JP6220622B2 - 動作検知リモートシステム - Google Patents

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Description

本発明は、電子キーを所持したユーザの動作により、機器を遠隔操作する動作検知リモートシステムに関する。
従来、電子キーに加速度センサを設け、加速度センサの出力信号から、電子キーに発生する動きを判定し、その判定結果により車両を制御する技術が周知である(特許文献1参照)。特許文献1は、電子キーに発生する動き(歩調等)から、電子キーの携帯者を識別し、ユーザごとに車両環境(座席位置やオーディオ設定等)を切り替える技術である。
特開2011−57156号公報
特許文献1の応用例として、例えば、ユーザが身体を使って行う特定の動作を電子キーの加速度センサで検出し、その動作が正当であれば、車両の遠隔操作が許可又は実行される動作検知リモートシステムが検討されている。動作検知リモートシステムとしては、ユーザが特定の動作を行ったとき、例えば車両ドアをアンロックしたり、スライドドアを開閉したりする制御が想定される。
ところで、動き検知操作は身体をジェスチャーのように動かす操作であるので、例えば動きの力の加減や操作の速度によっては、正しい動きとならない可能性が高い。しかし、現状のところ、動きのどの部分が間違いなのかを知る術はないので、ユーザとしては次回の動き検知操作で同じような動作間違いをしないように、動き検知操作のどの部分が間違っているのかを知りたいニーズがあった。
本発明の目的は、動き検知操作がエラーとなったときのエラー情報をユーザに通知することができる動作検知リモートシステムを提供することにある。
前記問題点を解決する動作検知リモートシステムは、電子キーに発生する動きを、当該電子キーに設けられた動作検出部によって検出し、当該動作検出部から出力される検出信号を基に操作対象を遠隔操作する構成において、前記動作検出部の検出信号を監視することにより、動き検知操作がエラーか否かを監視するエラー監視部と、前記動き検知操作がエラーのとき、そのエラー情報をメモリに保持し、当該エラー情報を1つ以上保持可能な情報保持部と、前記操作対象、ユーザ端末及び電子キーの少なくとも1つで前記エラー情報を通知する通知実行部とを備え、前記通知実行部は、前記エラー情報が前記メモリに複数保持されていることを、前記通知を実行する条件とする
本構成によれば、動き検知操作に操作エラーが発生したとき、そのエラー情報がメモリに保持される。そして、メモリに保持しておいたエラー情報を基に、操作エラーについてユーザに通知される。よって、動き検知操作がどのようなエラーであったのかをユーザに通知することが可能となる。
また、例えば偶発的に1回のみ操作エラーが発生してしまっても、それを操作エラーとして通知しないので、操作エラーの通知を精度よく行うのに有利となる。
前記問題点を解決する動作検知リモートシステムは、電子キーに発生する動きを、当該電子キーに設けられた動作検出部によって検出し、当該動作検出部から出力される検出信号を基に操作対象を遠隔操作する構成において、前記動作検出部の検出信号を監視することにより、動き検知操作がエラーか否かを監視するエラー監視部と、前記動き検知操作がエラーのとき、そのエラー情報をメモリに保持し、当該エラー情報を1つ以上保持可能な情報保持部と、前記操作対象、ユーザ端末及び電子キーの少なくとも1つで前記エラー情報を通知する通知実行部とを備え、前記通知実行部は、前記エラー情報が前記メモリに複数保持されているとともに、同一又は似たエラー情報が複数存在することを、当該エラー情報の通知を実行する条件とする。
本構成によれば、動き検知操作に操作エラーが発生したとき、そのエラー情報がメモリに保持される。そして、メモリに保持しておいたエラー情報を基に、操作エラーについてユーザに通知される。よって、動き検知操作がどのようなエラーであったのかをユーザに通知することが可能となる。
また、同一又は似た操作エラーが複数発生したときのみ、それがエラー情報としてユーザに通知される。よって、ユーザが繰り返し行ってしまう可能性の高い操作エラーを、的確に通知することが可能となる。
前記問題点を解決する動作検知リモートシステムは、電子キーに発生する動きを、当該電子キーに設けられた動作検出部によって検出し、当該動作検出部から出力される検出信号を基に操作対象を遠隔操作する構成において、前記動作検出部の検出信号を監視することにより、動き検知操作がエラーか否かを監視するエラー監視部と、前記動き検知操作がエラーのとき、そのエラー情報をメモリに保持し、当該エラー情報を1つ以上保持可能な情報保持部と、前記操作対象、ユーザ端末及び電子キーの少なくとも1つで前記エラー情報を通知する通知実行部とを備え、前記エラー監視部は、前記エラーの発生場所を示す位置情報を取得し、前記情報保持部は、前記エラー情報及び位置情報を紐付けして前記メモリに保持し、前記通知実行部は、前記通知を実行するとき、前記位置情報を基に前記エラーの発生場所も通知する。
本構成によれば、動き検知操作に操作エラーが発生したとき、そのエラー情報がメモリに保持される。そして、メモリに保持しておいたエラー情報を基に、操作エラーについてユーザに通知される。よって、動き検知操作がどのようなエラーであったのかをユーザに通知することが可能となる。
また、エラー情報をユーザに通知するにあたり、操作エラーが発生した場所も通知することが可能となる。よって、エラー情報をより詳しくユーザに通知することが可能となる。
