ユーザ特定システム Pending JP2016215779A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015101887A JP2016215779A (ja) 2015-05-19 2015-05-19 ユーザ特定システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015101887A JP2016215779A (ja) 2015-05-19 2015-05-19 ユーザ特定システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2016215779A true JP2016215779A (ja) 2016-12-22

Family

ID=57579298

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015101887A Pending JP2016215779A (ja) 2015-05-19 2015-05-19 ユーザ特定システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2016215779A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6457139B1 (ja) * 2018-03-30 2019-01-23 東海理研株式会社 デジタルキーシステム
WO2021106229A1 (ja) * 2019-11-30 2021-06-03 鍵和田 芳光 個人情報入力方法及びプログラム並びにこのプログラムを備えた携帯装置
JP7423737B2 (ja) 2022-01-06 2024-01-29 北京小米移動軟件有限公司 情報同期方法及び装置、記憶媒体

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008287677A (ja) * 2007-05-21 2008-11-27 Toyota Motor Corp 運転補助装置
JP2009070118A (ja) * 2007-09-13 2009-04-02 Nec Access Technica Ltd セキュリティ装置および監視モード切替制御方法
JP2010214972A (ja) * 2009-03-12 2010-09-30 Denso Corp 車両制御システム
JP2012224993A (ja) * 2011-04-15 2012-11-15 Tokai Riken Kk デジタルキーシステム

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008287677A (ja) * 2007-05-21 2008-11-27 Toyota Motor Corp 運転補助装置
JP2009070118A (ja) * 2007-09-13 2009-04-02 Nec Access Technica Ltd セキュリティ装置および監視モード切替制御方法
JP2010214972A (ja) * 2009-03-12 2010-09-30 Denso Corp 車両制御システム
JP2012224993A (ja) * 2011-04-15 2012-11-15 Tokai Riken Kk デジタルキーシステム

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6457139B1 (ja) * 2018-03-30 2019-01-23 東海理研株式会社 デジタルキーシステム
EP3547269A1 (en) 2018-03-30 2019-10-02 Tokai Riken Co., Ltd. Digital key system
JP2019183612A (ja) * 2018-03-30 2019-10-24 東海理研株式会社 デジタルキーシステム
US10521990B2 (en) 2018-03-30 2019-12-31 Tokai Riken Co., Ltd. Digital key system
WO2021106229A1 (ja) * 2019-11-30 2021-06-03 鍵和田 芳光 個人情報入力方法及びプログラム並びにこのプログラムを備えた携帯装置
JPWO2021106229A1 (ja) * 2019-11-30 2021-06-03
JP7423737B2 (ja) 2022-01-06 2024-01-29 北京小米移動軟件有限公司 情報同期方法及び装置、記憶媒体

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR102027917B1 (ko) 휴대용 단말의 이동 패턴 인식을 이용한 스마트키 시스템과 그 동작 방법
JP6496603B2 (ja) 車両通信システム
JP6111133B2 (ja) 遠隔操作システム
US11087573B2 (en) Scheme for setting/using electronic device as keyless device of vehicle and adjusting devices in the vehicle
CN202117430U (zh) 一种利用手机开门的系统及开门系统
JP2014148842A (ja) 車両扉開閉装置
JP2012215047A (ja) 電子キーシステム
CN109695383B (zh) 钥匙单元、控制系统、控制方法和具有存储在其中的程序的非暂时性计算机可读存储介质
JP5956355B2 (ja) 電子キーシステム
JP6054773B2 (ja) 通信システム
JP2017014834A (ja) 電子キー及び電子キーシステム
JP2019070276A (ja) カーシェアリングシステム
JP6595551B2 (ja) カーシェアリングシステム
WO2017214255A1 (en) Vehicle trainable transceiver for allowing cloud-based transfer of data between vehicles
JP6220622B2 (ja) 動作検知リモートシステム
JP2015151792A (ja) ドア開制御システム
JP2015021251A (ja) 遠隔操作システム
JP2016215779A (ja) ユーザ特定システム
JP2019091221A (ja) バレットキー及びバレットキー制御方法
JP2019156283A (ja) 歩行検知装置及び歩行検知システム
JP6916101B2 (ja) シェアリングシステム
JP2015052222A (ja) 遠隔操作システム
JP6342718B2 (ja) 車両通信システム
JP6471034B2 (ja) ドア作動制御システム
JP2019091222A (ja) バレットキー制御システム及びバレットキー

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180226

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20180226

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20180226

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20181206

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20181218

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20190618