JP2005226438A - キーレスエントリー装置、システム及び方法 - Google Patents

キーレスエントリー装置、システム及び方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ユーザ以外の者がドアの解錠を行うときのセキュリティを維持するとともに利便性を向上させるキーレスエントリー装置、キーレスエントリーシステム及びキーレスエントリー方法を提供する。
【解決手段】キーレスエントリーシステム1は、車両9のユーザが所持するキーレス送信機2と、サービスマンAが所持するサービスマン携帯電話4と、ユーザの車両9に搭載さた車載ユニット10とを備えている。車載ユニット10は、データベース10eに登録されたキーレス登録データとキーレス送信機2から送信された第1識別データとが一致していると判定されたとき、及びデータベース10eに一時登録された一時利用登録データとサービスマン携帯電話4から送信された第2識別データとが一致していると判定されかつ解錠規制条件を満たさないと判定されたときにのみ、ドアの解錠を行う。
【選択図】図1

Description

本発明は、キーレスエントリー装置、システム及び方法に関するものである。
従来から、キーレス送信機を用いて車両のドアの解錠を行うキーレスエントリーシステムが知られている(例えば、特許文献1を参照)。このキーレスエントリーシステムは、車両のユーザが所持しかつ車両のドアの解錠するためのキーレス送信機と、ドアの解錠を行うための各種データを蓄積・処理・検索等するために設けられた情報センターと、車両に搭載された車載ユニットとを備えている。キーレス送信機は、情報センターに識別データを送信可能なものである。情報センターは、キーレス送信機から送信された識別データと予め記憶している登録データとを照合して一致したときには、ドア解錠信号を車載ユニットに送信する。登録データは、キーレス送信機から送信された識別データと照合させるためのデータである。車載ユニットは、情報センターからドア解錠信号を受信したときには、ドアの解錠を行う。
特開2001−241229号公報
しかしながら、上記のキーレスエントリーシステムでは、ユーザとは異なる、車両の一時使用者(例えば、車両の修理等を行うサービスマン)が車両を使用するときは、ユーザは一時使用者に自分のキーレス送信機を一時的に貸したり又は自分の識別データを教える必要があった。このように、上記のキーレスエントリーシステムでは、ユーザが一時使用者に自分のキーレス送信機を貸したり又は自分の識別データを教えなければならないため利便性が悪く、また、一時使用者が、ユーザのキーレス送信機を所持し又はユーザの識別データを知ることによりドアの解錠をいつでも行うことができるので、高いセキュリティを確保できなかった。以上から、上記キーレスエントリーシステムでは、一時使用者がユーザの車両を使用するときの利便性が悪くかつセキュリティが悪化した。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、予め記憶している記憶データと携帯型通信機器から送信される送信データとの照合を行い該照合結果に基づき車両の少なくともドアの解錠を行うキーレスエントリー装置、キーレスエントリーシステム及びキーレスエントリー方法において、ユーザ以外の者がドアの解錠を行うときのセキュリティを維持するとともに利便性を向上させる技術を提供することにある。
第1の発明は、予め記憶している記憶データと携帯型通信機器から送信される送信データとの照合を行い該照合結果に基づき車両の少なくともドアの解錠を行うキーレスエントリー装置であって、上記車両専用の専用携帯型通信機器から送信される第1送信データと照合させるための第1記憶データを記憶する第1記憶手段と、汎用携帯型通信機器から送信される第2送信データと照合させるための第2記憶データを記憶する第2記憶手段と、予め設定された所定の条件を満たすときに任意のデータを受け付けて、該受け付けたデータを上記第2記憶データとして上記第2記憶手段に記憶させる第1登録手段と、上記汎用携帯型通信機器から第2送信データが送信されるときに該汎用携帯型通信機器から該第2送信データと共に送信される、上記汎用携帯型通信機器固有のデータを記憶する第3記憶手段と、予め設定された所定の条件を満たすときに上記汎用携帯型通信機器固有のデータを受け付けて、該受け付けたデータを上記第3記憶手段に記憶させる第2登録手段と、上記ドアの解錠を規制するための解錠規制条件を記憶する第4記憶手段と、上記専用携帯型通信機器から送信された第1送信データと上記汎用携帯型通信機器から送信された第2送信データ及び汎用携帯型通信機器固有のデータとを受信するように構成されていて、上記第1送信データを受信したときには、該第1送信データと上記第1記憶データとの照合を行い該照合結果が一致であるときにのみ上記ドアの解錠を行う一方、上記第2送信データ及び上記汎用携帯型通信機器固有のデータを受信したときには、該第2送信データと上記第2記憶データとの照合と共に上記汎用携帯型通信機器固有のデータの照合と上記解錠規制条件を満足するか否かの判定とを行い、上記各照合結果がそれぞれ一致でありかつ上記判定結果が不満足であるときにのみ上記ドアの解錠を行うと共に上記判定結果が満足であるときに上記照合結果に拘わらず上記ドアの解錠を規制する制御手段とを備えたことを特徴とするものである。
これにより、制御手段は、汎用携帯型通信機器から送信された第2送信データ及び汎用携帯型通信機器固有のデータを受信したときには、該第2送信データと第2記憶データとの照合と共に汎用携帯型通信機器固有のデータの照合と解錠規制条件を満足するか否かの判定とを行い、各照合結果がそれぞれ一致でありかつ判定結果が不満足であるときにのみドアの解錠を行う。すなわち、専用携帯型通信機器の所有者以外の者は、汎用携帯型通信機器を利用してドアの解錠を行い得る。よって、専用携帯型通信機器の所有者は、該所有者以外の者がドアの解錠を行うときに、専用携帯型通信機器を貸したり又は第1記憶データを教える必要がない。そのため、専用携帯型通信機器の所有者以外の者がドアの解錠を行うときの利便性を向上させることができる。
また、制御手段は、各照合結果がそれぞれ一致でありかつ判定結果が不満足であるときにのみドアの解錠を行うと共に判定結果が満足であるときに上記照合結果に拘わらずドアの解錠を規制する。このように、各照合結果がそれぞれ一致でありかつ判定結果が不満足であるときにのみドアの解錠を行い、それ以外のときはドアの解錠を規制するので、専用携帯型通信機器の所有者以外の者がドアの解錠を行うときのセキュリティを維持できる。
以上から、専用携帯型通信機器の所有者以外の者がドアの解錠を行うときのセキュリティを維持するとともに利便性を向上させることができる。
第2の発明は、上記第1の発明において、上記第1登録手段が、上記専用携帯型通信機器の所有者により任意に設定されたデータを受け付けて、該受け付けたデータを上記第2記憶データとして上記第2記憶手段に記憶させるように構成されていることを特徴とするものである。
これにより、第1登録手段は、専用携帯型通信機器の所有者により任意に設定されたデータを受け付けて、該受け付けたデータを第2記憶データとして第2記憶手段に記憶させるので、専用携帯型通信機器の所有者は、第2記憶データを任意に設定できる。そのため、専用携帯型通信機器の所有者以外の者がドアの解錠を行うときのセキュリティを確実に維持することができる。
第3の発明は、上記第1の発明において、所定データを上記専用携帯型通信機器の所有者が所有する汎用携帯型通信機器に送信する所定データ送信手段を備え、上記第1登録手段が、上記所定データ送信手段から上記専用携帯型通信機器の所有者が所有する汎用携帯型通信機器に送信された所定データと同じデータを該汎用携帯型通信機器から受け付けて、該受け付けたデータを上記第2記憶データとして上記第2記憶手段に記憶させるように構成されていることを特徴とするものである。
これにより、第1登録手段は、所定データ送信手段から専用携帯型通信機器の所有者が所有する汎用携帯型通信機器に送信された所定データと同じデータを該汎用携帯型通信機器から受け付けて、該受け付けたデータを第2記憶データとして第2記憶手段に記憶させるので、専用携帯型通信機器の所有者は、第2記憶手段に記憶させるデータを作る必要がない。
また、第1登録手段は、所定データ送信手段から専用携帯型通信機器の所有者が所有する汎用携帯型通信機器に送信された所定データと同じデータを該汎用携帯型通信機器から受け付けて、該受け付けたデータを第2記憶データとして第2記憶手段に記憶させるので、専用携帯型通信機器の所有者は、その所定データを第1登録手段が第2記憶データとして記憶させる前に確認できる。
以上から、専用携帯型通信機器の所有者以外の者がドアの解錠を行うときのセキュリティを確実に維持するとともに利便性をさらに向上させることができる。
第4の発明は、上記第1〜3のいずれか1つの発明において、上記第2記憶手段に記憶された第2記憶データを上記汎用携帯型通信機器に送信する第2記憶データ送信手段を備えたことを特徴とするものである。
これにより、第2記憶データ送信手段は、第2記憶手段に記憶された第2記憶データを汎用携帯型通信機器に送信するので、汎用携帯型通信機器の所有者は、その第2記憶データを第2送信データとして送信することにより、ドアの解錠を行い得る。そのため、専用携帯型通信機器の所有者以外の者がドアの解錠を行うときの利便性をさらに向上させることができる。