前記問題点を解決する動作検知リモートシステムは、電子キーに発生する動きを、当該電子キーに設けられた動作検出部によって検出し、当該動作検出部から出力される検出信号を基に操作対象を遠隔操作する構成において、前記動作検出部の検出信号を監視することにより、動き検知操作がエラーか否かを監視するエラー監視部と、前記動き検知操作がエラーのとき、そのエラー情報をメモリに保持し、当該エラー情報を1つ以上保持可能な情報保持部と、前記操作対象、ユーザ端末及び電子キーの少なくとも1つで前記エラー情報を通知する通知実行部とを備え、前記エラー監視部は、前記動き検知操作がエラーとなったときの発生時間である時間情報を取得し、前記情報保持部は、前記エラー情報及び時間情報を紐付けして前記メモリに保持し、前記通知実行部は、前記時間情報を基に前記エラー情報の発生時間を確認し、エラー発生から一定時間内であれば、当該エラー情報の通知を実行する。
本構成によれば、動き検知操作に操作エラーが発生したとき、そのエラー情報がメモリに保持される。そして、メモリに保持しておいたエラー情報を基に、操作エラーについてユーザに通知される。よって、動き検知操作がどのようなエラーであったのかをユーザに通知することが可能となる。
また、エラー情報をユーザに通知するにあたり、いつ発生した操作エラーなのかを判断しながら、操作エラーを通知することが可能となる。よって、過去に検出された操作エラーは通知から除くことが可能となるので、操作エラーの通知を精度よく行うのに有利となる。
前記動作検知リモートシステムにおいて、前記情報保持部は、前記エラー情報を前記電子キーのメモリに保持することが好ましい。この構成によれば、エラー情報をメモリに書き込むにあたり、無線等でやり取りを行わずに済むので、エラー情報をミスなく書き込むのに有利となる。
前記動作検知リモートシステムにおいて、前記情報保持部は、前記エラー情報を複数保持可能であり、当該エラー情報が最大量保持されているときに新しいエラー情報を受け付けると、最も古いものを前記メモリから破棄して前記新しいエラー情報を当該メモリに保持することにより、該メモリを更新することが好ましい。この構成によれば、メモリに書き込まれたエラー情報を更新可能であるので、最適なエラー情報をメモリに逐次保持しておくことが可能となる。
前記動作検知リモートシステムにおいて、前記動き検知操作がエラーとなったときに警告音を発生するか否かを選択させる警告選択部と、前記警告音の出力が有効に選択されているとき、エラー発生時において警告音を発生させる警告実行部とを備えることが好ましい。この構成によれば、操作エラーの検出時に警告音を出力するか否かを設定することが可能となるので、警告音の出力を有効としておけば、どの操作が操作エラーなのかを、ユーザは的確に分かるようになる。
前記動作検知リモートシステムにおいて、前記通知実行部は、車両のエンジンスイッチがオンに操作されたとき、車内の表示部で前記通知を実行することが好ましい。この構成によれば、車両のエンジンスイッチがオンされると、例えば機器に電源が入るが、その機器でエラー情報を通知することが可能となる。よって、乗車したユーザがエンジンスイッチをオンしたとき、その操作過程の流れの中で、操作エラーを的確なタイミングでユーザに通知することが可能となる。
前記動作検知リモートシステムにおいて、前記通知実行部は、前記操作対象又はユーザ端末の表示部に、前記通知を実行するか否かを選択する選択操作部を表示し、当該選択操作部の操作結果に基づき、前記通知を実行することが好ましい。この構成によれば、操作対象又はユーザ端末の表示部に表示された選択操作部が操作されると、エラー情報の通知が開始される。よって、ユーザが希望しないにも関わらず通知を闇雲に実行させずに済む。
前記動作検知リモートシステムにおいて、前記通知実行部は、前記表示部に前記選択操作部を一定時間のみ表示することが好ましい。この構成によれば、選択操作部の表示を一定時間としたので、選択操作部を必要な時間帯のみ表示させておくことが可能となる。
前記動作検知リモートシステムにおいて、前記動作検出部の検出信号には、その信号波形において、各々種類の異なる複数の特徴量があり、前記エラー監視部は、前記特徴量が一定数のみ合致するとき、前記動き検知操作がエラーであると認識することが好ましい。この構成によれば、動作検出部から出力される検出信号において、特徴量の正否を確認するという簡素な判定により、操作エラーの有無を判断することが可能となる。
前記動作検知リモートシステムにおいて、前記通知実行部は、前記エラー情報の通知にあたり、操作覚えがあるか否かをユーザに選択させ、操作覚えがあると選択されたとき、前記通知として動き検知操作の操作アドバイスを実行し、操作覚えがないと選択されたとき、前記通知として注意喚起を実行することが好ましい。この構成によれば、操作エラーの通知として、操作アドバイスと注意喚起との2種類を通知することが可能となる。
本発明によれば、動き検知操作がエラーとなったときのエラー情報をユーザに通知することができる。
一実施形態の動作検知リモートシステムの構成図。 動き検出操作が正常なときの検出信号の波形図。 動き検出操作がエラーのときの検出信号の波形図。 メモリに保持されるエラー情報のイメージ図。 スマート照合の通信シーケンス図。 操作エラーの通知画面図。 ユーザ端末で操作エラーを通知するときの概要図。 車両から位置情報を電子キーに送信するときの概要図。 操作エラーの通知画面図。 車両から警告音有効切替要求が電子キーに操作されたときの概要図。 車両から時間情報を電子キーに送信するときの概要図。 別例の電子キーからエラー情報を車両に送信するときの概要図。 他の別例の車両からエラー情報をユーザ端末に送信するときの概要図。
以下、動作検知リモートシステムの一実施形態を図1〜図11に従って説明する。
図1に示すように、電子キー1の操作対象(以下、車両2と記す)は、電子キー1と無線によりID照合を実行する電子キーシステム3を備える。電子キーシステム3は、車両2からの通信を契機に狭域無線(通信距離:数m)によりID照合を実行するキー操作フリーシステムが好ましい。以降、キー操作フリーシステムにおけるID照合を「スマート照合」と記し、その通信を「スマート通信」と記す。
車両2は、電子キー1と各種照合を実行する照合ECU(Electric Control Unit)4と、車載電装品の電源を管理するボディECU5と、エンジン7の動作を制御するエンジンECU6とを備える。これらECUは、車内の通信線8を通じて電気接続される。照合ECU4のメモリ9には、車両2に登録が済まされた電子キー1の電子キーIDが書き込み保存されている。車両2は、車外の電子キー1に電波を送信する車外送信機10と、車内の電子キー1に電波を送信する車内送信機11と、電子キー1から送信される電波を受信する車両受信機12とを備えることが好ましい。これら無線機は、照合ECU4に接続される。車外送信機10及び車内送信機11が送信可能な電波は、例えばLF(Low Frequency)帯の周波数の電波が好ましい。例えば、車外送信機10は、運転席側に配置された運転席側車外送信機10aと、助手席側に配置された助手席側車外送信機10bとを備えることが好ましい。車両受信機12が受信可能な電波は、例えばUHF(Ultra High Frequency)帯の周波数の電波が好ましい。ボディECU5は、車両ドアを施解錠するドアロック機構13の動作を制御する。照合ECU4には、車両2の電源状態(IGオフ、ACCオン、IGオン、エンジンスタート)を切り替える際に操作するエンジンスイッチ14が接続されている。エンジンスイッチ14は、いわゆるイグニッションスイッチであり、運転席に配設された例えばプッシュモーメンタリ式スイッチであることが好ましい。
電子キー1は、電子キー1の動作を制御するキー制御部15と、車両2から送信された電波を受信可能な受信部16と、車両2に電波を送信可能な送信部17とを備える。受信部16及び送信部17は、キー制御部15に電気接続される。キー制御部15のメモリ18には、キー固有のIDである電子キーIDが書き込み保存されている。受信部16は、例えばLF電波を受信可能であることが好ましい。送信部17は、例えばUHF電波を送信可能であることが好ましい。
車外送信機10は、車外において車体周囲にリクエスト信号SrqをLF送信する。車内送信機11は、車内全域にリクエスト信号SrqをLF送信する。電子キー1は、車外に位置するとき、車外送信機10のリクエスト信号Srqを受信して起動し、車内に位置するとき、車内送信機11のリクエスト信号Srqを受信することにより起動して、ID信号Sidを車両2にUHF送信する。ID信号Sidは、電子キー1に登録された電子キーIDを少なくとも含む信号である。照合ECU4は、車外の電子キー1からID信号Sidを車両受信機12で受信すると、車外スマート照合を行い、車内の電子キー1からID信号Sidを車両受信機12で受信すると、車内スマート照合を行う。照合ECU4は、車外スマート照合が成立することを確認すると、ボディECU5による車両ドアの施解錠を許可又は実行させ、車内スマート照合が成立することを確認すると、エンジンスイッチ14による電源遷移操作(エンジン始動操作)を許可する。
電子キーシステム3は、電子キー1を携帯したユーザが行う特定の動き(身体を使った特徴的な動きを伴う操作行為)を、電子キー1に内蔵した動作検出部19で読み取ることにより、機器を操作可能とする遠隔操作機能(動作検知リモートシステム20)を備える。ユーザによる特徴的な動きを伴う操作行為は、例えば車両2の近傍において、身体を使った動作を複数回繰り返す操作が好ましい。身体を使った動作としては、例えばかかとで地面を複数回叩く行為などがある。
動作検出部19は、例えば加速度センサ(Gセンサ)であることが好ましい。動作検出部19は、電子キー1に発生する動き(加速度)を常時監視し、検出信号Smtをキー制御部15に出力する。なお、動作検出部19は、例えば通常、スリープしており、加速度の変化量が所定値以上となった際に起動するものでもよい。
電子キー1は、動作検出部19の検出信号Smtに基づき動き検知操作の正当性を判定する動き判定部21と、動き検知操作が正当であるとき、電子キー1の操作対象の機器(例えば車載機器)を制御するための電波を送信部17から送信させて機器を遠隔動作させる遠隔制御部22とを備えることが好ましい。動き判定部21及び遠隔制御部22は、例えばキー制御部15に設けられることが好ましい。動き検知操作の対象となる車載機器は、例えば車両ドアのドアロックやエンジン7などがある。
図2に、動き判定の具体的な例を図示する。電子キー1を所持したユーザが正当な動き検知操作をとるとき、動作検出部19から出力される検出信号Smtの波形は、その動作に準じた波形をとる。例えば、ある動きを2回繰り返すことを正当な動き検知操作とした場合、動きの判定パラメータである検出信号Smtの特徴量は、各動きでの検出信号Smtの振幅が規定値V1以上をとること、1回目の動き操作に要した時間が規定時間T1以内であること、2回目の動き操作までに要した時間(トータル時間)が規定時間T2以内であること、動きの過程で発生する正や負の振幅の波形面積(図中の斜線部分)がそれぞれ規定値S1,S2(<S1),S3(<S2)以上であることなどがある。動き判定部21は、動きのない状態から最初に動作検出部19の検出信号Smtの変化量(波形の傾き)が規定値以上となることを確認すると、動き検知操作が開始されたと認識し、この状態下において、動きを判定し得る各特徴量が全て要件を満足すれば、電子キー1に発生した動きが正当性であると判定する。
動き判定部21は、動き検知操作が正当であると判定したとき、機器作動要求を遠隔制御部22に送信する。遠隔制御部22は、動き判定部21から機器作動要求を入力すると、車両2に機器の作動を要求する機器制御信号Swlを送信部17から送信させる。例えば、機器制御信号Swlは、いま対象となっている機器の作動を要求するコマンドと、電子キー1に登録された電子キーIDとを含む信号である。照合ECU4は、電子キー1から機器制御信号Swlを受信すると、機器制御信号Swl内の電子キーIDの正当性を確認し、電子キーIDの正当性を確認できれば、同一信号内に含まれるコマンドを基に動作することにより、機器を制御する。