第5の発明は、上記第1の発明において、上記第1登録手段が、上記汎用携帯型通信機器の所有者により任意に設定されかつ該汎用携帯型通信機器から上記専用携帯型通信機器の所有者が所有する汎用携帯型通信機器に送信されたデータと同じデータを該汎用携帯型通信機器から受け付けて、該受け付けたデータを上記第2記憶データとして上記第2記憶手段に記憶させるように構成されていることを特徴とするものである。
これにより、第1登録手段は、汎用携帯型通信機器の所有者により任意に設定されかつ該汎用携帯型通信機器から専用携帯型通信機器の所有者が所有する汎用携帯型通信機器に送信されたデータと同じデータを該汎用携帯型通信機器から受け付けて、該受け付けたデータを第2記憶データとして第2記憶手段に記憶させるので、専用携帯型通信機器の所有者は、そのデータを第1登録手段が第2記憶データとして記憶させる前に確認できる。そのため、専用携帯型通信機器の所有者以外の者がドアの解錠を行うときのセキュリティを確実に維持することができる。
第6の発明は、上記第1の発明において、上記汎用携帯型通信機器から送信された、該汎用携帯型通信機器の所有者により任意に設定されたデータ及び上記汎用携帯型通信機器固有のデータを受け付ける受付手段と、上記受付手段によって受け付けたデータを上記専用携帯型通信機器の所有者が所有する汎用携帯型通信機器に送信する受付データ送信手段とを備え、上記第1登録手段が、上記汎用携帯型通信機器の所有者により任意に設定されかつ上記受付データ送信手段から上記専用携帯型通信機器の所有者が所有する汎用携帯型通信機器に送信されたデータと同じデータを該汎用携帯型通信機器から受け付けて、該受け付けたデータを上記第2記憶データとして上記第2記憶手段に記憶させるように構成され、上記第2登録手段が、上記受付データ送信手段から上記専用携帯型通信機器の所有者が所有する汎用携帯型通信機器に送信された汎用携帯型通信機器固有のデータと同じデータを上記専用携帯型通信機器の所有者が所有する汎用携帯型通信機器から受け付けて、該受け付けたデータを上記第3記憶手段に記憶させるように構成されていることを特徴とするものである。
これにより、第1登録手段は、汎用携帯型通信機器の所有者により任意に設定されかつ受付データ送信手段から専用携帯型通信機器の所有者が所有する汎用携帯型通信機器に送信されたデータと同じデータを該汎用携帯型通信機器から受け付けて、該受け付けたデータを第2記憶データとして第2記憶手段に記憶させるとともに、第2登録手段は、受付データ送信手段から専用携帯型通信機器の所有者が所有する汎用携帯型通信機器に送信された汎用携帯型通信機器固有のデータと同じデータを専用携帯型通信機器の所有者が所有する汎用携帯型通信機器から受け付けて、該受け付けたデータを第3記憶手段に記憶させるので、専用携帯型通信機器の所有者は、それらのデータをそれぞれ第1及び第2登録手段が第2記憶データ及び汎用携帯型通信機器固有のデータとして記憶させる前に確認できる。そのため、専用携帯型通信機器の所有者以外の者がドアの解錠を行うときのセキュリティを確実に維持することができる。
第7の発明は、上記第5又は第6の発明において、上記第2記憶手段に上記第2記憶データが記憶されたときに、その旨を上記汎用携帯型通信機器に通知する通知手段を備えたことを特徴とするものである。
これにより、通知手段は、第2記憶手段に第2記憶データが記憶されたときに、その旨を汎用携帯型通信機器に通知するので、汎用携帯型通信機器の所有者は、第2記憶手段に第2記憶データが記憶されたことを知ることができる。そのため、汎用携帯型通信機器の所有者は、ドアの解錠を行うことが可能であることを容易に知ることができる。
第8の発明は、上記第1の発明において、上記第2記憶データが、所定内容のデータを上記第2送信データとして送信することを上記汎用携帯型通信機器に要求する要求データであり、上記第2記憶手段に記憶された要求データを上記汎用携帯型通信機器に送信する要求データ送信手段を備え、上記制御手段は、上記汎用携帯型通信機器から送信された所定内容のデータを受信したときには、該所定内容のデータと上記要求データとの照合を行うように構成されていることを特徴とするものである。
第9の発明は、予め記憶している記憶データと携帯型通信機器から送信される送信データとの照合を行い該照合結果に基づき車両の少なくともドアの解錠を行うキーレスエントリーシステムであって、上記車両専用の専用携帯型通信機器と、上記専用携帯型通信機器から送信される第1送信データと照合させるための第1記憶データを記憶する第1記憶手段と、汎用携帯型通信機器と、上記汎用携帯型通信機器から送信される第2送信データと照合させるための第2記憶データを記憶する第2記憶手段と、予め設定された所定の条件を満たすときに任意のデータを受け付けて、該受け付けたデータを上記第2記憶データとして上記第2記憶手段に記憶させる第1登録手段と、上記汎用携帯型通信機器から第2送信データが送信されるときに該汎用携帯型通信機器から該第2送信データと共に送信される、上記汎用携帯型通信機器固有のデータを記憶する第3記憶手段と、予め設定された所定の条件を満たすときに上記汎用携帯型通信機器固有のデータを受け付けて、該受け付けたデータを上記第3記憶手段に記憶させる第2登録手段と、上記ドアの解錠を規制するための解錠規制条件を記憶する第4記憶手段と、上記専用携帯型通信機器から送信された第1送信データと上記汎用携帯型通信機器から送信された第2送信データ及び汎用携帯型通信機器固有のデータとを受信するように構成されていて、上記第1送信データを受信したときには、該第1送信データと上記第1記憶データとの照合を行い該照合結果が一致であるときにのみ上記ドアの解錠を行う一方、上記第2送信データ及び上記汎用携帯型通信機器固有のデータを受信したときには、該第2送信データと上記第2記憶データとの照合と共に上記汎用携帯型通信機器固有のデータの照合と上記解錠規制条件を満足するか否かの判定とを行い、上記各照合結果がそれぞれ一致でありかつ上記判定結果が不満足であるときにのみ上記ドアの解錠を行うと共に上記判定結果が満足であるときに上記照合結果に拘わらず上記ドアの解錠を規制する制御手段とを備えたことを特徴とするものである。
第10の発明は、予め記憶している記憶データと携帯型通信機器から送信される送信データとの照合を行い該照合結果に基づき車両の少なくともドアの解錠を行うキーレスエントリー方法であって、上記車両専用の専用携帯型通信機器から送信される第1送信データと照合させるための第1記憶データを記憶する第1記憶手段と、汎用携帯型通信機器から送信される第2送信データと照合させるための第2記憶データを記憶する第2記憶手段と、上記汎用携帯型通信機器から第2送信データが送信されたときに該汎用携帯型通信機器から該第2送信データと共に送信される、上記汎用携帯型通信機器固有のデータを記憶する第3記憶手段と、上記ドアの解錠を規制するための解錠規制条件を記憶する第4記憶手段とを予め設けていて、予め設定された所定の条件を満たすときに任意のデータを受け付けて、該受け付けたデータを上記第2記憶データとして上記第2記憶手段に記憶させる第1登録工程と、予め設定された所定の条件を満たすときに上記汎用携帯型通信機器固有のデータを受け付けて、該受け付けたデータを上記第3記憶手段に記憶させる第2登録工程と、上記専用携帯型通信機器から送信された第1送信データを受信したときには、該第1送信データと上記第1記憶データとの照合を行い該照合結果が一致であるときにのみ上記ドアの解錠を行う一方、上記汎用携帯型通信機器から送信された第2送信データ及び汎用携帯型通信機器固有のデータを受信したときには、該第2送信データと上記第2記憶データとの照合と共に上記汎用携帯型通信機器固有のデータの照合と上記解錠規制条件を満足するか否かの判定とを行い、上記各照合結果がそれぞれ一致でありかつ上記判定結果が不満足であるときにのみ上記ドアの解錠を行うと共に上記判定結果が満足であるときに上記照合結果に拘わらず上記ドアの解錠を規制する制御工程とを備えたことを特徴とするものである。
第11の発明は、上記第10の発明において、上記第1登録工程では、上記専用携帯型通信機器の所有者により任意に設定されたデータを受け付けて、該受け付けたデータを上記第2記憶データとして上記第2記憶手段に記憶させ、上記専用携帯型通信機器の所有者により任意に設定されたデータを該専用携帯型通信機器の所有者が所有する汎用携帯型通信機器から上記汎用携帯型通信機器に送信する工程を備えたことを特徴とするものである。
これにより、第1登録工程では、専用携帯型通信機器の所有者により任意に設定されたデータを受け付けて、該受け付けたデータを第2記憶データとして第2記憶手段に記憶させ、専用携帯型通信機器の所有者により任意に設定されたデータを専用携帯型通信機器の所有者が所有する汎用携帯型通信機器から汎用携帯型通信機器に送信する工程を備えているので、汎用携帯型通信機器の所有者は、専用携帯型通信機器の所有者により任意に設定されたデータを第2送信データとして送信することにより、ドアの解錠を行い得る。そのため、専用携帯型通信機器の所有者以外の者がドアの解錠を行うときの利便性をさらに向上させることができる。