図1に示すように、動作検知リモートシステム20は、動き検知操作がエラーとなったときのエラー理由をユーザに通知するエラー理由通知機能を備える。例えば、エラー理由通知機能は、動き操作のどこが違うのかをユーザに通知するアドバイス機能や、ユーザが行った動きが意図せず動き検知操作に沿う動きに合致してしまうことをユーザに通知する注意喚起機能などを備えることが好ましい。
動作検知リモートシステム20は、動き検知操作にエラーが発生したか否かを監視するエラー監視部23と、操作エラーが発生したときのエラー情報Derを保持する情報保持部24とを備えることが好ましい。エラー監視部23及び情報保持部24は、例えばキー制御部15に設けられることが好ましい。エラー監視部23は、動き判定部21が動き検知操作の開始を認識したにもかかわらず、その判定途中でパラメータが1つでも成立しないとき、動き検知操作にエラーが発生したと認識する。情報保持部24は、動き検知操作においてどのようなエラーが発生したのかをエラー情報Derとしてメモリ18に保持する。情報保持部24は、検出したエラー情報Derをメモリ18に1つ以上させる。
動作検知リモートシステム20は、メモリ18に保持したエラー情報Derを送信部17から電子キー1の操作対象(例えば車両2)に送信させる情報通知部25を備えることが好ましい。情報通知部25は、例えばキー制御部15に設けられることが好ましい。情報通知部25は、スマート通信の過程でエラー情報Derを車両2に送信することが好ましい。
動作検知リモートシステム20は、エラー情報Derを基に通知の動作を実行する通知実行部26を備えることが好ましい。通知実行部26は、例えば照合ECU4に設けられることが好ましい。例えば、通知実行部26は、電子キー1からエラー情報Derを通信により取得し、このエラー情報Derを車内の表示部によって実行することが好ましい。この表示部は、例えば車内のカーナビゲーションシステムのディスプレイを使用することが好ましい。
動作検知リモートシステム20は、動き検知操作がエラーとなったときに警告音を発生するか否かを選択させる警告選択部27と、警告音の出力が有効に選択されているとき、エラー発生時において警告音を発生させる警告実行部28とを備えることが好ましい。警告選択部27及び警告実行部28は、例えば照合ECU4に設けられることが好ましい。警告選択部27は、警報の有効無効を車両2においてユーザに選択させることが好ましい。警告実行部28は、例えば通信により警告音有効切替要求を電子キー1に送信することにより、警告の動作を実行可能な状態に電子キー1を設定しておく。
次に、図3〜図11を用いて、動作検知リモートシステム20のエラー理由通知機能の動作を説明する。
図3に、操作エラーが発生したときの検出信号Smtの波形を図示する。同図は、1回目の動き操作に要する時間T’が規定時間T1を超えた例、つまり1回目の動き操作の操作速度が正規よりも遅い例を示す。エラー監視部23は、1回目の動き操作の時間が規定時間T1を超えることを確認することにより、1回目の動き操作の操作速度が正規よりも遅いという操作エラーを認識する。エラー監視部23は、1回目の動き操作の操作速度が遅いという監視結果を情報保持部24に出力する。
図4に、メモリ18に書き込まれるエラー情報Derの具体例を図示する。例えば、エラー情報Derは、動き判定のパラメータである特徴量ごとにエラー状態が書き込まれた情報群から構築されることが好ましい。具体的には、1回目の動き操作が小さい又は大きいのかを書き込む欄29、1回目の動き操作の時間が短い又は長いのかを書き込む欄30、2回目の動き操作が小さい又は大きいのかを書き込む欄31、2回目の動き操作の時間が短い又は長いのかを書き込む欄32などを備えることが好ましい。例えば、動き操作が小さい又は短いとき、2値符号の「0」が書き込まれ、動き操作が大きい又は長いとき、2値符号の「1」が書き込まれることが好ましい。
情報保持部24は、エラー監視部23からエラーの監視結果を新たに入力する度、それをメモリ18に蓄積していくことにより、エラー情報Derをメモリ18に1つ以上保持する。つまり、操作エラーが複数検出された場合であっても、これらをメモリ18に保持することが可能である。情報保持部24は、保持可能な最大のエラー情報Derをメモリ18に既に保持している状態のとき、新たなエラー情報Derを入力すると、最も古いエラー情報Derを破棄して最新のエラー情報Derを取り込むことにより、メモリ18を更新する。
図5に、スマート通信(例えば車内スマート通信)の具体的な通信シーケンスを図示する。車内送信機11は、例えばドアカーテシスイッチにより車両ドアの開操作を検出して、電子キー1が車内に進入したと判断すると、車内送信機11から車内にウェイク信号Swkを断続的にLF送信して、車内スマート通信を実行する。電子キー1は、ウェイク信号Swkを受信すると起動し、アック信号Sack1を車両2にUHF送信する。照合ECU4は、ウェイク信号Swkを送信してから一定時間内にアック信号Sack1を受信できると、車両2の固有IDである車両コードSviを車内送信機11から電子キー1にLF送信し、電子キー1に車両コード照合を実行させる。電子キー1は、車両コード照合が成立することを確認すると、アック信号Sack2を車両2にUHF送信する。
照合ECU4は、車両コードSviを送信してから一定時間内にアック信号Sack2を受信できると、車内送信機11から電子キー1にチャレンジ信号SchをLF送信してチャレンジレスポンス認証を実行する。例えば、チャレンジ信号Schは、送信の度にコードが毎回変わるチャレンジコードと、車両2に登録された何番目のキーかを表すキー番号とを含む信号である。電子キー1は、チャレンジ信号Schを受信すると、まずキー番号照合を行い、キー番号照合が成立すれば、チャレンジコードを電子キー1の暗号鍵に通すことにより、レスポンスコードを演算する。
電子キー1は、レスポンスコードの演算後、レスポンス信号Srsを車両2にUHF送信する。このとき、情報通知部25は、メモリ18に保持されている全てのエラー情報Derをレスポンス信号Srsに乗せて車両2に送信させることが好ましい。このため、レスポンス信号Srsは、電子キー1が演算したレスポンスコードと、電子キー1に登録された電子キーIDと、メモリ18に保持された全てのエラー情報Derとを含む信号であることが好ましい。なお、エラー情報Derがメモリ18に保持されていない場合、レスポンス信号Srsはレスポンスコード及び電子キーIDのみ含む信号で送信される。
照合ECU4は、チャレンジ信号Schを送信してから一定時間内にレスポンス信号Srsを受信できると、レスポンス照合及び電子キーID照合を実行する。レスポンス照合は、電子キー1から受信したレスポンスコードと、照合ECU4が同様に演算したレスポンスコードとを比較する照合である。電子キーID照合は、電子キー1から受信した電子キーIDと、照合ECU4に登録が済んだ電子キーIDとを比較する照合である。照合ECU4は、これら照合が成立することを確認すると、車内スマート照合を成立として処理する。
図6に示すように、通知実行部26は、電子キー1から受信したエラー情報Derを基に、操作対象(例えば車両2)において動き検知の操作のアドバイスや注意喚起等を実行する。操作アドバイスや注意喚起は、例えばカーナビゲーションシステムの画面33で実行されることが好ましい。操作アドバイスや注意喚起の通知画面34は、例えば一定時間のみ通知されることが好ましい。操作アドバイスや注意喚起は、通知画面34による視覚的な通知、音声による聴覚的な通知、又はこれらの両方など、種々の組み合わせが可能である。通知実行部26は、電子キー1から受信するエラー情報Derに応じた操作アドバイスや注意喚起を通知する。通知実行部26は、エラー情報Derが複数ある場合、これらエラー情報Derを画面上に一度に表示してもよいし、選択的に表示可能としてもよい。
通知実行部26は、電子キー1から受信するエラー情報Derが複数あることを条件に、アドバイスや注意喚起の通知を実行可能としてもよい。この場合、偶発的に操作エラーが1回のみ発生したときには、エラー情報Derの通知が実行されないので、不要な通知を実行させずに済む。
また、通知実行部26は、操作エラーの内容が同じ又は似たものが複数あることを条件に、そのエラー情報Derを通知するように動作してもよい。例えば、1回目の動き操作が小さい操作エラーが複数発生したとき、1回目の動き操作で速さが足りないことをユーザに通知する。この場合、同じ又は似た操作エラーが複数回発生しないと、アドバイスや注意喚起が通知されないので、的確な通知を実行するのに一層有利となる。
通知実行部26は、例えば車両2のエンジンスイッチ14がIGオン(ACCオンも可)に操作されたとき、エラー情報Derの通知を実行するようにしてもよい。この場合、エンジンスイッチ14がIGオン(ACCオンも可)されると、カーナビゲーションシステムの画面33も電源投入されることとなるが、その起動とともに、カーナビゲーションシステムの画面33にエラー情報Derを通知することが可能となる。よって、乗車してエンジン7の始動操作を行うユーザに対し、エラー情報Derをスムーズに通知することが可能となる。
図7に示すように、例えば電子キー1に、ユーザが所持するユーザ端末35と通信可能な通信部36が設けられる場合、このユーザ端末35にエラー情報Derを表示することも可能である。ユーザ端末35は、例えば高機能携帯電話であることが好ましい。また、電子キー1とユーザ端末35との通信は、例えば近距離無線通信を用いることが好ましい。近距離無線通信は、例えばNFC(Near Field Communication)が好ましい。
ユーザ端末35にエラー情報Derを表示するには、ユーザ端末35を電子キー1にかざす操作をとる。電子キー1は、近距離無線通信において自身とペアリングされたユーザ端末35であることが確認できると、メモリ18に保持したエラー情報Derを、近距離無線通信によりユーザ端末35に送信する。ユーザ端末35は、電子キー1から受信したエラー情報Derをユーザ端末35の画面37に表示することにより、操作アドバイスや注意喚起をユーザ端末35においてユーザに通知する。なお、ユーザ端末35は、電子キー1からエラー情報Derを受信したとき、直ぐに画面にエラー情報Derを表示するのではなく、例えばユーザ端末35が待機状態から起動状態に操作されたとき、エラー情報Derを受信してから一定時間内であれば、エラー情報Derを表示するように作動することが好ましい。
図8に示すように、エラー情報Derは、操作エラーが車両2のどの位置で発生したのかを表す位置情報Dpsを備えてもよい。この場合、車外送信機10(図8は助手席側車外送信機10b)は、スマート通信時、自身がどの位置の送信機なのかを表す位置情報Dpsを送信する。位置情報Dpsは、電波がどの車外送信機10a,10bから送信されたのかを通知できる情報であることが好ましい。つまり、運転席側車外送信機10aから送信される位置情報Dpsは運転席側から送信されたことを通知する情報を含み、助手席側車外送信機10bから送信される位置情報Dpsは助手席側から送信されたことを通知する情報を含む。位置情報Dpsは、スマート通信の通信過程であれば、いつ車両2から電子キー1に送信されてもよい。情報保持部24は、操作エラーが発生したことを確認したとき、そのときに確立の状態にあるスマート通信において受信した位置情報Dpsを、エラー情報Derに紐付けした上でメモリ18に保持する。
情報通知部25は、ある車内スマート通信のとき、車内スマート通信の通信課程において、組をなすエラー情報Der及び位置情報Dpsを車両2に送信する。通知実行部26は、組をなすエラー情報Der及び位置情報Dpsを受信すると、操作エラーが発生した位置を対応付けてエラー情報Derをユーザに通知する。