本発明によれば、制御手段は、汎用携帯型通信機器から送信された第2送信データ及び汎用携帯型通信機器を受信したときには、該第2送信データと第2記憶データとの照合と共に汎用携帯型通信機器固有のデータの照合と解錠規制条件を満足するか否かの判定とを行い、各照合結果がそれぞれ一致でありかつ判定結果が不満足であるときにのみドアの解錠を行うと共に判定結果が満足であるときに上記照合結果に拘わらずドアの解錠を規制するので、専用携帯型通信機器の所有者は、該所有者以外の者がドアの解錠を行うときに、専用携帯型通信機器を貸したり又は第1記憶データを教える必要がなく、したがって、専用携帯型通信機器の所有者以外の者がドアの解錠を行うときのセキュリティを維持するとともに利便性を向上させることができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
(実施形態1)
図1に示すように、本発明の実施形態1に係るキーレスエントリーシステム1は、車両9のユーザが所持するキーレス送信機2と、車両9のユーザが所持するユーザ用カメラ付き携帯電話(以下、ユーザ携帯電話という)3と、ユーザの車両9の修理等を行うサービスマンAが所持するサービスマン用カメラ付き携帯電話(以下、サービスマン携帯電話という)4と、サーバ5と、公衆回線網6と、情報センター7と、各地に点在する基地局8,8,…と、ユーザの車両9に搭載されかつキーレス送信機2やサービスマン携帯電話4等を用いて車両9の少なくともドアの解錠を遠隔から行うための各種データ・コードを蓄積・処理・検索等する車載ユニット10とを備えている。サーバ5と車載ユニット10とがキーレスエントリー装置を構成している。なお、専用携帯型通信機器はキーレス送信機2に対応し、汎用携帯型通信機器はサービスマン携帯電話4に対応し、専用携帯型通信機器の所有者が所有する汎用携帯型通信機器はユーザ携帯電話3に対応し、第1及び第2登録手段、制御手段並びに第2記憶データ送信手段は車載ユニット10に対応する。
キーレス送信機2は車両9のドアの施錠・解錠専用の送信機であって、後述するキーレス登録データと照合させるための第1識別データを車載ユニット10に遠隔送信する機能を有している。なお、本発明に係る第1送信データは第1識別データに対応し、第1記憶データはキーレス登録データに対応する。
ユーザ携帯電話3は、基地局8、公衆回線網6及びサーバ5を介して車載ユニット10に、該車載ユニット10に解錠規制条件データとして記憶させるデータと一時利用登録データとして記憶させるデータとをメール送信する機能と、車載ユニット10から基地局8、公衆回線網6及びサーバ5を介して通報データをメール受信する機能とを有している。
解錠規制条件データ及び一時利用登録データはユーザにより任意に設定・登録されていて、ユーザにより遠隔から設定・設定変更可能である。本実施形態で言うところの「設定・登録」とは、ユーザが自分自身で作ったデータを車載ユニット10に設定・登録させることはもちろんのこと、ユーザ以外の者、例えば車両9の一時使用者(本実施形態では、サービスマンA)が作ったデータ又は車載ユニット10に予め記憶されている所定データ等を、ユーザが確認して承認した後に車載ユニット10に設定・登録させることも含む。解錠規制条件データとは、車両9のドアの解錠を規制するための条件である。一時利用登録データとは、サービスマンAによりサービスマン携帯電話4からメール送信される第2識別データと照合させるためのデータである。一時利用登録データは、ユーザにより作られた画像データとサービスマン携帯電話4固有のデータ(本実施形態では、サービスマン携帯電話4のメールアドレスのデータ)とによって構成される(一時利用登録データの詳細については後述する)。通報データとは、一時利用登録データとサービスマン携帯電話4から送信された第2識別データとの不一致の理由に関するデータ、又は解錠規制条件を満たす理由に関するデータである。なお、本発明に係る第2送信データ及び汎用携帯型通信機器固有のデータは第2識別データに対応し、第2記憶データ及び汎用携帯型通信機器固有のデータは一時利用登録データに対応する。
また、ユーザ携帯電話3は、GPS(全地球測位システム)を利用したGPS機能と、基地局8、公衆回線網6及びサーバ5を介して車載ユニット10にユーザ携帯電話3の地球上の位置(すなわち、ユーザの地球上の位置)のデータを送信する機能とを有している。ユーザ携帯電話3は、基地局8、公衆回線網6及びサーバ5を介して車載ユニット10に緊急無効化要求信号を送信する機能も有している。緊急無効化要求信号とは、一時利用登録データを緊急に無効化することを要求するための信号である。すなわち、緊急無効化要求信号とは、ドアの解錠を規制することを緊急に要求するための信号である。
サービスマン携帯電話4は、基地局8、公衆回線網6及びサーバ5を介して車載ユニット10に、一時利用登録データと照合させるための第2識別データをメール送信する機能と、車載ユニット10から基地局8、公衆回線網6及びサーバ5を介して通報データをメール受信する機能と、GPS機能と、基地局8、公衆回線網6及びサーバ5を介して車載ユニット10にサービスマン携帯電話4の地球上の位置(すなわち、サービスマンAの地球上の位置)のデータを送信する機能とを有している。
サーバ5はデータベース5aにアクセス可能に構成されていて、ユーザ携帯電話3、サービスマン携帯電話4及び車載ユニット10間のデータの送受信を行うものである。公衆回線網6は、サーバ5、情報センター7及び基地局8,8,…のそれぞれに接続されている。
車載ユニット10は、一時使用データ登録処理や照合処理や解錠規制条件判別処理や通報処理等を行う(図3〜図5を参照。これらの処理の詳細については後述する)。図2に示すように、車載ユニット10は、インターフェース10aを含む電話回線送受信装置(以下、送受信装置という)10bと、キーレス受信機10cと、GPSの人工衛星から送信される、車両9の地球上の位置のデータを受信する機能を持つGPS受信機10dと、後述するコントローラ10gからアクセス可能に構成されているキーレス用データベース(以下、データベースという)10eと、ドアの解錠を行うためのドア解錠用アクチュエータ10fと、少なくともドア解錠用アクチュエータ10fを制御するコントローラ10gとを有している。送受信装置10bとキーレス受信機10cとGPS受信機10dとデータベース10eとドア解錠用アクチュエータ10fとはそれぞれコントローラ10gに接続されている。
送受信装置10bは、ユーザ携帯電話3から送信された各種データを基地局8、公衆回線網6及びサーバ5を介してメール受信する機能と、サービスマン携帯電話4から送信された第2識別データを基地局8、公衆回線網6及びサーバ5を介してメール受信する機能と、データベース10eに登録された、一時利用登録データの画像データと車両9のメールアドレスのデータとを基地局8、公衆回線網6及びサーバ5を介してサービスマン携帯電話4にメール送信する機能と、基地局8、公衆回線網6及びサーバ5を介してユーザ及びサービスマン携帯電話3,4に通報データをメール送信する機能と、データベース10eに一時利用登録データ及び解錠規制条件データとして記憶させるデータを入力するためのフォーマットを送信する機能とを有している。
キーレス受信機10cは、キーレス送信機2から送信された第1識別データを受信する機能を有している。データベース10eは、キーレス送信機2及びサービスマン携帯電話4からそれぞれ送信された第1及び第2識別データに基づいてドアの解錠等を行うために必要な各種データを記憶する。データベース10eは、ユーザIDデータやユーザパスワードデータやキーレス登録データを記憶するユーザIDデータベースと、解錠規制条件データを記憶する解錠規制条件データベースと、一時利用登録データを記憶する一時利用登録データベースとを含んでいる。一時利用登録データベースは、一時利用登録データのうち画像データを記憶する画像データベースと、一時利用登録データのうちメールアドレスデータを記憶するメールアドレスデータベースとを含有している。また、データベース10eは上記のフォーマットも記憶している。なお、本発明に係る第1記憶手段はユーザIDデータベースに対応し、第2記憶手段は画像データベースに対応し、第3記憶手段はメールアドレスデータベースに対応し、第4記憶手段は解錠規制条件データベースに対応する。
コントローラ10gは、データベース10eに登録されたキーレス登録データとキーレス送信機2から送信された第1識別データとの照合又はデータベース10eに登録された一時利用登録データとサービスマン携帯電話4から送信された第2識別データとの照合等を行いその照合結果等に基づきドアの解錠等を行う機能を有している。
−ユーザがキーレス送信機を利用してドアの解錠を行うときのキーレスエントリーシステムの動作−
以下、図3に示すフローチャートを参照しながら、ユーザがキーレス送信機2を利用してドアの解錠を行うときのキーレスエントリーシステム1の動作について説明する。まず、ステップS1では、ユーザは、第1識別データをキーレス送信機2から車載ユニット10に送信する。次に、車載ユニット10はキーレス送信機2から送信された第1識別データを受信して、その第1識別データとキーレス登録データとを照合して(ステップS2)、それらが一致しているか否かを判定する(ステップS3)。ステップS3の判定結果がYESであるとき、すなわち、照合結果が一致であるときにはステップS4に進み、コントローラ10gはドア解錠用アクチュエータ10fにドア解錠信号を送信し、それにより、ドアが解錠され、さらに、エンジンも始動される。その結果、ユーザは車両9を使用できる。その後、スタートに戻る。一方、ステップS3の判定結果がNOであるときにはドアの解錠を行わず、スタートに戻る。