図9に、エラー情報Derの通知画面34の一例を図示する。同図に示されるように、通知実行部26は、エラー情報Derの通知時、操作対象の表示部に、通知を実行するか否かを選択する選択操作部38を表示することが好ましい。この表示部は、例えばカーナビゲーションシステムの画面33が好ましい。通知実行部26は、選択操作部38を表示部に一定時間のみ表示することが好ましい。選択操作部38は、例えば通知画面34上の表示ボタンであることが好ましい。例えば、選択操作部38は、操作覚えがあるときに操作する第1選択操作部(アナウンス通知ボタン)38aや、操作覚えがないときに操作される第2選択操作部(注意喚起通知ボタン)38bであることが好ましい。選択操作部38は、タッチパネルを操作する方式や、画面上のカーソルをボタンに併せて別の決定ボタンを操作する方式など、種々の方式が適用可能である。
通知実行部26は、第1選択操作部38aが操作されたことを確認すると、例えば「もう少し速く操作すれば認識します」などの操作ガイドの画面39をカーナビゲーションシステムの画面33に表示する。通知実行部26は、第2選択操作部38bが操作されたことを確認すると、例えば「乗車前に助手席付近で行った操作が誤認識される可能性があります」などの注意喚起の画面40をカーナビゲーションシステムの画面33に表示する。
図9に示すように、警告選択部27は、例えば表示部に注意喚起の画面40を表示したとき、この画面40に、警告音の出力の有効無効を選択する有効無効操作部41を表示することが好ましい。有効無効操作部41は、例えば画面上の表示ボタンであることが好ましい。警告選択部27は、注意喚起の画面40において有効無効操作部41が操作されたことを確認すると、警告音の出力を有効に設定する。
図10に示すように、警告実行部28は、警告音の出力が有効に設定されたことを確認すると、例えば通信により警告音有効切替要求を電子キー1に送信する。警告音有効切替要求は、有効無効操作部41が操作された時点で直ぐに電子キー1に送信されてもよいし、次のスマート通信の通信課程で電子キー1に送信されてもよい。いずれにせよ、電子キー1は、車両2から警告音有効切替要求を受信すると、警告音を報知可能な動作状態に入る。このとき、車両2で警告音を発生するのであれば、エラー情報Derが検出された時点で、それを車両2に送信することにより、操作エラーが発生したことを車両2で通知する。また、電子キー1で警告音を発生するのであれば、電子キー1で操作エラーが検出された時点で、それを電子キー1において報知する。
図11に示すように、エラー情報Derは、動き検知操作がエラーとなったときの発生時間である時間情報Dtmを備えてもよい。例えば、車外送信機10(図11は助手席側車外送信機10b)は、スマート通信時、現在時刻の時間情報Dtmを送信する。時間情報Dtmは、車載されたタイマ(時計)から取得することが好ましい。時間情報Dtmは、スマート通信の通信課程であれば、いつ車両2から電子キー1に送信されてもよい。情報保持部24は、操作エラーが発生したことを確認したとき、そのときに確立の状態にあるスマート通信において受信した時間情報Dtmを、エラー情報Derに紐付けした上でメモリ18に保持する。
情報通知部25は、ある車内スマート通信のとき、スマート通信の通信過程において、組をなすエラー情報Der及び時間情報Dtmを車両2に送信する。通知実行部26は、組をなすエラー情報Der及び時間情報Dt mを受信すると、時間情報Dtmから判明する時刻が一定時間内であれば、エラー情報Derをユーザに通知する。こうすれば、過去(例えば1日前)に取得したエラー情報Derを通知せずに済むので、通知精度の確保に一層有利となる。
本実施形態の構成によれば、以下に記載の効果を得ることができる。
(1)動作検出部19から出力される検出信号Smtの特徴量を確認することにより、動き検知操作が操作エラーか否かが判定され、操作エラーと判定されたとき、そのエラー情報Derが電子キー1のメモリ18に保持される。そして、そのエラー情報Derを通知して、ユーザに具体的なエラー内容を知らせる。よって、動き検知操作がどのようなエラーであったのかをユーザに通知することができる。
(2)エラー情報Derは、電子キー1のメモリ18に保持される。よって、エラー情報Derを記憶するにあたり、無線等でやり取りを行わずに済むので、エラー情報Derをミスなく書き込むのに有利となる。
(3)メモリ18には複数のエラー情報Derが書き込み可能であり、メモリ18にエラー情報Derが最大数書き込み済みのときに新たなエラー情報Derを取得すると、最も古いエラー情報Derを破棄して、新規に取り込んだエラー情報Derをメモリ18に書き込む。よって、メモリ18を更新することができ、最適なエラー情報Derをメモリ18に逐次保持しておくことができる。
(4)メモリ18に複数のエラー情報Derが保持されていることを条件に、エラー情報Derの通知を実行してもよいこととした。よって、例えば偶発的に1回のみ操作エラーが発生しても、それを操作エラーとして通知せずに済むので、操作エラーの通知を精度よく行うのに有利となる。
(5)同一又は似た操作エラーが複数発生したことを条件に、エラー情報Derの通知を実行してもよいこととした。よって、ユーザが繰り返し行ってしまう可能性の高い操作エラーを、的確に通知することができる。
(6)車外送信機10(車内送信機11)からスマート通信時に送信される電波に位置情報Dpsを含ませておき、動き検知操作に操作エラーが発生したとき、そのタイミングで受信した位置情報Dpsをエラー情報Derに紐付けしてメモリ18に保持する。そして、操作エラーの通知時、メモリ18に保持した位置情報Dpsに基づき、操作エラーが発生した位置も通知する。よって、エラー情報Derをより詳しくユーザに通知することができる。
(7)車外送信機10(車内送信機11)からスマート通信時に送信される電波に時間情報Dtmを含ませておき、動き検知操作に操作エラーが発生したとき、そのタイミングで受信した時間情報Dtmをエラー情報Derに紐付けしてメモリ18に保持する。そして、操作エラーの通知時、メモリ18に保持した時間情報Dtmに基づき、操作エラーが発生してから一定時間内であれば、操作エラーの通知を実行する。よって、過去に検出された操作エラーは通知から除くことが可能となるので、操作エラーの通知を精度よく行うのに有利となる。