−サービスマンがサービスマン携帯電話を利用してドアの解錠を行うときのキーレスエントリーシステムの動作−
以下、図4及び図5に示すフローチャートや図6等を参照しながら、ユーザが一時利用登録データ等を設定するとき及びサービスマンAがサービスマン携帯電話4を利用してドアの解錠を行うときのキーレスエントリーシステム1の動作について説明する。なお、このとき、ユーザは車両9から離れた位置にある自宅に居る一方、サービスマンAは車両9近くにいるものとする(図1を参照)。また、ユーザはサービスマン携帯電話4のメールアドレス及び車両9のメールアドレスを知っている。
ここで、図6の(ユ)及び(サ)はそれぞれ各データの設定者を示し、(ユ)はデータ設定者がユーザであることを意味し、(サ)はデータ設定者がサービスマンAであることをを意味する。これは図17〜図19においても同様である。なお、図19の(センタ)はデータ設定者が車載ユニット10(サーバ5)であることを意味する。
(一時使用データ登録処理)
以下、ユーザによる一時利用登録データ等の設定時におけるキーレスエントリーシステム1の動作についての説明である。まず、ユーザは、ユーザ携帯電話3をフォーマット要求操作して、車載ユニット10にフォーマット送信を要求する(図6の(1)を参照)。次に、車載ユニット10はフォーマット(図7〜図13を参照)をユーザ携帯電話3に送信する(図6の(1)を参照)。そして、図7に示すように、ユーザ携帯電話3のディスプレイにはログイン画面20が表示される。ログイン画面20は、ユーザIDを入力するID欄21とユーザパスワードを入力するパスワード欄22とログインボタン23とを有している。ログイン画面20のID欄21及びパスワード欄22にそれぞれユーザID及びユーザパスワードを入力してログインボタン23を押すと、入力したユーザID及びパスワードがユーザ携帯電話3から車載ユニット10に送信される。
ユーザ携帯電話3から送信されたユーザIDデータ及びユーザパスワードデータとデータベース10eに登録されたユーザIDデータ及びユーザパスワードデータとをそれぞれ照合して、それらが一致していると判定されたときは、図8に示すように、ユーザ携帯電話3のディスプレイにはメニュー画面30が表示される。メニュー画面30は新規登録ボタン31と登録状況確認ボタン32と設定変更ボタン33とを有している。新規登録ボタン31を押すと、図9に示すように、ディスプレイには新規登録画面40が表示される。登録状況確認ボタン32を押すと、図11に示すように、ディスプレイには登録状況確認画面60が表示される。設定変更ボタン33を押すと、図13に示すように、ディスプレイには設定変更画面80が表示される。
図9に示すように、新規登録画面40は一時使用者設定欄41とシステム設定欄42と戻るボタン43と登録ボタン44とを有している。一時使用者設定欄41は、車両9の一時使用者(本実施形態では、サービスマンA)の名前を入力する名前欄41aと、一時使用者が所持する携帯電話(本実施形態では、サービスマン携帯電話4)のメールアドレスを入力するメールアドレス欄41bと、一時使用者の車両9の一時使用の目的を入力する目的欄41cとを含んでいる。なお、メールアドレス欄41bに入力されたデータが、一時利用登録データの一部を構成する。
システム設定欄42は、一時使用者が車両9を一時使用すること(すなわち、一時使用者がドアの解錠を行うこと)を許可する期間を入力する「使用許可の期間」欄42aと、一時使用者が車両9を一時使用すること(すなわち、一時使用者がドアの解錠を行うこと)を許可する範囲(具体的には、車両9の、ユーザの自宅からの距離)を入力する「使用許可の範囲」欄42bと、詳細設定ボタン42cとを含んでいる。詳細設定ボタン42cを押すと、図10に示すように、ディスプレイには詳細設定画面50が表示される。戻るボタン43を押すと、メニュー画面30に戻る。登録ボタン44を押すと、新規登録画面40及び詳細設定画面50の各欄にそれぞれ入力されたデータがユーザ携帯電話3から車載ユニット10に送信される。そして、それらのデータがサービスマン携帯電話4のメールアドレスデータ及び解錠規制条件データとして設定され、設定されたメールアドレスデータ及び解錠規制条件データがデータベース10eに一時登録される。なお、「使用許可の期間」欄42aに入力されたデータと「使用許可の範囲」欄42bに入力されたデータとが、解錠規制条件データの一部を構成している。
図10に示すように、詳細設定画面50は、詳細設定欄51と戻るボタン52と設定変更ボタン53とを有している。詳細設定欄51は、一時使用者がドアの解錠を行うことが可能な回数を入力する解錠可能回数欄51aと、一時使用者がドアの解錠を行うことが可能な範囲(具体的には、サービスマンAがサービスマン携帯電話4から第2識別データを送信したときにおけるサービスマンAの、車両9からの距離)を入力する解錠可能距離欄51bと、一時使用者がドアの解錠を行うことを許可する時間帯を入力する解錠許可時間帯欄51cと、エンジン始動禁止チェックボックス51dと、「解錠時の確認メール」チェックボックス51eとを含んでいる。エンジン始動禁止チェックボックス51dにチェックが入っている場合であって一時使用者がドアの解錠を行ったときには、ドアの解錠のみを行いエンジンの始動を行わない。「解錠時の確認メール」チェックボックス51eにチェックが入っている場合であって一時使用者がドアの解錠を行ったときには、確認メールが車載ユニット10からユーザ携帯電話3に送信される。戻るボタン52を押すと、新規登録画面40に戻る。設定変更ボタン53を押すと、ディスプレイには設定変更画面80が表示される。図10では、解錠可能回数欄51aには「30回以内」と入力され、解錠可能距離欄51bには「車から5m以内」と入力され、解錠許可時間帯欄51cには「4時00分〜24時00分」と入力されている。なお、解錠可能回数欄51aに入力されたデータと解錠可能距離欄51bに入力されたデータと解錠許可時間帯欄51cに入力されたデータとが、解錠規制条件データの一部を構成している。
図11に示すように、登録状況確認画面60は、新規登録画面40の一時使用者設定欄41及びシステム設定欄42にそれぞれ入力して設定・登録されたデータを表示する登録状況一覧表示部61と、詳細ボタン62と、変更ボタン63とを有している。詳細ボタン62を押すと、ディスプレイには詳細画面70が表示される。変更ボタン63を押すと、ディスプレイには設定変更画面80が表示される。図11の登録状況一覧表示部61には、「10月9日から10月10日の間に車の修理を行うサービスマンA」というデータと「12月5日の13時00分から15時00分の間にオイル交換を行うサービスマンB」というデータとが表示されている。
図12に示すように、詳細画面70には、新規登録画面40及び詳細設定画面50にそれぞれ入力して設定・登録されたデータが表示される。図12では、上記の「10月9日から10月10日の間に車の修理を行うサービスマンA」に関するデータが表示されている。戻るボタン71を押すと、登録状況確認画面60に戻る。
図13に示すように、設定変更画面80は新規登録画面40とほぼ同様の構成である。設定変更画面80では、新規登録画面40及び詳細設定画面50にそれぞれ入力して設定・登録されたデータの設定変更を行うことができる。戻るボタン81を押すと、詳細設定画面50又は登録状況確認画面60に戻る。登録ボタンを押すと、設定変更画面80に入力されたデータがユーザ携帯電話3から車載ユニット10に送信され、データベース10eに一時登録されたメールアドレスデータ及び解錠規制条件データがそれらのデータに設定変更され、設定変更されたデータがデータベース10eに一時登録される。
以上のようにして、ユーザは、サービスマン携帯電話4のメールアドレスデータと解錠規制条件データとして記憶させるデータとを、図9、図10及び図13に示す各画面40,50,80に入力する。
また、ユーザは、ユーザ携帯電話3のカメラにより車両9の一部(例えば、ナンバープレート)や人体の一部(例えば、ユーザの体の一部)や風景等のうちいずれか1つを写して、画像データを作る。なお、作られた画像データが、一時利用登録データの一部を構成する。
図4に示すように、ステップS5では、ユーザは、ユーザIDと解錠規制条件データとして記憶させるデータと一時利用登録データとして記憶させる画像データ及びメールアドレスデータとを、ユーザ携帯電話3から車載ユニット10に遠隔送信する(図6の(3)及び(4)を参照)。このとき、ユーザは、上記サービスマンBの携帯電話のメールアドレスデータも、ユーザ携帯電話3から車載ユニット10に遠隔送信する。
次に、車載ユニット10は、ユーザ携帯電話3から送信されたユーザIDとデータベース10eに登録されたユーザIDとを照合して(ステップS6)、それらが一致しているか否かを判定する(ステップS7,図6の(2)を参照))。ステップS7の判定結果がYESであるときにはステップS8に進む一方、ステップS7の判定結果がNOであるときにはスタートに戻る。なお、本発明に係る「予め設定された所定の条件を満たすとき」は、「ステップS7の判定結果がYESであるとき」に対応する。
ステップS8では、車載ユニット10は、ユーザ携帯電話3から送信されたデータを受信して、受信したデータを解錠規制条件データ及び一時利用登録データとしてデータベース10eに一時登録する。次に、ステップS9では、車載ユニット10は、一時利用登録データに含まれている画像データと車両9のメールアドレスデータとをサービスマン携帯電話4に送信する(図6の(5)を参照)。次に、ステップS10では、サービスマン携帯電話4は、車載ユニット10から送信された画像データ及び車両9のメールアドレスデータとを受信して一時登録する。ここまで、ユーザが一時利用登録データ等を設定するときのキーレスエントリーシステム1の動作について説明した。
(照合処理)
以下、サービスマンAによるドアの解錠の際のキーレスエントリーシステム1の動作について説明する。まず、図5に示すように、ステップS11では、サービスマンAは、サービスマン携帯電話4を所定操作することにより、サービスマン携帯電話4に一時登録された画像データとサービスマン携帯電話4のメールアドレスデータとによって構成される第2識別データを、サービスマン携帯電話4から車載ユニット10に送信する(図6の(6)を参照)。なお、サービスマン携帯電話4のメールアドレスデータは、サービスマン携帯電話4から画像データが送信されたときに該サービスマン携帯電話4から該画像データと共に自動的に同時に送信される。次に、ステップS12では、車載ユニット10は、サービスマン携帯電話4から送信された第2識別データを受信する。次に、ステップS13では、車載ユニット10は照合処理を行う。
以下、図14に示すフローチャートを参照しながら、車載ユニット10の照合処理について詳細に説明する。まず、一時利用登録データに含まれているメールアドレスデータとサービスマン携帯電話4から送信された第2識別データに含まれているメールアドレスデータとを照合して(ステップ13a)、それらが一致しているか否かを判定する(ステップ13b)。ステップS13bの判定結果がYESであるときにはステップS13cに進み、一時利用登録データに含まれている画像データとサービスマン携帯電話4から送信された第2識別データに含まれている画像データとを照合して、それらが一致しているか否かを判定する(ステップS13d)。ステップ13dの判定結果がYESであるときにはステップ13eに進み、一時利用登録データとサービスマン携帯電話4から送信された第2識別データとが一致していると判定する。その後、図5のステップS13に戻る。
一方、ステップS13b又はステップS13dの判定結果がNOであるときにはステップS13fに進み、その不一致の理由に関する通報データをユーザ及びサービスマン携帯電話3,4にそれぞれ通知(通報)する。その後、ステップS13gに進み、一時利用登録データとサービスマン携帯電話4から送信された第2識別データとが不一致であると判定する。このとき、サービスマンAは、ドアの解錠を行うことができない。すなわち、サービスマンAは、車両9を一時使用することができない。その後、図5のステップS13に戻る。ここまで、車載ユニット10の照合処理について詳細に説明した。
図5に示すように、ステップS14では、車載ユニット10は、一時登録された一時利用登録データとサービスマン携帯電話4から送信された第2識別データとを照合して、それらが一致しているか否かを判定する。ステップS14の判定結果がYESであるときにはステップS15に進む一方、ステップS14の判定結果がNOであるときにはステップS18に進む。
(解錠規制条件判別処理)
ステップS15では、車載ユニット10は解錠規制条件判別処理を行う。
以下、図15及び図16に示すフローチャートを参照にしながら、車載ユニット10の解錠規制条件判別処理について詳細に説明する。まず、ステップS15aでは、一時登録された各解錠規制条件データ(具体的には、「使用許可の期間」データや「使用許可の範囲」データや解錠可能回数データや解錠可能距離データや解錠許可時間帯データ等)を読み込む。次に、ステップS15bでは、現在の車両状態データ(具体的には、車両9の位置データや、サービスマンAが現在までにサービスマン携帯電話4を利用してドアの解錠を行った回数のデータ等)と、サービスマンAの位置データと、入力時刻データとを読み込む。入力時刻とは、サービスマンAがサービスマン携帯電話4から第2識別データを送信した時刻、言い換えれば、車載ユニット10がその第2識別データを受信した時刻である。
次に、ステップS15cでは、ユーザ携帯電話3から緊急無効化要求信号を受信したか否かを判定する。ステップS15cの判定結果がNOであるときにはステップS15dに進み、一時利用登録データとサービスマン携帯電話4から送信された第2識別データとが所定回数以上連続して不一致であるか否かを判定する。ステップS15dの判定結果がNOであるときにはステップS15eに進み、サービスマンAによりサービスマン携帯電話4から送信された第2識別データを現在までに受信した回数、又はサービスマンAが現在までにサービスマン携帯電話4を利用してドアの解錠を行った回数が解錠可能回数(本実施形態では、30回)よりも大きいか否かを判定する。ステップS15eの判定結果がNOであるときにはステップS15fに進み、データベース10eに一時利用登録データを一時登録してから所定時間以上経過したか否かを判定する。
ステップS15fの判定結果がNOであるときにはステップS15gに進み、ユーザ(言い換えれば、ユーザ携帯電話3)と車両9との距離が所定値以上であるか否かを判定する。ステップS15gの判定結果がNOであるときにはステップS15hに進み、車両9の現在位置が「使用許可の範囲」外(すなわち、有効範囲外)であるか否かを判定する。ステップS15hの判定結果がNOであるときにはステップS15iに進み、ユーザとサービスマンA(言い換えれば、サービスマン携帯電話4)との距離が所定値以上であるか否かを判定する。ステップS15iの判定結果がNOであるときにはステップS15jに進み、車両9の位置データとサービスマンAの位置データとに基づいて、車両9とサービスマンAとの距離を算出する。次に、ステップS15kでは、算出した、車両9とサービスマンAとの距離が解錠可能距離(本実施形態では、5m)よりも大きいか否かを判定する。
ステップS15kの判定結果がNOであるときにはステップS15lに進み、入力時刻(すなわち、現在時刻)が解錠許可時間帯外(本実施形態では、4時00分〜24時00分)であるか否かを判定する。ステップ15lの判定結果がNOであるときにはステップS15mに進み、サービスマンAがサービスマン携帯電話4を利用してドアの解錠を初めて行ったときからの経過時間が所定時間以上であるか否かを判定する。ステップ15mの判定結果がNOであるときにはステップS15nに進み、入力時刻が「使用許可の期間」外(有効期間外。本実施形態では、10月9日〜10月10日の期間外)であるか否かを判定する。ステップS15nの判定結果がNOであるときにはステップS15oに進み、解錠規制条件を満たさない(すなわち、解錠規制条件が不成立である)と判定する。次に、ステップS15pでは、エンジン始動禁止チェックボックス51dにチェックが入っているか否か、すなわち、エンジンの始動を規制するためのエンジン始動規制条件を満たすか否かを判定する。ステップS15pの判定結果がYESであるときにはステップS15qに進み、エンジンの始動を規制(禁止)する。その後、図5のステップS15に戻る。一方、ステップ15pの判定結果がNOであるときにはステップS15に戻る。
また、ステップS15cからステップS15iまで及びステップS15lからステップ15nまでの判定結果がYESであるときにはステップS15rに進み、解錠規制条件を満たす理由(すなわち、解錠規制条件が成立する理由)に関する通報データをユーザ及びサービスマン携帯電話3,4にそれぞれ通知(通報)する。ステップ15kの判定結果がYESであるとき、すなわち、車両9とサービスマンAとの距離が5mよりも大きいときには、その旨をサービスマン携帯電話4にのみ通知する。それから、ステップS15sに進み、解錠規制条件条件を満足する(すなわち、解錠規制条件が成立する)と判定する。このとき、サービスマンAは、ドアの解錠を行うことができない。すなわち、サービスマンAは、車両9を一時使用することができない。その後、その後、図5のステップS15に戻る。ここまで、車載ユニット10の解錠規制条件判別処理について詳細に説明した。なお、本発明に係る解錠規制条件は、ステップS15cからステップS15i及びステップS15kからステップS15nまでの各条件に対応する。
図5に示すように、ステップS16では、車載ユニット10は解錠規制条件を満たすか否かを判定する。ステップS16の判定結果がNOであるときにはステップS17に進み、コントローラ10gはドア解錠用アクチュエータ10fにドア解錠信号を送信する。それにより、ドアが解錠される。このとき、図16のステップS15pの判定結果がNOであるときには、コントローラ10gは、ドアの解錠及びエンジンの始動の両方を行う一方、ステップS15pの判定結果がYESであるときには、コントローラ10gは、ドアの解錠のみを行う。一方、図5に示すように、ステップS16の判定結果がYESであるときにはステップS18に進む。
(通報処理)