(8)カーナビゲーションシステムの画面33(注意喚起の画面40)に、警告音の出力の有効無効を選択する有効無効操作部41を表示する。よって、操作エラーの検出時に警告音を出力するか否かを設定することが可能となるので、警告音の出力を有効としておけば、どの操作がエラー操作なのかを、直ぐにユーザに知らせることができる。
(9)車両2のエンジンスイッチ14がオンされると、カーナビゲーションシステムの画面33に操作エラーの通知が自動で表示される。ところで、エンジンスイッチ14がオンされると、車両2の各機器に電源が入り、カーナビゲーションシステムにも電源が投入される。よって、乗車したユーザがエンジンスイッチ14をオンしたとき、その操作過程の流れの中で、操作エラーを好適なタイミングでユーザに通知することができる。
(10)カーナビゲーションシステムの画面33(通知画面34)に、エラー通知の動作を実行するか否かを選択する選択操作部38を表示させ、この選択操作部38が操作されたときに、操作エラーの通知を開始する。よって、ユーザが希望しないにも関わらず通知を闇雲に実行させずに済む。
(11)選択操作部38は通知画面34において一定時間表示され、一定時間経過後は非表示に切り替えられる。よって、選択操作部38を必要な時間帯のみ表示させておくことができる。
(12)動き検知操作の正否は、検出信号Smtにおける複数の特徴量において、これらが正規値をとるか否かにより判定される。よって、検出信号Smtの特徴量の正否を確認するという簡素な判定により、操作エラーの有無を判断することができる。
(13)通知画面34に第1選択操作部38a及び第2選択操作部38bを設け、第1選択操作部38aが操作されたときには、エラー情報Derを操作アドバイスとして通知し、第2選択操作部38bが操作されたときには、エラー情報Derを注意喚起として通知する。よって、操作アドバイスと注意喚起との2種類をユーザに通知することができる。
なお、実施形態はこれまでに述べた構成に限らず、以下の態様に変更してもよい。
・図12に示すように、電子キー1において検出されたエラー情報Derを車両2に送信することにより、エラー情報Derを車両2のメモリ9で保持してもよい。この場合、電子キー1のメモリ領域をエラー情報Derに占有されずに済む。
・図13に示すように、車両2が電子キー1からエラー情報Der受信し、これを車両2からユーザ端末35に送信することで、ユーザ端末35におけるエラー通知を実現してもよい。この場合、車両2及びユーザ端末35の無線通信には、例えばブルートゥース(R)などが使用可能である。
・電子キーシステム3は、電子キー1からの通信を契機に狭域無線によりID照合を行うワイヤレスキーシステムを備えてもよい。この場合、動き検知操作のときに電子キー1から送信される機器制御信号Swlは、ワイヤレス通信のときに電子キー1から送信される電波と同様の形式の信号としてもよい。
・操作エラーの通知は、車両2のみで実行されることに限らず、例えば車両2及びユーザ端末35の両方で実行することも可能である。
・操作エラーの通知は、例えば電子キー1で実行してもよい。
・操作エラーの開始は、車両2のエンジンスイッチ14がオンされたタイミングに限定されず、例えば車両ドアを開操作したときや、ユーザが乗車したときなど、他のタイミングに変更可能である。
・操作エラーを通知する表示部は、カーナビゲーションシステムの画面33に限らず、他の機器や装置に変更してもよい。
・選択操作部38を電子キー1やユーザ端末35の画面に表示して、ユーザ端末35や電子キー1で操作エラーの通知を開始可能としてもよい。
・警告音の有効無効の設定は、例えば電子キー1やユーザ端末35で選択可能としてもよい。
・警告音は、例えば電子キー1やユーザ端末35で実行することも可能である。
・有効にされた警告音は、無効に戻すことも可能である。
・位置情報Dpsや時間情報Dtmを送信するアンテナは、キー操作フリーシステム用の車外送信機10や車内送信機11に限らず、他の送信アンテナに変更してもよい。
・例えば、電子キー1がGPS(Global Positioning System)を搭載していれば、車両2に対する電子キー1の位置をGPSにより割り出すことも可能である。
・電子キー1が例えばタイマ(時計)を搭載していれば、そのタイマから時間情報Dtmを取得してもよい。
・時間情報Dtmから操作エラーが発生した時間を操作エラーとともに通知してもよい。
・メモリ18は、エラー情報Derを1つのみ保持可能としてもよい。
・動き検知操作が操作エラーか否かの判定は、検出信号Smtの特徴量を確認する方式に限らず、種々の方式に変更可能である。
・車外送信機10は、運転席前後及び助手席前後の4つ設けられてもよい。
・キー操作フリーシステムは、例えば運転席側と助手席側とに各々送信アンテナを設けておき、これらアンテナから送信される電波に対する電子キー1の応答の組み合わせにより、電子キー1の位置を判定するものでもよい。
・電子キー1の操作対象は、車両2に限らず、例えば住宅の扉など、他の機器や装置に変更可能である。
1…電子キー、2…操作対象の一例である車両、9…メモリ、14…エンジンスイッチ、18…メモリ、19…動作検出部、20…動作検知リモートシステム、23…エラー監視部、24…情報保持部、26…通知実行部、27…警告選択部、28…警告実行部、33…車内の表示部の一例であるカーナビゲーションシステムの画面、35…ユーザ端末、38(38a,38b)…選択操作部、Smt…検出信号、Der…エラー情報、Dps…位置情報、Dtm…時間情報。

Claims (12)

  1. 電子キーに発生する動きを、当該電子キーに設けられた動作検出部によって検出し、当該動作検出部から出力される検出信号を基に操作対象を遠隔操作する動作検知リモートシステムにおいて、