ステップS18では、車載ユニット10は、ドアが施錠又は解錠のいずれの状態にあるかのデータ(すなわち、ドアの解錠が規制されたか又は行われたかのデータ)を含む、車両9の使用状態のデータをユーザ携帯電話3に送信する。ステップS19では、ユーザ携帯電話3は、車両9の使用状態のデータを受信する。それにより、ユーザは、ドアが施錠又は解錠のいずれの状態にあるか等、車両9の使用状態を知ることができる。その後、スタートに戻る。ここまで、サービスマンAがサービスマン携帯電話4を利用してドアの解錠を行うときのキーレスエントリーシステム1の動作について説明した。
−効果−
以上により、本実施形態によれば、車載ユニット10は、サービスマン携帯電話4から送信されかつ画像データ及びサービスマン携帯電話4のメールアドレスデータによって構成される第2識別データを受信したときには、該画像データと一時利用登録データに含まれている画像データとの照合と共にサービスマン携帯電話4のメールアドレスデータの照合と解錠規制条件を満足するか否かの判定とを行い、各照合結果がそれぞれ一致でありかつ判定結果が不満足であるときにのみドアの解錠を行う。すなわち、ユーザ以外の者、例えばサービスマンAは、携帯電話4を利用してドアの解錠を行い得る。よって、ユーザは、ユーザ以外の者がドアの解錠を行うときに、キーレス送信機2を貸したり又はキーレス登録データを教える必要がない。そのため、ユーザ以外の者がドアの解錠を行うときの利便性を向上させることができる。また、車載ユニット10は、各照合結果がそれぞれ一致でありかつ判定結果が不満足であるときにのみドアの解錠を行うと共に判定結果が満足であるときに上記照合結果に拘わらずドアの解錠を規制する。このように、各照合結果がそれぞれ一致でありかつ判定結果が不満足であるときにのみドアの解錠を行い、それ以外のときはドアの解錠を規制するので、ユーザ以外の者がドアの解錠を行うときのセキュリティを維持できる。以上から、ユーザ以外の者がドアの解錠を行うときのセキュリティを維持するとともに利便性を向上させることができる。
また、車載ユニット10は、ユーザにより任意に設定された画像データを受け付けて、該受け付けたデータを一時利用登録データの画像データとしてデータベース10eに記憶させるので、ユーザは、一時利用登録データの画像データを任意に設定できる。そのため、ユーザ以外の者がドアの解錠を行うときのセキュリティを確実に維持することができる。
また、車載ユニット10は、データベース10eに記憶された一時利用登録データに含まれている画像データをサービスマン携帯電話4に送信するので、サービスマンAは、その画像データを第2識別データの一部として送信することにより、ドアの解錠を行い得る。そのため、ユーザ以外の者がドアの解錠を行うときの利便性をさらに向上させることができる。
なお、本実施形態では、車載ユニット10が一時利用登録データに含まれている画像データをサービスマン携帯電話4に送信しているが(図4のステップS9及び図6の(5)を参照)、ユーザが、その画像データをユーザ携帯電話3からサービスマン携帯電話4に直接送信しても良い。
(実施形態2)
本実施形態では、サービスマンAがユーザ携帯電話3のメールアドレスを予め知っている。そして、サービスマンAは、サービスマン携帯電話4のカメラにより車両9の一部や人体の一部(例えば、サービスマンAの体の一部)や風景等のうちいずれか1つを写して、画像データを作る。次に、サービスマンAは、作った画像データをサービスマン携帯電話4からユーザ携帯電話3に送信する(図17の(4)を参照)。次に、ユーザは、その画像データを確認して承認した後、その画像データと同じデータとサービスマン携帯電話4のメールアドレスデータとをユーザ携帯電話3から車載ユニット10に送信する(図17の(5)を参照)。次に、車載ユニット10は、それらのデータを一時利用登録データとしてデータベース10eに一時登録する。次に、車載ユニット10は、データベース10eに一時利用登録データが登録された旨を、サービスマン携帯電話4に通知する(図17の(6)を参照)。次に、サービスマンAは、上記画像データとサービスマン携帯電話4のメールアドレスデータとによって構成される第2識別データを、サービスマン携帯電話4から車載ユニット10に送信する(図17の(7)を参照)。なお、図17の(1)フォーマット要求/回答、(2)ユーザID照合、及び(3)解錠規制条件送信を含む、その他の点に関しては、実施形態1とほぼ同様である。また、本発明に係る通知手段は車載ユニット10に対応する。
−効果−
以上により、本実施形態によれば、車載ユニット10は、サービスマンAにより任意に設定されかつサービスマン携帯電話4からユーザ携帯電話3に送信された画像データと同じデータを該ユーザ携帯電話3から受け付けて、該受け付けたデータを一時利用登録データの画像データとしてデータベース10eに記憶させるので、ユーザは、その画像データを車載ユニット10が一時利用登録データの画像データとして記憶させる前に確認できる。そのため、ユーザ以外の者がドアの解錠を行うときのセキュリティを確実に維持することができる。
また、車載ユニット10は、データベース10eに一時利用登録データの画像データが記憶されたときに、その旨をサービスマン携帯電話4に通知するので、サービスマンAは、データベース10eに一時利用登録データの画像データが記憶されたことを知ることができる。そのため、サービスマンAは、ドアの解錠を行うことが可能であることを容易に知ることができる。
(実施形態3)
本実施形態では、サービスマンAが車両9のメールアドレスを予め知っている。そして、サービスマンAは、サービスマン携帯電話4のカメラにより車両9の一部や人体の一部(例えば、サービスマンAの体の一部)や風景等のうちいずれか1つを写して、画像データを作る。次に、サービスマンAは、作った画像データとサービスマン携帯電話4のメールアドレスデータとを、サービスマン携帯電話4から車載ユニット10に送信する(図18の(4)を参照)。次に、車載ユニット10は、それらのデータをユーザ携帯電話3に送信する(図18の(5)を参照)。次に、ユーザは、それらのデータを確認して承認した後、それらのデータと同じデータをユーザ携帯電話3から車載ユニット10に送信する(図18の(6)を参照)。次に、車載ユニット10は、それらのデータを一時利用登録データとしてデータベース10eに一時登録する。次に、車載ユニット10は、データベース10eに一時利用登録データが登録された旨を、サービスマン携帯電話4に送信する(図18の(7)を参照)。次に、サービスマンAは、上記画像データとサービスマン携帯電話4のメールアドレスデータとによって構成される第2識別データを、サービスマン携帯電話4から車載ユニット10に送信する(図18の(8)を参照)。なお、図18の(1)フォーマット要求/回答、(2)ユーザID照合、及び(3)解錠規制条件送信を含む、その他の点に関しては、実施形態1とほぼ同様である。また、本発明に係る受付手段及び受付データ送信手段は車載ユニット10に対応する。
−効果−
以上により、本実施形態によれば、車載ユニット10は、サービスマンAにより任意に設定されかつ車載ユニット10からユーザ携帯電話3に送信された画像データと同じ画像データを該ユーザ携帯電話3から受け付けて、該受け付けたデータを一時利用登録データの画像データとしてデータベース10eに記憶させるとともに、車載ユニット10からユーザ携帯電話3に送信されたサービスマン携帯電話3のメールアドレスデータと同じメールアドレスデータをユーザ携帯電話3から受け付けて、該受け付けたデータをデータベース10eに記憶させるので、ユーザは、それらのデータを車載ユニット10が一時利用登録データとして記憶させる前に確認できる。そのため、ユーザ以外の者がドアの解錠を行うときのセキュリティを確実に維持することができる。
また、車載ユニット10は、データベース10eに一時利用登録データの画像データが記憶されたときに、その旨をサービスマン携帯電話4に通知するので、サービスマンAは、データベース10eに一時利用登録データの画像データが記憶されたことを知ることができる。そのため、サービスマンAは、ドアの解錠を行うことが可能であることを容易に知ることができる。
(実施形態4)
本実施形態では、車載ユニット10のデータベース10eに、ローリングコードが所定データとして予め記憶されている。ローリングコードとは、コード情報を送信する毎にその値を累進変更するものである。そして、車載ユニット10は、そのローリングコードをユーザ携帯電話3に送信する(図19の(4)を参照)。次に、ユーザは、そのローリングコードを確認して承認した後、そのローリングコードと同じコードとサービスマン携帯電話4のメールアドレスデータとをユーザ携帯電話3から車載ユニット10に送信する(図19の(5)を参照)。次に、車載ユニット10は、それらのデータを一時利用登録データとしてデータベース10eに一時登録する。次に、車載ユニット10は、そのローリングコードをサービスマン携帯電話4に送信する(図19の(6)を参照)。次に、サービスマンAは、車載ユニット10から送信されたローリングコードとサービスマン携帯電話4のメールアドレスデータとによって構成される第2識別データを、サービスマン携帯電話4から車載ユニット10に送信する(図19の(7)を参照)。なお、図19の(1)フォーマット要求/回答、(2)ユーザID照合、及び(3)解錠規制条件送信を含む、その他の点に関しては実施形態1と同様である。また、本発明に係る所定データ送信手段は車載ユニット10に対応する。
−効果−
以上により、本実施形態によれば、車載ユニット10は、該車載ユニット10からユーザ携帯電話3に送信されたローリングデータと同じコードを該ユーザ携帯電話3から受け付けて、該受け付けたデータを一時利用登録データの一部としてデータベース10eに記憶させるので、ユーザは、データベース10eに記憶させるデータを作る必要がない。さらに、車載ユニット10は、車載ユニット10からユーザ携帯電話3に送信されたローリングデータと同じコードを該ユーザ携帯電話3から受け付けて、該受け付けたデータを一時利用登録データの一部としてデータベース10eに記憶させるので、ユーザは、そのローリングデータを車載ユニット10が一時利用登録データの一部として記憶させる前に確認できる。以上から、ユーザ以外の者がドアの解錠を行うときのセキュリティを確実に維持するとともに利便性をさらに向上させることができる。
また、車載ユニット10は、データベース10eに記憶された一時利用登録データに含まれているローリングコードをサービスマン携帯電話4に送信するので、サービスマンAは、そのローリングコードを第2識別データの一部として送信することにより、ドアの解錠を行い得る。そのため、ユーザ以外の者がドアの解錠を行うときの利便性をさらに向上させることができる。
なお、本実施形態では、車載ユニット10のデータベース10eにローリングコードが予め登録されているが、ローリングコードの代わりに所定の画像データや所定の文字データ等が予め登録されていても良い。
また、本実施形態では、車載ユニット10が、データベース10eに一時登録されたローリングコードをサービスマン携帯電話4に送信しているが、ユーザが、車載ユニット10から送信されたローリングコードを、ユーザ携帯電話3からサービスマン携帯電話4に直接送信しても良い。
(実施形態5)
本実施形態では、車載ユニット10のデータベース10eに、要求データとサービスマン携帯電話4のメールアドレスデータとが一時利用登録データとして一時登録されている。要求データとは、所定内容の画像データ(例えば、車両9の一部、人体の一部又は風景等を被写体とする画像データ)を作って、作った画像データを第2識別データの画像データとしてサービスマン携帯電話4から送信することを、サービスマン携帯電話4に要求するデータである。そして、車載ユニット10は、データベース10eに一時登録された要求データをサービスマン携帯電話4に送信する。次に、サービスマンAは、サービスマン携帯電話4のカメラにより、要求データによって要求された被写体を写して、所定内容の画像データを作る。次に、サービスマンAは、作った画像データとサービスマン携帯電話4のメールアドレスデータとによって構成される第2識別データを、サービスマン携帯電話4から車載ユニット10に送信する。次に、車載ユニット10は、サービスマン携帯電話4から送信された第2識別データを受信して、メールアドレスデータの照合と共に上記画像データ及び上記要求データの照合を行う(図14を参照)を行う。なお、その他の点に関しては、実施形態1とほぼ同様である。
本実施形態によれば、実施形態1と同様の作用・効果が得られる。
なお、本実施形態では、車載ユニット10が、データベース10eに一時登録された要求データをサービスマン携帯電話4に送信しているが、ユーザが要求データをユーザ携帯電話3からサービスマン携帯電話4に直接送信しても良い。
(その他の実施形態)
なお、上記各実施形態において、車載ユニット10が、ユーザ携帯電話3から送信されたユーザIDとデータベース10eに記憶されたユーザIDとを照合してそれらが一致していないと判定したときには(図4のステップS6を参照)、不一致であったことをユーザ携帯電話3に通知しても良い。
また、上記各実施形態では、一時利用登録データを、画像データとサービスマン携帯電話4のメールアドレスデータとによって構成しているが、画像データの代わりに文字データ(例えば、暗号データや電話番号データやメールアドレスデータやユーザIDデータややローリングコード等)を用いても良く、また、サービスマン携帯電話4のメールアドレスデータの代わりにサービスマン携帯電話4の電話番号や機種番号等、サービスマン携帯電話4から画像データが送信されたときに該サービスマン携帯電話4から該画像データと共に自動的に送信される、サービスマン携帯電話4のメールアドレスデータ以外のサービスマン携帯電話4固有のデータを用いても良い。言い換えれば、第2識別データの送信者を特定可能なデータを用いても良い。
また、上記各実施形態では、解錠規制条件を満たさないと判定した後にドアの解錠を行うが(図5のステップS16及びS17を参照)、解錠規制条件を満たさないと判定した後に、確認信号を車載ユニット10からユーザ携帯電話3に送信し、ユーザがその確認信号を確認して承認した後に、ドアの解錠を行っても良い。
また、上記各実施形態では、車載ユニット10は、一時利用登録データと第2識別データとが一致していると判定しかつ解錠規制条件を満たさないと判定したときには、ドアの解錠と共にエンジンの始動を行っているが、まずドアの解錠を行い、それから、サービスマンAが第2識別データをサービスマン携帯電話4から車載ユニット10に再度送信し、その第2識別データと一時利用登録データとが一致しているときにエンジンの始動を行っても良い。さらに、まずドアの解錠を行い、それから、確認信号を車載ユニット10からユーザ携帯電話3に送信し、ユーザがその確認信号を確認して承認した後、ユーザが許可信号をユーザ携帯電話3から車載ユニット10に送信し、車載ユニット10が許可信号を受信したときに、エンジンの始動を行っても良い。
また、上記各実施形態では、本発明に係る汎用携帯型通信機器が携帯電話4からなるが、汎用性がありかつ第2識別データを送信可能である限り、本発明に係る汎用携帯型通信機器は携帯電話4以外の如何なる汎用携帯型通信機器によって構成されても良い。
また、上記各実施形態では、本発明に係る汎用携帯型通信機器が、基地局8、公衆回線網6及びサーバ5を介して車載ユニット10に第2識別データを送信するように構成されているが、車載ユニット10に第2識別データを直接送信することができるように構成されても良い。
以上説明したように、本発明は、予め記憶している記憶データと携帯型通信機器から送信される送信データとの照合を行い該照合結果に基づき車両の少なくともドアの解錠を行うキーレスエントリー装置等について有用である。
本発明の実施形態に係るキーレスエントリーシステムの概略構成図である。 車載ユニットの概略構成図である。 キーレスエントリーシステムの動作の一部を示すフローチャートである。 キーレスエントリーシステムの動作の一部を示すフローチャートである。 キーレスエントリーシステムの動作の一部を示すフローチャートである。 ユーザとサービスマンAと車載ユニットとの間におけるデータの送受信の状況を示す図である。 ログイン画面を示す図である。 メニュー画面を示す図である。 新規登録画面を示す図である。 詳細設定画面を示す図である。 登録状況確認画面を示す図である。 詳細画面を示す図である。 設定変更画面を示す図である。 キーレスエントリーシステムの動作の一部を示すフローチャートである。 キーレスエントリーシステムの動作の一部を示すフローチャートである。 キーレスエントリーシステムの動作の一部を示すフローチャートである。 ユーザとサービスマンAと車載ユニットとの間におけるデータの送受信の状況を示す図である。 ユーザとサービスマンAと車載ユニットとの間におけるデータの送受信の状況を示す図である。 ユーザとサービスマンAと車載ユニットとの間におけるデータの送受信の状況を示す図である。
符号の説明
1 キーレスエントリーシステム
2 キーレス送信機(専用携帯型通信機器)
3 ユーザ携帯電話
4 サービスマン携帯電話(汎用携帯型通信機器)
9 車両
10 車載ユニット(第1及び第2登録手段,制御手段,所定データ送信手段,第2記憶データ送信手段,受付手段,受付データ送信手段,通知手段)
10e キーレス用データベース(第1〜第4記憶手段)

Claims (11)

  1. 予め記憶している記憶データと携帯型通信機器から送信される送信データとの照合を行い該照合結果に基づき車両の少なくともドアの解錠を行うキーレスエントリー装置であって、
    上記車両専用の専用携帯型通信機器から送信される第1送信データと照合させるための第1記憶データを記憶する第1記憶手段と、
    汎用携帯型通信機器から送信される第2送信データと照合させるための第2記憶データを記憶する第2記憶手段と、
    予め設定された所定の条件を満たすときに任意のデータを受け付けて、該受け付けたデータを上記第2記憶データとして上記第2記憶手段に記憶させる第1登録手段と、
    上記汎用携帯型通信機器から第2送信データが送信されるときに該汎用携帯型通信機器から該第2送信データと共に送信される、上記汎用携帯型通信機器固有のデータを記憶する第3記憶手段と、
    予め設定された所定の条件を満たすときに上記汎用携帯型通信機器固有のデータを受け付けて、該受け付けたデータを上記第3記憶手段に記憶させる第2登録手段と、
    上記ドアの解錠を規制するための解錠規制条件を記憶する第4記憶手段と、
    上記専用携帯型通信機器から送信された第1送信データと上記汎用携帯型通信機器から送信された第2送信データ及び汎用携帯型通信機器固有のデータとを受信するように構成されていて、