    前記動作検出部の検出信号を監視することにより、動き検知操作がエラーか否かを監視するエラー監視部と、
    前記動き検知操作がエラーのとき、そのエラー情報をメモリに保持し、当該エラー情報を1つ以上保持可能な情報保持部と、
    前記操作対象、ユーザ端末及び電子キーの少なくとも1つで前記エラー情報を通知する通知実行部とを備え
    前記通知実行部は、前記エラー情報が前記メモリに複数保持されていることを、前記通知を実行する条件とする
    ことを特徴とする動作検知リモートシステム。
  2. 電子キーに発生する動きを、当該電子キーに設けられた動作検出部によって検出し、当該動作検出部から出力される検出信号を基に操作対象を遠隔操作する動作検知リモートシステムにおいて、
    前記動作検出部の検出信号を監視することにより、動き検知操作がエラーか否かを監視するエラー監視部と、
    前記動き検知操作がエラーのとき、そのエラー情報をメモリに保持し、当該エラー情報を1つ以上保持可能な情報保持部と、
    前記操作対象、ユーザ端末及び電子キーの少なくとも1つで前記エラー情報を通知する通知実行部とを備え
    前記通知実行部は、前記エラー情報が前記メモリに複数保持されているとともに、同一又は似たエラー情報が複数存在することを、当該エラー情報の通知を実行する条件とする
    ことを特徴とする動作検知リモートシステム。
  3. 電子キーに発生する動きを、当該電子キーに設けられた動作検出部によって検出し、当該動作検出部から出力される検出信号を基に操作対象を遠隔操作する動作検知リモートシステムにおいて、
    前記動作検出部の検出信号を監視することにより、動き検知操作がエラーか否かを監視するエラー監視部と、
    前記動き検知操作がエラーのとき、そのエラー情報をメモリに保持し、当該エラー情報を1つ以上保持可能な情報保持部と、
    前記操作対象、ユーザ端末及び電子キーの少なくとも1つで前記エラー情報を通知する通知実行部とを備え
    前記エラー監視部は、前記エラーの発生場所を示す位置情報を取得し、
    前記情報保持部は、前記エラー情報及び位置情報を紐付けして前記メモリに保持し、
    前記通知実行部は、前記通知を実行するとき、前記位置情報を基に前記エラーの発生場所も通知する
    ことを特徴とする動作検知リモートシステム。
  4. 電子キーに発生する動きを、当該電子キーに設けられた動作検出部によって検出し、当該動作検出部から出力される検出信号を基に操作対象を遠隔操作する動作検知リモートシステムにおいて、
    前記動作検出部の検出信号を監視することにより、動き検知操作がエラーか否かを監視するエラー監視部と、
    前記動き検知操作がエラーのとき、そのエラー情報をメモリに保持し、当該エラー情報を1つ以上保持可能な情報保持部と、
    前記操作対象、ユーザ端末及び電子キーの少なくとも1つで前記エラー情報を通知する通知実行部とを備え
    前記エラー監視部は、前記動き検知操作がエラーとなったときの発生時間である時間情報を取得し、
    前記情報保持部は、前記エラー情報及び時間情報を紐付けして前記メモリに保持し、
    前記通知実行部は、前記時間情報を基に前記エラー情報の発生時間を確認し、エラー発生から一定時間内であれば、当該エラー情報の通知を実行する
    ことを特徴とする動作検知リモートシステム。
  5. 前記情報保持部は、前記エラー情報を前記電子キーのメモリに保持する
    ことを特徴とする請求項1〜4のうちいずれか一項に記載の動作検知リモートシステム。
  6. 前記情報保持部は、前記エラー情報を複数保持可能であり、当該エラー情報が最大量保持されているときに新しいエラー情報を受け付けると、最も古いものを前記メモリから破棄して前記新しいエラー情報を当該メモリに保持することにより、該メモリを更新する
    ことを特徴とする請求項1〜5のうちいずれか一項に記載の動作検知リモートシステム。
  7. 前記動き検知操作がエラーとなったときに警告音を発生するか否かを選択させる警告選択部と、
    前記警告音の出力が有効に選択されているとき、エラー発生時において警告音を発生させる警告実行部とを備えた
    ことを特徴とする請求項1〜のうちいずれか一項に記載の動作検知リモートシステム。
  8. 前記通知実行部は、車両のエンジンスイッチがオンに操作されたとき、車内の表示部で
    前記通知を実行する
    ことを特徴とする請求項1〜のうちいずれか一項に記載の動作検知リモートシステム。
  9. 前記通知実行部は、前記操作対象又はユーザ端末の表示部に、前記通知を実行するか否かを選択する選択操作部を表示し、当該選択操作部の操作結果に基づき、前記通知を実行する
    ことを特徴とする請求項1〜のうちいずれか一項に記載の動作検知リモートシステム。
  10. 前記通知実行部は、前記表示部に前記選択操作部を一定時間のみ表示する
    ことを特徴とする請求項に記載の動作検知リモートシステム。
  11. 前記動作検出部の検出信号には、その信号波形において、各々種類の異なる複数の特徴量があり、
    前記エラー監視部は、前記特徴量が一定数のみ合致するとき、前記動き検知操作がエラーであると認識する
    ことを特徴とする請求項1〜10のうちいずれか一項に記載の動作検知リモートシステム。
  12. 前記通知実行部は、前記エラー情報の通知にあたり、操作覚えがあるか否かをユーザに選択させ、操作覚えがあると選択されたとき、前記通知として動き検知操作の操作アドバイスを実行し、操作覚えがないと選択されたとき、前記通知として注意喚起を実行する
    ことを特徴とする請求項1〜11のうちいずれか一項に記載の動作検知リモートシステム。
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