    上記第1送信データを受信したときには、該第1送信データと上記第1記憶データとの照合を行い該照合結果が一致であるときにのみ上記ドアの解錠を行う一方、
    上記第2送信データ及び上記汎用携帯型通信機器固有のデータを受信したときには、該第2送信データと上記第2記憶データとの照合と共に上記汎用携帯型通信機器固有のデータの照合と上記解錠規制条件を満足するか否かの判定とを行い、上記各照合結果がそれぞれ一致でありかつ上記判定結果が不満足であるときにのみ上記ドアの解錠を行うと共に上記判定結果が満足であるときに上記照合結果に拘わらず上記ドアの解錠を規制する制御手段とを備えた
    ことを特徴とするキーレスエントリー装置。
  2. 請求項1記載のキーレスエントリー装置において、
    上記第1登録手段は、上記専用携帯型通信機器の所有者により任意に設定されたデータを受け付けて、該受け付けたデータを上記第2記憶データとして上記第2記憶手段に記憶させるように構成されている
    ことを特徴とするキーレスエントリー装置。
  3. 請求項1記載のキーレスエントリー装置において、
    所定データを上記専用携帯型通信機器の所有者が所有する汎用携帯型通信機器に送信する所定データ送信手段を備え、
    上記第1登録手段は、上記所定データ送信手段から上記専用携帯型通信機器の所有者が所有する汎用携帯型通信機器に送信された所定データと同じデータを該汎用携帯型通信機器から受け付けて、該受け付けたデータを上記第2記憶データとして上記第2記憶手段に記憶させるように構成されている
    ことを特徴とするキーレスエントリー装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1つに記載のキーレスエントリー装置において、
    上記第2記憶手段に記憶された第2記憶データを上記汎用携帯型通信機器に送信する第2記憶データ送信手段を備えた
    ことを特徴とするキーレスエントリー装置。
  5. 請求項1記載のキーレスエントリー装置において、
    上記第1登録手段は、上記汎用携帯型通信機器の所有者により任意に設定されかつ該汎用携帯型通信機器から上記専用携帯型通信機器の所有者が所有する汎用携帯型通信機器に送信されたデータと同じデータを該汎用携帯型通信機器から受け付けて、該受け付けたデータを上記第2記憶データとして上記第2記憶手段に記憶させるように構成されている
    ことを特徴とするキーレスエントリー装置。
  6. 請求項1記載のキーレスエントリー装置において、
    上記汎用携帯型通信機器から送信された、該汎用携帯型通信機器の所有者により任意に設定されたデータ及び上記汎用携帯型通信機器固有のデータを受け付ける受付手段と、
    上記受付手段によって受け付けたデータを上記専用携帯型通信機器の所有者が所有する汎用携帯型通信機器に送信する受付データ送信手段とを備え、
    上記第1登録手段は、上記汎用携帯型通信機器の所有者により任意に設定されかつ上記受付データ送信手段から上記専用携帯型通信機器の所有者が所有する汎用携帯型通信機器に送信されたデータと同じデータを該汎用携帯型通信機器から受け付けて、該受け付けたデータを上記第2記憶データとして上記第2記憶手段に記憶させるように構成され、
    上記第2登録手段は、上記受付データ送信手段から上記専用携帯型通信機器の所有者が所有する汎用携帯型通信機器に送信された汎用携帯型通信機器固有のデータと同じデータを上記専用携帯型通信機器の所有者が所有する汎用携帯型通信機器から受け付けて、該受け付けたデータを上記第3記憶手段に記憶させるように構成されている
    ことを特徴とするキーレスエントリー装置。
  7. 請求項5又は6記載のキーレスエントリー装置において、
    上記第2記憶手段に上記第2記憶データが記憶されたときに、その旨を上記汎用携帯型通信機器に通知する通知手段を備えた
    ことを特徴とするキーレスエントリー装置。
  8. 請求項1記載のキーレスエントリー装置において、
    上記第2記憶データは、所定内容のデータを上記第2送信データとして送信することを上記汎用携帯型通信機器に要求する要求データであり、
    上記第2記憶手段に記憶された要求データを上記汎用携帯型通信機器に送信する要求データ送信手段を備え、
    上記制御手段は、上記汎用携帯型通信機器から送信された所定内容のデータを受信したときには、該所定内容のデータと上記要求データとの照合を行うように構成されている
    ことを特徴とするキーレスエントリー装置。
  9. 予め記憶している記憶データと携帯型通信機器から送信される送信データとの照合を行い該照合結果に基づき車両の少なくともドアの解錠を行うキーレスエントリーシステムであって、
    上記車両専用の専用携帯型通信機器と、
    上記専用携帯型通信機器から送信される第1送信データと照合させるための第1記憶データを記憶する第1記憶手段と、
    汎用携帯型通信機器と、
    上記汎用携帯型通信機器から送信される第2送信データと照合させるための第2記憶データを記憶する第2記憶手段と、
    予め設定された所定の条件を満たすときに任意のデータを受け付けて、該受け付けたデータを上記第2記憶データとして上記第2記憶手段に記憶させる第1登録手段と、
    上記汎用携帯型通信機器から第2送信データが送信されるときに該汎用携帯型通信機器から該第2送信データと共に送信される、上記汎用携帯型通信機器固有のデータを記憶する第3記憶手段と、
    予め設定された所定の条件を満たすときに上記汎用携帯型通信機器固有のデータを受け付けて、該受け付けたデータを上記第3記憶手段に記憶させる第2登録手段と、
    上記ドアの解錠を規制するための解錠規制条件を記憶する第4記憶手段と、
    上記専用携帯型通信機器から送信された第1送信データと上記汎用携帯型通信機器から送信された第2送信データ及び汎用携帯型通信機器固有のデータとを受信するように構成されていて、
    上記第1送信データを受信したときには、該第1送信データと上記第1記憶データとの照合を行い該照合結果が一致であるときにのみ上記ドアの解錠を行う一方、
    上記第2送信データ及び上記汎用携帯型通信機器固有のデータを受信したときには、該第2送信データと上記第2記憶データとの照合と共に上記汎用携帯型通信機器固有のデータの照合と上記解錠規制条件を満足するか否かの判定とを行い、上記各照合結果がそれぞれ一致でありかつ上記判定結果が不満足であるときにのみ上記ドアの解錠を行うと共に上記判定結果が満足であるときに上記照合結果に拘わらず上記ドアの解錠を規制する制御手段とを備えた
    ことを特徴とするキーレスエントリーシステム。
  10. 予め記憶している記憶データと携帯型通信機器から送信される送信データとの照合を行い該照合結果に基づき車両の少なくともドアの解錠を行うキーレスエントリー方法であって、
    上記車両専用の専用携帯型通信機器から送信される第1送信データと照合させるための第1記憶データを記憶する第1記憶手段と、
    汎用携帯型通信機器から送信される第2送信データと照合させるための第2記憶データを記憶する第2記憶手段と、
    上記汎用携帯型通信機器から第2送信データが送信されたときに該汎用携帯型通信機器から該第2送信データと共に送信される、上記汎用携帯型通信機器固有のデータを記憶する第3記憶手段と、
    上記ドアの解錠を規制するための解錠規制条件を記憶する第4記憶手段とを予め設けていて、
    予め設定された所定の条件を満たすときに任意のデータを受け付けて、該受け付けたデータを上記第2記憶データとして上記第2記憶手段に記憶させる第1登録工程と、
    予め設定された所定の条件を満たすときに上記汎用携帯型通信機器固有のデータを受け付けて、該受け付けたデータを上記第3記憶手段に記憶させる第2登録工程と、
    上記専用携帯型通信機器から送信された第1送信データを受信したときには、該第1送信データと上記第1記憶データとの照合を行い該照合結果が一致であるときにのみ上記ドアの解錠を行う一方、
    上記汎用携帯型通信機器から送信された第2送信データ及び汎用携帯型通信機器固有のデータを受信したときには、該第2送信データと上記第2記憶データとの照合と共に上記汎用携帯型通信機器固有のデータの照合と上記解錠規制条件を満足するか否かの判定とを行い、上記各照合結果がそれぞれ一致でありかつ上記判定結果が不満足であるときにのみ上記ドアの解錠を行うと共に上記判定結果が満足であるときに上記照合結果に拘わらず上記ドアの解錠を規制する制御工程とを備えた
    ことを特徴とするキーレスエントリー方法。
  11. 請求項10記載のキーレスエントリー方法において、
    上記第1登録工程では、上記専用携帯型通信機器の所有者により任意に設定されたデータを受け付けて、該受け付けたデータを上記第2記憶データとして上記第2記憶手段に記憶させ、
    上記専用携帯型通信機器の所有者により任意に設定されたデータを該専用携帯型通信機器の所有者が所有する汎用携帯型通信機器から上記汎用携帯型通信機器に送信する工程を備えたことを特徴とするキーレスエントリー方法。
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